このページでは山中郁子参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、防衛二法案について、福田総理並びに三原防衛庁長官と関係閣僚に質問いたします。 この防衛二法案は、自民党内閣のアメリカに追随する危険な外交軍事政策に対する広範な国民の批判によって、国会審議ですでに三回も廃案になったものです。しかるに、今日福田内閣は、またも同法案を持ち出し、会期を延長してまで強引に通そうとしています。 その背景には、アメリカがベトナム戦争の敗北後、朝鮮半島、北東アジアに焦点を合わせた日米軍事同盟の再編成に取りかかり、一方で在韓米地上軍の漸次的撤退を図りながら、他方では、その補完策として日米韓軍事一体化の計画を推し進めようとしている事態……
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表し、元号法案に関し総理並びに関係各大臣に質問いたします。 まず初めに、私は、本法案と深くかかわる大平総理の靖国神社参拝問題についてただします。 大平総理、あなたはクリスチャンであることが広く知られています。ところが、その総理がなぜ自分の信仰に反してまで、また、何のために靖国神社に参拝されたのか、端的にお伺いしたい。 政府は、さきに、私人の資格とは、公用車は使わない、総理大臣として記帳しないことなどであるとの法制局の見解を明らかにしています。したがって、今回大平総理が公用車を使い、内閣総理大臣と記帳したことは、公人として参拝したと断ぜざるを得ませんが、い……
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、元号法案に反対する討論を行います。 反対の理由の第一は、元号の法制化が現憲法の人類普遍の国民主権原理に真っ向から逆行するもので、憲法改悪、天皇元首化の企てと結びつくものであるという点にあります。これは、国会の審議の過程でますます明らかにされてきたところであります。 元号制が君主体制に固有の政治制度であり、とりわけわが国では、明治以降一世一元として、絶対主義的天皇制の専制支配を支える役割りを果たしてきたことは政府自身も否定できなかったところであります。だからこそ、戦後、国民主権の現憲法施行と同時に一世一元の元号制の法的根拠が失われたのです。政府は、こ……
○山中郁子君 なるべく重ならないようにいたしますが、集中的審議でもありますので、必要な重複は了解をいただくことにいたします。 初めに長官にお考えを伺いたいのですけれども、私はこの問題、先日も皆さんと一緒に沖繩に行きまして調査をさせていただきました。それで新たに実情もわかり、現地の方々の意向もわかった部分がございます。それからその後の経過も、私ども参りましてから委員長が記者会見で述べられました中にも現地でのコンセンサスのために県、市それぞれ努力をしてほしいということも要請をしてまいりました。そういうことにも基づきまして、その後も事態が前進しているということは承知をしております。それで、ただ問題……
○山中郁子君 人事院勧告につきましては、私どもは国公労働者の労働基本権、ストライキ権の問題などとの絡みで基本的な意見を持っております。それからまた、すでに議論にもなっておりました民間比較との調査の方法その他についても多くの意見を持っておりますし、問題も認識しております。しかし、限られた時間ですので、きょうはそうした意見を持っているということを初めに申し上げまして、具体的な点について質疑をしたいと思います。 で、初めに、ただいまお二人の委員からも問題にされましたけれども、人事院が新聞記者の方たちから問われるからということでもっていろいろ言われて、結局いかにも国家公務員の賃金が不当に民間との比較……
○山中郁子君 官房長官にお尋ねいたします。 四十八年のいわゆるドバイ事件後、政府がハイジャック等防止対策要綱を発表されました。この中には羽田空港のダブルチェックの問題や外国空港における日航独自の検査の実施なども入っていて、今回の要綱よりも詳細にわたっているという面もあります。問題は、この要綱を政府が完全に実現してこなかったところに私は重大な責任もあるし、問題もあるというふうに考えておりますけれども、そしてこの点について政府が今後幾ら要綱を出したり、法案をつくったりしても、それが実行できなければ何も意味はないわけで、同じような事件が繰り返されるという余地を残すことになりますから、今回新たに再び……
○山中郁子君 欠陥バス問題と、それに関しまして政府の行政指導姿勢についてただしたいと思います。
最近、十月三十一日ですけれども、いすゞのBU型路線バスがいわゆるリコール届けを運輸省に出したということがありました。この欠陥車ですけれども、いつからいつまでの製造の物で、対象台数が何台になっているかお答えいただきたい。
【次の発言】 六千六百四十七台というのは、そうしますと路線バス全体の何割ぐらいになりますか。つまり、路線バスは全部で何台ということになりましょうか。
【次の発言】 かなりの分量になるわけで、これが先ほどからずっと議論になっております交通問題での人身事故の問題、大変重要な危険をはらん……
○山中郁子君 けさから米軍機の墜落事故の問題で質疑が行われてきたわけですけれども、防衛庁、もうすでに御承知かと思いますが、この質疑が行われている最中に、きょうまた千葉県下で習志野の第一空挺団の自衛隊機が練習飛行でもって接触して、そして不時着の事故を起こしたということがあります。私は、もう本当に何と言っていいかわかりませんけれども、まず事故の実態、被害の状況があるならば、その点をまず報告をしていただきたいと思います。
【次の発言】 八千代市といったら私もよく知っておりますけれども、いまのお話だと、たまたま水田か何かで直接的な民家の被害がなかったとか、あるいは被害者が出なかった模様だというお話です……
○山中郁子君 大蔵省の方は御都合がおありのようですので、先に大蔵省関係の基地の跡地利用の問題について質問をいたします。
神奈川県の相模原市のキャンプ淵野辺が昭和四十九年の十一月三十日だったと思いますが、返還をされております。現在この跡地利用の問題について、市、国、それぞれの折衝が行われているというふうに思いますけれども、現在利用計画がどのようになっているか、お示しをいただきたい。
【次の発言】 三分割方式がいろいろな問題になっていることは御承知のとおりです。私は、いま現在、大蔵省も知っていらっしゃるはずですけれども、小学校建設の問題が具体的な問題になっております。そのことにつきまして、現状ど……
○山中郁子君 防衛二法の質疑に当たりまして、私は、まず初めにファントム機の墜落問題について、一点だけとりあえずきょうの質問ではただしておきたいと思います。 それは、先日の本会議の質問に当たりまして、エンジンの問題で三原長官が答弁をされましたけれども、アメリカ軍用機のエンジン事故の原因調査というのはアメリカ自体でやるわけで、日本にそうした検査をし調査をする施設がなかったので持ち帰ったと、こういう御答弁でございました。これは私は大変理解に苦しむところで、ファントム偵察機はいっぱい日本に飛んでいる、自衛隊にもある、米軍の飛行機も日本でちゃんとその任務についていると、そういう事態のもとでこのファント……
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、防衛二法案に反対の討論を行います。 反対の理由の第一は、この法案が自衛隊の増強、第三航空団の三沢への移駐、輸送航空団の改編強化を含むものであり、その背景には、自衛隊をカーター政権の新たなアジア干渉戦略の一層強力な助手に仕立て上げ、朝鮮半島、北東アジア有事即応体制を固めようとする策謀があることであります。ところが、政府・自民党は、この事実が広範な国民の中に明らかにされることを恐れ、わが党の発言を制限し、まだ審議が十分に尽きないにもかかわらず、委員会審議を議了し、採決を行おうとしています。私は、このことに対し強く抗議をするものであります。 反対の理由の……
○山中郁子君 初めに育児休業給の問題についてお伺いします。 育児休業給の支給時期の問題が、今度の法案で、給与法の中で主任手当の連動の問題とあわせて一つの焦点になっているということはもう御承知のとおりです。これはすでに昨年三月の人事院の勧告で、昭和五十一年四月一日から支給するというふうになっておりました。政府はいままでも何回も何回も勧告尊重ということを言ってこられましたけれども、これを五十一年四月一日支給でなくて、五十二年四月一日ということで法案を再度出されてきているということについては、私は勧告尊重どころか、勧告無視であるということと同時に、何よりも現場の婦人公務員の切実な要求を一つも理解し……
○山中郁子君 初めに、成田空港の警備問題について二、三お伺いをいたします。 公安委員長は、事前情報がおくれたことが暴力集団の空港突入を許したということなど警備ミスを認められているんですけれども、これはその後さまざまな委員会でいろいろ新しい事実が出てきて、政府の答弁を聞けば聞くほど何かえたいがわからないという状況も出てきています。実は私も三月三十日の内閣委員会で質問いたしましたが、まず第九ゲートを改造トラックで突破をされたということで、これに対して警備課長が、改造トラックは第九ゲート直前に認知をしたと、こういうふうに答弁をされておられました。その前に忽然としてトラックがあらわれたというふうな答……
○山中郁子君 初めに国鉄の安全問題について伺います。
五十一年度の監査報告によりますと、「第五 運転、保守等の業務の改善」、この中に入っております「線路保守」の中で、「線区別にみると、改善の兆候の認められる線区もあるが、なお悪化の進んでいる線区も少なくない。」と、こういう指摘がされておりますけれども、現在線路保守について、こうした指摘に基づいてどのような対策が行われているか、初めにお伺いをいたします。
【次の発言】 ちょっと時間がかかり過ぎているということが問題だと思います。具体的に、これは「千葉鉄道管理局報」ですね、これの「運転通達」によりますと、五十二年九月二十八日から五十三年三月三十一……
○山中郁子君 欠陥車問題について三点にわたってお尋ねをいたします。 初めに、第一点は、外国における日本車のリコール問題ですが、運輸省からいただきました資料で――これはアメリカだけなんですが、アメリカにおける日本車のリコールの状況を見ますと、最近一年間で、日本国内でのリコールされた車を除いた数ですが、 運輸省の資料によりますとトヨタ・カローラ、マークII、三菱コルトアローなど十三種、七十六万五千四百二十八台になっています。アメリカで、日本でもリコールされたものを除いていますから全体を見るともっと多い数になると容易に推察ができるわけですし、そうした資料もないわけではないと思いますが、いま日本国内……
○山中郁子君 大規模地震対策特別措置法の審議に当たりまして、この機会を得まして、私は初めに、去る一月に起こりました伊豆大島近海地震の復旧問題を中心にして初めにお伺いをいたします。 すでにもう明らかにされているところですけれども、この地震では死者二十五名が出ておりまして、その原因を分類しますと、崩土によるもの十九名、落石によるもの五名、土砂流出によるもの一名ということで、ほとんどが崩土、落石という結果になっています。土砂流出はこれは持越鉱山の事故ですけれども、建設省の調査によりますと、急傾斜地崩壊危険個所は全国で六万カ所を超える。これは四十七年の調査だと聞いておりますが、その後はどうなっている……
○山中郁子君 初めに、私は、きょうの新聞で報道されております在日米軍経費の施設費も政府が肩がわりするということについて、緊急に施設庁の見解を承りたいと思います。 施設庁御存じだと思いますけれども、去る十一日の内閣委員会でこのことを私は問題にいたしました。それで、その際、再三政府は、施設庁もまた防衛庁も外務省も、アメリカからそういう要望を受けている事実はないということを繰り返されました。しかし、きょうの新聞を見ますとね、具体的にこの取り組みを十七日夜、園田外務大臣と金丸防衛庁長官が直接意見交換した結果、確認されたものと言われると、こうなっているんですね。十一日に私が質疑をしたときも、直前にたし……
○山中郁子君 労働時間の問題についてお尋ねをいたします。 国際的に見ても、いまの日本の労働時間が長いということは定評があるところですし、また生産力資本主義国第二位という経済大国だと言われておりますけれども、労働条件の上では多くの問題点があることもまた周知の事実です。 それで、初めに五月二十五日ですか、「労働時間対策の推進について」という労働事務次官通達が出されておりますけれども、これは一言で言ってしまって、労働時間の短縮の問題に関して言うならば、その趣旨は、労働条件を切り下げることによって労働時間短縮を行うということではないと、当然のことだと思いますけれども、そこを初めに確認をしておきたい……
○山中郁子君 私は、ただいま議題となっております一般職職員給与法改正案に対する修正案について、日本共産党を代表して、その内容及び提案理由の説明を申し上げます。 修正案の第一の内容は、第十九条の五第二項の改正規定を削除することであります。これは本改正規定の成立とあわせて主任手当を規則改正で導入するという政府・人事院の不当な企図を封じるためであります。 第二は、一般職職員給与法第十九条の五の規定を教職員給与特別措置法に移すことであります。これは法体系上の合理性を確保するとともに、人事院が規則改正だけで勝手に主任手当を導入することに歯どめをかけるためであります。主任手当の導入が学校における反動的……
○山中郁子君 けさほどからの議論を踏まえまして、私は三つの問題について質疑をいたします。
第一は、防衛研究の問題に関してですけれども、初めに竹岡官房長のさる記者会見で、統合運用のための防衛研究ということで議論になっておりますお話があったわけですけれども、現在でも防衛庁は陸上、海上、航空、各自衛隊のそれぞれの防衛計画があって、また当然のことながら統合防衛計画もあるというように理解をしておりますが、いま改めて、こうしたものが提起されるということの理由は何か、まずお伺いいたします。
【次の発言】 私は日米防衛協力小委員会での問題との関連についてお伺いをしたいわけですけれども、これは作戦、情報、後方……
○山中郁子君 今回の勧告はいろいろ問題があるんですけれども、私は二つの大きな問題について人事院の見解をただしたいと思います。 第一の重要な問題は、今度の勧告が法的義務がない五%以下の勧告ということを大義名分にした形で、物価上昇率や春闘相場も大きく下回る、そういうものでありながら、それと引きかえに一時金のカットだとか、あるいは高齢者の昇給ストップの問題だとか、ないしは調整額の改悪を示唆するというような一種の合理化ですね、そういうものを提起しているというところが大変重要な問題だと思います。公務員労働者を初めとして多くの方たちが、これに抗議もし不満も出されているというのは当然なことであると私は考え……
○山中郁子君 環境庁設置法の一部改正案の審議に当たりまして、水俣病問題ほか二、三の環境行政に関係する問題について質問をいたします。 初めに、水俣病の問題ですが、けさほどからの審議の中でも明らかになってきたといいましょうか、さらによくわからないということが明らかになったという面もあるんですけれども、まず初めに現在の水俣病での最大の問題は認定行政が進まないと、したがって病気で苦しんでいる方たちが当然の救済を受けられないままにたくさんたまっていって、そして切実な要望となって先般の環境庁での行動、そして、それをまた環境庁が実力で排除するというふうな問題点が出てくる。この点については後ほど触れますけれ……
○山中郁子君 初めに、二十六日の新東京国際空港での暴力集団に対する警備の問題でお尋ねをいたします。 新聞報道その他でも、警備のミスだとか警備に大穴などと伝えられていますけれども、私も、警察官一万四千人を動員して一日一億円も使うと、そういう体制をしきながら、あのような無法な暴力集団の破壊行為を許したということは、政府、警察当局が、私どもがかねてから主張しているように、そうした暴力集団を泳がせるという、そういう政治的な背景がこの事件でも出てきたというふうに言わざるを得なかったと思います。 当日の警備などについて具体的にお尋ねをいたしますが、まず空港公団の総裁、お忙しいところ恐れ入りますが、問題……
○山中郁子君 米軍施設費の日本側負担増の問題について初めに伺いますが、けさの閣議後の記者会見で防衛庁長官は、できるだけ便宜を図るよう研究すべきで、目下外務省で検討していると、こういう趣旨のことをお話しなさったようですけれども、アメリカからどういう要請を具体的に受けているのかということと、外務省は何を一体どういうふうに検討なさっているのか御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 じゃ、長官は別に外務省に検討を命じたわけではないんですか。
【次の発言】 じゃもう一つだけ。外務省が目下検討している、こういう趣旨のことをきょうおっしゃったんですけれども、そういうことはないわけですね。
○山中郁子君 科学技術庁設置法の一部を改正する法律案の審議に当たりまして、私はかねてから問題意識も持ち、また具体的な要望も多く受けております婦人研究者の待遇改善の問題について、初めに政府の見解をただしたいと思います。 その前に、日本の科学技術研究者の待遇問題なんですけれども、いろいろな資料を見ますと、人数的には研究者、これは七四年の資料ですけれども、 二十九万二千九十七人。国際比較をいたしますと、人口一万人当たりの研究者数の数字を比較して見て、日本が二十一人、アメリカが二十六人、イギリスが七・八人、フランスが十一人、西ドイツが十四人と、こういうことになっておりまして、研究者数で言えばかなり国……
○山中郁子君 すでに質疑が重ねられておりますので、なるべく重複しないようにいたしまして、私は初めに従軍看護婦さんだった方たちの恩給問題について二、三お伺いをしたいと思います。 すでに今国会で、長官はこの問題については今国会中に解決を見たいというふうに御答弁されていらっしゃいますし、私どもも直接申し入れもした経過がございます。それで、先ほど来の答弁を伺っておりますと、予算の関係その他がありましょうから概算要求の時期というふうなお答えになったと思いますが、そこのところの取り組みの姿勢が、よもや後退をされているというふうには思っておりませんが、再度今国会中にお考えを固めて、そして実現を図っていくと……
○山中郁子君 公務員給与の問題で一点だけ御質問いたします。 先ほど人事院の見解なり現段階での総裁の所信を伺ったわけですけれども、私は政府がこの時点で、ことしの公務員給与についてどのようにするつもりなのか考えを明らかにしていただきたいと思います。前回のたしか内閣委員会でも若干質疑があったというふうに記憶していますけれども、四月のたしか二十日だったと思います。公務員共闘の三役と宮澤経企庁長官が給与担当の閣僚としてお会いになったときに、労働組合の要望もわかったと、総務長官中心に相談の時期があるときは要望に沿って努力をするという趣旨の発言をされたと伝えられておりますけれども、その辺を踏まえられた上で……
○山中郁子君 審議会の整理法案に関しまして初めにお尋ねをいたします。内容は、まず基本的な審議会の問題に関する考え方、それから幾つかの具体的な問題についてお尋ねをすることになります。 初めに行管庁長官にお尋ねをいたしますが、もともと日本における戦後の審議会制度は、行政民主化の中で官僚主義的な行政を打破する観点から行政運営に国民各層の意見や関係各方面の専門的知識を導入して国民全体に奉仕する、そういう立場で公正民主的で効率的な行政運営を確保する行政委員会制度とともに広く採用された、その趣旨に基づいております。で、行政機構内部の民主的な要素の一つをなすものであると私は考えておりますけれども、まずこの……
○山中郁子君 私は、審議会等の整理等に関する法律案に対し、日本共産党を代表して反対の討論を行います。 本案は、昨年十二月に閣議決定された当面の行政改革計画に基づき、四十五審議会を対象に統廃合を行い、三十五審議会を削減して二十九審議会について委員構成の適正化を図ろうとするものであり、一定の改善はありますが、国民に奉仕する民主的な行政改革という点では大筋としてこれに逆行するものになっています。 現在、各種審議会は、中央行政機関に設けられたものだけで二百四十六に上り、各種地方審議会や私的諮問機関などを含めるとその数は膨大なものになります。 そもそも審議会制度は、政府も認めているように、戦後の行……
○山中郁子君 国鉄共済年金の問題について伺いますが、午前中にも若干触れられておりましたが、国鉄共済の財政状況が非常に悪化しているという問題に関して、初めに現在の国鉄共済年金の受給者の総数、それから、これはふえていくわけですけれども、十年後の見通しはどのくらいになると推定されておられるか伺います。
【次の発言】 大体の見通しとしては十年後四十五万になると、現在の二十五万にそのまま上乗せすればですね、ということになりますね。
それで、財政問題についてなんですが、一つは掛金の率がアップしていくということがありまして、現在は、私の理解ですと組合員の負担が千分の六十二、当局負担が千分の八十五で千分の百……
○山中郁子君 公務員共済の法案審議に当たりまして、私は防衛庁の共済組合の問題について若干ただしたいと思います。内容は、防衛庁共済組合の土地購入とその販売問題についてです。 具体的には、防衛庁共済組合が、これは昭和四十六年ごろだと私は思いますが、横須賀市の農民から土地を購入されました。間に土地ブローカーが入っていたために、結果として農民にお金は渡らないし、また約束であった代替地も実質的には渡っていないというトラブルがあります。これは私は、防衛庁の共済組合が購入した問題でこのように重大な行き違いができて、そして農民が先祖代々の土地を結果的には取り上げられてしまった形でどうにもならないと、防衛庁自……
○山中郁子君 三点にわたってお伺いをいたします。
第一は、今回の法律改正で北海道の函館、旭川、釧路の行政監察局を廃止して、それぞれ分室を設けるというものでありますが、まあいわゆる格下げということになると思います。そもそもが、地方行政監察局を置く趣旨というのでしょうか、目的というのでしょうか、そういうものはどのように規定されておりますか。
【次の発言】 本法律案の審議に当たって、衆議院での質疑も含めて政府が述べておられますことは、分室に格下げしたとしても、住民に対するサービス、行政内容について低下は来さないものである、まあ御心配なく、こういうことを言われておりますけれども、いまお答えがありまし……
○山中郁子君 初めに国公法、地公法の一部改正についてお尋ねをいたします。
まず、提出省庁である総理府総務長官からお答えをいただきたいんですけれども、今回のこの法案は管理職の範囲についてでございます。で、日本のほかに発達した資本主義国で管理職の範囲を法律で決めている国が一体あるのかどうか、その辺の実情はいかがでしょう。
【次の発言】 ぜひこれは、もう一つの法案である法人格の付与の問題とも関連して総理府できちんとお調べをいただきたいと思うんです。この管理職の問題に関しましても、これが労働基本権、つまり団結権を侵害し破壊するものであるという根本的な問題で一貫して議論になっているところで、今度の法改……
○山中郁子君 委員長。
【次の発言】 私どもは意見を持っております。その内容を具体的に申し上げますと、ただいまの委員長の御提案の中身は、期間の延長に関してのみになっておりますけれども、私どもは同特法に関しましては、内容の改善、改正を含めて引き続き検討すべきだという強い意見を持っておりますので、ただいまの委員長の御趣旨に関してはそのような意見を申し上げておきます。
○山中郁子君 初めに国際児童年について伺います。これは政府で、やれ外務省だとか総理府総務長官だとか厚生省だ、いろいろ言っておりました。それで私の方は責任持って答えてくれということで、外務大臣が答えるということで、しかもそれを、都合があるからトップにやってくれというお話でいたしましたことです。私は、政府がちゃんとした誠意を持って、そしてこうした事態については十分反省をして、国会審議を尊重することを初めに強く申し上げておきたいと思います。
ところで、国際児童年に当たっての政府の基本的な見解をまずお伺いいたします。
【次の発言】 政府の基本的見解をお伺いしております。そして総務長官は総理大臣のかわ……
○山中郁子君 一昨日の予算委員会で、私の追及で安保条約下二十五年間の米軍による事故、犯罪が十四万六千三百九十三件にも上り、日本人死者が九百五十六名に達すること、しかも、この中には返還前の沖繩の問題は入っておりません。このうち一次裁判権が米側にあるとされている公務上のものだけでも三万六千七十五件、死者四百八十六名であることが明らかになりました。 地位協定の十七条では、日本は米軍に裁判権の放棄を要求できることになっています。重大な問題は、それにもかかわらず、日本政府は一度も裁判権放棄を要請せず、その結果アメリカでもただの一度も裁判にかけられた者はなかったということです。処理結果の通知さえ来ていま……
○山中郁子君 中高年齢者の雇用問題についてお伺いをいたします。 総理府の調査によりましても一月の完全失業者数は百二十六万人、そのうち四十歳以上の完全失業者は五十三万人で、全体の四二%になっています。昨年と比較しても四十歳以上の完全失業者が十九万人、三六%増と大幅に増加しているわけですけれども、実際問題として不況業種だけではありませんが、こういう時期には真っ先に婦人とそれから中高年者が対象とされるということがこういう結果を招いていると思いますけれども、五十二年の十月の労働省の調査で有効求人倍率が〇・二になっている。そうすると、ほとんどこうした失業した人たちは就職ができないという状態になっている……
○山中郁子君 沖繩の交通方法変更に伴う問題について数点政府の対応と改善のお約束をお願いしたいという立場で質問いたします。 第一点は、経済的損失の補償の問題です。けさほど来からの質疑もありましたけれども、若干重複する点を含めてお尋ねをいたします。 この問題は実施以前にすでに多くの経済的損失が予想されておりました。具体的には実施以前に安里三差路のバス停、商店街の方々、あるいは漁網、漁具店の方々、保育所バスの問題など十四団体から損失補償の要請が出されています。交通変更後も、けさほど安恒理事から御報告がありました委員会の視察の結果の中でも指摘をされておりますけれども、こういう損失に対して、政府のい……
○山中郁子君 初めに、防衛協力小委員会の問題についてお伺いをいたしますが、日米防衛協力小委員会の任期というのはどうなっていますか、いつまでになっていますか。
【次の発言】 そうすると、所期の目的をある程度、ある程度というだけではなくて達成したならば解散をするという、そういう性格のものなのか、ずっと何らかの形態をとって引き続き存続させていくものなのか、その点はどうでしょうか。
【次の発言】 外務省お見えいただいていますでしょうか。――そうしますと、この防衛協力小委員会の三つの部会ですね、作業部会――作戦、情報、後方支援、これはその作業部会の任務ないし任期は終わっているのかどうか、現在どうなってい……
○山中郁子君 初めに防衛問題について伺います。
一昨日の質疑に引き続きまして防衛協力小委員会の問題について伺いたいと思います。
日米安保協議委員会のガイドラインの合意の中には「極東における事態で我が国の安全に重要な影響を与える場合の諸問題」という部分が入るのかどうか、その点を初めにお尋ねをいたします。
【次の発言】 一応ガイドラインについては大体終局に達したという先日の御答弁もありましたし、そういう報道にもなっておりますが、いまのお話によりますと、このガイドラインを承認する安保協議会までに、さらにこの極東における事態での問題を協議をさらに詰めて、そしてそれが含まれることになると、こういう御……
○山中郁子君 初めに防衛庁長官にお尋ねいたしますけれども、今国会の論戦の中でも、超法規行動、奇襲対処などいろいろ問題になっておりまして、政府の答弁も混乱しているようですけれども、自衛隊による自衛権発動の要件をこの際改めて明らかにしていただきたい。
【次の発言】 総理大臣にお尋ねいたしますけれども、その自衛権の発動は、自衛隊法七十六条に基づいて総理大臣が自衛隊に対し出動下令を行う、このこと以外にはないということでよろしいですか。
【次の発言】 いずれにいたしましても、総理大臣の承認を得て行うと、こういうことですね。
【次の発言】 ところで。
○山中郁子君 先ほど交通局長から御報告をいただいたわけですけれども、一つその報告に関して初めに質問をしたいんですが、道交法の改正以降ごく短い期間なので、私どもももう少し時間がたった上でさらに問題点が明らかになってくると思っておりますけれども、まず死亡事故を初めとして事故をかなり減少することができたという御報告がありました。これがこういう方向で定着をしていくことは大いに期待をしたいところですけれども、事故の減少の状況で何か特徴的なものがおわかりになるかどうかということなんです。つまり地域的に、たとえば都市部ではかなり減り方が大きいとか、農村地帯の方がそういう点では減り方が大きいとか、そんな特徴的……
○山中郁子君 初めに交通事故の問題、特に子供の交通災害の問題についてお尋ねをいたします。 すでに安恒、阿部両委員からも御指摘がありましたけれども、昨年の交通事故の死者が一・八%減ったということですが、発生件数ではふえているし、六十万人に及ぶ死傷事故が生じているということは依然として大きな社会的な問題だということは申し上げるまでもないと思います。特に小学生層では九・八%、中学生層では六%という増加になっております。 先ほどからの質疑の中でも、一応御回答はされていらっしゃるんですけれども、私は、やはりもう一つ具体的な、そして組織的な子供の交通災害に対する施策というものがお示しいただかなければな……
○山中郁子君 引き続く形になりますけれども、二期工事に関連して、先ほどから問題になっております森山運輸大臣の年内着工の発言についてなんですけれども、大臣の先ほどからの御答弁を伺っていますと、結局周辺市町村の理解と協力を得てと、こういうことを言われている。そういうことはいささかも変わらぬと。私どもも当然の問題としてあらゆる意味を含めて第二期工事は民主的再検討をまず前提とすべきだと思っておりますが、そうすると、年内着工というのは実際上はあり得ないというように理解をしてよろしいか。
【次の発言】 私の質問は、地元に大きな混乱を与え、先ほどからも議論になっている大臣の発言の適切さという、適切であるかど……
○山中郁子君 主として移転料の定額改定に関してお尋ねいたします。
先ほど宿泊料に関しての御答弁がありましたけれども、移転料についても昨年の四月の段階で調査をなすっていらっしゃるようですけれども、移転料のどういう項目についての調査なのか、それからその調査の結果と今回の改定との、まあ関連というか、そのことについて簡単にお伺いをいたします。
【次の発言】 さっきお尋ねした分の回答がなかったんですけれども、まあいいです。それで、その結果がおたくの方で出されている不足額、五等級以下七・三%、三、四等級以下九・六%、一、二等級、指定職一〇・九%と、こういう数字になって、それで平均一〇%の引き上げという数……
○山中郁子君 初めに労働省にそれではお伺いをいたしますが、リハビリテーションを通じての障害者の社会復帰、この問題につきまして一番大きな問題は、やはり希望する仕事に、そして可能な業種にそれを推進していくという点が日本の場合は大変現状が立ちおくれているということはいままでもすでに問題になっておりました。私、先日も労働省関係の施設もあわせて見せていただきましたけれども、さまざまな――まだまだそれは十分ということではないんでしょうけれども、いろいろと作業の施設などをつくられるという予定で準備が進められています。果たしてそうしたところで身につけられた技術を本当に社会復帰して有効に使えるのか、つまりそうい……
○山中郁子君 参考人の皆さんには貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。大変限られた時間でございますので、端的にお尋ねをいたしますが、初めに宇野先生から御意見を重ねてお伺いいたしたいと思います。 この元号法制化問題の中でたくさんの問題か論議されているんですけれども、すでにいろいろ参考人の皆さんからも、また各委員の御質問の中にもございましたけれども、その主要な中身の一つとしては、この問題を天皇元首化あるいは憲法改悪、つまり自主憲法制定、こういう推進の動きの背景に大きくそれが引き継がれて来ているということはどなたも否定できない現実の姿だと思います。それで、この点につきまして宇野先生も……
○山中郁子君 参考人の皆さんには貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。大変限られた時間ですので、私は四人の参考人の方から一点ないし二点について重ねて御意見を伺いたいと思います。 初めに全部質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 小野参考人にはひとつ、神社本庁が元号を推進する運動のかなり有力な部隊としてずっと行動してこられた、それとの関係について二点お尋ねをしたいと思います。 それは、いままで、自主憲法制定だとか、あるいは靖国神社、国家護持だとか、政府主催の建国記念日祝典の実施だとか、教育正常化に至るまで、そうした一連のスローガンを掲げて具体的な行動をされ……
○山中郁子君 元号法案について幾つかの点にわたりまして政府の見解をただしますが、すでに衆議院それから参議院の内閣委員会が始まりましてからもさまざまな審議が進められてまいりました。私その中でやはり大変痛感いたしますことは、いみじくもどなたかがおっしゃいましたけれども、政府の答弁がエンドレステープみたいなもので、本当に同じことを繰り返し繰り返しうまずたゆまずおっしゃって時間を消化して、そして何とか元号法案を成立させようと、こういうことで、本当に国民の皆さんの疑問とか批判とかそうしたものを代表して私どもが質問もし意見も申し上げていることにまともに答えられないというケースが大変多いわけですね。こういう……
○山中郁子君 一昨日の委員会の質疑におきまして、私は皇室典範二十六条に基づく旧皇統譜令の中の大統譜十二条の七号になりますが、元号並びに改元年月日を天皇の戸籍ともいうべき大統譜に記入する、登録すべしとなっている点について、当然のことながらこれは、元号が皆さんがおっしゃっているように単なる改元のきっかけであって、直接天皇と結びつくものでないと言われるならば、削除をするということをこの元号の審議の中で、国会と国民に明確に確約すべきであるということでただしました。重ねて政府の御見解をお伺いいたします。簡潔にお願いをいたします。
【次の発言】 私は何回もこの元号法案の審議の中で政府がその確約をしなければ……
○山中郁子君 四月二十七日の本会議で元号法案の趣旨説明が行われました際に、私は総理に靖国参拝問題についてお伺いをいたしました。その時点でA級戦犯十四名が合祀されているということが明らかになった、そしてその上でなおかつ靖国神社に参拝されたことはA級戦犯の戦争犯罪を免罪するものであって、侵略戦争の肯定につながるものではないか、そういう立場に立っているのかどうかということをお伺いしました。その際総理は、国の犠牲になられた方々の霊に対して私人として参拝したと、それからまたいろいろな人たちが一緒になっているから分けて考えることはできないんだという趣旨の答弁をされましたけれども、それは一種のはぐらかしであ……
○山中郁子君 恩給法等の一部改正に関しまして、初めに最低保障の問題についてお伺いをいたします。 これは恩給局の調査によりましても、短期在職者の普通恩給受給額が年間十万から二十万未満の方たちが三八%、二十万から三十万未満が四四・六%ということで、この両者で全体の八割を占めております。ですから、最低保障については額の引き上げと同時に適用の対象の拡大ですね、枠を拡大するということを検討しなければならない問題ではないかと私どもは考えておりますけれども、たとえば、適用年齢六十五歳というものの引き下げとか、それから短期在職者の実在職九年以上という年限についての引き下げを図る、そうしなければ実際最低保障が……
○山中郁子君 外務省設置法の改正の内容の一つであります大阪連絡事務所の廃止の件について初めにお伺いをいたします。
現在ここの仕事量、具体的にどのくらい消化しておられるのか、初めにお尋ねします。大阪事務所の現在の仕事量です。
【次の発言】 一定の業務量があるという御答弁でございますけれども、これ廃止ということになりますと、やはり行政の基本とする国民へのサービスという点でのマイナス面というのは出てくると、この点については具体的な今後の保障ですね、それは外務省としてはこういう措置をとられるについてもちゃんと保障はしていくんだというお考えを持ってそのようにおやりになるのかどうか、お尋ねいたします。
○山中郁子君 大平総理は、さきの所信表明におきまして行政の綱紀の粛正、政治の倫理の確立などということを強調されました。また、今回の公務員の給与改定に関しましてこの取り扱いの閣議決定でもその文書の中で、いつも入っていないわけなんですが、官庁綱紀の厳正な保持という文章を特に入れておられます。 それで私はまず初めに、給与担当大臣である総務長官にまつわる幾つかの疑惑の問題に関してお尋ねをいたします。 総務長官は、就任されて早々にKDDに二百万円のパーティー券を売りつけたということが問題になりました。今度は、日本税理士政治連盟から税理士法改正に絡んで五百万円の献金を受けているということがまた大きな問……
○山中郁子君 けさほど来から議論がありましたけれども、この公害健康被害補償法が制定されたときに、自動車に係る費用負担分についてはとりあえず臨時措置として自動車重量税からの一部引き当てを二年間行う、その間に恒久制度を確立するという約束であったわけですけれども、それが何回かこういう形で進んできて、またとりあえずということで暫定臨時措置が提案されているわけですが、この恒久的な費用負担制度の確立というのは、そうすると一体いつになったらできるのか、またいつごろそういうことで考えるのかというふうなことはいかがですか。これは単にその時期の問題じゃなくて、現在のところはこれが適切であるというふうにおっしゃって……
○山中郁子君 バスの問題についてきょうは政府のお考えと施策の取り組みについて要望したいと思います。 総理府交通安全対策室が昨年の五月に「都市交通量抑制総合調査について」という報告書を、かなり大部なものを発表されました。この中で交通量の抑制策についてさまざまな考察を試みておられます。なかなかむずかしい問題もあるし、いろいろな面で示されているのですけれども、しかし交通事故だとか交通公害、エネルギーの節約など、効果を上げれば総合的な交通体系に大きな影響を与えるという展望も示していると言えると思います。初めにきょうは総務長官に交通量の抑制策についての政府としての基本的な見解を伺っておきたいわけですけ……
○山中郁子君 こどもの国協会の解散法案に入ります前に、議論になっておりますスモン問題について一、二点厚生大臣にお伺いいたします。 これは何回ももう言われておりますように、昨年年内じゅうの解決、そしてそれが延びて東京地裁の判断にお願いをするということで推移をいたしました。それで三月七日に東京地裁の所見、裁定が出て、この期限が三月の二十一日ということで示されたわけです。厚生大臣も覚えておいでだと思いますが、三月二十一日、たまたま私は参議院の予算委員会で質疑に立ちまして、そのとききょうが期限ではないか、常識的に言えばその日の五時が期限なんだから、直ちに製薬三社の責任者を呼んで、政府として責任を持っ……
○山中郁子君 今回の改正案の大きな問題点は、具体的に一言で言えば、現行の法律の適用状態からかなり大きく現場の労働者の人たちが不利益をこうむるという問題にあります。 多くもう議論されてきておりますけれども、私はまず第一に、直接これによって不利益をこうむる人たち、つまりたとえば六十歳未満で退職する率ですね、そうしたものがどういう状況にあるのかということをぜひはっきり聞かせていただきたいと思うんです。そういうものは当然お調べになって御承知の上で、具体的にこれだけの人たちがこの改正によって大きな不利益をこうむると、それにもかかわらずやはりこうしなきゃならぬのだということを詰めていらしているはずだと思……
○山中郁子君 初めに、法案の本質的な問題について政府の見解を伺います。
長官にお答えをいただくことになりますが、行政改革を進める上で大事なことは、いままでも多く議論になっているんですけれども、行政組織の改変が国民の権利義務にかかわるという、そういうものであるので、国民に対する行政サービスの低下をもたらさないということが最も大事なことの一つである、基準であるということは、私どもは当然のことだと考えておりますが、初めにその点についての長官の見解をまず伺ってから、質問に入りたいと思います。
【次の発言】 そうすると、かなり今回の法案についてはいろいろ問題が出てくると私は考えております。
それで、……
○山中郁子君 私は、日本共産党を代表して、附属機関、地方支分部局等に関する規定の整理等に関する法律案に反対の討論を行います。 反対する第一の理由は、本法案が附属機関、地方支分部局等の規制形式を統一するという理由によって、これまで法律事項であった規制形式を政令、省令などに移管し、内閣の判断だけで行政機関の再編成ができるようにしようとするものであり、主権在民の憲法のもとで確立した行政機関法定主義に逆行するものであるからです。 戦前の行政組織の決定は、天皇の官制大権に基づいて、議会の協賛を得ることなく一方的に勅令で行ってきました。戦後、日本国憲法はこの天皇の官制大権を否定するとともに、三権分立の……
○山中郁子君 初めに、総務長官にお尋ねをいたします。 先ほども伊東官房長官が政府としての所見を明らかになさいましたが、その改憲主張団体への政府の後援の要請の問題に関連してですけれども、この問題は、私どもかねてから強く要求もし、また主張もしてきたことと深くかかわりがあります。一昨年政府は、建国記念日に憲法の改悪を主張する人たちが中心になって行う奉祝行事を後援するということを決定されました。ことしもこの行事は行われまして、総務長官も出席をされております。で、私たちは、先ほど申し上げましたように、政府の後援は、現憲法の主権在民の原則、信教の自由、政教分離の原則を侵すものであるから、そういうことはす……
○山中郁子君 中期業務見積もりについてお尋ねをいたしますが、きょうも含めて国会での質疑あるいは新聞報道などですでに伝えられていることの点を初めにちょっと確認をしておきたいんです。
アメリカから中期業務見積もりの一年繰り上げ、つまり五十九年を五十八年に早めて遂行するように要求されているということなんですが、ちょっと確認をしたいんですけれども、どういう内容の要求なんですか、正確に。
【次の発言】 そうしますと、アメリカの要求を体したという形で、五十八年完遂ということでもって防衛庁としても検討されていらっしゃるということになるわけですか。
○山中郁子君 冒頭に、厚生大臣にスモン問題について二、三お尋ねをいたします。 スモン被害者の早期救済についてはたびたびこの委員会でも問題になってきたところでございますけれども、現在に至っても原告の半数近くの人人が和解できずに放置をされているという現状です。こういう事態に対して、東京地裁は三月七日に和解を促進する勧告を行ったということは御承知のとおりです。特に同地裁の原告については、三月二十一日までに裁判所に対し一括して諾否の回答をするよう求めています。当事者の一人として国の問題があるわけですけれども、厚生大臣の見解をお伺いするわけですが、どのような回答をされたか。きょうが期限でございます。 ……
○山中郁子君 大変限られた時間ですので、すでに議論がありましたが、チェック体制の問題にしぼって数点伺うことにいたします。 いままで関係各委員会でそれぞれ政府のこの問題に関する答弁もございました。私は、ごく具体的にすぐの問題として、やっぱりいかに武器を持ち込ませないかということがどこまで貫徹できるかということだと思うのです。それで四十八年の例の事件の後でかなり詳細な対策要綱もつくられて、そして取り組んできたことにはなっているのだけれども、結局新しい事件が起こって、いま考えてみると、そういうふうにして決められたことが十分に貫徹していなかったと、このことについては、まあ率直に反省するというふうな御……
○山中郁子君 道交法の改正に当たりまして、私はまず初めに基本的な考え方についてお尋ねをいたします。 いまモータリゼーションの時代というふうに言われて、人間が車に追われて道路上でも大変不自由な通行をしなきゃいけないという状況になってきています。歩道も自転車が走る、こういう状況で、私はやはり道路交通法の運用に当たって人間の通行を守る、この観点がこういう状況に進めば進むほどそのことが大きく基本的な問題として認識されなければならないと思っております。過去の道交法の改正、実質的な改悪の部分もあったと私どもは判断しておりますけれども、いずれにいたしましても、そういう重なる改定によってそれが単なる処罰主義……
○山中郁子君 初めに高齢者の雇用問題について伺います。 一昨日の予算委員会で取り上げた問題ですが、大変時間が短かかったものですから、さらに具体的に少し労働大臣並びに労働省の見解も伺い、前進も図っていただきたいと思っております。 大臣は予算委員会の折に、高年齢者の雇用は定年制の延長など強力な行政指導で六%の雇用率を確保したいということは答弁されているんですが、おととい私も具体的に申し上げました東洋レーヨンですね、これが昨日新聞で一面で報道されましたが、「60歳定年制不況で後退」と、こういうことで報道されております。また、きょう、これは読売新聞の社説だと思いますが、「七十歳定年とはいわないまで……
○山中郁子君 私は、きょうの機会に電電公社の人事任用問題についてお尋ねをいたします。
具体的な内容の事例として東京中電についてお尋ねをするわけですけれども、現在、東京中電には運用係長、運用主任は何人いますか。
【次の発言】 その係長、運用主任が任用された時点の平均年齢は何歳になりますか。
【次の発言】 それで、係長、運用主任になるのに一番早くなった人の勤続年数、それからまた一番長くかかった人の勤続年数、それぞれ何年ぐらいですか。
【次の発言】 平均すると、どのくらいになりますか。それと、五十年の末しか数字はないわけですか。
【次の発言】 そういうのを調べてないのですか。
○山中郁子君 初めに、建設大臣に公共事業費の問題についてお尋ねをいたします。 これはことしの二月十七日の読売新聞の報道なんですけれども、政府・自民党の中に防衛費のGNP比一%を確保するために公共事業費の削減論が出ているという報道がございました。 御承知のように、防衛費については、いまアメリカから強い要求が繰り返し出されておりまして、日本政府もそれに積極的に応じると、こういう見解を表明されているわけなんですけれども、防衛庁の中期業務見積もりを見ましても、六十年度までに達成する金額は年間約二千五、六百億円の上積みをしなければならないということにもなります。それで増税か各省庁の経費の削減かという……
○山中郁子君 初めに郵政大臣にお尋ねをいたしますが、郵政省の元電気通信監理官松井清武、同じく電気通信参事官で現在郵務局国際業務課長の日高英実、両名はKDDからの収賄容疑で逮捕されました。で、これからもまだ郵政省から逮捕者が出そうだということが報道されております。また十数名の灰色高官も存在するということが挙げられています。 いずれ捜査当局によってその深部にメスが入れられるであろうけれども、初めに郵政省とKDDの腐敗事件について国民が納得のいく解明をしてもらわなければならない。そういう郵政省としての立場から、大臣としてどのような対応をされるか、基本的なお考えをお伺いをしておきたいと思います。
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。