このページでは横山フク参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。
○横山フク君 第十一次ソ連地区引揚者の実情調査委員派遣の報告を申し上げます。 第十一次ソ連地区引揚者の実情調査のため、藤田藤太郎委員、高良とみ委員及び私が、当委員会の決定により、十二月二十四日から四日間の日程で舞鶴に派遣せられたのでありまするが、その概況を簡単に御報告いたします。 引揚船興安丸はナホトカにおける引揚者乗船等の都合によりまして最初予定いたしておりました二十五日より一日おくれて二十六日午前八時舞鶴に入港いたしました。私どもは午前九時三十分より、舞鶴地方援護局長室において、宇野局長より従前の引き揚げの概況及び今次引揚者の取扱いについて説明を聴取した後、午前十時舞鶴桟橋にて第一次揚……
○横山フク君 この法律で、費用は全額国庫負担とありますけれども、その全額国庫負担というのは実額全額でございますか。たとえば国民健保でも、国保でもって事務費全額国庫負担というけれども、実際は百二十五円のが八十五円といったようなことになっておりますが、私この間、長崎の方に行きましたときに、長崎のこの方の係の人にその点に関してはっきりした考えを聞かしてほしいということを言われて、私もいずれそれがかかったときにその点を確かめるということを約束して参りましたが、その全額というのはどういう限度ですか。厚生省の査定の全額というのはいつも地方の実情とは食い違っておるのです。たとえば二分の一の指定でも厚生省の二……
○横山フク君 勝俣さんから、私の来る前に御質問がありましたようでございますが、保健婦の問題ですけれども、県の方で予算化しているのから見れば、九〇%は充足されておるということですが、それにしても、一割余っている。保健婦の方は御承知の通りに、医師やそのほかの人たちと違って、ほとんどの九割の働く職場というものが保健所にあるわけでございます。しかも保健婦の人たちが現在就職難だ、保健婦の資格があっても看護婦の資格でもって働いておるのが現状なんです。予算が、県で予算化されておるものの一〇〇%いかない。もっと――結核予防法の方で全額公費負担になりましたけれども、ああいった程度のものが、全額公費負担になっても……
○横山フク君 私たち西岡委員及び片岡委員とともに、西岡委員は長崎県は除きますが、長崎県、佐賀県、福岡県に参りました。 まず、県庁に参りまして諸種の説明を聞いた後に、労働基準局に参りまして局長以下いろいろと説明を聴取いたしました後、県内の療養所、養老院、あるいは母子寮それから職業安定所等の諸施設を視察いたし、また、国立公園等の状況等を視察し、工場、事業所等を視察して参りました。 大体視察した項目は、先ほど竹中委員から御報告にあった通りでございます。この厚生及び労働行政を非常に多岐にわたって調査いたしましたので、ここでその一々を御報告する煩を避けまして、書類によって御報告申し上げますから、それ……
○横山フク君 今のお話なんですが、付帯決議と行政指導と、法律の本文とでは、その効力の度合いはどうなるんでございましょうか。法律の本文の方が強いと思うのです。付帯決議をやったからといって、「遺族がないときは、この限りでない。」という場合においてやったのだからということでは、私は、付帯決議と行政指導と、それから法律の本文との効力の度合いからくる問題だろうと思いますが、いかがでございましょう。
【次の発言】 局長の言われることは、私はよくわかるのですが、しかし問題は、局長がするのでなくて、それで民間人が、「遺族がないときは、この限りでない。」ということを拡大解釈してやった場合に、これは行政措置でやり……
○横山フク君 関連して……。今局長のお話で一つ解せないことがあるのです。というのは、妊婦の保健指導が保健所中心というお話ですが、現在家庭分べんが特に農山村では六、七割ありまして、そうして四万の助産婦が保健指導をしておられるわけです。これは保健所中心ということとは少し違うと思いますが、やはり速記録を見られた方々にも誤解するところがあると思いますから、その点は訂正していただきたいと思うのです。今関連ですからそれだけでございます。
【次の発言】 保育所における妊産婦の保健指導については、保健婦の職場争いをするわけではありませんけれども、お医者さんにもいろいろな分科があり、ことに専門医制度が置かれる現……
○横山フク君 この産休の問題に関連して、定員について伺いたいと思うんですが、現在、産院あるいは病院でも、産科におきまして、新生児の場合に、新生児は一患者となっていない、母親と同じ一組になっているわけでございますね、そうして、それはいつまでそういう形をとるんですか、医務局長に伺いたいと思います。
【次の発言】 通常においては一週間でございますけれども、通常でない場合は、産婦に異状があったような場合、あるいは新生児に異状のあったような場合、そういう場合には、一カ月あるいは一カ月をこえて入院しているときがございますけれども、そういう場合において、新生児のベットは考えられてないと思っておりますけれども……
○横山フク君 公衆衛生局長、大臣もいらしていただきたい。大蔵省の厚生省関係の予算の人もいらして下さい。 まず伺いますことは、この間予算委員会で、人口問題の御質問があったし、また、ある大学教授は、やがて小学校は養老院に転化するだろうというお話があったのであります。その問題はあとにいたしまして、厚生省人口問題研究所で発表している人口の見通しですね。これで見ますと、千人に対して七人というようなところが出てくるのですね。昭和八十年ぐらいになりますか。しかし、その七人というのは、どこから計算されて七人――産児制限等を百年以上前から推進しているヨーロッパの国々を見ましても、現在最低にあるところでさえも千……
○横山フク君 小さな問題なんですし、また基本的な問題でないのですけれども、今の大臣のお話は、おそらく助言者の言葉だったと思うのですけれども、准看の問題なんですけれども、准看は補助者ではないのです、准看は准看として独立した職業であって、看護婦と同等な立場にあるわけなんですね。同時に、医療法で四ベッドに一人の割合、四十ベッドだった十人。その十人の内容は、かつては十人全部が看護婦だったのですが、その後において五、五の割合になり、五、三、二の割合になって、医療法ではもうすでに当然ベッド数に応じて準看は入っているし、またその必要がなかったら完全看護の保険の点数も支給されない形になっていて、これは当然の資……
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