このページでは佐藤三吾参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○佐藤三吾君 私は、ただいま報告がございました昭和五十一年度地方財政の状況について、円高不況のもとでますます危機的様相を深め、国民生活、福祉に重大な影響を与えている地方財政の諸問題を中心に、日本社会党を代表し、総理並びに関係各大臣に質問いたします。 御承知のように、いわゆる地方財政白書は、地方財政の実態と問題点を調査解明し、制度と運営の改革に資することを目的として国会に提出されているのであります。地方財政計画と一体をなすきわめて重要な報告でありますが、残念ながら、最近の白書は、公表時間、内容とも、こうした目的を十分満たしているとは決して言えないのであります。特に、昭和五十年度末の地方財政危機……
○佐藤三吾君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案になりました地方税法の一部改正の法律案につきまして、緊急な諸問題を中心に質問をいたしたいと思います。 総理、主題に入る前に、大平政権の姿勢について、特にあなたの御意見をお聞きしたいと思います。 大平政権が誕生して三カ月を迎えようとしています。「政治家は約束したことはどんなにつらくても果たさなければならない」「言ったことは必ず実行する」「たてまえと本音は一致させなければならない」、この言葉は、あなたが総理・総裁として国民に約束した言葉であります。ところが、特殊法人の天下り、たらい回し人事であります。この問題は毎年国会で取り上げられ、高級官……
○佐藤三吾君 先ほど衛藤委員が、交付税の、地方財政の問題について御指摘がございましたが、その問題につきましてもう一つ、大臣においでいただいておりますから御意見をいただきたいと思っております。 一つは、御存じのとおりに、地方財政が非常に逼迫しておる。そうしてこの問題が起こりましてからもうすでに四年有余になっておるわけであります。ところが、たしか七十六国会だったと思いますが、この国会の中で、政府側の答弁というのが議事録を見ますと展開をされておるわけです。一つは、地方財政が今日の貧困を招いておる一番大きな原因は放漫財政だ、そうしてその典型が福祉のばらまきだ、人件費が高い、こういう主張を政府側の答弁……
○佐藤三吾君 先日、私は交付税の問題につきまして六条の三の二項を中心に質問をしたわけでありますが、時間が非常に短いこともございまして、この問題に対して、一歩前進する、こういう大臣答弁をいただいたわけでありますが、きょうは、御存じのとおりにもうすでに五十三年度の予算編成も大詰めを迎えてきておる。一説によりますと、一兆八千億、また二兆円、最近では円高を含んで三兆円も不足するんじゃないか、こういうことが新聞報道で一方的に報じられておるわけです。しかも、五十年度の一兆一千億、さらに五十一年度の一兆三千七百億のいわゆる増額補てん措置が償還になる、こういう情勢も一方では始まっておる、こういうような情勢から……
○佐藤三吾君 私の時間は五十分なんですが、何か総理府長官とそれから警備局長の方が後の時間日程で急いでいるようですから、先にやらせていただきたいと思います。 安恒議員が先ほど御質問しました沖繩の問題について、私も実はこの問題を中心に置いておったのですが、かなり総務長官の方で詳細にわたっての御説明がございました。特に八日から十日まで現地に入って、現地の新聞を見ますと、非常に長官が思い切って懸案解決すると、こういう努力の評価を含めて新聞で報ぜられておりましたし、そういう意味では先ほどの答弁とあわせて非常に適切な措置だと、こういうふうに思うのですが、ただ、この問題について私は、長官がおっしゃったよう……
○佐藤三吾君 私は、ただいま議題となりました昭和五十二年度分の地方交付税の総額の特例等に関する法律案に対しまして、日本社会党を代表し反対の討論を申し上げます。 昭和五十年度以来地方財政は三年越しの危機に見舞われ、打開の見通しもないまま今日に至っている一方、政府の一次、二次にわたる補正予算によって公共事業の執行に追われ、まさに火の車の状況にあり、住民生活にも深刻な影響を投げかけております。こうした状況下で今回第二次補正予算案に伴い地方交付税の特例措置が講じられているわけでありますが、本改正案は政府の地方財政対策の根幹にかかわる重大な問題を擁しており、わが党はこれに反対せざるを得ません。 すな……
○佐藤三吾君 関連。いまお話を聞いておって、非常に私は疑問に思うんですが、大蔵省おりますか、国税庁おりますか。――ちょっと国税庁に質問しますが、先ほどあなたの答弁を聞いておりますと、まあ志苫議員の質問に答えて、寄付金台帳含めて政治資金の丸紅についてという前提の上で毎年精細に行っておる、こういう御報告があったんですけれども、そういうことでよろしいんですか。
【次の発言】 そうしますと、この場合、いま問題になっておる内容についても調査をしておるわけですね。
【次の発言】 先ほどお聞きしますと、あなた、調査をやっておるという確認をいただいたんですが、丸紅の方も先ほどの論議の中のやりとりで、大体この三……
○佐藤三吾君 改正案に入る前に少しお聞きしたいことがあるんですが、昨年の八十国会でこの法案については改正されておるわけですね。そのときの主なものは、モデルガンの規制が中心にやられておるんですけれども、このときの議事録を読んでみますと、自主規制が妥当ではないかという議論がかなり強く出されて、しかし、どうしてもこの改正をしていかなければならぬという観点から、多数で可決したという経緯もあるんですが、この一年間にその効果がどの程度出されておるのか、この点についてまずお聞きをしておきたいと思います。 同時にまた、このモデルガン改正とあわせて一連の罰則の強化がされておるんですけれども、それとの関連であわ……
○佐藤三吾君 私は、ただいま議題となりました地方交付税法等の一部を改正する法律案につきまして、日本社会党、公明党、日本共産党及び民社党提案の修正案に賛成し、政府案に反対の立場から討論申し上げます。 昭和五十三年度地方財政対策に当たって、政府は、三兆五百億円の財源不足を、地方交付税一兆五千五百億円の借り入れ、財源対策一兆三千五百億円の発行をもって措置したわけでありますが、地方財政に対するこうした四年越しの借金政策は、緊急対策の名のもとに地方財政の構造的危機を深めるといえます。 言うまでもなく、地方交付税法第六条の三第二項によれば、交付税率の引き上げ、あるいは行財政制度の改正は不可避であり、こ……
○佐藤三吾君 昨日から連合審査等で道交法の問題についてはるる審議がされたわけですが、私はそれに関連して一つだけ質問してお答えをいただきたいと思っております。これは主として運輸省に関連するわけです。大臣の所用で時間のこと十分承知しておりますが、最後に一言いただきたいと思いますので、しばらく時間をいただきたいと思います。 きのう、大臣の、連合審査の中で御発言がございましたように、今度の道交法の改正の中では、一つの大きな柱として身体障害者の保護安全、こういう問題を取り上げてみたいと強調されたわけです。それと関連する問題ですが、身障者対策基本法というのが四十五年に制定されておりますね。これの二十三条……
○佐藤三吾君 五十三年度の改正で七%プラス一千三百円の引き上げがなされておりますが、これは私どもとして一定の評価をしております。ただ、最近のように春闘の賃上げが物価に追いつかない、こういう状態が昨年、本年、さらにまた来年含めていろいろ予測されておるわけですけれども、本来賃金というのは御存じのとおりに生活給が基本に置かれておるわけですし、その生活給の基本というのは、やっぱり物価問題を抜きにしては守られないわけです。ところが、物価の方が賃金を追い越すというような異常な状態の中で、いわゆる賃金を指標に置いておる恩給の改正ですね、またそれに伴う年金の改善という、こういった事態になっておるわけですけれど……
○佐藤三吾君 大臣、いま社会党提案の地方公営交通事業特別措置法案の提案理由がなされたんであります。きょう、私は、短い時間でございますから、都市交通の問題についてしぼって質問してまいりたいと思います。
再建案に苦しんでおる公営交通の健全化にとって、社会党が提起しましたこの法案に対して、きわめて緊急を要する問題だと思うんですが、いかがお考えでしょうか、意見をまずお伺いいたします。
【次の発言】 それでは早速その地下鉄の問題から入りたいと思います。
地下鉄の建設の問題につきましては、今度五十三年度で六六方式から七〇方式という補助の増額措置がとられました。これは自治省の努力や運輸省、大蔵省の協力等……
○佐藤三吾君 きょうは時間もございませんから二、三にしぼって御質問申し上げたいと思います。 最ず最初に消防の問題ですが、昨年の五月に宮崎の北消防署ですか、勤務の松山さんがレンジャー訓練中に七メートルのところから墜落して死亡するという事件がありまして、その直後に、また六月の十三日に熊本の田上さんが、これははしごの訓練中ですか、十五メートルの上空から墜落して亡くなるという不幸な事件があったんですが、この問題について衆参両院でそれぞれこれの措置を含めましてこれまでも追及されておるわけですが、この事件に対してその後の措置というか、消防庁のとった、これをまずお聞かせ願いたいことが一つ。 同時に、五十……
○佐藤三吾君 午前中地方財政の問題について大臣から決意表明もあったわけですけれども、きょうは私、時間の関係で消防問題に焦点をしぼりますが、その前に一つお聞きしておきたいと思いますのは、大臣の言葉の中に、来年度一般消費税への期待というか、そういうものもございましたけれども、いまの情勢からいえば、一般消費税というのはほとんど私は可能性はないと思います。ですから、そういう観点に立って来年度の予算編成期なんかにおける地方財政の歳入欠陥の見通しと同時に、それに対する財源対策をどういう決意で臨むのか、それを一つまずお聞きしておきたいと思います。
○佐藤三吾君 昨日、同和対策事業の特別措置法が衆議院で延長されました。恐らく参議院の方に回ってくると思いますが、この法案が決まったことにつきましては非常に喜ばしいわけですが、全野党が丑年を主張して結果的には三年になったと、こういう報道がけさの新聞でされております。内容から見ますと、実際三年で決着のつくものでは絶体にないわけです。私は、恐らく再延長は必至であろうと思うんですが、附帯決議を含めまして、この問題で政府の窓口となっておる担当省の総理府の御見解をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 いま相当の残事業、政府が出しているのは三千二百億ですか、それ以外に相当の事業があるということですが、どの……
○佐藤三吾君 まず、時間の関係もございますから、官房長官にお尋ねしたいと思います。 特殊法人の役員の選考が五十二年十二月二十三日に閣議決定されておりますが、この常勤役員の場合は、事前に官房長官と協議をして、総裁の選任は、協議の後、閣議口頭了解となっておる、これに相違ないと思うんですが、また選考基準については民間人の登用など五点を定めておりますが、その中で強く国民の批判が集中しておりました特殊法人の間のたらい回し人事、これは原則としてしない、高齢者の起用は原則として六十五歳、ただし、総裁、理事長の場合は七十歳までと、役員の長期留任は、避けることを原則として六年、特別の事情がある場合には八年とな……
○佐藤三吾君 まず沖繩開発庁、警察にお聞きしたいと思うんですが、沖繩県の戦後の最終処理と言われました七・三〇交通変更につきまして、ちょうどもう八カ月近くなるわけです。この間の交通変更に伴う事故の概況なり安全対策、これはもう幾つか、交通安全対策特別委員会なり本院の中で約束されたり、稻村前長官が現地へ行って約束した事項がございますが、こういった問題がどの程度進捗しておるのか、それから交通変更に伴う損害補償、これがどういうふうにやられておるのかをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 警察庁。
【次の発言】 いま三原長官から七・三〇の状況を御報告いただいたんですが、長官は就任後現地へ行きましたか……
○佐藤三吾君 まず、行管庁長官にお尋ねしたいと思うんですが、五十年の十一月二十五日付で、行政管理庁が二十七県、百六十九市町村の実態調査に基づいて、文部、厚生両省に対して、「幼児の保育及び教育に関する行政監察結果に基づく勧告」、こういうのが出されていますね。内容は、両省が保育所、幼稚園、この需要にこたえて年次計画で整備を進めておるが、整合性がない、不統一である、不均衡に進められておる、その意味で乳幼児と家庭の立場にこたえていない、しかし、保育、幼児教育の観点から、この整合性を保った整備が必要であり、今後は連携調整を図って進めなければならない、そのため懇談会等を設けてやったらどうか、ごくかいつまん……
○佐藤三吾君 まず、警察の方に聞きたいと思いますが、ちょうどあの管制塔の事件があって一年目がめぐってきておるわけです。また、最近非常に険しい情勢が伝えられておりますが、最近の状況はいかがですか。
同時に、この一年間で警備の面、施設の面、各面でいろんな取り組みが行われてきたと思うんですが、成田にかかわる事件の大要で結構でございますが、動員など必要経費も含めて、もし数字があればお知らせ願いたい。
【次の発言】 これらの必要経費は大体どの程度ですか。
【次の発言】 公団見えていますか。――昨年の交通安全特別委員会で、三月二十六日の事件はこういう結果を予測しなかった、言うなら予測をして施設をつくって……
○佐藤三吾君 まず、いま大臣並びに税務局長の説明を聞いたんですが、率直な感じとして、地方税法というのは標準税法ですからね、言うなら自治体の条例でもって税が課せられていくわけですから、その標準税法である地方税法の中で改正をするなり制定をするなり、もう少し知事や市町村長を信頼して、そして条例の本旨にのっとってやられるということが私は大事じゃないかというようなことをつくづく感じたわけです。 そういう観点で大臣のひとつ所見をお伺いしたいと思うんです。 同時にまた、地方財政は御承知のとおりに五十年以降を見ますと、非常に悪化の一途をたどっておるわけです。自主財源の柱である地方税を見ましても、四十九年を一……
○佐藤三吾君 財政局長にまずお聞きしたいと思うんですが、例年交付税法の審議が始まりますと、自治体から審議促進の要請の電報がうるさいほど来るんです。今回も、何か一日おくれると利子が八千万とか何千万とか、こういう理屈をつけてきておるんですが、この委員会の審議は五月十日に私がトップでやる予定しておったんですけれども、十日の日にグラマンが起きたら、ばたっとそういう促進要請がとまっちゃったわけです。これはグラマンの喚問の方が重要だからと、地方自治体の方で遠慮したのか、財政局長の方の指図が行ったのか、どうもそこら辺のことは定かじゃないんですけれども、いずれにしてもきょうで約十三日間おくれておるわけですから……
○佐藤三吾君 まず冒頭に、いま問題になっておりますKDDの問題について御質問したいと思いますけれども、郵政大臣、見えていますか。刑事局長は見えていますか。―― 大臣は就任早々で大変お気の毒なところもあると思うのですが、いま連日国際電電の乱脈経理、交際費の乱用などが報道されておるわけでございますが、昨日東京税関からついに三名の告発と会社そのものが告発されました。 それによりますと、古池会長が密輸の中の一員に入っておる。しかも全部で五千五百点、四年間に二十人が五十一回という会社ぐるみの密輸が確定的に報道されておるわけでございますが、これはもうまさに異常と言うしかないわけであります。しかもけさの……
○佐藤三吾君 行管庁は見えておりますか。―― 行政改革が、十二月十日をめどにして各省庁の中で特殊法人の統廃合を集約しておる。これは先般の委員会で宇野長官が報告した内容でございますが、その発表によりますと、八省庁十三法人が整理の対象、統合の対象になっておる、こういう報道がされておるわけですが、 一面、運輸省ではそういった鉄建公団等の統合についてはまだ結論を出していないといろいろ流布されておりますけれども、一体どのような状態になっておるのか、これから先、さらに特殊法人関係についてはこれが拡大するのかどうなのか、そこら辺の見通しを含めてまず御報告いただきたいと思います。 同時に、各省庁の統廃合が……
○佐藤三吾君 時間がございませんから、きょうは行政改革、それから綱紀粛正を中心に質問をしたいと思います。 まず、その前に、厚生大臣お見えになっていますか。―― 二つほどお聞きしたいと思うんですが、一つは、さきの決算委員会で保育所と幼稚園の戦争問題、いわゆる幼保の戦争と言われる問題でありますが、これは行管庁自体が勧告をして、さらに文部、厚生、行管庁と、この三者で話し合いをされておるんですけれども、その具体的な問題として、岩手県の三陸町での私が取り上げた問題。まあ厚生省それ自体、これまでかなり御努力をいただいておるわけでございますけれども、もうすでに年末を控えておるわけです。一体どういう経過を……
○佐藤三吾君 まず、自治大臣、国家公安委員長として後藤田さんが就任なさったわけですが、就任して約一カ月過ぎておる時期ですから、この機会に率直な感想というか、決意というか、そういうものをひとつ聞かせていただきたいと思います。
【次の発言】 まあ第二次大平内閣で、率直に言って、国民の皆さんが一番驚いたのは後藤田国家公安委員長だと思いますね。そういった問題で、きょうはひとつ、時間が余りございませんけれども、さらにその問題を含めて深めてみたいと思うんです。
警察庁お見えになっていますか。――今回の総選挙でかなりの違反が出ておるようですけれども、違反の全国的な概況ですね、まず、これをひとつ報告してくれ……
○佐藤三吾君 いま防衛庁長官の答弁を聞きながら驚いたんですが、さっきあなたが来る前に、官房長官は、事務的な責任者ももちろん今度厳重に処分しなけりゃならぬけれども、しかしこの問題は政治に、政治責任の問題もかかわる、したがって、そこらの態度についても明確にしなきゃならぬ、こういう答弁をいただいたところが、いまあなたはその問題になりますと全然その感じが出てまいりませんね。 この問題は後で追及してまいりますが、その前に警察庁にお伺いしますけれども、いまなかなかあなたはガードが固くて、緒についた緒についたで終わっているんですけれども、この問題を調べた中で、新聞等の報道によりますと、警察庁はもう一年前か……
○佐藤三吾君 私は倉石さんは初めてですね。御高名はつとにお伺いしておるんですが、初めてな大臣でございますから、いろいろの角度から御質問申し上げたいと思います。 大臣が就任直後に、ロッキード裁判の田中さんが友人であるということを前提としながら、白日のもとになることを願うというような御発言がございまして物議を醸しましたですね。結果的にはお取り消しになったわけですが、私はあの発言を新聞で読みまして、また本会議で大臣の釈明を聞きまして、率直に感じたのは、中身はともかくとして、なかなか率直に物を言う大臣だなと、こういう実感を持ったんです。 御存じのとおりに、こういう委員会で質問をしていろいろ討論をし……
○佐藤三吾君 私は、まず増田社長の方にお尋ねしたいと思いますが、就任して一ヵ月になりますかね、大変な後始末で御苦労なお仕事だと思うんですが、あなたは前に副社長という実績があるから、その意味では就任一ヵ月だけれども、内情には通じておるわけですからね。直ちに刷新体制に動いておるわけですが、三月の十三日に決めたいわゆる四項目、新聞によりますと、経営の刷新の基本方針、たとえば郵政省から直接の天下りは拒否するとか、政治家の紹介に基づく縁故採用は今後一切しないとか、さらにまた、常務会を起こして考査制度を確立するとか、幾つか決めていますが、これは具体的にどういうことですか。
○佐藤三吾君 まず私は鉄建公団のその後の処理について二、三お聞きしておきたいと思いますが、一連の不正事件でこの委員会でも各委員、私も含めて追及をしまして、異例な警告決議が行われたわけでありますが、会計検査院の努力で実態もほぼ明らかにされてまいりました。これに基づいて公団の役職員の処分なり一部の返還の内容が報道されておりますが、返還の内容というのはどういうふうになっておるのか、さらに残されたものについては一体どういう措置をとるのか、また運輸省はこの問題と関連して運輸省内の綱紀粛正を含む事態処理を行っておるわけでございますが、その後の状態は一体どうなっておるのか、まずその点をお聞きしたいと思います……
○佐藤三吾君 郵政大臣が何か日程の都合があるようですから、まず大臣から質問をさせていただきます。 いま、同僚議員の寺下さんの亡くなったことで委員全体で黙祷をささげたわけですが、実は、私、十九日にやはりこういう死亡事故がございまして、弔電を打ちたいと思って一一五に電話をしたんですが、十五分間待ちましたが電話に出てこない。よほど忙しいんじゃないかと思うんですが、さらに、私の場合には三鷹ですから、〇四二二―四三―二九九四の案内に電話をしたところが、定員がなくて大体十分から十四、五分待たしていただいておりますと、こういう報告なんですね。これはまあきょう私ここで質問するわけじゃございませんけれども、急……
○佐藤三吾君 非常に短い時間で質問しますから、答弁する方もひとつ簡潔にきちっと、あいまいな答弁はしないでいただきたいと、まず注文しておきたいと思います。 そこで大臣、まずお尋ねしますが、共済組合法の改正案が通常国会以来ずっと、臨時国会、特別国会を含めて、今日まで延び延びになって審議すらできなかった。これは一番大きな責任は、私は何といっても、共済組合というのは御存じのとおりに労使折半といいますか、政府資金だけで運営しておるわけじゃないんです。そういう当事者との話を、納得せずに一方的にこの法案を出してきた。ここに一番大きな遅延の原因があると言って差し支えないのじゃないかと思うのです。 さらにま……
○佐藤三吾君 いま大臣から説明があったわけですが、これは率直に大臣の気持ちを聞きたいと思うのですけれども、いま、舌をかみそうな、一部、一部、特例、特例という、こういう法案を出さなきゃならないということは私は非常に遺憾に思うのです。御存じのとおりに、地方財政は大変な赤字で、財政収支の見込み等を見ましても、六十年度に四十兆円に達する見込みの姿になる。五十四年度未で二十六兆円という借金。そういう中でこういう法案を出さなきゃならない。この大臣の率直な認識というか、それをまずひとつ聞いておきたいと思うのです。
【次の発言】 大臣、この地方財政のこういう大変な借金という実態は、一体何でできたかというふうに……
○佐藤三吾君 まず、銃砲刀剣の現在の許可の実態をお聞きしたいと思うのですが、五十三年度末で九十二万四千丁、そのうち銃砲のみが九十一万一千丁を超えておるという実態が出されておりますが、この一年間の新規の許可、もしくは取り消しを含めて、どういう実態にあるのかお聞きしたいと思います。
【次の発言】 譲渡もしくは廃棄された許可銃ですね、これは一体どういう実態ですか。
【次の発言】 その中で、暴力団関係というのはどういうふうになっていますか。
【次の発言】 そうしますと、警察白書の中にも出ておりますように、押収してみると暴力団関係が圧倒的に多いですね。これは一体どういうしろものですか。
○佐藤三吾君 十八日のこの委員会でずいぶん議論したんですが、きょうは大臣が見えておりますから、そういった観点で再確認をしておきたいと思うのです。 一つは、立入検査の問題でございますが、御存じのとおりに、この立入検査というのは一歩誤れば憲法三十五条に抵触する、そういう内容でございまして、必要性についての議論と同時に、そういった危険性を持つ条文でございますから、これまでもかなり議論をしたのですが、なかなかここら辺が明確になっていなかったわけでありますが、もう一度こういった問題についてただしておきたいと思います。 先般の質問の際に、私は少なくとも消防法四条なり、さらにまた憲法三十五条ともかかわり……
○佐藤三吾君 まず、地方税法の審議に入るに当たって、税法の審議の時間というのが参議院で非常に少ないというか、とれ日切れ法案ですからね。衆議院から送ってくるのが遅くて、十分な審議をする時間がない。これはどこに言ったらいいのかわからぬけれども、ひとつぜひ改善してもらわないと、実の入った審議はできないと思うんですね。その点冒頭に、これは委員長にお願いしておきたいと思います。 そこで、まずお聞きしたいと思いますが、昨年の税法の改正案の審議の際に、衆議院はございませんが、参議院では九点にわたる附帯決議をつけておるわけでございますが、大臣もその際に、院の附帯決議については十分尊重して最大の努力をすると、……
○佐藤三吾君 まず、理由なき殺人、傷害の被害者の皆さんが、本法の制定の請願をされましたのが四十二年の十二月二十二日だったと思うのでありますが、以来、十三年間を費やしておるわけです。この請願を受けて、稻葉元法務大臣が、文明国の恥である、政府の道義的責任でもある、こういうことを法務委員会の中で強調されてから約四年たっている。そういう本法がおくれた経緯は一体どういうことなのか。政府としての責任をどのように大臣としては感じているのか。まずそこから聞きたいと思います。
【次の発言】 この法案の当初の窓口というのか、準備というのか、こういうのは法務省が中心になってやられておったんですね。それが途中から警察……
○佐藤三吾君 交付税に入る前に、大臣に若干聞いておきたいと思うのですが、最近のことでございますが、全国の首長、議員、これを対象にした調査結果が発表されております。中央政府の関与であるとか介入であるとか、それから問題の行政改革等について種々御意見が出されておるようでございますが、これに対する大臣の受けとめ方というか、それをまず聞いておきたいと思います。――大臣に聞いておる。
【次の発言】 とりわけその中で、六月末をめどにします都道府県段階の行政改革に対する御意見がかなり出ておったと思うんですね。そういう意味合いでこの機会にひとつお聞きしておきたいと思うんですが、一つは地方事務官制度の問題、これは……
○佐藤三吾君 まず、本法の趣旨については、恩給法の引き上げに係る部分ですからいま御説明いただいたとおりだと思うんですが、昨年の十二月の共済組合法の改正に当たって幾つか附帯決議が付されておるわけでございますが、これの処理の状況について、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 その中で、幾つかございますが、確認しておきたいと思うんですけれども、給付年齢の引き上げに伴って、大臣の言葉によると、すき間のないというか雇用保障というか、こういったことが決議をされておるわけですが、これは自治体の場合には、特に町村に多いんですけれども、五十五歳勧奨というものが現実に相当実施されておる。これらの取り扱いが、……
○佐藤三吾君 まず自治大臣にお尋ねしますが、現行戸籍法の施行規則によりますと、付録の様式が定められまして、元号がその中で規定されております。さらに、住民基本台帳法第三章で「戸籍の附票」が市町村長に義務づけられております。この法律の施行に伴って事務処理要領というのが四十二年十月四日に出されておりますが、これは法務省の民事局長、厚生省の保険局長、社会保険庁年金保険部長、食糧庁長官、自治省行政局長から知事あてになっております。これによりますと、「戸籍は、身分関係を公証する唯一の公簿であり、住民票は居住関係を公証する唯一の公簿であって、いずれも刑法第百五十七条第一項にいう「権利、義務ニ関スル公正証書」……
○佐藤三吾君 時間がございませんから簡潔にひとつ御答弁をお願いしたいと思うんですが、確かに宇野長官はいままでの行管長官にない努力をしておることについては私も評価をしています。ただ、大臣で威勢のいい非常に熱心にやっておる方は大体早期にやめますね、大臣を。今度の行管長官の場合もこれだけのことを打ち出して、一挙にできないから五年から六年計画でやるんだと、こういうことで内容は出しておりますが、やる以上はやはり見届けるまで五、六年行管長官をやるという決意を持ってやっておるのかどうか、それをまず第一に聞きたいと思います。それが一つです。それをやらなければ言いっ放し、また同じことを繰り返していく。 それか……
○佐藤三吾君 大臣、この前の決算で問題に供しました登記所の合併の問題ですね、とりわけ九重町の問題、時間がたっておりませんからきょうはこの問題は出しませんけれども、ひとつぜひ慎重に検討して住民の納得できる処理をお願いしておきたいと思います。 きょうは、地名総鑑の問題について、限られた時間ですが、質問してまいりたいと思います。 まず、御存じのとおりに、悪質な差別商法として世論の指弾を受けております地名総鑑、これは五十年に判明して第一から現在判明しただけで第九を数えておるのでありますが、就職差別、結婚差別を求める企業と、それを金もうけにしようとしておる探偵社、興信所を主体にしておるものが中心にな……
○佐藤三吾君 まず、いま質問を私の方で予定しておったんですが、資料の中に十二ページに公務員宿舎施設の問題が出されておりますから、この関係ちょっと先に聞いておきたいと思うんですけれども、決算委員会で御存じのとおりに、具体的に言えば空港公団の総裁初め退職公務員が規定を違反して、いまだに公務員宿舎におけるという問題が出されて、たしか大臣、これは善処しますという、早急に措置しますという回答をいただいたんですが、こういったいわゆる退職公務員がなおかつ規定に違反して不法に残っておるという実態についてどのように改善をしてきたのか、それをちょっと聞きたいと思うのです。
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