このページでは鹿島守之助参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。
○鹿島守之助君 だいぶ情勢が変ったにつきましては、前に新聞報道ですけれども、アメリカがアジアの原子力センターをフィリピンのマニラに置くということになったのですが、日本の方が産業が非常に発達しておる、それからまた学者もそういう研究も日本の方が進んでおるから、それをマニラでなしに東京に置いてもらうことはできないものでしょうか。東京に置くと非常に大きな便宜があると思うのですが、これは、どういうふうになっておりましょうか。
【次の発言】 ぜひそういうふうにお願いしたいのです。
【次の発言】 ぜひ御尽力をお願いします。
○鹿島守之助君 この日本とインド、日本とドイツの文化協定を比較してみますと、第二条に、インドの方には、相手国の政府職員が自国の科学的、工業的機関において訓練を受け得るための便宜を与えることを定めているようです。この規定は西独にあってもいいのじゃないか。ことに日本はドイツの工業的機関に学ぶところが非常に多いのですから、どういうわけでインドにあってドイツの方にはないのでございましょうか。その点伺います。
【次の発言】 実は元のドイツ大使、なくなった加瀬君ともいろいろ話したのですが、日本では最近日進月歩の科学技術に対しまして、主としてアメリカから技師を雇ったり、それからこちらから向うに行って教育さし……
○鹿島守之助君 この文化外交に対して二、三希望を申したいと思うのですが、どうも日本の文化外交というものになりますと、芸能だとかそういう趣味だとかいまだに富士山だとか、広重だとか、浮世絵だとか、能だとか、こういうふうになっていますから、やはりこれからの、将来の文化外交というものは生活に即するような、生活文化を中心にやっていかなければならないのじゃないかと思うのです。それでヨーロッパを見ましても、日露戦争当時、あの時代は日本という国がわからなかった。日本は勝った、それでどういう国だろう、ラフカディオ・ハーンが読まれたり、それから富士山、広重、そういうふうに能だとか日本の何がありましたけれども、第一……
○鹿島守之助君 条約局長が来られておりますから伺いますが、ポーランドの方の協定はアコードになって、片方のチェコはプロトコール、訳し方も片方は協定、片方は議定書と、これはどこに差があるのでございますか。それから条約文のオリジナルはポーランドはフランス語になって片方は英文になっておる。ささいなことですが技術上の問題ですから、ちょっと条約局長から一つ伺いたい。
【次の発言】 そうするとプロトコールもアコードも、国際法上の両国を拘束する上においては何ら差違はないということですね。
【次の発言】 それからいつ日本はポーランドやチェコと戦争状態に入ったのですか。われわれ知らないのですが、いつごろ戦争状態に……
○鹿島守之助君 ちょっと、できれば速記をとめていただきたいのです。
○国務大臣(鹿島守之助君) 私は鹿島建設の社長だけでなく、約二十の今まで兼職は全部辞職いたしました。と申しますのは、今回の私の負託された職責は非常に重大でございまして、自分が全力をあげても、全生命をささげても、果して成功できるかどうか、非常に危ないことだと考えております。TVAを指導しましたリレン・ソールは、人民の利益のために、その深い理解と協力のもとに始めて総合開発というものは成功するのであって、一官庁、一党派によってできるものではない。これはわが党だけでなしに、社会党の方も、また緑風会の方も、北海道の人民のために、ひいては日本の国民のために、この機会におきましてぜひとも一つ御協力をお願いし……
○鹿島守之助君 派遣しているだけでなくて希望者を募興して、特にそういうのをそこのスペッシャリストみたいなふうに育成するということはないのですか。
【次の発言】 前の時代にありましたあれは、どうせ官庁のことですから―何か勅令か法令かあるでしょうが、それは死んでしまったのですか。
○鹿島守之助君 それと関連して、今回答を求めるわけじゃないのでございますけれども、前の講和会議のときに日本は人種平等を提案し、豪州の総理のヒューズの反対で否決されてしまったのです。しかし人種平等というような提案を出すのに、その後社会党あたりはずっと各国に働きかけて、世界のすみずみまで伸びておるのです。あの当時よりは今日の方がずっと出しいいような事情にある。これは日本が提案すれば、また豪州の立場も考えなければならないのですが、この人種平等ということは日本の一つの基本政策のように考えておるのですが、これは外務当局ではこういう研究はされておられるのでしょうか。あるいは近き将来にこれを出せばAAグルー……
○鹿島守之助君 国際協力に関連した問題で伺いたい。今年からヨーロッパの方で欧州共同市場、コンモン・マーケットとユーラトムすなわち欧州原子力共同体が効力を発生することになりますので、ヨーロッパではシューマン・ブランなどフランスやドイツそのほかでどんどん経済協力ができておる。ところで、ビルマ初め日本では経済協力が、しかも政府が義務を負いながら一向進んでいかない。そこで将来日本としてはこういう東南アジアの国との間に、ヨーロッパにおけるような運動のようにコンモン・マーケットというような大きな一つの政治的考慮があるならば、今経済協力でいろいろな大蔵省の意見だとか、こまかいそういう経済問題の考慮以外に、大……
○鹿島守之助君 第一条第二項で、「日本国に対し、インドが英連邦諸国に与える特恵若しくは利益又はインドが国境貿易を容易にするため隣接国に与える利益の享受を要求する権利を与えるものではない。」こういう例外がありますが、これを具体的に言いますと、たとえば、日本の繊維あたりがインドに入る場合、ランカシャーから出てくる繊維に対する課税はどのくらい違ってくるのですか。
【次の発言】 国境貿易はどのくらいの差があるのですか、特別の恩恵を与える……。
【次の発言】 第五条ですか、「各締約国は、所在地のいかんを問わず国家企業を設立し、若しくは維持し、」云々とありますが、国家企業というのはインドの側のことを意味す……
○鹿島守之助君 あるいはダブるかもしれませんけれども、この点御容赦願いまして、一、二質問したいと思います。
この通商条約が成立しますというと、ソ連から相当日本へ品物が入ってくる見込みでございますか、その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 私、北海道を視察しておりました際に、小樽にたくさんの木材が積んであったのですが、値段は、北海道の木材と比べて高いというのですね。箱材みたいな特殊なものに使えばいいけれども、一般のパルプにしろ、それから住宅にしろ、非常に高い。それだからもっと安く輸入できないものか、そういう意見がございましたが、いかがでございましょうか、値段の方は。
○鹿島守之助君 第三条に、「バンドンにおいて開催されたアジア・アフリカ会議における決定の精神に従って」云々とありますが、こういうアジア・アフリカ会議の決定の精神、こういう条項がどういう趣旨で入るか、その経過をちょっと御説明願いたい。
○鹿島守之助君 関連して。インドネシアの方へ賠償物資として三百万ドルほど繊維品を送るというようなことが言われていますが、これはほんとうでございますか。
【次の発言】 今、ジャワは非常にだんだん物資が不足して、そういう賠償の生産物資というのでなく、現実に必要なのは消費物資だ。それで日本としてはこうした国交を回復した以上は、スカルノの今の政府を援助しなければならないということになろうかと思うのですが、今永野議員からも言われたように、これは何とかした形で、今のスカルノ政府を援助しても他方から恨まれるということになるので、賠償を有効に使うためには、どうしても反乱軍とそれから政府との間の妥協ですか、何ら……
○鹿島守之助君 私はまずもって北海道開発庁長官である石井副総理に、北海道開発に関する若干の問題に関し御所見を伺いたいと存じます。もとより質問のうちには、単に北海道開発庁長官としてでなくて、他の大臣の所管に関連する問題もありますが、これらすべて副総理としての御所見を承わることができればけっこうと存じます。まず第一に、北海道総合開発第二次五カ年計画が閣議の決定を見たことはまことにけっこうなことで、これは北海道民の要望であり、私もこれを念願しておりました関係上衷心よりお喜び申し上げます。しかし、北海道開発審議会でパスした原案が閣議では若干調整せられ、遺憾の意を表しておる向きもありますが、これが実施面……
○鹿島守之助君 このブラジルとの間の関税で、今後あそこのウジミナスの建設に関する何かこちらから売ったものに特恵はありませんか。ああいう製鉄とか建設に関して、何か今回の協定で便宜を得るもの……。
【次の発言】 これは、この間ブラジルに加藤参事官が行っておられましたね。その交渉の結果ですか。
【次の発言】 違う問題であるけれども、今ブラジルとの貿易が非常に困難ないろいろ事情がありますが、この協定ができますとね、ブラジルの海外輸出あるいは輸入について相当な……。金額にしてどのくらいでありますか、一年間。
【次の発言】 私たちが聞いているのは、あすこのブラジルにある商社が三十か何かいるが、取引が少くて……
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