このページでは村尾重雄参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○村尾重雄君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題になっております昭和四十八年度一般会計、特別会計及び政府機関会計の三予算案に対して、一括して反対の意思を表明するものであります。 申すまでもなく、本予算案は、先ほど社会、公明各委員から指摘されましたように、すでに衆議院段階においてその前提条件が根本的にくずれ去ったにかかわりませず、自動承認制度にしがみつき、無理に無理を重ねた末、一片の手直しもせず、強引に本院に送り込まれてきたものであります。したがって、長い間予算委員会の審議を通じて私が承知する限りでは、このような重大な誤りに対する反省も政治責任も示されなかったばかりでなく、野党各委員……
○村尾重雄君 私は、民社党を代表し、ただいま上程されております日本国と中華人民共和国との間の航空運送協定の締結について承認を求めるの件に対し、賛成の討論を行なわんとするものであります。 かつてフランスのドゴール大統領は、国家間の友好関係は、感情に基づくものでなく、理性の結婚であるべきだと述べておりますが、日本と中国との関係もまさにそうした理性に基づく友好関係であるべきだと考えるものであります。しかし、これまでの長きにわたる日中関係はこうした理性に基づく関係とは言えず、それが不幸な戦争を引き起こし、あるいはわが国にとって対中国外交は常に政争の具となって国論の分裂を招いてきたことは周知のとおりで……
○村尾重雄君 昼もだいぶ回りましたので、ごく簡単に一点だけ森参考人にお伺いしたい。 先ほど御意見の開陳の中で、琵琶湖に関して四つの柱をお聞かせいただきました。そのうち三に観光、四に文化、教育の面で、この法案審議については十分に御留意あるようにという御意見のように拝聴します。 なお、御意見の中で、それに五として、衆議院でも修正されましたようにということだったのですが、衆議院で修正されようがされなかろうが、われわれこの法案審議に対しては、このあなたの留意あれかしとの御意見のように、琵琶湖の歴史、文化、観光、こうした面については深い留意をしているものであります。しかも、これは決して政府を弁護する……
○村尾重雄君 ちょうど一週間前になりますが、私、土曜日に関西に帰っておりましたら、ある人に会いますと、五月三十一日、こえて六月一日、二日と淀川の水がにおうという話でした。いいにおいならいいんですけれども、くさいという話だったわけです。そこで私、御存じだと思いますが、淀川水系にかかる鳥飼大橋の上まで出向いていきまして、鼻のきく住民と一緒にかいだんですが、風がきついかしてにおいがしませんでした。それで、枚方の淀川川岸におりてかがんでにおいをかいだんですが、また手ですくって鼻まで持っていってかぎました。口にも含んでみたんですが、一向においが感じませんでした。ところが、きょう滋賀県から来られた方にお目……
○村尾重雄君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和四十七年度分の地方交付税の特例等に関する法律案に対し、反対の討論を行なうものであります。 反対の第一点は、第十五次地方制度調査会の答申も指摘している交付税率の引き上げが今回行なわれなかった点であります。 四十七年度は、沖繩の復帰という重大な制度の変更もあり、また地方団体の各種施策は税収の減少に反比例して過密、過疎をはじめ、社会資本の整備充実、公害、交通安全、農政、教育など大幅な支出増に迫られているのが現状であります。この際、交付税率の引き上げを含む抜本的な地方財政対策を講ずべきであるのに対し、主として借り入れと地……
○村尾重雄君 短い時間ですが、せっかく自治相に就任されました大臣に本論の問題でお考えをお聞きしたいと思いますが、その前に事務当局にちょっと聞きたいのですが、よく話題になります、きょうも松本委員、多田委員からお話のあった大阪府三区の人口、有権者、面積がわかれば面積、これをひとつ大臣のおられる前でお答え願いたいのですが。
【次の発言】 大臣、いまお聞き願ったような選挙区なんです。で、たびたび話題になりますから、あなたも十分御承知いただいていることだと思います。先ほどから御答弁を伺っておりますと、第七次選挙制度審議会の答申は尊重するということを述べられまして、答申を尊重されるという御意思についてはお……
○村尾重雄君 先ほど藤原委員が、冒頭に、この法案の取り扱いに対して、政府の取り扱いについて遺憾の意を表されました。私も、参議院の地方行政委員会の審議の立場から、同様の意見であるということを申し上げておきたいと思います。 先ほども藤原委員から触れられましたし、過日の本会議の大臣の趣旨説明に際しても、たしか藤原委員からだと思いますが、触れられました電気ガス税のことについてですが、まあお話しがあったんですから、引き続いて、私、この問題について、実は私なりに、ダブること承知で確認したい点があるので、お尋ねしたいと思います。 まあ今回、九年ぶりですか、久しぶりの税率の引き下げ、それに免税点の引き上げ……
○村尾重雄君 私は民社党を代表して、本法律案に対して、次の理由により反対するものであります。 まず第一は、住民税の課税最低限の引き上げについてであります。今回の改正では、最近の物価の高騰、生活水準等を考えますと、最低限度額の引き上げ額が低過ぎると言わざるを得ないことであります。また、人事院の標準生計費と比較しても、課税最低限の引き上げがまだまだ不十分であります。 第二は、土地にかかる固定資産税についてであります。評価がえに伴って、宅地については一・八倍ほど評価額が上昇し、負担調整措置も昭和五十年度から廃止され、しばしば議論になったように、指摘されたように、住民負担は著しく過重となります。住……
○村尾重雄君 いまお答えいただいたことをお聞きしたがったのです。このことはひとつ省かしていただきます。 ただ、一番最後の御意見の結論として、公営企業精神に立て、また徹するようにというお話がございましたが、そのことでちょっとお伺いしたいのですが、公営企業の精神に立て、徹しなければならぬということは、公営企業を負担する人に精神的にお話しなさっておるのか、公営企業全体になおひとつ公営企業ということに立つようにという御意見かということなんです。この点につきましてはいまお話伺いましたように、企業全体について、独立採算制については現在も変化しつつある、これは認めると、その上、いま御意見がありましたような……
○村尾重雄君 過日の三日に、当院で参考人の意見を聴取いたしました。その参考人の中の内木場参考人だと存じますが、こういう御発言がございました。路面電車の撤去について時期尚早であったと確認すると、こうお話がございました。大臣その他、直接お聞きでなかったと思いますが、私、同意見の立場なものですし、また、最初に批判的な立場をとっておった関係から、非常に同感を覚えたんですが、私、大臣の感想をひとつ聞きたい。というのは、反省を持たれるか。たとえば第一次計画においてその柱となった路面電車の撤去というのが、いま、時期尚早だという御意見がありますが、大臣はどういう御感想を持たれるか、まずひとつお聞きしたいと思い……
○村尾重雄君 私は、民社党を代表して、本法律案に対し、反対の討論を行なうものであります。 反対の第一点は、都市交通が都市行政の一環であるにかかわらず、本案の基本的姿勢が、相変わらず、地方自治体に対し、事業運営の効率化と利用者負担の適正化を義務づける等、経済性を強調している点であります。 今回の路面交通事業の経営危機の原因が、インフレによる物価上昇、都市政策の欠除による都市への産業と人口の過度な集中、モータリゼーションの無秩序な増加等、企業環境の悪化によるものである以上、この際、思い切った発想の転換をはかり、公営交通事業の本来の目的である公共の福祉の増進、すなわち都市住民の足を確保するという……
○村尾重雄君 今回提案されました公有地の拡大推進に関する法律案を審議するにあたりまして、まず私は自治大臣に、この法律の目的、この法律の施行上のネックといいますか、一番じゃまになっている最近の土地の値上がり、それから企業の土地買い占め等について、自治大臣としてどうお考えになっているか、ひとつ大臣の基本的な姿勢について伺いたいと思います。
【次の発言】 お話うかがいましたが、再度大臣に御所見を伺いたいのですが、実は私は、国土総合開発法案に関連してお伺いしたいのですが、これは建設省のほうの所管のことですが、ただいまお話をうかがってなお再質問するような形になりますが、地方公共団体なり地方開発公社などが……
○村尾重雄君 私は、民社党を代表して、特定市徳化区域農地の固定資産税の課税の適正化に伴う宅地化促進臨時措置法案に反対の意を表明するものであります。 本法案は、政府の土地対策の貧困と混迷を象徴するものであります。すなわち、農地の宅地並み課税については、政府は一年前、われわれの強い反対を押し切って、いわゆるA、B、C農地の区分による課税法案を成立させ、本年度から実施することといたしたのであります。 しかるに、その実施直前に至り態度を急変し、本年四月、三大都市圏のA、B農地に限り、宅地並み課税を実施することとしたのであります。そして、都市環境の計画的改善、宅地供給促進のはっきりした見通しも持たない……
○村尾重雄君 一昨日、十九日の当委員会での終日の審議を私伺わしていただきました。もしこの法案が成立するようなことになり、施行された暁には、私は関係者といいますか、私が憂慮した以上に、非常に重要な問題があるということを痛切に感じさせられました。なお、いま一つ港内に対する運輸行政というものがより複雑に、いろいろ問題がなお起こってくるということを感じさせられまして、これは質問者は横浜港と浦賀水道に限ってのお話でございましたが、国際港というよりも山口組で代表されている神戸港、大阪港、また瀬戸内海、下関、函館、まあこれらを含んでも、わが国全港湾での港内における今後の運輸行政というものは、私は一そう複雑な……
○村尾重雄君 私は、民社党を代表して、政府提案の国鉄二法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対し、反対し、森中君提出の共同修正案に賛成いたします。 まず第一の反対理由は、国鉄運賃の大幅値上げは物価全体に悪影響を及ぼし、なお一そう悪性インフレに拍車を加えるということであります。 物価安定が国民の切実な要求であるにかかわらず、依然として記録的な物価高騰が続き、悪性インフレが一段と激化しているのであります。しかも、さきの石油製品再値上げは、行政指導によって極力値上げ幅を抑制しようとするものであって、近い時期に再度の大幅値上げが必至と言わなければなりません。こうして、ことし秋には不況下の物……
○村尾重雄君 午前中の本改正案提案説明の中で、「現行の基準が、実情に即さないものになりましたので、今回これに所要の改定を加えようとするものであります。すなわち、最近における公務員の給与の改定、賃金及び物価の変動等にかんがみまして、執行経費の基準を改正し、もって国会議員の選挙等の執行に遺憾のないようにしたいと存じます」という大臣の御説明がございました。 私は、今改正案における単価の改正額が、たとえばごく最近の物価高、石油危機に伴う異常な経済変化等をばその算定の中に含めておられなかったものでないかと、こう思うのです。俗な一つを取り上げましても、たとえば人夫賃などの取り扱い方ですが、現行千百四十円……
○村尾重雄君 私もごく簡潔に二、三お尋ねしたいと思います。 先ほど、先輩の占部並びに上林委員からもお尋ねがあったんですが、特に占部さんから、政府の来年度予算に関係して、地方財政計画についての大臣並びに自治省の考え方についていろいろお話しありましたので、私は省きたいと思いますが、これに少し関連いたしましてお伺いしたいと思うんですが、政府は、来年度予算について、総需要抑制策をより浸透させるために、いま上林君からも資材等の面で話がありましたが、公共事業の伸び率を思い切って縮小し、事業量の面から前年度の実質削減もあり得るような報道がされております。そこで、私は問題となってくるのは、地方財政計画上の一……
○村尾重雄君 私は簡潔に数点お尋ねいたします。 まず、住民税に関連してお伺いするのですが、四十八年十二月の政府税制調査会の答申で、税率について、「住民税の課税最低限の引き上げが終了する時期を目途に税率のあり方について検討する必要があろう」と述べておりますが、その時期はいつと考えておられるかということ。 いま一点、税率の検討の際は、都道府県民税の税率の段階、しばしば当関係委員会での議論となっている問題です。御承知の、現行の道府県民税所得割りの税率が二段階になっております。これは大体低所得者層の負担の均衡をはかるという議論のたてまえから、数段階にすべきではないかというような議論も出ておりました……
○村尾重雄君 私は、民社党を代表して、地方交付税法の一部を改正する法律案に対し、反対の意を表するものであります。 反対の基本理由は、本法律案は国がおかした経済政策の失敗と混乱にいたずらに追随するだけで、危機に直面している住民生活を守るため、十分な配慮を払っていない点であります。 一昨年より、政府は経済の実勢を無視して、公共事業を超大型化し、放漫金融政策をとり、その結果、石油事情等もあって物価を狂乱させてきましたが、本年度になると、一転、物価鎮静のためと称して総需要の抑制をはかり、地方財政に対しても、画一的な抑制策を押しつけようとしております。このような政府の場当たり的な財政政策には、まこと……
○村尾重雄君 先ほどお聞きいただいておりますように、私の持ち時間非常に短いのです。したがって、ごく簡潔にお尋ね申し上げますので、ひとつ十分私の質問の意を御了承いただいて御答弁いただければけっこうと思います。まずお願い申し上げておきます。 この法案との関連で、都市計画との関係についてお尋ねいたしたいのですが、すべての都市対策といいますか、土地対策と変えてもいいのですが、土地利用計画、都市計画が先行しなければならないということ、申し上げるまでもございません。従来の土地利用はその場当たりで、公共事業の方向は残念ながらまだ確立されておりません。都市計画が確立されて初めて公共事業の方向が確立し、また、……
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