このページでは稲嶺一郎参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○稲嶺一郎君 ただいま御紹介いただきました稲嶺一郎でございます。 二十五年間本土と離れておりまして、今回ようやく国政参加が決定いたしまして、私どもが出てまいりました。 まあ、問題が非常に複雑多岐にわたりまして、いろいろな解決の困離な問題もございますし、また、皆さんにおかれても御理解に苦しむような問題もあると思いますが、今後私どもが喜んで復帰ができるという体制をぜひ議会においてつくり上げていただきたいというふうに考えております。 まあ、何分とも政治の問題につきましては初めてのことでございまして、私、ほんとうに何もわかりませんので、皆さんの今後の御指導と御鞭撻をお願いいたしましてごあいさつに……
○稲嶺一郎君 去る二十日に起きましたコザの事件につきましてお伺いいたしたいと存じます。 あの事件は、この二十五年間に起きました最初の事件でございまして、しかも、従来の事件と一つ変わっているところがあります。それは、基地の中に入って建物を焼いたということでございます。私どもはこの点につきまして、県民の一人といたしましてたいへん心配いたしておりました。一九七二年の復帰を迎えまして、この間において私どもの念願とするところは、本土もアメリカも沖繩も一体となって沖繩の繁栄のコースをこの一年半の間に築くところにあるんじゃないかということが私どもが常に考えていることでございます。不幸にしてこの問題が起きた……
○稲嶺一郎君 本日の委員会におきまして発言の機会を与えられたことに対しまして厚くお礼を申し上げます。なお、私どもは二十五年間産みの悩みを続けておりまして、ようやく陣痛を乗り越えて今日に参りました。私どもの陣痛は非常に長かった。しかも、悩みは、痛みは非常に深かったのでございまして、その意味におきましてこれから私が発言いたしますことはだいぶ激しいところもあるかもしれません。その点はあらかじめ御容赦を願っておきたいと思います。 まず沖繩返還についてお伺いいたしたいと存じます。日米共同声明の根幹となっております沖繩の七二年・核抜き・本土並み返還につきましては何らの疑問を差しはさむ余地がないかどうか、……
○稲嶺一郎君 総務長官にお伺いいたしたいと存じます。 去る二月九日に立法院が全会一致で採択いたしました「沖繩の施政権返還協定に関する要請決議」にもあらわされておりますように、現在、沖繩県民が大きないら立ちを覚えておることは、返還協定の交渉経過も、日本政府の復帰準備の進みぐあいも、ほとんど県民に知らされていないのではないかという印象があることでございます。県民の中には、かつて対日平和条約第三条によって、県民の意思が全く問われることなく、祖国から切り離されたと同じように、再び県民不在のままに返還協定や復帰対策が一方的に進められるのではないかという不安があります。「琉球処分」ということばがときおり……
○稲嶺一郎君 私は、まず最初に、第一次要綱、第二次要綱、それから第三次要綱について御質問また御要望を申し上げたいと思います。
第一次要綱が去年の十一月にできてもうすでに数カ月たっておりますので、具体的な案ができていると思っておりますが、そのうちの第五の「たばこ専売制度」ですが、これにつきましてアのほうに、「適切な措置を講ずる」というふうになっておりますが、その後の具体的な方策あるいは案、そういうものはどういうふうになっておりますかお伺いいたします。
【次の発言】 数カ月たっていまなおこの問題が具体化しないということですから、非常に業者も従業員も不安の念にかられておりますから、ぜひできるだけ早……
○稲嶺一郎君 まず最初にお礼を申し上げたいと存じます。今度の予算措置におきまして、国会並びに政府が示された御好意に対して、県民を代表いたしまして心から御礼を申し上げます。これから私どもといたしましては、この予算措置が完全に有効に沖繩で実施されることを県民一同見守っていきたいと存じております。あらためて私はこれから沖繩対策についての積極面と、それから消極面の二つの面から要望並びに質問をいたしまして、御答弁をお願いしたいと存じます。 第一に、日米返還交渉の経過及び内容についてお伺いいたしたいと存じます。 去る二月九日、沖繩の立法院議会において全会一致で決議された沖繩の施政権返還協定に関する要請……
○稲嶺一郎君 外務大臣の返還交渉中間報告を聞きまして、その御労苦を多としながらも、私どもはこれに対して不満の意を表せざるを得ないのでございます。と申しますのは、中間報告は、従来明らかにされた線から一歩も出てないということ、それからもう一つは、抽象的であるばかりでなく、VOAや特殊部隊の問題等、県民の疑惑を取り除くにはほど遠いものがあるのでございます。その点につきまして私どもは非常なる不安を持っております。どうか大臣がこの問題を歴史的に、将来においても恥ずかしくないような堂々たる態度でもって処理されんことを私ども百万県民は願っている次第でございます。 それで返還協定についてお伺いしたいのでござ……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。