このページでは川上為治参議院議員の6期(1962/07/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は6期国会活動統計で確認できます。
○川上為治君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました政府提案の中小企業基本法案並びに社会党提案の中小企業基本法案に対しまして、若干の質問をいたしたいと思います。 まず、政府提案につきまして、総理大臣、通産大臣及び大蔵大臣に質問をいたします。 わが国の中小企業は、私の申し上げるまでもなく、社会的、経済的に見まして、きわめて重要な階層をなしておりますことは御承知のとおりであります。たとえば、人口構成の上から見ましても、最近におきましては農業人口とほとんど変わりありません。すなわち、中小企業に依存して生活しておる人たちの数は、農業に依存して生活しておる人たちの数と同様、……
○川上為治君 ただいま議題となりました中小企業基本法案の修正部分を除く原案並びに委員長報告にありました修正案につきまして、私は、自由民主党を代表して賛成の意見を述べようとするものであります。 わが国の中小企業は、あらためて申し上げるまでもなく、生産、流通あるいは輸出といった経済のあらゆる領域にわたり、わが国経済の発展に貢献して参るとともに、千七百万人に上る労働者に雇用の機会を与え、近代自由経済社会における中堅階層として、社会生活の安定に大きく寄与して参りました。しかも、このような中小企業の持つ経済的社会的役割は、今後ともその重要性を増していくものと考える次第であります。 しかるに、このよう……
○川上為治君 私はこの石炭問題あるいはエネルギー全体の問題について、これからいろいろ質問を申し上げたい点がございますが、きょうは一点だけちょっと質問と特に要望を申し上げておきたいと思います。 先ほど石炭局長からいろいろ説明がありましたが、私はどうしても、ふに落ちない問題が一つあるわけなんです。これはこの資料の十六ページの一番最後のところに、石炭運賃のいわゆる国鉄私鉄の通算制問題、これはここにも早急に解決する必要がある、運輸省と協議してと、こうありますが、これは八月の十六日の資料でございますが、この問題については昨年の十二月の一日に閣議決定されておりまして、しかもその閣議決定を見ますというと、……
○川上為治君 私、一点質問をしておきたいと思うのですがこれは先ほど鉱山局長から原油の貿易の自由化の問題について答弁がありました中で、私は局長の答弁についてこういうふうに了解をしたのですが、そういうことですかどうですか、その点を一言聞いておきたいのですが、十月から原油の貿易の自由化は実行する、これは一つですね。それから、それに対するいろいろな問題の対策等については大体その貿易の自由化をやりましても、そんなに原油をめちゃくち中に石油業界のほうで入れることはないだろう、売れないものをそんなに入れるということはないだろう、まためちゃくちゃに安売りしても、それは損をするのですから、そうめちゃくちゃに入れ……
○川上為治君 私はあまりこまかい質問は申し上げませんが、ただ非鉄金属なり鉱物資源の問題については、非常に関心を持ち、これはほんとうに真剣に対策を講じていただきたい、こう思うのです。というのは、転換という問題になりますと、普通の工場とは非常に違った状態にあると思います。普通の工場の、今まで何か作っておりまして、そして今度はほかのほうに転換するというのと違って、山がいよいよほかのほうに転換するということになりますと、従業員の問題だけではなくて、山そのものをほかに転換するということはできませんから、非常にむずかしい問題が私はあると思うのです。でありますから、石炭についてはいろいろ今日までやっておりま……
○川上為治君 私も、今小林先生、あるいは中田先生から話したことについて同じような感じを持っているのです。今課長からいろいろ弁解がましい答弁がありましたが、実際はそうじゃないですよ。実際はそうじゃない。あなたのほうでいろいろ指導されている、こう言っておりますけれども、はたして銀行なりその他の金融機関がそのとおり守っておるかどうか、はなはだ疑問ですよ。ほとんど守っていないと言っても差しつかえない。私のところにも具体的にいろいろなケースを持ち込んできます。こんなにひどい目にあったのかと私どもが思うくらい、そういう歩積み、両建てをやらしておりますよ。でありますから私が聞きたいのは、今までいろいろ指導し……
○川上為治君 大臣にこの事業団の事業の点で一点お伺いしておきたい。それは、この事業団を見ますというと、これは融資だけの機関であるということになっておりますね。私どもといたしましては、単に融資だけではなくて、この事業団が直接探鉱する、あるいは調査をするということが非常に必要なことじゃないだろうかというようなことを考えるわけなのです。というのは、今通産省においても試験所なんかを通しまして直接調査をしたりしているのですが、非常にこれは小規模な、きわめて何といいますか、企業的なものではないわけですね。業者のほうでも探鉱する場合にはいわゆる探鉱助成金というのももちろんありますけれども、これも予算的に見ま……
○川上為治君 私は、自由民主党を代表いたしまして、中小企業の現状にかんがみまして、この法案の成立に賛成をいたします。
○川上為治君 硫安工業につきましては、御承知のとおり、各種化学工業の基礎としましてあるいはまた輸出産業としまして、きわめて重要な産業でございますが、わが国の現在の硫安工業は諸般の事情から非常に苦しい経理状況にあるわけであります。これが再建をはかるためには、本法案を成立させることがきわめて緊急を要するものと思いますので、私は自由民主党を代表いたしまして、本法案の制定に賛成の意を表します。
○川上為治君 私はきわめて簡単に二、三の問題についてこの法律案の内容について御質問を申し上げたいと思います。 第一点は、現在の金属鉱山の状況から見まして、かような法律を作るということは、これは非常に重要なことだと私も考えておりますけれども、どうも内容を見ますというと、はたしてこれで実効が十分上がるかどうか、その点をまあ非常に心配をしておるわけであります。 この内容におきましては、今局長から話がありましたように、取りきめの問題、それから勧告の問題、こういう問題が一番重要な内容を示しているのですが、この取りきめについてどの程度の拘束力があるのか。また、それに対して勧告する場合においては、ただ勧……
○川上為治君 時間がありませんので、私は一点、磯部先生にちょっとお伺いしたいと思いますが、これは中小企業基本法の制定審議の基本的な問題に実はなってくると思うのですが、ある大学の先生のお話を聞きますと、名前は別に申し上げませんが、今後の中小企業問題として一番大きな問題は、やはり流通機構の革命、これは何といいましても一番日本においては大きな問題であります。生産者についてはさほど革命的なことは起きないだろう、しかし流通機構についてはもうすぐ大きな革命が起こってくるような話を盛んにされ、また同時に本にも書いてあるわけなんです。これに対しまして全国の流通関係の人たちは非常に脅威を受けまして、心配をいたし……
○川上為治君 ちょっと今の問題に関連して。今の二十条の発注問題に関連しまして、二点ちょっと質問を申し上げたいと思います。
第一点は、この条文の中に、たとえば国有林の払い下げとか澱粉の払い下げとか、そういうような払い下げについても、こういう機会を増大するというような、そういう機会を与えてくれるのかくれないのか、この中に入っておるのか入っていないのか、その点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私は、やはりそういう問題についても、中小企業者に対しまして極力機会を与えるような措置をとってもらいたい。この条文の中にはそういうことは書いてなくても、これは、これと同じような問題だと思いますから、特に……
○川上為治君 私は、自由民主党を代表いたしまして、昭和三十八年度予算三案に対しまして賛成の意を表明せんとするものであります。 景気の過熱による国際収支の悪化を救うために、一昨年秋、政府がとりました金融引き締め政策は、その後予想どおりの効果をおさめましたが、引き締めが解除されましてから、すでに五カ月を経過しております。そして、今や経済界には、景気早期回復の期待感すら強まっておるのであります。このような時期において、財政に期待されるところは、いわゆるなべ底の状態から景気を上向きに転ぜしめるための浮揚力をつけることであります。ことに、経済白書も指摘しておりますように、わが国の経済は、いわゆる転型期……
○政府委員(川上為治君) ただいま伊藤さんからお話がありました点は、私もその点については非常に苦心をしておるところでありまして、この仕事が非常に重要であり、また、一般の民間の人たちからももっとこれは強化してもらいたいという声もだいぶかかっておるのであります。私どもとしましては、行管からまっ先に人員をふやすということはなかなかむずかしい問題もございますので、極力現在の定員をやりくりいたしまして、つとめて苦情相談のほうの仕事をしてもらうような努力をし、同時にまた、能率を極力あげるような措置をとりまして、いまのところはみんなの要望に対しましてこたえつつあるわけでございます。
○川上為治君 私、一点だけ御質問申し上げておきたいと思うのですが、道路の開発とか、あるいは水資源の開発、これはどうしても急速にやらなくちゃならぬことは、これは先生がおっしゃったとおりで、われわれとしましても非常に努力をいたしておることなんですが、問題はやはり財源の問題です。たとえば、道路の問題にしましても、ほとんど大部分をガソリン税に仰いでおるわけですね。ところが、ガソリン税についても、これをそんなに大きくするということも、これからそう簡単にはいかないんじゃないか。それかといって、一般の予算のほうからこういう公共投資関係の方面に、国土開発関係の方面にそうたくさん出すということも、ほかとのバラン……
○川上為治君 私は、三点両先生にお伺いしたいと思いますが、貿易の自由化に対処するために、やはり緊急にわが国として措置しなければならない問題が、一つは金利の問題だと思うのです。日本の金利というのは、これは非常に高いですから、どうしても引き下げなくちゃいかぬと思います。ところが、金利の引き下げについては、先ほども北裏さんからちょっとお話が出ましたが、いろいろ方法はありましょうが、どうしても、これを根本的に引き下げるためには、通貨量をもっとふやさなければいけないのではないか。こういうような意見もちょっとあるようなんですが、そういう金利を引き下げる抜本的な措置についてどういうお考えを持っておりますか。……
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