このページでは野坂参三参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○野坂参三君 いま、国民は、激動する内外の情勢の中でわが国が進むべき道を真剣こ考えております。安保条約と沖繩の問題をはじめ、大学問題、物価、食管制度、社会保障、公害、その他多くの重大な問題が解決を迫られております。私は、その中で、沖繩と安保条約の問題について、日本共産党を代表して、総理の所見をただしたいと思います。 第一は、この問題に対する政府の基本的な態度であります。 周知のように、ニクソン新政府の対日政策は、ジョンソン時代以上に強硬なものであります。ニクソン大統領は、かねてから、日本の自衛力増強を強く求め、新たなアジアの集団安全保障機構の中で、日本が指導的役割りを果たすときが来れば、沖……
○野坂参三君 いま国民が大きな関心を持っている問題の一つは、一九七〇年代において、世界、とりわけアジアの中で、わが国がどのような道を進んだらいいかと、こういうことであります。総理は、施政方針演説で、平和に徹する外交、この政策の推進に努力すると述べておられますが、はたして政府の進めている外交は平和の名に値するものでありましょうかどうか。以下、私は日本共産党を代表して、総理の所見をただしたいと思います。 第一に、政府の外交の基本的な態度に関してお伺いしたいのは、各国人民の自決権の問題であります。言うまでもなく、国と国との友好的で平和な関係は、それぞれの国民が持っている固有の自決権を互いに認め、尊……
○野坂参三君 私は日本共産党を代表して、二つの問題について佐藤総理の所信をただしたいと思います。 まず第一に、外交政策の基本についてであります。総理は、政府のとっている外交政策こそ、国際主義の真髄であると言われております。では、真の国際主義とは何ぞや。すなわち、国の社会制度や政治体制は、その国の人民がみずからきめるという民族自決の原則を尊重して、これを侵さず、すべての国と互恵平等の友好親善の関係を貫くということであります。この点については、昨年、私がこの席で指摘し、総理もこれに賛成を表されました。ところが、実際はどうでしょうか。総理は、これに反するようなことばかりやっております。いま、アメリ……
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