このページでは内村清次参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。
○内村清次君 ただいま各県の今般の被害状況については資料をもって伺いましたが、これに対する政府としての、また国の責任官庁である建設省といたしましてその被害に対する手当をやっていくということは当然です。ただここで伺いたいことは二十八年災以来から災害復旧をやっておる、そういう災害のまだ未復旧な部分がこの中に含まれて今回の災害を増大したというような個所があったかどうか、こういう点はどうなっておりますか。
【次の発言】 この点は私は個所を指定して申してもよいのですが、二十八年災以前の問題はこれは当委員会におきましても大体復旧は済んだのだという答弁をされておる。ただしかし具体的に調べてみますとまだ相当個……
○内村清次君 質疑に入る前に……。今回の七号及び六号台風の総被害額、これは建設省関係におきましては公共土木関係直轄補助、それから家屋、こういった建設省関係分の総額、それからさらにこれには厚生省、運輸省、農林省というような全体的な総災害の総額を一つ示してもらいたいと思います。わかりますか。
【次の発言】 今まで先ほど私も質問し、田中委員も言われましたように、あなたは内閣全体としては対策関係については主役ですね。その主役の人が数字を持たないということはどうもおかしいと思います。しかもこれは委員会といたしましてもこれは災害の関係につきましては、関係委員会はみな関心を持っておりますけれども、あなたの方……
○内村清次君 ただいま砂防関係に対しまする議案を採択されましたが、私が一つ大きな相互を持っておりますることは、これはさきの委員会でも発言いたしましたように、新大臣が重点政策の一つとして新治水計画の五カ年計画を策定をする、この点を大きな重点政策として大臣は遂行していくのだということは、これは就任当初の委員会においても発言されたのでありまして、現在もその気持でおられることは私は十分察知いたしております。ただこの前も申しましたように、現在三十三年、三十四年度のこの両年度におけるところの予算のつけ工合というものは、パーセンテージにいたしましても非常に少い。特にこの砂防の問題につきまして私はるる言ってお……
○内村清次君 ただいま松野委員から御報告になりましたように、私たちにも――この調査に参加した者ですが――詳細につきましては、先ほど第一班の方で言われましたように、報告書が印刷になりましたなら、この検討をして、その個所別に対するところの建設省としての考え方を、資料として委員会報告として出していただきたいと思います。 特に報告の内容にありました黒川の改修の件ですが、この問題は、当時私も行きました際にも、ちょうど新聞に大きく出ておったというようなことで、地元沿岸の農村の方々が大挙押し寄せてきて陳情を受けたわけです。だからして私もこれはぜひ早く委員会の席上で、責任あるあなた方から話を聞いておきたいと……
○内村清次君 今の問題は、現に建築基準法の三十九条に災害危険区域に対するところの処置が載っておるはずです。満潮時の潮の水位より住宅建設地帯の水位というものが低い場合には、これは当然考えなければならぬ。ここに今回のこんな悲惨な災害の原因があるわけです。私はこの点から当然これは建設省としてはやはり監督官庁ですから、今日までの住宅建設における監督の地位から、これは今までやっておられなければならなかった問題じゃないかと思うのですが、こういう点について手抜かりがあったのじゃないか、どうですか、この点は。
【次の発言】 大臣によく聞いていただきたいのですが、先ほどこの海岸堤防その他の災害防除の問題について……
○内村清次君 ただいまのこの特例法によりますると、二十八年災のときには、全額国庫負担になっておるのですな。ところがこのたびは、まあ十分の九だと、そうすると、これは予算の関係で、そうなったのか。あるいはその二十八年災の際の何か弊害関係があったために、こうなったのか。特にまた、建設省の方で、私たちに委員会で提出されました問題では、もうおそらく努力事項としては全額国庫負担、こういった努力が、一応提出されておるようですが、その間の予算折衝の過程で、こういった法律になったのは、どういうわけですか。この点を一つ説明して下さい。
【次の発言】 で、そういった形で、十分の九になりながら、またさらに、その予算の……
○内村清次君 それに関連しますが、この委員会であげました九州開発の法案ですね。これをやはり実直的に開発をしていくためにはやっぱり公庫を必要とするものがある。おそらく東北地方の開発法案にもあるのです。それがどうも政府の方では熱意がないということで、きょうは大会をやった。ところがまだ議員提案で今は出しているような、臨海工業のこういった問題にも、すぐ公庫をひっつけて政府がそれを出していくというような推進の仕方のものは、私たちは納得ができないのだ。それよりもやっぱりああいった大きな今まで懸案にあった国土開発に関連した地域的な開発の問題に対して公庫をつけていくというような熱意が必要だ。これも実はなんでし……
○内村清次君 これはちょっと先走っておるようですね。
【次の発言】 この際、地盤沈下は各地に起こっておりますが、特に新潟はひどいですね。しかし各地に起こっておりますが、政府はこれに対してどういう対策を考えておられるか、この際一つお聞きしておきたいと思うのですが。
【次の発言】 この問題は二つの点が重要になると思うのですが、ただいまの政府の説明を聞いてみると、これまた二、三点において非常な困難性があるようですけれども、二つの問題というのは、この一割以下の減歩関係ですね、これは何ですか、二号線の区画整理を1都市計画をやって、そうして二号線という路面の新設に対して、どうしても一割以下にはならないとい……
○内村清次君 まあ党の小松君やその他二名の衆参両院議員が二十一日の百に、現地を調査した。幸いにしまして、現地におきましては、面会もしておるし、事情も十分聞いておるのです。まだ党に対する報告はありません。が、それまでに、やはりこれは、所管の問題でもありましょうし、建設委員会といたしましては。現在、三十五年度の予算につきましても、下筌ダム、松原ダム関係は三億七千六百五十万円ですかな、これだけは組んであるのですから、三十四年度から引き続いてですね。このダム会計の中にも、費目は明確になっておりますし……。で、現在までの経緯、それから水没被害の問題ですね。それから県側の態度、これは、まあ三県にまたがって……
○内村清次君 私たちも総括質問がありましてね。時間も忙しいと思いますけれども、やっぱり法律の審議に関係しますから、どうか一つ時間はうんと作って、総括質問がずっとスムースにいきまするように時間を作っていただきたい。その点はまた委員長にお願いしておきます。 実は、一昨日この委員会で問題になりました下筌ダムの問題、当時、建設大臣も言われましたように、社会党の議員団が調査に行ったということは知っておられたようだ。私たちももちろんこれは重大だと思って調査団を派遣したわけです。調査団の報告を聞いてみますると、筑後川の水系治水基本計画が下流の洪水調節を主目的とする場合に、この計画自体が最良なものであるかど……
○内村清次君 委員長、ちょっと大臣に一点だけ。
【次の発言】 実は、この前の委員会のときも言ったように、どうも総括質問が済まない。これでは困るのですから、衆議院関係もありますから、きょうは道路の問題を最初やると言ったけれども、これも差し控えます。まだ治水の問題もあるのですが、それで、衆議院がきょう上がりますでしょう。だから一つ十分、時間をつけていただきたい。週に二回ですから。この点はこの前も委員長に頼んでおいたのですけれども、どうもこの点が十分徹底してないようですから、ぜひ一つ時間をとっていただくように、まず議事進行としてお願いしておきます。
○内村清次君 今の一の反対意見は一応はこうだというのに対して、あなたの方はどういう、兄を持っておるのかということを説明するというので、あなたは説明しかかったのでしょう。これはあなた、その通りでしょう。だからそれをあなたの方で説明してくれなければ、それでは何もならない。
【次の発言】 山本さん、あなたに尋ねたいが、やはり大山川の方は、松原ダム方面のものだけをやる、玖珠川の方には、何も治水対策というものがされておらない。
そこで、この間現地の調査団の、特に大分県側の方あたりから聞いてみると、これまた、現地の人たちも強く言っておるのですが、玖珠川は、先ほどあなたの説明によると、六カ所やったんだけれ……
○内村清次君 この筑後川の治山治水計画に対しましては、私は緊急を要するものであると思うのです。先ほど木下大分県知事も、当時二十八災の際には衆議院議員として現地を視察したとおっしゃったのでございますが、私といたしましても、当時地方行政委員長といたしましてこの筑後川の二十八災のはんらんに対しましては福岡県、大分県を視察をいたしました。そうしてその惨状を十分に認識をしてきたわけでございます。それにつきまして今回建設省が国の直轄といたしまして、この筑後川の治山治水計画によってまずダム計画をやる。下筌、松原のダム計画をやるというような計画でございまするが、まだこの点につきましてはその経緯につきましてもあ……
○内村清次君 参考人の方々に質問を申し上げます前に、委員長に、実はお尋ねしたいことがございます。 この下筌、松原ダムの建設工事に対しましては、これは熊本県やまた大分、佐賀、福岡というような各県にまたがっておりまする筑後川の治水の問題といたしまして、また当面下筌、松原ダムの関係につきましても、その水没犠牲者の問題が介在しまして、当委員会としては非常に重要であるという観点に立って、委員会におきましても、こういった参考人の意見を聴取するということになったことは申すまでもありませんが、ここで一番被害県といわれる、犠牲県といわれておるところの熊本の県知事、これは去る八日の参考人出席に対しましても欠席を……
○内村清次君 ただいま提出いただきました資料でございますが、資料の第一ページに、これは私要求したわけですが、今回の法律案によりまして治水基本計画がいわゆる年次別に十ヵ年間で、一体どういうふうな計画がなされているかということを知りたいという関係で、この問題の私は資料を要求したわけです。この資料を見てみますと、先ほどの御説明で数字の信憑性がまだ判然としておらない、この治山治水の基本対策要綱――これは二十八災後に治山治水対策協議会で決定した数字があるわけです。この数字と比較して見ますると、数字が違っているように感ずるのですが、たとえば区分の方の昭和二十八年の基本対策という数字で一兆三千五百五十四億と……
○内村清次君 この法案の十一条及び十三条、これについてたとえば建物の収用及び土地の収用については土地収用法によると、そうして十六条に「土地収用法の適用」と、こう覆いてあるんですね。そこでなぜ、この法案の適用が、土地収用法の適用を受けなくてはならない該当法案であるならば、土地収用法の三条の中に、この住宅地区改良法というものの適用というものを、これを入れないか。こういう点を私は考えるわけですか、これはどういう理由によって、各法案々々に、法律に土地収用法の適用を受けさえすればそれで事足りるんだというような考え方であるかどうかですね、そういう点を一つ明確にしていただきたいと思います。
○内村清次君 管野長官に、一つ御質問したいと思います。 私は、この国土開発の問題に関係してきまして、さらにまた、現在は、東北開発法につきましても、また九州総合開発法につきましても、この委員会でやり、さらに、現在は九州地方の総合開発の委員です。先ほど田中君と長官との質疑のやりとりがありました。私は、田中委員の言われたことは全く同感です。ほんとうに熱意に燃えたこの国土総合開発の法律に基づいて、しかも、日本の全国的な総合開発をどうしていくかという熱意に燃えた、私はあれは質疑であったと思うんです。もちろん長官の方では、私が質問いたしましたことは、今日までの岸内閣の総合開発に対しまするところの熱意が、……
○内村清次君 建設大臣に質問いたします。もちろんこの問題は大臣の重要な引き継ぎ事項であったと思うのですが、三十四国会におきまして建設行政といたしましては、三十五年度の予算と関連いたしまして治山治水の緊急措置法というのが成立いたしました。この法律によって治水の特別会計がまたこれも法律によってその計画を遂行していくという関係におきましてこれはまあ相当重要な建設行政の大きな政策の一環であると私たちはこれを非常に重要視いたしておるわけです。ところで、この治山治水の緊急措置法の第三条の中に建設大臣は、河川審議会の意見を聞いて、昭和三十五年度以降の五カ年間において実施すべき治水事業に関する計画、この案及び……
○内村清次君 委員長と政府の方にちょっとお尋ねしますが、九州地方開発促進法の一部改正というような法律案は、社会党といたしましても先国会に提出しておるわけでございます。それがどういう取り扱いになったのか、この点を一つ明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 結論として、前国会としてはこの臨時国会に引き続き案件として残ってきておらないように考えるが、どういうような状態になったのか。
【次の発言】 政府の方ではどういう……
【次の発言】 この点は一つ私もよう調べますけれども、あなたの方では成り行きがよくわかっているだろうと思う。調べて委員長から一つ報告していただきたいと思います。
そこで私……
○内村清次君 治水事業の十カ年計画に対する参考人として赤木正雄君の出席を要求いたしたいと思いますが、その点一つ諮っていただきたいと思います。
【次の発言】 三十四国会で当時の内閣の重要施策は、治山治水の緊急措置法及びまた治水特別会計法、この二つが当委員会といたしましても関連しました重要な法案だったのですね。この緊急措置法の第三条において、ただいま大臣も発言されましたように、今後前期五カ年計画あるいはまた後期五カ年計画、この十カ年計画の策定を河川審議会の意見を聞いて閣議決定をする、これが第三条の目的であったのですね。そこで私は先月の委員会では、この閣議決定というものは、当時予想せられました一応の……
○内村清次君 あなたのただいまの説明では、治山事業の緊急かつ計画的な実施を促進するために十カ年計画を立てるのだ。そうしてその資金内容というものは、三十五年度以降十カ年間において一千六百六十七億円、それから前期が七百二十九億円、後期の方が九百三十八億円、こういう説明をされましたが、それが資料の方には、前期五カ年計画では五百五十億円、後期五カ年計画では七百五十億円、計が一千三百億円、こういうふうになっておりますが、数字が少しよけいになっておるが、この点はどういう関係ですか。
【次の発言】 そうすると、民有林と国有林を合わせてその差額というものは、国有林関係の方の差額、それが加わったというだけですね……
○内村清次君 この三十六年度からの住宅建設五カ年計画、これは策定されて各議員には配ってありますか。
【次の発言】 そこでこの住宅建設で政府構想として発表されておるのは十カ年計画で一千万戸の住宅建設をやるのだ、これはそういう方針ですか、どうですか。
【次の発言】 私が質問しておるのは、十カ年間で一千万戸は一つ建てていくのだということは政府の方針として発表されておるが、将来一つの方針としてやれるかどうかということです。
【次の発言】 そこで私が先ほど言ったように、政府の方で、これは選挙対策としての宣伝か知らぬが、十カ年間で一千万戸という住宅計画を持っておるのだ、こういうような数字が出ておるのですか……
○内村清次君 大臣、ちょっと質問いたしますがね、先ほど大臣が御説明されました建設省の予算関係ですね、これは、正式な予算書の提出を待って質問いたしますが、ただその説明の中に、当委員会といたしましても非常に関心のある機構の改革の問題、機構の設置の問題が説明されたわけです。建政局の設置の問題は、これは一昨年ごろから大体問題になった、局の増設ですね。この問題の設置にあたりまして、今回の三十六年度の予算関係で、池田総理も何か発言されておるようだ。特にまたその所管関係が、行政管理庁がやるのか、大蔵省の方でそれを認めていくのか、あるいはまたそうやった段階が、各省の要求によって、どうやってしぼられていくのか、……
○内村清次君 第二班の調査を御報告いたします。 第二班は、稲浦委員長、田中一委員、武内委員と私の四名でございますが、去る六月三十日から七月七日まで八日間の日程で、主として長崎県下の離島における建設事業を調査して参りました。その経路及び視察個所につきましては、お手元に配付いたしました図面をごらんいただきたいと思いますが、簡単に御説明いたしますると、東京から長崎に直行、県庁において長崎県下の一般建設事業及び県下離島の全体の模様等を聞き、さっそく大村湾を一周して西海橋を視察いたしました。翌七月二日は長崎港を出航、六時間で福江に上陸、富江、玉之浦、岐宿等福江島を一巡して福江泊まり、三日は福江を出航、……
○内村清次君 資料で、公営住宅、改良住宅、公庫住宅、公団住宅、協会住宅の種別、たとえば公営住宅は第一種、第二種という種別ですね。それから耐火、木造、それから二階建、平家、一間、二間、三間、何坪という規模別の各家賃の金額及びその各入居資格条件ですね。それから入居希望者の数及び入居数との比率、特に公営住宅関係では各県で家賃の高低もあるだろうと思いますが、これは最低と最高を出していただきたい。
【次の発言】 現在の状態です、六年度分ばかりではないのです、六年度なら今から建設するのでしょう。今まで建設した公営住宅……。
○内村清次君 大臣に質問いたします。 先般の委員会で昭和三十六年度建設省関係予算概要の説明を大臣から聞き、この三十六年度の建設省予算が二千六百五十四億百余万円、前年度に対しましては三百六十八億八千七百余万円の増加である。それからまた、追加分を加えて、当初計画といたしての前年度の予算が二千百十億七千万円、これに比べて本年度は五百四十三億三千二百万円だ、こういう御説明がありました。 これを予算書で見てみますると、三十六年度の予算説明の中におきましては、この予算書の一番大きな、目立った特色の一つとしてみますると、公共投資の額が非常に大幅にふえておるということであります。予算総規模の約二割に近いと……
○内村清次君 ちょっと今の問題。大臣、先ほど藤田委員からも田中委員からも言われましたが、河川局長は、昭和三年の閣議決定事項ですね、農林省とそれから建設省との砂防の施工分野ですね。その問題についてはだんだん一つ今後の施工状況についてこの閣議決定を守るようにしていきましょう、こういうような局長の話で、私はやっぱりそういう決意ではどうも了承できないんじゃないか。大臣もだんだんかわっておられるんですね、これはこの委員会で農林大臣も、あるいはまた建設大臣も一緒に来てもらって、この農林省と建設省と施工分野の閣議決定の事項を中心といたしまして十分質問したことがあるのです。あるけれども、大臣自体がまだよく腹の……
○内村清次君 公団にちょっと資料を要求いたしたいと思うのですがね。その前に今回のこの三十二条の改正で資金等を投入するということですね。その資金というのは資本金関係は大体利子関係ですか。例の利子関係というのは結局入居者の敷金の利子関係でやるということですか。
【次の発言】 そこで、まあ今日まで公団の団地で設置されておったところの施設の種類、それから規模、管理等についての資料を一つ出していただきたいということと、それから入居者の今言った敷金の総額が一体どれくらいあるか。いわゆる資本金に繰り入れ得る、資本原資となる金額はどれくらいあるかという総額。それからその敷金の毎年の利息高というのが一体どれくら……
○内村清次君 磯村さんに、ちょっとお尋ねいたします。 先ほどの公述の要点といたしまして、この委託方式の中に、あなたの御説では公益法人の、あるいはまた公益財団ですね、こういうような法人形態は、どうも自分の経験からしてと、さらに人的な問題もあって、あまりよくない。だから営利関係でも、結局、民間の方に全部一つやらせた方がいいじゃないか、それは一つのテスト・ケースとしてやらした方がいいじゃないか、こういう御説のようでございます。 そこで、私はこの公益法人関係で、ただ経験上、あるいはまた、その人的の問題というようなことを除いたほかに、何かこの公益財団法人というような組織ではいかないという確固たる法的……
○内村清次君 大臣がまだ出席しておりませんが、大臣に実は質問したいと思っておりましたが、それまでに公団のほうに実は一つ質疑したいことがございますが、ただいま公団の建設計画の中に、大阪で計画中の千里山の団地というものがあります。この団地の計画は、公団住宅の建設といたしましては最も最大のものであると私たちは聞いておるわけです。そこで、この団地が、うわさによりますると、一都市を形成するような大きな団地だと。だからその規模が一体どういうふうな団地計画であるか、また、どれくらいの住宅に収容人員を持っておるものであるか、さらにまた、利便施設というものが市との間にどういうような連絡を持ち、またどんな施設を今……
○内村清次君 それにつけ加えて、図面の横でもいいですから、たとえばげたばき住宅の店舗関係の方には住宅金融公庫としてはどれくらい貸しておる。それからその上に、個人貸しに対しては賃貸関係はどれくらい貸している。それからまた、協会住宅ですね、それから地方公共団体、こういうのにはどれくらい貸している。その資金の、現在の資金貸し付けの額を一つ記入しておいてくれませんか。
○内村清次君 国鉄の方に、ちょっとお尋ねしますが、国鉄関係、だれか来ていますか……。
で、まあ先ほど藤田委員からも言われましたように、私たちも十七日の日に現地を見てきたわけです。現地の住民の非常な焦燥の中から、この中之沢の地点においては、鉄道の線路関係で、従前も列車がとまったのだと、しかもそのとまった原因というものは、この渓流から流れるところの排水の勢いで、線路が流れたかどうかしりませんが、とにかく列車がとまった経験もあるというようなことを言っておりましたが、そういった事実がありましたか。
【次の発言】 その工事は、みんな鉄道の方でやられたのですか。
○内村清次君 ただいま静岡県の由比町の地すべり問題につきまして、所信表明がございましたが、大臣の所信表明の中にありましたように、二十三日の委員会は、私たちは当時この地すべりの状態を実地に見てきました者としまして、非常な実感をこめた委員会の審議もやり、同時にまた決議もしたような次第ですが、予算委員会で御出席がなかったために大臣にぜひ一つ聞いていただきたいこともあったわけです。当時も私建設省関係につきましても河川局長にも意見を申し上げておったわけですが、現地を見てみますと、これはまあ地すべり法が制定されました由来は、農林省の従来所管として治山関係の砂防を主として今日までやっておったような現状で、そ……
○内村清次君 私は日本社会党を代表して、本案に対し、次の諸点を前提といたしまして賛成をいたします。 道路の整備が緊急に実施されますることは、今日国民のだれもが熱望していることは疑いないところでございますが、総額二兆一千億円に達する新道路整備五カ年計画を策定するための根拠法である本案の審議にあたりまして、なお次のような点に心配が残りますので、これらの点を十分善処せられますることを要望する次第であります。 すなわち、一つ、従来の五カ年計画の経過を見ましても、その期間中に完遂を見ることなく、途中でしばしば改定せられておるので、今回の五カ年計画については最後まで変更することなく完全に実施することを……
○内村清次君 ちょっと田中君の質問に関連して聞きますが、第十四条に「(市街地改造事業のための土地等の収用)」、これが題目で十四条が出ておりますが、大体この市街地改造事業の目的というのは、まずたとえば街路を広げていこう、そして広げていくけれどもその付近の地区をいわゆる超過収用制度を設けて、これを前提として付近の土地を収用していこう、こういうような法律規定になっておりますけれども、それではその市街地の改造事業の用に供することができる、という法律的根拠は一体どこから出ておるか、この点も一つあわせて説明していただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、この十四条の根拠規定というものは都市計画法……
○内村清次君 ここがこの法案の骨どころですが、ここで私、二つの問題を提起して御答弁をお願いしたいのですが、第二節の十八条、十九条、二十条というのはこれはもうほとんど条文通りですね、問題はこの二十四条、二十五条ですが、二十四条でこの管理処分計画において、關係者が権利を持っておると、そうやった権利を持った者の相互間において従前の権利との關係で、前の自分の権利、この家を取りこわしてしまうというような、こうやった關係で、さらに不均衡をなくしていくというようなことが一番大切なことと思いますけれども、その基準は一体どこに置いておるかということですね。不均衡のないような基準は、一体どこにあるかと、この基準を……
○内村清次君 ちょっとその前に山田参考人にお尋ねしますが、先ほどこの法律につきまして、むしろおそきに失する、こういうような御発言がありましたが、東京都の方では、たとえばこの法律が成立いたしたといたしまして、予定地区というのが、法律に従った地区があるだろうと思うのです、何カ所か、これをどういうふうな形で、順序で、また向こう何年ぐらいで造成していくか、そういう御計画がこの法律の立案当時と一緒にできておるかどうか。 それから、それに従いまして、その予定地区の付近の人方にPRと申しますか、いろいろな折衝過程というものがもうすでになされておるかどうか、こういう点を一つお聞かせ願いたいと思います。
○内村清次君 この市街地の改造に関する法律案につきまして、重要な問題の一つとしまして、各条文を検討をいたしてみますると、この条文の中に事業完成後、建築物は共同の建築物となる性格上、廊下だとかあるいはまた階段等の関係権利者の共有の部分が相当あると予想されますけれどもその維持管理についてはこの中にどういう条文があるかどうかですね、また政府の方ではこの維持管理はどうやってなされていくか、そして秩序を保っていかれるかどうかという問題が重要な点であろうと思うんですが、そういう点に対しまして、政府の見解を承りたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、この法律というものはとにかく市街地の指定地区の建築物……
○内村清次君 防災建築街区造成法案は、耐火建築促進法を全面的に廃止して、これにかわるものとして立案されたものでありまするが、この耐火建築促進法のどの点をどのように改正しておるか、この点を一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 最近、都市の不燃化ということが非常に問題になっておりまするが、この都市の不燃化ということは、これは特に必要があると思いますけれども、その対策を、政府は一体どういうふうにとっておられるか、この点を一つ御説明を願いたい。
【次の発言】 そうすると、この不燃化対策のこの法案は、その中心的な役割を今後果たしていくというような考え方もあると思いまするけれども、防火建築帯の造成……
○内村清次君 この法律の各条文間におきまして、 公共施設の整備に関連する市街地の改造に関する法律これは法律になったわけですが、それと防災建築街区造成法案、それから耐火建築促進法、この法律の条文の間にどういうふうな関連性があるかという点はこの委員会で資料の提出を求めたわけでございまするが、この関連いたしました条文を、またその条文から来るところの性格と申しますか、法律の性格、内容、こういう点を資料によって見てみまして、二、三点を一つ質問したいと思うんです。 まず質問の第一点は、市街地の改造事業における施行者は、行政庁または地方公共団体となっておりますが、防災建築街区の造成事業では、組合を原則とし……
○内村清次君 今の、間違いなく完成するとおっしゃるのですけれども、今の質問の要点は、四十一年度までにあとの残りは全部やってしまうかという質問です。だから、四十一年度までに間違いなくやるという御決意ですか。それといま一つ、大臣にちょっと代表しておられるから聞きますが、こういうことですよ――今日まで第一次五カ年計画が五百六十七億を計画されている。それに実績は二百十九億、それから第二次五カ年計画では四百六億を計画をされて、そして二百三十億の、これは三十五年までです。先ほど開発局長が言われたように、第二次の五カ年計画は、まだ三十六年度の末まであるわけです。それが、今二百三十億だけ使っている。ところが今……
○内村清次君 ちょっと関連して。大蔵省関係、特に宮崎主計官に聞いておいていただきたい、答弁もまたしていただきたいと思います。 それから実は最初の順序といたしまして、建設大臣にお尋ねいたしますが、この法案の審議の過程におきまして大体本年度の予算、この法案に対する国庫補助の予算も二億五千万ということが大体きまり、その内容につきましても、また今までの過程におきまして明らかになったわけですね。そこで将来の問題といたしまして、建設大臣の方にお尋ねしたいんですが、従来の火災の状況を見てみますと、もちろん大都市も火災はある、ひんぴんとしてあることは、これはもう私も東京に住んでいますのでよくわかっております……
○内村清次君 武内委員の方から大火に対するところの政府の今後の措置、それから現在までの調査ですね、これを要求されておりまするが、これは政府の方では一体いつの機会に一つ委員会の方に御報告ができるか、この答弁だけを一つしっかりやっておいていただきたいことと。 それからさらに委員長の方にお願いしたいことは、委員長の方ではまあ前例があることでもありますし、当然これは参議院として、院議でやはり関係委員会の委員、特にまた建設委員の現地慰問かたがた調査という問題が起こってくる問題であると思うのです。だから、まあ建設委員会としては、ぜひ委員のだれかを調査にやるように一つ議長の方に働きかけていただきたい、こう……
○内村清次君 相磯参考人に伺います。参考人の口述は、今回提出されております特別法に対して反対だ、こういう前提のもとで、その理由としては公共福祉の問題が非常に前面に出過ぎて、私権の保護というものが後退をしたのだ、私権の問題については住居移転の問題、それから職業自由の問題、それからまた財産権の保護の問題も非常に後退したのだ、こういった前提のもとに現在の事業者が非常に不当な補償を持ってくる。さらにまた公正なるべき収用委員会自体が非常にまたそれ以上に不当な対価を提示してくる。だからして、参考人のお話ではまず一つ収用委員会の構成と組織、任命権、こういう問題を一つ変えて、もう少し公正な収用委員会にしたらど……
○内村清次君 ちょっと言いますが、自民党の国会対策委員長が紹介議員だからこれはやはり考えてもらわぬとおかしいぞ。それは僕たちは反対の方だ……
【次の発言】 これは民主国会になって第一回国会以来、請願権という、国民の大事な請願権に紹介議員がつくという、その紹介議員はいわゆる請願者の国民にかわって国会にその内容を説明しなくちゃならない義務があるのです。それを今日みんなでこうやって簡略にしてしまっているのです。私たちが最初第一回国会から入りましたときには、一件々々その紹介議員が来ましてその要旨を陳弁して、そうしてそれがぜひ採択になるように努力したものであります。こういう点を考えてみますと、国民の請願……
○内村清次君 先国会において可決成立いたしました水資源関係二法及び宅地造成等規制法に関し、琵琶湖を中心とする淀川水系の水資源開発等関連事業、神戸市の宅地造成事業等につきまして、私と村上委員及び滋賀県下については西川委員の同行もお願いいたしまして、去る十一月二十七日から三十日までのわずか四日間でありましたが、京都府、大阪府関係は説明聴取にとどめ、滋賀県、兵庫県は速度を早めつつも現地調査を試みて参った次第であります。以下その概要について申し上げます。 まず、淀川は経済的価値のきわめて高い京阪神地域を貫流しているため、そのもたらす恩恵も災害もともに絶大であります。この淀川の水源には面積七百十七方キ……
○内村清次君 この政府から提出されました水資源関係の二法案につきましては、この水資源の開発の基本計画と国土総合開発計画との諸計画の関連が、特に深いと私は考えておりますが、昭和二十五年に制定されました国土総合開発法は、これはまあ御承知のごとく経済、社会、文化の総合的見地から国土の保全と水と土地等の天然資源の開発を主眼といたしまして、立法せられておることは申すまでもございませんが、したがって、この水資源開発基本計画をまた国土総合開発の一環として計画されている。そして今回これを実施していこうということに私は解釈いたしておりまするが、この国土総合開発法に規定する四つの計画の中に作成されているものは、わ……
○内村清次君 私は日本社会党を代表して条件を付して本案に賛成する者であります。 提案理由にもありますとおり、本年六月の豪雨災害では横浜、神戸等の市街地がけ地で大きな惨害を起こしました。その原因が丘陵地の不完全な宅地造成の工事にあることから、今回危険の予想される地域の宅地造成工事を規制しようとするものでありますので、私どもも一応賛意を表する者であります。しかし翻って考えますると、このような急傾斜地に粗末な宅地造成が行なわれ、分譲が行なわれたりするということは、政府における宅地開発についての基本的な対策がなく、いたずらに遠隔地に大団地の造成をやり、一般市民には土地ブームに乗った投機の対象としては……
○内村清次君 刷りものをひとつ出して下さい。
【次の発言】 予算関係は当然のことでございますけれども、今までの政府としての準備関係のものを……。
【次の発言】 準備促進の特別委員会ができまして、これは私たちはもちろん準備促進に対しまして協力をしたいという基本的な考え方でいるわけです。と申しまするのは、昨年の選手村の一件にいたしましても相当混乱して、政府の考え方、組織委員会の考え方に相当な混乱があった。先ほど総務長官は、これは全国的な協力を得なければならないというような御発言もありますように、やはり招致をした以上は、国際的な問題でありまするから、その成果が、これは全国民的に非常によかったというよ……
○内村清次君 先ほど組織委員会の津島会長から、特に本委員会に要望する点や、あるいはまた今日までの状況につきましての概略が御報告されたわけでございます。その第一点といたしまして、競技施設の完備促進ということは、これはもう選手村及びまたは競技場を含めまして、その促進に対しましては、私たちも非常な関心を持っていることでございます。この中で、特にこの選手村のワシントン・ハイツの問題が、これは非常な当時御努力によりまして、ようやく解決を見たということで、私たちもその環境の点につきましても、これはもう最上な地点であるという点で、喜んでおったわけでございます。ところが最近の新聞によりまして、またこの代々木の……
○内村清次君 ただいま小平総務長官から報告を聞きまして、ひとまず私たちといたしましても安堵したわけです。もちろんワシントン・ハイツの問題が解決しませんと、これは今回のオリンピックの促進に対しましても、これはもう一番拠点的な支障がある問題でありまして、先般の委員会で私も申しましたように、受け入れをするところの地元側の要求の事項及び、またはその予定されているところの額というものが相当膨大なものでありまするからして、しかもまた体育場の建設の予定というものが喫緊の問題であるという点に思いをいたしまして、非常に心配したわけですが、昨日私も新聞によって、この問題が大体本ぎまりになったという報道を知りまして……
○内村清次君 小平総務長官にお尋ねしたいと思うのですが、三月十六日の当委員会で、戸田の漕艇場の問題につきまして、私は大蔵大臣その他大蔵省方面を中心として質問をしたわけです。その際に、長官も御承知のように、大蔵政務次官が御出席のためにどうも根本的な解決の問題ができないと、こう察知いたしておりました際に、小平総務長官のほうから、まあこの問題はよく閣議の決定の状況も知っておるし、閣議がすでに決定をしておる問題であるから、今後その調整にあたっては、ひとつ努力しようというような発言がなされております。たまたまそういう発言で、私はまあ質問を保留いたしたいと、こういう感じでおった際に、大蔵大臣が来られたとい……
○内村清次君 前の委員会で、資金調達関係につきましては、三十六年度から三十九年度資金調達事業と各見込額という資料が配付されてありますし、また、資金調達額に関する調書というのが資料として出ておりますが、この資料につきましての重要点につきましては、あとで御説明をお願いすることといたしまして、まず、三十六年度の資金調達の実績は一体どうなっておるか、その点から御説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまの資金調達予想のうちで、どうもオリンピック大会の映写関係、その費用がだいぶ少なかったというお話ですが、こういう点は、今回の予定されておりまするオリンピックに対しましても、同じような経験を……
○内村清次君 私は、ただいまの横山君の動議に賛成いたします。
○内村清次君 計画局に、産業開発青年隊、これの発足当時からの人員、それからその方針として技能教育と建設技能者及び海外移住者の養成をやっているということでありますから、その科目、そして建設技能者にどのくらい行ったか、あるいは海外移住者にどのくらい行ったか、これを年次別に出していただきたいと思います。 それから道路局に、今年度の事業費として、一級国道、二級国道、これを国で舗装の状態を、現在の舗装、それから本年度の事業費によっての舗装の伸び、これをひとつ、一級国道は各号線がありますね、それに、何か色分けにして、見やすいようにして出してくれませんか。 それから計画局、これは住宅局も含むと思いますが……
○内村清次君 河川局にひとつお願いしたいのです、資料をね。災害復旧事業費の総額、昭和二十一年から三十六年までと、河川総工事費、それとの対比。その河川総工事費の中に直轄河川、それから中小河川、災害復旧事業の費用を直轄と中小河川。それから小規模河川は中小河川の中に含めて下さい。それとの対比ですね。それからダム工事費、砂防工事費ですね、これとの対比を織り込んでいただきたいと思います。 それから住宅関係で公営住宅、公庫住宅、公団住宅の二月建ての用地の坪数、単価ですね。それから建設に要するところの各費用の何ですか、たとえば家を一軒建てますについて費用はどういうところまで見積もられているか、それをひとつ……
○内村清次君 総括質問は武内君からやることになっておりまして、まあその総括質問の内容の点から問題点を引き出して大臣に聞きたい、かように私は思っておりましたけれども、今回の建設省の予算の問題点のうちに、治水の関係で重要な点が私はありはせぬかと、こう思うわけです。で、そのために先般河川局長から説明をしていただきました。また私が要求いたしました「河川関係事業費資料」これは建設省といたしましては行政の一環ですから、また基本になる問題ですから、この書類は常時お備えになって、そうして河川の治水関係に役立てていただかなくちゃならぬ、かように思っておりましたけれども、何分作業的には若干困難性があったと思ってお……
○内村清次君 関連。ただいま公共土木事業の繰り延べの問題が武内君から提起されております。先ほどの大臣の御答弁では、政府の方針に対して、公共土木関係を受け持っておるところの建設省といたしましては、大臣の説明では、血の出ない範囲内においておつき合いしなくちゃいけない、こうやった御答弁がなされておるのですね。私は先ほどの武内君の質問の中にもありましたように、三十六年度では七百十一億の繰り延べを大臣は御承認になっておる。この内容の点につきまして、これもやはり武内委員は言及いたしておりまするが、一般会計分としての官庁営繕は十三%、それから河川道路関係の公共事業が五・三%、こうやった繰り延べを御承認なさっ……
○内村清次君 ちょっと関連して。宅地問題につきましては、従来大臣も就任以来本委員会でもたびたび問題になったことをよく御存じのはずと思います。私もこの委員会に参りましてもうすでに三、四年たっておりますが、当時から住宅建設を含めて宅地の問題というものが問題に供されておるわけです。ただいまの御説明によりましても、当時この投機の対象となっておるんだと、あるいは宅地の高騰が住宅の建設にも、あるいは都市建設の上についても非常に障害になっておるという事態は、これはただ近年の問題ではないと思うのですね。やはり相当前から予測してこれに対する宅地行政というものを確立しなければならなかったのではないかと思います。ど……
○内村清次君 私は一昨日のこの委員会で、中村建設大臣に宅地の問題につきまして質問をしたわけです。大臣の総括的な御答弁の結論としては、建設省の方ではこの国会に組織法としての宅地制度審議会の法律を出しているのだから、あげてここでひとつ宅地の問題を解決したい、そうして検討した上において法律案として国会に出すというような御答弁であったわけです。私たちの考えといたしましては、当時申しましたように、宅地の問題というものは従来この委員会でも相当やかましく政府のほうに早く法案を作って、そうして抜本的な解決をして、住宅の建設に対して支障のないようにしてもらいたい。しかもまた宅地の高騰に対してその抑制策を根本的に……
○内村清次君 今回の改正で宅地造成等規制法が、この前の国会で、この委員会で可決したわけです。その附帯条件として勧告をしたもの、こういった勧告をして、宅地や建物の建てかえをやるというようなものに対しての防災工事ですね、これの工事に対しては、やはり政府の方でも、地方公共団体の方でも補助金かあるいはまた金融、融資をやって、その勧告が早い期間で履行できるような態勢を整えなくちゃならないというような附帯決議もつけたわけですね。この趣意に基づいて、今回この住宅金融公庫法の一部改正の中に、その条項も加えられたと思いますが、問題は、先ほどの逐条説明の中にもあったように、貸付金の限度というものがあるわけですね。……
○内村清次君 ただいま田中君の発言によって、これは理事会をお開きになるだろうと思うのです。その際に、私として特に要望しておきたいことは、先ほど村上氏から言われましたが、衆議院のスケジュールでは、大体この公団設立を希望しておる側の方々が、多く参考人になっておる。これではとても、田中君の要求とは違うし、また私たちといたしましても、現地の状況などをやはり十分調査をしたいという希望があります。また住民の気持も聞きたいという希望がありますし、その過程において、たとえば建設大臣に質問をして、そうして公団の設立に、何ゆえ大蔵省のほうで反対をしたのか、あるいはまた私たち委員といたしまして、その他の公団があるの……
○内村清次君 委員長に私は質問したいと思いますが、ただいま、この法案の審議の過程におきまして、先日のこの委員会におきましては、ぜひ現地を調査し、同時に現地の利害関係者の意見を十分聴取するところの方法をもって公聴会を開く、その回数においてはこはれ私から最低の回数を提議をいたしたわけです。そこでただいまの委員派遣の承認についてお諮りをされたわけでございまするが、もちろんこの問題につきましては、理事会において委員会の各委員の気持を尊重して、理事会において決定をするという方法を委員長においてとられたと思う。しかし仄聞するところによりますると、いろいろな事情があって派遣するところの委員数も少ない、それか……
○内村清次君 私ども村上、徳永、武内、田上各委員と三月五日から三日間、阪神高速道路公団法案の審議に資するため、大阪及び兵庫県地区の交通事情の視察、並びに都市高速道路計画に伴います地元関係者の意見を多数聴取いたしまして、昨夜、帰って参りました。 以下、調査の概要を申し上げたいと存じますが、現地の交通事情につきましては、すでに御賢察のとおり、車両による交通障害は東京とほぼ同様でありまして、大阪の商業中心地はむしろ東京よりはなはだしい状況を呈しておりまして、ここにあらためて詳細を申し述べますることは省略させていただきたいかと存じます。 地元関係者の意見聴取につきましては、大阪地区については国際観……
○内村清次君 これは住宅局長でけっこうですが、宅地の造成等規制法によるところの勧告また命令を受けたところの宅地防災工事を行なう者に対して、今回貸付金をやるということになっておりますね、そうするとその限度は政令で定めると、こう書いてあるのですが、その政令はどういうふうな内容を持っておるのですか、その点ひとつ。
【次の発言】 そうするとこの貸付金を受ける場合、条件というようなものがありますかどうですか。そしてまた一体どれくらいの予算措置というものを政府のほうでは考えておるか。その額をひとつ知らして下さい。
【次の発言】 予算の総額はどれくらい考えておりますか。
○内村清次君 先般私たちは委員会の要望に従いまして阪神地区の今回出しておりまする高速道路公団の建設予定地、または自動車の輻湊状態につきまして視察してきたわけでございます。特に重点を置きましたのは、利害関係者の意見を聞くということでございました。そこで、大阪におきましても神戸におきましても、関係者の意見を十分聴取したわけでございますが、その意見の中から総合いたしまして、その重点とされました点につきまして、私が感じましたことを代行しつつ御質問申し上げたいと思うわけでございます。 第一点といたしまして、これは各意見を公述せられました方々が異口同音に申されました御意見の中に、大阪及び神戸市を中心とし……
○内村清次君 現在前払い保証事業を行なっている北海道、東日本、西日本の三保証会社の最近の保証の状況、それから保証基金積み立て計画、こうやった点をひとつ具体的に説明してもらいたいと思うのです。
【次の発言】 それから最近の工事の保証金の弁済の状況、これをひとつ。それと工事完成保証人に対する支払状況。
【次の発言】 この改正案で保証基金を廃止するということになっておりますが、その理由はどういうわけですか。
【次の発言】 附則第二、「この法律の施行の際現に積み立てられている保証基金については、なお従前の例による。」とありますが、この「従前の例による。」ということはどういうことですか。
○内村清次君 経済企画庁が設置法を改めて水資源局を設けようとされておりますが、その機構はどういうふうに構成されていくか、また公団業務の関係はどう処理されていくか、この点につきまして御説明願いたい。
【次の発言】 これは私たちもこの法案を審議いたしまして、その内容の点からいたしましても企画庁のほうが窓口になる、こうされておりますならば、やはりこれを総合的に調整をしていくという見地から必要だ、こう私たち思っておるのです。たまたま最近臨時行政調査会ですか、調査会ができて、それで機構の大きな改革は見合わせていくというような関係も流布されておりますけれども、これとの関係で今国会でこの法案提出されておりま……
○内村清次君 これは立案をせられました建設省が、この法律を作るにあたりまして、まずその基本的な考え方、いわゆる地下水の法的地位、位置というもの、これをどういうふうにお考えになっておるか。私が、この地下水の問題については、既往において工業用水法、それから温泉法、この二つの法律がむしろその地下水を擁護し、保全する立場において立案されておる。たまたま新潟の問題が起き、それから最近大阪附近の地下水の問題が起きている。そしてこの地下水というものをむしろ保護すると同時に、いわゆる公共の福祉に害を及ぼすという問題になってきたわけですね。だからしてこの地下水を基本的には保護をしていくのだけれども、その害の部分……
○内村清次君 先ほど田中委員の質問で第四条の「新設の制限」の第一項で、「ただし」その許可を与えた事例、これ大体のお話では二件だけあったのだ。本来ならば二十七件の許可事項があったのだけれども実際は二件だけで済んだ。だから三十六年に改正した後においては相当東京都の制限によって人口の過密を防止することができたんだと、こういう説明があっておりますけれども、この許可ということは、許可するたとえば行政官庁の意思に基づくのであって、そうしてくると、せっかくの制限というものがザル法的な性格を帯びてくるというようなこともなきにしもあらずと。そこで、今回の改正ではむしろその許可ということを、さらに制限をしていくと……
○内村清次君 それから資料として首都圏整備のパンフレットがあるでしょう、整備委員会のほうから出ている、それをひとつ出していただきたい。
○内村清次君 ちょっと関連して。今あなたの御答弁をずっと聞いておりますと、この罰則規定において前例があるのだ、事業法的なたとえば土地区画整理法あるいはまたは市街地の改造法、先ほどあなたは下水道の問題も出しておられますが、土地区画整理の問題は、これは都市計画法に基づいてその区域内の土地に対しては、それは公共の問題から整理事業をやるのだということですね。そして市街地のほうは、主体としては道路の拡幅という問題が大きな問題として、そしてそのあたりにあるところの住宅、家屋に対しましては、これはその所有権をよく尊重しながら、そして納得をいかせて住宅の改造もやるのだ、こういう問題があるわけですね。下水道もそ……
○内村清次君 第二条に、(保存樹等の指定について)、国、地方公共団体の管理にかかるものを指定の対象から除外しておりますですね。これはどういう理由からしたものか。国や地方公共団体の樹木保存の観念というものが、除外によって薄らいでくるのではないか。民間にだけ拘束するということは少し不均衡になるようなおそれはないかどうか、こういう点につきまして御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今説明者の御説明を聞きまして、大体国及び地方公共団体というものは、こうやった保存樹林の保存をするのだ、そういう観念は十分徹底しておるんだ、というその前提のもとにあられるわけですね。
○内村清次君 ちょっと関連で。今大臣が答弁する前、これはやはり一つの今後の道路政策に関連して参りますが、ただ局長に戸塚新道と横浜新道の建設の経緯といいますか、どちらのほうが先にやって、そしてどちらのほうが何年ぐらいおそくやったか。これによって私ははっきりすると思うが、おわかりですか。
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