上田哲 参議院議員
9期国会発言一覧

上田哲[参]在籍期 : 8期-| 9期|-10期-11期
上田哲[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは上田哲参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院9期)

上田哲[参]本会議発言(全期間)
8期-| 9期|-10期-11期
第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 参議院本会議 第20号(1973/06/15、9期、日本社会党)

○上田哲君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました防衛二法案につき、総理大臣及び関係大臣の所信をただしたいと思います。  私は、これまで多くの機会を通じて、わが国の自衛隊がいまや近代戦遂行能力を具備するに至っている、つまり憲法九条に禁止する戦力を保有するに至っていることを明らかにしてまいりました。  ここでは、政府のいわゆる防衛政策が、一つには対米関係において無理押しの肩がわりを進め、もう一つ国内的には、いまや全く時代錯誤の軍事優先体制を深めようとしていることを明らかにしつつ、この両側面から政府の姿勢を問いたいと存じます。  まず、対米関係において総理にお伺いを申し上げたい。  ……

第71回国会 参議院本会議 第36号(1973/09/22、9期、日本社会党)

○上田哲君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提出されました防衛庁長官山中貞則君の問責決議案に、賛成の討論を行ないたいと思います。  私がこの問責決議案に賛成をする論拠の第一は、すでに論理的にも実体的にも完全に破綻し去った日本の軍事防衛構想を、さらに強引に推し進めようとする態度そのものにあります。  今日の日本の自衛力は、たとえば防衛費そのものについて見ましても、イギリス「ミリタリー・バランス」の示すところによれば、たとえば、かの三次防中葉においては、世界の第十三位でありました。インドの下でありました。四次防に入らんとするに至って、十一位のランクを得、今日四次防二年目にして、すでに世界の七位……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 参議院本会議 第20号(1974/05/10、9期、日本社会党)

○上田哲君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました内閣法の一部を改正する法律案並びに国際協力事業団法案につきまして、わが国の対外経済協力のあり方、それに伴う企業の海外進出のあり方、さらに内閣の行政運営のあり方について、田中総理以下に若干の質問を行ないたいと存じます。  田中総理が国政を担当されて一年十カ月、この間の内政上の諸政策が今日一点に凝集するところは、史上かつてない悪性インフレであります。物価狂騰を招き、石油値上げを発火点として電力、私鉄の値上げ推進政策によって、まさに第二インフレ段階に入ったと考えます。まじめに働く国民にとってまことに憤りにたえないところであり、私はこ……

上田哲[参]本会議発言(全期間)
8期-| 9期|-10期-11期

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委員会発言一覧(参議院9期)

上田哲[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第閉会後1号(1971/09/17、9期、日本社会党)

○上田哲君 沖繩返還国会、批准国会といわれる国会があと余すところ一月のうちに迫っておりまして、山中長官も昨夜帰られたそうですが、概括的にひとつ伺っておきたいと思います。  まず、沖繩返還の時期であります。政府は来年四月ということを繰り返し申されておりますけれども、先般公表されたアメリカ下院歳出委員会の対外活動分科委員会の秘密聴聞会、三月二十三日、この証言記録によると、ランパート高等弁務官とレアード国防長官が七月一日ということを述べております。この点についてはどのようにお考えになりますか。
【次の発言】 たいへん示唆に富むお話し合いだったと思うのです。ランパートさんがそういう発言をされたというこ……

第66回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1971/07/24、9期、日本社会党)

○上田哲君 防衛庁と外務省当局に御見解をただしたいと思います。質問の通告をしておりましたが、外務大臣がお見えになっておりませんので、ひとつ外務省当局は大臣のかわりにしっかり御答弁いただきたい。  ニクソン・ドクトリンを背景に置いてニクソンの北京訪問、こういう新しい事態になりました。このことはきわめて端的にいえば、これまでの日本の自衛隊、日本の軍事力を含んだ冷戦構造、米中冷戦構造というものが大きく転換をするということになるものと理解をします。そういう理解ないしは期待の上に立つ中で、たとえば佐藤総理もまた、ニクソンの北京訪問はアメリカにおける中国承認を意味するものであると見解を表明されておられます……

第66回国会 内閣委員会 第1号(1971/07/23、9期、日本社会党)

○上田哲君 新防衛庁長官が就任をされましたので、従来からの種々の懸案に基づきまして、新長官の基本的なお考えについて二、三お尋ねをしたいと思います。  第一に、先般アメリカのレアード国防長官が来日をされまして、総理をはじめ新旧防衛庁長官と話し合いをされたわけでございます。レアード長官が訪日されて話し合いをされたことの中心は、去る三月にアメリカが発表した国防報告、こうした中に盛り込まれております、いうところの総合戦力構想、こういう考え方を日本側に説明をするものだというふうに了解をしております。こうした理解について、防衛庁長官と認識を共通することができるのでありますか。

第66回国会 内閣委員会 第閉会後1号(1971/08/02、9期、日本社会党)

○上田哲君 ただいまのごあいさつの中にもありましたように、世界史上最大の事故が起きました。  三十日に事故が起きましてから、国会で隣衛庁長官がその報告をされる、所信を表明されるのが四日目の本日が最初であります。就任早々の長官ではありますけれども、この事故の概要について御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 ただいま防衛庁長官から、事故の概要ということで御報告いただきました。この委員会が事故発生直後から防衛庁の責任者の出席を求めてつぶさに御報告を承りたいと申し上げたのに対して、はなはだ理解しがたい理由を連ねて、ようやく今日にしてこの機会を得たということについても不満を持つわけでありますが……

第66回国会 内閣委員会 第閉会後2号(1971/08/17、9期、日本社会党)

○上田哲君 航空史上最大の事故が発生をいたしまして直後中断をされていました訓練飛行が、このほど再開をされました。低高度の訓練空域が設定をされたのでありますけれども、この点についてお答えいただきたい。  まず、運輸大臣からお伺いいたしますが、このたび設定をされた低高度訓練空域によりまして、事実上民間機の出発、進入、待機などの計器飛行方式がたいへん制限をされてきたという問題が一つあります。もう一つは、この訓練空域というものが事実上制限空域として扱われる、こういうことになってまいりまして、計器飛行の空域を狭める結果になってきている。こういうような状況の中から、問題の管制官のロードが非常に高まっておる……

第66回国会 内閣委員会 第閉会後3号(1971/09/25、9期、日本社会党)

○上田哲君 冒頭に、委員長を含めて当局側に要望を申し上げておきたいと思います。  本日閉会中の内閣委員会を招集されるにあたりまして、私どもは質問者の立場から、防衛庁長官及び運輸大臣の出席を求めておりました。その決定は十七日に行なわれているわけでありますけれども、運輸大臣の出席ができないという旨の通告がありましたのは二十二日過ぎになっております。運輸大臣の出席が不可能であることはやむを得ないとしても、その場合審議を進めるために、本来の問題であります、本委員会の課題であります全日空機の事故についての調査委員会からの御意見あるいは経過報告を求めたい、こういうことで折衝を続けてきたわけでありますけれど……

第66回国会 内閣委員会 第閉会後4号(1971/10/07、9期、日本社会党)

○上田哲君 全日空機事故調査委員会の山県委員長以下におかれましては、長期にわたりまして現地でつぶさに実情あるいは事故原因究明に当たられておりまして、たいへん御苦労さまでございます。  そこで、まだ最終結論には至っていないと承っておりますが、今日までの段階において、ひとつ御質問を申し上げたいと思います。  最初に伺いたいのでありますが、事故調査委員会が事故発生以来航空自衛隊の松島基地や岩手県全日空等々関係機関におもむかれまして種々調査をされていると承っておりますけれども、各関係機関から委員会側の望まれる資料の提出あるいは協力等について遺憾なき状態でありましょうか、いかがでありましょう。


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 議院運営委員会 第7号(1971/11/06、9期、日本社会党)

○上田哲君 決議案の発議者として発言をさしていただきたいと思います。  アメリカ時間の十月二十七日の午前十一時に、アメリカ国務省のスパイヤーズ政治軍事局長がアメリカ大使館の山崎参事官を招きまして、アムチトカ島の実験命令についての大統領令ですか、を通知をいたしました。その直後に私は国務省を訪れまして、日本社会党及び原水禁の署名をいたしましたニクソン大統領あての抗議文を手交いたしました。これは、二十七日までは大統領が実験を差し控えるということをあらかじめ出しておりましたので、逆に読み取れば、二十七日には命令解除になる、こういう読みもありまして、待機をしたわけでありますけれども、結果的に申し上げます……

第67回国会 内閣委員会 第3号(1971/12/02、9期、日本社会党)

○上田哲君 那覇市の下泉町の二の六十九の泉荘三百二号の報道カメラマンの吉岡攻氏が、去る十一月十八日の午後三時半から令状による家宅捜索を受けました。そして報道写真のフィルムを押収されております。吉岡攻氏は一般の報道カメラマンでありますけれども、ここにもありますように朝日新聞の週刊朝日あるいはアサヒグラフ等から委嘱を受けて取材をしている公知の報道カメラマンでありますし、これまで平凡社の「太陽」で著名な太陽賞等も受けているりっぱなカメラマンであります。このカメラマンが突如としてこのような家宅捜索を受けた。これは日本国国籍を有する沖繩における人権の問題と、とりわけ昨今非常に問題になっております、報道用……

第67回国会 内閣委員会 第4号(1971/12/07、9期、日本社会党)

○上田哲君 報告の内容はまことに不満でありまして、質疑をしたいと思いますけれども、国家公安委員長の時間が制限されておるそうでありますから、国家公安委員長の御出席の時間の部分だけ、他の件について質疑をするため、私は後刻に質疑を譲ることといたします。
【次の発言】 国家公安委員長の時間がないそうですから、結論的に、さかさまになりますけれども、一言だけ御見解を承ります。  沖繩のカメラマンに対する不当な家宅捜索の問題につきまして、ただいまの御報告は、まことに前回の委員会で指摘した項目にほとんど答えておられませんので、このあと政府委員に質疑をいたしたいと思いますけれども、国家公安委員長は、このように明……

第67回国会 内閣委員会 第6号(1971/12/16、9期、日本社会党)

○上田哲君 無機材質研究所の問題について御質問をするわけでありますが、質問時間の調整、制約等がありますので、これに関連して一点ABCC問題について御質問を申し上げます。  広島と長崎にあるABCC、原爆傷害調査委員会の問題については、一九四六年十一月、アメリカ大統領指令によってこの施設が設けられて以来非常に長い年月が経過しているわけでありますけれども、いまもってこの施設の目的とするところが十分に把握されていないうらみがあります。この段階で、なおABCCの存続問題がドルショックなどともからんでにわかに浮かび上がってきています。この点について御質問をしたいわけでありますが、最近ABCCについては、……

第67回国会 予算委員会 第6号(1971/11/08、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  総理にお伺いをいたします。  ただいま国連の問題あるいはアメリカ上院の問題が焦点になっておりますが、政府の対外情勢の分析その他の把握については、たいへん私はあいまいな、正確でない点が多いように思います。その点について二、三お伺いいたしたいと思います。  私自身が、このたび国連のアルバニア決議案が議決される瞬間に、野党ではたった一人立ち会ってまいりました。その前後の事情をつぶさに目撃いたしますと、まことに日本外交というものの誤り、ミス、あるいはこれから先のむずかしさということを実感をいたしました。共同提案国に政府が踏み切られたということについて、このこと自体は、そのときの問……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 内閣委員会 第4号(1972/03/14、9期、日本社会党)

○上田哲君 一再ならず、衆議院段階で四次防の空白が続きましたし、いまもって確たる御答弁に接していないというふうにわれわれの考えるところが数多くあります。これを一言で言えば政府側のすべて責任に帰することであるというような大まかな御見解の表明もあるようでありますし、集中的には当事者である防衛庁長官が反省するという態度も示されているようでありますから、本院では、予算がいま衆議院にある段階ではありますけれども、担当委員会として内閣委員会が初めて当局からその見解、姿勢を問う場でありますから、今日までの経過を踏まえて、特に立川、沖繩問題を中心に、防衛庁長官の反省のことばをまず承りたいと思います。

第68回国会 内閣委員会 第5号(1972/03/16、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。事実関係だけひとつお伺いしておきます。  四次防の原案については、かってに出したというようなお話がありましたけれども、四次防原案は、昨年度の予算委員会の最中にすでに確定的なものとして審議に付せられておりました。その後そのことについての議論があった後、国会審議に供するということのために、正式に、予算委員会が終局しない間に、防衛庁側から予算委員会に対して、すなわち国会に対して提出されております。かってに出されている、公にされているということではないというふうに私は考えております。  もう一つ、昨年十二月二十日の沖特委員会で、四次防原案は政府案としていつ提出されるのかということを私……

第68回国会 内閣委員会 第12号(1972/05/18、9期、日本社会党)

○上田哲君 先ほど総理は、ベトナム条項に関連して、沖繩返還が予定どおりいくかどうかたいへん心配しておったということを強調されましたね。これもよくわからないんです。批准書の交換をされてからは、福田大臣が言われたように、これはもうあと戻りのできないタイムテーブルの上に載ったのだとごあいさつもなさいましたね。批准書を交換されたらこれは心配もくそもありませんね。そうすると、総理が心配しておられたというのはいつのことですか。
【次の発言】 それは御答弁にならないんです。総理の心中、沖繩返還にかけた政治生命だということならば、 いろいろとお考えになることは総理でなければわからぬということでけっこうですよ。……

第68回国会 内閣委員会 第18号(1972/06/08、9期、日本社会党)

○上田哲君 佐藤内閣の中では、留任はされるでありましょうけれども、最後におそらく質疑をかわす機会だろうと思いますから、長官ぜひひとつ食い逃げをしないで、また次にもしかわる大臣がいたら、前の長官は十分に相談をしなかったからなどということではなしに、しっかりひとつきちっと在任中の整理をしていただきたいと思います。そういう意味で伺いますけれども、四次防ですね、四次防原案は一体いつごろできるのかということをあらためてしっかり承っておきます。
【次の発言】 ぜひ責任大臣として締めくくっておこうと、こういう……。
【次の発言】 どちらにせよ、こういうお考えは、それはそれで私もけっこうだと思います。そうなり……

第68回国会 内閣委員会 第21号(1972/06/16、9期、日本社会党)

○上田哲君 水口議員のあとを受けて御質問いたしますが、いまの長官の御発言からひとつ続いて承りたいのですけれども、できますかね、これは。どうも長官のお話の中にも、抵抗があって困るんだと言われるのですが、弱い者いじめされているよと言う人に、いじめているのはどこのやつだと聞いてもしようがないと思うんですけれども、しからばできるだけ早く成案を得てとおっしゃるのだけれども、どうも許認可というのは毎回毎回この委員会に顔を出すときの質疑、あるいはそれからあとの発展をながめておりましても、これはとうていいわゆる国会答弁に終始するだけで先にいかないのじゃないかと思うんですよ。これ、結論的には賛成法案なんでして、……

第68回国会 予算委員会 第3号(1972/03/31、9期、日本社会党)

○上田哲君 四次防の目玉の切り落としという政府修正によってたいへん異例なスケジュールでここまで来たわけです。そこで参議院の立場としてお伺いをしたいわけですけれども、二月二十五日の衆議院議長あっせんというものはやがての衆議院議長による凍結解除ということがポイントになっております。で、私どもの理解では、衆議院議長の凍結解除というものは、衆議院議長一人の判断というようなものではなくて、当然議運の一致した決定ということになろうかと思います。しかし、まあ、そうした見解を踏まえた上で、少なくとも二院制のたてまえからするならば、衆参両院に提案をされている四十七年度政府予算が政府の手によって修正されたその修正……

第68回国会 予算委員会 第4号(1972/04/04、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  三十一日に暫定予算の審議が行なわれまして、その際、私からこの秘密文書の漏洩と称する点について、外務省あるいは検察当局の間で犯人追求というような形でのプロセスが進んでいるのではないかということを質問いたしました。その際外務大臣の答弁は、ただいまの御答弁とはなはだしく食い違っております。私どもが了知しているところでは、蓮見事務官は三月三十一日、つまり参議院で暫定予算の質疑が行なわれ、具体的にそうした追求が本人のもとに進んでいるのではないか、こういう質疑を行なっていた当日であります。つまり外務大臣はその時点で、ただいま御説明になったような事態を十分に知っていたはずです。ただいま……

第68回国会 予算委員会 第5号(1972/04/05、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連して御質問します。  私は、西山記者の逮捕について、これが、報道の自由に対する公権力の乱用であると考えます。そこで総理にお伺いをいたします。きちっと項目でお伺いしますから、総理、ひとつ項目別にきちっとお答えをいただきたい。  第一に、外交活動を含む政府の政治行為の内容について、国民の知る権利は憲法レベルの保障を持つものであって、犯されてはならないと思います。これについて御同意でありましょうか。  第二点、報道関係も、もとより絶対権は有してはおりません。しかし、国民の知る権利を代表する社会的存在として、報道の使命に由来する活動の自由は、公共の利益に反しない限り保障されなければなら……

第68回国会 予算委員会 第6号(1972/04/06、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。
【次の発言】 総理は新聞倫理綱領について見解を示されました。この点について御質問を申し上げます。  総理の新聞倫理綱領に対する御見解は、結論を言えば、憲法レベルで保障されている知る権利という基本権を法律論に矮少化しようとするものだと私は思います。  まずその一点は、この新聞倫理綱領によりますと、第一項に確かに「公共の利益を害するか、または法律によって禁ぜられている場合を除き」ということがあります。この点を玉置委員は御質問になり、総理はこれにお答えになったわけでありますが、この場合の解釈は、つまり、「法律によって禁ぜられている」ということばの意味は、法律によって制限されること……

第68回国会 予算委員会 第7号(1972/04/07、9期、日本社会党)

○上田哲君 総理から、内容についてはともかくでありますけれども、とにかく答弁に苦労をされて、何とかひとつ形を整えて答えようという努力があったことは、半歩の前進だというふうに考えましょう。しかしながら、そういう立場で、ただいまの総理の御答弁の中には、少なくとも私どもがこれから、国益なりあるいは行政府の設定する秘密なりというものについて、討論をしていく出発点というものを与えられたということでは、大きくこれをとらえていきたい重大な御発言だったというふうに思います。  ただしかし、昨日委員会終了後に、私のほうの質問を具体的な文書にして提出を申し上げて、そして総理も、本予算委員会では初めてその答弁資料を……

第68回国会 予算委員会 第8号(1972/04/08、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  端的にお伺いをいたしますが、先ほどの総理の御答弁では、機が熟していないからという御発言がありました。一体、機が熟せば直ちに機密保護法を制定すべきだとお考えになるのか、それが一つ。  それから、総理は、今回の西山記者逮捕問題には関係がないのだということを強調されているが、かりに今日機密保護法が存在をしていたら、西山記者の逮捕はそれによって逮捕されることになるのだというふうにお考えになるのか。  第三点、今日機密保護法というような法律がない場合でも、今回の問題で世論の不安というものは非常に大きな政府の設定する秘密によって押しひしがれているという危機感に立っております。再三同僚……

第68回国会 予算委員会 第9号(1972/04/10、9期、日本社会党)

○上田哲君 委員長。
【次の発言】 西山記者釈放に関する東京地裁の決定に関連して御質問いたしますが、重要な問題でありますから、ぜひお許しをいただきます。  この決定で重要なことは、報道の自由は尊重さるべきだと決定は言っておりますけれども、この事件の争点となっております国民の知る権利と政府機密との関係、こういう問題については判断を示しておりません。つまり、本質的な争点は依然として国会の論議に持ち越されたと言うべきだと考えます。国益論などここで出てくるのはたいへん困ることでありまして、政府はこの決定をもってこれまでの論議の基本的な部分が解決を見たとするような考え方は厳に戒むべきだ、この点をまずきち……

第68回国会 予算委員会 第10号(1972/04/11、9期、日本社会党)

○上田哲君 沖繩協定について、国民の知る権利は全うされたとお考えでしょうか。
【次の発言】 いま国会で行なわれている国益論争をどのようにお考えになりますか。
【次の発言】 その見解は撤回されました。
【次の発言】 ええ、最近確かに出ましたけれども、撤回されました。
【次の発言】 言論の自由の問題というのが非常にいま大切な問題になっております。政府と言論機関との関係についてどのようにお考えでございましょうか。
【次の発言】 どうぞもうお帰りください。けっこうです。私、総理に質問しますから。
【次の発言】 総理、いまのお話をどのようにお聞きになりましたか。

第68回国会 予算委員会 第12号(1972/04/15、9期、日本社会党)

○上田哲君 蓮見事務官が釈放されまして、西山記者とともに起訴されたようでありますが、ふしぎに思いますことは、東京地裁の決定によって、出されていた拘置請求の理由である証拠隠滅、このことがもはや必要ないということで一方の西山記者が釈放されたにもかかわらず、何で蓮見事務官は今日まで、勾留期間いっぱい拘置されなければならなかったのか、御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 起訴が百十一条だけであるということになると、いま法務大臣の言われた、そのほかというところがよくわからぬのです。
【次の発言】 身元の引き受けですか。
【次の発言】 身元の引き受けは、御主人もおられますし弁護人もついております……

第68回国会 予算委員会 第15号(1972/04/19、9期、日本社会党)

○上田哲君 その点について、ちょっと関連してお伺いいたします。  このマラッカ海峡防衛論とか、それから石油などの船団護衛などということは考えられないということは、前に御答弁があるわけです。しかし、現在のレアドの発言なり、フェアリー司令官の発言をあわせて考えてみますと、この考え方は、主としてアメリカの全体戦力構想、ニクソン・ドクトリンの中核をなすトータル・フォース・コンセプトの構想そのものだという感じがするわけです。かたがた日本の四次防というものが、これから先、重点を置くのは海だということは、またまぎれもない御説明のとおりであります。そうしますと、防衛庁長官なり、日本自衛隊がどういうふうに考える……

第68回国会 予算委員会 第16号(1972/04/20、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  いまの御答弁、よく聞き取れなかったので確認をしますけれども、陳謝をしたか、しないのかというのをはっきりしてください。書いた記者はですね、佐々木委員に対して、陳謝をしていないと言っているそうです。そうするとですね、陳謝をしたと本人が言っていないのに、あなたのほうは、それを一方的に、陳謝したと了解するということはできないでしょう。陳謝をしたということは、本人の意思に基づいての行為ですよ。そういうふうに具体的にしっかり受け取った根拠は、それこそ裁判所のほうからはっきり出すべきですよ。どういう根拠で陳謝したということになるのかならないのか、そこを明確にしていただきたい。それが一つ……

第68回国会 予算委員会 第19号(1972/04/27、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  防衛庁長官の御答弁はまるっきりその核心に触れておらぬのです。飛行機の性能や航続距離などはこの際御説明いただかなくてもいいのでありまして、つまり、どうかと言えば、それは全部トータルをしたところで今日防衛庁側がひとつ有効な防衛構想をお立てになろうとすれば、現実性をそこには全く発見することができないという問題が防衛庁自身にあるのだということだと思います。関連質問だから前に戻って繰り返すことはやめますけれども、基本的に防衛庁のこの予算委員会なり分科会の答弁を通じて出てきたことは、基本的に新しい防衛構想あるいは防衛力整備計画をつくるについて、世界の雪解け状況というようなものも一つ踏……


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第69回国会(1972/07/06〜1972/07/12)

第69回国会 内閣委員会 第閉会後3号(1972/08/31、9期、日本社会党)

○上田哲君 国家行政組織法の観点から医療制度について伺いたいと思います。  問題は、国立病院の再編成の問題でありますけれども、国立病院が戦後、軍病院をそのまま転用して、たいへん古びた建物をそのまま移行して国立病院という名前になったという経過は意外に知られていないわけですが、そういう古い経過を、とにかく建物の面では一応まあ整備し終わったというのが二十何年というところでありましょう。きょうこの時間の中でしぼってお伺いをしたいのは、そういう国立病院というものがいま根本的な再編成の接点にある。その中で、九十をこえる全国の国立病院の中でたった二つだけ軍病院の転用ではなくてつくられた病院がある。これががん……

第69回国会 内閣委員会 第閉会後4号(1972/09/19、9期、日本社会党)

○上田哲君 運輸大臣が、非常に困難な時間配分の中で御出席をいただいたようでありますが、私も端的に御質問をしたいと思いますので、そのようにお答えいただくようにお願いします。  まず冒頭申し上げておきたいのは、ただいま苛烈さを加えております国鉄労働組合、動力車労働組合のいわゆる順法闘争、たいへんまああらゆる点からいま議論を呼ぶわけであります。その中で、運輸大臣が先般、公労法の改正を、スト権を与えるというような方向に含みを持たせて示唆をされた。これは私どもたいへん歓迎をしているところでありまして、いわばそうした方向がこういう大きな戦いの争議の収拾に役立つところが多かろうと思っていたわけでありますけれ……

第69回国会 内閣委員会 第閉会後5号(1972/10/17、9期、日本社会党)

○上田哲君 私も官房長官の御出席がありませんので、あらためてまとめてお伺いいたしたいと思いますが、建設大臣が御出席中にきわめて二、三の点だけについて御見解を承っておきます。  結論的に伺いたいことは、建設大臣の所管される道路行政の問題が安保体制を優先させるということのために屈服をしてしまったというふうに見てよろしいですか。
【次の発言】 過日のホノルル会談で、日米安保条約の円滑かつ効果的な実施を行なうという合意が成り立っているわけです。この合意ということを前提にすれば、安保条約の尊重というものが道路行政を上回ったと、安保体制の優先をここに認めたと、道路行政がここに屈服をしたと、こういうことにな……


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第70回国会(1972/10/27〜1972/11/13)

第70回国会 予算委員会 第3号(1972/11/10、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。
【次の発言】 適法であると強弁をされたり、あるいは法の解釈を曲げられるわけでありますけれども、ごり押しが惹起するさまざまな問題がございます。  木村国家公安委員長にお伺いをいたしますが、昨日の朝、その相模原で、新聞社の記者一人、放送局のカメラマン一人が、神奈川県警本部長指揮下の私服警官と機動隊員に取材妨害を受けた上、それぞれ一週間ないし二週間の負傷を負っております。この問題について見のがすことができないのは、すでに同じ場所で、同じ区域で、九月の十七日にも日本ニュース映画協会加盟社の報道関係者数名が、神奈川県警機動隊員から暴行を受けて、その抗議を受けた神奈川県警本部長が、この……

第70回国会 予算委員会 第5号(1972/11/13、9期、日本社会党)

○上田哲君 ただいまの政府見解は、憲法解釈、四次防につきまして、国民の合意を求める姿勢をみずから放棄することを宣言したものと言わなければなりません。第一に、その論理は最も初歩的な同義反復にすぎませんし、第二に、具体的な設問に答えず、政府の言う抽象とは具体性を回避するものにほかなりません。第三に、四次防の実体をおおい隠すもの以外の何ものでもありません。  この際、総理、合意に向かっての明確な態度を示されるという総理に、時間も制限されておりますから、ごく国民的な常識のレベルで、ぜひお考えを伺いたいと思います。  いま統一見解にいう戦力とは、素朴に言って戦う力だと、こういうことばがありましたが、しか……


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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 内閣委員会 第2号(1973/02/22、9期、日本社会党)

○上田哲君 もう一ぺん言ってください。曹です。

第71回国会 内閣委員会 第4号(1973/03/06、9期、日本社会党)

○上田哲君 私は、ただいま可決されました国家公務員の寒冷地手当に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自民、社会、公明、民社の四党共同提案にかかわる附帯決議案を提出いたします。  まず、附帯決議案を朗読いたします。    国家公務員の寒冷地手当に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   積雪寒冷地帯における公務員の生活の実態にかんがみ、今後における燃料価格の動向を含む寒冷増嵩費の実情等について十分検討を行ない、定額分および加算額の増額ならびに基準日後の世帯区分の変更等に応ずる支給額の調整について考慮すべきである。   なお、寒冷地手当の支給地域区分について継続して検討を行な……

第71回国会 内閣委員会 第12号(1973/06/14、9期、日本社会党)

○上田哲君 大臣のお時間もないので、きわめて簡単に一言だけ私のほうからも申し上げたいと思います。  各党のこれまでの数回に及ぶ審議の中で、ほぼ一致した見解になっているわけでありますが、私どものほうも、現地の戸田菊雄議員を中心にさまざまなデータ、意見が上がってきております。そういう立場で一言申し上げたいのでありますけれども、これまで述べられておりますように、塩釜の研究というのは全国注視の的でありまして、このことが成功すれば、ヘドロ公害を解消させる、水産加工業者、浅海漁業者の公害の悩みを一掃することに非常に大きな意義があるという認識をいたします。詰めて申し上げると、先ほど来お話が出ておりますように……

第71回国会 内閣委員会 第14号(1973/06/21、9期、日本社会党)

○上田哲君 私は、いわゆる大企業から各官庁に出向をされている数多くの社員並びに部員の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  これについては、かねてから何回かの論議が行なわれておりますけれども、政府の御答弁がはなはだ不十分でありますので、私もその点をひとつ踏まえながら御意見を伺っていきたいと思います。これまでの討議の中で明らかになっておることを簡単に押えておきたいのは、まず、こうした社員、部員たちは公務員ではない、しかし、一定の実務には携わっていると、こういうことのように理解をしておりますが、それでよろしいんですか。
【次の発言】 いやいや、もうそれはわかっていますから、私の質問に答えてく……

第71回国会 内閣委員会 第22号(1973/07/17、9期、日本社会党)

○上田哲君 山中長官を迎えまして久しぶりの防衛論議をすることになります。防衛庁では長官は切り札だそうでありまして、ひとつ、きょうは大いに議論を戦わしたいと思うのでありますが、包帯づきの長官でありますから少し気がひるみますけれども、(「遠慮なくやれ」と呼ぶ者あり)じっくりひとつやりたいと思います。  まず、お伺いをしたいのですが、この委員会周辺で聞こえてまいります話の中では、いま議論をされておりますいわゆる防衛二法案が、この二十九日にホワイトハウスに出かける田中総理訪米のための絶対的な条件である、あえて言えば、これなくんば、この法案を通しておかなければ何のかんばせあってかアメリカに相まみえんと、……

第71回国会 内閣委員会 第23号(1973/08/28、9期、日本社会党)

○上田哲君 質問を始めるに先立ちまして、私も大きな不満と憤り、あわせて、きわめて複雑な心境で本席に立つことを明らかにしたいと思います。  言うまでもなく、四十日前、私は、この席でこのようにして正規の理事会の決定に基づく日程の中で、野党第一陣としての質問を続行しておりました。突然に自民党による単独強行採決によって、議場が混乱のるつぼと化しました。委員長釈明にあります文言をつぶさに検討いたしましても、私どもはこれを完全にそしゃくし、納得をしたのではありません。私どもがいまここであえて質疑に立つゆえんのものは、一にかかって、なおかぼそくも残るであろう議会制民主主義の活路を見出したいという念願にほかな……

第71回国会 内閣委員会 第24号(1973/08/30、9期、日本社会党)

○上田哲君 本日は、道路問題、特に高速道路を中心に道路行政の根本問題について、できるだけ具体的な問題にも触れながら御見解を伺いたいと思います。  個々の問題もしっかりお答えいただきたいと思うんでありますけれども、まず最初にしっかりしておきたいのは、現代における道路哲学ということだろうと思います。近年の開発政策、日本列島改造論というようなものに象徴されるような、高度成長政策に基づく開発政策というものが、いわば利便というテーマに大きく促されて、総じて環境というようなものへの配慮を欠いてきたというところがいま大きく反省をされなければなりません。まあ自然とか、田園とか、都市の中のいこいとか、こういう問……

第71回国会 内閣委員会 第25号(1973/09/04、9期、日本社会党)

○上田哲君 きょうは国対レベルでいろいろ討議が煮詰まらない経過の上に立って、急速委員会が開かれる段取りになった趣でありますけれども、与党側がきょうの開会を強く要望されたにもかかわらず、質問者が要求いたしました政府の答弁責任者の姿が半数も見当たりません。はなはだ遺憾であります。質問としては十全を期しがたいわけでありまして、委員会の円滑な運営のために質疑を始めさせていただきますけれども、委員長及び与党理事におかれては、このような事態について激しく責任を痛感され、自後かかることのないように処置さるべきだと思います。御見解を承りたい。
【次の発言】 はなはだ不満でありますけれども、野党側としては、円滑……

第71回国会 内閣委員会 第27号(1973/09/13、9期、日本社会党)

○上田哲君 長沼判決を見まして、きわめて厳粛な気持ちで憲法に照らす質疑を行ないたいと思います。  その冒頭にあたって、政府に向かって一言御要望申し上げておきますけれども、憲法にかかわるきわめて重要な本件の質疑に際して、当然、両院における本会議の討議にまず付すべきものであると思います。また、本委員会の質疑にあたっても、当然、内閣総理大臣以下関係閣僚の御出席を求めなければならない基本的課題であると考えます。各党の話し合いの結果としてこのような取り計らいでありますので、一刻もゆるがせにできない問題として質疑に入りますけれども、まず、その点については強く冒頭政府に要望をいたしておきます。  さて、今回……

第71回国会 内閣委員会 第28号(1973/09/17、9期、日本社会党)

○上田哲君 発足当時から疑義のありました自衛隊について、その後二十年間国論も大きく亀裂を生じてまいりました。さらに、政府の増強が相次ぐ中で、この自衛隊が憲法に合憲であるか違憲であるか、この問題はいずれ司法の場から一つの回答が出されなければならなかった、こういうことが、まず、内容のいかんを問わず、言われると思います。いずれはこの決定が、判断が出されなければならなかったという見解について、総理はどのようにお考えですか。
【次の発言】 いまの、伺っておってよくわからぬのですが、非常に不明確な感じを国民が持っていたのは、いずれにせよ事実であります。これは、政府の側でも国民に十分に政府の合憲論が理解され……

第71回国会 内閣委員会 第29号(1973/09/18、9期、日本社会党)

○上田哲君 一言。  非常に重大なことだと思うんです。防衛医学というお話が出ました。これはあなたの単純なその場の言いくるめならすぐ訂正をしていただかなきゃならない。ところが、必須科目というようなお話が出た。これが講座の中に科目としてあるんなら具体的に科目名を出していただきたい。防衛医学なんということばは、少なくともまだわれわれの語彙にはありません。防衛医科大学というものをつくろう、そこにはカリキュラムがあるんですから、そのカリキュラムが具体化されなければ医科大学の内容は明らかにならない。たいへんそれが不明確であったけれども、あなたがそこで防衛医学ということばを、あなたのその場の思いつきじゃなく……

第71回国会 内閣委員会 第30号(1973/09/19、9期、日本社会党)

○上田哲君 先ほどの御答弁の中で二、三はっきりしておきたいことがあります。  これまでの防衛庁の御答弁では、周辺諸国に脅威なしというふうに私どもは承っております。これが脅威ありというふうに変わったんですか。可能性というようなことは、これはいままでそう不明確には使われていなかったわけです。わざわざ横文字を使って、プロパビリティーとか、ポシビリティーとか、潜在的ポシビリティーとか、いろんなことばが使われていたわけです。不特定の可能性というようなことばではなかった。はっきりしていただきたいのは、そういう可能性の度合いが変化したということをお考えになるのか。これが一つ。変化したとお考えになるのであれば……

第71回国会 内閣委員会 第32号(1973/09/26、9期、日本社会党)

○上田哲君 金大中誘拐拉致事件に関しまして、現職の自衛隊員が見張り役をしていたという問題についてお伺いをいたします。  この問題は、当局としては、これは私は防衛庁と捜査当局の両方にお伺いいたしますけれども、いつごろの事実を御存じであったのですか。
【次の発言】 そうすると、大体このミリオン興信所関係の問題については、捜査は終わっているというふうに考えていいですか。
【次の発言】 私どもが聞いたところでは、ミリオン興信所というところで、元自衛官の所長と、当時現職の自衛隊員の二人がこの問題に関与をしたと。ところがもう一人ですね、もう一人、現職の自衛官が主として関西方面を担当して活動したという情報が……

第71回国会 法務委員会 第23号(1973/09/20、9期、日本社会党)

○上田哲君 長沼判決が出まして以来、二週間ほどけみしました。その当時の政府の興奮ぶりもやや落ちつきを取り戻したと思います。何より大切なことは、この判決に対して、これを法理論的に見る見方と政治論的に対応するあり方と、この二つのあり方がしっかり区分されることであろうと思う。政府は、法務大臣の言われるように、被告という立場から大きく抗弁権を行使されることは当然なこととして、先ほど来の討議の中にもありますように、札幌地方裁判所の判決が控訴審によってその規範性をいささかも損することがないのは当然なことであります。拘束力を発揮し得ないだけのことでありますから。そういう意味では、法に対する、行政府と言わず、……

第71回国会 予算委員会 第5号(1973/03/17、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  総理にお伺いいたしますが、この核兵器の問題についての先般の総理答弁は、これまで政府の明らかにされておりました、戦略核ないし戦術核は持たないけれども小規模の戦場核については持つことは違憲でないという考え方を訂正をされて、たいへん、先ほどの安永委員のことばにもありましたように、政府の非核政策をたいへん徹底され、何歩か進めたものであるというふうにわれわれは理解をしたわけであります。で、今日やはり総理の議事録を拝見いたしましても、やはり、ことばの正確な意味合いを理解する限り、そのようにしか理解ができないとわれわれは思っております。その意味で、元来、われわれと政府との間には、この戦……

第71回国会 予算委員会 第7号(1973/03/20、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。
【次の発言】 総理の御答弁は混乱がございます。いま憲法解釈と政策判断と、ということを言われたんでありますけれども、そこが根本的に混乱をいたしております。で、つくらず、持たず、持ち込ませずというのは非核三原則という政策判断、総理はそこを言われているわけです。そこで、安永委員への御答弁の中でも、そのことを繰り返しておられまして、私は法理論として改めたものではないと言うわけです。ところが、その前の総理の御答弁を読んでみますと、「私の考え方は、核というものはこれは攻撃的な兵器でございます。相手が使ってくるからやむを得ず受けるんだからということをいっておる国もございますが、しかし核は……

第71回国会 予算委員会 第8号(1973/03/22、9期、日本社会党)

○上田哲君 戦力問題について論争をいどみたいと思うのでありますが、それに先立って、二、三の問題が緊急に発生しておりますので、御見解を問いたいと思います。  まず、陸上自衛隊の岩手駐とん地で、一尉が部下の陸士長を車ではね、しかも、その事件を隠滅するために死体を埋葬して盛岡警察署に逮捕されると、このような事態が発生していると聞いておりますが、その内容について御報告をいただきたい。
【次の発言】 一尉というのは指導官でありまして、指導者が上官が部下をはねてその死体をかってに埋めて事件の隠滅をはかる、これは市民生活それ自体としても許されない問題であります。しかも、自衛隊の中で上官が部下にこういう処置を……

第71回国会 予算委員会 第10号(1973/03/24、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  問題は、防衛庁の専門家と称する防衛局長が、一般的には爆弾であり冒すと言っているのですよ。さて、その一般的にはというのはどういうことですか。防衛庁としては、一般的以上に、具体的には調べることができるんですか、知らないんですか、これが一つだ。  それから、外務省は調べるとおっしゃる、事実を確認をしてから具体的な処置をとるとおっしゃる。いま問題になっているのは、確認できるならばどうするかということが一つあるんですけれども、そのもう一つ前に、確認できるのかできないのか、どうやって確認をするのか、それをはっきりしていただきたい。つまり航空法では、そもそも安保条約、より上にあるから、……

第71回国会 予算委員会 第15号(1973/04/02、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  防衛庁長官、この問題について先般本委員会において小柳委員が質問をされております。その委員会での答弁の中では出ていなかった話でありまして、その質疑が終わった直後に――二十八日の午後四時だそうでありますけれども、参議院防衛政府委員室において、五年以内という話が防衛庁長官から三原代議士以下地元の「愛する会」という人々に向かって述べられたということであります。これは全くわれわれにとっては意外な話でありまして、この報告文書によりますと、「「五年以内に射爆場を撤去移転することを約束する」と云う文書を防衛庁より取りつけることに成功しました」云々というビラが現地に配られておる。こういうは……

第71回国会 予算委員会 第16号(1973/04/03、9期、日本社会党)

○上田哲君 天然痘問題は、伝染病に対する防疫体制の基礎的な欠陥を露呈したと私は思います。根本的な問題がありますが、そもそもこの問題は分秒を争う対策が要請されます。患者の、二十四日本格的な発熱、二十六日入院。この逓信病院の責任者である郵政大臣は、疑わしいという情報をいつ聞かれましたか。
【次の発言】 厚生大臣はいつですか。
【次の発言】 厚生大臣の直接監督できない国立病院であったために、こういうギャップができたという点はお考えになりませんか。
【次の発言】 逓信病院の責任者である郵政大臣が三日もおくれて聞いたということをどうお考えになりますか。十分だったとお考えになりますか。

第71回国会 予算委員会 第17号(1973/04/04、9期、日本社会党)

○上田哲君 きのうの防衛庁の御答弁の中にも、またうそがありました。調べてみましたら、三菱の数字を使ったと言われるのですが、三菱では実測をしていない。つまり、八分・四分という従来の説明を撤回されることですね。
【次の発言】 官房長官、防衛庁は、空中給油装置を地上給油に使っているという説明をしてまいりました。私は何べんか、使っているんだなと言ったのに対して、使っているという答弁でありました。ところが、実際には自衛隊ではそれをやっていなかった。これが第一の詭弁であります。  八分・四分という架空の数字をもって国会に説明した、これも第二の詭弁であります。  さらに、現地を視察した各党六名の予算委員に対……

第71回国会 予算委員会 第19号(1973/04/10、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  冒頭に委員長にお願いしておきますが、この問題は経過があることでありますので、関連質問をひとつ、一問に限らずお願いいたします。  総理のただいまの御発言には、私は基本的な認識と反省が欠けていると思います。これまでの予算委員会の審議の中で、幾つかの問題が明らかになってきております。  特に重要なことは、第一に、ファントムの空中給油装置の問題が、この三月二十二日の予算委員会で取り上げられるまで、自衛隊は、ただの一度も空中給油装置の地上給油を行なっていないのであります。これが第一の事実であります。  第二に、それにもかかわらず、防衛庁は、空中給油装置を地上給油に現に使っていると答……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 内閣委員会 第4号(1974/02/19、9期、日本社会党)

○上田哲君 厚生大臣に小児医療センター構想の具体化について御質問をしたいと思います。  齋藤大臣とは断片的にこうした問題は常々質疑をさしていただいておりますけれども、総括的にこの問題にしぼって深く御議論をいただいたことがないわけでありまして、たまたま予算措置の具体化というたてまえからすると、今時点はきわめて重要な正念場にもなっております。そういう立場でひとつ掘り下げて、大臣の勇断を問いつつ、御見解を承りたいというのが趣旨であります。  そこで、この問題につきましては、私ももう数年にわたって厚生省側と議論を続けております。特に塩見厚生大臣の時代に、四十八年度予算に向かっての議論の中で、かなり緊急……

第72回国会 予算委員会 第3号(1973/12/12、9期、日本社会党)

○上田哲君 憂慮すべき事態だと総理は言われます。憂慮すべき事態ということばは、総理にとっては精一ぱいの表現のようでありますけれども、今日この激しいインフレの波の中にあえいでいる国民の実感からすると、やはり対岸の火をながめているというそらぞらしさを、ことばの中ではなお禁じ得ないのであります。タクシーの個人営業の運転手さんが燃料不足のために自殺をするということが出てきている世情の中で、私は総理に、キャベツは一玉幾らであるか、リンゴが幾らと思うかということを聞こうとは思いません。しかし、この問題に関しては、苦しんでいる国民の生活実感、このことを総理が具体的にどのように実感として受けとめておられるかと……

第72回国会 予算委員会 第7号(1974/03/13、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  伝えられるところによりますと、あさっての十五日には石油製品の値上げということになるという話であります。国民の最大の関心は、政府や日銀がいま報告されておりますように、どうやら天井横ばい態勢に入った物価だというのですが、これはもう上がるだけ上がってしまって、三ドル、五ドル問題が一巡した結果だ。そこでもう一つ石油の再値上げということになると、それに関連する大きな生活関連物資の大波がまた襲ってくるだろう、こういう問題があるはずであります。  いまの羽生先生の御質問にそこで関連するわけでありますけれども、政府がしきりに言われております、便乗値上げの部分と、それからいわゆる四十一品目……

第72回国会 予算委員会 第8号(1974/03/14、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  総理から非常に重要な御発言がありましたので、簡単にちょっと確かめておきたいのですが、石油製品の新しい価格の決定はもう不可避であり、きわめて近々であると。そこで、総理のおっしゃったのは、大別すると、一つは、事務的にずっと積算されてきたんだから、そこについて、上げるとなれば、とやかく言うべきものではない、その積算の結果を尊重するんだ、これが一つと、それからもう一つは、それがどう波及するのかということをしっかり見るんだと、この二つだったですね。そうですね。  それは私は、今回の石油製品の新価格決定が、非常に政治的に行なわれるのではないかという懸念が非常に強くあるわけです。そうい……

第72回国会 予算委員会 第9号(1974/03/15、9期、日本社会党)

○上田哲君 先に一言承っておきますが、伝えられるところでは、十六日、明日にきまるのか、あるいは来週持ち越し、十八日になるのかといわれておりますが、そこは総理、いかがでしょうか。
【次の発言】 そこで、ただいま通産大臣から御報告をいただいた昨日の会議の内容でありますけれども、反省のおことばが全くなかったんでありますが、最小限、李下に冠を正さずという部分での御反省のことばは聞かれないんでありましょうか。
【次の発言】 向こうの会議だったんですか、こちらの会議だったんですか。
【次の発言】 そこが非常に問題であります。あの場所を使ったのがいけなかったなんという反省のしかたは私は非常に不見識だと思うの……

第72回国会 予算委員会 第11号(1974/03/18、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。
【次の発言】 一言だけ、イエスかノーかで伺うのですが、日本語としてどうも先ほど来の御答弁がぐるぐる回っておってよくわかりません。石油製品の八千九百円をこえる大幅値上げがあって、一体これから先、波及の、値上げの大津波がどういうふうにかぶってくるかということが国民全般のたいへん心配をしているところです。したがって、いま前川委員が灯油の問題を具体的に指摘してお尋ねしているわけでありますから、これは、需給関係の結果としてどういう形になるかというような一般的経済見通しを述べていただくのが政治の問題ではない、いま私たちが伺っているのは、政治方針としてどのような態度をおとりになるかという……

第72回国会 予算委員会 第18号(1974/03/27、9期、日本社会党)

○上田哲君 私は、世界に冠たるといわれる通産省の、MITI行政指導というものの実態について、今委員会ではそこに的をしぼっていろんな側面からただしていきたいと思っております。  私が問題にしたいのは、その産官密着性というものと行政指導の行なわれる日常性あるいはそれを特に意図しない両者の体質の問題ということがあると思います。こうした問題については諸側面からの指摘と明確化が必要であると思っておりますけれども、きょう私は自動車の問題を取り上げてみたいと思います。  外務大臣のお時間がないそうでありますから、先にひとつお伺いいたしますが、つい最近UAW――全米自動車労組のウッドコック委員長が、来年九月ま……

第72回国会 予算委員会 第21号(1974/04/02、9期、日本社会党)

○上田哲君 八千九百四十六円ですが、大協石油の社長として密田さん、このことはいつ御存じになりましたか。
【次の発言】 瀧口社長はABC案をいつ御存じになりましたか。
【次の発言】 じゃ、八千九百四十六円はいつですか。
【次の発言】 午前午後ということは御記憶になりませんか。
【次の発言】 八千九百四十六円はそんな調子でわかったんだということになるんでありましょう。八千九百四十六円そのものが、私どもの立場からすると、第二インフレのとびらを開いたと、こういうきびしい国民生活からの実感を持っています。これに至るまで、さまざまな契機に、カルテルに次ぐカルテル、そして最後は、今度は週休二日だったからわし……

第72回国会 予算委員会 第22号(1974/04/03、9期、日本社会党)

○上田哲君 いまの川井さんの指摘された問題の背景にメーカーの巨大な寡占体制というのが横たわっている。これが私は問題だと思う。調べてみて驚くんですが、あの去年の洗剤パニック、この洗剤パニックの裏側で花王、ライオンの二社だけで実に七〇%に近いシェア、この巨大な寡占体制というのができ上がったというところがポイントだと私は思うのです。しかも、その中で――時間を節約するために公取に聞きましたけれども、二社で七〇%近いシェアなんというものは、これは自動車とか鉄鋼とかいろいろなことがあるんですけれども、生活必需品というところであるかといったら、まあビールかウイスキーぐらいしかないんじゃないか。ビールかウイス……

第72回国会 予算委員会 第24号(1974/04/09、9期、日本社会党)

○上田哲君 関連。  この適正な配当率ということなんでありますけれども、二十年ぶりたいへんな大幅の一斉値上げ申請ということに際して、特に狂乱の物価高での物価政策の根幹をなす電気料金の値上げ決定ということになりますと、社会的な立場からいって適正値というものはかなり厳密な議論が必要だと思うのであります。問題は一〇%を維持するのかどうかというところに帰着するわけでありますけれども、今日、電気事業審議会の料金制度部会が二月の二十日に中間報告を出して、三月の末にこの答申が行なわれて、この答申に基づいて通産省側の指導がなされているわけであります。で、その指導は四十九年三月付の供給規程料金算定要綱が出ている……


上田哲[参]委員会統計発言一覧(全期間)
8期-| 9期|-10期-11期

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各種会議発言一覧(参議院9期)

上田哲[参]委員会統計発言一覧(全期間)
8期-| 9期|-10期-11期
第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 運輸委員会、内閣委員会、交通安全対策特別委員会連合審査会 第閉会後1号(1971/08/05、9期、日本社会党)

○上田哲君 世界で初めてという今回の事故にあたりましてだれでも思ったことは、この青い空の中がこんなに危険なのか、もう一つは、自衛隊はひどいことをするなあということであります。  総理は、先ほど、自衛隊が怨嗟の的になってはならぬと、こう言われましたけれども、怨嗟の声が満ち満ちております。  今回の事故は、あそこに飛行機が飛んでいた、ここに飛行機が飛んでいた、それがぶつかったというような性格は全くありません。  御存じのように、百六十二人を乗せて墜落をした全日空機がみずからの遺品のように残したフライトレコーダーに、その解析の結果、当日、川西・辻クルーによって、あの飛行機は高度八千四百メートル、右側……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、内閣委員会、法務委員会、文教委員会連合審査会 第1号(1971/12/20、9期、日本社会党)

○上田哲君 昨日、たいへん大幅な円の切り上げが行なわれました。この問題は非常に波及するところが大きいと思われます。この点について政府の見解をただしたいと思いますが、政府側には大蔵大臣がまだお帰りになっておられないなど、いろいろな御事情もあるようでもありますし、私どものほうの方針として、そうした体制が整備されたところであらためて連合審査などの形をもって見解をただすことになりましたので、本日はあえてこれを後に保留をいたします。  私は主として防衛問題に関連して沖繩の問題をお尋ねいたしたいと思います。やはり中心になるのは核の問題であります。この核の問題は、しょせん今日までの政府側の姿勢からすれば水か……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1972/04/25、9期、日本社会党)

○上田哲君 ただでもいい。

第68回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1972/04/22、9期、日本社会党)

○上田哲君 冒頭にお伺いしますけれども、昨年の十二月二十日の委員会で、総理から厚生大臣ともどもにお約束をいただいた広島原爆の資料ですね、アメリカにあるもの、サンクレメソテの会談で十分話し合うということを総理が議事録にとどめておられるわけですが、その辺はどうなったか、まとめてひとつ御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、昨年暮れに私が二回にわたって質問をいたしましたとおりの内容があったということが言えるわけですね。
【次の発言】 これはやはり非常に重大でありまして、ぜひひとつ話を詰めて、これは日本のものですから、広島の原爆記念館にある資料は非常に少ないわけですから、そういう意……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1972/04/24、9期、日本社会党)

○上田哲君 本日は基地問題と防衛構想について御質問をいたしたいと思います。  去る四十五年の十月の参議院内閣委員会で、私は当時の山上防衛施設庁長官と質疑をいたしまして、その際、沖繩返還、七二年中央までに、とりあえず国内の基地は百を割ると、こういう確約を得ております。その後の経緯、今日の状況はどうなっておりますか、一応御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 そのことは当然なことだと思います。次官を中心にするチームをつくると。これは基地の態様ないし数あるいは分布というものがどういうふうに整備されていかなければならないかという基本の問題にかかわって、しかもかなり前から議論されていたわけですか……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1974/04/04、9期、日本社会党)

○上田哲君 緊急性のある問題でありますけれども、私は医療用のブドウ糖の問題を伺いたいと思います。一般質問で伺う予定でありましたけれども、そのときは大臣にも失礼しました。  そこで、昨年来の砂糖関係の価格動向が、暴騰ですかな、国内あるいは国外等もたいへん著しいわけでありますし、また品不足も激しいわけでありますけれども、多少このごろ安定してきたなんという言い方もあるけれども、後に触れますけれども、この製糖メーカーの問題と同時に、この業界が大商社支配というところにもきているというところにも問題がありますので、これもまあ触れたいと思います。時間の関係がありますから、私はしぼって伺いたいんでありますが、……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1974/04/08、9期、日本社会党)

○上田哲君 フリルフラマイドの件についてお伺いをしたいと思います。AF2ということばで申し上げることにします。  このAF2が、昨年の九月に、国立遺伝研の田島博士らから、人間の染色体に異常を起こす危険があると、こういう指摘を受けて以来、非常に不安と関心を呼んでいるわけであります。  最初にお伺いしたいんですけれども、現在日本人一人当たり一日どれくらいのAF2が体の中に入っているか。そもそも日本全体ではどのくらいの生産量があり、どうなっているかという全体的な把握をひとつ御報告願いたい。
【次の発言】 そこで、一人一日どれぐらいになるという点はどうですか。

第72回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1974/04/08、9期、日本社会党)

○上田哲君 きょうは電力を伺いたいと思いますが、石油製品の値上げから間がないのに、今度は電力料金が全国一斉の値上げ申請ということになりまして、四月三日に東京と中部、六日には北陸と四国、きょう北海道、関西、中国、九州の各社が申請して、九電力全部がそろう。九電力体制になってから九社が一斉に値上げ申請というのは、昭和二十九年十月以来二十年ぶりのことだという点、しかも、その申請の幅が超大幅であるということ。最高は中部電力の七七・七%、最低でも北海道電力の四八・四%、平均して六三%、これは私は非常に重要な政治課題だと思います。この点は御異論のないところだと思いますが、そこで、政治姿勢という問題で、まずき……



上田哲[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2022/12/18

上田哲[参]在籍期 : 8期-| 9期|-10期-11期
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