このページでは野坂参三参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。
○野坂参三君 私は、日本共産党を代表して、日韓条約について佐藤総理の所信をただしたいと思います。 まず、今日まで衆参両院で、日韓条約の軍事的性格について、共産党や社会党の議員から質問が行なわれましたが、これに対して総理は、納得のいく回答を何一つ与えておりません。特に重大なことは、総理の言い分が現実の事実と全く違っていることであります。 第一に、この条約がサンフランシスコ条約締結以来、トルーマン大統領やダレス国務長官の指示により、アジアにおける軍事同盟の一環として計画され、その目的が、アジアの社会主義国を敵とする侵略的なものであることは、世界周知の事実であります。この政策に、歴代の自民党政府……
○野坂参三君 私は、日本共産党を代表して、二、三の問題について総理の所信をただしたいと思います。 第一に、総理は、明治百年の歴史を盛んに賛美しておられます。しかし、この百年の歴史で消し去ることのできない事実は、日本の支配階級が国民に対して残酷な搾取と圧迫を行ないながら、朝鮮、中国、東南アジア国諸に対して無謀な侵略を行なったことであります。ところが、総理は、この事実を単に挫折の経験と言っているだけであります。しかも、総理は、昨日稲葉君の質問に対して否定されておりますが、本年度の自由民主党の運動方針では、富国強兵策をたたえ、祖国愛の名のもとに国民を軍国主義的な防衛意識であおろうとしております。こ……
○野坂参三君 私は、日本共産党を代表して、この法案に反対するものであります。 その理由をごく簡単に申し上げますと、もともとこのIMFと世界銀行とは、ともに第二次世界大戦以後アメリカがドルの世界支配を強めるために設立したいわゆる国際機構であり、アメリカの世界支配の新しい一つの道具でありまして、したがって、これに日本が加盟したときには、共産党はこれに根本的な立場から反対したのであります。事実、これらの機構は、アメリカによって実際動かされ、そしてアメリカは加盟している国々の経済の自主性を侵害しております。このことは、過去の実績が明らかに示しております。ですから、この機構が政府の提案理由にあるような……
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