東隆 参議院議員
5期国会発言一覧

東隆[参]在籍期 : 2期- 3期- 4期-| 5期|
東隆[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは東隆参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院5期)

東隆[参]本会議発言(全期間)
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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 参議院本会議 第6号(1959/11/06、5期、社会クラブ)

○東隆君 私は参議院社会クラブを代表して、日本・ベトナム賠償協定と、日本・ベトナム借款協定について、岸首相と関係閣僚に質問をいたします。  第二次世界戦争後、オーストラリアは、軍国主義日本の復活をおそれ、日本による侵略が再び起きぬために、太平洋沿岸の国々で集団安全保障条約を結ぼうと主唱いたしました。このように不信を買い、危険視された日本が、国際社会に復帰し、アジアの諸国と友好関係を結ぶため、被害国に賠償をすることはきわめて重要な意義があります。しかし同時に、これがわが国民の血税であることを忘れてはなりません。現在わが国民は、ビルマ、フィリピン、インドネシア等に多額の賠償を支払いつつあります。こ……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 参議院本会議 第8号(1960/02/19、5期、民主社会党)

○東隆君 私は民主社会党を代表して、政府提案の昭和三十四年度予算補正二案について、反対の意向を明らかにするものであります。  政府案の一般会計予算補正は、三十四年発生の災害復旧関係に六十六億五千五百万円、失業保険、食管会計繰り入れ、漁船再険会計繰り入れの三件についての三十四年度分の赤字補てんが五十三億三千六百万円、歳入のうち法人税、酒税の二税に見合う地方交付税交付金が十九億三千八百万円、以上の合計百三十九億二千九百万円で、これに対する歳入は、法人税、酒税、物品税で八十三億円、雑収入四十七億二千六百万円、経済基盤強化資金の利子の受け入れ九億三百万円、合計して百三十九億二千九百万円なのであります。……

第34回国会 参議院本会議 第21号(1960/05/13、5期、民主社会党)

○東隆君 ただいま趣旨説明のありました両法律案について、民主社会党を代表して質問をいたします。  戦後の農地改革は革新的なものでありますが、北欧諸国の農地改革が第一次世界戦争直後に行なわれたことと比較して、まさに三十年以上おくれているのであります。農地改革の成果を維持し、再び農民が没落しないために立法された農業協同組合法は、占領政策下において大きな農政上の役割を果たしましたが、農業会時代の全体主義的なものを払拭するために、農民の自由な意思と組合の民主的な発展をはばむような条項を多数持っているのであります。この農地制度のおくれと農協法の不備は、今回の農業法人制度を作りにあたって、政府が当然積極的……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 参議院本会議 第8号(1961/02/17、5期、民主社会党)

○東隆君 私は民社党を代表して、ただいま上程されている補正予算両案に対し反対をいたします。  本来ならば、わが党はこの両案の撤回を要求するのが筋でありますが、この際一歩を譲って反対をいたすことにいたします。従って、これから述べる反対理由は、補正予算案編成上の政府の政治的責任に関連をすること、財政法上の悪例であること、さらに、補正予算案の性格をつき、政府の意図を明らかにしようとするものであります。政府並びに与党各位の耳をかされることを希望するものであります。  反対の第一点は、政府の政治的責任に関係することであります。政府は昨年末の特別国会において、本年度予算の第二次補正を行なわないと言明をされ……

第38回国会 参議院本会議 第10号(1961/03/01、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、民主社会党を代表して、ただいま上程されている農業基本法案について、主として政府に対し若干の質問をいたします。  第一点は、農地法の改正の重点はどこにあるか、農協法の改正の重点はどこにあるかということであります。私は、日本農業が曲りかどに来ており、これに対して農業基本法を制定して日本農業の方向をきめるに際し、農地法の改正と農協法の改正が基本になると考えるからであります。しかし、この両法案の提出はなぜかおくれましたが、これは農業基本法案と一括上程さるべきものと思ったからであります。現行の農地法は、自作農主義という小農維持政策を一歩も出ておりません。経営規模の拡大ということは、農地法……

第38回国会 参議院本会議 第35号(1961/06/06、5期、民主社会党)

○東隆君 私は民主社会党を代表して、政府提案の農業基本法案と、亀田、安田、北村三君の修正案について、反対の討論を行ないます。  首相の心のふるさとの農業は、今、老人と婦人によって経営されようとしています。この日本農業の曲がり角に際して、わが民社党もまた農業基本法案を提案いたしております。政府案は、自由経済の側にあって、資本主義の合理主義に立脚立案されたことは明らかであります。従って、日本の農業、農村を今日の状態に持ち来たしたものがこの主義なのでありますから、理論からも事実からも、この暗い傾向を助長するおそれが多いのであります。政府の農基法草案が示されたとき、与党内のいわゆる農村議員の諸君がこの……

東隆[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院5期)

東隆[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1959/07/06、5期、日本社会党)

○東隆君 私は、この際、日本の甘味政策に関連をして、テンサイの問題についてお伺いをいたしたいと思いますが、この前の国会で、ビート耕作に関連をした法案が四つ出ておりますが、その際、政府の方ではテンサイの振興措置についていろいろお考えになった。そうしてそのときに、私どもは、北海道のビート耕作を進めていくためには、テンサイ糖業を発展させるためには、どうしても基本はやはりテンサイを耕作する方面に重点を置いていかなければいかぬ。そうしてそのあとに工場を作るというような、そういう考え方にならなければならぬ、こういうふうに理解をいたしておったわけであります。ところが、ビート・ブームの関係かどうかわかりません……

第32回国会 農林水産委員会 第2号(1959/07/03、5期、日本社会党)

○東隆君 私は、来年のことを申しますと鬼が笑うということわざがありますが、内閣が大丈夫来年まで続くだろう、こう考えますが。そこで、私は非常に残念に思っていることは、毎年ちょうど通常国会の季節になりますと、日ソの漁業交渉のために農林大臣を初め水産庁長官が完全にくぎづけになってしまう、そして少くとも参議院の農林水産委員会における政府の答弁は、これは農林大臣等の最高の責任者から答弁を得ておりません。そういう形が続くわけです。そこで、来年はモスクワでもって開かれる、そういうことになりますと、いよいよもってその感を深くするのではないかと思います。あらかじめ私は国会における農林漁業関係の問題の審議に当って……

第32回国会 農林水産委員会 第閉会後2号(1959/08/10、5期、日本社会党)

○東隆君 ちょっと今のに関連して。今自作農資金のワクの問題で、来年度要求される数字をちょっと言われたようですけれども、私はこれは北海道では例の寒地畑作に対する特別資金ですか、このときに実はお約束をいたしているわけです。それはその資金と関連をして、自作農創設維持資金を出すことによって負債の整理をする、こういう約束をされているのですが、これだいぶウエートをその中にお持ちだろうと思いますが、どういうふうにお考えになっておりますか。

第32回国会 農林水産委員会 第閉会後4号(1959/08/29、5期、日本社会党)

○東隆君 ただいま農林大臣が御説明になったところでは、私はその程度しかきまらないと考えておりましたが、しかし、この審議の過程において国鉄側が言っている問題は、これは非常にたくさんのことを言われておるわけで、たとえば当初において、農林省に対して資料の提出を求めた。ところが、膨大な資料が来て、そうしてその調査をするのに手間がかかっておるから、それを延期をするのだ、こういうふうにして最初は延期をされている。そうして先般の際になりますと、どういうことになったかと申しますと、農林省から出た資料はこれはきわめてずさんなもので、そうしてあの程度のものでは問題にならぬ、こういうふうに言われて、そうしてあの八月……

第32回国会 農林水産委員会 第閉会後5号(1959/09/10、5期、日本社会党)

○東隆君 私は、大臣にまだ申し上げておりませんが、先ほど金融の面で、自作農創設維持資金をお使いになる、そしてこれはきわめて弾力がある、こういうふうに言われております。私は、自作農創設維持資金はやはり本来の目的に使うようにしていただかないと、全国的ないろいろな計画に非常に差しさわりがある。そこで、災害に関して出した分については、すみやかにワクを補てんをする、こういうことをやって、そして当初の計画をうまくやっていくような態勢を作ることが、これが一番肝要なことでないかと、こう考える。それで、例年災害が起るたびに、実はこの自作農創設維持資金が災害の方へ回されてそして非常にワクが小さくて、しかも、貸し出……

第32回国会 農林水産委員会 第閉会後6号(1959/09/28、5期、日本社会党)

○東隆君 私は二、三お伺いをしますが、今、森君が言われた問題で、イモ類の競合物資の輸入については、私はこれは単に澱粉関係のみをお考えのようでありますが、私は食糧庁のお扱いになっているもので、含水炭素と、こう部面を広めますと相当の分野が広がってくるわけであります。そこで、そういう面についてお考えがあるかどうかということは今聞きません。しかし、解決の方法はそこへ持っていくよりほかに方法はないと思う。手持ちの澱粉を、有効にはけさすためには、含水炭素というものを競合物資の中で考えて、そしてみるときに、私は手持ちの澱粉なんかは相当簡単に片づくのじゃないか、こういうことを考えておるわけであります。しかし、……

第32回国会 農林水産委員会 第閉会後7号(1959/10/12、5期、日本社会党)

○東隆君 私は、集中排除のときになぜマル通が集中排除法にかからなかったか、その理由をお聞きしたい。
【次の発言】 私は、マル通の性格そのものに集中排除にならなかった理由があると思うのです。マル通そのものにあると思うのです。従ってマル通の仕事そのものが普通の私的経営の会社と非常に違っているところがあるから集中排除を免れたと思います。それでなければ当然、当時集中排除にかかるべきあれは組織を持っておったわけです。それが集中排除にかからなかったのですから、そこで、その理由をはっきりさせて、そうして普通の会社と非常に性格が違うのだということを私ははっきりさせる必要がある、こう思うわけです。お答えがないの……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 外務委員会 第8号(1959/11/30、5期、社会クラブ)

○東隆君 先ほど外務大臣は、在外公館の職員の人たちの教育、そういうような面で言葉の問題ですね、それに触れられたのですが、私は、東欧諸国の、ブルガリアだの、ルーマニアだの、その他の国々の言葉は、これは非常に問題のあるところだと思うので、それで、ドイツ語、英語、フランス語、これよりも戦争中に弾圧を受けたのですけれどもエスペラントを、これは私は相当強く日本が支持すべきものではないかと、こう考えるのです。ことにブルガリア、これはりっぱなエスペラントの雑誌なんかも出しております。外に相当宣伝されております。そういうようなことを考えて参りますと、私はエスペラントをやはり相当重視して、そうして、そういうもの……

第33回国会 農林水産委員会 第11号(1959/12/03、5期、社会クラブ)

○東隆君 岡村さんが今堆肥の増産を強調されておりますが、私はこれに賛成であります。そこで私は、北海道の畑地農業の場合に問題なのは、堆肥の材料であります。これは実は、ないわけではないんですけれども、しかし、畑作物からこの材料を得ようといたしますと、相当困難な問題があります。十勝の方面を考えてみても、豆科は、これは材料にはならない。それからシャガイモも材料になりません。そこで、どうしても禾本科の作物をふやさなければならない。で、燕麦だけが北海道では堆肥の材料としてありますが、あとの麦は、これはあまり作っておらない。そこで、どうしても北海道で堆肥の材料を自分の農場の中から出そう、こういうふうに考えま……

第33回国会 文教委員会 第11号(1959/12/17、5期、社会クラブ)

○東隆君 実は国立大学でない公立大学の財源の問題、予算の問題ですね、こういうものは非常に各府県で苦しんでおるのです。そこで私は、高等学校までは地方財政平衡交付金のあの算定の基準になっておるのですが、公立大学に関してはその関係がないわけで、従って大学はこしらえたけれども、大学を維持していくという方面において非常に苦労をする、これでは私は大学をこしらえた意味をなきないと思うのです。また教育の機会均等というような方面から考えても、中央に大学を集中すべき筋合いのものでもないと思いますし、従ってできるだけ国立大学にあらざる公立大学ですね、これを充実していくことが必要だろうと思うのですが、今のままではそい……

第33回国会 文教委員会 第12号(1959/12/24、5期、社会クラブ)

○東隆君 私は国の祝祭日は現在でも相当多いのじゃないか。二月はございませんから二月に一日ほしいという考え方も出てくるのでありますが、私は一月に相当ゆっくりしておりますから、二月は二十八日ですし、お祭りを一つ置かなくても私はいいと思うのです。そんなような考えで、祝祭日の配分というと語弊がありますけれども、そういう面からいいましても、私はもうお祭りは少し多過ぎるし、日本人はそのほかにたくさんお祭りを持ち過ぎるのじゃないか、こういう点が一つです。  それから建国祭に関連をいたしますと、私はもうすでにあるのじゃないかと思います。それは五月三日とそれから十一月の三日です。これは十一月の三日に憲法発布の日……

第33回国会 予算委員会 第7号(1959/11/20、5期、社会クラブ)

○東隆君 私は、大蔵大臣を毛ぎらいしたわけじゃありませんが、要求大臣は、農林大臣一人になっておるわけであります。そこで、大蔵大臣に御退席をというのではありません。そこにおいでを願った方がいいのでありますが、実は先ほど千田委員から質問がありましたように、今回の補正予算に当たって、既定経費の節減をやっておられますが、大蔵大臣はそれに対して一定の額を明示した、そして節約を願ったのだ、こういうお話であります。それから農林大臣は、それに対して、例年繰り延べになる額くらいの額を節約をして出しておるのだ、こういうお答えであります。ここのところに実に微妙な点があるのであります。私が大蔵大臣を毛ぎらいをしたのは……

第33回国会 予算委員会 第9号(1959/11/25、5期、社会クラブ)

○東隆君 私は社会クラブを代表して政府提案の補正予算三案に対し遺憾ながら反対せざるを得ません。  反対の理由は、わが社会クラブが衆議院において組みかえ案を出した際の説明と討論によって明らかなのであります。不幸、組みかえ案は少数をもって否決されました。社会党も組みかえ案を出されましたが、否決されますと、手の裏を返すごとく政府原案に賛成されたのであります。従って、本委員会においては、野党第一党をもって任ずる日本社会党の諸君は、われわれ社会クラブが反対する以上の難くせをつけて賛成されるでありましょう。われわれは、わが社会クラブの反対理由が、与野党はもちろん、罹災民その他が納得するものであることを確信……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 農林水産委員会 第4号(1960/02/11、5期、民主社会党)

○東隆君 統計の方へ、簡単ですけれども。札幌の統計事務所ですね、庁舎、この問題はだいぶ長い間懸案になっておりまして、それの経過、それから、先ほど水産関係をふやすというようなお話を伺いましたが、北海道に四つある統計事務所にないところがある。それでそれはどういうことになりますか、その二つ聞きたいと思います。
【次の発言】 私は今度の関係で、例の貿易の自由化の問題ですね、それに関連して一番影響を受けるのは畑作物だろうと思います。特に国際的の商品が番影響を及ぼすと思いますが、大豆については価格支持政策その他でもって考えておる。こういう答弁があった。ところが、それ以外のもので非常に影響を及ぼすものがたく……

第34回国会 農林水産委員会 第5号(1960/02/12、5期、民主社会党)

○東隆君 私は畜産局長にお聞きいたしますが、北海道に和牛を入れるというようなことは、これはだいぶ問題があるのですが、その前に私はやはり牛乳が農家に消費されないで、そうして一滴でも多く売る、こういうような形でもって非常に不自然なこともずっと続けておったわけです。そこで私はやはり農家の食生活の改善を考えると、肉を食べる形を作らなきゃならぬと思います。それをまず前提において考えて参りますと、ホルスタインの地帯なんかでも私は牡犢をやはり……、これはいつも言うことなんですけれども、肥育牛にして、そうしてこれを養う、こういうようなことが前提になるのじゃないか、北海道のホルスタインの乳牛を肉にするのはうまく……

第34回国会 農林水産委員会 第6号(1960/02/16、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、農林大臣に聞いていただきたいのですけれども、この予算の面で私はやはり考えなければならないことは、技術面ですね、技術面、ことに水産の増産、それから漁民の生活の指導、経営の指導、そういうような面をずっとひっくるめて一貫した私は制度が確立されてしかるべきだと思う。農業の方では、御承知のように、農業助長法という法律ができて、そうして一応その体系ができ上がっておるわけです。そこで、水産改良助長法というようなものを作って、そうしてやるべきが至当じゃないか、こういうふうに考えてこの前の国会に、実は社会党に所属しておった場合に、社会党から出して、これは継続審議になっておったのじゃないかと思いま……

第34回国会 農林水産委員会 第8号(1960/02/23、5期、民主社会党)

○東隆君 私、一点、最初にお伺いしたいのは、今、漁港の問題が出ましたけれども、私は例の水産業改良助長法を何としても作りたいと思って、毎年主張いたしておるのですが、今回の予算で見ますと水産業改良普及事業の拡充というので、三十五年度に少しふえておりますが、二千七百万円余、それから農業の方のそれに該当するところの経費は二十二億七千二百万円余、まさに百分の一です。私は、農業とそれから漁業の方を比べてみまして、百分の一くらいの普及指導方面の改良普及員。これでは沿岸漁業の振興に力を注いだと、こう言われておりますけれどもさっぱり問題にならぬと思うのです。これはどういうふうにお考えですか。  それから、もう一……

第34回国会 農林水産委員会 第10号(1960/03/01、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、秋山さんのと少し反対のような質問になると思いますが、組合は地域組合と業態組合とになっておるわけですね、それで、業態組合の方は、私は大型船が多いと思うのです。それから、地域組合は小型船が多いと思います。そこで、この漁船損害補償法というのは、私は、小型船のようなものに対して損害を補償することをこれは前提に置いてやっているものじゃないかと、こう考えるのですが、この点はどうですか。
【次の発言】 そこで私は、この組合の種類及び区域をこういうふうに二つにお分けになった理由は、これは組合の運営上、非常に性質の異なったものだから、こういうふうにおやりになったのだろうと、こう理解するのですけれ……

第34回国会 農林水産委員会 第11号(1960/03/03、5期、民主社会党)

○東隆君 今、中央会が関係がないと、こういう解釈をされますが、私は指導機関としての農協の中央会の会長は望ましくないと、こういう考え方は出ると思うのですが、農林省はどうですか。
【次の発言】 この再保険特別会計の例年の何といいますか、次年度の繰り越しの損益で、毎年大きくなったから、従って、今度は非常に保険に加入する率の低い小型船の方面に条件をよくしてそっちの方をふやしていく、こういうお話ですが、この漁船の特別会計の数字がどんなふうになっていますか。この年次別に繰越損益なんかを……。
【次の発言】 私のところにある資料を見ますと、三十二年度で約六億五千四百四十三億、それから三十三年度は九億五千、三……

第34回国会 農林水産委員会 第12号(1960/03/08、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、この法律でもって議員提出案と、それから政府提出案、それから衆議院の修正と、その三つを比べて、目的のところで、「需給調整のための必要な助成措置」とあります点が実は今回の法案には抜けておるわけです。そしてここら辺の関係は主として審議会の方にお譲りになっているようですが、私は養鶏振興の中心になるのは、この需給調整をやはりこの法律が相当考えなければ意味をなさないと思うが、そこで、この点は先ほどの説明では、中央卸売市場の調査会その他の答申によってお考えになる、こういうような点は承知をいたしておるのでありますが、それ以外に私は十分お考えを願いたいことは、これはちょうど豚と同じように、非常に……

第34回国会 農林水産委員会 第16号(1960/03/17、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、両案に非常に関係のある問題で、フィッシュ・ミールの輸入の問題が巷間伝えられておるわけであります。そこで、フィッシュ・ミールの輸入については、私は水産庁が三十四年度にとられた水産物流通調整事業対策要綱、これを決定されて、サンマかす、あるいはその他のものについての流通上における措置を講ぜられておるわけであります。ところが、海外から一定量輸入すると、こういうことになりますると、このせっかくの措置もだいぶ危険を感ずるのじゃないか、こういうようなことを考えますので、そのせっかくこしらえた施策をうまく活用できるかどうか、その自信のほどを一つお伺いいたします。

第34回国会 農林水産委員会 第19号(1960/03/29、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、開拓関係の問題を考えるときに、昔の明治時代からずっとこのような状態でもって開拓地の問題を考えると、だいぶ問題がむずかしくなると思いますが、たとえば、今の開拓者は、これはみんな文化施設になれた人が開拓地に入るのですから、これはもう昔の電気も何も知らなかった時代に入る者と非常に違っておるわけです。従って、どうしても開拓地には、今の時代における最も進んだものを、中に導入することのできるものは、この際どんどん中に入れてもらわないと問題にならぬと思う。たとえば道路の問題が先ほどありましたが、これはもとよりでありますが、ラジオにしても、テレビにしても、そういうようなものこそが中に入っていか……

第34回国会 農林水産委員会 第20号(1960/03/30、5期、民主社会党)

○東隆君 今、藤野さんが質問されたことに対して農林大臣がお答えになって誠意のあるところはわかったのでありますが、私は、法制的な改正その他をやる前に、農林大臣として、業務方法書その他を直すことによって、ある範囲のものには融資することができる、こういう考え方を持っているわけであります。基本的には私はこの前の結晶ブドウ糖の場合において、法律をいじったのでありますけれども、しかし、これは業者に対しての場合でありましたけれども、私は農民の資本というようなものを考えて参りますると、ある程度業務方法書によって解決のつく段階にあるし、基本的には私は、法律をいじる、こういうような過程をとって早急にやり得る面があ……

第34回国会 農林水産委員会 第22号(1960/04/05、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、はなはだ幼稚な質問になるかもしれませんが、輸出をするものと、それから輸入をするものとの関係なんですが、輸出をするものは、国内でもって余って、そうして輸出をする、こういう場合には、私は無理じゃないと思うのです。ところが、国内で足りない、そうして輸出をする、こういうような、先ほどのどちらかというとフィッシュ・ミールのようなものは、これは問題があるだろう。それから輸入をする場合に、大豆のように国内の生産が非常に少ない、こういうようなものは、これは海外からどんどん輸入する場合に、今、今度政府のとろうとしている瞬間タッチは別として、政府が国内生産のものを買い上げるという考え方、これは私は……

第34回国会 農林水産委員会 第23号(1960/04/07、5期、民主社会党)

○東隆君 私は農林大臣が今度モスクワに行かれるので、このことについては、就任のときに、実は農林大臣を二人作ってもらいたい、こういうお話を申し上げたわけです。それで大臣になる方に相当な権限を委譲しておいていただかないと、審議が思うようにいかないと思うのであります。この点一つお聞きをいたしておきます。
【次の発言】 私は、特に国会において審議が十分に果たせるように一つお考えを願いたい、こう考えるのです。  そこで、私は北洋漁業関係についてお伺いをいたしますが、私は今の交渉の過程において、禁漁区域の拡大であるとか、あるいはその他いろいろなことを持ち出されて、そして結局、漁業資源の確保という点において……

第34回国会 農林水産委員会 第24号(1960/04/14、5期、民主社会党)

○東隆君 先ほどだれかお話しになった北海道のニシンでもって失敗した協同組合、それの更生の場合ですが、大ていニシンで失敗をした組合は、大口――一種の親方がたくさん借り込んだというのが、これが一番最初は大きな原因になっております。そこで、そういうような組合が、ニシンがとれなくなったのですから、実は手の下しようがないと、こう言った方がいいようなところがだいぶあるわけです。それが整備計画に乗ってやる場合に、私は、単なる漁業生産を中心にしたものでは組合の更生ということはほとんど不可能じゃないか、こういうふうな考え方を持つわけであります。私もずっと昔、漁村産業組合の整備計画をしたこともあるのですが、そうい……

第34回国会 農林水産委員会 第26号(1960/04/19、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、今のジャージーの問題について質問をいたしますが、ジャージーを入れた所は、これは今まで牛を飼っていなかった所あるいは開拓地、そういうような所に中心的に入れたので、それを入れたときに相当な、たとえばホルスタイン協会等を中心にして相当な反対のあったことは、これは私どもよく承知をいたしておりますが、しかし、それにもかかわらずジャージーを入れて、そうして入れた地帯は私は相当喜んだと思うのです。岩手県の場合においても、私どもが行ったときに非常に喜んでいましたし、それから北海道なんかも、たとえば日高のような馬ばかり飼っておったような所に入れたのは、これは非常に喜んでおりました。しかし、その後……

第34回国会 農林水産委員会 第27号(1960/04/21、5期、民主社会党)

○東隆君 今の開拓審議会の構成なんですが、それには国会議員はお入れにならないのですか。
【次の発言】 国会議員を入れない理由をもう少しはっきり説明していただけませんか。
【次の発言】 その問題は私はやはり国会議員を入れてもう少し十分に論議を進めていかなきゃならぬものじゃないかと、こういう考え方を持っておりますが、それは別といたしまして……。営農類型の問題ですがね、これを私はやはり法律でもってはっきりと規定をすべきじゃないか。そうでないと、今のように、法律によりますと、結局、一応の形が示されておりますけれども、都道府県の知事がそれを認定をするような形になっております。従って、はなはだその中身が何……

第34回国会 農林水産委員会 第29号(1960/04/28、5期、民主社会党)

○東隆君 私はきょう質問しますとだいぶ長くなりますので、農林省の方で一つお考えをきめておいていただきたいと、こう思うような問題点を出しておきますが、衆議院の段階で、まだ法案があるのでありますから、一つお考えを願いたいと思うのです。  それは、第一番目は、私はやはり開拓農家を振興するのには、第一、経営規模ですね、これがはっきりしないで、振興計画もへったくれもないと思うのです。ところが、営農類型を七つ定められた。その以前のものと比較をしますと、非常に違ってきておるのです。北海道のごときは三つの類型が新しくできましたが、その三つの類型に該当するものは前のものには一つもない。全部面積をふやさなければい……

第34回国会 農林水産委員会 第30号(1960/05/10、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、農林大臣がモスクワへ行く場合に、実は二つのことを申し上げて、そうしてがんばってもらうようにお願いを申し上げておきました。一つは、魚資源の確保をするために、どうしても孵化事業を大きく力を入れてやるべきである、こういう問題、それからもう一つは、天敵を退治をする、こういうことによって魚資源の確保をやらなければならぬ、向こうの方が言っておるのはその点でもって押してきておるのですから、これに対して答えるだけの用意をしなければならぬのだ、こういうことで話を進めていったわけでありますが、私はそのときにもう一つつけ加えるつもりでありましたけれども、しかし、これは交渉をする場合にすぐ問題になるの……

第34回国会 農林水産委員会 第31号(1960/05/17、5期、民主社会党)

○東隆君 種類の方でクリが入っているようですね。クリが入るんならばクルミも入れておいたらいいのじゃないかと思います。それから梅はどうなんですか、梅は。花と実のある梅を除いた理由、何かありますか。
【次の発言】 私は梅は日本の伝統的なものですから、これを使う道がないだの何だのって、そういう意味ではなくて、やはり別途に考える必要があろうと思います。それからクルミは、これは実のところを言うと、長野あたりはカン詰なんかこれを実をとったりしてやっておる別なクルミもございます。表面の非常にやわらかい操作のできるようなもの、そういうものを相当やっているのではないかと思います。それからこれは林業と農業との接触……

第34回国会 農林水産委員会 第32号(1960/05/19、5期、民主社会党)

○東隆君 私はこの法律が出された基本的なものに、非常に何か利権につながるようなものがあるのじゃないか、そんなような感じがしてならないのです。なるほど大ていのところは農地を造成するというような場合には、この問題は問題にならぬわけです。大てい工場敷地とか、あるいは住宅その他……従って水を売ってそうしてそれでもって十分に埋め立てができるというようなことだけしかやらないで、それで、そういうような地帯というのはこれはもう京浜関係を含んだところとか、そういうような大きな大工場の中心地帯、そういうようなところに臨んだところだろうと思うのです。それでこの問題が出てきたときに、おそらく東京湾を中心にしての問題だ……

第34回国会 予算委員会 第4号(1960/02/17、5期、民主社会党)

○東隆君 伊勢湾台風のような災害地の問題は、施設が破壊されていることでありますし、また、開拓地の問題は、施設が完備されていないこういうことだと、こう考えるわけであります。したがって、ある時点をとり上げてみますと、私は、非常に似通ったところがあろうと思います。しかし、考えてみますと、伊勢湾台風のような場合には、人口が非常に多く、したがって、有権者が非常に多いために、復旧というようなことは、非常に迅速に進んで参りますが、人口の少ない開拓地は、これに反して、設備の充実というようなことは、これは非常に長い期間を要するわけです。開拓の過程が非常に長過ぎるのでありますので、私は、これを何としても短縮をしな……

第34回国会 予算委員会 第5号(1960/02/18、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、民主社会党を代表して、政府提案三十四年度予算補正二案について、反対の意向を明らかにするものであります。  わが党の反対理由は一点に要約されます。それは、今回の第三次補正を含めて、昭和三十四年度予算全体を通じて、政府はついに、昨年七月の人事院の公務員給与改正勧告を完全に無視してこれを実現する何らの予算措置をとらなかったからであります。  なるほど政府は、明年度予算案におきましては、人事院勧告を本年の四月一日から実施することにしております。すなわち公務員給与の各俸給与の中級職員、研究職員、並びに医師について、平均約四%の引き上げを行ない、いわゆる中だるみを是正しております。また明年……

第34回国会 予算委員会 第14号(1960/03/12、5期、民主社会党)

○東隆君 きょうは週末でありまして、はなはだ御迷惑をかけるようでありますが、私は厚生大臣、労働大臣、また大蔵大臣等に対して、意地悪く質問をするのではございません。  まず厚生大臣に、生活協同組合を主管されておる課は一体何という課か、それをお聞きいたします。
【次の発言】 その社会局の生活課は一体何人ぐらいで、そして主たる仕事はどういう仕事をおやりになっているのか。
【次の発言】 生活協同組合プロ。八一でもって何人くらいですか。
【次の発言】 次は労働大臣にお伺いいたしますが、労働金庫のお仕事は労働省の何の局の何課でおやりになっておりますか。それからまた、時間を節約する意味で、何人でおやりになっ……

第34回国会 予算委員会 第20号(1960/03/28、5期、民主社会党)

○東隆君 第四分科会の審査の経過を御報告申し上げます。  本分科会に付託されました案件は、昭和三十五年度予算三案のうち、大蔵省、文部省、労働省及び厚生省に関するものであります。  分科会におきましては、去る二十三日に大蔵省、次いで二十五日文部省、二十六日労働省、そして本日は厚生省と四日間にわたり、それぞれ政府当局より所管予算の説明を聴取するとともに質疑を行ない、慎重に審査を進めて参りました。  以下、質疑応答のうちおもなるものにつきその概要を御報告いたします。  まず、大蔵省所管でありますが、予備費について、元来、予備費は予算総額の一%程度というのがこれまでの通念であるのに、今回は八十億と大蔵……


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第35回国会(1960/07/18〜1960/07/22)

第35回国会 農林水産委員会 第閉会後2号(1960/08/10、5期、民主社会党)

○東隆君 私はきょう国鉄の方が見えておりませんからなんでありますが、最初からこの公共政策割引に関しては、国鉄の方は漸次なくしていくと、こういうことをはっきりと表明をしておるわけです。そういうなんで戦いをいどんでおる、こういうような形でありますから、私はこの問題の解決にはどうしても政治的な解決よりほかに方法がないわけです。そこでたびたびそれが延期々々の形でもってきましたので、私は先ほどお話があったように、運賃の改訂によってその実質的なものをすりかえよう、こういうふうに意図されておると思うわけです。おそらく九月以降政治的な時節に入りますから、私はこの公共割引制の問題は、今みんな心配されておるようで……

第35回国会 農林水産委員会 第閉会後3号(1960/09/07、5期、民主社会党)

○東隆君 私はテンサイ糖工業に関して、少しお尋ねをいたしたいと思います。私は広義の農村工業、それから農産物の加工工業、こういうようなものを考えたときに、当然農産物加工工業のようなものは、農民の組織である農業協同組合、こういうようなものを中心にしてやるのが、今までの農林省の伝統的な奨励方針でなかったか、こういうふうに考えておりますが、この点いかようにお考えでしょうか。
【次の発言】 私は農産物の加工工業のうちでもって、特に税金に関係のある酒をこさえる醸造工業というようなものは、これは大蔵省が非常に強くて、そうして農業協同組合関係にこれを認めないというような方針が、ずっと続けられておったわけで、と……


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第36回国会(1960/10/17〜1960/10/24)

第36回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1960/10/25、5期、民主社会党)

○東隆君 このブドウ糖の消費の面、これは心配ないのですか、国内の。
【次の発言】 政府の買い上げの澱粉を主として原料に振り向ける考え方ですか、その点はどうなんですか。
【次の発言】 今の政府のおやりになっているようなやり方でやりますと、安いときには市場のものを使う、それから高くなったときには政府のものを使うのだ、こういうやり方であって、私は、イモを生産しておる農家に対する影響は、どっちかというと、マイナスの影響ばかりであって、ブドウ糖精製工業者には非常に利益かもしれませんけれども、どうもその辺非常に疑問があると思うのです。そこで、私はやはりイモを生産する農家の利益になるような考え方をとりたいと……

第36回国会 農林水産委員会 第2号(1960/10/21、5期、民主社会党)

○東隆君 私は今の問題に関連して三月十七日に、実は飼料問題について畜産局長とそれから水産庁の次長にお伺いをいたしておりますが、その後の経過は、実は私は、これは心配をいたしましたような状態が現われておると思うのであります。そこで私は、毎月一万二千トンほどの需要が必要だと、こういうので畜産局の方は計画をされている。それから水産庁の方は、あの当時の数字から言いますと、十分に国内産でもってまかなうことができる、しかもそれは北洋漁業の分を入れますると余るような情勢である、そういうふうな数字が出ておりましたので、私はいろいろお伺いしたのでありますが、ペルーから入ってきたものが飼料に向かないという状態で、私……


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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 予算委員会 第3号(1960/12/19、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、所得倍増に関連して、農業と他産業との較差をどうすれば収縮することができるか。また、中央と地方の所得の較差を短縮するのにどうしたらよいのか。政府がどういうお考えを持っておるのか。これを中心にして、主として食糧の管理関係の問題、それから税金関係の問願としてお伺いをいたそうと思います。従って、率直な御返事を願いたいのであります。  まず第一番目に、米の統制について政府はどのような考えでおられるのか、私は将来を見通して、この際その存続についてお答えを願いたいと思うのであります。理由は、いつも内閣がかわりまして農林大臣が就任されますと、米の統制問題について最初に言明をされるのが、これが常……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 農林水産委員会 第2号(1961/02/08、5期、民主社会党)

○東隆君 今の自作農創設維持資金と、それから農業法人との関係、その場合における貸し出しですか、そういうような方面で何かだいぶ違うような形をとるのじゃないですか。
【次の発言】 その場合に、今お聞きになったような点で、貸付の一件当たりの額ですね、そういうようなものをはずす必要があったから、そういうような方法をとられておるのじゃないですか。

第38回国会 農林水産委員会 第閉会後2号(1961/07/01、5期、民主社会党)

○東隆君 今の案件のうち、国に訴訟をいたしたものを裁判所は受理しておるはずでありますが、その経過はどうなっておりますか。
【次の発言】 受理されたものを、裁判所の関係ですから、農林省の方ではいかんともいたしがたいかもしれませんが、それを、適当な方法でもって、裁判の進行、そういうふうなことを何かとめる方法はないですか。あるいはそれを却下する方法はないですか。

第38回国会 農林水産委員会 第閉会後4号(1961/08/31、5期、民主社会党)

○東隆君 私は予約米制度は非常に善政であったと思います。これからも続けていただきたいと思うんですが、これはどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 それで私は安心をしているんでありますが、ぜひこれは変えないでいただきたいと思うんです。それから私は、さきに農林大臣に御就任のときに、実はやみ米は高い方がいいのか、安いのがいいのか、こういう質問を大蔵大臣と農林大臣、お二人にいたしましたところが、生活安定のためにやみ米は安い方がよろしいのだ、こういうお答えでありました。これは今どういうふうにお考えですか。
【次の発言】 これは実は統制が強化されればされるほど、実はやみ米の値段というものは高くな……

第38回国会 農林水産委員会 第5号(1961/02/14、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、麦作の転換について質問をいたしますが、私は麦作のないところに酪農はないと、こういう考え方を持っているわけであります。従って、国内で私はどうしても麦作は振興されなければならぬ、こんな考え方に立つので、第一点は、大裸麦の輸入は昨年から停止をされて一おりますが、この際小麦のうちのソフト小麦の輸入を停止をされる意思はないか、この点を伺いたい。
【次の発言】 私は、ソフト小麦の輸入をすみやかにやめた方がいいのではないか、こういう考え方で、先ほどの河野君が言った飼料小麦、これも私は輸入をやめた方がいいのではないか。そうして国内生産を急速に進めていく、こういう態勢をおとりになる必要があるので……

第38回国会 農林水産委員会 第閉会後5号(1961/09/01、5期、民主社会党)

○東隆君 北方漁業の安全操業の問題は、たびたびここの委員会でもって問題になったのでありますが、今回納沙布沖でもって漁船が大量に拿捕されたという事件を通して、私はソ連の副首相のミコヤンが帰ってすぐそのあとでそういうふうな事態が発生をしたし、しかも非常に大がかりな拿捕でございますので、これを中心にして少しこれの解決を急速に進める時期でないかと、こういうふうに考えるわけであります。それで、戦後十六カ年の間にもうすでに拿捕された船は六百九十四隻というのでありますから、約七百隻ほど拿捕されておるわけであります。それから漁民が約五千人ほど抑留されておる、もちろん帰ったのもあるでしょうけれども。そういうよう……

第38回国会 農林水産委員会 第9号(1961/02/23、5期、民主社会党)

○東隆君 森議員のお話で実は私ははっきりしたので、関係の方で一つそういうふうに善処をしていただきたい、こう思うわけです。私は、このままで参りますると、かりに国鉄の方でお考えになったようにお上げになっても、この次にまた同じ理論でもってお上げになる、こういう問題が出てくると思うのです。そこで私は、何か国鉄の鉄道だけをとったときに一つの欠点があるのではないか、こういうふうに考えるわけです。従って、運賃をきめるときには、運営その他を考えなければならぬのですけれども、これは国鉄だけを考えて、独立採算制、しかも局部的なところの独立採算制の場合には赤字になる、それを強調されたのでは意味をなさぬと思う。そこで……

第38回国会 農林水産委員会 第12号(1961/03/03、5期、民主社会党)

○東隆君 今の問題で、昔雪害調査所が山形県の新庄でしたか、あれが農村工業指導所か、そのように変わって、その後どういうふうになりましたか、あれは。
【次の発言】 これは、水産関係と林町関係の方の試験研究機関は統合されないのですね。
【次の発言】 私は試験研究の機関の統合その他についてお考えになっておるような方向に進むのは賛成なんでありますが、実は今の国立大学、あるいはその他の関係方面に相当金を出されておるようでありますし、いろいろなことを農林省としてもおやりになっていると思うのですが、そういうような関係をずっと考えてみて、今の大学というものは一体どういうような形かと、こう考えてみますと、昔の帝国……

第38回国会 農林水産委員会 第14号(1961/03/10、5期、民主社会党)

○東隆君 改正になる第十五条の三号ですね。「損害が戦争其ノ他の変乱、地震又ハ噴火ニ因リテ生ジタルトキ」こういうものは前のものをそのまま踏襲されておるのですが、対象の事故の範囲を非常に今回広げられておるのです。その場合にここの「戦争其ノ他ノ変乱」という「其ノ他ノ変乱」というのは、おそらく小規模の地域的なものでないかと思うのですが、そういうようなものを考えたときに、やはりこの程度のものは入れなきゃならぬ。それから地震も噴火も、私は対象の中に入れるべき筋合いのものじゃないか、こう考えるわけです。それは営利会社のような場合には、火災保険というのは、ただ火災ということによって起きることばかりしか考えてお……

第38回国会 農林水産委員会 第17号(1961/03/17、5期、民主社会党)

○東隆君 関連。私は、今の問題は、政府の考えておる考え方は、生産協同組合ですか、これに対して非常に消極的な考え方をお持ちになっておるから、そこで、農地法に規定をしなければならぬと、それは、果樹農業の場合の生産協同組合というのは、これは実のところを申しますと、非常に資力のある者がやる、こういう態勢になろうと思うのです。その場合に、農業基本法の方ではどういうふうにうたってあるかというと、実のところを申しますと、そこでは、零細農家あるいは兼業農家を解消するような意味で、重点をそこへ持っていっている、政府の案では。そこで問題は、資力のある者が、生産協同組合法を作るのに対しては、非常に消極的な態度をとっ……

第38回国会 農林水産委員会 第18号(1961/03/22、5期、民主社会党)

○東隆君 私も民社党を代表して意見を述べて賛成の意を表したいと思います。  第一番目は、私は果樹のようなこういうものは、今まで主食の生産というような方面、あるいは輸出農産物というような方面に国が力を注いでおるにかかわらず、こっちの万両には力を注がなくても相当な発展をしてきておるわけであります。従って、多少国が力を入れるということになりますると、私は相当無政府的な生産が行なわれるのではないか。従って、これに対しては長期見通しというような、そういうような程度のものでなくて、もっと某、木的な計画を立てて、そうしてやるべきではないかと、こう考えるわけであります。たとえ選択的な拡大生産だと、こういうふう……

第38回国会 農林水産委員会 第20号(1961/03/24、5期、民主社会党)

○東隆君 私はこの開拓融資保証法の一部を改正する法律案の関係は、やはり中心は開拓農家の経営をりっぱにして、そうして既存の農家と同等に早くなるようにすることがこれが必要なことだと、こういうふうに考えるわけであります。従って、そういうような方向に進めていくのには、私は今の開拓農協そのものがどちらかと申しますと、非常に農業協同組合法の特殊農協として成立をされてそうしておる関係から、流通その他の面における仕事はこれはやり得る態勢でありますけれども、開拓の当初から一番必要な共同で開拓をやる、こういうような面になりますると、実は非常に障害が多いと思うのであります。それで、一番初めに開拓地に入植をする農家は……

第38回国会 農林水産委員会 第23号(1961/03/31、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、この決議案に民主社会党を代表しまして賛成の意を表します。  ついては、この中にもございますように、「農業協同組合を通じ、直接実需農民に飼料として妥当な価格を以って」云々と、こういうふうに書いてあるところに意義がある、私はこう考えるわけであります。御承知のように、市乳業を中心にして考えますると、濃厚飼料も粗飼料も購入してやっていく、こういうようなことになるのでありますけれども、これはある程度の計算ができる、私はこう考えるのです。一番困難な状態に置かれているのは、粗飼料を生産し、そこばくの濃厚飼料を買い入れて経営を続けている酪農業、そういう方面が一番打撃を受けているのじゃないか。そ……

第38回国会 農林水産委員会 第24号(1961/04/03、5期、民主社会党)

○東隆君 私は先ほど運輸大臣は農林水産物を同格には扱っていない、他の物資と同格に扱っていない、こういうお話でありました。しかし、私は同格に扱っているものですから、それで今度の運賃改訂にあたって、一番量の多い農林水産物、あるいは地下資源、こういうようなものを含めると、これは相当の部分になると思うのです。そっち方面にやはり計算の基礎を置かれているから、従って運賃の改訂、こういうようなことになったろうと思う。私は輸送されている物資の大部分は、ラジオの私は何ですかじゃないですが、動物か、植物か、あるいは何ですか、鉱物、これの加工物にきまっているのでありまして、そのうちの大宗を占めているのは、私はやはり……

第38回国会 農林水産委員会 第26号(1961/04/06、5期、民主社会党)

○東隆君 私は大臣がお見えになっておりますからお聞きしますが、この今川の改正ですね。この法案の改正に農林関係だけお書きになりまして、そして漁業関係、「漁港施設及び共同利用施設」、それに関連をされて私は改正をされておいた方が、将来においても好都合じゃないか、こういうふうに考えますが、この点はどうですか。法文は第一条に明らかにその方面のことを書いてあります。それで水産方面は私はあらゆる方面でおくれておるとこう考えておりますので、この際、それを中に入れることによって正しいというよりか、おくれたものを非常に国が保護する、こういうことになろうとこう考えますので、この際その項を特に入れる必要があるのではな……

第38回国会 農林水産委員会 第27号(1961/04/07、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、この法案の関係で、この葉面散布の肥料ですね。これを私は農薬にしておいた方がいいのじゃないか、こう思うのです。あとの方は、これは肥料とされた方がいい。前の分は、これは農薬にされたらいいのじゃないか。そうでないと、あとでいろいろ問題になってお困りになるのじゃないか。というのは、ビートに使っているようですけれども、普通葉面にいろいろな農薬を散布しますと、結局、たとえば果実の方は非常に大きくなるのです。これはかえって葉の生長だのその他のものを抑制して、そうして根部あるいは果実の方を大きくしていく、そういう一つの植物生理学の現象があるのです。だから、問題は、抑制するのに、たとえば枝を切っ……

第38回国会 農林水産委員会 第30号(1961/04/14、5期、民主社会党)

○東隆君 漁業権の中の共同漁業権とそれから定置漁業権、区画漁業権、その三つのうちですね、漁業協同組合が持っておる共同漁業権というのは、これは当然今度の改正その他においても漁業協同組合の方に移るということはこれは確実なんでしょうか。
【次の発言】 その次に、私は漁業協同組合が現在のままでは私は非常に小さくて力が弱いし、おそらく漁業協同組合を拡充強化する、こういう線になりますると、おそらく数組合が合併をする、こんなような事態が起きてくるのじゃないか、こういうふうに考えますが、その場合における漁業権の帰属ですね、それはどんなふうになりますか。

第38回国会 農林水産委員会 第40号(1961/05/10、5期、民主社会党)

○東隆君 私は最初に、この政府案の農業基本法案が衆議院の段階で、私どもの党が協力をしたにかかわりませず、世間では準単独審議の形で通ったと、こういうふうに言われておるのであります。私は、これはあのように協力をいたしましたけれども、その姿において非常にまずいものがあったと、そのことについては先ほど総理からもお答えがあったわけで、そこで参議院の段階においてもああいうような形がもし行なわれるとすると、これはゆゆしき問題になると、こう考えるわけであります。私どもは、審議を慎重にして、そうしてりっぱな案を作り上げたい、こういう考え方に立っておるわけであります。政府案が自由主義経済の立場に立って立案をされて……

第38回国会 農林水産委員会 第43号(1961/05/16、5期、民主社会党)

○東隆君 私は前文に関係して少しお伺いいたします。それでこの政府案の前文、それから社会党案、民社案、三案があるのでありますが、政府案の前文を見ますと、どちらかというと、だいぶ農業者に対して媚態を呈しておる。こういうふうに見えるのでありまして、それはもちろん政府として農業者を少しほめておかないと、将来において都合が悪い面も出るという、そんな気持ではないと思いますけれども、しかし前文において、私は少しほめ過ぎておるのではないか。ことに総理が外に出てお話をされたときに、心のふるさとであるとか、そういうふうな表現を使われておるのです。これは私はナチスが台頭したときに、ヒットラーは非常に農民を自分たちの……

第38回国会 農林水産委員会 第44号(1961/05/17、5期、民主社会党)

○東隆君 私はこの機会に日ソ漁業交渉に関連をして、農林大臣にお聞きをいたしたいと思うわけであります。  日ソ漁業交渉は、まさに百日会談の相貌を呈しておるのであります。近日ピリオドを打つようにも聞いておるのでありますが、日本側はまさにネコがネズミをもてあそぶような、そういうような形でいじめつけられておるように私どもは見ざるを得ないのであります。そういうような状態のもとにおいて、非常に政府では苦労をされておるのではないかと思いますが、私は、本年は奇数年次に相当をいたしておりますし、従って豊漁の年に該当をしておる、こういうふうに聞いております。特別小委員会等におけるところの話し合い、そういうようなも……

第38回国会 農林水産委員会 第45号(1961/05/18、5期、民主社会党)

○東隆君 先ほど畜産局長、ジャージーの問題ちょっとお話しになりましたが、牛乳を購入するのに脂肪の度合いによって大てい購入しておる。ところがジャージーは御承知のように脂肪が多いのであります。これはいやがらせかなんか知りませんけれども、どうもジャージーの牛乳は買わない工場ができておる。こういうふうに聞いておるのですが、そういう声をお聞きになりませんか。
【次の発言】 関連して。今の長期の見通しの場合に、二年ないし三年ぐらいで、その後の五年ぐらいの見通しと、こういうお話しですが、その場合に、どの程度数字的に表現されるのですか。   〔理事櫻井志郎君退席、委員長着   席〕

第38回国会 農林水産委員会 第47号(1961/05/23、5期、民主社会党)

○東隆君 私は今森さんの質問に関連をして質問をいたしますが、信託問題ですね、これは期限を付されて五年以上とこういうようなお考えですが、私は今の農地制度は自作農主義を中心にされておると思うのです。それで信託制度によりますと、これを合法的な不在地毛を実はこしらえておるのじゃないかとこう考えるのです。そういうような意味で、私はこの信託制度によってこの合法的な不在地主をなくするために、逆に期限を付して、そうしてその期限後には当然不在地主でない在村地主にする、そういう形をとる自作農主義を貫徹させる方が適切でないかとこういうふうに考えるわけです。私どもの方の案では、今の問題は第十三条の三号に「農用地の権利……

第38回国会 農林水産委員会 第48号(1961/05/26、5期、民主社会党)

○東隆君 この際、これに関連をいたしまして、韓国ノリのことをお聞きいたしたいと思うのでございますが、よろしゅうございますか。
【次の発言】 韓国ノリの問題については、最近一億枚の輸入が決定をされまして、そうしてこれを中心にして問題が起きておるようであります。昨年は約二十億枚程度の国内生産でございましたが、本年は聞くところによりますと、四十億枚、約二倍の生産を上げておる。そういうような情勢のもとにあるときに一億枚の輸入と、こういうことになったので、生産者の方面においてはこの一億枚の輸入に対して相当心配をいたしております。ところが、御承知のように日韓関係の問題、その他から考えて、そうして韓国の要望……

第38回国会 農林水産委員会 第51号(1961/05/30、5期、民主社会党)

○東隆君 先ほどから小林君の質疑がありましたが、それと多少食い違うと思いますが、お伺いいたします。  私は、長男教育をどうしたらいいか、こういう問題を中心にしてお伺いをするわけです。長男と申しましても、長男ばかりが農業をやるわけではございませんけれども、農村に残って農業経営を実際にやる者の教育は、私は非常にうとんじられていると、こういうふうに考えております。次男、三男は外に出ますので、いろいろな教育をされる。それは遺産の相続やそういうような問題に関連をいたすと思いますけれども、外に出る者は教育をされる。しかし、残っておる者は教育をされない。そうしてまた、教育をされる機会が非常に少ない。こんなよ……

第38回国会 農林水産委員会 第52号(1961/05/31、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、農業基本法は宣言立法だと、こういうふうに考えておるのであります。そこで、この法律は関連法律が実現をされなければ効果を発揮しないと、こういうふうに考えます。今の国会の情勢から考えて参りまして、延長国会はできないのでありますから、相当な法案が継続審議あるいはその他の形で残されるのでないか、こういうふうに考えます。従って、早期に臨時国会を開催してそれらの法案をやはり上げなければ、私は所期の効果を上げないと思うんです。ことに、政府は農業基本法のPRについては非常に熱心におやりになったんでありますから、従って、当初においては関連法案その他を完全に通過させる心意気であったろうと、こういうふ……

第38回国会 農林水産委員会 第53号(1961/06/01、5期、民主社会党)

○東隆君 この愛知用水公団法の一部を改正する法律案を中心にして、私は機械開発公団と愛知用水公団との関係その他について、私は将来水資源開発公団と関連をして非常に問題があるのじゃないか、こんなような気がいたします。ことに水資源開発促進法を中心にして、農林省と建設省との関係もあるようでありますが、しかし、私は農地の開発ということを中心にいたしますと、機械開発公団の方がプロパーの仕事をやっているのじゃないか。それから水を中心にして考えますと、愛知用水公団は水系を中心にしてやっております。そこでいろいろ問題が複雑多様になってくるようでありますけれども、私は農林省が、ことに農地局が中心になって考えた場合に……

第38回国会 農林水産委員会 第54号(1961/06/02、5期、民主社会党)

○東隆君 私は民主社会党を代表して、政府提案の農業基本法案に反対の討論を行ないます。  池田首相の言われる心のふるさとは、老人と婦人によってその農業経営が今日は行なわれておるのであります。政府案は、農業基本法案は、このような状態に農村を持ち来たした資本主義の合理主義に立脚して立案されているのであります。理屈から言いましても、事実から見ましても、この傾向を助長するおそれが多分にあるのであります。従って、政府の草案が示されたとき、与党のいうところの農村議員諸君がこの草案に修正を加えたことは周知のことであります。このような自由経済に立って立案された農業基本法案に対して、以下数点不満とするところを警告……

第38回国会 農林水産委員会 第55号(1961/06/06、5期、民主社会党)

○東隆君 今の十八条の関連なんですが、御承知のように歩合制度になっておりますが、それでいろいろな場合に問題が起きてくることは、今清澤委員のおっしゃる通りだろうと思う。そこで、あり得べき状態のものを一応お考えになってその場合における配分の考え方を明示するとか、そういうようなことはできませんか。
【次の発言】 先ほど長官のお話で、系統の漁業組合が一番中心になるようなお話でありますけれども、第二条の中小漁業者の定義を見ますと、漁業を営む個人、漁業を営む漁業協同組合、漁業生産組合、漁業を営む法人、こういうように並べてみますと、系統漁業協同組合、主として沿岸漁業協同組合ですね、これはかえって中心にならぬ……

第38回国会 農林水産委員会 第56号(1961/06/07、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、ただいま植垣さんの質問されたことを中心にして、農業基本法の方で実はお伺いをしたわけです。それは、経営と生活を分離するのかと、こういう点で質問をいたしましたところが、これにははっきりした答弁をもらうことができなかった。それで私は農業を企業として見るのが自立農業経営でないかと、こういうふうに考えたものですから、この点を実は質問をいたしました。それで企業として農業を考えた場合でありますと、先ほど申しましたように、資本に対しては利子を要求しますし、労働に対しては適正な労働賃金と、それから経営からは利潤が出てこなければならぬ。それで資本の方は土地と普通の投資と、こう二つに分かれましょうけ……

第38回国会 予算委員会 第5号(1961/02/17、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、民主社会党を代表して、ただいま上程されている補正予算両案に対し、反対をいたします。本来ならば、わが党はこの両案の撤回を要求するのが筋でありますが、この両案に、この際一歩を譲って、反対をいたすことにいたしました。従って、これから述べる反対理由は、補正予算案編成上の政府の政治責任に関連すること、財政法上の悪例であること、さらに補正予算案の性格を突き、政府の意図を明らかにしようとするものであります。政府並びに与党各位の耳をかされられんことを希望するものであります。  反対の第一点は、政府の政治責任に関係することであります。政府は、昨年末の特別国会において、本年度予算の第二次補正を行な……

第38回国会 予算委員会 第17号(1961/03/20、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、農業基本法を中心にして、経済企画庁長官、大蔵大臣、農林大臣に質問をいたすわけであります。  最初に、所得倍増の問題をお伺いをいたしますが、私は、池田総理大臣を初め政府与党の人々は非常に自由主義経済に立っておられますので、率直に御意見を述べられておると思います。金をもうけることができる者がどんどんもうけて、その第一流の者が多くもうければ第二流に位する者もまたもうけることができるのだと、従って、下の方の者は潤いが来て十分に所得を増加することができると、こういうふうに池田さんは本会議で言われたのを私は承知をいたしておるわけであります。また、農業基本法関係においても、もうける農業、ある……

第38回国会 予算委員会 第18号(1961/03/22、5期、民主社会党)

○東隆君 関連。
【次の発言】 ただいまの問題は、実は私どもは非常に関心を持っておるわけでありますが、終戦の当時、樺太の島民が拓殖銀行に預金をしておった総額が約二億であります。そのうちの四分の一の五千万円ですか、この程度が島民に貸し出されておった。一億五千万円は、本店は札幌にあるわけでありますからそちらの方に返っておるはずです。ところが、終戦のときに、本店が札幌にあるにかかわらず、樺太から帰ってくる者に当時一千円でありますか、そういうような金を渡すことをしない、そのままそれを放置してある。そういうような形でもって樺太に在住しておった者が非常に問題にして、そして長い間これが解決にだいぶん苦労をし……

第38回国会 予算委員会 第21号(1961/03/30、5期、民主社会党)

○東隆君 第四分科会の報告をいたします。  第四分科会に付託されました案件は、昭和三十六年度予算三案のうち、大蔵省、文部省、自治省、厚生省及び労働省に関するものであります。  分科会では去る二十七日から本日までの四日間にわたり、各所管の予算につき、関係大臣の説明を聞き慎重に審査を行ないました。質疑は相当広範多岐にわたりますので、その詳細は会議録によってごらん願いたいのであります。  まず第一日の大蔵省所管では、国際収支の見通しにつき、本年三月の経常収支の赤字は大体四億五千万ドルというがその根拠はどうか、また現在の貿易状況からすると、国際収支の赤字は四―六月になるとさらに増大するのではないかとの……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 農林水産委員会 第12号(1961/10/28、5期、民主社会党)

○東隆君 これはこの前の国会のときに質問いたしておきましたが、料率の改定の問題です。  北海道について考えてみますと、豊年が続いておりますので、実は料率の改定において非常に得をするのじゃないか、こう一応考えたところが、延びますと、その恩典に浴さない。ところが本法の改正のほうから申しますると、異常災害に関してはこれは今までのものとだいぶ違った形になって、これは北海道には非常に都合が悪いような形になっている。そこで、これを調節する方法がないかというので質問をいたしましたところが、伊勢湾台風等で被害を受けた所もあるし、いろいろな関係があり、これはいろいろな事情でやむを得ないのだから、これはそのままい……

第39回国会 農林水産委員会 第13号(1961/10/30、5期、民主社会党)

○東隆君 今のに関連するのですが、この第六条の六号の「正当な理由がないのに」と、こういうのがありますが、この「正当な理由」というのはどの範囲ですか。これは、たとえば加工をする余裕がないと、こういうのも理由でしょうし、それから加工料金が安くてそれには応ぜられない、こういうのも理由になると思う。そういうようないろいろの問題があろうと思うのですが、どの程度考えておられますか。
【次の発言】 そういう場合のその判定その他はだれがやるのですか。

第39回国会 農林水産委員会 第14号(1961/10/31、5期、民主社会党)

○東隆君 畜産物の価格安定の関係ですが、修正をされたようで、修正をされたほうに練乳が入っておるわけです。それで、これは政令でもってそれを定めるようでありますが、その中身はどういうふうになりますか。
【次の発言】 私は、せっかく練乳を入れられたのですから、この中に全粉乳が入っておりませんし、そんな関係で、かえって無糖練乳を中へ入れたほうがいいんじゃないか、こういう考え方を持つわけです。と同時に、無糖練乳は、私は、価格調整の上においては非常に効果を上げるのではないか、それで、全粉乳を入れない以上、やはり無糖練乳を入れたほうが、調整上に非常に効果を上げるのではないか、こういう考え方を持つわけです。そ……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 農林水産委員会 第20号(1962/03/27、5期、民主社会党)

○東隆君 私は先ほどからのお話を伺っておりまして、海上保安庁のほうのお考え方は、だれも故意でもって油を流したわけじゃないので、船を座礁さしてまで流すわけはないのですから、だから故意にやったことでないということはわかりますけれども、しかしこの問題は、ノリの被害を受けたほうが問題なんであって、これの原因をはっきりさせることが、これが必要だと思います。で、私は無過失損害賠償も当然成立をする筋合いのものだと思う。その場合に、今までのお話しでありますと、できるだけ責任をのがれるような、そういうような表現のされ方をされている。そこで、被害者に対して賠償をする場合に、何でも行政協定その他から言いますと、ノリ……

第40回国会 農林水産委員会 第21号(1962/03/29、5期、民主社会党)

○東隆君 今の問題に関連でお尋ねしますが漁業法あるいは水産協同組合法、こういうふうな法律ができた昭和二十四年のころですね、これは私明らかに日本国憲法のもとにおける民主主義の考え方でもって漁業法あるいは水産協同組合法等を制定をしたと思うんです。それで、今までの官僚主義的ないろいろなやり方ですね、そういうようなものを一擲して、そして民主主義の立場に立って法の改正が行なわれたと思う。それとの関連において、今回の免許の更新に関連をしてとったやり方は、私は当初の改正の立場と非常に違っておると思う。私は、免許であるとかその他のものは、当然廃止するべき筋合いのものは、これはやめたほうがいいと思う。そして自主……

第40回国会 予算委員会 第10号(1962/03/10、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、やるせない引揚者の立場に立った質問をしようと思うので、首相初め関係閣僚その他のあたたかい思いのこもった答弁を期待いたしております。  まず最初にやるせない引揚者の立場を認識してもらう必要があろうと思うのです。昭和十六年の二月、三月のころ、私は満州に旅行をいたしました。そうしてつぶさに各地を回ったのでございますが、そのときに会った人々は壮年血気の人々でございました。そうしてきわめてアンビシャスの人々でございます。あれから二十年、生活の基盤を失って引き揚げた人々のよわいはもうすでに六十代になろうとしているのであります。職場から後退をしてこれからの老境の生活をどうしようかと、こういう……


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各種会議発言一覧(参議院5期)

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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 建設・農林水産委員会連合審査会 第1号(1960/03/22、5期、民主社会党)

○東隆君 私は、治山治水関係の問題で、将来のことを考えますと、いろいろ問題が起きてくるのではないかと思うのですが、こういう考え方をいたしますので、お聞きいたすのでありますが、一体治山と治水のどちらの方に重点を置かれておるのか、この点を一つ明らかにしてもらいたい。というのはたとえば治水は政治の要諦である、こういうようなシナの言葉がありますが、私は日本のような山岳の多い所ではかえって治山が政治の要諦である、こういう考え方を持つわけなんです。従ってそういうようなことを考えて参りますると、たとえば山腹砂防であるとか渓流砂防であるとか、こういうような問題が私は中心になる筋合いのものであろうと考えるわけで……

第34回国会 予算委員会公聴会 第2号(1960/03/16、5期、民主社会党)

○東隆君 私は中小企業者の金融という点について、先ほどお述べになった点に賛成なのでありますが、やはり中小企業者等の協同組合を私は強化をして、そうして中金とつながりをつける、こういう形をとるほかに、私は中小企業者に政府の低利資金を流すということはむずかしいと思うわけです。  それで、私はお伺いいたしたいのは、中小企業者等の協同組合法も協同組合形式をとっておるし、また実際はそうだろうと思う。ところが、中小企業者等の協同組合法でできたところの協同組合に対して、大蔵省の税金を取る方の係の人はあれは脱税組合であると、こういうふうに強く言う人もある。だいぶ前の話でありますけれどもそういうことを私どもは聞か……

第34回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1960/03/23、5期、民主社会党)【議会役職】

○主査(東隆君) ごあいさつ申し上げます。皆さんの御推薦によりまして、私は主査ということに相なりました。御協力をいただきまして、これより本分科会の運営を行なっていきたいと存じます。よろしくお願いいたします。  審査に入ります前に、本分科会の議事の進め方につきましてお諮りをいたします。本分科会は、昭和三十五年度一般会計予算、同特別会計予算及び政府関係機関予算中大蔵省、文部省、厚生省及び労働省所管について審査をいたすわけでありますが、審査の都合上、本日は大蔵省所管、二十五日は文部省所管、二十六日は労働省所管、二十八日は厚生省所管について御審議を願うといった方法で進めて参りたいと思いますが、御異議ご……

第34回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1960/03/25、5期、民主社会党)【議会役職】

○主査(東隆君) これより予算委員第四分科会を開会いたします。  昭和三十五年度一般会計予算同じく特別会計予算同じく政府関係機関予算中文部省所管を議題といたします。  まず本件について政府より説明を願います。
【次の発言】 それではこれより質疑に入ります。  政府側から出席されておりますのは、宮澤文部政務次官、天城文部大臣官房長、安嶋文部大臣官房会計課長、内藤文部省初等中等教育局長、小林文部省大学学術局長、斎藤文部省社会教育局長、清水文部省体育局長、杉江文部省調査局長、福田文部省管理局長等であります。  それでは質疑のある方は御発言を願います。

第34回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1960/03/26、5期、民主社会党)【議会役職】

○主査(東隆君) これより予算委員会第四分科会を開会いたします。  昭和三十五年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算中、労働省所管を議題といたします。まず本件について政府より説明を願います。
【次の発言】 それでは、これより質疑に入りますが、政府側の方から出席をされておりますのは、松野労働大臣、三治労働大臣官房長、和田労働大臣官房会計課長、亀井労働省労政局長、渋谷労働省労働基準局長、有馬労働省職業安定局職業訓練部長、それから大蔵省の方から、岩尾大蔵省主計局主計官が出ておられます。  それでは、質疑のおありの方は御発言を願います。

第34回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1960/03/28、5期、民主社会党)【議会役職】

○主査(東隆君) それではこれより予算委員会第四分科会を開会いたします。  昭和三十五年度一般会計予算、同じく特別会計予算、同じく政府関係機関予算中、厚生省所管を議題といたします。  まず、本件について政府より説明を願います。
【次の発言】 政府側から出席をされておりますのは、渡邊厚生大臣、森本厚生省官房長、熊崎厚生大臣官房会計課長、尾村厚生省公衆衛生局長、川上厚生省医務局長、黒木厚生省医務局次長、高田厚生省薬務局長、高田厚生省社会局長、大山厚生省児童局長、小山厚生省年金局長、山本厚生省保険局次長、三浦社会保護課長、館林保険局医療課長の諸君が見えております。


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1961/03/27、5期、民主社会党)【議会役職】

○主査(東隆君) ただいま第四分科会の主査に指名されたのでありますが、私微力でありまして、この仕事はなかなか容易でないと思いますが、皆さんの御協力で一つできるだけ円満に進めていきたいと、こう思いますので、よろしく御支援を願います。  それでは審査に入ります前に、本文科会の議事の進め方についてお諮りをいたします。  本分科会は、昭和三十六年度一般会計予算、同特別会計予算及び同政府関係機関予算中、大蔵省、文部省、厚生省、労働省及び自治省所管について審査をいたすわけであります。審査の都合上、本日は大蔵省所管について御審議を願うという方法で進めて参りたいと思いますが、御異議ございませんか。

第38回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1961/03/28、5期、民主社会党)【議会役職】

○主査(東隆君) これより予算委員会第四分科会を開会いたします。  昭和三十六年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、文部省及び自治省所管を議題といたします。  まず、本件について政府より説明を願います。最初に自治省よりお願いをいたします。
【次の発言】 分科担当委員に変更がございましたから、御報告をいたします。  本日田中一君が辞任せられ、その補欠として米田勲君が選任せられました。
【次の発言】 それでは、これより文部省より説明をお願いいたします。
【次の発言】 それでは、これから質疑に入りますが、ただいま政府側から出席されておりますのは、自治省関係は安井自治大臣、柴田自治大……

第38回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1961/03/29、5期、民主社会党)【議会役職】

○主査(東隆君) これより予算委員会第四分科会を開会いたします。  昭和三十六年度一般会計予算及び同特別会計予算、同政府関係機関予算中、厚生省所管を議題といたします。  まず、本件について政府より説明を願います。
【次の発言】 分科担当委員に変更がございましたから御報告いたします。  本日、米田勲君が予算委員を辞任せられ、その補欠として小柳勇君が選任せられましたので、従いまして、米田勲君の分科担当委員の補欠として小柳勇君が委員長から指名せられました。
【次の発言】 これより質疑に入りますが、ただいま政府側からの出席者は古井厚生大臣、高田厚生大臣官房長、熊崎厚生大臣官房会計課長、厚生省公衆衛生局……

第38回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1961/03/30、5期、民主社会党)【議会役職】

○主査(東隆君) これより予算委員会第四分科会を開会いたします。  昭和三十六年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、労働省所管を議題といたします。  まず、本件について政府より説明を願います。
【次の発言】 これより質疑に入りますが、ただいま政府側からの出席者は、石田労働大臣、三治労働大臣官房長、和田労働大臣官房会計課長、冨樫労働省労政局長、大鳥労働基準局長、堀職業安定局長、岩尾大蔵省主計局主計官、四方労政局労政課長、青木労働基準局庶務課長、上原同監督課長、村下同労災補償部長、千葉婦人少年局庶務課長、矢越同年少労働課長、広瀬職業安定局庶務課長、鈴木同失業保険課長、住同企画課長……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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