このページでは山崎昇参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○山崎昇君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和五十二年度補正予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。 今日の経済危機は、世界資本主義全体の矛盾の深まりと拡大を背景としていますが、わが国の場合は、特に戦後経済の高度成長政策の矛盾の累積によるものであり、インフレ、物価高、富と所得の格差拡大、独占、寡占体制の強化が急速に進み、経済の二重構造、供給力の過剰が生み出され、現在の構造的不況となっているのであり、加えて、自民党政府の不況対策の失敗によって、ますます深刻の度を増しているのであります。この結果、製品は売れず、稼働率は低下し、百万人の顕在失業者、パート、臨時工など潜……
○山崎昇君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました元号法案に対し、反対の意見を表明いたします。 反対の理由は数多くありますが、数点に集約して述べたいと思います。 反対の理由の第一は、元号制度は、古代の帝王によって考えられた支配技術の一つであり、国民の生活時間を王の権威によって仕切るとともに、吉凶により、しばしば改元されたものであります。 改元には一種の古代的呪術的効果が期待され、中国より伝来したことは申すまでもないことであります。明治の一世一元制ができるまで、即位や災害、祥瑞によってしばしば改元されるのが常であり、歴史の示すところによれば、二百四十七を数える元号があったと言……
○山崎昇君 ちょっと関連してあなたにお聞きしますが、いま定員と現員の関係についてあなたの説明がありました。そうすると、自衛隊は一体、この定員と現員の充足率というものをどの程度に判断されますか。私これは一般的な公務員で言いますと、大体退職率というのは四%前後ですね、退職者は。したがって、新規の採用もそれに見合って大体定員管理がなされている。これを見ますとかなりな欠員率ですね。そうすると、防衛庁で考えられる充足率というのは大体どのくらいのことをあなたがいまお考えになっているのですか。
【次の発言】 どうもなかなかぴんとこないのは、私は、定員というのは法定定員と予算定員と、それからあなた方がやってお……
○山崎昇君 ちょっと、関連さして長官に二つほどお聞きをしたいのです。 先ほど来御説明を聞いておりますが、そこでF15とファントムの違いが何かと言えば、いままでの説明ですと、一つは、F15の場合には爆撃装置が前よりも劣る、しかし航続距離は長いのだ、こういう話であります。そこで問題は、今日まで国会で議論されたのは、爆撃装置と航続距離と二本立てで議論されました。したがって、航続距離が延びるということは、これは相手に脅威を与えないという、誤解を与えないという理論にはならない、少なくとも。それから、私どもの得ておるこの資料によると、相対的に言えばF15の方が性能が優秀である、こう考えるときに、私どもは……
○山崎昇君 自衛隊をめぐります二、三の問題についてお聞きをしたいと思っています。 実は、戦前の軍隊は御存じのとおり統帥権というようなものがありまして、なかなか、いまのはやり言葉で言いますと、シビリアンコントロールということがいかなかった、ある意味では軍部独裁ということが行われておった、そういう反省もありまして、いまの自衛隊というのはシビリアンコントロールということが大変重要な課題になっています。わけてもこのシビリアンコントロールというのは、大きく分ければ政府の非制服組による実はコントロールも一つあるでしょう。そしてまた、大きく言うならば、国会のコントロールということもまた大変私は重要な任務だ……
○山崎昇君 ちょっと関連して一つ。 総理ね、いまの問題に関連をして、実はおとといの委員会でも防衛庁長官に私からお聞きをしましたが、あなたがかつて外務大臣をやられたときに、武器だけに頼るのはこれは真の防衛ではないんだ、一番大事なのは外交なんだというあなたは言葉を使われておったわけです。そこで、いまこの問題がなぜこれだけ重要になってくるかというと、一、二関連して外交を聞きたいんだが、この間、いろんな問題がありましたけれども、エジプトのサダト大統領がイスラエルに行きましたね、これも外交的に言えばいろんな賛否はありますが、私はもう大事件ではないかと思っておりますが、これに対する外交上の問題としてひと……
○山崎昇君 まず、総務長官にお尋ねいたしますが、今度の法案提出に当たって、従来は学校の先生関係等については文教委員会等でやっておられました。しかし、今度の法案は、全部一括して一本の法律案で出てまいりました。これは、従来のやり方と大分違うことになります。そして、この法案の提出に当たっては、各党と協議をして、各党はできるだけ分離をして提出しなさいということになっておりました。それが、そうでなくて一本化して提出した経過と、各党ともし相談をしたというならば、だれとどういうふうに相談をしてこういう提出にしたのか、まずその点をお聞きいたします。
【次の発言】 少なくとも生活を中心にするこれは法案であります……
○山崎昇君 関連。 雇用問題に関連して、農林大臣と、それから労働大臣と厚生大臣の三人に具体的にお聞きをしたいと思います。 一つは、二百海里の影響でかなり船が減船をされる。それから水産加工業者が労働者が余りましていまどうにもならぬという現状にあります。そこで、これらの者に対する雇用の機会というのが、私ども行ってみますと、ありません。それからまた、減船あるいは水産加工に従事しておりました労働者は、就職のあっせんをするとか、あるいは職業の訓練をいたしますとかという労働省の考え方のようでありますが、現状を言ってみますと、全くこの機能がない。したがって、こういう方々について一体どういうふうに雇用とい……
○山崎昇君 関連。
【次の発言】 具体的なことで二、三お聞きをしておきます。
まず農林大臣に二つほどお聞きしますが、一つは、国営森林保険がこれに該当しませんので、この被保険者に対する救済ができない。そこで、この点については、余りにも法律が古いから改正をしたいという考え方が示されておりますが、いつころどのような内容でこの法律の改正を行うのかが第一点。
それから第二点は、漁業関係の体制については地元の漁業協同組合と協議をして決めていきたい、目下協議中だというふうに私ども聞いておりますが、その後、一体漁業協同組合とどういうふうに相談されて、どういう対策を講ぜられるのか、これが農林大臣に対する二つ……
○山崎昇君 富塚参考人に端的に二点ほどお伺いをしたいと思います。 一点は、残業規制あるいは時間短縮あるいは週四十時間あるいは有給休暇等々を行った場合に、一体雇用力はどれぐらいふえると計算をされておるか、もし計策をされておりましたらお知らせをいただきたいと思います。 それから第二点は、いま四団体の案について御説明がございました。そして先ほどはそれに関連をしながら地域の問題につきましても実は御説明がございました。私は、構造不況業種も大事であるし、また、それ以外の一般の雇用もまた重大でありますが、わけてもその地域地域の雇用というものもまた大変重要なものではないかと、こう私も考えます。そこで、いま……
○山崎昇君 予算委員会も最終日を迎えましていろいろな政治課題についての質問等も行われておりますが、私は、当面する二、三の問題にしぼって政府の見解をお聞きしたいと思います。 第一に、大変不幸なことがきのうまた静岡県で起きました。これは、あれだけのスピードで競技を行えば思わざる事故が起こるということは予測できるものだと私どもは思っておりますが、しかし、今日までも多くの事故があったにかかわらず依然としてそれらに対する対策がないままに競技が行われまして、ついに観客が二名死ぬという状態になりました。そこで、この問題についてその後警察当局はどういうふうに問題の把握をしているのか、まず状況について御説明願……
○山崎昇君 いま防衛庁長官から、訪欧、訪米の報告がありました。きょうこれを論ずるには余りにも時間がありませんし、また同僚の野田君から後ほど質問さしていただきまして、私は一、二点だけお伺いをしておきたいと思うんですが、あなたの行ってこられたことを総括して言えば、どうやって日本の軍事力をふやすかということにすぎない。そこで一番問題として出てきますのは、ちょうど国連で軍縮会議等の特別総会が持たれている。将来この軍縮との関係をあなたはどう認識されるのか。 それから第二点は、一番最後にも述べられておりますが、もし外国並みに日本の軍事力が持たれたとすれば、平和憲法との関係が矛盾をしてまいります。一体、平……
○山崎昇君 いま報告ありました人事院勧告について質問をいたしますが、それに先立ちまして、一、二点でありますが、官房長官と法制局長官に、一昨日の福田総理の靖国神社参拝について一、二点だけお聞きをしておきたいと思います。 本来なら官房長官からその経過について正式に報告を求めるのが筋道でありますが、時間が余りありませんので、きのうの衆議院の議論あるいはその他の報道等で、もう行ったことは事実でありますから、その点の正式報告は省略をして一、二点聞きたいと思うんです。 そこで官房長官に聞きますが、あなたも官房副長官も行かれたそうでありますが、そのほかに閣僚でだれだれが行ったのか、それから政府・与党では……
○山崎昇君 もう朝からそれぞれ専門家が防衛問題で質問をしておるわけですが、私はもう全くの素人でありますからわかりやすく答弁してほしいと思うのです。 まず、総務長官にお尋ねをしたいのですが、最近、一朝有事、一朝有事という言葉が大変出てくる。何かぼくらの背中にもう戦争があるような時代であるような宣伝が大変多くなってきている。そして私が、ここにも二、三持ってきておりますが、知り得るだけの資料を集めてみると、防衛庁では、脅威がない、仮想敵はないと言う。だが、書かれたものを、私の知る限りでは昔の防衛庁の幹部でありますとか、現役の皆さんでありますとか、あるいは学者、軍事評論家、外交専門家、こういう人のも……
○山崎昇君 余り時間がありませんので、総務長官と人事院にまず二、三見解だけきょうはお聞きをしておきたいと思います。 第一点は、いま野田委員からも話が詰められておりますが、私もこの公務員給与を扱いましてほぼ三十年ぐらいになるわけなんですが、いままで人事院の勧告というのは、公労協の仲裁裁定を〇・一ないし〇・五ぐらいの程度で上下をしている。言うならば、仲裁裁定と見合った数字になっているのが人事院勧告の通例でありました。だからことしも、私の理解に間違いがなければ大体仲裁裁定と同程度のものが勧告として出てくるのではないんだろうか、公務員もまたそう理解をしているんではないんだろうか。そういう方針について……
○山崎昇君 管理庁の長官に、まず最初、二、三数字的なものを確認をしておきたいと思いますが、第一は審議会の総数、これは現行のままで結構であります。それから、今回の措置によって廃止されるもの、それから統合されるもの、その他になると思いますが、その結果によって一体幾つになるのか。それからあわせて、これは過日の委員会でも出ていると思いますが、委員の数が現在で総数が幾らで、今回の措置でどれぐらいの人数が減って、最終的にこの法案が成立した場合にどういう人数になるのかという点。 それから、時間が余りきょうありませんので、あわせてお聞きをしておきたいのですが、統合する中で、たとえば国土審議会等を見ますという……
○山崎昇君 きょうはもう時間縮められてしまいましたから、技術的なこと、二、三聞いて質問にしておきたいと思いますが、
まず大蔵大臣にお聞きしますが、新聞報道等によりますと、公務員や議員の年金の見直しをやるために、国家公務員、地方公務員、三公社関係の共済組合の担当者で何か協議会のようなものをつくって検討をしておると聞いておるんですが、そういうものがあるとすればその協議会の目的、メンバー、それからどういう内容が検討されておるか、大体今後どういうスピードで審議をしていくのか、まず一括してその協議会の内容について聞いておきたい。
【次の発言】 メンバー等を後で資料でもらえますか。
○山崎昇君 いま、牛場大臣からきわめて短い時間でありましたが、アメリカ並びにECとの話し合いの経過について御報告がありました。しかし、これを聞いておりましても、ほとんど中身がございませんで、単に理解を求めた程度の今度の訪米なり訪欧であったんではないかと思います。 そこで、私も、きょうそう時間がございませんから、二、三の点だけお聞きをしておきたいと思うのです。 今日までの状況をずっと見ておりますというと、私なりに理解をして、いまも報告がありましたが、アメリカが強く日本に要望しているのは、大体、四点にまとまるんではないだろうか。 第一点は、いまお話がありました関税の引き下げという点が第一であ……
○山崎昇君 いま議題になりました給与法について、きわめて短い時間でありますから精力的に聞きたいと思いますが、その前に一点だけ防衛庁長官にひとつ聞いておきたいと思うんですが、この国会が終われば自民党の内部では総裁公選に本格的に入ると思う。これは野党といわず国民といわず、やがて総理大臣を選ぶことでありますから、勢い関心を持たざるを得ない。どの人がどういう政策をとるかはきわめて重大な問題でないかと思うんです。 そこで、少しおたくの方に立ち入ったことで私も気が重いんですが、あなたは田中派に属して総裁公選では大平さんを支持する側じゃないかと、こう伝えられているんですが、そのとおり理解していいですか、ま……
○山崎昇君 去る十一月二十日、国立国会図書館建築委員会委員長から提出された国立国会図書館別館の建設に関する勧告について、図書館運営小委員会におきまして協議を行いましたので、その結果を御報告いたします。 本勧告の要旨は、激増する図書資料の収蔵能力を拡大する等のため、別館を建設すること、この別館建設の敷地としては現庁舎北側の用地を充て、建築の規模は、書庫、事務棟を合わせ延べ七万八千平方メートル、費用は、現在の積算では約二百二十五億円であること等を内容とするものでございます。 小委員会におきましては、国立国会図書館長等の出席を求め、質疑を行うとともに、本勧告について協議を行いました結果、本勧告は……
○山崎昇君 時間があんまりありませんために、いろんなことを大蔵大臣に聞きたいと思っておりましたが、はしょって二、三聞いておきたいと思います。 これは議題に直接関係ありませんが、予算全体の回し方とも関連すると思いますからまず一、二点聞きたいんですが、予算委員会で総理は、いまの財政を立て直すためには、従来とってまいっております増分主義だとか、あるいはまあ予算に飛躍なしなんということもありますが、こういうことではなかなかできないんじゃないんだろうか、言うならば、カーターさんの言っているゼロベース予算というようなものも考えなきゃならぬだろうという答弁をしております。 そこで大蔵大臣、第一点としてお……
○山崎昇君 私は、反対の立場をとっている一人でございますが、木村さんにお聞きをしたいと思います。 と申しますのは、私ども社会党でありますが、この法律案はわずか二十九文字しかございません。しかしその内容たるや、日本の歴史で言えば、二千六百年ぐらいにわたりますほど内容は重要なものだと考えておりますから、なるべく慎重に私どもとしてはあらゆる角度から検討したい。わけても私は、いま出されております法律案というのは、皇位継承ということにかかわってまいりますから、いやでもおうでも天皇制というものを論じなければ、この問題の解決ができないのではないか、こう考えています。 そこで、少しまあ思い過ごしになるかも……
○山崎昇君 それでは、まず小野参考人に一点お聞きをしたいと思うんですが、いろいろ述べられましたけれども、冒頭に便利であるか、不便であるかというお説もありました。そこで、私も最近いろんな本を読んでおりますが、一番混乱いたしますのは、最近歴史的なものがずいぶん出されておりますが、中身が、たとえば四十五年とか五十年と書かれますというと、一九四五年なものやら昭和四十五年なものやら困難を来すことがずいぶん多いのです。特に外交文献なんか私ども読ましていただきますというと、一番いい例が、かつて総理をやられました吉田茂さんの「激動の百年史」なんというのを読んでみますというと、これは元号を一切使っておりません。……
○山崎昇君 元号法案についての、北海道における現地聴聞会のための委員派遣について、簡単に御報告申し上げます。 派遣委員は、私を団長とし、岡田理事、原、山中、森田の各委員の五名であります。 現地における会議は、六月二日午前十時から、北海道庁赤レンガ会議室で開かれ、四名の参考人から一人十五分程度発言がなされた後、派遣委員から参考人に対し質疑が行われ、滞りなく議事を終了いたしました。 以下、四名の参考人の発言内容について、簡単にその要旨を申し上げます。 まず、北海道議会議長西尾六七参考人からは、道議会における元号法制化問題にかかわる案件について、審議経過が説明されました。審議の対象となった案……
○山崎昇君 本来なら私はこの恩給、それから年金、それから公務員給与に関連して相当時間もらいたいという気持ち持っていましたが、こういう事態でありますからそれらはやめますが、いま野田君から質問しておりますように、第一に総務長官の答弁ずうっと聞いておりまして、私なりに確認をするとすれば、公務員の給与改定については総務長官といたしましては完全実施するつもりですと、そういうふうに私は確認をしておきたいと思うんですが、ずばり、いろんなことをあなた検討されると思うんだが、あなた自身としてはやりますと、こういう考えだというふうに理解をしておきたいと思うんですが、どうですか。
○山崎昇君 本来なら外務大臣が出席をして審議をしなきゃなりませんが、大変外交上の問題等もありまして、臨時代理でやるということはこの委員会としては異例のことでありまして、そういう意味では少し私どもこころもちひっかかるものがあるのでありますが、この一部改正案の内容がこれまた重要な案件等もありますので、私ども多少の点についてこの機会でありますから質問をしておきたい、こう思うわけであります。 いま提案説明ございましたが、この局を設置することによって外務省の人員等々はまずどういうふうになっていくのか、概略ひとつ説明を願いたいと思うんです。 なお、加えまして、少し以前でありますが、外務省からこれだけの……
○山崎昇君 法律案の内容等については後ほど触れたいと思いますが、まず綱紀粛正に関連をして、時間も余りないようでありますから官房長官に一、二点お聞きをしておきたいと思うんです。 信頼と合意という政治哲学で発足した大平内閣でありますが、今日までの政治行動を見ておりますというと、この信頼と合意というものにほど遠いような私ども感じを受けます。第一に、総選挙そのものが異常なやり方であったということ。第二に、総理の選出についてまた異常な事態であったということ。第三に、任命された閣僚の中にかなり問題点があるということ等々判断しますときに、この大平内閣というものはきわめて国民から言えば余り信頼のできる内閣で……
○山崎昇君 いま、村田委員の方からほぼ原則的なことについては質問がございましたので、私の時間もそうございませんので主として技術論になりますが、二、三細かな点で詰めておきたいと思います。 第一に、私はひとつ大蔵大臣にも、それから運輸大臣にも不満として述べておきますが、今度の法案は、恩給に準じて上げるものと制度の改正とを混合いたしまして、一本の法律で出してまいりました。従来こんなことはありません。ですから、私どもはずっと以前からこれは分離をして処理をすべきだという見解をとってまいりました。しかし、残念ながら九月の七日におわかりのとおり、あの衆議院解散というどさくさもありまして、私ども社会党は反対……
○山崎昇君 恩給法そのものにつきましては、後ほど衆議院と余りダブらぬようにきわめて数字的な点で二、三お聞きをしたいと思うんですが、その前に、御存じのとおり、春闘という賃金関係の折衡等がほぼ終わっているんではないかと私は思っております。この公務員賃金の行方というものが大変影響するところが大きいと私ども考えますので、まず総務長官に、今度のこの春闘におきまして公務員関係組合との間にしばしば交渉が持たれたと聞いております。そして、政府として一定の内容が回答されたとも聞いておりますが、それらの内容についてまず御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 政府委員でもいいですが、説明を。
○山崎昇君 設置法の改正案そのものにつきましては、後ほど多少の質問をいたしたいと思いますが、今度の提案に当たりまして、私はKDD事件というものを避けて通ることはできないんじゃないかというふうに考えます。
今日まで、警察当局並びに検察当局はそれぞれ捜査あるいは最終的な処分もやったようでございますが、まず、警察当局と法務当局から、今日までの捜査の経過と結果と、さらに今後の方針等について、簡潔で結構でありますが、お聞きをしたいと思います。
【次の発言】 いま警察、法務両当局から、大変長い間にわたっての捜査の経過の報告がございまして、その捜査そのものにつきましては私どもも御苦労さんだと思っております……
○山崎昇君 関連。
【次の発言】 いま法務大臣からお話ありましたが、私どももまだ新聞を見た限りですから詳しい内容を分析しているわけでもありませんが、ただ、この新聞を見て私ども感ずることは、警察はかなり前から内偵をしておったというんですね、レポ船についてですよ。その関連で、この公安調査局職員の問題が浮かんできたことはそのとおりでありますが、私どもから見るというと、こういう情報収集といいますか、レポ船の関連者と連絡といいますか、そういうことは、本人単独でやっておったのではないのではないだろうか。ある程度公安調査局でこれはやらしておったと考えてもいいのではないだろうか。発覚はしましたけれどもね。やっ……
○山崎昇君 私は、日本社会党を代表しまして、一九八〇年代を迎えるに当たって、この中心議題であります予算に対して多少の質問をいたしたいと思います。
まず、先般衆議院におきまして、野党三党――社会党、公明党、民社党の修正要求が一部通りまして、与党との間に、国対委員長間ではありますが、調印が行われました。この予算修正につきましては、これは政府も了解をしているものと私ども判断いたしますが、まず総理に見解をお聞きします。
【次の発言】 いや、内容は承知だけではなしに、これは当然政府も与党との間に連絡調整をやっているわけでありますから、私どもは、当然政府は了解をしておるのではないだろうか、こう考えている……
○山崎昇君 まず冒頭に、大変世の中が春に向かって明るい方向に向かっているのに、連日起きます事件が暗いものばかり起きてまいりまして心痛むわけでありますが、亡くなられた長岡陽子さんと寺沢由美子さんには心からお悔やみを申し上げるわけでありますけれども、けさの新聞等を私ども見まして、どの新聞も、この寺沢由美子さんの事件はもし警察の初動捜査にミスがなければ防ぎ得たのではないか、こう報道されております。たとえば、見出しだけで申し上げましても、朝日新聞が「初動ミスで第二の犠牲」、毎日新聞は「後手に回った広域捜査」、読売新聞は「悔い残した広域捜査」、こう報ぜられております。 したがって、私は、まず警察庁から……
○山崎昇君 主査及び副主査の選任は、投票の方法によることなく、主査に桧垣徳太郎君、副主査に山本富雄君を推薦することの動議を提出いたします。
【次の発言】 それでは、私から参議院に関します問題点について二、三質問をいたしたいと思います。
第一点は、最近の行政事務その他問題の処理に当たりましてコンピューターという問題が大変大きな問題になっておりますが、特に政府関係におきましては、すでに五十三年の四月から行政管理庁を中心にしまして共同利用という方法がとられておりまして、いろいろなデータのとり方にいたしましてもかなりスピードアップがされております。国会におきましても、この問題は図書館を中心にいたしま……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。