このページでは勝木健司参議院議員の14期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は14期国会活動統計で確認できます。
○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました老人保健法等の一部を改正する法律案につきまして、総理並びに関係各大臣に対し質問を行うものであります。 今、我が国はかつてないほど大きな試練にさらされようとしております。世界に例を見ない急速な高齢化の進行がそれであります。 人口高齢化の基準であると言われます老年人口率七%がその倍の一四%になるのに、アメリカでは七十五年、スウェーデンでは八十五年、フランスでは百十五年と、他の諸国がゆっくりと高齢化していったのに対し、日本はわずかに二十五年という短期間のうちに高齢化が進行いたします。この驚くべき事実を前にして、今……
○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表し、ただいま議題となっております昭和六十二年度予算三案に対し、一括して反対の討論を行うものであります。 反対する第一の理由は、内需主導による積極予算を編成せよとの我が党の再三再四にわたる要求にもかかわらず、これを無視し、五年連続のマイナスシーリングにより、依然として無責任な縮小均衡型予算にとどまっている点であります。 構造不況に加え、円高不況のダブルパンチによってもたらされました我が国経済の失速、雇用危機という深刻な非常事態を無視したものであり、政府の無策を如実に示したものと厳しく批判せざるを得ないのであります。また、このことは現実の経済の実情に即……
○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となりました多極分散型国土形成促進法案につきまして、竹下総理大臣並びに関係大臣にお伺いいたします。 本法律案は、現在、緊急の課題であります東京一極集中の是正、地方の振興、大都市などにおける土地問題の解決を図り、もって第四次全国総合開発計画にも示された多極分散型国土を形成し、国土の均衡ある発展の促進をその目的に掲げております。この点、従来の全国総合開発には見られなかった取り組みであり、基本的にはこの考え方のもとに国民が快適で豊かな生活を営める国土づくりを推進していくことを望むものであります。が、しかしながら、問題として残されているのは……
○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となっております教育公務員特例法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、若干の所見を述べつつ、賛成の立場からの討論を行うものであります。 二十一世紀へ向けて、物だけでなく、心の面でも豊かな社会を築くためには、教育改革の推進が不可欠であることは言うまでもありません。あすを担う子供たちよ、健やかに、そして心豊かに育てというのは、すべての父母、国民の願いでもあります。そのような父母、国民の願いにこたえ、子供たちの教育に責任を負う教師の資質能力を向上させることは、教育行政の最も重要な課題であると言えまし……
○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表し、ただいま政府より報告のありました低温等による農作物被害について竹下総理並びに佐藤農林水産大臣に質問を行うものであります。 質問に先立ちまして、天皇陛下御不例の報は全国民深く憂慮するところであり、私たちもまた陛下の一日も早い御快癒を心からお祈りいたすものであります。 さて、我が国農業は、今、農産物需要の低迷、減反面積の拡大、農業労働力の減少と高齢化、生産構造の脆弱化及び農産物の内外価格差、輸出競争の激化による輸入圧力の増大などによって、極めて厳しい状況に直面いたしております。 そのような中にあって、ことしの冷夏、日照不足等の異常気象が農作物の生……
○勝木健司君 私は、去る四日の台風十号崩れの温帯低気圧がもたらしました関東、東北地方を襲った水害及びことし七月の梅雨前線に伴う鹿児島の集中豪雨によるがけ崩れ、さらには桜島の火山活動による降灰被害などに関連して、二、三お伺いいたします。 まず、今回のたび重なる災害により犠牲になられました方々に対しまして、心より御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災者の皆様に対して心よりお見舞い申し上げたいと存じます。さらに、警戒、救助、復旧に際しまして御尽力されました自衛隊、消防、警察、政府関係機関の方々に敬意を表します。 さて、八月四日に台風十号がもたらしました豪雨により、関東、東北地方に甚大な被害をも……
○勝木健司君 今国会の最重要法案の一つであります老人保健法の改正案につきましてお伺いいたしたいと思います。 まず、今回の老人保健法改正の背景には、急速に進む我が国の人口高齢化があるわけでありますが、高齢化そのものは人類の夢であります長寿の実現につながるものであり、祝福すべき事柄であります。にもかかわらず、政府は将来の社会をお年寄りばかりで活力のない、暗いもののように宣伝をして、財政的立場のみから福祉を後退させようとしているのは問題であります。高齢化社会の明るい面ももっと取り上げていただいて、それにふさわしい政策を打ち出していくべきだと思いますが、どうお考えかお聞かせいただきたいと思います。
○勝木健司君 それでは質問させていただきます。 まず、教科書問題につきましてお尋ねいたします。 先般の高等学校用日本史教科書の検定におきまして、日本を守る国民会議編による「新編日本史」が、異例の、内閲本合格後の再修正を強いられるという結果になりました。我が党の塚本委員長も代表質問で取り上げましたように、この間の検定過程の不明朗さは国民の教科書に対する信頼を失わせ、検定制度をゆがめるものであり、極めて遺憾であると言わざるを得ません。 そこでお尋ねしたいのですが、この教科書は五十七年官房長官談話の再修正の基準の趣旨に従って改正された高等学校用教科書検定基準にかなっていると判断されたから内閲本……
○勝木健司君 今回の設置法におきましては、福島大学に行政社会学部、三重大学に生物資源学部など、従来の伝統的な分類の学部とは異なった学部の設置が行われております。文部省としては、これらの新しいタイプの学部について、どのような基本方針のもとで設置を考えられておられるのか、お伺いしたいと思います。
特に、国立大学には私立大学とは異なった役割が期待されているのでありますから、当然私立大学との間に、学部の構成などにも特色が出てこなければならないと思いますので、国立大学の役割との関連でお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 また後ほど関連して質問させていただきたいと思います。
次に、筑波の技術短……
○勝木健司君 まず、臨教審の第三次答申を受けた政府の対応策についてお伺いしたいと思います。
去る四月一日、臨教審から「教育改革に関する第三次答申」が提出されましたけれども、この答申を受けて、政府、文部省は具体的にどのような施策をとられるつもりなのか。法改正も含めた今後の改革プログラムを提示していただきたいというふうに思います。
【次の発言】 臨教審は、八月に最終答申を提出し、解散する予定となっております。臨教審解散後も教育改革というものは重要なこれからの政治課題となるというふうに思われますけれども、今後の教育改革を推進するために、ポスト臨教審のような機関というものを設置する考えというものはお……
○勝木健司君 まず、日米半導体協定で約束したことを日本が守っていないとしてレーガン米大統領は先般みずから声明を発表しましたけれども、その中で、一九七四年通商法三百一条によります制裁措置を発動して、日本のエレクトロニクス製品などに一〇〇%の報復関税を課すことを明らかにいたしております。この問題に関する米国議会、上院、下院での対日制裁決議にこたえ、経済政策閣僚会議が決定いたしました制裁措置の案をそのままレーガン大統領は承認したわけでありますが、このことは、米国議会及び政府の対日要求が民間企業の取引慣行にまで及んできており、異常としか言いようがありません。通産大臣のお考えをお伺いいたします。
○勝木健司君 時間も大分あるみたいですけれども、早目に決められた時間で終わりたいというふうに思います。 内需拡大と大型店規制の問題についてでございますが、現行の大店舗法に基づく規制によりますと、売り場面積の大小を基準といたしております。また閉店時刻、休日日数等も調整項目となっております。これらの諸規則というものは、円高による差益還元を望む消費者であります国民のニーズに対応し得なくなりつつあるんじゃないかというふうに思います。さらに、大店舗法が外国企業の我が国市場への新規参入を妨げる阻害要因となっているとの海外諸国よりの強い指摘もなされております。貿易摩擦の解消、内需拡大振興という観点からも大……
○勝木健司君 まず、今回の水害によりまして被災に遣われました方々にお見舞いを申し上げるものであります。 本日の委員会の冒頭に、ことしの梅雨、台風五号、八月に入りましてからの東北地方の大雨による災害状況の概要の説明を受けたところでありますが、特に熊本は私の出身地でありまして、七月の水害の際には大いに、心配したところであります。重複するところでありますが、もう一度確認の意味で、今回の被災に遭われた地域に対しての早期復旧などに政府として全力を挙げられるように要望いたします。 本日は余り時間もありませんので、若干基本的な点について何点か確認させていただきたいというふうに思います。 そこで、今後秋……
○勝木健司君 それでは、質問させていただきたいと思います。
臨時教育審議会は、去る八月七日に最終答申を提出いたしました。そして二十日に三年間の審議を終えて解散をいたしたわけでありますけれども、まずはこの間の委員の方々、専門委員、事務局の御努力に敬意を表したいというふうに思います。
教育改革というものは、これからいよいよ論議の段階から実行の段階に入るわけでありますけれども、最初に、これまでの臨教審の論議過程を振り返ってみまして、文部大臣の所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 次に、これからの教育改革の進め方についてお尋ねいたしたいと思います。
最終答申の中では、臨教審後の教育改革推……
○勝木健司君 今回の学校教育法及び私立学校法の一部を改正する法律案は、臨時教育審議会の第二次答申で提言された大学審議会を創設するためのものであります。臨教審答申の具体化の法律改正の第一号だというふうに思います。 今までの話にもありましたように、我が国の大学の現状に対しましては内外から多くの批判があり、また、学歴社会の弊害というものを是正するためにも、大学改革から進めていく必要があるように思います。この意味から大学審議会設置というものは大学改革の突破口として意義があるというふうに思います。 まず、現在の高等教育の現状につきまして、文部省はどのように考えられておられるのか、お伺いをしたいと思い……
○勝木健司君 私どもは臨教審の提言を受けまして、その提言にありましたユニバーシティ・カウンシル、大学審議会につきまして、その必要性を認識いたしております。できるだけ早く設置されて、二十一世紀に向かっての我が国の高等教育の基本方針というものを早く立案を進めていただくよう期待いたしておるわけであります。委員の構成あるいは運営のあり方等についてもお尋ねいたしておきたいなというふうに思っておりましたけれども、質問された方々に対します参考人の御答弁で大体理解いたしましたので、私は少し角度を変えまして、大学問題について高い御見識をお持ちの諸先生方に、この機会に、私が以前から持っております我が国の大学につい……
○勝木健司君 三点ほど質問をさせていただきたいと思います。
宮澤大蔵大臣に対しまして質問させていただきます。さきの衆議院予算委員会で、六十年九月のプラザ合意時には一ドル二百二十円前後を想定していたとの発言をなされております。それならばベネチア・サミットの経済宣言の中に「為替レートの安定を促進するために引き続き緊密に協力する」と表現いたしております部分は、ある一定のレートを想定したものと考えてよろしいのか、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 経済宣言の中にあります「緊密に協力する」ということの具体的内容につきましてお伺いしたいと思います。
協調介入を意味するものであるのか、その場合の……
○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表して、昭和六十二年度補正予算三案に反対の討論を行うものであります。 反対する第一の理由は、本予算案が今日の緊急課題であります円高不況の克服、内需拡大の推進、対外貿易摩擦の解消などを実施するには甚だ不十分な内容であり、それは国民の期待を裏切るばかりか、国際公約にも背くものになっている点であります。 また、我が党が既に内外ともに行き詰まっております政府の縮小均衡型経済財政路線を改め、積極型経済財政運営への大転換を進めるよう、これまで再三にわたって政府に強く主張してまいりました。しかるに、政府はこれを無視し、昭和三十年度以来の超緊縮予算を編成したのであり……
○勝木健司君 質問させていただきます。 長官も所信の中で述べられておりますが、我が国は地形的、自然的条件により災害を受けやすい国土となっております。しかしながら、我が国の今後の国土づくりに当たっては、四全総でも触れているように、「計画の基本的目標」の中の「国土計画の基本的課題」の三つのうちの一つに、「安全で質の高い国土環境の整備」というものが挙げられております。この点、長官も所信の中で言われておることでありますが、そこで、この四全総で言っている国民生活の安全性確保について奥野長官の認識はどうなのか、お聞きをしたいというふうに思います。
○勝木健司君 先日、千葉沖地震のつめ跡を視察してまいったわけでありますけれども、地震災害の恐ろしさというものを再認識した次第であります。今もって復旧作業が続けられておる状況であり、今後、復旧についての促進方を図られるよう、特に要望いたしたいと思います。この点、関係省庁への督励をよろしくお願いをいたしたいというふうに思います。 震災対策の強化につきましては、我が党といたしましても従来より地震防災対策強化地域の拡大を主張してきておるわけでございます。南関東地域の地震災害に対しての十分な対策を講ずるということは、我が国にとりまして政治、経済機能への被害というものを最大限少なくするために重要であると……
○勝木健司君 今回の臨教審の関連法案といたしまして、初任者研修の本格実施のための教育公務員特例法並びに地教行改正案、新テスト導入等のための国立学校設置法一部改正案、三種類の免許を新設する教育職員免許法一部改正案、ポスト臨教審法案など幾つかの重要な法案が提出されております。これらの法案につきまして質問をいたしたいと思います。 まず、大学入試問題でございますが、ことしの大学入試もう一部二次募集を除きましてすべて終わったところであると思います。そこでお聞きしたいのでありますが、昨年と比較して改善策、足切り状況などの実施状況も含めて実施方について御報告いただきたいというふうに思います。
○勝木健司君 まず家庭における教育費負担の増大についてお尋ね申し上げます。 私たち日本人というのは非常に教育に熱心でありまして、高い進学率が我が国の進歩と発展の礎になっているといえますけれども、家計に対する教育費の負担の重圧というものはまさに大変なものであります。昨年行われました総理府の物価問題についての世論調査、また経企庁の物価意識調査、さらには大手銀行の行いました子供の教育費調査にも、教育費負担に苦しんでいる御父兄の姿が浮き彫りにされております。文部省が毎年行っております保護者が支出した教育費調査でも、消費者物価指数の伸びと比べ、教育費の伸びが突出しているようでありますが、最近の調査結果……
○勝木健司君 私学共済というものは私学の教職員の相互扶助により福利厚生を図っていこう、そしてまた私学教育の振興に寄与することを目的として設立をされた。それ以来三十四年が経過したわけでありますけれども、この設立当初の目的というものは現在果たされてきておるのかどうかということで、今までの経緯、また現状、事業内容も含めて簡潔に御報告いただきたいというふうに思います。
【次の発言】 六十一年度の年金改革によって消費者物価指数が五%を超える増減があった場合に、それを基準として翌年の四月分以降の年金額の自動改定が行われるということになったわけでありますけれども、六十二年の物価上昇率は〇・一%上昇にとどまっ……
○勝木健司君 今回の国立学校設置法の一部改正案で新設されることになります総合研究大学院大学の設置についてでありますけれども、現行の大学院を社会実態に合ったものと考えておられるのか、また大学院の存在意義というものはどこにあるのかということでまずお伺いをいたしたいというふうに思います。
【次の発言】 現行の大学院という大事な国家的な資源というものが必ずしも今現在有効に活用されているとは言いがたいような状況も、オーバードクターとかいろいろな問題であるんじゃないかというふうに思います。また、学問分野によって高度の研究者養成が必ずしも十分行われていない分野なり、あるいは学際的な領域など新しい学問的要素と……
○勝木健司君 田中先生にお伺いをいたしたいと思います。 大学院の改革の問題でありますけれども、先生の総合研究大学院大学についてのいろいろななぜ必要なのかというお話も承ったわけでありますけれども、既存の、既設の大学院の充実ということで先生も御指摘をなさっておられますけれども、これについてもうちょっと今の既設の大学院の役割というのは一体どういうものなのかということ、あるいは大学のあり方も含めまして、社会とのかかわりの中で一体大学院というのはどうあるべきなのかということも、その充実についての具体的な考え方なりをお伺いをしたいというふうに思います。
○勝木健司君 まず、文部大臣にお伺いしたいと思いますけれども、教師が教育のかなめであるということは言うまでもないというふうに思います。
そこでお伺いしたいのでありますが、時代の変化への対応も含めましてどのような教師が望ましいと考えておられるのかということで、あるべき教師像についての御所見のほどをお聞かせいただきたいというふうに思います。
【次の発言】 お聞きいたしましても、あるべき教師を育てるということは大変難しいことであるように思われます。もちろん、難しいということで十分なる準備とそのためのそれなりの研修の充実というものが必要じゃないかというふうに思われます。この研修の内容とか、あるいは体……
○勝木健司君 三輪参考人にお伺いしたいというふうに思います。 先生は日教組の機関紙の中で、教師を学校に閉じ込め、父母、住民との連携を断ち切っている学校管理体制という表現を使われておりますが、例えばある県で、昭和五十九年十月二十六日ですか、日教組が人事院勧告の完全実施を求めてストライキを行われたときでありますが、その当日、ある小学校では五年生のキャンプを実施していたそうでありますが、引率教員の一部の方でありますが、途中から児童に対する指導を放棄した、そしてストライキ集会に参加をしたというふうに伺っております。なお、新聞報道によりますと、この三教諭は午後四時五十分ごろ同センターに帰ってきたけれど……
○勝木健司君 いわゆる条件つき採用期間延長の問題でありますが、延長される理由というものは一体何なのかということと、また、延長により正式採用に至る基準そのものというものも厳しくなるのではないかというふうに思います。
また、そういうことはないのかどうか、また、どのような基準に基づいて正式任用にせず、免職としているのかもあわせて御説明いただきたいというふうに思います。
【次の発言】 条件つき採用期間につきましては、臨教審の答申でも新任教員に無用な不安というものを与えないようにすることが求められておるよう佐思います。そういった意味での運用というものを具体的にどのように行っていくつもりなのかということで……
○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となっております昭和六十二年度補正予算三案に反対の討論を行うものであります。 反対する第一の理由は、本予算案が内需拡大、対外貿易摩擦の解消など今日の緊急課題の解決に何らこたえるものではなく、国民の期待を裏切るものとなっている点であります。 我が国経済は、マクロの統計上におきましては堅調な回復を示しておりますが、他方、多くの面で深刻な問題が生じております。経済大国という世界における位置づけとは裏腹に、国民の生活水準は欧米諸国と比較して見劣りするものとなっております。円高メリットの還元も不十分であり、急激な為替変動により打撃を受けた産……
○勝木健司君 六十三年度の減税交渉経過につきましては既に御承知のとおりでありますが、三月三十日の与野党政策担当者会議におきます自民党の最終回答については、既に与野党間で合意しているところであるというふうに思います。これは減税の規模については不明確という欠陥がありますけれども、竹下総理はこの合意をどのように受けとめられておるのか、当然のこととして尊重し実行されるのか、まずお伺いをいたしたいというふうに思います。
【次の発言】 三月八日の与野党の国対委員長会談での合意文書に基づいて与野党政策担当者会議が約一カ月に及んでやられておるわけでありまして、すべてがなくなったということではないのじゃなかろう……
○勝木健司君 去る七月中旬の西日本地域における豪雨によりまして、広島、島根両県を中心に人的また公共土木施設などに多大な被害をもたらしたのは先ほど来の各先生の質問、委員派遣報告等を通じてその詳細が明らかになったところであります。 まず、今回の災害でお亡くなりになられました方々に対して心から弔意を表し、被災町村に対しまして深甚なるお見舞いを申し上げるところであります。また、今もって行方不明の方がいらっしゃるということでありますので、この方の早期発見に最善の努力をしていただきたいというふうに思います。 まず、激甚災害の指定についてでありますが、これも青木先生等々の質問とダブりますけれども、今回の……
○勝木健司君 ことしの冷夏、日照不足等の異常気象は、稲を初めとして農作物全般の生育に甚大な被害を与えております。特に水稲の作況指数を見てみますと、宮城県は八四、また福島県八六などと、昭和五十五年あるいは五十八年以来の大冷害となっておるように思います。 我が党の行いました冷害調査におきましても、東北、北関東を中心に冷害が深刻化していることが報告されております。現地調査を行った感触では、東北等の冷害は農水省の作況指数よりはるかに悪化しているのではないかというふうに考えられますが、農水省としてどのようにこれを認識されておるのか、また、あわせて今把握しておられます農作物の被害額の状況を簡潔に御報告い……
○勝木健司君 総理は、行政改革は道半ばというふうによくおっしゃっておられますし、また税制改革と行政改革は車の両輪とも言われておるわけであります。税制の抜本改革、また消費税の導入によりまして国民に新たな負担を求めようとするならば、やはりその前に税金のむだ遣いを徹底的に正す必要があろうかというふうに思うわけであります。その意味で、行革をこれまで以上に推進しなければならないというふうに考える次第であります。 また、さらに総理は、十月二十六日の衆議院の税特委で、我が党の議員の質問に対して、進捗状況についても百点満点中三十点だというふうに自己探点をしておられます。 まず、この行財政改革に取り組む総理……
○勝木健司君 今回の法案の第一の眼目は、現在の著作隣接権の保護期間というものを現在の二十年から三十年へと延長していく、そして演奏家、実演家などの権利を一層保護していこうというふうに理解をいたしておるわけでありますが、この十年間の延長というものは文化庁におきます著作権審議会でも提言されたということでありますけれども、そこへ至った背景というものを簡単にお伺いをしたいというふうに思います。また、三十年という保護期間というものは国際的に見てもまだ短いという意見も多々あるわけでありまして、そこら辺も踏まえてどうお考えかお聞きをしたいというふうに思います。
○勝木健司君 おはようございます。質問さしていただきます。
今回の法案は臨教審の第二次答申に基づいて高等学校教育にかかる制度の弾力化を図るとともに、国、地方の役割分担を見直し、教育における地方への権限移譲を促すものと考えております。そこで、まず現在の高等学校、後期中等教育の現状につきましてどういう認識を持っておられるのか、お伺いをいたしたいというふうに思います。
【次の発言】 現在の高等学校の教育というものはどうも画一化、硬直化が目立っているように思われます。特に、近年増大しております中途退学者の問題というのも、この画一的な高等学校教育についていけない若者というものがふえているようなあかしじ……
○勝木健司君 私も本論に入る前に、高石前事務次官に関連しての幾つかの質問をしたいと思います。
まず、大学審議会、教課審で高石氏以外にかかわった担当者につきましてリクルートコスモス株譲渡に関しての調査をされましたかどうか、また今後するつもりがあるのかどうか、お伺いをしたいというふうに思います。
【次の発言】 高石氏が地元でつくっておられました生涯学習振興財団の事業の概要、そしてまた認可された経過につきまして関係資料の提出を含めて御説明をしていただきたいというふうに思います。
【次の発言】 認可された経過について御説明を。
【次の発言】 帝京大学がこの財団に対しまして八億円の寄附を行ったというこ……
○勝木健司君 それでは、辰野先生に二点ほどお伺いしたいと思います。
教員養成の大学院を持っておられます大学の学長とされまして、修士課程の修了者に専修免許というものを授与することについてどのように評価をされておるのかということ。そしてまた、この制度の導入によりまして、教員養成大学の大学院における指導とかあるいは教育について、現在とどのような変化が生じて、どのような対応が必要になってくるのかということを手短かにお答えいただきたいというふうに思います。
【次の発言】 今度、先生として、教員として経験を積んだ標準免許の所持者が改めて上越教育大学のような大学の大学院で学ぼうとするケースというものがこれ……
○勝木健司君 それでは、最初に中島文部大臣にお伺いしたいというふうに思います。 初任者研修はもう既に導入が決まっておるわけでありまして、続いて今免許法の改正ということで、いわゆる教員の資質向上に関する二つの大改革が日の目を見ようとしておるわけでありますが、私どもは教育のかなめは教師にありということで、国家百年の計と子供たちのよりよき将来を願う観点から、教育改革に本腰を入れて取り組んできたところであります。しかし今国会では今問題となっておりますリクルート問題におきまして、文部省とリクルートとのかかわりが取りざたされるという状況でありまして、本当の意味での教育改革にもう若干憂慮せざるを得ないとい……
○勝木健司君 三点ほど御質問させていただきたいと思います。
昨日、訪中の旅から帰国されました竹下総理に対しまして、まずは心から労をねぎらいたいと思います。
さて、今回の訪中の意義と成果につきましてまずはお伺いしたい。また、総理は、日中友好新時代を築き上げるという日中関係の再構築発言もされておるようでありますが、今後どのような対中国政策を進めていかれるつもりなのか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 総理は、李鵬首相との会談などで、台湾問題につきまして日中共同声明の立場を堅持する、そしてその立場に立って台湾海峡の両岸の交流が発展することを期待するという趣旨の発言をしておられますけれ……
○勝木健司君 それでは質問させていただきます。 まず、今回導入されようといたしております消費税についてでありますが、これは音楽とか演劇など入場料にかかってくるわけでありまして、公演収入だけでは採算のとれない団体というものが多い業界であるだけに、消費税の導入というものが団体とともに芸術振興にとっても大変な死活問題であるというふうに思います。生活水準の向上、また自由時間の増大等を背景として国民の文化に対します関心というものが非常に高まっておる。まさに文化の時代が今始まろうとしているときだけに、芸術文化を育てていこうという姿勢とは逆の対応をとろうとしておるということを甚だ遺憾に思うわけでございます……
○勝木健司君 このたびのリクルート事件が我が国の青少年に与えた教育上の悪影響というものははかり知れないものがあるんじゃないかというふうに思うわけであります。次代を担う青少年たちが、社会やまた産業そして政治に対して不信感を抱きつつ育っていくとしましたら、これは青少年たちにとって、また私たち、我が国にとっても極めて重大な問題じゃないかというふうに思います。今こそ私たちみずからが倫理の確立、とりわけ政治倫理の確立と政治改革の断行に全力を挙げて取り組んでいくという決意を新たにしなければいけないんじゃないかというふうに思うわけであります。 文部省もこの事件の一つのルートとして、このような事件の再発防止……
○勝木健司君 国立学校設置法の一部を改正する法律案につきましてはおおむね賛成でありますから、時間があれば最後の方で数点御質問申し上げたいというふうに思います。 前回の文部大臣の所信表明、また予算の概要の説明等を受けまして、数点ほど御質問さしていただきたいというふうに思います。 午前中、林先生からもありましたけれども、最近の青少年の問題でありますけれども、女子高生のコンクリート詰め殺人事件、また湘南海岸での暴走族による撲殺事件等々の凶悪犯罪というものが続発をいたしておるわけであります。 その原因とか背景には、やはり子供の教育環境をめぐるさまざまな社会の変化というものがあるんじゃないか。それ……
○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となっております昭和六十三年度補正予算三案に対して反対の討論を行うものであります。 反対する第一の理由は、今、重大な政治問題となっております消費税に対する政府の施策が極めて不十分な点であります。 消費税は、国民の強い反対にもかかわらず、自民党による強行採決によってこの四月より導入されることになっております。このまま消費税が導入されますと、さまざまな混乱が生じるおそれがあります。納税義務者である法人などは、消費税分を転嫁できるか否か危惧の念を抱いているのも否めない事実であります。この消費税は余りにも欠陥だらけの間接税でありますので、……
○勝木健司君 最近の世論調査によりますと、竹下内閣の支持率は一〇%台を低迷いたしておる。そしてまた、ある調査によりますと九%というかつてない異常値であり、歴史的に最低の記録であるということでありますが、そういった意味で、十人に一人も支持していないという民意に対して、竹下総理はこの支持されていない理由は何であり、支持率を回復するためには何をなすべきであると考えておられるのか、お伺いしたいというふうに思います。
【次の発言】 私は、今、国民が政治に対して求めているのは、やはりリクルート疑惑の徹底解明と政治倫理の確立であろうというふうに思うわけであります。
そこで、リクルート問題、そしてまた政治改……
○勝木健司君 関連。
【次の発言】 USTRは、四月二十八日ですか、貿易障壁報告を発表して、日本市場の閉鎖性というものを批判しておるわけでありますが、さらに電気通信市場が開放されていないことを理由に三〇一条の発動をにおわせておるというところであります。けさの新聞でも、「制裁回避へ妥協」というような見出しので出ておりましたけれども、これについて、この自動車電話、携帯電話の周波数の割り当てなどの要求に対して具体的にどういうふうに対応しようとしておるのか、仮にスーパー三〇一条が発動されることがあればガット提訴などの対抗措置も考えられておるのか、お伺いをしたいというふうに思います。
○勝木健司君 関連。
【次の発言】 本日行われましたリクルート事件の捜査結果についての最終報告でありますけれども、私たちまた国民が強く求めている灰色高官と、か議員というものが明らかにされておらないということで不十分であるというふうに思います。灰色高官また議員の定義を明らかにした上で、再度刑事訴訟法四十七条のただし書き、そしてまた国会法百四条に基づいて全容を明らかにすべきだと思うわけでありますけれども、法務大臣、いかがでありますか。
【次の発言】 ロッキード事件のときは、いわゆる灰色高官名が秘密会で明らかにされたわけでありまして、今回も同じような基準、つまり時効とかあるいは職務権限がない、あるい……
○勝木健司君 二点ほどお伺いさしていただきたいと思います。 まず第一点は、人的な交流に関してでございますが、特に外国人教師の受け入れ態勢につきましてきちんとなっておりますのでしょうかどうかということでありますし、またそこら辺の理想像というものはどの辺に求めたらいいのかということが第一点でございます。 また、同じく人的交流に関してでありますけれども、最近円高の影響、貿易摩擦の影響で、資本流出という観点で海外に工場が進出し、そこでまた製品を日本に輸入していくという現象が起きております。日本にとりましては、工場の閉鎖とか失業とか雇用問題とか、そういう産業の、言ってみれば空洞化現象というものが、一……
○勝木健司君 勝木ですが、香月先生にお尋ね申し上げたいと思います。先生は国大協におられまして、入試改革のプロジェクトで大変な手腕を発揮されたとお聞きいたしております。 そこで第一点でありますけれども、入試改革についてお尋ねいたしたいと思います。 先生のお話でも、共通一次試験というものが大変誤解を受けておるということでありますけれども、さきの共通一次試験におきまして、いわゆる足切りによって大量の受験生というものが受験機会を奪われるなどかなりの混乱が生じております。大学入試改革の進め方につきまして一貫した政策というものが文部省当局とかあるいは大学側に配慮が足りなかったように思われますけれども、……
○勝木健司君 伊藤先生はお伺いしたいと思います。
国土の均衡ある発展を図っていくためには、さきに策定されました四全総、これを実効あらしめる必要があるというふうに考えます。従来の総合開発計画というものは計画倒れに終わっておるんじゃないかということで、決して成果が上がったとは言いがたいというふうに思います。
そこで、四全総を実効性あるものとするために、首都機能の移転ということだけではなく、もっと土地利用計画あるいは土地利用政策の面で具体的にどのようなものが必要であるか、お伺いをしたいというふうに思います。
【次の発言】 時間も余りありませんので井下田先生に。
国民負担を社会保障費として求める……
○勝木健司君 両先生、御苦労さまでございます。 私は、時間が限られておりますので、恐縮ですが、要領よく御回答いただきたいというふうに思います。 丸尾先生にお伺いをしたいというふうに思いますが、昨年の消費税導入の論議の際に、高齢化対応ということで十月でしたか、「長寿・福祉社会を実現するための施策の基本的考え方と目標について」ということで、福祉ビジョンが国会に提出されたわけであります。先生もごらんになったと思うわけでありますが、内容的にこれをどう評価されておるのか。特に年金と雇用との連係の問題について政府の認識は大変薄いように感じられるわけでありますけれども、先生のお考えをお伺いしたいというふ……
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