田畑金光 参議院議員
5期国会発言一覧

田畑金光[参]在籍期 : 3期- 4期-| 5期|- 6期
田畑金光[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは田畑金光参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院5期)

田畑金光[参]本会議発言(全期間)
3期- 4期-| 5期|- 6期
第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 参議院本会議 第7号(1959/11/11、5期、社会クラブ)

○田畑金光君 私は社会クラブを代表し、藤山外相の安保条約改定交渉に関する中間報告について、総理、外相、防衛庁長官に対し、以下数点の質問を行ないたいと思います。  まず、外相は、今回の条約改定の必要論は日本国内の事情だけによるとしておりますが、はたしてそうでありましょうか。すなわち、日本の国力の充実、国連加盟による国際的地位の向上、防衛力の充実のみが改定交渉を可能にしたと見ておりますが、これは他の反面を見失っておると思います。米国が改定交渉に応じた背景は軍事政策の変更のためであり、また、ミサイル戦略の現在、基地としての日本の価値が減じてきたところに重要な要因があると思います。米陸上部隊の引き揚げ……

第33回国会 参議院本会議 第19号(1959/12/25、5期、社会クラブ)

○田畑金光君 私は、社会クラブを代表して、ただいま衆議院より回付されてきた自民党佐々木盛雄君外四名提出の、国会の審議権の確保のための秩序保持に関する法律案について、憤りを感じつつ若干の質問を行なわんとするものであります。  本案は、二十四日の午後、衆議院において、自民党の単独審議によって強引に可決された法案でありまして、われわれは、民社クラブ、日本社会党とともに審議を拒否したにもかかわらず、自民党は、みずから提案した議員立法を、提案者とその与党議員のみをもって審議可決したのであります。本案については憲法上にも疑義ありとされ、国会の秩序保持のためには当然にとらるべき議長の責任も不明確のままに、国……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 参議院本会議 第16号(1960/04/06、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、民主社会党を代表し、三井三池争議に伴う諸般の問題について、以下数点にわたり政府当局に質問を行なわんとするものであります。  端的に言うならば、三井三池の問題は、今日、労働問題というよりも、むしろ社会問題、政治問題としての側面が強く表面化しております。私は、三月末現地を視察し、大牟田市内から炭住街を一巡いたしましたが、市内に漂う不穏な空気、ことに楽しかるべき炭鉱住宅街は不気味な暗雲に包まれているということでございます。平素は労農提携、労商提携の必要を訴え、地域共闘を通じて民主化を進めるはずの勢力が、大牟田市民と越えがたき障壁を設けて相互に相反目している姿は、民主主義のチャンピ……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 参議院本会議 第9号(1961/02/24、5期、民主社会党)

○田畑金光君 この際、私は、沖繩基地長期保有についての米国防総省特別委員会報告に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は、民主社会党を代表し、去る十九日、ワシントンUPI報道による米国防総省特別委員会の沖繩長期保有に関する中間報告並びに沖繩施政権返還について、総理並びに外務大臣に若干の質問を行ないたいと思います。  この報告書は、まだ全容は明らかでございません。しかし、これはケネディ大統領が一般教書に述べておりますように、米国の防衛戦略全体を再検討し、二月末までに中間的結論を出すように国防長官に訓令いたしておりまするが、当該報告を意味するものと考えます。新聞の伝うるところでは……

第38回国会 参議院本会議 第11号(1961/03/10、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、民主社会党を代表し、昨九日正午、福岡県田川郡香春町の上田鉱業上清炭鉱に起きました炭鉱災害に関し、若干質問したいと思います。質問に先立ち、七十一名の犠牲者に対し、つつしみて哀悼の意を表します。  ただいま通産大臣から災害発生の原因について説明がございましたが、坑内コンプレッサーの事故に基づく火災によりまして、七十一名の犠牲者が出たわけでございます。昨年九月二十日、同じく福岡県川崎町における豊州炭鉱の水没事故に引き続く最大の悲惨事でございます。ことに、豊州炭鉱における犠牲者六十七名の遺体収容も終わらないうちにこの事故を見ましたことは、政府の保安監督行政の不備欠陥、鉱業権者の保安……

第38回国会 参議院本会議 第33号(1961/06/02、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は民主社会党を代表し、ただいま議題となりました防衛二法案に対し反対の意見を述べるものであります。  反対の第一の理由は、憲法上の観点からであります。今回の改正は第一次防衛力整備計画の補完作用であり、第二次防衛力整備計画とは無関係なりというのが政府の態度でありますが、陸上自衛隊について現在の六管区四混成団を十三個師団に改編するがごときは、重要な軍の編成組織の改編であり、第二次計画の土台をなすものであります。われわれは、いわゆる無防備、無抵抗主義の上に立つ逃避的孤立主義者でもなければ、また中立の名において共産主義陣営の世界戦略の一環に利用される、えせ中立主義者の立場に立つものでもあ……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 参議院本会議 第2号(1961/12/15、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、民主社会党を代表し、ただいまなされました安井国家公安委員長の報告に対し、以下二、三の質問を総理以下関係閣僚に対して行なわんとするものであります。  去る十二日、旧軍人右翼グループによる反共クーデター計画が発覚し、首謀者等十三名が逮捕されたという報道は、その時代錯誤の暴挙に国民を憤激させると同時に、昨年の安保闘争以来の右翼テロと同じ社会的背景から生まれておるという事実に照らし、あらためて社会的危険性を指摘せざるを得ません。従来の一連のテロ行為が一人一殺主義であったのに比し、今回のそれは、明らかに集団的計画的犯行であったということでございます。戦後の右翼は、思想も組織も持たず、……

第40回国会 参議院本会議 第13号(1962/03/23、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、民主社会党を代表し、ただいま提案されました石油業法案に関し、総理並びに通産大臣に、以下二、三の質問を行ないたいと思います。  政府は、本年十月から石油輸入を自由化する方針を決定しております。もし今日、石油業に対し何らの規制も行なわないままに自由化を実施する場合には、次のような危機を招くおそれが強いと思います。  すなわち、現在並びに近い将来も世界的な原油の供給過剰傾向が続くので、石油消費が大幅にふえているわが国では、今後も激しい石油販売競争が必至であること。第二に、わが国では、石油の九八%は輸入に依存しており、かつ石油精製業者の多くが国際石油資本と直接間接の資本提携をしてい……

第40回国会 参議院本会議 第20号(1962/05/04、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は民主社会党を代表して、ただいま議題となりました特別円問題の解決に関する日本国とタイとの間の協定のある規定に代わる協定の締結について承認を求めるの件に対し、反対の討論を行なおうとするものであります。  タイ特別円に関しましては、昭和三十年八月、「特別円問題の解決に関する日本国とタイとの間の協定」が締結され、わが国は五年の分割払いによって五十四億円をタイに支払うとともに、経済協力として、九十六億円を限度とし、投資及びクレジットの形により、わが国の資本財及び役務を供給することを約したことは、御承知のとおりであります。しかも、このことは、当時の国会の厳正な議決を経ている事柄であります……

田畑金光[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院5期)

田畑金光[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 商工委員会 第閉会後2号(1959/08/10、5期、日本社会党)

○田畑金光君 今、問題に関連してお尋ねしますが、衆議院の委員会における速記録をちょっと見ましても、また本日の質問を聞いておりましても、事務局長の答弁と委員としての中村さんの答弁とは、ニュアンスというか、いささか違ったような印象を受けるわけです。  それは衆議院の場合においても、事務局長の答弁を見ますと、七月中旬ごろまでには審決が出るであろう、しかし当時の委員は、なるべく早く出したい、こういうような食い違いがあるわけです。ところが今の答弁を聞いておりましても、事務局長の答弁は、あと一、二回すれば審決が出されるであろう。ところが、中村さんの話は、もっとじっくり一つ慎重にやっていきたい、こういうよう……

第32回国会 商工委員会 第閉会後4号(1959/10/01、5期、日本社会党)

○田畑金光君 簡単に二、三質問いたしますが、阿部委員の質問で大体私の質問したいという事項も尽きておるわけですが、通産大臣の答弁をお聞きいたしますと、通常国会において政府側の答弁、あるいは臨時国会における政府側の答弁、また今日お聞きしまする問題に対する御答弁も同じところにとどまっておるようにお聞きするわけです。端的にお聞きいたしますが、すでに今大臣のお話の中にもありましたように、政府の、与党の政調会等においても石炭鉱業不況対策について具体的な案を一応まとめておるように新聞等で拝見いたしております。おそらくこの案は通産省の石炭局等で考えられておる案と大同小異であろうと、こう判断いたしますが、また御……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 議院運営委員会 第4号(1959/10/30、5期、社会クラブ)

○田畑金光君 一つ希望を申し上げておきますが、先ほどから手続についての実情というものが明らかにされたわけです。われわれとしては、この問題が言うなれば国民の非常な怒りを買っている問題だと見受けるわけです。もちろん現在は選挙責任者が逮捕されたという段階でございますが、この段階がやがて御本人の身辺に及ぶというようなこともこれは一つの常識として判断されるわけで、そういう時期に海外旅行という問題が起きたので、必要以上にこれは世間の疑惑を招き、またこの問題の処理いかんが非常に不安を招いているとみるわけです。議員の辞職勧告とか、あるいは自発的にやめてもらうとか、議員の身分に関する重要な問題でございますから、……

第33回国会 議院運営委員会 第10号(1959/11/30、5期、社会クラブ)

○田畑金光君 今の質問にも関連して参りますが、二十七日といろ日は当初から数万の動員、あるいは十万といいあるいは八万といい、とにかくかって見ない動員がなされるであろう、こう新聞等でも伝えておりましたし、またもう一つ、国会においては、御承知のようにベトナム賠償協定の問題が二十六日の夜半から二十七日の早朝にかけて衆議院本会議に上程されていた、こういう時期でもあるし、今回のこのデモというものは相当な規模にわたり、あるいは不測の事態等がなきにしもあらずという予測は持たれていたわけです。ことに今回のデモ隊の、これは一部の人々の心理的な状態の中には、ベトナム審議における政府与党の多数決による横暴ということが……

第33回国会 議院運営委員会 第11号(1959/12/02、5期、社会クラブ)

○田畑金光君 警視総監とだれが来ておられますか。
【次の発言】 これは御出席の二人で答弁できるかどうかわかりませんが、今回の無秩序きわまるデモの先頭に全学連の若い学生が立ったという事実に照らして、まずお尋ねしたいことは、この全学連の組織という実態について、全国的にあるいは地方的にいろいろ組織があると思いますが、その組織の実態がどのようになっておるのか、当局はどのように把握されておるのか、まず一つそれをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 この組織は、あなた方のお調べでは、大学学生の中において組織がふえつつあるのか、あるいは現状に停滞しておるのか、あるいはそれとは逆に、行き過ぎた学生運動の反省……

第33回国会 議院運営委員会 第13号(1959/12/11、5期、社会クラブ)

○田畑金光君 会期延長の点については、わが会派は反対でございます。いろいろ質問を申し上げても、答弁は期待されるような満足なものではないことは明確であるので、質問いたしませんが、なぜ私どもが反対するかという理由だけをつけ加えておきますと、先ほど来、社会党委員の方からお話がございましたが、今次国会の会期五十日というのは、与党も野党もお互いに認め合うてきめられた会期であるわけです。国会正常化というのは、やはり申し合わせ事項をお互いに守り尊重することだと思うわけで、会期というのは、やはり憲法あるいは国会法の建前からいうならば、各党が責任を持ってその会期の中においてすべての案件を終了し、また、どうしても……

第33回国会 議院運営委員会 第17号(1959/12/25、5期、社会クラブ)

○田畑金光君 十一月二十七日の事件からこういう法律が出てきたということは、まことに残念だと考えています。あの事件については、われわれとしては、あれだけの事件を起こした以上、当然主宰者側においても責任の立場にある者は政治的な責任を感ずべきであるし、同時にまた、院の秩序保持の最高責任者である議長が政治的な責任を明らかにすることも、これは当然のことだと思うし、この責任が明らかにされるならば、法律問題は、第二、第三だと考えるわけです。しかるに、今日に至るまで政治的な責任が明らかにされていないということはまことに遺憾で、そのかわりにこのような法律が出たということは、国民大衆の権利をこれによって制限しよう……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 社会労働委員会 第7号(1960/02/23、5期、民主社会党)

○田畑金光君 労働大臣にお尋ねいたしますが、二月十六日の本委員会においてILOの批准に対する政府の考え方をお尋ねしたわけでございますが、そのときの答弁と、二月十八日の予算委員会における社会党の永岡君から総理に対する質問、その答弁とはだいぶ違っているような感じを受けるわけで、予算委員会における総理の答弁を見ますと、四月の上旬にはILOの批准手続をとりたい、こういう答弁であるようでございますが、その後いろいろ市街も発展しつつあるようで、あらためてそれに対して労働大臣から提案に関しお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 四月の上旬をめどにして総理は提案をしたいと、こう言っておりますが、その点はどう……

第34回国会 社会労働委員会 第10号(1960/03/03、5期、民主社会党)

○田畑金光君 予算に関連して、私昭和三十二年の法律第百九号引揚者給付金等支給法についてお尋ねしたいと思っておりますが、大臣に一つ十分認識してもらって、厚生省並びに政府の方針を承りたいというのが質問の趣旨でございますけれども、本日の質問の内容については、政務次官から大臣に一つお伝え願いたいし、また適当な機会に大臣の見解、方針を承りたいと考えております。  最初数字的な問題になりますので、援護局長にお尋ねいたしますが、この法律に基づく引揚者給付金支給の事務処理状況は、どのように進捗しておるかということです。最近の、たとえば本年の一月末現在において、この法律に基づく認定人員は幾らに上り、国債の発行が……

第34回国会 社会労働委員会 第16号(1960/03/25、5期、民主社会党)

○田畑金光君 時間の関係もあるようでございますので、主として条文に即して質問を行ないたいと思いますが、初めに政務次官にお尋ねしたいのは、昨年の三十一国会に船員保険法等の一部を改正する法律案として四つの法案が一緒にまとめて国会に出されたわけでありますが、それが昨年の十二月にこれをばらばらにして与党が提出する形式をとったというこの間のお答えがあったわけです。こういうような取り扱いというものは、私たち今日まで国会におりましてあまり知らないわけでございますが、このような取り扱いの先例があったのかどうか、これをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 政党内閣の建前から申しましても、法案を出す前に当然……

第34回国会 社会労働委員会 第18号(1960/03/28、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私の質問しようと思っておりました点は、小柳並びに藤田委員からそれぞれ質問になったようで、私要点だけ簡潔に質問したいと思うんですが、まず第一に伺いたいのは、これはすでに質問あったかと思いますけれども、厚生省が厚生年金の積立金について自主的運用ということを強く主張されて、大蔵省等とも長らくの間にわたって折衝されておられるように聞いております。そこで自主運用の具体的な内容だけ、どういうような面に、厚生省が自主運用する場合にはこれを運用したいか、要点だけでよろしいので一つ大臣の方から簡単に御答弁願います。
【次の発言】 その程度の御答弁でございますれば、お聞きする必要も何もないわけで、新……

第34回国会 社会労働委員会 第22号(1960/04/01、5期、民主社会党)

○田畑金光君 きょう私は主として警察庁長官に二、三お尋ねしておきますが、時間も時間ですし、長官もからだをこわされておるようでございますから、心得て二、三の点だけをお尋ねしておきたいと思うのです。  私、二、三日前、現地を見まして、大牟田の町全体が、言うならば暴力の町と、ことに炭鉱社宅の中は歩いてみても、不穏な空気が流れておって、ことに住宅地区における新しい組合の家族たちは夜ももちろんおちおち眠れない、夜陰に乗じて逃げなければならない、こういうまことに悲惨な状態が出ておるわけです。これは労働争議とか労働運動の範疇をこえて、以前の人権の問題だと思うのです。人権の自由、人間の権利の問題だと、こう思う……


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第35回国会(1960/07/18〜1960/07/22)

第35回国会 社会労働委員会 第閉会後3号(1960/09/07、5期、民主社会党)

○田畑金光君 今の質問に関連して私お尋ねしたいのですが、もちろん私の質問も激励という意味ではありますが、ただ単に激励だけで事が済まされないような感じがするわけであります。  一、二の点をお尋ねしたいと思うのですが、先ほど来大臣の御答弁を聞いておりますと、就任当時と今日の心がまえ、決意は全然変わらない、それはその通りだと考えておりますが、しかし、池田内閣が組閣早々、ことに池田総理がたしか伊勢神宮参拝の旅先であったかと思いますが、その談話の中で、これからやる自分の仕事の一番中心は社会保障の確立である、こういうことを述べられたわけです。社会保障、減税、公共投資、こういうのがおそらく政治の中心であり、……


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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 社会労働委員会 第2号(1960/12/15、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私、おくれまして聞き漏らした点もあるかと思うのですが、今の答弁で大体わかったような感じもしますが、はっきり申しますと、在日米軍当局から、日本政府あるいは調達庁に対して、例のドル防衛に伴う駐留軍労務者の問題等については、まだ何ら具体的な申し入れとか、話し合いとか、こういうことはないんだ、今のところ何も具体的な話し合いを受けていないんだ、こういうことなんですか。
【次の発言】 先ほど、実は私外務省のアメリカ局の安全保障課の方にちょっと連絡をとって聞いてみたんですが、実は外務省の方としても、この問題について具体的には何も聞いていないのだ、むしろ私の聞いたのは、ドル防衛と駐留軍労務者との……

第37回国会 社会労働委員会 第3号(1960/12/20、5期、民主社会党)

○田畑金光君 関連する意味ですが、時間の関係もあるので、簡単に二、三お尋ねしておきますが、次の通常国会に雇用促進公団法を出されるということは、しごくけっこうなことだと思うのですが、ただしかし、この法律を出すという、そもそもの初めが、今の石田労働大臣の就任前後から急速に盛り上がってきたと記憶いたしておりますが、説明を受けておりますと、労働福祉事業団の携わっていた職業訓練の分野と、それから炭鉱離職者の援護会の仕事を吸収して包括してやっていくのだという説明でございましたが、どうも少し感ずることは、思いつき、あるいは何というか、早く手柄を立てたい、こういうような印象がぬぐい切れないわけで、今までの福祉……

第37回国会 社会労働委員会 第4号(1960/12/22、5期、民主社会党)

○田畑金光君 時間の関係もありまするし、また、この問題については衆参両院の委員会で取り上げられておりますので、私こまかい点は省きまして、要点だけをお尋ねして御答弁を承りたいと思います。 十二月十二日に国会法七十四条により私の質問書を内閣に提出いたしまして、十二月十六日に答弁書が来ております。非常に簡単で理解するのには不十分であるわけです。そこで改めて口頭でお尋ねすることにいたしますが、豊州炭鉱のその後の遺体の収容作業はどういう進捗状況であるか。今後の見通しはどうであるか。また、相当長期にわたるということになりますると、費用の問題等についても相当な額に上るように聞いておりますが、当局としてはどう……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 地方行政委員会 第23号(1961/05/23、5期、民主社会党)

○委員外議員(田畑金光君) ただいま議題となりました旧沖繩における公職選挙法の適用の暫定措置に関する法律案について、その提案理由を御説明申上げます。  御承知の通り、敗戦の結果わが国は、サンフランシスコ条約第三条によって旧沖繩県に対する施政権をアメリカ合衆国の手にゆだねることに同意いたしました。以来今日まで十余年の間、わが国は旧沖繩県に対する領土権を持ちながら、それに対して施政権を行使することはもちろん、部分的にせよ国内法を適用することすらできない状態のまま今日に至っているのであります。  従って、旧沖繩県住民は、国籍上は日本人でありながら、日本人としての何らの特権も保護も与えられず、アメリカ……

第38回国会 内閣委員会 第閉会後2号(1961/08/01、5期、民主社会党)

○田畑金光君 山陰班の報告を申し上げます。当委員会の御決定によりまして、吉江委員長をはじめ、大谷委員、田畑委員の三名は、去る七月二日より八日までの七日間、山陰地方並びに隠岐島に出張いたしました。視察先は、海上自衛隊舞鶴地方総監部、海上保安庁第八管区海上保安本部、鳥取県庁、鳥取行政監察局、島根県庁、島根行政監察局、航空自衛隊美保基地及び隠岐島における離島振興計画に基づく諸工事等でありまして、隠岐島と美保基地には、特別参加として石原委員が同行されました。  なお、島根県においては、たまたま七月四日同地方を襲った水害の被災地である出雲市、平田市、大社町の各市町村を訪れ、お見舞をいたして参りました。 ……

第38回国会 内閣委員会 第8号(1961/03/09、5期、民主社会党)

○田畑金光君 関連して。  今の問題に関連して公社の方にお尋ねしますが、私、実は説明を聞いておりませんので、正しく理解していないかもしれませんが、手元にある資料によりますと、「公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案に伴う該当人数及び所要経費」、この資料は国鉄その他から出てきた資料だと私は読んでおるわけでございますが、この資料によりますと、一番最後の項の四の「改正案による所要経費の負担方法」、この内容を読みますと、共済組合法施行前に、まあたとえば今回のような恩給法の改正に基づく軍人公務員としての在職年数を基礎年限に加える、こういうことから生ずる費用というものは、追加費用ということで公共……

第38回国会 内閣委員会 第11号(1961/03/23、5期、民主社会党)

○田畑金光君 簡単に二、三質問をしたいのですが、重複しているかもしれませんけれども。この法律を見ますと、一年延長ということなんですが、これは一年後には必ず役目を終わって廃止できるという見通しに立って出されておるのですか。
【次の発言】 地方財務会計制度の全般的な調査を進めておられるようですが、この調査の結果、これは法律制度の改正とか あるいは行政機構の改革とか、こういう問題等についても、これは当然影響するものだと考えておるのですが、そのようなものであるのかとうか、これを一つ承ります。
【次の発言】 行政改革等の問題は出てこないのですか。

第38回国会 内閣委員会 第12号(1961/03/28、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成し、また、修正部分を除く政府原案に賛成いたします。また、附帯決議についても賛成の意思を表明いたします。ことに附帯決議につきましては、先ほど来質疑応答中において明らかにされましたように、本年度はそれぞれの共済組合について再検討の時期に相当しておりまするがゆえに、財政の検討とあわせて、この附帯決議の趣旨をなるべく早い機会に実現するよう、政府並びに関係当局に強く要望して賛成の意思を表明いたします。

第38回国会 内閣委員会 第14号(1961/03/31、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私、二、三の点について質問したいと思うのですが、ごく簡単に御質問いたします。  最初に、この産業構造調査会を設けられるということで、貿易の自由化とともに激化する国際経済競争の中にあって、それに耐え得るような日本の産業構造の高度化をはかるということは、われわれとしても賛成でございますが、具体的にこれはどういうことを考えておられるのか、その点をまず承りたいと思います。
【次の発言】 産業構造の高度化といいますと、よく使われている言葉であり、また、わかったようなわからないような感じを持つわけでございますが、今の御答弁を承りましても、明確でないわけです。技術革新に伴って、企業の合理化とか……

第38回国会 内閣委員会 第15号(1961/04/04、5期、民主社会党)

○田畑金光君 海洋科学技術審議会の設置について、二、三お尋ねしたいと思うのですが、この提案理由を読みますと、「海洋は、国民生活、産業等に、気象その他を通じて、深い関連を持っておりますとともに、動植物、鉱物その他未開発の資源を豊富に包蔵いたしておりまして、近時、科学的、資源的あるいは国際的な観点から、その重要性をとみに増して参り、世界の各国とも、海洋の科学的究明と利用開発にその力を傾注している」と、非常に提案理由の説明としてはけっこうであり、また、大よそ考え方の方向についても理解できないでもございませんが、特に科学的、資源的あるいは国際的な観点から最近重要性が増してきたという、この点について、も……

第38回国会 内閣委員会 第21号(1961/04/25、5期、民主社会党)

○田畑金光君 ちょっとダブるかもしれませんが、この地域経済問題調査会とか、あるいは国民生活向上対策審議会の設置でございますが、これは国民所得倍増計画という広範な国民生活の問題とか、あるいは民間産業部門の今後の構造の問題とか、あるいは財政、金融、貿易、広範にわたって国民所得倍増計画というものができておるわけです。この計画書の内容を見ますと、産業の適正配置の問題であるとか、国民生活の消費水準の向上の問題であるとか、いろいろ政府の今後長期にわたる計画というものができているわけですが、今回企画庁の計画されておる審議会を設けるというねらいですね、この設置のねらい、これは先ほど申し上げた所得倍増計画にそれ……

第38回国会 内閣委員会 第24号(1961/05/09、5期、民主社会党)

○田畑金光君 今、委員長の発言の中に、私のさっき申し上げたことを誤解されておると言っては何ですが、正しく理解されていないので釈明いたしますが、私の申し上げたことは、第一にやはり委員会の審議は理事会で相談をされてきめられておりましょうし、また、それに基づいて運営されるのが当然ですから、やはり正規のきめられた時間の中で、最大の能率を上げるように努力をしてもらいたい、こういうことを第一に申し上げたわけです。  さらに私の申し上げたことは、このようにおそくまで、しかも、今日の段階において、さながらもう会期の末が目前に迫ったような、こういう無理な審議を進められるということはどうかと思うので、そういうよう……

第38回国会 内閣委員会 第25号(1961/05/11、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、結論から言うと、動議を出されて、まあ動議は成立したでしょうが、その始末を今この時期においてはっきりされるということは反対ですね。ということは、まだそこまでこの議事進行の問題で明確な対決をつけるというようなことは、今後の議事進行の上においても、かえって私はプラスじゃなくてマイナスだと、こう判断するわけです。先ほど委員長の報告にありましたように、少なくともこれから報告をして、さらに質問をする、そのあとの取り扱いについては、確かに先ほどの理事打合会では結論は出ておりませんが、その段階において相談しようということは委員長から報告された通りです。そういう姿で話が済み、あるいはまたその……

第38回国会 内閣委員会 第26号(1961/05/16、5期、民主社会党)

○田畑金光君 二、三労働大臣に、また、こまかい点は関係局長にお尋ねしたいと思いますが、政府の国民所得倍増計画は、各般にわたって今後の見通し並びに計画を立てておるわけでございまして、雇用の近代化というところを見てみますと、「完全雇用の達成と豊かな生活の保障とは、近代国家に課せられた終局的な政策目標である。」、こう掲げております。そこで、わが国の労働力の過剰、あるいは不完全就業者の多数存在しておるという、この経済の後進性を解決することが計画の最終目標であるとうたっておるわけでございます。  そこで、まずお尋ねしたいことは、政府の所得倍増計画に対応する雇用計画、失業対策と申しますか、そういうものがあ……

第38回国会 内閣委員会 第27号(1961/05/18、5期、民主社会党)

○田畑金光君 関連でお尋ねしたいのですが。今の山本委員の質問に関連して、迫水長官の御答弁によりますと、石炭手当について国会の方にもそのような意思もあるようであるし、こういうようなお話でございましたが、そういう意思のそんたくによって人事院の勧告にない措置がとられているとするならば、私はこの法律には詳しくございませんが、今ちょっと読んだところでは、まあ薪炭手当についても石炭手当についても、とにかく額の多い少ないは別にして、増額措置がとられたわけですね。寒冷地手当そのものについて、これをそのままにしておくということも、これは矛盾をそのまま放任するという結果になろうと考えるわけです。現に毎日われわれの……

第38回国会 内閣委員会 第29号(1961/05/23、5期、民主社会党)

○田畑金光君 実は昨日、社会党の両理事から私の方には連絡があったわけですが、その話を承ると、私の質問の時間は金曜日ごろであろう、こういう話で、実は私もそのつもりで審議が進められるものだと、こう予期していたわけです。今お話もありましたが、質問の時間も、私自身、まだ総理に十五分間程度やったに過ぎないし、昨日与党の理事の各位にも、最後の締めくくりには一つ総理に出てもらって、あらためて総理に質問したい、こういうこともお話してあるわけです。衆議院の方ではどうなったか存じませんが、おそらく会期延長はきまったことでしょう、きまるでしょう。そうしますと、まだ相当の日数もありますし、衆議院におけるこの二法案の審……

第38回国会 内閣委員会 第31号(1961/05/30、5期、民主社会党)

○田畑金光君 長官にお尋ねしますが、新聞で拝見しますと、政府の第二次防衛力整備計画はあすの国防会議懇談会に提案されるというように聞いておるわけでございます。また、内容についてもしばしば新聞等で報道されて、大よそそうであろうということは推測できるわけですが、けさの朝日新聞初め、各新聞を見ますと、自民党国防部会で、防衛体制確立についての基本方針をきめて、これがやがて党のそれぞれの機関を通じて政府に反映させる、こういうようになるようです。政府の案を見ますと、比較的低姿勢だという見方もないでもありませんが、与党の内容を見ますと、本格的に防衛体制を確立する、こういう思想的な、あるいは政治的なと申しますか……

第38回国会 内閣委員会 第32号(1961/05/31、5期、民主社会党)

○田畑金光君 一、二お尋ねいたしますが、建設省に新たに建政局を設置する、さらにまた従来の計画局で取り扱っていた所掌事務の一部を建政局に移管するにあたって、従来の計画局の名称を都市局に改める、そういうのが政府の最初出しましたときの原案の建前でございましたが、衆議院から送付された修正案によりますと、建政局が計画局という名称に変更された、こういうことでございまして、どういういきさつで衆議院でこのような名称変更に及んだのか、その辺の事情を一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 まあ新たに計画局を置く、あるいはまた都市局を設け、さらにまた関東地方建設局あるいは近畿地方建設局に用地部を新たに設置する……

第38回国会 予算委員会 第4号(1961/02/16、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は補正予算の点については、けさほど木村委員から詳細にわたり、政府の不手ぎわについて御意見、御質問がございましたが、全く同感でございまして、わが党といたしまして、今次の第二次補正予算については、さきの特別国会における大蔵大臣の答弁に照らしましても、明らかに食言であり、また財政法の建前から見ましても、こういう予算を組む必要はないという立場をとっておりまして、従って、この予算については政府に撤回を要求し、反対を強く表示するものであります。ただいまから質問することは、外交並びに内政の問題について、二、三お尋ねをしたいと思いますが、補正予算を組むなら、むしろこういう点に一つ予算を組んでも……

第38回国会 予算委員会 第22号(1961/03/31、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、ただいま上程されました炭鉱災害防止に関する決議案に対し、民主社会党を代表し賛成の意見を表明いたします。  昨年来の和次ぐ中小炭鉱における災害の頻発は、あらためて石炭帝業の置かれておる悲惨な現実、ことに中小炭鉱における保安問題の重要性を認識させるものであります。今日まで政府はともすれば生産よりも保安第一であることを述べ、保安優先主義を唱えて参りました。しかし現実の政府の政策の跡をふりかえってみますと、それは作往にして口頭禅に終わってきております。災害が起こり、世論の批判や非難をあびると、初めて当面の糊塗策に終始してきたのが今までの実情であったわけです。坑内保安の確保のために鉱……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 商工委員会 第8号(1961/10/31、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、ただいま吉田委員から提案されました決議案に対し賛成の意思を表明いたします。  石炭産業の危機に対して当面とらるべき諸施策については、附帯決議の内容で尽くされておると思いまするが、要はこれらの決議案の内容を尊重されて、政府が強力に施策の面に反映されることを強く要望いたします。  ことに私は、附帯決議の中に一、二盛られていない点を申し上げたいと思いますが、当面政府は、国内炭については年間最低五千五百万トンの需給態勢を確立することについて十分顧慮していただきたいということです。次は、特に現行の石炭産業合理化五カ年計画については、最近の諸情勢の推移にかんがみて再検討されることを強く……

第39回国会 法務委員会 第8号(1961/10/27、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、提案者に、対して、まずこの法律の立法の経緯についてお尋ねしたいと考えますが、政治的暴力行為防止法案がなぜ提案されたかという経緯については、一応私なりに理解を持っておりますけれども、ただ、この種治安立法は、それを生み出す社会的なあるいは客観的な条件の成熟から生まれてきたということは、よく理解できますけれども、ただ、この種治安立法は、ときに国民の基本的権利に影響し、あるいはまた、労働運動とか大衆運動に対し、非常な運用によっては悪影響あるいは侵害をもたらす危険性があるわけでございます。ことに戦後の日本の社会の民主化の過程を振り返ってみますと、戦前戦後の日本の特殊な社会条件がそうさ……

第39回国会 法務委員会 第10号(1961/10/31、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、民主社会党を代表し、ただいま議題となりました政治的暴力行為防止法案の継続審議について、反対の意思を表明するものであります。  御承知のとおり、昨年の安保騒動以来、淺沼刺殺事件、嶋中事件と右翼テロの頻発を見ました。テロ行為によって、自己の政治上の主義主張に反対する者を殺傷することは、戦前の日本の最も忌むべき風潮でありましたが、これはまさに民主主義の敵であり、議会政治の根底をくつがえす行為であります。暴力から議会政治を守り、民主主義を擁護すべしというのは国民世論であります。現行法のもとにおいて、いわゆる黒幕とか、背後団体を規制することが困難であるとすれば、この際、法の整備を行な……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 外務委員会 第18号(1962/04/26、5期、民主社会党)

○田畑金光君 限られた時間でありますので、私、昨日わが党の曾祢委員がガリオア・エロアの問題について質問したようでありますので、タイ特別円問題について政治論的な立場で総理に二、三お尋ねしたいと思うわけです。今回のタイ特別円の改訂問題は、率直に申しまして、これは国民の利益を無視し、国民感情に反したものであり、言うなれば、総理の独善的外交だと、こう考えるわけです。この協定が昭和三十年の八月に両国それぞれ憲法上の手続によって処理され、八月五日効力が発生しておるわけです。ところが、すでにその年の十二月にタイ国の外相が国連総会の帰り道日本に寄って、第二条はこれは無償供与なんだ、こういう話を申し入れたと言っ……

第40回国会 外務委員会 第21号(1962/05/02、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私ガリオア・エロアの問題について若干質問したいと思うのですが、まず最初に、ガリオア・エロアの問題は、法律の解釈とか適用という問題ではなくて、むしろ政治的解決の問題だ。すなわち政治的な観点からこの問題の処理が進められたものであるというふうに、私はこの条約の全般を読んで、あるいはまた国会における質疑応答を通じ見ているわけですが、そのように見てよろしいかどうか、この点ひとつまず外務大臣からお答え願いたいと思います。
【次の発言】 したがって、戦後処理の問題で、解決の時期が来たから、日米交渉の結果こういう協定になったというわけですが、それはそのとおりだと思いますけれども、したがって、この……

第40回国会 外務委員会 第22号(1962/05/04、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は、民主社会党を代表いたしまして、まず初めに、ただいま議題となりました日本国に対する戦後の経済援助の処理に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件について反対の意思を表明いたすものであります。  戦後のアメリカの対日援助、いわゆるガリオア・エロア問題は、いつかは解決しなければならない両国の間のかねての懸案でありましたが、元来この援助の性格そのものが法律的にあいまいな点が多く、公正、妥当な解決は容易でないと見られたのであります。すなわち、この援助は、占領地の秩序を維持し、住民を飢えから救う占領国の国際法上の当然の義務だから無償と見るべきなのか、それと……

第40回国会 商工委員会 第閉会後3号(1962/07/31、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は石炭局長にお尋ねしたいと思うのですが、その第一は、きのう連絡はとっておきましたが、七月の初めに御存じのように集中豪雨によって長崎県の北松浦地区一帯、特に江迎町並びに江迎地区の炭鉱等におきまして相当の被害が発生しておるわけでございます。今日、特にその中で江迎鉱業所の被害の状況と、さらにまた当面の復旧措置等について二、三お尋ねしたいと、こう考えております。  江迎鉱業所は、昭和十二年に開鉱して六百万トンの大きなボタ山があるわけです。これが今申し上げたように、集中豪雨の結果、くずれ出して、地すべりを起こして、約二百万トン近くが一時に流出してしまったわけです。その結果、炭住が百七十三……

第40回国会 商工委員会 第4号(1962/02/08、5期、民主社会党)

○田畑金光君 時間がございませんので、私きょうは、二、三の点だけひとつ。  先ほどの吉田君の質問に関連してお尋ねしてもよかったわけですが、質問と答弁の中で出て参りました石炭合理化五カ年計画、これは第一次五カ年計画といってもよろしいと思いますが、現在政府が進めておりますのは、第一次計画を進めているわけです。言うまでもなく、三十八年度までにコストを千二百円引き下げるという大前提のもとに、高能率の山を造成するとか、あるいはまた、流通面の合理化をはかるとか、いろいろな指導を進めておりまするが、先ほどの御答弁によりますと、新しい年度計画を立てられて、今その作業中である、こういう御答弁です。そういたします……

第40回国会 商工委員会 第6号(1962/02/22、5期、民主社会党)

○田畑金光君 若干私も質問したいんですが、この長期協定というのは国会の承認を経る必要なくして、政府の署名だけで、これはガットの事務局に委託するのですかどうですか知りませんが、行政府の署名だけで効力が発生するものであるのかどうか、まずそれをひとつ明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 それから中田委員から質問のございました点について、大臣の御答弁は率直そのものずばりと答えておられませんから、もう一度念のためにお尋ねいたしますが、もし今後の事態の推移によって、関税委員会が賦課金を課することが妥当であるという勧告を大統領に出した、それをかりに大統領がその勧告をいれた、こういう事態が発生したとするなら……

第40回国会 商工委員会 第7号(1962/02/27、5期、民主社会党)

○田畑金光君 ほとんど吉田委員が、質問を各点に触れてやりましたので、関連して二、三の点をお尋ねしたいと思いますが、まず第一に、この調査の間に、先ほどお話がありましたように、特に低品位炭を使う火力発電所の現地の状況を視察して参りましたが、その節強く要望がありましたのは、建設資金に開発銀行の資金をもっと大幅に導入したいということです。若松の、これは脇田の火力発電所の視察の際に、関係者からの話によりますと、第一期工事として七万五千キロワットを二基作って、年間八十万トンの三千カロリー前後の石炭を消費するが、これによると、大体キロワット当たり三円二十銭のコストになるというようなお話で、さらに二期工事をや……

第40回国会 商工委員会 第8号(1962/03/01、5期、民主社会党)

○田畑金光君 関連して。ちょっと今の点、長官の御説明で、民間の出資が現在三十二億、三月末には十億増で四十三億になるというようなお話でしたが、組合の出資についてその内容をもっと、たとえばいろいろな組合がありますが、どういう組合が三十三億のうちどれくらい出しておるということもおわかりだと思いますが、ちょっと説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 今の組合員、商工中金の構成員である、たとえば中小企業協同組合とか、商工組合、商工組合連合会とか、いろいろありますのですが、こういう組合別の出資というのは、大よそおわかりだと、こう思うのですが、それを私お尋ねしているわけです。

第40回国会 商工委員会 第9号(1962/03/06、5期、民主社会党)

○田畑金光君 ほとんど質問も尽くされておるようでございますので、むしろ整理するという意味で、二、三の点をお尋ねしたいと思うのですが、その前に、今吉田委員の質問に対して長官のほうから投資育成会社の構想ということが出ておりましたが、ことしもこれは大蔵省と下相談なされたと聞いておるわけです。したがって、中小企業庁としても相当構想が固まっておると、こう思いまするし、また、たしか日本商工会議所等からもわれわれのほうにもそのような印刷物等が配付されてきましたが、内容についてはあまり詳細にわたっていないので、どういう構想なのか理解ができなかったわけですが、この際ひとつその内容について御説明願いたいと思います……

第40回国会 商工委員会 第11号(1962/03/13、5期、民主社会党)

○田畑金光君 ちょっと関連して。非常にけっこうなねらいですけれども、心配されることは北海道の地下資源開発という目的から出発したのが、北海道の中だけでは収支が償えないので道外に伸びていく。先ほどの大臣の答弁によりますと、全国をまたにかけてやるのだ、そうすると、九州まで行ってしまうのか、あるいはまた北海道だから東北を中心にやろうというのか。いずれにいたしましても、会社の規模と能力から見るなら、全国といっても、それは言葉であって、まあおもに北海道に近い東北を中心にしてやっていくのだろうと、こう思うのですが、一体その全国というのはどういう範囲を皆さんとしては考えておられるのか。さらにもう一つ疑問に感ず……

第40回国会 商工委員会 第13号(1962/03/20、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私、大臣並びに政府委員に対し、若干重複するかもしれませんが、二、三質問したいと思います。  第一に、私が川島長官にお尋ねしたいことは、北海道地下資源開発株式会社のそもそも生れた目的は、北海道における地下資源の開発という任務をもって発足をしたわけでございます。ところが、今回経理上の悪化等が、経営が困難になったということを主たる理由にして、今度は内地も含めて探鉱事業あるいは地質の調査、機械の貸付等々やることになったわけでございますが、こうなってきますと、この法律のできました当時と大きくその内容なり目的が変わってきたことになろうと見ております。これは質的に大きく変わったと判断してもよろ……

第40回国会 商工委員会 第15号(1962/03/27、5期、民主社会党)

○田畑金光君 二、三お尋ねしたいと思いますが、まず第一には、今度の法改正によりますと、商工組合の設立は、不況要件の存在を前提としなくてもできるようになっておるわけです。また合理化カルテルあるいはまた共同経済事業等々も行なえるようになっておるわけでございますが、そこで、最初にお尋ねしたいことは、不況カルテルを認める場合に、内容について見ますと、従前と同じように、一段階の制限行為、生産数量の制限とか、設備の制限等をやらなければ、価格の調整事業ができないというように、この点は従前と同じだと、こう思うのですが、二段階をとらなければまずいのかどうか、なるほど価格の協定でございますから、一般の消費者に非常……

第40回国会 商工委員会 第17号(1962/03/31、5期、民主社会党)

○田畑金光君 関連して一、二点だけ提案者にお伺いしておきたいと思いますが、きのうの新聞でしたか、藤山企画庁長官が閣議の席上で、予算を伴う議員立法が政府の知らないうちに院を通っておるというような事例があるので、今後与党と政府とが十分連絡をして慎重な取り扱いをしてもらいたい、こういうような何か閣議で希望意見が出されたというのです。まあその節あげられたのが実は豪雪地帯対策特別措置法案であるというようなことをいっておりますが、この法律については三党共同提案でありまするし、法律の重要性と、またおそきに失するぐらいその法律が必要であるということは、われわれも率直に認めますが、今政府との連絡について藤山さん……

第40回国会 商工委員会 第19号(1962/04/10、5期、民主社会党)

○田畑金光君 ちょっと自治大臣に……
【次の発言】 ちょっと自治大臣に一、二お尋ねしたいと思いますが、今、岡委員の質問で自治大臣の考え方は一応わかりましたが、競輪の存廃についていろいろな意見があるわけで、こういう点も含めて昨年の七月公営競技調査会会長の長沼弘毅氏の名で政府に答申が出ておりますが、その答申を見ますと、前文の中で、「本調査会としては現行公営競技の存続を認め、少なくとも現状以上にこれを奨励しないことを基本的態度とし、その弊害を出来うる限り除去する方策を考慮した。」、この中では現行公営競技の存続ということを前提にして以下かくかくの施策を行なうべしと、こう出ておるわけです。この答申を尊重……

第40回国会 商工委員会 第20号(1962/04/12、5期、民主社会党)

○田畑金光君 ちょっと一つだけ。
【次の発言】 この法案については、もう質疑がたいへん長くなったのでやめますけれども、直接の問題はないが、間接的な問題で一言だけ、ひとつ藤山長官にお尋ねしておきたいのですが、この間の八日ですか、池田総理が京都の知事選挙に応援に行かれて、福知山で新聞記者といろいろな問題について話をなされておるわけです。  その中で特に多くの新聞が社説にまで取り上げていろいろ批判を加えておりますので、しかもどの新聞を見ても、池田総理の話をなされたことと、また経済に対する見方とか、見通しとか、そういうことと、経済閣僚である佐藤通産相や藤山長官との考え方には、相当の開きがある。どちらか……

第40回国会 商工委員会 第23号(1962/04/18、5期、民主社会党)

○田畑金光君 まあ二、三簡単にお尋ねしたいと思うのですが、萩原会長が公述されるときおくれて参りまして全部の話は承っておりませんので、そのことはひとつお許し願いたいと思いますが、  まず第一にお尋ねしたいことは、四月五日の閣議決定と申しますか、政府の方針が、石炭に関する新政策が、炭労、全炭鉱に示されて、一応新たな、それを契機に政府の石炭政策が発足した、こういう形になっておるわけです。あの提示された政府案については、石炭協会、あるいは本日お見えになっておられる中小の団体である日本石炭鉱業連合会にはあらかじめ相談があったのか、なかったのか、経営者の皆さん方の御意見等をあらかじめ政府は聞いてあのような……

第40回国会 商工委員会 第24号(1962/04/19、5期、民主社会党)

○田畑金光君 昨日本委員会では、労使、あるいは地方団体の代表に来てもらって、石炭三法案についての意見をお聞きいたしたわけですが、その節、私、経営者の代表の方にお尋ねいたしました第一の点は、例の四月六日の閣議決定による新しい石炭政策について、これは経営者の皆さん方とも政府は話し合いをして発表したのかどうか、こういうことを尋ねたわけですが、これに対して日本石炭協会の萩原会長は、相談があったといえばあったような、なかったといえばなかったような、実際に正式の話し合いはなかった、しかし前からわれわれの考え方については政府に話をしてあるので、まあそういう意味からいうと、われわれの意向も入っておると思うのだ……

第40回国会 商工委員会 第25号(1962/04/24、5期、民主社会党)

○田畑金光君 今の問題については大体質疑応答で問題の所在というものが理解できたと、こう思うのです。私はやはり閣議決定したとすれば、その影響するところはやはり国鉄にも影響があるということは当然承知の上で、運輸大臣並びに通産大臣あるいは閣議全体が処理されたものと、こう考えておるわけだが、聞いてみると、やはり国鉄は国鉄の立場においていろいろの問題があろうと、こう思うのです。そういう点は同時にやはりこれは運輸大臣においても通産大臣においても処理するなら処理する、そういうことがなければ、やはり国鉄は国鉄の立場においてかれこれ、独立採算その他の問題があろうし、そういう意味においては、私は今の常務の集中攻撃……

第40回国会 商工委員会 第28号(1962/04/27、5期、民主社会党)

○田畑金光君 二、三点だけひとつ。すわったままですがお尋ねしたいと思いますが、時間の関係もありますので、問題点だけをお尋ねしたいと思います。今までは石油行政の基本というと、外貨割当制度によって運営されてきたわけでございます。今回十月から自由化すると、いろんな問題が予測される。たとえばエネルギー懇談会の答申にもありましたように、国産原油とかアラビア石油あるいは北スマトラ石油等のこの特殊原油の問題とか、あるいは過当競争の問題、また少数資本によって国内市場が独占される問題、こういうようなことを防止するために、石油市場の秩序を確保するという角度から、今回の立法がなされたわけです。ところが、従来の外貨割……

第40回国会 内閣委員会 第32号(1962/05/07、5期、民主社会党)

○田畑金光君 まあ簡単に質問しますが、ただ私は、一言だけ質問しますけれども、その前に一言だけ申し上げておきたいことは、まことに遺憾なことだと思います。どういう取引、あるいはどういう話し合いでこういうようなことになってきておるか、私はよくは存じませんけれども、もっとお互い国会の審議というものを考えて、重要な法律案については十分審議を尽くすという、そういう配慮が必要だと、こう思う。まあ時間がないから申し上げませんけれども、ただ新聞によると、自社両党の会長会談ということだが、今回のこれは国会全体としてやはり話し合いをし、あるいは問題があるならお互いに究明する、こういう態度が必要だと、こう思うのです。……

第40回国会 予算委員会 第17号(1962/03/22、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は三十七年度の予算に関連して、政府に主として日韓交渉の問題と沖縄の新政策の展開に関連して、二、三の質問を行ないたいと思います。  まず最初に日韓問題についてお尋ねいたします。  三月十二日から五回にわたりました小坂外相、崔外務部長官の政治会談は簡単な声明を発表して、三月の十七日終了しております。共同声明によりますと、両外相の間で次期会談をなるべくすみやかに開くことの意見の一致を見て、同会談の具体的事項については後日協議の上発表する、こういう声明内容になっております。日韓会談の杉首席代表が二十日の日に新聞記者と会見いたしまして、もし韓国が要求するように、ソウルで会談を開くとするな……


田畑金光[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院5期)

田畑金光[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 社会労働・商工委員会連合審査会 第1号(1959/12/09、5期、社会クラブ)

○田畑金光君 重複するかもしれませんが、数点についてお尋ねしたいと思います。  この法律案を読みまして、実は一番最後を見ますと五年という時限立法になっておりますが、これは五年の後にはこの法律の意図する目的が達成されるという予測のもとに立てられているとこう見ているわけですが、一応なぜ五年という期限でこの法律を考えられたか、その辺の事情を少し説明してもらいたい。
【次の発言】 お話の中に出たように、合理化法が実施されてからもうすでに四年たっている。この間、今大臣のお話によります、今まで四年間のやつをこれから五年間に処理しようというようなお話ですが、実際四年間に現実に石炭合理化によって出てきた失業者……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 議院運営、地方行政、法務委員会連合審査会 第2号(1960/02/25、5期、民主社会党)

○田畑金光君 提案者に主としてお尋ねいたしますが、この法律案を読みまして、なかなか理解しにくいので、簡潔に、この法律の目的は何を意図されておるか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 審議権の公正な行使ということですが、議員の持つ固有の権限であると素朴的に理解はできますが、審議権というのは一体どういう内合を含んでいるのか、明確にしていきたいと思います。
【次の発言】 私の質問しているのは、他から妨害されたり云々ということではなくして、審議権というものの内容あるいは範囲はどんなことを指しておられるのか、これを承っておるんです。
【次の発言】 ばく然としておりますが、審議権をたとえば放棄すると……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1961/03/27、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は質問する予定じゃなかったのですけれども、一つ参考までに伺っておきたいのですけれども、先ほど辻さんの質問なさった石油精製会社の一覧表、ドルの割当、これについて過去三年の実績によって、その算出方法等については全会社に提示している、公開している、こういう説明があったわけですが、その過去三年の実績によるというのは、どういう方法で算出しておるのか、それを一つ参考までに教えてもらいたいと思うのですが。
【次の発言】 その際、この製油能力なんという施設、設備等については全然考慮していないで、先ほどの三つの要素によって割り当てられておる、こういうことなんですか。

第38回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1961/03/28、5期、民主社会党)

○田畑金光君 先ほどこの新しい防衛年鑑をいただいたわけですが、この防衛年鑑は防衛庁の中で出しておられるのですか。
【次の発言】 この防衛年鑑刊行会というのは、防衛庁とどういうふうな関係になっておるわけですか。
【次の発言】 そうしますと、防衛庁はこの年鑑については何ら関係がないんだ、こういうようなことですか。
【次の発言】 これをいただきまして、非常に内容も今お話のように豊富でもあるし、いろんな問題について詳細に編集されておりますので、これは非常に勉強するのに値する本だとこう判断したわけですが、私はいいとか悪いとか言っているわけじゃございませんが、この中に、一番初めに防衛研修所の佐伯さんが「日……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1961/03/30、5期、民主社会党)

○田畑金光君 私は日韓問題、請求権の問題、在外財産の問題について若干お尋ねしたいと思うんですが、三月九日の日に、野党側の強い要求で、例の日韓請求権問題に関する米国務省の口上書及びこれに関連する当時の日韓合意議事録が公表されたわけですが、その後、日韓予備会談の進行状況についてどうなっているか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 その後、李ラインの中で、この交渉が始まってから漁船の拿捕とか船員の抑留とか、こういうようなことはあるのかないのか教えてもらいたいと思います。
【次の発言】 秋田丸が拿捕され、船員十名が抑留されているわけですが、これについては話し合いはどうなっておるのか、釈放される見通……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 予算委員会公聴会 第1号(1962/03/15、5期、民主社会党)

○田畑金光君 今、私の質問したいと思ったのもその所得政策と価格政策の関係であったわけですが、今の御説明でよくわかりました。ただ、さらに、どういうことになりますか、結局今のような政府の価格政策をとっておりますと、ますます過剰傾向にある米麦の生産に重点が移って、国民の食生活の消費構造の改革からくる、たとえば畜産とか果樹、園芸、蔬菜、こういう面の生産を上げるということは今の価格政策のもとでは、政府のとっておる弾力性のない価格政策のもとではできないと、こう私たちは見ておるわけです。したがいまして、ここで考えられますことは、当然米麦の価格制度とともに、先ほど先生もお話しになりましたこの食管制度そのものに……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1962/03/27、5期、民主社会党)

○田畑金光君 時間の関係もありますので、ひとつ二、三点だけお尋ねしたいと思いますが、まず最初に、二月一日の発行で、「政府の窓」で、藤枝防衛庁長官が細川隆元氏と対談をしておられまして、いろいろ抱負経綸を述べておられますが、その中で、特に今後防衛産業の育成発展に留意して参りたいというようなお話がございますが、長官にひとつ防衛産業育成論を承っておきたいと思います。
【次の発言】 まあ、かりに三十六年度、あるいは三十五年度でもけっこうですが、今御答弁になりましたように、国民総生産の中で、防衛庁関係の発注、あるいは生産というものがどの程度の比率に上っておるのか、航空機を別にしたら非常に少なくて話にならぬ……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1962/03/28、5期、民主社会党)

○田畑金光君 最初にお尋ねしたいことは、国会に対する予算説明の第七に、「国際協力に必要な経費」として二億四千四百八十四万円、それからからもう一つは第十一に、「国際分担金等の支払に必要な経費」として二十三億千五百五万四千円と、二つの項に分かれておりますが、国際連合に対する負担金とか、あるいは国連の諸機関に対する分担金、拠出金、これはこの二つの項目のどれに入るわけですか。さらにまた、国連に対してわが国が負担しておる負担金ですか、これはどの程度なのか、これをひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 昭和三十五年ないし昭和三十六年の分担金と申しますと、具体的に金額にすれば三十五年は幾らになり、三……



田畑金光[参]委員会統計発言一覧(全期間)
3期- 4期-| 5期|- 6期

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データ更新日:2022/12/18

田畑金光[参]在籍期 : 3期- 4期-| 5期|- 6期
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菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。