このページでは小林武参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○小林武君 私は、皆さまのお許しを得まして、議員一同を代表し、去る二月十四日逝去されました参議院文教委員・従四位勲二等・故北畠教真君の御霊に対し、つつしんで御冥福をお祈り申し上げますとともに、君の生前の功績をしのびつつ、心からなる追悼のことばを申し述べたいと存じます。 君は、明治三十七年八月、福岡県に生まれ、齢六十四歳、参議院議員として、また、宗教家として、今後いよいよその御活躍が期待されておりましたのに、不幸病魔におかされるところとなり、薬石効なく、卒然としてその生涯を閉じられました。いま私は、君の生前の温顔を思い浮かべ、悲痛の胸に迫るのを禁じ得ないのであります。君の六十四年の生涯を傾けた……
○小林武君 数点について簡単にお尋ねいたしますが、最初に通産大臣にお尋ねいたしたいと思いますのは、この石炭審議会には日本のエネルギー政策全般についての諮問をしているわけですか。
【次の発言】 先ほど来から質疑を承っておりまして、非常に私その点に不審を抱いたわけです。三千五百万トンを出炭の規模にするということになると、これは新聞は真相を伝えていないという御答弁もございました、真相を伝えていないと言いますけれども、われわれがこの石炭問題でもって新聞紙上にあらわれた、あるいは雑誌その他にあらわれたものを見るというと、植村案というのは、結局全面的撤退論だと、こう言われております。全面的撤退論というのは……
○小林武君 多小の重複があるかもしれませんけれども、原参考人にお尋ねをいたしたいと思います。 最近頻発しておりますところの事故につきまして、私は労働者の皆さんに非常にお気の毒だという気持ちが特に深いのは、石炭産業の先行きというようなものがきわめて重大な段階になっておる。閉山に次ぐ閉山というような問題があって、労働者がそれに心をいためておる、そういうたくさんの労働者の悩みの中にこういう問題が起きるということは、私はこれは重大なことだと思うのです。一体こういう状態で、これはひとり経営者だけ責められるべき性質のものではない、しかし、これは労働者の責任ではないと私は思うのです。だから、私はそういう意……
○小林武君 二、三の点についてお尋ねをいたしますが、私の考え方は、たとえばこの新植村構想というようなものを見ましても、私企業としてですね、私企業の原則に立つということ、植村さんの先般のここでの発言にもありましたし、あなたたちの考え方も大体そういうところにあるのだと思いますが、これは私企業がいい悪いということを言うわけじゃなくて、私企業の原則に立ったというたてまえから、たとえば植村さんの案を見ても、この原則が守られるかどうかということについては、私はこの短い文章の中から判断してこれは不可能じゃないかという気がするわけです。しかしこのことについては、これは私一人の意見だということでないことは、いま……
○小林武君 初中局長にお尋ねいたしますが、「教育関係職員の服務の厳正について」という通達は、大臣の指示によってというふうに伝えられておりますが、そのとおりでございますか。
【次の発言】 文部大臣にお尋ねいたしますが、この問題は、御存じのように、たいへん新聞も大きく取り上げておる。これに対する影響というものは私は相当大きいと思います。そういう指示によってやられたということは、どういうお考えであったか、ひとつ簡単に、あまり長くやられると時間がかかるから……。
【次の発言】 この「教育関係職員」というものの範囲ですね、これを局長にお尋ねいたします。教育職員というものの範囲。新聞の見出しの一部には、「……
○小林武君 初中局長にお尋ねいたしますが、神話の取り扱いについての内簡、これは内簡という取り扱いはどういう取扱いですか。
【次の発言】 それでは、この問題は軽い扱いだと考えてよろしいわけですか。
【次の発言】 意味がわからぬ。通達、それから内簡、それからどんな種類があるのか知らぬけれども、その種類を言って、それはどういうぐあいにどうだというその役所の方式を教えてもらいたい。
【次の発言】 それでは、その件については、またさっきの小野君の話ではないけれども、一回ではおさまりそうもないですから、この次やることにして、さっきあなた取り消したけれども、やはり軽い扱いになっているとわれわれは見ているので……
○小林武君 先に人事院総裁に簡単な点で一、二お尋ねしておきたいのですが、人事院が設置されてから完全実施の問題ではいろいろ御苦労なさったと思うわけでありますが、いままでの経験から、それから人事院が創設されて以来の経過等から判断されて、人事院の設置というものと労働者側の労働三権の関連ということについて何か所見のようなものを持っておられますか。
【次の発言】 重大な関連性があるということをお考えになって、人事院総裁をおつとめになっている、なお再度またお引き受けいただいた、こういうことになりますというと、今年度における勧告についての閣議決定というものがあったようでありますが、そういうことについて一体ど……
○小林武君 最初に人事院の給与局長にお尋ねしますが、人事院勧告を終わるというと、政府側でそれに対して、勧告に対して、形式的でもまあ何でもかまいませんが、口頭になっておると思うのですが、これに関しての回答のようなもの、政府の態度を明らかにしたようなものが出るわけですかどうですか。
【次の発言】 ぼくの質問が悪いのかなあ、しかたが。人事院勧告というのはあれだけの内容を持ったものでしょう、実施の時期も含めて。そういう勧告をなさったら、あなたのほうで、勧告すれば勧告のなしっぱなしで、あなたに対しては政府側からころするともああするとも何にもないものなんですか。それとも、内容について、一々これについてはこ……
○小林武君 最初にきわめて形式的なことをお尋ねいたしますが、安達次長から御答弁いただきたい。なお時間の関係がございますから、もう私の質問はしばらくイエス、ノーみたいな質問ですから、どうぞそういう意味で、長々と御答弁いただかなくていいことは、ひとつ簡単にやっていただきたいと思います。
まず一番先に、この調査団の杉原さんの言う正式レポートというのはどういう書類でございますか。これが正式レポートですか、岡山県遺跡調査概要……。
【次の発言】 私のお尋ねしたのは、この正式レポートというのはこれはこの間の衆議院における質疑の中に、杉原参考人が述べているから申し上げたのであります。正式レポートというのは……
○小林武君 私はお急ぎのようだから、これから長いつき合いですから、先ほどおっしゃったほんのわずか一言だけ。これはことばじりをとらえるわけではないのですけれども、大臣にこれから閣議でもこの問題をおそらく検討されることだろうから一言申し上げておきます。 先ほど来あなたのおっしゃったことを聞いておって、私はこれが佐藤内閣の考え方だとすると、これは私はたいへんだと思うから申し上げるのです。とにかく石炭業界というものはノーマルではないとあなたがおっしゃる。それから改善の見通しもきわめて暗いというようなこういう表現をされておるのです。こういうきびしい、けわしい情勢の中でこの石炭答申案が出てきた。したがっ……
○小林武君 関連。先ほど来の御質問の中にある議員の何ですか、講演か何かかもしれませんけれども、材料のためにつくられた、あるいは研究のためにつくられたということもあるかもしれませんね。こういうことは、ある程度誠意を持ってやる場合に、各省の中においてやれるものもあると思うのですね、私は。たとえば、いまちょっと話が出たのですが、日本の畜産の将来はどうだという場合に、日本の畜産というようなものを考えた場合にどういうことが展望されるかというようなことを、これについて、与党であろうと、野党であろうと、これはまあ協力をされることはけっこうだと思うのです。しかし、いまの内容にわたることになると、かなり憲法上の……
○小林武君 一つだけお尋ねしますが、いままでの質疑を聞いておって、石炭局長にお尋ねしますが、大体あなたのお話だというと、新石炭政策というものは結果的に――これに対して賛成反対は別にして、当初の考えというものは大体結果的にくずれる。極端なことをいえば、法律も予算も新石炭政策を実現するためのあれですから、それが当初とは何の意味もないことになりはしないかということになりますが、どうですか。これはぼくが考えれば、この石炭政策というものが法律的予算的にかなったところの一つの形をつくろうとすれば、閉山であるとかいろいろな問題については一時やはりストップの状況が出てこなければならない。その中で新しい対策にど……
○小林武君 最初にその後閉山がどういうふうに進んでいるのか、それとも思うような調子である程度の節度が保たれておるのか、その点について。
【次の発言】 ちょっと先ほど申し上げたんですけれども、私は四十二年度とか何とかというのはいいのです。今度の答申があった以後、一つの方策が出たわけですが、そういうあとにこの石炭の新政策が出てから出ている閉山について、通産省はどういうふうにお考えになっておりますか。
【次の発言】 まあ答弁の趣旨は、大体私の受け取ったところでは、石炭新政策というもののすべり出しといいますか、出だしという点から見れば、あまり悲観的な材料はないというような意味のものであったと思うわけで……
○小林武君 いずれこれらの問題については、長期間にわたって御質問申し上げる機会があると思うのですけれども、当面した一、二の問題について文部大臣に質疑というよりか要請を申し上げておきたいと思います。 一つは、文部大臣もおっしゃっていますが、当面の異常な大学の状態を正常化すること、これは文部省の責任であるとか、政府がどうだとかという問題を離れて、それぞれの立場で、これはもう国民的なやはり課題であるということについてはだれもがこれを否定することはできないと思うのです。そういうことから考えますと、大学問題について文部省、政府においては、そういう形の取り扱いが必要じゃないか。文部大臣の御所見の中にも、……
○小林武君 刑事局長にお尋ねをいたしますが、私の質問は新聞の記事によるものですから、それについてできるだけわかっていたらお答えをいただきたい。
日大の問題でありますが、古田重二良先生激励の会、これがホテルオークラで開かれる――これをやめられた理由はあなたのほうで御存じでございますか。
【次の発言】 そうすると、そのことについては警察庁では全然特別な調査とか何とかということはなかったわけですか。
【次の発言】 当日、警視総監が出ることになっておったということですが、どうですか。
【次の発言】 秦野さんは日本会のメンバーじゃないですか。
○小林武君 私はたった一つなんですが、前田さんがお帰りになりますから前田さんにだけ自分の考え方一つ述べて御検討いただければしあわせだと思います。それは、私もやはりオリンピック見ても何競技見ても勝てばうれしいほうです。参加することだけが意義があるというふうにはあまり考えない。しかし、そのことのために何やってもいいともこれは考えられない。しかし、そこらはひとつある程度のやはり調和も必要なんでしょうし、その点は体育関係者ばかりじゃなく、文部省でも苦労私はあると思います、率直に言って。ただ、一つここで申し上げたいのは、アマチュア規定の問題ですね。これは体育協会の立場からいえば、私は一つのしろうと観です……
○小林武君 関連。文部大臣にお尋ねしますがね、これは新聞で見たのではありませんけれども、何かこういううわさといったかどうかわかりません、院内で聞いたのですけれども、閣議で井上学長問題について、法制局の見解をただして、その上に立ってそれに照らした井上教授の対策を立てるというようなこと、こういうことを決定したというふうに言われているのですが、事実ですか。
【次の発言】 もう一回。その際ぼくはテレビも週刊誌も何も見てないものですから……、それはあれですか、警察は敵だというそういうことばですか、問題になったのは。どういうことなんですか。テレビも見てないし、週刊誌も私は全部見てないもんだから、どういうこ……
○小林武君 初めに、この問題、時間あまりとりませんが、最初に初中局長にお尋ねいたしますが、初中局長だけで全部わかるかどうかわかりませんけれども、教員組合のストライキに類するもので処分を受けた者、ただしこの場合はどんな形のものであったか、どのぐらいの数あるのか、その点伺いたい。
【次の発言】 ちょっと質問のあれですけれども、一、二年じゃなしに、とにかく当初からずっとこうやってもらいたい。
【次の発言】 資料はあとで出していただくことにして、その四十一年以降訓告まで含めて総計にすれば幾らですか。それはざっと概数でよろしいです。
【次の発言】 初中局長にこれもお尋ねしておきますが、こういう、訓告でも……
○小林武君 坂田文部大臣に、この前、判決書をお読みにならないのではございませんかと申し上げた。きょうもお読みになっておらないように思う。それで文書をもって出すようにと言ったら出さないのでありますが、それをいま議論していると時間がなくなりますので、まずそのことはひとつ後刻またやることにいたしまして、あなたのおっしゃることをこれから、いままでおっしゃったこと並びにただいまの答弁も含めて、順次ひとつお尋ねをしていきます。ただ、お願いをいたしておきますけれども、私の質問というのはもうきわめて簡単な質問でございますから、文明論にわたったり、あるいは長々とおやりになることはひとつ御勘弁を願って、きょうはど……
○小林武君 きょうは時間がきめられておりますから、一つ――一つというのは大事な問題だけを固めておいて、あとはまた後ほどお願いいたしたいと思いますが、文部省のいままでの処罰は正しかった、こういうような意味の文部大臣の答弁があったわけであります。そのことでやはり今度の判決の内容等から考えまして、その理由がどういう理由かということを簡潔に聞きたいわけです。この場合は必ずしも大臣でなくてけっこうで、まあ大臣が御答弁いただければなおいいのですが、長い間こういう仕事に携わってきた政府委員のほうから、こうこうこういうことで正しかった、もちろんこの判決文も一緒に入れてもけっこうでありますし、何でもけっこうであ……
○小林武君 ちょっと一つだけ。 大臣のいまのことについての御趣旨はわかりましたけれども、これからいろいろまだこの問題は議論されることが数あると思いますが、できるなら、あんまり初めのほうから蒸し返していつでもがみがみやり合うようなことがないほうが好ましいのですが、この一点ちょっと大臣の、この間私が二度目の質問のときにお互いに理解し合った点だけは、ここだけはお互いに間違いなく共通の理解であったということを確かめたいと思います。簡単に言いますれば、ここで判決は三十七条一項というもの、これは文字どおりこれをとにかく処罰する趣旨と解するならば、これは限度を越えて刑罰の対象としているものとして違憲の疑い……
○小林武君 いまの文部大臣の御答弁に対してかれこれ申し上げるわけではありませんが、ひとつこれからの問題の解決についてお考えくださるとしたら、私はどうしても忘れてもらいたくないことが一つある。それは先ほど来安永さんも言われておりますように、ここは組合が破壊されてしまって組合がないのです。まああるといっても名前だけで私はないと同じだと思う。よく何か事が起こるというと、日教組があるからこういう事態が起こったなどということがよく言われる。ところが、この県に関する限りは、日教組がないわけですから、天下太平で教育の能率も上がるし、りっぱに行なわれていなければならないはずであり、大体文部省的見解になるはずな……
○小林武君 初中局長にお尋ねいたしますが、当初定数の問題につきましては、小学校では小学校校長会がこれに対して一学級四十名というようなことの陳情といいますか、請願をいたしております。教職員組合でも、その点について同様なものを出してきた。そういうのが一応今度の場合に何といいますか、そういう問題は別にして――別にしてというわけでもありませんけれども、そういう問題に重点を置いたというよりかも、先ほど来からいろいろな問題になっておりましたところに主眼を置いて、僻地とか特殊教育、教育困難地域というような、局部的に取り残されたところに重点を置く、こういう方針をとる。あるいは人口流出に伴う児童、生徒の激減とい……
○小林武君 前回、判決書について、大体中心になる問題については質疑をかわしましたが、その際申し上げましたように、今回の場合は直接教職員に関係の深い行政処分、懲戒処分についてお尋ねをしたいわけです。その前に若干、やはり根拠が判決書でございますから、多少くどいようでございますけれども、前提になる問題と考えられるものについてお尋ねをするわけでありますが、この答弁は初中局長にお願いをいたします。これをお持ちでございますかな、この判決書を。このページ数が合うかどうかわかりませんけれども、私のやつは裁判所側のやつをそのままあれしたものですけれども、七ページですね。こういうことが書いてあるわけです。読みます……
○小林武君 私の質問も少し時間的な制約を受けましてとぎれとぎれになると思いますけれども、まず最初に、いま安永さんから大学院の問題が出ましたけれども、これについて質問をいたします。 国立学校設置法の一部を改正する等の法律案の国立学校設置法の第三条の二、そこに大阪の外語大学が入るわけですけれども、私、いまの安永質問に関連してでありますが、ちょうど四十四年の三月十八日の参議院文教委員会会議録第三号に、このことについてちょっと私が触れたところがあるわけです。その際に文部大臣から御答弁がございまして、こういうことをおっしゃっているのですが、そのことばじりをつかまえるという意味じゃないから誤解していただ……
○小林武君 警察庁の後藤参事官にお尋ねをいたします。 実は、土曜日に突然、社会党の国会対策委員会で調査団を東京経済大学並びに武蔵野美術大学に派遣する、それで調査団の責任者としておまえが行ってこいということでございまして、私はまあ出かけたわけであります。 それまでは、事情についてはあまり新聞等もよくそこのところは見ておりません、知らないのです。調査をいたしました結果、東村山署、それから小金井署、その両方に行きました。 その点について、二つの大学の問題、それから二つの警察署とのかかわり合いの問題で質問するわけです。結論的に私の質問する気持ちを先に言いますと、その調査の結果持った私の態度は、警……
○小林武君 なるべく簡単にお尋ねいたします。文化庁長官にお答えいただきたいのでありますが、津島遺跡の昭和四十四年の調査については、この資料は文化庁からいただいて読ましてもらいました。この内容についてかれこれ申し上げることはもう抜きにいたしまして、これはしかるべき文化庁の機関のまだ決定が出ないようでございますから、この間かれこれ申し上げるということはかえって雑音のようなものだと思いますのでその点については触れません。ただ一言言えることは、この問題について文化庁の次長との間で質疑を取りかわしました際に、この遺跡の第一回目の発掘にあたっての問題点となったようなことにつきましては、今度の報告書で解明さ……
○小林武君 字づらなんて言わない。
【次の発言】 関連。そこにいらっしゃる課長さんの書かれた最高裁判決について論文がございますね、教育委員会月報。そのことについて私もかなり調べましたからいずれあなたに質問をしようと思っておりますが、それはあれですけれども、ただひとつきょうのところでこのことははっきりしておいてください。最高裁判決がこれは刑事罰のことだけをいった判決だから、だから処分その他について、行政罰について、懲戒については何にも関係がないんだということはあなた誤まりだ、これは山形とか何とかいうことを抜きにしてだね、いまの山形にしたってそのことは誤まりでしょう、私は大きな誤まりだと思う。なぜ……
○小林武君 答弁は必要ございません。質疑に答弁がないのはおかしいですが、時間の関係上。ただ一言だけただいまの文部大臣の提案に対して申し上げておきたいと思います。 提案理由の説明にもありますけれども、著作権の保護期間をさらに暫定的に延長する必要が生じた。どうして生じたかということをひとつやっぱりお考え願いたい。この法律案は六十一国会の当初に出された。その期間において与野党ともに、審議しようと思えばできた。日本社会党としては、これを審議に付すべきだ、そういうたてまえから、何度もそういう要求をしましたけれども、あなたが一番御承知ですが、この問題は衆議院でお蔵に入ったような形になってしまった。今日も……
○小林武君 長官にお尋ねいたしますが、沖繩全軍労のストはどういうことにいまなっておるわけですか。
【次の発言】 長官の考え方は、両方に激突が起こうなかったこと、あるいは県民同士の対立というような事態が起こうなかったことについて評価されて、あとのほうにちょっとこれからの問題点を述べられたのですけれども、それよりも私がいまお聞きしたいのは、解雇というのは、これはいま始まったことではないですね。最近しきりに解雇の問題が起こっている。聞くところによれば、解雇はしているけれども、解雇したあとにまたその解雇を撤回するというようなこともアメリカ軍のほうで行なっているようですね。あるいはその間に。パートタイム……
○小林武君 総理府の総務長官にお伺いします前にこれからの質問のためにちょっと前置きをいたしますというと、新聞の世論調査というのを見ますと、その中に、アメリカの基地がなくなったら生活に不安を感じるか感じないか。「大いに感じる」というのが二四・五%、「少しは感じる」というのが三六・二%です。合計すると六〇・七%の人間が出ている。これはあなたもお読みになったと思う。ところが、自衛隊の駐留というものになりますというと、「反対」と「賛成」というものはきわめて接近している。自衛隊の駐留というのには「賛成」が三二・九%で、「反対」が三一%。さらに復帰後に沖繩から台湾海峡とかベトナムとか朝鮮にアメリカが出動す……
○小林武君 実は前のほうをちょっと聞いてないものですから、あるいは同じようなことをお伺いするかもわかりませんから、そのときはひとつはしょって、あるいは断わっていただいてもけっこうです。この法律は臨時措置法でございますから、この法律の存続期間というのは限定されているわけでしょうけれども、大体先ほど来外務大臣もお話しになりましたし、衆議院の場合に東郷政府委員からもお答えがございましたが、七二年までに完了されなければならないということは、これは準備の段階としてはどこらがめどになるわけですか。これは、いわゆる協定が結ばれる前までに、ということですか。
○小林武君 長官にお尋ねいたしますが、沖縄の選挙が終わったわけでありますが、その結果から見て、佐藤・ニクソン共同声明にきめられた、返還後の沖縄が極東の防衛の軍事拠点になるという、そういうことについて県民が拒否をした、何よりも平和を求めるという意思表示であると見るべきであると思うのでありますが、この点については大臣のお考えはどうですか。
【次の発言】 何か「すなお」というと、すなおになれば、この選挙結果というものについてどういう判断をするかということを拒否することになるようでありますが、私はそうは思わないですね。われわれも政党であって、選挙というものは、どんな立場があっても、政党というものは、数……
○小林武君 この前突然中断したものですから、ちょっと続きがよくわからなかったのですが、こういうことから始まったように思うのです。この共同声明の第十項に、「沖繩の復帰に伴う諸問題の複雑性を認め、」ということに対して、これは大統領と佐藤総理との両者がこの複雑性を認めた。その問題の複雑性というのは何かと、こういう質問をいたしまして、それに対して外務大臣から、その複雑性のことを言ったのは日本側が問題の複雑性ということを言ったのだというふうに、こう聞いたところで、ぱっと時間の都合上、中断したということになるわけですが、ですから、聞き違いもあるかもしれませんが、復帰に関する諸問題の複雑性というのは、私の考……
○小林武君 この法案の二ページの第三条の「北方領土問題その他北方地域に関する諸問題の解決の促進を図る」と、こう書いてありますが、「北方領土問題その他北方地域」に関すると、こういった場合に、「北方領土問題その他北方地域」というのは、ちょっとここのところ、読み取るのにはっきりしないんですが、この点はどうですか。
【次の発言】 ちょっといまのところ、まだはっきりしないんですが、こういうことですか、「北方領土問題」と言った場合にはこれは「その他北方地域(政令に定める地域)」は、政令に定められた地域が「北方」で「その他北方地域」と、こういうことになりますね。そうすると、それは「固有の領土」という意味、そ……
○小林武君 なるべく短時間で質問を終わりますが、私は防衛庁長官が、この間、本会議で直ちにいまの発言についてこれを取り消し、こうこうこういうことでございましたというような御答弁をされた。私はそれを長官が言いそこねて、これを訂正したというふうには受け取っていないわけです。そういう考え方があるから、また、私の党といたしましても、長官の真意を承りたい、こういうことで先ほど来いろいろな議論がされておるわけでありますが、私は中曽根長官について詳しく知っておるわけではございませんけれども、いままでの政治的な行動等を見ている限りにおいては、きわめて先を見通した、ある意味においては、私どもから言えば、ちょっと驚……
○小林武君 矯正局長にお尋ねをいたします。 羽山矯正局長になりましたときに、「時の人」の欄を私見たんですけれども、その「時の人」の欄に、「矯正局長というポストは割りが合わない」ポストであるということが書かれておりました。前の局長も、思わざることにあいまして責任をとらざるを得なかった。その前の矯正局長もそうだった。二代連続の更迭ということでありまして、なるほど問題の多いところと、こう思うわけです。なおその問題点が、これはどういうことだろうというほどわれわれもふしぎに感ずるくらいの問題であります。そういう矯正局長というポストは、これは羽山矯正局長が言われたことばではないのですけれども、第三者的な……
○小林武君 最高裁にお尋ねをいたしますが、私の尋ねることは司法権の独立ということに関してであります。このことは、最近もかなりその種の問題が起こっているように考えますし、ただそのことを直接にお尋ねする前に、司法権の独立の問題については、浦和事件というのがございまして、参議院の法務委員会における国政調査権と司法権のチェックの問題が双方の間に対立をいたしまして、そのことについてやはり最初にお尋ねをしておきたいと思います。 最高裁がその際に、国政調査権というようなものが司法権の独立というものを侵すという見解をとったのは、どういうことであるか。やや個条的に簡潔にお答えを願いたいわけです。私は専門家でご……
○小林武君 大阪拘置所に起こった問題についてお尋ねをいたしますが、松本祐之というのですか、これが現在は大阪市都島区友渕町二丁目大阪拘置所に、懲役六年の刑を受けて、昭和四十二年十二月から服役中であります。なお、別件余罪の被疑者として――これは恐喝事件でありますが、大阪地方裁判所で審理を受けているところでございます。この者は、現在大阪の、申し上げました拘置所の中におるでしょうか。
【次の発言】 この者は、この拘置所に来る前は、大東市の大阪の拘置所からここに移された、このことも事実でございましょうか。
【次の発言】 いや、あとでお伺いいたしますから、あることだけでけっこうです。
そこで、この者は不……
○小林武君 最高裁に前回お尋ねいたしましたが、その点で、二、三の点について、さらに、前回の御答弁を含めて、質問をいたします。 その前に、青法協に加入している裁判官の調査、訴追委員会の。それから福島判事に関するその他の問題こういうことについて言論界はもちろんのこと、いわゆる法曹関係の意見、さらには国民全体が司法権の独立というものについて非常な大きな関心を持ったというふうに私は考えているわけです。そういういわば司法権の危機とも言われるものは、私自身考えれば、非常に私自身においても、やはり事の重大性というものを感ずるわけです。少なくとも司法権の独立というようなものに対する信頼度というものは、これは……
○小林武君 先に、私の質問の、どんなことについて質問するかということを申し上げておきたいと思います。これは、和光大学という大学において、○○○○という被疑者に対する凶器準備集合、公務執行妨害、建造物侵入被疑事件について昭和四十四年の十一月の九日に差し押えの処分、並びに被疑者不詳に対する銃砲刀剣類所持等取締法違反被疑事件について同十日に差し押えの処分をした。これについて、大学側は、住居不可侵、学問の自由等憲法で保障された国民の基本的人権により、範囲のあいまいな捜査の必要を優先させたということで、準抗告をした。さらにその申し立てに対する決定がございまして、これが棄却になりましたので、これについて特……
○小林武君 前回は、和光大学における警察官の捜索、差し押えの執行状態について概括的な質問をしたわけです。どういう趣旨でやったかということはすでに先回に明らかになっていると思いますから、これは省略いたしまして、私、この前回の質問の要約のようなものがこれからの質問にも関係いたしますので、一言触れておきたいわけですけれども、私は、前回の質問で一番中心の問題になったのは、学校側が立ち会い並びにかぎを入手するということについて協力的であったかどうか――協力的というか、令状を持っていった者に対してどういう態度をとったかということ、これが大事な問題点だと一つ思うわけです。これについては、警察側の主張するとこ……
○小林武君 一、二の点について質問をするわけでございますが、提案がありました提案理由の説明、補足説明書の中に、「沖繩と本土とで、その取得の要件がかなり異なっている上に、弁護士の職務は特に公共性が強く、またその資格は裁判官、検察官の任命資格とも共通であることにかんがみ、これに本土資格を付与するにつきましては、選考及び試験を行なおう」と書いてあるわけでございます。こういう考え方について、提案者、提案した側においてはいろいろと努力をされたことについて、あるいはいろいろな方面のことを勘案しながらやったことについては、認めることにやぶさかではございませんけれども、私はこの問題についてやはり基本的な考え方……
○小林武君 六十一国会の衆議院における法務委員会の会議録によりますというと、寺田最高裁判所長官代理者の答弁の中に、「私どもも、決して弁護士会との間で完全に話を煮詰めた上で法務省にお願いするという気は、毛頭持っておらないわけでございます。」というのがあるわけです。このことについて、私のような専門家でない者は、かなりの疑義を持つわけです。法曹一元の原則という、法曹の一体化とかいうことを言われておりますし、また私ども今度の問題で、当初においては、きわめてしろうと考え的なものもあるので、わりあいに、何といいますか、あっさりとものを考えておった。ところが、いわゆる法務委員会というところは専門家がたくさん……
○小林武君 関連して。戒能先生にお伺いいたしますが、そうなりますと、かりに病人が出た、死亡者が出たといいましても、それは起訴はされた、しかしお話のあれだというと、起訴はされたけれども、刑罰を科するとか、補償するとかいうことは、公判の結果によって、判決のいかんによっては、全然見込みがないような気もするのですが、それはどうなんですか。
【次の発言】 法務大臣にお尋ねいたしますが、公害罪の問題について考える場合に、私が考えるのには、公害の現状というものが非常に憂慮すべき状態になっているというこの事実ですね。これはむしろ日本だけでなくもっと広い問題として考えなければならないようなものになっているという……
○小林武君 いま、せっかくやられたところですから、私もひとつそういう質問をするわけですけれども、先ほどからやっているから、もう質問についても聞かれるところ、問題になるところは済んだと思います。 ただ、この法律の起案者としてあるいは起草者としてお尋ねしたいのは、少なくとも日本の工業地帯というようなものを頭の中に置いてやられたものかどうかという問題、私は、やられてないのではないかと思う。いわゆる法律家、法律専門家の頭の中で抽象化された法律を、文章をつくったという感じがするのですね。私はどうしてそういうことを言うかというと、いまの工業地帯というものは、いまあなたに説明するまでもなく、太平洋ベルト地……
○小林武君 四十二年度決算で、文部省予算で購入した絵画等の美術品についての会計検査について説明を求めます。
【次の発言】 ちょっと待ってください。質問がよくわからぬと思うんですが、ぼくはいま四十三年度の決算について聞いているわけです。ぼくが前に問題を提起したのは、あとでちょっと関係上言いますけれども、これは三十九年度決算だと思います。それであなたにお尋ねするのは四十三年度決算ですからね。その中で文部省の予算で買っている美術品、それは絵画等その他ですね。これの検査をやったわけでしょう、会計検査は。
【次の発言】 その会計検査はどういう検査のしかたをしたかということをお尋ねしているわけです。いまそ……
○小林武君 時間の都合で、宮内庁と文化庁に先に質問いたします。
宮内庁のほうにお尋ねをいたしますが、墓山古墳という古墳は、御陵墓参考地として、これは御存じでございますか。
【次の発言】 この墓山古墳の、これは陪塚三基のうち、その二基の分は民有地になっておりますね。
【次の発言】 御稜墓参考地というのは宮内庁の場合どういう、何といいますか、御稜墓に準ずるといいますか、あるいはそういう参考地として、どういう扱いをなさっているか、そのことをちょっと御説明いただきたい。
【次の発言】 この墓山古墳を応神天皇の御陵の陪塚だというのはどういう根拠ですか。
○小林武君 前回の委員会におきましてもお尋ねをいたしましたが、文部大臣にお尋ねいたしたいのは、新構想大学の創設に関してでございますけれども、文部大臣の御答弁の中に、既設の大学は既設の大学なりの大学の改革というようなものがあるだろう、新構想大学という形は既設の大学にとらわれない新しい大学、こうお答えになったわけでございますけれども、これは新構想大学といわれた場合には、既設の大学にとらわれない新しい大学といった場合には、何といいますか、その創設というのは、大臣の見解では全く新しい大学をつくることというふうに理解してよろしいでしょうか。
【次の発言】 私がお尋ねしたかったのは、既設の大学というものが……
○小林武君 この法律案のねらいとするところは、定通の振興ということが一つの目標になっているわけでございます。そういう立場から考えまして、私はこれは単に手当をどうするとかという、そういう問題だけを議論すべきものではないと思っているわけです。私の考えでは、ほんとうに定時制に関係している教職員の方々、その他の学校の中で働いている方々が、一つの生きがいと申しますか、励みになるような、定時制あるいは通信制というものの教育がこれに伴わないというとならないと思うわけでありますが、そこで、きょう私はおもに、この通信制の問題については、前に質問をなさった方もございますから、定時制の問題を大体重点にしてお尋ねをし……
○小林武君 ちょっと関連して。政務次官、私はここで確かめておきたいことは、労働者というか職員団体の意見を聞くという、この意見を聞くというのはどういうことですか。たとえばそれは具体的な事項に関してあなたたちの考え方はどうですか述べなさい、その述べたやつを聞いてあなたのほうで取るものは取り、それから聞くべきでないと思うことは聞かないと、この程度のことなのか。私が考えているのは、あなたのいままでの答弁を聞いておっては、少なくとも職員団体は、団体の代表者であるその代表者と文部省が話し合いをするというときは少なくともその両者の間の関係は対等であるという、しかも両者の場合はお互いがそれについて了解をすると……
○小林武君 初めに管理局長にお尋ねをいたしますが、千葉の工業大学の補助金の件について、四十四年度決算書、四十五年度予算書の報告等について、四十六年二月二日付で、外部提供可能の当該書類はない、送付はできないという意味の回答があったわけですが、ここでは読みようによってはいろいろ考えられるわけですけれども、外部に提供可能のというのは、あるけれども外部に出せないという意味であるのか、あるいはそういう書類は全然ないので送付できないのか、その点はどういうことなんですか。
【次の発言】 そこで、どうなんでしょうね、これは文部省に全然そういうものがないということは、見ていないということにもなりますね。そういう……
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