このページでは戸田菊雄参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○戸田菊雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました所得、法人、租税特別措置の三法案の一部を改正する法律案に対し、佐藤総理並びに関係大臣に質問を行なうものであります。 初めに基本的問題について若干質問いたしたいと存じます。政府の今日までの税改正は、産業構造の高度化に対応する租税政策の装置づくりに重点があったと思うのであります。 すなわち、法人税率の引き下げ、減価償却ワクの拡大、輸出振興税制の再編強化、各種特別措置による独占企業への優遇など、企業課税への徹底した減税政策を通じ、一貫して高度経済政策をささえる大きなてこにしてきていたのであります。 政府が現在、日本経済は世界……
○戸田菊雄君 私は、日本社会党を代表して、佐藤内閣総理大臣の所信表明に対し質問を行なうものであります。 まず、経済の基本についてでありまするけれども、現在われわれは解決すべき重要な問題を幾つかかかえております。佐藤総理は過日の特別国会で内政重点を表明いたしました。戦後の絶え間ない経済成長は日本経済の未曾有の膨張を示しました。GNPは二・八六倍、鉱工業生産は四倍、輸出貿易は三十六億ドルから百七十億ドルに躍進し、その生産力は資本主義世界第二位にのし上がったのであります。しかし、それは政府の産業偏重、大企業中心の成長政策にささえられ、国民の生活福祉を犠牲にし、勤労者への過酷な低賃金、合理化の上に築……
○戸田菊雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案の三法に対し、質問を行なうものであります。 まず、最初に、税制の基本問題について佐藤総理にお伺いをいたします。 昭和四十六年度予算提案での政府のいう高福祉、高負担の標語は、昭和四十三年七月の税制調査会の長期税制答申でまずうたわれ、四十四年の経済白書に引き継がれ、特に今年度の予算案編成にあたって論議にのぼっているのであります。確かに高負担の面では税制、予算案ともに大きく門戸を開放いたしました。自動車新税の創設をはじめ、健康……
○戸田菊雄君 私は、日本社会党を代表して、所得、法人、租税特別措置等、租税三法案について、反対の立場で討論を行なおうとするものであります。 まず、初めに、現在の税制の基本的骨格がシャウプ勧告にあることは言を待たないところであります。今日の税制はシャウプ税制時の資本蓄積促進の性格をさらに強め、一言で言えば、全く混乱と不公平拡大の税制度となってきているのであります。その最たるものは、おびただしい租税特別措置の制定による総合所得課税方式からの逸脱であり、また、地方財源拡大に逆行する地方交付税交付金方式の導入であったことは申すまでもありません。佐藤内閣の高度経済成長政策は、今日財政が有効に対処しなけ……
○戸田菊雄君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となっております自動車重量税法案に対し、反対の討論を行なうものであります。 わが国経済は、六十年代における高度成長によって、世界有数の巨大な生産力水準に到達しましたが、一方、国民生活は、産業公害の激化、生活環境の悪化、消費者物価の引き続く高騰、貧富間の所得格差の拡大等、六〇年代に累積された社会的矛盾におおわれているのであります。それにもかかわらず、佐藤政権の政治、経済路線の示す方向は、依然として、外に向かっては新安保体制への移行であり、内にあっては重化学工業中心の生産力拡大政策に終始しており、これらの七〇年代において解決すべき国民的課題に対……
○戸田菊雄君 本日、農林大臣、それから企画庁長官の出席を要請しておったのでありますが、都合上きょう出られないというので、政策上の問題についてはできるだけ避けまして、一応食糧事情の問題について食糧庁長官にお伺いしていきたいと思っておるのです。 それで、質問の本旨に入る前に、当面の米価問題についていろいろな新聞やあるいはテレビ等で報道になっておりますから、当面の諸問題について若干質問してまいりたいというふうに考えるわけです。 これは、過日、衆議院の大蔵委員会あるいは西村農林大臣の総合農政、こういうことについて大蔵大臣あるいは農林大臣から食管制度改正の動きが今日具体的に日程にのぼっておるのであり……
○戸田菊雄君 大蔵大臣と企画庁長官が時間の関係で帰られるようでありますが、いまの木村委員の問題に関連して、一点だけ聞いておきたい。 それは経済審議会の、会長は木川田一隆さんですけれども、いまの問題、物価・賃金・所得・生産性研究会、この中で所得政策についての報告書が出ていると思うのです。その内容を見ますと、所得政策を、単に賃金上昇を抑えるためのものではなく、社会経済成長の中で物価の安定をはかるための施策である、こういう指摘をしている。ですから、そういう問題であって、一体、具体的にいわゆる物価安定政策について、すでに企画庁は、事務当局の言ったように、検討されていることは間違いないようでありますが……
○戸田菊雄君 仙台工作所の労使紛争の問題について、まず最初に、川岸工業社長の工藤さんのほうに質問をしてまいりたいと思います。
一つは、いま工藤社長の川岸工業と仙台工作の関係について、あなたのこの両社における地位の関係は一体どの辺にあるのか、この辺についてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 川岸工業社長だけだと、こういうことですね。
【次の発言】 あなたは仙台工作の代表清算人ということになっているのじゃないですか。
【次の発言】 代表清算人というのは、どういうふうに理解されていますか。
【次の発言】 あとで関係各省の見解を聞いてまいりたいと思いますが、それでは項目で前に進めたいと思い……
○戸田菊雄君 私は、この際、自由民主党、日本社会党、公明党、民主社会党、以上四党の共同提案として、ただいま可決されました国有財産特殊整理資金特別会計法及び国の庁舎等の使用調整等に関する特別措置法の一部を改正する法律案に対し、次の附帯決議案を提出いたします。 附帯決議案を朗読いたします。 国有財産特殊整理資金特別会計法及び国の 庁舎等の使用調整等に関する特別措置法の 一部を改正する法律案に対する附帯決議 (案) 一、国有財産の管理及び処分については、その 適正を期するため、一般会計及び特別会計を 通じ、これを統一的に行なうよう努めるこ と。 二、都市開発……
○戸田菊雄君 大蔵大臣もおられるのですけれども、またあとで出席されるそうですから大蔵大臣のほうはあとにしまして、労働大臣が時間がないようですから、その方面について若干質問をいたしたいと思います。 一つは、現在の労働者の賃金は確かに名目賃金は上がっていると思いますが、そういった現金給与総額の上昇傾向について、一九六〇年、それから六五年、六七年、この三年間のあれでありますけれども、給与総額の上昇傾向、それからもう一つは初任給の上昇傾向について、高卒、中卒、それから男女別、その年間別でけっこうですけれども、概要がわかっておったら教えていただきたい。
○戸田菊雄君 私は、日本社会党を代表して、所得税法の一部を改正する法律案、租税特別措置の一部を改正する法律案の二法案、並びに自民党修正案の両案に対し、反対の立場を明らかにし、討論を行なうものであります。 初めに、国民所得に対する租税負担率は、戦前の昭和九年―十一年には一二・九%であったのが、戦後は、二十四年の二八・五%をピークに、三十年以降は大体一九%前後に推移し、三十六年に二〇%台に回復、四十年、四十一年ごろには、景気後退と四十一年度の国債発行による減税とが相まって四十一年度の租税負担率は一八・六%に下がった。その後、再び上昇に転じ、四十二年度は一八・五%、減税ゼロの昨年四十三年は一九・三……
○戸田菊雄君 この機会に資料を要求しておきたいのですが、それは世銀、開発協会の融資活動、これに対する資料ですが、それを地域別、国別、あるいは業種別、それから融資額、こういったことで資料を要求したいと思います。
○戸田菊雄君 私は日本社会党を代表して、国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案並びに国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案の両案に対し、反対の立場を明らかにし討論を行なうものであります。 その反対理由は、政府がSDRの創設に必要な理由としてあげている二つの点にいずれも承服しがたいということであります。すなわち、政府のSDRの創設を必要とする理由の第一は、今後世界貿易の規模が拡大するにつれて、国際収支の変動も大きくなり、世界全体として準備資産の需要が増大するが、金やドルなどの準備資産の供給は限度があって、それを十分満たすこ……
○戸田菊雄君 通行税法の一部を改正する法律案について質問をしてまいりたいと思いますが、これは現在非常に問題になっております国鉄財政の再建ときわめて密接不可分の関係にあることは御承知のとおりだと思いますが、財政再建等につきましては、あした連合審査が行なわれますので、その機会に譲りまして、通行税にしぼって私は質問を展開してまいりたいと思うのであります。 まず、初めに、五十一回国会でございますけれども、これは昭和四十一年三月一日に当参議院の大蔵委員会において通行税法の改正があった際に審議が行なわれたのでございまするけれども、たまたま当時はやはり福田大蔵大臣でありました。さらに、大蔵省当局から出席を……
○戸田菊雄君 私は、日本社会党を代表して、通行税法の一部を改正する法律案に反対をいたします。 通行税法は、戦費調達の一環として昭和十三年特別税法設置に際し復活した悪税であります。審議においても明らかなように、いまやこの悪税の存在価値は全く失われているのであります。しかるに、政府は、正当なる廃止論に背を向け、詭弁を弄して今後の存続をはかろうとすることは、国鉄利用の国民大衆をはじめ、変化する社会、経済の諸情勢に逆行するものであり、直ちに廃止すべきであります。 通行税は、鉄道を利用して旅行する旅客について指定のグリーン車、特急料金、急行料金及び寝台料金に対しまして一割も課せられ、国鉄だけでも年間……
○戸田菊雄君 まず大蔵大臣に質問してまいりたいと思うのですが、今回の石炭対策特別会計法の一部を改正する法律案、この骨格はどういうところにその中心があるのですか。
【次の発言】 御存じのように、現在の石炭産業というものは、斜陽化の傾向にどんどん進んでいっておるわけです。今日まで、第一次答申から第四次答申まで、政府が直接関与して再建方策をやってきたわけだけれども、いまだに前途に対してはきわめて暗い見通しじゃないかというように考えるわけですけれども、今回の第四次答申の内容を実施すれば、文字どおり政府が考える再建方向に行くのかどうか、この辺の政策的な判断はどうお考えですか。大蔵大臣、どうですか。
○戸田菊雄君 時間もあまりありませんし、質問者も多いので、端的に質問してまいりたいと思います。主として第四次答申を中心とした問題にしぼって質問してまいりたいと思います。 一つは、これは四月十六日の石炭対策特別委員会での議事録をずっと拝見したのでありますが、この中で、大槻さん自身が、第四次答申の新政策にはいろいろ不満がある、こういうことを端的に言われておる。具体的にその不満の内容についてお教えを願いたい、これが一つです。 もう一つは、再建をはかり得る見通しのあるものについては最大の努力を今後いたしますと、こういうことがあるんですね。そういう再建の見通しのあるものについては、具体的にどういうも……
○戸田菊雄君 大蔵大臣に質問申し上げたいと思いますが、交付税等の問題については、数多くの質疑が行なわれてまいりました。大かた、焦点となる諸点については、一巡した感があると思います。四十三年度の予算編成の際ですけれども、当時の大蔵省の考えとしては、国の財政硬直化の一因として地方交付税交付金の伸びが実はその一因をなしておるのだと、こういう言い方をしておられたと思うのです。したがって、交付税率の引き下げをめぐりまして従来大蔵省と自治省の間で種種議論が戦わされてきたことは事実だろうと思う。こういう議論を通じまして、四十四年度においては一定の覚書を手交して六百九十億円を国が借り上げた、こういうことで大体……
○戸田菊雄君 生命保険の外務員試験制度改正について質問してまいりたいと思うのでありますが、今回の生命保険外務員の試験制度改正の大綱ですね、その内容と、それから実施時期はいつから考えておるのか、その点について説明をしていただきたい。
【次の発言】 内容についてはわかりましたけれども、もう一点だけ聞いておくのは、ねらいは一体どういうところにあるのかですね、その点を端的にひとつ……。
【次の発言】 内容の具体的な問題については後ほどまた質問してまいりますが、その前に、生命保険の現在の契約高と継続率の状況ですね、これは一体どうなっているか。まあ年度にしますと、そう多く言っても困るだろうと思うので、四十……
○戸田菊雄君 ちょっと関連して。いまの質問じゃないんですが、前の質問でちょっと三点程度お願いします。 主税局長が、長官通達とそれから審判所の解釈が違った場合、九十九条一項の裁決の趣旨というものは別途の違った解釈が生まれることを認めると、こういうところにむしろねらいがあるというようなことを言われたわけですね。そういうこととすなおに理解していいのか、これが一点。 それからもう一つは、主税局長が、別途通達を考慮していると、こういうことをいま言われた。だから、これの改正が通過した後にどういう通達をおおむね想定されているか、その別途通達の具体的な内容を想定されているものがあれば教えていただきたい。 ……
○戸田菊雄君 ただいま四人の皆さんからいろいろと参考意見が述べられたわけでありますが、概括的に質問をいたしてまいりたいと思います。 まず、須貝先生にお伺いをしたいと思うのですが、その第一点は、今次の不服審判所の設置等にあたりまして、全体の法律の流れから本法案の良否というものを判断しなければならないのではないか、こういうことを言われたと思うのであります。大蔵省の言い分でありますると、従来の協議団というものを解消いたしまして国税不服審判所の新設を行なった、あるいは不服申し立て期間の延長等の手続の合理化をはかった、あるいは更正の請求期間の延長をはかった、こういうことに対して抜本的にかつ広範に改正を……
○戸田菊雄君 関連して。重要な問題だと思うので、ちょっと関連で質問しておきたいのであります。いま問題になっておりますのは、法律的な問題は松井先生がいま言われています。その具体的な問題として、関係条文は今回は八十一条から八十二条、八十三条、これがいま異議申し立ての関連条文だと考えます。そこで、いままでの衆議院での国税庁長官なり主税局長なりその間の一貫した答弁は、異議申し立てに対する見直し調査ということで大体回答が一定しているんですね。ですから、そこで疑問になりますのは、異議申し立ての対象は一体何なのかということが明確になっていないということが私は考えられる。ですから、その辺の見解をひとつお聞かせ……
○戸田菊雄君 関連でいまの補佐人の問題について質問しておきたいんですが、第三課長の説明によりますと、補佐人とはどういうものであるか、これはわかったんですけれども、八十四条の一項でいきますと、「異議申立人は、異議審理庁の許可を得て、補佐人とともに」と、こうなっているんですね。ですから、そういうことであれば、補佐人に対して審理庁で許可をする場合の一定の許可基準といいますか、こういうものはあるんですか。その辺はどう考えますか。
【次の発言】 そうすると、八十四条の一項の前段ですが「異議審理庁は、異議申立人から申立てがあったときは、異議申立人に口頭で意見を述べる機会を与えなければならない。この場合にお……
○戸田菊雄君 関連。いまの多田委員の質問に対して大臣は行き過ぎがある、こういうことですね。一体その行き過ぎというのは具体的にどういう内容を持っておられるか、その辺の見解をひとつ具体的にお示しを願いたい。 もう一つは、来年は参議院選挙なり、東京都知事選挙が行なわれるわけですが、時期的に検討結論を出されるというならば、大体そういうことについていつごろとそれを考えておられるか。 もう一つは、政党の文書活動については、前通常国会において本案が改正決定をしたわけですね。まだこの時日が半年もたっておらない、そういう中で再検討しなければいけないということですね。当時の決定に対して一体どういうふうに考えま……
○戸田菊雄君 質問の本論に入る前に委員長に要望しておきたいんでありますが、それは、きょう実は運輸大臣に出席要請しておったんですが、運輸省から参りまして、実は吾孫子――取手間の複複線化のくわ入れ式で一日つぶれるということであったものですから、それじゃやむを得ぬだろうということで了承はいたしました。了承はいたしましたけれども、その後情勢を聞きますと、何かそういうことではないという話を聞くんですね。ですから、少なくとも国会審議の中の必要で招請するわけですから、もしそういう事態がほんとだとすれば、これは国会軽視ということになると思う。その辺の内容について委員長でしがるべく取り調べていただいて善処してい……
○戸田菊雄君 四十五年度後半の経済見通しその他につきましては、いま木村委員のほうから質問されましたから、私のほうは割愛をいたしまして、冒頭に、現在政府の予算編成時期にあるわけでありますが、各省庁の来年度予算編成、こういうものも本格化しているわけでありますが、大蔵大臣は、七月の二十八日の閣議で、基本方針を編成内容を説明しておられるですね。それによりますと、二十五%の増の概算要求に押さえると、こういう大臣の要請があるようでありますが、最終的に四十六年度の予算規模というものはどの程度になっていくのか、この見通し、伸び率は一体どの程度伸びるのか、この辺の見解についてお示しを願いたい。
○戸田菊雄君 問題は別なんですけれども、この機会に聞いておきたいんですが、四十三年度の水田大蔵大臣のときに、東北開発会社に対する政府出資の金利、この金利を引き下げるというようなことを一応約束しておったんですね。約束というのは、そういう方向に向けて検討いたしましょう、こういうことだったのです。この問題について何か特別検討されておるかどうか、その辺の見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 それも含めてです。
【次の発言】 ただ検討ということですが、この北東開発公庫の政府出資金については、年利の片方を上げる、預金金利も少し引き上げていこう、金利全般について一つ一つ検討されていきつつあるようです。で……
○戸田菊雄君 大蔵大臣にお伺いしたいと思うのでありますが、時間があまりありませんので、端的に具体的な内容について承ってまいりたいと思います。
その第一に、預金金利の規制緩和について現在具体的措置内容が進められておる、こういう情勢にあると存じます。ことに、日本銀行、関係金融団体、あるいは公正取引委員会、こういう方面でいろいろ準備をされているように聞くのでありますが、それらの現在までの進捗状況はどういう状況に進んでおるか、その辺をちょっとお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そこで、いま、事業債、金融債、あるいは預金金利など、こういった内容について具体的に作業を進められておる、こういう御回答で……
○戸田菊雄君 ちょっと本問題で関連質問をしたいのでありますがごく簡単にあれしますが、昨年の国税通則法一部改正の修正点として、わが党からも十七項目でいろいろ言っておりますが、その一点がここに問題があるわけです。いろいろ論議をしてきて、いま木村委員が指摘されたようにいろいろ疑問があるわけです。大臣も答弁をされ、国税庁長官も答弁されたわけですが、さしあたってそこまでいかなければ、当面過料というようなことで置きかえることができないのかどうか、これは百歩譲ってそういう方向でどうなのか、その辺の見解はどうなんですか。
【次の発言】 時間もありませんから、私は項目ごとに数点関係者に質問してまいりたいと考えま……
○戸田菊雄君 いままでの審議経過で、重要な諸点については、それぞれ各委員から質問されましたけれども、時間もありませんから、最終の疑問点等について若干質問してまいりたいというふうに思います。 その第一は、この法案を見ますると、審判所長の権限というものが非常に大きいと思うのですね。たとえば、七十八条の二項「国税不服審判所の長は、国税庁長官が大蔵大臣の承認を受けて、任命する。」あるいは七十九条一項「国税不服審判所に国税審判官及び国税副審判官を置く。」あるいは七十九条四項「国税審判官の資格は、政令で定める。」あるいは七十八条五項「国税不服審判所の組織及び運営に関し必要な事項は政令で、支部の名称及び位……
○戸田菊雄君 詳しい質問等につきましては、後ほど所得、法人、特別措置法等の三法について本会議その他でやることになっておりますので、それ以降に譲りたいと思うのでありますが、きょうはごくこまかい暫定措置法の内容につきまして若干質問をしてまいりたいというふうに考えるわけであります。 この提案理由の内容を見ますると、いわゆる四十五年度の税制改正は、所得税負担で平年度三千五十億円、初年度二千四百六十億円、政府は、戦後最大の減税だと、まあこういうことを言っているわけですけれども、私たちがいろいろ調べてみますると、決して戦後最大の減税でもないし、それから各給与所得の割合で見ますると、百万円単位の所得と、五……
○戸田菊雄君 本論に入ります前に、けさニュースで、私も全部は聞かなかったんですが、727ですか、羽田から福岡へ向かった飛行機が、赤軍派のだれかが乗っていて乗っ取りをされて、北鮮に行けと、こういうことがあったんですね。油が足らなくなったので板付へ着陸をする、こういうことになったのですが、その辺の事情の詳細についておわかりになればひとつ――まあいろいろそういう安全を守る立場から非常に危険な状態だろうと思うので、あるいは言えないこともあるかもしれませんが、でき得る限りでひとつ状況を報告していただきたいと思います。
【次の発言】 いまの状況というのを二、三伺っておきたいんですが、その一つは、いまの報告……
○戸田菊雄君 いよいよこの空港特別会計等の問題について大詰めに来ていると思うんですが、具体的に特会移行措置の人員配置など、それから機構の内容、組織等についてはこの前御説明願ったのでありますが、さらに具体的な内容、そういう配置状況というものがいまおわかりになるのかどうか、それがもしわかっておればお示しを願いたい。たとえば、この前、組織及び定員等についてはいろいろ御質問いたしましたけれども、空港工事事務所が東京、大阪、あるいは空港事務所が二十六カ所、要員にいたしまして千二百三十四名、空港出張所が二十九カ所、百七十一人、こういうふうにそこまでは説明を受けているのでありますが、さらに、この管理部門――……
○戸田菊雄君 総裁にお伺いしたいのでありますが、専売公社で四十三年の十一月に「これからのたばこ事業」ということで「長期経営計画」ということを策定をされた。その内容を見ますると、実に広範多岐にわたっているわけですね。この前の私の質問では、長期計画はおおむね十カ年計画だ、そういうことを想定して策定をしましたと、こういうことをお答えになっておるわけです。その後「第一次中期経営計画」というのが出てまいりまして、この中期計画の内容につきましては、おおむね五年程度を目標にいたしまして実行すると、こういうことでありますね。そこで、具体的に出てまいったのが、六工場の統廃合の問題、あるいは新建設の問題、こういう……
○戸田菊雄君 今回の関税定率法の改正の内容を見ますると、各般の問題について税率改正というものが行なわれておるようでありますが、その中で問題になりますのは、一つは中国産品の関税価格の格差解消で、今回この関税が改正されますと、おおむね九七%程度格差が解消される、こういうことであります。残される産品は一体どういうものが残っておるのですか、その辺からまずお伺いしたい。
【次の発言】 これらの問題は、今後の取り扱いですけれども、どういう考え方でいくか、将来はこれは全面的に解消ということにおそらく考えておられると思うのですが、その辺の見通しはどうですか。
○戸田菊雄君 大臣にお伺いをしたいと思うのでありますが、いままでの審議でたびたび大臣も言明をされておるわけでありますが、今後の税増収の対象というものはできるだけ間接税に重点を置いていきたい、こういうことなんでありますが、その場合、間接税の何に一体中心を置いて考えられているのか、その辺の見解をまずお伺いしたい。
【次の発言】 ここで税調の答申内容を含めていろいろお伺いをしてまいりたいと思うのでありますが、きょう東畑会長が出席できないということでありますので、相当数省きますけれども、その中の一、二についてお伺いをしたいと思うのであります。
この答申の内容を見ますと、今後間接税は拡大方向でいきなさ……
○戸田菊雄君 衆議院の委員長に一つだけ質問しておきたいのですが、これは決して誤解をされては困るのでありますが、衆議院の大蔵委員会では、わが党も入って、ただいまの修正案が提示され決定されていることは十分承知の上で、なおかつ質問したいのでありますが、すなわち、原案では、この問題について強権発動だと思うのですね、罰則規定を設けたわけでありますから。でありますけれども、一応、修正案では、秩序保持というようなことでこの修正案になってきたと思うのです。ですから、ここで、委員長に、そういった衆議院の大蔵委員会でのこの修正案に至る経過措置について、一言御説明を願っておきたいと思います。
○戸田菊雄君 私は、質問の要旨といたしまして、主として内政問題にしぼりまして、項目としては、一つは補正予算の内容です。第二の問題は米の調整の問題、第三の問題は税金の問題、第四は基地経済等の問題について各大臣にお伺いをしてまいりたい。
そこで、今回の補正予算の編成方針についてでありますが、総合予算主義について、現在の政府、総理大臣の御見解を、まず最初に承りたい。
【次の発言】 確かに、いま大蔵大臣が答弁をされましたように、四十三年にはじめて総合予算主義というものが採用されました。その内容は、補正予算は一切やらない、それから総合予算主義を採用する、こういう方針を、当時、予算編成方針としてとったと……
○戸田菊雄君 質問の時間が若干変更されましたんで、私がいまの質問予定している内容は、おおむね暫定予算関係、それから地域開発関係、国鉄財政関係、それから内政のひずみ解消の問題、こういうことであるわけですけれども、総理の質問時間の中でそれらの問題を全部処理をしていきたい、こういうふうに考えますので、そのときに本論に入りたい。 いまの亀田議員が質問されたことに対して、関連で、運輸大臣にお伺いをしたいと思うんでありますが、この727の現在の事故がやられておって、いま運輸大臣から決意のほどが説明あったんですけれども、私は最も妥当な解決策だと思うんですけれども、それを前提にして十分対策というものをとって……
○戸田菊雄君 四点ほどについて、これから質問してまいりたいと思うのであります。 第一番目に、経済企画庁長官に質問いたしたいと思うのでありますが、それは、きのうの朝日新聞によりますと、新経済社会発展計画というものが発表になりました。この内容を見ますると、重点は、生活部面の関係を重点にする、こういうことになっておりまして、なおかつ、公共投資額の五十五兆円に対するそれぞれ細目が掲載をされておるわけでありますが、この辺について、今後のこの発展計画の閣議決定の運びというものは、一体めどをどの辺に置いておるのか、それが第一点であります。 もう一つは、この内容の基本的な方向というものはどういうものか、こ……
○戸田菊雄君 本論に入る前に大臣に二、三質問したいのでありますが、それは第六次選挙制度審議会で、参議院地方区是正問題について答申があったわけですね。で、この答申に対して、過日の公選法のこの委員会で自治大臣は、所定どおり実行したい、こういうことを言われたのですが、そのお考えについて、どう考えておるか、まず御回答を願いたい。
【次の発言】 その大臣が言う、今後検討というその内容についてでありますけれども、これは自治省として検討して、そして正式に選挙制度審議会に再度かけて、そういう順序を経て一定の結論を出す、答申を受けて実行に移す、こういう筋道でいくのか、それとも自治省自体の中において何か特別技術的……
○戸田菊雄君 大蔵大臣に質問してまいりたいと思います。
四十六年度の予算編成方針については、いろいろ伝えられるところによりますると、二十三日に内示をされるといわれております。まず、この点についてお伺いしたい。
それから四十六年度の予算編成の中心ですね、重点といいますか、そういうのは一体どういうところにあるか、その点をお伺いしたい。
【次の発言】 大臣から二点について回答をいただいたのですが、内示を目前にしまして政治的には非常に微妙だと思いますが、できるだけその内容について御説明願えれば幸いだと思います。
一つは、規模の問題については、われわれが推定するに、九兆円をこすのではないか、こうい……
○戸田菊雄君 私は、委員長に永野鎮雄君を推選することの動議を提出いたします。
○戸田菊雄君 時間もありませんから、若干の問題について質問してまいりたいと思います。選挙制度審議会設置法の一部を改正する法律案について一点だけお尋ねしておきますが、いまの質問にもあったのですけれども、諮問内容ですね。諮問内容についてどうも大臣の説明が歯切れが悪かったように聞こえるのですが、どういう諮問内容ですか、それをお聞きしたい。
【次の発言】 この選挙制度審議会設置法の一部改正法律案、これは大臣が説明をされたんです。この内容によりますと、提案理由説明、これでいきますと明確だと思うんです、私は。「第七次選挙制度審議会におきましては、衆参両院議員の選挙区制、選挙方法、政党のあり方などの基本的問……
○戸田菊雄君 この国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の改正案等について若干の質問をいたしたいと思うのでありますが、その前に、この過去三回の国の選挙の決算書、これは非常に忙しいところを資料をいただいて――いまここでいただいたものですからこれは検討の時間がありませんので、いずれ今後の改正になったあと、実施状況を踏まえて逐一これらの問題については検討をしてまいりたい、こういうふうに考えます。どうもありがとうございました。 それで二、三の問題について一応質問をいたしたいと思うのですが、それは具体的な例なんですけれども、一つは東京の世田谷区の祖師谷二丁目の神明社境内、ここで四十四年の都議選の……
○戸田菊雄君 大蔵大臣に主として租税三法を中心に総論的な質問をいたしたいと思います。
その第一は、四十六年度の減税施策についてお伺いをしたいのでありますが、今年度政府は自動車重量税が発足しまして千三百八十七億円減税をしたと、こういうことでありますが、これは自然増収一兆四千九百六十五億円のわずか九・三%ですね。これはどういうことになっているのでありましょうか。所得税減税は必要ないということなんですか、あるいは、スローダウンしてもよいというのか、現実の減税の幅からいってどういうお考えでありますか。
【次の発言】 大臣がおっしゃられましたように、将来三%程度の上昇は見込んでおるということは再々言っ……
○戸田菊雄君 二、三の点についてお伺いをしたいと思います。 北野先生に二点ほどお伺いいたします。 いまの証言の中に、租税立法の中においてだいぶ違憲性のものがあると、こういう御指摘であります。具体的にその内容等があれば教えていただきたい、これが第一点であります。 それから第二の問題について、今回青色事業主特別経費準備金制度というものが創設されたことは、そのとおりであります。これは税制から見て非常に前進だという御指摘でございました。白色申告との比較でわれわれが検討いたしますると、五%のが十万円、最高ですね、必要経費として認めるというのが今回の経費準備金の内容になっているわけです。白色申告のほ……
○戸田菊雄君 大臣に関係のある質問をまず進めてまいりまして、あと、こまかい諸点については、このあとの時間にそれぞれ主税局長等に質問してまいりたいと思います。
それで、まず、自動車新税創設を皮切りにいたしまして、間接税増徴という政府の新しい税体系のもくろみが出てきたわけであります。この辺を中心にして質問したいと思います。
大臣は、日本人の税負担のあり方を間接税増徴の方向で改めたい、こういう言明をしばしば行なっておるのでありますが、その根拠は何でありますか。
【次の発言】 そこで、最近とみに活発に論議されるようになったのですけれども、付加価値税の導入ですね。この問題について、大臣は、予算委員会……
○戸田菊雄君 時間が一〇分でありますから、要点だけこの機会に質問しておきたいと思います。 一つは、景気見通しについてでありますが、現在の景気見通しを見ますと、大体、三月の決算期に各企業の利益が九月に比べて非常に落ち込んでいる。したがって、景気は依然として停滞していると思うのでありますが、今後の回復の状況ですね、これをどう考えるか、それが一つであります。 もう一つは、最近の調査で、景気の総合指標が五〇%、この転換点を意味してきておるわけでありますが、総裁としては景気は底入れの上昇局面に入ったと理解しておるのかどうか、この辺の見解をお聞かせをいただきたいと思います。 もう一つは、景気回復の今……
○戸田菊雄君 まず、最初に、大臣にお伺いしたいんですが、自動車重量税設定前に、いまもちよっと成瀬委員から質問がなされていたのでありますが、交通面における総合対策、これを樹立して、それで一体この重量税をどういりふうに使うのか、この計画があってはじめて課税することができるということになるのじゃないかと思うのですけれども、順序が逆になっておるのじゃないかと思うのですけれども、その辺の見解はどうでしょう。
【次の発言】 それでは、若干具体的な内容についてお尋ねをいたしますが、本税の収入額の四分の一は自動車重量譲与税法の規定に従って市町村に譲与する、こういうことになるわけですが、十二月に施行いたしまして……
○戸田菊雄君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となっております自動車重量税法案につきまして反対の意見を表明するものであります。 まず、反対理由の第一は、この自動車新税が、高福祉を犠牲にして、高負担のみを国民大衆に強要し、税負担の不公平をますます拡大する代表的な施策である点であります。新しい税負担を国民に求める場合、現在の歳入歳出面の合理化を徹底すべきであり、昭和四十六年度予算税制改正においてその努力が見られず、全く安易な財源対策と言わざるを得ません。 すなわち、歳入面においては、租税特別措置において四十六年度を拡大しております。先般発表になりました長者番付においても、億万長者が、地価……
○戸田菊雄君 最初に、大蔵大臣と運輸大臣に質問してまいりたいと思うのですが、現在、国鉄財政がたいへん赤字になって、その赤字が非常に加速度的に増加をして、今後そのまま推移をしていこうという、いわば破局的状態に立ち至っておるわけでありますが、この赤字の原因は一体どういうふうにお考えですか。
【次の発言】 国鉄当局並びに運輸省、大蔵省、関係各省に質問してまいりたいのでありますが、
第一の点は、第一次長期計画以来今日まで、第三次長期計画まで入っておるわけでありますけれども、この長期計画全体を通じまして一体どのくらい投資をしておるのか。その投資額の内容について御説明を願いたい。それから利子負担は一体年……
○戸田菊雄君 往復で三十分程度ですから、ひとつ問題をしぼりまして伺いたいと思います。
第一点は、税制に与える影響が非常に大きいといわれている税制調査会の問題についてひとつお伺いをしたいと思います。
この税制調査会の指名それから手続について、これはおそらく実質的には大蔵大臣が推薦をして、最終的に総理の指名を受ける、こういうことになると思うのですが、こういった税制調査会の現在のいわゆる委員の氏名、それから前職、それから委員の中で、五百万円以上収入のあるのは一体何人か、この税調の内容についてひとつお伺いしたい。
【次の発言】 予告なしの質問ですから、あるいはそういうことになると思っておったのです……
○戸田菊雄君 本論に入る前に、長官に一言お伺いをしたいと思います。
兵庫県における自衛隊の募集等の問題についてはなはだしく医師に迷惑をかけておる。さらにはまた、内部における募集に対する強制的なそういういわゆる募集体制というものをやられておるということが、決算委員会で問題になったようなわけです。自衛隊員の募集についていまどういう方法がとられておるのか、その内容についてひとつ御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 その自衛隊員の募集要項もしくはその採用要件というものは、自衛隊の内部規約か何かで明確化されているわけなんでしょう。それはどういうことなんですか。
○戸田菊雄君 大臣に質問いたしたいと思いますが、それは予算内容についてでありますけれども、昨年でありますが、四十五年の十二月三十日に、大臣は予算の内容について言明をやっておるわけですね。それはどういうのかというと、一つは、景気動向に意を用いた、中立機動型の予算にしたい、これが第一。第二は、公的及び民間の業務部門での蓄積をはかった、こういうことを言明された。第三には、米対策についても新しい第一歩を踏み出すのだ、財政全体の体質の改善につとめた。一つは、公害対策と物価対策に重点を置いた。以上が大体四十五年十二月三十日の大蔵大臣としての言明なんでありますが、その後予算が出てまいりまして、内容を検討いた……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。