大脇雅子 参議院議員
17期国会発言一覧

大脇雅子[参]在籍期 : 16期-|17期|-18期-19期
大脇雅子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは大脇雅子参議院議員の17期(1995/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は17期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院17期)

大脇雅子[参]本会議発言(全期間)
16期-|17期|-18期-19期
第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 参議院本会議 第23号(1997/05/09、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいまの橋本総理の報告について質問いたします。  ポスト冷戦後の国際社会は、これまでの軍事力による抑止の政策から相互理解を基軸とする平和外交政策へと、多くの国がパラダイムの転換を果たしつつあります。  総理は、クリントン大統領との首脳会談において、なおアジア太平洋地域に不安定かつ不確実な要因があるので、現時点では沖縄における米軍の兵力削減についての問題提起をすることは適切でないと繰り返し述べられています。しかし、多くの国民及び沖縄県民は、基地の縮小や海兵隊の兵力削減の要望を強く持っており、日本国の総理としてそうした声や願望を米国に率直に伝え……

第140回国会 参議院本会議 第26号(1997/05/19、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 一井議員の御質問にお答えいたします。  第一は、国民の脳死を人の死とする中山案に対する不安と割り切れなさはどこにあるかという点であります。  これまで人間は、長命を願い、死をできるだけ遅くすることを求めてきて、開かれた儀式としての死を社会的に受容してきました。心臓死を中心とする認定の方法は、この人々の考え方と一致し、法的にも死の定義となってきました。  近代医学の進歩とともに死のプロセスの一時期である脳死状態を死とすることは、見えない神儀としての死を人々に迫ることになります。脳死を死とする中山案は、脳死者は死体、物体となり、それに伴い起こると予測される人権の侵害、他の法律との整合……

第140回国会 参議院本会議 第28号(1997/05/26、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等のための労働省関係法律の整備に関する法律案について、総理並びに労働大臣に質問いたします。  現行均等法が一九八六年四月一日に施行されて以来、女性労働者は、今や雇用労働者の四割に達し、基幹労働力としての役割を果たしています。にもかかわらず、男女の賃金格差は縮小せず、平等処遇も遅々としています。そして現在、経済のグローバリゼーションと規制緩和の中で、労働のフレキシビリティーが世界的に広がり、雇用構造の変化に伴う就業形態の多様化が進み、労働者の既得の権利が奪われつつあるという厳しい情勢の中で、ようや……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 参議院本会議 第8号(1997/12/03、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいまの新たな日米防衛協力のための指針の策定に関する報告に関連して、総理並びに関係大臣に対し質問をいたします。  今回の新たなガイドラインは、冷戦時代にも増して日本の対米軍事コミットメントが深められております。しかし、この問題と国際連合平和維持活動や人道的国際救援活動、大規模災害の緊急救済活動は、本来、別枠で考えるべき問題ではないでしょうか。これを同一次元で議論することは、新たなガイドラインをめぐる論議を混乱させ、ガイドラインの本質と危険性を見失わせることとなる点に注意を喚起したいと思います。  今回のガイドラインの特色の第一は、これまで日……

大脇雅子[参]本会議発言(全期間)
16期-|17期|-18期-19期

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委員会発言一覧(参議院17期)

大脇雅子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
16期-|17期|-18期-19期
第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 外務委員会 第10号(1995/12/12、17期、日本社会党・護憲民主連合)

○大脇雅子君 本年の六月にいわゆる化学兵器禁止条約が日本によって批准されましたが、現在の批准国数は何カ国ありますでしょうか。  それから、安全保障理事会の常任理事国で批准をした国はあるのでしょうか。あるいは、その国の批准の見通しについてお尋ねをいたします。
【次の発言】 外務大臣にお尋ねをいたしたいのですが、この条約批准のために今後どのように働きかけていかれるおつもりでしょうか。
【次の発言】 外務委員会における化学兵器禁止条約批准のための審議におきまして、私は、先回、一九九二年二月十八日、中国がジュネーブの軍縮会議に提出した「ある外国より中国に遺棄され発見された化学兵器に関する情報」という文……

第134回国会 宗教法人等に関する特別委員会 第8号(1995/12/04、17期、日本社会党・護憲民主連合)

○大脇雅子君 日本社会党・護憲民主連合の大脇でございます。  日本は、気が遠くなるような長い年月にわたりまして祭政一致、政教一致、神道以外は弾圧を受けるという戦前のつらい体験の中で、信教の自由と政教分離という憲法上の原則を確立してきた歴史がございます。  一九五一年、宗教法人法が制定され、今その改定が問題になっております。しかし、この宗教法人法を見てみますと、関連法規は別といたしまして、一切の規則、政令、省令、通達はありません。問い合わせによる通知と判例のみであります。ということは、宗教法人法が何もしない、何もできない、動いていない法律であったということではないかと思うわけであります。  この……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第4号(1996/06/12、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 きょうは、三人の参考人の方々は、お忙しいところをおいでいただきまして、ありがとうございました。  まず、橋本参考人にお尋ねをさせていただきます。  私がどうしても理解できないことは、住専は、持ち家促進のため個人住宅融資を行うということで、国民の利益にかなつた形で出発したわけですが、深刻な事態に立ち至るまでさまざまにブレーキをかけるチャンスがあったのではなかったかと思うわけです。  例えば、銀行が小口の住宅ローンに参入をしていったとき、あるいは住専が住宅事業者の融資ヘシフトしていったとき、あるいは総量規制が行われてさまざまな系列金融機関から資金調達がなされ始めたとき、あるいはまた平……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第6号(1996/06/14、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 我が国の金融システムは、昭和恐慌以来経験したことのない危機的な状況にあります。巨大な不良債権をでき得る限り早期に処理しない限り、日本の金融システムは国際競争力を失い、さらに深刻な危機をもたらすと考えられます。  住専の処理は、そのための緊急避難的措置であるとは考えますが、金融システムの再生プラン構築のためにより果断な政策的な対応が必要であると考えます。資産評価の回復さえ実現すれば自然治癒するはずだという希望的観測は、もはや事実として裏切られております。危機を危機として認識するということが重要だと思います。  私は、第一番目に、住専処理スキームは負担割合の妥当性によって決められたと……

第136回国会 地方分権及び規制緩和に関する特別委員会 第8号(1996/06/19、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、委員長に猪熊重二君を推薦することの動議を提出いたします。

第136回国会 内閣委員会 第9号(1996/06/06、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 日米物品役務相互提供協定というものができましたが、その協定の適用範囲についてお尋ねをいたします。  橋本首相は五日の参議院本会議で、自衛隊と米軍が訓練の際、いわゆるこの協定の適用範囲については戦闘時には適用しないということを明言されております。協定自体には明確に平時か有事か規定しておりませんが、憲法九条の趣旨からそのように解されるのはまことに妥当だと考えますが、防衛庁長官はその御見解について同じように考えられるのでしょうか。
【次の発言】 共同訓練はバイラテラル・エクササイジズ・アンド・トレーニングというふうに言われておりまして、それは演習と訓練といいましょうか、その共同訓練の態……

第136回国会 労働委員会 第3号(1996/02/27、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 それでは、御質問をさせていただきます。  雇用の状況を見てみますと、有効求人倍率や完全失業率などから見まして非常に厳しい状況にあります。とりわけ新規大学卒の女性に対する就職は超氷河期とも言われまして、大卒で六七・一、短大で六五・四というのが一九九五年度の問題だということになります。  女性の場合、もう結婚は逃げ道とはなり得ない時代になりまして、大学進学率は女性が既に男性を上回り、今まで男性が多い学部に女性の進出も増加しつつあります。そしてまた、使用者側の意識も女性を幹部として処遇したいというアンケート結果が出ているにもかかわらず、新規学卒者等の問題というのは非常に深刻な状況を示し……

第136回国会 労働委員会 第4号(1996/04/09、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 四月の一日、二日、フランスのリール市で行われましたG7の雇用関係閣僚会合に御出席なさいまして、御苦労さまでございました。  新聞報道によりますと、G7のこの雇用サミットにおきましては、貿易問題と労働基準の問題が提起され、EUなどの主張に対して、我が国は違ったスタンスをとった。例えば、労働基準で児童を酷使したり、あるいは強制労働をさせたり、あるいはストライキ権の制約のある状況のもとで、そういった労働基準を貿易の中でどう評価するかという問題であったと思うんですが、どんな議論をされて日本はどのようなスタンスをとられたのか、少し御説明していただけるでしょうか。

第136回国会 労働委員会 第6号(1996/04/18、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 正規の雇用形態ではない、いわゆる有期の雇用とかパート労働とか派遣労働だとか季節的労働というものが、いわば世界的な規模で増大しつつあるという傾向があるわけです。  そうした雇用形態というのは、企業の雇用政策の柔軟性を高めたり、あるいは労働者側からいえば、ニーズの多様化に対応して選択肢をふやすとか、あるいは失業者に雇用のチャンスを提供するとか、さまざまな意義が害われているわけです。しかし、世界的に見ればいわゆる正社員との、そうした不安定雇用にあるあるいは非正規の雇用形態の労働者の平等の保護ということが問題になっているというお話を、先ほど伺いました。  脇田参考人にお伺いいたしたいんで……

第136回国会 労働委員会 第7号(1996/04/26、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 大臣にお尋ねをさせていただきます。  今回の派遣労働者のいわば就労条件の確保に対するための措置といたしまして、中途解除に係る問題を労働者派遣契約の締結に際して決めるということと、適切な苦情処理を図るための措置を充実したわけでございますが、そしてそのために大臣が指針を公布されるということになっておりますが、この改正に至りました背景とこうした措置、法改正の意義についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 中途解除で一番問題になるのは、例えば業務上の必要性がなくなったとか、あるいは派遣労働者の能力のミスマッチとかというものだけではなくて、軽微な理由によっていわば中途解除が正当な理由あるい……

第136回国会 労働委員会 第8号(1996/04/30、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 それでは、前回に引き続きまして質問を続けさせていただきます。  先回、平成三年度の行政監察結果のフォローアップについてお尋ねをいたしました。その中で、労働基準監督署がいわゆる監督指導をしていて、是正報告の提出の徹底を図るよう改善措置を図るというような回答をしておられるわけですが、その結果についてお尋ねをいたします。是正報告の数、それから違反の類別などについてお尋ねをいたします。
【次の発言】 改善措置の状況によりますと、労働者派遣事業指導官というものを増設しておられるわけですが、これと監督官との提携というか、仕事はどのような形になっているのでしょうか。

第136回国会 労働委員会 第9号(1996/05/07、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今回、高齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律案につきましては、シルバー人材センターの事業の発展、拡充を通して、高齢者の雇用を開発していくというところに一つのねらいがあると思うわけですが、この改正の意義について大臣にお尋ねいたします。
【次の発言】 それでは、今回の改正法案の内容についてお尋ねをいたします。  今回の改正によりましていわゆるシルバー人材センター連合というものが指定されるわけですが、現在七百団体の公益法人としてのシルバー人材センターがあり、会員数約三十三万人と言われております。それとほとんど同数のミニシルバーなどがあるというふうに聞いておりますが、これ……

第136回国会 労働委員会 第10号(1996/05/14、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今般、労災保険給付に係る不服申し立ての審査遅延時の救済規定の創設と審査体制の強化を柱とする改正法案が提出されました。  この法改正におきましては、救済規定により労働保険審査会に対し再審査請求がされた場合、審査官に対する審査請求は取り下げられたものとみなす等の措置を講ずるとされておりますが、この取り下げられたものとみなす等の措置というものの意味、内容はどう解釈したらよろしいのでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、救済規定により再審査請求がなされたときは、審査官に対する審査請求は、今おっしゃいましたように取り下げられたものとみなされますが、この場合、請求人は審査官に提出した資料に……

第136回国会 労働委員会 第12号(1996/05/23、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 勤労者財産形成促進法の改正案につきまして、その改正の意義についてお尋ねをいたします。           .  と申しますのは、ごれまで勤労者の財産形成促進制度というものは、例えば財形年金貯蓄あるいは財移住宅貯蓄等はいわゆる五百五十万円までが非課税、そして財形融資制度というものは、例えば持ち家に関しましては利子補給という形で税の特例というものを主体とした援助措置であったと思うわけですが、今回は財産形成貯蓄活用給付金というものをストレートに育児、介護、教育等について出すという形をとるわけですから、制度の本質が少し変わってきたのではないかというふうに考えるわけです。したがって、その改……


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第139回国会(1996/11/29〜1996/12/18)

第139回国会 決算委員会 第閉会後2号(1997/01/16、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 本年一月十四日、いわゆる男女雇用機会均等法改正と、その関連法案の法律案要綱が婦人少年問題審議会に諮問されました。制定から十年余を経て、二十一世紀に向けて前進した法律改正のためにいかにあるべきか、労働大臣の改正にかけての御決意を伺いたいと思います。  なお、関係法律の整備に当たりましては、労働基準法における一般女子保護規定、時間外・休日労働及び深夜業に関する規制が廃止されることになっておりまして、これにより多くの女性労働者の労働の継続が困難になるということが危惧されております。労基法における男女労働者に対する労働条件の設定が急務でありますけれども、女子保護規定の解消に当たりましては……

第139回国会 労働委員会 第1号(1996/12/17、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、去る十二月六日十時三十分、小谷村蒲原沢の土石流の災害についてお尋ねをいたしたいと思います。  私は、去る十四日、社民党の現地調査団の一員として現地を訪ねてまいりました。冒頭に、十三名の死亡者の方の御冥福をお祈りするとともに、一名の行方不明者の早期の発見を心からお祈りいたします。また、八人の負傷者の方のできる限り早期の御回復をあわせてお祈りするものでございます。  姫川の合流点の現場では千八百名規模の捜索が連夜続けられております。私は、その現場に立ち、さらに林野庁の上流側谷どめ工、高さ十一メートルの谷どめ工の工事現場の一番の上流に立ってまいりました。ここでは牧野組三名の女性の……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 決算委員会 第2号(1997/05/01、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 長旅御苦労さまでございました。  新聞報道によりますと、アジア太平洋地域における米軍のプレゼンスの重要性ということが繰り返し報道されておりますが、アジアにおきましては、国際社会が成立しつつありまして、急速な経済成長を続ける中で民主主義が育ちつつあるという傾向にあると思います。抑止の理論だけではなくて相互理解による平和外交について、クリントン大統領とアジア地域、とりわけ中国問題について話し合いをなさいましたでしょうか。
【次の発言】 アジアにおける我が国の戦後補償問題について、二つの大きな問題が着手されたばかりでこれからの処理を迫っているものがございます。一つは中国に遺棄された化学……

第140回国会 決算委員会 第閉会後4号(1997/09/03、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 野沢、中尾議員から国鉄債務問題の処理策及び財源問題については詳細な御質問がございました。しかし、国の債務として国の特別会計の中で国鉄長期債務問題を処理するということになりますと、その前に、やはりその策定に当たってだれが何のためにこの借金をつくって、なぜ整理に失敗したのか、債務の実態の情報公開と原因の究明が大前提であると思います。  その点で、十年を経過いたしまして、JRになって利用者である国民の利便性が高まったとか、私鉄運賃の値上げと対照的に運賃が据え置かれてきたことなど、改革によって成功したという面がさまざま評価されております一方、現在二十八兆円に増大しているこの国鉄清算事業団……

第140回国会 決算委員会 第閉会後5号(1997/09/04、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 それでは、男女共同参画室の予算と権限の拡大及び定員の増加について質問をいたします。  男女共同参画室は、男女共同参画推進本部の直属の機能を担うものとして、施策の総合調整や各省横断的な施策の推進及び男女共同参画二〇〇〇年プランの実施遂行のために設置されているわけであります。  各女性団体から平成十年度の予算増額の要望などがたくさん届いておりまして、各国に比べますと我が国の予算規模は非常に低いように考えますが、予算についてはどのような変遷があり、現在どのような科目について重点要求をしておられるでしょうか。
【次の発言】 そうした機能を推進するために、現在、共同参画室の定員は四名という……

第140回国会 決算委員会 第閉会後6号(1997/09/17、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 時間がございませんので、三問お願いをいたしたいと思います。  今般問題になっておりますウラン廃棄物屋外貯蔵ピットの滞留水問題について質問させていただきます。  動燃側によりますと、廃棄物の貯蔵の中身やその量の記録は見つかっていないということですが、核燃料物質の使用等に関する規則によれば、廃棄、保管の都度、使用廃止までの間、保存義務が課せられていると思います。記録はされたのでしょうか、紛失したのでしょうか。これは法律違反だと思われますが、責任者はだれなのでしょうか。意図的に記録の公表を避けているという声すら上がっている現状にどうこたえられるでしょうか、動燃にお尋ねします。

第140回国会 決算委員会 第閉会後7号(1997/09/18、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 それでは、私は、佐藤孝行衆議院議員の総務庁長官としての入閣問題についてお尋ねをいたします。  今月十四日であったかと思いますが、NHKの「こどもニュース」を見ておりますと、第二次改造橋本内閣スタートということで、ロッキード事件で有罪になった佐藤孝行氏の入閣を伝えておりました。さらに、「今週のわからん」という五分間番組でも、総務庁の仕事は行革の旗振り役であることと、さらに青少年対策の本部長であるということであります。また、私どもからいたしますと婦人問題担当大臣ということであります。  その後、各社の社説も一斉に佐藤氏の入閣についてコメントを連打しております。  総務庁長官は行政改革……

第140回国会 厚生委員会 第10号(1997/04/15、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 最終処分場をめぐるさまざまな問題は、廃棄物問題全体を象徴していると考えざるを得ません。  最終処分場の問題は、環境への負荷の少ない循環型の経済システムへ再構築していくということとともに、最終処分場についての厳しい姿勢と適正な維持管理対策を進めることが必要だと考えるものであります。  先ほども御質問にありましたように、御嵩町における管理型の最終処分場建設をめぐりまして紛争があります。立地が業者任せで、業者がこの土地に目をつけたということはイチョウの葉のような形の谷で埋め立てがしやすい、大量の埋め立てが可能であるということに視点があると言われております。水源地に近いということもありま……

第140回国会 厚生委員会 第11号(1997/04/17、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 先回、水道水源保護のために公共関与のガイドラインをつくるべきではないかということを申し上げましたが、しっかりした最終処分場の確保、促進について伺いたいと思います。  平成三年の廃棄物処理法改正において設けられた廃棄物処理センターにつきましては、特別の管理を要する廃棄物等の適正かつ広域的な処理の確保を図る観点から、設置を一層促進していく必要があると言われております。しかし、この処理センターはスタートいたしましたが、進捗ははかばかしくないというふうに聞いておりますが、この廃棄物処理センター設置の現状について説明してください。

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第3号(1997/05/26、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 脳死状態にある者は、まさに死が不可避で、死期が迫っておりまして、このような状態においては、本人の人格的な生存を全うするための唯一の手段が本人の意思に基づく他人の命を救うためにみずからの臓器を提供するという、言ってみれば究極的な個人の生命の尊厳の自己決定というものに根拠を置きます。  したがいまして、猪熊案におきましては、そのドナーの意思と厳格に認定される脳死の状態と、それから厳格な要件によって行われるその医師の行為というものが正当な行為として違法性阻却事由になる、こういう法理論でございます。
【次の発言】 参考人木内氏の感情はよく理解できるものであります。しかし、あくまでもドナー……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第4号(1997/06/02、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 猪熊案では、脳死状態にある者は生きているというのが前提でありますので、身体上の状況は同じですが、表現として脳死状態と表現しております。  客観的に見てどういう状態になったときに脳死状態と言うのかということでございますが、厚生省の脳死に関する研究班の脳死判定基準、いわゆる竹内基準によれば、脳幹を含む全機能の不可逆的停止の状態を脳死と言う。深い昏睡状態にあって、自発呼吸が消失しており、瞳孔が固定し、瞳孔径は左右とも四ミリ以上になっており、脳幹反射が消失して脳波が平たんになっている状態が六時間続くという場合を言います。なお、私たちは、竹内判定基準に聴性脳幹反応及び脳血流検査の二要件を付……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第6号(1997/06/11、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 本案におきましては、生体、死体という概念ではなくて、脳死状態にある者というふうに考えまして、臓器提供というのは個人の自己決定、生命の尊厳、社会的影響等を慎重に考慮した結果認められるとするものであります。  したがいまして、移植に際しては最大限厳密な基準を用いて実施された場合は違法性が阻却される、したがって殺人罪とか殺人幇助罪には該当しない、こういう方向性をとっております。
【次の発言】 平成四年一月にNHKが実施した世論調査によりますと、脳死は限りなく死に近いが人の死とは認めない、しかし移植は厳しい条件つきで認めると回答したものが全体の六二%に上ったと聞いております。今後、さらに……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第7号(1997/06/16、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私どもは、一律に法律で脳死を死と定めるべきではないという基本的な考え方に立っております。したがいまして、そうすることによって人権の享有主体としての脳死状態にある人という考え方をとることになります。その結果、他の法律との整合性の問題もそこで解決をされるというふうに考えております。  死体からしか臓器を受け取るという気持ちになれないというお言葉がありますが、その方たちも愛と命を受け取っているんだというふうに述べておられますから、臓器を提供するという本人の意思を尊重し、その臓器を提供するという自己決定権、命の終えんに対する人間の尊厳に立脚したその思いというものをもとにいたしまして、臓器……

第140回国会 労働委員会 第2号(1997/02/25、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 まず、私は、昨年の十二月二十四日、労働省の中央職業安定審議会が「有料職業紹介事業制度の改正について」という建議をまとめて、発表されました。  これまで、調理師や看護婦、美容師など二十九の職種だけに限定して認められていた民間の有料職業紹介事業の対象職種が、建設や製造業を除くほかは原則ネガティブリスト化で自由化されるということであります。  それから、その手数料に関しましては、いわゆる第一種の紹介手数料に関しましては従来どおりの規制ということになりますが、そのほかコンサルタント等のいわゆる管理等に係る手数料というものに関しては原則自由化されるというふうに言われておりますが、その点につ……

第140回国会 労働委員会 第4号(1997/03/18、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  まず、本法改正につきまして、障害者雇用率についてお尋ねをいたします。  これまで障害者雇用率の達成はどの程度まで進んでいるのでしょうか。とりわけ、達成に関しては大企業ほど達成率が少なく、納付金の納入ということが行われているようであります。さらに、三百人以下の規模の中小企業に関しては、こうした雇用率を充足しているところもありますけれども、納付金等そうした制度が適用されないということになっておりますが、この点についてはどのようにお考えがお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 これまでの身体障害者の雇用率制度に基づく行政指導の状況でございますが、これ……

第140回国会 労働委員会 第5号(1997/03/21、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 週四十時間労働制が、昭和六十二年及び平成五年の二度にわたった労働基準法の改正の後、本年四月一日からは従来適用が猶予されてきた中小企業においても実施されることになったわけです。  現在審議中のこの法案によりますと、附則第三条というところで、週四十時間労働制の猶予措置の対象とされていた事業の事業主に対して、今後「きめ細かな指導、援助等を行うよう配慮しなければならない。」という、指導、援助に当たっての配慮条項が盛り込まれたところであります。  そこでお聞きをしたいのですが、このきめ細かな指導とはどんな内容を指すのかお尋ねをいたします。

第140回国会 労働委員会 第7号(1997/03/27、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 先ほど長谷川議員が問題にされました就職協定廃止の影響につきまして加えてお尋ねをしたいと思いますが、就職協定が廃止されまして、テレビなどを見ますと、もう男女学生の会社訪問等が始まったり、あるいはリクルートの書類などがもう大学の学生の方にどんどん届いているようでございますが、大学においてはどのような変化が起きているのでしょうか。それからまた、大学におけるそれに対する対応はどんなふうになっているんでしょうか。文部省の方にお尋ねをいたします。
【次の発言】 そうすると、文部省と労働省との間に何かその問題に対する協議をする機関など設けられておりますか。労働省の方で。

第140回国会 労働委員会 第9号(1997/04/08、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 就業条件の整備におきまして、大企業との格差が顕著な中小企業に働く労働者にとりまして、退職金にかかわる事業の必要重大性というものは大きなものがあります。これまでの中小企業退職金共済制度の中での加入実績が着実に伸びているということは、今なお総体の数としては不十分でありますが、喜ばしいことだと思っております。  平成二年にこの審議の中で、パートタイマーへの加入を上げるようにというふうに言われてきておりますが、そのパートタイマーの加入実績というものは全体のどのようなパーセンテージを占めるのか、おわかりでしたらお教えいただきたいと思います。

第140回国会 労働委員会 第11号(1997/04/22、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今回の労働福祉事業団法の一部改正につきましては、所在地を東京都から川崎市に変更するということと同時に、労働福祉事業団の監事が理事長または労働大臣に監査の結果について意見を提出することができるという一項目が入ったわけです。  この意見の提出に関して、「必要があると認めるとき」とはどのような内容を想定しているのでしょうか。
【次の発言】 この第四項の規定の前例は雇用促進事業団に置かれていると思うんですが、雇用促進事業団に関連してこのような規定が機能したということはあるのでしょうか。
【次の発言】 実績がないということは、現在まで十分に機能していなくて、将来にかかっているということかも……

第140回国会 労働委員会 第12号(1997/04/24、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今般の職業能力開発促進法及び雇用促進事業団法の一部を改正する法律案につきまして御質問をいたします。  質問させていただきます項目は、公共職業訓練の高度化ということに関しまして職業能力開発大学校及び職業能力開発総合大学校というものを設置するわけでありますが、これは基本計画の第八次計画に基づいてその展望が示されております。今後のこうした公共職業訓練の高度化に関する施策の、言ってみれば見込みというか展望についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 この法案によりますと、都道府県や認定職業訓練を行う事業主等も職業能力開発大学校が設置できるということになっておりますが、我が国では主としてOJ……

第140回国会 労働委員会 第14号(1997/05/29、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 大脇でございます。  これまでるる労基法上の女子保護規定が廃止される、解消されるということで、さまざまにその危惧、不安というものが質問の中で出てまいりました。  まず、私も時間短縮の促進と時間外・休日労働のあり方についてお尋ねをしたいと思います。  今、諸先生の方では、法規制はどうだというような御質問が多々ありました。しかし、法規制といいましてもさまざまなレベルがあり、さまざまな形があるわけで、衆議院では現行の時間外労働協定の適正化指針の実効性を高める、こういうふうにお答えになっているわけであります。現在の時間外労働の適正化指針というものは労使の自主的努力を要請する行政指導基準で……

第140回国会 労働委員会 第15号(1997/06/03、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党・護憲連合の大脇でございます。  ただいまは、参考人の方々から大変貴重な御意見や御提言をいただきましてありがとうございます。重ねて御意見を伺わせていただきます。  最初に浅倉参考人にお伺いいたします。  先ほど、均等法十年の総括を鋭く御指摘の上、なお改善可能な重要点を幾つか御提案くださいました。とりわけ、今回あらゆる雇用のステージにおいて女性差別が禁止されたわけでございますが、指針や解釈通達の全面的改定を要望されました。その三点につきまして、それぞれの項目ごとにもう少し具体的に御意見をお寄せいただきたいと思います。

第140回国会 労働委員会 第16号(1997/06/10、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇です。  私は、先回の参考人のさまざまな御意見や御提案に関連して、数点質問をさせていただきたいと思います。  まず第一に、雇用機会均等法十一条において、定年、退職、解雇等につきましては、出産、妊娠その他婚姻をしていることを理由としてそうした処遇をしてはいけないということが書いてございます。募集、採用、配置、昇進その他、さまざまな雇用のステージにおきまして、妊娠、出産を理由とする差別というものに対して不利益の処遇をしてはならないということが均等法の精神、それから女子差別撤廃条約の精神から導き出されると思いますが、この点についてはいかがでしょうか。


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 決算委員会 第閉会後1号(1997/12/16、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、まず労働大臣にお尋ねをさせていただきたいと思います。  事業所内での障害者虐待事件というものが再三このところ社会問題化しております。先回私は、アカス紙器事件について、そうした現場の人たちの声を率直に聞いて事実を確認し、対応をされることを要望いたしました。その後、関係機関との連携強化を図るということがいろいろされておりまして、その対策が図られておるやに聞いておりますが、どのような対策を講じておられるのか、お尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 障害者雇用連絡会議が幾つか都道府県が主催をいたしまして開催済みと聞いておりますが、ここで問題になった問題点、それからどのような指……

第141回国会 商工委員会 第4号(1997/11/06、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 まず第一にお尋ねいたしたいのは、今回のいわゆる愛知万博と申しますのは、一九八八年の国際博覧会条約とあるいは新しい博覧会条約上どのような種類になるのかということであります。  今までは一般博、特別博と言われていたわけですが、今回、登録博か認定博かという区別がされているわけですが、このいわゆる愛知万博はどういう博覧会になるのか、大阪万博とどのような点が違うのかということについてお尋ねします。
【次の発言】 そうしますと、財政改革のもとで博覧会の規模はどの程度のものになるのか、とりわけ資金負担についてどのようなことになるのか。  国家財政の破綻もさることながら、愛知県の財政も目下のとこ……

第141回国会 労働委員会 第3号(1997/12/09、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 山一証券の問題につきましては、関係従業員それから関連会社を含めて一万人を超えると言われる雇用対策にどのように総合的に対処されるのか。先ほど山一証券の雇用推進委員長から非常に深刻なお話がありましたが、雇用調整金なども含めてどのように対応しておられるのか、大臣にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 今後、山一証券だけではなくて、さまざまな失業が企業の倒産と関連してふえてくるのではないかと。失業率が三・五%に上昇しているわけですが、その原因と分析についてどのようなお考えをお持ちでしょうか。
【次の発言】 この雇用創出と失業の対策のために、労働省は「失業なき労働移動」ということをキーワ……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 予算委員会 第19号(1998/05/07、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今回、平成十年四月二十七日、大蔵省が提出されました民間金融機関等との関係に関する調査及び処分についてお尋ねをいたします。  まず、この調査に当たった体制についてお伺いします。大蔵省のどこの部局が、どのくらいの人数で、どのくらいの期間を経過してその調査に当たられたのか、そしてその部局の責任者はだれであったか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 この捜査の結果、節度を超えた関係とか過度の会食とか、いわゆる過剰な接待等について何回というふうに言っておられるわけです。この基準ですが、何をもって過剰とみなされたかということであります。  例えば、一回当たりの供応の平均金額は幾らでありました……

第142回国会 予算委員会 第20号(1998/06/16、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 政治家は公選によって国民、住民の信託を受け、国民全体のための利益、公共の福祉のために奉仕する責務を有しております。  ところが、我が国では政官業の癒着により公正な行政運営が阻害されています。大蔵省の不祥事に見られるように、行政の裁量権が広過ぎる状況のもとで、政治家の口ききにより特定の者に不公正、不公平な利益が与えられ、その見返りに政治家が金品や利益を受け取るという構造があります。公務員に対しては公務員倫理法を制定し、政治家みずからが国会議員等のあっせん利得行為等の処罰に関する法律を制定する必要があります。  四月一日、自社さ三党首会談で、あっせん利得を禁止とする政治腐敗防止法を今……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第3号(1998/01/29、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大協でございます。  市民活動を担う民間非営利組織の法制化問題がようやくにして認知されたということをともに喜びたいと思います。私どもはこれは遅きに失したとすら思っております。  市民活動は、とりわけNPOの場合は自主的、自律的な活動であることと、活動の分野の深さと広がりにおいて地球規模の中で、私は、行政セクターと営利セクターの間を埋める、いわば民主主義のあり方を問い、創造する大きな契機になっていくということを心から祈るものであります。  NPOセンターの山岡さんにお尋ねをいたしたいと思います。  まず、これは第一歩ということ、私も全くそのとおり考えておりまして、法人格……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第4号(1998/02/03、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 まず、与党法案についてお尋ねをいたします。  法人として認証を受けるための手続についてさまざま議論をされていますが、設立に際して基金が必要とされるということが市民公益活動法人法案では言われておりますが、例えば五十万円以上の基金の保有や百万円以上の寄附を義務づけるという点について与党の提出者はどのように考えておられますか。
【次の発言】 法人格を付与するということは、それが財産を保有したり活動したりする、言ってみれば法的な主体となるということです。  今おっしゃいましたように、基金の規模が非常に小さいということになりますと、本法で定義されるような市民活動をしている団体のうち、法案に……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第5号(1998/02/05、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 与党法案について、少し法律的な問題点についてお尋ねをしたいと思います。  先ほど猪熊議員も問題にされましたように、法案の第四十一条には、所轄庁は、市民活動法人が法令または法令に基づいてする行政処分または定款に違反する疑いがあると認められる相当な理由があるときには報告をさせたり、所轄庁の職員に事務所その他の施設に立ち入らせることができる、そして業務もしくは財産の状況もしくは帳簿、書類その他の物件を検査させることができると書かれております。この立入権限についてはさまざまな議論がありますが、この立入権限の法的な性質について少しお尋ねをしておきたいと思います。  まず、行政庁の処分が何か……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第6号(1998/02/26、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 それでは、三点ほどお尋ねをいたしたいと思います。  第一は、法案の第一条の目的規定についてであります。  目的規定によりますと、第一条は「市民活動を行う団体に法人格を付与する等により、ボランティア活動をはじめとする市民に開かれた自由な社会貢献活動としての市民活動の健全な発展を促進し、」というふうに書かれておりまして、この「社会貢献活動」というふうに表示されております概念の範囲についてどのように考えるべきかということであります。  この法全体の趣旨から見ますと、この「社会貢献活動」というのは非営利の活動というふうに理解すればいいのではないかというふうに思うのですが、その点を確認させ……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第7号(1998/03/03、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいま議題となりました市民活動促進法案の修正案及び原案に対し賛成の立場から討論をいたします。  市民が自由な社会貢献活動を行う非営利法人に法人格を付与することを目的とする本法案は、NGOを初めとするあらゆる非営利法人を法的社会における権利主体と認めるものであります。そのことは、とりもなおさず市民社会における活動主体に法律の面から光が当てられたことを意味します。  ボランティア等社会貢献活動は、地の塩であり世の光とも言えます。非営利法人、つまりNPOの活動が社会において果たす役割は、国、地方自治体等行政組織に関連する団体ないしは企業で構成する……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第9号(1998/03/12、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 先ほど山本議員からも問題提起がございましたが、現在の雇用失業情勢について、これをどのように認識したらいいのか。確かに諸外国と比べて失業率は相対的に低いと言えるわけでありますが、この失業率の三・五という数値というものは、いわば摩擦的な失業というよりもむしろ低成長下、規制緩和に伴う必然的なものではないかというふうに見られるわけですけれども、これについての大臣の御認識についてお尋ねしたいと思います。  それから、これまで高度経済成長の中で、いわば雇用調整金で持ちこたえる中で景気が回復して失業の危機が回避されたという形で、雇用調整助成金制度というものは労働政策の根幹をなしてさたわけですけ……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第13号(1998/03/31、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 雇用保険法の改正をめぐりまして御質問させていただきます。  まず、高年齢求職者の給付金制度についてでありますが、給付額引き下げ、国庫負担の廃止ということは財政上の理由と承知をしておりますが、これが高齢者の勤労意欲にどのような影響を与えると考えておられるのか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 さらに、教育訓練給付制度の創設は大変喜ばしいことだというふうに考えられます。雇用主のいわばメニューではなくて、まさに労働者の自発的な職業訓練の意欲に給付を出すという点についてはその意義が大きいと思いますが、これはどのような教育訓練コースを設定されるつもりなのかということ。まさに時代に即したき……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第14号(1998/04/02、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 中小企業退職金共済制度の財政状況につきましては、これまでのさまざまな御質問の中で、市場金利の動向を見きわめながら利率が下がっていくという御説明があったわけです。しかし、利率の改定により退職金額の算定の基礎となる金額を改定するということは、中小企業に働く労働者の労働条件の低下ということになることは間違いがないことであります。  退職金制度の支払い準備形態別企業数の割合を見てみましても、中小企業は主として社内準備預金の中での積み立てが大勢を占めますけれども、中小企業になりますと中小企業退職金制度の重みというものが大きくなってくるわけです。  財政状況の安定化ということが目的であっても……

第142回国会 労働・社会政策委員会 第15号(1998/04/07、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 先回の衆議院の労働委員会におきまして、コンチネンタル・ミクロネシア航空問題が濱田議員から取り上げられました。これは日本とグアム、ホノルル路線を飛んでいる航空会社ですが、正社員である日本人の客室乗務員三十四名が早期退職または最長五年で雇いどめの一年ごとの再契約書へのサインを強要されて、賃金の大幅ダウンということが来される案を提示されて労働紛争になっているケースであります。  この件につきましては、労働基準監督署へも申告をし、さまざまな働きかけがあり、労働省としても先回調査をお約束いただいたというふうに聞いておりますが、その後、このコンチネンタル・ミクロネシア航空問題というのはどのよ……


大脇雅子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
16期-|17期|-18期-19期

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各種会議発言一覧(参議院17期)

大脇雅子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第1号(1995/11/01、17期、日本社会党・護憲民主連合)

○大脇雅子君 社会・護憲民主連合の大脇でございます。  それでは、私は行政監察の勧告の効果を中心にお尋ねしたいと思います。  総務庁設置法第五条によりますと、第三項で「長官は、所掌事務に関し、随時、内閣総理大臣又は関係各行政機関の長に対し、意見を述べることができる。」とありますし、第八項で「長官は、監察の結果行政運営の改善を図るため必要と認めたときは、内閣総理大臣に対し、関係行政機関の長に所管事項の改善を指示するよう意見を具申することができる。」、第九項で「長官は、監察の結果綱紀を維持するため必要と認めたときは、関係行政機関の長に対し、これに関し意見を述べることができる。」と。  この各条項の……

第134回国会 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第2号(1995/12/13、17期、日本社会党・護憲民主連合)

○大脇雅子君 お話を十分伺わせていただかずに質問をさせていただきまして恐縮でございますが、私、労働省の労働保険審査制度についてお尋ねをしたいと思います。  過労死という言葉が国際的にも大きな話題を呼んで既に世界的な意味を持ち始めておりますが、日本人の働き過ぎあるいは過労死の問題と最も密接なところにあるのが労働保険審査の問題であろうかと思います。  最近の労災申請につきまして、ここ数年の審査件数と認定件数の推移、認定のパーセンテージなどをお教えいただけるでしょうか。
【次の発言】 それは通勤災害も含めた労災認定数だと思うんですが、今、申請件数はわからないというのはどういうことでしょうか。どういう……


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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第3号(1996/05/23、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 両先生が参議院議員のオンブズマンを一つのオンブズマンの形として提案されたことに実は一種のショックを受けております。  と申しますのは、私はこちらに参りましてまだ三年有余ですが、各委員会の審議のあり方にどうも納得がいかないものがございます。といいますのは、一つの委員会は閣法の審議と政府とのやりとりに終始いたしまして、法律の実施状況、あるいは通した法律に欠陥はないかという審議、それから時代の変化に対応して新たなる立法が必要かという、いわゆる議員同士の議論というのが全くないと。本来、選挙民に選ばれた議員であるならば、まさにそこに中心が置かれるべきではないかというふうに考え続けているもの……

第136回国会 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第4号(1996/05/31、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 まず、現在ある制度をどうするのか、あるいはそれをどう補うのかという観点から申しますと、私は行政監察の制度というのはなかなかに頑張っておられるのではないかというふうに思います。報告書を出されまして、それに対して勧告がなされるわけです。そして、各省庁のそれに対するレスポンスといいますか、応答と改善方向が示されるわけであります。  しかし、一番欠けているのは、それをフォローアップするという点において非常に欠けているのではないか。何年までにやると検討しながらされていないところとか、あるいは先送りになって十年もまだ何も手つかずのところとか、さまざまなところがあるのではないかと思いますので、……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1997/02/12、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 大脇でございます。  今、いろいろと中国の問題が取り上げられておりますが、中国では物価の上昇率を抑えて経済成長率の方がかなり上がってはきたのですが、第九次五カ年計画を見ますとゆがみの是正ということをしております、二〇〇〇年に向けて国有企業の見直しをすると。先ほど竹中先生がおっしゃったように、二〇二〇年では中国は経済成長率で国際的にもトップに立つということでありますと、我が国としてこれまでのスタンスというのは、日米の政策を基軸にして中国に対しても一定のアクセス、一定といいますか一つのアクセスをとってきたんですが、今後はやはり主体的かつ独自的な対中政策をしっかりと展開する必要があるの……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1997/02/24、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 冷戦が崩壊して二極対立が消失した場合に、現代の世界ではどちらの陣営に属するかという問題の把握は既に意味を失ったと思うわけです。世界は国境を越えて、民族、人種、文化の違いを越えまして統一の方向へ進みつつあります。EU、NAFTA、ASEANその他、経済は既に全地球規模化しているわけです。その中で、主権を守る軍隊、それを中心とした二国間の軍事同盟が今の時代にどういう意味を持つかということを私は疑問に思うわけです。  日米安保の堅持といった場合に、環境の問題、公害の問題、移民の問題、人口の問題、食糧の問題は既に多国間化し、それに対応して軍事同盟は人間の安全保障という形へ発展的に組みかえ……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第4号(1997/03/03、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  お二人の先生から示唆に富むお話をいただき、心から御礼申し上げます。  プラサート先生は、昨年、東南アジア諸国を訪問した国際問題調査会のメンバーによる海外派遣議員団に対して次のような発言をなさいました。  我が国のODA大綱の中に、経済社会発展の恩恵を余り受けていない社会層に重点を向けるということを経済協力の理念としてはっきりと入れるべきではないかと。きょうも市民社会への貢献で援助の哲学というものをしっかり持ってほしいと言われました。また、リム先生も、環境とかインフラの整備ということで、明快な人権のスタンスを持ったODAというものが必要だと言われま……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第5号(1997/04/07、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 興味深い視察の御報告をいただきましてありがとうございました。  私も三回ほど沖縄の基地関係でいろいろあちこちを見せていただいたことがあるのですが、率直な庶民の感覚といたしまして、思いやり予算が余りにも潤沢に使われているということと、それから沖縄全土が中心的なところを基地に提供している関係で、本土と比べて経済発展から置き去りにされた、非常にそういう地域として存在するわけです。その金網の、いわゆる基地のフェンスの内と外との生活の格差というものに実は愕然とさせられるということであります。  確かに、米軍のためにつくる学校とか施設とかさまざまな住宅施設というものは、不必要とは言いませんけ……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第7号(1997/05/07、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 いろいろな視点からお話を伺いまして、非常に勉強させていただきましてありがとうございました。  まず、外務省の方にお尋ねをしたいのですが、ODAの次期中期目標の策定のために二十一世紀に向けてのODA改革懇談会が設置されて、ODA改革のアクションプランが、六月に中間報告が出て十一月に策定されるということでございます。衆参両院の外務委員会に対してこれらの検討状況を中間報告等で報告していただきまして、次期中期目標達成のために国会の意思を反映させる機会を今回はしっかりと持っていただいて、国を挙げてこうしたODAのあり方について検討すべきであろうと思うわけでございます。その点どのような手続を……

第140回国会 国際問題に関する調査会 第8号(1997/05/19、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 この調査会では、アジア経済の発展に寄与してきた我が国の経済協力、とりわけODAについてさまざまな建設的な意見が述べられました。その中で、我が国のODAが曲がり角に立っているということ、そして限られた財政のもとで国民の支持と参加が得られるODAが求められているということであったと思われます。  ODAは、平和憲法を持つ日本にとって、平和的国際協力及び貢献として、国際社会へのメッセージとして極めて重要であると思われます。  第一に、ODAの要綱を国是としてODA基本法という形に策定すべきだと考えます。そして、国会報告などを通じて国会論議を活発にし、外交政策の一環としてイニシアチブを持……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 国際問題に関する調査会 第5号(1998/04/15、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今回の対外経済協力に関する小委員会の調査報告書を拝見いたしまして、何回も、しかもすべての問題を網羅して英知が集積された報告書となりましたことに敬意を表したいと思っております。とりわけ、国会のリーダーシップを発揮する形で、今までのODAが国会関与のもとで基本法制定に向かって歩み出したということについても大きな喜びを感じます。  私どもも、長い間、ODA基本法というものの制定を求めてまいりました。その中で、やはりODAは、これからはこれまでの物、箱物中心よりも人間中心のいわばODAへ、そしてODAを外交の施策の中心に据えるべきだという御提言にとりわけ賛意を表するものであります。  私……

第142回国会 国際問題に関する調査会 第6号(1998/04/20、17期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 中国、朝鮮半島を初めアジア太平洋地域の安全保障体制がいかにあるべきかという問題は、我が国の外交上の一大課題であるということが言えます。  冷戦が終結し、世界史的に見ますと、軍事を抑止力とした構造から現実が日本国憲法の精神や理念、すなわち平和主義の方向に大きく流れが変わってきたということを我々は認識すべきだと思います。  紛争の予防のための信頼醸成措置というものをアジア太平洋地域の平和と安全を守るためにどのように構築するか、軍縮を推進し周辺事態を発生させないために、まず日本が関係諸国との間で対話の外交を積極的に展開することが必要であると思います。特に、東北アジアにおける日米、中、ロ……



大脇雅子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

大脇雅子[参]在籍期 : 16期-|17期|-18期-19期
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