このページでは上田哲参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○上田哲君 第七十八臨時国会の劈頭に当たり、私は、日本社会党を代表して、三木内閣の所信を問います。 三木さん、あなたを総理に据えて、いま日本議会は憲政百年の揺れの中にあります。私は、保守、革新を問わず、およそ政治を動かす原理の中には、国民からの進歩への期待と言うべき力があると信じております。国民不信の長い自民党派閥抗争の中で、三木さんに寄せるちまたの声の多くには、この進歩への期待と言うべきものがあったと私は思うのであります。しかし、いま三木さんは、ゆらゆらと揺れ動くように見える総理のいすの上で、その一番大切な国民からの期待を裏切っているのではありませんか。進歩への期待とは、民主主義への前進の……
○上田哲君 ただいま議題となりました雇用保険体等の一部を改正する法律案につきまして、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案の主なる内容は、第一に、景気の変動、産業構造の変化等により事業活動の縮小等を余儀なくされた場合における失業の予防その他雇用の安定を図るために、雇用保険事業の一環として新たに雇用安定事業を行うこと。第二に、新たに行う雇用安定事業に要する経費に充てるため、雇用保険の保険料率のうち事業主のみの負担に係る部分を千分の〇・五引き上げること。第三に、雇用安定事業を効果的に実施するために、労働保険特別会計の雇用勘定に雇用安定資金を設置すること等であり……
○上田哲君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案は、戦傷病者戦没者遺族等援護法のほか、関連する五法律を改正しようとするものであります。 その主な内容は、第一に、戦傷病者戦没者遺族等に対する障害年金、遺族年金等の額を恩給法に準じて引き上げるとともに、遺族年金等の支給範囲を拡大し、遺族一時金にかえて遺族年金等を支給すること、第二に、未帰還者留守家族に支給される留守家族手当の月額を、遺族年金の増額に準じて引き上げること、第三に、満州事変において、公務上の傷病にかかり……
○上田哲君 ただいま議題となりました二つの法律案につきまして、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案について申し上げます。 本法律案は、第一に、原爆症で、認定に係る負傷または疾病の状態にある者に支給する特別手当を月額二万七千円から三万円に、その状態にない者に支給する特別手当を月額一万三千五百円から一万五千円にそれぞれ引き上げること、第二に、健康管理手当を月額一万三千五百円から一万五千円に、保健手当を月額六千八百円から七千五百円に、それぞれ引き上げること等を内容とするものであります。 委員会に……
○上田哲君 ただいま議題となりました労働安全衛生法及びじん肺法の一部を改正する法律案につきまして、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法律案の主なる内容は、最近における労働災害の動向等にかんがみ、労働者の安全と健康の一層の確保を図るため、化学物質による労働者の健康障害を防止するための措置を強化するとともに、機械等についての検定体制等を充実するほか、粉じん作業に従事する労働者の健康管理のための措置を最近の医学水準に対応させようとするものであります。 委員会における質疑の詳細ば会議録によって御承知願います。 質疑を終了し、討論に入りましたところ、日本共産党を代……
○上田哲君 参議院選挙が終わりまして、直ちに国民の負託にこたえるべき熱い議論がかわされるべきであった臨時国会にい所信表明も行なわれず、また何の審議も行なわれなかったということは、はなはだ遺憾なことであります。私どもも初めて閣僚とここに接することになりますので、主務委員会への立場で御出席をいただいている総務長官から、この点についての御所見を一言承りたいと思います。
【次の発言】 そこで、非常に具体的に問題になるのは当面の人事院勧告でありまして、時間の制限もつけられておりますし、また同僚議員からもこまかく内容については質疑が行なわれるので、大綱についてだけ承っておきますけれども、せっかく国会開会中……
○上田哲君 防衛庁長官に防衛問題についてお尋ねをするわけでありますけれども、たまたま休会中のことであるし、一般国務についての二、三の点について、ひとつ国務大臣の立場からお伺いをしておきたいと思います。 その一点は「むつ」の問題であります。いまなお「むつ」は重要な段階を迎えているわけであります。長官は閣議の中でも、伝えられるところではかなり突き詰めた議論をされているということでありますけれども、このような事態を招いたのは、一に政府の姿勢の誤りにあると思います。たとえば、科学技術庁長官の地元に対する姿勢の問題を含めて今日政府の姿勢はきびしく問われていると思います。この点について、政府の責任をとる……
○上田哲君 十六日間にわたってアメリカの軍事情勢の視察をされて防衛庁長官が帰国されました。訪米に先立つ九月三十日の当委員会では、訪米について長官は対話が必要であるということでありました。個別な問題は後にお伺いするとして、どのような対話が米側とかわされたのかということを、骨子簡明にひとつまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ぜひそのように質疑をかわしていただきたいと思うのですが、伝えられるところでは、シュレジンジャー長官との会談の中心となったものは、あるいは成果は、安保条約の円滑な運用の確認であったと、こういうことであります。私の理解するところでは、もし安保条約の円滑な運用をはかろうとする……
○上田哲君 緊急体制で発足された三木新内閣に対して、最緊急課題であります石油問題にしぼって私は質問をいたしたいと思います。
総理は壁頭の所信表明演説で、特に一項を設けて石油問題に触れられたわけでありますが、石油の全政策体系の中に占める比重についてお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 最重要課題であると。そしてそれは、総理は所信表明では二項にわたって指摘されたと思うのでございますが、その真意を伺いたいと思います。
【次の発言】 総理の第一回の所信表明演説、私はたいへん美文調のものとして承ったのでありますが、特に最後に触れられた石油問題の骨子は、国際協調を旨としながら自主的な節減を努力す……
○上田哲君 私は、昨晩北京から帰ってまいりまして、かの地の教育制度なども見聞をしてまいりましたが、どの国でも、その国の青少年教育問題に示している熱意、これは共通のものだと感ぜられました。そんな気持ちも含めながら、民間人起用というようなことで非常に意欲とフレッシュな面で期待をされておられる大臣に、ひとつ斬新な意欲あふれる御見解を承りたいと思います。 それは、きょう私は時間の関係もありますから、入学試験問題、これは青少年のやはりナイーブな芽を阻害している要素になっているだろうという心配を含めて、この改善をどうすればいいかということを、まあ一部分だけ御質問をしたいと思います。 大臣は、大変原則的……
○上田哲君 ただいま議題となりました日本社会党提案の個人情報保護基本法案につきまして、提案者を代表し、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 御承知のように、個人の経歴を初め個人生活の実態などにかかわる情報は、今日の社会のあらゆる分野において利用され、国民生活の維持について重大な影響を及ぼしつつあります。 すでに、政府、地方自治体においては、行政の必要から、あるいは国民の効率的管理の意図によって、膨大な個人情報がさまざまな機関に蓄積されており、一方、民間においては、個人情報がそれ自体商品として扱われ、その情報の帰属する個人を離れて第三者による情報の売買が進められつつあります。 特に……
○上田哲君 総務長官、恩給の質疑に当たりまして、私は大変非常識的かもしれませんけれども、ちょっとひっかかる言葉なんですがね、恩給そのもの。恩給という言葉は、これは古いんじゃないか。そもそもこれは歴史的に見ても、ことしは恩給制度の百年だそうでありますけれども、意図するところが恩恵的給与であるのか権利であるのかと、このあたりが大変あいまいなまま百年を経過したのではないか。ある程度熟している言葉をもとに戻せということだけではありませんけれども、その辺のところに恩給というものが大変二次的な給与体系の中では幹となり得ないことになるのじゃないかと、そんな気持ちがしてならぬのであります。 言葉の問題だけで……
○上田哲君 関連。 理を分けて野田委員が質問しているんですよ。初回のことでびっくり仰天の話はまあいい。それでも一般論としてはそんな許認可事務の技術論の話だというところで逃げる話とは違うんです。特にこれはどっかに原爆がありましたとか、大変な記号のついている秘密兵器があるけど、その内容を知らせなんという話じゃないんであって、当然な、もし大げさに言うならば、外交ルートの中で解消し得る外交関係の問題でもあり、また、いま指摘されたような問題なんというのは、きわめて何といいますか、内部的な処理の中で事務的に技術的に解決できる問題ですよ。しかも、指摘されているように十カ月前からこの委員会で議論をされておっ……
○上田哲君 関連。 ただいまの総理の見解は、四十七年十一月に出されております政府の統一見解、戦力に関する統一見解を解釈を変えるものだという疑義が生じます。したがって、その四十七年十一月政府統一見解を下敷きにして、ひとつ新内閣としての総理の見解を確かめておきたいと思います。で、具体的に二点にしぼって伺いたいと思いますけれども、ただいまの論争の中から。 第一点は、前の田中内閣、田中総理は――まず諸外国との比較をいま総理は言われましたけれども、今日世界的に承認されているデータに従っての防衛費のランキングで申しますと、第一位はアメリカに発して、アメリカ、ソビエト、中国、このビッグスリーのあとにドイ……
○上田哲君 まず、防衛構想の基本方針につきまして政府の見解をただしていきたいと思います。
そこで、総理、あなたは、軍事力増強の方針をこれまでのベース、一次防、二次防、三次防、四次防まで、倍、倍で来ましたね。こういうペースで今後ともお考えになりますか。
【次の発言】 そんなことを聞いているのじゃないんです。四次防の次に五次防が来るかどうかの質問ではなくて、一次防から四次防までは倍、倍、倍で来ているんです。こういう増強ペースを今後もおとりになるのかどうかということです。
【次の発言】 増強の方向ではあるけれども、これまで一次防から四次防までの一定のあのぺースよりは落ちていくというふうに受け取って……
○上田哲君 全く逆ですよ。二千五百戸というのはプレハブの全部の四分の一。業者は四十ある。そのうち七つが中心であって、しかもミサワホームはずば抜けて二千五百というのをあらかじめ決めている。そこへ公庫側が歩み寄ったという癒着そのものがここに出てくるわけです。私は、まさに庶民の家を建てたいという欲求、そのための金融公庫の融資を受ける道が大手業者のチャンネルを通らなければ全く不可能になっているという実態について激しく怒りを感ずる者です。建設大臣いかがですか。
【次の発言】 お答えをお変えになることはないと思いますから、そのこと自体でなくて、問題を広げます。
五万戸の融資全体枠、この件について、庶民の……
○上田哲君 関連。 雫石の事故についての判決を受けて、いま総理以下関係大臣の、二度とこうした事故を起こさないように努力をするというお話があったわけでありますけれども、その決意が、言葉だけではなくて、具体的な施策としてあらわれてくるかどうかということを具体的にお伺いしなければなりません。今回の判決についていろいろな意見はあるでありましょうし、また控訴というような話も聞いておりますから、争うべきところの見解をお持ちであろうとは思いますけれども、争うことのできない重要な一点は、民間機優先という原則がはっきり出たことだと私は思うのであります。この限りにおいて、今後の事故を徹底的に、これはまさに徹底的……
○上田哲君 ちょっと簡単に。
防衛庁長官、この件について近々シュレジンジャー国防長官と話をされて検討される予定がありますか。
【次の発言】 そこでこれをやるんですか。
【次の発言】 先般御質問をいたしました際には、とうてい思い当たるところがないと、こういうことでありました。調査の結果を承りますと、それとは全くかけ離れた非常に注目すべき諸点が明らかになったと思います。
第一は、防衛局長が明らかにいたしましたように、従来から議論をされていた周辺二十五万トンの艦艇総トン数による海上防衛、これはそれ単独では防衛構想は成り立たないのであるということがここで明確に報告をされました。つまり、これは防衛局……
○上田哲君 総理、いま防衛庁長官の答弁のように、非常に重大な段階に来ているわけです。そこで、ぜひ御理解をいただいて御答弁をいただきたい問題は、つまり陸海空三幕と申しても、空と陸は更新整備ですから、古いものを新しくするという整備の方向に向かっておりますけれども、海は別なんです。これは前の防衛庁長官の山中長官が退任に当たって、ついに海は不可解なりという言葉を残したのが防衛庁内局に残っているわけです。二十五万トンで何ができるかということを突き詰めていきますと、これは結局きょうの御答弁のように、第七艦隊の制海を前提とするということになってきて、そこに具体的なつながりということが出てこなければならぬとい……
○上田哲君 関連。 改ざん、いわゆる改ざんされたかもしれないという問題ですね。これは事実関係として非常に重要ですから、むしろ私は委員長に申し上げなきゃならないと思いますけれども、単に手続の問題とか、事務上のミスとか、そういう問題になってしまって、たとえば、速記さんが失敗したみたいなことになられたんでは、問題が歪曲、矮小化されてしまうと思います。で、私は、そのことはぜひひとつ客観的に、質問者である田議員と委員長、並びに政府その他の間で詰めていただくことを委員長にお願いをいたしまして、これは非常に重大な問題だと思います。 しかし、それだけでなくて、この際、一つ私は申し上げなきゃならぬと思うのは……
○上田哲君 関連ですから問題をしぼって言いますので、ひとつ、きちっとお答えをいただきたいと思います。私は内容についてのみ申し上げます。 第一。そこで防衛庁長官にまず……。海域分担については取り決めをなるべく近い将来にやりたいと御答弁になったのを、海域分担については取り決めをしないとおっしゃるわけですね。したがって、今後シュレジンジャー長官と日本でお会いになるか、向こうでお会いになるかも含めて、海域分担取り決め協定は行わないということを、きちっとここで御確認になるわけですね。これが一点。 法制局長官。三十五年の安保国会以来これだけははっきりしていることは、集団自衛権の発動は違憲である、これは……
○上田哲君 委員長、関連。 峯山委員の質問ですべては尽くされているわけでありますけれども、特に私が一言付言したいのは、一会派の見解ではないのでありまして、これは本日の委員会の開会に先立っての理事会の中でも正式に確認をされまして、この内閣委員会の主管事項として、この種の機関についての行政当局の十分な責任ある措置が講ぜられねばなるまい。本来はいまのお話にもありましたように、行管長官等々に、もっと具体的に各論的にもたださなければならないところでありますけれども、きょう懸案となっております法案の処理の問題とも絡んで、ぜひともひとつその辺の経過を飛ばして決着の姿勢を承りたいと私どもは共通して考えたわけ……
○上田哲君 関連。
宮之原委員の御指摘のように、この問題は前国会で大きな議論となりまして、なお結論、御報告をいただいていない部分が多いわけでありますから、関連してなるべく簡潔にお尋ねをいたします。
まず、二つの銀行窓口を処分されたという話なんでありますけれども、その根拠法あるいは規定、それがどういうものに基づいて行われたのか。
もう一点は、このことについて住宅金融公庫、建設省には責任はないのか。
まず、そのことをお答えいただきたい。
【次の発言】 条項だけでいいですよ。
【次の発言】 いいです、要らないから。条項でわかるから。
○上田哲君 外交問題についてお尋ねをいたします。 私ども社会党は、このほど十八年ぶりのアメリカ訪問を初めといたしまして、イギリス、スウェーデン、イラクあるいはPLOを歴訪してまいりました。私はこれを野党外交だと思っております。野党外交というのは、第一に野党のわれわれもまた相手の国へ行って内閣の悪口を言ってくるのじゃなくて、ナショナルインタレストに立ってその議論を進めてくるということ。第二に、その話し合いに果実があれば持ち帰って、それ以降のわが国の外交政策に大きく資するために、ナショナルコンセンサスに至り得るための大きな議論を進めることだと思っております。この野党外交の考え方、そして、この野党……
○上田哲君 PLO問題につきまして、さきの十月三十一日の本委員会の討議と、政府の答弁、及びふさわしい工夫――外交上の利益を損なわないようあえてその具体的な内容についてはここで触れませんか――そうしたすべての経過を受けまして、私は、これを注目しておりましたPLOに対しまして、この委員会中にその反応が得られるように緊急の連絡をとりました。そして本日までにPLO側からここに返信が届いております。その要旨は、「この委員会における日本政府の発言及びその後の経過は検討に値するものであり、初めて重要な段階に入ったと認識する」というものであります。政府は、この認識を歓迎されるでありましょうか。
○上田哲君 関連。 いまのお答弁ですが、ちょっと確認をしておきたいのですが、そういう分明にならない経過があると。で、いろいろ御調査になったわけですが、その御調査の中で、当時の防衛庁長官が総理のところへ陳情に行かれた。FST2改の国産を固めなきゃならぬの、だということであったと言われる。それはそのとおりだと思います。FST2改を固めるという、そこまでかけつけなきゃならない理由ですがね。T2は大丈夫だと、これはもう当然大丈夫なわけですね、その当時の固まり方から言っても。ところが、FST2改というのはまだ危ないと。危ないという理由が何だったのか。ここのところが、防衛庁長官がそれほどにして駆けつけな……
○上田哲君 海原さんが有数な軍事専門家として、またこのPXLの重大なポイントに立っておられた方としてようやく出てきていただいたので、私どもここでわれわれの立場をはっきりさせておきたいと思います。 われわれはPXLはあなたとは違う立場、理由でありますけれども、そもそも要らないと。輸入であったらいいとか、国産であったらいけないとか、その逆であるとか、こういう立場はありません。これは、まあ理由は全然海原さんとは違うわけでありますけれども、しかし、いまここで議論するのは輸入と国産の問題をめぐっていわゆるロッキード事件の疑惑があると、その問題を追及することであります。まあ海原さんにその不要論自身の議論……
○上田哲君 伺います。 私は、PXLをめぐっていま焦点が合わされている十月九日の二十分、それが何であったのかと、それからたとえば海原さんの猛烈なあの七日からの動きが何であったのかというところに焦点を合わせながら、実は防衛庁がそこでどういう役割りを果たさしめられたかと、せしめられたかというところをちょっとあなたの具体的な事実の証言によって明らかにしたいんです。 そこで、ひとつ具体的に具体的は伺いますけれども、もう一遍伺うんですが、一年も二年も前からPXLは輸入がいいか、国産がいいかということについて、防衛庁が考えていたこと、大蔵省が考えていたことというようなことは別にして、予算の要求と政策の……
○上田哲君 法務大臣にお伺いをいたします。 われわれは野党四党の国対委員長会議を開きまして、この特別委員会に証人が呼べないという状況について厳しい分析と態度の協議をいたしました。私どもは、そのことに対して、証人が呼べないという事態を大変残念に思っているわけであります。一日も早く国政調査権の発動として証人喚問、証人尋問ということが行われるように強く要求をするものでありますが、同時に、法務大臣が地方遊説の中で、はなはだ黙過しがたい発言をされたということについて、私どもは重視をいたしております。 伝えられるところでは、与党のみならず野党側にも疑いがあるという趣旨の発言をされたというふうに承ってお……
○上田哲君 社会党の締めくくり総括質問の立場で、私はロッキード問題に集中をしてお伺いをいたします。 いま最大の疑念と言うべきものは、ロッキード問題がうやむやになるのではないかということです。衆議院予算委員会以来の今日まで、特にいわゆる正常化の後に開かれた本予算委員会の政府答弁を承っておりますと、もはやロッキード、うやむやの道をひた走っているのじゃないか、これは私は非常に人々の見るところだと思うのであります。ロッキードがうやむやになるということは、民主政治の破壊であります。議会制民主主義そのものをかけた大きな危機がここにあると思います。これは一に私は総理の決意にかかっておる、こう思います。総理……
○上田哲君 法務大臣、この中間報告を読みましてまことに失望、憤激、落胆、不信。法務大臣、これ八カ月ですよ、あなたもそこに座って八カ月。二月五日の朝、海を渡ってチャーチ委員会から第一報が入ってから、私たちだけではない、国民全体の、この問題だけは真相を解明をし切らなければならないという気持ちで進めてきた努力。八カ月待ってここに私たちがきょう手にしたもの、政治不信をあおるものではありませんか。真相究明などという言葉はこの中に一言でもまじめに語られるでありましょうか。私は、きょうここに三木総理の御出席がないのは残念でありますが、あなたはきょう内閣を代表してと衆議院での御答弁もありましたから、当面、あな……
○上田哲君 総理、この国会は八カ月余りに及ぶロッキードの真相究明を、本当にその名に値する真相究明、徹底的に解明するために開かれたと言ってもいいと私は信じております。そのために本院では、先月の二十八日私自身が総理に対して代表質問を行いました。あのとき私は、これはロッキード隠しではないかと、遂にそういう心境に達した再質問、再々質問をしたのでありますけれども、自来一月近く、今日総理に対して結果的にはロッキード隠しではないかという声は、野党の立場というようなことではなくて、国民の声になっていると私たちは判断をいたしております。きょう開かれるロッキード特別委員会は、総理に対し、その真意をただす恐らくは数……
○上田哲君 関連。 総理、話が全然食い違っております。三点ばかりきちっと再整理してお答えをいただきたいんです。 第一は、児玉ルートか丸紅、全日空ルートかという問題をお伺いしたのではないし、総理もそのことを御確認になっているわけです。児玉ルートは残っておりますと、これは政府の言われるところです。しかし全日空、丸紅ルートは終わりましたと、こういうことになった。それはトライスターが大体終わったということであるという整理の当委員会の長い経過の確認なんです。そこで残っている児玉ルートのことはしばらく置いておくと、全日空、丸紅ルートについて十分な報告がなされているかどうかということについて、総理自身の……
○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。 議事に入る前に一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、私は社会労働委員会の委員長に選任されました。折から、春闘激動のさなか、重責を担い、事に当たる日々は、まことに身の引き締まる思いであります。また、その立場で本日皆様の前にごあいさつができることを、大変光栄に存じております。労働、福祉を初め、社会活動の基底にかかわる諸課題に全力で取り組む決意でありますので、どうかよろしく御鞭撻、御協力いただきますようお願い申し上げます。 心組みの一端を申し上げ、ごあいさつといたします。(拍手)
○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
社会保障制度等に関する調査を議題といたします。
この際、厚生省の政府委員から発言を求められておりますので、これを許します。厚生省持永会計課長。
【次の発言】 これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 答弁にならぬぞ、そんなことは。
【次の発言】 医務局長、時間がないんだから、そんな専門家としてわけのわからぬことを言ってはだめだよ。もうちょっとしっかりした答弁をしてください。
【次の発言】 委員長から要望いたします。
ただいま問題になりました未熟児網膜症の問題は、世論が大きく注目している重大……
○委員長(上田哲君) 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時から再開することとし、休憩いたします。
午後零時三十九分休憩
【次の発言】 ただいまから社会労働委員会を再開いたします。
この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、今泉正二君が委員を辞任され、その補欠として福井勇君が選任されました。
【次の発言】 午前に引き続き、雇用保険法等の一部を改正する法律案を議題といたします。質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(上田哲君) この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、河田賢治君が委員を辞任され、その補欠として小笠原貞子君が選任されました。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時二十分から再開することとし、休憩いたします。
午後零時二十三分休憩
【次の発言】 ただいまから社会労働委員会を再開いたします。
この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、中村利次君が委員を辞任され、その補欠として和田春生君が選任されました。
【次の発言】 午前に引き続き、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案及び国民年金法等の一部を改正する法律案を便宜一括して議題……
○委員長(上田哲君) いいですか。
【次の発言】 他に御発言もなければ、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案及び国民年金法等の一部を改正する法律案に対する質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案を議題とし、これより討論に入ります。――別に御発言もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案を問題に供します。本案に賛成の方の挙手を願います。
【次の発言】 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可……
○委員長(上田哲君) この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、中沢伊登子君及び小平芳平君が委員を辞任され、その補欠として柄谷道一君及び内田善利君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時再開することとし、休憩いたします。
午前十一時五十二分休憩
【次の発言】 速記とめて。
【次の発言】 速記起こして。
【次の発言】 この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、今泉正二君が委員を辞任され、その補欠として最上進君が選任されました。
【次の発言】 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。
○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
昨二十五日、内田善利君及び最上進君が委員を辞任され、その補欠として小平芳平君及び今泉正二君がそれぞれ選任されました。
また、同日、長谷川信君が委員に選任されました。
また、本日、柏原ヤス君及び沓脱タケ子君が委員を辞任され、その補欠として内田善利君及び橋本敦君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、理事に二名の欠員を生じておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により……
○委員長(上田哲君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る五月二十七日、橋本敦君、戸塚進也君、福井勇君、中村登美君、堀内俊夫君、及び福岡日出麿君が委員を辞任され、その補欠として沓脱タケ子君、鹿島俊雄君、今泉正二君、橋本繁蔵君、玉置和郎君及び森下泰君がそれぞれ選任されました。また、本日、森下泰君が委員を辞任され、その補欠として宮田輝君が選任されました。
【次の発言】 労働安全衛生法及びじん肺法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は順次御発言願います。
○上田哲君 新しい脅迫という言葉の中に、マスコミの報道についての御言及があったわけですね。マスコミがセンセーショナリズムに走るというような点が指摘されるのならば、これは大いに反省を求めなきゃならぬところであろうと思います。しかし、公害報道に関しては、これは大いにひとつ社会にその問題の注意を喚起するということは、まだ決して十分だとは私どもは考えておりません。とりわけ、このイタイイタイ病に関して言うならば、どちらかと言えば報道は、たとえばあの萩野医師の努力等々に比べるなら、その報道は遅きに失したとすら思っているわけでありまして、そういう意味での、むしろ私はマスコミにも大変造詣の深い桶谷先生がさらに……
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