このページではコロムビア・トップ参議院議員の13期(1983/06/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は13期国会活動統計で確認できます。
○下村泰君 まず、厚生大臣にお礼を申し上げます。実は、社団法人あゆみの箱という慈善団体がございますが、これが二十二年目に入りまして、先月の二十七日に第二十回目の東京大会を三越で催しました。その節には政務次官を通じてお言葉をいただきまして、ありがとうございました。 今まで大臣のお答えの様子を拝聴しておりますと、質問者以上に、その質問者の裏にいる方々の悩みをそのまま肌でお感じになってお答えをなさっていらっしゃるように私には見受けられます。こういうすばらしい厚生大臣は何人もいません。これはお世辞じゃございません。私も昭和四十九年に当選いたしまして、五十二年から三年間、社労の委員として務めさせていた……
○下村泰君 私の質問は余り目くじらを立てるような質問じゃございませんから、大臣もひとつお気軽にお答え願いたいと思います。こちらの方の質問に調子よくお答えくださったら、私は時間は無視してやりますから、お願いいたします。無視ということは三十分以内に終わってしまうということですから。 大臣の所信表明をいろいろと伺いました。その中に、福祉に対する、殊に重度心身障害者に対するお考えも明らかにされておりまして、大変私どもはうれしく感じておるわけでございますけれども、改めて一言お伺いいたしますが、身体障害者の就職、あるいは就労に対する大臣のお考えはどういうものを持っていらっしゃいましょうか。
○下村泰君 大臣は、朝の十時からずっとお休みないですね、今まで。本当に御苦労さんです。恐らく腹の中じゃ、大臣なんかやるもんじゃないと今思っているんじゃないですか。お気の毒だと思いますから簡単にさせていただきましょう。 この間、高校の教科書に、兎唇という言葉が入っていたのを直してほしいというふうに申し上げておきましたが、実は私、手元に口唇口蓋裂――今は唇顎口蓋裂と言うそうですけれども、この方たちの出している機関紙がありまして、これが八二年ですから二年前の八月の二十五日の会報を見ますと、二年前の時点で既に名古屋の方の高校でもやはり同じようなものを使っていた、しかも出版社は同じです。どうでしょうか……
○下村泰君 私のころにはいつも大臣も局長も疲労こんぱいのていという感じで、もう質問しないでやめちゃおうかなと思うこともあるんですけれども、そうもいきませんので、もうちょっとがまんしてください。 今藤井先生からもちょっとお話がございましたが、事実企業の中にはひどいのもあります。今は亡くなりました伴淳三郎、それからまだ死にませんが森繁久弥、こういう人たちと一緒にあゆみの箱の運動を始めまして、ちょうど四十八年のオイルショック以後でございましたけれども、あゆみの箱のチャリティーショーの東京の中央大会を行うに際してそれぞれの企業に御喜捨をお願いに行ったことがございますが、その当時でも、あなた方のような……
○下村泰君 午前、午後の本法案に対する各先生方の審議をお伺いしていて、大変私は幼稚なことを考えましてね。幼稚というか素朴というか。労働省というのは一体何をするとこかいなという疑問にぶつかりました。労働省というのは、労働省設置法というものによってつくられ、 労働省の長は、労働大臣とする。と、そして、 第三条 労働省は、労働者の福祉と職業の確保とを図り、もって経済の興隆と国民生活の安定とに寄与するために、左に掲げる国の行政事務及び事業を一体的に遂行する責任を負う行政機関とする。 一 労働組合に関する事務、労働関係の調整及び労働に関する啓もう宣伝 二 労働条件の向上及び労働者の保護 二の二……
○下村泰君 私は、覚せい剤等の中毒性薬物のことについてお伺いしたいと思います。 日本という国は、論外国から見れば大変優秀な治安を維持する国と言われております。殊にアメリカの方々が日本に来れば、日本ほど安心して、ましてこの東京の町なんかこんなに安心して歩ける町はない、そのくらい言われておるんです。そちらの方はすばらしいんですけれども、何か近ごろ覚せい剤とか大麻でありますとか、こういう中毒性を持った薬物の使用がまたまたはんらんしてきたようで、この方は余り先進国並みになってほしくないんです、私は、いつまでもこれは後進国の方がいいんだ。福祉の方が後進国で、こんなくだらないものが先進国並みになるという……
○下村泰君 ただいま審議中の法案に対しましては、いろんな委員から、いろんな角度から質問をされております。幸か不幸か私はいつも一番最後でございまして、聞くことがだんだんなくなります。したがいまして、聞く数は少なくまいります。三点ぐらいに絞りたいと思います。よろしくお願いします。 行政管理庁の五十七年五月の「パートタイム労働者等の労働条件の確保に関する実態調査結果報告書」というのがございます。これを拝見いたしますと、行管庁が十六都道府県内の六百八十事業場を抽出いたしまして調査されたんだそうですが、一日の所定労働時間の四分の三以上または一カ月当たりの就労日数が二十二日以上となっているパートタイムの……
○下村泰君 私は、この法案に対してはもちろん賛成をする立場じゃございません。むしろやはり反対でございます。ほかの先生方は、それぞれの御専門で専門的なお尋ね方をしていらっしゃいます。私は、あくまでも庶民を代表して庶民の感覚でお尋ねをいたしますので、ひとつわかりにくいようなお答えでなく、わかりやすいお答えをしていただきたいと思います。 会計検査院の方来ていらっしゃいましょうか。――来ていなければ来てからでいいです。 私は、いつも非常に素朴な感覚を持つんです。といいますのは、例えば新聞にも大きな活字でこういうのが出ていますよ。「ごまかし所得史上最悪」、「五千三百億円 病院トップ」とか、こちらも「……
○下村泰君 先ほどからのお話を伺っておりまして、人間というものはいかに健康というものを維持することが大変であるか。また、病を得た場合にはどうせねばならないかということがつくづく感ぜられました。大変ありがたい御意見がたくさん出てきまして、私にとりましては、私は何の因果か大変丈夫過ぎまして病気というものに無縁な人間でございますので、余りこういったことに関して関心がなかったのですけれども、きょらはつくづく感じさせられましたことを感謝いたします。 桐島参考人と申し上げるよりは桐島先生と申し上げますが、先ほど桐島先生のお兄さんのお話が出てまいりましたが、実は私も同じような経験がございます。何となくお話……
○下村泰君 本法案に対して、多くの先生方が事細かに御質問をなさっていらっしゃいますので、私は、質問というよりも、委員という場を離れまして、日本人の一人、庶民の感覚でひとつお願いだけをして終わりたいと思うんです。 今、反核運動というのはもう世界的なんですよね。そして、先日も英国の上院議員ですか、九十幾つになる方がいらして、こういう反核運動、いわゆる原水禁反対運動に、多少の感情なんかまぜてはいけない、大同団結してやらなきゃいけないなどというふうに、批判をなさっていたようです。 私ごとでございますけれども、私も戦争中は一兵士として東南アジアの各地に作戦行動をしておりました。そして、ちょうどビルマ……
○下村泰君 こんなお時間まで総理がこういう委員会に御出席ということは、総理大臣というのはよほどの体力の持ち主なんだなと感服つかまつっております。
私は、素朴な質問をさせていただきます。
まだ今国会は終わったわけじゃございません。明日の土曜日やろうと思えばやれます。そして来週、月曜、火曜日もございます。何でこんな時間までかけて急がねばならない法案なのか、これを総理にお伺いしたいんです。
【次の発言】 野党側の諸先生に伺いますと、まだ審議する時間は足りないというようなことをおっしゃっているようでございます。
先ほど総理のお話をちょっとお伺いしておりました。和田先生が御質問なさっていらっしゃる……
○下村泰君 三つの法案を審議中でございますが、私は、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部改正案、この中の二つの問題についてお尋ねをいたします。
まず、遺骨収集についてお尋ねをいたしますが、先ほど二百四十万の遺骨、そして収骨が百二十万と、こういうふうにお答えになりましてが、これは事実でしょうか。
【次の発言】 そうしますと、ちょっと異論があるのです。と申しますのは、昭和五十四年四月三日の予算委員会におきまして私が質問したときも、やはり海外戦没者二百四十万、遺骨送還収集が百二十万。ことしは五十九年です。私がお尋ねしたのは五十四年なんですよ。五年もたっていて数が同じというのはどういうことなんですか。
○下村泰君 いよいよ終わりに近づいております。もう少しでございますから、相手変わって主変わらずで、皆さん大変お疲れになったような顔していらっしゃいますけれども、頑張っていただきたいと思います。 それから、最初に当たりまして総理に、先月の二十七日、三越劇場で行われまし「あゆみの箱」にお言葉をいただきましてありがとうございました。会長の森繁久彌からよろしくとの伝言でございます。 これは予定にないことなんでございますけれども、まことに恐れ入りますが、お答え願いたいと思うんでございますけれども、日航の三六便、昨日夜十時十二分に離陸して約一時間後、高度約一万メートル上空を巡航中、原爆のキノコ雲に似た……
○下村泰君 私は障害者の施策を基本にして大蔵省並びに運輸省にお伺いをしたいと思います。 私のこれからお尋ねすることは、大蔵省の大きな予算編成の中で根底から覆すような大それたことは質問いたしませんから、どうぞひとつ御丁寧にお答え願いたいと思います。殊に身体障害者の日常生活について必要なことをお伺いいたしますのでよろしくお願いをいたします。 まず、所得税における障害者の関連控除についてちょっと伺いますけれども、視覚障害者にとりましては点字の申告書がないと承っております。その点字申告書がないためになかなか控除申告ができない、こういう弊害があるんでございますけれども、どうなんでしょうか、点字申告書……
○下村泰君 四月十八日に織訓法というものの審議を社労委でいたしました。そのときに、二、三、時間の関係で質問できなかったことを、再度お尋ねしたいと思います。
身体障害者の職業訓練については、もうこれは大変な特段の改善が図られるべきでありますけれども、殊に技術革新に対応した措置も必要となってまいります。公共職業訓練校におけるME機器の整備状況、これを拝見しますと、雇用促進事業団が九百九、それから身体障害者職業訓練校が五十七、都道府県が三百十となっております。これは五十八年四月現在。これはいまだにこのまま変わっておりませんですか。
【次の発言】 私どもにいただきました資料には五十七となっております……
○下村泰君 お見受けしたところ、大臣も就任してからいろんなことで引っ張り回されているせいか大分お疲れのようですが、ちょいと拝見しておりますと、上のまぶたと下のまぶたが健やかに合いそうな形になっておりますから、比較的手短にいきたいと思います。 今話題になっておりますグリコ・森永事件に関連してお尋ねしたいんですけれども、今回の事件で、まあ事件というものは、だれの目から見ても、事件というふうな言葉で表現されるものにいいというものは一つもありませんけれども、私は、今回のこのグリコ・森永事件ほど許せない犯人はおらぬと思うんです。 我々が子供のころを思い出します。一銭の駄菓子というのが我々の憩いの場所……
○下村泰君 まず大臣にお伺いしますが、大臣の所信表明のお言葉の中に、「私は、先般労働大臣と話合い、高齢者雇用問題等に関する両省の連絡会議を設置いたしました。」、こういうふうになっておるわけですけれども、これはまあお話し合いをしないよりはお話し合いになった方がいいことは事実なんですけれども、高齢者雇用問題だけに限らず、私など一番念願としておりますのは、いわゆる障害児・者の問題ですが、この障害児・者の問題は、時によって両省に即またがるような場合がしばしばございます。したがいまして、高齢者雇用問題だけに限らず、まあ等となっておりますからあるいはそれが含まれるのかもわかりませんけれども、もう少し幅広く……
○下村泰君 私は、三月の二十五日付の各紙に出ておりましたが、いわゆる石炭産業というのが大変華やかな脚光を浴びた時代がありました当時にこの作業に従事していた方々の、労働の条件の非常に悪い中で働いたために、じん肺というものに侵された方々の訴訟問題が長崎地裁の佐世保支部で判決が出たというニュースがあります。これを拝見しておりまして、たまたま労働総覧というのをちょっと見てみましたら、ここにはじん肺法とかあるいはこれに対するもろもろの法律が出ている。法律ができているのにもかかわらずこんなことになった、なぜかいなと思いましたら、この法律は昭和三十五年に施行されたものです。それ以前は全然なかったものなんでし……
○下村泰君 大分時間が遅くなっておりますので、大臣もお疲れだろうと思いますが、色よい返事をしていただけりゃすぐにもやめますから、どうぞひとつお願いをいたします。
まず最初に伺いますけれども、大臣、この間民間テレビ局でたまたま取り上げられた発言で随分苦しめられたことと思いますけれども、先ほど大臣もちょろっとお話しになっていたようですけれども、今度の大戦にはやはり従軍なさっていらっしゃったんですか。――どちらの方ですか。
【次の発言】 軍籍にある身は自分の体一つですから別に問題はないんですけれども、とにかく、現在の中国の東北圏ですか、当時の満州と言われているところへは、国の施策におだてられ、乗せ……
○下村泰君 それではひとつ労働大臣に、厚生大臣の所信表明の中にある言葉から確認をさせていただきたいのですが、厚生大臣がこういうことを言っていらっしゃるんです。「私は、先般労働大臣と話し合い、高齢者雇用問題等に関する両省の連絡会議を設置いたしました。」というふうな発言がおありだったわけです。「高齢者雇用問題等」とあるのですから、高齢者に限らず身体障害者の雇用問題もこの中に含まれるのでしょうかと、こういう質問をさせていただきました。それに厚生大臣は、もちろんその方たちの問題、あるいは婦人問題も含めて「等」というふうに御解釈願いたいと、こういうふうにお答えがあったのですけれども、それをそのままのみ込……
○下村泰君 私、非常に素朴な質問をさせていただきますが、それぞれ年金制度というのは従来からあったものだと思うんですが、国民年金というのがなぜ昭和三十六年に施行されたのか、それをまず伺いたい。
【次の発言】 そうしますと、いわゆるその対象にならなかった方たちのためにできたということが言えるわけです。そうしますと、既にその前にそういう組織の中でこういったものをつくっていた方々にとっては、これはもうそのままの移行をしてきていることなんですから別に問題はない。ところが、そういった既にでき上がっていたものと新しくできてきたものと、これを今度さらに将来は統一しようとしていらっしゃるわけですね、何年後になる……
○下村泰君 午前中から長い時間にわたって、各党の代表なされる婦人の先生方が一生懸命に質問をなさっていらっしゃいました。党の組織の方はいわゆる婦人議員の方がいらっしゃいますから、ピンチヒッター、パ・リーグのDHでもって出られるんですが、私の方は男ばかり集まった三人の小会派でございますから、花畑の中に黒一点という感じでございますけれども、黒というよりは汚れ一点という感じもします。私自身は男であり、男として今日まで生き延びてきたわけですから、女性の心理、女性の立場、それから現在日本の社会機構の中に置かれている屈辱的な女性の立場といいましょうか、ですから切実に私自身は、感受してないという言葉は余りぴん……
○下村泰君 参考人の皆さん、本当に長いお時間御苦労さんです。殊にきょうはもう天候のぐあいも悪く、おいでになるときに嫌な思いをなさりながらここへ来て、なおかつ長時間お座りになってお疲れになったことと思います。 いろいろお尋ねしようと思いまして用意いたしましたらば、ほかの委員の方がほとんど私が聞きたいと思うことをお尋ねになりました。それに十分なお答えが出ております。したがいまして、私は池末参考人お一人に伺いたいと思います。 先ほどの参考人のお話の中で障害認定基準のことについてちょっとお触れになったようですけれども、私も随分速くしゃべる方ですが、参考人も大変お速くてしかもきれいにお速いので、ちょ……
○下村泰君 先般の委員会のときに、私はこういう質問をさせていただきました。二つの年金がもらえるものと喜んでいたものが、今回の改正によりまして一つの年金しかもらえないという新聞の記事、私はこれを質問させていただきました。厚生年金など国民年金以外の年金制度に加入している人が障害者になって退職した場合、障害年金を受給しながら国民年金に任意加入できる、加入すれば通常六十五歳からその期間に応じた老齢年金をもらえたのが、改正案では、併給を認めないためにどちらか一つを選ばなければならない、こういうふうになっております。そして、老齢年金の方が有利という人はほとんどいない。したがって障害年金の方になる。それでは……
○下村泰君 連日にわたって労働省関係が痛められておりますが、気の毒だとは思いますよ。気の毒だとは思いますけれども、なぜこんなに責められるのかということを反省していただきたい。これが、今六対五ですわね、この間巨人が負けたのと同じなんですから。六が女性で五が男なんですね。今、六対五の比率なんですよ。六千万が女性で五千万が男なんだ。その多い六千万の女性がもろ手を挙げて、いいものができた、これで私たち女性の喜びが一つ倍加したという法案なら、これだれも問題にしやせぬわけですわね。余りにも手落ちが多過ぎる、至らないところが多い、まだまだ企業サイドの男側の方に寄ったものができ上がっているというところでおたく……
○下村泰君 この改正法案の審議に入りましてつくづく感じたことなんですけれども、多くの国民、殊に働く方たちがこれだけ反対しているのに、何で早く審議をして早く上げなきゃいけないのかなという疑問が素直にわいてまいりました。しかし、国会の中でございまして、いろいろの議事の進行上こういうふうになるんでございましょうけれども、例えば庶民的な感覚で申し上げれば、この年金給付に対して予算がない、財源がない、それなら自衛隊の飛行機の二機分か三機分回せばいいじゃないか、こういうふうに考えるのが庶民の感覚なんです。一番これは素直な考え方だと思います。しかし、今これを取り上げましても、飛行機が二機、三機減るわけござい……
○下村泰君 各委員からそれぞれこの法案の内容について詳しくあらゆる角度から分析なさっていらっしゃいます。私はいつも申し上げますが、一番最後に質問いたします関係上、あれもこれもと準備してまいりますと、ほとんど前の方がお話しになりまして、中にはダブるものもあればダブらない私独特のものもあるのですが、本日はほとんどダブります。ダブりますけれども、また私の感覚でお尋ねをいたします。 私は、この世の中に女性ほど恐ろしい存在はないと思っています、私の家に参りますれば男女平等どころじゃないんですから。かみさんの方が私の地位よりはるかに上なんです。 ですから、こういう法案をつくらなきゃならないというような日……
○下村泰君 この法案なんですがね。先ほどから各委員からもいろいろと御意見が出ているようでございますけれども、「この法律の目的」というところに、「この法律は、父と生計を同じくしていない児童が育成される家庭の生活の安定と自立の促進に寄与するため、当該児童について児童扶養手当を支給し、もつて児童の福祉の増進を図ることを目的とする。」、こちらの旧法の方を拝見しますと、「この法律は、国が、父と生計を同じくしていない児童について児童扶養手当を支給することにより、児童の福祉の増進を図ることを目的とする。」。先ほどこれは安武委員よりも、「国」をどうして外したかということに関して、地方自治体とともにやらなきゃな……
○下村泰君 審議に入りましてから労働省側のいろいろなお答えを聞いておりますと、いつもの一般質問に比較して非常にスムーズじゃない、お答えが。非常に戸惑っていらっしゃる。時によっては、加藤安定局長の顔を拝見していると、まことにまごまごしているというような表情にも読み取れます。ということは、まだこの法案そのものがそれほど内容的にすばらしくでき上がっているとは言い切れない、そういう点があるのではないかと思います。したがってお答えになる皆様方の方もその内容について完全に掌握していない。具体的な例を挙げられた場合にはなかなか妥当なお答えが出てこない、こんなふうに私は見受けます。 まず大臣に伺いますが、こ……
○下村泰君 本法案にはちょっと関係ないんですけれども、大変私は気になりましたので、AIDSということについて二、三お伺いして、それから入りたいと思うんです。国民の健康を全部管理する厚生省さんのことなんですから、こういう問題にはむとんちゃくでいられるはずがないので、ひとつ伺いたいと思います。 これは新聞の報道なんですけれども、ことしの三日の二十二日に京都大学ウイルス研究所の方々が、AIDSの病原体が血友病治療の血液製剤を通して我が国に輸入されておる、こういう研究の成果を発表していらっしゃいます。そして、同じ新聞の報道のこれは五月二十二日、今月でございます。この報道によりますると、私は血漿という……
○下村泰君 各参考人の皆さん、御苦労さんです。 高梨先生に伺いますけれども、高梨先生のいろいろとお答えになっておられる「労働法律旬報」、こういう本がございまして、この中で述べられていらっしゃる高梨先生の御意見もよく伺い――伺いというよりもこの活字を通しての私の知る範囲のものなんですけれども、この中で先生は、日本の企業別組合運動の欠陥がこういう派遣事業形態を大変ふやしていると思うというようなお話の滑り出しで、日本の企業の中にある組合が派遣元から派遣されてきている労働者を組み入れていない、取り入れてない、そういうことからこういうような問題が起きてくるんだと、今度の法案についての労働権の問題が起き……
○下村泰君 大分皆さんもお疲れのようですから、この五月二十五日に出ております東京の中央紙の記事なんですけれども、派遣事業で派遣されている人たちがこんなに酷使されているのかなという記事が載っています。これ読みますから、その間頭を休めてください。これは、コンピューター関係の派遣会社に勤めるシステムエンジニアのAさん、三十三歳の方の例ですが、 コンピューターを動かす命令システム全体を設計するのが、彼の仕事。時代の最先端を行く職業だが、会社からの指示で、コンピューターを 持つあちこちの企業を転々とし、自分の会社にはほとんど戻らない。派遣先では、納期を迫られて、徹夜がザラ。派遣先の近くに会社が借りあげ……
○下村泰君 賛成法案でございますので、そう大してお尋ねすることはないですけれども、二、三伺わせていただきます。もうほとんどの先生方がお尋ねになりましたので重複しないようにいきたいと思います。 まず最初に、原爆の方に関しましてお尋ねいたします。 被爆者に対していろいろな手当が出されておる、これは大変結構なことだと思います。そして今回も手当が引き上げられる、これも結構。ただ、三十七万人の被爆者が年々高齢化しつつあります。これは万やむを得ないことであります。そこで、これら被爆者のために支給期間の延長、あるいは健康管理手当の申請手続ですね、これを可能な限り簡便化したい。何かやっぱり役所というのは手……
○下村泰君 身体障害者の雇用促進法に基づいてちょっと伺いますけれども、先般もお伺いしましたけれども、テンポラリーセンターが一万五千人、マンパワージャパンが登録者が九千人、管理職が百十人。テンポラリーの方は管理職何人ですか聞き忘れましたけれども。それからコンピューターサービス、これは東京にあるそうですが、ここが従業員が三千七百四十六人。それからインテックというのが富山に本社があるそうですね。ここが千五百四十九人。それぞれ雇用関係は違いましょうけれども、身体障害者が果たしてどのくらい働いていらっしゃるのか、労働省の方はおわかりでしょうか。
○下村泰君 法案に入ります前に、まことにしつこいようでございますけれども、無認可共同作業所の問題について、再度ちょっとお尋ねしたいんです。 と申しますのは、大阪の岸和田というところがございまして、ここにいずみ野福祉会、これは社会福祉法人として認められておるんですけれども、このいずみ野福祉会というところを訪ねてまいりました。たまたま八周年記念行事だというので参りました。六年前に参りましたときは、ここは岸和田市の市役所の一部をお借りして、たしか沼町という場所でございましたけれども、それは大変ぼろぼろの作業所でございました。 ところが、この岸和田というところは、この重度身体あるいは心身障害者、こ……
○下村泰君 私は、今月に入りまして、十四、十五、あるいは先月の八日あたりに新聞に発表されました、今法制審議会の民法部会身分法小委員会で草案がまとまりつつあるのでございましょう、特別養子制度、これにつきまして質問をしたいと思います。 これは報道によりますると、まだ六十二年、それからまだ時間がかかるように承っておりますので、今急にどうのこうのということではなくて、私の希望を少し交えながら法務省の御見解を承りたいと思います。 昭和五十年の十一月七日の参議院の予算委員会で私が質問を行いまして、優生保護法の中絶時期を一カ月短縮していただきました。 本来は、優生保護法の第二条に二つの項目がございます……
○下村泰君 私は、道交法の改正によってシートベルトの着用が義務づけになりましたが、その件に関してお伺いしたいと思います。
労働大臣はこれから党の大会がおありになるんだそうで、私の質問は大体局長さんでも間に合うと思いますし、また、局長さんからいい答えが出て、その答えが大臣に伝えられれば、大臣はそれなりに従わなきゃならないような立場じゃないかと思いますので、本来は逆でしょうけれども。ですから、局長にはよくお話ししておきますから、お引き取りになって結構でございます。どうぞそちらの方へお出かけになってください。委員長、よろしいですね。
【次の発言】 運輸省の方、来ていらっしゃいますか。――おたくさん……
○下村泰君 午前、和田委員からもエイズのことについてちょっとお尋ねがございました。私は、エイズだけをやろうと思っておったんでございますけれども、和田委員の問いに対しまして余りはっきりしたお答えが出ていなかったので、そのはっきり出ていなかったお答えのことに関してお尋ねをしたいと思います。
厚生省の方としては、これからエイズ患者というのは一体どのぐらいふえていくとお思いですか、見通しは。
【次の発言】 三けたになるということは、今からつまり確定的な数字は見られないけれども、三けたにはなるという変な確定的な推理が成り立つわけですね。と申しますと、これはもうどんどんふえていく、減ることはあり得ないと……
○下村泰君 今回の医療法の改正なんでございますけれども、私はもうこういうものはまるで素人でございます。
今度の改正案は、地域の医療供給体制の体系的
整備を図るための都道府県医療計画の策定と医療法人についての規定を整えることを主な内容とするものであると、こういうふうでいいんですね。何か足りなければ足してください。これが主な趣旨だと思うんですけれども、足りなければちょっと足してください。
【次の発言】 それで、衆議院の方の修正案が出ておりまして、この中に、先ほどからもいろんな委員の方が述べておりますけれども、「へき地医療、休日及び夜間診療等の救急医療の確保に関する事項を明記するとともに、機能及び……
○下村泰君 まず、大臣御就任おめでとうございます。初めてこうして委員会でお顔を会わせますので、一応お祝いを申し上げておきます。 質問に先立ちまして、せんだって大臣の所信表明を伺いまして、八つの柱から成るお話がありました。その六番目に、 障害者等特別な配慮を必要とする人々の職業生活援助対策であります。 障害者の方々の社会的自立を促進するため、障害者の雇用機会の確保に努めるとともに、重度障害者、精神薄弱者に重点を置いた施策を進めてまいります。 また、失業対策事業について、制度の改善を図ってまいります。 こういうふうに述べられていらっしゃいますが、改めて伺いますが、こういうことの第六の項……
○下村泰君 まずお尋ねする前に、一昨二十三日に五反田にございます簡易年金ホールで、あゆみの箱の第二十二回の東京中央大会というのを行いました。その節に坂本児童家庭局長さんから厚生大臣のお言葉をちょうだいいたしまして、御礼を申し上げておきます。そこへ招待された身障者の方々も大変、大臣のお言葉を代読していただいたその内容について、心強いお力をいただいたというふうに聞いております。大変喜んでおりました。 ところが、こちらの厚生大臣のこの間の所信表則の中には、さほどこの身体障害者に関することについてお述べになっていらっしゃらないんですが、この委員会で述べた所信表明と、あの簡易年金ホールで坂本局長が代読……
○下村泰君 大臣が十三時から衆議院の社会労働委員会の方にお呼ばれされているそうで、食事もできない、まことに酷使状態は気の毒ですので、端的に伺いますから、端的にお答え願いたいと思います。 身体障害者の雇用促進のことについては、たびたびお尋ねしておりますけれども、ことしは殊に障害者の雇用率の見直しの年でございます。したがいまして精神薄弱者、こういう方々の雇用促進の方針、それから前の補正予算の審議の中でやっぱりお尋ねしたんですけれども、この精薄者の雇用促進のほかに、てんかん、小人症、内部疾患、難病の方たちのものは具体的にどのように進めていられるのか、ちょっとお尋ねします。
○下村泰君 お尋ねをする前に、四月四日の予算委員会の総括の締めくくりで、小規模作業所の問題で総理に大変ありがたい御答弁をいただきました。そのことについて、厚生省の社会局の方も大分お困りのようだったようですけれども、月曜日に厚生省の方々がお越しになりまして、それで総理大臣のお気持ちとして、私のところへ行ってよく説明せよというようなことで厚生省の方が参りました。で、いろいろとお話をいたしました。その結果、今すぐにというわけには私も請求しておるわけじゃございません、要求もしておりません、近い将来に向かって何とかして助成をしていただきたいというのが私の真意でございます。そのことにつきましてもろもろの相……
○下村泰君 私は、かつておりました芸能界を振り返りますと、私らの場合には、終身雇用であるとか定年とかというような言葉は全然通用しない世界、要するに終身就業、死ぬまで、息のある限り、舞台で倒れるまでやるのが私らの商売でしたからね、こういう問題に直面しますと、ああ、一般の方は大変なんだなということをつくづく感じているんです。 今から三十年ぐらい前に、よく関係局の人たちが、いよいよ私も定年ですよと寂しそうな顔をしている人を見たときに、私は何の感慨もなかったんです。ところが、こちらに入るようになりまして、こういう問題を取り上げて、こういう問題に直面することによって、ああ、雇用関係がある方は大変なんだ……
○下村泰君 私の持ち時間は四十分でございますが、委員会の運営上十五時五分で私は切らなきゃなりません。残された時間は十七分でございます。この十七分で話をまとめなきゃなりません。したがいまして、用意した質問の内容を大幅に削らしていただきます。本来、今年度から支給される特別障害者手当、ここから入ったかったんですけれども、ここから話をしておりますと本論の方が少なくなりますので、本論の方へいきなり入らせていただきます。 ちょうど福田さんが総理大臣のときに、予算委員会で私が質問させていただきましたときに、総理、日本は福祉国家でしょうかというふうなお尋ねをいたしましたところが、残念ながら開発途上国並みです……
○下村泰君 本法案の施行に伴いましていろいろの問題が生まれてきておりますけれども、私は、労働者の現在の背景についてちょいとお伺いしたいんです。 かつては人手が余っておりました。それだけに賃金も安くて済んだ。そのころにはある程度の賃金といいましょうか、それがいただければ生活ができる。ですから、単に飯の種というのが今までの私は労働条件だと思うんです、労働者にとっても。ところが、今のような豊穣な、豊かな時代に入りますると、もう主食の飯だけの問題ではなくて、今度は副食の方に移っていくわけですね。したがって同じ労働条件でも、賃金ということよりは健康であるとか、週休二日制であるとか、持ち家であるとか、あ……
○下村泰君 多少、ほかの諸先生方と重なるところがあるかもわかりませんけれども、少し角度を変えていろいろとお尋ねしてみたいと思います。 今、日本の国の労働問題で一番直面しているのは何だといったら、やはり高齢化、いわゆる高齢の労働者がこれから多くなっていく、しかも非常な加速度的に、いまだかつて世界に例を見ないスピードで老齢化社会に入っていくと。これはもう皆様方の方がよく御存じだろうと思います。 そこで、いろいろと考えてみますと、いわゆる簡単に言えば、じゃ、なぜお年寄りの方々が働かなければならないかと、こういうことになりますわね。年をとってきたら通常の年金、いわゆる年金生活というのができれば、そ……
○下村泰君 私は、一般戦災者の援護問題についてお伺いをしたいと思います。 戦後四十一周年を迎えております今日に至るまで、政府の戦争犠牲者対策は、国との間に身分関係のあった軍人軍属、準軍属、その遺家族に限定されておりますね。それ以外の民間の犠牲者については一般の社会保障の充実により対処していくという基本方針のもとに顧みられていません。二十年代は国全体が模索の中にあって、いろいろと国民に対する施策どころの騒ぎではなかったと思います。 三十一年度版の厚生白書というのがあるんです。したがいまして、このころからこういうことがはっきりしてきたんじゃないかなというような気がするんです。この厚生白書に「戦……
○下村泰君 まず、今回の補助率引き下げは障害者にとって大変多くの、そして大きな問題をはらんでいることをお伝えしておきたいと思います。 国際障害者年中間年に当たりまして、こういうことが行われるのはまことに残念で仕方がございません。私はこうした観点に立って、この補助金問題についてお尋ねしたいと思います。 幾つかの問題の中で、まず措置費に関連しまして身体障害者福祉ホームについてお伺いしたいと思います。措置費は、本来国庫十分の八、自治体十分の二であるべきものが、六十年度一年限りということで国庫十分の七に引き下げ、そしてことしそれをさらに引き下げて十分の五、二分の一にして向こう三年間行うというわけな……
○下村泰君 今回の補助金、もろもろカットというような問題に直面しておるわけでございますけれども、その補助率問題の中で引き上がったものもあるんですね。厚生省関係ですが、デイサービス事業というのがあるんです。この具体的な内容についてお伺いをまずいたします。
【次の発言】 そこで、先般もここで総理のお答えの中にあったんですけれども、よく研究して、国として何ができるか考えさせていただきたい、こういうようなお答えだったんです。それから後で厚生省の方々に打ち合わせに行かせますというようなお言葉で、厚生省の方々とまたお話をさせていただきました。
ところで、お互いに何かいい知恵があればそれを出し合って、そう……
○下村泰君 御苦労さんです。二院クラブ・革新共闘の下村でございます。 私は、一点だけ伺わせていただきます。 今回の措置によりまして地方自治体においても当然、この補助率の少なくなった分、いろいろと縮小あるいは見直し、格差というものが生じることだろうと思うんですが、こういう場合に一番しわ寄せはどちらかというと社会福祉関係、ことに身体障害者の手当ての方に関係してくるんじゃないかと危惧をするものなんです。 私は、しばしば社会労働委員会でも新潟県の例を取り上げまして、県知事が大変福祉関係には関心がおありで、ことに身体障害者の問題に関しましては地域ぐるみの施策というのを日本でたしか一番最初に取り上げ……
○下村泰君 本法案に関連して、障害者のことでまた再度お尋ねさせていただきます。 先般来、身体障害者更生援護施設に係る費用の徴収についていろいろお尋ねしてまいりました。障害者の方々が身を挺して厚生省の前に座り込みまでやりまして、できるだけ本人徴収のみにしてくれ、扶養義務の親たちには迷惑をかけないようにしてくれというようなことが主眼で座り込みまでやりました。彼らの話を聞いておりますると、無理もないという感が随分いたします。 と申しますのは、あの身体障害者の方たちの中には、親子の間で大変な闘争までやりまして、親の介護を受けずに、親から離れて自立のために一生懸命努力をしているグループもおるわけなん……
○下村泰君 私は常に障害者のことしかお尋ねいたしませんけれども、今度の法案の中におきましても、この委員会の中におきましても、総理からたびたびありがたいお言葉をいただいておりまして、なお意を強くしておりますけれども、まだまだ何といっても日本はスウェーデンあたりに比べると大変恥ずかしい状態なんです。 私、できるだけ障害者の方々も普通学校へ入れていただいて、健常者と一緒に勉強させるという方法が一番いいことはいいんですね。それが一番また親御さんたち色願っておることなんです。 ここに、ある女性の方がスウェーデンの盲学校ということについて調査をなさっている。恐らくこのリポートは文部大臣もお読みになった……
○下村泰君 私は、障害者問題一つに絞ってお尋ねをさせていただきます。 ことしは身体障害者雇用促進法で定められている雇用率の見直しの年であります。労働省もそのための調査費を予算要求しているわけですが、精 神薄弱者への雇用率適用について伺いたいと思います。 昨年の六月、労働省の職業安定局長の私的諮問機関である精神薄弱者雇用対策研究会が報告書を出しております。適用については賛否両論が併記されております。否とする意見、すなわち時期尚早とする意見とはどういうものなのか、それについて労働省がどういうふうにお考えなのか、まず承りたいと思います。
○下村泰君 私は、障害者の問題についてお尋ねいたします。
今、障害者の人たちや関係者の間で施設における費用徴収が大変な問題になっております。この問題で先月の下旬、障害者の人たちが厚生省に座り込み抗議をしましたが、その内容をお聞かせください。
【次の発言】 私は費用徴収が悪いとは言っていないんです。むしろ今後障害者であろうと自己負担すべきことがふえてくると思います。ただ、そのためには所得保障や雇用保障などが十分に整っているなどの条件が前提だと思うんですよ。今回の問題で大変私が問題に思うことは二つあります。
一つは、自立しようとしている障害者の問題になぜ扶養義務者が登場してくるのか。これは逆に……
○下村泰君 公述人の皆さんは、朝の十時から休憩を一時間挟みましてもう今十六時、長い間本当に御苦労さんです。 私はいつでも一番最後に質問させられますので、ほとんどの先生方がもう質問なされていらっしゃいます。それで、角度を変えて二、三の質問をしてみたいと思います。 小西公述人は余りこういうお席には出席なさった御経験がないと思います。並びに笠岡輝昭公述人も初めてのことだと思います。お二人の公述人に同じことを伺います。 これだけのお時間、当委員会の様子をどんなふうにごらんになりましたか、御感想を述べてください。それから、お二人とも、今何を望んでいらっしゃるのか。この二つをそれぞれお答えください。……
○下村泰君 この臨教審というものがどういうふうになりますか、これから審議されて採決されるんだと思いますけれども、この臨教審というのが創設された場合に一体大臣にとっていいことなのか、それとも情けなくなることなのか。ここにあります「位置づけ」というものをちょっと拝見しました。中央教育審議会は文部省の附属機関、臨時教育審議会は総理府の附属機関、こうなりますると総理大臣直轄になる。そうしますと、文部大臣の頭越しにいろいろなことが審議され、これが文部大臣逆に命令されるようになるんじゃないかと。そうなると文部大臣は非常に苦しい立場になるなというようなことを想像しております。かつて臨時教育制度審議会というの……
○下村泰君 二院クラブの下村です。 こうして女性の問題が非常に大きくクローズアップして、この参議院でこういう公聴会が催されました本日、私は今振り返りまして、今この席に市川房枝先生がいらっしゃったらどんな感慨をお持ちかなとふと考えました。殊に中村公述人とはしばしば二院クラブでお顔を合わせておりますので、余計その感慨が強くなりました。 前段は抜きまして、本題に入らせていただきます。 皆さんの御意見はそれぞれ伺いました。理想は高ければ高いほどいいんですが、現状とは大分大きなギャップがあります。この男女雇用均等法案なんでございますけれども、これがもう出てくる段階から少し私は問題があると思うんです……
○下村泰君 私は、社会労働委員の一人としてお尋ねをいたします。
本案が施行されるということで、今までの形とは大分違ってくると思います。郵政省の方にお伺いしますけれども、福祉電話ですね、こういった福祉の方に関係することでちょっとお伺いします。
今回のように民営化になりますると、現在の福祉電話、もろもろのものがございますけれども、そういったものが果たしておろそかになるのか、なお一層サービス面でよくなるのか、それについて一言お聞かせください。
【次の発言】 今までは営利を追求する組織じゃございませんでしたけれども、これからは営利を追求する。そうなりますと、どうしてももうからない方は余り手をつけな……
○下村泰君 長い時間にわたって長官、御苦労様です。まず労をねぎらいます。お年のせいなんということを申し上げたら、ばかにするなと言われるかもわかりませんけれども、午前中から拝見しておりますと大変お疲れの御様子で、私は与えられた時間は十分ですけれども、できるだけ短くやります。 作業環境測定のことについてちょっと労働省に伺いますが、職場の技術革新はもう日進月歩というよりは目まぐるしく進んでいます。それから労働力の高齢化、女子の職場進出、これはもう来年四月一日から均等法が施行されますからなお大変になると思います。第三次産業の拡大等が進んでいる中で作業環境測定を義務づけられた事業場、作業環境基準等につ……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。