河田賢治 参議院議員
9期国会発言一覧

河田賢治[参]在籍期 : 8期-| 9期|-10期-11期
河田賢治[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは河田賢治参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院9期)

河田賢治[参]本会議発言(全期間)
8期-| 9期|-10期-11期
第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 参議院本会議 第4号(1971/07/20、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、日本共産党を代表して、当面する内外政策の若干の重要問題について、総理の所見をただしたいと思います。  第一に、ベトナム問題であります。総理は、昨日、衆議院でのわが党の松本議員の質問に対して、「米国のベトナムにおける軍事行動は、ベトナム政府の要請に基づく集団自衛権の行使であり、国連憲章第五十一条に基づくものだ」という考えは今日も変わりないと、重ねて答弁されました。そこで、まず最初に確かめておきたいのは、総理は、ベトナム戦争がアメリカの計画的侵略であることをみずから認めている米国国防総省秘密報告の発表された一部でも読まれたことがあるのかどうかという点であります。アメリカがベトナ……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 参議院本会議 第6号(1971/10/27、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、日本共産党を代表して、国連総会が決定した中国の国連代表権回復問題についての政府の見解をただすものであります。  世界注視のうちに開かれていた国連総会は、昨二十六日、アメリカ政府、日本政府などの執拗な妨害にもかかわらず、ついに中華人民共和国の国連議席並びに安保常任理事国の議席回復、蒋介石かいらい政権追放という歴史的な決議を参加国の圧倒的多数で可決しました。このことは、二十二年前に中国人民から追放されて以来、アメリカ第七艦隊を中心とする軍事力とドルの庇護のもとに存続してきた亡命政権、一地方政権にすぎない蒋介石かいらい政権が、不当にも国連で中国代表を僣称してきたという虚構がついに……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 参議院本会議 第12号(1972/04/28、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十七年度一般会計予算外二案に反対する討論を行なうものであります。  まず最初に、本予算案の審議の過程で露呈された佐藤内閣の憲法無視、国会の権威と審議権をじゅうりんする不当行為とその政治責任についてであります。  四次防予算の先取りに端を発し、台湾領土帰属をめぐる総理食言問題立川基地への自衛隊やみ討ち移駐、沖繩への自衛隊資材の強行配備、沖繩交渉密約と言論報道弾圧など、どの一つをとっても内閣退陣に値する不当行為を積み重ねながら、最小限の責任さえとろうともしなかった佐藤内閣の政治責任は重大であります。特に、沖繩協定発効を前にして……


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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 参議院本会議 第4号(1973/01/31、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、日本共産党を代表して、総理の施政方針演説について、主として内政問題を質問いたします。  まず、財政経済政策についてであります。今日、国民は、物価のとめどもない値上がり、重い税金、社会保障の極端な立ちおくれなどに苦しみ、このような事態を生み出した歴代自民党政府の財政経済政策の根本的な転換を強く要求していることは、さきの総選挙の結果も示しているところであります。総理も、国民の政治に対する期待や不満を痛いほど感じ取ったと述べておられるのでありますが、それならば、歴代自民党政府のアメリカ追随、大企業奉仕の経済政策を、国民の命と暮らしを守る政策に根本的に転換することこそ、まじめな態度……

第71回国会 参議院本会議 第34号(1973/09/17、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、日本共産党を代表して、国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案並びに修正案に反対の討論を行なうものであります。  まず最初に私は、政府・自民党が、国民生活に重大な影響を与える本法案の成立をはかるために、手段を選ばず、憲法、国会法を踏みにじり、強行採決、大幅会期延長をあえて行ない、さらには、運輸委員会に対するわが党議員の再三にわたる委員外発言の要求を拒否するなど、議会の民主的運営を踏みにじって省みないファッショ的態度に対し、強く抗議し、糾弾するものであります。  本法案に反対する第一の理由は、国鉄運賃の大幅引き上げが、今日の異常な物価高に一そ……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 参議院本会議 第4号(1973/12/14、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の補正予算三案に対し、反対の討論を行なうものであります。  いま、国民は毎日のようにつり上がる諸物価の高騰、灯油、砂糖をはじめ、生活必需品の全般にわたる入手難という異常事態に直面し、言い知れぬ不安と自民党政治への憤りを込めてみずからの生活防衛に立ち上がり、政府にその緊急な解決を強く要求しているのであります。特に、全国約百三十七万人に及ぶ生活保護者をはじめ、養護老人、各種年金生活者、身体障害者など、いわゆる社会的弱者といわれる国民にとってこの事態の解決は、一刻の猶予も許されない深刻な課題となっているのであります。まさに国民生活の救済と防衛のための……

第72回国会 参議院本会議 第23号(1974/05/27、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、日本共産党を代表して、学校教育法の一部を改正する法律案、いわゆる教頭法案について、反対の討論を行なうものであります。  反対の第一の理由は、この法案が本日の本会議に上程されるに至った経過が示すように、事国民の合意を前提とすべき教育に関する重要法案を、自民党が相次ぐ強行採決によって議会制民主主義をじゅうりんし、その成立をはからんとする点であります。  教頭法案は、国会に提出されて以来すでに三回、そのたびに世論の強い反対で廃案となり、前国会でもようやく継続審議となって今日に至ったものであります。しかも、今国会での本法案の取り扱いは、衆議院において議長の凍結解除が行なわれた直後の……

河田賢治[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院9期)

河田賢治[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1971/07/24、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、委員長に熊谷太三郎君を推選することの動議を提出いたします。

第66回国会 地方行政委員会 第閉会後3号(1971/10/09、9期、日本共産党)

○河田賢治君 時間も非常にありませんが、きょうは成田空港の問題に大体限定されておりますので、またその中でも、いろいろ他の党からも質問がありましたので、ごく問題を限って、これからもまたいろいろ解決しなければならぬ問題がありますから、そういう問題について二、三質問したいと思います。  まず、航空機による騒音とか大気汚染、これらを規制して環境を公害から守るという、こういう措置が非常に立ちおくれております。御承知のとおり、いま環境庁は、本年の九月二十七日ですか、中央公害対策審議会に諮問されておって、主として当面の緊急な課題をどうするかということが出されておると承っておりますが、時間の関係上、内容につい……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 地方行政委員会 第2号(1971/11/16、9期、日本共産党)

○河田賢治君 時間をできるだけ節約しまして、近く明年の予算折衝が大蔵省との間であると思いますが、いま地方財政がきわめて困難な事態におちいっておりますが、特に私がここでお尋ねしたいのは超過負担の問題なんです。  これは昭和四十六年の地方財政白書、ことしの白書にも「国庫補助負担金の単価、数量および対象範囲の不合理に起因する地方公共団体の超過負担については、事業費ベースで昭和四十一年度三百三十一億円、昭和四十二年度二百六十六億円、昭和四十三年度三百二十億円の解消措置がなされた。」、こういうふうにして確かにその解消措置ははかられておるんですが、この点について、この問題では地方自治体と自治省と大蔵省、そ……

第67回国会 地方行政委員会 第3号(1971/11/30、9期、日本共産党)

○河田賢治君 二、三の問題について質問したいと思います。  だいぶ他の委員から発言がありましたので、そういう点は省略して質問したいと思うんですが、まず第一に、今度補正予算が組まれまして、いま地方交付税の特例法案を審議しておるんですが、これは主として、経済企画庁あたりの責任、あるいは大蔵省になると思いますけれども、しかし、一応地方自治体としても財政問題を扱うわけですから、四十六年度の、つまり三月までですね、現在組まれておる公債なり、あるいはいろんな借り入れ金なりその他措置をするわけですが、大体これでこの措置がいまの経済の動きと関連してまあ同に合うだろうというふうにお考えですか。あらためてまた年度……

第67回国会 地方行政委員会 第5号(1971/12/21、9期、日本共産党)

○河田賢治君 時間がございませんから二、三の基本的な問題について質問したいと思うんです。  まあ最近の皆さんのことばでは過激派集団、われわれはこれはトロツキスト集団と申しておりますが、これがだんだん爆薬その他をもって個人的なテロを行なうというような方向に最近は変わってきたわけですね。これは一つの大きな私は彼ら自身の、だんだんと学生あるいは一般の大衆団体の中でも支持が失われてきてると、そこで自分たちの、まあ彼らの考えを多少でも実行するにはこういう手段に移ってきたと思うんですが、こういう方向はますます私はそういう方向へ行くだろうと思うんです。  しかし、ここで考えてもらわなきゃならぬのは、御承知の……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 地方行政委員会 第2号(1972/03/03、9期、日本共産党)

○河田賢治君 時間もあれですから二、三の点についてお尋ねします。  先ほど局長から今度の赤軍についての、共産主義同盟の赤軍及び安保共闘の神奈川県委員会等々で連合赤軍ができたと、そうしてこれらは明らかに彼らの主張は爆弾あるいはその他ゲリラ戦をやって、そうして自分たちの目的を達するんだというお話がありましたが、御承知のとおり、これらが最近ずっとそうした行動の中でいろんな今日まで激しい活動をやってまいりました。  ところが、これについて二、三の例で特に聞いておきたいのは、一つは、公安委員会で――神奈川県です――この連中に猟銃を持つことを許可して、あなた方のところへそういう報告が入っておりますか。私た……

第68回国会 地方行政委員会 第4号(1972/03/16、9期、日本共産党)

○河田賢治君 きわめて制約された時間なんで、ひとつ大臣に若干の問題について質問したいと思います。  第一は、所信表明の中にも「国民福祉の視点に立って、地方公共団体本来の政策課題であります過密・過疎対策、公害対策、交通対策等の推進、住民の生活に密着した地方道、下水道、清掃施設、学校、住宅等の生活関連施設の整備、老人医療等の社会福祉の充実など時代の変化と地域の特性に応じた行財政上の措置を適切かつ積極的に講じ、」、まあこういうふうなことをおっしゃっておるのですが、実は自治大臣の――自治省と言ってもいいですが――姿勢についてまず伺いたいと思います。  それは、御承知のように、昨年いろいろな概算要求をさ……

第68回国会 地方行政委員会 第5号(1972/03/21、9期、日本共産党)

○河田賢治君 公安委員の問題について二、三質問したいと思うのです。  この四十六条の二ですね。今度新しく指定都市として九州の福岡、それからまた神奈川の川崎もこれが入りますが、これの公安委員会の組織等に関する特例というのがありますが、これは政令に譲られているわけですがね、これはどういうふうになっていますか。
【次の発言】 そうしますと、今度できますと五人になりますね、新しく福岡県と神奈川県。この場合に、市から二人ということですが、これはまあ一人ずつということになるわけですね。神奈川県は横浜が一人と、それから川崎が一人というふうに。そうしますと、任期の切れるときと、それから、そこから選ぶときに二人……

第68回国会 地方行政委員会 第6号(1972/03/23、9期、日本共産党)

○河田賢治君 ほかの委員からだいぶ質問がありましたので、私、三点ばかりに限って質問したいと思います。  その一は、この法律が上がりましたときは昭和四十年ですから、たとえば東京―大阪の新幹線ができたちょうど前後だと思います。このときなどは、御存じのとおり運輸省はやはり期限を切って、いつになったら新幹線を通すという目標を持っておりました。ところが、地域の住民が立ちのきを迫られてもなかなか話がまとまらない。そこで川なんかは、これはだれも住んでいないというので、すぐ運輸省あたりからくい打ちが始まったわけですね。しかし、河川は知事が権限を持っておりますので、そのくい打ちはやめさせることができます。それ以……

第68回国会 地方行政委員会 第7号(1972/03/30、9期、日本共産党)

○河田賢治君 地方税法の一部を改正する法律案について、他の委員がだいぶ質問しておりますので、主として公害防止の問題を中心にして少し質問したいと思います。  今回の改正案に砂利汚水処理施設とか、あるいは海洋汚染防止法の廃油処理施設、粉じん処理施設、ごみ処理、産業廃棄物処理施設等、公害防止施設の固定資産税の非課税措置を拡大しようとしておられますが、これによってここ二、三年来のことはわかると思うんですけれども、四十七年度、新しいこの方向で非課税になる、あるいは従来のものも加えて減免税がある場合に、一体公害防止施設における固定資産税の問題は、国においてどのくらいこれがなされておるか、それから地方税でど……

第68回国会 地方行政委員会 第8号(1972/03/31、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、日本共産党を代表して、地方税法一部改正案に反対する討論を行ないます。  第一の理由は、個人住民税、個人事業税など、一般勤労者、中小零細業者に対する減税措置がきわめて不十分に終わっている点であります。特に、住民税の課税最低限は、夫婦子供二人の標準世帯で八十万四千八百七十一円と、七万六千七百八十円引き上げられたものの、人事院の標準家族所得を下回り、所得税の課税最低限から見ても二十三万二千四百八十九円も低い、きわめて不十分な措置であります。しかも、インフレ等による名目所得の上昇によって、納税義務者は逆に九十六万人も増加が見込まれており、大衆課税としての性格は一そう強められ、事実上……

第68回国会 地方行政委員会 第10号(1972/04/18、9期、日本共産党)

○河田賢治君 予算委員会のほうに出ておりましたので、ほかの委員の質問と重複すると思いますが、ごかんべんいただきます。  今度の消防法の改正にあたって、まず最初に聞いておきたいのは、消防協会ですか、というのがありますね、日本消防協会ですか。これに何ですか補助金がだいぶ出ておりますね。これは、ことしはどのくらい出る予定になっておりますか。また、この協会の性格ですね。そういうものをちょっと教えておいていただきたいと思うんです。それから、役員とか職員とかいうものはどれぐらいおるものか。
【次の発言】 今度のこのカーテンの防炎について、キャバレー、劇場、それから地下街、高層建築、旅館、病院と、こういうふ……

第68回国会 地方行政委員会 第12号(1972/04/25、9期、日本共産党)

○河田賢治君 非常に時間が限られていまして、いろいろ予定したものも詰めなくちゃならぬのですが……。  大筋といたしましては、御承知のとおり、今度の財源不足対策として臨時特例交付金千五十億と交付税特別会計における国からの借り入れ金千六百億、合わせて二千六百五十億の手当てを行なっておられますけれども、しかし、一方、道路、河川、港湾等の投資的な経費の基準財政需要額を据え置いておると。あるいはまた、事業費補正の増額を割り落としたりして大幅な削減を行なっておるんですね。したがいまして、こうなりますと、特例措置の二千六百五十億というものは、基準財政需要額の不当な削減でいわば帳消しになっておるということにな……

第68回国会 地方行政委員会 第14号(1972/05/11、9期、日本共産党)

○河田賢治君 大臣忙しいようですから、ごく大まかなところだけを聞いておきたいと思います。  先ほど来から問題になっています第一次の交通の再建計画というのが、先ほど言われたように失敗したわけなんですが、これについて、自治省としては、まだこれは終わってはおりませんけれども、しかし、年々赤字は累積しておるという結果から見まして、これはいわば失敗しているわけなんですが、再建ができないということですね、このままでは。この点について、自治省としてどういうようにお考えになっておるか、この点をひとつはっきりしておいていただきたいと思うのです。
【次の発言】 そこは私は問題だと思うのですよ。それは、なるほど旧債……

第68回国会 地方行政委員会 第15号(1972/05/16、9期、日本共産党)

○河田賢治君 他の同僚委員からだいぶ質問ありましたので、ごく二、三の問題を意見を交えて述べたいと思うのです。  かつて、消防行政に関する行政監察というのが昭和四十四年の十二月八日に勧告されて、自治省では四十六年の二月八日、運輸省は四十五年十一月十三日回答しているわけです。この中に、地下街や中高層建築地区その他についての都市における危険区域、これらの問題については、大体自治省としましては、新しく建築基準法ができた、それで大体安心だということが答弁されているわけですね。これは確かに十一階以上のものなんかについては高層建築物として処置されたわけです。しかしそれとともに、歓楽街、繁華街、特殊三業地区に……

第68回国会 地方行政委員会 第16号(1972/05/18、9期、日本共産党)

○河田賢治君 実はきのう大阪の千日前の火災のあとの視察に行ったものですから、きょうの質問の準備をしようと思いましたら、そういうことでできなかったのであります。けさいろいろな資料をもらったのですが、読むひまもないのでありますが、二、三先ほど来出ております水の問題、それから航路の問題、こういう問題が一番大きいのですが、特に水の問題なんかは、現地の方々が座談会を開いて、周辺の方が一日おきの十五分給水だというところがあるのですね。最近は洗濯機なんかも使って、ある程度使用量も多くなっている。ところが、水がなかなか使えなくて、十五分の給水だというようなところがあるわけですね。だからよほどこういう点は、先ほ……

第68回国会 地方行政委員会 第19号(1972/05/30、9期、日本共産党)

○河田賢治君 すでに他の委員諸君から質問がありましたので、できるだけ重複を避けて質問したいと思うのですが、公有地の拡大について、先ほど来からこの法案が非常に消極的なものである、つまり一定の土地に対して届け出をする、あるいは申し出をするという、いわゆる待った姿勢なんですね。しかし、公有地というものは、単に待つだけでなく、道路をまずつくらなければならぬとか、それからまた、いろんな公共施設、学校にしろ、あるいはその他の施設、これらを積極的にやはり住宅の建つ段階に合わして取得していかなければならぬのですね。ところが、畑のようなところはわりあいに簡単に手に入りますし、また、売りもするわけですけれども、水……

第68回国会 地方行政委員会 第20号(1972/06/01、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私、きょう昼からだと思って、実は準備してこなかったんですが、御承知のとおり、この委員会でもかって連合赤軍の問題で言いました。あの、いろいろ彼ら自身が発表した中に、世界の同時革命だという主張のもとに、一つは北朝鮮とか、これはハイジャックで実行したわけですね。それから中東、あともう一カ所どっかありましたが、つまり、世界に三つの拠点をつくってここで赤軍を訓練する。いわゆる軍事組織を先につくり、その中で政治組織をつくって、そして世界の同時革命だということを彼らは主張していたわけです。当然あなた方のほうでも後藤田長官なんかも、中の、いろいろなこれらの団体の中には協力者をつくっておるとおっし……

第68回国会 地方行政委員会 第23号(1972/06/08、9期、日本共産党)

○河田賢治君 多少重複するところが出るかもしれませんが、ごかんべん願いたいと思うのです。  この法律の改正案は、御承知のように旅館業法が一方にある。これで一定の営業の許可は都道府県の知事ということになっておりますね。風俗営業ということになりますと、これは第二条に定義がありますが、モーテルの定義はない。しかし、これの許可、認可ということは公安委員会、こういうふうになっているんですね。このつまりあいのこのような、あるいは特別なような、旅館であって旅館でないようなものが要するにモーテルとして出たわけですね、新しく。どうも体系からいいますと、最初に旅館などは、旅館とホテルと区別する、あるいは簡易宿舎に……

第68回国会 地方行政委員会 第24号(1972/06/12、9期、日本共産党)

○河田賢治君 他の委員がほとんど質問はもうされておりますので、できるだけ重複を避けて二、三の問題で質問したいと思います。  御承知のとおり、この法案が提出された積極的な面は、つまりいま警備業務が性質上適正に実施されることが要請されると、そして、どちらかというと取り締まりに重点があるわけですから、世間の非難を受けるような、世人の非難を受けるような問題も起きておるということを言われたわけです。なるほど個々の個人のたとえばガードマンがいろんな犯罪を犯かしたとか、いろいろなことがあげられたわけですが、これは何もガードマンだけでなくて国家公務員にもありますし、地方公務員その他の公社関係にもあるわけですね……

第68回国会 予算委員会 第3号(1972/03/31、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、日本共産党を代表して、昭和四十七年度暫定予算三案に対して、反対の討論を行ないます。  まず、第一に指摘しなければならないのは、深刻な不況が国民生活の各分野にわたって重大な困難に直面しているもとで、一カ月という史上二番目の長期暫定予算編成、さらには、本予算の今後の審議状況いかんで、暫定予算の追加補正さえ予測されるという異常な事態を招いた佐藤内閣の政治責任の問題であります。  四次防予算の先取り問題に端を発した佐藤内閣の失態は、台湾領土帰属をめぐる総理の食言、立川基地のやみ討ち移駐、沖繩への自衛隊配備の先取り問題、さらには今回の沖繩協定交渉をめぐる日米密約問題と、とどまるところ……

第68回国会 予算委員会 第17号(1972/04/21、9期、日本共産党)

○河田賢治君 昨年予算編成期を前にして、地方財政の危機が叫ばれ、都道府県、市町村をあげて全国大会や地域集会を開くとともに、地方財政危機の解消の第一歩として、全国知事会は、政府に対し、「地方超過負担の解消のための補助金改善に関する要望」を十一月三十日に提出しました。この要望書には、昭和四十五年度超過負担額を都道府県六百三十五億円、市町村千四百三十四億円と推計しています。昭和四十年以来解消措置がはかられたにもかかわらず、なおかつ多額の超過負担を生じ、地方自治体の財政を悪化させ、また、地方住民に多大の損害を与えているのであります。地方財政法には、国と地方公共団体との関係で、国が負うべき義務を第二条二……

第68回国会 予算委員会 第20号(1972/04/28、9期、日本共産党)

○河田賢治君 関連。  いま公立学校の国有地使用の質問がありましたが、私はこれに関連して、関係大臣に少し質問をしたいと思うのです。  御承知のとおりに、小中学校では、危険校舎面積は、文部省調査によっても、四十六年の五月一日で五百五十三万平方メートル、改築を要する校舎面積が三百三十万平方メートル、これは全国の――危険校舎では一〇・七%、後者で六・四%、公立高等学校では、この危険校舎または改築を要する校舎は、全国のうちの大体四%から五%ということがいわれておるのです。私は、この予算の分科会でも話しました。文部大臣の出ておられる静岡県では、韮山高校ですけれども、入学の寄付金が二万円、いいですか、学校……


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第69回国会(1972/07/06〜1972/07/12)

第69回国会 地方行政委員会 第閉会後3号(1972/10/11、9期、日本共産党)

○河田賢治君 大臣に伺いますが、いま占部委員から公選の問題を聞かれたんですが、それに対する大臣の答弁は、答申を尊重するという態度ですが、いま私たちも、それが出れば自治省としても尊重するという限りにおいて、大体公選を可なりとするという意見があれば、これはやはり通常国会にでもこの法の改正をやらなくちゃならぬと思うわけなんですが、この点はどうもあいまいなような返事なんですが、いかがですか。
【次の発言】 大臣、いま東京都の、まあ私は東京に住んでいませんから詳しくはないんですけれども、東京というのは一つの日本の国の顔なんですよ、顔なんです。そうでしょう、政治の中心なんですよ。ところが、御承知のとおり、……


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第70回国会(1972/10/27〜1972/11/13)

第70回国会 地方行政委員会 第2号(1972/11/09、9期、日本共産党)

○河田賢治君 地方公務員の給与問題につきまして伺いたいと思います。  今度、自治省のほうで、「地方公務員の給与制度等の適性化について」という文書を九月の二十九日に都道府県知事や人事委員会委員長あてにお出しになっておりますが、こういうのはこれまで、給与の改定というのは毎年のようにあるわけでございますが、これは大体毎年お出しになっているんですか、これは初めてですか、最近の傾向をお伺いします。
【次の発言】 この問題についてまたあとで聞きたいと思いますが、今度人事院の勧告で国家公務員の給与が四月実施ということになるわけなんですが、自治省としては、この人事院勧告を基準にして地方の公務員も準用してもらい……

第70回国会 地方行政委員会 第3号(1972/11/13、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案された昭和四十七年度分の地方交付税の特例等に関する法律の一部改正案に次の立場から反対するものです。  まず第一に、本改正案は、人事院勧告に伴う地方自治体の給与改定財源措置が主要なものであります。しかも地方公務員給与の大改善は緊急にして必要な当然の措置であります。  しかしながら、財源措置八百二十億円は、実際に実施される地方公務員給与改定額に見合うものではなく、公務員労働者の正当な要求にほど遠い人事院勧告分を措置するにすぎません。しかも、それさえ、八百二十億円の二〇%、百六十五億円を地方の経常経費節約の追加という名目で値切っており、これではと……


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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 地方行政委員会 第5号(1973/04/24、9期、日本共産党)

○河田賢治君 せっかく山中衆議院議員が来ておられますので、また提案者でもありますので、一応、宅地並み課税の問題に限ってごく大まかに質問したいと思うんです。  今度の地方税法の一部を改正する法律案についての修正案、これは三つの、首都圏、近畿圏、中部圏と、ここだけに一応限られて、ここの市ですね、限られているわけですね。A、B農地。で、最近の地価の値上がりというものは、公示価格で発表になりましても、かなりほかのところでもずいぶん急激に上がっているというわけですね。たとえば九州の博多とかあるいは広島県とか、ああいう中堅都市ですね、こういうところも値上がりは、非常に大都市以上に値上がりの事実が激しくなっ……

第71回国会 地方行政委員会 第6号(1973/04/25、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私は日本共産党を代表して、地方税法の一部を改正する法律案並びに自民党提案の修正案に対する反対討論を行ないます。  まず第一に、住民税の改正についてであります。本改正案では、個人住民税の課税最低限は給与所得者四人家族で年額八十六万五千七百六十六円と、前年度に比しわずか七・五%、年額で六万七百九十五円の引き上げにすぎません。このため、所得税の課税最低限との間になお十七万二千円に及ぶ格差が解消されないばかりか、最低生活費にまで食い込む大衆課税としての性格を一そう強める結果となっているのであります。わが党は、個人住民税の均等割りを廃止するとともに、基礎控除、配偶者控除など、諸控除を思い切……

第71回国会 地方行政委員会 第8号(1973/06/05、9期、日本共産党)

○河田賢治君 きょうは大臣の所信に対しての質問ということでしたが、だいぶ今度の国会ではおそくなりましたし、したがいまして、また他の同僚委員からも質問がありましたので、私は、昨年この委員会で可決され、また、本会議でも可決された警備業法並びにモーテル、この問題について、どんなに地方自治体が対応しているとか、またこの問題について、警備業務などについてどのような問題が起こってきておるのか、あったかというような問題について、ひとつ概況をまず警備業法について御報告を願いたいと思います。これは事務当局からでもけっこうです。
【次の発言】 まあこの法の施行は秋だったと思うんですが、あれによりますと三万八千五百……

第71回国会 地方行政委員会 第10号(1973/06/14、9期、日本共産党)

○河田賢治君 時間ございませんし、きょうここを終わってから省に抗議に行かなければならぬ。それだけに、簡単に質問をしますが、答弁も簡潔にしてください。  たくさん問題はあるんですけれども、一応、他の同僚委員からも、今度の地方財政計画並びに交付税問題については質問もありましたので、できるだけそういう面は省略してまいりますが、最近交付税によって減収を補てんするという措置ですね。たとえば、いろいろ法律ができまして、産炭地あるいは低工とか、新産都市、工特法ですか、近畿圏、中部圏、首都圏あるいは過疎、さらには昨年は工業再配置、こういうものができて、そうしてこれらが地方税の減免をする場合にその補てんをする。……

第71回国会 地方行政委員会 第11号(1973/06/26、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、二つの問題について警察庁長官にお尋ねしたいと思います。  一つは、御承知のとおり、日教組の大会が群馬県の水上町で行なわれるということで、かなり、右翼の団体が五月下旬から六月初旬―中旬にかけて、二十数団体も入れかわり立ちかわりその町へ行って、宣伝ビラをまいたり、あるいはマイクでどなり散らしたり、あるいはまた町役場なんかへ押しかけて、これを拒否するような要請を行なっております。これと関連して、御承知だと思うんですが、わが日本共産党の群馬県委員会を、二度にわたって右翼団体が襲撃しておるわけですね。私も、直接行きませんけれども、向こうと連絡をとって、この間に右翼団体に対する警察の処……

第71回国会 地方行政委員会 第13号(1973/07/03、9期、日本共産党)

○河田賢治君 ちょっと細野先生に聞きますが、先ほど、他の委員がちょっと聞きましたけれども公営企業における人件費の問題これはのちに内木場さんから私も詳しくは聞こうと思っておりますけれども、なかなか人件費と申しましても、大体、政府関係あるいは地方自治体関係では、いわば年功序列の賃金体系というものが大体中心になっておる。したがって他の民間企業のように、経済の非常な発展期に、あるいはその企業の発展期には、新しい人をどんどん入れる。したがってそういうときには比較的高給を支払う。現在でも私鉄あたりは若干若い人は高いようでありますけれども、公営よりも。しかし、事、公営企業が、このようにいわば四面楚歌の状態で……

第71回国会 地方行政委員会 第14号(1973/07/05、9期、日本共産党)

○河田賢治君 大体、各法案についての質問もありましたし、いろいろな点で政府も答弁されております。大体私が予定しておったものはかなりその中に含んでおるわけですが、一応再建問題についての質問をしたいと思うんです。  この自治省が出しました昨年の「経過と反省」、これにいろいろの自治省の見通しやなんかのことが出ております。私、去年も局長と言い合ったことがあるんですけれども、債券のほうの償還は、それは確かにどんどん返すんですからなくなるわけですけれども、しかし、それ以外にどんどんまた新しい不良債務ができてくると、こういうことで去年言い合ったわけですが、御承知のとおり、この再建計画を立てるには、やはり地方……

第71回国会 地方行政委員会 第15号(1973/07/10、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、日本共産党を代表して、地方公営交通事業の経営の健全化の促進に関する法律案に対する反対討論を行ないます。  第一の反対理由は、今回の政府の対策が公営交通、特に大都市公営交通が直面している深刻な事態の根本原因に何一つメスを入れず、政府の責任をあいまいにしたまま、もっぱら地方自治体と住民の負担と犠牲による赤字解消策に終始している点であります。  第一次再建計画の破綻が示す最大の教訓は、政府の産業政策、都市政策によって引き起こされた産業と人口の大都市集中、無制限なモータリゼーションを放置したままでは、公営交通事業がどのように合理化を徹底さしても、経営の改善も交通難の解決もあり得ず、……

第71回国会 地方行政委員会 第17号(1973/07/17、9期、日本共産党)

○河田賢治君 公有地の拡大の推進に関する法律改正について、この法律が昨年できたとき、私たちも一応、先買い権というものが一つの公共用地を取得するのに意義があるということで賛成したわけですが、しかし、この法律の施行の結果を、やはり私たちは、まだ半年ではありますけれども、実態がどうであるか、それから今後どういうところに欠陥があるか。そしてほんとうに公有地を取得のできるような、そういう法律をつくることが、まあこれは政府も必要ですし、また、立法機関であるわれわれも、地方行政委員会も、そういう方向で検討すべきだと、こういうように考えるわけです。  御承知のように、土地問題はいま、特に昨年あたりは非常に暴騰……

第71回国会 地方行政委員会 第20号(1973/08/30、9期、日本共産党)

○河田賢治君 質問はだいぶいろんな点で答弁されておりますから、ごく簡単にちょっと問題になると思うところだけを質問したいと思います。  災害補償の問題については、調査会の報告に基づいて一応提案されて前進したと思うんですが、第二条の、通勤についての住居と勤務場所との往復という、これを「合理的な経路及び方法」となっていますが、もちろんいろんな実例をあげますればこれは千差万別で、上林先生もおっしゃられましたように、これはたいへんな実例になると思うんで、避けますけれども、大体、合理的な経路、方法というのはどういうふうなことなんでしょうか、ちょっと伺いたい。

第71回国会 地方行政委員会 第23号(1973/09/18、9期、日本共産党)

○河田賢治君 いま上林委員から金大中事件の御質問がありました。若干ダブってきた問題、それからまた新しくきょう韓国から寄せられた金東雲一等書記官に関する問題、こういう問題がありますので、若干この問題に触れて、ひとつ当局に尋ねたいと思うんです。  いま金東雲一等書記官については、むろん警察当局は、御承知のとおりこれはクロだと言っておる。しかし相手はこれは全くシロだと言っているわけですね。しかも犯行の輪郭はもうほとんどつかんだ。しかし、韓国のいろんな新聞なんかを見ましても、梁一東氏ですか、あの人なんかを調べたときでも、写真を見て何かおかしな捜査を、証拠といいますか、これはもう本人でないとか、見たこと……

第71回国会 地方行政委員会 第24号(1973/09/20、9期、日本共産党)

○河田賢治君 この法案について、御承知のとおり、各地で宅地並み課税が施行された結果、これによって農民が打撃を受けるということで、いろいろなところで、御承知のとおり、生産緑地等を取り上げて、税金を納めたものを返還させる等、いろいろな助成の措置、こういうことをやっております。これは相当今後とも、各地方自治体でもこういう問題が普及していくと考えるわけですが、これについて自治省のほうでは、いまのところ数が少ないので、いろいろな要件または助成額等々のいろいろな差が地方自治体によってありますけれども、今後この問題について、これが相当普及するようになれば、これに対するいろいろな要件を、各地でいま違っておりま……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 地方行政委員会 第2号(1973/12/18、9期、日本共産党)

○河田賢治君 今年度の交付税の問題について二、三お尋ねします。  先日、新聞を見ておりますと、地方自治体である滋賀県ですね、ここでは公共事業を請負っておる請負業者、滋賀県建設業協会というのがありまして、これが請負の価格が非常に低いということで、このままでは今後県などの公共事業は請け負えないという宣言をして、受注を辞退したという声明が出ておるわけですね。こういうことは御存じですか。
【次の発言】 ごく最近なんですけれども、県は十月一日ごろから公共事業の単価を一四―一五%アップしたのですけれども、しかし、資材が高騰してとうてい追いつかないと。業者は再引き上げを強く県に迫っていたが、県は財政的にこの……

第72回国会 地方行政委員会 第6号(1974/03/26、9期、日本共産党)

○河田賢治君 きょうは宮之原委員、それからまた柏原委員がだいぶ総論各論にわたって質問されましたので、きわめて限定した問題について質問したいと思うんです。  第一に自治省ですが、今度五ヵ年の計画が、ずっと続けられるわけですが、御承知のように、奄美群島の県民所得――郡民所得と申しますか、これは非常に低くて、日本でも一番低い鹿児島県民所得、その平均に対しても八七%にとどまっている。国の平均所得に対して実に四九%、これは四十六年ですが、非常に低いわけですね。半分以下だ、こういう状態なんです。これまで、いろいろな法律の範囲内で、道路だとか港湾あるいは学校その他公共建築、環境改善施設等々が行なわれましたけ……

第72回国会 地方行政委員会 第7号(1974/03/28、9期、日本共産党)

○河田賢治君 かなり他の委員から問題が出された問題で、あまり何度も繰り返してもらうのは気の毒なような感じがしますが、個人住民税について、いろいろ先ほどから生計費の問題が一方ではあり、それからまたいろんな経済の変化等々があった。ところが、この住民税の基準を大体自治省としてはどういうところに置いておられるんですか、住民税の最低限ですな。これはできるだけやっぱり厚生省やあるいは総理府等々の一致点がないと、自治省だけでこれはどういう基準を持っておられるか、その辺も、統一したやっぱり見解が要るんじゃないかと思うんです。だから、自治省としては大体年々これは改正があったりするわけですが、大蔵省のほうは、所得……

第72回国会 地方行政委員会 第10号(1974/05/07、9期、日本共産党)

○河田賢治君 これはしばしば委員会でも問題に衆議院でもなりましたし、また参考人なども意見を述べておりますが、今度の交付税の中から千六百七十九億六千万円の借り上げという問題について、主として法律上の問題で質問したいと思うんです。一応自治省側の見解をこれについて述べてもらいたいと思います。
【次の発言】 地方交付税法の目的などについては、御承知のとおり、この地方自治を強化するということでいろいろと交付税法自身の中にも――できる限り自主的な、健全な運営を助長すると、また公共団体に負担を転嫁するような施策を行なってはならぬと財政法でもいっておるんです。この交付税法自身でも、やはり「地方自治の本旨の実現……

第72回国会 地方行政委員会 第11号(1974/05/09、9期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、日本共産党を代表して、地方交付税法の一部改正案に反対する討論を行ないます。  本案に反対する第一の理由は、地方交付税を含む本年度地方財政対策が、政府の総需要抑制政策に全く従属し、物価狂乱のもとで行財政両面にわたり深刻な危機に直面し、切実に財源拡充を求めている地方自治体の要求を踏みにじっている点であります。  地方自治体の行政は、単に福祉・文教行政のみならず、いわばそのすべてが住民生活に直結する福祉行政であり、国の行政とは大きくその性格を異にしているのであります。  地方自治体は、いま、去年来の超インフレの直撃を最も深刻に受けている生活保護世帯など福祉関係住民の救済措置、倒産……

第72回国会 地方行政委員会 第14号(1974/05/28、9期、日本共産党)

○河田賢治君 今度の地方自治法の一部改正について、東京都の特別区の区長公選を中心とした改正案、わが党はこの部分だけでも早く取り出して採決するということを衆議院でもやったわけでして、しかし、今度市町村連合のほうでも若干の修正がなされたので、これに賛成する立場をとりました。東京都の問題については、もうすでに他の委員からお聞きになりましたし、きょうの私の発言時間も非常に限られておりますので、今後、首長公選に伴い、自治権の拡大、そういう方向で事務の配分で職員の配属問題これからの相当問題があるように思いますし、それからまた最近は、日本のいろんなところの風潮として、総論は賛成であるけれども各論は反対という……

第72回国会 物価等対策特別委員会 第9号(1974/05/17、9期、日本共産党)

○河田賢治君 時間がございませんから、ごく端的に伺いたいと思います。  まず、第一に、電気事業については、御承知のとおり、地域的な独占があり、そして公益事業として政府のこれに対する監督が毎年検査もされるというふうになっております。ところが、最近、きょう資料をもらいましても、各電力会社がずいぶんいろいろなところへ投資をしているわけですね。一〇〇%投資というのもだいぶありますし、そしてまあこれが電気に関連するいろいろな生産物をつくるとかないしは工事に関係するものであるとかいうならば、これは一つの理屈がつくわけですけれども、そうでないものに相当投資されている。これについて、中曾根大臣も、先日衆議院の……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1972/04/25、9期、日本共産党)

○河田賢治君 時間が非常に限られておりますので、公立高校の問題についてお伺いしたい。特に答弁はできるだけ簡潔にひとつ短くやっていただきたいと思います。  まず文部省の方に聞きますが、文部省来ていますか……。  時間が何ですから自治省関係で聞いておきます。非常に頭脳明晰な佐々木喜久治さん、いま税務局長ですか、なっておられます。これは課長の時代です。頭脳明晰な方ですから、きわめてここにははっきりとお述べになっておられるわけです。「都道府県は、当該都道府県立の高等学校の施設の建設事業費について、住民に対し、直接であると間接であるとを問わず、その負担を転嫁してはならない。」という規定があるわけですね。……


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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1973/04/07、9期、日本共産党)

○河田賢治君 きょうは主として超過負担の問題についてお伺いしたいと思います。  昨年の国会でも、予算委員会の一般質問で、私は各省の大臣にこの超過負担の解消を要請したわけです。また、政府も、御承知のように、六事業について今度調査されて一応改善の方向は出ておりますけれども、非常に私たちはこの改善の方向自体でも大きな問題がまだまだ生ずるんじゃないかという不安を持っております。  まあ時間がありませんから、たくさんありますけれどもほんの二、三の問題だけを……。  学校の、小中学校の建設費の超過問題、これについてちょっとお聞きしたいと思います。それからその次に保育所の問題をお聞きしたいと思うのです。御承……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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