このページでは村尾重雄参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○村尾重雄君 私は、民主社会党を代表いたしまして、政府提出の昭和四十四年度予算三案に対し、限られた時間内において反対の意向を明らかにしたいと存じます。 反対の第一の理由は、政府の予算編成は、毎年度のこととは言いながら、風の吹くまま、景気循環の成り行きのままの、一貫性もなく総合計画性もない、その場限りの総花式の繰り返しであることであります。前回の不況時代に証券業が恐慌寸前に当面した四十一年度には、財政新時代だとか、財政主導型のフィスカルポリシーとか称して、国債発行に踏み切り、四十三年度には国債発行等がもたらす財政硬直化の打開、総合予算主義を唱え、その四十三年度予算は食管繰り入れを中心として総合……
○村尾重雄君 私は、民社党を代表して、ただいま提案されました地方交付税法の一部を改正する法律案及び昭和四十五年度地方財政計画に関連いたしまして、若干の質疑をいたします。 まず、総理にお尋ねいたします。総理は、今国会冒頭の施政演説の中で、一九七〇年代において国民総生産は二千億ドルをこえ、十年後にはさらに三倍程度に増大することも不可能でないと自負しておられます。しかし、国民総生産がいかに増大しようとも、真に国民の生活の充実につながるためには、経済成長のひずみを是正することが最も重要であります。すなわち、公害、交通、住宅など生活環境施設整備、社会資本の充実をはからなければ、この問題の解決はあり得な……
○村尾重雄君 私は、永岡委員及び西村委員とともに去る八月二十六日から四日間、信越、北陸両地方における逓信関係業務の運営状況を視察してまいりましたが、その詳細につきましては、委員長のお許しを得て会議録にとどめたいと存じますので、御了承をお願いいたします。 右報告いたします。
○村尾重雄君 きょうは御存じの四十三年度会期末です。このあわただしい中で、私は日本放送協会から出されました説明資料の中の事業計画、その中における、運営面における非常に平凡な問題で簡潔にお尋ねをしたいと思いますが、この四十四年度国内放送番組編集の基本事項の中に、国内放送番組編集の基本計画として一、二、三、四、五、六、七項目あげられ、並びに八、九、十、十一として、四十三年度よりの重点施策事項を継続するという中にありますが、まず本年度の重点施策の七項目の中に、「日本万国博覧会の開催年度にあたり、その意義を周知するとともに、各種の紹介番組を積極的に編成する。」という方針を出されているのでありますが、御……
○村尾重雄君 すでに各委員から御質問があり、政府並びに公社から適切な御答弁がありましたので、この法案について、私は私なりの理解を持ったつもりでおります。私はしたがって、ごく議論になりましたところをできるだけ避けまして、素朴な質問を一、二点申し上げたいと思います。 それは、法案の第三に「その他」という項で、1、2、3、4、5と、三の項の「公衆電話の長話しを防止するため、公社が指定する公衆電話から行なう市内通話は、三分で打ち切ることとする。」ということなんですが、何度も議論のあったことだろうと思いますので、ごく簡潔に公社のこの三分打ち切りのねらいをひとつ承りたいと思います。
○村尾重雄君 私は審議の本筋と離れますが、一般問題についてお尋ねをしたいと思います。先般――先般といっても一週間前ですが、参議院派遣という形で沖繩を視察する機会を得ました。短期間でありましたが、私が逓信委員会の末席につらなっているという意識があったのか、かなりりっぱな局舎と鉄塔を見た等の関係から、政府関係者、政党の関係者、それから島民の人々や、とわわけ放送関係記者の方々から放送事業をいろいろとお聞きし、また見聞さしていただく機会を得ました。そこで私がまず感じたことは、あまりにも本土の放送事業と沖繩が格差があり過ぎるということであります。昨年、NHKの援助によりまして沖繩にも公共放送たるOHKが……
○村尾重雄君 総理府にごく簡潔にお尋ねしたいのですが、このたびの九号、十号台風、西日本を襲うたのですが、九州、四国、中国の各被害府県並びに自治体関係者から非常に強い要望がありました激甚地指定の問題について、すでに同僚議員から質問がありましたし、また山中長官から、湊副長官からもこのことについて報告をいただきました。全般的に九号、十号全地域にわたって受けられるものとわれわれ信じるのですが、ただいまのお話しの中で、政府は極力調査を急いでいると、今週中に結論を出したい、また政令等の関係があって来週中にはできるものと、こういう御答弁があったと承っております。それを信じます。 そこで、私は、これはしろう……
○村尾重雄君 大阪大淀国分寺町における大阪市営の地下鉄二号線工事現場の爆発事故が起こりましてから、くしくもちょうど一カ月目でございます。時計を見ておりますと、もう一時間たたずの後に不幸な事故が爆発をいたしたのであります。それを国会並びにそれぞれ政府関係機関の方々には、いろいろ応急対策について御配慮いただき、また恒久的な対策等の樹立を願っているのでありますが、私は現場の付近に生まれまして今日まで居住しておる者であります。こういうような不幸が二度と起こらないように、また不幸にして起こった場合においても、適切な処置がなされますように、それぞれ関係機関、とりわけ八日の事件後、九日に設置されました政府の……
○村尾重雄君 協会に、調査研究費関係についてお尋ねしたいと思います。 今年度出された予算によりますと、調査研究費十四億八千六百五十二万円となっておりますが、まあ十四億九千万円といたしましょう。これは昨年の十五億七千六百五十三万三千円に対して九千万円、約一億円減となっています。これに対しての説明を聞いていますと、宇宙事業団関係に移行したための予算減となっているのだ、こういう説明でありましたが、この説明はよくわかるんです。ところがさて、番組調査研究費、技術研究費等、協会が出された資料に基づいて見ますと、いずれもが僅少な額がふえ、また技術研究費においては、いま申し上げたような事情があるでありましょ……
○村尾重雄君 本六十三国会に提案されました簡易郵便局法の一部を改正する法律案なんですが、昨年の六十一国会においても、衆議院で質疑並びに議決を得られまして参議院に回ってきたのですが、大学法等の紛糾から、これが廃案となりました。その前の、五十三回か五十八回かの国会においても提案されまして、それがたな上げとなりました。まあ関係者にとってはやはり問題の法律案だと思うのですが、これが今日まで、提案されて日の目を見るに至らなかったということについては何かひっかかるものがあると私は感ずるのです。郵政部内とはあまり関係のないことなんですが、この法案が今日まで日の目を見なかったことに関して、関係者としてお考えが……
○村尾重雄君 簡易郵便局法の一部を改正する法律案に対しまして、私は民社党を代表いたしまして賛成いたします。 この改正法律案は、簡易郵便局の受託者の範囲を広げて個人を加えることによって、窓口機関の増置を促進するとともに、二つには簡易郵便局の取り扱い事務の範囲に老齢福祉年金等の支払いの事務を加えることによって利用者の利便をはかろうとしているのであります。今日の簡易郵便局の実情から見て適切な措置であると考えます。 まず、簡易郵便局の受託者に個人を加えることでありますが、これについてはいろいろ経過もあり、また心配される向きもあるのであります。戦前の請負制度に戻るのではないか、こういう心配が特に強い……
○村尾重雄君 私は、ただいま可決されました船舶職員法の一部を改正する法律案について、船舶航行の安全確保の見地から、この際、皆さまのお許しを得て、本法律案に対して、自民、社会、公明、民社の各党及び第二院クラブの共同提案による附帯決議案を提出いたします。 船舶職員法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行にあたり、船舶航行の安全確保に資するため、左記事項について措置すること。 記 一、本法施行により、船舶通信士の雇用の安定が阻害されることのないよう配慮すること。 二、近海区域のうち第一区以外の区域に就航する船舶の通信長の配乗については、安全に支障……
○村尾重雄君 私は、ただいま議題となっております放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件に関し、民社党を代表して、承認を与えることに賛成の意を表するものであります。 この議案の内容をなす昭和四十六年度のNHKの収支予算、事業計画及び資金計画の提案説明を政府並びにNHK関係者から聞き、議案を拝見いたしましたが、おおむね妥当なものとして承認を与えることにするものであります。 ごく簡単に付言をさせてもらいますと、 一、放送の公平と不偏不党の大原則の保持を強く求めます。 一、都市、地方、避地を通じ、いまだ解決されていない難視聴地域対策に一そうの努力を払われたい。 一、放送大学の……
○村尾重雄君 私は電報制度、料金改定に関係して若干のお尋ねを申し上げたいと思います。当委員会とは話がはずれるのでありますが、三日前に解決をみましたが、全日本海員組合と船主側との本年度の賃上げのトラブルから第一波、十日間のストが決行されました。私、大阪で大阪港に停泊しているスト中の貨物船をば訪問申し上げたわけでありますが、そのとき船内でデッキ要員、機関要員、通信要員の方々を含めて海上労働情勢の懇談会を開きましたときに、強くこの電報料金のこのたびの改正というものに――あの人たちは値上げと言っておりましたが、反対の意見が開陳されたわけです。その人たちの意見をまとめますと、海洋を航海する船舶及び洋上で……
○村尾重雄君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております公衆電気通信法の一部を改正する法律案に反対の意を表するものであります。 昭和四十年九月、電信電話調査会から、「電信電話拡充長期計画をめぐる諸問題及び電信事業の合理化」について答申がありましたが、昭和四十三年の第五十八回国会において、設備料が単独電話については一万円が三万円に引き上げられ、また、四十四年の第六十一回国会において、級局区分の統合による基本料の改定、並びに近距離通話料の改定が行なわれたところであります。 しかるに、今回の法律改正案は、さらに電報料金の値上げと利用制度の改正、電話料金体系における広域時分制の採……
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