このページでは中田吉雄参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。
○中田吉雄君 私は、ただいま行なわれました藤山外務大臣の安全保障条約改定に関する中間報告に対しまして、日本社会党を代表しまして、岸総理、藤山外相並びに関係各大臣に質問せんとするものであります。 安全保障条約の改定は、わが国の平和と独立にとって重大な問題であります。従って政府は、わが党の要求を待つまでもなく、政府の行なわんとするところを国会を通じ堂々と国民に訴え、また国民の一半を代表する社会党の主張に対しましても、これに謙虚に耳を傾け、野党と国民の理解と協力のもとに、誤りなき外交の推進を期すべきだと思う次第であります。しかるに岸内閣は、安保改定に関する日米の交渉は、ただいまの報告の通り、今やほ……
○中田吉雄君 この際、私は、日米貿易経済合同委員会に臨む政府の基本方針に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、日本社会党を代表し、十一月二日から開かれます日米貿易経済合同委員会に対する政府の所信についてたださんとするものであります。
国際政局多端のおり、ラスク長官以下ケネディ政権の最高スタッフが遠路来朝されることに対しましては、日本社会党としても大いに歓迎の意を表するものであります。池田総理は、米国下院において、「私の今回の訪問は援助の要請に来たのではない」と演説されましたが、これはチャーチルが一九五三年一月十七日、米国上下両院合同会議で行なった「私がワシントンに来たの……
○中田吉雄君 私は、ただいま提案の石油業法案に対し、日本社会党を代表し、池田総理、佐藤通産大臣及び関係大臣に若干の質問をいたしたいと存じます。 本法案は、最終案に至るまで二転三転、大きく後退いたしました。すなわち、石油と他のエネルギーとの調整や販売価格変更の勧告権の削除、輸入業を許可制から届出制に変更、再検討条項の挿入等、重要な点はことごとく骨抜きになっています。この種法律には当然あるべき立ち入り検査権が削除されていますが、国内の産業には立ち入り検査ができるのに、なぜ外資系石油会社にはそれができないのでありましょう。かくて国際石油資本の意を迎え、国籍不明の石油業法案になりましたことは、わが党……
○中田吉雄君 今、益谷副総理が申されましたことで、特別な財政需要を特交で見るということを申されて、占部委員から御質問があったのですが、まああちこちで災害がありますと、いつでも財政需要は特交で見ようということがよく言われて、その場を糊塗するにはまことに便利な言葉のようですが、九州の諫早の災害のときにそういうことがあったのですが、今回のような大規模な災害で、百分の八であった特交が百分の六に総額が減っておる際に、今回のような未曾有の風水害による基準財政需要で見れないものが、一体十分まかなわれるような状態でしょうか。そしてその際に、府県と町村の配分を変える以外には、特別交付金の百分の六というのを変える……
○中田吉雄君 私、初めて当委員会に入ったのですけれども、今後の審議の資料を要求したいのです。米麦価の決定に関して、かなり生産費に関する農林省は広範な調査の資料を作っています、その調査資料、農業基本法に関するいろいろな……、そういうのを統計調査部等で出しています、農林統計、あるいは地方行政委員会等では地方自治の小六法をちゃんと出していますし、ここでも農林の小六法があるでしょうが、そういうものを明日ぐらい、早急にととのえて当委員会に、これまで委員をやっておられる方はいただいておられるでしょうが、一つ至急にそういう資料をいただけるように、専門員室の方でお願いします。
○中田吉雄君 予約減税については、清澤委員の質問に対しても、また新聞紙上でも、練り直しということになっておるようですが、なぜ農民団体からあのような強い抵抗があったか、その背景、どういうふうにこれを理解しておられるかということについて、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 そういうのも、政府の計算では二〇%程度ですか影響を受けるというのですが、一番大きな百姓の受けている感覚は、中央地方を通じて二十三億程度ですが、ところが、他産業との関連において、租税特別措置で、自然増収等を含めていえば、おそらく九百億もあるでしょう。そういうものに対してはまだ手をつけていない。特に政府の出された経済白書等を見て……
○中田吉雄君 十河総裁にお尋ねしますが、昨日の話を聞いてみますると、国鉄なり運輸省の運輸政策あるいは交通政策、全般の動きつつある経済情勢の中におけるそういう交通政策、これは運輸政策を誤まって起きた赤字というもののその補てんを、すべてとはいいませんが、公共割引の廃止という方向に持ってくる。さらにまたそういうふうにいって、衆参両院の農林水産委員会をして、国が十億内外の金を出させるように援護射撃をさせるような議論の進め方をして、非常に問題だと思う。それはこれによって二十億なり二十四億という機械的な計算は出ますが、そういうふうな運賃に転嫁したり、あるいは政府から補助をするというような際には、まず私は国……
○中田吉雄君 その際に、水産庁なんか資料やメモを持っていろいろ御説明でしたが、もっとメモをよくわかるようにそういう危険区域の設定とか、いろいろ資料や地図を、沖縄だけでなく全国的に資料を整えて一つやっていただきたいと思います。
【次の発言】 この共同利用小型漁船建造費二億四五百万の予算審議に対してどういう資料が一体出されているのですか、水産庁から。やはりどうもさっきの沖縄水域の説明を見ましても、非常に水産庁の出されている資料が乏しいので審議に非常に時間がかかると思うのですがね、どういう資料が出ておるわけですか、たとえば、その点をこの提案理由の説明に見ましても、漁港施設の被害が百八十億で小型漁船の……
○中田吉雄君 このただいま提案されています予算は四十一億ですが、要求額は幾らだったですか。
【次の発言】 それはよくわかりますが、要求額の実額は幾らかということです。
【次の発言】 局長から最初に申されました政令の適用の基準の五万円という、その関係をもう一ぺん……。農地並びに農業施設の被害のトータルの関係ですか。
【次の発言】 これは従来のこの種災害等でいろいろやってみて、五万円が妥当だということなんですが、どうして五万円というんです。五万円になれば高率適用という、ただ四十一億という額がきまったので、それに合わせるために、いろいろやってみたら五万円にすれば七〇%くらいのところは組めるというよう……
○中田吉雄君 必須共済と任意共済適用の地域ですね、必須の方は全国的に保険される、その点。
【次の発言】 そうすると、任意共済だけはそういう全国的な保険制度はないわけですね。
【次の発言】 協同組合のやっている建物共済はどういうことなんですか。
【次の発言】 私は、そこに田中さんの言われたような問題があって、これはもうさっき、小笠原、田中委員等も言われましたが、三重でも一億四千しか金がないというようなことでは、とてもこれはもら返すということはできぬので、一体どういうわけで任意共済というものを――もうほとんど不時の火災、風水害等に対して県単位で災害を補償するということは、これは不可能なのに、どうい……
○中田吉雄君 この第一条の起債の特例なんですがね。歳入欠陥に対して今度その補てんを許しておる、こういうことなんですが、理財課長にお尋ねするのも何ですが、大体今回の災害による歳入欠陥をどの程度に見ておられますか。
【次の発言】 これは必ずしも本年度だけで、次年度による歳入欠陥は引き継がれぬということはないと思うのですが、これはどうなるのですか。ずっとこれは引き継ぐのですか、そういった点……。
【次の発言】 しかし、それはやはり愛知その他の非常に激甚なところは、その面はただいまのような言明では私はいけないのじゃないかと思います。まあそれはそれとして、ただいまの第三条ですね、御質問がありました、これ……
○中田吉雄君 この繭糸価格の安定に関する臨時措置法の改正についての質問、政府の出されている白書その他については、清澤議員の申されているような理由で後日に譲りたいと思いますが、最近桑の萎縮病が非常にはやっておりますので、技術改良課長もおいでのようですし、最後にはこれに対する蚕糸局長の対策についてのお話も聞きたいと思いますので、技術改良課長でけっこうだと思いますが、最近桑の萎縮病の蔓延の状況はどういうふうになっていますか。
【次の発言】 正確な数字がわからないということですが、あとでも、対策でも申し上げたいと思うのですが、大体これも斜陽産業だというようなことで、対策もさることながら、そういう実態課……
○中田吉雄君 調整局長にお尋ねしますが、最初にあいさつされた際に、まあ国鉄の経理の状況、それから商工、農林等の物資の両面から総合的に検討したい、こういうことでしたが、このまあ二十億ばかし赤字があるということだけで、それがちょうど農林水産物の公共政策割引と大体見合うというようなことで、表面的に、森議員が言われたが、ともすれば安切な方法でやられるようなことがないか。そういう印象を、まあこれまで国鉄当局からのお話でも、旅省の方では黒になる、貨物で赤になる、それでちょうどそれが二十億、それが公共政策割引とほぼまあひとしいと。だから、その例外措置をはずしてしまおうというふうな感じを受ける。今も局長からそ……
○中田吉雄君 今度の繭糸価格安定に関する臨時併置法の一部改正、まあ提案理由の説明もあり、ただいま補足的な説明があったのですが、やはり世界経済なり、あるいは景気変動等の関連で生糸事情をどら見るかということがまあこの一番ポイントじゃないかと思うのですが、幸いまあ蚕糸局で蚕糸白書ともいうべき蚕糸業安定化のための検討資料第一分冊、第二分冊、第三分冊を出されて、これがまあ臨時措置の背景だと思う。これはまあやはりこういう考えに基づいて臨時措置法の一部を改正して安定した蚕糸業を作っていこう、こういうまあいわば臨時措置法の改正の基本的な考えはこの白書、白書とも称するものだと思う。ですから、一つこれについてやは……
○中田吉雄君 今の問題に関連して、私は実際は今の市況から見て、大臣が良心的なこの補足説明のような気持になられるはずだと思うのです。巷間には二十万円するのに政府が十八万円で売る、そうしてそれを政府が数万俵放出しても市況に影響しない、一俵二万は簡単に出る。だから、軽く十億はこの臨時措置の一部修正でなるといういろいろなうわさがされている際に、こういうふうにされたことは、非常に私はそういう点では高く買うのです。しかし、この政府提案の最初のやつと、しかも、きのう大沢局長が十八万円で売るのだというような提案説明とは、全然違うのです。そうすると、衆議院ではすでに審議して可決して通ってきたが、両院で違った提案……
○中田吉雄君 ただいまの問題とは逆に最初の問題なんですが、石橋さん初め三木さん、小島さん、長い間取引に御関係のようですが、私も昨年欧米各国を見て、実は私、生産者の代表をやっておるものですから、かなり関心を持って取引業者にずいぶん当たって、在外公館でもだいぶ聞いて、最初にいわれたように、値段よりか糸価が安定することだ、これがまあ一番順調な輸出を振興する根本だということを、異口同音に取引業者の人が言っておられたのです。しかし、まあそうかといって化繊との競合関係がありますから、その辺のかね合いは非常に大切なんで、私の党がやかましく御質問申し上げるのも、決してそういう糸価を安定して順調な蚕糸業を振興し……
○中田吉雄君 もうたいぶ時間がないようですので、私あした質問したいと思いますので、清澤委員のように資料をお願いしておきたいと思います。 手持ちの生糸を今回の改正措置で放出することの可否を判断する資料としまして、昭和三十五年度、来生糸年度ですね、これは大へんまた三十四年の生糸年度が半分しかたっていないので非常に困難だと思いますが、一つ推定をやってみてもらいたい。特に今回の改正をしても大択局長が三、四万の在庫があると、こういうことですが、この強気の市況を反映して養蚕農家がどれたけ実際増産するか、これ非常に重要な問題たと思うのであります。昨年からやっています二方九千ヘクタールの減反がこの冬、どの程……
○中田吉雄君 私のお尋ねに対して答弁して下さい。これは今の問題と別ですから、くつろいだ気持でお答えいただきたい。石橋さんは長い間この方面に携わって深い経験を持っておられるのですが、かりに十八万円で二万俵、一ぺんか二度か三度か、ここで放出すれば市況はどういうふうに動くと思われますか。
【次の発言】 それで、石橋さんの今言われたところに大体含まれておるのですが、放出されるかもしらぬということをもう相場に含んで取引しているから変動がないじゃないか、実際。そこで、十八万円で払い下げれば相場に変動がないのだから、それを取引した人は一俵二万円なり何がしもうけるのではないか、こういうことがいわれているのです……
○中田吉雄君 間もなく議題となっております法案が採決をされ、政府手持ちの糸が放出されるかもしれないので、そういうことと関連しまして、少しお尋ねしておきたいと思う次第であります。ただ、あまり時間をとってもなりませんので、その点は心得てやりたいと思っています。 政府からいただきました蚕糸業安定化のための検討資料、これは大澤局長は、白書でない、こういうことの強い言明でしたが、私重ねて全部拝見しまして、これはまあ一つの一貫した立場で、総括的に、あっるいは生糸の需要、養蚕業というものを分析して、大澤さんが農林水産委員会で言明されているいろいろな御所論というものは、かなり私はこの分析の仕方と符合をまあ合……
○中田吉雄君 時間がありませんので二、三お尋ねしますが、福田大臣は農業基本法についてどうお考えか。まあことしの、三十五年度予算をとらえる場合に、まあ農政も大きな転換期と称されておるのですが、それをどう理解していくかと、しかも、基本問題調査会はまだ結論が出るまでに間があるというので、実際日本農業が行かねばならぬ方向をはっきり見出して、そして基本問題調査会の結論は出ないが、当然予見せられる方向をとらえて三十五年度予算に実際具体化してあるかどうかです。この三十五年度予算の理解の仕方として正しいと思うのですが、その問題は、まあ時間がありませんので申し上げませんが、やはり明治から日本農業をずっと農林省が……
○中田吉雄君 この公庫の三十五年度の貸付予定計画五百十七億で八十五億ふえておるのですが、予算要求はどの程度だったのですか。
【次の発言】 私は、そういう意味では非常に努力をしておられるようでもありますが、たとえば三十五年度の財政投融資の総額は五千九百四十一億になるんです。人口で四割五分も占めておる農業全般に対して、農林漁業金融公庫の貸付の額は五百十七億で、農地開発機械公団、愛知用水公団を含めても全体の一割にもならぬ、これでは私はやはり農業と鉱工業生産とのアンバランスというようなものは、これはとうてい取り戻すことができないので、どうしても農業の近代化をはかるためには長期かつ低利の財政投融資計画を……
○中田吉雄君 ちょっと関連して。その場合、ただいま戸叶議員の申しましたように、中央会の会長であり、経済連の監事であり、また麦耕運の下部組織の方では、単位農協の組合長をやって、しかも、それにわれわれの承ったのでは、単協の信用部から前渡金のようなものを実際信用部の金で支払ったり、そういうことをやっており、しかも、農協大会で決議をして、系統機関で一本化するというような農協法の精神を実際生かすような決定をしたりしておるのに、どうして四十二条の二にこれが違反しないか。そういう離反性を持つことをどうしてやり得るか、こういう問題なんです。
【次の発言】 中央会の会長の問題はしばらく御指摘のようでおくとしても……
○中田吉雄君 この養鶏の振興のためになすべき手段はいろいろあると思うのですが、本法は、まあその一つである優良な資質を備える標準鶏を設定して、それを普及するというところに置かれておるように思うのですが、第二条の標準鶏と外形の問題ですね、これは大体強健で多産ということが目的だろうと思うのですが、外形と多産の関係、一体、外形が多産とどういう関係にあるか、また、そういう素質というものは遺伝するものであるかという点についてお伺いいたします。
【次の発言】 純粋さの高いほど、純粋度の高いほど産卵が多い、それは外形的な特徴ではっきりしておるということですが、では、そういう実際試験研究の、すぐわれわれでもわか……
○中田吉雄君 関連して。支店ができることは直接貸付と関係ないのじゃないですか、その点を一つ。
【次の発言】 ただいま岡村さんから発言がありましたが、そういう大きな会社に対する便法をはかって酪農を振興していただくことも大切ですが、何分方法書が、中小企業等協同組合という法的な方法書の問題があるので、そういう際には、声のないもっと同じようなものも実はたくさんあるのです。開銀の対象にはもちろんならぬし、そういうのも一つぜひ――私は実際中小企業等協同組合だけを貸付の相手方にしておる方法書に問題があると思うのですが、あわせて一つその点は、岡村議員の設立の御希望と関連して、上まで声の来ない、やはりこういう長……
○中田吉雄君 ただいまの森委員の御質問に対する答弁がいろいろありましたが、この六カ月延ばしたその真意ですね、大体公共割引に対する認識という問題ですね。実は磯崎理事も申されたのですが、四月一日から新聞、雑誌が、たしか新聞が一キロ二十円ですか、雑誌が六十円ですか、値上げになり、また通運料金の値上げがあり、そうして地下鉄の値上げがあり、私はこれはそういうこととからんで少しうがち過ぎるかもしれませんが、さっきの発言にもあったように、実際は二十億のうちの半分を、四月からか、あるいは三カ月延ばして国会が済んだころにやるというような、十億上げるという情報がかなり飛んでおったのです。それがまあ六カ月大幅に延ば……
○中田吉雄君 理事会等できめられました議事の進め方については別に異論はないのですが、これはまあ出ています他の法案との関連でやらねばなりませんし、開拓政策そのものの関連で見るとはたして一億しかで、てこ入れができるかどうかというような基本問題に触れるわけですが、開拓融資保証法の一部を改正する法律案参考資料というのを、若干内容を知るに足る資料をいただいたのは本日なんです。本日いただいておいてすぐ月末にこれを上げてしまえというのは、実際は一億だから大したことないのだから通しちゃえというような、少し事務当一局としては――実際これをきょういただいて、やれと言っても――ですから、政府の提案理由にもありますよ……
○中田吉雄君 福田農林大臣にもかつて質問申し上げたのですが、公有林野の造林資金の委託の問題ですが、地方行政委員会に出ております公営企業金融公庫法の一部改正法律案の提案理由の説明というのを見ますると、今度公営企業金融公庫法の一部改正の主要な一つの、委託業務をやるということが骨子になっておる。それにこの農林漁業金融公庫に出資されております造林資金のうち、公有林分は昭和三十五年以降委託業務をずっと続けてやるように、これはずっと、昭和三十五年だけやってみて私なんかの印象では、一年やってみる、こういうように福田農林大臣の御答弁では承ったのですが、これを見ますると、昭和三十五年以降ずっと継続のような印象を……
○中田吉雄君 七月から改正されました通運料金の改正ですね、あれは農水産物だけで、年間にしてどれだけ増になりますか、いずれその詳しい計算があると思うのですが、いかがですか。
【次の発言】 資料を持っていないのですが、たしか農畜産物は上がるように記憶しているのですがね、そうなりますか、ほんとうに。
【次の発言】 私は全体ではそう思いませんが、やはり農水産物は相当上がっているのです。私は非常にそこに問題が、形を変えた公共政策割引のなしくずしだ。しかも、そういう改正のないときですら、農産物の特殊性から公共政策割引は存置すべきだということがあった際に問題は起きていなかったのだ、しかも、等級の改正はやって……
○中田吉雄君 今坂村局長は、内地の農民は最も安い価格で買っておるような、安い生産費でできたものを買っておるようなことを言っておるが、たしか内地の農民は、全購連からずっと出て単協から農家の買い取る値段というものは八百円くらい。ところが朝鮮と台湾です、大体五百五、六十円、硫安が一俵。過去一年の統計を調べてみると、大体そうなっておる。これはどういうことなんですか。一番安い価格で買っておるのはだれですか。少なくとも二、三百円です、硫安一かます違うのですよ。
【次の発言】 それじゃ、一楽常務理事に少しお伺いしたいと思いますが、ビールの需要者側は、申すまでもなく、四社が麦酒酒造組合という一本の窓口でやって……
○中田吉雄君 局長にお尋ねしますがね。櫻井さんが質問されて、いろいろ灌漑対策を聞いたのですけれども、主として水田に対するように承わりましたが、深層地下水は、開拓地と畑地もあるんでしょうが、やはり農業問題基本調査会等を見ても、日本農業の大きな転換期に来ているのです。むしろ、水田の旱魃対策等は、かなり施設は進みましたが、私はやはり畑地の灌漑というものが、今後一番大きなウェイトを持つ問題じゃないかと思うのですが、これはまあ旱魃にはならぬが、営林署の問題が解決しないために三割も五割も生産が落ちている。これはやはり三百万町歩あるいはもっとある畑地にどう水の問題を十分供給するかということが、やはり灌漑施設……
○中田吉雄君 日本でもフィッシュ・ミールというのが使われるのですが、それを使っておるかということと、添加剤の利用状況を少し……。
【次の発言】 添加剤、強化飼料です。
○中田吉雄君 本日、主として公定歩合の引き上げに伴う中小企業に対するその影響というようなことについてお伺いしたいと思うのですが、その前に、池田内閣の中心であります所得倍増計画の中心になります一番その政策のスムースにいくために重要な国際収支の見通しについて、時間がありませんので、詳しいことは他日に譲りたいと思いますが、特に私は最近の輸出入貿易の構造といいますか、それがちょうど少なくとも対米貿易に関する限りは、昭和三十二年のときとほとんど同じ様相を呈しておるというふうに、最近の非常な国際収支の毎月の一億ドル近いあるいはそれ以上の逆調というものは、ちょうど昭和三十二年の石橋内閣のときに一千億減税、一……
○中田吉雄君 鉱山局長来ておられるからお伺いしますが、このいただきました日程表には、石油資源開発株式会社法の一部改正法案は二月下旬に出すということになっているんですが、もう下旬ですが、いつごろ出ますか、その見通しを一つ。
【次の発言】 貿易のことについて少しお伺いしたいのですが、どなたかいらっしゃいますか、通商局長……。
通産省の本年度の重要政策にもうたってあり、また池田内閣の中心であります所得倍増計画は、十年後に九十三億ドルですか、年率一〇%ずつ伸ばしていくということがまあ一番中心で、それができるかできないかは非常に高成長政策の制約要因になると思うのですが、実は経済審議会で出した内容を見ま……
○中田吉雄君 迫水長官にちょっとお尋ねしたい。公共料金の値上げや物価の値上げに対する内閣の基本的態度について、ちょっとだけお伺いしたいのですが、長官は、所得倍増計画の内閣の大きな柱を遂行するために、物価並びに公共料金が値上がりして、その基本政策をくずしてはならぬというので、閣議や記者団会見で、また企画庁全体が強い態度で臨んでおられる態度はよくわかるのですが、二、三の新聞、さらに封筒に入れて配ってくる「国会通信」というものを見ますと、どうも当分の間というのは、国会中じゃないか、こういう感がするわけであります。それは政府のほんとうの腹は、前に配ってきた「国会通信」という記事には、来年の参議院の選挙……
○中田吉雄君 局長は中央計量検定所を見られましたか。
【次の発言】 このメートルの原器から光の波長、それからケルビン度を基本単位にするということ、これは実物を見ぬとなかなか理解も困難だし、ましてや他人を説得するということは、椎名大臣はお忙しいでしょうから、少なくとも提案の実際の説明をされる佐橋局長としては、光の波長に変わったそういう説明でも受けて十分な理解のもとにやはり法の改正をやるという心がまえは私は非常に必要じゃないかと思って、今からでもおそくないから、私はそういうやはり心がまえが、一つの法案の提案をする際には、これは簡単に通るのだから、もう何にもないのだからというようなことはどうかという……
○中田吉雄君 中小企業金融公庫法を初めとしまして関連法案の審議に先立ちまして、国民所得倍増計画における中小企業の問題、特に金融問題について少し御質問いたしたいと思う次第であります。 この国民所得倍増計画の中小企業の小委員会の答申並びに決定等を見ましても、廃業構造を十年間に非常に高度化する。しかし、中小企業の国民経済に占める重要性、あるいは十年間に輸出を九十三億ドルに、年率一〇%ふやしていくというふうなことをした際にも、輸出貿易に占める中小企業の重要性というものは、十年間にまあいささかも変わらぬという中小企業の占める位置を非常に高く規定しているわけであります。ところが、その際にいろいろな中小企……
○中田吉雄君 昨日、私並びに同僚議員の近藤議員から質問をいたしまして、その多くは重復するかと思いますが、本日は、特に椎名大臣がおいでになりましたので、補足的な質問を若干いたしたいと思います、主として中小企業金融公庫法の一部を改正する法律案を中心にしてお尋ねいたしたいと思うのです。 昨日もお尋ねしたのですが、この中小企業関係の三つの機関に対しまする財政投融資のワクが、はなはだ少ないじゃないかという問題であります。八百四十億にふえまして、去年よりか三百五億ふえたわけですが、総ワクは昨年の五千九百四十一億円から七千二百九十二億にふえているわけであります。中小企業の事業総数、従業員数、総生産に対する……
○中田吉雄君 時間もありませんのでできるだけ簡単にやりたいと思いますが、今椿委員の、工場だけでなしに住宅もという問題ですが、実は一昨年国会議員団として欧米各国を回りまして、ロンドンに参りまして、大野大使が、どうしてもイギリスのニュータウンを見てくれと、こういうことで、ハローというニュータウンを見たんですが、これはさきに椿委員が指摘しましたように、工場と住宅いうものを全体としてロンドン郊外に移しておるわけであります。これはちょっと日本の三億なんかとけた違いでして、六カ所ロンドン郊外に人口六、七万の人を一カ所に移して、そうして一カ所に約年次計画で六百億、そうしてまず主要な道路作り、学校を作り、教会……
○中田吉雄君 ちょっとこれとの関連で、資料をお願いしたいのですけれども、企画庁から、国民生活の地域的な分析というのを出しておられるのですが、なかなか今手に入れようと思うのですけれども入らぬので、これと非常に関係がありますのでお願いしたいことと、どの六法を見ましても、地域立法が載っていない。きのうも買ってみたのですが、国土総合開発、東北開発促進法、九州、四国、中国、北陸、首都圏というようなのまで、普通の六法に全然載っていないのですよ。それからとの関連で、どうするかということも、非常に重要だと思うのですけれども、載っていないのです。企画庁にあろうかと思うので、何とか一つお願いしたい。
○中田吉雄君 提案されています電気用品取締法案に関しまして、先般お尋ねしたわけですが、本法案は電気に関する臨時措置に関する法律に基づきますところの旧電気用品取締規則に大体よっていると思うのですが、あとに述べるような点から、法制的にと申しますか、法体系と申しますか、少し妥当を欠くじゃないかと思いますので、その点についてお尋ねしてみたいと思うわけであります。 すなわちポ勅による旧公益事業令は、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件の廃止に関する法律が昭和二十七年四月十一日に発効しましたので、その第二項によりましてその存続に関する措置をしていませんから、百八十日過ぎました十月二十四日から無効……
○中田吉雄君 ちょっと関連して。航空機の特色からして、航空機工業では、製品高において、製品の数で絶対偶然の要素に立つことができない。確実な需給の見通しに立たぬと、いろいろな偶然の要素、期待、希望的な観測ではいけないということは、まあこれは欧米の航空事情を見ましても、今近藤委員の質問された絶対的な偶然の要素に頼らずに、確たる需給の見通しを立てることが、資本投下の膨大性、製作が長期の日数を要するというような点から、今われわれも健全な発達をこいねがうために、この需給計画というものは本日いただきましたが、やはり相当これは検討を要するのじゃないか。近藤さんの質問された点も、そういう点じゃないかと思うので……
○中田吉雄君 私も、科学技術振興費ですか、そういう予算の中で、基礎研究と応用研究といいますか、そういうふうに分けられますか、理論的な研究と――全体の予算で基礎研究と応用研究というように。それから最近出た資料を見ると、ソビエト関係の何がないのですがね、いただいた資料に。ところが、なかなかこの無視するわけには最近の人工衛星等を見てもいかぬのですが、そういうものを一つ出していただきたい。次の機会でいいですから。
【次の発言】 大体その境界線はなかなかめんどうだと思うのですが、大体の傾向は出ると思うのです。やはり、よりどちらに面しているかというのです。そういうことで私はやれると思うのです。それは最近わ……
○中田吉雄君 先般大臣の提案理由の説明があり、ただいま松尾局長の逐条の説明を承ったのですが、いろいろありますが、この差し迫った非常に大切な工場立地の問題については、この法案にざっと目を通して受けました印象は、あまり重要なことも書いてない。差しさわりのない、まあ悪くいえばプレーン・ソーダのような、非常に意欲的なあるいは野心的なといいますか、そういう差し迫った構想が盛られていないんじゃないかというふうに思うのですが、特にそれと関連して、昭和三十四年の三月三日に当参議院商工委員会におきましてこの法案が、もとの法案が出たときに、重要な附帯決議がついているのです。そして高碕大臣もそれについて、ただいま私……
○中田吉雄君 この間ちょっと質問したのですが、通産省からいただきました「工場立地の調査等に関する法律の 一部を改正する法律案関係資料」ですね、「工場立地の現状と動向」ということで百六十六カ所ですか、御調査をされて、その結果が要約されて分析が示されているかけですが、一ページにあります、工場が工場を呼んで大消費地に近い所にますます工場が集中するというような、いろいろなことが要約されているのですが、その下の表に 「四大工業地帯の全国工業生産額に占める比率」というので、ずっと四大工業地帯にどれだけ工場が集中しているかという度合いが示してあって、昭和五年のころはなんですが、終戦以来、四大工業地帯にま……
○中田吉雄君 ただいまいただきました農林省の説明ですが、これはやはり府県別の仕分けをして出していただきたい。トータルでは、これはちょっと見にくいと思います、お願いします。
○中田吉雄君 議事進行――貴重な時間でたいへん恐縮ですが、昨日中村大臣のとられました態度は申し上げると、たいへん恐縮ですが、われわれ非常に不本意に思っています。一松委員長におかれましては、この委員会に非常な情熱を傾けられ、災害復旧とその根本対策について異常な熱意を傾けられている点については、私たち深く敬意を表しているものであります。社会党としましては法案の性質上、与野党いろいろ問題をしぼりまして、高潮の問題あるいは果樹対策、気象の観測等の問題を残しましては、多く意見の一致を見まして、できるだけ私たちは罹災地と罹災民の要望に早くこたえたいという気持を持っているものであります。そして会期末のことで……
○中田吉雄君 果樹災害対策についてごく簡単にお伺いしたいと思いますが、農業基本法で畜産とともに選択的拡大の大きな分野なんですが、衆議院を通ってきました修正案で社会党とかなり最後まで難航したものの一つだと思っているのですが、新しい対象だけあって、まだ十分でないと思うのですが、一応の今度の修正で方向づけがなされたと思うのですが、農林漁業金融公庫から出される既定の十億のワクについて、不足ならなおこれを追加供給するというふうになっていますが、今回いただいた資料からしましても、果樹関係の被害は相当多いと思うのですが、一体総額のどれぐらいのパーセントでその貸付を、天災融資法の貸付を申し込むであろうという予……
○中田吉雄君 和達長官にちょっとお尋ねしますが、年々のたび重なる災害から、気象の関係の諸施設を充実する必要はもう皆よく理解して、その予算措置と、私はそれをになっていくスタッフの充実ということが必要だと思うんですが、なかなか気象関係というような特殊な職業には、最近のような好況では人が集まらぬというような心配をいたしまして、特別なたくさんの優秀なにない手が集まるような実際的な措置をとらにゃいかぬじゃないか。実は私、知った人のむすこさんが昨年大学を出まして、国家公務員の上級試験を優秀な成績で通って、本省に世話をしてくれというので、話をつけて、採用にきまったら、来なかったので、調べてみると、はるかに高……
○中田吉雄君 私は第二室戸台風の災害を受けた地帯を視察いたしまして、二、三、ちょっとした道路管理者の手落ちと申しますか、もし手当さえ十分であったら、ああいう災害はなかったんじゃないかと思われる二、三を申し上げまして、建設省ではどういうふうに措置されているかということについてお尋ねしてみたいと思う次第であります。はっきり場所を申し上げますと、鳥取県の国道二十九号線に沿って八東川という川がございます。国道二十九号線は鳥取から戸倉峠を通って京阪神に行く、りっぱな道路をつけていただいておることは、たいへんありがたいのですが、実は道路を広くして舗装してもらいながら橋をかけ直していただいているのですが、こ……
○中田吉雄君 いろいろ今提案理由の説明があったんですが、佐藤大臣から、いろいろの内容を見ましても、たとえば国際収支改善対策とか、あるいは藤山長官が全国総合開発計画草案とか、いろいろ重要な発表をしておられて、この質問をするには、そういう資料がなくてはいけないのに、全然資料を出さず、これははなはだ不親切ですから、こういう諸提案を十分勉強するに足る裏づける資料を出していただきたいと思うのです。いろいろ新聞では、われわれも大綱は散見していますけれども、具体的に国際収支改善対策、全国総合開発計画草案とかいうものを発表して、そういうことを、云々ということを言いながら、そういう資料が一つも出ていない。だから……
○中田吉雄君 この自転車競技法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案のただいまの大臣の提案理由の説明では、公営競技調査会の答申に基づいて、競輪制度の全般的な改正をやると、そして次の通常国会に提案すべく鋭意検討中だということになっているのですが、存続してやると、こういうことなんですか、その関係をちょっと……。
【次の発言】 内閣総理大臣の公営競技調査会に諮問されたものの答申をみますと、その理由として、関連産業の助成、社会福祉事業、地方団体の財政維持等が一つの大きな柱になっています。あとは大衆の娯楽として、この果たしている役割が大きいという点と、この関連産業に従事する人の失業問題というようなこ……
○中田吉雄君 ちょっと関連してですが、審議会は三年後に検討するということですか、存廃は。ところがその後にやられた調査会では、時間外でしたけれども、承りますと、満場一致で弊害を是正して存続すると、だからあなた方がそういう意識を持って委員を選考して審議会の意思を無視して……むしろ賛否両論があって、多数決で存続するというふうになっておるのならばいいのですが、すでにその審議会の答申を無視して、自分のほうで存続するという、学識経験者という、そういう名で満場一致というところは、すでにその審議会の答申を無視した、存続することを調査会の名においてやるという、そこらが世論並びに審議会の動向を無視して、すでに事務……
○中田吉雄君 時間がありませんので、通商局長にお伺いしますが、実は佐藤大臣に、来たるべき日米貿易経済合同委員会に臨まれる最も重要な役割を果たされる通産省に、お伺いしたいと思っておったのですが、時間がありませんので、きょうはひとつ次に譲ることにしまして、資料として私、三十六年の一月から八月まで手に入る対米貿易の輸出入、通関ベースで計算してみた。そうしますと、アメリカに六億四千四百万ドル、輸入が十三億七千万ドル強、入超が対米貿易においては八月末で七億二千六百万ドル、こういうことで、この傾向からおしますれば、アメリカに対する輸出が十億ないし十一億ドル、輸入はもう二十億ドルを優に突破するじゃないかとい……
○中田吉雄君 今回の改正法案の内容につきましては、すでに与野党一致の点で、あまり問題ないと思うのですが、この改正法案が昭和三十三年の第三十回国会に出されましてから、三十一国会、三十四国会、三十八と出まして、今回のようにしぼられたわけですが、大体輸出を振興するためにはこれでまず間に合うと、こういうふうにお考えのためでしょうか、これだけやってみてまだ十分でないというようなことがあれば、機会を見てこれまで削除された項目をまた改正案として出されたりするようなことがあるのでしょうか。その点大臣から……。
【次の発言】 この貿易の逆調が非常に問題になって、そのため輸出を振興しなくてはならぬと、その一環とし……
○中田吉雄君 池田総理は、総選挙後の通常国会におきまして、所得倍増政策に基づく高成長政策をやれば、おのずからその中で低所得者と高所得者、あるいは地域間の格差は解消すると、こういうことを施政方針演説で言っておられるのです。社会党としましては、ああいう政策だけでは、高成長政策だけでは、地域的な個人間の所得の格差は解消しないと、こういう考えを持っておったんですが、今回提案されました低開発地域工業開発促進法案というようなものが出ること、そのものが、池田総理の施政方針演説が修正を要する、こういう実証にならぬのですか、むしろこういうものを出さねば、この目的にうたってあるような地域間における経済的格差の縮小……
○中田吉雄君 今両省庁の説明を受けたのですが、もう少し項目別に詳しい説明は出せないものですか。予算委員会の分科会には出すのでしょう、そういうものを。ひとつ相談してみて下さい。それはめんどうなものですか。
○中田吉雄君 時間がありませんので簡単に通商局次長にお尋ねいたします。
昨日の夕刊各紙、今朝の各紙に政府が発表したところによると、ハリマン国務次官補が、日本が中共貿易を飛躍的に拡大するような政策転換をしないようにと、慎重にやってもらいたいという申し入れをした、また外遊中の元吉田総理に対してもそういうことをいったように伝えられていますが、そのことについて通産省はどういうふうな外務省等の関係で情報を持っておられますか、その点を伺いたい。
【次の発言】 そういうことは外務省の関係当局とよく連絡をしておられるのですか。その点を私は、まあ山本次長にこういうことは、高度の政治的な問題ですから、やはり大臣……
○中田吉雄君 通産省からいただきました今国会の提出予算法案は、石油業法と肥料工業振興法案ですが、日付がないのですが、大体の見通しはどうなんでしょうか。事務当局からでもいいのですが。
【次の発言】 ちょっとその点、肥料のほうはまとまりますか。
○中田吉雄君 綿製品の長期取りきめにからみまして、まず、その前に、佐藤大臣にお伺いいたしたいのですが、賦課金の構想につきまして、大統領が関税委員会に諮問いたしましたのが三十六年十一月二十一日である。ところがその前に、三十六年の十一月二日から四日まで箱根会談がございまして、特に対米貿易のアンバランスの是正、そして綿製品に対する長期取りきめ等について、新聞紙上で拝見しますると、だいぶ御努力していただいたようですが、ホッジス商務長官あるいはフリーマン農務長官もお見えだったようですが、箱根会談の直後、箱根会談が十一月二日から四日まであって、帰って、三十六年の十一月二十一日に箱根会談に来たフリーマン農務……
○中田吉雄君 私、中小企業金融のことについて、この法案に直接関係しましたことは近藤議員がやりましたので、一般的なことを少し質問してみたいと思います。 森次官にお尋ねしますが、内外の情勢の変化に対応して、中小企業金融というものを根本的に再検討してみる時期じゃないかということなんですが、実は内外の情勢と申しますのは、昭和三十三年ですか一九五八年にヨーロッパの共同市場が発足しまして、加盟六ヵ国一億八千万程度でアメリカの人口に匹敵する。そしてそれがソ連を中心とする共産圏とアメリカとに対して、第三の巨人といわれるほど大きな問題になってきて、最近の傾向としましてはEECを中心に国際的な経済のブロック化が……
○中田吉雄君 まず、資料ですがね。この提案理由及びその要旨、並びに昨日ですか、いただきました「設立の経緯と現況」、それからこういふうに改正したら赤字が大体解消できるじゃないかという半ぺらのこの資料をいただいているんですが、この程度のことでは……。もっと詳しい資料をいただかぬと――、事業内容ですね。やはり私はこの会社が健全な発達をしてもらいたいために、いろいろ質問したいのについては、いささか資料が投げやりで、川島さん式かもしれぬが、こういうことでは、とうてい審議の対象にならぬと思うんですが、いかがですか。もう少し資料を整備してもらいたい。
○中田吉雄君 それでは先に阿部委員が質問された重要な点ですが、自由化に備えてのやはり国内地下資源をどうするかという根本の問題につながるので、大臣がお帰りになってからあとで質問したいと思うのですが、この際に中小企業の探鉱には補助するが大きな企業の探鉱には助成をしない、こういう問題があって、非常に御努力されてまあ三倍にふえたが、その額は必ずしも十分でないということであったので、私、実は国会の立法調査を通じまして、相当大規模な探鉱をやらねばならぬ企業形態の収益、納税というようなものを国会の立法調査を通じて調査してもらったわけです。ところが御案内のようにRPですか、プロダクションを分母とし、リゾーシス……
○中田吉雄君 皆さんのお許しを得まして、ただいま提案されている一部改正法案に対して附帯決議の案をお諮りいたします。それでは朗読さしていただきます。 北海道地下資源開発株式会社法 の一部を改正する法律案に対す る附帯決議(案) 政府は、本法の施行に際し、現在 わが国地下資源産業が鉱産物の貿易 自由化を目前に控え、激しい試練に 直面している実情に鑑み、国内鉱物 資源の必要性と重要性を深く認識 し、その積極的開発と安定的供給を 図るため、速やかに次の諸施案を講 ずべきである。 一、北海道地下資源開発株式会社の 在り方を根本的に再検討し、経営 の能率化、健……
○中田吉雄君 輸出保険法の一部を改正する法律案についてお尋ねする前に、ひとつ、ただいま近藤委員のほうから中小企業の振興の問題がありましたが、私非常に重要ではないかと思うことを感づいていますので、申し上げて御所見をお伺いしたいと思うのですが、実は私は暮れから正月にかけまして、東京のある宗教法人が、オリンピック道路に接収されるものですから数億円の用地買収の金が入って来る。それは非常に資産内容がいいので差し迫ってその金を必要としないから、どこか安全な確実なところに預託するということになって、私実は大蔵省と通産省の中中小企業庁に参りまして、私少し知っている人であるし、その宗教法人の責任者が、安全確実な……
○中田吉雄君 この輸出保険審議会の答申の形式ですがね、通省産業大臣に対して会長が佐藤榮作さんで、こういう形式はどうなんですか、まあたくさんありますがね。自問自答というようなこれはどういうのか、この審議会のメンバーにならずに答申を求めていくというのと二とおりあるようですけれどもね、これは一体どういうわけなんですか。
【次の発言】 通商産業省のこれ以外の審議会というものは、大体こういう形式でないやつでやっているのですか。その点は。
【次の発言】 今回の輸出保険法の改正は、普通輸出保険の担保危険の増大についての改正でありまして、ただいま問題にしました輸出保険審議会の答申では、ただいま改正案として出て……
○中田吉雄君 まず第一に、消費者行政の基本方針についてお伺いしたいと思うんですが、本法案の提案理由に、国民生活に見られる各種の不均衡を是正するため、政府は消費者行政の推進に努めているが、その施策の適切を期するために国民生活研究所のごときものが必要だという、こういう趣旨のことが述べられ、法案の内容に先だって政府はその推進に努めておられます消費者行政についてお尋ねしたいんですが、消費は経済全体の活動の中の、生産、流通、分配と並んで経済循環の重要な部分を占めるわけで、外国では、たとえばスエーデンでは消費庁、ノールウエーでは消費のための特別な消費省というようなものがあって、非常に経済の循環の最終段階と……
○中田吉雄君 私はただいま議題になりました海外経済協力基金法の改正案に入ります前に、少し総括的なことを若干お尋ねしたいと思う次第であります。 まず第一に、国際経済の、あるいは世界経済の構造変化ということからもう一ぺん基金法というものを本格的な検討をして、そのはっきりした位置づけをやって出発すべきじゃないか、今回出ていますような二つの点の改正についても私たちも賛成するのですが、もっと本格的な世界経済の構造変化、こういう問題において本法がどういう位置づけをさるべきかという点を検討すべきじゃないか。と言いますのは、一九五八年のローマ条約から発足しましたEEC、その後アジア、極東地域あるいは中南米地……
○中田吉雄君 資料の要求ですが、すでに二四ばかりいただいておりますが、その後衆議院に、あれ以外、正規に袋に入っていただいた以外に出しておられるものがあればいただきたいということと、公取から外資系の会社の資本提携の内容、契約内容等の資料ができていますが、あれではとにかく小さい、虫めがねで見なければならない不鮮明なもので、これはひとつ専門員室からでも、もっとはっきり書いた――全くぶち込んだ小さい文字で、なかなか判読にたえぬというようなものですから、そういうことでないようにお願いしておきます。
○中田吉雄君 三村さんと南部さんにお尋ねしますが、探鉱活動について、私も実は日本の戦前、欧米各国の戦前の石油の出る量と、今出る量の相違を調べてみまして、特にイタリア、フランス、ドイツ等がけたはずれな、しかも集中的な持続的な投資をやって、たいへんな量を国内でも――サハラは別ですが、国内でも出しておるので、日本でも資源の自由化を控えて蔵ざらえをするというような意味で、画期的な大探鉱をやってみたらというふうに思うのですが、たいへん増資にも苦労されておるようですが、そういうことをやってみて、専門家とされて、まあ探鉱費用に比例するというようなこともあったのですが、海底油田とか、そういうことの将来性という……
○中田吉雄君 佐藤大臣にお尋ねする前に、ちょっと川出鉱山局長にお尋ねしますが、昨年十二月にエネルギー懇談会に第一次案が出まして、そうして最終案をいただいているわけですが、新聞紙上にそれまでたびたび各界の意見を聞きながら何次案と発表されたようでしたが、一体これは、最終案は第何次案になるのでしょうか。
【次の発言】 業界もだいぶ混乱しまして、ひょっとすれば流産するのではないかというふうにも思われましたが、佐藤大臣、川出鉱山局長以下の御努力でまあ成案ができましたことについては、私は粘り強い慎重な努力に対しては敬意を表するものですが、ただ、業界の反対を調整しながら本法案をまとめられるために、重要な点が……
○中田吉雄君 アラビア石油の引取問題ですが、佐藤大臣は昨日アラビア石油を、自分のところで精製施設も考えているようだし、直ちにその引取機関の問題と結びつけるわけにいかぬというような慎重な――何ですか、精製施設を作るにいたしましても、これは数年もかかると思うのですし、アラビア石油の利権料は末端の最終の利益の五割六分ですか、というようなこともあって、いろいろ制約もあるし、しかも予想外の世界の十大油田というふうなことで、八十万トンも入りますれば、月に。なかなかこれは既存の引取態勢からいってめんどうじゃないかと思う。実は私の党の政策審議会等にも、これは背景に加屋興宣氏等もあり、そういうものを社会党は応援……
○中田吉雄君 近藤議員が質問されましたので、簡単にお尋ねしたいと思うのですが、現在商店街組合は任意団体としても、あるいは中小企業等協同組合法による協同組合組織でもできますし、さらに今回通りました一たしか通ったと思うのですが、中小企業団体の組織に関する法律の改正によってもできるのですが、さきに首藤議員から御説明のあった、種類の違った、環境の整備という二点だけで、この単独立法を必要としたのでしょうか、その点ひとつ首藤議員からお伺いしたい。
【次の発言】 この商店街振興組合法による商店街振興組合を設立する場合、これが通れば今度中小企業団体組織法の商店街組合に関する事項は削除するのですか、そのまま残し……
○中田吉雄君 関連して。大臣は、国鉄の運賃まだ上げていないのだから、今木材が上がっているのは関係ないのだというような、需給のことは、よくわかりますが、しかし、ちゃんと、それを含んで上がっていることは、大豆は、きのう通った関税率の値上げが、一〇%が二二%になるということで、それを含んで大豆が値上がりして、とうふが小さくなったりしていることは、これは、ちょっと大臣の説明は行き過ぎで、もう大豆の関税率が自由化に伴って一〇%を二二%にする、それが四月から実施するということを含んで、それも一つの大豆の値上がりの要因となっているので、需給関係が大筋でしょうが、しかし全く関係なしとはしない。木材価格の高騰に……
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