このページでは戸田菊雄参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○戸田菊雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました所得、法人、租税特別措置の三法案の一部を改正する法律案に対し、佐藤総理並びに関係大臣に質問を行なうものであります。 初めに、基本的問題について若干の質問をいたしたいと存じます。 私は、今日ほど国民から税金に対し多くの不満が出されているときはないと存じます。ことに税の不公平に対する国民の感情は、うっぷんやる方なしというのが率直なところでありましょう。私は、税負担の実質的公平とは、一つは、累進課税の原則を貫くこと、一つは、不労所得重課、勤労所得軽課を貫くこと、一つは、最低生活費には課税しないという最低生活費免税の原則を貫くこ……
○戸田菊雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました法人税法と租税特別措置法の二法の改正案に対し、反対の立場から討論を行なうものであります。 初めに、昭和四十八年度一般会計の租税収入は、十一兆七百八十六億円で、十兆円の大台を突破し、四十七年度補正後の九兆一千三百五億円よりも二一%(一兆九千四百八十一億円)増加しております。その中で、所得税の占める割合は、ますます大きくなっております。政府は、所得税の大減税を宣伝いたしておりますが、最近の地価を含む物価の高上昇を考えれば、実質増税となります。昭和三十八年、十年前の租税収入に占める所得税の割合は二五%であり、法人税は三一%でありまし……
○戸田菊雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました所得税法、法人税法、租税特別措置法の三改正法案に対し、反対の立場で討論を行なうものであります。 初めに、所得税法についてであります。 田中総理は、昨年、ことしの六月の参議院選挙を意識して、その目玉商品として二兆円減税構想をはなばなしく打ち上げました。結果的には、二兆円減税の名のもとで実際減税になったのは、初年度で一兆四千五百億円にダウンしてしまいました。理由は、石油危機等による経済混乱により、自然増収が当初の見込み四兆円が三兆六千八百五十億円に減少したからだと言われております。だが、このことは理由にはなりません。過去……
○戸田菊雄君 関連、まあ、四十六年度の予算編成の際に、やはり景気浮揚の一つの方法として、公共事業の財政てこ入れ、こういうことを方針としてうたいましたですね。いま松井委員もいろいろと質問しておりますが、公共事業の進捗率、大蔵省としては現段階ではどの程度掌握しておりますか。これは支払いベース、あるいは契約ベースとあるでしょうから、その辺の内容がわかっておればひとつ教えてもらいたいと思います。
【次の発言】 そういうことだとすれば、当初予算のときに景気浮揚政策としてとったこの公共事業の財政的てこ入れ、こういうものは順調にいっていると考えていいわけですか。具体的にどうですか、いまの数字、当初予算。
○戸田菊雄君 私は、円切り上げには反対なのでありますが、今回の円切り上げに伴って国民の皆さんは、生活や、あるいは産業や経済が今後どういうふうになっていくか、こういう点についてたいへんな不安を持っておる情勢にあるかと存じます。したがって、それらの経済政策について、いままで水田大蔵大臣はいろいろな声明を行なってきたのでありますが、ことに税制、金融あるいは財政等、あらゆる施策を講じてその乗り切り策に積極的な意向を示してきた。 それで、私は質問してまいりたいのでありますが、第一に物価の問題、これは一体どうなるのだろうか。文字どおり円切り上げの方向にいくわけでありまするから、一般論としては一国の平価切……
○戸田菊雄君 いままでの質問や答弁の中で、大体国鉄のマル生運動にからむ不当労働行為等については、具体的な事実をもって多く論争されてきたと思うのですが、私は施設労働組合関係について、まず、北岡局長来ておられますから、具体的に質問してまいりたいと考えるのであります。 そこで、まず最初に、施設局長の局長在任期間はどのくらいですか。それが一つ。 もう一つは、施設局長の職務内容、権限、これはどういうことか。 それからもう一つは、国鉄の施設関係における命令系統、組織、機構、これはどうなっておりますか。 それから、施設局のいま労務担当はだれがやっていますか。 その四点について、時間がありませんから……
○戸田菊雄君 まず第一に、コナリー財務長官が来日されまして、きのうは大臣自身が二回会談をして、当面の諸問題について日米間の経済関係の調整に入った、こういうことでありますが、その会談の具体的な内容等について説明していただきたい。
【次の発言】 まあ、おおよその会談の情勢のやりとりについては、いま大臣が言ったとおりだ。しかしその程度のことはもうすでに新聞に出ているんですね。たとえば、十カ国蔵相会議は二十二、三日はやや無理であろうというようなことは、大体いま大臣が言われたようなことは、これは新聞に報道になった。これは日経でありますけれども全部出ている。もっと私は具体的な、いまコナリー財務長官はアメリ……
○戸田菊雄君 私は、きょうは所得税法の改正だけに限定をして質問をしてまいり、農業共済再保険については十六日に触れることにいたしますので、御理解をいただきたいと思います。 まず第一に聞いておきたいんですけれども、きのう、相当膨大な資料を要求したんですけれども、成瀬理事のほうから連絡がありまして、その資料については主として四十七年度の見通し関係だから、あとで大臣の出たときに、しかし、きょうの質問については、政務次官なり、あるいは主税局長なり関係局長の中で、質問できるものはその範囲内でやっていただく、こういうことでやってまいりたいと思うんで、その点をあらかじめお断わりしておきたいと思います。 ま……
○戸田菊雄君 今回のこの農業共済再保険の問題で若干質問したいと思うんですが、まず第一にお伺いをするのは、過去の実績を見ますると、昭和二十二年、三年、この両年度においては、歳入不足を繰り入れ金でまかなって処理をしておるわけです。さらに、今回のようにこの法律で処理する、そういうものは過去に九回というのがあったんですね。これは四十一年度までですから。これは二とおりあるようですが、その判断はどういうところによるんでしょうかね。その見解をひとつお聞かせを願いたい。
【次の発言】 おおむね被害額といいますか、共済金支払い額といいますか、その辺の限界線はあるわけですか。
○戸田菊雄君 大臣の説明をおくれて聞かなかったのですが、いま細見財務官の報告を聞いた中で、今回の十カ国蔵相の会議が、アメリカのコナリー財務長官が来て弾力的な発言をした。いわば金価格の引き上げ、もしくはドル切り下げ、それを思わせるような発言をした。このことが非常に会議の雰囲気を一変させたというようなことが伝えられておりますね。同様のいま報告があったわけですが、しかし、細見さんの報告を聞きますと、金でいくのか、ドルでいくのか、あるいはSDRの関係でいくのか、こういう点がかいもくわからないですね。ですから、日本の派遣、水田大蔵大臣はじめ参加をした皆さんが、どういう点で一体前進したと思うのか、これとこ……
○戸田菊雄君 ちょっと関連して。あとで質問を順序立ててやるつもりでありますが、時間があまりありませんから関連で。 業種転換対策の問題ですが、いま松永委員にお答えがあったようでありますけれども、いま通産省としては、中小企業国際経済調整対策臨時措置法、この提起を準備しておると、こう聞いておるのですが、その有無について。 それから、中小企業国際経済調整対策臨時措置法、これは自由化に伴って特恵関税供与に対応した中小企業特恵対策臨時措置法、まあこれと大体同じ流れをくむものだと思うのでありますが、そういう業種転換に対しての特別融資制度あるいは税制上の優遇措置、こういういわば制度の業種転換の内容は、すで……
○戸田菊雄君 きょうは、当面の緊急課題といわれる円・ドル等の問題については、あした本会議でそれぞれ質問することになっておりますから、この場では割愛をいたします。したがって、私のきょうの質問は国立療養所の整備問題について、この一点に集中して質問してまいりたいと思います。 で、厚生省の医務局長が出席をしておりますから、四十三年に成立したいわゆる国立療養所の特別会計法、これが制定してすでに四年ですね。政府の提案理由で、国立療養所の整備の促進、医療の充実、これが当時の水田大蔵大臣の国会と国民に対する公約であったと思うんですね。この公約は現状守られていると思うかどうか、その辺についてまず見解を局長のほ……
○戸田菊雄君 関連で佐藤政務次官にお伺いしますが、いま回答ありました天災融資法、早期に確定したいと、こう言うんだけれども、具体的には閣議決定がいつごろになって、その発動が大体どの程度になるか、その辺の構想がわかっておったらひとつ聞かしていただきたい。 それからいま貸し付けの方法等について、たとえば宮城カキというのは今度で三回目、四十年以降やられていますね。ですから、四十五年の天災融資法等に基づいて一定の利子を支払う、またその償還がだいぶ残っておる。それにまた今回こうなっているわけですから、そういうものに対する返済方法というのはやはり期間的に一つは考えていくべきじゃないかというのが一つ。 そ……
○戸田菊雄君 それは、社会党も四十七年度やれという主張なんですね。大臣の言う言明はいま言ったとおりだが、社会党にすればそれは誤解のないようにしてもらいたい。
○戸田菊雄君 内容については全く同感でありますから別に問題はないのでありますが、この機会に三点ほど一応確認をしておきたいと思います。 その第一点は、所得税の特例第一条で、一つは、この米生産調整補助金、それからもう一つは、米生産調整協力特別交付金、この二種類が実はあるわけでありますが、その第一点の米生産調整補助金、これは大体総額にしてどのくらい、一戸当たりどのくらい一体減税なさるのか。その辺の内容をひとつお聞かせ願いたいと思います。 それから同様に、生産調整協力特別交付金についても総額どのくらいで、二戸あたりどのくらい、単価は一体どのくらいに見積もっておられるのか。この辺の内容をまずお伺いし……
○戸田菊雄君 国際金融局長、いま竹田委員の言っていることは、端的に言えば、どうも最近日本の円がまた非常に強いと言われるような状況になったので、いま局長が言われるように、大体外貨準備がいま百六十九億ドルですかね。これが近く二百億ドル程度になるんじゃないか。ドル・ショック以来もう二十数億ドルもふえているじゃないか。ですから当然、この前百四十億ドル程度、やはり三百六十円レートでもって、これは円が強いということが各国で問題になって円切り上げに追い込まれたんじゃないか。今回また二百億ドル程度まで近い将来において外貨準備高がふえてくると、これは当然円が強いのじゃないかということで各国から追い込められるのじ……
○戸田菊雄君 大臣に四点ほど質問をいたしたいと思います。
その第一点は、国際金融問題について質問してまいりたいと思います。いま事務的な質問をいたしますが、外貨準備高はどのくらいになっておりますか、現況。
【次の発言】 もう一つはですね、今年度末でおおむね予想額はどのくらいになるでしょうか。
【次の発言】 もう二、三点事務的なことでお伺いいたしますが、四十六年度国際収支、これで貿易収支はどのくらい黒字になったのか、総合収支でどのくらい黒字になったのか。
もう一つは、四十七年度は明確に予算で示されておりますからこれはけっこうですけれども、その国際収支について。
○戸田菊雄君 時間もありませんから要約をして三点ほどお伺いをしたいと思います。 その第一点は、数字的なものを聞いておると時間がかかりますから私の資料で申し上げますが、現在、公債の関係でありますが、先ほど松井委員も一応お伺いをしたわけですが、現在の公債の発行は今年度が一兆九千五百億円、さらに一般会計の歳入中の公債の収入の割合、公債依存度、これは一七%、大体日本の戦前経済とほぼ同様ですね。もちろんそれはいまの経済情勢と違いますから、この数字的なものを比較することはできないかもしれませんが、いずれにしてもそこまできておる。あるいは準公債といわれる政府保証債、これが四千億円。それからさらに地方債、こ……
○戸田菊雄君 貿易振興局長に――通産省にまず質問をいたしたいと思うのです。
それでは、輸入ユーザンスの採用について若干質問をいたしたいと思いますが、これは本ぎまりにきまったのですか。制度設定についてどうなんですか。
【次の発言】 ちょっと聞こえないんですがね。
【次の発言】 それは鉛ないし銅、亜鉛等に対して、ただいま言った七品目、その鉱山資源等に対しての最近の経営状況が非常に悪いというようなことは、前々から言われておったわけですけれどもね。それに対して今回の制度では金利面のこの補てん策をひとつ考えておるということだろうと思うんですけれども、従来四カ月のものを、特例措置として一年間ユーザンス採……
○戸田菊雄君 ちょっと関連で。 資料関係で、一つはいま竹田委員がおっしゃられたものは関税局長出すということですから、経企庁に、さっき横川委員の質問した物価審議会の経過なり、第一部から第四部までこの経過の審議内容についてひとつ資料を出していただきたい、お願いします。 それから、農林省から吉岡国際部長が来ておられまするけれども、この七十三品目の、ことにこの農産物関係の、これの輸入価格構成、まあ輸出国の原価が幾らで、輸送コストが幾らで、日本の輸入価格が幾らで、市場に行ってどうなるか、消費者に行ってどうなる、こういう価格構成について全部資料をひとつ出していただきたい。それは農産物関係の、農林省関係……
○戸田菊雄君 大臣に、税制全般について質問してまいります。
第一点は、昨年の八月三日でありまするけれども、税制調査会が長期税制のあり方を答申いたしました。この答申は、私たち想定するに、今後三、四年間にわたる税制の方向を示すのではないかというふうに理解しておるわけでありますが、そう理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 この答申は、政府が昨年五月決定した新経済社会発展計画、これを大体下敷きにして作成をされておるのじゃないかというふうに理解をするわけなんですが、その理解でよろしゅうございますか。
【次の発言】 この答申の中身を検討いたしますと、東畑会長は、いまの税制がかかえているいろんな……
○戸田菊雄君 いまの竹田委員の質問に関連をして私は要望しておきたいと思うのですが、新聞に出たものの信憑性があるのかないのか、これは政務次官からもいまもお答えがありましたけれども、その点の調査をひとつお願いしたいと思います。これを要望しておきます。 それから、あまり時間もありませんから、直ちに具体的な問題に入りたいと思いますが、生活関連の輸入関税が七十三品目今回あるわけですけれども、その中に砂糖がないですね。きのうもちょっと質問いたしたわけでありますけれども――先ほど資料いただきました。よくわかりましたけれども、大体このCIF価格と関税、内国税等全体を含めますと四三・五%の負担率になりますです……
○戸田菊雄君 それでは最初に朝田参考人にお伺いをしたいんでありますが、いまの説明にございましたように、大体四カ年で燃料税の課税方式は段階方式でありますけれども、総体において七百億円程度の負担になりますと、こういうことですね。それでまあ大体営業収支で七・七%、この程度の負担になって平年度九%、こういうことになるという説明でありましたが、そういうことになりますと、勢い私は経営内容が非常に苦しい状況になってくる。この抜け道をどういう点に求めるかということになると、いままでのいろんな国鉄や公営企業、各般の交通機関を見ますと、相当無理をしている。公共性と独算制という、非常にあいまいなんですね。その結果は……
○戸田菊雄君 おととい、大体大綱については質問をいたしておりますから、その続きを質問してまいりたいと思います。
まず第一点は、今後の乗員養成について運輸省としてはどういうふうに考えているか、あるいは現行のパイロット数はどのぐらいで、それからスチュワーデスがどのぐらいおるか、この辺の内容について定期三社でけっこうですが、説明をしていただきたい。
【次の発言】 各社ごとの養成内容はわかりますか。日航は幾らで、全日空が幾らで、東亜が幾ら、内容はわかりますか。
【次の発言】 わかりました。いま説明がありましたように、年間六百名、一応運輸省関係が百三十五名、それから防衛庁で百二十名、こういう説明があっ……
○戸田菊雄君 大蔵省からもらった衆参両院の予算委員会提出資料、委員会要求のものですけれども、四十七年三月付「昭和四十七年度租税特別措置による減収額試算」、この内容を見ますると、国税関係でおおむね三十種目ですね、こういうふうになっているわけでありますけれども、額でいいまして四千七百三十億減収額と、こういう一応の試算が出されておるわけですけれども、従来われわれが政府なり大蔵省に要請をし期待しておったものは、実は租税特別措置法というものは、とにかくいまの日本の税制全体を非常にゆがめておる、非常に不公平の原因がここにあるんだと、だからそういうものは縮小、統廃合、整理をして、税制の公平化というものをやは……
○戸田菊雄君 前回に引き続いて利子・配当等、いわゆる分離課税等について再度また質問してまいりたいと思うんですが、ことにこの前私が指摘をいたしましたように、税額控除ですね、この配当控除、これが非常に私は、いまの制度上大企業といわれるそういった人たちに特別の優遇措置を与えている、やっぱり一つのわれわれからいえば欠陥だろうというように考えるわけです。たとえば一般賃金給与あるいは自営の農業や商売をやっている人、こういうものは収入から総体を引くということになっています。ところが配当の場合には、定額控除ということで課税所得、これに税率を掛けたものを差し引いているわけです。ですから、こういう二重三重の優遇措……
○戸田菊雄君 まず、法案の問題に入る前に、若干社会労働委員会のほうの質問の内容にもあるいは入るかもしれませんが、労働行政一般について質問してまいりたいと思います。 その最初に、政府は六二年、昭和三十七年でありますが、炭鉱離職者の広域職業紹介を出発点として、失対事業あるいは失業保険、この制度の改正を通じまして、一連の労働力流動化政策を進めてきたのでありますが、労働力の労働市場の流動化等について、具体的にお伺いをしたいのでありますが、その第一は、基幹的重化学工業、この産業部門においてはどういう状況になっているのか。 第二の問題として、金融あるいは流通部門、こういう面に対してどういう状況になって……
○戸田菊雄君 前回に引き続いて、労働保険特別会計について質問してまいります。 この前もいろいろと説明を聞いたのですけれども、その説明の内容で明らかになってきていることは、法案自体がそうなんでありますが、労災保険と失業保険の保険料の受け入れですね、いわゆる徴収を、これはまさしく一元化されているのですね。しかし、給付関係においては同一の特別会計ではありますけれども、労災勘定と失業勘定、いわゆるこういう二本建てになっている。はたしてこれで――徴収の一元化をはかる、しかし、給付は従来どおり、こういうのがいまの法案の内容だと思うのですね。これで一体どれだけ実益というものが考えられるか、その辺の見解につ……
○戸田菊雄君 空港特会計等につきましての質問を行ないたいと思うんですが、今回の政府の提案内容によりますと、特会計の内容でございますけれども、一つは空港整備事業についての出資、あるいは航空保安大学校の管理、運営その他、航空保安業務に密接な関係のある業務等についても、この会計において一元的に経理する、こういうものを考えていることは間違いないのでありますが、さらにこの航空機燃料税、過日設置をされましたこれらの一部を一般会計からこの会計へ繰り入れ、そして空港整備の財源強化をはかっていく、こういう趣旨で、今回の特会計改正案というものが出されたように思うのでありますが、そこで、その程度の、過日の航空機燃料……
○戸田菊雄君 主として総務長官に質問をしたいと思います。
沖繩振興開発公庫を中心にして伺ってまいりたいと思います。
冒頭に、昨日ですか、長官が現憲法自体に対する見解をお示しになったようであります。新聞の報道によって見る限り、きわめて長官の答弁の内容というものは、われわれとしては理解できかねると思うのです。現行憲法に対してどういう見解を長官はとっておられるわけですか、その見解からまずお伺いしたい。
【次の発言】 まあ、質問者の当人がここにおるわけですから、その点では私もこの問題についてそう長々と時間をかけて質問をする気持ちはございません。ただ、やはり政府がいままで沖繩返還協定を土台として各般……
○戸田菊雄君 関連して。
いまの成瀬委員の問題と関連して、その復帰時において、その沖繩の主要銀行三行でけっこうですけれども、これの業態別融資残高をひとつ実績としてどういうふうに掌握されておるか、その内容を説明してください。あわせて、業態別は、農林業が一つ、それから水産業、建設業、製造業、卸・小売り業、それから不動産業、それから金融・保険、それから運輸・通信、電気・ガス・水道、サービスその他でけっこうです、その残高を示してください。
【次の発言】 ちょっと資料になっておらないですね。ぼくの言ったのは、三行の合計です。主要三行ということになれば、琉球銀行と、沖繩銀行と中央銀行と、三行の分です、ぼ……
○戸田菊雄君 まず、総括的な問題について総務長官に質問したいと思うのです。 今回の沖繩復帰対策として、沖繩振興開発特別措置法、この法律によって、各般のチェックはいろいろやっているわけですけれども、しかし当面の中小公庫法案の事業計画、予算その他を見ましても、単年度ですね。ことしの場合には一定の予算をつけてやっておりまするけれども、それだけで一体政府が考えておるような、あるいはいままで質問の過程にあったような、真の沖繩開発というものが円滑に進行するのかどうかということは非常に私は、いままでの質問聞いておって心配しているわけなんです。これは具体的にあとで各省からいろいろとお伺いをしてまいりまするけ……
○戸田菊雄君 全く時間がありませんから、三点一括質問しておきます。 第一点は、沖繩所在金融機関の業種別貸し出し残高、これを資料としていただいたのですが、結論として、建設業、不動産業、サービス業――山中長官先ほど言いましたけれども、沖繩はやはり農林漁業ですね、そういうところに中心を置かなければいけないと言うけれども、現実この融資状況を見る限りでは、そういうところにウエートが行っているのですね。それから予算計画書でも、これは政府の出された今年度の予算傾向も大体そういう方向に行っています。こういうことであれば、やはり復帰以後の今後の産業振興というものは、やはりこのパターンで進めざるを得なくなってく……
○戸田菊雄君 本題に入る前に、大臣に五点ほど当面の問題等について質問しておきたいと思います。 その第一点は、最近景気見通しについてだいぶ混乱をしておると思うのでありますが、と申しますのは、一つは、総合政策研究会の見方がある。もう一つは財界の見方があるわけですね。それからもう一つは、日銀等の見方がある。そうして大蔵省、政府の見方というものが、だいぶ統一されないままにそれぞれ発表されたり、そういう状況だと思うのですけれども、で、まあいままでの実績からいきますと、そういった混乱したときは、やや景気上昇ムードといいますか、そういう傾向があったような気がするわけでありますが、そういう情勢を見てまいりま……
○戸田菊雄君 十八条の業務範囲の拡充についてなんですけれども、今回、分譲施設建設資金の貸し付け、これが新たに組まれたわけですけれども、これは分譲部分ですね、建設資金を貸し付けることができる、こういうことになっているんですね。住宅部面については従来の住宅金融公庫でやっていく、こういうことなんですが、このように厳密に限界を、線を引くことができるんでしょうか。その中身についてひとつ説明をしていただきたい。
【次の発言】 いまの分譲住宅の建設等考えてみますと、やはり常識的には、分譲そして住宅の建設でしょう。そういう順序でいっているわけですから、いまの総裁の説明じゃ、結果的には住宅を建てることになるんで……
○戸田菊雄君 委員長、関連。
ちょっとタイミングをはずしたようですけれども、この老人の、先ほど竹田委員の質問に対する関連で、この機会に再度質問しておきたいと思うんです。
厚生省で、老人というのはどういう定義を考えられておるか、その点をひとつ聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 端的にぼくは、老人というものは、少なくとも生産を離れたことが一つの条件だと思うんですね。年齢的に何歳だとか、これいろいろ問題があるだろうと思うんですが、社会主義国の、いま盛んに戦争やっているベトナムですね、ベトナム民主共和国、ここでは六十歳というふうに年齢を引いているんですね。さっき福祉課長が答えられたよう……
○戸田菊雄君 途中で退席をしましたので、金子先生と恒松先生の御意見は拝聴できなかったのですけれども、ただ後段で恒松先生がおっしゃられましたが、当面の景気の浮揚政策ですね、歳入面、ことに租税政策を適用するということは非常に物価上昇、そういうものを招来するのではないかと、こういう論点であります。かつて四十年の不況期において、政府は景気浮揚の一端として当時自然増収はわずか千百九十億円だったのですが、それをはるかに上回る二千九十億円の所得税減税をやったわけです。これによって当時の不況を景気浮揚対策に持って行こうという政府の方針だったわけです。これをその後、水田大蔵大臣も四十年の貴重な経験を生かして、現……
○戸田菊雄君 主として税制について総理の見解をお伺いしたいと思います。 第一に、佐藤政権の七年間在任中、たいへんに私は税制にゆがみができたと思うのです。そういう代表的なものについて見解を伺って、今後の総理の方針といいますか、構想をぜひとも伺っておきたいと思うのであります。その一つは、輸出振興税制の問題、四十七年度の税改正の中でも、確かに輸出振興税制の整理、これは平年度において六百四十億、初年度で三百二十億見当は一部廃止もしくは縮小いたしました。まだまだあるわけですね。この輸出振興税制というものは、そもそも外貨準備のきわめて不足な時代にそれをカバーしようということで、輸出振興の意味から文字どお……
○戸田菊雄君 所得税関係について若干質問したいと思います。 まず初めに、これは今回の税調の答申なんでありますが、それによりますと、「所得税は、各種の租税のなかでも、国民の負担能力に最も適応した租税であり、所得の再分配に効果的に寄与しうる租税であって、税体系の中心的地位を占めるべきものと考えられる。」という答申が実は行なわれておりますね。で、税の審議の過程におきまして、いままで政府の答弁といたしましては、直間比率が極端に不均衡を呈しておる、ですから、今後は間接税にウェートを置いて税体系というものを検討していかなければならない、こういうことを再々主張されておるわけでありますが、この税調の答申でい……
○戸田菊雄君 アジア開発銀行関係について質問してまいりたいと思いますが、まず最初に、これは昭和四十一年に初めて設立されたわけだと思うんですが、このアジア開発銀行を設立する協定、これがございます。この協定を見ますると、前文に「アジア及び極東の資源の最も効果的な利用を達成し、」云々と、こうありますが、それを受け継いで「資金その他の資源を地域の内外から動員することにより、」以下省略をいたしますが、結果的にこの「地域内の経済の調和のとれた成長及び加盟国の貿易の拡大を促進することが望ましい」、こういう意味合いに立ってアジア開発銀行というものを設立をされて、今日までおおむね七年実施されてきたわけであります……
○戸田菊雄君 過日、アジ銀について若干の質問をしたわけであります。外務省に、中華人民共和国の件についてこの前ただしたのですが、結論は、借款の返済不履行あるいはまた特別の違反、不履行ですね、定款に対して。そういうものがない場合は、現在ある台湾の蒋政権を脱退をさせることができない、あるいはまた、自発的に台湾が脱退をするというようなととがなければこれはできないんだと、要約をして言いますと、そういう回答であったと思うんです。で、どうしても、やっぱり私は台湾というものがひっかかってくるわけです。 そこで一つお伺いするのは、いま中華人民共和国が国連に正式に入っておるんですから、国連の機構であるIMFとか……
○戸田菊雄君 私は、仙台市の本山製作所の労使紛争についていろいろ問題が起きておりますので、その関係を主として中心に質問してまいりたいと思うのであります。 本論に入る前に、過日の、四十七年八月十日でありまするけれども、当院の、参議院社会労働委員会の中で大臣が所信表明を行なったわけであります。その内容について若干質問してまいりたいと思うんであります。で、八月十日の本院社会労働委員会で大臣就任あいさつの中で行政の重点施策の一つとして、「合理的労使関係の確立」を強調しております。この合理的労使関係の形成とは一体労働大臣は具体的にどういうことを考えておるのか、この点が一つであります。 もう一つは、同……
○戸田菊雄君 関連して。
関連で、ちょっと吉田先生が質問した中で新税創設の問題、いま工業再配置税あるいはギャンブル税、あるいは付加価値税も入るでしょう。いずれ付加価値税等については詳しくやりますけれども、そういう新税創設ということは、大蔵省で考えて簡単にできると思いますか。これは、私は七年間おりますけれども、大蔵省が新税創設については一番理解しているはずだと思うんですが、大臣どうですか、その点含めて。
【次の発言】 関連。
大臣の性格といいますか、ちょっといまの話、石橋をたたいても渡らないということは、そういうことじゃ国会審議の侮辱もはなはだしいと思います。いま同僚議員のいろんな話を聞いて……
○戸田菊雄君 ちょっと関連。 前段の竹田議員の補正予算の関係ですね。若干関連で質問したいんですが、大臣の説明によりますと、補正の内容は災害等で千三百億、それから公務員関係千二百億、米価二百億。大体災害、公務員給与、それから米価、これの三千億近いものはわれわれとしても了解はするのですけれども、問題は公共投資関係ですね。四千億。これは財源の措置がちょっと主計局次長から答弁なされたようですけれども、聞き取れなかったのですが、この財政法の四条、五条関係が、私は関係してくるんじゃないかと思うのですけれども、その辺の財源の調達をまずどうするのか、これをもう一度明確にお答え願いたい。 それからもう一つは……
○戸田菊雄君 最初に、政務次官に二、三の点について質問してまいりたいと思います、きょうは、本論の質問の大綱といたしましては、前回の円切り上げの評価について、一つは、IMFの動向について、第三は、第三次円対策の具体的内容等について質問してまいりますが、その前段として、いま、長期経済計画策定作業が総理の諮問機関である経済審議会の中で種々作業が進められておると聞いておるわけであります。この作業の進行は現在どうなっておりますか。この辺の見解についてまず第一にお伺いしたい。
【次の発言】 その具体的な内容は、おもな骨格ですね、それはどういう内容になっていましょうか。
○戸田菊雄君 私、先生の書いた中央公論の内容まだ拝見しておりませんので申しわけありませんが、三点ほど。 いまの説明の中ですと、災害を最小限に防止するのは人を減らすことだと、こういう御説でございますが、現在、東京は一千万人口といわれておるんですが、総体どの程度減らしたらいいのか、その辺のデータがあったらちょっと教えていただきたい。 もう一つは、火災の被害度合いというものがどうしても風によって左右されるという御説ですが、そよ風ないし微風というのですかね、程度の場合は軒先の間隔がこの程度ということを言われておったんですが、風速いかんによって、たとえば五メートルならこの程度等々の被害度合いのデータ……
○戸田菊雄君 きょうは相続税法と証券取引税法の二法案が議題となっておりますが、主として相続税法について質問しでまいりたいと思います。 本論に入る前に、これは政策的な問題もあるわけですけれども、主税局長にひとつ見解をただしておきたいと思うんですけれども、それは財政、税制の四十八年度の運営の中心ですね。これは田中さんの「日本列島改造論」、これの五ページから六ページにかけて、財政との関係について今後の運営の中核と思われるような内容がここにあるわけですね。こういうものを踏まえて、おそらく四十八年度の税制、財政の各種策定というものをやったんだろうと思うんですけれども、それはどの辺に中心を置いて四十八年……
○戸田菊雄君 関連。 いま成瀬委員が指摘された点について、私も強くそれを要望するのですよ。この財投の融資の予算説明書、これを見て、かりにこの「原資見込」ですね、一つずつ見てきても、これどこから一体こういう金がくるのかということはわからぬですね、これだけじゃ。たとえば、郵便貯金のやつで二兆二千億計上されておるわけです。一体、郵便貯金といっても、通常貯金あり、積立貯金あり、定額貯金ありでしょう、住宅積立金もある、こういう金額が一体年間どのくらい集まって、そのうちどのくらい財投にきているのかということはわからぬのですね。だから、その資料をとってみると、六兆九千二百四十八億きているのです、郵便貯金全……
○戸田菊雄君 おとといですかね、政務次官に同様の年金問題で質問をしたのですが、政策上の問題については大臣でなければ答弁できないというので、残念ながら答弁いただけなかったのですが、いま多田委員が質問いたした内容の回答というものは、かつて内閣総理大臣が発表したという五万円年金の骨格とはだいぶいまおくれているんじゃないかと思う。むしろ逆になっているんじゃないかと思う。だから、ほんとうに政府自体が今後五万円年金を実行していくというようなことであれば、この積み立て方式か賦課方式かということ、これを避けては、私は、五万円年金の内容充実にはいかないと思うんですね。それはどうしてかというと、たとえば、厚生年金……
○戸田菊雄君 財投と関税関係について質問をしてまいりたいと思いますが、まず、事務的な面と、今後の政策等の問題について理財局長に三点ほど質問をしてまいりたいと思いますが、その第一点は、この際、いろいろと資料作成等のいわば審議の便宜供与等についてのいろいろなお話があったんですが、そのときにも若干出ましたけれども、整理をして三点ほど伺っておきたいと思うのですが、その第一は、四十八年度財政投融資計画原資による区分、これの資金運用部資金、いわゆる新法の運用に基づく原資の内訳額がずっとあらわされておりますが、この中に、公募債借入金ですね、これが予算総則の中で従来こまかく金額がきめられておる。しかし、地方債……
○戸田菊雄君 ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の四党共同提案にかかる附帯決議案を私から便宜提出いたします。案文を朗読いたします。 資金運用部資金並びに簡易生命保険及び郵便年金の積立金の長期運用に対する特別措置に関する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行に当たり、財政投融資の原資の主柱である資金運用部資金及び簡保積立金が国民の零細な蓄積資金であり、財政投融資計画が国民経済の資源の配分に果たす役割の重要性にかんがみ、左の事項に留意すべきである。 一、財政投融資計画の策定に当たつては、国民福祉の向上及び国民生活の改善のための施策につい……
○戸田菊雄君 所得税の本論に入る前に、先日の理事会で決定をされました財政投融資計画等に対する質問については、一部保留という形で、自後適当な機会に質問をやっていくと、こういうことについて了承したと思うんですけれども、その考えには政務次官間違いありませんか。
【次の発言】 ちょっと政務次官、答弁に錯覚起こしているんじゃないかと思うんですが、私の言っているのは、財政投融資計画はまだ質問が保留してあります。このことは了承していますか。このことです。
【次の発言】 いまと、前段で答えられたその資料提出の件については、資料提出の件は、その点は了解いたしましたけれども、しかし、責任の所在は所轄官庁は大蔵省で……
○戸田菊雄君 関連。いま大臣が直間比率の配分を検討しなければいけないと、こういうことを言われたんですが、ことしの直間比率を見ますると、毎年直間比率の割合というものが直税にどうしても置かれて、間接税は引き下がってきているのですね。ですから、これは大蔵調査室の資料でございますが、その中で直接税と間接税の推移というので一定の資料が出ておりますけれども、これを拝借をいたしますが、三十年には直接税五一・四%、間接税は四八・六%で、やや接近値ですね。ところが三十五年になって、やはり直接税のほうが若干上回ってまいりまして、四十年ではほぼ同等ぐらいまで接近したんですけれども、四十五年になって六六%、間接税が三……
○戸田菊雄君 これからあさって保有税ないし譲渡税この問題入るわけですけれども、やっぱりこれわからぬといかぬですね、いま竹田委員が言ったように。だから、関係のいわば土地投機、大手いろいろありますが、そういうものはあとでひとつ委員長、理事会でもって相談してもらって、一回やっぱり委員会に呼んでもらって。これが一つ。 それからもう一つは、資料として西武鉄道の四十四年における土地買い占めがどのくらいあるのか。これははっきりひとつあとで出してもらいたい。 それから倉庫事業、そういったものがあると思うのですね。それから観光事業、これは大手商社その他相当買い占めをやっているわけですから、そういうものを具体……
○戸田菊雄君 まず、大臣に、本論に入る前に二、三の点について質問したいと思いますが、その第一点は、この前の本天各員会におきまして、うちの竹田委員が質問いたした点でありますが、四十七年度の国債発行三千六百億は打ち切ったと、それで四十八年の四、五のこの二ヵ月分で七千二百億、こういうことで、その目的は過剰流動性を吸収するというたてまえである、こういう答弁であったと思うのですね。そうだとするならば、むしろ四十七年度の三千六百億もこれは打ち切らずに、むしろ一兆円以上の過剰流動性を吸収することになるのですから、そのほうが政府のやり方としてはむしろ適切じゃないか、こういうふうに考えるのですけれども、その辺の……
○戸田菊雄君 山崎委員がいま入場税で質問しましたから、関連をして二、三の点について質問をいたしますが、入場税も、あるいは電気ガス税、そういったものは戦費調達の手段として戦時中設立されたものなんですね、だから、本来なら私は、戦後はそういう役はすでに終わったのですから、当然廃止をしてしかるべきじゃないか、こういうふうに基本的には思うのでありますけれども、ただ、今回の改正で、若干の税率の引き下げをやっております、やっておりますけれども、一番問題なのは、やはりこれは国税局長も十分御存じだろうと思うのですが、子供さんの演劇、あるいは映画、そういうものの鑑賞に対するこれは全部、何といいますか、会員制でやっ……
○戸田菊雄君 三十分程度でありますから、おおむね五点にしぼって質問してまいりたいと思います。 その第一点は、通貨状況についてでありますけれども、最近、非常な異常増発傾向が続いておるわけですね。それで、日銀の平均発行高、四十七年、八年の対前年で見ますると、四十七年の十月が二一・九%、十一月は二二・二%、十二月が二三・七%、四十八年一月以降を見ますると、一月が二六・二%、二月が二六%、三月が二七・三%、四月が二七・五%、いわゆる対前年同月比でもって二〇%以上が三カ月以上ないし七カ月ぐらい続騰に続騰を重ねているのですね。だから、一応、四十七年の予算から景気、成長体制をいろいろ勘案をして補正予算を組……
○戸田菊雄君 お二人にお伺いしたいんですが、いま竹田委員の質問とあわせまして、関連する問題を最初に聞きたいんですが、中期預金制度ですね、これは小原さんのほうからは反対の態度、主として都市銀行の態度がけしからぬということ、それはいずれにしましても、大蔵省の態度としては、私の理解する限り、都市銀行の要請を受けて、田中首相あるいは大蔵大臣、これが提唱して、おそらく七月か八月ごろにそういう預金制度設定に踏み込むのではないか、こう考えるんです。そういうことをやられますと、私も、理解としては、一つは、何といっても、銀行相互間の資金シフトというものが起こるのではないか。もう一つは、何といっても、高金利の預金……
○戸田菊雄君 時間がありませんから、協力する意味合いにおいてひとつ三点について大臣にお伺いをします。 その第一点は、中期定期預金の創設問題についてでありますが、預金創設をやるのかやらないのかですね。やるとすれば一体時期的にいつごろなのか。 それから、やった場合ですね。かりに――まだ答弁いただいておりませんから、明らかにこれ、いま大臣等が実行しようとするものは一つの目的預金ですね。いわば消費抑制なり、あるいは手元流動性の吸収、あるいはそういうことによって吸い揚げた金を住宅ローンの資金にする等々といろいろ構想があるようであります。そういうことで、制度上、技術上一つ難点がないのかどうか、現行。こ……
○戸田菊雄君 資料だけ要求をしておきたいと思うのですが、その第一点は、行政財産の各省各庁ごとの、区分別にひとつ財産内容を出していただきたい、これが一つ。これは特別会計に準ずる政令内容のものも含めて、もしできればやってもらいたい。 それからもう一つは、中央審議会、三十名いると思うんですが、これの経歴と氏名、それから地方審議会も設定されておると思うんですが、その内容も含めて出していただきたい。 それからもう一つは、さっき次長が答弁の中で話をされましたが、産業奨励用に払い下げた民間対象のこの土地財産の内容、それから業種別に、これはわかりやすく一覧表的なものを出してもらいたいと思うのですね。これは……
○戸田菊雄君 まず最初に、この資料関係で若干ただしておきたいと思うんですけれども、きのう資料はいただいたんですけれども、まだいただいておらないやつもあるわけですけれども、その資料の中で、「行政財産の各省各庁別、会計別、区分別現在数調べ」この中で、防衛庁の行政財産が載ってないんですけれどもね、これはいわゆる国有財産法上でいう第五条、これに当然該当しているんだろうと思うんですけれども、これどうして行政財産として記入がしてないのか、それないようですね。それと、けさその内訳についてはいろいろ提出いただいたんですけれども、――これはあとでいろいろやっていきます。まずその点ひとつ。
○戸田菊雄君 林野庁、参っておりますか。
四十五年度から四十六年、四十七年――四十八年もあればあとで追加をしてもらいたいのですけれども、国有林野の売り払い件数と内容、ちょっと発表してください。
【次の発言】 そのうち四十五年度分は、一億円以上のものは何件ありますか。
【次の発言】 以下四十六、四十七年度も一億円以上でけっこうですけれども、その中で地方自治体に払い下げた件数、その内容、使用、その内訳をひとつ説明してください。
【次の発言】 四十五年度から入りますけれども、いま指摘をさまれしたその四件の中身ですが、一つは、兵庫県の西宮市、これに公園敷地として払い下げておるわけですね。それから兵庫……
○戸田菊雄君 林野庁のほうから質問をしてまいりたいと思うのですが、それは、もう管理林野関係ですね、これはきのうだいぶ担当官から詳しく説明を受けておりますから、説明を受けた範囲はできるだけ省いてまいろうと思うのですが、一つは、管理林野の管理規程、これは昭和三十六年三月二十八日なんですね、制定されましたのは。その後確かに最近、農林省としては通達で最終改正四十七年の六月ということであって、補強改策は出していますけれどもね。見ますと、現行に適合しないようなところが若干あるようです。たとえば、地方局長の権限処分のできる範囲は一億――というようなこと、あります。これは景気動向その他から考えますと、この辺も……
○戸田菊雄君 時間があまりありませんから、端的に質問してまいりたいと思うのですけれども、その第一点は、最近公定歩合が一カ月に二回ほど引き上げられるという状況、それで過去二十六年間、発足をして今日まで、―私の調査ではおおむね七回ほど公定歩合が引き上げられた。大体過去の実績は、非常に金融引き締め政策というものは、直ちに株のほうに影響が端的にあらわれたと思うわけでございます。公定歩合の引き上げをやると、株の下落がものすごい、こういう状況にいったのですが、最近四十四年以降あたりになりますると、若干そういう影響というものは、過去の公定歩合の引き上げよりかははるかに緩慢、こういう状況になっていると思うので……
○戸田菊雄君 いま渡邊参考人から、財政上の引き締めといいますか、そういうものを合わせて、金融と含めてやる必要があると、こういうことですが、今回政府が、四十八年の八月三十一日ですけれども、物価対策閣僚会議、それで物価安定緊急対策要綱を出しました。大綱五項目で、御存じでしょうけれども、一つは財政の執行繰り延べですね。総需要抑制強化というたてまえで、財投対象事業の財政執行繰り延べは、これは八%原則、しかし積雪寒冷地とかあるいは生活環境施設、こういうものについては四%、これでやったのですが、地方の財政についても同様の趣旨でいきなさいという指示をしている。もう一つは金融引き締め、公定歩合引き上げ、あるい……
○戸田菊雄君 まず大臣に、当面の経済動向等について質問をいたしたいと思うんですが、その第一点は、現在いろいろ理論がありますけれども、今回の引き締め以降、どうも景気が悪くなるんじゃないかという意見と、いやそうではない、こういう二論が大勢を制しているように思うんですけれども、大臣はどう一体お考えになるんでしょうか。
【次の発言】 大臣のいまの回答ですと、スタグフレーションにならないような対策、対応措置をとっていきたい、こういうことは、現行の経済動同をそのまま持続したいという意向でしょうか。その辺どうですか。
【次の発言】 経済動向の正しい判断をということは、現在非常に大事なことじゃないかと思うんで……
○戸田菊雄君 前委員の質問については聞いておりませんでしたものですから、どうしても別な用件があって出席できませんものでしたから、あるいは場合によっては重複する点もあるかもしれませんが、その点はあらかじめお断わりしておきたいと思います。 私は、主として、大臣がこの前、参議院大蔵委員会で所信表明をやりました内容を中心に質問をしてまいりたいと思います。 その第一点は、大臣が再三言われておるんですか、短期決戦、物価抑制――これはいろいろと予算委員会等を通じまして答弁なされておるのでありますけれども、時期的に、二月という説あり、三月という説あり、まあ六月と、こういうことなんですけれども、大体の時期的……
○戸田菊雄君 まず、大臣に質問してまいりますが、第一条の法律の「目的」を読みますと、「経済の現状に即応する臨時の措置として、」こういうことになっておりますね。この「経済の現状に即応する臨時の措置」、この状況をどういうふうに理解すればよいでしょうか。
【次の発言】 この制度は、よって来る関係法律というものは昭和二十三年制定、四十五年廃止、割増金附貯蓄の取扱に関する法律に基づき割増金付貯蓄、この制度をそのまま踏襲したと理解しているのですが、そういう理解でよろしゅうございますか。その辺はどうですか。
【次の発言】 いま大臣がいみじくも御回答になったように、当時の経済背景と、いまの経済背景は非常に似て……
○戸田菊雄君 同僚の田中委員も質問されましたし、各委員も質問されておりますが、前段聞いておりませんから、あるいは複合して再質問になるかもしれませんが、あらかじめ御了承をいただきたいと思います。 それで第一点は、資料を実はいただいたわけですけれども、それで全国銀行の貸し出し金利の状況について区分、構成比ということで御提示を願ったんですが、その中で、六%未満、六%から七%、七%から八%、八%から九%、九%から一〇%、一〇%以上、こういうふうに区分があるわけですけれども、この中で、六%未満というものが、構成比において非常に少ないのですけれども、これは主として、どういう企業に貸し出しをされておるのか……
○戸田菊雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました割増金付貯蓄に関する臨時措置法案に対し、反対の立場から討論を行なうものであります。 反対の第一の理由は、国民の射幸心をあおり、ギャンブル的風潮を醸成するからであります。現在、政府公認のギャンブルは、競馬、競輪、小型自動車競走、モーターボート等がございます。これへの入場者は、大蔵省統計でも明らかなとおり六千万人に及んでおります。そして、この六千万人の大部分は、国民の低額所得者であり、経済的弱者であります。このような国民の低所得者層の生活困窮者に目をつけ、一獲千金の幻想を与え、国民を異常心理に追いやり、社会不安を醸成し、結……
○戸田菊雄君 もう時間がありませんから、要点だけ聞いてまいりたいと思いますが、第一点は、非常にこの異常物価高騰で、預金の目減り問題が非常に問題になっておるわけですけれども、当然日銀の立場からすれば、貯蓄を奨励しているわけですから、そういう預金に対して、まあ、この国民の損害補償という、こういうその防止策については、やはり旗振りの先頭に立たなければいけないのじゃないだろうか、こういうように考えるのですけれども、何かそういう面で、日銀として、この目減りの補償策ですね、具体的に検討されておるかどうか、その点をひとつ第一点としてお伺いしておきます。
○戸田菊雄君 ちょっと関連。物価調整減税についてですね、今回の自然増収の中でこれは何%ぐらい物価調整減税に回しておるんでしょうが、その内容をちょっと説明してくれませんか。 それからこれはちょっと筋違いかもしれませんけれども、先ほどの答弁で主税局長が、可処分所得云々ということを言われましたけれども、これは可処分所得の給与所得者の平均はどのぐらいと見ているんですか、いま。それをひとつわかっておったら教えていただきたい。 それから石油危機以降、大体昨年の十二月以降でもいいと思うのですが、この以降の物価上昇の上昇割合ですね。これはどの程度に見ておるのか、平均で。その辺はちょっとどういう見解を立てて……
○戸田菊雄君 従量税関係の揮発油税、その他、自動車関係諸税、これを先に質問してまいりたいと思いますが、その前に、運輸省から来ておられると思うので、いま、自動車の各車両とも、販売のメーカーのシェアは一番どこが高いでしょうか。それをちょっと教えていただきたい。
【次の発言】 それはどのぐらいシェアを持っていますか、全国の。トヨタと日産を教えてください。
【次の発言】 大体、私の調査も、両社ともシェアはおおむね六〇%になっていますね。これは、あとで正確な資料は出してください。
それで、問題は、一番高い六〇%のシェアを占めるトヨタ、日産、これが税金はどのぐらい納めていましょう、四十年以降ちょっとトー……
○戸田菊雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました所得税法、法人税法、租税特別措置法の三改正法案に対し反対の立場で討論を行なうものであります。 初めに、所得税法についてであります。田中総理は昨年、ことしの参議院選挙を意識して、その目玉商品として二兆円減税構想をはなばなしく打ち上げました。結果的には、二兆円減税の名のもとで、実際減税になるのは、初年度で一兆四千五百億円にダウンいたしてしまいました。理由は、石油危機等による経済混乱により、自然増収当初見込み四兆円が、三兆六千八百五十億円に減少したからといわれております。だが、そのことは理由になりません。過去、昭和四十一年度……
○戸田菊雄君 資料を若干要求しておきたいと思うんですが、委員長、あとでこれは、ぜひあさっての日に間に合うように出してもらいたいと思うんですが、一つは、四十年度以降の電力の需給見通しですね。これをいろいろ内容を検討しますと、五十二年までの見通しもあるようですから、五十年、五十一年、五十二年の三年間はこれはまさに見通しでけっこうです。それから今日までのやつは実績で出ると思いますから、これをひとつ出していただきたい。 もう一つは、電源開発調整審議会答申内容。これはおそらく原発設置は全国的に二十一ヵ所申請になっておると私は記憶しておるのですが、その内容等も含まっておると思いますが、答申の内容を見れば……
○戸田菊雄君 おそく来ましたから、あるいは複合する点があるかもしれませんが、その点はあらかじめひとつ御了承いただきたいと思います。 まず、いま質問がありまして、関連がありますから、木下参考人に質問してまいりたいと思います。 目的税創設ですね。これはいままでの税徴収としてはこういう角度でやられたのは初めてですね、初めてだと思います。確かに石油ガス譲与税なり、地方道路税なり、自動車重量税等がありますけれども、それは一たん国が取って、それを地方公共団体に譲与して、そのあと使用制限して目的に沿わしておるという状況でしたが、今回はストレートで国が取って、そして地方公共団体にストレートに譲与して使用制……
○戸田菊雄君 まず最初に、通産省から聞いてまいりたいと思いますが、資料いただいたわけですけれども、この資料の中で「電力需給の実績と見通し」「昭和四十八年度電源開発基本計画」、ことに基本計画の中で若干お伺いしたいと思うんですけれども、この資料の中で「八月ピーク負荷時電力需給バランス(九電力会社)」、この中に沖繩ですね、資料として入っておらないんですが、これはどういう理由かちょっとお尋ねをしておきたいんです。九電力会社全部入ってますが、沖繩は入ってない。この点はどういうことでしょう。
【次の発言】 これはあとで質問しますけれども、いわゆる基本計画の現在建設中であるとか、あるいは当分沖繩に対しては新……
○戸田菊雄君 過日の五月十六日の当委員会においてでありますが、国家公務員共済組合等に対しては鈴木委員なり、あるいは宮崎委員等からいろいろと基本的な問題について質問があったようでありますから、私は、きょう三公社五現業を中心にいたしまして質問してまいりたいと思います。 まず、その前提といたしまして基本的問題について若干質問してまいりたいと思いますが、現在の恩給、年金、これは一年前の公務員賃金のアップを基礎にして来年の十月から実施するというふうになっております。公務員賃金との間に一年半の開きが生じておるわけでありますが、厚生年金の場合は物価スライドをとって、これも一年前の物価上昇で、本年の場合は大……
○戸田菊雄君 瀬谷委員の証拠問題についての関連事項で資料をこの際要求しておきたい。これは真鍋職員局長に回答してもらいたい。 その一つは、長万部機関区の家庭訪問名簿、これは星野助役というのが十六名対象に勤務退庁後連日行っている。これは決して星野助役ばかりだけではなくて、波状的に各職制がひとり者に対して二、三回ずつ行っているわけですね。少なくとも現地では勤務解放後ですから、全く私有時間なんですね、そういうものに対して深夜を問わずとにかくやられるわけですから、最大の休養がとれない、こういう実態が数多くあるわけです。したがって、これ、長万部機関区の私が当たってきた訪問名簿、これを具体的にいつだれがだ……
○戸田菊雄君 私はきょう、主として大蔵関係、通貨、税制、専売、生命保険関係等の問題について質問してまいりたいと思います。 最初に、この八月十六日にニクソンの経済緊急対策が発表されました。自来、二十人目、日本では変動相場制に変更し、今回、十二月の二十日以降でありますけれども、三百八円で再度また固定相場制に返った、こういった一連の、円の切り上げないし世界的な経済変動等に伴って、たいへんな不安と動揺を沖繩県民に与えております。まともに沖繩県民はそれらの影響をこうむっておると思うんでありますが、それらの不安解消と今後の対策について、まず総理からお答えを願いたいと思います。
○戸田菊雄君 私は、きょう主として国鉄の財政問題について質問してまいりたいと思います。
第一点は、旧再建がなぜ一体失敗したのかですね、その理由について運輸大臣から説明をしていただきたい。
【次の発言】 いま大臣は、主として輸送面から、貨物旅客の落ち込み、そういうことが最大の原因である、こういうようなことを指摘をされているのです。私は決してそうは思わないのですね。やはり旧再建の設定にあたって、自後の経済の見通し、物価の状況、あらゆる各般の要素が入るでしょう。そういった前途の見通しに対しての甘さがあった、この点はどうですか。
【次の発言】 そこで、この新再建の各般の資料が一ぱいあるわけですけれど……
○戸田菊雄君 まず最初に、国鉄運賃値上げに伴っての物価への影響について若干の質問をしてまいりたいと思います。 その第一点は、昭和四十八年の二月二日、日本国有鉄道の財政再建対策について閣議の了解事項がございます。これが基本だろうと思うのですけれども、これによって、四十八年度から五十七年度まで十年間に対して、おおむね十兆五千億の工事費、これをつぎ込んで各般の施策を講じていく、こういうことになっているわけですけれども、これは前途の十年間の経済見通し、これを抜きにしては考えられないのではないかと思うのですね。ですから十年間における経済成長率、これをどのように考えているのか、年次別にひとつ示してもらい……
○戸田菊雄君 主として経済企画庁長官を中心に質問してまいりたいと思いますが、国民生活安定緊急措置法案の内容について、大綱五点、質問してまいりたいと思います。
その第一点は、いま国民が一番望んでおるのは、私は、物価を引き下げろと、こういうことではないかと思うんです。この法案で一体経企長官は物価を引き下げ得る自信ありますか。これをまず冒頭に質問しておきます。
【次の発言】 経企長官、簡単に質問してまいりますから、簡単にひとつ結論だけ回答してください。でないと、長官非常に長いですからね。
いま長官がおっしゃられましたように、この法律の第一条、目的ですね、この目的にはそういった物価を引き下げるとい……
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