棚橋小虎 参議院議員
4期国会発言一覧

棚橋小虎[参]在籍期 : 2期- 3期-| 4期|- 5期
棚橋小虎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは棚橋小虎参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院4期)

棚橋小虎[参]本会議発言(全期間)
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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 参議院本会議 第27号(1958/04/24、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 ただいま議題となりました請願に対する法務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  請願第百二十九号及び八百九十七号、名古屋刑務所移転に関する件。請願第三百六十号、六百六十七号及び千二百号、更生保護事業の強化に関する件。請願第四百二十三号、四百二十四号、四百二十五号、四百七十五号、七百十一号、千五百六十一号は、それぞれ福井地方法務局大野支局、福井地方並びに家庭裁判所大野支部、福井地方検察庁大野支部、新潟地方法務局柏崎支局、新潟県糸魚川区検察庁、岐阜県中津川簡易裁判所の各庁舎新改築に関する件。請願第七百二十五号、九百九十一号、千四百四十七号、千七百六十三号、千……

棚橋小虎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院4期)

棚橋小虎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 法務委員会 第2号(1956/11/29、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 ただいまの政府委員の御答弁をずっと拝聴いたしておったのでありますが、どうも私には納得がいかないのであります。ただいま政府委員としてはこの決議を尊重しておる。また決してこの決議を、世論を無視するという考えはない、こういうことを申されるのでありますけれども、非常にそれがそらぞらしく、少しも世論を尊重したという形跡もなければ、非常に空虚な響きを私どもに与えるのでありますが、誠意がさらに認められないと私は思う。一体、この参議院議長からしての意見書というものを見てみましても、これは拘置所の移築反対に関する請願というものがここに出ております。それは幾つか出ておる。それからして国有財産の不当処……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 法務委員会 第閉会後1号(1957/10/15、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 本委員会の決定によりまして、最高裁判所の機構改革に関する一般的問題点、並びに裁判所法等の一部を改正する法律案に関する問題等について、現地の法曹の意見及び司法の運営の実情を調査し、今後の同法案の審議に資するため、また、検察及び裁判の運営等に関する調査の一環として、現地における売春防止法の運用の状況、特に更生保護並びに転業の実情を調査し、法目的の適正な推進に寄与するため、大川委員と私とが第三班として北海道地方に派遣されましたのて、本委員会調査室の大久調査員を同伴いたし、昭和二十二年七月十日以降九日間にわたり札幌、旭川、紀元、川路、函館の現地職裁判所に出張いたしまして所定の調査をやって……

第26回国会 法務委員会 第2号(1957/02/07、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 私は第一班で九州方面を視察をしたのでありますが、ただいま委員長からの御報告ですでに尽きておるのでございますけれども、しかしそのうち特に私がきわめて簡単なことであるが、感じたことを法務省に申し上げて御意見を承わりたい。また希望として申し上げるのでありますから、この機会に一つお聞きを願いたいと思うのであります。それは、刑務所の労役者の労賃でありますが、この労働賃金というものが非常に安い。労働賃金のうち一部を本人の所得として刑務所を出るときに更生資金として本人に渡すというのでありますけれども、この賃金なるものが非常に安いのでありましてこれはたしか大分の刑務所であったかと思いますが、中に……

第26回国会 法務委員会 第15号(1957/04/18、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 この職権特例判事補を高等裁判所の方に処分代行で仕事をさせる場合には、裁判所法第十九条という規定があるのであります。その規定と、それからこの問題になっております法律とは、どういう関係がありますか。
【次の発言】 それから職権特例判事補のかわりに、今度は高等裁判所かり地方裁判所に配置がえされる裁判官については、やはり裁判所法の第二十八条に特別に規定があるわけですが、これとの関係は、やはりそういうふうに考えていいわけですか。
【次の発言】 そういう目的がはっきりしているわけなんですが、それならばこの本法の第一条の二というとろに「最高裁判所は、当分の間、」と、「当分の間、」と、こういうふ……

第26回国会 法務委員会 第16号(1957/04/23、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 ちょっとお尋ねいたしますが、速記者というものは、従来も裁判所で使われておったようでありますが、この速記者の今日までの身分とか、それから裁判上、速記というものはどういうふうに運用されておったか、それからまた実績等についてちょっとお話を願いたいと思います。
【次の発言】 今度この法律でもって速記官というもの、が置かれることになりますというと、この速記官というものは、今度は各裁判所の公判廷にはすべて速記官というものが使われるようになるのですか、また、地方裁判所以外にも、いろいろな裁判所にも速記官を使うようになるのか伺いたい。
【次の発言】 従来の誓詞官というものと、今度置かれる速記官と……

第26回国会 法務委員会 第18号(1957/05/07、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 この管理職手当というものの支給率は一二%と承わったのですが、支給範囲はどういう範囲の人に支給するのでございますか。
【次の発言】 この法律の改正によって、その管理職手当というものが出されるようになると、一般職と、それから裁判官と検事との給与の不均衡というものはどの程度是正されることになりますか。またこれはすっかり解消をするというところまではいかないのですか。その点をちょっと伺っておきたい。
【次の発言】 今度の管理職手当を出すことになりますと、判事一号などの給与というものは、東京以外の高裁長官の給与額以上になるようですが、これに対する対策なんか、何か方法なんか考えなくていいですか……

第26回国会 法務委員会 第20号(1957/05/13、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 この審議会というものは、審議会の構成が非常に重大な関係があると思うのですが、そこで、ここに七人の人があげられておりますけれども、生きて流動しておる世論というものと直接関係のある人がここにないわけですが、この法律案の説明書によると、「また公正な世論を反映する良識ある者として学識経験者を代表して日本学術会議会長を委員としました。とあるが、公正な世論を反映する良識ある者として日本学術会議会長というのは、ちょっとおかど違いのように思う。そういう者としては、たとえば言論界からでも人を出すとか、新聞記者の適当な人を加えるということが必要じゃないかと思うのですが、その点いかがですか。

第26回国会 法務委員会 第21号(1957/05/14、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 刑事部長にお尋ねしますが、軽犯罪法というのはどういうことを内容としているか、犬の取締りに関する関係のある取締りの点と、それからして、都の条例とかあるいは府県条例とかいうようなものも一部あるようでありますが、それと軽犯罪法との関係はどういうふうになっているか、その点をお尋ねいたします、
【次の発言】 この、犬が人にかみついたというような場合には、過失傷害というようなことで罰則があるのですが、そういう事件で全国で検挙された事犯の統計というようなものはできておりますか。
【次の発言】 ただいまのお話で、はっきりした統計の数は出ておらないが、全国で二、三十件くらいな程度はあるであろうとい……

第26回国会 法務委員会 第22号(1957/05/17、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 この両案に対し、並びに付帯決議案に対して賛成いたします。  この裁判官の給与というものが一般の行政官に比して非常に遜色があるということは、われわれふだん非常に遺憾に考えておるところでありまして、これは一日も早くその間に遜色のないように改善すべきものであると考えます。こういう意味におきまして、この両案並びに付帯決議に対して賛成をいたすものであります。
【次の発言】 日本と中国との貿易の発展ということは、今日、日本国民がことごとく期待しているところであります。ことにまた、中国におきまして、世界各国が非常な競争を展開しているようなときに当りまして、わが国といたしましては、できるだけその……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 法務委員会 第閉会後1号(1957/12/02、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 アメリカの最高裁判所というのは、やはり憲法裁判所という仕事と、それから上告裁判所という二つの任務をやっておるというお話がありましたが、その点で、この二つの仕事をする上に、日本のようにいろいろとそこに議論があってうまくいっていない。ところが、アメリカの方では、その点は比較的うまくいっているように考えられるのですが、事実そうなんですか、日本のようにああいういろいろな議論がないわけですか。
【次の発言】 ただいまのお話を承わるというと、両方の違いは国民性の相違といいますか、考え方の相違というようなところにおもな点があるというふうにお聞きするのですが、その点も確かにあると思うのですが、こ……

第27回国会 法務委員会 第閉会後2号(1957/12/19、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 それでは、売春防止関係調査結果を御報告いたします。  まず、大阪府においては、山村副知事外関係部課長ら十名の出席を得て、種々状況を聴取いたしました後、夜間松島新地の実態を視察し、金沢組合長外業者代表六名と懇談して参ったのであります。  大阪府においては、昨年十一月婦人相談所を設置し、昭和三十二年より経営委託により婦人保護施設二カ所を設置し、婦人相談員は大阪市十名、その他十一名を配置しており、今後なお、婦人保護施設一カ所、婦人相談員数名を増設する予定となっております。相談所の活動状況は、数字的になりますので説明を省略いたします。  このほか、売春対策機関として本年四月より婦人保護対……

第27回国会 法務委員会 第4号(1957/11/11、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 この問題は前国会で採決までいたしたのでありますが、ついに採択にならなかったのであります。しかし、日中貿易をすみやかに開かなければならぬということは、これはもう国民の要望であり、日本の経済状態からいっても、これに打開の道を講じなければならぬということはだれでもわかっているのであります。なお当時の情勢とは、ただいま政府委員の方から申されるように、非常に情勢も変っておりますので、今回はぜひ御採択あらんことをお願いいたします。

第27回国会 法務委員会 第5号(1957/11/12、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 ただいま検事総長と亀田委員との質問応答を承わっておりまして、私ども非常に不満なんです。検事総長が捜査の秘密上答えられないということを言われますけれども、しかし、何でもかでも捜査の秘密に隠れて答えられないということは、私はないと思う。いくらでも世間にわかっているようなことまでも捜査の秘密という一点ばりで押しておられますけれども、私どもそれでは検事総長は一体国会の委員会あるいは国会における質問に対してどういう考えを持っておられるかということについて、私ども非常に疑問を持つのですよ。今日検事総長としてここに出てこられて十分に委員の質問に対して筋の立った御答弁になれないということはおかし……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 法務委員会 第2号(1957/12/21、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 厚生大臣も大へんお急ぎになっておるようでありますが、この問題は非常に重要な、大事な問題でありまして、厚生大臣の御所管でも大へんに大事な問題と思うのでありますが、すでに売春禁止法の完全実施を百日後に控にて、非常に事態が切迫しておると思うのであります。それで、私ども先ほどから全国的の赤線区域をだんだん回って視察して見ておるのでありますが、このままでいきますというと、来年の三月いよいよこれが禁止になる際には大混乱を起すだろうということを非常におそれましたので、年内に一日も早く厚生大臣でもお伺いしまして、こういうところは対策を早く講じなくちゃならないということで、当委員会におきましては、……

第28回国会 法務委員会 第3号(1958/02/03、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 どうもこういう数字のことですから、耳からべらべら言われても、実際わからないので、やはり書いたものによっていただかないとわからない。ですから、もし、きょうどうしてもいかぬならば、あらためてそういう説明の概略をこういうものに書いて、この次にそれによって御説明を願いたいと思います。聞いてもわからない。

第28回国会 法務委員会 第7号(1958/02/18、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 この法律をそのまま適用して参りますと、国交上非常に支障を来たすような場合が考えられるのでありますが、その点に対して政府はどういうふうな措置をとられるのでありますか。今までの政府の御答弁は、非常にこの点があいまいで、真意を捕捉することができないのですが、もう一回そういう場合に対する政府のお考えをお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 はあ。
【次の発言】 外交官に準ずるといいましても、これは取扱い上非常に明確を欠くわけでありますが、この点は法文の上にはっきりときめておく必要があるのじゃありませんか、この点はいかがですか。

第28回国会 法務委員会 第8号(1958/02/20、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 売春防止法の一部を改正する法律案についてお伺いしたいと存じます。  この売春防止法には、第五条の罪を犯して刑の執行を猶予された満二十才以上の女子は補導処分に付することができるということに相なっておりますが、補導処分というのはどういうことでありますか。それからまた、補導処分の性質と申しますか、これは一体刑罰であるのか、教育であるのか、それとも治療ということになるのか、この本質についてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 本法案の第十七条によりますと、補導処分は刑に処せられた場合に限ってすることができるということになっておるのでありますが、そうしますというと、これは刑の言い渡し……

第28回国会 法務委員会 第12号(1958/03/03、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 この法案のおもな点を見てみますというと、企業の総財産は、一体として社債担保の目的とする。それから企業担保権の効力は、その設定後に会社に属さなくなった財産については追及力がない。それから他の権利との関係においては、会社財産の上の権利は、企業担保権の設定登記後に対抗要件を備えたものでも、企業担保権に対抗することができるというふうに、常に特定担保権に劣るということに規定してあるのでございますが、しかし、この提案理由の説明によるというと、会社が営業資金調達のための社債担保として、現在工場財団その他の各種財団抵当を利用されておるけれども、この組成物件の変更等に当って、その手続が複雑であって……

第28回国会 法務委員会 第13号(1958/03/06、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 参考人の方々からして詳しいお話を聞きまして、いろいろ質問いたしたいと思う点もあるのでありますけれども、その点につきましては大部分解明されたようで大へんにありがたく思いました。  そこで、一つ水島さんと加藤さんにお伺いしたいと思うのでありますが、この担保権の実行のことでありますけれども、この一括競売あるいは一括売却、こういうような場合はこれは特別でありますけれども、必ずしも適当な競売があると、その企業に対して適当な競売者がある、あるいはそれを買い受けるものがあるということはきまっておりませんので、相当の多くの場合に個別に適宜の方法によって処分するというような方法がとられるのではない……

第28回国会 法務委員会 第14号(1958/03/07、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 法務省の方にお伺いいたしますが、この補導処分が保安処分の一種であるということは承知しております。また、少年法によりまして、家庭裁判所が犯罪を犯した少年に言い渡す保護観察の制度、あるいは教護院または教護施設に送致する、少年院に送致する、こういうことも一つの保安処分であると思いますが、しかし、売春婦に対する補導処分というものと、こういう少年犯罪者に対する保安処分、これは同じく名前はいずれも保安処分でありますけれども、その本質が違っておると思うのであります。この間に差異があると思います。少年犯に対する保安処分というのは、結局少年であるけれども犯罪者である。少年犯罪者である。少くとも犯罪……

第28回国会 法務委員会 第17号(1958/03/17、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 売春防止法についてちょっと質問いたしたいと思うのでありますが、先ごろの政府委員の御答弁によりますと、補導処分というのは保安処分の一種であって、本人の売春の性癖を矯正して、正常な社会生活に復帰させるということがその目的であるということを言われておるのであります。ところで、この法案によりますというと、補導処分に付することのできるのは、第五条の罪を犯して、そうしてこれに対して懲役刑を課する場合に、執行猶予に付したときに初めて補導処分に付することができるのである、こういうことになっておるのであります。ところが、本人を補導処分に付するには、そうなりますというと、その前にたくさんの段階がある……

第28回国会 法務委員会 第19号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題になっております企業担保法案に賛成するものであります。  本案は、わが国経済の発展拡大に伴う経済界の要望に即応する画期的な立法でありまして、従来の各種財団抵当法や抵当権設定等の手続の繁雑なこと、また、多額の費用を要すること等の欠点を是正し、また、担保の目的物については、一物一権主義の従来の原則を拡張して、流動的な企業の総財産を一体として、その上に担保権を設定することのできるようにするなど、経済界の要求に即応した方法によって、産業資金の融通を円滑にすることを目的とするのでありまして、この目的を達するためには、おおむね妥当適切な案であると考えら……

第28回国会 法務委員会 第23号(1958/04/04、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 関連。最高裁の判決によりまして、事件の起りは、やはり感情の行き違いというものに原因しておるということはわかっておるのでございますし、さらに、長い間、裁判所で争った結果が無罪になっておるということであれば、やはり警察に、どのくらいな程度のものか知らぬけれども、過失があったということは明かであろうと思うのです。そこで、今長官の御答弁は、声が小さくてしまいの方がわかりませんが、この件について、それだけの無罪になった事件について、大阪の府警としては、その後どういう処置をとっておったか、あるいは何らの処置もとらずに今日までほおかぶりして、放任してあるのかどうか。今日まで何か処置をとったこと……

第28回国会 法務委員会 第24号(1958/04/08、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 法曹一元化ということについてちょっとお尋ねしたいのですが、法曹一元化ということは、しきりに長いこと叫ばれておるけれども、その割合に効果が上っておらぬ、実質的に上っておらぬ。まあひとしく法曹一元化といいましても、最高裁の判事とかあるいは高等裁判所の長官とかいうような特別職などについては、割合に在野法曹との交流もうまくいっているかと思うのでありますが、一番大事な、たとえば地方裁判所あたりの第一線に働いている裁判官、それから弁護士としては、まあ中堅どころの今一番法廷にも出て活躍している弁護士、そこらの階級の交流というものがどうも成績が上っておらぬと思う。まあそこらのところで、たまに地方……

第28回国会 法務委員会 第27号(1958/04/15、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 植松参考人に、あっせん収賄罪のことについてお伺いしたいのでありますが、御両所ともこのあっせん収賄罪は非常に不満足なものであるけれども、将来の橋頭堡としてこの際認めていきたい、こういうふうな御意見でありましたが、その点は私も同じ考えを持っておるわけであります。ただしかし、それにしましても、この原案というものはあまりにお粗末で穴が多過ぎる、こう思うのでありまして、これをどういうふうにしていくならば幾らかでも有効な、また、官吏の、公務員の純潔性、また、公務の執行の公正ということを担保することができるかということを考えまするときに、ここに一つ「請託ヲ受ケ」ということが構成要件になっておる……

第28回国会 法務委員会 第28号(1958/04/16、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案の本審議に入ります前に、総理大臣に一言質問をいたしたいと思うのであります。  三悪追放ということは、岸内閣が施政の根本方針としたところでありまして、いわば岸内閣の大看板であります。現在、国民は貧乏にさいなまれ、ちまたの暴力におびえ、次から次と政界、官界にきびすを接して起ってくるところの汚職にうんざりさせられておるときでありまして、岸内閣が国民の願望にこたえるかのごとく掲げたところの三悪追放の大看板は、国民をして真に蘇生の思いをさしたのでありまして、これが岸内閣の評価を高めましたことは争い得ないところであると考えるのであります。  私は、岸内……

第28回国会 法務委員会 第29号(1958/04/17、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 ちょっと質問が前後するようになりますが、一般的な問題になって参りましたからちょっと言わしてもらいますが、御報告を承わっておるというと、だいぶ赤城少年院というものが乱脈をきわめておったように思うのですが、それがその収容されておった子供が母親か何かに言って、そしてこういうふうな事件が表面化するまで、一朝一夕の問題ではない、だいぶ長い間にこういうふうに悪化してきたんだろうと思うのですが、その間、矯正局長を初め中央の方では、その赤城少年院の内状というものがわかっておらなかったのですか、これが北海道の非常に交通不便なところのあまり人の行かないようなところにあったというならば、それは無理もな……

第28回国会 法務委員会 第30号(1958/04/18、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 ただいま議題となりました二案に対しまして、私は社会党を代表して賛成であります。この際、これに加えまして要望しておきたいことは、特別職の裁判官並びに検事総長等の給与ばかりではなく、下級裁判所並びに検察庁の職員の給与が一般職の給与に比べまして非常に均衡上劣っておるということ、それから司法部内におきましても、法曹一元化というような目的を達する上から申しましても、現在の下級裁判所の裁判官並びに検察庁職員の報酬が非常に低位にあるということは、この目的を達する上に非常に支障になると考えまするので、できるだけ早くこれらの下級裁判所の職員たちの給与を引き上げるように御配慮下さることを要望いたしま……

第28回国会 法務委員会 第34号(1958/04/23、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 ちょっと関連してもし大臣の御答弁を得るならば、一緒に伺っておきたいのでありますが、私は、裁判、司法に関することはすべて厳正公平でなければならぬ。これは根本原則であって、裁判を公開して、そうして秘密裁判を排するということも、やはり大ぜいの人が見て、そうしてその大ぜいの人の監視のもとに公平な裁判をというすることが目的だと思うのです。この恩赦というようなことは、そのたくさんな何千件という、裁判の結果、現在刑が行われておる人を恩赦、大赦ということで許すわけでありますから、これは初期の裁判よりももっと大事に公正にやらなければならぬと思うのですね。先ほどから、恩赦は秘密でなければいけない、政……

第28回国会 法務委員会 第35号(1958/04/24、4期、日本社会党)【議会役職】

○理事(棚橋小虎君) 委員会はこれをもって休憩いたします。    午後零時五十四分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
【次の発言】 本件に関する本日の調査は、この程度にとどめます。閉会中の調査のための委員会は、五月二十二日以降開会することとし、決定次第御通知いたします。  これにて散会いたします。    午後二時五十二分散会


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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 法務委員会 第閉会後1号(1958/07/31、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 ただいま警察庁並びに人権擁護局の方から御報告があったのですが、人権擁護局と警察庁とは立場が違うのでありましょうが、同じ事件に対しまして、人権擁護局の御報告はかなり詳細をきわめた御報告である。ところが、警察庁の方の御報告はほとんど報告と言えないくらいな簡略をきわめたものである。われわれ国会の一の委員会が、ここに人権じゅうりんもしくは一歩進めて刑事事件として取り上げることができるかもしらぬという疑いがあるから、その事実を調べる基礎として実際の事実の真相の報告を荒めておるわけでありますが、警察庁の方の御報告は単にそういう事実はなかったというだけであって、何ら事実の真相をつかむだけの報告……

第29回国会 法務委員会 第3号(1958/06/20、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 ただいまの御答弁によりまして、検察側のお考えもわからぬことはないのですが、しかし、同じ事案でありまして一回、少くとも二回くらいこういうことをやれば、大体結論がどういうふうになってくるかということはおわかりになるはずだろうと思います。ところが、それを繰り返し繰り返しこういうふうに同じ事案についてやられるということになりますと、国民の方から見れば、何か検察の方では意地になってやっておるのではないか、非常に検察の私は威信を傷つけることになると思うのです。またさらに、裁判所の方も同じような決定をしておる、棄却をしておるわけでありますから、これは何か意地になっておるのではないかということで……

第29回国会 法務委員会 第閉会後3号(1958/09/26、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 それでは、私から派遣委員を代表いたしまして、第一班の報告をいたします。  第一班は、青山、赤松の両委員及び私の三名が派遣委員となり、西村専門員及び田向調査員を随行として、去る七月二十一日から二十七日まで一週間、宮城、福島、山形、秋田、青森五県の順に、第一審強化、少年法、法、売春防止法等に関する事項について調査して参りました。  調査に当りましては、最高裁より海部総務局総務課長、同じく今井事務官、法務省より村岡営繕課長補佐、同じく建持係長が同行せられ、また現地関係者からも、千数百ぺ―ジに上る有益な資料が提出される等、各方面から甚大な協力にあずかりました。特に冒して、深甚の謝意を表す……

第29回国会 法務委員会 第5号(1958/07/02、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 昨日、宮城、大谷、辻、それから私と、四人の委員が午後一時から五時ごろまで現地を視察いたしました。なお、府中市の消防署の二階の方で市の方、それから市会の代表者の方、それからこの反対の何か同盟のようなものがありまして、その代表者の方、それからPTAの代表者の方、そういう方々からしてそれぞれ陳情をされて参ったのであります。  大体、この反対をされておるおもな理由は、ここにも書いてありますように、府中市の第六小学校のちょうど真正面、道を一つ隔てて前のところに約  一万一千坪くらいの法務省の所有地があるのでありますが、そのところのうちを七千坪さいてこの補導院を建設するというのであるが、学校……

第29回国会 法務委員会 第6号(1958/07/07、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 ただいま坂本君の質問に対して、局長は高知県の方からもだんだん報告が文部省の方に参っておるということを答えておりますが、大体文部省の方にきておる報告によって、高知県の方の勤務評定の事件がどういうふうな情勢にあるかということの大体の報告を願いたいのですが。
【次の発言】 それじゃあなたの方から文部大臣に質問があったら……。
【次の発言】 警察庁にちょっと質問しますが、先ほどの御報告のうちにもありましたように、教員が現在住んでおる家を、村の人たちがくぎづけにした。家はだれの所有であっても、また、だれがどういう理由があっても、人が現住しておる家屋をくぎづけにするということは、これは私は大……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 法務委員会 第4号(1958/10/28、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 ここに参考資料として出願者の合格内訳表とかいろいろなものが出ておりますが、大体これを見ますというと、出願者の総数では年次を追って減ってきておるわけですね。
【次の発言】 いただいておるこの表の大きいところに、昭和二十八年、二十九年、三十年とだんだん三十三年まであって、その下の方に出願者の合計というこれは千六十五、それから二十九年は七百五十五、三十年は七百二十一、三十一年は六百十一、三十二年は六百七十四、それから三十三年は六百二十七と、こういうふうに減ってきておるのじゃないですか。
【次の発言】 そうすると、第一次試験の出願者はこういうふうに減っているけれども、第二次試験のやつはふ……

第30回国会 法務委員会 第5号(1958/10/30、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 法制審議会の答申案によるというと、一般教養科目は短答式による方がいいという答申をしておる。それから最高裁判所の意見書を見ますというと、やはり一般教養の科目は、試験の方法は短答式のみを採用し、受験者に受験準備をしいる結果とならない程度のものが肝要である、こういうことを言っておりますが、これを改正案では、短答式でなくて、短答式はただ憲法と民法と刑法というふうになっておりますが、これはどういう理由からでありますか、ちょっとお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 一般教養科目というものの試験は、特に一つの学問科目としてやるというよりも、大体その人の常識がどういう程度のものであるか、そうい……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 決算委員会 第7号(1959/02/17、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 時間があまりないようでありますから、ごく簡単に申し上げたいと思いますが、岸総理は、第一回の組閣の初めに当りまして、三悪追放ということを施政の第一の目標として掲げられておつたのであります。私どもは、それに対しまして、心から共感を感じまして、岸総理が施政をやつておられる間に、この腐敗した官界の空気が一掃されるであろうと、大いに心から期待をしておったのであります。三悪の他の二つであるところの暴力であるとか、あるいは貧乏であるとかいうような問題については触れませんが、この汚職という問題一つをとつてみましても、いよいよますます岸総理が、政府をやられるようになりましてから、汚職がひどくなって……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 社会労働・法務委員会連合審査会 第1号(1956/12/01、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 先ほどから労働大臣、それから法務大臣の御答弁を伺っておりますと、これは労働争議の影響が非常に重大になってきて、社会の福祉に非常に重大な影響を及ぼすおそれがあるということになってきた場合には、労調法をもってこれに対処する。ところが本法、このスト規制法というものは、本来労働争議行為として妥当である行為、それからして不当である争議行為、これを分けて、そうしてその不当なる争議行為というものを禁止するということが目的であるのだと、だから労調法と、そうしてこの法律とは対象が違うのだと、こういうふうに御答弁になっておるように思うのでありますが、それではまあ一応そういうふうに対象が違うものとして……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 社会労働・法務委員会連合審査会 第1号(1957/04/22、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 本案の改正のねらいの一つは、旅館業によって善良の風俗が害されることがないように、必要な規制を加えるということにあるのでありますが、その風俗取締りのために警察権の活用ということを考慮しないのはどういうわけであるか。かような取締り措置をするためには、すなわち、善良の風俗を維持するというその目的を達成するためには、やはり警察権の取締りということがなければ、その目的を達せられないと思うのでありますが、この措置の講じてないのはどういわけか。
【次の発言】 警察による取締りということはできるだけこれは避けたいというお考えはごもっともだと思うのでありますが、しかし、善良の風俗が害されることを防……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 外務・法務委員会連合審査会 第1号(1958/04/03、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 これは外務省の方にお尋ねをすべきことかと思いますが、犯罪人引き渡しの問題です。ひとしく外国で罪を犯して日本へ逃避してきたというような場合でも、その本人は日本人である場合もあり、外国人である場合もある。それからまた、犯罪人引渡条約のある国とない国とがあるわけでございます。これはどういうふうな順序でいくのか、この第八条と第九条との関連において総合的に御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 御説明でわかりましたが、この条約の締約国になるということは、特定の国との間に犯罪人引渡条約はなくても、この売春問題に関する犯罪については、犯罪人引渡条約があったと同様に扱われることになるわけです……

第28回国会 地方行政・法務委員会連合審査会 第1号(1958/02/13、4期、日本社会党)

○棚橋小虎君 この法案の第三条に「変装銃砲刀剣類」ということがある。この「変装」というのはどういう意味ですか。
【次の発言】 その変装ということの判定の基準ですがね、ここに一つ説明のうちに例が出ておるようでございますけれども、その基準をお示しを願いたいと思います。
【次の発言】 それでは一つ例を申しまするが、ブック・ケースにあいくちなどを入れて、そうして、一見、書類か本のような格好にしておるというような場合は、これは変装ということになるのですか、どうですか。
【次の発言】 現行の銃砲刀剣類等所持取締令によると、第十三条で、変装銃砲刀剣類の所持は禁止されておるようでありますが、今度の法案では禁止……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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