このページでは船田譲参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○説明員(船田譲君) ただいまの和田委員の御質問にお答えいたしますが、詳しいことは、私も専門家でございませんので、専門家が参っておりますからそのほうに譲るといたしまして、わが国の輸出輸入の決済の大半がドル建てでやっておりまして、ヨーロッパの西ドイツのように五割以上自国通貨建てでやっております国とは趣を異にしております。したがって、にわかに外為市場を閉ざすことによって輸出入の決済に非常に支障を生ずることをおそれたのが一点でございます。 もう一点は、ヨーロッパの各国はおおむね為替管理を自由にいたしておりまして、わが国はかなりきつい為替管理をいたしております。その点で短期資金の流入についてかなり制……
○説明員(船田譲君) ただいまの和田委員の資料の御要求につきましては、もちろんできるだけ御要望に沿うようにいたしますけれども、なおここに出ておりますものだけでは正確を期しがたい本のもございますので、専門家と打ち合わせいたしまして、できる限り御要望に沿うようにいたしたいと思っております。 なお、この際私の立場から申し上げたいことは、一昨日資料の御要求がございまして、昨日の夜まで数字的なことでたいへん和田委員外皆さま方に時間的な御迷惑をかけましたことをおわび申し上げます。ただ、ちょうど昨日はIMFの総会の最中でございまして、日中におきましても現地に行っております大蔵大臣をはじめ関係者との連絡も絶……
○説明員(船田譲君) ただいま和田委員からたいへんおしかりを受けまして、恐縮に存じます。ただ、局長または次長というように私どものほうで解釈いたしておりましたので、解釈の間違いかもしれませんけれども、IMFから帰ってまいりました局長が、こちらにおいてただいま処理案件が山積いたしておりますために、とりあえず出てまいるように、ただいま重ねて和田委員から御請求がございましたので、稲村局長が出るということで努力いたしてまいりたいと思っております。その点おわびを申し上げます。
【次の発言】 和田委員の御要求の資料につきましては、大蔵大臣が先月二日の大蔵委員会で答弁いたしました、できるものはという、その内容……
○政府委員(船田譲君) このたび大蔵政務次官に任命されました船田譲でございます。もとより能力も少なく、経験の浅い者でございますが、一生懸命やってまいりたいと思いますので、委員の諸先生の御指導によりましてつとめを全うすることができますようによろしくお願いいたします。
○説明員(船田譲君) ただいま松井委員並びに吉田委員から非常な御注意をいただきましたこと、たいへん身にこたえて、大いに反省しなければならぬと思いますが、正直なところを申し上げますと、九月の二日にこの委員会で御要求がありまして、直ちに作業に入りましたが、御承知のように、九月九日、十日に日米経済合同委員会がございまして、さらに十五日、十六日、いわゆるG10の会議、あるいはIMFの会議等がございまして、責任者である稲村局長も海外に行っておりましたし、大臣もしばしば海外に行っておりました関係もございまして、なかなか同時に作業が進められない点もございましてたいへんおくれたわけでございます。決算委員会に出……
○政府委員(船田譲君) 日本銀行政策委員会委員大久保太三郎君は、十二月二十一日任期満了となりましたので、その後任として島本融君を任命いたしたく、日本銀行法第十三条ノ四第三項の規定により、両議院の同意を求めるため、本件を提出いたしました。 同君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、地方銀行に関し経験と識見を有する者でありますので、日本銀行政策委員会委員として適任であると存じます。 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに同意されるようお願いいたします。
○政府委員(船田譲君) まず私からお答え申し上げたいと思います。 前回にも、前々回にも申し上げましたように、わが国の貿易決済の大半がドル決済であるということ、そのために市場を閉鎖することによって貿易の円滑なる運営にはなはだしい支障を来たすおそれがあるということ、それが一つの理由でございます。もう一つの理由は、わが国の通貨、外国為替管理の体制というものが、いわばわれわれの自意識から申しますと、世界に冠たる為替管理と、自信をいささか持ち過ぎておったと言われるかもしれませんが、持っておったわけでございます。この二点から、とにかくあけておいてもだいじょうぶだという判断のもとに、東京外国為替市場をその……
○政府委員(船田譲君) 大蔵省といたしましては、その職員がいかなる職員団体に所属していようと、いま申し上げましたような措置をとろうという気持ちはございません。
【次の発言】 大蔵省といたしましては、先ほど申しましたように、勤労者がその所属する職員団体のいずれに属しているからということによって差別をするというつもりはございません。ただ、先ほどことばの問題がちょっと出ましたのですけれども、日本語のあいまいさから誤解を受けるようなことがないように十分今後は注意してまいりたいと思います。
また、昇任昇格等につきましても、私どもはその職員がいかなる団体に属しているかということを判断の材料にしながらやる……
○政府委員(船田譲君) ただいま吉田先生並びに竹田先生から資料の御要求があり、成瀬先生からも関連の御質問がありました。実は私も去る十月十二日の委員会のときに、資料の関係で御答弁を申し上げたことがございますので、同じように責任のあるものと考えております。 さて、先ほども国金局長が申しましたように、大臣も、いま吉田先生の言われたように、固有名詞をこの際むしろ出すべきだという御指示がございましたから、私どもも三十日に固有名詞を出したわけでございますが、八月十九日の段階で、また十月十二日の委員会の段階で、たまたまあの時期に検査いたしました四つの外為銀行、九つの商社につきまして、その名前を明らかにいた……
○政府委員(船田譲君) ただいま議題となりました「所得税法の一部を改正する法律案」外一法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 初めに、「所得税法の一部を改正する法律案」につきまして申し上げます。 政府は、最近における経済情勢にかんがみ、去る十月十一日税制調査会から提出された「当面の税制改正に関する答申」に基づき、景気振興策の一環として相当規模の所得税減税を早期に実施するため、千六百五十億円の所得税の年内減税を行なうこととし、ここにこの法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案につきまして、その大要を申し上げます。 今回の年内減税にあたりましては、所得税……
○政府委員(船田譲君) ただいま渡辺委員の御質問の中にありましたいわゆる輸出前受け金につきましては、一年これから先行きを見ていって、そこで事実がなかったと、あるいは不当なるキャンセル等によって、これは明らかにスペキュレーションであったという前提のもとに立たれまして御議論されているわけでございますが、すべてのものがそうであるとわれわれのほうでいまの段階において断定いたしかねますから、したがって、先ほど江口直税部長が申しましたような、企業会計審議会の御答申に沿った通達で当面はやっていくほかないのではないか、私はそう考えております。
【次の発言】 渡辺先生の御指摘になりました、大蔵省が立ち入り検査を……
○政府委員(船田譲君) ただいま戸田委員からお話ございましたき然たる態度ということでございますけれども、これは全く私の個人的な見解でございますが、確かにアメリカが戦後二百三十億ドルをこす金の保有を持ち、ドルが金と同格の価値を持っておるという形で、このブレトン・ウッズ体制を指導してきたことは事実でございます。そこで、いろいろ寄る年並みでからだにがたがきておるということで、ある意味では、何といいますか、なりふりかまわず何とかしてくれというのが八月十五日のニクソン新経済政策の発表だったと思います。そうしてそのときは、たとえば賃金物価についての一種のガイドポスト政策なり、あるいは連邦行政費の削減なり、……
○政府委員(船田譲君) ただいまの御質問の前に、先日来、八月の十六日から二十七日までに発生をいたしましたいわゆるドル売りなるものについての貴重な御見解がございましたので、私の考えをちょっと申し上げたいと思います。 すでに国金局等から答弁いたしておりますように、外国為替専門銀行は、確かに東京外為市場において外貨を売ってはおりますけれども、結論的には依然として買い持ちポジションのまま、いわゆる変動相場制に移行したわけでございます。その意味におきましては、外為銀行といたしましてはスクェアーをするためにカバーを取りましたけれども、取り切れないで残っておる。つまり損失を多少減らすことはできたけれども、……
○政府委員(船田譲君) 詳しいことは主計官からお答えすると思いますが、政府がやっております年次計画、いろいろございますが、治山治水あるいは下水道、道路整備、こういう五カ年計画の進め方において、途中で建設費等の値上がりで見直しをやるかどうかという問題、これは予算の単年度主義の考え方から申しますと、いわゆるローリングバジェット的な考え方を導入せよということになるかと思いますけれども、なかなかそこまで財政当局としては踏み切れませんので、年次に、最初に定められました額を最後の年度におきまして著しく計画とそごいたしますときに、財政上の支出をあとで考えるという形で、まあ実態の計画の達成率では必ずしも一〇〇……
○政府委員(船田譲君) 大蔵大臣が参議院の大蔵委員会に出席中でございますので、便宜、私がかわって御答弁申し上げます。
ただいま労働省並びに運輸大臣から御答弁がございましたとおり関係の閣僚協議会には財政の主務大臣でございます大蔵大臣も参画いたしております。そうして閣議におきまして政府の意思を決定いたしまして、国会の御意思を仰ぐために提出をいたしたわけでございます。
【次の発言】 政府の意思につきましては官房長官からお答えいただくことになるかと思いますけれども、大蔵省といたしましては、この国鉄運賃法並びに財政再建法が成立いたしますことを心底から願っておるわけでございます。それは、御承知のように、……
○政府委員(船田譲君) 旧軍港市国有財産処理審議会委員江澤省三、櫛田光男、佃正弘、角村克己、湯藤実則の五君は、昨年十二月二十三日任期満了となりましたが、江澤、櫛田、角村、湯藤の四君を再任し、また、佃君の後任として黒川洸君を任命いたしたく、旧軍港市転換法第六条第四項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 五君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、いずれも旧軍用財産の処理及び普通財産の譲与に関する重要事項を調査審議する同審議会委員として適任であると存じます。 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御同意くださいますようお願いいたします。
○政府委員(船田譲君) ただいまの渡辺委員の御質問は、旧軍港市に所在する国有財産の所管がえ等の処理については、旧軍港市国有財産処理審議会に付議して、その議を経てやるべきであるというお示しかと思います。そこで、この法律は、御存じのように、昭和二十五年に議員立法で提出されまして、同年の六月二十八日に公布施行になったものでございますが、そこにいろいろと処理のことが書いてございます。そこで、これによりますと、旧軍港市所在の旧軍用財産等につきましての譲与あるいは減額譲渡等の国有財産処理の特例を定めているとともに、その処理に関しまして、大蔵大臣の諮問に応じて、旧軍港市国有財産処理審議会が調査、審議すること……
○政府委員(船田譲君) ただいま足鹿委員から御指摘になりました財産は、京都市の北区の大将軍にあります京都工芸繊維大学のあと地だと思います。これは大学の統合によりまして左京区の松ケ崎御所海道町に移転をすることによって生じましたあと地でございますが、文部省の行政財産から一応用途廃止をいたしまして普通財産にはなっておりますが、依然としてまだ文部省の所管の財産になっております。そして文部省のほうから大蔵省に処分の依頼を受けておりまして、先ほど足鹿委員が御指摘になられました日本住宅公団から引き合いが出ておるというのも事実でございます。しかし、それは、有力な候補としては考えておりますけれども、まだ決定をい……
○政府委員(船田譲君) 私自分も学校の教師出身でございまして、学校図書館運動は昭和二十六年からやっております。 そういった経験から感じますことは、何と申しましても戦後日本の教育はまず学校教育の復興充実から手をつけなければならなかったというような歴史的な事実がございます。しかし、最近におきまして、かなり、義務教育施設にいたしましても、あるいは後期中等教育、高等教育につきましても、整ってまいりましたので、これから先、国の文教政策に重点を置くべきものは、いま先生が御指摘になられましたように、社会教育にあろうと思います。 さて、その図書館問題でございますけれども、確かに地方の公共図書館に対しますと……
○政府委員(船田譲君) 準備預金制度に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由の御説明を申し上げます。 ただいま議題となりました準備預金制度に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 金融制度調査会は、昨年十二月に、準備預金制度の活用に関する答申を行ないました。この答申におきましては、国際化の進展、国内構造の変化等に伴う今後の新たな金融環境に対処して、有効、適切な金融政策を実施していくためには、その手段の整備をはかることが緊要であるとの観点から、今後、準備預金制度の機能を強化し、その活用をはかることが適当であると述べられております。 今……
○政府委員(船田譲君) 地価の問題につきましては、いま竹田委員の言われましたように、実は物価対策の上からいいましても、あるいは新年度の予算が社会福祉並びに社会資本の充実ということを重点に置いておる。それをその目的どおりに実行する上からいたしましても非常に大きな問題でございます。いま御指摘の点は一々ごもっともでございますが、これは単なる一大蔵省だけの問題でございませんで、政府全体が総合的に取り組んでいかなければならない問題と考えております。 なお、余裕資金の運用の対象として地価をつり上げるような形での投資のしかたにつきましては、これは大蔵当局といたしましても十分考えてまいりたいと思います。
○政府委員(船田譲君) ただいま和田委員からの御指摘のありました点につきましては、私もいままで不敏にしてつまびらかではございませんでしたけれども、承っておりまして、またそのひな形を拝見いたしまして、いずれの場合におきましてもきわめて不適当な行為であろうと思います。いま銀行局長申しましたように、先ほどのマージン云々等の問題については十分調査もいたしますし、同時に監督の任にある者として今後十分気をつけてまいりたいと思っております。
○政府委員(船田譲君) ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 最近における内外の経済情勢の変化に対応し、国民生活の安定、自由貿易の推進に資する等の見地から、生活関連物資を中心に関税率の引き下げをはかる等関税率について所要の調整を行なうこととするほか、関税制度につき所要の整備を行なうため、関税定率法、関税法及び関税暫定措置法について改正を行なう必要がありますので、この法律案を提出することにした次第であります。 以下、この法律案の概要を御説明申し上げます。 最初に関税率の改正について申し上げます。 まず、国民生……
○政府委員(船田譲君) ただいま横川委員の指摘せられましたこと、たいへんに私どもには頂門の一針の問題でございます。ことに各国とも関税政策というのは、従来はややもすると国内産業をいかに保護するかということが各国の関税政策の基本になっていたきらいがございます。しかしそれを突き詰めてまいりますと、貿易のブロック化であるとか、いわゆる自由貿易の伸長によって生きておりますわが日本の場合におきましては、非常に逆行していくわけでございますから、したがって、今後の重点を、一面においてもちろん国内の産業の保護にも当てなきゃなりませんけれども、いま横川委員が特に御指摘になりました国内の物価政策に十分機能が反映いた……
○政府委員(船田譲君) ただいま竹田委員が非常に御心配なさいまして、国家公務員の、特に重要な税関公務員の研修所にこのようなことがかりにもあってはいけないという御注意につきましては、私も実はきょう新聞を見たばかりでございますが、胸に刻みまして、かりにも、そのようなことがないと私は信じますけれども、そういうふうな誤解を受けるような類似のことがもしありましたときには、十分注意をいたしたいと思います。 なお、これはたいへん個人的なことになって恐縮でございますが、私も実は自分で高等学校を経営いたしております。そこに寄宿舎がございますけれども、寄宿舎の子供たちの指導につきましては、やはり同様の心配をしば……
○政府委員(船田譲君) わが国の航空事業は戦後たいへんおくれて発足いたしましたので、昭和二十七年度以来航空用燃料の揮発油税の免除をはかって、その健全なる発展をうながしてまいったわけでございますけれども、航空保安対策あるいは空港整備等に今後計画的に巨額な財源を必要とするようになりました。御承知のように、第二次空港整備五カ年計画におきましても、五年間に五千六百億円という巨費を投じまして整備をはからなければならないという計画になりました。片や航空事業も発足をいたしましてすでに二十年になんなんといたしまして、その企業体制もかなり整ってきたものと考えまして、今回いわばある意味では利用者負担という、受益者……
○政府委員(船田譲君) 罰則規定は、まあいわば伝家の宝刀でございますから、抜かないのをもって最もよしとするわけでございますけれども、いま戸田先生言われましたように、決して今回の、たとえば懲役三年以下、百万円以下と、あるいは関税のほうの五年以下、五十万円以下という額なり体刑の期間なりが重きに失して、それが納税者を威圧するのではないかというような御心配もあることはあると思いますけれども、しかしこの運用においては、+分その伝家の宝刀を抜かないで済むと、しかも正直な善意な納税義務者が、正直者がばかをみるということがないような歯どめはやはりしておかなければならぬ、こういうふうに私は考えております。
○政府委員(船田譲君) 租税特別措置法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 政府は、今次の税制改正の一環として、当面の経済社会情勢に即応して、法人税の付加税率の適用期限を延長するほか、住宅対策、公害対策、中小企業対策等の諸施策に資するため所要の措置を講じ、あわせて輸出振興税制の整理縮減をはかる等のため、ここに、この法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案につきまして、その大要を申し上げます。 まず、法人税率の付加税率の適用期限の延長であります。現行の法人税率は基本税率三五%に一・七五%の付加税率を加えたものとなっておりますが、この付加税率の適用期限が昭和四十七……
○政府委員(船田譲君) いま渡辺委員からいろいろなお話ございましたが、先ほど大蔵省並びに通産省当局からの答弁ございましたように、為替差損全額を政府が補償するというようなことは全然言っておらないわけでございまして、ただこれが政府が、かなりきつい外国為替管理をやっておりました関係上、企業努力だけでは、その生ずべき損失を十分に防ぎ得なかった面もあるかというような考えも考慮にございまして、いわば初めてのこういう事態に対処いたしました措置としては、これはやむを得ない措置と私は考えております。
【次の発言】 沖繩の個人の通貨性の資産につきましての問題につきましては、御承知のように去年の十月九日現在におきま……
○政府委員(船田譲君) ただいま多田委員の言われましたことは、代表なきところに課税なしという、いわゆる議会制民主政治の根本に触れることでございます。したがいまして、いま主税局長が答弁で申し上げましたように、国民の世論の中にかなり大きな部分を占めるものが、税の負担が公平でないのではないか、せっかく納めた税金の有効な国民のための使用がはかられていないのではないかという世論に対しましては、率直に耳を傾けまして、いまお話のありました百四十八項目の総点検をやっていくべきであるという御趣旨には全く賛成でございます。
【次の発言】 ただいま中村委員の御質問の中に、政府の租税特別措置法に関しますところの政治姿……
○政府委員(船田譲君) ただいま成瀬委員から御質問がございました、また御意見もございました広告費、交際費と政治資金との問題でございますが、先ほど高木局長が申しましたように、政治資金規正法の改正の問題は、これは税のほうからと申しますか、主税のほうから取り組んでまいりますのには、あまりにも大きな問題でございますので、これはやはり政府全体、あるいは各政党全体がお取り組みなさることでございますが、主税の関係から申しますと、特別の扱いをして、特別にその寄付金の中から、それだけ特定にという扱いをしておりませんので、私は、今後広告あるいは交際費の問題は改正を検討すべき時期には、当然その問題も入ってくるべきも……
○政府委員(船田譲君) ただいま議題となりました労働保険特別会計法案外一法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 初めに、労働保険特別会計法案につきまして、御説明いたします。 労働者災害補償保険事業及び失業保険事業につきましては、労働保険の保険料の徴収等に関する法律が第六十二回国会において成立し、本年四月一日から施行され、その保険料の徴収の一元化が実施されることとなりました。 これに伴いまして、現行の労働者災害補償保険特別会計及び失業保険特別会計を統合して新たに労働保険特別会計を設置することとするため、この法律案を提出することといたした次第であります。 次に、こ……
○政府委員(船田譲君) ただいま議題となりました石炭対策特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 政府におきましては、従来から石油及び可燃性天然ガスの安定的かつ低廉な供給の確保をはかるため種々の石油対策を行なってきたところでありますが、これらの対策の一そうの充実に資するため、その財源として原重油関税収入のうち石炭対策に充てられる部分以外の収入を充てることにするとともに、その経理の全貌を明らかにするため一般会計と区分して経理することとし、従来の石炭対策特別会計を石炭及び石油対策特別会計に改め、同会計に石炭勘定及び石油勘定を設けて経理することが適……
○政府委員(船田譲君) 松永委員のおしかりごもっともでございますが、去る九日に三時間当委員会に出席いたしまして、先生方の御質問を受けたわけでございます。きょうは主として総理府総務長官に御答弁いただきまして、最後の時点におきまして大蔵大臣の出席を求めるという形で進んでおりますので、その点、御了承願いたいと思います。
○政府委員(船田譲君) ただいま議題となりました日本開発銀行法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 日本開発銀行は、昭和二十六年設立以来、経済の再建及び産業の開発を促進するため、民間金融機関が行なう金融を補完、奨励することを目的として、長期資金の供給を行なってまいりました。設立当初におきましては、日本開発銀行の融資は、経済の再建を基本的な目的とした基幹産業中心に行なわれておりましたが、その後経済社会の進展に伴い、漸次変容を遂げ、最近では、都市再開発、流通近代化、公害防止等いわゆる社会開発に資するものの比重が高まっております。 このような状況に即応……
○政府委員(船田譲君) ただいま議題となりました所得税法の一部を改正する法律案外二法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 初めに、所得税法の一部を改正する法律案につきまして御説明いたします。 政府は、さきの年内減税における所得税の一般減税に加え、老人扶養控除の創設、寡婦控除の適用範囲の拡大などを行なうため、ここに所得税法の一部を改正する法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案につきまして、その大要を申し上げます。 まず、所得税の負担軽減につきましては、さきの臨時国会におきまして千六百五十億円の年内減税を実施したところでありますが、これは昭和四十七年度……
○政府委員(船田譲君) 本来なら人事院総裁もしくは総理府人事局がお答えすべきことだと思いますけれども、昔ですと、定年退職いたしまして、恩給がついて、その恩給をもらっておる人が、大体余命が四年ないし五年ぐらいであったと思います。そういうようなシステムのもとに恩給制度というものがあったわけでございますが、日本は戦後非常に寿命が延びました関係もありますし、また延びただけでなく、年配の方も第一線で十分に働ける体力及び知力を保持しておられる、こういう人物経済上から見ても、確かにいまの官庁の退職の慣行というものは早きに失するところがあるかと思います。これは非常に誤解を招く発言になるかもしれませんが、ある意……
○政府委員(船田譲君) 竹田委員から、また戸田委員からいろいろ御指摘のありましたわが国の老人対策につきまして、どの部分を一般財政で見るべきであるか、どの部分を税制で見ていくべきであるか、こまかい論議は別といたしまして、少なくとも今年度の予算を立てますときに、老人対策が目玉商品であるといった以上は、これが一歩でも半歩でも対策に踏み込んでいかなければならないと思います。 先ほど来、主税局長の答弁にもございましたように、一般の扶養控除に対しまして二万円の上のせという根拠を問われたわけでございますが、これに科学的なお答えはできない、つまりデータが十分そろっておらない、ある意味では腰だめであるというよ……
○政府委員(船田譲君) 先ほど来の竹田委員、戸田委員、また渡辺委員からも御発言がありました点につきまして、関税局の努力に足らざるところがあります点は、たいへん申しわけないと思いますが、いま審議官申しましたように、審議官自身総務課長臨時事務取扱をやっておりますが、二十七日まで海外に行っておりました関係もございまして、その間御指摘のように、非常に運営がのろかったという点につきましては、非常に申しわけなく思いますけれども、決してふまじめな態度でやったわけではないつもりでございますが、なお全般的に申せますことは、私ども大蔵省当局にありましては、職員がいかなる職員団体に所属いたしましょうとも、それによっ……
○政府委員(船田譲君) ただいまの御報告の中で、御指摘のありました事項につきましては、関係の各省庁とも十分協議の上、できる限り御趣旨を尊重してまいりたいと存じます。 なお、いまそれぞれ項目を立てられましての御報告でございましたので、ただいま私どもが考えておりますことを申し上げたいと思います。 第一番目に、専任の研修所長の設置につきましては、来年度の予算要求においてさっそく要求し、実現に努中することといたしたいと存じます。 第二番目に、研修所の運営につきましては、次のような方針で対処してまいりたいと思います。 (一)、指導官のあり方の改善につきましては、まず、指導官という名称について、と……
○政府委員(船田譲君) 確かに、老人対策そのものはいわばいままで比較的日かげでありました関係上、ことしの施策は、この前の御答弁で申し上げましたように、かなり画期的なものだと申し上げたわけでございます。なお、その伸び率が必ずしもそうおまえの言っているようじゃないじゃないかという御疑問はもちろんでございますけれども、おおむねの新しい対策がほぼ十月一日実施のものが多うございますから、初年度としての経費の伸びは、これが満年度になります場合と比べまして、確かに伸び率があまりはかばかしくないということはあり得ると思います。ですから、満年度で、つまり平年度で伸びをお考えいただきたいことが一点でございます。 ……
○政府委員(船田譲君) 先ほど外務省側からの御答弁にありましたように、国際連合とアジア開発銀行とは直接の垂直関係にはないわけでございます。エカフェは垂直関係にあるわけでございますけれども。したがいまして、たてまえといたしましては、アジア開発銀行は独自の国際機関として、その総会の決定する意思によって、加盟政府をきめていくというべきものであろうと私も考えるわけでございます。
【次の発言】 まず、前段に御質問がございましたアジア経済協力機構なる構想について、閣僚協議会等で具体案をつくったかというお話でございますが、私たいへん寡聞で勉強不足でございますけれども、私は聞いておりませんです。ただ、その内容……
○政府委員(船田譲君) 足鹿先生の御質疑につきましては、私もまだ勉強が十分足りておりませんから、お答え申し上げることが正鵠を得ていないかもしれませんけれども、あえて責任者の立場としまして御答弁さしていただきます。 この北富士演習場の中に含まれている旧県有地、昭和十三年に当時の第一師団の経理部長と当時の山梨県知事との間に契約が結ばれて国有地になった。そのときに覚え書きがあって、その覚え書きには、公用廃止のときには優先的に山梨県に払い下げるという旨の一項目が入っているということは私も伺っております。 ただ、いま現に陸軍がなくなりましたあと、米駐留軍に提供いたしまして今日まで至っております。そこ……
○船田譲君 私は、いま審議中の本法案を含めまして、その他の第三次円対策について、巷間ではこれでは少し弱過ぎるという説もあります。私自身も交通渋滞の自動車の中でかけ足しているような感じがするのでありますけれども、しかし、それでも対外的には姿勢を示すということが必要でございますから、これはぜひともやっていきたいと、こう考えるわけでございます。 さて、副総裁と国金局長さんに二点だけまとめてお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 第一番目は、最近の卸売り物価の上がりの足早なことでございますが、その原因に、たとえば不況カルテルをあげる方もおられ、コスト・プッシュだと言う方もおられ、ま……
○理事(船田譲君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十五日、沢田政治君及び星野力君が委員を辞任され、その補欠として成瀬幡治君及び加藤進君が、それぞれ選任されました。
【次の発言】 去る六月十四日本委員会に付託されました、海洋資源開発振興法案、海洋資源開発公団法案、海洋資源開発技術総合研究所法案、海洋資源開発委員会設置法案、以上四案を一括して議題といたします。
まず、発議者から趣旨説明を聴取いたします。矢追秀彦君。
【次の発言】 四案に対する質疑は後日に譲ります。
○理事(船田譲君) 委員の異動について御報告いたします。
ただいま矢追秀彦君が委員を辞任され、その補欠として黒柳明君が選任されました。
【次の発言】 他に御発言もなければ、本日はこれにて散会いたします。
午後一時四十分散会
○船田譲君 私は、国対関係をやっておりますために、先ほど来出入りしておりまして、先生方の貴重な御意見を途中で聞き漏らしたりしておりますし、また、全くのしろうとでございますので、失札なことあるいは見当違いなことをお聞きするかもしれませんけれども、しろうとに免じてお許しいただきたいと思います。 まず、最初に、中島参考人にお聞きしたいのでありますが、先生は原子力平和利用の安全性についていろいろ御講演なさっておりますし、また、原子炉、原子力施設等の安全についてはいろいろな御意見をほうぼうで発表しておられますが、現在どのような研究に専門家として従事しておられるのか、その点についてお伺いしたいと思います……
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