内村清次 参議院議員
1期国会発言一覧

内村清次[参]在籍期 : | 1期|- 2期- 3期- 4期- 5期
内村清次[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは内村清次参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

内村清次[参]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 参議院本会議 第14号(1947/07/09、1期、日本社会党)

○内村清次君 登壇をいたします。
【次の発言】 政府が発表しました経済緊急対策と並びに経済白書におきまして、賃金と物價の安定対策に関しまして、労働者の立場から所見を申述べたいと存じます。と申しますのは、賃金物價の安定の仕方は、言うまでもなく勤労階級にとつて最も切実なる問題である。若しこの安定対策が当を得ないとなれば、労働者の勤労意欲を沈滯させるばかりではなくして、経済危機突破並びに産業再建対策を根本的に覆がえす虞れがある重大問題であるからであります。勿論私は賃金、物價を或点で安定させて、インフレーシヨン、いわゆる惡循環を断ち切る必要のあることについては、政府と考えは全く同感であります。併し問題……

第1回国会 参議院本会議 第64号(1947/12/07、1期、日本社会党)

○内村清次君 只今の鈴木君の動議に賛成をいたします。


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 参議院本会議 第10号(1948/11/12、1期、日本社会党)

○内村清次君 本議場に吉田総理が見えておられませんが、如何なる理由でありますか。本決議案は相当重大なものと思いまするので、出席を本員は要求いたします。(「副総理は來ておる」「副総理で分るか」「吉田はどうした」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 私外十七名の発議者を以ちまして、官公吏給與改善に伴い速かに補正予算を本國会へ提出することに関する決議案を提出いたしまして、皆さんの御賛同を得たいと思う者でございます。(「賛成を呼ぶ者あり)先ず決議案を朗読いたします。   官公吏給與改善に伴い速かに補正予算を本國会へ提出することに関する決議案  本院は、國家公務員法改正案の審議に当り政府職員の福祉ならびに利益保……

第3回国会 参議院本会議 第18号(1948/11/30、1期、日本社会党)

○内村清次君 私は日本社会党を代表いたしまして、只今議題になつておりまする政府提出の日本國有鉄道法案に反対を表明いたす者であります。  本法案は、厖大なる日本國有鉄道の複雑なる機構を公共企業体といたしまして円滑に能率的に運営するものといたしましては、余り粗雑なものであり且つ非民主的で、特にその法案の作成経過から見まして未完成の点が多く、又自主的運営に欠陥の多い点は政府みずから認めておるところであります。而も我々の最も虞れておる官僚主義の温存が殊に脱却せられておらない点でありまして、これら官僚主義的條文と幾多の労働者に対する抑圧的規定が特に多く指摘せられておるのであります。即ち我が國経済、政治、……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 参議院本会議 第5号(1948/12/07、1期、日本社会党)

○内村清次君 私は総理大臣及び経済安定本部長宮の施政方針に対しまして、日本社会党を代表いたしまして、総理大臣、安定本部長官、労働大臣に質問をいたしたいと存じます。  先ず首相の施政方針演説を聞きまして第一に遺憾に思いましたことは、その趣旨において、眞に國家百年の大計を憂慮して、一國政治の衝に当るという積極的な憂國の熱情が少しも感ぜられず、その言うところは言動不一致で、而も選挙目あての項目の羅列であつたことを感ぜられたのであります。その趣旨は大別して、当面の國会に対する政府の進退と、その弁明から始まりまして、講和会議促進のための民主主義の確立、生産の増強、綱紀粛正その他の項目が羅列されておりまし……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 参議院本会議 第4号(1949/03/26、1期、日本社会党)

○内村清次君 本員はこの際、本院前副議長松本治一郎氏の公職追放問題に関する疑義について、緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 日本社会党を代表いたしまして、曾て我が党の顧問であり、前参議院副議長でありました松本治一郎氏の公職追放資格審査の問題につきまして、重大なる疑義を持ち、ここに緊急質問をいたしたいのであります。(拍手)  それと申しまするのは、今回の松本氏の公職追放問題に関する政府の態度でございまするが、本日、指名した吉田首相が御出席にならないのは甚だ本員は遺憾とするところであります。松本治一郎氏は、昭和二十四年一月二十五日、殖田法務総裁から、軍國主義、超國家主義團体の役員であつ……

第5回国会 参議院本会議 第7号(1949/04/01、1期、日本社会党)

○内村清次君 日本社会党は小の三つの理由を以ちまして反対を表明いたします。  第一点は、この暫定予算案は、衆議院におきまして、その手続上の違法行爲によつて、成立した予算であるからであります。この暫定予算案は一昨日、即ち三十日の日に衆議院予算委員会を通過するに際しまして、その手続上の違法行爲について野党側から警告を受けたものであります。即ち本暫定予算案は、財政法の重要点の改正を前提として編成せられたものでありますが、然るにも拘わらず、この財政法が大藏委員会においてまだ通過しない前において、政府及び與党は多数を以て予算委員会で押切つて可決しておるのでありますか。ような即ち重大なる予算案を多数によつ……

第5回国会 参議院本会議 第20号(1949/04/28、1期、日本社会党)

○内村清次君 私は日本会社党を代表いたしまして、只今議題となりました國有鉄道運賃法の一部を改正する法律案に対しまして反対を表明するものであります。  理由の第一点は、本改正案がただ一方的に國民大衆の負担を重加するものであるという点であります。政府の説明によりますると、國鉄特別会計の独立採算を二十四年度において強行するため、十二万人の整理、経費の節約、不用物品の拂下げをして、且つ又尚約二百三十億の赤字が残るものとして、この赤字を旅客運賃の六割値上によつて補填しようといたしておるのであります。旅客運賃は貨物運賃に比較いたしまして國民大衆が直接日常負担するものでありまして、特に定期券などはその割引率……

第5回国会 参議院本会議 第29号(1949/05/18、1期、日本社会党)

○内村清次君 私は本決議案に対しまして賛成をするものであります。敗戰以後、日本民族の自信が青少年層に失われておりまする傾向がややもすれば見受けられまして、且つ又軍國主義の除去という大手術の反動といたしまして、却つて青少年層の間に文弱的文化の醜い傾向を助長さしておりますることは、その將來につきまして職者のひとしく憂慮するところであります。この現状に照しまして、この際、曾てのごとき軍國主義的なものは一切強く除去すべきことは勿論でありまするが、併し公正にして品位高き集團的公共心を養い、且つ又青少年の体位、氣力の充実向上を図るために、スポーツの振興は誠に緊急なことであると思うのであります。今般幸いにも……

第5回国会 参議院本会議 第36号(1949/05/27、1期、日本社会党)

○内村清次君 私は只今議題となつておりまする行政機関職員定員法案につきまして、最終段階であり、且つ重大なる時機でありまするからして、更に政府の所信を質しまして、ここに明確にせんとするものであります。  終戰後我が國は戰災のどん底から立上りまして、乏しい資材の中で、困難なるインフレ下にありまして、経済復興に努力し、今日相当の生産が回復いたしておりますることは、連合國の対日援助によるところ誠に大でありまするが、併し基本的には、残された我が國の労働力、即ち勤労大衆、特に労働者の日夜の努力によるものであるということは万人の認めるところであります。(拍手)吉田総理大臣は過日の施政方針演説におきまして、特……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 参議院本会議 第2号(1949/10/26、1期、日本社会党)

○内村清次君 本員はこの際、賃金ベース及び定員法改正に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 この際、議長にお尋ねいたしますが、本員が質問いたさんとする問題は重要であります関係で、首相の吉田総理の出席を求めておつたのでありますが、今朝方では病気であるとの通告であり、先程では関係方面に行かれたというような通告でありまするが、一体この問題はどれが本当であるか、その真疑の点を明確にして頂きたいと思います。
【次の発言】 私は公務員給與ベースの改訂及び定員法の問題につきまして、関係各大臣に緊急の質問をいたしたいと思うのであります。  現下の経済情勢は、生産も漸く戰前の七十%に達しまして、……

第6回国会 参議院本会議 第3号(1949/10/28、1期、日本社会党)

○内村清次君 先程の吉田総理大臣の御答弁の中に、私が質問いたしました最も重要な点に対しての御答弁が外れております。この点は只今国鉄労働組合がいわゆる給與ベースの問題につきまして調停委員会にかけておりまするが、これは公労法に從つて調停委員会にかけております。調停委員会のいわゆるその調停に対しまして、労働組合はこれを不満ながら受諾しておる。当局はこれを拒否しておる。そうして見ますると、この公労法によりまして当然これは仲裁委員会にかかつておる。仲裁委員会はこれは二十六條によりまして、この構成の、即ち委員の方は総理大臣自身が委嘱して三名の委員の方にこの仲裁をさせられるわけでありまするが、この総理大臣み……

第6回国会 参議院本会議 第20号(1949/11/28、1期、日本社会党)

○内村清次君 私は只今問題となりました日本国有鉄道法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして反対の意見を申述べたいのであります。  反対理由の第一点は、大蔵大臣の権限についてであります。この改正法案におきましては、公共企業体としての経理の重要なる部分の大半の権限が大蔵大臣に握られておるのであります。国有鉄道は申すまでもなく独立採算制を決前としておる公共企業体でありまして、従つてその公共性を活かしつつ、又独立企業としての妙味を発揮するという公共企業体の実を挙げることがその目的でなければなりません。故に公共性の責任は運輸大臣に、企業体としての責任は国鉄総裁に、哉に国が負うべ……

第6回国会 参議院本会議 第22号(1949/11/30、1期、日本社会党)

○内村清次君 私は日本社会党を、代表いたしまして、只今議題となつておりまする通運事業法案に対しまして反対の意見を申述べたいのであります。  日本社会党は、本来日本通運株式会社といたしましての独占企業体を解体して民主化することには賛成するものでありまするが、併しそれには三つの條件を基礎とするものでなければなりません。即ち第一には、通運事業の社会化を強化することであります。  第二には、日通の運営に全国的な計画性を持たせることであります。第三には、航去の運送事業にありましたごとき濫立や、混乱や、又腐敗不正を今後絶対に起すようなことのないような組織に編成することであります。  以上の三点を必要條件と……

第6回国会 参議院本会議 第23号(1949/12/01、1期、日本社会党)

○内村清次君 日本社会党は、政府の提出いたしました国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案に対しまして反対を表明するものであります。  理由の第一は、国有鉄道及び海運事業は公共企業としての特性を持つものでありまして、運賃は物価政策の重要なる基礎となるものであります。そうでありまするから、貨物運賃は十分に経済政策、物価との調整を考慮に入れまして決められなければならないのであります。勿論国鉄並びに海運の運賃は、政府の説明するところによるまでもなく、輸送原価よりも低廉でありますることは、国鉄赤字の主因であるということも認めるものであります。併しながら運賃は先程申しましたごとくに物価政策の基礎でありまする……

第6回国会 参議院本会議 第25号(1949/12/03、1期、日本社会党)

○内村清次君 本員はこの際、国鉄職員の給與改訂に対する仲裁委員会の裁定について緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 昨十二月二日発表されました国鉄公社職員の給與改訂に対する公共企業体仲裁委員会の裁定につきまして、特にこの際、大蔵大臣、運輸大臣、労働大臣の所信をお伺いしたいと思います。  即ち裁定の結論は次のごとくであります。   本委員は、右当事者間の賃金ベースの改訂及び年末賞與金の支給その他に関する紛争につき次の通り裁定する。  一、賃金ペースの改訂は差当り行わないが、少くとも経理上の都合により職員が受けた待遇の切下げは是正されなければならない。  二、前項の趣旨により、……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 参議院本会議 第5号(1949/12/17、1期、日本社会党)

○内村清次君 本員は、この際、国鉄裁定に対する緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 大蔵大臣が出席されておりませんが、この問題は大蔵大臣とは非常に重大な関係がありますので、議長から出席を……。(「次会」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 私は国鉄仲裁裁定に関しまして関係大臣の所信をお伺いしたいのであります。  去る十二月二日発表せられました国鉄公社紛争に関する仲裁委員会の裁定を中心といたしまして、政府の無理解、無誠意の態度に対しまして、全国の民主的労働組合は、政府みずから法を破るがごとき暴挙に対しまして、挙げて隠忍自重の限界に達し、合法的労働運動の終局であるとして、今や一触即発の……

第7回国会 参議院本会議 第20号(1950/02/27、1期、日本社会党)

○内村清次君 本員はこの際、国鉄仲裁裁定に関する東京地方裁判所の判決に対する政府の処置に関して緊急質問をすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 私は去る二月二十五日、国鉄裁定に関する東京地方裁判所の判決と、これに対する政府の態度につきまして緊急質問をいたしたいのでございます。  本判決は、平和的、合法的運動を原則とする労働組合は勿論、国民ひとしく注目待望して、国際的にも日本の労働運動の前途に一つの道を與えたものでありまして、権勢に屈せず、極めて明快に公正に正邪を処断いたしましたものでありまして、司法権の独立尊嚴のために誠に欣快に堪えないところであると思うのであります。  判決は主文にお……

第7回国会 参議院本会議 第32号(1950/03/24、1期、日本社会党)

○内村清次君 本員はこの際、国鉄に対する仲裁委員会第二次裁定に関する政府の態度について緊急質問せすることの動議を提出いたします。
【次の発言】 国鉄に対する仲裁委員会第二次裁定を含めまして、裁定制度そのものにつきましての政府の態度についてお聞きしたてのであります。即ち政府が第一次国鉄裁定の拒否、更に東京地方裁判所判決の上訴、及び今回の專売公社裁定の承認など、そのとつて参りました態度につきましては、全くそこには理論的な一貫性が欠除いたしておりまして、その場その場の御都合主議で終始いたされておるところにつきまして、国民輿論は勿論といたしましても、我々も大いに不満があるのでございます。法の権威から申……

内村清次[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院1期)

内村清次[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 運輸及び交通委員会 第1号(1947/07/04、1期、日本社会党)

○内村清次君 只今の小林委員の動議に贊成いたします。

第1回国会 運輸及び交通委員会 第3号(1947/08/11、1期、日本社会党)

○内村清次君 鑛工業の委員長の方からの報告によりますと、先ず從業員の方で六〇%の怠業状態があるのだ、こういうように御報告になつているようでありますが、この問題は非常に重大なことでありまして、先程の政府の説明では從事員の怠業状態はないということでありますが、我々といたしましてこの状態を實は實地に行つて十分に見たいというような氣持もするのでありまするが、北海道は御承知のごとく遲配缺配がひどく、六十日間も續いておつたというような状態であつて、その間においてこの惡條件下に從事しているところの從事員の苦勞というものも相當重大ではなかろうかと思うのでありますが、これに對しましてのいわゆる運輸當局として從事……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第4号(1947/08/13、1期、日本社会党)

○内村清次君 第七章の「海難審判所の裁決に對する訴」というところの五十三條に「高等海難審判所の裁決に對する訴は、東京高等裁判所の管轄に專属する。」。この東京高等裁判所の管轄に任せたということは、これは明らかに刑事訴訟法を準用していわゆる地方裁判所の方に任せるというようなことに解釋してよいわけですか。それと同時に地方海難審判所の裁決に對しては訴を提起することができないかというようなことが書いてありまするが、この意味はどういうのですか。
【次の発言】 そうすると高等海難審判所の裁決に對してはこれは司法權に任せるという途が開かれている。併しながら地方裁判所の判決に對してはどこまでもいわゆる海難審判法……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第5号(1947/08/19、1期、日本社会党)

○内村清次君 運輸當局が今囘國有鐵道の實相報告を發表されまして、鐵道の經理の状態を明かにされて、現在のなみなみならんところの經營の苦心を訴えられました態度に對しましては了といたしまするが、その内容の點において二、三質問をしたいと思います。  その第一點は鐵道が國民への最も大きなサービスは輸送の増強であると思いますが、併し白書の第四の輸送面には詳しくその實相を報告されておりまするが、これが打開策についてまだ納得できない點があるのであります。旅客列車キロが七一%に減つて、反對に旅客人キロが三三・三%になつたのであるから、四倍乃至五倍の混雜ぶりであるということがはつきりいたします。その原因はなんとい……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第7号(1947/08/25、1期、日本社会党)

○内村清次君 先程新谷委員からの質問のときに、政府の答辯では、船舶の所有者がはつきりしたものに對してはこの法律案は適用しない、こういうようなお話でありますが、第二條にはいわゆる船主が分明をする、そうして、その公告の日から三ケ月以内になつた、又一ケ月の猶豫期間内に對しては費用を負擔しない、こういうような規定がありますし、又第四條にも「指定船舶の所有者が」云々と書いてあつて、「當該船舶の引渡を請求しなかつたときは、管海官廳は、その適當で信頼するに足りると認める」者に引渡す、こういうようなことにも書いてありまするが、どうもまだその點がはつきりせんわけでありますが、各條文をとにかく一應政府委員の方で説……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第8号(1947/08/28、1期、日本社会党)

○内村清次君 白書によりますと、運輸省が今度の鋼材が千百二十萬五千トンである、而もこの需要においては、車輛の修繕も、或いは又線路の補修についても、軌道の取替えについても、到底見込がない旨を赤裸々に示しておりまするが、現在の赤字の状態を見ますると、鐵道は戰爭の犠牲によつていわゆる崩壊の状態になつている。これは前の安本の計畫においても、亦商工省の割當計畫においても、全く鐵道に對して需要に充たないところの計畫の杜撰が私は多分にこれに含まれておつたと思う。現在において、安本がいわゆる傾斜生産を重點に置いて、石炭三千萬トンを是非とも獲得しなければならんという一應の計畫を立てているけれども、石炭が出ても輸……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第9号(1947/08/30、1期、日本社会党)

○内村清次君 白書の三十六頁でありまするが、この白書において、運輸當局は、現在國鐵の人員は決して過剰ではない、又勞働協約の面や戰災復興の面においても、輸送確保の面においても、不足するという部分があると、こう言つておらるるのでありまするが、一般にこの鐵道の合理的經營、又獨立採算制へというような問題が起つて參りますると、やはり第一に從事員が過剰ではないか、これを整理せなくちやならないというような、まあ公式論的なことを言われる向きも實は度々耳にするのでありますが、この白書の中にありまするように、從事員の絶對數というものは昭和十一年を百として二十一年が二百五十三%になつておる。この状態からしていわゆる……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第10号(1947/09/18、1期、日本社会党)

○内村清次君 今囘の關東地方の風水害は現下の我が國の現状に照しまして誠に深刻、影響の非常に大なことに對しまして遺憾でありまするが、就中鐵道の被害は、被害縣は勿論といたしまして、人心の動搖又全國産業及び食糧など民生の安定に及ぼすところの影響というものは非常に大でありまするが、この復舊が最も急ぐべき緊急な問題であると思います。で日夜復舊に從事しておられるところの當局及び從事員の方々の勞苦に對しましては衷心感謝の意を表する次第でありまするが、この從業員にして今囘被害、即ち死傷者に對して十分なる慰弔が施されておつたかどうか、又死傷者があつたかどうかということと、罹災家族の點に對してはこれは國家全體とし……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第11号(1947/09/25、1期、日本社会党)

○内村清次君 内務省解体に伴いまして、從來内務省の所管事項でありましたところの道路運送の諸機構が運輸省に移管されまして、陸上輸送の一元化がなされましたことについては、本員も賛同するところでありまするが、本道路運送法の成立に伴いまして、陸上運送の万全を期することができるかどうかという点、それから未だ多少関係の所管と併立してところの法規があるために、その機能が運用の円滑を欠くというようなことがありはしないかどうかという、この間の事情を詳しく承わりたいと存じます。  それから次に、現在自動車行政につきましては、内務省所管を引継がれて実施されておられますが、現場行政の面において、その機能及び実際運営を……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第15号(1947/10/07、1期、日本社会党)

○内村清次君 本道路運送法案の重要骨子でありまする第十二條の免許基準の點でありまするが、この點につきましては先般小野委員から私の質問せんとするところを妥く質問されたのでありまして、この基準の設定が、妥當な基準の設定が直ちにこの民主的な事業意欲に燃えているところの業者の選定につきまして、又事業意欲につきまして非常に至大な關係があると存じますが、この基準がまだ政府當局においても決まつておらないというような答えであつたのであります。ついては先ず法案を審議中においてその大綱でもいいのでありまするが、これをお示しになる意圖があるかどうかということをお尋ねしたいと思います。  それから第十八條の公共の福祉……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第16号(1947/10/10、1期、日本社会党)

○内村清次君 自動車行政の將來の見通しにつきましては先程伺つたわけでありまするが、ただここに戰時中に弱小民間営業者を組合いたしまして一縣一社というような会社が存続しておりまして、その会社の営業状態からいたしまして、現在の手持車輛中において修繕車が相当数ある。而もその修繕車に対するところの手当の修繕機関においても、先程御説明がありましたように資材が不足である。或いは又工場の能力においても制限がある。かような状態からいたしまして有効に使用するところの車輛が非常に少い。そのために運轉路線の運轉状態においても非常に民間の物資輸送に困つておる。こういうような関係が生じておる向も聞くわけであります。このた……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第18号(1947/11/04、1期、日本社会党)

○内村清次君 運賃問題につきましては後で運輸大臣の御出席を待つてお尋ねしたいと思うのでありますが、ここで國鉄從業員の待遇改善の問題についてお尋ねいたします。先般全逓從業員組合におきまして、東京地方の方で集團欠勤があつた、これに対して政府からの声明もあつたというようなことで相当社会的にも衝動を起したような現状であつたのでありまするが、勿論この全逓の組合におきましても、國鉄の組合におきましても、現在中労委に提訴中の問題でありまして、労調法によるところの正当な爭議権の獲得はまだない、こういうふうに考えておる者でありまするが、この現情においての発生事であるからして、私はこの是非についての論は先ず差控え……

第1回国会 厚生委員会 第6号(1947/08/07、1期、日本社会党)

○内村清次君 発議者に御質疑申上げますが、第一点といたしましては、青少年禁酒法の問題は、相当以前から社会問題として論議されたのでありまするが、この二十五歳以下の適用者に対するところのこの禁酒法というものは相当当時から世論の反対があつたのであります。そのために今日まで実施ができなかつた、こういうふうに思うがこれに対するところのお考えはどうであるか、この点を第一点としてお伺いいたしたい。  第二点としては、青年禁酒法案の第二條には、年齢を二十五歳と限定されたのでありますが、この二十五歳ということの法的論拠は、これはどこに目的があるのであるか。  それから第三点といたしましては、第四條に刑罰規定が設……

第1回国会 厚生委員会 第16号(1947/09/20、1期、日本社会党)

○内村清次君 小林誰ですか。

第1回国会 文化委員会 第5号(1947/10/02、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長外議員(内村清次君) 紹介議員内村清次であります。天草島各種観光施設促進に関する請願につきまして御紹介を申上げます。天草島は、九州の熊本縣に位しまして、宇土半島と一衣帯水を以て続く大小百余の群島から成つておるのであります。九州本土との間には、八代海、有明海の二海を抱きまして、一つは不知火の傳説を秘めた島々の彼方に肥薩の連峯を望み、一つは天草松島を配しまして雲仙岳を望みまして、山陽のいわゆる雲仙山耶の雄大無比な天草洋の巨濤がその裾を洗つておるのが、天草風景の大観であります。由來天草は、曾て西洋文化の門戸でありまして、日本におきましてキリスト教文化の発祥地であります。天草学林の存在と、天草……

第1回国会 文教委員会 第9号(1947/10/01、1期、日本社会党)

○委員外議員(内村清次君) 紹介議員の内村でございます。熊本市に綜合大学を設置しますることに関しての請願につきまして、その趣旨を申述べます。新学制が実施せられますに当りまして、教育の機会均等は必然的に学校の地方分散を招來しまして、國民文化の昂揚は勿論、学問の権威の尊重となりましたことは、誠に慶賀に堪えないところであります。思いまするに、眞の文化國家の建設は、高度の科学技術の薀奥を攻究する最高学府の力によつて、最もよく合理的に推進せられるものであることは申すまでもないと存じます。ところが北九州にはすでに福岡に綜合大学が設置せられまして、着々として文化の建設に実績を挙げておるのでありまするが、將來……

第1回国会 文教委員会 第12号(1947/11/07、1期、日本社会党)

○委員外議員(内村清次君) 只今御指名を受けました、紹介議員の内村であります。熊本藥學專門學校の復興に關する請願に對して御紹介をいたしたいと思います。  熊本藥學專門學校は、熊本縣熊本市にありまして、明治十八年三月に創立せられました。私立九州藥學專門學校がその前身であります。大正十四年一月に昇格したしまして、文部省直轄の學校に加えられまして、今日に至つたのであります。東日本におきまする富山藥學專門學校と共に、我が國唯一一つの獨立の官立藥專といたしまして、多數の藥學技術者を世に送つて、その聲價を謳われて來ておるのであります。  由來藥專は、藥事法の指向しまする三大目標でありまするところの、調劑に……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 運輸及び交通委員会 第11号(1948/06/30、1期、日本社会党)

○内村清次君 七月一日からの、運輸当局が発表した新ダイヤについて、この経緯において組合との話合いが、どうも縺れておるような状態が露呈されておる。組合の言い分としては、この新ダイヤの決定は当局の一方的な決定であつて、その間において当局は規定を改正して保安度を低下しておる、又人員の面においても、労働基準法その他現在の人員の不足をカバーするためにも、規定を改正しておる。こういうふうな状態では新ダイヤの運行というものは決して円滑に行かないからして、これは現行ダイヤでやるべしというような指令を発した事実があつて、併しながら昨夜においてその指令はどういう関係か取消されておるのであるが、その間において当局も……

第2回国会 厚生委員会 第3号(1948/05/06、1期、日本社会党)

○内村清次君 三月六日、七日長崎縣における視察状況を報告いたします。  私は長崎縣の厚生並びに衞生行政の状況を次の三つの角度から視察したのでありまするが、その一つは関係法規の普及徹底の状況、特に第一回國会にて審議可決しました法規の浸透状況、縣行政の機構の合理性、その二つは行政の効果及び現在困難している問題及び將來への希望の点、その三つは縣の特異性と各社会施設の実施状況等でありました。  第一の点は、関係官の熱意ある指導、連絡、普及によりまして、他縣同樣概して効果あるところの実績を示しておりました。  第二点でありまする行政の効果は、原子爆彈の被害地でありまして、戰災都市でも相当被害の盡大であり……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 運輸委員会 第3号(1948/11/16、1期、日本社会党)

○内村清次君 七月から八月を中心といたしました鉄道輸送の秩序が保たれなかつた事件につきまして、実は前回の委員会におきまして、私質問をしたわけでありまするが、これも六月の二十九日に、今回の七月一日からのダイヤ改正が、組合との交渉において、どうも妥結点に入つておらない。而も又この状態を以て行なつたならば、必ず將來において、鉄道の一番重大である正確及び迅速、安全という見地から逆行したような程度の下に、いわゆる労働の強化と保安度の低下の下に、今回のダイヤ改正ということは施行せられつつある、その状態に鑑みて、先ず根本的な対策を作らないと、將來輸送関係において重大なる事態が起るであろうということを、本委員……

第3回国会 運輸委員会 第6号(1948/11/24、1期、日本社会党)

○内村清次君 質問は一人々々にやつて行きますか、その都度……。
【次の発言】 堀木さんにお伺いいたしますが、先程の口述の冒頭に、今回のこの法案につきまして、先ず職責の労務関係、即ち労働問題は、一應公共企業体労働関係法案に規定してあるからして、それでよいのじやないか、こういうようなお説を伺つたようですが、勿論これはマ書簡の中にもありましてもいわゆる罷業権あたりの制限があります。勤労者の基本的人権をそうやつて抑えて、而も又公共企業体労働関係法案、又その他いろいろの基準法あたりで護つておるものも相当制限を拡大しておるようです。こういうような関係で、この厖大な企業体が今後非常にスムースに、而も民主的に……

第3回国会 運輸委員会 第9号(1948/11/29、1期、日本社会党)

○内村清次君 先般運輸大臣がこの委員会で日本國有鉄道法の提案理由を説明されたましたときに、私大臣に特に一言聞きたいわけですが、その問題は、今回マ書簡の中に、現在の國鉄の組織を公共企業体の方に組替をし而もそれをやつた後、公共性に立脚をしてそうして能率的な運営をやるというような、これは法案の目的にもあります通りであつて、この能率的な運営を遂行するには、やはり現在の六十万の從業員の能率的な働きが特に必要である。そのためにはこの法案の全貌が分つたならば内示をしてそうして而も又この法案の中には、相当職員の任免につきましても、或いは又労働條件についても規定してあるからして、やはり一應は内示をされたかどうか……

第3回国会 運輸委員会 第10号(1948/11/30、1期、日本社会党)

○内村清次君 私は日本社会党を代表いたしまして、政府提出の日本國有鉄道法案に反対を表明いたす者であります。以下その理由を申述べます。  本法案は、厖大なる日本國有鉄道の複雑なる機構を円滑に運営するものといたしましては、余りに粗雑であり、且つ又非民主的である。特にその法案の作成経過から見ましても、法案そのものも実に未完成な点が多く、公共企業体の能率的且つ自主的運営上に欠陥多き点につきましては、審議過程に政府みずから認めておるところであります。而も我々の最も虞れる官業における官僚主義の温存が殊に脱却されていないことであります。この法案が当初に目標といたしまする能率的な運営も、ただ單なる空文に終るの……

第3回国会 予算委員会 第1号(1948/11/08、1期、日本社会党)

○内村清次君 附け加えまして……、只今の岡田委員の案は、只今決定いたしたのでありますが、それに附加えまして、官公職員と給與ベース、それからこれに関しまして、人事委員会の算定の状況や、或いは大藏省のこれが算定の状況、又政府がいつこれを提出するかというような時期につきまして、政府の説明も一應聞きたいと思いますからして、これも併せて一つお諮りを願いたいと思います。


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 運輸委員会 第閉会後1号(1949/08/01、1期、日本社会党)

○内村清次君 この委員会は午後はこれでしまいですか。
【次の発言】 近い中に委員会を開かなければならん氣運がありますか。
【次の発言】 近い中に開かれれば、今日の委員会はこれで終りにして頂きまして、先ずその資料の提出を一つ、近い中に開かれるまでに運輸省の行政整理の整理基準、それを書いて置いて下さい。それから退職金の基準各局別職種別整理人員、男女別にした各局別の管理部別新定員表、それから救済された人員及び就職先、それを一つ出して下さい。

第5回国会 運輸委員会 第5号(1949/03/29、1期、日本社会党)

○内村清次君 この際委員長にお願いしたいのですが、これは又本多國務相にもこの私の発言をよくお聞き取り願いたいのでありますが、先程からの御答弁によりまして、まだ閣議においても最終決定はいたしておらないし、案の内容についても具体的な御説明もないので、こういうようなことでありますれば、先程委員長が言われましたような、即ち委員会において是非この問題は一應お諮り願つて、そうしてその委員会のいわゆる今日の意見を如何に消化されたかというようなことを一應一つ説明を願つて、そうして最後の決定をして頂きたい。ここにおきまして委員長の方では、一つこの閣議の最後の決定になる前に連絡をとつて、この委員会を再度開いて頂き……

第5回国会 運輸委員会 第12号(1949/04/28、1期、日本社会党)

○内村清次君 國有鉄道輸筒法の一部を改正するところのいわゆる旅客連賃六割値上に対する法案が今最終段階に來ておりますとこに、一言運輸大臣にその所信をはつきりと明確にして頂きたい問題であるのであります員。それは本二十英年度の一般國家予算及び鉄道の特別会計予算で見られまするように、特に鉄道の一般会計予算の総額におきまして、いわゆる六月一日から移行するところの公共企業体、この性格におきましても、やはり國家の予算と決算その他は繋がつておるものであります関係で、今回の予算におきまして特に強行せられようとしておりまするところの國鉄のいわゆる独立採算、この採算によつて國鉄自体の現在の施設その他の荒判というもの……

第5回国会 運輸委員会 第16号(1949/05/12、1期、日本社会党)

○内村清次君 第二條でいう運輸大臣の指名というのは個人別にやるのですか。
【次の発言】 それから今回の引継ぎによつて組合の関係はどうなりますか。
【次の発言】 尚一点御伺いしますが、引継ぎ職員の退職金は、この法案の第二條に出ておりますようですが、どうなりますか、一應御説明を願います。
【次の発言】 運輸省にいたときの十五年、今の例でまあ十五年として、その十五年分の退職手当と、コーポレーションの五年分の退職手当とを合算して貰えるのですか。
【次の発言】 私は前に日本國有鉄道法が成立の当時、種々の点を挙げて反対の意見を述べて置いたのであります。從つてその法律をこの法律案で施行しようとするのでありま……

第5回国会 運輸委員会 第24号(1949/05/22、1期、日本社会党)

○内村清次君 運輸大臣に質疑をします前に先程の委員会で私委員長にいわゆるこの法案の内容に対しては國有財産の拂下げに関して密接な関係があるのだ、而もその所管というものは当然その見地から見れば大藏委員会で檢討すべきである、こういうような空氣が一部にあるが、而も又その空氣というものはすでに大藏委員会においては決議をしているのだ、そうして議長の方にこの議案提出の変更を申出ているということを申しましたところ、委員長はまだということは知らないというふうなことでありましたが、事実その後の経過を聽いて見ますると、委員長の言葉と少し食い違つておるような状況ですが、一体その間の事情をよくお話を願いたい。

第5回国会 運輸委員会 第26号(1949/05/31、1期、日本社会党)

○内村清次君 私は先程委員長がここで申述べられました運輸大藏合同委員会の質疑の打切りという問題につきましては、今出席されました黒田委員におきましても、明確なるその点の意思表示もなし、又各会派の大藏委員の方方の意思も私達は明確でありませんが、その点につきまして委員長といたしまして、大藏委員会の方々と正式にお話合いになつたような経緯がありますか。
【次の発言】 私は只今丹羽委員から公聽会の問題につきまして、御賛成の御意見があつたようでありますが、私もこの公聽会の問題につきましては、この法案自体が公聽会を開く意義が十分にあるという考えの下に、私も強くこの公聽会を開かれんことを委員長に要求する次第であ……

第5回国会 議院運営委員会 第閉会後5号(1949/08/12、1期、日本社会党)

○委員外議員(内村清次君) 参議院で今回議長を通じての、憲法に從いましての臨時國会の要求につきましては、全く民主國会になりましてから初めてのことであります。この時局の認識の点については、新聞の発表の工合から見ましても、又我々が認識しておりますることにつきましても、大体一致しておるようにも考えますが、併しながらただこれはどこまでも新聞紙を通じてのものでありまして、やはり國会の議場においての政府の声明でもなし、又この審議の過程における政府の答弁でもないようであります。実は、この要求につきましては、時局の認識の程度につきましても、やはりこの運営委員会には、内閣の首班者であり、又行政権の責任者であると……

第5回国会 議院運営委員会 第閉会後6号(1949/08/27、1期、日本社会党)

○委員外議員(内村清次君) 八月十二日の議運でしたか、國会開催期日の予定について質問しましたときに、官房長官は廣川君のいわゆる十一月説というものは知らない。それでは一体具体に的大体政府はどれぐらいの見当をつけておるかということについて、大藏大臣は十月の上旬ぐらいというようなお話であつたわけでありますが、大藏大臣は我々が憲法の條章に從つてのいわゆる正式な要求に対して、臨時國会にはどういうふうなお考えで臨もうとしておられるか、その開催日の点についてどういうようなお考えを持つておられるか伺いたい。
【次の発言】 そうすると大藏大臣のお考えは、臨時國会というものは、減税即ち税制の改革が中心になつて重大……

第5回国会 予算委員会 第4号(1949/04/01、1期、日本社会党)

○内村清次君 大藏大臣に質問しますが、第一には、この暫定予算は三十日に衆議院の予算委員会を通過するに当つて、その手続上の違法行爲について野党側から警告を発しておるのでありまするが、その警告の要旨は、即ち財政法の今回の重要点の改正を前提としたところの本暫定予算の編成にも拘わらず、財政法がまだ大藏委員会を通過しない前に、予算委員会においてこれを可決しようということは、いわゆる憲法違反である、國会の審議権を無視したものである、こういうような警告を発しておりますが、この点に対して大藏大臣はどんなお考でおられますか。
【次の発言】 只今の御説明を聞きますると、これは一貫して現在の政府の考えであり、又與党……

第5回国会 予算委員会 第15号(1949/04/20、1期、日本社会党)

○内村清次君 第四分科会に付託せられました運輸、逓信、及び労働の三省の所革の昭和二十四年度一般会計、特別会計及び政府関係機関の各予算の審議の経過並びに結果について御報告を申上げます。分科は十八日、十九日の午前、午後に亘り審議したのでありますが、これらの予算の内容説明につきましては省略させて頂きまして、直ちに分科会における質疑應答の主なるものを御報告いたします。  先ず逓信省所管の予算につきましては、行政整理は非現業三割、現業二割ということであるが、予算面はどうなつているかとの質疑に対し、政府当局より詳細な説明がありました。又從業員の給與ベースについて、鉄道省も逓信省も同じような仕事に從事してい……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 運輸委員会 第1号(1949/10/29、1期、日本社会党)

○内村清次君 その四件と言いますのはどれですか。
【次の発言】 私はこの道路運送法に意見がありますが、このいわゆる陸運局分室の地方委讓ということは、根本的におきまして、委員会におきましても、全会一致で反対した問題であるし、先程委員長が言われましたような、いわゆる政令の発行につきましても、これも委員会で止めておるという事態であつた。委員会自体はこの道路運送関係におけるところの自動車の発達というものが一元化されて、全国的に或る水準に達するまでは、どうしてもこれは一元的に助長させなければなりない。而も亦そのうちに含まれているところの資材関係につきましても、相当統制して業界の発達を促進させなくちやなら……

第6回国会 運輸委員会 第2号(1949/11/09、1期、日本社会党)

○内村清次君 只今の御説明でこの四十四條ですが、この四十四條は日本国有鉄道の職員に対して支給する給與については給與準則を定めなければならない。この給與準則というものは、その一事業年度の支出が国会の議決を経た当該年度の予算の中で給與の額として定められた額、これはいわゆる職員に対する給與としてやつていいんだが、その間においていわゆる職員の給與額が変更した場合には、それはどういうようなことになりますか。
【次の発言】 予算措置と申しますると、いわゆる追加予算を国会に提出をして、国会の議決を以てその給與というものが決定するというわけですか、どうですか。

第6回国会 運輸委員会 第4号(1949/11/21、1期、日本社会党)

○内村清次君 本案の提出に当りまして、先ずこの参議院におきまする運輸交通委員会といたしまして、これは相当重大な件だと存じまするが、この点につきまして、政府にちよつとお尋ねしたいのは、これが第三国会におきまして、法律案が可決になりました際に、当委員会といたしましては、この日本国有鉄道が、今後公共企業体として自主的且つ能率的な運営をするために、特にこれは全会一致の要望で要望をした点があるのでありまして、その第一といたしましては、運輸大臣の監督は、日本国有鉄道の業務運営の自主性と高能率とを以て、尊重して行かなくちやならないということ、それから、会計面に対する、即ち今回政府が出しておりまするこの日本国……

第6回国会 運輸委員会 第6号(1949/11/24、1期、日本社会党)

○内村清次君 後廻しにするとおつしやいましたが、運輸大臣が質問のときに御出席があれば、まあそこを委員長の方で確認して必ず運輸大臣を出席させるというような確言があれば別ですが、一般的な質問を分室問題につきましてもしたいと思うのですが。
【次の発言】 只今飯田委員の言つたことに対して、政府のそういうふうに考えているというようなことが、これは大きな問題でありまして、公共企業体の労働関係法の十六條には「公共企業体の予算上又は資金上、不可能な資金の支出を内容とするいかなる協定も、政府を拘束するものではない。又国会によつて所定の行為がなされるまでは、そのような協定に基いていかなる資金といえども支出してはな……

第6回国会 運輸委員会 第7号(1949/11/25、1期、日本社会党)

○内村清次君 運輸大臣に御質問いたしますが、大臣はこの国有鉄道法の一部改正法律案に対しましての質疑に今回まで欠席しておられまして、勿論多忙な点も認めるわけでありますが、重大な問題につきまして質疑ができなかつたのでありまして、この点私遺憾に存じますが、第一この大臣の今回の法律案の説明に当りまして、この公共企業体に移行したところの日本国有鉄道がこの能率的な運営をし、且つ公共の福祉を増進することを目的としておるということをはつきり説明の内容に申されております。そこでこの改正案の出まする根本のいわゆる第三国会におきますところの日本国有鉄道法が制定されるときに、本院といたしましては政府に要望書を提出して……

第6回国会 運輸委員会 第8号(1949/11/26、1期、日本社会党)

○内村清次君 その問題に対して意見があります。私は議事進行でその意見を申上げたかつたのですが、この通運事業法案外二件の関係法案につきましては、これは予備審査の形でありますから次回の運輸委員会にかけて頂くということにいたしまして、先程御提案になりました国有鉄道の運賃法の一部を改正する法律案、これは運賃率の引上でありますから、国民経済に及ぼす影響も大きいと存じます。そこで参議院の議事規則により、即ち六十條及び六十一條にまつて公聴会を開いて貰いたいということを一つお諮りをお願いしたいという点が一つ。そうして先程運輸委員の方から緊急質問が出ておりますから、その点も運輸大臣も出席しておりますので、それも……

第6回国会 運輸委員会 第9号(1949/11/27、1期、日本社会党)

○内村清次君 ちよつとお尋ねいたしますが、今の観光事業の法人でこの法律を適用するような事業はどんなものがありますか。
【次の発言】 そうしますと、この法律案の成立と共に、第一條によつて政令を以て予定するところの法人格に対する助成は、大体どれぐらい政府の方では予定がありますか。
【次の発言】 そうしますと、これは予算の範囲内において政府の方で助成額の決定はいたしましようが、現在の観光客及び又その後の観光客誘致の方法といたしましては、政府の見込といたしまして相当進展するものであるというようなお考えの点につきまして、御所見を伺いたいと思います。

第6回国会 運輸委員会 第10号(1949/11/28、1期、日本社会党)

○内村清次君 第六表の説明をお願いします。
【次の発言】 ただ現行收入を一月から三月まで、鉄道の船舶を含んだ小口扱はこれが六億七千二百万円になると、そうしますと、この値上期間の收入というのは、これはやはり一月から三月までの一・八倍をこれに掛けたのですか。
【次の発言】 そうしますと、四月から十二月、それから一月から三月までの計の三億一千二百十二万円ですかね。これから差引いたのがこの何になつて来ますか。昭和二十四年度の收入になつて来る。これだけのものが……
【次の発言】 この増收額というのは、ただ値上期間の増收額になつて来ますか。
【次の発言】 そうしますと、これに現行收入をプラスしたのが二十四……

第6回国会 運輸委員会 第11号(1949/11/29、1期、日本社会党)

○内村清次君 東洋経済新報社の榎本さんですか、あなたの証言の中に、大体その運賃の値上というのは物価へのはね返りは少しは認めると、はね返りはあるだろうというような御説明であつたようでありますが、一体あなた達の御統計からしましてどれくらいはね返つて来るかという点を一つ、お調べになつておるだろうと思いますが。
【次の発言】 そうしますと資料は運輸省から頂いた、例えばここに提出したやつの資料、それによつて発言が大体そういうふうに集約されておつたようでありますが、そうしますと、その全面的に八割というものは幾らかはね返るということだけは肯定されておりますが、この八割というものを、即ち賃率の点については御意……

第6回国会 運輸委員会 第12号(1949/11/30、1期、日本社会党)

○内村清次君 私質疑に入ります前に、実は希望意見といたしまして申上げたいことがあります。これは決して委員長はこの委員会の進行に当りまして非常に熱心であられることにつきましては私達も同感でありまするが、通運事業法の審議に当りまして、又その以前におきまする日本国有鉄道法の一部を改正する法案の審議に当りましても、実はこの案の重要性を考えまして参議院規則によつて公聽会の要求もいたしたのでありまするが、この点につきまして通運事業法に対しまして、公聽会の点も各委員に諮られた上、これは認められなかつたわけでありますけれども、ただ私が今申述べようといたしますことは、昨日質疑の打切、及び討論に入ります際における……

第6回国会 運輸委員会 第13号(1949/12/02、1期、日本社会党)

○内村清次君 その内容の点につきましては何もお話はなかつたわけですか。どういう内容で……。
【次の発言】 委員長としては運輸委員会で先程も決つたことをおつしやつただけであつて、そうすると、向うの厚生委員会の方ではそのことはもうすでに態度が決定しておるから、それで合同委員会を更に開きたいというようなことがあつたわけですね。
【次の発言】 只今の本多国務相の事情説明ではまだ私納得のできない点が一二点あるのでありまするが、すでに十月の一日に地方委議を決定をするというような空気に際しては、すでに地方においてはその受入態勢を整えておつたということでありまするが、この点と国会の開会が大体九月二十五日頃から……

第6回国会 運輸委員会 第14号(1949/12/03、1期、日本社会党)

○内村清次君 私は社会党を代表いたしまして、この問題につきましては自動車行政の一元化とその円滑な発達を、一貫した目標の下に推し進めて行くという見地からいたしまして、運輸省は出先機関の整理等、政府の方針によるところのこの問題を地方に委讓するというようなことを、而も法規の点につきましても多大の疑義があるのでありまするが、それにも拘わらず、これを国会の開会をも待たずに、強行いたしましたことにつきましては、私達はこの行政が将来におきまして一元的な発達を期待することができないという観点におきまして、反対をいたすものでありまするが、而もその過程におきまして、衆議院におきましてはすでにこの問題は、九月の十二……

第6回国会 予算委員会 第2号(1949/11/21、1期、日本社会党)

○内村清次君 大蔵大臣に質問いたしますが、今回の大臣の財政方針の演説によりますると、先ずとくに注目されますものは、物価の安定と而も亦安定より一歩下つて低物価政策に持つて行こうというような方針が見えておりまするが、併しながら現在の状態では、この実行価格というものはちつとも下つておらない、のみならず補助金や補給金の打切や、いわゆる公定価格の問題や、それから米価、それから運賃の値上というようなこと、又家賃の値上りも四八%も今後見込まれてあるというような点からいたして見ますると、物価の安定、尚進んで政府が意図しておるところの低物価政策の方向とは矛盾するような感じがいたしまするが、これに対しまして我々を……

第6回国会 予算委員会 第4号(1949/11/24、1期、日本社会党)

○内村清次君 吉田総理が今回の施政方針では、我が国の経済は安定したとおつしやつたし、大蔵大臣は安定の軌道に乘つた、そういうふうなことを考えておられるようですが、労働大臣は日本の経済がどういう状態にあるかという点について、先ず一つ御認識の程度を伺いたい。
【次の発言】 この認識の程度によりまして当然所管の労働対策というものが変つて来るのですが、一体労働大臣といたしまして、現在の経済情勢におきまして、この失業者の問題、企業の合理化から来るところの失業者の問題、それから一般国民の生活状態から来るところ公失業者の問題、こういう問題は今後即ち安定の軌道に乘つたと思われるならば、失業者の数というものは今後……

第6回国会 予算委員会 第7号(1949/11/27、1期、日本社会党)

○内村清次君 この資料の提出の点につきましては、予備審査の際に、いわゆる予算委員会が開催されます冒頭において委員長を通じて要求したものでありまして、その時は正式な予算委員会でなくして、説明会の時であります。それは各議員が今度の補正予算に対しまして正確な認識の下に審議をして行こうという前提の下に要求したものでありまする関係なのが、今日までその提出ができておらないということは、これは本格的に審議をする現予算委員会といたしまして重大なことでありまするからして、それを先ず如何なる点が、各議員から要求された点がどう提出されておるかということを一応整理して頂きたいと思いますね。そうしましていわゆる本格的な……

第6回国会 予算委員会 第8号(1949/11/28、1期、日本社会党)

○内村清次君 吉田総理に御質問申上げますが、第一点は、講和会議の時期とその見通してあります。吉田総理の施政方針演説で、衆参両議院におきましては、この講和会議問題に論議が集中をいたしましたことも、これは国民がひとしくこの講和を熱望しておるゆえんでありまして、その後におきましても、国民輿論はひとしくこの講和会議の時期の点について関心を持つておることは、これは事実であります。そこで講和会議は首相の施政方針演説によりますると、最近外電が頻りに来る。而もその見通しは近きにありと言う、施政方針の演説の中にこれは明言されてあります。そこで国民はただ外電、即ち外電を管理しておられるところの所管大臣である総理で……

第6回国会 予算委員会 第10号(1949/11/30、1期、日本社会党)

○内村清次君 大蔵大臣に伺います。食糧庁の予算関係であります。二十四年度予算が二十五億八千五百七十七万円、それが丁度四月から九月までの間に使用した金が十一億四千五百九十二万円で、十月から三月までの十億三千七百十三万円がまだ残つておる。同時にそれを合計しますと二十一億八千三百六万円あつて、差引四億二百七十一万円だけは残るというようなことになつておると、こう認められますが、この点が正確であるかどうかということを一つ伺います。
【次の発言】 これは政府職員の定員法関係と極めて密接な関係のある問題でありまして、定員法によりますると、職員の定員は二万九千二百二人になつておるわけであります。そこで現在これ……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 運輸委員会 第3号(1950/01/25、1期、日本社会党)

○内村清次君 私は理事の点については、従来の慣習があると、いうことでありますので、これは委員長に一任するという動議を提出いたしたいと思います。

第7回国会 運輸委員会 第4号(1950/01/28、1期、日本社会党)

○内村清次君 院議により十二月六日より二十日までの間、独立採算制移行後の国鉄現場の状況、港湾及び国営自動車に関する諸問題並びに観光施設の整備状況等について、東京、神奈川、福岡、熊本、鹿兒島、宮崎各都県下の主要地を視察いたしましたので、その御報告をいたします。  東京、神奈川県下には前之園、内村、鈴木三委員が参加し、九州方面には前之園、内村両委員が出向きまして、與えられた課題を中心に、海陸輸送、観光その他広汎に亘つて視察を遂げると共に、広く民意を聴取いたしたのであります。  請願、陳情につきましてはそれぞれ成規の手続によりまして、請願並びに観光小委員において、政府及び国鉄当局に意見を徴しましたる……

第7回国会 運輸委員会 第6号(1950/02/28、1期、日本社会党)

○内村清次君 ちよつと政府委員にお尋ねしたいのですが、朝鮮の郵船会社に対する船舶を日本政府から賠償として出すということで、而も又この問題につきましてはこの賠償を出すところは日本国有鉄道の、いわゆる公社の所管であるところの船舶を三隻出すというようなことを聞いておるのでありますが、而もこの問題は次官会議において御相談なされて、而もこれが今日か明日かの閣議においてポ勅令を以て出すというような話でありまするが、その点について先ず政務次官に……これは運輸大臣に聴きたかつたのですが、政務次官から、その内容の点を一つ詳細に説明して頂きたいと思います。

第7回国会 予算委員会 第7号(1950/03/04、1期、日本社会党)

○内村清次君 大蔵大臣及び吉田総理大臣は、一月の二十三日の施政方針及び財経の方針演説におきまして、日本経済は安定をした。こういうような非常に楽観的な演説をされまして。この日本の経済の安定、而もそれはディス・インフレーションの形において今安定をしたというような、非常な断言的なお言葉を言われておるのでありまするが、併しながら現在の日本の産業及び経済の状態は、首相及び蔵相の演説どは全く相反した状況であつて、我我が常に指摘しておりまするようにデフレ経済になつており、不況が深刻になつておるという状態であつて、而もそれが各企業及び各個人に対して見ますると、これは非常に悲惨事が相当起つて、而もこの悲惨事に対……

第7回国会 予算委員会 第11号(1950/03/11、1期、日本社会党)

○内村清次君 動議を提出いたします。参議院の予算審議に当りまして、政府の、現在予算の即ち、裏付となりますところの法律が揃つておらない、いわゆる地方財政の法律が揃つておらない。こういうような点は政府みずからが言つておりまするところの、即ち総合予算の見地に立つた審議を我々に要望されることについて、重大な欠陷であるかと私は思つております。その次に、又先程からこの問題が論議されまして、大蔵大臣及び官房長官の御答弁は、大蔵大臣は大体来週の火曜くらいまでは出るだろうというようなお話であるし、官房長官は来週一杯くらいというようなお話のようで、なかなかその点の一致も見ておらないことであるし、而も又この折衝の当……

第7回国会 予算委員会 第12号(1950/03/13、1期、日本社会党)

○内村清次君 私十一日の本委員会におきまして、大蔵大臣及び官房長官のいわゆる地方税法及びその並行といたしましての平衡交付金の問題、この法案の提出が済まない間においては本委員会の審議はこれは差控えたい。而も又この経過についても、いわゆる両者の経過の御発表が食違つておる。そこで折衝しておるところの本多国務相及び又当の責任者である吉田総理に対して答弁を求めた上において、更に今後の審議については、そのときに態度を決定するということを動議として提出いたしまして、この動議に対しましては、各委員の方々も満場一致でこれを決定したものであります。而も大体只今経過をお尋ねいたしますると、この動議はこれは将来の、即……

第7回国会 予算委員会 第13号(1950/03/14、1期、日本社会党)

○内村清次君 政府提出の昭和二十五年度予算案は、日本の自立経済の再建、及び国民生活に及ぼす影響が極めて重大でありまするに鑑みまして、参議院におきましては、二月十日より本予算委員会において、私共は予算予備審査及び公聽会を開いて愼重審議をいたして来たのでありまするが、去る三月十日衆議院においてはシヤウプ勧告による税制改革の主要なる地方税法案、地方財政平衡交付金法案等の未提出のまま、無謀に可決通過せしめた政府與党の態度に対しましては、少からず遺憾とするところであります。従つて本委員会におきましては、地方財政の充実、地方自治の強化の見地から本法案の提出を促すべく、十一日に池田大蔵大臣、増田官房長官に提……

第7回国会 予算委員会 第15号(1950/03/16、1期、日本社会党)

○内村清次君 私は委員長の許可を得まして、又帆足委員の了解も得まして特に今日大蔵大臣に御質問申上げますことは、すでに大蔵大臣もよく御存じの通りに、公務員の方々、公共企業体の方々、この方々が或いは人事院の給與勧告又は仲裁裁定におけるところの裁定の趣旨に従つた点につきまして、現在の紛争を法律的に、法律の枠内において解決して行こうという態度で、只今併し鬪争形態になつておりますし、又民間労働組合の方々も賃金問題その他労働條件の改善問題で相当実力的に、これもやはり法律の枠内ではありますが、実力的な鬪争をやつておる、こういう労働不安の情勢につきまして一般国民の方々も影響するところ大であるという観点で相当な……

第7回国会 予算委員会 第17号(1950/03/18、1期、日本社会党)

○内村清次君 併せまして、私委員長に希望したいことは、これは私が動議を出しました点につきましても、只今木村委員から述べられた通りであります。一応政府の説明を聞きまして、了承をして審議に入りましたのですが、ただ問題は、その当時私からも述べておりましたように、この予算を提出されました責任者であるところの総理大臣が、先ずこれは責任といたしましても本委員会に出席をして、そうして当初この予算提出の趣意、或いは又一般質問に対するところの答弁をなされることが責任上最も妥当であるということも申したわけであります。当時総理は、決して自分は国会を軽視してはいないということの御発言でもあつたようでありまするが、この……

第7回国会 予算委員会 第18号(1950/03/22、1期、日本社会党)

○内村清次君 地方税法の国会提出につきましては、これはもうすでに本委員会におきましてはこの問題は重大視されまして、そうして一旦総理の十四日におけるところの本委員会の答弁によりまして、一応了承の形を以て、又更にその期日につきましてもその総理のお言葉を信じて、委員会も審議に入つて行くという態度を決定したのでございまするが、併しこの態度につきましては、只今総理からのお言葉を聽きますると、総理全体の只今のお言葉の中には、相当まだ当時の御答弁と懸隔のあるような御態度を私達は見受ることは甚だ遺憾とするところであります。その一つといたしましては、いわゆる総理が地方平衡交付金法はこれは先週に提出しなくてはなら……

第7回国会 予算委員会 第19号(1950/03/23、1期、日本社会党)

○内村清次君 対日講和の問題につきましては、私詳しく総理にお尋ねしたかつたのでありますが、今日は只今木村委員の質問に対しましても総理の御答弁がありました関係で、関連しまして数点お伺いしたいと思います。総理の只今おつしやいましたのは、客観情勢のため対日講和は少し遅れておるというような御答弁でありました。この答弁は総理の御答弁を聞く国民といたしましては、これは相当失望感に打たれることと私は思います。問題は客観情勢のために遅れておるというそのことを、実は私も総理の今までの国会における答弁の段階からいたしまして、聞きたかつたわけです。これは二月二十八日の衆議院の本会議におきまして、この論議が、いわゆる……

第7回国会 予算委員会 第21号(1950/03/25、1期、日本社会党)

○内村清次君 先程、理事会を開いたというような御発言があつたが、速記録に残つておりますが、理事会を開いて、総理が十一時半まで、或いは又各省大臣が来るのだという、そういうお互いが、理事が了解の上に決して、この委員会に入つたということならば、これは又別ですけれども、これは先程木村君も言われるように、僕達まだ実際その理事会には出席しておらないのだが、それで先程からこの委員会が始まつておるのです。そうすると一体どういう理事の方々が集まられて、次の、即ち委員会の順序の行くような打合せをされたかということが、今日のこれは相当期間が切迫しておりますときにおきまして、そういう動きがあることはどうも私は感心しな……

第7回国会 予算委員会 第23号(1950/03/28、1期、日本社会党)

○内村清次君 吉田総理に御質問いたしますが、先ず国鉄に対するところの仲裁委員会第二次裁定でありまするが、この問題はすでに国会にも政府が議決を求める件として提出されて大きな政治問題になつておる。どうしても第二次裁定はいわゆる政治的に解決しなければならない。而も又法の精神を尊重されて解決しなければならない。 こういうときに当の監督責任者であるところの大屋運輸相は新聞によりますと、今日からはいわゆるこの委員会の答弁にもお出でにならない、或いは又分科会の答弁にもお出でにならない、或いはこういうような事態を解決しようとするような努力をされずに選挙のために選挙区に帰つておられるというようなことが書いてある……

第7回国会 予算委員会 第24号(1950/03/29、1期、日本社会党)

○内村清次君 私二つばかりお伺いいたしますが、大蔵大臣のお話を聞きますと、今日午前中に関係方面と暫定予算で御折衝になつた。そのときに大蔵大臣即ち政府を通じて国会にこのOKを得られない事情をよく伝えて、そして審議の点について考慮して貰えるような点のお伝えがあつたかどうかということが先ず第一点。
【次の発言】 そういたしますると、大蔵大臣は先程から御答弁の内容を伺いますると、三日四日のいわゆる国会審議が延びる予定もお考えであるということと、そのときに当つての即ち政府としては尚暫定予算その他についての何と申しまするか、政府の責任上の点については尚努力の余地もまだ持つておるというような御答弁の内容であ……

第7回国会 予算委員会 第25号(1950/03/30、1期、日本社会党)

○内村清次君 ちよつとそれに関連するので……、大蔵大臣の回答を求めるという委員長の御発言でありますけれども、委員長は、昨日のあなたの政府に対しましての何ですか、御返事は、今日回答を求めるという案文じやなかつたと私は思います。昨日大蔵大臣からああいう申込みがあつたことは確かです。併しそれに対しましては、委員会は委員会の独自の考えで行つておる。併しその間において政府が処置をとるということは、処置をとつて貰いたいというようなことであつて、その回答を受ける立場には委員会はないと思いますが、何かその点はお考え違いではないか、ここにおいて御検討をして頂きたい。

第7回国会 予算委員会 第26号(1950/04/02、1期、日本社会党)

○内村清次君 私は日本社会党を代表いたしまして、昭和二十五年度予算案に反対の討論をなすものであります。  先ず反対の論旨に移ります前に、本予算案の審議に当りまして、国会軽視をせずと言明せられました吉田総理大臣が委員会出席僅か七回、而も短時間の出席のために未だ総理に対する質疑を残じておられる委員もあるに拘わらず本日の最終の予算委員会にも出席されずに本予算案の討論に入ることを甚だ遺憾とするものであります。更に政府は地方税法、地方財政、平衡交付金法等の重要なる法案の提出が遅れておりまして、地方財政平衡交付金法案のごときは未だ提出を見ない状態でありまして、審議上甚だ齟齬を来しましたことは挙げて政府の責……

第7回国会 労働委員会 第1号(1949/12/16、1期、日本社会党)

○委員外議員(内村清次君) 私末弘委員長に二点聞きたいと思うのです。その前に今回の問題につきまして、一ケ月に亘つて詳細に専門的な立場から仲裁されましたことにつきまして、国民の一人として感謝いたします。  先程の公労法の三十五條によつて、第一項で、公社に対して債務償還の義務の点につきましては、門屋君から聞かれましたので、その点は抜きまして、今回の裁定の第一項に三十億本年末までに支拂えということになつておりまするが、これは裁定書の中を見て見ましても、公社の経理の犠牲になつている。それから物価の高騰のために、従業員一人当りが約千円くらいの損失をしておるのだというようなことになつて、月別には大体七月か……


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各種会議発言一覧(参議院1期)

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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 運輸及び交通委員会第一小委員会 第2号(1947/10/01、1期、日本社会党)

○内村清次君 一般に停車場を設置する、こういう問題は勿論請願者の方ではいわゆる見取図その他も出しておられることと思いますが、又鉄道総局の方でも俯瞰図、線路断面図、こういうようなものと、勿論それに付帶したいわゆる近傍の都市の配置状態、これあたりを一つの専門員の方で調べて頂いて、こちらの方に提出して頂いたら非常に分りよくなるだろうと思います。
【次の発言】 ちよつと政府委員にお尋ねしますが、この駅間の距離ですね、これは信号場が配置されておりますがその両駅間の距離はどのくらいありますか、それからもう一つ山間地帶のようでありまするが、信号場を中心としての匂配でございますね、これはどのくらいあるのでしよ……

第1回国会 運輸及び交通委員会第一小委員会 第3号(1947/10/04、1期、日本社会党)

○内村清次君 この問題は社会党の清水君が出しておるはずですが、清水君は昨日是非この委員会に出席したいというようなことを言つておりましたのですが、どういう理由でしようか、なにか專門委員の方でよく調査しておりますか。
【次の発言】 私は本問は請願者のいわゆる補足説明を本小委員会としては一應承つて、そうして決定をしたい。同時に今直ちにこれを採決して、そうして本会議に諮る、或いは又政府に送付をするというようなことの意見のようでありますが、一應この小委員会で補足説明を聽くか、或いは又運輸交通の委員会でこの補足説明を聽いて、そこで決定をして頂きたい。こういうふうに考えます。

第1回国会 運輸及び交通委員会第二小委員会 第2号(1947/10/01、1期、日本社会党)

○小委員外委員(内村清次君) 紹介議員の内村であります。熊本縣人吉市を基点とする三路線に省営自動車運轉開始に関する請願につきまして、その趣旨を御紹介いたします。  球磨人吉地方は、熊本縣の南端にありまして、鹿児島宮崎兩縣境に位しておりまして、熊本縣の五分の一を占むる大区域であります。人口は十五万を擁しまして、縣下の重要なる農林産物の生産地であります。米十五万石、麦四万石の主要食糧は固よりといたしまして、特に林産物におきましては木材五十万石、木炭二万トン、竹材四万千束、殆んど縣下の半ばに達する生産力を有しておりまして、いわゆる林業王國を以て、自他共に許している実力を持つているのであります。その他……

第1回国会 厚生委員会住宅問題に関する小委員会 第3号(1947/10/18、1期、日本社会党)

○内村清次君 住宅建築の出願その他の機構についてちよつとお尋ねいたしますが、從來の我が國におけるところの住宅不足数は四万戸というふうに推定せられておりまするが、この住宅を欲しがつておるところのいわゆる國民の数というものは、これに比較して相当多いわけです。それでいかにして早く家を建てたいというような希望が巷に充ち満ちておるというような現状でありますが、この住宅を建てます上について、先ず出願をすると、縣のいわゆる戰災復興院の関係の方に出願をする。そうするとそれが許可のためにはいわゆる戰災復興院の建築局の方に廻つて來る。ところがこの許可の範囲内において、例えば入浴、いわゆる銭湯あたりの出願に対しては……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 運輸・大蔵連合委員会 第2号(1949/05/31、1期、日本社会党)

○内村清次君 委員長の先程のお話に連関しておりますから、ちよつと伺いたい、先程委員長は、この法案はただ拂下に対して途を開く法案である、実際においては又更に運輸審議会にあたりで、実際拂下を希望するところの会社がある場合に、そこで初めてその線に対するところの民意を聽くというようなことにしたらししのじやないかという観点から公聽会の開催を考えておられるようでありますが、その点の見解につきましては、些か私達とは意見を異にする点でありまして、拂下の途を開くというそのこと自体が、一体二十二線の、即ち從業員や或いはその市町村の方々や、沿線の方々がどう考えておられるか、又は一般の識者はこの鉄道の拂下という問題に……

第5回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1949/04/18、1期、日本社会党)【議会役職】

○主査(内村清次君) 御指名によりまして私が主査となりました。  只今より付託議案の審査に入ります。速記を止めて。    午前十時五十八分速記中止
【次の発言】 速記を始めて、本日はこれにて散会いたします。    午後三時十二分散会  出席者は左の通り。    主査      内村 清次君    副主査     新谷寅三郎君   委員      橋本萬右衞門君            藤森 眞治君            飯田精太郎君            田村 文吉君   國務大臣    逓 信 大 臣 小澤佐重喜君   政府委員    運輸事務官    (大臣官房会計    課長)     粟……

第5回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1949/04/19、1期、日本社会党)【議会役職】

○主査(内村清次君) 只今より第四分科会を開会いたします。ちよつと速記を止めて。    午前十一時一分速記中止
【次の発言】 速記を始めて。……それでは、一旦休憩に入ります。    午後零時二十五分休憩
【次の発言】 それでは休憩前に引続きまして第四分科会を開きます。運輸省所管の予算に対しまして御質疑はございませんか。
【次の発言】 他に御質疑もありませんならば、以上を以ちまして運輸省、逓信省、労働省所管の部に対する御質疑の全部を終局したものといたし、直ちに討論に移りたいと思いますが、御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして討論に入ります。御意見のあるお方は賛否を明らかに……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 運輸・労働連合委員会 第1号(1949/12/22、1期、日本社会党)

○内村清次君 末弘委員長にお尋ねいたしたいことは、これは裁定の解説の第五に、「国鉄の支拂能力について」という項がありますが、その中に、第四のところに「本年度においては、旅客運賃は五月から、貨物運賃は一月から引上げられた関係上、收入の方は当然窮屈となるが、明年度からはこれが平年度化される。すなわち補正予算に比し約二三〇億円の増收となる。」、でこれの内訳として「人員整理による余裕も七〇億円程度を見込むことができる。それに石炭費の節約も更に期待できよう。」というような点が書いてありまして、公社の支拂能力の十分なことについての解説がしてあるのでありますが、問題は、政府の議論の中におきまして、この経済九……

第7回国会 運輸・労働連合委員会 第2号(1949/12/23、1期、日本社会党)

○内村清次君 先程の原委員の発言は、吉田総理の出席に対しての増田官房長官の答弁においては、又私達聞いておりましても、どうもその場逃れの答弁のように認められます。そこで各委員の方々に諮つて頂いて、そうしてその上において委員長から出席を要求するというような点を要求されておりまするからして、この点を一応各委員に諮つて頂きたい。こういう点につきまして、私は委員長の直ちにその処置をとられまするように希望する次第であります。
【次の発言】 委員長に私注意しますがね。先程私が原君の動議的な要求に対しまして、各委員の方々に諮つて貰いたいということを申しましたんです。それを委員長は政府委員と話合つて、そうして自……

第7回国会 運輸・労働連合委員会 第3号(1950/04/27、1期、日本社会党)

○内村清次君 この際運輸大臣の提案理由に入ります前に実はお伺いして、これはまあ委員長に実はお伺いしたいのでありますが、今日は委員長が見えておられませんが、代表の方を通じましてお伺いしたいのですが、今回の国鉄公社及び国鉄の労働組合の紛争に対する仲裁委員会の裁定は、三月の十五日に裁定が出されておるようでありまするが、そういたしまして政府の方は、これは後で説明があると思いますが、この点は抜きますが、とに角公労法の十六條によりまして本国会に対しましては、十日以内に承認を求めるというような手続きをされたことと聞いております。ところが衆議院におきましては、これは衆議院先議の形で政府の方で提出しておられるよ……



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データ更新日:2022/12/18

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