このページでは小柳牧衛参議院議員の4期(1956/07/08〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は4期国会活動統計で確認できます。
○小柳牧衞君 今皆さんのお話の通りだと思うのですが、大体その実際の状況を把握するには、現地へ行くとかいろいろ適当な方法をとったらけっこうだと思いますが、しかしまた今、大沢さんが言われるように、いろいろ誤解を招くということをしないように十分注意しなきゃならぬと思います。しかしできるだけ早く実情を把握するということが必要だと思うので、そういうここにあった議論等を十分に勘案して、委員長の良識に訴えるとして、委員長にお任せすることに賛成いたします。
○委員外議員(小柳牧衞君) 去る七月下旬、九州地方に発生いたしました大水害に対し、議院運営委員会の決定に基きまして、自由民主党の稲浦鹿藏君、重政庸徳君、社会党の大倉精一君、永岡光治君、緑風会の森田義衞君と私の一行六名は、現地の慰問及び被害状況調査のため、七月三十一日より八月六日までの七日間、現地に派遣せられましたので、一行を代表いたじまして、その調査の概要を私から御報告申し上げます。 一行は、七月三十一日、東京を出発いたしまして、第一日目は佐賀県、第二日目、第三日目は長崎県、第四日目、第五日目は熊本県、第六日目は鹿児島県という日程の順序に従って、被害状況の調査を行なったのでありますが、各県に……
○小柳牧衞君 本年の一月に、私どもが奄美大島の振興状況の視察に参りまして、現地よりいろいろ要望事項等も承わって参りました。また、私どもも実地を視察いたしまして、私どもの意のあるところをそれぞれ報告を申し上げました。これに対して当局は、十分に検討の上善処するというお答えをいただいておったのであります。また一方、自治庁より振興課長を現地に派遣されまして、振興状況を親しく視察したと聞いておりまするが、その報告等も合せて、現状、すなわち振興の状況を承わりたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御説明によりまして、復興計画を再検討して、場合によってはさらに年限を延ばして、新しい計画を立てるということは……
○小柳牧衞君 私は、去る一月七日より十四日間にわたりまして、加瀬、宮城両委員とともに、奄美大島群島の復興状況を主とし、あわせて同群島の行財政の状況について調査して参ったので、その概要につきまして、簡単に申し上げることとし、別に計数を含めた文書報告を用意しておりますので、委員長において適当にお取り計らいを願いたいと存じます。 まず、調査の行程について申し上げますると、奄美大島への途次、鹿児島県庁に立ち寄りまして、基礎的な調査を終え、直ちに黒潮の七島灘を渡って、従来、国会の調査団が訪れることのなかった大島本島の最南端の古仁屋に上陸をしたのであります。これより名瀬市までの六十六キロ、二千余ヵ所に上……
○小柳牧衞君 九州地方の水害救済の措置については、いろいろ御報告がありましたのですが、私も実地を視察した一員といたしまして、感じた点を申し上げまして、なお政府当局の御意向を聞きたいと思うのですが、第一、緊急の措置については、あとでまた一、二お尋ねしたいと思うのですが、災害について警察の活動については、今お話のあった通り、実によくやったと思われるのでありますが、ただ、非常に遺憾なことは、その措置を始めるに当って、気象についての観測が非常に不十分であったということだと思います。暴風雨の警報その他注意というようなことも非常におくれておって、また気象の雨量の観測の設備が非常に不十分であったために、全然……
○小柳牧衞君 ちょっと……。今の御説明によりますと、地方制も、それからいわゆる県制も、みな区域が狭いから、広域的な行政をするに不便だということが一つの重要な眼目になっておると思います。従ってまた、区域も両案ともいろいろの案が出ておるのでありますが、この基礎となる人口とか区域というものの基準があったのですか。たとえば地方制であれば、人口はどれほど、区域はどれほど、あるいはまた県制においても、人口はどれほど、区域がどれほどという一定の広域行政の基準というものは研究されたのですか。
【次の発言】 区域についても……。
【次の発言】 そうすると、結局この程度でよかろろというのですか。それじゃ少し何か、……
○小柳牧衞君 友末さんにちょっとお伺いしたいのですが、地方行政水準を高めるとかあるいは水準に達するとか始終いわれることでありまして、その水準というものは何かということは、当委員会にもしばしば質問応答のあったことでございますが、あまりはっきりした概念を得られないのですが、これは、しかしむしろ見方によっては、はっきりわからぬところに一つの妙味があるんだという考え方もあるようでありますが、ただいまも行政水準の向上、あるいはこれに達するというようなこともしばしば繰り返されたのでありますが、いろいろ議論もありましょうけれども、大体、今地方行政の衝に当っておる方々が、どういう考えでこの行政水準というものを……
○小柳牧衞君 この公庫の監督の主務大臣が内閣総理大臣及び大蔵大臣となっております。特殊の金融機関として大蔵大臣が監督するのは当然だと思うのですが、しかしその結果、業務というようなことにも一応の監督の立場にあると思います。しかしこれをずいぶん綿密にやると、結局、総理大臣、言いかえれば自治庁長官の権限に及ぶことだと思うのですが、要するにこの両方の主務大臣の関係について、はっきりした監督の分野を定めることが必要じゃないかと思うのですが、そういう点については、どういうふうなお考えを持っておりますか。
【次の発言】 大体了承はできるのですが、聞くところによると、大蔵省は、従来いろいろな関係もありましょう……
○小柳牧衞君 ただいまの地すべりの問題について、ちょっとお伺いしたいのですが、今度立法化されるようなことも聞いておるのですが、まあ現地につきましていろいろのことを見ますると、まず第一に、今まで行われておりまする工法というものはいろいろあるようです。排水のために堰堤を掘るとか、また最近では、排水をかねて簡易水道をやろうというようなこともやっておるようです。また中には、くい打ちをやっておるというようなやり方もやっております。それは、その所によって適当なことをやっておるのでしょうが、われわれしろうと考えでこれを見ても、もう少し何か方法があるのじゃないかと思われるような節が多数あるのですが、こういうふ……
○小柳牧衞君 今度の選挙法の改正が選挙に接近して実施されたので、ずいぶん選挙事務は混雑したと思うのです。従来の例に比較しまして、何か特別に事故等があったのでございますか。また、将来この調子で別に支障なくやっていけるかどうか、この点を第一にお聞きしたいと思う。 第二は、今度運動期間が短編されたり、また開票の時間が短縮されたりして、ずいぶん選管の事務は多忙をきわめたと思うのです。こういうようなこと、改正案と対照いたして、選管の事務を改善する必要があるかないか。さらにまた機構を改革する必要があるかないか。 第三には、そのために経費を増額する必要があるのかどうか、一回の経験だけじゃはっきりした結論……
○小柳牧衞君 私は、一月十三日から六日間、鈴木委員とともに、福島、山形、両県下にわたり現地調査を行なって参りましたので、その結果を簡単に御報告いたします。若干個人的の感想も含まれる場合もあろうかと存じますのでこの点、御了解願っておきます。なお、別に、文書によるものを提出いたしますから、適当にお取り計らいを得たいと思います。 今回の調査は、地方行政一般ということではありましたが、予算の編成期といった関係もありまして、特に財政再建の状況を含めての財政関係及び町村合併関係を含めての新市町村建設の状況といった点に重点を置いたのであります。地方制の問題あるいは参議院議員の選挙区の問題等、私どもとしては……
○小柳牧衞君 このたび奄美群島の復興計画を改訂されたということは、同地方の開発にきわめて適切だとは思うのでありまするが、前の計画がここに改訂しなければならぬということに至った理由は、大体趣旨説明にもお聞きしたのでありまするが、もう少し詳細にその理由を聴取いたしておきます。
【次の発言】 ただいま復興計画を立て直す理由についてお話しあったのですが、私どもの知っている範囲におきますると、復興計画が改訂しなければならぬということについては、二つのおもなる見方があると思うのです。その一つは、従来の予算の実施が十分所期の目的を達し得なかったという予算運営それ自体の問題。それから第二は、その事業執行に伴っ……
○小柳牧衞君 奄美大島の主要産業でありまする糖業のことにつきまして、昨日も質問いたしたのでありますが、なお、これに続きまして質問いたしたいと思いまするが、まず第一に、砂糖の値段を安定することについてどういう政策を持っておられますか、また、どんなふうに実行しておられますかをお聞きしたいのでありますが、きのうも御説明がありましたように、砂糖のうちでも、ことに黒糖についてはその需要額が少いのでありまして、従って、豊作等によりまして供給が少し多くなりますというと、相当の値段に影響するそうでありまして、最近は四十五円のものが三十円を割っているというようなわけで、糖業者は糖価の変動に非常に悩んでいるのであ……
○小柳牧衞君 最近、民主警察の趣旨に沿って、警察と国民の関係が非常に親密になり、信頼が増したということを、いつか拝見いたしました報告によっても、数字的にも証明されておるようなわけでありまして、この点は非常に喜ばしい趨勢だと思うのでありまするが、しかし、なおときどき起りまする個々の事伴につきましては、必ずしもまだ満足することができないのでありまして、先般新潟県に起きました松ノ山の、制服巡査が市民を射殺したというような事件は、これは最も極端な例であると思いまするが、これにつきまして、責任者、関係者、いずれもみな相当懲戒を受けたということは、これはまあ当然なことだと思うのですが、しかし、まあ翻って考……
○小柳牧衞君 私は、自由民主党を代表いたしまして、本案に賛成の意を表するものであります。 本案が経済の安定化に即応いたしまして、地方団体の再建の計画に基いて、そうして負担の軽減と合理化をはかっておるという点は、時宜に適したものと思うのでありまして、賛成するゆえんでございます。しかし、この審議中の質問応答等にかんがみ、また、請願、陳情等、地方の状況等にかんがみまして、若干の点について付帯の決議をいたしたいと思うのであります。 その一つは、飲食店における遊興飲食税及び旅館の宿泊等に対する免税点でございます。この点につきましては、先般の改正の際にも相当論議のあったところでありまするが、なお地方の……
○小柳牧衞君 ただいまの、現在ある水難救護法、遺失物法というふうなものの解釈によって、静岡県における今の流木の処置をやるということは、実際やむを得ないことでありましょうから、これに対しては、対策本部において臨機の処置をするということもやむを得ないじゃないかと思うのですが、しかし、これは、将来の問題として考えまするというと、この種の災害、またそれによって起るこういうような事象というようなものは、どうしても何か適当な立法措置をする必要があるのじゃないかと思います。ことに、これは単に水難救護法とか、あるいは遺失物法というだけではなく、もっと広い視野において、財産権との関係を考慮して、適切な処置をする……
○小柳牧衞君 今度の改正で、植物油とか、それから塗料についての取扱いについて変更を加えられたようですが、もう少しその点を具体的に、詳細にお聞きいたしたいと思うのですが……。
【次の発言】 動植物油の油脂は、小売店等については、ほかのものと一緒に販売してはならないということがある。そういうような関係で、特別にまた規制を加えるというような取扱いになるおそれはないですか。これが第一点。
それから第二点は、小売店等において多少加工するというような、調合するというような場合には、これは取締りの外に置かれるものですか。まずこの点をお聞きしたいと思います。
○小柳牧衞君 奄美大島の復興開発については、いろいろ実行せられまして、われわれ実地にかの地を視察した者として喜びにたえない次第であります。昨年の古仁屋の大火については、非常な災害を受けましたのですが、その復興状況はどんなふうになっておりますか。一応その状況を聞きたいと思います。実は、いつかの新聞紙の報ずるところによりますというと、いろいろ復興の計画はできておるけれども、実施が思うようにいかない。ことに土木事業のごときは、いろいろの手違いのために思うようにいかないので、その工事等に当るために、内地より送ったところの大工、人夫等も、なすことなく毎日暮しておる、こういうような記事もあったようでありま……
○小柳牧衞君 私は、自由民主党を代表して、本案に賛成の意見を述べたいと思います。 本案は、復帰後の奄美大島の復興について関係の深い金融面の組織を強化して、そして復興事業の促進に資したいというのであります。また、重要な工事については、政府直属にするというようなことも、時宜に適したものでございますので、本案に賛成するものでございます。しかし、この制度を運用する上においては、いろいろとまた考慮しなければならぬ点もありますし、また、群島の主要産業である糖業については一段と力を入れて、各種の便宜をはからなければならぬと思うのでありまして、次のような附帯決議案をつけて、本案に賛成いたしたいと思います。附……
○理事(小柳牧衞君) ただいまから委員会を開会いたします。
まず、委員の変更について御報告いたします。
三月十三日、横川正市君が辞任し、その補欠として荒木正三郎君が、上條愛一君が辞任し、その補欠として戸叶武君が、中山福藏君が辞任し、その補欠として豊田雅孝君が、本日羽生三七君が辞任し、その補欠として小柳勇君がそれぞれ選任せられました。
【次の発言】 次に、昭和三十四年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算を一括して議題といたします。これより一般一録第十号質疑に入ります。松浦清一君。
○理事(小柳牧衞君) 八木君よろしいですか。
【次の発言】 矢嶋君。
○理事(小柳牧衞君) 栗山君の質疑は、これをもって終りました。
【次の発言】 この際、委員の変更について報告いたします。
川村松助君が辞任し、その補欠として柴田栄君が、古池信三君が辞任し、その補欠として土田國太郎君が選任せられました。
【次の発言】 次に、戸叶武君でございますが、先ほど高田なほ子君の外務大臣に対する質疑が残っておりますので、この際これを許します。高田なほ子君。
【次の発言】 高田君の質疑は終了いたしました。
【次の発言】 次は、戸叶武君にお願いいたします。
○小柳牧衞君 第一分科会に付託されました案件は皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、総理府のうち、防衛庁、調達庁、経済企画庁、科学技術庁を除いた部分及び法務省所管並びに他分科会所管外事項であります。 本分科会は三月二十三日より本日までの四日間にわたり、これらの各所管の予算につきまして精密な審査を行いました。以下その質疑のうち、おもなるものについて簡単に御報告申し上げたいと存じます。 まず、皇室費についてでございますが、皇太子殿下の御婚儀に際し、正田家の準備の費用が大へんな額になるのではないかとのうわさがあり、国民が心配申し上げているが、宮内庁がアドバイスしているのではないか、との質疑に対……
○理事(小柳牧衞君) 公聴会を再開いたします。
再開に当り、公述人の方に一言ごあいさつを申し上げます。
本日は御多忙中のところ、御出席をいただきましてありがとうございました。公聴会の議題は昭和三十四年度総予算でございます。公述人は大体二十分ないし三十分の程度で御意見の開陳を願いたいと存じます。
まず、日本労働組合総評議会政治部長小山良治君からお願いいたします。
【次の発言】 公述人に対し質疑のある方は御発言を願います。
【次の発言】 小山さん、ありがとうございました。
【次の発言】 次に慶応義塾大学教授伊東岱吉君にお願いいたします。(拍手)
○主査(小柳牧衞君) 皆さんの御推薦によりまして、私が主査の職務を行うことになりました。どうぞ御協力をいただきます。
これより本分科会の運営を行なっていきたいと存じます。
審査に入ります前に、議事の進め方につきましてお諮りいたしたいと存じます。ちょっと速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
当分科会は、昭和三十匹年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、総理府のうち防衛庁、調達庁、経済企画庁、科学技術庁を除きました部分、及び法務省所管、並びに他の分科に属しないものを審査することになっております。
○主査(小柳牧衞君) これより予算委員会第一分科会を開会いたします。
まず、本日以後の当分科会の日程についてお諮りいたします。本日は、午前に会計検査院所管の審査を行い、なお時間に余裕が生じましたら直ちに法務省所管を引き続いて審査し、午後法務省及び裁判所、二十五日は内閣、総理府、二十六日は皇室費の保留部分の質疑を行い、当日中に主査の報告を終了することといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。
【次の発言】 それでは、昭和三十四年度総予算中会計検査院所管を議題といたします。
会計検査院当局より説明を願います。
○主査(小柳牧衞君) これより予算委員会第一分科会を開会いたします。
昭和三十四年度総予算のうち、内閣及び総理府所管を一括して議題といたします。
なお総理府につきましては防衛庁、調達庁、経済企画庁及び科学技術庁は除外されております。また行政管理庁、北海道開発庁、自治庁は午後に審査に入ることになっておりますので、この点あわせて念のため申し上げておきます。
それでは佐藤総理府総務副長官より説明を求めます。
【次の発言】 質疑のおありの方は順次御発言をお願いいたします。
【次の発言】 恩給局長の答弁はもう少しお待ちを願いたいと存じます。
○主査(小柳牧衞君) これより予算委員会第一分科会を開会いたします。
昭和三十四年度総予算のうち、皇室費を議題といたします。
前回保留になっております皇室費関係について質疑のおありの方は御発言願います。
【次の発言】 他に質疑はございませんか――。別に質疑はないようでありますから、皇室費についての質疑は終了したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さように決定いたしました。
それでは、以上をもちまして、昭和三十四年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、総理府のうち防衛庁、調達庁、経済企画庁、科学技術庁を……
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