このページでは辻武寿参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。
○辻武寿君 私は、去る十九日に行なわれました政府施政演説に対して、総理並びに関係各大臣に数点の質問をいたしたいと思います。 最初に施政の大本についてお聞きいたしますが、池田総理は、真の繁栄は、豊かな経済を基礎としつつ、これを貫くに高い精神、美しい感情、すぐれた能力をもってして、初めて実現されるのであると言われておりますが、犯罪白書を見ても明らかなように、年々犯罪が増加しつつある。終戦後十七年を経た今日、日本の経済、文化の復興ぶりは、世界の国々の目をみはらせるものがあるにもかかわらず、人心は決して泰平に向かってはいないのであります。総理は、所得倍増政策が着々と進みつつあると確信されておるようで……
○辻武寿君 今度の定員法一部改正が通れば、第一審が強化されるはずですが、いなかの方の判事は、近ごろ大都会の方に引っ張られて少なくなっている傾向があるように見受けられるのですけれども、これはどうですか。
【次の発言】 私は東京と限ったわけではないのですが、小都市からは中都市へ引っ張られちゃうし、中都市からは大都市の方に引っ張られていくという、これは犯罪数の関係からそういうふうになっているのだというようなことも聞いておるのですが、この間、実は鳥取に行きまして、ちょっと寄って聞いてみたのですが、家裁と地裁の所長を含めて、六人が定員である。三十四年度からは、七人の定員を六人にされたというのです。減らさ……
○辻武寿君 不動産の不法侵奪ですね、それから境界線の問題は、ごたごた問題はたくさんありますけれども、終戦後ならばたくさんあったと思うのですが、最近はもうそういうことはだんだん落ち着いてきたと言われているのですが、今ふえつつあるわけですか、それとも減りつつある状態か。もう一ぺんそこのところを教えていただきたいと思うのです。
【次の発言】 私のところにもそういった、畑を貸しておいたところが、終戦後疎開から帰ってきて、かわいそうだからというので貸しておいたところが、そのまま居すわってしまって、自分のものにして建物を建ててしまったというような事件、それから境界線をごまかされて非常に困っておる。特に未亡……
○辻武寿君 私から少々お聞きいたします。
昇任試験を受けて書記官になるのと、それから研修を受けて書記官になるのと、書記官になり方が二通りあるわけですか。
【次の発言】 そうしますと、研修所に入るのに、また試験があるわけですね。それからそれとは別に、書記官になる昇任試験を受けてパスする、こういうふうになるのだと私は思いますけれども、その昇任試験を受ける人たちの合格率はどんなふうですか。
【次の発言】 何人受けて何人ぐらい合格したかということをちょっとお聞きしたいのです。今でなくてもいいけれども、あとで知らせて下さい。
次に、この前の会議録を見ましたところが、書記官の方は、大体今度の法案が通る……
○辻武寿君 私もたくさん聞きたいことがありますが、きょうは先がつかえておりますので、緊急を要するような重要な問題から二、三質問したいと思います。
盛岡の少年院と少年刑務所へ行ったんですが、あそこでは地下水による自家水道を使用しております。非常に鉄分が多くてきたない。水道法にも違反しているわけなんですね。水道法では「銅、鉄、弗素、フェノールその他の物質をその許容量をこえて含まないこと。」とありますが、水道の濁度と鉄分の許容量というものはどれぐらいになっておるか、法務省の方わかりますか。
【次の発言】 洗たくするとあとで赤くなってしまう。それで、これは直接生命に関係あるものですから、私もほうって……
○辻武寿君 私は、ただいまから、自民党並びに民社党、両党共同提案による政治的暴力行為防止法案に対し若干の質問をいたしますが、その前に一言要望いたしたいことがあります。 この政防法が衆議院の法務委員会において論議され、それが通過して参議院に回ってくるまでの間に行なおれたあの国会の混乱状態、そういうことを良識の府であるこの参議院において再び繰り返すことのないように、与野党の諸君にかたく要望いたすものであります。 まず最初に質問いたしますが、社会党から出されたテロ処罰法案に対して、自民党と民社党で出した政防法は左翼の集団デモを取り締まる方に重点がかかっている、こういうような評判がなかなか高いので……
○辻武寿君 最初に、公安委員長並びに警察庁長官にお尋ねしたいと思います。 今回警視庁に公安三課ができて、右翼テロ防止に力を注ぐようでありますが、テロのような直接暴力ではなくても、悪質な間接暴力が堂々と衆人の面前で行なわれている事実がある。それは神社、仏閣に対する寄付の強制であります。しかも、敬神崇祖という美名のもとに寄付強制が行なわれているために、ちょっとテロ事件のようには目立たないのでありますが、最近これらの神社、仏閣等の祭礼等に寄付をしないとの理由で、村八分や、おみこしをかつぎ込むとか、そういう警察事件まで引き起こしておる事実があります。相当数全国にあるのでありますが、これは見のがすこと……
○辻武寿君 寒冷地に在勤する検察官、裁判官は、寒冷地手当、石炭手当をもらっておりますか。
【次の発言】 寒冷地は、どの範囲が寒冷地になっているのでしょうか。
【次の発言】 山陰、北陸、それから東北、北海道は、支給率は違うのでしょうか。
○辻武寿君 私は、無所属クラブを代表して、ただいま議題となっております政防法案を継続審査に付することに賛成いたします。 この法案は、すでに先国会以来の案件であり、また世論の注目を集め、この国会においても、成立か廃案かをめぐって与野党が鋭く対立し、ことに昨日以来院の運営の正常化を阻害したことについては、まことに憂慮にたえなかったところであり、われわれとしても、微力ながらこの法案の円満な処理について苦慮して参りました。幸いにして継続審査に付することにより、正常な運営が確保されるならば、そして、その見込みがついている今日、私は自民、社会両党のこれまでの経過に不満を持ちつつも、この件についての継続審……
○委員長(辻武寿君) ただいまから懲罰委員会を開会いたします。
議事に入ります前に、一言ごあいさつ申し上げます。
このたび、はからずも不肖私が懲罰委員長に選任せられましたが、はなはだふなれでございますが、委員各位の御協力を賜りまして、委員長の職務を務めて参りたいと存じます。よろしくお願いいたします。
【次の発言】 それでは、これより本日の議事に入ります。
本委員会の理事は二名でございますが、いずれも欠員となっておりますので、この際理事の補欠互選を行ないます。
理事の互選の方法でございますが、これは慣例によりまして、便宜委員長の指名に御一任願うことに御異議ございませんか。
○辻武寿君 この定員法一部改正ですが、第一審における訴訟の適正迅速な処理をはかるため、さしあたり判事の人数を十五人増員しようとするのですが、さしあたり十五人という標準はどこからこれは割り出したのですか。
【次の発言】 そうすると、この十五人はどういうふうに配分するわけですか。
【次の発言】 この表ですね、下級裁判所の裁判官の定員、現在員という表を見ると、欠員が非常に多いんですね。これはどういう原因ですか。病気で欠員なのか、それとも給与が安いからか、それともほかの原因ですか。
【次の発言】 そうすると、弁護士から判事になるのが少ない、それが一番の原因ですか、この判事が足りないという。
○辻武寿君 戦犯で刑を受けた家族に対するその後の生活状態がどういうふうになっているかということを政府では調査しておるでしょうか。
【次の発言】 これは、東条なんかの家族が非常に冷遇されて、すみっこに小さくなって過ごしているということを、前に週刊誌その他でいろいろ聞いておるのですけれども、そういう戦犯者に対して、あたたかい気持をもって、国家として手を差し伸べてあげるげきじゃないかと思うのですが、大臣の見解はどうですか。
【次の発言】 これは単なる個人々々の責任でなくて、日本国民全体の責任なんですから、そういう大黒柱を失って、あとの家族が肩身の狭い思いをしているようなことがあれば、調査して社会保障……
○辻武寿君 証人に対する日当の本質論が、さっき亀田先生の質問で出たんですが、桑原総務局長のお話によると、それが統一されてない。沖田さんの話では、大体損失補償だというように私は受け取ったんですけれども、どのような考え方があるのですか。もう一ぺんそれを聞きたいと思う。
【次の発言】 損失補償一本でないというのは、他に何かあるんでしょう。どういうような例があるか。
【次の発言】 そうすると、損失補償ということが一つ。もう一つは、国の義務を果たしたことに対する報償といいますか、お礼といいますか、そういう考え方ですね。大体二通りですね。
【次の発言】 次に、証人として出頭したくないというような場合がある……
○辻武寿君 私は法律専門家ではありませんので、しろうとの立場からお伺いしますから、ひとつわかりやすくお願いしたいと思います。
新民法が昭和二十二年にできまして、昭和二十九年以来全面的に改正を検討しておるというお話ですが、もう昭和三十七年で八年になる。十年「昔と言われるのですから、相当な期間がたったわけですが、いまだに目鼻がついていない。全面的改正というのは、そうするといつごろを目標にして検討されておるのか、その目標なしにやっているのか、その点をひとつお伺いしておきます。
【次の発言】 その点ですけれども、昭和四十年ごろを目途にしてとか、四十五年までにはやりたいとか、そういうような目標というも……
○辻武寿君 最初に、選挙の取り締まり方針についてお聞きするのですが、参院選挙も近づいて、いろいろ選挙の機運が高まって参りましたが、これについて、どのような方針で進んでおるのですか。
【次の発言】 事前運動については、相当活発に選挙違反とまぎらわしい運動が行なわれると私も思うのです。いろいろポスターやそれから、推薦いただきましてありがとうございますとか、あるいは後援会を作って、後援をしている証拠に署名捺印をしてくれというようなパンフレットを配っておりますが、そういう点については、かなり取り締まっているわけですが、実績がありますか、現在の状況。
○辻武寿君 あとまだ地方行政委員の方も御質問なさるとのお話ですから、私は簡単に要点をしぼって数点お尋ねしたいと思います。
まず本法案の趣旨説明書第四項の中に、「国会としては、なるべく摩擦を避けるために、審議を中止するなどの措置をとって参りましたが、」云々とあります。この摩擦とはどんな内容を指すか。またそういう具体的事例があったら、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 いやしくも国会議員である以上は、本会議場なり、または委員会の席上なりがわれわれの職場でありますから、ほんとうに危険が身に及ぶまでは断固として動かないくらいの精神でやらなければならないと思います。一々何かありはしないかとおそろし……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。