佐多忠隆 参議院議員
3期国会発言一覧

佐多忠隆[参]在籍期 : 2期-| 3期|- 4期- 5期- 6期- 7期
佐多忠隆[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは佐多忠隆参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

佐多忠隆[参]本会議発言(全期間)
2期-| 3期|- 4期- 5期- 6期- 7期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 参議院本会議 第7号(1953/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私はこの際、日米通商航海条約並びに対比賠償に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は日本社会党を代表しまして、日米通商航海条約その他二、三の外交案件につきまして、吉田総理大臣、岡崎外務大臣並びに小笠原大蔵大臣に質問をいたします。  質問の第一は、去る四月二日にあわただしく調印されました日米通商航海条約についてであります。この条約は、私から申上げるまでもなく、我が国が戦後新らしく結ぶ通商条約としては最初のものであり、今後の条約交渉のモデルとなり、今後十年間に亘つて日米間の通商関係すべてを規制する極めて重要な条約であります。而も、たとえ今調印されましても、その発効の……

第16回国会 参議院本会議 第12号(1953/06/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私は日本社会党を代表して、経済、財政、金融、文化の面から、第五次吉田内閣の施政について質問をいたします。  先ず最初にお伺いしたいのは、経済の総合的長期計画についてであります。吉田総理大臣は、日本の再建の基盤として経済自立の必要を唱え、経済審議庁長官も、大蔵大臣も、異口同音に日本経済の自立を達成すべきことを力をこめて主張されました。何よりも先ず完全な独立を念願する我々は、その限りにおいては吉田総理などの主張に全く同感であります。問題は、一体、吉田内閣は、その経済自立達成の政策を明確な長期的見通しの下に策定しているかどうかであります。朝鮮休戦の成立が更に政治的会談を経てどう展開をし……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 参議院本会議 第6号(1953/11/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 只今議題となりました日本国における国際連合の軍隊に対する刑事裁判権の行使に関する議定書の締結について承認を求めるの件につきまして、私は日本社会党を代表して反対の意を表明いたします。  反対の第一の理由は、我が日本社会党は国際連合の軍隊が我が国に駐留すること自体について反対だからであります。我が国は、日米安全保障条約署名の際に行われた吉田・アチソン交換公文において、朝鮮における軍事行動に従事する国連加盟国が、その軍隊を日本国内とその附近において支持することを許し、且つ容易にすることを約したために、これに基いて現に若干の国連軍が我が国に滞留をいたしております。あの当時、日本社会党は、……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第2号(1953/12/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私は日本社会党を代表いたしまして、奄美群島に関する日米協定に対し承認の意思を表明いたします。  諸君のよく御承知の通り、古くから鹿児島県の一部であつた奄美大島が、ここにめでたく祖国日本に復帰したことを、日本国民として心から祝福をいたし、慶賀の至りに存じます。殊にこの復帰の日を本当に一日千秋の思いで待ち焦れている現地奄美大島の住民諸君の心情を思いますと、お喜びの言葉さえ胸に迫る思いがいたすのであります。まぎれもなく日本の鹿児島県の一部であつた奄美大島がアメリカの統治の下に置かれ、講和条約の発効後も依然としてアメリカの軍政下に置かれていたことは、不合理も甚だしく、遺憾の極みでありまし……

第19回国会 参議院本会議 第29号(1954/04/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ここに上程されました原子力の国際管理、原子兵器の禁止に関する決議案に対して、私は日本社会党を代表して賛成の意を表します。  我々日本人が、人類として初めて広島において、又長崎において、二度も原爆による大量殺戮の憂き目をみたことは我々の絶対に忘れ得ないところであります。(拍手)この日本人がつい数日前に、又もや水爆の実験による災害を受け、全国に亘つて死の灰の恐怖に捲き込まれ、おののいております。原爆、水爆の非人道的惨害を身を以て経験をいたしました我々日本人こそは、原子兵器の禁止、原子力の平和的利用、それらの国際管理を率先し、力をこめて世界に呼びかけなければならぬ義務があると共に、権利……

第19回国会 参議院本会議 第40号(1954/04/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 只今上程されました日米相互防衛援助協定の批准、農産物購入に関する協定、経済的措置に関する協定、投資の保証に関する協定の締結について私は日本社会党を代表して徹底的に反対する意思を表明いたします。(拍手)  反対の理由を申述べます前に、先ず国際的、国内的重要性を持つ協定や法案の審議を促進するためと称して、検察官をすら不当に弾圧をした吉田首相自身が、この極めて重要な日本の運命を決すべき協定を審議する当議場に出席しないことに対して誠に遺憾の意を表するものであります。(拍手)  この日米相互防衛援助協定に反対する理由の第一は、これらの協定が吉田内閣の誤つた国際情勢の見通しと外交方針の下に結……

第19回国会 参議院本会議 第53号(1954/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 只今議題となりました日本国に対する合衆国艦艇の貸与に関する協定の批准について、私は日本社会党両派を代表して反対の意思を表明いたします。(拍手)  反対の第一の理由は、吉田政府が宣伝するいわゆる侵略の危険なるものは、政府の単なるデマ宣伝に過ぎないからであります。政府はこの協定によつて合衆国から艦艇を借受けて、日本に艦隊を整備するのは、外国からの侵略の危険を防ぐためであると申しております。それならば艦隊を以て防がねばならん侵略とは、どんな種類の侵略なのか、どこの国の、どんな方式の、どんなコースをとる侵略なのか、それを必然ずけるその国の経済、政治情熱を明瞭に示せと追及すれば、政府は、そ……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 参議院本会議 第5号(1955/03/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私はこの際、当面の外交問題について緊急質問するの動議を提出いたします。
【次の発言】 日本社会党を代表して、私は当面の外交政策のうち、特に緊急を要する二、三の問題について鳩山総理大臣、重光外務大臣、一萬田大蔵大臣及び石橋通産大臣に対して質問をいたします。  第一に、中国との国交調整についてお尋ねいたします。昨年十月、わが党が提唱をしまして、さらにあっせんをして行われました各党代表訪華議員団と周恩来総理その他との会談の結果、中国国際貿易促進委員会の主席代理であります雷任民氏を団長とする中国通商使節団が、いよいよ一両日中に日本に来るようになったことは、まことに喜ばしいことであります。……

第22回国会 参議院本会議 第16号(1955/05/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私は、この際、米軍の沖繩農地買い上げに関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 日本社会党を代表しまして、私は沖繩における農地買い上げその他をめぐる人権じゅうりんに関して質問いたします。  沖繩は、わが党が反対いたしましたサンフランシスコ平和条約の第三条によって、アメリカ合衆国が行政、立法、司法上の権力を行使することとなり、従って仮装はされておりますが、事実上は割譲されたも同然な姿であります。アメリカは那覇市近郊の嘉手納基地を中心に近代的な軍事施設を構築いたしました。沖繩は今や太平洋のいしずえ、東洋のジブラルタルと言われております。アメリカ合衆国のハワイやカルフォルニ……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 参議院本会議 第5号(1956/01/31、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 昨日、ここで行われました鳩山総理大臣、重光外務大臣、一萬田大蔵大臣、高碕経済企画庁長官の演説について、私は日本社会党を代表して、各閣僚に質問いたします。  鳩山総理大臣は、世界平和の確保をうたい、重光外務大臣は、平和外交の推進を強調されましたが、肝心の具体的方策になると、芒洋としてつかみどころのないお念仏に消え失せるか、たまたま具体策があれば、それはむしろ国際緊張を激化するものにほかなりません。  そこで私はまず第一に「世界平冠を実現する最も具体的な方途について鳩山総理大臣にお尋ねをいたします。戦争による破滅を避け、世界平和を確立するには、軍縮をおいてほかに道はありません。原子兵……

第24回国会 参議院本会議 第41号(1956/04/27、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ただいま重光外務大臣がなされた日比賠償交渉に関する報告に対して、私は日本社会党を代表し、数点について質問をいたします。  質問の前に、私はただいまの報告に対し非常に遺憾の意を表します。外務大臣は、単に交渉のいきさつを全く事務的に、おざなりに報告しただけです。交渉の内容、問題点について、ほとんど触れておりません。それは片々たる報告記事よりもお粗末なものであります。これでは国会を軽視し、むしろ愚弄しておるとしか思えません。今後はかかることのないように十分に注意さるべきことを厳重に警告をいたします。  わが国が対比賠償問題をすみやかに解決をし、フィリピンの経済復興、開発に積極的に協力を……

第24回国会 参議院本会議 第51号(1956/05/21、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 私はこの際、日ソ漁業協定に関する緊急質問の動議を提出します。
【次の発言】 私は日本社会党を代表して、去る五月十五日に調印された日ソ漁業条約について、鳩山総理大臣と重光外務大臣に対し、若干の質問をいたします。  日ソ漁業条約、海難救助協定、本年度暫定取りきめが結ばれて、一応北洋における安全操業が確保され、日ソ国交回復の糸口が開かれたことをわれわれは歓迎します。これをきっかけとして日ソ交渉がすみやかに再開され、国交が回復し、抑留邦人全部が一日も早く帰国し、経済、文化、技術、人間の交流が行われ、日ソ両国の友好関係が進み、平和への傾向が推進されることを切望するからであります。しかし私た……

佐多忠隆[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

佐多忠隆[参]委員会統計発言一覧(全期間)
2期-| 3期|- 4期- 5期- 6期- 7期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 外務委員会 第1号(1953/05/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 資料の要求でございますが、相互安全保障法、一九五一年ですか、と二年の改正法が出ていると思いますが、それらの原文と日本の訳と、それから各国の間に結ばれておる保障協定の原文と訳と、これを至急に御提出願いたいと思います。
【次の発言】 同じような趣旨ですが今のことに関連しまして、先ほど議長がこの委員会で積極的に提案をし審議をする権能があるかというような御質問になつて、私率直に申上げまして非常に消極的な感じを受けたのですが、むしろやはりそうでなくて曾祢君の発言にもありますように、法律なり或いは外交方針なり等々はこちらでも発案権がある。それから外交方針等々はむしろ私たちの希望としては国会に……

第16回国会 外務委員会 第3号(1953/06/19、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○理事(佐多忠隆君) これは、この条約締結の規定その他何かあるのでございますか。
【次の発言】 それでは本日は予備審査でもありますので、本件についてはこの程度にしておきたいと思います。なおこの条約は、今の御説明にもありますように、七月一日数日前くらいまでに議決をした方がいいんじやないかと思いますので、大体二十三日の委員会で本審査に入りまして採決の上、二十六日の本会議に上程するという目途で運んだらどうかと思うのですが、そうしますと、二十六日本会議を通過ということになれば、今の御報告にも支障なく大体決定いたされると思いますが、大体そういう目途で進めたらどうかということをお含みおき願いたいと思います……

第16回国会 外務委員会 第4号(1953/06/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 この委員会の開会堅頭において資料特にMSAに関係する資料を相当まとめて御配付願いたいと言つておいたのですが、まだ余り配付がないようであります。特に今日配付された資料の中に、新聞電報ですけれども、オルムステッド将軍が日本側と相互安全保障協定を検討中であるという言明をしたことに対して国務省がそれを否定する声明をいたして、その否定をする声明だけは今日遅滞なく頂いたのでございますが、これの前提になつているところのMSA援助に関する聴聞会の議事録そのものについては何ら配付も何もない。むしろそういうものこそ一つ遅滞なく御配付を願いたい。それから更にお願いしてあつたのは、相互安全保障法の一九五……

第16回国会 外務委員会 第5号(1953/06/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 MSA援助に関する取扱、特に閣議における取扱の問題でございますが、何か伝え聞くところによると、今日交渉の申入をされたというようなことを聞いておりますが、その点の経緯を先ず詳しくお願いいたします。
【次の発言】 それは今日閣議の決定か何かに基いてそういう申入をされたのであるのか、閣議での取扱の方法はどういうことになつているか。
【次の発言】 閣議決定の必要としないというのはどういう理由からですか。
【次の発言】 外務省単独でそういう了解に基いて申入をされたというお話ですが、二十六日の閣議では、我々が新聞を通じて知るところは交換公文についての意見の交換が行われて、受諾を前提に関係閣僚……

第16回国会 外務委員会 第6号(1953/07/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 日本の国内にある国際航空に使う飛行場、それからアメリカの駐留軍が使つておる飛行場、それらの飛行場の使用と、民間航空運送協定とはどういうふうな関連を持つのでしようか、その点を一つ。
【次の発言】 そうすると飛行場の部分でこの民間に使用する部分と、駐留軍が軍事的に使用する部分は場所的に全部区別されておるのですか。
【次の発言】 そうすると向うに貸しておる飛行場は行政協定で貸して、それをこつちから使わしてもらつておるという形になるわけですか。
【次の発言】 そうすると、それとこのアメリカとの民間航空運送協定というものとは何か関係があるのですか、どうなんですか。

第16回国会 外務委員会 第7号(1953/07/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと外務省にお聞きしますが、今飛行場の一覧表を頂いたのに、先ほどもちよつと問題になつたのですが、駐留軍が管理者になつてる個所が相当たくさんあるのですが、これは講和条約発効までに占領して、管理したものと、それから発効後それはどういう扱いになつたのか。現在においてもなお管理をしているというのは、どういう根拠によつて管理をしているのか、その辺の事情をちよつと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 占領中のものと、それから合同委員会で話合つて継続使用しているものと、それからもうすでに継続する必要なしに置かれたもの、それから或いは新たに設定されたもの、それらの関係はどうなつております……

第16回国会 外務委員会 第10号(1953/07/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 資料のことですが、お願いしてある資料のリストを整理して頂いて、できておるものとできていないものとはつきりわかるように御配付願いたいと思います。
【次の発言】 次、ございませんか。
【次の発言】 今の御希望には副えるように一つ手配して頂くように、委員長にも申継ぎしておきます。別にございませんか……。今日はこの程度で散会いたします。    午後四時二十一分散会

第16回国会 外務委員会 第12号(1953/07/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 先ほどのMSAの援助を受けたとして、その場合に日本が引受けなければならない義務が何であるかという問題ですが、どうも先ほどの御説明ではよくわからないのですが、昨日のアリソン大使のあいさつによると、これらの義務は相互安全保障法第五百十一条(a)項に明文があるとして、そうしてそれらの義務は日本が国連の参加国となつた場合には当然に引受けなければならない義務であるとは言つているのですが、そこで言う義務なるものはずつと、五百十一(a)項の六カ項目に亘る義務、それを全部説明していると思うのですがそういうふうに了解していいのですか。
【次の発言】 そうするとそれらの義務の中で、それでは一つずつお……

第16回国会 外務委員会 第13号(1953/07/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の問題に関連して。今防衛力増強の義務と防衛能力増強の義務というこういう義務が問題になりましたが、この場合に政府は今両方の義務、防衛能力の義務というものと防衛力の義務という二つが違つたものだというふうにお考えになりますか、それとも同じことを言つておるに違いないというようにお考えになるか、その点先ず伺いたい。
【次の発言】 防衛力増強の義務という場合に自国の防衛力の増強の義務と、自由世界の防衛力の増強の義務の問題と両方あるという、それを二つに分けて考えなければならんということをこの間外務大臣は言われたのですが、その自由世界の防衛力の増強という問題は、将来集団安全保障態勢を想定して同……

第16回国会 外務委員会 第14号(1953/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 先ほど杉原委員もお尋ねがあつたのですが、もう少し角度を変えてアメリカの最近の通商政策、対外投資に対する態度或いは対外援助において経済的な投資の問題と、そうでなくて類似的な援助の問題と、そういうものに対するところの最近のアメリカの態度、今後の方向というようなものをどういうふうに考えて見通しておられるかという点、一応御説明願いたいと思います。  特にそれをお尋ねするのは、御承知のように二、三年前までは通商政策によつてドル不足が相当出てきて、各国のドル不足を緩和するために経済援助の形で対外投資を積極的にやつてそれで緩和をしてやつていた。然るに最近はその対外援助が経済投資の形ではなくて武……

第16回国会 外務委員会 第15号(1953/07/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 非常にアメリカ資本を保護し優遇する規定になつておると思うのですが、なるほど相互的には日本の資本があちらでは優遇されるでしようが、実際上の問題として資料をお出しを願えばはつきりすると思いますが、入つて来ているのは殆んど大部分こつちへ入つて来ているので、向うに行くものというのはそうないではないか。それは資料が出て来てから議論したいと思いますが、併しいずれにしても政府は外資を導入することが非常に必要であるという見地の下におやりになつたと思うのですが、一体外資の導入ということがどういう意味において必要なんですか。もつと具体的に言えば特にどういう産業にどういう程度ぐらいの外資導入を必要と考……

第16回国会 外務委員会 第17号(1953/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 この機関に加盟すると分担金というようなものはどうなるのですか。
【次の発言】 これはWMOは国連の未開発国技術援助計画に参加することを決定したということになつているのですが、そういう技術水準からいつて、日本の気象の技術というようなのはどこいらの水準にあるのですか、世界的に言うと。
【次の発言】 その先進国というのはアメリカとか、どこかそういう第一級のものに比べてという意味ですか。
【次の発言】 もつと二級、三級というものと比べてはどうなんですか、施設としては。
【次の発言】 その技術援助の問題、ここにイスラエルとか、ユーゴ、リベリヤ、ドミニカ、イラン等々が考えられておるのですが、……

第16回国会 外務委員会 第21号(1953/07/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 これからやるのです。
【次の発言】 従来この渡航の許可とか旅券の発給の手続、そういうものに非常に面倒なものがあるようですが、仮にこの条約が発効することになれば、アメリカとの関係においてはそういう渡航の許可だとか旅券の発給に関する手続だとか、査証の問題とか、そういうものはどういうふうに変化して来ますか。
【次の発言】 その問題というのは具体的に言えばどういうことなんですか。
【次の発言】 そうすると、この約条が発効すると、只今おつしやつたその人が過去にどこか中国に旅行したとかソ連に旅行したとか、そういうことの故にチエツクを受けるというようなことはなくなるのですか。

第16回国会 予算委員会 第1号(1953/05/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 御質問したいのですが、会期は御承知の通り七十五日と定められて、七月一ぱいで一応終了しなければならないことになつておると思いますが、併し二十八年度の予算を本格的に審議する期間をどういうふうに予定を組んでおられるのか、特に私が質問をし希望申上げたいのは、これまでもどうも衆議院のほうでたつぷり審議をされますと、参議院のほうでは期間が残り少くなる、残り少くなつて、併し予算は八月から実施をしなければならないようなことになると、参議院のほうの審議期間が非常に狭められて、審議が不十分になる。そこで衆議院の審議期間との調整その他について、委員長としてどういう目途で、どういうふうに、どういう期間で……

第16回国会 予算委員会 第3号(1953/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私が総理にお尋ねをしたい第一点は、最近のソ連、中共のいわゆる平和攻勢をめぐる世界情勢を総理はどういうふうに判断しておられるか、どういうふうに見通しておられるかという点でございます。私から申上げるまでもなく、ソ連においてはスターリンが逝去をして、その後にマレンコフの新政権ができて、マレンコフ首相がスターリンの送葬の際に述べた追悼の演説或いは引続いて最高会議で述べました首相新任の演説等々において、いわゆる平和攻勢なるものが展開をされた。両陣営の対立を話合いによつて緩和して行く方向に持つて行こうじやないかという提案がなされ、引続いて周恩来或いは金日成によつて朝鮮休戦会談の提議がなされ、……

第16回国会 予算委員会 第4号(1953/05/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 この予算委員会の冒頭において私、資料を早急に提出して頂くようにお願いをいたしているのでございますが、二、三の資料が出て参りましたけれども、重要な資料がまだ出ておりません。非常に予算の審議も切迫をいたしております。この資料はいつお出し願えるのか、その点を委員長から御説明願いたいことが一つと、もう一つは、特に私たちが非常に重要に考えますところの防衛関係の諸費、防衛支出金、安全保障諸費一保安庁の経費、平和回復善後処理費、これの二十七年度の使用状況がどうなつているのか、実際に契約をし、或いは使用をした分、それから従つて残が幾らあるのかというようなことを詳しい資料にして審議の前にお出しを願……

第16回国会 予算委員会 第5号(1953/06/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の収支の二十七年度の実績は……。
【次の発言】 資料にして出して頂きたい。
【次の発言】 失業は。……
【次の発言】 昨年度法人所得三千九百五十億に対して、二十八年度四千三百九十億という見通しですが、法人税収のほうから言うと、百二十八億くらい減つておるのですが、これは所得自体は殖えたにかかわらず、法人税が減るという理由はどこにあるのですか、その点をちよつと伺いたいのです。
【次の発言】 そうしますと、法人税の基礎になつておる法人所得自体も大体減つておるということでございますか。
【次の発言】 今の点を安定本部と付き合せる必要はないのですか。主税局の法人税の対象になる法人所得の二……

第16回国会 予算委員会 第9号(1953/07/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 委員長ちよつと議事進行について……。相当多数の議員が見えておるにかかわらず、政府委員諸君をお待ち申上げるような、こういう不見識な議事の進行の仕方は今後絶対にないように御注意を願いたい。
【次の発言】 先ず今の問題にちよつと関連して、鋼材、特に鉄板あたりが非常に減るのじやないかというようなお話ですが、その場合に中共向けのこれらの商品に対する輸出は今までにどういう扱いになつておるのか。それから数量的にどれぐらいになるのか。特にココムでこれをどういうふうに扱つておるのか。それと日本における扱いとはどういう相違があるのか。今後それをどういうふうに打開して行こうとされるのか、その点を先ず伺……

第16回国会 予算委員会 第10号(1953/07/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 大蔵省のほうから給与に関する資料が二つばかり出ているのですが、ちよつと簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 地方公務員はどのくらいになりますか、大体。
【次の発言】 平均給与額の推移ですが、これは三月の推計が一番新らしい推計ですか、もう少しあとまでわかつておりますか、わかつていたら一つ……。
【次の発言】 その一万四千七百七円は、超勤その他を含んでいるということですが、それらを引いて、ベースの一万二千八百二十円に該当する数字はどのくらいになるんでしようか。
【次の発言】 只今の説明で、行政整理に伴う不用額十八億四千九百万円計上になつておりますが、これは毎年どういうふうに……

第16回国会 予算委員会 第11号(1953/07/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の保安隊が貸与を受けておる武器の種類、数量その金額等お示し願いたい。
【次の発言】 警備隊の……。
【次の発言】 先の警備隊の借りる艦船は、六十八隻の予定のうちに今五十二隻を借りてありますが、あとはいつ頃までに貸与が完了するのですか。
【次の発言】 それの金額はどれくらいになりますか。
【次の発言】 今の六十八隻分を新品にしては幾らになりますか、六十八隻分だつたら……。
【次の発言】 七千三百三十七万ドル……。
【次の発言】 今の数字その他を書類にしてお出し願いたいと思います。  それから先ほどちと問題になりましに保安隊で使用いたします武器類は昭和二十七年度と同様に米軍のものを……

第16回国会 予算委員会 第12号(1953/07/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 自立計画の中の国際収支の問題でありますが、最後はなお二億の特別外貨収入で一応のバランスをとるという考え方ですが、この輸出について十一億六千九百万ドルの二十七年度実績から十四億六千万ドルに増加する主な内容、それから経過年度的にどういうふうに考えておられるか。それから市場構成はどういう変化を考えておられるか、その辺を先ず第一にもう少し御説明頂きたいと思います。
【次の発言】 国際収支の問題ですが、輸入、外貨収入、特別外貨収入、その一つ一つの項目についてはもつとのちほどお聞きするとして、輸出どう伸ばすか輸出規模の拡大という問題が非常に重要なポイントになるんだろうと思うんですが、その場合……

第16回国会 予算委員会 第13号(1953/07/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 国際収支二十八年度の見通しは甘過ぎるじやないかというお話でしたが、輸出の方は或いはお話の通りになるかと思いまするが、駐留軍の関係収入等々は、ここで見通されているものよりも相当殖えるのじやないか、従つて差引すれば若干もつと殖えれているようでありますが、それらの点については先生どういうように……。
【次の発言】 もう一つ最初の基本的な財政編成の方針でありますが、今先生の御指摘のように、二十八年度から弾力性を持たして従来の収支均衡という考え方を捨てたですが、これは世界的な情勢、イギリスであるとか或いはアメリカであるとかの最近の予算編成の根本的な態度、特に今年或いは去年あたりからはむしろ……

第16回国会 予算委員会 第14号(1953/07/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと一つ。今新市場の獲得にもう少し積極的に、或いは購買力なりドルを持つているのにかかわらず、余り心をつけていないのじやないかというようなお話がありましたが、具体的にはどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 重点主義の問題でありますが、産業投資その他について重点をどこに置くかという問題はかなりわかるような気がするのでありますが、予算体系の中で重点主義とおつしやる場合に、今各費目が挙げてある中に、大雑把に言つて、体系として、考え方としてもつと具体的にこういう面にはもう少し重点的にやる、こういう費目、こういう方面はもつと積極的に削つたほうがいいというようなことをもう少し具体的に……

第16回国会 予算委員会 第17号(1953/07/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 修正された予算の経緯或いは内容についての御説明を伺うというふうな委員長のお示しのようですが、その修正されている予算なるものの性格が我々にははつきりわかりませんので、先ずその点から一応はつきりする質問をお許し願いたいと思います。
【次の発言】 性格をはつきりしなければ、この問題は非常に重要な問題であると思います。我々予算委員会としては、その性格を明瞭にした上で、内容なり何なりのお話を聞くので、それでなければ、我々がそれをどう扱つていいかということはわからないので、そういう意味で非常に重要な問題であります。殊に予算委員会として、そういう問題を不問に附しながら、うやむやのうちにそういう……

第16回国会 予算委員会 第18号(1953/07/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 総理大臣が修正された予算案について政府が責任を持つというふうにおつしやいましたが、法制局長官はそういう点はどういうふうにお考えになつておりますか。
【次の発言】 一昨日は法制局長官は議運において、修正された部分については政府は責任がないということをおつしやつた。ところが今は責任があると総理はおつしやる。それでその総理の言明に従つて今日は責任があるとおつしやる。それはどういうふうに見解を変えられたのか、どういうふうな解釈の違いなのか、もう一回明快に御答弁を願いたい。

第16回国会 予算委員会 第20号(1953/07/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して……。総理は対日援助を債務とする、従つて返済をしなければならない、そういう考え方で、而も外務大臣は交渉をしておられる、こういうふうな御報告だつたと思うのですが、そういう債務であるという国家意思をいつ決定されたのであるか。それからそういう国家意思を決定されたことを前提にされて今のような交渉をしておられるのか、その点を。
【次の発言】 それならばまだ債務として確定してないし債務と心得えてもおられない。従つて予算においてはこの問題を計上し、或いは考慮するということは絶対にあり得ないということになると思いますが、そういうふうに了解してよろしうございますか。

第16回国会 予算委員会 第21号(1953/07/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して……。今のはそういう宣伝その他を目的としたものには出さないけれども、一般的には禁止をしているのではなくて、貿易の伸長その他経済的目的を以て入るものであるならば必ずしも拒否はしない、出すことはやぶさかでないというふうに了解しておいていいのですか。

第16回国会 予算委員会 第26号(1953/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 労働大臣がおられますので先ず労働大臣に対する質問からいたします。これまで皆さんと労働大臣の間との質疑を聞いておりまして、いよいよわからなくなつたのですが、一体労働大臣は労働省の使命とか、労働大臣の任務とかいうようなものをどういうふうにお考えになつておりますか。
【次の発言】 大体歴代の労働大臣もそういうふうにお述べになりましたし、労働省設置法の第三条にも今お述べになつたようなこと、労働者の福祉と職業の確保を図り、以て経済の興隆と国民生活の安定とに寄与することを目的として労働省を設置するというふうに規定しておられるのですが、そうだとすると、今も大臣も同じようなことを御答弁になつたの……

第16回国会 予算委員会 第27号(1953/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 只今小林君からお話のように事情は変更されておる。この点は当然に別枠の問題だと思います。が、いろいろ御意見もあるのだし、これの運営その他のことでここで時間を空費するのもこれ以上無駄だと思いますから、この問題はあとで理事会で更に御決定を願うということにして、今日我々の提案を十分に考慮の上に御審議を願うことにして本論に入つて頂きたい。
【次の発言】 決定を留保するというのはあとで理事会か何かで御相談願うわけですか。

第16回国会 予算委員会 第28号(1953/07/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私は議事進行に関する発言が許されなくて、全く暴力的な形においてこの審議が続けられますので、予箕案の討論そのものに参加することのできないことを非常に遺憾に存ずるものでございます。  私は以下述べるような理由によつてこの予算の討論、予算案そのものの討論には参加いたしません。こういうふうに暴力的な形においてこの審議が進められたことに対して遺憾の意を表せざるを得ません。  そもそもこの予算案の審議を当初に委員長がお示しになつたときに、十三日に衆議院の議決を経て当院に送られる予算でございました。この予定を議せられたときに私はこの委員会の冒頭におきまして、これでは僅かに参議院の審議は十六日間……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 外務委員会 第3号(1953/11/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 その前に大臣に対する質問が非常にたくさんあるのですが、これはどういうふうになりますか。
【次の発言】 それは一遍更に調整してもらつて適当な時期に出て頂くことにして……。
【次の発言】 今日の議運の決定を見てから……大体三日でいいと思いますが……。
【次の発言】 はい、そうお願いいたします。
【次の発言】 少しやりましようか。折角来て頂いたのだから。
【次の発言】 手続は法律的に言えばそうだと思うのですが、併し今の御説明にもありましたように国連軍の刑事裁判権の行使に関する議定書は、むしろその前にアメリカ駐留軍に関する行政協定の改訂に準じてやられたと思うのです。従つてその説明がなけれ……

第17回国会 外務委員会 第4号(1953/11/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 先ほどの御説明で、この協定ができる前は国際法の一般原則或いは吉田書簡に従つて取扱われるのだという話なんですが、そういう国際法の一般原則で扱うということになれば、この議定書で認められたようなことは既定の事実として考えているのでありましようか。従つて従来でも現在よりか、より日本に不利であつたということは考えられないのじやないかという気がするのですが、成るほど二、三のいろいろな係争ありましたけれども、ただそれは日本が国際法の一般原則を独立国として完全に主張しなければならない点に関連しているだけに過ぎないと思うのですが、その辺はどういうふうにお考えになりますか。

第17回国会 外務委員会 第5号(1953/11/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 奄美群島復帰の問題ですが、昨日予算委員会で一体いつ頃復帰するんだということをお尋ねした際に、今政府は十二月一日を予定しておる、併しいろいろな準備上或いは少し遅れるかも知れないが、今年中には復帰させるというようなお答えだつたように思うのですが、ダレスが三カ月前に声明をしたときには、日本政府で引受の措置手続完了次第日本に復帰させるというような声明だつたように記憶するのですが、そうすると、だからそれを予定して今までは十月の一日であるとか或いは十一月の一日であるとかいうようなことでずうつとのびのびになつて来たんじやないかと思うのですが、そうだとすれば今までのびのびになつて来たのは、日本側……

第17回国会 外務委員会 第6号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の杉原委員の手続の問題に関連してですが、一応事後承認という形で提出を求められているんですが、事前に国会に諮ることができなかつた理由というのが、ちよつと御説明になつたけれども、はつきり呑み込めないんですが、もう一遍その点を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 アメリカ駐留軍との均等待遇の点から、不均衡が生ずることのないように、期日を合せたのだというような御説明だつたと思いますが、併しそれは国連軍の地位が国際法の一般原則に従つてやられるということを貫きさえすれば、それに譲歩をさえしなければ、何も無協約の状態であつても、駐留軍より有利だとか等々の問題は、決してあり得ないはずだと思……

第17回国会 予算委員会 第2号(1953/11/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私は先ず吉田総理にお尋ねいたしますが、MSAの援助をめぐる交渉、更にその継続かとも思われますが、池田特使がワシントンに行つての日米両国の話合等々の様子から見まして、或いは又吉田総理が重光総裁と会談をされた会談の模様等々から見まして、吉田総理は日本の防衛力増強の方針について大きな変更をされたのじやないか、されつつあるのじやないか。こういうふうに考えるのですが、この点についてのお尋ねはもう少し後にしまして、その変更をされる前提としてしばしば言われておることは、国際情勢が最近非常に変つて来た、こういうことを言つておられるのでありますが、この最近に変更した国際情勢というものを吉田総理はど……

第17回国会 予算委員会 第3号(1953/11/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと関連して……。今中田委員から述べられたことは世間周知の事実であるし、すでに会計検査いんからもたびたび報告が出ていたのです。それに対して、今緒方副総理或いは建設大臣は、ただ今後慎重に研究をいたします、慎重に対処いたしますという答弁で、答弁をにごしておられるのでありますが、誠に政府はその点については怠慢であると糾弾をせざるを得ない。非常に困難であると言われながら、既定経費でもすでに六十億削るというようなことまでやつて財源を捻出しようとしておられる。それならそれと関連して、今言つたような事態を匡正する方策は具体的にすでに立てられているのか、立てられていないとすれば非常に怠慢であ……

第17回国会 予算委員会 第5号(1953/11/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 総理は、政府は共同押明を発表したという御答弁をなさいましたが、ところが先ほどからのいろいろな話によると、この声明の内容自体についても、政府の考え方等々ではないのだ、これはただ池田特使が一般的了解に達したことを述べているだけなんだというのが、これまでの御報告なんです。従つてこの共同声明なるものは、ロバートソンと吉田総理個人の使節である池田氏との共同声明ではあるかも知れないけれども、政府の共同声明ではないのじやないか。その点をどういうふうにお考えになつているか。従つて若し政府の共同声明でないのなら、政府はこの声明を正式に国会に、どういう性質のものとしてでもいいが、正式に国会に御提示を……

第17回国会 労働委員会 第3号(1953/11/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(佐多忠隆君) 池田、ロバートソソ会談の共同声明によりますと、相互安全保障法の第五百五十条の規定に基いて、日本に過剰食糧五千万ドルを渡すと、それの代金は積立てて日本の防衛生産及び工業力増強に使用されると、こういうようなことが出ておるようでありますが、そういうことは通産大臣としてはすでに了解済みなんですか。
【次の発言】 受けるか受けないかということをきめるというのは、もうすでに一般的な了解に達しているという共同声明なんです。それをどう使うかということがもうすでに共同声明の中に、売上代金たる円貨は、海外買付及び投資の形により日本の防衛生産及び工業力増強に使用せられるものとするというこ……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 予算委員会 第2号(1953/12/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の点にちよつと関連して。繰越利益、食管の特別会計創設以来各年度にどういうふうに変化して来たか、特にこの最近数年ですね。
【次の発言】 何か新聞によりますと、中共の米がセイロンに行つて、そのセイロンのものを又日本が買入れるというようなことが出ておりますが、これはどういう事情だつたのかということを一つ聞きたい。それからそれに関連して今後中共或いは台湾、朝鮮等からの米の輸入の余力をどう見ておられるか、値段の関係と合せてお聞きしたい。
【次の発言】 その中共米の値段は、セイロンが買品付けた値段と、それから更にセイロンから日本が買付けるその値段とはどういうことになるのか。更に中共から若し……

第18回国会 予算委員会 第3号(1953/12/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。厖大な近代戦を遂行し得るものだけが軍隊であるというように定義をされたのですが、若しそれならば、長官は現在いろいろな種類の軍隊を各国が持つておると思いますが、長官の判定によれば、どことどこの国が近代戦を有効に遂行し得る軍隊なのか、そしてインド同等の小国が持つておる軍隊は軍隊であるのかないのか、その辺を明確に一つ規定をして頂きたい。(「委員長」「違う違う」「長官だ」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 関連して。我々の新聞等で察知するとこるによれば、その点こそ池田特使その他がアメリカに対しているくと御説明になつた点であると思う。その説明の内容、その意見が妥当であるかどうかは後ほど質……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会 第閉会後1号(1954/09/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 それではちよつとお尋ねいたしますが、私たちはすでに四日までには総理に是非出席をしてもらいたいということを通告をいたしております。従つて委員長は直ちにその通告を政府に取次がれているはずでありますから、相当前にその通知が行つていると思うのですが、その扱いはどうなつているのか。而もその通告を受けられた当座においては、この委員会に出席をすることを予定をしておられたのかどうか、そういう予定であつたにかかわらず、たまたま昨日病気になつたために初めて出席が不可能になつたのか、それとも通告は早く受けておりながら、出席を無視して今まで無関心な態度で放つておかれたのか、その辺のいきさつを詳しく御説明……

第19回国会 外務委員会 第閉会後2号(1954/09/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 議事進行について。吉田総理に来て頂くのはどうなつたのですか。
【次の発言】 この間の会の町にも、前の欠席の経緯について明瞭に御答弁を願うことを要求をしておきました。従つてあの時も実は申上げたように、今品は是非総理に御出席を願つて、いろいろ質疑をいたしたいと思つたのですが、御出席がないのでこの問題は留保はしておきますけれども、是非外遊前に一度この委員会に出て頂いて、外遊の問題その他について質疑を受けて頂くよう、これは総理の御都合を聞くのではなくて、当然に出席を要求するという態度で、委員長において善処されんことをお願いをしておきます。

第19回国会 外務委員会 第閉会後3号(1954/09/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 御発言中ですが、昨日総理大臣の招請に応じて参られた、そうしてそこでお聞きになつたことを御報告になる前に、今も簡単に委員長から御紹介がありましたが、私たちの立場を表明をしておきたいと思います。只今委員長がお話の通りに、委員長は外務委員長として招請を受けたので、外務委員長として総理大臣の招請に応じたいという御意向を私に伝えられたのでありますが、私はこれまでの経緯から見て、今委員長もお話のように、たびたび我が委員会としては当委員会に総理大臣が出席をして、その問題について説明をし、了解を求めることが然るべきであるという見解は、当委員会すべての者の一致した意見であります。殊にその要求を正式……

第19回国会 外務委員会 第5号(1954/03/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今提案されました二案件について承認、賛成をいたします。ただ特にこれを非常に急いで決定するゆえんのものは、政府委員その他から御説明のありましたように、主要産業国として特に常任理事国になるように努力をする、その必要上も急いできめてもらいたいというようなお話でありますので、そういう希望にも副うために私たち賛成をいたすのでありますから、これが決定をいたしました上は、必ず常任理事国になるように特段の努力をして頂きたいことと、同時に常任理事国になるということは、単に形式的にそういうポストを得るという問題だけでなくつて、本当に国際労働憲章が誓約をしているところの諸目的を誠実に積極的に実現するこ……

第19回国会 外務委員会 第閉会後5号(1954/09/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 代案を出される前に私意見を述べたいと思いますが、今も緑風会の佐藤先生からお話のように、これは起草委員会ですでにおきめになつたものでございますから、若しそういうふうに変えるならばもう一遍問題を前に戻すこと、私たちはこの原案自体についても非常な不満を持つておるのでありますが、最大公約数をとるという意味において、これを一応呑んで決定をして頂きたいと、こういうふうに思つておりますので、これを直すというようなことは絶対におやり願わないように、それには賛成ができません而ら、この原案のままでお取計らいを願いたいし、若し自由党がそれに賛成ができないのならば、止むを得ませんから採決によつておきめ願……

第19回国会 外務委員会 第10号(1954/03/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 これは初めの希望通りに総理の登院を待つてやるということにおきめ願いたいと思います。これは我々の希望としては本会議にも出てもらい、更に委員会にも出てもらうということを強く希望をいたしているのでありますけれども、何か所労のために本会議には出られなかつたので、少くとも委員会にだけは出られることを絶対の条件としてそれが可能になつたときに初めて始めるという原則は確守して頂きたいと存じます。

第19回国会 外務委員会 第11号(1954/03/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 前者の通りに願います。一応お聞きしてから……。
【次の発言】 そうして頂きたいと思います。
【次の発言】 両憲法学者から御意見を聞いたわけでございますが、期せずしてお二人とも、このMSA協定が憲法違反であるということを非常に明瞭に御説明になつた。実は内輪の話ですが、或いは佐藤教授は、これは憲法に違反するものでないというような説明をして下さるんじやないかと、ひそかに期待をしてお願いしたような向きもあつたんじやないかと思うのですが、それにもかかわらずはつきりと憲法違反であるという御説明を学者の良心からなされただろうと思うのです。私たちもこれはははつきり憲法違反であるというふうには前々……

第19回国会 外務委員会 第12号(1954/03/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 先ほど岡野さんのお話にもあつたのですが、日本の現在置かれておる情勢からして、バターと大砲と両方に国力を配分して行かなければならんのだというれ話でしたが、これはもう政府なんかもそういうあれから現在の予算なり国策を立てておると思うのですが、そのバターと大砲が両立されるものなのかどうか、それが現在の世界的な情勢として、特に財政の問題としてどういうふうな形勢になつておるのか、日本では特にそれをどう判定したらいいのか、大内総長に御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 それでは今のお話に更に関連するのですが、二大陣営の対立の中にあつて、孤立しないために今のような政策が必要であるというよう……

第19回国会 外務委員会 第13号(1954/03/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ただ今日出席できるかできないかを都合を聞くのでなくて、今日調整さしくりしてこつちにも出てもらいたいという要求をして頂きたいのです。もう今朝からずつと衆議院ではやつておるのだから、すべて衆議院が今日終日独占をしなければならんということもないだろう。その点は適当に調整してこつちにも必ず義務として出てもらいたい。それを要求して頂きたい。
【次の発言】 どうもお話を聞いていてよくわからないんですが、もう一遍確かめておきたいと思いますが、海上保安庁から申入れられた三点というのは、特に第一はどういうことなんですか。ちよつとそれを伺いたい。

第19回国会 外務委員会 第14号(1954/04/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 もう時間がありませんので、非常に聞きたいことがたくさんあるのですけれども他の機会に譲りましてただ一点お聞きしておきたいと思うのですが、というのは今までの議論によつて、アメリカが南太平洋に危険区域を設定をし更にそれを最近拡大をした、その新らしい事態に対処してどういう措置を講ずるかというようなことを考えなければならんというようなお話でありましたが、それに対する根本方針はどうなんだということが、何か責任者がいろいろな根本方針、根本態度を出してそれを承認するかどうかというようなときには承認するかのごとく、併し具体的な措置としてはそれを全然否定しているような措置しか講ぜられておらないという……

第19回国会 外務委員会 第15号(1954/04/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 まだ了解にはなつていないんだ。了解に達しないからそれをそのままここへ報告している。
【次の発言】 今朝の理事会での申合せなり、話合も大体今曾祢委員なり杉原委員がおつしやつたような含みだと思いますから大体それで御決定を願いたいと思います。
【次の発言】 そういう巾もあることですし、考え方としてもさつきからきまつているように非常に違つた考え方もあるので、もつと事態が明白に、今日明日のうちになつてから改めてそれは御決定して頂く。で順序としては理事会でいろいろ話をし、それの決定或いは決定しなければならんという手は  ずをお取り願いたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第16号(1954/04/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 もう一つこれに関連して。今年の外貨予算についての輸入計画、それを基本とした国内の需給状態、価格の見通し等々のことも一応わかるように資料或いは御説明を願いたいと思います。

第19回国会 外務委員会 第17号(1954/04/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと関連して。今の援助期待量、期待の種類、量等については、詳しい表で現在保安隊が保有しておるものが幾らあつて、新たにアメリカ側から期待するものが幾らあつて更に日本自体で装備を増強するものが幾らあるかということを詳細に、明瞭にわかるように資料を提出して頂きたいことを何遍も要求しておりますけれども、まだ出ておりませんので、至急に一つ御提出を願いたい。
【次の発言】 今の憲法と条約との関係ですが、このMSA協定は、私たちの見解によれば明らかに憲法違反だと、こう思うのですが、これは議論の分れるところで、それ自体はあとから議論したいと思いますが、仮に憲法違反の条約である場合には、その条……

第19回国会 外務委員会 第18号(1954/04/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 昨日自衛権と戦争、或いは武力行使の問題についてお尋ねをしたのでありますが、特に吉田総理大臣の憲法制定国会における答弁を引用してお尋ねしましたが、総理はその考え方は誤解をひき起す虞れがあるので、あとから若干の訂正がなされたはずだというような御答弁があつたように思うのですが、そういう誤解を解くような言い直しがあつたにもかかわらず、とにかく自衛権の名によつて行われる戦争或いは武力行使というものは、自衛権の名においてでも我々は認められないというのが憲法の考え方ではないかと思うのですが、その点はどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 今の御答弁は非常に重要だと思うのです。自衛権の……

第19回国会 外務委員会 第19号(1954/04/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 一九五三年のロンドンの国際砂糖会議に日本が出た場合には、やはりオブザーバーとして出られたのですか。
【次の発言】 一九五二年以来オブザーバーを派遣しておるというふうに説明されていますが、今も依然としてオブザーバーで正式なメンバーになる資格はないのかどうか。或いは正式なメンバーになるのにはどういう資格を必要とするのか、その辺の事情はどうなつておりますか。
【次の発言】 そうして批准後は正式なメンバーになるわけですか。
【次の発言】 その別際砂糖会議に代表を遺派されたときには誰が代表になつて行かれたのか、それからその代表は日本側としてどういう意見を持つて行かれたのか、その意見はどの程……

第19回国会 外務委員会 第20号(1954/04/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 MSAの協定を締結をして、そうしてMSAの援助に対比して日本の自衛力を増強するというのが、このMSA協定なり或いはそれに関連をして提案をされておりますところの防御二法案等々が狙つている点であると思うのですが、この点について先ほどからの質疑応答を聞いておりますと、総理は従来の方針をそのまま踏襲して来たのであつて、何ら事新らしいことではないのだというふうにさりげなくお答えになつて来たのでありますが、私たちから見れば、これは非常に大きな国策の転換ではないか、而も大きく百八十度方向を変えたものではないかというふうに考えるのであります。そういうふうに非常に重大に考えますが故に、私たちはここ……

第19回国会 外務委員会 第22号(1954/04/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと今のに関連して。いつも増強に関連して引揚なり何なりがどういうふうになるのだという質問が出て、その答弁がはつきりしないのですが、その前に一体今のアメリカ軍の日本に駐留している状態、それは地上、海空に亘つてどういうふうな態様、どういうふうな量になつているのですか、それを一つ。
【次の発言】 私の聞いているのは、撤退のほうの問題は私自身の質問のときにもつと詳しくお聞きしようと思つている。その前に駐留軍の駐留の態様、陸海空に亘つてそれはどうなつている。
【次の発言】 それがわからなければどう撤退してもらう、どうそれとの関連において地上軍をふやし、或いは三軍をふやすというような計画……

第19回国会 外務委員会 第23号(1954/04/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 MSAの援助によつて日本の自衛力を増強する、それは日本が独立である以上は日本みずから守らなければならないからなんだということが政府のこれまでの御説明であつたと思うのですが、そこで私はそれでは日本の防衛力が増強するにつれて駐留軍はどういうふうに撤退をして行くかという問題についてお尋ねをしたいと思うのですが、その前にアメリカの日本への駐留軍、それの現在の状態、特に地上軍、空軍、海軍、それがどういう態様で駐留しているのか、先ずその点を詳しく御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 詳細機微に亘つてお尋ねしようとは思いませんが、大要大体どれくらいのものがどういうふうに駐留をしておるのか……

第19回国会 外務委員会 第24号(1954/04/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 MSA協定を締結する日米交渉、これは非常に長期間に互つておやりになつたと思うのですが、いわゆる去年六月三十日でしたか日本政府から正式交渉の開始を申出られて、調印ができたのは本年の三月八日、従つて御説明にもありますように、八カ月以上かかつたように思われるのですが、こんなに長くこういう交渉に期間をとつた例が外国にあるのかどうか。もつと短い、二、三週間或いは長くとも二、三カ月くらいで締結をしたのじやないかと思うのですが、それら諸外国の例はどうなつていたのかということと、若し諸外国にそういうふうな長引いた例が余りなかつたとすれば、日本で特に長引いたのはどういう理由があつてこういうふうに長……

第19回国会 外務委員会 第25号(1954/04/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 これは条約局から何か御説明なり何なりはないのですか。
【次の発言】 これは条約局長にお尋ねしたいのですが、この前文でこの協定を取結ぶための背景と言いますか、そういうものを概括的に述べたものだろうと思いますが、今中田委員もいろいろ問題にしておられるように、集団的自衛の問題がたびたび出て来てここでも強調されておるように思うのです。そこで日本は集団安全保障体制にいつ入つたというふうに考えればいいのか。それから入つたとすればどういう形式、或いは内容、又は能様を以つて、この体制に入つておると考えればいいのか、その辺を少し御説明を願いたい。

第19回国会 外務委員会 第26号(1954/04/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 六百五十人とかいう軍事顧問団は陸海空にどういうふうに配属になるのか。
【次の発言】 それから今の職員が中央と地方にどういうふうに配属することになるか。
【次の発言】 そういう配属なり地位なりがはつきりしないでいて、六百五十人というような数字は、どういう基準から算定されたことになりますか。何ら基準もなしに六百五十人掴んで、それぐらいはまあいいでしようというようなことなんですか。
【次の発言】 その折衝の土台になつたそういう配分表、そういうものを出して一つ御説明願いたい。
【次の発言】 保安庁のほうの出席を求め、その説明をさして頂きたいと思います。あとでもいいですから。それから附属書……

第19回国会 外務委員会 第28号(1954/05/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の問題ですが、五二年、五三年、それから五四年の計画、そういうものの小麦、大麦の輸入数量価格はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 五十四年度の計画はどれくらいと見ておられますか。
【次の発言】 それらがはつきりしないとアンバランスが相当是正ざれるだろうという数字的なはつきりした根拠がわからないのですが、その点を、今日資料がなければ他日でもいいですが、五十四年度の輸入計画がどうなつているのか、従つてどの程度のアンバランス是正ができるのかをもつと正確に一つ御説明を願いたい。  それから通常取引量といわれるのが、例えば小麦についていえば五十二年度は四十万トン、五十三年度は七……

第19回国会 外務委員会 第29号(1954/05/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 この協定のカナダ政府との交渉は昭和二十七年十一月からお始めになつたようですが、非常に長い期間に亘つていろいろ交渉されたことになつておるんじやないかと思うのですが、これは普通の慣例と比べてその期間はどうなのか。それから若し普通、その他の場合よりか期間が長かつたとすれば特にどういう問題が問題になつてそう長い期間を必要とされたのが、その辺のいきさつを少し御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この協定の第三条にいう国際収支を擁護するため、非常に差別的制限を行うことができるという規定ですが、これは具体的にはどういうことになるのですか。

第19回国会 外務委員会 第30号(1954/05/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 カナダに対する貿易のアンバランスを是正する具体的な諸方策について通産省の貿易当局その他ともお打合せの上にもう少し具体的に御報告願いたいと言つておいたのですが、その点はどういうふうになつておりますか。できればつ通産省の御当局からも来て御説明を願いたいと思います。この問までの御説明ではどうも了承しかねますから。
【次の発言】 そういう一般的な輸出振興、方策は今聞いているのではないのです。特にカナダとの通商協定を結ばれるに関連してそれの具体的な内容になる、実質上の裏付になる貿易不均衡の是正方策をどういうふうにしてどういうふうに具体的に進めようとしていられるのか。例えばこの間の御説明によ……

第19回国会 外務委員会 第31号(1954/05/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 日本とカナダとの通商協定の締結に当つて今まで阻害されていた日本の輸出がこれによつて相当伸びた、そして両国の間の貿易収支のアンバランスが調整される方向に問題が解決されて行くだろうというような御説明だつたのですが、その点をもう少し詳しく、例えば五三年度にはカナダへの輸出は千五百万ドルで輸入が一億四百万ドル、従つて入超が八千九百万ドルというような非常なアンバランス状態、この片貿易をどういうふうに是正されるというお見通しなのか、特に一九五四年の予測、見通し、そういうものについて政府としてはどういうお考えをお持ちか、どういう計画を持つておられるか。特に積極的に輸出を伸ばす方策を個々の品目別……

第19回国会 外務委員会 第32号(1954/05/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今のにちよつと関連して。
【次の発言】 関連して。特に今中田委員の説明をされたのは、日本にどれだけたまるかという問題の前に、朝鮮における国連軍、特に米軍もそうでしようが、それ以外の国連軍の変遷がどうなつているかということをもう少し具体的に詳しく御説明を願いたいという点だろうと思うのです。
【次の発言】 そこをはつきり。
【次の発言】 それは今の御報告は、昨日から二個師団という話はよく出ているのですが、これは朝鮮の戦争が熾烈なときに大体二個師団ということなんですか、それが逐次減つて現在の状態として殆んど戦闘行動その他がなくて二個師団だけは滞留しておるということなんですか、その辺の変……

第19回国会 外務委員会 第33号(1954/05/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 只今の大蔵省のお話ですと、代替施設の事業費等々については平和回復善後処理費、或いは安全保障諸費等々から何か若干のものが考えられはしないか、考えるつもりだというような御答弁だつたと思うのですが、併しこれは主計局長もちよつとお話のように、そういう一体余裕がこの経費の性質上そういうことができるのかどうかという問題と、もう一つは、実際上平和回復善後処理費等々から代替施設の事業費として考えられているような金額が出せる状態にあるのかどうかという問題についてもう少し御答弁を願いたいのですが。というのは一体平和回復善後処理費というのは二十九年度は幾らに見積つておられるのか。而もそれは事実において……

第19回国会 外務委員会 第35号(1954/05/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私も実は昨日出なかつたので或いは質問があつたかも知れませんが、あつたらその旨お答え頂けば速記録で読みますが、一応お尋ねしておきます。  第一条の日本国の所得税及び法人税、それから合衆国の連邦所得税、これがまあ問題になる税でありましようが、現在アメリカが日本国の所得税及び法人税を払うようなことになるこの税の対象になる所得額、それから逆に合衆国の連邦所得税の対象になるような日本人の所得額、そのおのおのがどれくらいになるのか。実際のこの租税協定がない場合と、これができた故にそれがどういう税額の問題として変化して行くか、それらの事情、おわかりでしたら御説明願いたい。

第19回国会 外務委員会 第36号(1954/05/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 私は資料をお願いしておいたんですけれども、まだ出て来ませんので、改めて資料をお願いして、資料が出てから質問したいと思いまするが、というのは、艦船貸与に関するアメリカ側の国内法がありましたね、去年出たやつ、あれと、それからそれに基いて中国とフランスですか、協定ができていると思いますが、それらの協定が一つと、それから今の十七隻、二万七千トンを期待されておる、それがMSA協定によるやつと、それから貸与協定によるやつとを振分けて、どういうふうになつておるかということ、それから十七隻の各種類のトン数、それからいろいろな艦の型ですか、長さ、速力或いは積載している武器の種類、乗組員の概数、そう……

第19回国会 外務委員会 第37号(1954/05/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 一時間くらいじやちよつとあれですから、一時間と切らないで、もう少しは余裕をとつて頂きたい。
【次の発言】 併し内閣委員会は相当長時間とつているのですから、それとの対比において、ここではたつた一時間きりというのじや余りバランスもとれませんし、そこは一時間なんという非常に極く短時間に区切らないように。

第19回国会 外務委員会 第38号(1954/05/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 質疑に入る前に、今の委員長からの報告ですが、今日の都合は一時間半ということは一応了承しますが、成るべく簡潔に要領よく質問をするつもりですけれども、質問の過程において相当いろんな問題も出て来ると思いまするので、今日若しそれが済まなかつたならば、更に明日おいでを願うというようなことができることを一つ予定をしておいて、今の一時間半を了承をする、その点は留保をして了承をするということに御了承願いたい。
【次の発言】 この艦船貸与協定によつて十七隻の艦船を借りられるわけですが、これはいろいろ御説明にありますように、侵略があつた場合に、それに対応するものとしてこういう計画がなされているんだと……

第19回国会 外務委員会 第39号(1954/05/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。巡洋艦の問題が出ましたが、巡洋艦についてはどう考えられますか。
【次の発言】 この貸与協定の基本になつておるアメリカの貸与法並びにそれに関連して結ばれた各国の協定を資料としてお出し願うように数回たびたび要求をしておるのですが、まだ出ておりませんが、どうなんですか。
【次の発言】 これまでの質疑応答を聞いておりまして、大体昨日私が問題にしていた一体海上自衛隊を作ることによつて防衛をしなければならない侵略とは何を意味するのだということが、ほぼ明らかになつたように思うのです。その場合には、先ほどから御説明があつたように、日本の国土が侵略を現実にされた、或いは侵略の危機があると……

第19回国会 外務委員会 第40号(1954/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 昨日、今日の新聞にはしきりとそういう記事が出ているのです。何か党を中心に大蔵大臣その他も混ざつて協議がなされたというようなことも言つているのですが、何も外務大臣はまだ参加しておられないのですか。
【次の発言】 そうすると、まあ賠償の問題は問題になつていないとすれば、例のあの焦げ付きになつている債権の状況はどうなつているのですか。
【次の発言】 その六月末の払いと関連して、さつき言われたような会が持たれたとか持たれるのだとかいうようなことですか。何かそういう御意見があるのですか。
【次の発言】 インドネシアに関連した、インドネシアの経済開発、その他に援助をするというようなことで、こ……

第19回国会 予算委員会 第1号(1954/02/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 委員長、今のやつにちよつとお願いがあるんですが、収支見込の二十八年度の予算上の見込と、それから推定実績、それをお出し願いたい。

第19回国会 予算委員会 第3号(1954/02/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の鈴木さんのお話で、国際収支の赤を財政収支の均衡でカバーする、チェックしようとしておると思いますが、そうすると、対策としては国際収支の赤をどういうことにすれば、今お話のような、期待されるような経済の建直しということができるのだというふうにお考えになるのか、その点を、もう少しはつきり……。
【次の発言】 それからそうすると、今のインフレ克服の政策としては財政収支の均衡というか、その均衡の仕方に不足なり不満があるので、これをもつと徹底的にやればいいというお話なのか、そうでなくて、財政収支の均衡だけでは問題は解決しないので、もつと根本的に国際収支の赤そのものの克服の政策、従つてまあそ……

第19回国会 予算委員会 第4号(1954/02/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 国際収支の見通しの問題ですが、政府が出した予算の説明によりますと、二十八年度は支払超過一億九千万ドル、二十九年度が九千万ドルという数字で一応見通しているのですが、二十八年度の見通し一億九千万ドルももう相当違つて来るのじやないか。更に二十九年度もそういう見通しで行けるのかどうかという疑問をもつのですが、その点はどうお考えになりますか。
【次の発言】 もう一つそれに関連して。そうしますと今のお話では政府の見通では二十八年度には輸出十二億ドル、二十九年度には十三億七千五百万ドルに増加するという見通し。更に輸入は去年の二十一億と同じ二十一億にとめられるという見通しになつておるのですが、輸……

第19回国会 予算委員会 第5号(1954/03/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 そのお答えがあるその前に議事進行について……。今木村君が希望を申述べて委員長のお心構え、お心のほどをお聞きしたいという話でありますが、これは委員長個人の問題であるのみならず、この間の十六国会においてああいう無理な審議の仕方をされたことは、委員長並びにその当時の理事であつた西郷君、更には与党の理事諸君等々の連帯の責任である。今にして思えば、なぜああいう無理な議事進行をやられたかということがおのずからはつきりわかつて来た。(拍手)そこでその一つ一つの内容については今後更に審議をいたしますが、審議に入る前に委員長個人の御希望なり、お心持だけではなくて、新たにもう一遍一つ理事会を開いて、……

第19回国会 予算委員会 第6号(1954/03/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 議事進行について。理事会の申合せに従つて強行をしようというふうにお話のようでございますが、私たちが先ほど来聞いておりますところでは、理事諸君がいろいろ発言されて、いろいろ問題を提起しておるのでありますから、その申合せがあつたにしても何ら徹底してないし確立してない。而もいろいろな事情が変つたのであります。そう無理におやりにならんで、而も理事諸君はよりより話合をしておられるようでありますから、時あたかも十二時半です、昼食の時間にもなりますから簡単にここで一応休憩して、そうして理事会を開いて簡単にきまる問題と思いますから改めてきめて、円滑に進めたいということを申上げます。丁度時間も時間……

第19回国会 予算委員会 第8号(1954/03/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 先ず総理大臣にお尋ねしたいと思います。  これまでの総理大臣の衆参両院における各質疑応答によつて大体漠然とはつきりなつて参つたのでありますが、改めて再確認をするという意味において、はつきり御説明を願いたいと思うのです。総理大臣はこの間終りましたベルリンの四カ国外相会議の成果はどういうものであるというふうに判断をしておられるか。更に引続いて四月二十六日から開かれるはずになつているジユネーブのアジア平和会議、これがどういう問題をどういうふうに解決をして行くというふうにお見通しになつているかという点、更にそれに引続いて恐らく軍縮会議が国際会議の重点となつて展開をされて来ると私は思うので……

第19回国会 予算委員会 第10号(1954/03/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。アメリカにお示しになつたようだが、アメリカとどういう折衝をされているか。その点は別として、少なくとも先ほどから伊能委員或いは只今の応答によつて、本格的な、総合的な長期国防計画はまだ立てられないし、立つてもいない。併しながら漸増のための長期に亘る五年或いは三年に亘る防衛計画については、大体の目度は付いているというようなお話であり、今具体的に示された問題についてもあるやに、大体の目度としてはそういうものを持つておるやに御答弁があつたと思うのであります。私たちは細目に亘つて確定した数字を示せとは申しません。併し大体においてどういう目度でやつておるか、三年計画或いは五年計画とし……

第19回国会 予算委員会 第11号(1954/03/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 その十九億の点ですがね、開銀の三百億の自己資金の中にも計算をされているし、中小企業の五十九億の中にも計算をされていて、二重に計算されているんじやないですか。従つてこの修正の自己資金のところは、若し開銀への返済がないとすれば、開銀の自己資金自体が三百でなくて、十九を削つたものが自己資金ということになるのじやないかと思うのですが、その点はどうですか。
【次の発言】 ちよつと関連して。どうも愛知大臣のお話を聞いているといよいよわからなくなるのですが、愛知大臣のお話だとまだこういう補助金を受入れるものがあるのかないのかすらわからんのであるが、これから探してみたらあるかも知らんのだというよ……

第19回国会 予算委員会 第14号(1954/03/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと今のに関連して。非常に答弁になつておりませんので、是非一つ詳しい具体的の資料を整えて、その資料を配付した上でもう一遍具体的な答弁を一両日中にお願いをしたい。それから先の九十九里の農民、漁民の扱い方にしても、特殊な具体的な例を提示しておるのでありますから、その示された例はどういう扱いになつておるかということを、具体的に一つ御答弁を願いたい。これも一両日中に資料を御提出の上改めて御答弁を願います。

第19回国会 予算委員会 第15号(1954/03/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 議事進行について提案をいたします。今のお答えだと、何か被害船がどこにいたかの地点がわからない、特に禁止区域内であつたか外であつたかがわからないというようなお答えでありますけれども、航海日誌その他によれば、禁止区域外にあつたことはもう明瞭なんです。ただ、外として八十マイル北東にあつたのか、九十マイル北東にあつたのか。百マイル北東にあつたのか、その距離の数字の問題だけだと思う。従つてそういうことは航海日誌でもうすでにはつきりわかつておるのだし、海上保安庁或いは水産庁は禁止区域外であつたということを明言をいたしております。従つてそういう点はもうはつきりしておると思いますが、ここに改めて……

第19回国会 予算委員会 第17号(1954/03/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 昨日、一昨日からの御報告を聞いておりましてはつきりしない点、第一にこの禁止区域の設定は太平洋信託統治協定の第十三条によるのだ、だからこの区域設定自体は問題がないんだというようなお話がありましたが、この点一体こういう広汎な三百マイルとか四百マイルとかいう、こういう広汎な区域に亙つて、而も領海でなくつて公海にこういう禁止区域を設定することが、一体あの協定で可能なのかどうかという問題が更にはつきりしませんので、その点を一つ明瞭にして頂きたい。それから期間も例えば最初通告されたのは二十六年だというお話のようでありますが、そういう数年に亘つて或いは少くとも一、二年前に一遍そういうものを設定……

第19回国会 予算委員会 第18号(1954/03/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 これまでの質疑応答によつて、昭和二十九年度の予算の基礎をなす財政規模の問題、或いは物価政策、更にそれをめぐる総合施策、或いは外貨予算の編成の問題等々、かなり広範に触れられましてすでに断片的にはいろいろ述べられていると思いますが、ここで私はそういう問題を改めて少しまとめて概括的にいろいろ質疑をいたし、事態を明瞭にして頂きたいと思います。  先ず第一に、二十九年度予算の基礎になる経済規模の問題、経済見通しの問題でありますが、御報告によりますと二十九年度、例えば生産の平均指数は二十九年度一五二で二十八年度の一五二と同じ規模のところで抑えているというようなお考えのようであります。そこでこ……

第19回国会 予算委員会 第19号(1954/03/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して……。問題はそういう事務的な処理の問題ではないのです。先ほどから聞いているように、それは農林省或いは水産庁その他で事務的な内部的な処理としてそういう手配をされること、それは或いは事務的な問題としては了承もされるかも知れない。併し内部的な処理として遅滞なくそういうことをされると同時に、そのことは何にもアメリカからの申出でを承諾しているのじやないのだ、従つてそれと同時に一体そういうことが国際法上許されていいのかどうか。仮に国際法上許されるとしても、日本としては非常に迷惑千万なことでありますから、それらに対して日本としてのしつかりした態度がきまつていて、内部措置を、国内措置をさ……

第19回国会 予算委員会 第20号(1954/03/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと議事進行について……。予算の審議が今日の補正予算が済みますと、引続き分科会の審議に入ると思うのでありますが、分科会は、特に今度の分科会は非常に重要だと思います。これまで汚職の問題その他が断片的にはいろいろ追及をされておりますが、まだ細かな的確な審議が行われておりませんが、それらの問題に関連しても非常に重要な問題になると思いますが、分科会の運営その他については、委員長或いは理事会においてはどういうふうにおきめになつておるのか、若しおきめになつておることがあればここで御報告を願いたい。
【次の発言】 ただああいう形式的なことだけでなしに、今度の分科会は非常に重要でありますから……

第19回国会 予算委員会 第24号(1954/03/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 昭和二十九年度の予算審議のいよいよ最後の段階に入つて参つたのでございますが、入場税を国税に移管して、国家から地方に配付することを規定いたしております、地方譲与税法の審議状況、それに対処する政府の態度については、これまで各委員から繰返し質問をいたしたのでございますが、その点について何ら明確になつておりません。そこで改めてこれらの事情を詳細に質し、それに対する政府の明確な態度についてお答えを得なければならないのでありますが、その後特につい先ほどまでに私たちがいろいろ直接に調べたところによりますと、この税法、その他予算に関連する諸法案が参議院において未だ本格的な審議をなされておりません……

第19回国会 予算委員会 第27号(1954/04/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。今の通産大臣のお話で、練習機五十機程度保安庁のほうで考えておるので、これに関連して今の資金の使用方法が考えられるのじやないかというようなお話だつたように思うのですが、私たちが頂いておる資料によると練習機はT六Gが二十機、T二八が三十一機、T三三が十機、合せて六十一機が問題になつていて、而もこの六十一機はMSAに期待をするということに資料ではなつておるようですが、これ以外に今愛知さんの言われた五十機を国内で調達するというものがあるのかどうか、その辺のことはどうなつておるのですか。  それからそれに関連して従つてここで現有の航空機とそれからMSAに期待する航空機の機種、機数……

第19回国会 予算委員会 第28号(1954/04/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 只今御提案になつておるものは、経済援助資金特別会計ということになつております。大蔵大臣の提案の理由の説明によりますと、これは相互防衛援助協定、農産物購入に関する協定、経済的措置に関する協定、この三協定に関連をされた資金であると、而も直接には経済的措置に関する協定第二条から出て来た特別会計であるというお話でございます。そうしますと、これらの協定においては佃ら経済援助なるものはないのです。経済援助なるものはない。にもかかわらず、経済援助資金特別会計という名前にお出しになつておるのはどういう意味なのか。ここで何で経済援助資金という名前を付けられたのか、その点から先ずご説明を願いたい。


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 予算委員会 第1号(1954/12/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちよつと資料をお願いいたしたいと思いますが、今主計局長の御説明の歳出の節約額百五十三億、不用額百五十一億、これの各所管別、それから特に防衛庁が内容的にどうなつているかという点を一表にして、わかりいいようなものを一つ御提出願いたい。


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 外務委員会 第2号(1954/12/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ビルマとの正式国交回復の条件でございますが、国交回復を全面的にやるべきであるということは勿論御異存のないことだと思うのですが、そこで私は本件自体に入る前に、一体新しい内閣、特に重光大臣は一般的に国交未回復の国との間の国交回復について、どういう態度を一般的にお持ちなのかという点、更に特に中国或いはソ連との国交回復について、どういう御意見か、それを先ず承わつておきたいと思うのです。で、中国大陸では申上げるまでもなく中華人民共和国がすでに成立をして、人民大衆はこの新政権に協力をして新らしい建設にいそしんでおります。特に新政権が成立してから五年を迎えて、昨今では新政権はすでに確固とした基……

第21回国会 外務委員会 第3号(1954/12/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今賠償並びに経済協力の対象に列挙されている付属書の問題が問題になりましたが、ここで一つお聞きしておきたいのは、これは両方の対象でありますが、そのおのおののうち、賠償には大体主として、どれが充てられ、経済協力についてはどれが充てられるというような見当をつけておられるか、その点を一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると今の原則から言うと、例えば鉄道の復旧であるとか、或いは河川運送施設の復旧であるとか、それから5、6の技術者の訓練、或いは教育、そういうものも大体賠償で行きます。
【次の発言】 今度のビルマとの賠償及び経済協力の協定によりますと、大体御承知のように賠償二千……

第21回国会 外務委員会 第4号(1954/12/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 先ず第一に簡単なことからお伺いしますが、この第五条に「戦争中に日本国が与えた損害及び苦痛を償うためビルマ連邦に賠償を支払う用意があり」ということを言つておりますが、その戦争中に日本が与えた損害というのは、ビルマはどういうふうに見積つているのか、日本はそれをどういうふうに評価しておるのか、先ずそれからお答え願いたい。
【次の発言】 それに関連してインドネシア、フイリピン、ヴエトナム、そういうところはどれくらいとおのおの見ておりますか。
【次の発言】 そこで昨年、二十九年度の予算を審議いたします場合に、百五十億の平和回復善後処理費、これをいろいろ討議いたします際には、大体日本は賠償予……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 外務委員会 第2号(1955/04/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。今総理大臣は、そういう事情がわからないからとおっしゃいますが、事情のいかんは別として、かって占領時代には、吉田内閣は事渉外関係だからと言って、しばしば国会を軽視して、国会の委員会、本会議等に出られなかった。これに対して国民は非常な憤激を覚えたから、ついに最後はああいう運命になられたのです。ところが今度は、事防衛隊なり軍関係のことであるから、委員会なり国会の本会議なりより重大だというようなおつもりで向うに出席をして、儀礼的なものに向うに出席をして、こちらをないがしろにされるという態度は、かって東条軍閥内閣時代に、主義が横行した時代のやり方と何ら変らない態度だと思う。鳩山総……

第22回国会 外務委員会 第3号(1955/04/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 一般的に何ら異存がないというお話ですが、いまちょっと曽祢君も触れましたが、最後の鉄鋼労連の、鉄鋼に関連する労働組合の諸君が鉄鋼市場の視察、さらには原料入手の問題、進んで中国の鉄鋼業の建設状況の視察、こういうような特殊な任務をもって、すでに早くから申請している。それを却下された。まかりならぬといって却下されたことがありますが、そういうふうな扱いにされるつもりか。今の外務大臣のお話だと、むしろこういうものは積極的にお許しになったほうがよいと思いますが、その点はどういうふうにお考えになっておりますか。

第22回国会 外務委員会 第4号(1955/05/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ただいまの提案理由の説明の賛成二十六、反対なし、棄権五、これはどういう国でございますか。特に棄権五というのはどういう国で、どういう意味で棄権をしたのか。
【次の発言】 これが棄権するに至る事情をもう少し御説明願いたいことと、それから本年二月二十一日にジュネーヴにおいて開始され、現在も続行されておる関税交渉、これがどういうふうになっているか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 先の提案理由の説明の中で、関税交渉会議においてわが国のガットヘの正式加入が討議されておるという御説明がありましたが、どういうふうに討議されているのか。内容を御説明願いたい。

第22回国会 外務委員会 第5号(1955/05/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 日ソ交渉の態度に対する方式ですが、今鳩山総理、あるいは重光外相から一応の御説明があったのですけれど、なおはっきりしませんので、もう一つ少し視角を変えてお尋ねをしてみたいと思うのですが、今の重光外相のお話によると、日ソ間に懸案になっている重要問題は全部一応話合う、話合うことはけっこうなんですが、しかし少くともほとんど全部、あるいは少くとも領土問題については日本の主張がいれられなければ国交を回復すべきでないという考え方が一方にあるし、その領土問題は特に重要に解決をしておくべきだというふうな強い主張もなされておりますが、こういうことを外務大臣はお考えになっておるのかどうか。あるいはこれ……

第22回国会 外務委員会 第6号(1955/05/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 では、日ソ交渉がいよいよ始まろうといたしておりますが、政府はその場合に在ソ抑留邦人の帰還の問題に最も力を入れて交渉になるというようなことが伝えられておりますが、この抑留邦人の実情についていろいろまちまちに伝えられておりますので、一応あらためてここで日本側の正確なこれまでの調査の結果をまず御報告をお願いいたします。
【次の発言】 そうすると、千島、樺太関係を除きまして、今のお話だと、確実な生存者として考えられるのはどのくらいですか。
【次の発言】 それらの諸君は、日本人の戦犯は別として、そのほかの人たちは、何といいますか、国際法上というか、戦時国際法上というか、どういう形で残留して……

第22回国会 外務委員会 第7号(1955/06/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと今のに関連して。論議されたうちに、輸出補助の禁止の問題の条項があったようですが、これに対しては日本はどういう態度をとられたのか、あるいはとられるのか。第一次製品は補助を出さぬとか、あるいは五五年までのやつはそれまでとして、それ以降は禁止されるとかいうような、その問題についてはどういう態度をとられたか。
【次の発言】 ただ、その点は、日本から見ればそういうことでしょうが、アジア、アフリカの後進諸国から見れば、後進国だけを押えるような形になる。非常にそういう意味では先進諸国、特に欧米諸国がおくれた国だけの手足を縛るような結果にならないのかどうか。そういう配慮はされたのかどうか……

第22回国会 外務委員会 第11号(1955/06/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと関連しまして。どうも今までの総理大臣、外務大臣のお話を聞いていると、あまりに何というか、無制約な手放しなお話で、むしろぞっとするような、実は率直に申しまして感じを持ったのです。と申しますのは、お二人のお話を聞いておりますと、五億五千万ドルの賠償、あるいはさらに二億五千万ドルの経済協力をひっくるめて八億ドルの問題、そういうものはすでに向うからは数額も出されており、場合によってはそれは応ぜられるかもしれないのだというような非常に、何というか、手放しな楽観的な印象を与えるというような折衝なり話し合いをしておられる。われわれ日本人が考えてもそういうふうな感じを持つのですから、向う……

第22回国会 外務委員会 第17号(1955/07/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 この十三万件というのは、政府の在外公館で記帳したものが十三万件あるわけですか、そうすると、そこはさっきのお話の通りに、理論的には請求し得るのだけれども、請求者が証拠書類を出さなければ渡せないということになるのですか、最後になって証拠書類はないけれども、台帳の上からははっきりしているというようなものが相当残ると思うのです。そういうものは支払いはやられないつもりなのかどうか、問題はむしろ証拠書類を出すということは、かりに台帳に記帳漏れがある、にもかかわらず証拠書類としては確実なものがあるから、台帳にはないけれども、証拠書類があるから、支払いをするということのための証拠書類として使うの……

第22回国会 外務委員会 第18号(1955/07/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 議事進行について。私外務大臣の御出席をお願いしたのですが、それは日華平和条約議定書に関する問題として、台湾の問題について本格的ないろいろ全般的な御質問をしたいと思ってお願いをしたのですが、これはさらに問題が非常に大きな問題でして、ぜひ総理大臣も出ていただいて、一緒に御質問をしたい、こういうふうに思っておりますので、それできょうは私は外務大臣に対するその問題の質問は留保しておいて、この次の機会に御一緒にお願いをしたいと思いますから。
【次の発言】 ガットその他の関係でもし外務大臣にお尋ねの方が別におありになって、その点できょう外務大臣に御答弁を願うような仕儀になるのならば、むしろそ……

第22回国会 外務委員会 第21号(1955/07/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ジュネーヴにおける四巨頭会談が済んだのでありますが、これはいろいろな意味を持っていると思います。われわれとしては、適当な機会に、この会談に対する意見あるいは希望その他を総理大臣自身から表明をしていただいて、日本の今後の国際関係に処する態度といいますか、決意を十分に披瀝していただきたいということをお願いをしていたのですが、どういう事情であるか、そういうことがなされなかった。まことに残念だと思うのですが、しかし、すでに過ぎ去ったことでありますからやむを得ません。しかし会談が済んだ現在において、ここへ集まった四巨頭がおのおの国際緊張緩和に対してどういう気持、態度を持っているかということ……

第22回国会 外務委員会 第23号(1955/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 日華の間の通商及び航海に関する暫定取りきめをこの際延長しようという提案を審議するに当りまして、この際あらためて日本と中国あるいは特に日本と台湾との関係、状態、そういうものをはっきりしておく必要があるのじゃないか、すでに一般的な問題はこの間総理大臣に質問いたしましたが、この問題は少しもはっきりしませんので、むしろ外務大臣にそれらの問題についていろいろお聞きしたいと思うのであります。  まず第一につい二、三日前から中国とアメリカとの間で、大使級の会談をしようという話が持ち上っておりますが、この会談について外務大臣として御承知の状況を一つ詳しく御報告を願いたいと思います。特にどういう経……

第22回国会 農林水産委員会 第閉会後14号(1955/11/11、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっとおやめになる前に簡単に一言、先ほど御説明があったかと思いますが、天災による特別措置法の中には、鹿児島県の関係あたりで桜島爆発による災害が非常に多いのですが、これは含まれるのかどうか、その点を一つ御説明願いたいと思います。  それから第二点は……。
【次の発言】 きょう継続してやりますか……。それじゃそれでけっこうです。
【次の発言】 桜島爆発による災害の問題ですが、何か私のいない間にもうすでに御説明があったそうですから、これは繰り返しません。これは大体二十二号台風と一緒にして見ていただくということになっておるわけですね、それじゃそれでけっこうです。  さらにもう一つ、けさ……

第22回国会 予算委員会 第3号(1955/03/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。ただいま鳩山総理大臣は、千島、南樺太の返還の問題について話合いしたい。サンフランシスコ条約においては、なるほどそれの帰属の問題はきまっておりませんが、放棄をするということはサンフランシスコ条約でおきめになったように思うのですが、そうするとその問題をさらに取り上げて交渉をなさるという以上は、サンフランシスコ条約を改訂をするという決意をすでにお固めになっているのかどうか。そうでなければさきの言明がなされないはずだと思いますが、その点について明確に御答弁を一つ願いたいと思います。
【次の発言】 関連して……。ただいま総理大臣は非常に重大な御発言を下されたと思いますが、防衛のた……

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 議事進行について。関連質問がたびたび出て、しかもその関連質問が一問くらいならいいのですが、二問も三問も四問にもなるというようなことは、この審議の体裁をくずすことになる。特にそれは他党のことであるから申しませんが、われわれはそのために時間外としてこれを取られてしまう。あと少くなってしまうという関係にあると思いますから、この点は一つ審議の規律を守っていただきたい。
【次の発言】 関連して……。今の問題は非常に明瞭な問題ですから、適当に措置することを、明日一つ考えておいていただきたい。

第22回国会 予算委員会 第5号(1955/03/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 第一に防衛分担金、自衛隊関係の経費、これが二十七年度から二十九年度に至る過去三カ年においてどういうふうな数字で推移してきたか、それを数字にわたりますから、まず政府委員から御説明を願います。
【次の発言】 自衛隊関係。
【次の発言】 合計するとどういうことになりますか。
【次の発言】 防衛支出金、自衛隊関係の経費総額の推移は数字的には今のような推移で参ったのでありますが、これを三十年度にどういうふうにするか、さらに三十年度だけでなくて、今後相当長期にわたってどういうふうに処理をするかという問題が、日本の現在の財政を審議する上において一番重要なかぎであるように思いますが、しかもこうい……

第22回国会 予算委員会 第6号(1955/05/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の第五表ですが、それに対応する二十九年度の数字とそれから二十九年度当初立てられた収支見込みと推定実績でいいのですが、推定実績との対比、それから当初の見込みと推定実績がなぜそういうふうに違ったかということをわかるような説明のついた資料の御配付を願いたいと思います。
【次の発言】 四月の数字をちょっと言って下さい。
【次の発言】 それは月末ですか。
【次の発言】 三千三百……、三千七十……。
【次の発言】 われわれがもらっている表には、そうなっております。だからどっちか正確にして下さい。

第22回国会 予算委員会 第8号(1955/05/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 アメリカ合衆国への日本の輸出品の関税の現況及びその関税引き下げについてどういうふうな交渉をしておられるか、どういうことが問題になっておるか、その点の御説明を願いたい。
【次の発言】 三十年度の輸出の見通しの各品目別のものをいただいておるのですが、これはドル、ポンド地域別になっていますが、主要な各国別の見通しというものはお作りになっているかどうか、もしそれがありましたら、後日でいいのですが、御配付を願いたいと思います。
【次の発言】 さっきちょっとお話が出たかと思いますが、輸出会議なるものをお持ちになるとかいうことですが、これは一体これの会議の構成なりどういうことを目的にしておられ……

第22回国会 予算委員会 第10号(1955/05/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと簡単に……。今の農業災害のところで、二十九年度が幸いに少なかったんでというようなお話でしたが、この表によると、成立予算のさらに節約後はもう少し殖えているのですが、今の御説明どういう意味ですか。

第22回国会 予算委員会 第11号(1955/05/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 どうも大蔵大臣、国会における予算の審議について非常に投げやりな態度であることが今議論されましたが、われわれもそれを痛感をいたしておる。特に、それに関連して、事務当局も予算の審議について一生懸命やっていないのじゃないか。ことに参議院における予算審議を非常に軽視しているのだ。その手っとり早い具体的な話が、今日大蔵大臣の説明の要旨をいただきましたが、その要旨は、衆議院の予算委員会に提出をされたお余りをここに配付しておる。全くこれは参議院を軽視するもはなはだしい、参議院に対する侮辱であると思う。大蔵大臣から陳謝をされることを要求いたします。それが第一点。  第二点は、これまで同僚諸君から……

第22回国会 予算委員会 第16号(1955/05/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと今のに関連して。今の御説則だと、暫定予算の各目明細書は出さないということのお話のようでしたが、六月分というものは二、三はいただいておるのですが、これはどういう関係ですか。
【次の発言】 関連して。ただいまの御報告によりますと、短期間の間に九千七百人という数があげられ、しかもこれは駐留軍の総数との比較においては、犯罪率としては非常に高い犯罪率ではないかと思うんですが、こういうことが駐留軍によってなされていることは非常に遺憾であります。総理大臣はそのつど適当に話し合いをしておるというお話しでございましたが、こういうふうに一応三月三十一日を限って一括して考えてみると、非常に高い……

第22回国会 予算委員会 第17号(1955/05/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 委員長ちょっと関連して……。非常にいいかげんな御答弁としか考えられないのですが、総理の今のお話は、あくまでも消費水準を高めるということを前提にしておる。しかも先ほど田村委員のお話にあった経済計画、特に三十年度の計画におきましては、個人消費支出昭和二十九年度四兆六千六百二十億に対して、昭和三十年度は四兆七千六百九十億、消費支出もふえております。さらにこれを消費水準で見ると、昭和二十八年度を一〇〇として昭和二十九年度は一〇〇・六であったのを、三十年度には一〇三・二に引き上げる、従って三十年度は二十九年度に比較すると二・八%、約三%弱引き上げるということをはっきり数字的に計画をしておら……

第22回国会 予算委員会 第18号(1955/05/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 議事進行について。今のお答えによりますと、定期的に検討していらっしゃる。従ってその定期的な検討をいつ何回やられたか、その検討の結果の状況がどうであったか、それを一つ詳しく御報告を得たいので、今すぐにはできないとおっしゃいますから、しばらくここで休憩されんことを提案いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)

第22回国会 予算委員会 第21号(1955/06/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと発言の前に、政府の事務当局、どうなっておりますか。
【次の発言】 昨日修正についての御説明を伺ったのでありますが、二百十五億の修正ということになっておりますので、まず二百十五億という妥協額が出てきたのは、どういうふうに出てきたのか。それの財政的の、経済的の根拠をまず御説明を願いたい。大蔵大臣にお願いいたします。
【次の発言】 政府の財政経済の基本方針をゆがめることなしに応じ得るものかどうか。これが経済的影響いかんというような問題は、のちほどお尋ねをしようと思っておりますので、それよりも先にお尋ねをしたいことは、どういう経過でこの数字が出て参ったか。従って、どういう財政経済……

第22回国会 予算委員会 第23号(1955/06/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。債券発行の問題で大蔵大臣は当初計画の方針がくずれていないというお話をるるされておりますが、それをもう一ぺん明瞭にしていただきたいと思うのは、公募債の発行は、昨年度は三百九十億を予算として計画をされた。しかるに、これが昨年度一年間に実際に消化され、実行に移されたのは三百三十五億で、計画通りにいかなかった、予算通りにいかなかった。三百九十億は非常に重過ぎたんだということで、それを訂正をなさって、今年度の計画は、三百八十五億の公募債計画として当初お出しになった。これは明らかに昨年の三百九十億が重過ぎたから、これよりも少し少な目に出さなければ消化できないのだという御趣旨で、こう……

第22回国会 予算委員会 第24号(1955/06/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 今の繰越額の二十八年度よりの内訳を資料として後刻御提出願いたい。
【次の発言】 関連質問。今、外務大臣が将来も防衛目的のための経費は削減、減額をすること、特に防衛分担金は減額をすることに努力をしたいという御答弁だったと思いますが、非常に賛成をすべき御答弁で、その限りにおいては、私非常に満足をいたすのでありまするが、しかし、もしそうであるならば、この共同声明の中に、「昭和三十一年及びそれに引続く年間において、自己の資力のより大きな部分を防衛目的のために振向けることが、日本政府の意向であり、政策であることが明らかにされた。」、こういうふうにうたってある。さらに防衛分担金の減額は、本年……

第22回国会 予算委員会 第28号(1955/06/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連。日比賠償あるいは経済協力の金額を八億ドルというフィリピンからの申し出に対して、われわれはこれが非常に過剰負担になる、日本の経済力あるいは財政支出力からいって、ほとんど負担し得ない額であるというふうな強い感じを持って質問をいたしておるのでありますが、総理大臣あるいは外務大臣の言葉を聞いておりますと、どうもそれほどむずかしい問題ではなくて、これで大体妥結するつもりだというようなふうにしか受けとれないのでございますが、果して大蔵大臣はそういう容易な負担であり、従って妥結し得る金額であるとお考えになっているのかどうか。その点が第一点。  それからわれわれは、もし八億ドルというような……

第22回国会 予算委員会 第29号(1955/06/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと関連して。今のお話を聞いていますと、行政協定があるにかかわらず、それの解釈の問題として別な協定をやったんだ、話し合いをやったんだというような御説明でありますけれども、行政協定が締結された当時の考え方は、今秋山君が言ったように、サービスは今秋山君が例示したようなもので、労務費はこれには含まないというのは明らかだ、そういう説明をしておられた。それにかかわらず二十九年か二十八年にそれだけ変更するような話し合いをされたとすれば、それは行政協定の改訂であるべきであって、あの行政協定は勝手にそういうふうにし得る性質のものじゃないんじゃないか。それを勝手にそういうことをされるのは、先ほ……

第22回国会 予算委員会 第33号(1955/06/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 まず、私は物価の問題についてお尋ねをしたいと思うのでありますが、昨年の予算編成、予算審議のときには、物価をどうするかという問題が非常に重要な問題として取り上げられたのでありますが、今度の予算編成その他について、この物価の問題の重要性というのが相当軽視されてきているのじゃないかという感じがいたすのでありますが、今度の予算編成について物価の問題をどういうふうに扱われたかという点が一つ、これは大蔵大臣に御答弁を願います。  それからさらに、昨年度――二十九年度の物価政策として、大体どういう見込みをつけて物価政策を進められ、それが実績としてどういうふうに現われたかという昨年度の実績検討を……

第22回国会 予算委員会 第34号(1955/06/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと関連して。最も緊張をした時点、段階においても、現在の状態の力で攻撃なりその他の侵略を免れ得たのであります。しかも今大臣も御説明のように、今後は少くとも方向は緊張緩和の方向だ。だとするならば、これ以上力の増強をやる必要は毛頭ないので、ことにアメリカの戦略空軍といいますか、そういうものを日本の基地にさらに増大をするというような必要は毛頭ない。それは世界の、あるいはアジアの緊張緩和の方向にむしろ逆行するものである、こういうふうにしか思えないのでありますが、それに対する答弁には何らなっていないと思いますが、もう少しその見通しとの関連において、なぜ増強をすることが、見通しに逆行して……

第22回国会 予算委員会 第35号(1955/06/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと関連して。今のお話を聞いておるといよいよわからなくなってくるんですが、この予算の編成をされるときには生産性の向上、あるいはコストの切り下げ、そういうことを一つの大きなねらいにしておられたと思う。そこでそういうことを前提にしておられるからでありましょうが、予算の失業対策費の場合には、失業者数の、増加を考慮して失業対策費を考えておる、失業者の増加を考慮しておる。そこでこれから見ると、今年度は失業者が増加するという予想に立っておられると思う。ところが経済審議庁の経済大綱、あるいは三カ年計画によれば、年間の失業者数は六十三万、去年と同じだと、従って失業者には増減がないという計画を……

第22回国会 予算委員会 第36号(1955/06/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 まず大蔵省の主計局長に聞きますが、三十年度の予算の編成方針は閣議決定をしたのかどうか、それから予算編成方針を閣議決定したとすれば、その月と日、それから同じく予算自体を閣議決定をした月と日、それをお知らせ願いたい。
【次の発言】 三十一年度の予算の大綱、あるいは予算編成方針はいつごろおきめになるか、それから通常に行けば予算そのものはいつごろ来年度のものは閣議決定をすることになるか。
【次の発言】 予算そのものはいつごろ……。
【次の発言】 今お聞きのように、従来予算編成方針をまず大きくきめて、それからもっと数字的な具体的なものが出てきて、大綱的なものをきめて、しかる後に予算そのもの……

第22回国会 予算委員会 第37号(1955/06/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 第三分科会の経過を御報告いたします。  本分科会に付託せられました案件は、昭和三十年度予算中農林省、運輸省及び建設省各所管の予算であります。  本分科会は昨日の午後と本日の午前、午後にわたって審査を行い、各委員と政府当局との間に、終始熱心な質疑が行われまじた。以下その質疑応答のうち若干のものについて申し上げます。  まず農林省所管でありますが、農地災害復旧事業について「三十年度残事業量が四百十三億円の巨額に達しており、しかも二十六年災がまだ残っておるのはなぜか、本年度予算に災害復旧事業費として百二十七億円が計上されているが、しかし従来の仕越し工事が百五億円もあるので、実際には予算……

第22回国会 予算委員会 第38号(1955/06/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 世界における緊張緩和の問題についてお尋ねをしたいのでありますが、サンフランシスコの国連十周年記念の各国代表の演説、あるいは四カ国外相会議のいろいろな話し合い、そういうものをめぐり、さらには近く行われる四カ国巨頭会談、そういうものをめぐって、世界における緊張が今後どういうふうになってゆくというふうにお見通しになるか、まずその点を鳩山総理大臣にお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 鳩山総理大臣は世界における緊張は次第に緩和する、従って平和への方向が非常に大きな歩みを歩んでゆくだろうというようなお見通しを述べられたのでありますが、重光外務大臣はこの点をどういうふうにお考えになります……

第22回国会 予算委員会 第39号(1955/07/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 閣僚の御出席はどうなっておりますか。
【次の発言】 そうしてからに願います。
【次の発言】 議事進行。すぐお見えになるものと思ってわれわれ待っておりますけれども、お見えになりませぬので、このまま便々と待つこともできませぬし、われわれ侮辱されたとしか思えないのでありますが、一応暫時休憩をお願いしたい。(「賛成」と呼ぶ者あり)

第22回国会 予算委員会 第41号(1955/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 ちょっと、関連して。総理大臣にちょっとお尋ねをいたしたいのでありますが、今各閣僚から外遊の計画その他について御報告、御答弁がありました。外務大臣あるいは大蔵大臣は特殊任務を持って行かれるので、これは一応うなずけます。さらに農林大臣も余剰農産物の交渉の問題でいらっしゃるというような特殊任務があるとすれば、所管の大臣としていらっしゃること、もちろんわれわれも反対ではありませんが、ただ河野農林大臣の御答弁の中には、今年サケが非常にたくさんとれたので、それの売れ行き、売り込みの問題が大きな問題である、そのためにイギリスに行きたい、あるいは硫安の問題の研究にヨーロッパ諸国に行きたいというよ……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 予算委員会 第2号(1955/12/07、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 資料のことで……。この昭和三十年度地方財政のことについて三十年十一月四日という資料が来ておりますが、これはどこのものか書いてないが、どこのものですか。

第23回国会 予算委員会 第3号(1955/12/08、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連して。連絡会議をもっておられるという事実報告は事実報告として、そういう事務的な報告でなくて、その連絡会議において総理大臣あるいは外務大臣はどういう方針で、どういう方策を提示しながら、その連絡会議の意向をまとめていこうとしておられるか、その大綱、方針をここでお示しを願いたい。

第23回国会 予算委員会 第4号(1955/12/09、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 それに関連して簡単にちょっと……。今の質問で、特に質問したいのは、日本からは衆参両院議員、院議をもって決議案を向うに出したわけですが、その決議案をどうお扱いになったのか、それから国連には電送されたということを聞いておりますが、それに関連して、その院議をさらに国府あるいはアメリカに対してどういうふうに扱われたか、その結果が、特にその反応が、どういうふうに現われて参ったかということについての、最終の事態の御報告を願います。

第23回国会 予算委員会 第5号(1955/12/13、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 数日前に、経済企画庁のもとにある経済審議会から総合経済計画案が一応の案として発表されたのでありますが、大体のそれの構想というか、目標、内容、そういうようなことについて、大臣自身はどういうふうにお考えになるか、まずその点から御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 長官のお話のように、数字として特に人口の増加の問題、その他の数字の変更と同時に貿易の見通しあるいはその国民総生産の伸びの考え方、そういうものに対しては相当大きな変更が加えられたのじゃないかと思うのですが、この点については、すでにさきに六カ年計画をお示しになったときに、ことしの予算編成に関連をして私はいろいろ御質問を申し……

第23回国会 予算委員会 第6号(1955/12/14、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ただいま中山委員から国連加盟に国府が拒否権を使ったために日本が加入できなくなった点についての御覧間がありました。これに関連してお伺いしたいのですが、国民政府が拒否権を使ったために、結果としてソ連か拒否権を使った。そのために日本の国連加盟がだめになった。日本の国連加盟がだめになったのみならず、十八九国全部がだめになり、しかもその中にはアジアの非常に重要な諸国が含まれ、ことにセイロンまで含まれている。こういうことになりますと、世界の大勢がすでに両陣営のものを一つの機関の中に入れて、ここで平和的な話し合いをすることによって世界平和を確保しようということが、むしろ世界の大勢であり、輿論で……

第23回国会 予算委員会 第7号(1955/12/15、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 自治庁大臣はどうなっておりますか。
【次の発言】 それでは自治庁長官はあとにしまして。  御承知の通り日本の南海の孤島である奄美群島は、一昨年の十二月にわが国に復帰して、同時に奄美群島復興特別措置法が制定されて、これに基いて復興計画が作られ、復興の方途が講じられているのでありますが、これすら非常に不十分であったところに、不幸にしてこの群島の中心都市である名瀬市は、去る十月十四日火災に襲われた。さらに引き続いて本月三日さらに大きな火災に襲われたために全く壊滅的な状態になっている。しかし南海の孤島であり非常に不便であるために中央との連絡が非常に悪くて対策その他についてなかなかうまく進……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 外務委員会 第9号(1956/04/25、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょっと今のに関連して。実績として小包を向うに送るとか、あるいは郵便を送っているとか、あるいは電信電話の交流、そういうものを実績としては現にどれくらいあるのですか。そうしてそれが最近相当ふえてきているのか。そうして小包は若干支障があるようなお話しですが、郵便なり、電信電話はほとんど支障ない状況なのかどうか、その点の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 向うに行くのが。向うからこっちに来るのは。
【次の発言】 その増加の趨勢は。
【次の発言】 その程度だと現在支障はないんですか。
【次の発言】 約定を結んでいなくても香港経由でほとんど……。

第24回国会 外務委員会 第18号(1956/05/31、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ただいま羽生委員の質問に対して、総理は大体領土条項の問題その他について両方の話し合いがもう少し歩み寄る可能性があるし、そういう形で国交回復を早期にやらなければならないという御答弁だったと思います。この早期に国交回復をするという基本的な方針を政府としてすでにおきめになっており、しかも党内なり政府なりでその点は完全に意見が一致しているのかどうか。もし一致していないとすればどういう調整の方法をとり、どういう時期にそれが一致するというふうにお見通しになっているのか、その点をもう少し詳しく御説明願いたい。
【次の発言】 その態度を明確にし、国民に納得させるためには、あくまでも先ほどの問題が……

第24回国会 外務委員会 第19号(1956/06/02、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ああいう形で、審議……。
【次の発言】 二、三の問題を質問したいと思いますが、どうも私、今までほとんど出席をいたしておりませんので、あるいは前の方々と相当ダブるかと思いますが、それは一つ御容赦を願いたいと思います。  まず、一つ初めにお聞きしたいのですが、フィリピンでは、一体戦争災害というのを幾らぐらいに見積っておるのか。それからその災害の復興というようなものをどういう資金でやるというような計画になっておるのか。たとえばアメリカあたりから、相当その復興の計画に対して特別に援助をするというようなことになっておるのか、それらの点、どういう事情になっておるか。

第24回国会 外務委員会 第20号(1956/06/03、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 日本社会党を代表して、この案に対して反対を表明いたします。私たち日本社会党は、われわれが戦争を通じて諸国に対して非常な災害を与え、物質的な災害のみならず、精神的な意味において非常な過誤を犯し、それについてわれわれは敬虔な気持で、過去の日本の帝国主義的な、侵略主義的な政策に対して、根本的な批判と反省をなした上で、さらにでき得べくんば物質的な災害その他に対して、できるだけの補償をやり、賠償をやること、そういう物心両面を通じて新らしい諸国間の友好関係、平和関係を確立をすることが必要であり、しかもそれをなるべく早い機会に着々と実現をしていくことが絶対に必要であるという原則をとって参りまし……

第24回国会 逓信委員会 第12号(1956/03/27、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 衆議院の逓信委員会で付帯決議がついていてその第一項に「協会における放送の進歩発達に必要な研究を助成するため、放送法第三十四条の規定に基く国の負担による研究を実施する方途を講ずる」ということが要望されておりますが、われわれ一般会計の予算を審議いたしましたときに科学技術の振興費として昨年度八十三億のやつが百十四億に相当大幅に増額をされた。ところがそれの各省別が示してありますが、郵政省、あなたの方の省にはそれがあげていないのですが、しかしこういう要望がある以上これは何とか政府としては措置をしていかなければならない。これをどういうふうに具体的に措置されるおつもりであるかどうか、その点。

第24回国会 予算委員会 第4号(1956/02/04、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 拿捕漁船の抑留船員に対する生活保障の問題でありますが、これは先ほど農林大臣も御説明のように、六カ月を限度として一応見舞金程度の額が出されたのでありますが、これは六カ月というのは、すでにとらわれてから六カ月以上を経過している者が大部分であるので、過去のものについての見舞金であって、今後の生活保障の問題は何ら考えていない。しかも今朝ほどの外務大臣のお話によると、なかなかこの問題は早急に解決をしそうじゃないし、なかなかまだ数カ月帰る見込みはない。この措置がなされたときには、もうやがて遠からず問題が解決するというようなお話だったから、六カ月で一応問題が落着をしたのですけれども、しかし、こ……

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/29、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 関連して。非常に重大な御発言だと思うのですが、五カ年後には駐留軍がいることを予定をしてないし、従って特需収入あるいはそれに類する駐留軍からの収入はない、そういう予定のもとに五カ年計画を立てられているというお話なんであります。しかるに衆議院の予算委員会における船田長官の御答弁では、六カ年計画が、かりにこの通りに進んだとしても、なおアメリカ駐留軍の完全撤退は考えられないのだということを明瞭に御答弁になっておる。この最も重大な問題についてかくも大きな食い違いがある。全くあなた方が国防とか何とかいうことを言っておられるにかかわらず、何らこの点については意見がまとまっておらない。支離滅裂と……

第24回国会 予算委員会 第16号(1956/03/15、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 まず、離島振興法に関連する予算について質問をしたいと思いますが、離島振興法第八条には御承知の通り「国は、第五条第一項の離島振興計画の実施に要する経費については、毎年度、国の財政の許す範囲内において、これを予算に計上しなければならない。」という規定になっておりますが、この条項に基いた離島振興予算なるものはどういうふうになっているのか。今私たちがいただいた予算書その他を拝見して、どうもよくわからないのですが、どういうふうに見ればいいのか、どういうふうにまとめられているのか、それらの点について、まず企画庁長官から御説明を願いたい。

第24回国会 予算委員会 第19号(1956/03/23、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 まず総理大臣にお尋ねいたしますが、ダレス長官が参りまして、総理との間に数回にわたって会談をされた。その会談の内応ですが、特に新聞の伝えるところによると、世界情勢、特に極東の情勢、日本をめぐる極東の情勢というようなことについて相当詳しいお話し合いをされたということが報ぜられておりますので、それらの模様について、どういうことが論議をされ、どういう話をかわされたか、その点をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 中共に関する問題は、後ほどもう少し立ち入ってお聞きしたいと思うのですが、新聞の伝えるところによると、そういう一つ一つの断片的なことでなくて、もっと概括的に、一般的に現在の世……


佐多忠隆[参]委員会統計発言一覧(全期間)
2期-| 3期|- 4期- 5期- 6期- 7期

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各種会議発言一覧(参議院3期)

佐多忠隆[参]委員会統計発言一覧(全期間)
2期-| 3期|- 4期- 5期- 6期- 7期
第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務・内閣・大蔵連合委員会 第2号(1954/04/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。具体的にもう少し御説明にならなければ了承ができないと言つておるのですから、一つ具体的に御説明を願いたいと思います。そちらからお出しになつている例えば人員の増強にしても制服二万その他八千七百、合せて二万八千七百の陸上自衛隊を作る、海上は両方合せて五千七百四人にする、航空は七千七百六十五人にすると、人員については具体的に極めて明瞭に出している。更にそれを議するためのいろいろな、MSAに規定する小銃であるとか、機関銃であるとか、機関砲であるとか、ロケットランチャー、迫撃砲等々を非常に具体的に出しておられる。これは具体的にどういう侵略の危険があり、どういう対処の仕方をしなければ……

第19回国会 外務・内閣・大蔵連合委員会 第3号(1954/04/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 関連して。そうすると今の御説明を聞いていると、自衛のためには戦争はできない。それから交戦権は自衛のためといえども放棄している。これは明瞭ですね。先ずそれから……、これは明瞭ですね。
【次の発言】 それじやその次に、自衛のための武力行使はできるんですか、できないんですか。
【次の発言】 それは吉田総理の意見だと思つていいですね。
【次の発言】 今日においてはというのが少し曲者ですね。(笑声)併し曾つては吉田総理は、日本は戦争を放棄し、軍備を放棄したのであるから、武力によらざる自衛権はあると、外交その他の手段で以て国家を自衛する、守るという権利は無論あると思います。そこで、ここでは自……

第19回国会 外務・労働連合委員会 第1号(1954/03/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 国際労働機関憲章の附属書の中に国際労働機関の目的に関する宣言が付いておりまして、その宣言の三に「総会は、次のことを達成するための計画を世界の諸国間において促進する国際労働機関の厳粛な義務を承認する」として、「(a)完全雇用及び生活水準の向上」から「(j)教育及び職業における機会均等の保障」に至るまで非常にたくさんな広範にわたるいろいろな達成すべき目的を挙げておりますが、日本において特に国際的な比較においてこういう条項がどの程度達せられている現状であるか。それから未達成であるとすれば、それをどういう計画方策によつてどういう機関にわたつて達成をされようとしておられるか。それらの点につ……

第19回国会 法務・外務連合委員会 第1号(1954/04/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 この法律によつて軍機保護法に類するものができて来たんじやないかという感じを持つんです。というのは我が国は憲法で軍備をすることを禁ぜられている、従つて現在では諸外国にはあるところの軍機保護法なり、国防保宏法というようなものを国内に持つてない。ところが今度の相互防衛援助協定を結んだために軍備を持つことになり、それに関連をして軍機保護法に類するものとしてこの秘密保護法案ができて来たというふうにしか考えられないんですが、その点は長官はどういうふうに考えておられますか。
【次の発言】 そうすると、軍機保護法との根本的な本質的な相違は、軍機一般でなくて、アメリカから供与される武器の秘密に限定……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1954/03/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 保安庁関係の経費、予算現額とそれから支払済額、それから年度現在までの支払済額、それから年度中の支払済予定の額等をもう少しわかるような表もついでに一緒に御提出願いたい。

第19回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1954/03/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○担当委員外委員(佐多忠隆君) 高等学校の生徒の育英資金に関する件でありますが、非常に細かい問題ですが、実は鹿児島県の奄美大島の高等学校ですが、あそこには大島高等学校、名瀬高等学校、大島実業高等学校、古仁屋高等学校、徳之島高等学校、喜界高等学校、永良部高等学校、名瀬女子高等学校等々の高等学校がありまして、それに対しまして大体五千人ぐらいの生徒がいると思うのです。ところが文部省の予算によりますと、これまで大体高等学校生徒百人に対して三人くらいの割合だつたと思いますが、育英資金が月に一人当り七百円くらいで出ているのじやないか。ところが奄美大島は御承知の通り昨年末に日本に復帰をして参りましたので、こ……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 予算委員会公聴会 第2号(1955/06/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○佐多忠隆君 経済六ヵ年計画の完全雇用の問題ですが、御説明で半失業が六百万なり七百万というようなものがいる場合に、この問題が考えられていないというようなお話であったと思いますが、これはおっしゃる通りに、この計画では、たとえば三十二年度に五十五万三千、それから三十五年度に四十三万五千というような完全失業者を認めて、その程度の減少を計画しているにすぎない。このことは、裏を返して言えば、その間に増加する労働人口は一応吸収はするが、現在存在している半失業の吸収ということまでは及ばないのみならず、完全失業者も十何万を減少するにすぎないのだということを数学的に示しているにすぎないと思うのですが、これは計画……

第22回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1955/06/28、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○主査(佐多忠隆君) 皆さんの御推薦と佐藤さんの御指名によりまして、主査をやらしていただくことになったのでございますが、元来非常にふつつかでございます。それに非常にふなれであります。質問をやる方はやりますが、どうも質問をまとめる方は非常にふなれでございますので、うまくやれるかどうか危惧をいたしておりますが、幸いにして皆さん方の御協力によりまして大過なくやりたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  審査に入ります前に、議事の進め方につきましてお諮りをいたします。  当分科会は昭和三十年度一般会計予算、同特別会計予算及び政府関係機関予算中、農林省、運輸省、建設省の所管について審査を……

第22回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1955/06/29、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○主査(佐多忠隆君) ただいまから予算委員会第三分科会を開会いたします。  まず昭和三十年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中運輸省所管の部を議題に供します。本件につきまして政府より説明を聴取いたします。
【次の発言】 これより質疑に入ります。御質疑のおありの方は御発言願います。
【次の発言】 ちょっと私から申し上げますが、衆議院の方で議運から運輸大臣をちょっと回してもらいたいと要求されておりますので、十分くらいで済むそうですから、一応向うに渡すことにいたしたいと思います。それでは……。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか。――御質疑がないようですから、運輸省所管について……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 予算委員会公聴会 第1号(1956/03/06、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 今の御報告で、現在の編成様式の予算はすでに行き詰まっておる、大きな手を打って新しい何か構想を考えるべきじゃないかというようなお話でありまするが、その点全く同感なんですが、それならばその大きな手を打つとか、あるいは新しい構想というようなものをほぼどういうふうにお考えになっておるか、あるいはそういうことを考える場合の問題点を、どういうものを問題点とすべきだとお考えになっておるか、その辺ちょっとお尋ねをしたわけであります。

第24回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1956/03/20、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 大蔵省から配布されている予算の説明の外務省分六十四億九千万円と出ているのですが、今の御説明によりますと六十五億三千万円ですが、この相違はどういうところから出ているのですか。これはむしろ大蔵省に説明願った方がいいと思うのですが。
【次の発言】 昭和三十一年度予算の説明、例のあの予算説明書であります。それの雑件の各省別が出ているのですが。
【次の発言】 ちょっと今のそれに関連して。そうしたら、ただ一本で出されているので非常に疑問になるのですが、実績として前年度二億幾らですかのものが、大体大まかにどういうふうに区分けして使われたのか、それからさらに、それを二十億にふやす、要求として二十……

第24回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1956/03/22、3期、日本社会党)

○佐多忠隆君 ちょと、今の警備艦というのは、先の二万五千トンの内訳ですか。
【次の発言】 今のそれに関連してですが、よく武力攻撃があった場合にはとか、あるいは直接侵略があった場合には、それに対応するものとしてそういう自衛の態勢を固めるんだというお話ですが、そういう武力攻撃あるいは直接侵略というようなものがどういう戦略的な、あるいは戦術的な態様で来るということを想定し、それに対応してどういうふうな防衛の仕方をし、特に海上自衛隊の防衛方式としてはどういうふうしに、そういう面から今追及されておる艦種別その他がどういうふうな配備がなされるというふうに考えておられるのか。その辺をもう少し具体的に一ただ一……



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