このページでは宮沢弘参議院議員の15期(1989/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は15期国会活動統計で確認できます。
○宮澤弘君 私は自由民主党を代表いたしまし て、提案に係る九法律案並びにこれらをめぐる諸問題について質問をいたします。 戦後、我が国は目覚ましい発展を遂げました。これはもとより国民各位の努力のたまものでございます。そして、これら戦後の長い間、一時期を除きまして、我が自由民主党が国民の負託を受けまして政権を担当いたしましたことも、これもまた事実でございます。我が自由民主党は、内に自由と民主主義を高く揚げ、外に西側の一員としての外交を積極的に展開してまいりました。その結果、内外の政策よろしきを得て、国民生活は充実向上し、そして我が国の経済は未曾有の繁栄を謳歌するに至ったのであります。経済は拡大を……
○宮澤弘君 昨日の続きの本論に入る前に、一昨日の我が党の伊江議員の質問に対します久保議員の答弁に関しまして発言をいたしたいと思います。それは、久保議員が伊江議員の質問に対しましてこういうことを言っておいでになります。 ミッテラン氏が国会で演説をいたしました一節をお取り上げになりましたが、私の記憶に間違いがなければ、ミッテラン氏は演説の結びを、世界じゅうの武器庫を空にしよう、そしてこれを食糧の倉庫にしよう、こういうことを演説の結びとしたはずであります。私はその点においてミッテラン氏を大変尊敬しているのであります、と。 要旨、こういう趣旨の発言を久保議員はされたと思います。私の記憶に間違いがな……
○宮澤弘君 まず、河野参考人に伺いたいと思います。
先ほど河野参考人は、消費税を廃止する法律等九法案反対の立場、政治論と税制論ということをまず最初にお述べになったわけでございますが、最近の国民世論の動向をマスコミ等が調査いたしました結果によりますと、廃止論よりも見直し論の方が次第に多くなってきております。その辺の国民の心理というものをどう分析なさるか、まずそれから承りたいと思います。
【次の発言】 もう一つ承りたいんですが、先ほど税制論という立場から現行の税制、これまでの税制というのは直接税偏重であった、こういうお話がありまして、私どももまことにそのとおり考えているものでありますが、そこで直……
○宮澤弘君 私は、自民民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました消費税法を廃止する法律案外八法律案について、修正案及び修正部分を除く原案に対し、反対の討論を行います。 私は、先般行われました自民党・政府による税制の根本改革は、急速に到来しつつある高齢化社会を展望し、所得、消費、資産等の間で均衡のとれた税体系を構築することにより、すべての人々が社会共通の費用を分かち合うとともに、税負担が給与所得に偏っていたこと等から来る国民の重税感、不公平感を解消することを目的とするものであり、我が国の現在及び将来にとって必要不可欠なものと考えます。野党四会派がこの抜本改革を広く国民の理解と信頼を得た……
○宮澤弘君 外務大臣、東奔西走大変御苦労さまでございました。 きょうは私は、外交の基本に関する問題一問だけ私の考えを申し上げまして、大臣の所感を承りたいと思います。 今国会の総理大臣の施政方針演説の外交の部分を拝見いたしますと、総理大臣は、新しい「国際秩序の構築に参画し、志ある外交の展開に取り組んでいかなければなりません。」、こういうことで五つ、「平和と安全が保障されること」、「自由と民主主義が尊重されること」、「開放的な市場経済体制のもとで世界の繁栄が確保されること」、「人間らしい生活のできる環境が確保されること」、「対話と協調を基調とする安定的な国際関係が確立されること」、この五点を「……
○理事(宮澤弘君) ただいまから外務委員会を再開いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、鳩山威一郎君が委員を辞任され、その補欠として野村五男君が選任されました。
【次の発言】 休憩前に引き続き、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
○理事(宮澤弘君) 堂本君、時間になりました。簡単に。
【次の発言】 総理、当外務委員会におきましては、ただいま日仏原子力協定審議をいたしております。私は、この議定書の締結は今後の我が国の原子力の平和的利用の促進並びに核拡散防止に大いに貢献をするものというふうに考えております。
さて、現在、世界的にエネルギー需要は今後拡大をすると思われますし、また一方、地球的規模におきまして環境問題に取り組まなければならない、こういう状況にあることは御承知のとおりでございますが、そういう背景のもとにおいて、まず総理に伺いたいのは、今後の我が国のエネルギー政策において原子力をどのように位置づけていくか、それに……
○宮澤弘君 私は、自由民主党を代表いたしまして、幾つかの問題について質問をいたします。 本日の当委員会の議事の状況によりまして、私に割り当てられておりました質問時間を大幅に短縮せざるを得ないことになりました。したがいまして、本日は二、三の項目について質問をいたしたいと思います。 まず、国連平和協力法案でございますが、これにつきましては、総理もしばしば憲法の枠内でと言っておられますように、どうかひとつ総理、私どもが戦後四十五年育ててまいりました平和憲法というものを大切にしていただきたいと思います。そういうことで憲法の枠内でとおっしゃっておられると思うのでありますが、憲法の枠内で国連を中心とす……
○宮澤弘君 最初に、外務省の平成三年度予算について伺いたいと思います。
湾岸危機が発生をしましてから八カ月ばかりたちました。これは我が国にとって最初の経験だったと思いますし、外務省とされても最初の経験で、いろいろな教訓、あるいはまた反省もされたと思うんですが、そこで、湾岸危機にかんがみて平成三年度の予算で特に危機管理対策として新たに加えられた事項、延々と言っていただく必要もございませんので、簡潔に、どういう項目が新たに加えられたか、それをひとつまず御説明願いたい。
【次の発言】 今細かいことと言われたけれども、私は細かいことが緊急事態に対して非常に重要だと思うんです。
それで、今官房長も在……
○宮澤弘君 私は、自由民主党を代表いたしまして、当面の湾岸事態に関して政府の提出いたしました案件をめぐる幾つかの問題について質問をいたします。 幸いに、湾岸の危機は戦争が事実上終結をいたしました。クウェートは解放され、平和が戻ってまいりましたことはまことに喜ばしいことであります。しかし、フセイン・イラク大統領の暴挙によりまして多くの死傷者や避難民が出ました。また、地域は荒廃いたしまして深刻な環境問題も生じましたことはまことに痛ましいことであったと思います。一方、幸いに、心配をされました核兵器や生物化学兵器の使用が行われなかったことは、これは不幸中の幸いであったと思います。 まず、昨年からの……
○宮澤弘君 予算委員会派遣第一班の調査について御報告いたします。 第一班は、平井委員長、野沢、角田、及川、吉岡の各理事及び片山、西田、堂本、吉田、池田の各委員、そして私、宮澤の十一名で編成され、二月十九日から二十一日までの三日間、兵庫、徳島、香川の各県を訪れ、近畿、四国の産業経済の動向、各県の財政の実情を調査するとともに、本四連絡橋、徳島県文化の森総合公園、さらに地元の産業についても広く現地視察を行いました。 まず、産業経済の動向ですが、近畿圏は経済規模でおおむね全国の二割を占め、製造業では繊維、鉄鋼、化学など素材型産業中心の産業構造となっております。加えて、中小企業の割合が高いのも近畿経……
○宮澤弘君 私は、当面の幾つかの問題について伺いたいと思います。 まず大臣に所見を承りたいのですが、数日前の予算委員会でありましたか、天皇陛下の訪中問題について、マスコミの伝えるところによりますと、大臣は前向きに検討するという意味の発言をされたというふうに聞いております。無論、日中友好の機運をあらゆる機会に高めていくということが必要であることは申し上げるまでもございませんけれども、我が党の中にも陛下の訪中が政治的に利用される危険がありはしないかと危惧の念を持つ議論もございます。 確かに、天皇訪中の問題はそのような何といいますか、微妙な、デリケートな側面を持っていることも事実だと思いますが、……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。