このページでは佐藤隆参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○佐藤隆君 私は、自由民主党を代表いたしまして、国民生活に密接な関係を持つ物資の価格の急騰と、これに対処する政府の対策について、総理並びに関係各大臣の御所見を承りたいと思います。 さきに、ドルの一〇%切り下げに伴い、円が変動相場制に移行して以来、経済界には、国際経済、日本経済の将来についていろいろな不安や懸念が生じ、政府・与党が責任をもってしっかりした対策を講ずることを望む強い期待感があります。 大豆、木材、羊毛など、生活必需品の最近の異常な値上がりについてもまた同様でありまして、国民はすみやかに効果的な対策がとられることを期待しているのであります。しかし、政府がやっていることと、国民が政……
○佐藤隆君 ただいま議題となりました災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律案に対する修正案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、修正案を朗読いたします。 災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律案の一部を次のように修正する。 附則第一項を次のように改める。(施行期日等) 1 この法律は、政令で定める昭和四十九年四月一日以前の日から施行し、昭和四十八年七月十六日以後に生じた災害に関して適用する。 以上であります。 次に、修正の理由を申し上げます。 原案におきましては、法律の公布日以後、施行日前に生じた災害には遡及して適用……
○説明員(佐藤隆君) 先ほどからのやりとりをここで聞いておりまして、これを所掌いたしております農林省として、あるいはまた食糧庁として、非常にその進め方が手ぬるいという御指摘であろうかと思います。実は、このカドミウムの汚染につきましては、私事で恐縮でありますが、私自身が昨年の十二月十二日の公害国会において、当時の倉石農林大臣にきびしく追及したことを思い出すわけであります。新潟県六日町のカドミウム汚染米についてでありましたが、それ以来どの程度スピードアップされて進められてきたかということになりますと、はなはだ残念ながら、私自身こうした立場にありながら反省をいたしておるものであります。いずれにいたし……
○政府委員(佐藤隆君) いまほどいろいろなやりとりを聞かさしていただきまして、公害防止事業団の責任がどの程度あるかというような議論をただ聞きのがすわけにはまいりません。農林省といたしましても、この水産加工部門の共同処理施設、これに対する研究開発、いままでのスケジュールもありますが、簡単にお話を申し上げますので、詳しくは申し上げませんが、そのスケジュールを一段とひとつハイピッチで結論を出したい、そうして環境庁と相談をしながら、横の連絡をとりながら積極的に進めてまいりたい、かように考えます。
【次の発言】 まだその陳情を実は私自身見ておりませんので、詳細は承知いたしておりませんけれども、お説のよう……
○説明員(佐藤隆君) お説のように機動的にやはりそうした検討は絶えず進めていく、これが必要だろうと思います。
【次の発言】 おっしゃるように、資源調査会の結論、それを上回る、何かことばは適切じゃございませんが、ふところの深いそうした結論が出されるべきだ、かように思います。
【次の発言】 できればそういう形でありたいと思いますが、先ほど来話を伺っておりますと、多少、部内のことを申し上げてなんでありますが、歯切れの悪い点もあるわけであります。それというのも、実はまだこれから、宮崎委員お調べになったことと、それからそれを受けて、いまいろいろ御説明になったそれをわれわれが受けて再検討しなければならない……
○政府委員(佐藤隆君) 私、このたび農林政務次官に就任をいたしました。 もとより微力でありますが、最善を尽くしたいと思いますので、皆さま方の御指導、御鞭撻を心からお願いを申し上げます。ありがとうございます。(拍手)
○説明員(佐藤隆君) ただいまの御質問でありますが、農林省として答えるのが適切なのかどうかちょっと戸惑うわけでございますが、しかし、政府部内として豪雪地帯に対する対策というものは衆参両院の災害対策特別委員会の御意見もこれあり、特別豪雪地帯の設定も先般したばかりでありますし、そうしたこと等に基づいて学校等の建築基準、標準規模、そうしたことについて検討を加えているところでありますが、自治省の暖冷房の関係は私もちょっといま思い当たる何がございませんので、いま御趣旨の点については自治省にも伝えたいと思います。そして、文部省も助成課長が来ておりますから、文部省のほうからもひとつ自治省とも話し合うというこ……
○政府委員(佐藤隆君) いまおっしゃるお説、非常にいい考え方だと私も思います。しかし、もう少し詰めないと、実はいま畜産局長から申し上げましたように、いまの国内産の生産体制というものが非常に脆弱な基盤なんです。そういう意味で、しかも需要はふえている、供給は世界的に相当長期間にわたって不足するであろうといわれておる、こうしたときでありますから、何としてもまず生産基盤をしっかりさせたいということに目を向けながら、いまいろいろな手を考えておるわけでありますが、先ほど来お話が出ておりますように、まあ畜産振興事業団非常に評判が悪くて、私も遺憾に思っておりまするが、これを瞬間タッチ方式から、今度直売方式とい……
○政府委員(佐藤隆君) 天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法及び激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。天災融資法は、昭和三十年に制定されて以来、農林漁業経営の動向に即応し、天災による被害農林漁業者等の経営の安定に資するよう数次にわたる改正を行ない、天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に大きな役割りを果たしてきたのであります。 しかしながら、最近における農林漁業経営の推移に伴い、必ずしも経営の実態に即しているとは言いがたい面も生じてきております。特に、北海道にお……
○政府委員(佐藤隆君) ただいまの決議の御趣旨を体し、輸入割り当て額の設定にあたりましては、十分慎重に対処してまいりたいと考えております。
○政府委員(佐藤隆君) 緑の革命というのは、おそらくは一九六〇年代後半、開発途上国における米あるいは小麦等に、多収穫というか、高収量品種の開発、導入、それの普及、そうしたものを中心とした農業技術の革新ということをさしている、ことばだと理解をいたしておるわけであります。アジア地域におけるこの緑の革命といわれているものは、各国の自然的条件だとかあるいは国内事情によってそれぞれ違うようであります。若干は違うようでありまするが、地域全体で見ますと米、小麦の生産は一九六八年以降かなり大幅に増加をしているように思われます。そこで、その大部分が高収量品種の普及によっていると、こう見ておるわけであります。まあ……
○政府委員(佐藤隆君) まず、このたびの一月の災害で被害を受けられた方々に心からお見舞いを申し上げておきたいと思います。
いま御質問のありました天災融資法、この適用につきましては、鋭意努力を続けてまいっておりますが、天災融資法の発動を今明日中に措置できるようにいま取り進めております。さよう御承知おきいただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど天災融資法の発動手続中であると、今明日中にと申し上げましたが、いま御質問の天災融資法に基づく融資のレートの問題、三分の適用ができるかどうかということでありますが、特別被害県、たとえば岩手、宮城、そうした県につきましては、三分資金の適用をこれまた早急に措……
○政府委員(佐藤隆君) いま被害の概要につきましては、現在知り得ている範囲内で参事官のほうから御説明申し上げましたが、天災融資法の発動、これについては、実は団体側等からも陳情を農林省として受けております。それで、いま参事官申し上げましたように、判断の基礎としては、やはり農林省統計調査部の調査結果、被害調査結果、これを待たなければなりませんが、その調査結果がいつ出るかということになりますと、大体二十日ごろにはまとまろうかと、かようにいま思っているわけであります。それを待ちまして、天災融資法の発動を考えなければならぬ。また、激甚災害法についても、いまお話がございましたが、これもやはりその判断の基礎……
○政府委員(佐藤隆君) 沖繩の農林水産業ということにつきましては、実はわが国唯一の亜熱帯地域の農林水産業でありますので、かなり大きな発展の可能性がある、こういうふうに考えておるわけであります。もとより沖繩農林水産業振興ということにつきましては、沖繩振興開発特別措置法による開発計画の一環として考えていくということは当然でありますけれども、特に地域内の他産業との所得の格差とか、そういうことも早急に是正していかなければなりませんし、福祉水準に追いつくというか、そういうこともひとつ考えていかなければなりませんし、一番立ちおくれのはなはだしい生産基盤の整備あるいは構造の改善、こうした基礎的条件の整備に十……
○政府委員(佐藤隆君) 昭和四十七年度農林関係予算についてその概要を御説明申し上げます。 まず、昭和四十七年度の一般会計における農林関係予算の総体につきましては、農林省所管合計は一兆二千九億円で、これに総理府、厚生省及び建設省の他省所管の農林関係予算を加えた農林関係予算の総額は一兆二千九百九十七億円となり、これを昭和四十六年度の当初予算と比較しますと二千一百三十九億円の増加となります。 以下、この農林関係予算の重点事項について御説明いたします。 第一に、農業の体質改善に関する予算について申し上げます。 わが国経済の発展とその急速な国際化の進展に対応して、わが国農業を早急に国際競争に耐え……
○政府委員(佐藤隆君) いろいろ新しい考え方に基づく事業であるのでありますから御心配をかけておりますが、この緑農住区開発につきましては、都市における最近の生活環境の悪化とか、あるいは都市近郊地帯のスプロール化によって、農業と都市との間の調和のある発展、これを期するために生活環境を整備するという観点から、これは農林省一省ではこれはできないわけであります。建設省と、特にいまおっしゃるように都市局あるいは住宅局、そうしたところとも話し合いを進めながら推進をしていかなければならない、こういうことで、実はいま申し上げましたような建設省の都市局あるいは住宅局、私どもの農林省側といたしましては農地局、農政局……
○政府委員(佐藤隆君) いま工藤委員おっしゃいますように、果樹農業の安定的な発展、これをはかるためには計画的な植栽をやるとか、あるいはまた流通段階でどうするとか、あるいはまたこれも先ほどお話出ましたように、加工その面についてもまだまだ考えなければならぬのではないかと、あるいは金融の弾力的な措置、こうしたこと等を含めまして、果樹農家が良質な果樹を計画的に生産でき、消費者に安定的に供給することができますように、さらに努力をいたしてまいりたいと思います。
○政府委員(佐藤隆君) 先ほど来、貴重な御経験に基づく質疑を承っておりまして、このたびの土地改良法改正については、その運用それ自体について相当真剣に考えていかなきゃならぬ、また行政指導、これも従来と変わった形で強力な指導が必要である、私も痛感をいたしながら聞いておったわけであります。いまお尋ねの国庫補助率、これもひとつ引き上げるという方向を考えろと、こういうお話でございます。従来から、実は各関係団体、そうしたところからも陳情等でしばしば出ておる問題であります。許される範囲内で努力をしてきたわけでありまするけれども、まだまだ相当農民側は、農業サイドから考えれば、不満はある、これでよいのかというお……
○政府委員(佐藤隆君) 食糧庁から事務的に答える前に、私のほうから一言だけお答えをしておきたいと思いますが、新規参入の趣旨等についてはすでに亀井委員御存じのところでありますし、その趣旨にそぐうような形で取り運ばれるように重々配慮しながら進めておるわけでありますけれども、私どもも実は大都市においていまおっしゃるような不都合な申請の向きもあるやに漏れ聞いているわけでありまするけれども、それらは、ほとんど、審査保留になっているとか、そういう形で慎重な審査が進められておるようでありますから、それほど心配はないのではないかと思いまするけれども、しかし、この新規参入によって、しかも不都合な形で、その趣旨に……
○政府委員(佐藤隆君) 先ほども水産庁長官からお答えを申し上げましたが、宮崎委員のおっしゃる意味は、いま時代の変遷の中に出てきた公害問題というものを一体どうとらえているのか、行政がおくれているのではないかと、この一点の御指摘にあるのではないかと私は拝聴いたしておりました。残念ながらいまそうした意味での御指摘を甘んじて受けなければならないような情勢にあると私自身考えております。 そうした意味におきまして公害問題、これからは特に海上汚染、そうした問題につきましては、海上保安当局であります運輸当局、そことも十分連絡を密にしてしかも手続上は町村あるいは県において取り運ばれることが非常に多かろうと思い……
○佐藤隆君 つい一カ月前まで私は、そちら側にいたわけでありますが、どうもこの変身ぶりにいささかちゅうちょをいたさないでもないのですが、しかし、それだけまた時の流れが変わっている、流れが速いということでありますし、たまたま日本列島懇もすでにメンバーがきまりましたが、この日本列島改造計画の進みぐあいについて、いささか農山漁民あるいは農林漁業に関心を持っている人たちが多少の懸念をいたしております点は、それは農林漁業の論理というものがやはりあろうかと思います。その農林漁業の論理でやはり十分な議論を尽くすべきではないか。 そのためには、やはり生産基盤の整備、環境の整備ということをあわせてその上での改造……
○理事(佐藤隆君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
八月十四日、山崎五郎君が委員を辞任され、その補欠として棚辺四郎君が選任されました。
また、九月二十二日、星野重次君が委員を辞任され、その補欠として田口長治郎君が選任されました。
【次の発言】 この際、派遣委員の報告に関する件についておはかりいたします。
先般、当委員会が行ないました農林水産業の実情調査のための委員派遣については、各班からそれぞれ報告書が提出されておりますので、これを本日の会議録の末尾に掲載することに御異議ございませんか。
○佐藤隆君 一点だけお尋ねしておきますが、自然災害の予知、これがやっぱり一番基本的な問題だと思うのですよ。それで、先ほど来お話も上林委員からも出ておりましたが、豪雪、それから洪水、豪雨、そういうようなものについて逐年だいぶ気象庁でもがんばってくださっておることはよくわかるのです。毎年毎年の予算を見ましても、その点は御努力は十分私自体は評価をいたしております。ただ、残念なことには、何か事が起こりますと一歩ずつ前進をしていく形。けっこうなんですけれども、そんなんだったらもっとなぜ早くできないかと、またこういう欲が出るわけであります。 ことし一月、私はアメリカに行って、アグネス台風の現場ペンシルバ……
○佐藤隆君 桜島等の火山活動による災害及び個人災害等の対策に関する小委員長報告をいたします。 風水害等の自然災害によりとうとい人命や家財を失った人々に対する救済、いわゆる個人災害救済の対策につきましては、この災害対策特別委員会におきまして、すでに各委員と政府当局との間に熱心なる質疑応答が重ねられてきましたことは御承知のとおりであります。 桜島等の火山活動による災害及び個人災害等の対策に関する小委員会におきましては、私の一応取りまとめました草案を提示いたしますとともに公明党の上林君及び宮崎君の両君から、すでに発議されております災害見舞金法案との調整、また各党の意見調整をはかり、所要の立法を行……
○佐藤隆君 浜田先生の御提案、私途中でちょっと席抜けましたけれども、御提案お聞きしておりまして、いま一番私自身考えておりますのはやはり避難の問題、とっさの場合にどうするかという問題、乏しい知識で悩み考えているわけですけれども、とっさの場合にやっぱり避難誘導の問題非常に大きい問題だろうと思うんです。いま先生の御意見だと、ここにもちょっと触れられておるわけでありますが、「住民組織は消防補助、避難誘導の任務を持つこと」という、そういう表現で触れられておるわけでありますが、実際の場合、これは誘導は非常にむずかしいと思うんですね。大混乱になると思うんです。それで大災害の場合、大地震の場合の指揮命令系統と……
○佐藤隆君 委員長、本案の質疑を直ちに終了し、討論、採決をすることの動議を提出いたします。(「質疑の段階ではないか」「不信任請求」と呼ぶ者あり、その他発言する者多く、議場騒然)
○佐藤隆君 私は、いま提案理由の説明がありました古々米の払い下げの問題、これについては緊急な措置でありますし、内容的に私はここで質問しようとは思いません。ただ、緊急対策はこれでけっこうでありますが、これだけでいいのかということについては、あとでひとつ触れたいと思います。 備蓄問題で一つ触れたいと思います。生活関連物資の買い占めや売り惜しみ、それにまたつながる物価問題、こういうことで商社性悪説を中心に非常に世論にぎやかであります。企業者側のモラル、そういうことについて一体どうなんだろうか。商社みずからが自由主義経済社会を破壊するような行き過ぎはありはしないかというようなことで、いろいろ言われて……
○佐藤隆君 時間が大幅にずれ込んでおりますのできわめて簡単にひとつお尋ねをいたしたいと思います。 最初に宮脇さんにお尋ねをいたしたいと思いますけれども、私はこれからの農業政策、農業の方向というのは、いまの経済体制下においてですね、ということは、先ほどもいろいろイデオロギーを前面に出した形の参考人の御意見もございましたけれども、現体制下において、やはりどうあるべきかという形で、いかにそこに農協の使命、今日の事態においての新しい使命があるのであろうかというようなことについて、私も大いに関心を持ち、勉強しなければならぬと思っているわけであります。そうすると、やはりこれから市場メカニズムもいろいろの……
○佐藤隆君 金融四法の質問をさせていただきますが、その前に一点だけ政務次官にお尋ねをいたしておきたいと思います。 戦後、世界に類例のない高度成長を遂げたということは私が申すまでもございませんけれども、その過程には、農業あるいは農村が労働力、土地、水資源、そうしたものを大量にまた急速に非農業部門へ移動させながら、国民食糧の安定的供給につとめてきた、そして国民経済の目ざましい発展に寄与してきた、こういう経過があるわけであります。しかし、このようなメカニズムの中での成長に限界があるのではないか、こういうことで、これをあらためて見直そうと、軌道を修正することが急務である。こういうことが公害問題等とあ……
○佐藤隆君 ちょっと関連。 ただいま足鹿委員からお話がございましたが、私はこれに加えて、この大豆の問題について国内対策、これひとつ万般怠りないようにお願いをいたしたいと思います。さきに、大豆の投機いろんな問題がございました。一連の商品の投機がございましたが、この大豆の問題が、もう百円どうふで済まなくなる。たいへんな事態にならないように、国内対策をいかがすべきか、完全な、かんぺきな資料をもとにして、情報をもとにして、早急に取り組まれるよう、慎重に配慮されるよう、特につけ加えておきます。
○佐藤隆君 関連。金融四法の審議のときに、実は農政それ自体について基本問題について、若干触れたのでありまするけれども、大臣がおられないところでありましたし、その中で、触れたその中で、心配しておる問題が、やはりきのう、おととい出てまいりましたので、そのことについてちょっと触れておきたいと思います。 きのうもちょっと議論はいたしましたが、大豆の輸出を禁止するというアメリカの措置、この穀物規制の第一弾が実は出たわけであります。何かあるのであろうかと予測はしていましたが、意外と早くきびしい措置が出たということで非常な不安を生産者にも、また消費者にも、まあ国民多数に不安を与えているわけであります。 ……
○佐藤隆君 いま委員長からお話しありましたように、天然ガス自噴についての被害対策というか、そういう具体的な問題をひとつ、ここで一歩でも二歩でも前進した形できわめさしていただきたいと思いますが、この農林水産委員会で、私が質問する理由の大きなものは、やはりいま国民の命と暮らしを守るという意味で環境問題――非常に大きな問題でありますが、その中で食糧問題というのが、この委員会でも専門的にいろいろ各党から意見が出ているわけであります。その食糧政策の中の、いろんな柱がありますけれども、その柱の一つである優良農地の確保という問題、このことについて、最初、農林省の見解を承っておきたいわけであります。優良農地の……
○佐藤隆君 私は、自由民主党を代表いたしまして、賛成の討論を行ないます。 わが国の経済は、景気後退下の通貨調整という試練を乗り越えて、財政金融政策の積極的な展開による効果もあって、四十七年当初以来着実な景気上昇をたどってきたのでありますが、四十八年度においても引き続いて拡大基調をたどるものと見られます。しかし、物価面ではかなりの上昇傾向が続いております。貿易収支もなおかなりの黒字を続けております。 四十八年度予算は、このような経済事情を背景に、対外的には国際収支の不均衡の是正、国内的には物価の安定と国民福祉の充実という課題の同時解決というむずかしい環境の中で編成されたのであります。新年度予……
○佐藤隆君 時間がございませんので、質問をひとつきわめて個条書き的に質問をいたしますから、結論だけをめりはりつけて、やる、やらぬ、あるいは検討する、こういう形でお答えをください。もう皆さんも早く帰りたいし、私も早く帰りたいわけでありますから。 総務長官にまずお尋ねをいたします。先ほど来話が出ておりましたが、天災融資法の発動、これは先ほど長官は、農林省とも相談をしながら早くその実態を把握するようにと、こういうことでありましたが、このことについては長官からはお答えはいただきません。農林省はどういうことになっておるか、それをお聞きいたします。
○理事(佐藤隆君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。
秋山委員長から委員長辞任の申し出がございましたので、私が暫時委員長の職務を行ないます。
委員長の辞任の件についておはかりいたします。
秋山委員長より文書をもって本委員長を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 これより委員長の補欠選任を行ないます。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの川野辺静君の動議に御異議ございませんか。
○佐藤隆君 簡単に個条書きにダブリのないように質問をしたいと思います。 国税の減免措置についてお尋ねをいたします。 このたびの伊豆半島地震、これがまあいまだに地震が続いておる。私どもが現地へ参りましたときも、微震、余震というか、そういうものが続いておりまして、二次災害が起こるかどうかという懸念もあった。そういうさなかに、五月の九日付に二カ月間、とにかく国税の減免措置をという通知がなされた。非常に早く出されてけっこうなんで、その点は現地も喜んでいるようでありますが、二次災害のおそれがあるとか、多少そうした不安が残っているときにはもう少し弾力的にひとつ考えてもらえないものか、こういう現地の要望……
○佐藤隆君 第五次漁港整備五カ年計画、そうしたものの進みぐあいを簡単にお聞きして、その中で、最近新聞紙上にもたいへん大きく報道されました離島粟島、新潟県粟島でたいへんな被害を出しましたそのことについて――これは一面、災害対策特別委員会で取り上げるべき性格のものかとも思いますけれども、とりあえずきょう時間をいただきまして、簡単に整備計画とあわせて大被害を受けた粟島漁港、これらの問題を中心にひとつお尋ねをいたしたいと思います。 最初に、去年――もうきょうは四月の二日でありますから、すでに一年を経過いたしているわけですが、四十八年度、昨年度から始まりました第五次漁港整備五カ年計画、この実施状況、そ……
○小委員長(佐藤隆君) ただいまから桜島等の火山活動による災害及び個人災害等の対策に関する小委員会を開会いたします。個人災害等の対策に関する件について調査を行ないます。 本日の委員会におきまして、委員長の指名により、小委員長に私が選任をされました。よろしくお願いをいたします。 今後の日程などを御相談いたすため、本日小委員会を開会いたしました。これより懇談会の形式で会を進めますので御了承いただきたいと思います。 本日はこれより懇談会に入ります。
○小委員長(佐藤隆君) ただいまから桜島等の火山活動による災害及び個人災害等の対策に関する小委員会を開会いたします。
個人災害等の対策に関する件を議題といたします。
前回の小委員会におきまして私が提示いたしました災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律案要綱等に関し、これより質疑を行ないます。
御質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 ただいまの上林委員の御発言に便宜私から答えさしていただきますが、先ほど各党の御意見を懇談の機会にお話をしておりましたときも出ておりましたように、傷病者に対する問題、医療の問題、これと直接関係が出てまいりますので、医療制度の中でどうし……
○佐藤隆君 農業問題についてちょっとお尋ねをいたしたいと思いますが、わずか三十分かそこらの時間ですから、おそらくおっしゃりたいこともまだおっしゃらずにということかと思いますが、いま農地法の問題を結びの中でおっしゃいました。農地法の改正、何とかしなければならぬということで、検討は政府も進めているようでありますが、いろいろ戦前からずっと長い歴史の中で、零細小農主義、自作農主義というやり方で来て、これを経営規模拡大をいかにするかということになると、いろいろあるでしょうが、一番大事なのは、やはりいま一般土地政策としても問題が提起されておる所有権と利用権、使用権との分離の問題、これを特に農業の場合は相当……
○佐藤隆君 私は、質問はいたしませんが、意見だけを一言だけ農林省当局にこの場をかりて申し上げておきたいと思います。 実は、昨日諮問された二五・五%という数字は、一口で言えば私どもはきわめて不満な数字でありまして、全く取るに足らない、どういう気持ちで農林省が試算をされたものか実は疑うわけであります。農民に対する誠意、あるいは国民食糧確保という観点からも誠意を疑わざるを得ない、そういう数字であります。しかし、諮問が出され、いま米審の最中でありますから、私どもは私どもの党の総合農政調査会、農林部会、あるいは自民党米価対策議員協議会、この名においてそれぞれ検討を進めておりますが、具体的に、われわれは……
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