大脇雅子 参議院議員
18期国会発言一覧

大脇雅子[参]在籍期 : 16期-17期-|18期|-19期
大脇雅子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは大脇雅子参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院18期)

大脇雅子[参]本会議発言(全期間)
16期-17期-|18期|-19期
第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 参議院本会議 第7号(1998/09/07、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、労働基準法改正法案について総理並びに関係大臣に質問いたします。  私は、今回の労働基準法改正の意義と課題を次のように考えます。  第一に、産業構造の変化により第三次産業に働く労働者が増大し、労働者の多様な働き方と流動化が進行する中で、労働基準法制定時に主な対象とされた製造業などに従事する労働者の保護に加えて、多様な働き方をしている労働者の保護も含めて、公正かつ平等な労働条件の法的枠組みを構築しなければならないこと。  第二に、男女雇用機会均等法改正に伴い、女性労働者についての時間外・休日労働の制限、深夜労働に関する禁止、いわゆる労働基準法にお……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 参議院本会議 第22号(1999/05/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、議題となりました職業安定法の一部を改正する法案及び衆議院で修正を施された労働者派遣法の一部を改正する法案について、小渕総理大臣、甘利労働大臣にお尋ねいたします。  今回の労働者派遣法の一部を改正する法律案は、労働市場の規制緩和及び失業対策として、労働力の需給調整システムの適正化を進めることを目的に、港湾運送業務、建設業務、警備業務及び当分の間製造業務を除いて、派遣労働のネガティブリスト化を柱としています。  派遣労働のネガティブリスト化は、コストの削減と雇用調整弁的に派遣労働を活用する道を開き、正規雇用の労働者を派遣労働者に代替していく危険性……

第145回国会 参議院本会議 第39号(1999/07/26、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、今回上程されました国会法の一部を改正する法律案、その修正案及び国会審議の活性化及び政治主導の政策決定システムの確立に関する法律案について、反対の立場から討論をいたします。  我が国の憲法は、占領下に連合国総司令部、GHQの作成した原案を基本にして制定された憲法とみなされて、政権政党が自主憲法制定を求めるもとで、改憲か護憲かをめぐって揺れ動いてきた憲法でした。  一九五六年に内閣に設置された憲法調査会には、当時の社会党の不参加のまま、一九六四年最終報告書は、改憲の是非の結論を出さず、両論とその論拠、考え方の差異を併記して、国民の判断にまつという……

第145回国会 参議院本会議 第45号(1999/08/12、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、陣内孝雄法務大臣の問責決議案に賛成の討論をいたします。  まず、去る八月九日法務委員会において、同業の弁護士である荒木清寛委員長が、法を守るべき高度の遵守義務を負うべき立場にありながら強行した採決なき強行採決の暴挙は、まさに議会制民主主義の否定であり、国権の最高機関である国会であってはならないことであったということをここに強く抗議を表明するものです。  そもそも、このような法案審議のやり方がなぜあらわれたのか。それは、余りにも問題の多い組織犯罪対策関連三法案、とりわけ通信傍受に関する法律案、いわゆる盗聴法案の成立を推進した法務大臣の責任にも負……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 参議院本会議 第17号(2000/04/17、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、雇用保険法等の一部を改正する法律案及び高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律案について、社会民主党・護憲連合を代表して質問いたします。  両法案改正の意義及び内容について検討する場合には、長引く深刻な不況のもとで就業の確保と家族の生活を支えて必死に頑張っている労働者の置かれた状況を正確に把握し、その上で、この間とられてきた雇用対策の全体と両法案との有機的関連と各施策の実効性を確認することが重要であると考えます。  この観点から、まずこの三年間の雇用と失業の特徴的な変化と労働者と家族の置かれた状況について、森総理大臣はどのように認識され、いかなる見解をお持ち……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 参議院本会議 第9号(2000/11/13、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいま議題になりました自由民主党、保守党、公明党共同提出、公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律案について質問いたします。  あっせん利得の禁止は、第二次橋本内閣当時、ロッキード事件で受託収賄罪で有罪になった佐藤孝行入閣問題を契機に社会民主党が提起し、その後自民党がこれを受け入れず、我が党の閣外協力解消の原因の一つにもなった重大なテーマです。  そこで、本法案の制定を必要とする日本の政治風土について、森総理及び発議者がどのように認識しておられるか、伺いたいと思います。  そこで、私の基本的な疑問について述べたいと思います……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 参議院本会議 第17号(2001/04/06、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいま議題になりました雇用対策法等改正法案について、関係大臣にお尋ねいたします。  日本は、返すめどの立たない膨大な国債や地方債、十年たっても終着駅の見えない不良債権処理、慢性デフレ圧力とゼロ金利政策の中で経済が低迷しています。かかる重要法案の質疑に責任者である総理が欠席されている状況を強く抗議いたします。  最初に、最近の経済財政状況に関する基本政策、基本認識についてお尋ねいたします。  ことし三月十六日、政府は、日本経済を緩やかなデフレにあると発表されました。  私は、平成十年十二月十一日、参議院行財政改革・税制等に関する特別委員会にお……

第151回国会 参議院本会議 第31号(2001/06/13、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいま議題になりました確定拠出年金法案につき、質問いたします。  世界でも例を見ない少子高齢社会の到来に直面し、国民は四人に一人が将来の生活に不安を持ち、政治の課題は国民に安心を保障することが第一義となっております。自立した個人が、みずからの意志で人生設計を図り、充実した生活を実現するために努力する、そのことが保障されるシステムこそますます重要な意義を持ってまいります。率直な答弁を求めます。  第一に、年金水準と健康で文化的な最低限度の保障についてお尋ねいたします。  憲法二十五条は、健康で文化的な最低限度の生活をする権利を国民に保障してい……

大脇雅子[参]本会議発言(全期間)
16期-17期-|18期|-19期

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委員会発言一覧(参議院18期)

大脇雅子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 労働・社会政策委員会 第3号(1998/09/10、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、時間外・休日労働に関する労使協定関連の問題についてお尋ねをいたします。  今、市田議員が、労基法第三十六条三項に言う、適合するようにしなければならないということと関連してどのような行政指導をするのかと。これは、これまで目安時間であったものが基準と言われて、大臣告示であったものが法的な根拠を持つことになったわけでありますが、私が代表質問でお尋ねをしたときには、他の労働基準法違反と同じように、是正勧告などして厳正に対処すると労働大臣にお答えいただきました。  ということになりますと、労働大臣が設定した基準、すなわち指針の内容に適合するようその労使協定をきちっと是正していくという……

第143回国会 労働・社会政策委員会 第4号(1998/09/17、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇です。  私は、時間外・休日労働に関する法的規制についてお尋ねをいたします。  今回、三十六条二項におきまして、労働大臣は時間外労働の上限基準を定めるということになり、労基法三十六条三項は、「当該協定の内容が前項の基準に適合したものとなるようにしなければならない。」と規定したわけです。この文言の解釈をめぐりまして何度か質問をさせていただいておりますが、再度確認をさせていただきたいと思います。  週四十時間法制のもとで、本来、時間外労働というのは臨時、例外的なものであります。そして、三六協定を締結することによって時間外労働が可能になり、今回、三十六条二項で規定する労……

第143回国会 労働・社会政策委員会 第5号(1998/09/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 参考人の方々には、貴重な御意見をさまぎまに提起していただきましてありがとうございました。  まず、角田参考人に一つお尋ねをいたしたいと思います。  参考人は、今回の労基法改正が今どういう課題にこたえようとしているかという点で、二十一世紀をにらんだ働き方とか雇用のルールというものが姿をあらわしてきているんだという点で貴重な示唆をいただきました。  まずお伺いいたしたいのは、いわゆる三十六条の二項、三項、四項というところで、時間外労働の上限基準に関する規制がその視点から見ますと非常に今までの規定の仕方と異なっているわけであります。その点についてもう少し詳しく御説明いただけないでしょう……

第143回国会 労働・社会政策委員会 第6号(1998/09/22、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 前回に引き続きまして、改正法案第三十六条三項の「当該協定の内容が前項の基準に適合したものとなるようにしなければならない。」という文言について確認をしたいと思います。  男女共通の時間外労働抑制の実効性を高める措置として、労働大臣が時間外労働の上限基準を定めて三六協定締結の関係当事者に遵守義務を課しているんだと。これは努力義務以上のレベルの高いものであるということで、上限基準を超える三六協定については他の労働基準法違反と同様に厳正に監督すること、これは当然のことだと考えられるわけです。そのような答弁も再三いただいているわけです。  問題は、しかしその監督に従わず上限基準を超えて締結……

第143回国会 労働・社会政策委員会 第9号(1998/10/08、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 日銀は十月一日に九月の企業短期経済観測調査というものを発表いたしました。  これによりますと、業況判断指数、DIを見ますと、主要企業の製造業がマイナス五一、非製造業マイナス三六と、前回の六月調査よりも大幅に悪化して、特に中小企業は過去最悪となっています。この状況によりまして、倒産や業績悪化を理由に解雇その他、リストラによる労働者の雇用情勢は一段と深刻の度合いを増し、意に反する雇用の流動化が進んでいるように考えられます。  労働省としては、製造業と非製造業別あるいは事業規模別にそれぞれこうした失業の実態をどのように調査、把握されているか、御質問をいたします。


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第144回国会(1998/11/27〜1998/12/14)

第144回国会 決算委員会 第閉会後1号(1998/12/17、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇雅子です。  今回、国民に大きな衝撃を与えましたことは、防衛庁という日本の安全保障を担当する省庁が国に対する背任行為、そして証拠隠滅容疑事件を引き起こしたということであろうかと思います。  現在、調査報告書が防衛庁から提出されておりますけれども、背任と証拠隠滅の内容と分析の文書を見てみますと、主として、まず最初の印象は、弁明と弁解に徹して全容がいまだ解明されていないということではないかと考えるものであります。  そこで、まず基本的なところからお尋ねをしたいわけですけれども、防衛庁の一般の書類というものの保存期間、そして保存方法についてお尋ねいたします。

第144回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号(1998/12/11、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇雅子でございます。  さて、財政構造改革法の凍結法案が上程をされ、凍結の審議をしなければならないということを我々は深刻に受けとめなければならないと思います。  昨年、財政構造改革法の審議のとき、さまざまな警鐘が乱打されております。不良債権の処理がおくれている、その金融不安、そうした状況のもとで雇用の悪化、そして中小企業の不況型の倒産、既に国民の悲鳴が聞こえていたはずであります。したがって、この財革法は景気をさらに悪化する、悪影響を及ぼす、消費が冷え込むということは言われていたわけであります。にもかかわらず、米国の包括財政調整法のような例外規定を設けることもなく本法……

第144回国会 労働・社会政策委員会 第2号(1998/12/10、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 中小企業における雇用情勢が非常に厳しいものであって、中小企業は過去最悪の深刻な状態の中に、働く労働者と家族が大変不安な日々を送っているということは論をまたないと思います。そうした厳しい状況にあって、今度の中小企業における労働力の確保のための雇用管理の改善の促進に関する法律、これがどのような効果を及ぼすかということが非常に大きな問題でありましょう。  十一年度の予算によりますと、三百五十一億で五万人の人が創出されるという予測ということですけれども、現在中小企業では、もはや開業率よりも廃業率が高いという状況にあります。中小企業の場合の創業、分社、異業種への進出というふうに言った場合に……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 決算委員会 第2号(1999/04/06、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、一九九九年三月二十四日、ユーゴスラビア連邦共和国に対するNATOの空爆が開始されたことにかんがみ、コソボの問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  我が国政府は、三月二十五日早朝、高村外務大臣の談話として、いわゆるユーゴ政府のかたくなな態度により今回の空爆という状況に至ったことは残念であるけれども、人道上の惨劇を防止するため、やむを得ずとられた措置として理解を示すというような見解を述べられております。  しかし、コソボにおける人権侵害の状況があったにしても、NATOの空爆は、いかなる武力によっても民主主義をつくり上げることはできないという真理への挑戦ではないかと私は思い……

第145回国会 決算委員会 第閉会後2号(1999/09/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  先般、玄倉川で起こりました痛ましい事故につきましては、最初に犠牲者の方の御冥福を心からお祈りするものであります。  私は、この降雨とダム放水、それから増水による危険性というものは予測できたのではなかったか。県の管理責任はやはり問われるべきではないか。救助のおくれがあったのではないか。そして、国の河川敷の管理に関する指導というものはもう少しきめ細かく行われていなければならなかったのではないかというふうに考えるわけであります。ただ単に、住民への警告をしたというだけで犠牲者の自己責任ということを云々するのは余りにも人命の尊重に欠ける考え方ではないかと思……

第145回国会 決算委員会 第4号(1999/05/17、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、先回、国会で採決されました労働基準法の問題について少しフォローアップをしてみたいと思います。  国会答弁を私が文書にして送りましたところ、ある弁護士から「Q&A 労働基準法はこう変わる」という新旧対照の本が送られてきました。そこには「監修 労働省労働基準局監督課」というふうに書いてありまして、このような記述がありました。「上限基準に適合しない三六協定は無効となるのか」というところで、QアンドAがあって、その解説に、「今回の改正により、労使は三六協定を締結するに当たり、その内容が上限基準に適合したものとなるようにしなければならない労働基準法上の義務を負うこととなります。この規……

第145回国会 決算委員会 第閉会後5号(1999/10/13、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 ただいまは山陽新幹線の北九州トンネルのコンクリート落下事故についていろいろと質疑がございました。私は、JR東日本に対して、運輸省の関東運輸局が局長名で去る九月三日、一連の首都圏を中心とした運行トラブルを重く見て、早急な事故原因の調査と改善策を講じるべく警告書が発せられたという点について質問をいたしたいと思います。  まず、一連の首都圏を中心とした運行トラブル、運行管理の根幹ともいうべき東京圏輸送管理システムの故障、従来の運行管理のあり方そのものが問われているというふうに考えます。この点について、事故原因、事故の背景等についてどのような調査がなされておりますか、お尋ねをいたします。

第145回国会 決算委員会 第6号(1999/07/26、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 決算調整資金からの歳入組み入れ問題についてお尋ねいたします。  決算調整資金からの歳入組み入れ決定につきまして、決算調整資金に関する法律によりますと、「予見し難い租税収入の減少等により一般会計の歳入歳出の決算上不足が生ずることとなる場合において、この資金からその不足を補てんすること」、これができることになっておりますが、この「予見し難い租税収入の減少等」という場合に、これはどういう要件と理解したらよろしいのでしょうか。
【次の発言】 この決算調整資金に関する法律ができて、決算調整資金への繰り入れは、昭和五十二年度における制度創設時に一般会計から二千億の繰り入れが行われたのみで後は……

第145回国会 決算委員会 第閉会後8号(1999/10/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 十月十九日発売の「プレイボーイ」誌上での西村発言の内容は、憲法の根幹を冒涜するものであり、とりわけ社会民主党の女性議員に対して強姦を例えとする性差別の表現をもって語るなど、政務次官としてかつ国会議員としても品位を欠く発言であったと思われます。  先ほど首相は、こうした発言を西村議員がされることについて、図らざること、予想できなかったと言われましたが、一方、防衛問題の認識を深くしている、発言についても承知していたと言われておりました。  総理は、西村議員を政務次官に任命するについての危惧の声、大丈夫かという懸念の声を任命のときに知っておられたでしょうか。

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号(1999/06/16、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  中央省庁等改革関連法案の基本理念と自己改革努力についてお尋ねいたします。  さきに成立いたしました中央省庁改革基本法に基づいて、今回の省庁の再編法案のねらいは、行政に依存した政治から脱却して、政治家主導という政治の復権であり、行政の過剰介入を廃し、行政の透明性の確保と簡素効率化の追求にあると思われます。総理は、省庁再編に伴う行政改革についての国民の関心と期待はどこにあると思われますか、お尋ねいたします。
【次の発言】 私は、今述べられました総理の問題点のほかに、国民の関心と期待は、省庁再編に伴う改革によって政治主導が確立し、果たして政治家が変わる……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第9号(1999/07/02、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  最初に、官房長官に二点お尋ねをいたします。記者会見があるということで、少し関連性のない質問を二問させていただきます。  一つは、一律定員二五%カットについてです。  行政のスリム化、効率化のために一律定員二五%削減が打ち出されておりますが、その根拠はどこにあるのでしょうか。住民に対する行政サービスを低下させないために、二五%というもののシミュレーションがなされたのかどうかということもあわせお尋ねをいたします。  例えば、厳しい雇用情勢のもとにおける職安行政とか介護保険実施を前にした福祉行政を見ましても、一律という削減ではかえって政策実現の上で行政……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1999/07/07、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  磯村公述人にお尋ねをいたしたいのですが、確かに、この分権法案が地方に密着した御意見を反映することなく規定せられたというそういう御批判は、私たちはやはり心して法案審議に反映させていかなければならないというふうに御意見を伺って思いました。とりわけ、大都市に自由度を与えてほしいという御意見には私も共鳴いたしまして、画一性のあるものから脱却して、やはり創造的な町づくりが各地で行われることこそ日本の活性化につながるんだと思います。  とりわけ、これからは条例制定権の行使といいますか、そういったことが国の立法機関と同じように地方自治体の大きな課題になると思い……

第145回国会 予算委員会 第9号(1999/03/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 これまでのさまざまな日本の経済がどうなっていくのかという議論を聞いておりますと、少し楽観的過ぎるのではないかと政府の見解について考えます。  アメリカのグリーンスパンFRB議長は、二月二十三、二十四日、上下両院の銀行委員会の証言で日本の景気に言及されまして、日本の経済は依然として脆弱なままで底を打ったとは思わない。あるいは、先日日本に来られましたサマーズ財務副長官も同様のことを言っておられます。日本の経済学者の中でも、公共投資、緊急経済対策あるいは減税を打ち続けた下支え効果が出たものの、下り階段の踊り場であるという批評もあります。  三月決算を控えて五月、六月危機説というのもひそ……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第2号(1999/03/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 失業情勢の見通しについてお尋ねをしたいと思います。  失業率は今四・四%という形で、潜在的失業率を加味すればもう一〇%近くなっているんではないかということが言われています。とりわけ、三月期決算を控えてその後さらに大企業のリストラが進み、アジアへの輸出が低迷し、それから今までは中小企業が失業者の受け皿になっていたという状況が消失して、さらに失業率が上がるというふうに言われています。  労働大臣にお伺いしたいんですが、労働省としてはこの失業情勢を全体としてどのように見ておられるのか。とりわけ若年、中高年、女性に対して非常に厳しい状況が現出すると言われており、地域差もかなりあるというこ……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第3号(1999/03/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 まず、雇用失業情勢対策として予算で一番大きな数字を占めております雇用調整助成金制度の適用と効果についてお尋ねをいたします。  我が国の深刻な雇用情勢への対処は一刻の猶予も許されない状況であります。これまでも、円高不況やバブル崩壊後、阪神大震災後などの雇用対策として雇用調整助成金制度の活用ということによる対策が講じられてきました。今般の予算においても、雇用調整助成金制度の活用や職業能力開発、技能向上対策など個別の施策についても全体的な適用状況をお聞きいたしたいと思うのですが、現在の失業状況が非常に構造的な失業の様相を呈している今、雇用調整助成金制度そのもののいわば適用とその効果とい……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第5号(1999/03/23、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今回、雇用促進事業団から雇用・能力開発機構へと業務が承継されたわけですが、その際、業務の精査を行ったと言われるわけですが、住宅の建設、管理運営の事業のほか、能力開発事業に関してはどのような業務の精査をなされたのか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 大学を開発大学校へしていってさらに専門性を高めていくということですが、労働者の職業能力の開発、向上を図るというためには、民間における取り組みとの関係をどのように考えられているのか。例えば、今までの職業能力の開発は主として企業のOJTによって、いわばその社内の教育訓練ということで労働者の職業能力が開発されてきた、そのために今一番問題にな……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第7号(1999/05/13、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 深夜業に従事する労働者、生体リズムにさまざまな影響を及ぼす深夜業をめぐって、労働者の健康保持ということのために本改正案が審議されるということについては非常に意義があることだというふうに思います。  ちょっと確認的にお尋ねをしたいのですが、深夜業に従事している労働者の実態、そして業種ごと、就業形態ごとの実情をお尋ねしながら、年二回の健康診断がどのように実施をされているのか、その実績についてお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 年二回義務づけられている健康診断が実施されているところが六八%で、あとは年一回が二六%というお答えですが、これはどういうところに原因があるんでしょうか。

第145回国会 労働・社会政策委員会 第8号(1999/05/20、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  鈴木参考人にお尋ねしたいんですが、我が国におけるワークシェアリングの導入のための障害というものをどのように考えていらっしゃるかについてお尋ねしたいと思います。  先般、雇用サミットに出かけられた労働大臣が、欧州の方のワークシェアリングの状況を見て、生産性ということを全く考えていないんじゃないかというような発言をなさったわけです。先ほどの御説明でも、ワークシェアリングというのは雇用創出に力点があり、政労使の適正な犠牲の負担が施行の条件というようなことをおっしゃったわけですが、我が国ではそのワークシェアリングをするよりも安いパートとか派遣とかアルバイ……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第10号(1999/05/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 現行の労働者派遣法のもとで、労働者派遣契約の内容に違反する派遣労働の実態というものについてどのように把握しておられるのでしょうか。また、これまで違反があった場合の取り扱いや、さらにこれに対する指導監督というものをどのように行ってこられたでしょうか。これまでの派遣法の実施状況について、まずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 労働者派遣契約の内容に違反する派遣労働というものの発生防止及び是正のための方策というものについてはどのようにとられてきたのか、労働大臣にお尋ねします。
【次の発言】 今回の改正によりましてまず民営の職業紹介事業というものが行われるわけですが、民営職業紹介事業……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第11号(1999/06/01、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇です。  古川参考人にお尋ねをいたします。  今回の改正法案により設けられようとしております派遣法四十条の二に関しまして、条文にあります就業の場所及び業務の同一性という言葉の意味について御指摘がありました。この就業の場所及び業務の同一性という言葉は、最初は法第二十六条二項による派遣期間制限の規定に関して労働省が通達で用い始めた言葉だというふうに理解しております。  この法二十六条二項による派遣期間制限の規定は、昭和六十年に政府が派遣法制定を提案したときの原案にもなく、衆議院先議で一部修正の上可決された時点でもなく、その後に参議院で追加修正した二項目の一つであり、参……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第12号(1999/06/08、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 派遣法に関して質問したいと思います。  まず、派遣先の事業主の雇用責任についてお尋ねをいたします。  派遣の継続受け入れに関するいわゆるクーリング期間というものを三カ月とし、指針で定めるということに衆議院の審議ではなっておりますが、私は三カ月よりも長くすべきではないか、そして指針ではなく命令で規定すべきではないかというふうに考えるものです。この点についていかが解釈されるでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、一年間同一業務の派遣労働者を受け入れた派遣先が、同一業務に三カ月の期間を置かずに新たに派遣労働者を受け入れた場合は四十条の二第一項違反として取り扱われるのかどうか、お尋ねを……

第145回国会 労働・社会政策委員会 第13号(1999/06/10、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 それでは、労働大臣にお尋ねをしたいと思います。  登録型など派遣労働者に対する派遣先による適正な派遣就業を確保するという観点から、派遣先による労働者派遣契約違反の是正とか防止の徹底を図るべきではないか。とりわけ、派遣先における責任の甘さということが指摘されている現状をどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 法案中の同一業務及び継続という概念につきまして、その判断基準を客観的かつ明確に指針等で定めるとともに、実態においても派遣期間の制限を意図的に潜脱するような行為が生じないよう指導の徹底を図るべきだと思いますが、いかがでしょうか。


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 労働・社会政策委員会 第2号(1999/11/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、今回は技能実習制度についてお尋ねをいたしたいと思います。  技能実習制度というのは、研修生から技能実習生に身分を変更して、我が国で開発され培われた技術、技能、知識を開発途上国等へ移転を図り、開発途上国の経済発展を担う人づくりに寄与するということが目的として設置されておりますけれども、かねてからこれは低賃金労働の機構として作用しているということが言われておりました。  今回私がお尋ねしたいのは、福井県武生市の中国人技能実習制度のケースについてであります。  彼女たちは、昨年の七月二十五日、中国から研修に参りまして、ことし技能実習生となったわけであります。しかし、研修生のときに……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第3号(2000/04/26、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。今般の報告書につきまして、三点ほど御質問をさせていただきます。  まず、金融再生法五十条に定められた措置を効果的に実施するための体制整備として、内部調査委員会が設置され、調査活動が行われております。一つは特別公的管理に至る原因となった責任を明らかにすること、二つは特定大口債権から集中的に進められている不良債権の調査、三つには不良債権の発生以外の経営責任も明らかにするということであります。  これらの目的に基づいて設置された内部調査委員会の調査活動の取りまとめというのが本年三月をめどに進められているとの報告書の記載がありますが、現在民事責任がどのように……

第147回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第4号(2000/04/28、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  ペイオフ延期関連についてお尋ねをいたします。  我が党は、この間の住専処理問題に対する取り組みや公的資金注入処理を可能とした金融機能安定化法等により破綻金融機関の処理のために講じた措置等を考えるとき、今回提起されているペイオフ解禁の凍結については多くの問題をこれまで衆議院段階から指摘してまいりました。  大臣のお答えによりますと、信用組合等の早期健全化を達成する、そのために一年延期するということでありますが、この分野だけではなくて全般的にペイオフの解禁を凍結するということについては護送船団方式の復活ではないかという批判もあり、全般的に延長すること……

第147回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号(2000/05/08、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 保険業法の改正について質問をする前に、今私が心を痛めているケースについて、一件お尋ねをしたいと思います。  それはお年寄りの年金などを担保にして行われる融資でございます。  一九九九年の六月三十日に、クレジット・サラ金対策協議会の事務局が年金担保融資の実態調査のアンケートをいたしました。一九九九年六月三日から六月三十日にかけて九十七件の被害のケースが寄せられております。  本来、年金というものは担保にすることができないということで、例えば国民年金法によりますと、その二十四条で「給付を受ける権利は、譲り渡し、担保に供し、又は差し押えることができない。ただし、年金給付を受ける権利を別……

第147回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第6号(2000/05/10、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 田中先生にお伺いしたいんですが、ペイオフの延期について先生は、移行期の改革の逆流であるというふうにも言っておられますし、日本経済の自律的な回復軌道というものの復帰をおくれさせたというようなことを言っておられます。私も、信用組合がノンバンクにかなり不良な貸し付けをしておりまして、その破綻処理に預金保険機構が使われていくことによって国民の負担が過大になるということについて大きな危惧を持っております。  確かに、システミックリスク回避の方途という正義の御旗のようなことを説かれましてやむを得ないんだという風潮がありますけれども、私はやはりこの自由化の中でなぜ日本はこれほどまでに情報開示が……

第147回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第8号(2000/05/12、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 先回、年金担保の融資問題についてお尋ねをいたしましたが、どうもそのお答えについて納得がいかないということがありますので、もう少し詳細に場合を分けてお尋ねをしてみたいと思います。  まず、年金証書あるいは年金権を担保に供させて融資するというのは、直接関係法令において譲渡が禁止され担保に供することが禁止され差し押さえが禁止されているということで、これに違反する取り立てがなされることは可罰的な違法性が、その規定する根拠がないとしても、そもそも担保に供すること自体というのは非常に高度な違法性があると考えます。  この前提について、厚生省、大蔵省、金融監督庁の御見解をお伺いいたします。その……

第147回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第10号(2000/05/19、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 農漁業政策というのは、食料の安定供給という国家の基本政策を担う重要な柱であり、国土環境の保全、循環型社会の再構築という側面からも二十一世紀に向けて積極的な政策を打ち立てる必要があります。農漁業者の自主的な相互扶助組織として運営されている農協、漁協は、これらの政策推進の中心として今後一層活発な取り組みが求められていると思います。  このような観点から以下質問をいたします。  まず、今般の改正法案で農漁協、信連、農林中金が行う信用事業も貯蓄等の全額保護のための特例措置期限が一年延期されることになります。しかし、これまで来年三月末の期限切れに向けて農協系統信用事業では体質改善等さまざま……

第147回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第11号(2000/05/22、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 それでは、農協金融二法案につきまして一点、先回質問をさせていただこうと思って時間がなかった点についてお聞きをいたします。  先般、農協の将来というものについてどのように位置づけていくかという大臣の御抱負を伺ったわけでございますが、系統信用事業の中で農林中金というのは米国の格付会社からも非常に高い格付が得られております。農林中金が九八年にまとめた報告書の「信用事業の組織整備の基本的考え方」というのによりますと、今後の農林中金の役割として、高い格付を維持しつつ、海外運用、国内大都市圏等での融資、運用商品への投資等、収益確保分野への経営資源の重点的な投入ということで安定的な収益還元を行……

第147回国会 国民福祉委員会 第2号(2000/02/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  まず、農林年金の制度改正についてお尋ねをいたします。  今回審議の対象となっている共済年金制度の見直しの中で農林漁業団体職員共済年金制度というのは、ここ五年間で制度を支える組合員数が約三万人と大幅に減少しております。その反面、年金受給者は約五万二千人増加しておりまして、成熟度は高まっている。このような状況を受けて、関係団体は平成十三年四月に厚生年金への統合を強く希望している。  先ほどの議員の質問で、移換金の額などはまだ明快ではない、積算の根拠が違うということで、予定利率をどう考えるかということで、判明していないというお答えですが、しかし統合する……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第2号(2000/03/14、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、武生における中国人実習生問題について、さきに平成十一年十一月十八日の委員会で御質問をいたしましたが、さらにその後について御質問したいと思います。  十一年の十一月十八日の本委員会においてさまざまな問題を提起いたしまして、入管当局、所轄労働基準監督署長の実習生へのさまざまな調査、勧告をお願いいたしました。その後、中国人の実習生を受け入れている武生コンフィクソンの青木理事長から、不満足ながらも謝罪を引き出し、労働基準法違反の是正が行われて、希望者に対する滞在延長の措置が認められたと伺っております。そして、本人に引き渡されていなかった天引きの貯金通帳が本人に引き渡されたり、残業手……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第3号(2000/03/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 きょうは、雇用均等政策研究会の報告書で指摘された論点を中心にお尋ねをしたいんですが、まず、昨日の質問と関連いたしまして一問お尋ねをしたいと思います。  武生における中国人実習生問題に関連するものであります。  昨年の十一月十八日の委員会で、この中国人実習生問題あるいはその制度に関してはさまざまな省庁が関連しているので、労働大臣のイニシアチブで外国人労働者問題に対する各省の横断的な連絡協議会をおつくりいただきたいとお願いをいたしまして、それに対応したいという発言をいただいておりましたが、その進捗状況はいかがでございましょうか。

第147回国会 労働・社会政策委員会 第5号(2000/03/23、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 まず介護労働者の労働条件の確保あるいは保護について、各委員の方からさまざまな問いただしがございました。  介護保険の中で、介護保険法のもとで介護労働に対する報酬単価というものが決まっているわけですが、とりわけ常勤、非常勤のパート労働者の労働条件の確保については具体的にどのような対策をされようとしているのか。とりわけパートの人たちの不安というのは、まず雇用が不安定であるということ、それから正規職員への道が開かれていないということ、それから賃金が非常に低いということが不満のトップスリーを構成しているわけですが、この点についての配慮ということがどのように考えられているのか、お尋ねをいた……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第7号(2000/04/20、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 失業者が増大して、雇用保険でそれを支えていくという基本的な枠組みで、雇用保険法というのはそういう意味で雇用政策の最も中核的な制度であると考えるわけです。  今般、三百日が百八十日になるという激変が行われる場合に、こうした失業者が増大しつつある中で、激変緩和措置を全くとらないで制度改革を行っていくということに、私は起こるべき結果というものに対して非常に危惧をするわけです。  激変緩和措置が財政的な中で、雇用保険制度の中だけでやっている場合にはなかなか難しいという御説明もわかるわけですけれども、やはり失業というのは経済政策及び雇用政策と連関しておりますし、政府が連帯をしていく制度だと……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第8号(2000/04/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 参考人の方には、大変貴重な意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。  まず、関根参考人にお尋ねをいたしたいんですが、今度雇用保険法ではパートタイム労働者や派遣労働者が雇用保険に加入できるための収入制限の上限の制約が取り払われるというようなことがあります。かつてフルタイムパートという言葉が生まれたと同様に、今回は長期臨時という形で有期雇用とか派遣労働者に対する雇用の実態が象徴的に語られるわけですが、今回は派遣労働者を中心にして雇用保険法の適用についてさまざまな問題点をお話しいただいたんですが、派遣労働者の実態ということについてもう少しまとめてお話しいただけるでしょうか……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第9号(2000/04/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 前回私の方は今回の法改正に伴って激変緩和措置を強く求めてまいりましたが、困難であるということの回答でありました。しかし、現下の深刻な失業状態の中で、年齢別有効求人倍率を見ますと、五十五歳以上は平成十一年一月あるいは平成十二年一月の段階で、いずれも〇・一〇。特に、その内訳で、六十歳から六十四歳までは〇・〇六。これが〇・〇七とわずかに上がってきてはいますけれども、企業がより若く、より安い労働力を求める傾向をあわせますと、やはり定年後あるいは再就職が非常に難しい年齢に対して給付期間が制限されるということの効果というのは非常に大きいと思うわけです。  それに対して、職業訓練の手当てをもっ……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第11号(2000/05/11、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 港湾労働者の雇用の安定と確保についてお尋ねをいたします。  今般、港湾労働法の法改正の前提となっております港湾運送事業法の改正において、規制緩和の名のもとに事業免許制が許可制になり、そして料金認可制が届け出制に改正されることになっております。  まず、国際競争下の受注の競争を考えれば、よりよいサービスをより安い料金でということになるのではないか。とすれば、料金の届け出制によってダンピングの競争が起きれば、当然関係労働者の労働条件の切り下げあるいは劣悪化が生じる可能性があり得るのではないか。この点について、事業法改正の上でどのように手当てをされているのか。また、受注状況と労働条件、……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第13号(2000/05/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 会社分割に伴う労働契約の承継法案について、幾つかの論点をお尋ねしたいと思います。  まず、営業の概念及び主として従事する労働あるいは従として従事する労働の意味についてお尋ねしたいと思います。衆議院での審議におきましては、本法案の制度趣旨と内容について一定の解明がなされたと思われますが、次の諸点を確認しておきたいと思います。  まず、会社分割にかかわって使用される営業の全部または一部の概念の規定についてであります。  営業は、商法上の定義に従いまして分割計画書等によって決まるのでしょうか。あるいは、客観的に判断される指標はどういうものでしょうか。客観的解釈基準は明確に示されるべきで……

第147回国会 労働・社会政策委員会 第14号(2000/05/23、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  きょうは、参考人の方々に貴重な御意見をいただきまして、私どもの審議に多大の示唆をお与えいただきましたこと、ありがとうございました。  まず、小谷野参考人にお伺いをいたしたいと思います。  小谷野参考人は、この会社分割で行われる法規制というのはいわゆる正規労働者を対象にした氷山の一角であって、その下には重層的な下請中小企業の労働者の権利の問題というものがなおざりにされているのだという重大な指摘をなさいました。  下請労働者が会社分割などでこうむる影響、それからそういう現場で下請労働者が持っている権利の限界について、もし先ほど触れられました日産や太平……


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第148回国会(2000/07/04〜2000/07/06)

第148回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第閉会後1号(2000/07/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  今回のそごう問題は、新生銀行と預金保険機構との間に交わされております契約の中に瑕疵担保特約条項というものがありまして、その発動によって解除されたそごうの債権が預金保険機構に戻り、その預金保険機構がそれを債権放棄したということが発端であります。  今までの議論を聞いておりますと、この瑕疵担保条項それ自体が果たして適正なものであるのかどうか、法的に有効であるかどうかということは余り検証されておりません。  今までその導入の経過を見てみますと、買い手側から申し入れたわけではない、これは法律家も交えて再生委員会で検討して提案をしたと。しかし、本来、破綻銀……


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第149回国会(2000/07/28〜2000/08/09)

第149回国会 労働・社会政策委員会 第1号(2000/08/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 そごうの民事再生法適用による再建問題について御質問をしたいと思います。  多摩、長野、木更津等の店舗の閉鎖に伴いまして従業員の解雇問題が生じておりますし、再建計画の中でその他の地域における人員整理も伝えられております。  先ほど大臣の所信の中で、不況適用業種として雇用調整助成金をおろすということが決まったというふうにしておられますが、これは関連企業の従業員についても大規模な配置転換とかリストラ、あるいはそれに伴う解雇、退職というものの雇用問題が発生しつつある、そのおそれがあるのではないかと言われておりますが、こうした労働者に対する雇用の確保とか大型倒産事業に対する雇用調整助成金の……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第8号(2000/11/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 発議者の方たちの代表質問における答弁等を検討いたしますと、議員の政治活動については口きき行為というものが正当な政治活動の一環であるということは全く疑いは持たないというような考え方が流れていたのではないかと思われます。選挙によって国民や住民の負託を受けた議員の政治活動というもの、あるべき政治活動ということをどのように認識しておられるのか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 私も大野先生とは本当に長い間議論をさせていただいて、また再びここで議論させていただけるということについては感慨深いものがございます。  それで、私はお尋ねしたいんですが、ようやくにしてこのあっせん行為による利得の……

第150回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第10号(2000/11/20、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 法務省作成の資料によりますと、平成七年から十一年までの過去五年間のあっせん収賄罪の公判請求員数、これを見ますと三十四人というお答えがありました。国会議員は二名ということは明らかでございますが、この三十四人の内訳をお伺いしたいと思います。各年度ごとの対象者のポストの内訳、あっせん内容、公判請求の結果等について法務省の方から御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 公判請求し判決が確定した者の中で、請託の認定はどのようになっておりますか。請託が要件になっているあっせん収賄罪を初め、受託収賄罪等について具体的にどうかということをお尋ねします。

第150回国会 労働・社会政策委員会 第1号(2000/10/31、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 KSD問題についてさまざまな議員から御質問が相次いでおりますが、私ども社会民主党が十月十九日、二十日、二十三日の三日間、KSD問題ホットラインを開設いたしまして、電話及びファクスにより市民から情報の提供を受けました。総数において二百三件来ております。  その中で、最も多いことはKSDの問題それ自体についてですが、これは信用金庫、信用組合、商工中金、銀行など取引先の金融機関から半強制的に入会を迫られて入会をした、これほどまで多くの金融機関がいかなる理由でKSDの会員の獲得に躍起になったのか、その真相を解明してほしいという声がたくさん寄せられております。  こうした組織的な入会獲得行……

第150回国会 労働・社会政策委員会 第2号(2000/11/02、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 法案の改正点に先立ちまして、先回に引き続きまして、財団法人KSDの問題について二、三お伺いをしてから、法案の改正の問題点に触れさせていただきたいと思います。  まず、労働省が監督官庁として是正措置を講じるようにとKSDに対しては指導されていると思うのですが、どのような内容で、いつから、具体的などのような問題に対して指導をされていたのか。そして、それに対してKSDはどのように是正を行ってきたのか。さらに、労働省としてはそれをどのようにして確認してきたのか、明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、平成五年の三月二十五日に立入検査を最初されているわけですが、こ……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 決算委員会 第5号(2001/06/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  外務大臣にお尋ねをいたします。  外務大臣は、日米外相会談におきまして、ミサイル防衛に理解を示したと伝えられております。ブッシュ政権になりましてから、いわゆるTMD、戦域ミサイル防衛と、それからNMD、米本土ミサイル防衛と、これを一体化するというふうに言われていたわけですが、この理解を示された対象というのは、一体化したいわゆる弾道ミサイル防衛全体を指すのか、あるいは今までは集団自衛権でNMDは除外して、主としてTMD研究について協力をしてきたという立場があったわけですが、この理解を示された対象について、もう少し詳しくお話しいただけたらと思います。

第151回国会 厚生労働委員会 第2号(2001/03/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  三月十四日に厚生労働省が発表されました「KSDをめぐる調査結果及び処分について」という文書がございまして、この中で、最初、労働省の指導監督体制の問題もあって結果として指導が十分に徹底していなかった、極めて遺憾だというふうにKSDをめぐる一連の事件について言われているわけですが、この報告書の内容を見ますと、技能実習制度とものつくり大学に係る政策決定の経過と、それからKSD等による接待等に関する調査と処分というのが入っておりますが、肝心のKSDのいわば指導監督の結果については何ら触れておられないということであります。  私はお尋ねをしたいのですが、K……

第151回国会 厚生労働委員会 第3号(2001/03/22、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 KSD等公益法人の厳正な監督指導についてお尋ねをいたします。  まず、厚生労働省関係の公益法人に対する補助金の考え方、その基本原則についてお伺いしたいと思います。大臣にお願いいたします。
【次の発言】 そういたしますと、今期、平成十三年度の予算編成の公益法人に対する補助金の総枠、配分の方法ないしは基準など、増減内容についての考え方など、どのようにされたのでしょうか。
【次の発言】 公益法人に対する補助金の見直しというのは今後どのようになりましょうか。何か御見解ございますか。
【次の発言】 前回の質問に取り上げました株式会社中小企業総合研究所に対するKSDの関与につきまして、ちょっ……

第151回国会 厚生労働委員会 第4号(2001/03/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 まず、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に関連いたしまして、厚生労働大臣にお尋ねをしたいと思います。  アジア太平洋戦争の被害者であります日本国民に対しては、援護法のたび重なる改正によって手厚く補償がされてまいりました。それに対して、植民地であった朝鮮半島から徴用によって日本軍属になった在日朝鮮・韓国人に対する補償は日本国民と比べまして極めて不十分であります。国民年金法や児童手当法等の国籍条項は撤廃されたとはいえ、広義の社会保障という観点から日本政府としては今後援護法の拡大適用ということをお考えになっていないかどうか、お尋ねをいたします。

第151回国会 厚生労働委員会 第5号(2001/03/29、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇です。  時短促進法の改正案をめぐりまして、時短の進捗状況と課題についてお尋ねをしたいと思います。  そもそも一九八七年の労働基準法改正以来、国際的に我が国は九〇年代のできるだけ早い時期に年間総実労働時間千八百時間の達成というものを目標に掲げて、それが国際公約とされました。  確かにその当時、千九百五十八時間であったものが千八百四十八時間というふうに短縮されてまいりましたが、この時間短縮が可能となった要因、これをどのように把握しておられるでしょうか。それから、いまだ未達成ということはございますが、この未達成の要因と障害をどのように把握しておられるでしょうか。そして……

第151回国会 厚生労働委員会 第6号(2001/04/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、前回の審議におきまして時間の関係で取り上げられなかった論点について再度確認してまいりたいと思います。  時間短縮の一つの大きな柱であります計画年休制度の採用によりまして、取得率が相変わらず五〇%のところで低迷をしております。この取得率をどのようにしてアップするのか、計画年休制度の採用によって効果がどのように発生すると考えておられるのか、お尋ねします。
【次の発言】 長期休暇制度を実現するためのステップとして私も重要であろうと思います。またさらに、病気休暇や看護休暇が日本においてはない。そして、そうしたものをとる場合に考課の査定がされるということがやはり有給休暇をとめている一……

第151回国会 厚生労働委員会 第7号(2001/04/05、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇と申します。  きょうは貴重な御意見をありがとうございました。  とりわけ、障害は変わっていくもの、補助器具は進歩するもの。私は、やはり障害者の問題は高齢化社会の中における高齢者の障害としての扱いに通ずる施策だと考えますので、今回の法改正というものがどういうものを持ち、どういう方向でこれから歩み出すのかということは大変大きい私たちの社会の行方を示すものだと思っております。  金参考人は、障害当事者を含めた基準策定に関する検討委員会設置を第一の要望となさいました。もう少し具体的に、そこで検討する課題とか、あるいはどういう構成にしたらいいのかとか、常設ということを言っ……

第151回国会 厚生労働委員会 第9号(2001/04/12、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、雇用対策法等の改正につきまして、まず最初に法案の中核的な問題について確認を求めたいと思います。  本改正法案には、募集、採用時に年齢にかかわりなく均等な機会を与えるよう努めるという事業主の努力義務が規定されています。不当な年齢差別で雇用そのものや労働条件等の権利を侵害される労働者に対する保護に一歩を踏み出したこの規定の意義は高く評価したいと思います。  そして、この雇用対策法第七条は、その募集、採用の対象について何ら限定していないということから、フルタイムの中高年労働者だけではなく、例えば派遣労働の形態で働く女性労働者も三十五歳の壁があり、女性パート労働者も四十代、五十代で……

第151回国会 厚生労働委員会 第11号(2001/05/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 五月十一日のハンセン病に関する熊本地裁の判決についてお尋ねをいたします。  実は私もこの判決文を読みまして、心臓に大きな矢じりを打ち込まれたような痛みを覚えました。  なぜこんなことが見過ごされてきたのか、とりわけこの判決の中で国会議員の立法行為の不作為について触れたくだりは、人権の制限をかくも長くなぜ放置したのか、昭和四十年以降、既に合理性がなくなっていたということで、国家賠償法上の違法を認めたものでありました。国家に対しても、厚生大臣の責任を認めまして、隔離政策の抜本的な変換をする必要があったのを認めなかったということを言っているわけです。  なぜこんなに長く人権侵害を助長す……

第151回国会 厚生労働委員会 第12号(2001/05/29、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 水道法改正の趣旨について確認的にお尋ねをいたしたいと思います。  水は命を支え、はぐくむ、代替のきかない生物生存のための基礎的な資源である。こうした特性によって水質の安全管理や水源・水質の保全、水量、料金などについては高い公共性が求められるということは言うまでもありません。  日本の水道事業は、明治時代の水道布設当初から営利主義を排して公益優先を原則とし、社会基盤整備の重要な柱として位置づけられてきたいきさつがあります。水道法制定後もその原則は維持されて、現在九六・三%という高普及率の達成と良質な水を安定的に低廉に供給するという水道行政の目的をそこに置きながら努力をされてきました……

第151回国会 厚生労働委員会 第13号(2001/05/31、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 このたび国が控訴を断念したことに対して、坂口厚生労働大臣のさまざまな御決断や御発言が大きな力になったということに対して敬意を表するものでございます。  総理は極めて異例の判断と言われておりますけれども、患者や元患者、そしてその家族にとっては当たり前の判断であるということを申し上げたいと思います。ハンセン病に関して、これまでかくも九十年の長きにわたり人権侵害を伴って続いたということについて、私どもはやはり大きな責任を考えなければならないと思います。  まず法務省にお尋ねをいたしたいのですが、今回の熊本地裁の判決は、国の責任という中に、国会も含めて立法不作為の責任、それも故意によらな……

第151回国会 厚生労働委員会 第15号(2001/06/07、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 たくさんの質問が重ねられまして、大体の焦点も絞られ、お答えもたくさん出たところで概略的な点をまた御質問させていただきますが、それは確認的なものと考えていただきたいと思います。  公的年金制度との関連について初めにお尋ねをいたします。  一九六一年に我が国は国民皆年金・皆保険という制度を確立したわけです。しかし、その後、経済成長が鈍化したり少子高齢化の進展に伴う人口構成が変動したことによりまして、年金財政の脆弱化あるいは悪化が生じてきました。その結果、保険料の引き上げ、給付年齢の引き上げ、給付水準の切り下げ等、制度内容の見直しが行われてまいりました。しかし、国民が職業生活から離れた……

第151回国会 厚生労働委員会 第16号(2001/06/14、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 ただいまは、人間の尊厳を取り戻すために苦痛と悲しみと悩みをいかに多く受けられたかというお話を聞きまして、国会議員の一人として重い責任をさらに自覚させられたわけでございます。  なぜ、かくも長きにわたってこうした事実が続いたのかということに関しまして、私は、藤野豊さんという方の書かれた「「いのち」の近代史」というのを三晩かけて読み上げました。非常に厚い本でございます。その中で、やはり医学界も政治家も厚生省も、我々としてはこの起きたことに対する深い検証をさらに必要とするのではないかと思いました。  これから、患者、元患者の方々が故郷に帰られ、家族のきずなをさらに強固になさって、新しい……

第151回国会 厚生労働委員会 第17号(2001/06/19、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、確定拠出年金法案が審議されるに先立って、先回の代表質問で、このような制度が創設されることによって、前提として必要なことは金融関係の健全な経済活動というものが保障されるかどうか、不良債権処理ということを現在課題にしている金融業界が、この確定拠出年金の財団をどう受けとめているのかという点と、資産運用の力量において外国企業との競争についてどのような評価をしておられるのかという二点についてお尋ねいたしましたところ、金融担当大臣は、確定拠出年金制度の説明をなさいまして、ただ一言、心配はないというお答えでありました。これは私の提起した答弁にはなっていないということで、再度本日ここでお尋……

第151回国会 厚生労働委員会 第18号(2001/06/21、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 確定拠出年金法案の各論について、きょうはお尋ねをしたいと思います。  確定拠出年金制度の発足におきましては、労使の自主性の尊重から合意が要件とされております。過半数組合がない場合には、その代表の選出についてはどのように決めるのでしょうか。労働基準法上の労使協定を締結をする場合と同様に解してよろしいのでしょうか。
【次の発言】 民主的な手続が確保されるよう、通達などできちっと基準を示していただきたいと思います。  第四条第一項二号で、厚生労働大臣が承認をする場合に「退職手当制度が適用される者の範囲に照らし、特定の者について不当に差別的なものでないこと。」とされておりますが、これは具……

第151回国会 厚生労働委員会 第19号(2001/06/26、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 農林年金統合法案について質問をいたします。  農林年金が独立分離路線を捨て厚生年金との統合を余儀なくされた背景には、農協自身の経営の失敗とそれに伴う大幅な人員整理があります。今回の農林年金の統合は、そもそも農協が大幅な人員削減をしなければならなくなった原因の究明と責任の追及なしには国民の理解を得られるものではないというふうに考えます。  特に、かつての住専問題の背後には農協マネーの存在が取りざたされました。バブルの崩壊とともに、農協が保有する不良債権化した資産が今日の農協の混迷を招いたのではありませんか。  公費負担による住専処理については当時厳しい批判がなされましたが、今回の厚……

第151回国会 厚生労働委員会 第20号(2001/06/28、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 個別紛争の内容と従来の解決等についてお尋ねをします。  これまで、主に個別企業の労働組合、地域ユニオンあるいはネットワーク等が労働者の就業における労働条件内容やセクハラ、人間関係の個別相談等に当たってまいりました。そして、企業との解決交渉や行政、司法への訴え等に助力したわけであります。相談内容によっては、労働基準監督署、ハローワーク等、東京都労政事務所、神奈川県の労働センターなど、各都道府県に置かれている労政担当部局に相談することも多くあり、現在、それが増加しています。これまで相談が労働省にございました件数や内容、そしてそれにはどのような特徴があり、とりわけ行政における対応はどの……

第151回国会 行政監視委員会 第3号(2001/04/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 報償費の流用事件についてお尋ねをいたします。  官房長官が定例記者会見の時間が迫っておられますので、まず官房長官に対してだけお話をお聞きしたい。官房報償費の目的、それから支出の位置づけ、そして予算、決算上の取り扱い等についてお尋ねします。  官房機密費の場合は領収書を廃棄されているという新聞報道もありますので、この点についてお尋ねをいたしますと同時に、沖縄サミットにおけるさまざまな費用流用事件や贈収賄事件等が行われているといううわさなどありますが、この点についてどのようなお取り調べをなさっているのか、この点についてだけお尋ねをいたします。


大脇雅子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
16期-17期-|18期|-19期

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各種会議発言一覧(参議院18期)

大脇雅子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
16期-17期-|18期|-19期
第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 憲法調査会 第2号(2000/02/16、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 憲法の制定から五十年余、憲法の基本的な原理、すなわち国民主権、平和主義、基本的人権保護の原則は、日本国民の暮らしに定着し、日本経済発展の基礎となり、国際的にも日本のアイデンティティーとなってきたと思います。  冷戦が終結し、なお民族紛争や局地的な戦争が絶えない今、日本の平和憲法は、核の時代の平和を先取りして世界の理想を体現し、世界のグランドデザインを描く憲法として光を放つようになったと考えます。平和主義、主権在民、基本的人権の原理はまさに普遍の原理であり、恒久的な規範であるべきだと思います。二十一世紀に光り輝く憲法として、この憲法は世界に広められるべきであり、暮らしに憲法は生かさ……

第147回国会 憲法調査会 第3号(2000/03/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 第一回のフリートーキングを集約いたしますと、憲法における主権在民と民主主義、平和主義及び個人の尊厳と基本的人権保障の原則は、憲法に内在する人類の普遍的価値であるということが多くの委員の意見によって確認されたと思います。  多くの委員から現憲法の制定過程についてさまざまな意見が出されているので、それについて意見を述べたいと思います。  憲法の調査においては、現憲法の形式上の制定過程のみを調査しても、その本質的部分を理解することはできません。  岩倉具視を団長とする遣欧視察団報告書「特命全権大使米欧回覧実記」は、大国のみならず小国の調査もして鋭い洞察を加えています。明治維新のリーダー……

第147回国会 憲法調査会 第5号(2000/04/05、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇雅子と申します。お二人の方に一問ずつお願いをしたいと思います。  まず、奥野恒久さん。  日本を憲法が切り開いてきた、魂を入れてきたということで、日本国憲法のメッセージは軍縮へのイニシアチブと、それから豊かさや繁栄を問い直すという二つのメッセージを受け取るとおっしゃいました。第一の軍縮へのイニシアチブというのはよくわかるのですが、豊かさや繁栄を問い直すということについてもう少し説明をしていただきたいという点です。  それから、もう一人は岡村千尋さんにお願いいたします。  私も弁護士をしておりまして、私が最初に担当した離婚事件で、女性が新聞を読みましたら、嫁が新聞を……

第147回国会 憲法調査会 第6号(2000/04/19、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 ただいま福島委員が、三月二十四日の運営委員会において、GHQの参考人を招致して向こうにアクセスをされたという件につきましては、私の認識としては、三月二十四日の運営委員会においてはGHQの何人の人をどのように呼ぶのかということはこの段階ではまだ決まっていなかったと思います。  次に、この三月二十四日は、マスコミの代表者を聞くか聞かないかということで運営委員会で議論があったんだと承知しております。交渉の依頼が少し私どもの決定よりも先行したということについては、運営委員会で異議とまで言いませんけれども一応問題があるという発言をさせていただいたことがあると思います。

第147回国会 憲法調査会 第7号(2000/05/02、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇雅子と申します。  遠路はるばるお出かけくださいまして、貴重な証言を興味深く拝聴いたしました。どうもありがとうございました。  まず、プールさんに伺いたいと思います。  マッカーサー草案が策定されました当時、日本のジャーナリストや研究者で構成する憲法研究会の手によって、主権在民説をとる憲法草案要綱など私擬憲法が作成され、発表されてもいました。先ほど、マッカーサー草案は、数多くの日本の学者や研究機関の見解を反映させたものであるとの御発言がありましたが、それはどういう人たちにヒアリングされ、あるいはどの資料を参考にされたのか、具体的に覚えていらっしゃるでしょうか。

第147回国会 憲法調査会 第8号(2000/05/17、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  石毛先生に一問お尋ねをいたしたいと思います。  私は、日比混血児の親捜しの運動に弁護士としてかかわったことがございます。子供たちの親を捜して経済的な支援を求めるのが主たる目的のように最初は受けとめていたんですが、子供たちと話す中で、子供たちは自分のアイデンティティー探しをしているんだと、そしてそういう子たちと話をする中で、私はこの子たちというのは日本とフィリピンをつなぐ友好と文化のかけ橋なんだということに深く心打たれまして、先生がおっしゃったニューカマーという、いわば強固なふるさとといいますか故国に対してアイデンティティーを持ちながら移住する人た……

第147回国会 国際問題に関する調査会 第4号(2000/03/01、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇です。  武者小路先生がいわゆる人権文化を創造するために対話を中心とした外交を提唱しておられるわけですが、アジアにおける人権の普遍性に対する疑問というのは、西欧文化の価値基準に対する根底からの疑いというものがアジアの社会の底辺にはあるのではないかというふうに考えるわけですが、今私たちは外交問題に底辺社会を視座に入れるということはほとんどなされていないわけですが、日本のこれからの人権外交というものに対してどのようにあるべきかということについて、もう少し詳しくお話しいただけるとありがたいんですが。


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 憲法調査会 第2号(2000/11/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 両先生は、きょうはとても私たちの心にしみる御意見をいただきまして、ありがとうございました。  加藤先生にお尋ねをしたいのですが、先生は国民の中で安定した価値観あるいはコンセンサス、そうした価値体系と憲法の関係を検討しなければならないとおっしゃいました。日本の歴史あるいは戦後においてもこの基本的な価値の体系、国民の中に定着している、そういったものについてもう少し詳しく御説明していただけますでしょうか。
【次の発言】 ありがとうございました。  憲法九条を改正すべきだという議論の基本、主たる大きな議論というのは、日本も普通の国並みに国際貢献をすべきだという議論が唱えられているわけです……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 憲法調査会 第2号(2001/02/21、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、アメリカの憲法修正について、先ほど団長の御報告にありましたように、憲法修正というのは上下院の三分の二と州の四分の三の賛成を要するという意味で、最も修正が困難な憲法、いわゆる硬性憲法であるということでありまして、もし修正をするとすれば、アメリカにおける憲法修正は政治的な違いを超えたコンセンサスが必要である。  また、アメリカはコモンローの国で、ある種、書かれていない原則というものが社会にはありますが、アメリカの最高裁判所のオコナー女史は、次のように述べられました。時代の要請で法律は変えていかなければならない、こちらは法律で対応してきた、被害者の権利とかプライバシーの権利、環境……

第151回国会 憲法調査会 第3号(2001/03/07、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇です。  飯尾先生にお尋ねをいたしたいのですが、先生は首相公選制について、これは有権者の再編成と政治家の役割の再定義という点で中途半端な解決策だと御指摘をしておられます。  私も、アメリカの大統領制を見たときに、政権が交代いたしますと、アメリカでは政治的な任用者という、いわゆる大統領の政策を担っているメンバーというかスタッフの人たちというのはほとんど総入れかえをされます。そして、そういうことが日本で首相公選制をとった場合は私はほとんど不可能だというふうに思いますし、それにやはり、今度ピューリッツアー賞をとりましたジョン・ダワーの、マサチューセッツ工科大学の日本歴史……

第151回国会 憲法調査会 第6号(2001/04/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  長谷川先生にお尋ねをしたいと思いますが、先生は、現憲法というのはGHQの占領下のいわば軍事的戦略の一環としてつくられた、まさに制定された主権が問題だというお説だと思うんですけれども、この憲法の制定過程を見てみますと、マッカーサーの提起された草案には、私たちかつての社会党とかあるいは共産党とかあるいは憲法研究会の草案など英訳されて参考にされておりますし、それから帝国議会の審議におきましても何項目かの改正がされまして、いわば日本化といいますか土着の努力がされたと思います。  私は、やはり日本には連綿として続いた自由民権の思想というものもありまして、そ……

第151回国会 憲法調査会 第8号(2001/05/23、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇雅子でございます。  浦田先生にお伺いいたしたいんですが、実は湾岸戦争参戦をめぐって、日本政府が戦費九十億ドルを湾岸協力会議に設けられた湾岸平和基金に提出し、自衛隊の掃海部隊を湾岸に派遣したということで全国各地で市民平和訴訟が起きました。  私も名古屋でその市民平和訴訟の弁護団の団長をしておりまして、そしてこちらへそんなこともありまして参った一つの契機になっておりますので、ぜひ先生にお尋ねをいたしたいのは、この平和的生存権の理論というか、それがどういうところに法的根拠を持ち、そしてどういうところに憲法上、二十一世紀に向けて意義を持つ中身なのかと。そして、市民平和訴……

第151回国会 憲法調査会 第9号(2001/06/06、18期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  私は、ことしの五月十一日に原告が百二十七名で熊本地裁で判決が出されましたハンセン病の国家賠償請求事件に関連して、疑問点をちょっと教えていただきたいと思いまして、お尋ねをいたします。  この判決は、まず厚生省、国の責任を認めまして、新法の改廃に向けた諸手続を進めることを含む隔離政策の抜本的な変換を行ったものと評価できないというところに国家賠償法の一つの責任を示しまして、そしてまた国会の立法不作為の責任に関しましても、遅くとも昭和三十五年と国には言い、四十年というふうに時間を設定している。  その根拠を、判決を見てみますと、まず昭和三十五年にはその新……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

大脇雅子[参]在籍期 : 16期-17期-|18期|-19期
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