中田吉雄 参議院議員
3期国会発言一覧

中田吉雄[参]在籍期 : 2期-| 3期|- 4期- 5期- 6期
中田吉雄[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは中田吉雄参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

中田吉雄[参]本会議発言(全期間)
2期-| 3期|- 4期- 5期- 6期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 参議院本会議 第15号(1953/06/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 議場を見ますと、定足数が欠けておるようですから……。
【次の発言】 私は日本社会党を代表いたしましてMSAの援助に関しまして若干の質問をいたしたいと存じます。  先ず第一に、講和発効後の日本外交の基調につきまして吉田総理の御所見をお伺いいたしたい。吉田内閣は、去る六月二十六日、日米交換公文を発表いたしましてMSA援助の受諾の意思のあることを表明いたしまして、いま一つの新たなる対米外交協定を結ぼうとされています。元来このMSA援助は、アイゼンハワー大統領の、「アジアの戦いはアジア人の手で」という、中ソ両国を仮想敵国といたしました巻き返し政策の一環としての対日傭兵再軍備であり、新たな……

第16回国会 参議院本会議 第30号(1953/07/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、只今議題となりました昭和二十八年度一般会計、特別会計及び政府関係機関予算の政府案、並びに自由、改進及び鳩山自由三党の共同修正案に反対するものであります。  我がこの予算案に反対いたしまする第一の理由は、三年有余に亘ります朝鮮動乱の平和的解決をきつかけといたしまして、世界情勢は戦争から平和へと大きく転換しつつある昨今におきまして、さきの不成立予算を踏襲いたしまして、新情勢を全く無視いたしました予算であるからであります。(相手)若し政府が、真に日本経済の自立を図り、完全なる政治的独立への道を羨めますならば、この際、勇断を以て戦争経済から平和経済、特……

第16回国会 参議院本会議 第36号(1953/08/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、只今議題となりました日米友好通商航海条約に反対の意思を表明するものであります。  先ず第一に指摘いたさなくてはなりません点は、本条約が、衆議院解散下の吉田内閣の手によつて調印せられた点であります。言うまでもなく本条約は、外交、通商、経済、文化等の広汎な関係を律しまするところの基本的な条約であります。又講和発効後結ばれましたところの最も重要な条約であり、而も今後有効期間は十カ年の長きに亘るものであります。このように重要なる条約が、時あたかも、衆議院は解散せられ、全くの選挙管理内閣に過ぎない吉田内閣の下に、この四月二日調印されましたことは、越権行為……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第48号(1954/05/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私はこの際、総理外遊に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、日本社会党を代表し、吉田総理の外遊に対し、その所信を質さんとするものであります。  かねて噂されていました吉田総理の外遊も、いよいよ去る五月十三日、パン・アメリカン機に座席を予約され、又出先大使に対し、相手国政府に、吉田総理が訪問する予定である旨の正式通告をする訓令を発せられたとのことであります。従つて政府自身とされまして、積極的にこの機会に、所信を表明され、国民の協力を求めらるべきであるにもかかわりませず、本員の質問通告に対し、荏苒今日まで遷延策をとられましたことは、吉田内閣の秘密独善外交とも言う……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 参議院本会議 第5号(1954/12/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今議題となりました町村合併促進法の一部を改正する法律案につきまして、地方行政委員会における審議の経過並びに結果を御報告申上げます。  本法案は、党派を超越しての本院地方行政委員の発議によるものでありまして、町村合併の実情に鑑み、町村合併促進上必要と認められる数点について改正を行い今後の町村合併が更に円滑に行われるようにしようとする趣旨に出ずるものであります。  その内容の第一点は、都道府県会議員の選挙区に関する特例を設けようとするときは、明年四月に行わるべき一般選挙については明年一月末までに設けなくてはならないという時期を限ることとするものであります。第一、一点は、分村問題が円……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 参議院本会議 第7号(1955/01/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ただいま議題となりました公職選挙法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案について、委員会における審査の経過並びに結果を御報告いたします。  本法案は衆議院提出にかかるものでございまして、その提案理由は、公職選挙法の一部を改正する法律の施行に伴い関係法律を整理するとともに、選挙区の選挙期間中の特例を設ける必要があるというのであります。すなわち、先国会において成立し、すでに公布されました公職選挙法の一部改正に伴いまして、公職選挙法の規定を準用または引用いたしておりまする地方自治法、政治資金規正法、漁業法、町村合併促進法等の関係条文の事務的な整理を行うとともに、……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 参議院本会議 第7号(1955/03/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ただいま議題となりました町村合併促進法の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  一昨年の第十六国会におきまして、各党一致の共同提案により制定をみました町村合併促進法は、同年十月一日より施行せられましたが、幸い国、都道府県及び市町村をあげての協力一致の体制により、合併は着々進み、促進法施行以来現在に至るまでに、合併件数千八百六十三件、減少町村数五千九十六に達し、すでに当初の計画の八一%強を達成し、わが国市町村数は、この一年有半の間に、実に大よそ九千八百から五千に減少され、その規模は飛躍的に拡大され、適正化されつつあるのであります。  この……

第22回国会 参議院本会議 第25号(1955/06/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私は、ただいま提案されております地方財政再建促進特別措置法案、地方自治法の一部を改正する法律案外一件について、日本社会党を代表して総理大臣、自治庁長官並びに関係者大臣に対して、その重要な点をたださんとするものであります。  自治庁が最近発表いたしました数字によると、地方財政の赤字は、昭和二十九年度末で五百八十六億の膨大な額に達しています。地方団体は今やこの膨大な赤字のため、地方団体自身の自治行政の運営ができないだけでなく、地方団体の手を通じて行われる国の行政施策の遂行すら重大な支障を来たしています。従って、地方財政の再建整備と行政の根本的な改革は焦眉の急として久しく要望されていた……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 参議院本会議 第5号(1955/12/09、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は日本社会党を代表しまして、ただいま議題となっています二つの案件に対しまして質問をいたさんとするものであります。  自治庁の発表によりますると、昭和二十九年度末の地方団体の赤字は、実に六百四十八億円の巨額に達していますが、このような膨大なる赤字が地方団体に累積いたしましたことは、戦前戦後を通じて初めてのことでございます。しかもそれだけでなく、地方財政審議会の発表によりますると、本三十年度単年度だけで財源不足額は五百四億と推計され、これらを合計いたしますならば、本年度末には地方財政の赤字は優に一千億を突破することが予想されるわけであります。自治体はこの膨大なる赤字のために、地方団……

中田吉雄[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

中田吉雄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 外務委員会 第6号(1953/07/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 このたび出ていますこの協定は、殆んどアメリカ並びにイギリスと結んだのと同様なものである、それをモデル・ケースにしてやつたということですが、そこで問題になりますのは、米英との協定が日本の将来の航空に対して不利な条件を押付けていないかどうかということが問題になると思うのです。特にアメリカと結んだのは殆んどその後結ばれる諸協定条約のモデル・ケースになつて、そしてそれが日本の外交自主権が確立していない現在においては、ともすれば非常に不利になつて行くような傾向があるのですが、私まだ不勉強でその米、英を見ていないのですが、衆参両院の外交委員会等において米、英の条約でどういうような点が問題にな……

第16回国会 外務委員会 第7号(1953/07/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 これは航空局のかたでいいと思うのですが、この頂きました一覧表ですね。この一覧表で実際に使つていない雑草が繁茂するに委せているようなのを、私、今知つているのですが、これは一つこの内容について使用中のものとそうでないものと一つ御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 例えばこの一覧表の終いから三枚目の鳥取県気高郡湖山村の湖山飛行場というのなんかはどうなつているのですか。殆んどないように思うのですが、もう少し具体的にずつと一覧表に従つて御説明を承わりたいと思います。先に御指摘になりましたものは、これはもうすでにここに家が建つたりしているのですが……。

第16回国会 外務委員会 第8号(1953/07/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その前に議題外の質問はお許し願えませんか。簡単な質問です。
【次の発言】 専門員です。
【次の発言】 この間、佐藤委員長が百方手を尽して人選をされ、大体理事会でもあれは決定して、我々も御異存がないように申上げたのですが、神田というのですか、実は昨日履歴書を頂きまして年令が六十近いんですが、その点は調査マンとしての能力において十分なんでしようか。その点私心配するのです。我々いろいろのことをお願いしたりするので、私、地方行政、予算、運輸、その他あちこち廻つてみまして、これまでの採用基準が、非常に高級官僚で恩給をもらつて退職して、もう大体とうがたつてしまつたような人が多くて、うばすて山……

第16回国会 外務委員会 第10号(1953/07/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その資料に一つ加えて頂きたいのは、アメリカが世界各国に封じ込め政策なり巻き返し政策の見地から持つておる各国別の基地の数、私もいろいろ手に入れておるのですが、どうもはつきりしないものですから、一つそれも是非お願いいたします。  それからちよつとお尋ねしますが、外電の伝うるところではもうすでに協定は実際殆んどできておるという情報が流れている。或いは吉田内閣の常套手段としては、そうではないというかもしれぬが、予算通過を待つてあの質問書と回答書のような迅速さを以て又いろいろ措置されるのではないかということを付度するのですが、そういうことはないでしようか。その点お伺いします。

第16回国会 外務委員会 第12号(1953/07/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちよつと、その前に大変恐縮ですが、この日程を組むのは理事会を招集頂いて理事に御相談になつて逐次組んであるのでしようか、どうなつておるのでしよう。他の委員会はたいてい、理事会を前に招集して、そして何を議題にするかということを組んでおるのですが、どうなつておるのでしようか。
【次の発言】 ではいつか知りませんが、大体全部そういう日程で組んで行くという御了承を得ておられるんですか。
【次の発言】 まあ佐藤先生は議長をしておられましたし、皆が遠慮しておる思うのです。なかなか他の委員会ではやはり議事を組むのはやかましいんです。それで佐藤先生に敬意を表して大体御一任しておるという恰好になつて……

第16回国会 外務委員会 第21号(1953/07/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 石原さん一つ、重要なポストにおられるからよくわかるだろうと思うが、会期の関係はつきり一つ真相をお伺いすると大体わかると思うのですがね。

第16回国会 外務委員会 第22号(1953/08/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 大変我々予算委員会に出ておつて恐縮ですが、概括的なことをときどこさしはさむことも了承して頂きたいと思います。大体関連してではありますが、大変欠席しておつて恐縮ですが、そういうふうに。
【次の発言】 それではお願いいたしておきますが、明日いつか適当な機会に、通産省で御調査になりました二百八十七社の三カ年の外資がどういうふうに入つて来ているか、その影響がどうかというような調査がもうできて、外資白書というものを出される準備ができておるそうですから、新聞の伝えるところでは。それを何か謄写でもして大体の要綱がわかるようにして一つ御説明頂きたいと思うのですがね、いつか。  それからもう一つは……

第16回国会 外務委員会 第23号(1953/08/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 結構です。
【次の発言】 委員長、ちよつとその前に通産省のかたにお願いしますが、この条約を我々がいろいろ検討します際に、これがどういうふうに、外資なんかが入つて来ますと、日本産業に影響するかというようなことが知りたいと思いますので、日本産業をどうキヤツチしているか、どう接触してどういうふうな影響が、ずつと諸産業に来ているかというようなことを、わかりましたら、そういうことも含めて一つ、外資が入つて来て日本産業をどういうふうに把握しているかといいますか、その影響を、そういうことも一つ念願において御説明頂けたら大変ありがたいと思います。

第16回国会 外務委員会 第24号(1953/08/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 岡崎大臣にお願いしますけれども、朝鮮の休戦協定の調印をきつかけにしまして冷戦は一応緩和すると思うのですが、そういう情勢に備えての通商政策といいますか外交政策、経済外交といいますか、そういうものに対する新情勢に対してどういうふうにお考えでありますか。その点をお伺いしたいのです。それは、七月二十九日にアメリカの国会を両院協議会で通過しましたアメリカの軍事予算を見ますると、三百四十三億七千万ドルぐらいで、これはピークの時の五百億ドルぐらいに比べると百六十億ドルにも達しまする非常に大巾な軍事費の削減のようでございます。従つてアメリカといたしましては、軍需産業によつて景気を支えるという政策……

第16回国会 予算委員会 第2号(1953/05/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 大分資料を頂きましたが、地方財政に関しては、相当の赤字を負つておりますが、それらについて少し詳細な地方財政の現況に対する資料を一つ頂きたい。それから昭和二十八年度の大体の地方財政の収支に対する見通し、その他関係資料が整備されているやに聞いておりますから、一つそれをお願いいたしたいと思います。

第16回国会 予算委員会 第4号(1953/05/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その問題に関連してですが、私も資料の要求をいたしておつたわけであります。それは昭和二十八年度の地方財政の収支計画であります。不成立になりましたが、国家予算が九千六百五億の際に立てられておつた地方財政の規模は八千四百十七億で、国家予算に殆んど匹敵するぐらいな大きな財政規模を持つておるわけであります。ところがこのたび組まれておるところの財政規模は二千六十三億という財政規模に踏んであるわけでありますが、それについて平衡交付金、起債、短期融資をそれぞれなされておりますが、それで地方財政が賄えるかどうかということを判定いたしますためにも、地方財政の昭和二十八年度の全体の計画を出して頂かなく……

第16回国会 予算委員会 第9号(1953/07/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 主要商品別の製造原価の構成比率、例えば石炭なら石炭の材料費が幾ら、労務費が幾ら、金利が幾らというふうにその原価の構成要素を年次別の数字で御調査になつたようなものがあるでしようか、ありましたらお願いしたいと思います。それはさつき申されたようにポンド地域なんかの輸出は、輸入制限の措置とコスト高による二つの要因が考えられると言われたので、一体それならコスト高と生産費の構成要素のいずれがウイーク・ポイントになつておるかというようなことを知りたいと思いますので、石炭とか銑鉄、硫安、造船の主要商品について昭和九年と十一年頃を基準にしたそういうものがあつたら欲しいと思うのですがどうでしようか。

第16回国会 予算委員会 第13号(1953/07/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 特需によるドル収入は日本の国債収支に大きな役割を果しているわけですが、併しそれは同時に日本の物価水準を非常に引上げる結果になつておりやせんかと思う。そのことがポンド地域等には輸入制限の措置と共に日本の貿易不振にも影響していると思うのですが、特需によるいろいろな原材料その他に対する需要が旺盛になつて、それは日本の国内物価を高めるように作用しているでしようか、又それはどの程度高めておるか、そういうことはわからないものでしようか、その辺。
【次の発言】 それでは特需は国内競争力を弱めるようには働いていないと、こういうことなんですな、物価の面だけでいうと。

第16回国会 予算委員会 第14号(1953/07/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私社会党の左派の中田ですが、植村副会長並びに経団連のほうではMSAの受諾に対して非常に積極的なように拝しますし、更に兵器生産についても非常に熱意を示しておられるようですが、私新聞紙上で拝見しまして、不況対策とし取上げられておるのじやないかという強い印象を受けるわけですが、私としましては不況対策にならないではないか、成るほど日本には大東亜戦争の非常に兵器生産の遊休施設もある。併しこれらの多くは陳腐化しておる。更に近代兵器の発展というようなことから考えると、兵器生産をやりますためには、蓄積された資本から多くの部面を、陳腐化された施設を更新化するために努力して行かねばならんのじやないか……

第16回国会 予算委員会 第17号(1953/07/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 この点は委員長があとで但書で申されましたように、三浦さんがお述べになることは全く衆議院送付の予算案とは関係のないという前提で我々は了承いたしましたので、一つその点念のために一応申上げておきます。
【次の発言】 いや、もう休憩でしよう。
【次の発言】 今日はもうこれで散会して、理事会を開いて今後の日程を一つお打合せして頂きたいと思います。

第16回国会 予算委員会 第18号(1953/07/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 暫時休憩しまして理事会を一つ開いて頂きたいと思います。大体四時頃になつて一応理事会を開くようにお打合せしていますからお諮り願いたい。
【次の発言】 先ほどの休憩を散会に訂正いたします。

第16回国会 予算委員会 第19号(1953/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 小野さんに少し誤解があるようですが、政府の昨日の午前、午後に亘る御答弁は必ずしも統一した見解でないから本日おまとめの上、総理なり副総理からなり御答弁を願い、そうしてそれに関連して若干の質問を許す、こういうふうになつているわけでありまして、全然質問をやらない、こういうふうになつていなかつたのですから、一つその辺誤解がないようにお願いをしておきます。
【次の発言】 私は緒方副総理にこの問題に関してお伺いいたしたいと思います。特に我が国の政界の現状を見ますると、過半数を占める安定政権の樹立ということは極めて困難であります。恐らく今後選挙がありましても、過半数を占める内閣の出現はなかなか……

第16回国会 予算委員会 第20号(1953/07/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 議事進行について……。去る十七日の衆議院の行政監察委員会におきまして、小笠原大蔵大臣の同居人の土地の問題につきまして疑惑が起きまして、それをどうするかということがいろいろ論議されましたが、昨日の二十一日におきましては、十分疑惑があるというので行政監察委員会で取上げることに決定いたしました。これから総理大臣に対しまする一般質問のあとを受けまして、九千六百余億の本年度予算の審議の中心は大蔵大臣だと思うわけであります。若しそういうようなことがありますならば、九千六百余億の国家予算をお預けするにはふさわしくない。従つて我々がこれから審議をいたしますためには、どうしても早急にその疑惑を解い……

第16回国会 予算委員会 第21号(1953/07/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その点に関連して……、そういたしますと、例えば十石割当てたとして八百しか出なかつた場合には、八石に対してどうなりますか。その点、はつきり答えて頂きたい。

第16回国会 予算委員会 第22号(1953/07/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今委員長の御発言がありましたが各省大臣に対する質問を大体二十八日の午前中に終るというような御発言でしたし、それから本日の新聞の二、三におきましては、三十一日までの日程がすでに申合わされたというふうになつておりますので、これは非常に昨日の理事会の決定と反しておりますので、二十八日までの一応の暫定の日程として各省大臣に対する質問を二十八日までやつて見る、それを以て最終というような決定はいたしていないと思いますので、本日二、三の新聞に三十一日までの議事日程が組まれたように出ておりますが、これは新聞社の人の大体の予想ですか、委員長はそういう記者団会見でもして御発表になつたのですか、その……

第16回国会 予算委員会 第23号(1953/07/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今木村長官が、繰越の見込みですか、二百八十億と申されましたが、私たちが先般頂きました資料には、不要見込額が三百二十七億ぐらい出る、こういうふうになつておつたのですが、まあそれが二百八十億ぐらいになつて、数十億も繰越額が少くなつているのですが、伝え聞くところによると、こんなにたくさん繰越額を持つては、来年度予算をとるのに困るからというので、非常な無理な発注がされた。例えば衛生用のガーゼや、脱脂綿等を数十年分を買つたというような巷間の浮説もありますし、更に保安隊の最高幕僚である増原氏は、その奥さんの里が保安隊のいろいろな備品の取引先になつて、巨万の富をなしたというような、(「調べろ……

第16回国会 予算委員会 第24号(1953/07/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して。同僚の岡田氏が発言されたように協定はあるのです。了解事項ができておるのです。而も青木委員長が懸命に努力をされて、予算審議の進行に御努力されておる。自由党各位も非常な御勉強をされておるわけであります。この予算委員というものは国会の各種の委員のトップに位するくらい重要な委員であります。その委員長が委員会の理事会の要求を受けられまして御折衝になつたにもかかわらず、こういうようなことは当予算委員長を侮辱するも甚だしいものだと思うわけであります。どんなに努力されても正式にその了解事項が本委員会に出ません限りは、この予算委員会の進行に対して死命を制するほど決定的な影響を及ぼすわけで……

第16回国会 予算委員会 第25号(1953/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連してお伺いします。やはり長距離電話が同じ時間でも何通話というのが違うのであります。これは小林氏が発言されて、実は私先般鳥取にかけたんです。ところが四通話もとられるので、これはおかしいと思つて、今度参議院の清水谷の宿舎の交換手に、一つ今度幾らかけるから時間を計つてくれというのでちやんと計つて見て、やはり私は小林氏の言われたことが、同じ時間をかけてもどうも変ることがあるということも一つ只今小林氏が発言しましたので、その点も含めて一つ……。
【次の発言】 河野主計局長にお尋ねしますが、この調査月報は大蔵省の大臣官房調査課から出ておる。大変有意義な資料だと思うのですが、当委員会に配付……

第16回国会 予算委員会 第26号(1953/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 もう十二時も大分越したようです。休憩して頂きたい。

第16回国会 予算委員会 第27号(1953/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 生理現象を無視してもやるということは人道問題です。
【次の発言】 折角おいでになつているかたも昼食をして頂いて、やはり三木建の問題は非常に重要ですから……。
【次の発言】 この時間はどういう時間になつているのですか、私の党の持時間の余分ですか、枠外ですか。
【次の発言】 それは枠外ということですか。
【次の発言】 休憩して頂いて準備して頂きましよう。
【次の発言】 議事進行。やはり答弁をまとめて来て頂くほうが結構ですし、各虎のこういう大物の方に昼食もせずに待つて頂くことは大変失礼ですから、一つ休憩にして頂いて答弁がはつきりできるようにお願いします。(「質問続行」と呼ぶ者あり)


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 予算委員会 第2号(1953/11/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その問題につきましては、只今委員長の言われましたように、実際質問するかどうかをきめていなかつたわけですから、一つ昼食の関係もあるわけですから、理事会でどうするか諮つて頂くようにして、何とか円満に収拾して頂きたいと思います。
【次の発言】 資料の要求なんですが、二つの資料の要求をお願いしておきます。数日前から、この国会の性格に鑑みてできるだけ早くやりたいというので、委員長を通じまして資料を要求しているのですが、頂きましたのにはまだたくさん出ていない。例えば今主計局長も言われたように、この予算の増額修正に伴つて地方財政が当然増額修正を要するのですが、そういう修正財政計画等についても要……

第17回国会 予算委員会 第3号(1953/11/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して……。この厖大な公共事業費を効率的に使うということは非常に大切なんですが、緒方副総理の只今のお言葉では、実際に触れていないのではないか。私は公共事業のロスは少くとも二割程度はあると見ている。私が最近、実際に入札されたのを調査したところによりますと、これは砂防工事ですが、六十五万で落札しておる、それを元請けした人が十五万円頭をはねて五十万円で次に渡した、それを更に五十万で請けた人が、十四万はねて三十六万で渡す、これは殆んどすべての、全部の工事と言つてもいいほど、こういうことかやられておる。更にもう一つの県は、或る県の県会議員が、砂防工事を百五十万で請けて、五十万円頭をはねて……

第17回国会 予算委員会 第4号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 議事進行……、この議場においては大臣各位の答弁は真実を語つてもらわねば困ると思う。それは曾祢、佐多一両氏から池田ロバートソーン会談について、池田氏の性格はどういうものであるか、これはその共同コミュニケの結果は日本政府を拘束するものであるか、従つて吉田内閣を代表する特使かという質問に対して、吉田、総理は両氏に対して、或いはその後の答弁におきまして、これは吉田個人の特使であつて何ら政府を拘束するものでないと、こういう答弁をされて今日に、充つています。ところが衆議院の予算委員会におきまして討論採決され、本会議で予算が通過しました後においては、吉田内閣はこの共同声明に対して重大な決定をさ……

第17回国会 予算委員会 第5号(1953/11/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して。そうしますと、自衛力の増強につきましては、なかなか重大な一般的協定に達していると思いますが、吉田総理が曽つてのように二百八十数名をお持ちの際には、吉田総理のお持ちの立場を貫くことができたかも知れませんが、二百一名の少数党内閣では、実際このコミュニケに出ましたものを実現されるには、他党との協力の何らかの方式なしには、議会運営ができないと思いますが、それは一体総理は他党との協力の方式をとられて、従来のお持ちの立場を大転換されても、ああいう声明を実現されるのか、連立方式をとつて行かれるのか。或いは主張を貫くために、もう一遍信を国民に問うと、こういう形で解散方式をとつて、これま……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 外務委員会 第3号(1953/12/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その際に一つ、日本と特別な関係のある東南アジア、アフリカ、その他の通商政策といいますか、まあそういう動向ですね、最近のそういうことも一つ、特にこの問題は日本の貿易が非常にアンバランスですが、それは各国の通商或いは関税政策によるものであるか、或いは日本のコスト高によるものか、でないものであるか、どつちが中心であるかというようなことを私知りたいのですから、そういう意味を含めた、一体どちらにその原因があるのか、そういうことの動向を一つ知らせて頂きたいと思います。
【次の発言】 それはお急ぎの点もあるのですが、これは我々は引張る気はないのですから、こういうことをやつぱりやるには、こういう……

第18回国会 外務委員会 第4号(1953/12/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その際に一つ余り時間も取りませんから、戦犯の釈放の問題についていろいろお聞きしたいと思いますので、促進する意味で一つ関連して簡単ですから一つ機会を与えてもらいたいと思います
【次の発言】 仮加入に一番反対したのはイギリスなんですか。イギリスが一番反対しましたか。総会なんかに表明した意見はどういう意見が中心なんですか。それからドイツ、イタリーはどうなつているのですか。この関係、その点伺いたいと思います。
【次の発言】 いやそうではなしにドイツ、イタリー自身はこの協定に入つておりますか。
【次の発言】 そうすると、このガツトに加入することによつて日本の貿易事情の困難性は打開されないと……

第18回国会 予算委員会 第2号(1953/12/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 今日でなくてもいいのですが、三百四億の繰越の内訳を一つはつきりできないものですか。
【次の発言】 一つそれをはつきり年度別にしてお願いしたいことと、もう一つは二百九十四億の損失ができるというその内訳ですね。特に砂糖の問題とか屑米の問題とか或いは黄変米等の問題もありますし、甜菜や澱粉に十億とか或いは甘藷切干に四億というような、それを、はつきり二百九十四億の内容を知るに足る資料を、一つ数字のはつきりした基礎を、今日でなくても結構ですからお願いしたいと思います。
【次の発言】 資料の要求なんですが、地方税の徴収状況について、昨年同期との比率ですね、今度の公務員の給与のベース・アップにつ……

第18回国会 予算委員会 第3号(1953/12/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連質問。木村保安庁長官にお伺いしますが、衆議院の辻政信氏が内閣委員長の了解を得て保安庁長官のいずれ便宜供与もあつたと思うのですが、李ライン内に入り込みまして韓国の警備船の乗組員と会談した際に、韓国の警備隊の諸君が、日本に対して漁船等にああいう行動をとつておるのは、アメリカの指令によつて日本に対して敵対行動をとつておるということを「辻参謀」に言つたということを文芸春秋の十二月号にはつきり書いておる。これは極めて「辻参謀」はこれありなんことだと言つておる。只今小林委員が質問されたような日本の再軍備の世論を喚起する一つの手段としてああいうことがとられておるのではないかということに、あ……

第18回国会 予算委員会 第4号(1953/12/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して……。給与改訂と期末手当を国家公務員と同じようにするという建前に立つて、九千三百四十一億の昭和二十八年度の修正財政計画が立てられていますが、地方制度調査会でも大体認めていますように、三百億とも称せられますところの一万有余の地方公共団体の赤字は、これとどういう関係になつていますか。
【次の発言】 関連して……。長官も申されましたように、九千百四十九億というものは、先に申しましたように、国家公務員並みの給与改訂も、期末手当も出せるようになつていますが、幾らですか、相当多数の赤字団体があつて、三百億も抱えていますと、それが非常なプツレシヤーになりまして、実際国家公務員並みの措置……

第18回国会 予算委員会 第5号(1953/12/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して文部大臣にお尋ねいたしますが、私は文部大臣の行動を、日本の運命と関連しまして多くの憂慮を持つて見ているものであります。大臣の前歴を調べて見ますると、満洲国総務長官、内務次官、昭南市長、内務大臣等と日本の侵略主義の遂行の中心的な大きな役割を果されております。その結果、大臣は長きに亘つて追放されたことは御案内の通りである。(笑声)個人におきましても、民族におきましても過ちというものはあるものであります。聰明な人というものは同じ過ちを二度と犯さないことが大切であり、偉大な民族というものはやはり同じような誤謬を再び犯さないということが大切だと思います。私は文部大臣が中立性に名をか……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会 第閉会後1号(1954/09/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 先に理事会がありましたので、そこでは総理が出席されない理由についてつまびらかにされたと思いますが、実は新らしく就任されました石黒委員長とされては、我々の手許に十日ぐらい前ですか、外務委員会を本日持ちたい、それについては質問事項と出席を要求する大臣を記入して至急に送付されたいという周到なる配慮の下に手配をされたわけであります。我々もそれによりまして、質問事項と関係各大臣並びに国際情勢に鑑みまして、外交政策が大きな試煉に直面しておりますので、是非最高責任者である吉田総理の出席を強く要請して置いたわけであります。同僚委員の人もたくさん要求されたように思いますし、石黒委員長とされてもその……

第19回国会 外務委員会 第2号(1954/02/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 外務大臣もうおいでにならんのですか。
【次の発言】 只今簡単な説明を承わつたのですが、一つ印刷物にして出して頂きたいと思います。私も大体新聞を切抜いて持つておりまするけれども、いろいろ変つている面もあるし、増強されつつある保安隊というものは、日本の運命にかかわる重要な問題ですが、こういう不親切な簡単なメモを読上げた程度で、一体アメリカはどういう極東戦略を持つておつて、その一環としてこれがどうなるかというような正確な判断をすることができない。甚だ私は不親切な説明だと思う。すでに土曜日頃に予告して本日出てもらうようにお願いしたいのですから、審議をスムーズにするためにも是非親切な詳細な……

第19回国会 外務委員会 第3号(1954/02/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 岡崎外務大臣がおられれば質問しようと思つておるのですが、岡崎外務大臣は賠償は義務ではない、当然な権力である。こういうようなことを旅先のあちこちで言つているのですが、次官もそういう気ですか。賠償は当然の権利として、そして南方へのくさびのためにもいいというようなことを言つて、あちこちで甚だ不見識なことを言つているのですが、どうですか。
【次の発言】 それでわかりましたが、数種の新聞を私ども誤りではないかと思つてあちこち見たのですが、同じような発言をされているしその後岡崎さんは取消したという何もないのですが、そこで我々としてここで特になぜ私がこういう質問をいたしますかというと、その問題……

第19回国会 外務委員会 第閉会後3号(1954/09/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 結構です。
【次の発言】 只今当委員会の要請を受けられまして、いろいろ御苦心された総理の出席についてよくわかつた次第ですが、只今のような返事にもかかわりませず、我々としては国会議員としての職務を果す意味から言うても、是非外務委員会に出席して頂きたいと思うのですが、委員長とされては何かそういうことについてまだ一縷の望みがあるやにも承わつたのですが、何かそういうことについて、いろいろ出席を督促する或いはその促進について何か名案でもあるのでしようか。
【次の発言】 吉田内閣、特に吉田総理の外遊についてとられている態度というものは、憲政史上例のない私は態度だと思うのです。併しこれを外交史……

第19回国会 外務委員会 第14号(1954/04/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 大臣にお伺いしますが、この問題との取組方の心がまえの問題ですが、先に曾禰委員の御質問に対してそう大した問題ではない、肩を張つてやるほどという発言は私は非常に重要ではないかと思うのです。まあ重要な地位におられる大臣と我が党の立場は違うかも知れませんが、予算委員会その他においてたびたび岡崎大臣はこの問題に関して余りやかましく言つて自由諸国の防衛力を弱めるようなことになつても困るというようなことを言われたりしていますし、何と言つても先般の爆発は水爆であることは明らかです。広島と長崎で原爆を受け、最初の水爆の被害を受けた我が国としては、これに対して十分な心構えを持つて取組んでおかないと、……

第19回国会 外務委員会 第15号(1954/04/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今委員長のお話を承わりまして、この委員会の要請をお受け頂いて、総理大臣に対する出席を強力にお求め頂いている点、並びに理事各位が午前中に御決定、暗黙ですか、了解された点については……。
【次の発言】 なつておるやに聞いたんですが、ではそれはわかりました。そういうことがあるんですが、我々としては一体総理の病気は本当かどうか疑わざるを得ないようなんです。例えば緒方さんがお会いに行つておる、麻生太賀吉氏が行つておる、佐藤さんが行つておる、更に今日の新聞には太田正孝氏が行つて、総理はなかなか元気で汚職は大したことはないと言つているし政界再編成の構想を練つているというようなことを言つておら……

第19回国会 外務委員会 第16号(1954/04/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 日本でも今砂糖の問題は大きな関心事になつておりますし、いろいろ国際的な砂糖事情その他について統計的の資料等、そういうものは配付になつていますか。
【次の発言】 国際的な砂糖事情なんかは農林省ですか、通産省ですか、主にやつているのは外務省の通商関係でおやりですか。そういうことも少し承わつたらありがたいのですが。

第19回国会 外務委員会 第21号(1954/04/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 お願いしておきますが、私アメリカの二十世記初頭からの外交政策の史的変遷にからんでそれと一体に結び付いたアメリカの極東軍事政策、その適格性というような問題について一つやりたいと思いますので、MSAのサブタイトルにはアメリカの外交政策を推進する道具だということも銘打つてありますし、アメリカの外交政策、軍事政策の適格性につい一ついろいろ質問したい思いますし、このあと、極東軍司令部ですか、それにおられます両局長さんは教えを受けに行かれたそうですからそういう蘊蓄も傾けて頂くように一つお願いしておきます。
【次の発言】 はいそうです。(「中田さんの蘊蓄を聞くほうが多いのじやないかな」と呼ぶ者……

第19回国会 外務委員会 第22号(1954/04/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 長官は、なかなかここ数年後は引揚げはいろんな事情から困難であろうということですが、そういう関係において日米関係を友好的な関係に保ち得るかどうか。それはもう講和条約発効後、極めて短日月ですが、想像以上にアメリカに対する批判的な空気が駐留軍のために起きているわけです。例えば最近アメリカの下院の東南アジアの調査団として参りましたジヤツド調査団長は、日本において反米感情がどういう点に起因するかということを分析されて四つ上げているんです。外国の支配から逃れようとする国家主義の台頭、それから特権を与えられた多数の米兵が日本に駐留することから来るいやらしい感情、それから日本を徹底的に武装解除し……

第19回国会 外務委員会 第25号(1954/04/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 少し問題の取上げ方が総論的になつて大変恐縮だと思うのですが、この前文はアメリカのとります、或いは日本のとろうとしています外交政策、安全保障の形態等に対する基本的な問題が織込まれた全体を貫く思想が要約されている大切な問題と思いますので、少し総括的になつて恐縮ですが御了承願いたいと思うのですが、十九世紀並びに二十世紀の初頭における安全、平和の保持の方法としては同盟政策がとられ、そうして今の二十世紀は集団安全保障の世代である。同盟から集団安全保障へということで国連憲章もその問題を中心にして、この侵略の予防と侵略の起きた場合の救済の措置というようないろいろな問題が説かれているので、従つて……

第19回国会 外務委員会 第26号(1954/04/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 この決定されました数の問題ですが、私の調べたのでは、日本ほどたくさん顧問団が来たのは、殆んど直轄管理になつている蒋介石の台湾政権以外にはないわけですが、世界各国の数について一つ知らしてもらいたいと思うわけですが、私の調査では各国とも非常に少い。ユーゴースラビアなんか三十人くらいというふうで、各国の軍事顧問団との数においてなぜ日本がこういうふうに多くなつたか。大分これについては御努力されたようですが、蒋介石政権と殆んど数においては軌を一にしたその理由についてお伺いしたい。
【次の発言】 この顧問団は、今私の聞き及んだところでは、保安隊の兵器の保管、貸与兵器の保管というようなものは、……

第19回国会 外務委員会 第29号(1954/05/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 第一条の第一項には無条件にまあ最惠国待遇を与えて、一見非常に平等なように、互恵なようになつていますが、この第一条の第五項ですね、「カナダが英連邦の構成国及びアイルランド共和国に与える排他的な利益については、適用しない。」という関係、従つて英連邦の間に強力な輸入制限の措置をとつて、連邦の利益を擁護しているのですが、この規定によつて日本の対華貿易に対してこの規定があるためにカナダに一方的な利益を与えるということに終る虞れがあるのじやないかと思うのですが、如何ですか。
【次の発言】 この英連邦相互の利益を擁護するためにとつておるような措置ですね。そういうものの動向は如何ですか。日付はは……

第19回国会 外務委員会 第32号(1954/05/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 外務大臣はどうですか。
【次の発言】 この協定に関しまする賛否はいろいろ立場もある思うのでありますが、できるだけ慎重な審議をしながら早く決をとりたいと思うのですが、私国際連合に関する基本的な問題について岡崎大臣の所見を聞きたいと思うのですが、どうなのでしよう。
【次の発言】 そうすると衆議院の本会議の関係はそれがすんでからお出でになるのですか、どうなのですか。
【次の発言】 いやこれはやはり長時間を要する基本的な問題で、尤も答弁の如何によつては極めて簡単に済むのですが。
【次の発言】 余り短時間でも私なんですから、今日は今日でやつて、仕上げのときにでも改めて出て頂いてもいいと思い……

第19回国会 外務委員会 第33号(1954/05/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 欧米局長はいないのですか。
【次の発言】 それから今度の政府委員の補充はどうなりますか。
【次の発言】 巷間伝えるところによると大局長を以て任じて国会にあいさつにも来ないというような情報もあつていろいろ問題があると思うのですが、もうお帰りになつてから大分間がたつと思うのですがどうなんですか。
【次の発言】 あいさつではない。欧米の新知識を、そういう観点から、国連の本場から帰つているのですから、国連協力の基本的な世界的な動向について知らせることはもうエチケツト、あいさつではない、この協定審議の基本的な前提です。ところがその大局長を以て任じて国会なんかに出かけるとうるさいからというの……

第19回国会 外務委員会 第35号(1954/05/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 この外務省から頂きました資料の説明書に昭和二十六年の暮から日米両国の税務専門家がこの問題について基礎的な研究を行なつて専門家の草案を作成したとありますが、その概要を一つ御説明願いたいと思います。その資料がありましたらそういうものは前提条件ですから一つお願いしたい。
【次の発言】 局長がまあ日本側の代表として参加されたので大体わかるわけですが、この説明書には昭和二十六年の暮から基礎的な研究をやつて条約案の専門家の草案ができたので、大体まあ過ちないのだから、通せばいいというようなことも含めてこのなにができているので、一つそういうものを先ず見せて我々の審議の前提条件を大体整えてもらわん……

第19回国会 外務委員会 第37号(1954/05/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私も羽生委員の申されたように、この貸与を受けた艦艇の所属は長官の下ですから、先ず外務大臣より先にやはり本日是非出て海上自衛隊の増強の全貌とか、いろいろな問題を、余りどの法案も、秘密保護法も通し、何もかも一遍に通そうなんて、大体先ずここへ出もてらわんと困る、一遍も出ていないのですから。外務大臣には概略御質問したのですから、今日は是非最初に何とか御出席を皆さんの同意を得てお願いしたい。それから長官以外にも、外務省の答弁が、衆議院で答えたことと私に対する昨日の答弁と違うのです。そういう問題もありますし、これは単に外務大臣だけではない、長官に是非聞きたいと思いますから、是非差繰つて頂きた……

第19回国会 外務委員会 第38号(1954/05/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 こういう法案を審議するには前提条件が整わなきやならんのですが、ソ連海軍の極東兵力は不明であるというところが一番日本の海上自衛を考える場合に問題の対象になると思うのですが、こういう資料の提出のされ方はどういう意味ですか。
【次の発言】 そういう私も公に刊行された資料では、いろいろ持つているんですが、これはいろいろなことがあつて発表されないと思うのですが、今言われたようなことが充実とすれば、およそ日本の海上自衛を任せるということはこれは絶対できない。そういう不見識なことでは到底日本を取巻くあらゆる地勢学的な、或いはいろいろな関係諸国のそういう海軍力の配置というようなものに対する把握な……

第19回国会 外務委員会 第39号(1954/05/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その点に関して。海上自衛隊の増強に関して羽生委員が質問された点に関係するのですが、ハワイ等から護送船団をこちらに送るような、そういう想定の下に只今のような航空母艦等が考えられておるという考えも一部私は見たのですが、そういうことは如何でしようか。
【次の発言】 木村長官にお尋ねしますが、長官並びに吉田内閣においてとられる日本の自衛方式と、我が党の考えておる日本の安全保障とが考え方の次元が違つて、同じ考え方もただ程度の差というようなことでないのは、我我としても非常に残念に思うのですが、そこで私はアメリカと特別な関係に立つて、だんだんと海上自衛隊も含めて自衛力を漸増して行かれる、そうい……

第19回国会 外務委員会 第40号(1954/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 岡崎大臣には外務委員会にかかりました重要法案を通されて心豊かな状態といいますか、一つ今日はくつろいで、いろいろもう少しニユアンスを持つてざつくばらんにいろいろお教え頂けるとありがたいと思うのですが、先般第一回の対日援助費の処理の問題について御会談されたようですが、第一回の印象からして、どういうふうにお考えになつているでしようか。そういう問題に関連して一つお伺いいたします。
【次の発言】 これは吉田総理が外遊される昨今に、この問題が取上げられたのはいろいろアメリカとしても含みがあると思うのですが、この会議を持つに至りましたのは、アメリカの発意で昨今持つようになつたのでしようか、如何……

第19回国会 予算委員会 第5号(1954/03/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 大蔵大臣にお尋ねいたします。  只今、大蔵大臣の御説明になりましたの、とは、私は参議院規則第三十九条「委員会は、議案が付託されたときは、先ず議案の趣旨について説明を聴いた後、審査に入る。」議案の趣旨を説明してから審議に入ると、言いますが、これでは、政府単独で追加修正をされたのでしたら諒といたしますが、三党いろいろな要求を持込みまして調整されたわけでありまして、それらの経緯がはつきりいたしません限り、参議院規則第三十九条にいう審議に入るその前提を満たさないものであると思いますので、どの党が一体……政府与党である自由党は何を主張され、改進党さんは何を要求され、日本自由党は何を要求され……

第19回国会 予算委員会 第6号(1954/03/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 議事進行について。できるだけ慎重に審議はいたさなくてはなりませんが、議事の進行についてはできるだけ協力いたしたいと思うわけであります。そこで昨日大蔵大臣が修正案を御説明になりました際には、政治上の責任を負うというはつきりしたお言葉があつたのですが、その後修正の過程にいろいろな問題があつた際には、それについて責任をおとりになるか、又その政治上の責任をとられるとは一体どういう内容を意味するものであるかということを申上げましたところが、修正案に対しては不正等があつてもそういうことには責任はない、予算の執行上についてだけ責任を負うというような、我々としては甚だ理解に苦しむ点ですが、併しそ……

第19回国会 予算委員会 第10号(1954/03/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して……。このMSA援助協定、その他先般調印されました協定は極めて重大な義務を負うわけですが、而もその協定によつて非常な義務を負いながら、援助を受ける品物がまだきまらない、言わばこれを個人の貸借関係にたとえて言いますならば、借用証書を渡しながらまだ金をもらわん、こういうような比喩にもなぞらえることができると思うのですが、この協定が国会で批准され、そしてアメリカに寄託するまでには、はつきりどういう物資、どういう艦艇その他を援助を受けるか、それがされない限りはこれをアメリカに寄託しないというような用意があるんですか。寄託しておいて、その後において決定するんですか。その関係をはつき……

第19回国会 予算委員会 第11号(1954/03/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私は三党の協定文の提出をお願いしたいと思うわけであります。只今主計局長のほうから詳細な御説明を頂いたわけですが、先日も愛知通産大臣は原子炉に関する質問に対しまして、三党協定を引用されまして回答された実情もあるわけであります。我々としましては、この予算に対しまする修正の総額は必ずしも多いことはないわけでありますが、修正についてよきルールを作るために私たちは慎重に審議しなくてはならんし、そういう意味でこの修正案に対して重大な関心を持つているわけであります。我が国の議会政治の現状からして圧倒的な過半数を占める党が政権を取ることが困難で、絶えず比較的多数の党が政権を持つて修正がしよつ中あ……

第19回国会 予算委員会 第14号(1954/03/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 資料、副総理に……。
【次の発言】 ちよつと三浦委員が質問されました件ですが、原子力に関しまする予算が修正されたのですが、政府も早急に原子力政策というものを立つて、やはりその一環として修正された予算を効率的に使われるということが必要だと思いますので、予算の採決までに一つお忙しいとは思いますが、原子力政策全般に対して一応御意見をまとめて一つ御提出頂きたいと思うのですが如何でしようか。
【次の発言】 関連質問。厚生大臣に申上げたいのですが、只今藤原委員の御質問になつたような点は随所にあるわけなんです。私案は総理に御披露したいとも思い、余りその内容が深刻なんで躊躇しているのですが、是非……

第19回国会 予算委員会 第15号(1954/03/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して、只今松澤委員から質問されるわけですが、それが済んだ頃には一つ本日是非その問題に対して政府の責任ある答弁を要求したいと思うわけであります。是非この点は私委員長にその問題について理事会を開いて頂くように唐突ですがお願いしているわけでして、是非さよう取計らいのほどを併せて希望しておきます。
【次の発言】 いつ頃なんでしよう。
【次の発言】 速かに一つお願いいたします。
【次の発言】 その危険区域の指定は、これは普通公海上でしたら非常に問題があると思うのですが、戦略的な信託統治としてのそれに基くわけですか、その関係をちよつと……。

第19回国会 予算委員会 第17号(1954/03/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 一つだけ。
【次の発言】 いろいろお話を承わりまして、この問題はあらゆる角度から検討することができると思いますが、最も急を要する問題は二十三名の命を救う、被害を最小限度において予後を不良ならしめない、このことが先ず最もヒューマニズムの見地に立つても大切だと思うのであります。ところが私はたくさんの新聞を検討し、ラジオを聞き、この問題の調査に携わつておられるかたがたの意見を聞くと、灰の中の成分が何であるかということがわからないので、根本的な治療の対策が立たない。灰の元の物質がコバルトであるか、リチウムであるか、ウラニウムであるか、さん糊しようの炭酸カルシウムであるか、その本質がわから……

第19回国会 予算委員会 第18号(1954/03/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して。大蔵大臣にちよつとお尋ねしますが、イギリスの政府はポント貨の第三国間の振替に関しまして、大幅な制限を緩和する措置をとつたやに承わつているのですが、我々としてはそれに関する情報をまだ得ていないのですが、大蔵省のほうにはいろいろな情報が入つていると思いますが、一体それはどういう理由でイギリス政府はそういう措置をとつたか。そうして又それが我が国との関連におきまして、どういう影響を及ぼすものであるかというようなことにつきまして、御見解を承わつておきたいと思います。

第19回国会 予算委員会 第19号(1954/03/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今大蔵大臣のお話聞きますと、幸い立法化の措置ができたようですが、第十七国会の当委員会の決議に基いてできたのですから、一つ是非予算の採決までに見せて頂きたいと思うわけであります。中央地方を通じまして二兆円近くの予算の中で厖大なロスが、私鞄に一ぱい持つていますが、一つそれを見ぬと果して適正に使われるかどうか、我々もこの採決には躊躇するわけです。それを見ませんと三月三十一日の採決もなかなか面倒だと思いますので、一つ至急にそれを出して頂いて、必ず当委員会では理事会にお諮りして、是非その問題を真剣に討議をしてみたいと思いますので、至急に一つ見せて頂きたい。

第19回国会 予算委員会 第20号(1954/03/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 委員長、それは違いますよ。
【次の発言】 今日はまだあるのですが、何か承わるといろいろなことがあるそうですから早く打切つて討論採決をやるときに残つた人はやると、こういうことなんですから一つ誤解ないようにして頂きたい。
【次の発言】 暫時休憩して下さい。

第19回国会 予算委員会 第21号(1954/03/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私もこの問題に関しまして要綱を拝見いたしまして、森委員と同じような感を持つものであります。まあそれにしてもないよりは非常に私結構だと、併しこれだけではこの予算の適正化ができませんので、広汎な関連において、それぞれの施策の一環として私はこの手を打たれて初めて効果を挙げるものではないかというような感じがいたすものであります。従つてこの案についても、私まあ手ぬるいわけですが、いろいろな点からここに至つた点を了とするものでありますが、関連する諸問題を指摘いたしまして、併せて御考慮願いたいというのが私の質問の中心であります。  このたびの国次予算は九千九百九十六億、特別会計は一兆六千九百四……

第19回国会 予算委員会 第22号(1954/03/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 議事進行です、簡単ですから……。
【次の発言】 私は予算委員会の理事会におきまして、本日から始まります総理を中心といたします総括質問に対して、吉田総理は必ずおいでになりますかと、こういう質問を数回口が酸つぱくなるほど申上げているのですが、その際に、お出でになるということを委員長が言明され、そして昨日もそういう日程で本日やるということを申されたわけであります。ところが、我々非常に遺憾に思つて、ペテンにかけられたと思いますことは、実は昨日の議運におきまして、すでに吉田総理は本日は出ないということがはつきり確定しておつたわけであります。これは私たちに対する重大な私は欺瞞であると思うわけ……

第19回国会 予算委員会 第23号(1954/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 緒方国務大臣を以て代理に当てますことにつきまして、只今緒方国務大臣からの御弁明がありました。予算審議もいよいよ最後の重大段階に入りまして、而も予算案を初めMSAその他国の運命に関しまする重要法案がかかつておりまして、内閣総理大臣の出席の必要は絶対的な要請と言わなくてはなりません。勿論我々も内閣総理大臣に事故があります際には、あらかじめ指定いたしまする国務大臣が臨時に内閣総理大臣の職を行いますことについては、十分その内閣法の意義を認めるものであります。然るに吉田総理は重要案件がかかつております際に、長期に亘つて国会を欠席し、而も全国民挙げて注視の汚職に対しまして、この問題をさして重……

第19回国会 予算委員会 第26号(1954/04/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 政局は最近異常に緊迫いたしています。国会がこれをどう裁くか、特に吉田総理がこれに対してどういうふうに対処されるかということは、そういうことに対して全国民の関心はこの点に集中しておると思うわけであります。ここ旬日の動向というものは、日本の議会政治と民主主義にとりまして重大な試練であろうと思うわけであります。吉田総理とされては、自由党の総裁として、且つ政局担当の最高責任者として事態を深く憂慮されておると思うわけであります。又総理の胸中においては、ただ日本の将来あるのみでありましよう。併しながら吉田内閣が最近にとられました動向というものは、それにもかかわらず、断じて国民か納得しないとこ……

第19回国会 予算委員会 第27号(1954/04/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 保安庁のかたおられませんか。確かに保安庁のほうからもやはり出ておると思うのです。そうして今度の二十九年度予算にはその費目が非常に大きく、だんだん研究費に喘いでいる諸君が、その方面から学術統制がなされるのではないかということは、私増原君に聞いておるからはつきりしておるのです。その点……。
【次の発言】 希望を申上げておぎますが、もう少し研究費を充実して頂かないと、保安庁のほうは予算が取りやすく、更に大規模に出て来ているとすれば、学術研究費に喘いでいる諸君に心ならずも研究費欲しさにそういうふうにずつと行くのではないかということを、実は東大から、そのほうから非常にこれは憂慮すべき問題で……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 地方行政委員会 第1号(1954/12/03、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) 只今より地方行政委員会を開会いたします。  貴重な時間を借りまして大変恐縮ですが、一言御挨拶することをお許し願いたいと思います。  今回、はからずも不肖私が地方行所委員長をさせて頂くことになりまして地方自治に生き、地方自治を愛する私といたしましては大変光栄に存じ、且つ責任の重大なことを痛感している次第でございます。地方自治は今や内外とも非常に多難でございますが、皆さんと共に力を合せまして、地方自治振興のために微力を注ぎたいと思うものであります。大変不束でございますが、皆さんのお力添えによりまして、この重責を果さして頂きますなら、大変仕合せに存ずる次第であります。幾重にも……

第20回国会 地方行政委員会 第2号(1954/12/04、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) それでは地方行政委員会を開会いたします。  議題に入りますまでに、午前中委員長並びに理事の打合会をやりましたので、それを御報告申上げまして御了承を頂きたいと思うのですが、その結果、本日の午後公職選挙法の一部を改正する法律案、衆議院から廻りました第九号、それから国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部を改正する法律案(予備審査)、それが終りましてから、町村合併促進について懇談会のような形式でお諮りする。それから五日の日曜日は委員会を開かないで、六日には地方交付税の総額等の特例に関する法律案、それから衆議院から廻りました選挙法の一部を改正する法律案をお諮りして、解……

第20回国会 地方行政委員会 第3号(1954/12/06、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) 只今より委員会を開会いたします。  ちよつと速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて。  それでは懇談に入ります。    午後一時五十九分懇談会に移    る。
【次の発言】 懇談会を終ります。  それでは町村合併促進法の一部を改正する法律案を議題に供します。提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 御質問ありませんか。
【次の発言】 小林君の御発言に御異議がないものと認めます。  それでは質疑討論は省略いたしまして、直ちに町村合併促進法の一部を改正する法律案について採決いたします。  町村合併促進法の一部を改正する法律案を原案通り可決することに賛成の方の挙手を……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 地方行政委員会 第1号(1954/12/15、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) 只今より地方行政委員会を開会いたします。  第二十一回国会初めての委員会に当りまして、調査承認要求の件をお諮りいたします。今後本委員会は各種の方面に亙りまして調査活動をするわけでありますが、つきましては、調査事件の調査承認要求書を本院規則第三十四条により、議長に提出することにいたしたいと思いますが、御異議はございませんか。
【次の発言】 ではさよう決定いたします。専門員より概略の説明とその案文を朗読させることにいたします。
【次の発言】 以上のような調査承認要求書を提出することにいたしますが、案文の字句の訂正その他の手続に関しましては、委員長に御一任願うことにして御異議……

第21回国会 地方行政委員会 第2号(1954/12/20、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) 只今より委員会を開会いたします。最初に公務員等の選挙事前運動に関する件をお諮りいたします。郵政省、人事院、自治庁が御出席になっております。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 浅井人事院総裁にお尋ねしますが、国家公務員の政治的な中立が保たれておるかどうかということについては、実際各省調査されたかどうか。私も昨年参議院選挙に、ある公共事業費の割当をする官庁に参りましたが、ある高級官僚の人が立候補するので、写真の焼増しを何百枚も持って、各府県の部長に災害復旧の割当てをするときに同時にその写真を渡して、災害復旧費と比例……

第21回国会 地方行政委員会 第3号(1954/12/21、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) では委員会を開会いたします。  自動車税並びに道路運送に関する件をお諮りいたします。ちよつと申上げますが、建設省のほうから富樫道路局長、運輸省のほうから眞田自動車局長が御出席です。
【次の発言】 これは松岡さんがまだ国会に出ておられませんときに、この道路運送法ができましたときに、実は地方行政と重大な関係があるというので、合同委員会を開いた、私もおりまして開いたこともございます。先に富樫局長が申されたように、道路の管理をする知事等にそういう権限を持たせる、更に自動車税というものに対しても地方税として非常に関係があるというようなことで希望がありましたので、昨日委員会にお諮り……

第21回国会 地方行政委員会 第4号(1955/01/24、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) ただいまより地方行政委員会を開会いたします。  公職選挙法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案を議題といたします。  まず公職選挙法改正に関する調査特別委員長久保田君より提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 何か補足的な説明がありますか。
【次の発言】 では、御質疑がありましたらお願いいたします。
【次の発言】 ほかに御質問ございませんか。――別に御発言もございませんようですから、質疑は尽きたものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議はないものと認めます。  それではこれより討論に入ります。御意見のおありの方はそれぞれ賛否を明……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 地方行政委員会 第1号(1955/03/29、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) ただいまより委員会を開会いたします。  会議を運びます前に一言ごあいさつさしていただきたいと思います。  先般委員長の互選がなされまして、不肖私が地方行政委員長にさしていただくことになりまして、大へん微力ですが、地方自治が重大な時期でございますので、皆さんと手を携えまして、地方自治振興のために、かつ、国会の権威を高めますような仕方でこの委員会を運営さしていただきたいと思うわけであります。未熟でありまして、いろいろお手数をかけることと存じますが、皆さんの厚い御支持をお願いいたしまして、簡単ではございますが、ごあいさつにかえる次第であります。どうぞよろしくお願いいたします。……

第22回国会 地方行政委員会 第2号(1955/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) ただいまより委員会を開会いたします。  議題は昨日いろいろ御協議願っているのですが、石村委員の方から、町村合併の問題についてお諮りしたいので、その案件を先にしていただけないかという申し出があるのです。いかがなものでしょう。
【次の発言】 御異議がないようですから、それでは町村合併促進法の一部改正の問題を最初に議題に供します。ちょっと速記をとめて下さい。    午前十一時四十六分速記中止
【次の発言】 それでは速記をつけて下さい。  それでは皆さん午前中はこれで終りまして、石村さんの方でさきのような御意見を含んだ法案を作って速急にやってもらって、午後一時半から再開いたしま……

第22回国会 地方行政委員会 第3号(1955/05/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その問題は大臣の決裁を得たということですが、そうすると、あなた方の方で起案して大臣がめくら判を押したのですか、どうですか。
【次の発言】 それでは、秋山委員と同じように大臣がおいでになってからにしたいと思うのですが、課の方でおやりになったということですが、しかし今あなたも国会は党派別だが、地方選挙は別だということを言っておられますが、いわゆる民主主義の議会政治の進んだアメリカ、ドイツ、フランス、イギリス等の諸外国の例を見て、果してそういうことが言い得るのですか。
【次の発言】 それでは、この次でけっこうですから、そういう議会制度が割合うまくいっているイギリス、スイス、ドイツ、アメ……

第22回国会 地方行政委員会 第4号(1955/05/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 地方政治と政党の問題等については、いずれ別な機会に、今日は財政計画の問題なんですから、これは……。しかしこれを見ると、この背後のなかなか純粋でないものが、これは地方選挙は党より人だと言いながら、ここに載っている統計表を見ると、衆議院選挙の結果をはっきり載せて、そうして民主党が第一党だということを、政党分野をはっきりして書いている。これはもうはっきり第一には党派別の当選人の衆議院の三九・六%、四百六十七名のうち民主党が百八十五名持っている、自由党幾ら、社会党左派幾らと書いてある。第二には党派別の得票数を書いてある。これは何を意味しているか、こんなところにこれを入れたこと自身非常に問……

第22回国会 地方行政委員会 第5号(1955/05/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 小林部長がおいでになっておりますが、これは選挙部長の職務をかねての意味ですか。何か外遊されたのですか。話を聞いておりますか。
【次の発言】 ただいまの問題について長官から弁明があり、秋山委員からいろいろ質問されて尽きたと思いますが、ただいま承わりますと、課長補佐が起案され、課長がはんこを押され、さらに選挙部長が押されたという。簡単にこういう重大な問題がなされるというところに、やはり自治庁全体にこういう伝統的な考えが深くあると思うのです。こういうことが今後起きないようにする措置その他については了承しますが、果してこういうことが世俗で言われているから正しいかどうか、地方自治の健全な発……

第22回国会 地方行政委員会 第閉会後5号(1955/10/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 詳細は報告書によるとしまして、徳島に非常な赤字があって、放漫財政の代表的なものと言われたのですが、おもに赤字になったのは何ですか。積極的に単県事業でもやったのですか。
【次の発言】 その仕事のおもなものはどういうものですか。
【次の発言】 香川県がこの財政難の中で黒字を出しておるというのは注目すべきことだと思うのですが、これはどうなんですか。給与なんかをしめているのでしょうか。公共事業なんかを非常に押えているのでしょうか。そういう辺はどうなんでしょうか。
【次の発言】 新潟県の赤字ですが、後進性を取り戻すためにいろいろの仕事をしたことが原因のような御報告でしたが、やはりそれは調査……

第22回国会 地方行政委員会 第8号(1955/06/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 小平さんにお伺いしますが、昭和二十九年は決算がわからないのですが、自治庁から出ています地方財政の計画から見ますと、非常に退職手当を十分出して人を整理したというようなお話しですが、昭和二十八年の決算を見ますと、消費的な経費と投資的な経費に分けて、お宅の方はかなり投資経費が北野知事さんのところよりも多いという、実際投資的な経費と消費的な経費、北野さんのところは六六・二ですが、お宅の方は六六・六であって、全国基準から見ても必ずしもまあ消費的な経費と投資的な経費に分けて見ると少くない。ところでその投資的な経費を見ますると、お宅の方は補助事業を非常にやっておられないというところが非常にこれ……

第22回国会 地方行政委員会 第10号(1955/06/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 今日でなくてもいいのですが、空気銃とかこういう飛び出しナイフとか、器具別というのですか、いろいろな犯罪のそれぞれ凶悪犯罪があるでしょう。それがどういう用具をもって実際犯罪に使われた、そういう詳細な分類はありませんか、調査の……。
【次の発言】 ただいま陳情があったように、五・五センチ以下というようなことにしても、これはそういう大きさなんかはどうですか、かりに飛び出しナイフなんかは……。
【次の発言】 ただいまいただいた資料の三十九ページにいろいろ罪種別供用物別調というのがございますが、これだけでは改正措置が果して妥当かどうか判断するのに十分でないと思います。そこで供用物の全種類に……

第22回国会 地方行政委員会 第12号(1955/06/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 齋藤長官にお尋ねしますが、人身売買にからんでの駐留軍をめぐってのそういうものはどうなんですか。私は人権じゅうりんの度合いにおいてはもっとただいま御説明にあったようなのとはひどい人身売買、人権のじゅうりんのひどいのがあると思うのですが、それはどうなんですか。
【次の発言】 ええ、駐留軍をめぐってそれにからまる人身売買はないですか。それに女を世話をする、そういうものはないですか。
【次の発言】 じゃあこれの中にやはりそれも含まれているのですか。ただ大体ですね、合意で自由意思によるものとしてほとんど治外法権を認めているように、かまわないということになっているのですか。私はまあ西郷委員が……

第22回国会 地方行政委員会 第15号(1955/07/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 さっき石井長官は、たとえば警察の庁舎を建てるときに地元の方から、この機会にりっぱなものにと、それは警察の関係者がそういう意思になるのです。私も検察庁の庁舎、裁判所の庁舎、警察の庁舎のことに関係してよく知っておるのです。まずそれは土地を買い上げたりする費用の単価が実情に合わないということがありました。私がやったのは、 これはもう絶対合わないのです。買上げ単価が合わぬからその差額を地元で寄付してくれ、それからそういう庁舎を新築する際に警察署の職員の官舎といいますが、署長の公舎をこれにかこつけて建てようというようなことで、私も数十万の寄付のその徴収を担当したことがあって、むしろ私は実際……

第22回国会 地方行政委員会 第23号(1955/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちょっとこれは寄付とは違うのですが、警察署の設置基準といいますか、私例を上げませんけれども、非常に有力なボスといいますか、警察に顔のきく、中央にきくそういう人がおって、全国に自治体警察が設置されるときには当然その町村自治体警察の設置基準に合っているのです。それを一度官報に出たのを取り消さして、それから今度また切りかえになったら、普通の府県警察として警察署を置かしておる。これは全くそういうことがもう明らかにそれは行われている。そこで私はそういう設置基準について非常に疑問に思っているのですが、そういうことはどうなんですか。
【次の発言】 これはあとからどこか名前を申し上げますが、こう……

第22回国会 地方行政委員会 第26号(1955/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 まあ自治庁からいただいた資料でも寄付は二百五、六十億から約三百億あるわけですから、交付税の五%ぐらいにこれは当るのです。なかなかわれわれとしても地方財政を確立するために閑却できぬ問題で、川島大臣その他部長さんらお急ぎのようだが――やっているのですが、今小笠原委員長が言われたように、今後の寄付は受けない、進行中のものについても善処するということは了承しましたが、私、実は検察庁の用地をあっせんしたことがあるのです。その際に非常に土地の単価というものが実情に即さない。全く形式的な、予算を法務省からいただくのに検事正の人が、実際良心にそむくのだが、こうせぬと実情に合わない。それは用地を買……

第22回国会 地方行政委員会 第28号(1955/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 いろいろな角度から地方税について御質問したいと思ったのですが、時間がないので簡単にお尋ねしますが、近い将来に地方税法を根本的に検討する用意がないか、また必要はないか。それはシャウプの勧告にもありますように、シャウプ勧告によってできた税制というものは、歯車を全体として組み合わせたようながっちりできたもので、一つを取って一つをどけたりするような、そういうことでは、シャウプの体系というものはくずれて地方財政のためによくない。そういう点では、昨年すでに市町村民税に府県民税というようなものができ、シャウプのは付加税は絶対とらない、さらに今回も問題になっていますような償却資産を府県と市町村で……

第22回国会 地方行政委員会 第29号(1955/07/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 交付税の総額が百分の二十二で少いので、調整作用ができないので、特に標準からずっとズレた過小団体に不利になるような結果にならないか。私は交付税の総額というものが適当でないと、いかに測定単位や単位費用をいじってもなかなか調整できないのじゃないか、やはりそういうものが適正で初めて配分ができるのじゃないか。そういう点でやはり百分の三十二では標準から偏差のひどい貧弱な公共団体にしわができるようなことはないかどうか、そういうことをお伺いいたします。
【次の発言】 その問題は別として、この十二条ですね、測定単位と単位費用が並べてありますね、これを見ると、結局配分の基準ということは面積と人口によ……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 地方行政委員会 第2号(1955/12/07、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 ちょっと太田自治庁長官と鈴木次長がおられますので、島根県の労政課長の就任を拒否するという島根県職員組合の闘争があることは御案内だと思います。山形県の労政課長の飯塚静雄君を自治庁の要請で島根県の労政課長に任命されたところが、島根県職員組合としては、この拒否闘争を広範にやってかなり重大な事態になっておるわけであります。この点について地方自治の円満な遂行上私も人事の交流の大原則については認めますが、御存じのように、島根県庁の新陳代謝と財政再建という名前のもとに九月初めに退職を募集し、十一月三十日にこれを打ち切って九十三名の退職の発令をいたしたわけであります。ところがそのとたんに他県から……

第23回国会 地方行政委員会 第4号(1955/12/09、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 ついでに資料なんですが、この単位費用新旧対照表が出ておりますか。改正後のこの単位費用で、各府県別にどういうふうな配分になるかという試算に基いてこういうのをやられたと思うのですがね、一つその各府県別ですね、こういう改正後の単位豊用でどういう今度の配分になるか、それはもう出ているのでしょう。それなしにはこれはできないと思うのですけれども……。それは秘中の秘ですか、どうですか。
【次の発言】 各府県、ことに大まかな全体のワクの中で幾ら幾ら……。
【次の発言】 この地方財政の不用額の二十八億の内訳は印刷に……。これは出ておりますか。計数の根拠ですね。

第23回国会 地方行政委員会 第7号(1955/12/13、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 この問題は再軍備を認めるという立場からも防衛関係の経費については、たとえば昭和二十八年の会計検査院の決算報告、国会に出ておるのを見ると、自衛隊員諸君の病院に入って使う脱脂綿とガーゼを三十年分買って、それから非常な精密な空中写真をとるフィルムをその写真機はないのに、しかもそのフィルムの保存期限はきわめて限定されているのに三百万も買っている。権威ある会計検査院がれっきとした報告を国会に出しているんです。そういうことをもって見れば、防衛分担金の削減についてもそういうことを締めたっていささかも私は……、非常にアメリカの関係を遠慮されていますが、脱脂綿を三十年分、しかも写真機はないのにフィ……

第23回国会 地方行政委員会 第9号(1955/12/15、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 後藤財政部長にお伺いしますが、との再建法が通った場合に、実際の利子補給の国の負担を精密に計算されているかどうか、大体予想はどれほど指定になるか、なかねかむずかしい問題だと思うのですが、しかし来年度予算の要求等もあり、計算されていると思うのですが、その点について。それから政府原案と修正されたものは、どれだけ国の負担が多くなるかというようなことについてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 どれだけ再建団体として指定されるかということが、まあなかなか予測困難な事情もありますが、しかし大体再建債交付分を含めて二百億でいいといろ計算をされた背後には、府県を幾ら、市を幾ら、町村を幾らという……

第23回国会 地方行政委員会 第10号(1955/12/16、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 高等学校のようなことになると生徒数をとるのですか。乱設という関係をもう少し……、だからあるべきといっても、現実に作っておるのにあるべき姿でないからこれにはやらぬということではやはり実情に合わぬのではないかと思います。
【次の発言】 まあ、この方法では私は平坦地で比較的集中できるようなと  ころははなはだしく有利で、あるべき姿といったってなかなか山間僻地ではやはり作らねばならぬところは、これは非常に実情に即しないと思うのですがね、これはどうなんですか。
【次の発言】 ちょっと……この第三十八ですね、単位費用を上げると、この測定単位にして……よけいアンバランスができやしないですか。


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 地方行政委員会 第24号(1956/04/19、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 これは参議院選挙をやったときです。そういうことをちっとも知らぬというのなら鳥取県に行って調査する。選挙の終盤戦になったら全県下出ぞめ式を、酒を配ってもう明らかにやっておる。そんなこと全然聞き及ばぬということでは一体監督行政はどうなりますか。それは全く終盤戦に全県下にわたって出ぞめ式をやっております。もう明らかにやっておるのです。これまでのことは仕方がないのですが、近い参議院の選挙のときには団としてこういう公共的な性格のものがそういう行動をとるということになると、信頼その他にも非常に影響すると思う。明らかにやりました。私はだから数百人集まっているところにマイクを備えつけて手きびしい……

第24回国会 地方行政委員会 第28号(1956/04/26、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 地方財政平衡交付金が地方交付税に変ったことによって、地方公共団体の予算編成の方針その他に、期待しているようなことが起きましたか。やはり平衡交付金の場合と交付税の場合とは違う、平衡交付金とは違ったことを期待して、やはり交付税に改められたわけなんだと思うのですが、あてがい扶持というと表現が悪いのですが、自主性を持たしてきちんとさしてやるということで、好ましい何らかの変化が起きているのですか。
【次の発言】 今度、率が二十二から五に変っているのですが、この地方交付税法の第六条の三の第二項ですね。六条の三の第二項に、「毎年度分として交付すべき普通交付税の総額が引き続き」とあるのですね。「……

第24回国会 地方行政委員会 第29号(1956/04/27、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 大臣の御趣旨はわかりますが、これは早急を要するのですが、やはり三十二年度予算ぐらいからは、その問題に熱を入れていただかんと、たとえば今後十年間の各年度の公債費増加見込額を見ても、昭和三十二年度には府県の中で元利償還分が県税収入より多くなる県がかなり出てくる。ですから少くとも三十二年度の国家予算、地方財政計画を立てる際には、この問題に一歩ただいまの御発言の趣旨のようなことを織り込んでいただけるような、やはり準備をしていただきたいというふうに考えるのですが、いかがですか。
【次の発言】 この起債のその際に、内容別に検討して、やはり国の責任で持つべきであったものを、国家財政の収支を合せ……

第24回国会 地方行政委員会 第31号(1956/05/08、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 小林部長にお尋ねしますが、福岡県財政に赤字の含みもあったりして、これを建て直す問題が自治庁とよりより相談があった。そして松村課長が行って、人件費の節約以外には福岡県財政の建て直しがないと強い干渉をして、本委員会の手きびしい批判を受けて、それがあったからということではないが、部署配置転換をやられましたことは周知の事実であります。福岡県で問題が起りましてから、自治庁の相当な人がまたやはり乗り込んで行っている形跡があると思うのですが、小林さん知っておりますか。
【次の発言】 やはり松村君が行って、いろいろ財政再建の方法について権限を越えた深入りをしていることは、当委員会できびしい批判を……

第24回国会 地方行政委員会 第35号(1956/05/21、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 ちょっと質疑に入る前に、委員長に希望といいますか、委員長及び理事打合会の持ち方について数日間停頓しました地方行政委員会が、正常なルートに乗って審議されるようになりましたことは、その原因や責任のいかんはともかく、非常にけっこうなことだと思うわけですが、私たちとしましては、数日間の混乱の中からいろいろな教訓を学びとって、できるだけ再びああいうような事態に立ち至らないようにすることは、委員長初め私たちの十分気をつけねばならぬ点だと田やりわけであります。  御案内のように、衆議院では、自治法の一部改正法案は付託されてから採決まで六十五日、小選挙区を中心とした公職選挙法の一部改正は五十六日……

第24回国会 地方行政委員会 第38号(1956/05/24、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 今回の改正案とは直接関係ないわけですが、私差し迫った問題として、午前中総理にお伺いして至急善処方をお願いしたいと思っておったんですが、太田長官にぜひこの際御検討を願いたいことは、退職国家公務員が今次参議院選挙にたくさん立候補されることが予定されております。ところがその立候補するたとえば公社、外局その他では、自分のところの先輩が立候補されるというので、私たち寡聞なものとしてみましても、各官庁があたかも選挙事務所のようなことになっておる例が非常に多いのです。たとえば私が直接見聞したのでも、補助金の割当に対しまして、県庁の部長が上京しました際、立候補を予定される人の写真をたくさん渡しま……

第24回国会 地方行政委員会 第39号(1956/05/25、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 後藤部長がおいでになっていますが、再建団体以外の自主団体並びに赤字団体、そういうものに対する取扱いといいますか、指導方針といいますか、それについて少しお伺いしたい。
【次の発言】 それについていろいろ指導方針といいますか、取扱いの方針で出されておるような詳細な何か通牒ありますか。それから政令ですね、これについても一つ国会にも出してもらえぬでしょうか、再建措置法の施行細則……。
【次の発言】 市町村に対するこの自主再建団体の自治の指導といいますか、どういうことをどういうふうにしてやっておりますか。
【次の発言】 大きな市といいますと……。

第24回国会 地方行政委員会 第40号(1956/05/26、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 この法案の審議の前に、先日太田長官に対しまして、高級公務員が退職した後の、あるいは前後の事前運動にからみまして質問申し上げましたところ、それについては十分善処する答弁がございました。昨日の夕刊を見ますると、閣議で、国家公務員、地方公務員の選挙の事前運動について警告を発したいという御提案をなされ、閣議では了承されたように承わっていますが、それにつきましてのお考えを承わりたいと思います。
【次の発言】 私の発言並びに諸般の情勢を検討していただきまして、閣議でそういう措置をとっていただきましたことは、大へん時宜に適したことと思うわけですが、当委員会におきましては、選挙関係の法案を審議す……

第24回国会 地方行政委員会 第41号(1956/05/29、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 今度の自治法の改正は三つくらいの点に重点が要約できると思うのです。市町村と府県の性格をはっきりしたという点と、第二番目には大都市問題に対して一つの解決の方向を示した。常任委員会あるいは部局、委員会制度に手を入れて簡素化をはかるというような点に要約できると思うのです。  最初にまずあまり時間もありませんので……。市町村はこの基礎的な公共団体という概念規定を入れた点に、ずっと自治庁が自治法の改正法案を出されたことと関連して一つの危惧を持つのですが、私は、この基礎的な公共団体ということと、広域の地方公共団体という二つの概念規定は、対比するには不適当な概念規定ではないかと思うのですが、一……

第24回国会 地方行政委員会 第42号(1956/06/03、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 今呼んでいますから、もうちょっと待って下さい。来ますから、すぐ。大へんおそくなりましたが。
【次の発言】 今来ます。


中田吉雄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
2期-| 3期|- 4期- 5期- 6期

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各種会議発言一覧(参議院3期)

中田吉雄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務・内閣・大蔵連合委員会 第2号(1954/04/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 議事進行について。委員長、委員に飯も食べさせないでずつとやるつもりですか。
【次の発言】 それは問題ですよ、皆に諮つて下さい。委員長の独断でやるべきでない。
【次の発言】 皆に諮つて下さい、議事進行で。

第19回国会 法務・外務連合委員会 第1号(1954/04/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちよつと関連して……日米相互防衛援助協定等に基くアメリカ合衆国から供与される情報は、装備品に関するイからハまでに限定されているようですが、MSA援助協定に先立つてアメリカの出先当局から保安庁や外務省の局長方を呼んで、ソビエトは極東の概略態勢をこういうふうにしているから、日本はこういうふうにというような、いろいろな極東戦略に関しての教示があつてそういうことに基いてまあこういうものもでき上つたと思うのですが、そういうものはこれには入らんと見ていいわけなんですか。
【次の発言】 ソビエトがそういうふうな態勢を整えているから、アメリカがこういう武器を貸与して、そういう自衛力を漸増して、そ……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1954/03/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私は正副主査の互選は、成規の手続を省略いたしまして、管理者において指名せられんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 保安庁のかたにもお願いしますが、保安庁所属の外郭団体の名前、その氏名、そうしてその職歴、それから財政収支の状況というようなものを、全部の省に数日前から予算委員会を通じてお願いしていますので、一つ明日お願いしたいと思います。これはもう官房長官を通じまして大分前に要求してあります。明日は是非お願いいたします。
【次の発言】 もう一つ貸与兵器の製造年月日、これは皆あるでしよう。
【次の発言】 小瀧次官にお願いいたしますが、どこか庶務のほうに行つていると思いますが、外……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1954/03/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちよつと関連して……。それに関連しまして福永官房長官の関係をしておられる片倉製糸に対しても、自働操糸機を買うということで設備資金としてたくさん出されたが、それが繭の購繭資金等にかなり廻つているということが業界で、私も蚕糸業には若干関係を持つておるのですが、そういう噂もありますし、これはまあ小林総裁のほうに関係ないと思うのですが、スタンプ手形で購繭資金に肩代りして、それはスタンプ手形の割当は、生糸を海外に輸出するという、そういうこととの関連だが、実際は国内にたくさん流してある。そのスタンプ手形に比例しての輸出がされていない。そのことは別ですが、そういうことも業界でもありますし、それ……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1956/05/28、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 正木先生にお伺いしますが、小選挙区制の法案が実施されますと、少くともわが国の議会政治に大きな変革が起ると思う次第であります。そういう点から私たちは、政府が言われているように、政局安定という表面上の理由だけでなしに、先に正木先生が言われたように、その提案の動機、奥の奥にあるものをやっぱり見抜いて、そして小選挙区の本質論に立ってやはりこの可否を、わが国の議会政治を擁護して、そして民主主義を守り、日本の独立と平和を守るために役立つかどうかという根本にさかのぼって、この是非を判断しなければならぬと思うので、私たちとしましては、ただいま正木先生が言われましたように、これは政府は、政局の安定……



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データ更新日:2022/12/18

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