一松定吉 参議院議員
3期国会発言一覧

一松定吉[参]在籍期 : 2期-| 3期|- 4期- 5期
一松定吉[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは一松定吉参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

一松定吉[参]本会議発言(全期間)
2期-| 3期|- 4期- 5期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 参議院本会議 第2号(1953/05/19、3期、改進党)

○一松定吉君 私は、慣例に従いまして皆様のお許しを得て、只今御当選に相なりました議長並びに副議長に対しましてお祝いの言葉を申述べたいと存じます。  河井議長は、帝国大学を卒業せられまして官界に身を投じられ、宮内官或いは貴族院の書記官、或いは書記官長の栄職に着かれ、後、貴族院議員、参議院議員に御当選に相成りまして、温厚篤実の政治家として令名のあるかたであります。  又、重宗君は、電気の学校を卒業せられた後、電気事業に努力せられて、幾多の貢献を残され、後、貴族院議員並びに参議院議員に選任せられた御経歴を持つておるかたでございます。  これらの両君が我が参議院の正副議長として御就任相成りましたことは……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第10号(1954/02/17、3期、改進党)

○一松定吉君 私は改進党を代表いたしまして、警察法のこの法案に関しまする疑義を質したいと思うのであります。  先ず、今回のこの警察法の改正案は、現行の警察法と大分変つて改正されておるのであるが、その骨子は、つまり公安委員の権限を縮小した事実や中央集権的の警察制度の強化、そうして総理大臣の権限が拡張され、自治警が廃止されたということに重点がおかれておるようであります。この点につきまして、今まで質問せられておりまする諸君の質問に対する閣僚諸君のお答えは、国家警察を再び起す意味はないのだ或いは民主主義を破壊する考えはないのだと、こういうようなお答えをしておりまするが、我々は政府が国家警察再現をやると……

第19回国会 参議院本会議 第23号(1954/03/26、3期、改進党)

○一松定吉君 休憩ですか。
【次の発言】 私は改進党を代表いたしまして本問題について、少しく質疑を進めたいと思いますが、大体のことは、今までの質問者によつて十分要領を得たと思いまするから、質問者の余り質問しない点について私の気付いた点をお尋ね申上げたいと思うのであります。  先ず本件は、日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法案でありまして全くMSAの第三条の規定から来る法案であるということは周知の事実でございますが、問題はこういうような、いわゆる十年以下の刑罰で以て縛るというような法律については、国民に徹底的にこれを周知するという方法をとらなければならんと思うのでありまするが、本法につきまして……

第19回国会 参議院本会議 第51号(1954/05/26、3期、改進党)

○一松定吉君 私は改進党を代表いたしまして、本案に対しまして賛成の意を表明するものでございます。(拍手)  先ず申上げておきたいことは、こういうような法案が必要であるかないかというようなことに関しましては、いろいろ議論の存するところでございますが、私は社会党の諸君と異なりまして、いわゆる憲法九条の解釈が違うのであります。憲法九条は正当防衛権までも放棄したのであるという解釈が、いわゆる社会党のかたの御解釈。私どもは正当防衛権の行使は憲法九条において放棄していないという信念に立つております。(「曲解だ」と呼ぶ者あり)これは曲解でも何でもない。我々人間、生きとし生きておるものは、ことごとく自分に対し……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 参議院本会議 第25号(1956/03/26、3期、自由民主党)

○一松定吉君 皆様、ただいまは私のために、当院並びに衆議院において、二十五年以上国政のため働いたという御趣旨のもとに、院議により表彰していただきましたことは、ほんとうに身に余る光栄でございます。  私は、多年国会に議席を持ってはおりましだけれども、これという何らの功績もありません。それにもかかわらず、本日のこの栄誉ある表彰にあずかりましたことは、ほんとうに感謝、感激にたえません。重ねて御礼を申し上げます。  御承知の通りに、私は、年はとっておりますけれども、まだ心身ともに至って健全でございますから、今後とも、国家のために粉身砕骨、職務に精励し、皆様の御厚志にお報い申し上げたいと考えております。……

第24回国会 参議院本会議 第60号(1956/06/03、3期、自由民主党)

○一松定吉君 潜越ながら、本日をもって任期満了いたしまする諸君を代表いたしまして、ただいまの議長のごあいさつに対して感謝の意をささげるとともに、残存議員の諸君に対して、お別れのごあいさつを申し述べたいと思います。(拍手)  私ども長い間、大過なく今日に至りましたことは、全く、議長初め同僚各位の深甚なる御恩情と御後援のたまものでありまして、真に感謝感激にたえません。つつしんでお礼を申し上げます。  この任期中、皆様方のほんとうにわれわれに寄せられたるその御厚情に対しまして、ここに重ねて感謝の意を表する次第でございます。(拍手)  時局はますます多事多端でございますから、どうか議長初め皆様方におか……

一松定吉[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

一松定吉[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 法務委員会 第2号(1953/05/28、3期、改進党)

○一松定吉君 大したことはないのですが、ただ少し私どうかと思うのですが、この少年院法のこれを七月三十一日までに延期するということは、いずれこれはこの議会が七月三十一日までの間にはこの改正案を出して、その改正案が通過して、その通過した改正案によつて運用するというお考えだと思うのですが、これはこんなぎりぎりにしないでも、もう一カ月ぐらい先にしてやつたほうが確実だと思うのですが、これを二カ月というふうに限定して、若し七月三十一日までにこの法案がいろいろな事情で通過しないということになると、又こういう法律案を出さなくちやならんということになるのですが、なぜこういうようにぎりぎりにしてあるのですか。二カ……

第16回国会 法務委員会 第5号(1953/06/30、3期、改進党)

○一松定吉君 これは何ですか、判事補の採用が現行の法律によればよほど制限を受けておるために、人を殖やさなければならない必要上、かような立法をしなければならないようになつたものと思うのですが、それはそうでしようね。
【次の発言】 私どもが実際に携わつてみますと、どうも近頃判事補若しくは検事というような人々の若い人々がどうもまだ私どもどうかと思うような、平口で言うと、お粗末な人の数が大分殖えたように思うのですが、そういうような点についてこういうような便宜な方法を用うることは現状止むを得ないといたしましても、もう少し実地の修習等について当局は力を入れて、そういう世の中の人の非難を受けないような人物を……

第16回国会 法務委員会 第6号(1953/07/01、3期、改進党)

○一松定吉君 もうないですか。それじやちよつと私、一つ……。法務大臣でないほうがいい。法務大臣では余りあれですから当局者のほうに一つ。先ず資料の要求をいたしますが、警察官が検察庁を通じて逮捕状を請求した件と、検察庁を除外して自分が進んで裁判所に逮捕状を請求した数と、それから今度検察庁を通じて逮捕状を請求した数と、それらの一つ比較表をお願いをいたしたい、それが一つ。それから検事勾留だね、捜査をする必要上逮捕状を執行して、そうしてこれを十日間勾留する。その十日間のうちに釈放した者の数、十日以上拘束しておいて、そうして二十日以内に釈放した者の数、それから二十以上経過して勾留を継続した者の数、但しこれ……

第16回国会 法務委員会 第9号(1953/07/09、3期、改進党)

○一松定吉君 司法試験の司法試験管理委員会の委員というのは三人だ。そうしてその三人のうちの二人は法務事務次官と、最高裁判所事務総長、いま一人は法務大臣が弁護士連合会のうちから推薦された者を任命する。これが司法試験管理委員会の委員三人であるが、この司法試験の直接衝に当る司法試験官、これは何名でどういう人を任命するわけですか。
【次の発言】 そうすると十五条によつて司法試験管理委員会の推薦に基いて法務大臣が試験考査委員を命ずるということになつておるのですが、そうすると司法試験管理委員会の推薦した人に対して不適任者があつたというようなときには、法務大臣はそれは採用せんでもいいんですか。

第16回国会 法務委員会 第10号(1953/07/10、3期、改進党)

○一松定吉君 航空機事故の防止じやない。航空機事故の原因だ。どうして近来航空機に対する悲惨なああいう被害が続々出るのか、その原因について当局の知つておるだけのことを一つ発表して頂きたい。それによつて或いはいろいろな質問が附随して起きることはありましようが、今私の要求しておるのは、飛行機の悲惨なる事故が近来起る、この間アメリカの航空機が墜落して全員が死亡したというような、ああいうことの原因ですね、その原因について詳細に承わりたいと、こういうことなんだ。
【次の発言】 操縦士の過失と、それから機関の故障ですか、二つは……。
【次の発言】 日本の航空機の墜落が八回あつた、そのうちの一番主なものは三十……

第16回国会 法務委員会 第13号(1953/07/15、3期、改進党)

○一松定吉君 よく私はこれはわからんのだが、一体こういう保護観察に当る人の学歴とか、人格とか、修養とかいうようなものはどうなつているのですか。
【次の発言】 どういうことを研修しますか。
【次の発言】 つまりこの少年院若しくは少年法の支配を受けるような少年はとかくその素行及び思想等が普通の者と違うことは異論ないのですからして、そういうものを是正し矯正し、教食を高めるという方向に向つて努力しなければならんことは異論ないのですが、そういうような任務を尽すことに適格な人をその保護観察とか或いは教養趣味という方面に使わなければ、ただ高等学校出たとか或いは研修所で研修したというようなことで自分の素行が治……

第16回国会 法務委員会 第14号(1953/07/16、3期、改進党)

○一松定吉君 刑の宣告猶予の制度は、すでに外国にも行われているのでございまして、現に私が衆議院議員であつたときに、何回もこれを、議員提出法律案として出して、そして衆議院は二回通過した。あなたは御承知でしよう。それが未だ我が国には実現せられないことを私は遺憾に思つているんですが、今あなたの御説明によると、宣告をしなくて、そのままに数年経過した後に、その宣告猶予の判決を取消すというときには、新たに裁判をするについて裁判官が変つておる、或いは証拠書類等が散逸しておるというような弊害がある、又判決文を作つておいたとすれば、人の作つた判決文を取消をするときに、関係のない裁判官がそれを言渡しをするという不……

第16回国会 法務委員会 第18号(1953/07/21、3期、改進党)

○一松定吉君 それは、逐条説明書ですか。
【次の発言】 逐条説明書ですか。

第16回国会 法務委員会 第19号(1953/07/22、3期、改進党)

○一松定吉君 今弁護権のことで一つまとめて質問したいのですけれども、どうも近頃やり方が面白くないから一つ伺つておきたいが、問題は三十九条の三項「検察官、検察事務官又は司法警察職員は、捜査のため必要があるときは、公訴の提起前に限り、第一項の接見又は接受に関し、その日時、場所及び時間を指定することができる。但し、その指定は、被疑者が防禦の準備をする権利を不当に制限するようなものであつてはならない。」これですね。我々がいつも弁護人として被疑者に面会を求める、そうすると面会させまいとして、二日も三日も延ばした先の日に、而も例えば小菅なら小菅だといたしますと、小菅まで行かなければならんのに、午前の正九時……

第16回国会 法務委員会 第20号(1953/07/23、3期、改進党)

○一松定吉君 牽連して一つ私からお伺いしますがね。その起訴した後に無罪免訴になつた場合において刑事補償を求めるという現行法は範囲が狭い。起訴前において検事が不起訴にした、ところが、御承知の通りに、犯罪が成立するけれども起訴猶予したがよかろう、或いは情状酌量、微罪等によつてそういう場合がある、それから証拠十分でないのだということで不起訴にする場合、公訴が時効にかかつて、もうそれは公訴を提起すべからずというようなことで不起訴にする場合、或いは管轄違いであつて不起訴にする場合とかいろいろあることは御承知の通りでありますが、そのうちの、犯罪が成立しないのだというときと、犯罪が成立するかしないか証明が十……

第16回国会 法務委員会 第23号(1953/07/27、3期、改進党)

○一松定吉君 これは結局私の考えでは「明らかに」という文字を衆議院で入れたのは、少しく思い過ぎて却つて解釈上おかしくなつたんじやないかと思う、亀田君のおつしやつたのは尤もだと思う。疑問は一体現行法にはその逮捕状を要求すると、裁判官は盲判でも何でもどんどん押すのだ、出すということになつておるが、それを是正しなければならない。これは盲判を押すようなことをしてはいけないので、逮捕状を請求した時分にはその請求事実の内容を調査してそうしてこれは逮捕状を出さねばならない、これは逮捕状を出すことはできないのであるということを、裁判官に多少の判断権を与えた上で逮捕状を出すということにすれば、逮捕状の濫発という……

第16回国会 法務委員会 第24号(1953/07/28、3期、改進党)

○一松定吉君 「明らかに」はやはり衆議院の連中もやはりそういうものを中に入れて懇談をすると、今岸さんのお話だけでは明らかに入れるのがいいかどうかというまだ問題の解決になつておりませんから……。

第16回国会 法務委員会 第25号(1953/07/29、3期、改進党)

○一松定吉君 私はこの政府の御提出になりました原案のうち、衆議院で修正せられまして、当院に送付せられたるところの衆議院の修正案は大体において賛成でございますが、そのうち二、三カ所なお修正を加えたいと考えられますから、その点を申上げて、然るのちに態度を明らかにしたいと思います。  先ず、衆議院から送付せられました修正案のうちで、第百九十九条第二項を次のように改めるというこの一項目であります。この項目の本文において私は賛成でありますが、但書の「明らかに逮捕の必要がないと認めるときは、」云々とありまするが、このいわゆる「明らかに」という四字を削るのです。四字を削りまして、「但し、逮捕の必要がないと認……

第16回国会 法務委員会 第26号(1953/07/30、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと伺いたいのは、第一条の二十五条二号中に云々の次の先に「禁錮以上ノ刑ニ処セラレタルコトアルモ其執行ヲ猶予セラレタル者一年以下ノ懲役又ハ禁固ノ言渡ヲ受ケ情状特ニ憫諒ス可キモノアルトキ」又同じ執行猶予ができる。そうすると一年以下の懲役又は禁錮に限るのだから、そうすると例えば一年六箇月とかいうことになれば、もう如何に情状酌量すべき点があつても二度執行猶予ということはできんことになる。そこでこの刑法の法文をくつて調べて見ると、つまり刑法の六十六条、六十七条によつて、犯罪の情状憫諒すべきものは酌量してその刑を減軽することができる、そうして六十八条によると、懲役若しくは禁錮の刑期を減ず……

第16回国会 法務委員会 第30号(1953/08/07、3期、改進党)

○一松定吉君 これは新聞の報ずるところによりますと、その翌々日か何か、笠松とかいう別の裁判長で同じことがあつた。それを許可しないということで、このために大分ごたごたしたので、然らばというので、開廷をして法廷を開いたということにせずして退廷したのちに、判検事や事務官のいないところで黙祷したということがありましたね。それはあつたのですか。
【次の発言】 何かこの初めの吹田事件の裁判長佐々木というのですか、その人の、昨日あたりの夕刊等の記載によると、若し国会で問題になつて召喚されても出る義務がないのだ。国会が裁判権に干渉するということはこれは不都合だから出ないと、こういう意見を発表したということが新……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 法務委員会 第閉会後1号(1953/11/19、3期、改進党)

○一松定吉君 この売春の悪であるということは恐らく何人もこれに反対するものはないと思います。然らばこれを一体どうすればいいのかということが問題になるので、御婦人の議員諸君はいろいろお話を承わつて見ると、売春というものを一切禁じてしまう、そうして性病予防というような方面に寄与して国民の健康を立派にし、女性の素行を優良ならしめるという方面に導かなければならないというお考えのように思うのでございます。私どももそういう点については何ら反対はございませんが、ただ私がいつも考えておりますることは、生きとし生けるものが生殖ということに向つて、これはもう生き物の当然のこれは行いだ。それを何とかしていわゆるはけ……

第17回国会 法務委員会 第閉会後2号(1953/11/20、3期、改進党)

○一松定吉君 私も中山君と同じ意見ですがね。併し今次長にそういうことを追つても、次長も答弁はできないと私は思う。そこでまあ我々の考えでは、本当に国家顛覆の暴挙をあえてするような計画を立てて潜行的にやるなんというようなことは、これは公共の福祉に反する行動なんだ。本当に憲法において保障されている自由の行動じやない。そういう点について、いろいろ矛盾があれば、憲法の十九条も改正するがよろしいし、とにかくこれは取締らなきやならん。アメリカさんがやつて来て、軍隊を全部やめさせてしまつたということは、昨日の副大統領の発表にあるように、アメリカの間違つた政策であつたと同じように、この共産党で十年も二十年も入つ……

第17回国会 法務委員会 第4号(1953/11/04、3期、改進党)

○一松定吉君 私は本案には賛成なんですが、その賛成の中でも、今亀田君の言われましたように、憲法の七十三条の規定によりまして、条約を締結するということについては、事前に国会の承認を経るということは原則です。これは時宜によつては事後に承認を経ることはできるけれども、例外規定なんです。国会の意思を尊重するという意味において事前に国会の承認を経るということが原則でなければならんことは言うまでもありません。それを事後にやるというようなことになつて来るから、常に秘密外交というなうな非難の問題が起る。だからしてそういうようなことは将来政府は改めて、やはり国会を尊重するという建前から、事前に国会の承認を経てそ……

第17回国会 法務委員会 第5号(1953/11/05、3期、改進党)

○一松定吉君 これにはまあいろいろ問題があろうと思いますが、取りあえず私は一つ或る問題を取上げてこれを関係当局にその考を質し、なお場合によりましては、実地の見聞をして頂いて、今これから私が申上げまするような弊害を取除くことが検察並びに裁判の運営に関する有効適切なる一方法であると考えます。それは全国の刑務所若しくは警察に附置されておるものであると思うのでありまするが、今ここに申上げまする実例は、松江地方裁判所の庁舎の裏庭に建設せられております。同地方では仮監と称しており、それは裁判所と刑務との間の距離がありまするために、その刑務所に収容されておりまする被疑者、被告人等を検察庁若しくは裁判所に呼出……

第17回国会 法務委員会 第6号(1953/11/06、3期、改進党)

○一松定吉君 全国に同様の仮監がどのくらいありますか。
【次の発言】 古いというのです。
【次の発言】 その感じたところを一つ例示して下さい。
【次の発言】 是非一つそれを明らかにして下さい。それから全国にそういうような悪い仮監のあるということはいつおわかりですか。
【次の発言】 松江の仮監が特にひどいとうことはいつおわかりになりましたか。
【次の発言】 今年のいつです。
【次の発言】 それはいつわかつたかということを、あとでやはりお取調べの上で御返事願いたい。  それから今年わかつたというのですが、これは随分長い間、聞くところによると明治二十六年頃からという話を聞いておるのですが、二十六年と……

第17回国会 法務委員会 第7号(1953/11/07、3期、改進党)

○一松定吉君 松川事件について世の学者とか、いろいろな評論家とか、新聞記者というような人が、いろいろなものを数千通も裁判所に送つて、無罪だ、無罪だというようなことをやるというようなことは、全く裁判というものの真意を知らない人々のやり方であつて、裁判というものは裁判に提示された各証拠によつて、判事の心証によつて裁判すべきか我が国の裁判の神聖な処理である。然るにいろいろな証拠でも証拠によらないで、被告人の言うことだとか、主義だとか、輿論、新聞の記事とかいうようなことを楯にとつて、そうして裁判官に向つてこれは無罪だから、無罪にしろというような要求をしたり、圧迫をしたり、申入れをするということは全く問……

第17回国会 予算委員会 第2号(1953/11/04、3期、改進党)

○一松定吉君 私は与えられた時間が僅か十分でございますから、主として水害対策に関しまして総理大臣の御意見を承わりたいのであります。若し専門的な言葉になりまして、総理のほうで御答弁が御困難であります場合は、建設大臣のほうから御等分を願えれば結構でございます。  近年しきりに続きまする水害について、我が日本のように数千の大中小河川のある川では、水虫対策というものは、常にこれを十分に練つておいて、かくのごとき被害を少しでも少くしなければならんことは、政治の要諦であると私は考えております。こういうときに、殊に昨年から本年にかけまする水害は、我が国における近末未曾有の被害であることは、これは異論のないと……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 法務委員会 第2号(1953/12/03、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと政府当局に伺いますがね。裁判官の報酬を上げるということは、これは片山内閣のときにやつたと思うのですがね、芦田内閣でありましたか、塚崎君が最高裁判所の長官代理として内閣に働きかけましたときに、法務大臣は鈴木君であつたと思うが、裁判官の地位というものは、よほどこれは高くしなければならない。だからむしろ国務大臣以上にその裁判官というものの地位を高めなければいけない。我が国における裁判官に対する信頼感の強いということは、裁判官というものが至公至平で物事を見て判断することによつて、そうして国民の利害関係を裁断するということに権威があるのだから、その人の地位はどこまでも高めなければな……

第18回国会 法務委員会 第3号(1953/12/04、3期、改進党)

○一松定吉君 まあ法務大臣に向つて法律上の議論を吹つ掛けてやるというようなことはこれは私としてはできない。なぜかと言うと、法務大臣は法律家ではない。ただ法務大臣という地位におられることによつて平素修養せられたる常識によつてすべてのことを御判断して頂いてそれがためにこれはすべてのことがスムースに運営せられておるのでありますが、法律上の一字一句をとらえて、法律解釈につきまして我々専門家と意見を交換することはむずかしいと思いますが、ただ自分の考えを法務大臣に申上げておきたいことは、労働法の第十七条の違反は、つまり憲法の二十八条の「勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保……

第18回国会 法務委員会 第4号(1953/12/05、3期、改進党)

○一松定吉君 今棚橋委員から松江における仮監の実情の御報告があつたのでありますが、実は私本年の七月でありましたか、その仮監を実見いたしたのでありますが、これが柳沢というかたが全国区から本年の四月に参議院に立候補いたしまして、そのかたの選挙違反事件について大阪の阪神築港株式会社の重役並びにその秘書、その人が十数万円の金をばら撒いて買収したという嫌疑のために、松江の刑務所に収容されておつたのであります。そうして二十一日間抗束されておりまして、そのうちの十数日間が毎日刑務所からこの仮監に引張り出されまして、そうして仮監から検察庁に引張られて調べを受けた。そのうちの半分以上が朝九時半頃呼出されまして、……

第18回国会 法務委員会 第5号(1953/12/07、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと伺いますがね、この前の表で、つまり次長検事、その他の検事長は、現行は七万二千円である。それを今度は原案としては七万五千円にしようということである。それを今度七万八千円にする……、次長検事ですね。現行法は七万二千円であるのに、原案は七万五千円にしようとするのですね。これはこのままですか。
【次の発言】 七万八千円というのは、これは何ですか。
【次の発言】 それが七万八千円であつたのを、八万一千円にしよう、東京検事長を……。その他の高裁長官を八万一千円、次長検事が七万二千円であつたのを七万五千円、そうするとその他の検事長と同じようにこれを上げるのだね。そこで検事の特号というも……

第18回国会 法務委員会 第6号(1953/12/08、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと今あなたの発言のうちで、将来は裁判官と検察官を同等の立場において待遇を同じようにするということを言つたように聞えましたが、そうですか。
【次の発言】 それをどうする。
【次の発言】 その均衡をとるという言葉がどういう意味か知りませんが、私どもの考えでは裁判官と検察官とは均衡をとつちやいけない。裁判官のほうを検察官よりも一段と高いものにするということが裁判官の品位を高め、国民の信頼感を深めるということにおいていいのであつて、従つてこの俸給の改正のときにおいても最高裁判所の長官若しくは裁判官というものは検事よりも一段高くするという意味で特にやつて、検事総長一人だけは併し最高裁……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 法務委員会 第3号(1954/02/18、3期、改進党)

○一松定吉君 私も一つ、結局交通事件は交通取締に反する行動のあつたということでの即決裁判でありましようから、そういうような点に対する資料として、例のゴ一・ストップ、赤と青の出るあの時間は何を基準にしてあの時間をきめたのか、きめ方、きめる法令の根拠、それから交通遮断とか、交通禁止とかいう、あの場所をきめる、それは何を根拠にしてああいうことをきめるのか、その資料を頂戴したい。それがつまりこの交通事故の違反の原因になるのですから、それの一体根拠は何か。それから例のあの巡査が踏台に立つて手を右に振つたり、左に振つたりしている。あの巡査のやり方は一体何を根拠にしてああいうふうに時間を速くしたり、遅くした……

第19回国会 法務委員会 第6号(1954/03/05、3期、改進党)

○一松定吉君 赤信号とか青信号というのは場所によつて時間が逢いますか。
【次の発言】 警察官が立つて手をひろげたり、曲げたりしておる。あの時間は制限がないわけですか。
【次の発言】 さつきお尋ねのことに関連してですが、スピードを出し過ぎたとか或いは停止信号の出ているのに停止線を通り過ぎるというようなことか何か知らんが、そこを取締つておる交通巡査につかまえられて、そうして非常に長時間訊問せらるる、それがために中に乗つておるお客さんは、時間を非常に急ぐ。例えば汽車に乗る場合に、汽車に乗遅れては大変だという場合に、やはり途中でとめられて調べを受けるというようなことにときどき出会う。私は幸いに汽車に乗……

第19回国会 法務委員会 第8号(1954/03/11、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと関連して……。それは何ですか、三十二条の裁判所じやないのですか、この公開の法廷というのは……。
【次の発言】 なぜそれはないと解釈するのですか。三十二条でもいいじやないですか。三十二条の裁判所でない……、そうすると今のお問いのように、裁判所というこの憲法の裁判所以外の公開の法廷というものを設けるのですか、新規に。
【次の発言】 若しそれでないとするならば、ここに公開の法廷というようなことについて、公開の法廷というようなものをこしらえるのですか。
【次の発言】 それならば三十二条の裁判所の法廷ということになぜ説明しないのですか。

第19回国会 法務委員会 第閉会後13号(1954/11/04、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと長官に伺いますが、調べられておる人と調べる人とが質問応答しておることが、外部において聴取せられつつあるということは、調べられておる人は知らないのですね。そういうような装置で作られた調書が刑事訴訟法上有効だとあなたは仰せになられるのですが、そうすると刑事訴訟法の三百二十二条の「任意にされたもの」であるというお考えですか。その調書に供述した人は……。
【次の発言】 宮城さんの御質問に対して、それは法律上有効なものであると思うとあなたはお答えになつたね。宮城さんはそういうことによつて聴取された調書が法律上有効であるかどうかということをあなたに質問したと私は思う。それはあなたは法……

第19回国会 法務委員会 第16号(1954/04/08、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと簡単に一つ菊井さんに伺いますが、この今の三百九十九条の一号、二号は議論ないね。これは色彩が明確だし議論ないが、この三の「又ハ判決ニ影響ヲ及ボサザルコト明ナル法令ノ違背ヲ理由トスルモノナルトキ」これがどうもなかなか問題がたくさんあるのじやないかと思うのだがね。例を挙げたらどうなりますかね。ちよつと一つその例を挙げて頂きたい。「判決ニ影響ヲ及ボサザルコト明ナル法令ノ違背」という場合かどういう場合口を……。
【次の発言】 それが主観的で判決に影響を及ぼさないものだと判事が思うわけです。併し上告した人がこれがいわゆる判決に影響を及ぼすのだと以つて上告理由にしてやる。裁判官はそんな……

第19回国会 法務委員会 第19号(1954/04/15、3期、改進党)

○一松定吉君 何ですか、百十四条の一項だね、二項は削るというのだね……、一項に「裁判所ハ口頭弁論ヲ経スシテ判決ヲ以テ訴ヲ却下スルコトヲ得」と、そうするとこれは却下するという任意規定で、却下せんでもいいという解釈じやないか。百十四条の一項は「口頭弁論ヲ経スシテ判決ヲ以テ却下スルコトヲ得」だから、だからして口頭弁論を経ずして判決を以て却下することができるので、却下せんでもいいという任意規定じやないのですか。
【次の発言】 そうすると「得」というのは任意規定じやなくて判決を以て訴を却下しなければならんという規定ですか。
【次の発言】 そうすると今までの法律用語として、「得」というのは裁判所の判決を以……

第19回国会 法務委員会 第20号(1954/04/16、3期、改進党)

○一松定吉君 大変よいお考えで、簡略にすることは結構ですが、今までのような形式にすると、裁判長並びに裁判所書記という方が署名捺印しておつたが、いわゆる訴訟記録の偽造というような場合には、いわゆる今までの定説によると、署名者の資格を偽わるということになつておつた。今度署名がない。捺印だけということになると、これはどうなる。その文書偽造ということについての始末を……。判事、書記官の名前がないと、そのときいわゆる今までの解釈は、署名の資格を偽わることが文書偽造だつた。内容の変更は内容の偽造であるので、だからそれは変造になるのでして、偽造にならないというような議論が学説で、判例もきまつておつた。今度こ……

第19回国会 法務委員会 第24号(1954/04/27、3期、改進党)

○一松定吉君 どうです水野君、和島君からもよく承わつたが、僕らも余りにもぼうつとしていて、どうでも解釈できて、どうでも罰せられるというようなことで、これは事実もう少し絞らないと、本当に国民は安心してこういうようなことの行動に関与することができないような点が非常に危険に思つておるが、両君の御意見がそうであると私も同感ですが、例えば不当な方法なんというのは、刑事特別法にも用いられておるけれども、こういうような用語というのは、戦後にできた言葉で、それから今和島君が、言つたように、「収集することができないようなもの」こういうことは実にあいまい千万です。本当はこういうことはもう少しやはり絞らんと、本当に……

第19回国会 法務委員会 第32号(1954/05/10、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと関連して……。何ですか、国会の仕事は業務ですか。職務ということは言えるかも知れないが、国会議員が業務かね。そういうことを特に明らかにせんといかんよ。国会議員の職務ということは言えるが、国会議員が国会へ出て法案を審議し、予算を審議することは業務であるというようなことは初めて僕は聞くのだが、それでいいかね。
【次の発言】 そう解釈すれば別に応対もしないがね。併しそれは法律用語としては間違いだね、そんなことは……。

第19回国会 法務委員会 第33号(1954/05/11、3期、改進党)

○一松定吉君 中山君の質問に牽連して少しばかり伺つてみたい。第三条の一項の一号ですね。「わが国の安全を害すべき用途に供する目的をもつて、」ですからそういう目的を持つて探知し、若しくは収集しなければならない。そういう目的でなくて探知したり、若しくは収集したりしたときには、勿論この犯罪は成立しないことは議論はないと思いますが、これは間違いないでしようね。
【次の発言】 そこで或る人が、今の中山君の言うように、男女の関係で秘密を洩らされた、洩らされたときは、それは探知したのでもなく、収集したのでもない。これは犯罪にはならない。長官の言うのはよくわかります。その女が今度は他人に洩らす。そのときにこの第……

第19回国会 法務委員会 第37号(1954/05/15、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと関連してお尋ねしたいのですが、これはやり方によつては、防衛秘密に関する秘密というものが、或る者のために蹂躪せられて、全部秘密でなくなつてしまうことも私は考えられると思うのです。例えば或る者が、或る目的を持つてこの防衛秘密を探知する、探知して、そうしてそれを全部新聞に発表してしまう。自分が処罰される目的を持つてそういうものを全部公にしてしまう、そうすればそれは全部秘密でなくなつてしまう、そういうようなことも予想されますが……。
【次の発言】 私の言うのは、防衛秘密であつたものが、或る一人の悪意によつて全部秘密でなくなつてしまうということが想像されるのじやないかというのです。……

第19回国会 法務委員会 第39号(1954/05/18、3期、改進党)

○一松定吉君 今法制局長官は裁判所が判定するだろうと言われたが、それは問題が裁判にかかつたときはそうやるだろうが、原案を提出した政府はどう考えるか。政府はこう考えるのだ、その考え方がいいか悪いかは、事実問題のときに裁判所が判断するということはわかるが、あなたのほうで原案を出しておきながら、その原案に対して明快な回答ができないで、ただ裁判所できめるだろというようなことでは困るのです。
【次の発言】 併しこのいわゆる防衛秘密ということが保持されなければならん。この法文によるとそれを保持されるのには、この事件になつたときに、裁判にかけられる。かけられたときに公開するかしないかということによつて、これ……

第19回国会 法務委員会 第40号(1954/05/19、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと私伺いたいのは、この日米相互防衛援助協定に伴う秘密保護法というやつは、日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助協定、これを基礎にしてできたのでしよう。それならばこの相互防衛援助協定の第三条には「秘密の物件、役務又は情報について」と、こう三つ書いてある。ところが本件の秘密保護法では、物件と情報だけで役務を抜かしている。それはどういうことかということが一つ。重ねて言いますが、それは三条の一項だね。それから二項は、「政府は、この協定に基く活動について公衆に周知させるため、秘密保持と矛盾しない適当な措置を執るものとする。」、ところがこの三条の二項に基くこの「適当な措置」はどのよ……

第19回国会 法務委員会 第46号(1954/05/26、3期、改進党)

○一松定吉君 私は本法案に対しましては、その立法の趣旨には賛成でありますが、ただその修辞等が少しく不明確な点がありまするし、少しく範囲が広過ぎているとかというような点がありまするところをよくしぼつて明確にしたいというような立場から、本案に対しましては修正の動議を提出いたします。  先ず私が修正したいという点だけを申上げますが、お手許に配付してありまする私のこの本法案に対します対照表を御覧を賜わりますと、私の申上げることが一層明瞭になろうと思います。  先ず第一条につきまして、第一条のうちの第一項第二項、これにつきましては別に修正も何もございません。  第三項のうちの一号です。これは御承知の通り……

第19回国会 法務委員会 第50号(1954/05/30、3期、改進党)

○一松定吉君 私はここで一つ動議を出したいわけでありますが、それは本国会もいよいよ明日が終りのようでございまするが、仄かに承わるところによりますと、重要法案審議のためにあと数日間会期を延長するというようなことも聞いておりますから、若しそういうことになりますればということを条件といたしましてここに動議を提出いたします。  それは本件は、これは接収不動産に関する関係者の、借地人、土地所有者、借家人等に対して、最も利害関係の多い法案でありまするにかかわらず、特別調達庁、法務省、大蔵省、東京都庁等の間に話がきまらずいわゆる政府提案としての提出ができない状態にあるために衆議院における法務委員会の諸君の立……

第19回国会 法務委員会 第51号(1954/05/31、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと伺いますが、あなたのその憲法に違反するのだとか、或いは法は不遡及であるのにその原則に反するとかいうことはよくわかりますが、ところが仮に、不遡及の問題は、それは別に遡及することができるとか、できんとかいうことの規定のないものは不遡及の原則ということを言うのだが、法律で遡及することができるという規定が設けられて、必ずしも原則に、反するからということはどうかと思うことが一つと、今一つは権利を侵害する、成るほどすでに自分に還された土地を卸し者に貸してやる、第三者が登記している、そういうような場合でもお互いが話合の上で、相当の条件と相当の対価を出すから貸してくれんか、よろしいといつ……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 社会労働委員会 第27号(1955/07/18、3期、日本民主党)

○委員外議員(一松定吉君) 実はこの問題はちょうど私が厚生大臣のときに、私はアメリカのマッカーサーの方から呼ばれまして、はりとかきゆうだとか、一体人のからだにはりを刺したり、火をつけたりする、そういう野蛮なことはやめてしまえ、こういうことを私の方に話があったのであります。それはなるほど人のからだにはりを刺したり火をつけたりすることはよくないことであるが、わが国は数千年来の昔からこれが一つの病気治療の方法として用いられておった、ことに私自身が現にはりのため、もしくはおきゆうのためにこうこうこうやって神経痛が直った事実があるのだから、それは一つ許してもらわなければならぬと言うて、三度も足を運びまし……

第22回国会 懲罰委員会 第1号(1955/07/22、3期、日本民主党)【議会役職】

○委員長(一松定吉君) それではただいまから懲罰委員会を開会いたします。  本日は、公報をもってお知らせいたしておきました通りに、理事の互選を行いたいと存じます。この委員会の理事の数は二名ということになっておりますが、互選の方法は、成規の手続を省略して、委員長から指名することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議がないと認めます。それでは理事に長谷山行毅君と岸良一君を指名、選任いたします。  別に御発言もなければ、本日はこの程度において散会いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさようにいたします。  本日はこれにて散会いたします。……

第22回国会 法務委員会 第5号(1955/06/09、3期、日本民主党)

○一松定吉君 私は、今の質問応答を聞いておりますと、どちらの御主張もごもっともと思いますが、ちょっとここで一つ懇談を願いたいので、五分でも十分でも休憩していただいたらよくはないかということをお提案します。
【次の発言】 今の質問を聞いておってみると、私の懇談したいという要点に入っているのですが、それを表面に立って論議したところで、あまり効果がないと思う。懇談して効果あらしめた方がいいと思うが……。
【次の発言】 委員長、ただいま羽仁委員の花村法相に対する質問の中で、証拠なくしてみだりに逮捕状を乱発する弊が近ごろ非常に多い。それは人権じゅうりんのはなはだしきものであるのだが、こういうようなものに……

第22回国会 法務委員会 第11号(1955/06/30、3期、日本民主党)

○一松定吉君 今の御決定は大へんけっこうですが、それについて私これは小さいような問題だがね、やはり裁判制度に関する問題だが、法廷において法服を用うるの必要を私は痛感しているのです。昔は御承知の通り、裁判官、検察官、弁護士というものは、法廷に立つときには法服というものがあって、みな三者が威儀を正して裁判の神聖を維持したものだ。ところが、これが戦争後アメリカさんが来てから、法服というものは着てもよければ着ぬでもいいということになりまして、それがために、裁判官が着ておるものはつんつるてんです。まるでおかしな着物を、ほころびをあっちからひっつぎ、こっちからひっつぎ回したようなつんつるてんのような法服を……

第22回国会 法務委員会 第13号(1955/07/04、3期、日本民主党)

○一松定吉君 議事進行、もう大がい質問済んだように思うのですが、どうでしょう、定員法を上げてしまっては、簡単ですから……。これは反対もないでしようから……。
【次の発言】 これ日程に上していただいて……。

第22回国会 法務委員会 第14号(1955/07/08、3期、日本民主党)

○一松定吉君 各般の問題について、それぞれ最高権威者の諸君から詳細に御説明がありましたので、それらの点について私は今さら重複を避けますが、ただ私が三君に意見を一つ求めてみたいのは、問題になりましたように、最高裁判所の十五人の裁判官で裁判をするということで、すでに昨年には七千件という多数の事件が停滞しておった。それを今小野弁護士のお話しになったように、いろんな簡便な方法によって四千件くらいに今事件を減らしておる。しかしその減らしておるその減らし方は、国民が喜ぶような減らし力ではなかった。私はこの四千件のまだ停滞しておる事件のあるのを、今案は非常にわれわれは人権擁護の建前からして、何とかしてこれを……

第22回国会 法務委員会 第16号(1955/07/15、3期、日本民主党)

○一松定吉君 ほかでもないですが、私は字句の点ですが、少年院法の一部改正条文の第八条の二、とこに「在院者が矯正教育を受けるに際して、けがをし、又は病気にかかった場合において、これによって死亡したとき、又はなおったとき身体に障害が残ることが明らかなときは、法務省令の定めるところにより、手当金を与えるととができる。」とこうある。この在院者が矯正教育を受けるに際してけがをする、在院者が矯正教育を受けるに際して病気にかかる、その場合において法務省令の定めるところによって手当金を支給する、こういうのです。そうすると矯正教育を受けないときは、在院者が在院いたしておるのに矯正を受けておらん。今現に矯正教育を……

第22回国会 法務委員会 第18号(1955/07/19、3期、日本民主党)

○一松定吉君 石川さんの今の結論がちょっとわからなかったのですが、性病が蔓延するおそれがあるのだから、むしろ売春は取り締らない方がいいんだと聞いたようですが、あるいはそうでなかったのか、この結論だけちょっと聞きたい。
【次の発言】 そこで、売笑という制度はどちらがいいと……。
【次の発言】 売笑婦は残した方が……。
【次の発言】 そこで伺いたいのは、売笑を禁じてもそういうような梅毒だとか淋病とかいうものはなかなか少くならぬのだ、ほかの方面からもそういう蔓延があるのだ、そこで売淫がどうです、その結論のところだけ。

第22回国会 法務委員会 第20号(1955/07/25、3期、日本民主党)

○一松定吉君 議事進行について……。実は私がこの法案を審議するについて、昨年の議会の、昭和二十九年の六月九日に公布されている日米相互防衛援助協定に伴う秘密保護法というものが、すでに実施されている。しかるにこれが船舶、航空機、武器、弾薬その他の装備品及び材料をいうということで、すでに通過して、実施せられている。ところが今回は、それだけではわが国の防衛上おもしろくないというので、艦船も加えなければならないというので、条約によって、ついにその条約が締結されて、効力発生せられておる。その艦艇について秘密がある場合に、これを一つ船舶と同じように、秘密保護をしたいからというのが、この政府提案の理由でありま……

第22回国会 法務委員会 第22号(1955/07/28、3期、日本民主党)

○一松定吉君 ちょっと伺います。これがかりに法律となったとして、こういうような法律の支配を受ける件数はどのくらいある見込みですか。
【次の発言】 これが法律となりますと、争いになるのは、土地の値段が非常にその後において暴騰したような場所に、多くこれが行われる。そういうようなことに対して、件数は五、六千件たが、影響するところはずいぶん大きく、裁判官も調停委員も家庭裁判所の判事等、ずいぶんこれはたくさん人を要すると思う。そういうような点について予算は要らぬどころか、大いに予算をふやして員数をふやさなければ、容易にこれは処理できないと思うのですが、その点について政府当局の意見はどうですか。

第22回国会 法務委員会 第23号(1955/07/29、3期、日本民主党)

○一松定吉君 一言ごく簡単だが、執達吏の待遇改善のために手数料を値上げするということには反対いたしません。それはいいでしょう。ところが今、中山君の質問されたように執行吏がいろいろな者と共謀して債務者をいじめるようなことが非常に近ごろ多いのですね。そういうようなことについてほんとうに国民の権利を保護し、執行吏の行き過ぎを是正するということについては、法務省等において相当の監督等をしておるだろうと思うのですが、そういう点についてさっき査察するとか何とか言っておったが、そういう査察の結果は、執達吏の会合のときに話し合いをするというようなことでは今、中山君が心配するような、われわれが見聞きしておるよう……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 法務委員会 第2号(1955/12/08、3期、自由民主党)

○一松定吉君 私は質問より前に資料の提出を一つ、法務省か裁判所か、どちらでもいいんですが、申し入れたい。この罹災都市借地借家臨時処理法を適用することに関して、借地人もしくは土地の所有者等の間に訴訟の提起されたのがあると思うのですが、そういうようなことはどういうようなことを原因として訴訟が提起せられたか、その提起せられた訴訟は今日どういうような状況にあるのかというようなことを、この関係者の方面から、表があれば出していただきたい。そうして、それは判決が確定したものはどういうものが確定したか、まだ確定しないで進行中のものはどういうふうになっておるか、それがありますならば、それを出していただきた意。こ……

第23回国会 法務委員会 第3号(1955/12/15、3期、自由民主党)

○一松定吉君 派遣せられたうちの私は第二班でございまして、私と吉田委員の二人が指宿、小島両参事を伴いまして広島、高松の高裁管内の調査に乗り出したのであります。時は本年の九月三十日に東京を立ちまして、こちらに帰りましたのが十月五日でありました。調査事項は御趣旨によりまして、第一は高等裁判所につきましては管内の裁判事務処理の概況、それと調査事項は第一は裁判所の機構等について、第二は審級制度について、第三は裁判官の任用制度等について、これだけの三項目に分れて調査をいたしたのであります。高等裁判所につきましては管内裁判の事務処理の状況と、それと先刻申しましたように、調査事項に対する意見を調査し、地方裁……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 法務委員会 第2号(1956/01/31、3期、自由民主党)

○一松定吉君 これは法務委員会で論議をすべき問題じゃないですね。これがとにかく提案せられたものならば、その提案についてどういう取扱いをして審議を進めていくかということについては必要であるけれども、まだ委員の中に死刑廃止について、その当否について研究せられておる、それを一つこの法務委員会の議に付して提案するかせぬか、あるいは死刑廃止という問題を話題に上すことがいいか悪いかというようなことについての御相談ならこれは別だけれども、今亀田委員の言われたようにまだこの提案も何もされていないときに、これお互いがいいとか悪いとかすることではなくて、一体こういうような有志が研究しつつあるのだが、大へん重大な問……

第24回国会 法務委員会 第3号(1956/02/16、3期、自由民主党)

○一松定吉君 それはどの方面ですか。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 この問題につきましては、なるほど法務大臣の言われましたように私は非常に力こぶを入れて請願者のために努力しておる一人であります。そこで今法務大臣の御説明の中で私にわからないことがある。ほとんどあなたの言うことはわからない。あなたは錦町の土地を法務省が買っておいたにかかわらず移転することをやめて、そうして他に物色しておるということは、参議院並びに衆議院の法務委員会が請願を採択して反対の態度に出たがためであるのだ、そこで国会の意思を尊重して、その当時の法務省関係が錦町に移転することをとりやめたのである、いわゆる当時の法……

第24回国会 法務委員会 第4号(1956/02/21、3期、自由民主党)

○一松定吉君 原案並びに修正案をよく見ると、私はどっちも悪いと思う。なぜ悪いかというと、まず原案の通りにいたしますると、結局「義務の履行を勧告することができる。」従ってせぬでもいい。そうでしょう。履行を勧告しなきゃならぬのに、してもいいせぬでもいい、それではせっかく家庭裁判所において家事審判をしたことがなおざりにされるおそれがある。だからして原案の通りに勧告することができるということは、その意味においてどうかというと、ごく怠慢です。それから今度は権利者の申出があるときはしなきゃならぬ。今度は修正案のように入れると、権利者の申出があったときだけしなきゃならぬ。権利者の申出がなければほうっておいて……

第24回国会 法務委員会 第5号(1956/02/23、3期、自由民主党)

○一松定吉君 開会前に婦人人権擁護同盟の代表田辺繁子さん並びに東京家庭裁判所の参調会の会長黒田善太郎さん及び副会長の大浜英子さん、これらの方から陳情があって、委員長がそのことをお聞きになったのでありますが、それを一つ御報告願いたい。そしてそれを本委員会の参考に供してわれわれが意見を述べたい。
【次の発言】 今の御紹介になりました、婦人人権擁護同盟の田辺繁子さん並びに家庭裁判所参調会の会長黒田善太郎さん、副会長大浜英子さんのこの陳情書の趣旨は、私はもっともだと思う。ただしこれらの方は衆議院で修正せられた「権利者の申出があるとき」ということを削ってくれと言うが、削っただけじゃ、こういうことの趣旨に……

第24回国会 法務委員会 第6号(1956/02/28、3期、自由民主党)

○一松定吉君 これは何かほかに質疑がありますか。なかったらこういうものは早く解決したらどうですか。

第24回国会 法務委員会 第7号(1956/03/01、3期、自由民主党)

○一松定吉君 参考人の方の御意見よくわかりました。私もあなた方と全く同意見を持っておりますが、衆議院の「権利者の申出があるときは、」という文字を入れたということは、私も不適当だと思っております。そこでこの衆議院の修正の文字を取り除けたときに、この十五条の二の活用はどうなるか、このままにしておいてあなた方の御意見に沿うようなことであればけっこうです。私はこのままにしておいてはいかぬと思う。「権利者の申出があるときは、」というものを取り除くとどうなるかというと「勧告することができる」とありますが、半面解釈からすると勧告せぬでもいい。勧告せぬでもいいということになると、先刻皆様方のお話を承わっておる……

第24回国会 法務委員会 第8号(1956/03/12、3期、自由民主党)

○一松定吉君 本案に賛成いたします。別に修正すべきところもありません。
【次の発言】 今のに関連して、ちょっと法制局長官の字句の解釈が私はわからぬのです。十五条の二は、「権利者の申出があるときは、」という修正が、あなたの解釈によれば、勧告しなければならぬということも、そうすると「権利者の申出があるときは、」ということを入れて、やっぱり勧告しなければならぬと入れても入れぬでも同じことだね、あなたの解釈は。私どもは十五条の二の、「権利者の申出あるときは、」ということがなかったときには、家庭裁判所は義務の履行を勧告することができる、すなわち勧告するかせぬかは、家庭裁判所の職権に属することであって、必……

第24回国会 法務委員会 第11号(1956/04/03、3期、自由民主党)

○一松定吉君 私はこの法案に対して別に反対とかいうような態度ではございませんが、どうも近ごろ非常に火災が多い。しかも大火災である。そうしてその火災の原因等は警察、検察庁等において調べますけれども、いつもその原因がわからずしてそのままあやふやにせられることが非常に多い。こういう点につきましてはよほどこれは国民として関心を持ちまして、一体こういうような火災などいうようなものはどういうところから起るのかという、その原因をほんとうに真剣に確かめ、そうしてある程度の原因を防止するような方法をとることが最も必要であるので、それができなくて、ただこういうことがたび重なり、たび重なるたびごとにこういうような法……

第24回国会 法務委員会 第16号(1956/04/18、3期、自由民主党)

○一松定吉君 私はこの決議案に賛成いたします。

第24回国会 法務委員会 第17号(1956/04/24、3期、自由民主党)

○一松定吉君 今亀田君の御意見はまあ御意見として、その決定をなさる前に私ちょっとお尋ねしたいことがあるがね。この宋の衣類に血がついておった。その血と被害者の木下の血との血液型が同じだ、こういうことを言いましたね。それは間違いなく鑑定の結果そういうことになったのですか。いいかげんな鑑定じゃいかんわね。
【次の発言】 それでは今日宋がやったものではなくて、やったものは佐藤がやったのだということになったらば、その宋の血液と被害者の木下の血液とはやはり同じですか。そこはどうなんです。
【次の発言】 それでは、宋が木下をけったりいろいろなことをして、その木下の血液が宋のくつ等についた、くつですか、衣類で……

第24回国会 法務委員会 第18号(1956/04/26、3期、自由民主党)

○一松定吉君 思想調査は何ですか。間違った起訴の問題……。
【次の発言】 ちょっと議事進行について。宮城委員が急な用事で外へ出なければならないと言っておりますが、出ると委員が減って定足数を欠くのですが、一つこの方を先にして、そのあとで御質問していただくとゆっくりできますが。
【次の発言】 法務大臣にお尋ねいたしますが、かねて法務省で所有しておりました大阪北区北錦町一番地一の土地と今回移転場所として法務省が予定しておりました都島区友渕町の土地と、承わるところによると、すでにもう交換済みで登記まで済んだということを聞きましたが、果してさような事実がございますか。これをまず伺います。

第24回国会 法務委員会 第20号(1956/05/17、3期、自由民主党)

○一松定吉君 売春防止という問題に関しまして、数年前から国会においてこういう法律の制定を要望しておったことはこれは顕著な事実でありまして、私ども売春防止ということに向っては少しも反対ではございません。一体尊き節操を守らなければならぬ婦女が、その原因のいかんを問わず、春を売るというようなことが、国において認められるというようなことは絶対に不可であることは言うまでもありません。こういう意味においてわが国が数百年前から行われておったいわゆる売笑問題、いわゆる娼妓だとか女郎だとかいうようなものの存在が、世間の非難の的になっておった事実も明らかであります。  しかしながら性の問題は必らずしも理屈通りには……

第24回国会 法務委員会 第21号(1956/05/18、3期、自由民主党)

○一松定吉君 赤松さんに関連してちょっと伺いますが、問題はこの「情を知って、」という言葉、これは専門家でない方は、皆これはこういうものがあることによって言いのがれをして罪をのがれるだろうという御疑問があるのはもっともだと思う。なぜにこんな「情を知って、」ということをつけるのですか。一体犯罪は刑法の原則に従って、罪を犯すの意なき行為はこれは罰せられることはないのです。「情を知って、」と書かなくても「売春を行う場所を提供した」と書いておけば、この刑法の原則によって、場所を提供した、しかしそれは売春を行うということを、情を知らなかったということに当然くるのです。それに一々この「情を知って、」「情を知……

第24回国会 法務委員会 第23号(1956/05/29、3期、自由民主党)

○一松定吉君 この問題はこの程度にしておいて、これに付帯決議をしたいとかいうような御希望もあるようですから、きょうはこの程度にして、先にお進めを願いたいと思います。
【次の発言】 まず第一に伺いますが、法務省の方では、この拘置所というものの建設を、美麗にして文化的のような建築物にすれば、それが地方住民の教育には影響がないというような御意見であるようでありますが、家をどんなにりっぱにし、どんなに文化的の建物にいたしましてもです、これは拘置所であると、つまり刑法の制裁を受ける者がここに留置される所であるということそれ自体が、地方民に対する思想上悪影響を及ぼすということはお考えにならないのですか。ど……


一松定吉[参]委員会統計発言一覧(全期間)
2期-| 3期|- 4期- 5期

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各種会議発言一覧(参議院3期)

一松定吉[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 地方行政・内閣・人事・法務連合委員会 第1号(1954/05/27、3期、改進党)

○一松定吉君 私は二つの点について議事進行を図ることにおいて私の意見を述べたいのでありますが、第一、この警察法という法案は、我々の基本的人権に重大なる影響のある法案であることは、私が喋々論ずるまでもございません。従つて、これの審議というものはよほど丁重に、後日法制化された後において成るたけ穴のないように、そうしてでき得べき限り完全な法律に仕上げなければならないと私は考えておりまするから、私ども法務委員会の立場から合同審査をお願いいたしたのでありまするが、その法務委員会の一般の希望といたしましては、少くとも三日間合同審査をして頂きたいという申入をいたしたのでありましたが、それは会期も切迫しておる……

第19回国会 文部・人事・法務連合委員会 第1号(1954/04/26、3期、改進党)

○一松定吉君 ちよつと今の質問に牽連して一つお尋ねしたいのですが、この教育公務員特例法の第二十一条の三の二項ですね、これによりますと、国家公務員法第百二条第一項に規定する政治的行為をしてはならん、こういうことですね、そうすると国家公務員法の第百二条の第一項はどう規定してあるかというと、前のほうは抜きますが、「これらの行為に関与し、あるいは選挙権の行使を除く外、」これから先です。「人事院規則で定める政治的行為をしてはならない。」、これが百二条の一項の後段の規定です。そこで人事院規則に定める政治的行為とは何ぞやと、そうするとそれはいわゆる人事院規則のこの六項ですね、「法第百二条第一項の規定する政治……

第19回国会 法務委員会裁判所制度に関する小委員会 第閉会後1号(1954/11/22、3期、改進党)【議会役職】

○委員長(一松定吉君) これより裁判所制度に関する小委員会を開会いたします。まず専門員より経過の報告がございますからお聞き取りを願います。
【次の発言】 そこでこれだけの調査もでき、調査報告告も印刷してお手元にお配りしておると思いますが、今後の本委員会の運営に関しまして、皆さんの一つ御懇談を……。
【次の発言】 懇談会ということを取り消しまして、その前に今お手元に配付しておりまする裁判所制度に関する小委員会の調査要綱について、審議及び御決定を賜りたい。これについて専門員より説明をしてもらいます。
【次の発言】 これについて皆様の御意見を承わることにいたしましようか。……これは本日これだけのもの……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 法務委員会公聴会 第1号(1955/06/24、3期、日本民主党)

○一松定吉君 ちょっと大住さんに伺いますが、今の二百三十七条二項の規定を二つに書き分けていることについては、今野津さんのお話があって、むしろ一つにまとめた方がよくはないかと思うのですが……。
【次の発言】 いや、私のお尋ねするのは、その二つに分けて、これでは、「請求アリタル後遅滞ナク総会招集ノ手続ガ為サレザルトキハ請求ヲ為シタル株主ハ裁判所ノ許可ヲ得テ其ノ招集ヲ為スコトヲ得」というのが、現行法の二週間を「遅滞ナク」と直しただけでですね。そういうことを一つしておいて、またもう一つ先に「請求アリタル日ヨリ六週間内」云々と二つに分けてしなくても、一つにまとめてやった方が……、今野津さんのお話しでは、……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 内閣・法務委員会連合審査会 第1号(1956/02/28、3期、自由民主党)

○一松定吉君 まずこの提案理由の説明を一つしてもらわぬと……。それからそれをもとにして質問するということが順序じゃありませんか。
【次の発言】 それならば十五条第一項の表中の原子力委員会の次に左の一項を加うというような改正にしなければいかぬじゃないか、こういう表現の仕方はよくない、誤まりを生ずる。しかるにこういう表現の仕方をする根拠があるならば説明してくれたまえ、どういうわけでこういう表現にしなければならぬか。普通ならば第十五条第一項の表中に原子力委員会の次に左の一項を加うというようなことで、売春対策審議会というものを表現するならよくわかる。二つ並べてやるから、今、中山委員のような疑問が起る、……

第24回国会 法務委員会公聴会 第1号(1956/03/15、3期、自由民主党)

○一松定吉君 今委員長が言われますようにこの法律案に賛成か反対か、それを一つ先に前提に言うて、それから何ゆえに賛成だ、何ゆえに反対だと、こう言って下さればわれわれ聞いておる者によくわかるのですよ。私どもにわからせるためにあなたにそこで述べていただくのだから。
【次の発言】 それを聞くのですよ。それがなかったら聞く必要がない。前提をはっきり……。
【次の発言】 議事進行について。もう十二時過ぎですから、あと五人もあるので継続してやると困りますから、ちょっと休憩して午後一時なら一時から始めていただきたい。
【次の発言】 ちょっと有泉さんにお尋ねするが、あなたは、こういう法律は必要である、ただし、こ……

第24回国会 法務委員会公聴会 第3号(1956/05/11、3期、自由民主党)

○一松定吉君 ちょっと私、御講演をなさる方にお願いがあります。まず結論を出していただきたい。死刑廃止には賛成、反対と、それから何ゆえに賛成であるか、何ゆえに反対であるかというように、それを説明していただくと、われわれ非常によくわかりますから、どうかそういうように御講演を願いたい。



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データ更新日:2022/12/18

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