栗林卓司 参議院議員
10期国会発言一覧

栗林卓司[参]在籍期 : 9期-|10期|-11期-12期-13期-14期
栗林卓司[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは栗林卓司参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院10期)

栗林卓司[参]本会議発言(全期間)
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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 参議院本会議 第7号(1975/03/14、10期、民社党)

○栗林卓司君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました所得税法、法人税法及び租税特別措置法の一部を改正する法律案に関し、総理並びに関係大臣にお尋ねをいたします。  総理は施政方針演説の中で、行財政のあり方全般にわたる見直しをすると言われました。昨今の地方財政の惨たんたる状況に見るまでもなく、だれしも国と地方を通じての全般的な行財政の見直しの必要性を痛感しているわけですから、総理の言葉に反対する者はありません。特に私を含めて、行財政の全般的な見直しとは、もっと安上がりのする行政への期待感に結びつくわけですから、なおさらのことであります。しかし、ここで私はあえて次のことを総理に申し上げたい……

第75回国会 参議院本会議 第12号(1975/05/23、10期、民社党)

○栗林卓司君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました、酒税法及び製造たばこ定価法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  今年度の税制改正案が税制調査会に諮問されたのは昨年の十月、答申が作成され内閣に提出されたのが同じく昨年の十二月であります。以来今日までの約半年間を考えてみると、さま変わりに近い状況の変化があったと思います。  酒、たばこの値上げが検討されていた当時は、今年の賃上げ率は二〇%を超えるというのが一般的な見方だったと思います。たとえば国民経済研究協会の予測が二五%、日本経済研究センターが二〇%から二五%、野村総合研究所が二三%であり、政府の……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 参議院本会議 第14号(1975/12/13、10期、民社党)

○栗林卓司君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました酒税法及び製造たばこ定価法の一部を改正する法律案について、総理並びに大蔵大臣にお伺いをします。  三木内閣が発足以来ほぼ一年が経過いたしました。国会としてこの一年間を振り返ってみると、実りのない不毛の一年間だったと言わざるを得ません。その中にあって、国会の正常な運営を阻害し、健全な機能の発揮を求める国民の願いの前に立ちはだかったものがこの酒、たばこ法案であります。強行採決をし、廃案となり、再び再提出され、再び強行採決され、担当大臣及び当該委員会の委員長の問責、解任の争いを重ねたあげくの果ての審議であります。この法案が一月三十一日に衆……

第76回国会 参議院本会議 第15号(1975/12/15、10期、民社党)

○栗林卓司君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました昭和五十年度公債発行の特例に関する法律案について、総理並びに関係大臣にお尋ねをいたします。  この法律案は、かねて生活の先行きを心配する国民各層から早期成立が強く要望されてまいりました。審議が効果的に促進するよう政府の真剣な取り組みを求めておきます。  この審議を通じて民社党として明らかにしたいのは、一つは政治責任の問題であり、二つには財政危機克服に関する政策の問題であります。民社党は、政府が歳入欠陥を認めるに至る以前から警鐘を鳴らし、財政法の抜本的改正を主張し続けてまいりました。経済の安定的成長を図るためには、多年度にわたる財政の……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 参議院本会議 第11号(1976/05/14、10期、民社党)

○栗林卓司君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました昭和五十一年度の公債の発行の特例に関する法律案について、総理並びに関係大臣にお尋ねをいたします。  聞くところによりますと、今年度予算に含まれる建設公債は、四月に五千億円、五月に一兆二千億円、六、七、八の三カ月に各月六千億円として一兆八千億円、したがって、八月末までに総額三兆五千億円余りをすべて発行し終わる予定だそうであります。したがって、九月以降の公債発行は、ただいま議題となっております特例公債が対象になるものと思われます。ところで、総額三兆七千五百億円を九月から来年三月までの七カ月間に発行することが可能なのでありましょうか。月平……


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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 参議院本会議 第6号(1977/03/14、10期、民社党)

○栗林卓司君 私は、民社党を代表して、ただいま提案されております所得税法の一部を改正する法律案並びに租税特別措置法及び国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  総理も御承知のとおり、現在の景気の冷え込みは並み大抵のものではありません。底入れではなくて底抜けであるとさえ言われております。その原因についていろいろ議論もありますが、その最大のものは先行きに対する不安感であると言わなければなりません。言いかえれば、政府が昭和五十二年度実質経済成長率を六・七%だと言っても、だれも信用しなくなったということであります。これは一福田内閣の信頼度の問……

栗林卓司[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院10期)

栗林卓司[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 交通安全対策特別委員会 第閉会後2号(1974/11/14、10期、民社党)

○栗林卓司君 最近の船舶衝突事故のことでお伺いしたいと思いますけれども、事故の経過を見ますと、九日の十三時三十八分に衝突して、同時炎上し、十四時十五分海難対策本部設置と、こう進めながら、十八時に半経二海里以内航行禁止ということを発表されました。この二海里というのは、二海里未満に近づけば危険が起るかもしらぬということを含めていわば腰だめの意味もあったのだろうと思いますから、これをたてにはとりませんけれども、二十一時の「第十雄洋丸」の位置を見ますと、横須賀港の岸から二海里を欠けたところまで接近しております。その意味では一時可能性としてたいへん危険な状態に立ち至ったと、こういうことだと思うのですが、……

第73回国会 大蔵委員会 第閉会後1号(1974/08/02、10期、民社党)

○栗林卓司君 大臣にお尋ねいたします。  先ほど大平路線と福田路線とどう違うのかという同僚委員の質問に対して、だれが大蔵大臣になっても、政策を弾力的に運用する幅はたいへん狭い、物価上昇がやや鎮静化した現状を手がたく守り抜いていきたいという趣旨のお答えをされました。受け取った印象から言うと、従来の政策を手がたく守りながらやっていくというように聞こえるわけですけれども、先般の自由民主党の両院議員総会の中で、田中総理がこういう趣旨の発言をされたと官房長官談話でも言っております。読んでみますと、「首相は物価問題を深刻に考えており、ここまでくれば実施せざるを得ない政策を提示し、やるべきものは国民の批判を……

第73回国会 大蔵委員会 第閉会後3号(1974/11/12、10期、民社党)

○栗林卓司君 まあ同工異曲のお尋ねをすることになるわけです。田中総理がおやめになるまでこんなことを繰り返しているのかと思うとたいへんやりきれない気がするのですけれども、あまりに大きな問題ですから重ねてお伺いをしたいと思います、ただ、時間がもうありませんので二点だけお伺いします。なるべく簡潔にお答えいただきたいと思います。  最初お尋ねしたいのは、いま問題になっている大きな疑いといいますか疑惑というのは、一つは、田中総理個人の金づくりにからむ問題だと思うのです。しかし、この問題点はここでとどまらないで、見のがすことができないのは、この例のいわゆる文春問題をきっかけにしながら、大かたの国民が受け取……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1975/03/26、10期、民社党)

○栗林卓司君 時間が経過しておりますから簡潔にお尋ねしますので、御答弁の方もその趣旨でよろしくお願いしたいと思います。  お尋ねしたいのは、いささか昔に戻るようですけれども、「第十雄洋丸」と「パシフィック・アリス号」が昨年の十一月九日に衝突いたしました。このときにいろいろ議論がありましたけれども、思い出してみますと、一つは、「パシフィック・アリス号」は木更津港を出てから水先案内人をおろしちゃった。これが原因の一つではなかったか。あるいはまた、浦賀水道の中ノ瀬航路を出たところでこの事故が起きた。出口のところでやっぱり規制水域ということを考える必要があるのではないか。まあこんなことが当時議論になり……

第75回国会 交通安全対策特別委員会 第7号(1975/06/18、10期、民社党)

○栗林卓司君 手短に伺います。ただ、ちょっと前段階がありますので最初から大臣というわけにはまいりませんけれども。  最初にお伺いしたいのは、今回のセンター法案は簡単に言いますと運転者の自己管理に対して要請を強めていくというのが中心であろうかと思うのです。そこでお伺いしたいのは、運転者の資質というものが今後向上するのか、横ばいなのか、低下するのか、どういう見通しを持っておいででございますか。質問を省く意味でもう少し申し上げますと、運転免許者がふえてくると思います。どういう人たちが今後運転免許を持ってまいるのか。それから昨今の状況の中で社会的な不満感というのがどうなっていくのであろうか。それやこれ……

第75回国会 大蔵委員会 第3号(1975/02/04、10期、民社党)

○栗林卓司君 時間も経過していますし、限られておりますので、総需要の抑制に対応した政府部門のあり方という点を中心にして、一つだけお伺いしたいと思います。  素朴な形で疑問を呈したいと思うのですけれども、いまわれわれが直面している不況というのは、従来経験した不況とは大きく違うんだということがよく言われます。この不況という言葉が景気の停滞だということで言いかえられたければどちらでも結構です、言葉の議論をしているつもりはありません。従来の不況ですと、設備投資が冷え込んでも、国民消費が景気の下支えをしてくれていたと思うんです。今回の不況あるいは景気の停滞というのは、この国民消費そのものが真っ先に冷えち……

第75回国会 大蔵委員会 第5号(1975/02/13、10期、民社党)

○栗林卓司君 農林省にお伺いいたします。  すでに同僚委員の質問がありますから、重複を避けながら一、二点お伺いしたいと思いますけれども、麦作生産奨励補助金、それから大豆の生産奨励補助金、これについて税の立場から見ますと、これはいわば経常的な収入だから一時所得とは見れない。したがって、税の減免というわけにはいかぬという議論もあり、ところが、農家の立場から見ると、これは毎年決めるものだという不安定性がどうしてもこの補助金にはつきまとっている。それから消費の面で見ますと毎年とにかく決めるのだというのは、消費者の価格に反映されてこない。で、これは価格差補給的な性格があると言いながら、その制度の実態を完……

第75回国会 大蔵委員会 第7号(1975/03/04、10期、民社党)

○栗林卓司君 御提案の内容について財政法との関係で御見解を伺いたいと思いますけれども、提案理由を見ますと、昭和四十八年度において決算上生じた剰余金の効率的活用と書いてあるわけですけれども、財政法四十一条ですと剰余金は翌年度の歳入に繰り入れることになりますから、四十八年度の剰余金というのは四十九年度の歳入には繰り入れになりますけれども、そのまま自動的に五十年度につながるわけではないと思うんです。その意味で、四十八年度において決算上生じた剰余金の効率的活用を図るという御議論は、昭和四十九年にかかわる話であって、五十年は直接関係ない、そう理解してよろしいですか。

第75回国会 大蔵委員会 第8号(1975/03/13、10期、民社党)

○栗林卓司君 大臣にお伺いする前に、ひとつ主税局にお尋ねいたしますが、前回の質疑で、四十九年度に絶対に歳入欠陥が起きないんだという前提の議論をもしするんなら、四十九年度の税収見通しについて確実な予測をすべきであり、資料を出していただきたいと申し上げました。しかし、なかなか困難であるということなので改めて質問いたしますので、四十九年度の税収見通しについてどういう観測をお持ちになっているのかお伺いします。
【次の発言】 そこで、大臣にお尋ねしますけれども、二分の一か五分の一かではなくて、その少し前の議論を実はしておりました。で、大臣がたびたび御指摘になりますように、これから余り大きな自然増収は期待……

第75回国会 大蔵委員会 第10号(1975/03/20、10期、民社党)

○栗林卓司君 まず、相続税について伺いたいと思います。  今回の改正というのはかなり大幅なものだと思うんです。そこでまずお伺いするのは、素朴にお尋ねしますけれども、改正される前とされた後、相続の取り扱いを比べた場合の不公平感というものをどうお考えになりますか。
【次の発言】 今度改正があるから、もうしばらく生きといてくれというわけにはいかないのが相続だと思うんです。お尋ねした理由は、改正前と後と推測しますと、課税対象になる被相続人の数というのは、改正前がおおむね三万人、年で見てですよ。改正後がおおむね二万人という数字がある。一万人減るわけです。で、四十九年が見積もり三万四千、四十七年が約三万名……

第75回国会 大蔵委員会 第12号(1975/03/26、10期、民社党)

○栗林卓司君 時間が限られておりますので、貝塚参考人に一つ、それから西尾参考人に一つお伺いして私の質問終わりたいと思います。  最初に、貝塚参考人にお尋ねしたいのは、先ほど御見解の中で、減税については工夫をしたらどうか。で、低所得層に減税を集中するようなこと、まあたとえて言うと、下から四〇%ぐらいを一つのめどにしながらしてみたらどうか。実は私もよく考えながらいい知恵が浮かばないのでお尋ねしたいと思うのですけれども、一番下から見てまいりますと、生活保護を受けておる者は大体七十万くらい、年によってそう違っておりません。四十八年の数字を見ますと、給与所得は受けているのだけれども、税金の対象にならぬ、……

第75回国会 大蔵委員会 第13号(1975/03/27、10期、民社党)

○栗林卓司君 所得税の減税について以下、お尋ねをしたいと思うんですけれども。  物価動向との関係で減税は配慮したという表現がされるものですから、その点を素朴につかまえながら、以下お尋ねをしてみたいと思います。給与年額に対する四十九年度税制の比較での減税額を見てみますと、これは一面当然のことなんですが、年額がふえればふえるほど、減税額の所得に対する割合はふえてまいる。いわば逆に言うと、それだけたくさん税金を納めているんだからということになるのかもしれません。例示をしますと、年収二百万の場合は減税が二万三千五百円で所得比で一・二%、五百万ですと、減税額が八万九百七十五円で一・六%、一千万になります……

第75回国会 大蔵委員会 第14号(1975/03/28、10期、民社党)

○栗林卓司君 減価償却の問題で幾つかお伺いしたいと思うんですけれども、お尋ねする前に、大体こんなところで考えてお尋ねをしてよろしいかという点で伺いますけれども、その減価償却を、いろんな見方がありますけれども、一つは償却資産の取得額を減価なり損金にどういうぐあいに分けていくのか、償却資産の取得価格をコストなり損金にどうやってある期間内に配付をしていくのかという問題の見方が一つあります。それからもう一つは、それを裏返して償却資産の再取得費用をどうやって調達をするかという面がその裏側ではあろうかと思います。もう一つは、納付税額とかかわりを持つわけですから、それとの見合いでどう考えるか、おおむねこの三……

第75回国会 大蔵委員会 第15号(1975/03/31、10期、民社党)

○栗林卓司君 租税三法の審議に関連しまして、税の執行に当たります税務職員の処遇の問題について御見解を伺いたいと思います。  税務職員の処遇というと、二つあると思います。全体としてどう見ていくのかということと、もう一つは、長年努力した人たちをどう処遇していくのか。  そこでまず、いま申し上げた二番目の、長年努力してこられた方々をどう処遇するかという点で、お伺いをしたいと思いますけれども、これは考えてみますと、いま申し上げている人たちだけの問題ではなくて、税務職員として働いている若い人たちは、先輩を横目で見ながら仕事をするわけですから、その方々をどう処遇するかということは、若い層の士気にもかかわり……

第75回国会 大蔵委員会 第16号(1975/05/29、10期、民社党)

○栗林卓司君 なかなか直截なお答えのしにくい問題ではあるかと思いますけれども、やはり一番眼目の問題が、五十年度の歳入をどう見るかということだと思いますので、続けてお尋ねをしたいと思うんです。  いまの大蔵大臣の御答弁を伺っておりますと、感触としてわかる気もしますので一応念のために伺うんですが、先ほどの御答弁ですと、昭和五十年度については自然増収を考えるのは無理である、自然減収になりかねない年である、こうおっしゃいました。大変慎重なお言葉なんですが、ただ、これこのまま聞きますと、どちらにいくのかよくわからないという戸惑いが、聞いている側にどうしても出てまいります。片方では、財政をあずかる責任者と……

第75回国会 大蔵委員会 第17号(1975/06/05、10期、民社党)

○栗林卓司君 経済見通しの問題で副総理にお伺いしたいんですが、先ほど話題に出ました六月一日の日経の記事でございますが、政府見通しの見直しを指示した事実はございませんと先ほど御答弁でした、それはそれで承るわけですけれども、その御回答を聞きながら、なおかつ私たちは、むしろこの六月一日の日経の記事の方が本当なんじゃないかという気持ちが残って仕方がないんです。なぜかと言いますと、やっぱり見通しというのはどだい当たらないものだというわれわれの経験がある。民間の研究機関、例として申し上げますと、昨年の十一月ごろ、平均しますと、実質成長率六・六%と言っていたのが、ことしの三月になりますと三・五%に修正して、……

第75回国会 大蔵委員会 第19号(1975/06/17、10期、民社党)

○栗林卓司君 主として清酒の問題を頭に置きながらお伺いしたいと思います。  酒税を取る立場から言いますと、酒のどの種類が売れても直接かかわりはないかと思いますが、産業政策という面を入れて考えますと、どの種類がどれぐらい売れるかということが一つ意味を持ってくると思うのです。そこで種類を清酒とビールとウイスキー、そのほかもありますが、大きく清酒、ビール、ウイスキーとくくってみて、この種類がどのような割合で売れていくのが一番望ましいとお考えになっておりますか。あるいはそういった考えは特にお持ちになっておりませんか。まずこの点を伺います。
【次の発言】 さしあたって今回御提案の税制改正について、片方の……

第75回国会 大蔵委員会 第20号(1975/06/19、10期、民社党)

○栗林卓司君 前回国税庁に清酒とビール、ウイスキーの競争関係ということで、清酒については相対的に高い米が主原料でございますし、ビール、ウイスキーの方は相対的に安い輸入材料が主原料である、この辺のところでこの競争力格差をどうしますか、これを放置すると清酒は衰退を余儀なくされるんではありませんかという趣旨のことをお伺いしましたところ、国税庁の方からは、財政事情等の問題もあるけれども、今後原料米に対する助成、これにつきまして関係当局に御検討をお願いしてまいりたいという御回答がございました。まず、間違いがないかどうか確認でお伺います。
【次の発言】 原料米に対する助成と言われた。で、その前段では、財政……

第75回国会 大蔵委員会 第21号(1975/06/24、10期、民社党)

○栗林卓司君 まず、清酒の酒造業界の問題について一、二お伺いしたいと思います。  前の質問につながってお伺いする形になりますけれども、おけ売買の問題であります。で、現在相当の規模でおけ売買が行われていることは否定できませんし、これを全部いけないからと排除ができない状況でございます。むしろ見方を変えれば、それが今日一つの制度として組み込まれているという見方もできるんだろうと思うんです。そのような趣旨の主税局長の御答弁もあったと記憶しておりますけれども、そんなものを踏まえながら、今日のいわゆる自由化の中でおけ売り業者をどのように守っていくのか。で、お伺いする前に一つ確認でお伺いするわけですが、現在……

第75回国会 大蔵委員会 第22号(1975/06/26、10期、民社党)

○栗林卓司君 最初に、大変改めてになりますが、大蔵省にお伺いしたいのは、たばこ消費に対する税負担の性格というものをどう考えたらいいか。で、お伺いするのは、従量税の性格なのか従価税の性格なのか。で、これは税負担といいましても、なかなかつかめるようでつかめないような漠とした感じがするもんですから、改めて伺うわけです。従来、御議論の中で益金率はおおむね六〇%にしたい、そういう前提で考えると、これまでは七年間をとらえてみますと、事実上減税が進行していたという見方もできないわけではない。これはたしか大臣がそうおっしゃいました。それを踏まえながらこれは従量税的な性格の方を濃く考えたらいい税なのか、従価税の……

第75回国会 予算委員会 第9号(1975/03/13、10期、民社党)

○栗林卓司君 私は、わが国の外交体制の問題、次に社会的不公正の是正について、三番目に環境政策について、最後に三木内閣の基本的考え方について、以上四点を中心にお伺いをしてまいりたいと思います。  まず、三木総理にお尋ねをいたしますが、総理は施政方針演説の中で、外交問題の冒頭に中東諸国との関係を指摘されました。また、特に対話と協調の姿勢を強調されたわけですが、理由としては、中東諸国とわが国との関係の重要さということがあることはもちろんだと思いますが、あわせて、総理が中東諸国を訪問されたときの経験なり実感なりというものが大きく背景にあったんではないかと思いますが、その点について御所見を承ります。


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 大蔵委員会 第5号(1975/12/16、10期、民社党)

○栗林卓司君 現在が大変異常な状況にあることはいまさら申し上げるまでもないわけでございますし、この状況が長く続きますと、日本の財政も経済も崩壊の危機にさらされると思いますから、これを今後どうやっていくかということが至上課題であろうかと思います。ただそれをお伺いする前に、当面、目先、十二月を考えてみると、一体どうなのだろうかと、そこまでの心配をしなければいけない状況だという話も伺っております。で、これは大蔵省がお出しになった資料だと思いますけれども、「特例法の早期成立を必要とする理由」という一枚紙の最後に、「十二月に特例公債を発行することが不可能となれば、月末には国庫の資金繰りに支障を生ずる惧れ……

第76回国会 大蔵委員会 第7号(1975/12/23、10期、民社党)

○栗林卓司君 前回の審議でも同僚議員から質問のあった点でございますけれども、公債を発行する場合の大きな問題点は、財政資金と民間資金の競合の問題ではなかろうかと思います。そこで、どういう状態なら競合が起こらないんだろうかと考えてみますと、たとえば、民間の手元にアイドルバランスが存在している限り、財政赤字による追加的財政資金の調達は問題を生じない――いま私が読みましたのは日銀の資料の中から引用しておりますから御異論なかろうかと思いますが、問題はこのアイドルバランスなんですが、なかなか抽象的な概念でございまして、計量的にどれぐらいがアイドルバランスとして実在しているかということをつかむのはなかなかむ……

第76回国会 予算委員会 第7号(1975/11/06、10期、民社党)

○栗林卓司君 私は、主に経済問題を中心にしながら、内政、外交について伺ってまいりたいと思います。  冒頭、総理にお尋ねをいたしたいと思いますが、昨今深刻な不況下にあるわけです。この問題に触れて、総理はこの予算委員会の答弁を通じてもこういう趣旨の御発言をされておいでだったと思います。というのは、三木内閣発足当時の国民の強い声というのは物価の安定である、物価問題の解決にまず全力を尽くすのが内閣の責任であると考えたという趣旨の御発言だったと思います。  そこでお尋ねをしたいのは、物価問題を解決してもらいたいという国民の声というのは、もう雇用はどうあってもよろしい、景気はどうでもいい、とにかく物価だけ……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1976/05/14、10期、民社党)

○栗林卓司君 派遣報告を申し上げます。  派遣委員は目黒理事、中村理事、山東委員と私の四人で、太田委員が現地参加し、去る一月十九日、二十日の両日、愛知県及び岐阜県の交通安全対策の実施状況について関係機関より説明を聴取するとともに実情を調査したほか、トヨタ自動車工業株式会社の工場並びに安全対策状況を視察してまいりました。  まず、愛知県関係について申し上げます。  愛知県の交通事故の発生状況は、昭和四十三年及び四十四年と二年連続交通事故による死者数の最多県となりましたが、昭和四十五年以降、連続六年間減少を続け、死者数で見るとピーク時のほぼ半数となっております。しかし、昨年においては、この減少傾向……

第77回国会 大蔵委員会 第閉会後1号(1976/07/06、10期、民社党)

○栗林卓司君 いささか各論にわたりますけれども、リース産業の問題について伺いたいと思います。取り上げて伺う理由は以下申し上げてまいりますけれども、以前、リース産業があらわれる前、設備を入手して生産、販売をする場合にはやりくり算段をして何とか設備を買って自分の物にして生産、販売をすると、こういうことだったわけですけれども、リース会社というものができてから、一つの道として、その設備の物件はリース会社の物、それを借りて使用料を払う、そして生産、販売を行う、こういう新しいやり方ができてきたわけであります。所有から使用への価値観の転換というキャッチフレーズで生まれましたことは御承知のとおりです。で、こう……

第77回国会 大蔵委員会 第閉会後2号(1976/08/10、10期、民社党)

○栗林卓司君 友末参考人にお尋ねいたしますけれども、現在、税制の中期的なあり方について、これから基本的な検討に取り組んでいきたいという先ほどのお話がございました。そこで、税負担の公正化ということが言われている時期でもあるわけですから、現在税の負担が国民各層別に見てこんな状況になっているという現状認識と中期的な税制の改革を通して、これがどのような負担に変わっていくか、こういう方向の問題について御関心と問題意識がおありだと思いますけれども、いかがでしょうか。
【次の発言】 今後のことは検討過程によるとして、現在こうなっている、よしあし抜きです。現在こうなっているという実体をとにかくまずつかんでおく……

第77回国会 大蔵委員会 第3号(1976/02/17、10期、民社党)

○栗林卓司君 時間の制約もありますので、農林大臣にだけお尋ねをいたしたいと思います。毎年この法律案の審議をするわけですが、決して毎年このようなことを繰り返すのは望むところでもありませんので、食用穀物についてのお考え方を二、三点簡単にお伺いしたいと思います。  一つは、奨励補助金についてどうお考えかということなんですが、今回の昭和五十一年度予算を見ましても奨励補助金がたくさんついております。稲作転換奨励補助金は五十年度をもって終わりますが、実体としては引き継ぎになるということになるわけですが、この補助金というのは、本来の性格からすると臨時的、短期的なものであるはずだと思います。これが定着をいたし……

第77回国会 大蔵委員会 第5号(1976/03/31、10期、民社党)

○栗林卓司君 私は、ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案について、また、本件に対し委員会が一切質疑を行っていないことに対し、民社党を代表して反対の討論を行います。  本件は、衆議院より参考人の意見聴取を含むすべての質疑を省略して送付されたものであります。もちろん附帯決議もありません。したがって、本件に対し衆議院大蔵委員会がどのような意思を持ち、また主張を持っていたかはわれわれにとっても、また多くの国民にとっても不明であります。同様に、本件の成立に伴って政府が関連する政策をどのように実施するのか、また何ができて、何ができないのか。さらに本件の提案に先立って政府・税制調査会……

第77回国会 大蔵委員会 第6号(1976/05/13、10期、民社党)

○栗林卓司君 物価問題について二、三お尋ねをしたいと思いますけれども、大臣のこの国会の財政演説は一月二十三日ですから、もう大分前になりますけれども、その財政演説の中で物価に触れてあるものを見ますと、物価もようやく安定した、あるいは物価の落ちつきが定着化しつつあるという評価をされておられましたけれども、以後今日までの経過を見ながら、物価動向に対する御判断というのは少し変わってきたのではないかと思いますけれども、現在どのようにごらんになっているか伺いたいと思います。
【次の発言】 結局いま大臣が言われたその辺をどう見たらいいかが、いま大変むずかしい問題だと思いますけれども、まあ五十年の十二月、五十……

第77回国会 大蔵委員会 第8号(1976/05/18、10期、民社党)

○栗林卓司君 最初に、国税職員の処遇問題について二、三お尋ねをしたいと思います。  まず、国税庁にお尋ねをしたいんでありますけれども、現在、税務職員に適用されております税務職俸給表というのがございますけれども、お尋ねしたいのは、この俸給表が適用されている人たちというのは、その職務の領域の中で有能な専門家として伸びていくのが一番望ましい姿なのか、あるいはある日、行政職――管理職という意味で申し上げておりますけれども、そこに昇進をしていくのが望ましい道なのか、どちらの方が望ましいと考えて、現在、税務職員を国税当局として考えておいでになるか、伺いたいのであります。

第77回国会 大蔵委員会 第9号(1976/05/19、10期、民社党)

○栗林卓司君 時間の制約もありますので、恐縮ですが、小倉参考人に自動車関係諸税の問題に限って五点お尋ねをしたいと思います。一括してお尋ねしますけれども、質問がいささか長くなるかもしれませんけれども、お答えは簡潔で結構でございます。  まず、第一に伺いたいのは、五十一年度の税制改正に関する答申を見ると、委員会における問題提起として、自動車使用者は増税による負担増に耐えられるかという担税力の問題が指摘されておりました。この問題を税制調査会としてどう判断されたのかが第一の質問であります。  あわせて申し上げたいのは、日本の自動車関係諸税の特徴を調べてみますと、中古車、まあ使用過程車と言った方が正確か……

第77回国会 大蔵委員会 第11号(1976/05/21、10期、民社党)

○栗林卓司君 まず最初に、これは確認の意味で大臣にお尋ねをいたしますけれども、特例公債の発行について、これはインフレマネーではないかという指摘に対して、まずもってこれは日銀引き受けではございません、あわせて今日の需給ギャップの現状を考えると、この公債発行がインフレの大きな要因になるとは判断できません、こういう御判断があったと思いますが、念のために確認をさしていただきます。
【次の発言】 それで、前回本会議でも申し上げたんですけれども、特例公債から一日も早く脱却をしなければいけないだろうと。裏返して言いますと、どれぐらいの期間、将来展望すると特例公債が支障なく発行し得る見通しがあるのだろうか、こ……

第77回国会 大蔵委員会 第13号(1976/05/24、10期、民社党)

○栗林卓司君 まず、大蔵省にお尋ねをいたしますけれども、日本輸出入銀行として今後の資金需要にどう対応するかを考えますと、一つは、今回御提案のように、借り入れ限度額を引き上げる方法がございますし、もう一つは、自己資本を引き上げれば、同じ効果が期待されるわけでございますが、それを踏まえながら、今回の借り入れ限度額の拡大をしますと負債比率が高まりますし、自己資本比率は低くなります。そこで、従来から、負債比率は下げなさい、自己資本比率は高めなさいという方向で指導されて来られたと思うのですけれども、それとの見合いで、輸出入銀行のような公法上の法人は別なんだとお考えになったのか、したがって、それは一般の民……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 商工委員会 第3号(1976/10/21、10期、民社党)

○栗林卓司君 私はリース事業の問題についてお尋ねをしたいと思います。時間が限られておりますので簡潔な御答弁をよろしくお願いしたいと思います。イエスかノーかでも結構でございます。  最初に伺いたいのは、御承知のようにリースというのは、機械類にたとえますと、それを買わないで借りて使うという仕組みでありますから、投資財の流通面における新しい形態であると言ってよろしいかと思います。  問題はこのリース事業というものを通産省としてどういったぐあいに評価をし、今後に期待をしているか、まずこれを伺いたいわけですけれども、四十七年に発行された通産省のパンフレットを拝見しますと、リース事業を「いかに育ててゆくか……

第78回国会 大蔵委員会 第2号(1976/10/08、10期、民社党)

○栗林卓司君 私は、物価調整減税のことでお尋ねをしたいと思いますけれども、これは野党だけではなくて、与党も含めて関心と要請が強い部分でありまして、大臣とすると財政の責任者でありますから簡単に与党というわけにいかぬということなんだろうと思います。  で、ことしが三兆七千五百億円の赤字公債を出す、来年は大体似たような数字の赤字公債を想定せざるを得ない、こういう財政状態を考えておりますと、なかなか減税論というのはこれはのるものではないと思います。そこで、そうは言いながら、所得税減税ができないものかというので、景気対策を絡めた御議論がわりあいに多いわけですけれども、私はそうではない角度で大臣の御意見を……

第78回国会 大蔵委員会 第3号(1976/10/12、10期、民社党)

○栗林卓司君 特例公債の問題についてお尋ねしますけれども、この財特法について大臣も、それから大蔵当局も九月の上旬には成立をさせてもらいたいとたびたびおっしゃっておられました。九月に特例公債を発行しようとしますと、一番常識的には八月の末に法案が通っていなければいけないわけですから、九月の上旬もしくは九月の十日というのは、それ自体相当無理をしたタイムリミットの設定であったと思います。残念ながら今日現在ですでに一月以上おくれてきたわけですけれども、こういったことが、今後特例債を消化するに当たってどういう悪影響になってくるんだろうか、この点をひとつ具体的に伺いたいと思います。

第78回国会 大蔵委員会 第4号(1976/10/13、10期、民社党)

○栗林卓司君 伊部参考人にお尋ねをいたしますけれども、国債の大量発行と金融市場の関係ということで伺うわけですけれども、言われましたように、いわゆるクラウディングアウトが表面化しているとは見られない状況だと思いますし、そういう資金需給関係だと思うんですけれども、そうは言っても、去年の暮れから今日まで大量の国債発行をしてまいりました。金融市場に影響が出ていないかというと、どうも必ずしもそうも思えないという角度で、いささか素朴な質問になるかもしれませんが、二点ばかりお尋ねをしたいと思います。  最初にお伺いしたいのは、先ほど国債発行についてはプライスメカニズムを生かしてもらいたいという御主張がござい……

第78回国会 大蔵委員会 第5号(1976/10/14、10期、民社党)

○栗林卓司君 時間が限られておりますので、一つだけお尋ねをしたいと思いますけれども、税収の見積りの問題と、円レートの問題を関連させながらお尋ねをしたいと思います。  現在、税収不足をもたらしている大きな原因は、法人税の大幅減収ということでありますけれども、その背景にあるものは収益率の著しい低下だと思います。来年度の税収見通しについて、仮にたとえば法人税を取り上げた場合に、どういう見通しでありますかとお伺いしますと、なかなか確たるものはいま申し上げるわけにはいきませんというお答えが返ってくるわけですけれども、背景にある収益率を考えてみたときに、この特例債というのは一面景気対策であるわけですから、……

第78回国会 大蔵委員会 第6号(1976/10/26、10期、民社党)

○栗林卓司君 再度減税のことで恐縮ですけれども、大臣にお尋ねをしたいと思いますが、先ほど、赤字公債を発行している財政の現状の中で減税というのはとうていそれは考えられないという趣旨の御答弁がございました。で、もう少しお尋ねをしたいと思うんですけれども、なるほど赤字公債発行しておりますから、減税どころではないということは、よくわかる気もするんですけれども、そう言いながら、どうしてももう一つわからない気がいたしますのは、赤字公債の原因を考えてみますと、一つは税収不足、もう一つは裏返して言いますと歳出がなかなか削減できないというむずかしさ、これがあろうかと思います。そこで、税収の減少の原因を考えてみる……

第78回国会 予算委員会 第2号(1976/10/05、10期、民社党)

○栗林卓司君 私は、まずロッキード問題からお尋ねをいたしますけれども、いわゆる灰色高官の解明の問題について、われわれも恐らく国民の大多数も同じ気持ちだと思いますけれども、この解明は三木総理が先頭に立って政府が中心になってやるものだと実は思い込んでおりました。ところが予算委員会の議論をだんだんと伺っておりますと、なかなかそうでもないようであります。最近は、いわゆる灰色高官の解明問題は国会の仕事であって政府の主たる任務ではない、こういう趣旨の御発言もあるようでありますけれども、これは総理が変わったのか、それとも総理がやるものと思い込んでしまったわれわれが誤解をしていたのか、どちらでございますか。


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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 大蔵委員会 第4号(1977/03/22、10期、民社党)

○栗林卓司君 各論に入る前に、基礎的な問題について若干お尋ねをしたいと思います。  去年つくられました財政収支試算の中を見ますと、五十二年度の数字といま政府が御提案になっております五十二年度予算の数字と、歳出総額を見ますと、当初の想定が二十八兆四千九百億円、予算に計上しましたのが二十八兆五千百億円ですから、その差わずかに二百億円と、大体いい線をいっているわけですけれども、歳入を見ると、当初想定したのが二十兆――税収だけ挙げていますが、二十兆六百億円、今回計上されましたのが十八兆七千九百億円と、その差一兆二千七百億円。相当大きく税収の面では落ち込んでいるわけですけれども、それは見積もりだと言われ……

第80回国会 大蔵委員会 第5号(1977/03/24、10期、民社党)

○栗林卓司君 前回の質問が時間の関係で途中で切れておりますので、続けてお尋ねをしたいと思います。  最初に、大臣にお伺いしますけれども、赤字国債について昭和五十五年度までにゼロにしたい、そういったことを再々大蔵省として言ってこられたわけですけれども、それで御努力だとは思いますが、それは五十五年度までにゼロとすることを約束したから、その線に沿って努力をするということなのか、約束をしようとすまいと、財政の実態を考えると遅くも五十五年度までには赤字公債をゼロにしておかないと実は大変なんですということなのか、どちらの御認識で五十五年度までに赤字公債ゼロとお考えになっておいでなのか、まずお尋ねしたいと思……

第80回国会 大蔵委員会 第6号(1977/03/29、10期、民社党)

○栗林卓司君 物価調整減税のことでお尋ねをしますけれども、問題を二つに分けまして、物価調整減税というのは必要なんだろうかという必要性  の問題と、仮に必要だとして、どういう方法をとるかという技術的な方法論の問題と、二つに問題が分かれると思いますけれども、後の技術的な方法論の問題は避けて、必要性についてお尋ねをしたいと思います。   で、この点について昭和三十八年度の税調答申見ますと、わりあい明快に必要性が整理をしてあると思いますので、読み上げながらお尋ねをした  いと思います。二つに分けて書いてありました。  一つは、同じ税法のもとにありながら、消費者物価の上昇が実質的な負担の増加をもたらす。……

第80回国会 大蔵委員会 第7号(1977/03/31、10期、民社党)

○栗林卓司君 時間の関係で一つだけ大臣にお尋ねします。  三千億の追加減税の問題ですけれども、詳細は現在検討中だと思いますけれども、この点について、大臣は再々、六党合意でございますから、政府としては誠意を持って取り組んでまいりたい、こういう御回答であったわけですけれども、私が伺いたいのは、その執行の責任というのはどこが負うんだろうか。それは当然政府ということになるかもしれませんけれども、できないことを言われてもできないんでありまして、そういった意味では、どういう内容の三千億追加減税かということが絡んでまいりますし、それは六党だという言い方をすると、実は六党の方も執行に対して責任を負うことになる……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1975/06/20、10期、民社党)

○栗林卓司君 肥後公述人と木下公述人は基本的に大きく違った御主張ではないように伺いましたので、まず幾つかの点をそれぞれにお伺いしながら、最後に勝部公述人にお尋ねしたいと思います。  最初に木下公述人にお尋ねをしますが、これは肥後公述人もお触れになった点ですが、昭和四十三年以来据え置きになってきたというのが御主張の大きな論拠だったように思います。そこで、平たく伺いますが、七年目になぜ変えなければいけないのか。八年目に変えていけないのだろうか、九年目に変えてどう不都合があるんだろうか。とてもそんな長くはと恐らくはおっしゃいましょうが、なぜ七年目にということになるのでしょうかという素朴な質問と、裏返……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1975/03/29、10期、民社党)

○栗林卓司君 五十一年の自動車排気ガス規制については基準値が決まったわけですけれども、それ以降の必要な行政措置という点でお伺いしたいと思います。  その前に、若干本題から外れるようですけれども、大臣にお尋ねしたいと思いますのは、現在の不況についてごく大ざっぱに言ってどういう感触をお持ちなのか。お伺いする点は、たとえば日本の産業が持っている損益分岐点との見合いで、今日の生産水準というのはどの辺にあるんだろうか、これは漠としたお尋ねですから、漠とした感触で結構ですけれども、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 漠としたお尋ねですから漠としたお答えでよろしいんです。個々に細かいことを考え出し……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 大蔵委員打合会 第1号(1975/12/19、10期、民社党)

○栗林卓司君 各参考人の方に一、二点お伺いしたいと思います。  公債発行で一番問題になりますのが財政資金と民間資金の競合の問題であろうかと思うのです。  最初に板倉参考人にお伺いをしたいのですが、現在の政府の不況政策あるいはそれ以降の経済政策というものを見ておりますと、どうも個人消費、個人需要に対しては低く評価しているようでございますし、逆に公共事業を中心にした財政に対して高い期待感があるような感じがするのです。こうなりますと、恐らく公債依存度というのは、いまの赤字公債を抱えた異常値は別として高まっていくのではあるまいか。そのときに、よく言われるクラウディングアウトの危険があるかないか、ここの……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1976/05/22、10期、民社党)

○栗林卓司君 最初に、館参考人にお尋ねしたいと思いますが、先ほどマネーサプライの伸びについて、これは不景気と受け取る見解は、それは間違っていると思います、金融政策としての主体性がなければいけないという御発言がございました。全く同感なんですけれども、たまたま拝見しました先生の御本の中身を引用しながら伺いたいんでございますが、日銀引き受けがなぜだめなのかということに触れながら、これは「国債の日銀引受けが金融当局の直接コントロールできない通貨量変動の原因となり、金融政策の運営を困難にする、という点にあると思われる。」全く同感だと思います。問題続けながら、「しかし、国債が低金利で市中発行され、それが一……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

栗林卓司[参]在籍期 : 9期-|10期|-11期-12期-13期-14期
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