このページではコロムビア・トップ参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。
○下村泰君 先ほど同僚議員から、日本で初めての、世界でも四例目ですが、生体肝移植が一昨日、十三日午前九時半から島根医科大学で行われました。これについては賛否両論ありましょうし、各界の方々がそれぞれの意見があります。厚生省などにもどう受けとめられておるかお聞きするところでございましたけれども、もう既に質問がございましたので、同じことは伺いませんが、こういうふうにして移植手術が終わり、まだ二週間先がめどだと言われておりまするけれども、ここでこの子の生命が保たれればこんなすばらしいことはない。 しかし、同じ親子の間で、俗の言葉で言えば、三千世界に親を思わぬ子はあれど子を思わぬ親はない。子供のためな……
○下村泰君 渡部自治大臣にまずお礼を申し上げておきます。厚生大臣のときにはいろいろと障害者のために種々の事項について大変温かい御回答をいただきまして、本当にありがとうございました。 まず建設大臣にお伺いしますが、厚生省の来年度の予算の中にこんなのが出ているんですね。高齢者世話付住宅、いわゆるシルバーハウジングですけれども、生活援助員派遣事業として、「高齢者世話付住宅に隣接するデイ・サービスセンターから、生活援助員を派遣し、生活相談、緊急時の対応、安否の確認、関係機関等への連絡等を行う事業を実施する。」、こうなっております。今のところ、実施箇所数が十カ所で各一人ずつを派遣する、こういうことにな……
○下村泰君 障害者の福祉問題を基本にいたしまして、郵政省と運輸省の両省に伺いたいと思います。 運輸大臣にまず一言お礼を申し上げておきます。十四日の閣議で、内部疾患を持っている者、心臓病などの方々のJR、私鉄、国内航空運賃の割引制度を来年の二月をめどに実施するというお話でございます。 私がこの問題を取り上げてからもう十年以上たちます。やっと一歩と言いたいところですが、ほとんど半分ぐらいしかまだ前進していないんじゃないかなと思います。しかし、その具体的な実施方法と今後のスケジュール、JRや厚生省などとの調整の必要があると思いますが、その辺はどういうふうになっておりましょうか。まずそこからお伺い……
○下村泰君 まず、障害者の人権をお伺いします。 障害者への差別、いじめ、人権侵害に対する抵抗、反発といったことがいわゆる障害者運動の原点でありエネルギー源でもあります。そうした運動の成果、それにこたえようと努力した行政によって相当に改善されてきたことは事実であり、特に障害者年以降は国民意識の少なからぬ高揚と相まちまして喜ぶべき方向に進みつつあると大変喜んでおります。 ところが、いろいろつぶさに調べてみますと、なおかつ多くの人権侵害と思われることやそれに近いことが現在も行われております。 私がここに参りまして二年後に、埼玉県で鎖につながれた知恵おくれの人が焼死したことがありました。このとき……
○委員以外の議員(下村泰君) ただいまのお話でございますけれども、政府の戦争被害者に対する補償というのは、軍人軍属などのような国との間に一定の身分関係のあった者とその遺家族に限定され、原爆被爆者に対しては原爆二法により特別な措置が講じられているにすぎないのは既に申し上げたとおりでございます。すなわち、一般の国民に対しては、国との身分関係がないという理由で社会保障的な措置が講じられるにすぎないのであります。 しかし、戦時諸法制による強制的な動員体制からすれば、ほとんどすべての国民が国家権力によってその任務につくことを強制されていたというのが実態であります。国との間に一定の身分関係がないという理……
○委員以外の議員(下村泰君) これは大変な問題だと思いますけれども、戦争犠牲者の救済についての我々の基本的な立場は、先ほど来申し上げているとおりで、国家との身分関係において援護の措置に差を設けないということであります。こうした立場から、さきの大戦で空襲その他の戦時災害により身体に傷害を受けた者及び死亡した者の遺族に対しても、基本的には戦傷病者特別援護法及び戦傷病者戦没者遺族等援護法に規定する軍人軍属等に対する措置と同様に、国家補償の精神による援護を行うべきであると考えております。戦時災害援護法案については、七十一回国会に提案させていただいて以来の経緯があるわけでありますが、補償の内容やその対策……
○下村泰君 発議者の皆さん、長い間本当に御苦労さんでした。もうしばらくでございますから。 私は、消費税廃止法案に賛同者として名を連ねました。その理由は、現行の消費税が障害者の働く意欲をそぐ、奪うなど余りにも欠陥が多過ぎること、そして導入時にとられました強行手段、ちょうど私どもの喜屋武眞榮さんの質問最中に質疑が打ち切られました。そういうことも理由の一つでございます。 しかし、私の立場から申しますと、障害者や児童、高齢者問題と極めて密接な関係にある将来の福祉社会への対応を税制改革の大きな目的、理由に挙げながら、税制論議の前にまず示すべき福祉ビジョン、これは昨年の十月二十五日ですか、極めて抽象的……
○下村泰君 私は、福祉の方でちょっと質問させていただきたいと思います。 今後ますます進むでありましょう在宅福祉、それから地域福祉を考えますと、今回のパート減税は、これは側面的に支援する効果があるので大変結構なことだと思います。この辺のことは厚生行政に詳しい大臣には十分御理解いただけることだと思います。 一言この場をかりてお礼を申し上げますが、厚生大臣の折に口唇口蓋裂の患者の皆様方に健康保険の適用をした方がいいのではないかという発言が得られまして、あれから何年かたちまして完全にこれが健康保険の適用が行われるようになりました。これは本当にお礼を申し上げておきます。 現在の、厚生省が進めており……
○下村泰君 この法案は別に反対するものでもございませんので、障害者の立場からちょっと質問さしていただきます。 昨年の一月に、柏崎の国立療養所新潟病院に福祉用移動式ヘッドホンつきのカード公衆電話が取りつけられたんですが、これはだれかにヘッドホンをつけてもらって、後はカードで自由にかけられるというので大変好評なんです。ここは筋ジス病棟がありまして、御存じのように、筋ジスの方は進行すると車いす生活を強いられます。それから腕も上がりません。首も安定しなくなります。そういったことで一般の機器が使いにくくなってくるわけです。こうした障害者の方々にとって、一々財布からお金を出したり、電話のように一々投入す……
○下村泰君 もう少しですから我慢していただきたい。 私は、常々住宅政策は社会保障の重要な柱として位置づけております。その充実をお願いしてまいりました。国としても在宅福祉、地域福祉を進める上で住宅の整備を行う必要性は十分認識されていることと思います。 ところが、先般来の地価高騰は五つの点でこうした私の主張や国の施策に深刻な影響をもたらしました。一つは、都心部における人口の減少とそれによる地域コミュニティーの崩壊です。二つ目は、公共住宅や生活関連施設の用地取得が困難となり、その供給に支障が出ていることです。三つ目は、土地の有効利用ということでの再開発や建てかえが活発化し、立ち退きを要求され、住……
○下村泰君 大変何かせっぱ詰まった時間のあんばいなようであります。 今回のこの法改正を私なりにまとめまして、一つは財政全体の問題、二つ目は年金の問題、これは昨年暮れやりました。そして三つ目が老人保健、老人医療の問題、これはまさにさきに大蔵、厚生、自治の三大臣の合意の上で具体化されました「高齢者保健福祉推進十か年戦略」、いわゆるゴールドプランと政府が呼んでおられるもの、これと大変密接な関係があると思います。 そこで、今回の法改正の措置が「当分ノ間」と法案要綱にも明記されているように、臨時緊急なものだということで、老人保健、老人医療の抜本改革、これを前提としたものだと理解していいものでしょうか……
○下村泰君 国民のいろいろの負担率についてちょっとお伺いしたいんですが、先日、大蔵省が出した「財政改革を進めるに当たっての基本的考え方」というもので「平成二年度予算における国民負担率(国民所得比)は四〇・四%程度と推計される。」と言われています。 また、行革審の「行財政改革推進委員会報告」の中では、 国・地方を通じ、国民の公的負担を適度な水準にとどめ(財政規模が大きくなく)、かつ、民間の活動に対する行政の介入をできるだけ少なくしなければならない。 国民の公的負担について、租税と社会保険料を合わせた国民所得に対する比率(国民負担率)は、社会保障関係経費がかさむ高齢化のピーク時においても……
○下村泰君 今審議されている国の予算から比べると本当に微々たるお話から、まず伺いたいと思います。
去年の五月なんですけれども、国立で鍼灸院をやっていらっしゃる四十一歳の方が、大学ノートかあるいは便せんかわかりませんが、お札の紙質にやや似ているんですが、それを大体千円札の大きさに切りまして、ちょうどあのマークのところに同じようなマークをつけたもの、これをつかまされたわけですね。この場合に、ちょっと伺いますけれども、これ、にせ札事件になりますか。
【次の発言】 今回のケースは、紙の質だとか識別のマークをよく丹念に注意して見ればあるいは判別できたかもわかりません。けれども、何かのはずみにひょいとし……
○下村泰君 私は株券というのを手にしたことが一度もありませんし、金融の専門家でもありません。この法案について大蔵省の方に御説明を受けただけで、まあこれでよろしかろう。何かほかに疑問点があるのかなと思ってここへ来ても、皆もう先の方が全部お尋ねになっちゃった。聞くことは何もなくなりました。したがいまして、私の守備範囲のことで伺いたいと思います。よろしくお願いします。 法務省の方は来ていらっしゃいますか。わざわざおいで願いましたが、すぐに終わりますから。 株券の表示といいますか、記載事項なんですが、視覚障害者の方々などへの配慮というのはどうなっているんでしょうかというのが一つと、今後何かそれに対……
○下村泰君 私は、大臣が新しく就任されるたびにお伺いしておるのでございますけれども、障害児者あるいは難病の方々に対してどういう施策を行うのか、どういうふうに各所管の大臣が思っていらっしゃるのか、それをまず冒頭に伺いたいと思います。海部総理にはせんだっても伺いましたけれども、首のすげかえが全部終わりましたので、もう一度お伺いしたいと思います。そして、厚生、労働、文部、各大臣にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 大変力強いお言葉をいただいたんですが、実際に皆さんのおっしゃっていることと事実は伴わないということを申し上げておきます。
それから、よく緊縮財政とか切り詰めなどというと、必ず福祉関……
○下村泰君 冒頭に当たりまして、骨髄バンクから入りたいと思います。
この骨髄バンクということに関しまして、四月二十六日に「骨髄移植の評価に関する研究」の報告書がまとめられました。その内容と、それに対する厚生省の今後の対応についてまずお伺いします。
【次の発言】 厚生省の方としては、その対応はどういうふうに考えていますか。
【次の発言】 今大臣くしくも研究班をつくって対応策を考えたいというふうにおっしゃいましたけれども、いつごろをめどに。
【次の発言】 大臣の苦しそうな御答弁がよくわかります。ただ、この研究報告書の方にも、報告書のまとめの四番目に、「骨髄バンクの設立及び運営に関しては公的な機関……
○下村泰君 待機すること十二時間と三十分、実働四分でございますので、よろしくどうぞ。
ちょっと恩赦について伺います。即位の礼恩赦について伺いますが、その具体的内容と手順、スケジュールについて御説明ができればしてください。
【次の発言】 公選法違反者はどうなっていましょうか。
【次の発言】 私には公選法違反者が復権されるというのはどうも納得いかないんですね。極めて政治的に感じてしまいます。いろいろ基準を定めて政令恩赦のやり方がつくられると言っていますけれども、時の政府の思惑がそこに出る可能性が高く、それについてチェックされることもないというのは、これは大きな問題だと思います。憲法上認められた行……
○下村泰君 私は、株売買とか証券とか、こういうものに全然疎いんです。知識もなければ知恵もない。まるで興味がないんです。お宝、つまり、私らは芸能界に長くおりましたからお宝と言わせていただきます。お金を得るのは本人が汗水流すこと、自分の体を使って得るものというふうに教え込まれておりますので、何もしないで人に勝手に何かやらせて銭をもうけるなんていうことは考えたこともないんですから、まるでわからない。わからないとは言いながらも何かいろいろと読ませていただいているうちに、何か雲の中のような話みたいで、到底私には想像できないんです。 それで、ちょっと話は俗になりますけれども、ばくちの方に例えれば、花札で……
○下村泰君 私はきょうも障害者及び福祉全体にかかわる大蔵行政について伺いたいと思います。
まず、厚生省に昨年三月二十六日に当委員会でも審議されました特別保健福祉事業資金について伺いますけれども、今年度の状況と来年度の見通しについて説明してください。
【次の発言】 その際にも問われていたことなんですが、一体いつまでこういう形での対応を続けるのかということなんですが、「当分ノ間」というのは老人保健、老人医療の本格的改革がなされるまでというような当時の厚生省の老人保健福祉部長の答弁があった。私はこの措置について賛成したわけなんですけれども、それは決して積極的なものではなくて、大臣も言われていたよう……
○下村泰君 私は、今年度からスタートしたいわゆるゴールドプラン、高齢者保健福祉推進十カ年戦略に関連して、補助金、地方財政、施設整備について伺います。 まず、昨年福祉関連の八法が改正されまして、福祉行政の多くの権限が市町村に移譲されました。その審議の際も論議されたんですが、権限移譲に伴う財政措置の問題について厚生省の社会局長が社労委員会でも答えていらっしゃるんですが、「いわば国が直接負担します部分につきましての予算措置をするわけでございますが、地方財政全体といたしましては、関係省庁と十分御相談をいたしまして、」、こういうふうにおっしゃっているんです。平成五年度までまだ二年あるわけですが、関係す……
○下村泰君 まず最初に、消費税論議のときに盛んに言われましたことで、高齢社会において望まれる税制についてここで幾つか確認させていただきたいと思います。 ちょうど一年前になるんですけれども、少し御意見を伺いました。そのときに橋本大蔵大臣から「そういう視点からも、私はまだ論議が」「もっと深められることを期待をいたしております。」、中を抜きまして、「公共福祉サービスに分けられる財源というものはこれからどう考えていかれるべきものなのか、こうした視点からも私は議論がもっと深められるべきものと思います。」というふうにお答えをいただいております。 その国民負担率の中身についてですが、我が国の現状は、高齢……
○下村泰君 まず、寄附金控除の制度についてお伺いします。
その内容、概要を説明していただきたいんですが、法人、個人ともにお願いいたします。
【次の発言】 昨年の三月に法人の寄附控除についてはお伺いしましたが、きょうお尋ねしたいのは無認可の小規模作業所などに対する寄附の扱いについてでございます。こういうところ、つまり法人格のない任意団体への寄附の扱いと社会福祉法人への寄附の扱いについて説明をしてください。
【次の発言】 本来、国などの行政がきっちりバックアップしていただきたいところで、自分たちの力で社会参加に向かって頑張っている障害を持った人たちも法人施設などで生活している障害者も私の目には違……
○下村泰君 厚生省の方、来ていますか。この前お呼びして大変失礼いたしましたので、厚生省の方からまず伺いたいと思います。 この四月から二十歳以上の学生も国民年金に加入する、いわゆる強制加入になったわけでございますけれども、ちょうど六年前の年金法改正のときに、私もこのことについてさんざんお願いをいたしました。無年金者で大けがをしたりなんかしますと障害年金がいただけないということで、ぜひお願いしますということを申し上げたことがありました。 今回はまず、免除規定というのがありますが、この免除規定と、それから現在の免除者数、滞納者数とその割合を教えてください。
○下村泰君 よくこんな話を聞くんです。東京都内にもありますし、東京近郊においてもそうなんですけれども、ここのある人は人の土地を踏まないで駅まで行けるんだとか、十歩ぐらい人のうちへ入るだけであとは全部自分の土地を歩いて行けるんだとか、よくそういう話を聞くんです。だれが一体いつどこでそんなに土地を手に入れたんだというような気になるんです。一般庶民というのはひがみ根情が強いですから、どうせ先祖はろくなものじゃないだろうとか、何かしたからこそこんなにでっかい土地が取得できたんだろうとか、勝手なことを想像するわけです。こういう人に限ってけちだから恐らく土地を売ってくれといったって売ってくれないだろう、そ……
○下村泰君 私は別にこの掃海艇の海外派遣に対してどうのこうのという考えは持っておりません。けれども、平和のために尽くすんですから、これは結構なことだと思います。 ただ、私はいつか、派遣法案でいろいろとありましたときにたしか申し上げたつもりですけれども、皆さん方は軍隊の経験がおありにならない、兵隊の経験がないがゆえにこれはただ単に机上でつくったプランじゃないか、そういうことを申し上げました。そのとおりの結果が今度の中東戦争に出ているわけですね。たしか総理は、後方支援だから安全だ、前線に出るわけじゃないから安全だとおっしゃいましたけれども、私は、必ず一番最初にたたくのは後方だよ、日露戦争から日清……
○下村泰君 賛成法案でございますので、別にたくさんの質問をする必要がないと思いますが、一つだけさせてください。 おととしの五月に市民バンクというのができまして、これは身体障害者にとっては利用の価値が大変高い。銀行といえば、こちらが銭を預けに行くときはにこにこして迎えてくれますけれども、借りるときになると大変渋々こわもてになりますね。ですから、ある人なんかよく言いますわ。銀行なんて飲み屋と一緒、銭を持っていくときは喜ばれるけれども、銭がなくなるとシカの十で横向く、そう言われております。 ところが、今度できました市民バンクというのは、同じ金融機関でも随分違うんですね。銀行の方は土地の投機なんか……
○下村泰君 私は常に障害者の福祉対策という視点において質問させていただいておりますので、よろしくお願いします。 この地価の高騰というのは、一般の方々のお住まいどころか障害者の自立しようとする方たちの妨げにもなっております。これはもう長官もご存じでございましょうけれども、ちょっとここに例を申し上げますと、東京都内に現在社会福祉法人都精神薄弱者育成会というのがございまして、これが運営する生活寮というのがあります。この生活寮というのは、そういう方たちが寄り寄り集まりまして一カ所で共同生活しているわけですけれども、これが三十五カ所あります。約百五十人が利用しておるんですが、障害児を持つ親が自宅を寮に……
○下村泰君 普賢岳の被害がむしろだんだん広がっているような現状の中で、避難生活をされていらっしゃる方々も日にちがたつに従って大変な心中であると思います。察するに余りあるものがあります。 先ほどからずっと伺っておったんですけれども、現在ある法というものをいかに運用するかということにお悩みでございましょうけれども、超法規的なお答えが一つもない。黙って聞いておると、普賢岳というのは一体外国なのか日本なのか、日本人を救うために会議が開かれているのであろうになというようなことも感じました。こんな状況では私の質問にはとてもじゃないけど期待するような答えは出てこないというふうに半分失望しながら聞いておりま……
○下村泰君 私の方はNHKさんの方にお聞きすることは何にもございませんので、川口会長とうぞ。ただ、一言だけお願いしておきますけれども、大衆芸能のともしびを絶やさないように。大分民放じゃなくなってきましたのでね。私はもう昭和二十四年からNHKさんにはかかわり合いを持っていますので言いたいことはいっぱいあります。内側の方からつつきたいことがいっぱいあるんですけれども、余りやりますと私どもの弟子が差し支えますので。公私混同も甚だしい。まあどうぞひとつよろしくお願いいたします。お引き取りください。御苦労さまでした。 この委員会には大蔵委員会からトレードされてまいりまして、何か国会の中のいろいろと委員……
○下村泰君 先ほど建設省あるいは国土庁から資料をいただきまして、首都圏を初めとして三大圏でこんなに地価が下がっているのかいな、鎮静化しているのかいなと不思議に思ったんです、私は。 と申しますのは、私の今住んでいるのは東京都の目黒区というところなんですが、鎮静化ところか上がったら上がりっ放してそのまま落ちついていますけれども、これが鎮静って言うのかいなと思います。鎮静はしているとはいいながら、東京の近辺のいわゆるベッドタウンと言われている、幹線道路が延長されあるいは乗り物がスピードアップされ、今まで距離のあったところが時間的には短くなるというようなところだったら逆にどんどん上がっていますよ。絶……
○下村泰君 質問に先立ちまして、雲仙・普賢岳の噴火によります被災地の皆様方にお見舞いをまず申し上げます。 そこで、ここで伺いますが、こういうときに障害を持った方々とかあるいはひとりでは避難できない方、難病の方、高齢者の方、特に施設や病院に入っていらっしゃる方々、ひとり住まいの方、在宅で介護を受けていた方々、こういう方々が現在どのようになさっていらっしゃるのか。視覚障害、聴覚障害、さらには知恵おくれの方々に対する情報の提供などは万全なのか。また、避難地域の共同作業所などが安全地域で再開しようとする場合などさまざまな費用が必要となります。こういう場合に、一般と同様の手当ての活用ができる制度がある……
○下村泰君 まず、総理、おめでとうございます。 大蔵大臣のときにはいろいろとお話も伺ったんですけれども、総理になってからは初めてでございますので、まず総理の演説の内容を拝見いたしますと、社会福祉ということに関しては余りお触れにならなかった。だから、こういう福祉行政に対してはどういう御認識を持っていらっしゃるのかなというふうに非常に私は不安になってきました。 そこで、まず、殊に障害児者ですね、こういう方々に対する施策をどういうふうにお考えになっているのか。障害があるから不幸ではないんだと、日本人に生まれたから不幸なんだということのないようにひとつお願いをしたいと思うんです。お気持ちを聞かせて……
○下村泰君 郵政省の皆様方にお話を伺う前に、ちょっと思いついたことがありましたので申し上げたいんですけれども、ちょうど三年ぐらい前に、社会労働委員会のときでございましたか、ここの四十三委員会室に磁気ループをつけてくれないかと言われたことがあるんですね。 磁気ループというのは、特別なアンプとつながった導線を床などに配線しますわね。そうしますと、磁気ループ専用の補聴器を使えば傍聴席にいらっしゃる難聴者がはっきり聞こえる。普通の補聴器ですとビービーガーガー時々ノイズが入って聞きにくいことがあるんですが、この磁気ループで補聴器をつけますと大変聞きやすく、すばらしい音で聞こえるわけです。現在、私の知る……
○下村泰君 事前に通告させていただいた順序と多少違うかもわかりません。お許し願いたいと思います。 私、つまようじみたいな議員だなんて自分で思っているんです。法の網の目とか、あるいは法があってもなかなか手の届かないような小さなことを拾い上げて皆様方にお願い申し上げて今日までまいりました。 実は、ここで郵政省の皆さんとそれから大臣にお礼を申し上げたいんですが、唐沢さんがまだ郵政大臣のときに、点字絵本というのがございまして、これは大阪の西区にお住まいの岩田美津子さんとおっしゃる全盲の方で、お嬢さんが五歳になる方。このお嬢さんがある日突如お母さんに絵本を持ってきて、お母さん、この絵本を読んでちょう……
○下村泰君 先ほどからずっとお話をお伺いして私は私なりに感慨ひとしおでございます。まず第一に、NHKの会長どこんな形でお話をしようとは夢にも思いませんでした。私がNHKに出入りするようになったのはちょうど四十三年前ですから、そのとき会長はいらっしゃいましたか。
【次の発言】 そうですか、まだ入局していませんでしたか。田村町でございました。
今もテレビとかラジオの問題が出ておりますけれども、私なんかはしゃべる方の商売として怖いのはやはりテレビよりラジオの方が怖い。と申しますのは、ラジオは耳だけですから、聴覚だけですから、そうしますと好不調というのがよくわかる。それから、その人がどんな感情でその……
○下村泰君 政見放送で手話通訳をつけてほしいという要求は大変多いんですね。また大変強いわけですけれども、NHKの方としては手話通訳の重要性というものをどういうふうに考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 候補者を撮るということは、絵にしてもビデオテープにしても、あるいはラジオの録音のテープにしても公平に行われなきゃいけないわけですけれども、肝心の聴覚を侵されて耳の聞こえない人にとっては、この時点では最初から基本的権利の参政権が侵されているわけですね。全然公平じゃないわけです。そこで、手話通訳及び字幕スーパーを入れる場合の問題点は何なんだろうか、また解決するためには何をしたらいいでしょうか。
○下村泰君 この二つの法案に関係して、なおかつ関係する福祉問題で私はいろいろと質問をさせていただきたいと思います。
先ほどからも問題になっておりましたけれども、国際ボランティア貯金というのがございますけれども、またかとお思いになるかもわかりませんが、その目的、背景、意義について御説明願いたいと思います。
申し込み件数、寄附金の配分状況、どういう事業に配られたか、これもひとつあわせて御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この事業は大変すばらしいことでございまして、ポリオ撲滅なんかにも役立っておりますし、私なんかもろ手を上げて賛成しております。
ただ、こういう御意見もあるんですね。先ほど……
○下村泰君 質問をさせていただきます前にちょっとお断りをさせていただきますが、この法案について勉強はしたんですがさっぱりわかりません。かつてテレビの番組に週一度のレギュラーで株式という番組を担当したことがあるんですが、一年間やったんですが結果は何にもわからない。私は余り金銭に執着のない方でございまして、金は欲しいんですけれども、もうけ仕事をしようなどという考えは全然ございません。一年間株式の番組に出演させていただいて最終的にわかったことは何だと言ったら、素人は株に手を出すな、株に手を出すならば安定銘柄を売買しないでずっと持っていなさい、その会社がもうかれば配当が来る、それ以外はやりなさんなとい……
○下村泰君 今国会の会期も延長がなければこの委員会も果たして今後開かれるかどうか懸念されるわけですけれども、そこできょうは、電波法、放送法全体の視点から、私がこだわり続けてまいりました字幕放送の拡大という問題についての今国会のまとめと整理、そして次につながる質問をさせていただきたいと思います。 そこで、まず字幕放送の持つ意義ですね、それから重要性、必要性をどのようにお考えになっていらっしゃるのか、認識なんという言葉がありますが、認識なんという言葉よりも、当局側がどういうふうにお考えになっているのか、厚生省、通産省そして郵政省、大臣は後でいろいろと聞かせていただきますので、それぞれ事務当局の御……
○下村泰君 先ほどから伺っていて実はびっくりしたんですが、三重野委員からでしたか御質問があったときに、オリンピックの放送権料が四十四倍になったと。四十四倍にもなった金額というのは、これはIOCが運営費に使うんですか、それともあそこにいる委員が勝手にぽつぽに入れちまうんですか、NHKの方にはおわかりにならないと思うんですが。私はオリンピックの放送でいつかここで申し上げたことがありましたけれども、あのモスクワ・オリンピックのときの契約書を見ると、日本がまるではかにされた契約書で、あんなびっくりした契約書を私見たことがない。これはたしか川口さんも御存じだろうと思いますけれどもね。 それを私が決算委……
○下村泰君 突然ですが、外務省にお伺いします。
オーストラリアのブリスベーン王立子供病院というところが今改築事業をやっております。これに対して経済援助の要請があるんですが、外務省は御存じでしたらその概要と経過について御説明ください。
【次の発言】 厚生省に伺いますが、この病院と日本あるいは日本国民との関係についてお話をしていただきたいと思います。
【次の発言】 脳死の問題はあるとしても、現実に海外での肝移植者の八割近くがこの病院でお世話になっているんですね。現に日本人のお子さんたちが今おっしゃったように四十数名、あるいは待機している方がまだ五十名、たしか九十人ぐらいがここにお世話になっている……
○下村泰君 まず法務省に伺います。 私は、ボランティア刑、こういうふうな言葉で一度表現したことがあるんですけれども、四年前の三月十八日の予算委員会で、社会奉仕命令制度、これを考えてはどうだろうか、こういうことを申し上げました。当時の林田法務大臣は、研究するとお答えになったんです。ところが、もう皆様も御存じだろうと思いますけれども、あのカナダのベン・ジョンソンという陸上の選手が女子選手に乱暴したとして七十五時間の社会奉仕を命じられたのは、これは有名なことなんです。 その後、この点についての検討、研究の状況、また法制審議会で検討されていると伺っておりますけれども、その経緯と今後の方向について御……
○下村泰君 大臣とは初めてお目見えをいたします。 私は、昭和四十九年にこちらへ参りましてから、一貫して障害児者あるいは難病児者のことについてお伺いしておりますので、本日もその一点に絞ってお伺いしたいと思います。 去る十八日に介護労働者の雇用管理改善法というのが労働省から提出されたようなんですが、一応厚生省でも法案提出の準備が進められている。私の手元にあります資料ですけれども、これを拝見しましても厚生省で出しているのも労働省で出しているのも内容が大して変わりません。ただ、名前が、ちょっと活字が変わっているだけです。 新聞の報道も、同じ問題に向かっているのにもかかわらず主導権争いなどというこ……
○下村泰君 大臣、これは別に質問条項には入っておりませんけれども、日本語で非人という言葉がある。非人、人にあらず。これは日本という国は中国の方から文字というものが入ってきて、日本独特の文字もつくられたんでしょうけれども、文字文化というのがありますね。その中に人にあらずなんという言葉ができたということ自体が私はおかしいと思うんです。そういうことに対して今度は人非人という言葉があります。人間にして人間でない。その人間のとった行動とかいろんな現象をとらまえて人非人という言葉がある。そういう言葉の生まれてきた日本独特の文化というのがあります。それを背景にして障害者問題は生まれてきた。ですから、そういっ……
○下村泰君 私はこういう労働問題はまるで素人でございます。障害児者の雇用でございますとかあるいはその雇用福祉とか、障害者のことに関しましてはそれ相当の自信を持って質問をさせていただきますけれども、まるでこういう問題は素人でございますので、ほかの先生方に御迷惑なことがあるかもわかりませんけれども、ひとつ勉強させていただくつもりで質問させていただきます。 平成元年に経済企画庁が労働時間短縮のインパクト研究会報告というのを公表しました。そこで、一九九二年までに労働時間を千八百時間程度にするための方策を多角的に検討していくと言っているんですが、その中で労働時間短縮の必要性について次の三点を挙げていま……
○下村泰君 国土庁長官にお伺いします。 私の立場はいつも福祉の方面から質問させていただいております。きのうも大蔵委員会で申し上げましたけれども、土地問題、住宅問題は福祉政策として位置づけ、そうした町づくりをいかに進めていくかということが私は基本的な物の考え方だと思うんです。 そんな考え方から御質問をさせていただきますが、私は町づくりというものをぜひ目標として土地対策の中に位置づけをしていただきたいと思います。そこには幾つかのポイントがあると思います。例えば子供あるいは障害者、高齢者を対象にした視点、あるいは自然をそのまま生かしていくというもろもろの手だてがあると思います。総合土地対策等をう……
○下村泰君 こんな新聞記事がありましたので、ちょっとお聞き願いたいと思います。 独り暮らしのお年寄りのアパート入居が難し くなっている折、六十九歳の男性が十歳以上も 年下の実在の女性になりすまして入居。女性名 で役所に転出入届を出していたほか、国民健康 保険証も取得する徹底ぶり。その女性が役所窓 口に届け出たことから発覚し、警視庁小金井署 は六日、この男性を東京地検八王子支部に有印 私文書偽造・同行使、公正証書原本不実記載・ 同行使の疑いで書類送検した。 これは九月七日の新聞なんです。この男性は、「昨年六月ごろ、それまで住んでいたアパートから取り壊しに伴い退去を求められ、……
○下村泰君 まず、この法案を拝見しまして思いましたことは、人が住み暮らせる町づくりのための法律でなければならないということです。人が住み暮らすためにはいろんな視点、条件というものがあると思います。働く場合は当然必要です。そのための議論は多いのは結構です。しかし、暮らしという点で考えますと、本当に住みやすい町づくりがなされているのかというと、ようやく始まったばかりだろうと思うんです。すなわち、だれにでも優しい町づくりが必要で、その基本となるのが障害を持った人々の暮らし、また高齢の方々の暮らし、子供たちの暮らし、これが保障されているのかということだと思います。 この法案において、この点については……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。