このページでは片山甚市参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○片山甚市君 私は、日本社会党を代表いたしまして、第八十七回国会の初めに当たり、私の考えるところを述べ、あわせて総理と各所管大臣の所信をただし、大平内閣の何たるかを国民の前に一層明らかにせんとするものであります。 大平さん、あなたは、あなたなりの予算編成、施政方針などに、新大平時代をつくろうと名指揮者ぶりを発揮されたつもりでありましょうが、先般来の国会論議を通じて、その頼りなさ、言葉のあやでその場をしのいでいるという感を深めているのは、あなたがどうリーダーシップをとるのか明らかでなく、不透明な内容で、人々の痛みや、いら立ちや、ささやかな願いに具体的にこたえていないからであり、誠実な人柄の大平……
○片山甚市君 十一月の一日には国土開発審議会で第三次全国総合開発計画に関する諮問が行われるようでありますが、それを経て答申をされ、閣議決定をされるというふうに聞いておるんですが、そこで三全総について、そのような立場から若干の質疑を行いたいと思います。 御承知のように、総合開発計画については、単なるペーパープランだと、これは書いてあることだけだというお話がありますけれども、私はこれは非常に重要な政策であると思うんです。国土庁所管でありましても、各省庁、行政機関全体が一つになって当たらなきゃならぬ、全体的に受けとめなきゃならぬ性格のものだと思っています。いずれの機関が一つでもそれに機能をしないと……
○片山甚市君 社会保険関係で、政府管掌保険は御承知のように千六百億円程度の赤字になり、そのためにボーナスで臨時徴収をしようとするような事態になりました。ところが、近時明らかになりましたように、愛知医大、金沢医大などで明らかになったように不祥事件が相次いでおるのであります。御承知のように、金で塗り固めたと言われる私立医大の経営の問題は、厚顔無恥と言うか、何とも言いようがないものであります。こういうところから医師を誕生させていくということになれば、大変身の毛のよだつ思いがするのであります。こういうようなことを考えてみますと、医療行政上と、いわゆる私学育成という教育の基本から考えても、総理の御意見、……
○片山甚市君 浅井参考人にお伺いするのですが、絹織物に関して若干専門的な方でありますから私から少しお聞きしたいのです。 基準価格は、いま絹糸の価格は一万三千百円から一万四千五百円で蚕糸事業団が放出をする値段を決めておる、このように思います。そこで、生糸の一元化輸入を行っているのでございますが、現在の生糸の放出のやり方では、繭糸価格安定法第十二条で、糸の相場が一万三千四百五十円を下回っているときまた下回るおそれがあるときは事業団は売り渡しをしないということになっておるのですが、それは運用を誤っていないかどうか、まず一つお伺いします。と申しますのは、二十八中標準で一万三千四百五十円が三日続くと生……
○片山甚市君 本日は、当面問題でありますところのスモンを中心とする難病対策について、厚生省の態度をただしたいと思います。 御案内のように、昭和四十七年、特定疾患対策室が設置され、昭和四十八年、難病対策課の新設、それ以来、難病対策は、調査研究、医療費の自己負担の解消、医療機関の整備を三本の柱として、年々その充実を図られておられることについては、一定の評価をするものでありますが、患者とその家族の切実な願いを一日も早く実現さしたいということで、大きな関心を持っております者にとっては、今日の難病対策の充実強化こそ、他におくことはできない問題だと思います。 まず、大臣の所信と、当面する難病対策の問題……
○片山甚市君 雇用問題を中心に質疑をしたいと思います。
まず、総理府でございますが、七月二十八日の閣議で六月の労働力調査結果の報告をされております。また三月に行った労働力特別調査報告等もあわせて、現在どのような特徴的な動向を持っておるのか、まず御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 もうよろしいわ、書いてあるから……。
【次の発言】 総理府の方がもう少し要領よくまとめてもらえると思って聞いたのですが、実は同じ日の二十八日の閣議で、大臣は有効求人倍率が前月比〇・〇一倍の微増で、このまま推移すれば雇用情勢の改善の見通しが出てきたと、楽観的な発言をされた。総理府も失業率の高さそのものが景気回復……
○片山甚市君 大臣に、せんだって、第八十三臨時国会で成立いたしました健保法及び船員保険法の一部改正の法律についてお伺いしたいんであります。 あのときは、御承知のように、ボーナスに保険料を掛けることについてお決めいただいたものと存じます。そのときに特に法外負担になります差額ベッド、あるいはそれに伴うところの差額ベッド等の解消について触れておりました。このことは入院料について二〇%程度引き上げるということで努力はできるというお話でありましたが、その後どういうような形で付添料などについては解消がされたのかどうか、お伺いしたいんであります。
○理事(片山甚市君) この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、亀長友義君が委員を辞任され、その補欠として伊江朝雄君が選任されました。
【次の発言】 ただいま可決されました勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党、第二院クラブの共同提案による附帯決議案を提出いたしたいと存じますので、御賛同をお願いいたします。
案文を朗読いたします。
勤労者財産形成促進法の一部を改正する法
律案に対する附帯決議(案)
政府は次の事項について、適切な措置を講ず
べきである。
一、勤労者財産形成促進制度全般に……
○片山甚市君 本法案を審議するに当たりまして、この戦傷病者戦没者遺族等援護法の制定された趣旨、いわゆる基本的な国民に対する国の姿勢についてお伺いしたい。特に、この法律は国家補償を中心とした国の責任を感じて行われたものと思いますが、明確にお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 第八十回の国会で、原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案の審議に当たりまして、質疑の中でいろいろと意見が出ました。そのところでは、特に「国家補償の精神に基づく被爆者の援護対策について、その制度の改善に対する要望は、ますます強いものがある。」という前段で附帯決議がなされておると思うのです。
そ……
○片山甚市君 ただいま可決されました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党、第二院クラブの共同提案による附帯決議案を提出いたしたいと存じますので、御賛同をお願いいたします。 案文を朗読いたします。 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項につき、格段の努力を払うべきである。 一、一般戦災者に対し、戦時災害によって身体に障害を受けた者及び死亡した者に関する援護の検討を目途としてその実態調査を実施すること。 二、国民の生活水準の向上等にみあって、今……
○理事(片山甚市君) 速記をとめて。
【次の発言】 速記起こして。
【次の発言】 いままで各委員から熱心な質疑がありましたから、私から簡略な形で大臣に質問をしてまいりたいと思います。
離職者、転職者に対する機動的な職業訓練の実施のため、入校時期あるいは訓練の期間というものについては弾力的にやってもらいたい。こう申し上げるのは、職業を安定させるための訓練でありますし、再就職をさせる訓練でありますから、時間が足りなかったということで全部六カ月なり一カ年がふいにならないようにするということでまず考えられておるのかどうか、お答えを願いたいと思います。
○片山甚市君 今国会における衆参両院を通じての審議を見てみますと、年金制度基本構想懇談会、年金懇の中間意見、これは昭和五十二年十二月十三日に提起されておりますが、の諸問題を見ますと、国民皆年金を目指すわが国の年金制度の確立に大きな意味を持つと考えるんでありますが、これにとどまらず、各種の諮問機関の答申、提言、各界の建議など、今日出るべき意見は出尽くしていると考えます。政府として現状をどう認識をして、これからまだ検討をするというようなことで引き延ばす段階ではない、こういうように考えるのでありますが、いままで審議会、あるいはそれぞれの諮問機関、提言等について参考にせられて、日程として抜本改正につい……
○片山甚市君 私は、一つは労働安全衛生法に関係する問題についてまず御質問を申し、二つ目に和歌山のベンジジンに関する問題を懸案事項についてお聞きをし、最後に有料職業紹介事業に関する私のかねてからの質問に対して、引き続き本日所見をただしたいと存じます。 まず、昭和五十二年の、昨年の五月に大変な御苦労を願って実は労働安全衛生法の一部を改正しました。そのとき御承知のように、有害物質の調査の結果公表の問題、守秘義務について罰則規定もつけました。大変な困難の中でこれがいわゆる研究した人たちのために被害が及ぶんでないか、こういうことについてどちらを優先するのかという議論をしてまいりました。このことについて……
○片山甚市君 大臣がこのたび第六十四回ILO総会に御出席のようでありまして、お聞きするところによれば、六月八日には出発、本日が今国会ではお会いをするのが最後といいますか、なろうというときでありますから、一言ILO総会に臨まれる基本的な態度についてお聞きをしようと思います。と申しますのは、国の内外の労働情勢をどういうふうに踏まえ、そしてこの問題点にどう対処されるのかということについて、議題もそれぞれ示されておるようでありますが、大臣がジュネーブへ行かれましたら、どういう態度をとられるかについて明確な態度をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 実は、日本政府にとってはILOというのは非常に鬼門……
○片山甚市君 原爆被爆者に対する特別措置法の質疑に当たりまして、若干の問題について質疑をしたいと思います。
初めに、最高裁判決で孫振斗さんが外国人の被爆者に対して原爆医療法の適用を受けるべきだという、適用を認められたことは御承知のとおりです。その判決文を見ますと、原爆医療法制定の理念についていろいろと書かれております。大臣の所見、今後それに対してどのような対策をとっていただくのか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 これに関連いたしまして、実は在米被爆者の現状、その問題点と今後の対策というものをお聞きしたいのですが、御承知のように、日本におられまして戦後アメリカに渡られ、アメリカの国……
○片山甚市君 昭和五十二年度の電電の決算について質問をさしていただきたいと思います。
秋草総裁には、八十国会の四月十二日の逓信委員会で幾つかの質疑をしてまいりました。御答弁もいただきまして、その後、御承知のように五十二年度の決算の収支状況が発表されましたので、簡略に説明していただき、公社予算の仕組みについて、簡単でよろしゅうございますから、お述べ願いたいと存じます。
【次の発言】 説明によりますと、四千三百九十億円の収支差額が出ておるが、収支差額というものはいかなるものであり、公共企業体の性格から言ってどんな意味を持つものですか。
【次の発言】 そうすると、債務償還と建設投資に振り向けられた……
○片山甚市君 まず最近の選挙無効の裁判の動向についてお聞きをしたいと存じます。
まず国民の合意を得た整合性のある選挙制度は議会制民主主義を確立するための根幹である、こういう考えでございますが、大臣としてはいかがですか。
【次の発言】 今日この選挙制度の最も重要な部分について国民から多くの疑問が出されておると思いますが、最も大きな疑問とは何でしょうか。
【次の発言】 大臣の御答弁のように、一票の重みをどのように行使するか、すなわち一人が二票を行使するような状態はいけない、こういうようにおしかりを受けたと立法府が考えるべきだと考えます。
そこでまた金のかかる金権選挙というものをやめなきやならな……
○片山甚市君 ただいま提案をされました法案について、若干の質疑を行いたいと思います。 まず、景気は緩やかながら回復の兆しが見られると言われておりますが、雇用失業情勢は依然として厳しい状況が続いております。すでに百万を超える完全失業者は、昭和五十年度以降連続四年、ことに今年においてさらに増加の傾向を示しており、八月には完全失業者の数が百二十一万、失業率二・三四%となっております。政府は、現在策定中と言われる新経済計画、昭和五十四年度から六十年度の検討において、完全失業者など雇用指標は、当初政府見通しよりいずれも悪化する見通しに修正せざるを得ないことを明らかにしたと言われておりますが、これは企画……
○片山甚市君 国際人権規約批准と留保条項について、関係大臣にまずお聞きをいたしたいと存じます。
まず外務大臣でございますが、一九四八年に世界人権宣言が採択され、これを一対のものとして一九六六年に人権規約ができ、すでにA規約が五十八カ国、B規約が五十六カ国批准されておると聞いておるんでありますが、今日、現在、どのような状態でしょうか。
【次の発言】 わかりました。
わが国の憲法が平和憲法と称せられておることについて、そのゆえんと特徴を簡潔に外務大臣から述べてほしいと思います。
【次の発言】 わが国の憲法は、一般的に言いますと、平和憲法の象徴的なものとしては第九条について広く国民に知られておる……
○片山甚市君 ただいま可決されました環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、民社党、第二院クラブの共同提案による附帯決議案を提出いたしたいと存じますので、御賛同をお願いいたします。 案文を朗読いたします。 環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項につき格別の配慮を払うべきである。 一、都道府県環境衛生営業指導センター及び全国環境衛生営業指導センターの運営については、すべての営業者に対する不公平な取り扱いが行われることのないよう指導するととも……
○片山甚市君 私は、ただいま議題となりました戦時災害援護法案につきまして、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党、第二院クラブを代表いたしまして、提案の理由を御説明申し上げます。 終戦後三十三年を経た今日も、なお、戦争の傷跡がさまざまな形で、その原体験を持つ人々の生活を圧迫し、生命と健康を失った多くの一般戦災者は、国から何らの援護を受けることなく、戦争犠牲者として、傷病苦と生活苦にあえぎながら、余命をつないでいる実情にあります。 私は、これら戦災者の心情と、報われることなく高齢で亡くなられる方々の続出する日々に思いをいたすとき、援護の手が、一刻も早く差し伸べられる必要を痛感せざるを得ません……
○片山甚市君 まず経企庁にお伺いしますが、心業における昭和五十二年度の決算の動向、また昭和五十三年度末の動向、特に四・四半期までの間にどのような経営状態になっておるか、これについてまずお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 いまお聞きのように、大体減収増益であってみたり、増収増益に変わってきたりした原因が、円高あるいは円安、インフレ、こういうことにあると思うんですが、本年度の末の完全失業者数、その傾向について労働省はどのように把握されていますか。
【次の発言】 数として何万名になりますか。
【次の発言】 常用労働者がふえたということで、労働省が、この間四月の十六日の毎日新聞によれば、昭和五……
○片山甚市君 ただいま可決されました国民年金法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党、第二院クラブ共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 国民年金法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、適切な措置を講ずべきである。 一、公約年金制度全体を通じ、各制度間の整合性及び人口の老齢化に伴い、年金の受給開始年齢と雇用との連動等にも配慮しつつ、速やかに年金制度の抜本的改善を図ること。 二、遺族年金については、被用者年金加入者の妻の年金の在り方及び加給年金の問題を含め、総……
○片山甚市君 五月二十一日の新聞を見ますと、労働省は「崩れた「年功賃金」」という表題で「労働省調査」ということで朝日新聞で発表しております。ちょうど富士山を登っていって急激にがけから突き落とすように六十歳から六十五歳に転落をしておる。日本の国は生涯雇用だとか、終身雇用だとか寝言を言っておりましたけれども、本音は低賃金構造で、若い者の労働者がなぜ町にあふれないかというと、御承知のように、七万四千九百円かそのぐらいで安い賃金で雇える。ですから若い労働者を欲する。ところが、御承知のように、年功序列賃金などというのはインチキでございまして、それは役人様のことでございまして、官公労か大会社でございまして……
○理事(片山甚市君) ありがとうございました。 次に、井上参考人にお願いをいたします。
○片山甚市君 NHK昭和五十四年度収支予算審査に当たりまして、まず初めに当委員会における昭和五十三年度予算審議の際の附帯決議について適切に措置をされたものかどうか、簡潔にお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 もう一度お尋ねしますが、それでは昨年の附帯決議については引き続きこれを実現に向かって努力をする、こういう御答弁があったと確認してよろしゅうございますか。
【次の発言】 イエス・ノーでよろしいですから、わかっていますから……。「ですか」と言ったら、「そうです」と、こう言えばいいんでありまして、時間が幾らでもいただけるならやりますから、どうぞ委員長の方で……。
私は附帯決議の趣旨を特に……
○片山甚市君 去る第八十七回国会で、六月五日、衆議院社労委員会における村山富市代議士の厚生大臣に対する質疑応答について、この第八十八回国会でも内容として御確認をいただけますか。まずお答え願いたい。
【次の発言】 それに基づきまして質疑を行いたいと存じます。
大平総理の所信表明演説に対する代表質問が行われているさなかでありますし、そういうさなかにかかわらず薬事二法について本委員会が審議をするということについては、非常の事態だと存じますし、今日までこの参議院では薬事二法についての審議が尽くされておりません。諸般のことを考えますと非常に残念でありますけれども、許された時間において端的に質問申し上げ……
○片山甚市君 去る十月十五日より十七日までの三日間、久保亘委員長、斎藤十朗理事、遠藤政夫理事、高杉廸忠委員、渡部通子委員、小笠原貞子委員、井上計委員、下村泰委員と私、片山甚市の九名は、地域医療及び最近の雇用情勢の実情調査のため、熊本、鹿児島の両県へ行ってまいりました。 以下、調査の概要について御報告申し上げます。 まず、熊本県の医療の実情について申し上げます。 乳児死亡率は、母体の健康状態、養育条件等の影響を強く受けるため、公衆衛生水準、ひいては生活、文化水準を反映する一つの指標となるものでありますが、本県の乳児死亡率は、昭和二十二年出生千人対七〇・〇と高率でありましたが、四十年には二三……
○片山甚市君 ただいま大臣から御説明がありました法律案に関係をし、二、三の点について御質問をしたいと思います。 昭和五十二年の十二月、特定不況業種離職者臨時措置法ほか二法が制定されて以来、さらに特定不況産業安定法、特定不況地域法、雇用保険法等の制定や改正が行われてきましたが、それぞれどのように機能してきたのか、実施状況をわかりやすく説明をしていただきたい。そして、労働省のかけ声の十万人雇用創出の呼び水として十分機能したと理解してよいかどうか。まさか首の切りっ放し、首を切った刀の洗い水となっただけではないか。それはどういうことになっておるか、御返答願いたいと思います。
○片山甚市君 私は、本法改正の審議に加わるたびに胸を締めつけられる思いがいたすものです。 戦争犠牲者に対し、生き延びた者の責任をどう果たすかについて、いまでは戦争を過去のものとしてとらえ、あるいはみずからの体験を懐古的に受けとめ、新しい戦争の危機さえもあるという国際情勢の中で、これを美化するがごとき風潮があることは、特に戦争犯罪者への憤りとともに、国家責任である戦争への政府の対策に問題があると思います。 たとえば、東條英機が靖国神社に祭られております。そこに大平総理大臣は頭を下げていますが、大臣に所見を聞きたい。東條さんの家族には恩給は幾ら支払われておるか。東條さんの御家族には恩給は支給さ……
○片山甚市君 ただいま遠藤委員から草案の説明を受けまして、十一点にわたって厚生省に質疑をしたいと思いますので、明快な御答弁を賜りたいと思います。
ビル管理における事業環境が多様化している現状にあって、特に事業者と従業員の資質、労働環境については、労働集約型事業あるいは中小企業型事業としての社会的制約を排除し、その向上改善が図られなければならない。そのための法改正であることを行政当局として認識しておられるかどうか、まずお聞きいたしたい。
【次の発言】 その上に立って、現に建築物の衛生的環境の確保を業としている者について、登録の申請があればすべて登録されるものであるのかどうか。
○片山甚市君 私は、本法案審議に当たりまして、各般にわたる質疑については浜本議員から詳細に述べられておりますので重複を避けまして、特に原爆被爆者と共通する問題として原子力発電による放射能被曝の現状を明らかにするとともに、原爆による放射線被爆者対策が過去の問題ではなく、今日ではより一層深刻な課題となっているということについてただしていきたいと思います。 そこで、先ほど大臣からお話がありましたように、原爆被爆者援護法は国家補償の精神に基づく援護対策、すなわち原爆被爆者援護法制定が今日重要か課題になっておるということで、第八十四国会においては当時の小沢大臣、昨年の第八十七国会では橋本大臣がそれぞれ……
○片山甚市君 まず、両大臣に特定不況産業安定臨時措置法に関する考え方をお聞きしたいのですが、構造不況下の産業対策として、特に雇用問題は重要な課題だと御認識をされておるようでありますが、不況業種における設備廃棄がすなわち失業者をつくり出す、失業者を造出するという論理構造になっていると思いますが、そうでないとすれば、それをどのように解決をしようとされておるのかについて、私の質問は主として労働問題を中心としてお聞きいたしたいと思います。その焦点で両大臣からの御所見を賜りたいと思います。
【次の発言】 いまのお話を聞いておりますと、やはり事態を見なければわからない、こうおっしゃっておるのでありますが、……
○片山甚市君 近日、新聞紙上をにぎわしておりますところのガット東京ラウンドの問題について若干の質疑を行いたいと思います。
郵政省の管轄下にある電電公社の資材調達に関するアメリカ側の要求について、基本的な姿勢をまずお伺いしたいのでありますが、第一は、牛場・ストラウス会談にどのような基本姿勢で臨んでおられるのか。これはまず外務省の態度をお聞きし、その次に郵政省の態度をお聞きをしたいと思います。まず、御答弁願います。
【次の発言】 外務省は昨日事前に通告をしておりますから、来ておるはずです。
それでは、郵政当局はこれに対してどのような態度で臨んでおるかということからまずお答えを願いたい。
○片山甚市君 民営職業紹介事業の実態等について質問をいたしたいと思います。 長期にわたる厳しい雇用失業状況下の中で職安の行政は一層重要なものとなっておると思います。職安の関係の職員の御努力を多としながらも、その実態はきわめて不十分だと思っておるものであります。そこで、政策推進労組会議の離職者追跡調査報告、昭和五十四年の一月ですが、その報告によれば、再就職について職安を通じたもの一一・九%、また総理府の労働力特別調査、昭和五十三年の三月ですが、それではわずかに六・九%の利用状況であるということになっていますが、この理由を御説明願いたいと思います。
○片山甚市君 私は、まず、電気通信事業が敗戦後無一物のところから九兆円に上る資産を持つ大事業に発展した。この事業に参画した一人としてお尋ねをしたいのであります。郵政当局、公社当局は、これについての、みずからそれを果たした役割りに誇りを持つことができませんでしょうか。日本の国でこれだけの財産をつくり、これだけ国民に利便を与えた事業はおれたちでつくったんだと思いませんか、お伺いいたします。まず郵政大臣。その次、公社の総裁。
【次の発言】 公社総裁。
【次の発言】 歯切れが余りよくなくて、いや、国民の期待にこたえたと胸を張って言えないような言い方ですが、私たち従業員は三人に一人は配転をし、職転をし、……
○片山甚市君 わが国の食糧自給率は先進諸国間で最低であるということでございますが、そのとおりでございましょうか。
【次の発言】 そうすると、アメリカの対ソ穀物輸出禁止措置に見られるように、食糧が石油と同じように戦略物資であるということについては間違いございませんか。
【次の発言】 めでたい限りでございまして。それを覚えておきなさいよ、忘れぬように。泣き面かかぬように。そんななまやさしい世界情勢じゃないんです。
と申しますのは、八〇年代後半には世界の人口の増がありまして、三月十五日現在で大体四十五億だと言われてますが、二十億から三十億になるまでには三十二年かかってます。その後、三十億から四十億……
○片山甚市君 まず、大臣にお伺いいたしますが、去る二月二十一日、大臣の所信表明の中に、第三の課題として労働生活の質の向上について触れておられ、労働者の安全と健康の確保を最重点課題として取り組んだとあるが、労災死亡事故、労働基準法違反、不当労働行為などの増減傾向はどういうことになっておりましょうか。まず大臣として述べられた以上、考え方を述べていただき、事務当局から簡単な御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 昭和五十四年八月の労働省のパンフレットによると、いわゆる「一倍に増えた労働基準法の適用事業場」と、こう書いてあります。そして全労働の中央執行委員の内山さんの文章によると、私のところへ来て……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。