大脇雅子 参議院議員
19期国会発言一覧

大脇雅子[参]在籍期 : 16期-17期-18期-|19期|
大脇雅子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは大脇雅子参議院議員の19期(2001/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は19期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(参議院19期)

大脇雅子[参]本会議発言(全期間)
16期-17期-18期-|19期|
第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 参議院本会議 第6号(2003/02/05、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、小泉総理の施政方針演説に対する質問を行います。  冒頭に、今般発生したアメリカのスペースシャトル・コロンビア号の事故につきまして、亡くなられた七人の宇宙飛行士の方々とその御遺族に対し、心から哀悼の意を表します。  さて、小泉総理の施政方針演説は、総体として、各省庁の既成の重点政策のパッチワークであり、未来を開く具体策に欠け、聞こえてくる総理のメッセージは、競争せよ、自らにむち打て、貧しき者は更に忍耐せよという精神訓話であり、国民は先行きの定まらないまま羅針盤のない航海を強いられております。  第一に、デフレ・経済政策、税制改革についてお尋ねし……

大脇雅子[参]本会議発言(全期間)
16期-17期-18期-|19期|

■ページ上部へ

委員会発言一覧(参議院19期)

大脇雅子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
16期-17期-18期-|19期|
第153回国会(2001/09/27〜2001/12/07)

第153回国会 外交防衛委員会 第3号(2001/10/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 大脇でございます。  まず、私は、今回の自衛隊法改正案の提案理由についてお尋ねをいたします。  今般の法改正は、米国で発生した同時多発テロが日本における同様の攻撃等に備え万全を期することが必要という趣旨で提案されておりますが、この法案の内容を見てみますと、テロに関連していない事案、例えば今、小池議員が質問されました防衛秘密の問題等含まれているわけであります。  テロ対策支援法の審議に紛れての国家機密法の復活とか、あるいはテロ対策に便乗した火事場泥棒的な法案だとか、さまざまな世評もございます。  まず、この提案理由についてお尋ねいたします。

第153回国会 外交防衛委員会 第4号(2001/10/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  アメリカによるアフガニスタンへの武力攻撃というものもかなり長期にわたってまいりましたが、アメリカの武力攻撃による民衆の被害の状況はどのようなものと把握しておられますか。
【次の発言】 外務大臣です。
【次の発言】 今回、社会民主党はパキスタンへ調査団を派遣いたしました。十月二十日から十月二十四日までイスラマバードとペシャワールに参りまして、UNHCRのアフガニスタン代表部、難民キャンプ、ペシャワール会の活動、その他病院等視察をして帰ってまいりました。現地の衣装をまとって人々の生の声を聞いてきたと。その場合に、いわゆるメディアや情報として伝わってい……

第153回国会 厚生労働委員会 第3号(2001/10/18、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、時間も限られておりますので、雇用失業情勢についてお尋ねをしたいと思います。  本年七、八月の完全失業率五%というのは改めて雇用情勢に厳しい現実を労働者とその家族に与えました。  まず、失業率の算定について確認をしたいのですが、本年二月の数値をもとにして、九月の十三日に内閣府が公表した完全失業率は、適当な仕事がありそうにないとして求職をあきらめている、いわゆる求職意欲喪失者というものを完全失業者に分類をしてみますと、一〇・四という数値を示しました。これは二月の完全失業率の数値四・七に対応した数値ですから、さらに現在ではこの数値もふえて悪化しているのではないかと考えます。  こ……

第153回国会 厚生労働委員会 第4号(2001/10/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、まずハンセン病関連でお尋ねをいたしたいと思います。  ハンセン病元患者への社会復帰政策、社会復帰の支援策というのは隔離政策に対する国家補償という法的責任を果たすための施策として考えられるべきだと思いますが、現在、退所者の給与金というのは十四万六千円ということになっております。そうした法的責任を果たすという視点に立てば、これは非常に不十分だと考えざるを得ないのですが、大臣の所見をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 和解の後、真相究明のための検証会議というものをつくっていくということでございました。これは現在いまだ開かれていないと思いますけれども、この真相究明のための検……

第153回国会 厚生労働委員会 第5号(2001/10/30、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 インフルエンザ予防接種は、日本が世界に先駆けて義務接種を小児に実施し、学校での集団接種が始まったのが一九六二年、予防接種法に組み入れられたのが一九七六年、予防接種法のまま実質的に任意接種になったのが一九八七年、予防接種制度の見直しによって予防接種の対象から外されたのが一九九四年ということであります。  対象から外された理由についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 一九八七年の公衆衛生審議会の「インフルエンザ予防接種の当面のあり方について」によりますと、現行の不活性化ワクチンを用いた予防接種では社会全体の流行を抑止することができるほどの研究データは十分に存在しないとしているわけで……

第153回国会 厚生労働委員会 第6号(2001/11/06、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今、井上議員の方から、東京訴訟の原告の一人がきょう亡くなられたと。生存者は二十五名中二名になったということで、命をかけた訴えをし、病床で時間との闘いを行われて命が尽きた原告、この事実に対して厚生労働大臣はどのような感想をお持ちでしょうか。
【次の発言】 これまで櫻井、井上両議員からもぜひ早急に大臣にお見舞いに行っていただきたいという言葉がございました。  十一月十四日に東京地裁、二十二日には大津地裁の第二回の和解協議が行われると聞いております。二十五人中既に二十三人が亡くなったという場合、大臣は行政の長としての立場を明らかにしなければならないので和解の条件が提示された後に伺うとい……

第153回国会 厚生労働委員会 第7号(2001/11/08、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 それでは、四人目の女性として質問をさせていただきます。  世界でも少子高齢社会の到来を機に雇用における男女平等を進めて、育児・介護等家族的責任を男女が平等に担う社会のあり方というものがさまざま問われてまいりました。  今回の育児・介護休業法の改正に伴いまして、まず中小企業でのこうした休業制度の導入状況についてどのような状況になっているのか、あるいは積極的な施策をどのように展開してこられたか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 現行法では育児休業または介護休業の取得を理由といたしまして解雇することができないという旨規定されておりますが、これまで相談などを通じまして、解雇のケースとい……

第153回国会 厚生労働委員会 第8号(2001/11/22、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 まず、保育に関する国と地方自治体の責務について大臣にお伺いしたいと思います。  保育所論議の中で欠けておりますのは、親のニーズや規制緩和や改革ばかりで、子供のニーズ、子供が健やかに成長できるような保育を受ける権利という視点が重要だと思います。  日本が一九九四年に批准いたしました児童の権利に関する条約においても、その第三条に、児童に関する措置をとるに当たっては、公的もしくは私的な社会福祉施設、裁判所、行政当局または立法機関のいずれによって行われるものであっても、児童の最善の利益が主として考慮されるものとするとうたわれております。  アメリカの例を見ましても、市場原理の導入は、高い……

第153回国会 厚生労働委員会 第10号(2001/11/29、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 それでは、発議者の方にまず最初に確認的にお伺いしていきたいと思います。  今回、議員立法によりまして、保健婦助産婦看護婦法の改正によってそれぞれの名称が保健師、助産師、看護師と改められるということでありますが、その意義をどのように考えておられるのか、確認をさせていただきたいと思います。
【次の発言】 その中で、助産師につきましては、現行法第三条の「業とする女子」の文言のままということで女性のみの資格要件が残されましたが、この理由について改めて確認させてください。
【次の発言】 今回の改正法案に対する多くの陳情や要請の中で、助産婦を助産師とすることが男性助産師への道をつけるための改……

第153回国会 厚生労働委員会 第11号(2001/12/04、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 それでは、個別の法案の質問に入ります前に、経済政策、雇用政策の全体的な問題点についてお尋ねをいたします。  まず、規制緩和が始まって、競争政策の積極的な展開を目指してさまざまな政策が展開されてきているのですが、規制緩和のこの間の経済効果をどのように把握しておられるでしょうか。また、地域の空洞化や商店街の閑散化等、マイナス効果も生じておりますが、それがどのようにその経済効果に組み込んで評価されているのか、またそれに伴う失業の予測についてはどのように把握しておられるのか、内閣府の方にお尋ねをいたします。
【次の発言】 そうしますと、当初、経済効果が、どのようなスケールの経済的なカウン……

第153回国会 厚生労働委員会 第12号(2001/12/06、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいま議題となりました経済社会の急速な変化に対応して行う中高年齢者の円滑な再就職の促進、雇用の機会の創出等を図るための雇用保険法等の臨時の特例措置に関する法律案に反対の立場を明らかにして討論いたします。  今回の特例措置法案は、特に中高年労働者への円滑な再就職のためとされていますが、次の問題点を指摘したいと思います。  第一に、小泉流構造改革の方策は、企業のリストラ策を後押しし、正規雇用労働者を非正規雇用労働者へ置きかえていく傾向をますます強めてきました。今回の改正法案もそのためとされていますが、雇用のセーフティーネットの拡充策を打ち出せば……


■ページ上部へ

第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 厚生労働委員会 第2号(2002/03/19、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 最後になりました。  今日は社会保障制度と雇用、労働の問題について通告をさせていただいておりますけれども、まず雇用の問題からお尋ねをしてまいりたいと思います。  失業率は五・五%が五・三%になったということですが、完全失業率は三百四十四万人、そして非労働力人口が四千二百九十九万人で、前月比が〇・九%増加するということで、いわゆる失業率は悪化しているにもかかわらず、改善が見えたような数値になっております。しかし、大量の人が求職をあきらめて、いわゆるあきらめ層というのが五百八十六万人ということで、これを一種の失業者とみなせば失業率は一二・七%になるんだという深刻な状況でございます。市……

第154回国会 厚生労働委員会 第3号(2002/03/20、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 前回、企業の倒産、合併、リストラ等の問題について質問をさせていただきましたが、そうした失業や労働条件の変更とか切下げ等で個別的労使紛争も増大していると言われています。個別的紛争解決促進法が施行された後の状況と今後の取組はどうなっているか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 それでは、社会保障制度に関連してお尋ねをしてまいりたいと思います。  先ほど抜本的な改革というものがいかに困難かという興味深いお話を伺いましたが、医療制度全般の制度改革とか見直しをする基本的な視点というのはどこにあるか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 国民医療費の三分の一を占める高齢者医療費の上昇ということ……

第154回国会 厚生労働委員会 第5号(2002/03/28、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今般の戦傷病者戦没者遺族等援護法の改正により、国家補償の精神に基づいて援護が一層拡充されるということでございます。これに関連して、現在、援護法の対象外とされている一般戦災傷病者の問題、空襲等によって被害を受けた人たちの問題についてお尋ねをしたいと思います。  援護法の対象者は、公務や勤務関連で傷病を負った軍属、準軍属とその遺族であり、本人公務傷病の最も重い障害を負った場合、最高額にして年額九百七十二万円が給付されるということになっております。そして、その遺族の範囲も、配偶者、子供、父母はもとより、孫、養孫、旧民法上の継孫、祖父母までを対象に、公務死亡の最高額でも年額約百九十六万円……

第154回国会 厚生労働委員会 第6号(2002/04/16、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 厳しい雇用情勢について再びお伺いをしていきたいと思います。  厚生労働省発表の四月における最近の雇用失業情勢によりますと、この二か月間は完全失業率五・三%と言われておりますが、深刻な不況が一向に改善されず、企業倒産、リストラ等による離職者は、前年同月比の数値はずっと上がり続けています。失業者の実数は三百五十六万人、非自発的理由による失業者は百四十九万人、しかも、その中で勤め先事業の都合で百十五万人が離職しているのですから、その家族も含めて少なくとも五百万人の生活が危機にさらされていることになります。  これまでも取り上げてまいりましたが、直視する必要があるのは内訳であります。若年……

第154回国会 厚生労働委員会 第8号(2002/04/23、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 戸田参考人にお尋ねをいたしたいと思います。  最低賃金法によりますと、第八条で、最低賃金の適用除外という項目がございまして、その第一項に、精神又は身体の障害により著しく労働能力の低い者というのは最低賃金が適用除外されているわけです。  先ほど、労働法が適用されていないということを言われて、保護雇用といいますか社会的雇用というものの提起をなさいました。労働者の生産性の減少を社会の責任によってカバーしていくと。同じ仕事を行う障害のない労働者と同じ水準の賃金を保障していくということは、これは社会の責任ではないかと思います。  社会的雇用について、具体的にもう少し御説明をお願いしたいと思……

第154回国会 厚生労働委員会 第9号(2002/04/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 中小企業における退職金制度の現状と課題についてお尋ねをいたします。  最近の厳しい雇用情勢の下で、そもそも大企業に比べて賃金その他退職金も含めて大きな格差があるという傾向が指摘されているのが通常でございますが、この中小企業の退職金制度というものも最近の企業経営環境の悪化が直接に影響している実態があるかと思います。とりわけ中小企業退職金共済制度に加入している中小企業がこのところ経営悪化等を理由に制度から脱退したり、あるいは納付する掛金額が低減化したりする傾向があると危惧されておりますが、実情はどのようになっているのでございましょうか。

第154回国会 厚生労働委員会 第10号(2002/05/21、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今回の法案は、身体障害者の方々にとって大変重要な役割を果たす補助犬に関する立法であり、完全な社会参加の平等を達成するために有意義な法律だと考えます。  まず、衆議院での質疑において、平成十五年度より盲導犬と同等額の助成制度を設けるということを考えている旨の答弁があり、今も同様のものをという政府委員からのお答えもありました。しかし、盲導犬や聴導犬、介助犬についてはそれぞれの訓練内容や育成体制によって必要となる助成額も異なると思いますが、提案者はどのように考えておられるのでしょうか。さらに、厚生労働省としてどのように考えておられるのでしょうか。

第154回国会 厚生労働委員会 第11号(2002/05/23、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、まず研修生問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  三月三十日付けの朝日新聞によりますと、外国人研修生が労災申請をした、人さし指切断のインドネシアの研修生が、実質的には労働をしていたにもかかわらず労災申請が却下されたという状況の報道であります。  まず、法務省と厚生労働省の方にお尋ねをしたいんですが、外国人研修生そしてそれに続く技能実習生が研修中あるいは技能実習中に事故により身体、健康を害された実情あるいは状況についてどのように把握しておられるか、お尋ねいたします。
【次の発言】 今回新聞報道されました労災申請事件というのは、二〇〇〇年二月に研修生としてインドネシアから……

第154回国会 厚生労働委員会 第12号(2002/05/30、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今回の薬事法一部改正案は、まず承認・許可制度の見直しに伴う医薬品の市販後の安全対策、生物由来製品の安全対策、そして医療機器の安全対策などの規制強化という抜本的な見直しが柱になっていると思われます。薬害エイズ事件や薬害ヤコブ病事件の教訓を踏まえて、医薬品等の安全性確保を図るための改正であるという点で一定の評価に値するものと考えます。  しかしながら、今回の改正案で法的に少し問題があるのではないかという点に絞ってお尋ねをいたします。  まず第一点は、医療機器、生物由来製品の区分認定でございます。  改正案では、医療機器、現行の医療用具ですが、医療機器についてその危険度に応じてクラス分……

第154回国会 厚生労働委員会 第13号(2002/06/04、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 参考人の方々には、貴重な御意見ありがとうございました。  私は、中島参考人にお尋ねをいたしたいと思います。  まず、先ほど述べられた意見の中で製造管理者とか、いわゆる管理責任者に直接報告義務を負わせると言われた点が必要だと強調されましたが、この点もう少し詳しく御説明をお願いしたいと思います。そして第二点に、ドナー選択の問題で薬事法で規定する場合はどういうことが考えられるでしょうか。  この二点について、まずお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 薬害ヤコブ病の経験を踏まえてお述べいただきたいと思うのですが、これまでスモンからエイズ、ヤコブ、そして今問題になろうとしているフィ……

第154回国会 厚生労働委員会 第15号(2002/07/02、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 一九六〇年来、国民皆保険制度というのは少子高齢化社会にこそ最も意義を発揮すべきである、いつでもどこでも安心して必要な医療を受けられるということが我々がこの制度に唯一こだわる大きな意義であろうと思います。  平成九年の六月三日、参議院で総理は、「私は、今回の改正案が出てきたからこそ、もうこの一部の患者負担の引き上げ等の手直しではもたないな、本格的な総合的な抜本改革が必要だという声が強く上がってきた」と。「今まで抜本改革をしなければならないと言いながらできなかったではないかと。そのような難しさをはらんだのが私は医療制度だと思います。過去何度も抜本改革ができなかったという歴史の教訓も踏……

第154回国会 厚生労働委員会 第17号(2002/07/09、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、まず政府の健康保険法改正案提出の基本的考え方についてお尋ねをいたします。  法律案提案の理由説明において、医療保険制度については、給付と負担の公平を図るとともに、将来にわたり持続可能で安定的なものとしていくことが求められているとされています。  給付と負担の公平を図る上で、具体的には、国民を含めて、給付の主体や負担の主体をどのようにとらえるのか。この場合において、公的責任主体である国、地方自治体はどのような役割を担い、機能を果たすと考えておられるのでしょうか。
【次の発言】 さらに、将来にわたり持続可能で安定的なものとして医療保険制度を維持していくということは、一九六一年、……

第154回国会 厚生労働委員会 第18号(2002/07/11、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 本日は、東京女子医大で被害を受けられて死亡された小さな命の御冥福を心からお祈りいたしたいと思います。  今、東京女子医大では十九件の裁判訴訟があるというふうに聞いております。被害者は、いつも五つの願いを持っていると言われております。失った命を取り戻してほしいという原状回復の祈り、それからどうしてこうなったのかという真相究明の願い、それから病院側に反省して謝罪してほしいという思い、そして二度とこういうことを起こしてほしくないという、再発の、願い、そしてしっかりと損害賠償をしてほしいという、この五つの願いを持っているというふうに言われます。  私は、医療事故の防止というものと被害者の……

第154回国会 厚生労働委員会 第19号(2002/07/16、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今日は、参考人の方々に貴重な御意見をいただきまして、御礼を申し上げます。  まず、松谷参考人にお尋ねをしたいのですが、松谷参考人は先ほど孤食の顕在化ということをおっしゃいました。食事のお皿の中から改革してそれを国民に広げていくという、この思想と運動には大変敬意を表させていただくんですが、このごろはコンビニのお弁当というのがあふれております。それから、ファストフードももとより、デリバリーだとかテークアウトとか、そうしたコンビニやデパートの食品売場のあふれ返るような加工食品というものがやはりこの孤食の顕在化を支えているのではないか、そしてせっかく素材を生かして、添加物のない、減塩をし……

第154回国会 厚生労働委員会 第21号(2002/07/23、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 あなたは何年から帝京大学にお勤めですか。
【次の発言】 横田事務総長は平成十四年三月八日に亡くなられておりますが、死亡原因は何でしょうか。
【次の発言】 宮路副大臣が帝京大学に電話をしたということで冲永総長は電話を受けたことがないと言われておりますが、総長に直接お聞きになったわけですか。
【次の発言】 横田事務総長には直接お聞きになりましたか。
【次の発言】 そうしますと、政治家からの電話というのは事務総長が受けるということが通常であるというふうに言われましたから、横田事務総長が電話を受けたということは推認できるのではありませんか。

第154回国会 厚生労働委員会 第22号(2002/07/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 法律案提案理由説明におきましては、医療保険制度については、給付と負担の公平を図るとともに、将来にわたり持続可能な安定的なものとしていくことが求められると言われておりますが、給付と負担の公平を図る上で最も負担を担う国民の十分な理解やコンセンサスが今得られているかと問えば、そのような状況にはありません。むしろ、先行き不安を増大する長引く不況の下で、雇用と労働条件がますます深刻になっている現在、公的責任主体である国と地方自治体の果たすべき役割が問われるべきであると思います。  今朝ほどの新聞報道によりましても、四年連続自殺者は三万人を超えておりまして、その中で、経済問題を理由とする自殺……

第154回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第4号(2002/06/28、19期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(大脇雅子君) 御指摘の事案が改正後のあっせん利得処罰法で処罰対象になるか否かにつきましては、当該事件の事実関係及び全証拠を厳密に検討することが必要であり、報道等で伝えられた内容をもって法的判断を申し上げるということは非常に難しいと思います。  しかし、野党案に基づく考え方を述べさせていただけば、次のように考えます。  野崎一雄容疑者、三鈴建設の役員は、井上前議長の私設秘書として正式には登録されていませんが、前議長の選挙運動員をするなど、事実上の私設秘書として、既に逮捕されている元政策秘書の半田容疑者の代わりに鎌ケ谷市役所に頻繁に出入りしていたということであります。  この場合……

第154回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第6号(2002/07/12、19期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(大脇雅子君) 野党案は、権限に基づく影響力の行使の文言を削除すべきものとしておりますが、その理由は、これまで多くの方が述べられたように、権限とは法令に基づいて有する職務権限に限られて、政党幹部として有する権力は含まれないこと、しかも、単に頼むだけでは足りず、その影響力を積極的に利用しない限り犯罪が成立しないということから、あっせん利得防止の実効を期待し得ないということが議論されております。  参考人土本武司先生の御意見は、二〇〇〇年八月の雑誌「捜査研究」の論文「あっせん利得罪立法に向けて」に関しても見解を述べておられます。御承知のとおり、単独立法の前史として昭和三十三年の刑法……

第154回国会 予算委員会 第2号(2002/01/30、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私の質問時間は四分です。深刻な若者の失業情勢についてお尋ねしようと思いましたが、今回の混乱の本質的な部分というのは、鈴木宗男代議士がNGOの尊厳や自律性にどういう介入をしたのかということが中心だろうと思います。  さて、私は、総理が女の涙は武器であると言われましたが、テレビを見ておりまして、いろいろため息をついておられる総理を見まして、男のため息ももしかしたら最も強い武器ではないかと考えました。いかがでしょうか。
【次の発言】 ああ、新しい発見でした。  私は、総理が、芥川龍之介風に、真相はやぶの中というところに封印をして、シナリオ永田町風「羅生門」というものを演出されたと思いま……

第154回国会 予算委員会 第3号(2002/01/31、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今回は若者の失業問題についてお尋ねをしたいと思います。  まず、総務庁にお尋ねいたしますが、平成十四年一月二十九日に発表されました労働力調査の結果、失業率と若年層の失業率についてお尋ねいたします。
【次の発言】 十五歳から十九歳、二十歳から二十四歳、二十六歳から二十九歳の五歳刻みにいたしますと、失業率はどのような数値になってくるでしょうか。
【次の発言】 ちょっと数値が間違っておりませんか。  私の手元にあります統計局の速報によりますと、年齢階層級別完全失業率は、男女の計で、十五歳から十九歳までが平成十三年度で一二%、二十から二十四歳が九%、二十五歳から二十九歳が六・七%となって……

第154回国会 予算委員会 第4号(2002/02/01、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今回の第二次補正予算の財源として、NTT株式売却収入に係る国債整理基金から一般会計へ繰入れによる方法が取られております。そもそもこの基金は、その名のとおり国債整理のためのものだと思うのですが、一九八六年度以降三年間の売却収入十・一兆円のうち、これまで七・六兆円が無利子貸付け、これに使われてきております。  これまで整理基金にどれだけ繰戻しがされ、どれだけ償還されたかということについて、その実績を塩川財務大臣にお尋ねいたします。
【次の発言】 このNTT株式売却収入というのは、言わば別枠の公共事業枠とも言われておりまして、その不透明性において非常に大きな問題があると批判されてきてお……

第154回国会 予算委員会 第6号(2002/03/04、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇雅子でございます。  今日は、お二人の参考人におかれましては、御苦労さまでございました。  アフガニスタン復興支援国際会議に参加の拒否を大西さんたちのグループがされたということは、NGOの独自の役割や活動の根幹を否定しかねない重要な問題だと思います。  そこで、率直にお尋ねをしたいのですが、鈴木さんは、十二月の十三日、鈴木事務所から説明しに来いとどなられて、事務所に行ったと。この際、一緒に行った外務省の幹部はどなたでしょうか。
【次の発言】 あなたは、その際、こういうお話の仕方をよくされるなあという感想をお述べになりましたが、具体的に鈴木宗男議員から何を言われたの……

第154回国会 予算委員会 第8号(2002/03/08、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今般、鈴木宗男議員の圧力と外務省の対応については様々な事件が噴出してまいりました。これは国民の信頼を大きく損ね、国会議員と政府、これは相伴って信頼回復のために努力をしなければならないと考えるものでございます。  しかし、一つまだ真相が究明されていないことがございます。それは、アフガンの復興会議に対するNGOの参加の拒否の問題でございます。これは、だれが拒否をして、どういう理由で拒否をしたのか。  政府見解によりますと、「アフガン支援国会議へのNGOの参加決定にあたり、特定の議員の主張に従ったことはない。」というものがございますが、これは「引き続き関係者の申述等を聴取し、事実関係の……

第154回国会 予算委員会 第12号(2002/03/14、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 お疲れのところ、最後の質問をさせていただきます。  まず、今、国民が非常に憤慨をしているといいますか、政治不信にまで高まろうとしている問題が二点あると思います。  一点は、BSEの一連の問題であります。  日本の消費者の食生活に重要な影響をもたらしたということでは、いうだけではなくて、生産者の被害も非常に大きなものがありました。雪印食品の在庫牛肉に関する不正行為というものは、結局労働者の全員の解雇と企業の倒産という大きな結果をもたらしました。そして、食品表示に関しましても、牛肉や豚肉や、あるいは鶏肉までも産地表示の不正も発覚して、完全に消費者の信頼が損なわれております。  こうし……

第154回国会 予算委員会 第14号(2002/03/18、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 外務省の人事権の行使について納得がいきませんので、御質問させていただきます。  NGOの参加拒否は、野上氏が田中大臣の意向に反して独断で決定したものであると考えてよろしいでしょうか、外務大臣。
【次の発言】 野上事務次官の更迭は、NGO参加拒否問題に関する野上氏の具体的にどのような行為についてどのような責任として行われたのですか。
【次の発言】 事務次官は大臣を助けることが職務であり、いわゆる上司の命令に忠実に従う義務があると、これは国家公務員法九十八条一項に規定してありますが、間違いありませんか。総務省と人事院に確認させてください。

第154回国会 予算委員会 第18号(2002/03/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 日本国憲法は九条で戦争放棄を規定しておりますので、その下にある法体系は当然ながら戦時体制を想定しておりません。したがって、自衛隊が動こうとすると、憲法の枠内、一般法体系の規制を受けることになります。  現在、有事法制の制定が閣議決定されたと言われておりますが、有事の範囲、その対応の範囲はどのようなものでしょうか。総理です。
【次の発言】 武力紛争というのは現在非常に多様化しております。今、大規模テロ、武装不審船、武装工作員、サイバーテロ、ゲリラによる限定攻撃、ミサイル攻撃、これらすべてが入るというお考えですか。それとも、この中で切り離されるものがあるのですか、ないのですか。

第154回国会 予算委員会 第19号(2002/04/04、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今回のBSE問題に関する調査検討委員会の報告書は、透明度の高い報告書として非常に核心を突いているという点で敬意を表したいと思います。  しかし、なぜBSEが日本に上陸したのかという点の検証は非常に不十分だと思いますが、なぜこのような点が解明されていないのか、参考人の方にお尋ねをいたします。
【次の発言】 そういたしますと、日本の政策、それを水際で止めることができず、なおかつどういう施策が必要であったかという点についての真相究明というもので、まだ十分な資料が出されていないために調査ができなかったところがあるというふうに聞いておりますが、これは、どのような資料が農林水産省として出され……

第154回国会 予算委員会 第20号(2002/05/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。  瀋陽での事件は、私たち日本の人権外交のありようを白日の下にさらしたと思います。今後、私どもは、難民認定の制度の見直し、それから難民の国内における、そして外国人労働者の国内における共生の在り方、そして、そうした難民が今全世界で二千二百万と言われておりますが、そういう人たちを発生させないための平和の外交というものをきっちりと考え直すことが必要だというふうに教えてくれていると思います。  今日は、その平和外交についてお尋ねをいたします。  カシミールをめぐって、インドとパキスタンの関係が緊張しております。インドのバジパイ首相は、決戦のときが来た、犠牲に……


■ページ上部へ

第155回国会(2002/10/18〜2002/12/13)

第155回国会 厚生労働委員会 第3号(2002/11/05、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 大脇でございます。  まず最初にお尋ねをいたしたいのは、本年七月十九日にパートタイム労働研究会の最終報告が出されました。これについては、現在、労働政策審議会雇用均等分科会においてこの報告書が提出されてパートタイム労働者と正社員の賃金等の均衡処遇ルールについて検討がされていると言われています。  この最終報告を受けて、厚生労働省としては労働政策審議会雇用均等分科会でどのような取組がなされているかということについてお尋ねします。
【次の発言】 そのほかに、この報告書に対しましてパブリックコメントが募集されていると思いますが、この状況はどのようになっているでしょうか。

第155回国会 厚生労働委員会 第4号(2002/11/07、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会保険労務士改正法案につきまして提案者にお尋ねをいたしたいと思います。  あっせん代理業務が追加されまして、指導・助言と称して争議屋的に労使紛争に介入し、労働者や労働組合の権利侵害に至る事例が発生する心配はないか。除外規定はございますが、この法案は対応策としてどのように考えておられるでしょうか。
【次の発言】 今回、社会保険労務士試験の受験資格が緩和されます。登録者の絶対数を増やして社会的なニーズにこたえるということは意味があると思いますが、実際上サービスの面から考えますと、必要な地域に必要な数を確保するという点も重要だと思います。  弁護士もこのところ過疎地対策ということに弁……

第155回国会 厚生労働委員会 第5号(2002/11/14、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 先ほど小池議員の方から緊急地域雇用創出特別交付金というものは非常に使い勝手が悪いと。六か月の制限雇用で人件費割合が非常に重いということで、各地域からこれの改善の要求の声が上がっていることは事実であります。それに対して、これはつなぎ就労なんだという、正に緊急性の御説明がございました。  この緊急地域雇用創出特別交付金は三千五百億円というもので、これまで様々な実績がありますが、これは雇用機会の創出としてどのように評価されているのでしょうか。  そしてまた、例えばつなぎで短期の臨時的雇用だとしても、そのままではこのお金が全く生きないのではないか。むしろ、交付金の性格としては、企業努力や……

第155回国会 厚生労働委員会 第6号(2002/11/19、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 それでは、まず今般の改正案の位置付けと評価に関連してお尋ねをいたします。  本改正案提出の趣旨は、母子家庭等の状況変化を踏まえて、母子家庭等の自立の促進を図りながら児童の健全な成長を確保するということが課題となっています。その柱は、何度も繰り返されるように、子育て支援と就労支援と扶養義務の履行確保と児童扶養手当制度の見直しとなっているわけですが、既に今年の八月から実施されている児童扶養手当に関する見直しでは、百三十万円を一つの分岐点として、それまで母一人子一人二百四万八千円というものが下がってきたと。この百三十万円に基準を設定した理由を確認をしておきたいと思います。そして、この見……

第155回国会 厚生労働委員会 第7号(2002/11/21、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今日は、貴重な意見どうもありがとうございました。  神原参考人にお伺いしたいんですが、母子家庭あるいは一人親家庭に対する様々な人権侵害とか、あるいは偏見ということが何人かの参考人の方から言われておりますけれども、例えば、具体的にどのような差別、人権侵害があるか、お述べいただけるでしょうか。
【次の発言】 そういう中で、ともかく常勤で勤めを持つということが非常に困難な状況がある中で、今度改正法の十四条に四号が追加されまして、正当な理由がなくて求職活動その他厚生労働省令で定める自立を図るための活動をしなかったときに受給資格の要件になっていると。これがそうした差別の中で作用して運用され……

第155回国会 厚生労働委員会 第8号(2002/11/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 独立行政法人への移行についての意義付けについてお尋ねします。  厚生労働省所管の独立行政法人は、命と健康、あるいは労働の保障に関する機構でありまして、いたずらに事業の効率化や経費削減というものがその本来の目的に合致しない場合があると思われます。公的な規制が不可欠な部分にはやはり大臣の責任で明確な監督を実施するということが必要だと思いますが、大臣の御所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 独立行政法人への移行後は労働協約の締結権が付与されるため、基盤強化のために従来にも増して健全な労使関係の確立に向けた努力が必要とされます。移行に際して、どのような正規職員の削減やあるいは正規職員……

第155回国会 厚生労働委員会 第9号(2002/11/28、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今日は独立行政法人の問題について時間をいただいているのですが、新聞等見ますと、このところ坂口厚生労働大臣が三つの様々な会合に出られて御発言なさっているということがありますので、ちょっと質問をさせていただきたいというふうに思います。  まず、坂口労働大臣は、経済財政諮問会議、これは十一月二十日に行われておりますが、ここで中期的な展望に立った雇用政策ということを提案されまして、雇用重視型社会というものを作り上げたいということを言われております。良質な雇用確保の創出と多様な雇用機会というものを出すということでございますが、このときの言わば政策提言について是非御説明いただきたいと思います……

第155回国会 厚生労働委員会 第10号(2002/12/02、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今日は貴重な御意見をありがとうございました。  スモン、サリドマイド、エイズ、それからヤコブのライオデュラの問題等々、多くの人たちの命と引き換えたように薬事法の改正が行われ、こうした医薬品医療機器総合機構法案というものがあったと思うんですが、どうして日本でそういった場合の緊急対応が遅れて被害を拡大してきたのかということを考えますと、この教訓を、今回の医薬品医療機器総合機構というものを設立し運営するに当たってどう生かしていくのが一番いいのか、この点について御意見ございましたら五人の参考人の方にお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 五十分までしか時間がないので、済みません、時間で……

第155回国会 厚生労働委員会 第11号(2002/12/03、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、本法案が拉致被害者の方々の自立と生活支援を行うということでございますので、賛同をいたします。そして、死亡ないしは不明者も含めて、真相解明が一刻も早くなされることを心から祈るものでございます。  しかし、その前提に立って、現在この法案が「北朝鮮当局による未曾有の国家的犯罪行為」としているわけでございます。国連に加盟をしている北朝鮮の正式国名は朝鮮民主主義人民共和国、デモクラティック・ピープルス・リパブリック・オブ・コリアでございます。日本の法律に、国家的な未曾有の犯罪を犯した当事者だとしても、「北朝鮮当局」という呼び方というのは法律として品格に欠けるのではないかと私は法律家と……

第155回国会 厚生労働委員会 第12号(2002/12/05、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 それでは、私は評価委員会についてお尋ねをいたしたいと思います。  今回の機構改革において、評価委員会は大変重要な位置付けを持っていると考えます。厚生労働省設置の評価委員会と総務省設置の評価委員会がございます。これの役割分担というのはどういうふうになっているんでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、評価委員会が主務大臣や独立法人等に対して行います意見、勧告というものがございますが、これの法的拘束力はどのように考えたらよろしいのでしょうか。主務大臣や独立行政法人等は評価委員会の意見とか勧告等に対してどのように対応するのか、従わなかったときの処罰あるいは対応というのはどうなっているん……

第155回国会 厚生労働委員会 第13号(2002/12/10、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 独立行政法人の法人化についてお尋ねします。  さきに審議いたしました厚生労働省所管の独立行政法人に引き続きまして、国立病院についても独立行政法人化する。これまで、既に国立から地方自治体へ移管した地域における医療体制については先に他の議員の御質問がありましたが、具体的には、移管した後の地域医療の変化、あるいは職員の雇用状況の変化等、どのように把握しておられるでしょうか。
【次の発言】 雇用については。
【次の発言】 そうしますと、これまでの移管の効果とか影響をどのように受け止められているのでしょうか。  そして、今回の国立病院の独立行政化法人の行く末などについて大臣はどのように意味……

第155回国会 厚生労働委員会 第14号(2002/12/12、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、質問の始めに一つ大臣にお願いをし、質問したいことがございます。  それは、去る五日、大阪の高等裁判所において、一審に引き続き在外被爆者に被爆者援護法に基づく手当の支給を求めた訴訟の原告、被控訴人勝訴の判決が出たということであります。原告は韓国原爆被害者協会の元会長、郭貴勲さん、七十八歳の方でございます。在外被爆者の人たちは、韓国やブラジル、北米等たくさんおられまして、韓国原爆被害者協会の被爆者は七〇年代には一万人を超えましたが、今は約二千百人まで減っております。  弁護団は、坂口厚生労働大臣は高裁の判決を待つとしていた、高裁判決が出た以上、上告はすべきではないと強調しており……

第155回国会 予算委員会 第2号(2002/10/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 初めに、朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮によって拉致され、二十四年を経て帰国された五人の方々、その御家族、そして、死亡と発表された後もなお生存を信じて活動されております御家族の方々、私ども社民党、そして政治家としての私自身の事実の究明や解決の取組に不十分な点があったということを反省し、心からおわびを申し上げます。五人の方々の御本人の意思が温かに尊重され、在北朝鮮のお子様共々お幸せになられることをお祈りしております。  さて、総理は九月十七日、日朝首脳会談に臨まれ、国交正常化に向けての平壌宣言に署名されました。一衣帯水の国との平和の確立のための友好関係を構築するということは、北東アジ……

第155回国会 予算委員会 第3号(2002/11/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 法人税の減税について総理にお尋ねをいたします。  総理は、補正予算においては開発減税あるいは投資促進減税など、いわゆる政策減税を先行減税とするという方針を打ち立てられていたと思うのですが、法人税率の引下げについてはどのような態度を維持されるのでしょうか。
【次の発言】 重ねて総理にお尋ねいたしますが、法人税の税率の引下げということについてどういう御見解をお持ちでしょうか。現在、法人税を納めているのは約三割、七〇%が赤字財政で、今回の収入におきましても、法人税収の落ち込みが非常に激しい。その中で、法人税率の引下げについて、総理はどのようなお考えをお持ちでしょうか。


■ページ上部へ

第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号(2003/04/23、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 本報告は、政府が破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容その他金融機関の破綻の処理状況についてでありますが、この三月期決算におきまして銀行等が増資をいたしましたが、非常に株安が進行いたしまして、そうした効果を減殺しているということが言われています。  自己資本比率の四%基準あるいは八%基準をクリアしている金融機関の現状というものについて検査をしておられると思うんですが、その結果、更なる破綻可能性の銀行、あるいは金融機関の健全性について、どのような状況として把握しておられるでしょうか。
【次の発言】 この報告書にございます石川銀行や中部銀行、あるいは六信用金庫や三十八、信用金庫と……

第156回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第4号(2003/06/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今回のりそな銀行への一兆九千六百億円の公的資金の投入というのは国民に大きな衝撃を与えたと思います。国内金融、地域金融に特化して、大きな期待を持って再生のために出発したはずのりそな銀行だけに、公的資金の投入を理由にした中小企業への新たな貸し渋り、貸しはがしが生じてはいけないと考えますが、この点については具体的にどのような手を打たれているのでしょうか。
【次の発言】 先ほど、平野議員の質問に対しても、早期是正措置が今回全くその効果がなかったというか、そのような御答弁でしたが、早期是正措置としての業務改善命令はいつの日付でどのような内容のものとして出されたのでしょうか。出されているはず……

第156回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号(2003/07/23、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 このところ、りそな銀行への問題が様々質疑が行われておりますが、私も、一兆九千六百億円を投入したりそな銀行に対して金融庁が監視縮小体制というものを打ち出していると、とりわけ検査官の取締役会出席を重大な経営方針を決定する場合に限るとか。そういう意味で、なぜ金融庁としては監視体制を縮小されたのか。果たして、この監視体制を縮小する理由、あるいはそれまでの効果というのをどのように考えておられるのか、御質問します。
【次の発言】 その新経営陣の細谷会長の以下、再生チームが形成されておりますけれども、先ほども池田委員がお尋ねになったように、関西経済界等、こうした資産査定等の方向性も含めて様々な……

第156回国会 厚生労働委員会 第3号(2003/03/25、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今年一月の完全失業率は五・五%であり、新卒高校生の史上最悪の就職内定率が七四・四ということは改めて雇用情勢に関して厳しい現実を労働者とその家族に与えていると思います。  適当な仕事がありそうにないとする、いわゆる求職意欲喪失者として完全失業者にその人たちを分類いたしますと、失業率は一〇・四になる、このような水準が常に悪化をしているということの状況をどのように分析し、受け止められていられるのでしょうか。
【次の発言】 今の分析結果につきまして、常にこの結果はミスマッチの対策が必要だということを言われ続けながら、しかしじりじりと失業率が低下しているということが数年続いているということ……

第156回国会 厚生労働委員会 第4号(2003/03/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、中国残留孤児に対する施策についてお尋ねをいたします。  去る日に、人間らしく暮らしたい、祖国に帰って良かったと思いたいというので、六百人以上の中国残留邦人の方々が訴訟に踏み切られております。平成十二年十二月に中国帰国者支援に関する検討会の報告書が出されておりますし、その実態調査を見ますと、その中国残留孤児に対する施策は大変現状とマッチした場合に後れが目立っているというふうに感じます。訴訟を起こした人たちは、終戦後の国の定住政策、そして五〇年代の引揚げの中断、そして現在の教育や生活支援の手薄さを挙げて、三度棄民されたと言われております。  この検討会の意見書を見ますと、支援が……

第156回国会 厚生労働委員会 第5号(2003/03/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 戦没者の妻に対する特別給付金支給法及び戦没者の父母等に対する特別給付金支給法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  前回支給された国債が最終償還を迎える戦没者の妻及び父母に対する特別給付金について、平成十五年度以降も継続して支給するということなのですが、その目的と意義について改めてお尋ねします。
【次の発言】 同時に審議されております平成十五年度における国民年金法による年金の額等の改定の特例に関する法律案では、平成十四年の年平均の消費者物価指数の比率を基準として改正をするわけであります。いわゆる物価スライド〇・九%分の引下げ、この施策と比較をしたとき、特別給付金につい……

第156回国会 厚生労働委員会 第6号(2003/04/01、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 持続可能な国民皆保険制度として、医療保険制度体系及び診療報酬体系に関する基本方針が策定されました。  しかし、これを様々読んでみますと、少なくとも各保険の間で財政調整をしていく、そして独立の高齢者の保険制度を創設して連帯保険料で透明化を図る、さらに公的あるいは国庫負担を増やしていくというふうに考えますと、いわゆる財政試算というものが明確ではない、今まで保険料を払っていなかった七十五歳以上に負担をするということになると結局国民負担が増えるのではないかというふうに考えられるわけですが、この点は、先ほど工程表の問題が出ましたけれども、その財政試算など、いつごろまでに出るのでしょうか。そ……

第156回国会 厚生労働委員会 第8号(2003/04/17、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 駐留軍関係離職者等臨時措置法等の改正案に関連しましてお尋ねをいたします。  駐留軍関係の就業者の今後の見通しはいかがでございましょうか。本法措置による能力開発の対象者は、高齢化あるいは他産業への転職等で絶対数が減少していると思います。駐留軍関係への就業者についてはどのような展望をお持ちでしょうか。例えばキャンプ・シュワブ沖の飛行場設置の見通しやその効果など含めて、お尋ねをいたします。
【次の発言】 防衛施設庁の方、来ていただいておりますか。お願いします。
【次の発言】 漁業離職者と今後の漁業振興についてお尋ねします。  漁業の離職者は、国際条約の漁獲量の規制によって生活が大変抑制……

第156回国会 厚生労働委員会 第9号(2003/04/22、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、最初に、今回の拙速な審議に対して、大きな驚きとともに異議を申し立てたいと思います。  雇用保険の失業手当受給権というのは働く人たちの権利であります。そして、今回の改正は非常に不利益な変更部分を含むわけであります。したがいまして、法律の施行も国会における審議も周知徹底ができる常識的な期間を置くということは重要なことであると思われます。  これが二十五日に国会を通過したと仮定しましても、周知徹底期間はわずか五日間、その中で土日と休日を含んで、実際上は二日間でそれを行う。先ほど副大臣はインターネットなどで周知徹底を図ると言われましたけれども、働く人たちあるいは失業手当を受ける人た……

第156回国会 厚生労働委員会 第12号(2003/05/13、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 公益法人は、民法の第三十四条に基づいて設立される社団法人又は財団法人として、いわゆる不特定多数の利益の実現を図る事業、いわゆる公益事業、あるいは営利を目的としないもの、いわゆる非営利法人であるとされております。  今回の整備は、確かにほんの一握りの改革にすぎませんが、平成十四年三月二十九日の閣議決定、公益法人に対する行政の関与の在り方の改革実施計画というのを踏まえての第一歩だということであろうかと思いますが、公益法人に対するこれまでの行政の関与というものにつきまして何が一番大きな問題と認識されているのか、お尋ねをいたします。

第156回国会 厚生労働委員会 第13号(2003/05/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 食品の安全性について、消費者である国民の信頼を損なう様々な事件が発生し、ようやくにして食品の安全性をいかに確保するかという喫緊の課題に取り組まれたことになりました。とりわけ、国民の健康保護を最優先する食品安全行政の体制の確立、そして消費者に軸足を置く行政というものがこれから展開されていくことが望まれるわけであります。  主務官庁として食品の生産にかかわる農林水産省と消費にかかわる厚生労働省の責任ある対応と連携が不十分であるという批判がこれまで幾つか報告書ないしは審議会で行われてまいりました。今回の法案によって食品安全のリスク評価のために食品安全委員会の設置が定められてはおりますが……

第156回国会 厚生労働委員会 第14号(2003/05/21、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。今日は参考人の先生方、有益な御意見をいろいろありがとうございます。  まず神山先生にお尋ねしたいのですが、日弁連が消費者の権利を提言して以来かなりの時間が経過いたしまして、今回、根本的な改正が行われるわけですが、要するに、消費者の権利とは何か、どういう内容を持った権利なのか、制度として、どのような制度として確立されるべきだということを法的立場からお述べいただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。  丸井先生にお尋ねしたいのですが、このところ食物アレルギーというのは子供だけではなくて成人にも増大をしていて、やはりこれが食の安全の言わ……

第156回国会 厚生労働委員会 第15号(2003/05/22、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 食品法の法律案に対して質問する前に、診療記録の開示問題についてちょっと伺っておきたいと思います。  先般の委員会におきまして、医療事故の防止と国民の医療に対する信頼の回復に向けた対策として、診療記録の情報提供制度の法制化についてその検討がなされており、大臣の御見解を伺いましたが、その後、診療に関する情報提供の在り方に関する検討会の報告案が四月二十八日の第八回の検討会で示されて、五月十六日も第九回の検討会が開かれたと聞いております。  報告書案では、法制化の賛否について両論併記されておりまして、個人情報保護法が施行されれば、原則として医療機関が本人からの求めに応じて診療記録の開示義……

第156回国会 厚生労働委員会 第16号(2003/05/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 まず、SARSの影響についてお尋ねをいたしたいと思います。  日本の産業は、一九九〇年代以降、経済のグローバル化の波によって、人件費コストの安い中国や東南アジア等に工場を移転あるいは増設する例が多くなっております。その結果、今回のSARS問題で、例えば中国北京近郊で多く展開している日系企業の工場ではIT関連の重要な部品や製品の生産を担っておりまして、日本国内でも非常に今支障を製造に来しているということも言われております。  今回の事態を重く受け止めて、国内の産業空洞化を防ぐ必要、あるいは緊急事態に対応できるよう企業運営等を考えておくべきだと思いますが、経済産業政策においてこのSA……

第156回国会 厚生労働委員会 第17号(2003/05/29、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 労働者派遣法の改正についてお尋ねをいたします。  まず、労働者派遣形態による働き方が拡大をしていくということについて、物の製造業に派遣が適用されていくということになりますと、結局、物の製造に対する派遣に対しては、いわゆる技能といったものに対する教育訓練とかあるいは安全対策、そして医療等の業務に関しては利用者の安全について質の良い人材確保というのが非常に困難になっていくのではないかと。とりわけ、この業種では長期的な雇用就業の重要性とか、それを支える経済産業政策を確立すべきではないかと思われますが、経済産業省の立場からはこれをどうとらえられているでしょうか。

第156回国会 厚生労働委員会 第18号(2003/06/03、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 四人の参考人の方々には、貴重な御意見、ありがとうございました。  和田先生にまずはお伺いいたしたいんですが、先生は非常に各様々な雇用形態等についての垣根が低くなったと。正規、非正規の垣根、あるいは育児や介護休暇などライフステージにおける変化における男女差、あるいは緩やかな引退、こういった形で垣根が低くなった場合に必要な法律規制、今、日本の法制で、そういう状況の中でどういう法規制が一番重要だと考えていらっしゃるんでしょうか。  それからもう一つ、有期の場合も一年が三年になり、一時的・臨時的であったという派遣も三年になり、この三年に今雇用期間が延びたということに対する労働契約に対する……

第156回国会 厚生労働委員会 第19号(2003/06/05、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 職安法、労働者派遣法の改正法案に関連してお尋ねいたします。  まず、職業安定法の改正について、第三十三条の四項で兼業の禁止規定が削除されました。衆議院厚生労働委員会の附帯決議第七項は、特に貸金業者の職業紹介事業について、許可基準において必要な対応を図ることとなっておりますが、その内容はどうなるのでしょうか。  さらに、ローン等の返済に迫られて、債務者が強制的に返済能力を高めるために風俗営業とか飲食店等への気に染まない転職を迫られるようなことがあってはなりません。事態が発生したのでは遅過ぎます。少なくとも業種別で職業紹介の規制が必要だと考えますが、いかがでしょうか。

第156回国会 厚生労働委員会 第21号(2003/06/10、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 精神保健福祉に関する一般審査に臨みまして、精神障害者の社会復帰の施策促進についてお尋ねをいたします。  障害者基本計画の策定を受けて、地域における社会復帰を円満に実現するというために、推定七万二千人の十年を掛けての社会復帰計画というお答えがございました。しかし、触法精神障害者も含めて精神障害者に対しては地域の受入れということが非常に大切なわけですけれども、偏見の除去とか社会意識の啓発というものが基本的に必要だと考えますが、この点に関しては今後どのような施策を展開されるのか、確認をしておきたいと思います。
【次の発言】 適正な入院治療とか通院治療というものがうまく組み合わされて社会……

第156回国会 厚生労働委員会 第22号(2003/06/11、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 参考人の方々には、貴重な御意見をありがとうございました。  さて、宮里先生に第一問お願いをいたしたいと思います。  先ほど先生は、有期労働契約を締結している間は、典型的には、契約更新を希望する労働者は雇止めを恐れて、契約期間中、権利の侵害があっても、労働条件が当初の契約内容と異なっていても言わば労働者の権利を主張できないという大変不利な状況にあるという痛切な実態を指摘されました。  とりわけ、今回の改正で上限期限が一年から三年まで拡大されるだけの有期雇用に関しまして、先生は、労働者の権利を取り込んだ法改正、そしてそれは有期契約そのものを合理的なものにする必要があるんではないかとお……

第156回国会 厚生労働委員会 第23号(2003/06/12、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 解雇ルールについてお尋ねをいたしたいと思います。  労働基準法の解雇ルールにおいては今回修正をなされたものでございまして、これは最高裁判所判決で確立した解雇権濫用法理とこれに基づく民事裁判の実務の通例というものに即して作成されたと言われております。しかし、現在でも労働契約の内容として解約条項とかあるいは合理的な解雇理由などを使用者が就業規則や労働協約あるいは労働契約に明示するということを義務付けるということは大きな効果があると思います。  ただ、判例法理を周知徹底するというだけでは不十分で、今回の法改正は具体的にどのようにルール化の実効性を担保するのか、お尋ねしたいと思います。

第156回国会 厚生労働委員会 第24号(2003/06/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 有期労働契約についてお尋ねします。  有期労働契約で働く労働者の権利保障が非常に難しいという現実があるわけです。  先回、私は、有期労働契約締結に際しては有期であることの合理的な理由が必要ではないかと思いますと申し上げましたが、使用者に有期であることの合理的な理由を明示させる、例えば業務が有期的であること、あるいは有期性のある事業計画であること等々、使用者に有期であることの合理的理由を明示させるということ、それとともに中途解約を希望する当事者には少なくとも三十日前の予告、労働者には少なくとも二週間前の予告を契約締結に際して義務付ける必要があるのではないか、そしてまた中途解約をする……

第156回国会 厚生労働委員会 第26号(2003/07/03、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 次世代育成支援対策推進法に関連しまして、今回の立法と改正の趣旨についてお尋ねをいたします。  次世代育成支援対策の対象範囲でございますが、次世代育成支援対策の定義が第二条でなされまして、次代を担う子供たちが生まれ、健やかに育つための環境整備と明記されておりますが、この対象範囲は就学年齢前の児童を主としているのか、あるいはどの範囲を対象と考えておられるのか、確認をしたいと思います。
【次の発言】 基本理念に関連してお尋ねをいたします。  二十一世紀の日本の社会の在り方を展望した改革論議の中で、介護や年金等高齢化に対する喫緊の政策をめぐる議論に比べて、これまで子供に関する施策や論議と……

第156回国会 厚生労働委員会 第27号(2003/07/08、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 学童保育の質問をちょっと後にいたしまして、家族的責任を保障する働き方をどう支援するかということが、また事業主に対する雇用環境の整備等においてこの次世代育成支援対策推進法と児童福祉法の問題となっていると思いますので、それに関連してお尋ねをしたいと思います。  連合審査との関係で、私は家族ではなく家庭というものの言葉が非常に乱用というか、そうした言葉が出てきているということの後進性を指摘しましたが、この次世代育成支援対策推進法におきましても、第二条で「子どもを育成し、又は育成しようとする家庭に対する支援」というふうに書かれております。この家庭には、当然に養子縁組やあるいは事実婚、父子……

第156回国会 厚生労働委員会 第28号(2003/07/17、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 深刻な雇用失業情勢の下の働き方について、先回、国民生活白書は若者のフリーターの実態を特集いたしました。そのための施策が必要不可欠だと考えます。  第一に、現在、フリーターとして働いている若年世代に対する様々な適性判断の機会の保障と能力開発のための職業教育というものを充実させること、第二に、公的機関を含めて雇用する側、とりわけ企業がフリーターとして現に働いている労働者を正規雇用へ転換していくという積極的な道筋を確立すること、第三に、フリーターとして職業生活を一つのキャリアとして評価する対応策を進めることなど必要だと思いますが、この点についてお尋ねをします。

第156回国会 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第9号(2003/06/02、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 まず、武力攻撃事態における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律案というものについては、その「目的」のところに、国の安全及び国民の安全と定義がされております。それに対しまして、自衛隊法等改正法案につきましては、国の平和の独立と国の安全ということで、国民の安全という言葉が入っておりません。  国民保護法制が一年内に制定されるということですが、この両法案における差異をどのように解釈したらよろしいのでしょうか。
【次の発言】 その解釈は分かりましたが、国民の安全が国家による戦争の惨禍から保護され、平和に生きる生存権が憲法の基本だとすれば、国家の軍事作用は憲法体系から……

第156回国会 予算委員会 第9号(2003/03/11、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 最後になりましたが、今までの質疑を聞いておりまして、私は気持ちの上でどうしても大島農林大臣に申し上げなければならないと思いまして、ここに潔く辞任をされるべきではないかという思いを述べさせていただきたいと思います。  複数の疑惑に新しい疑惑が加わりました。ますます疑惑は深まりつつあります。さらに、法制局の答弁作成など、公私混同、立場をわきまえない行動というものも国民にとってはあきれた印象を持たざるを得ないと思います。さらに、談合をした企業からの献金についてお金を返さないなどというのは、倫理観の麻痺も事ここに極まれりと思わざるを得ません。この政治不信がますます深まり、そして重要な農林……

第156回国会 予算委員会 第10号(2003/03/13、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 続いて、イラク問題について質問いたします。  三月の十二日、原口大使の国連の演説は、日本はこの決議案に対する支持を表明している、新たな決議案が採択されず、日本政府としては、新たな決議案が採択されず国際社会が分断されればイラクを利する、日本政府としては安保理が結束して明確かつ断固たる判断を示すべきだという演説をされました。  日本がこの決議案に対する支持を表明した原口国連大使の演説というのに対しては、いつ、いかなる形で訓令を発せられたのか、お尋ねいたします。
【次の発言】 いつ、何時に訓令を打電されましたか。
【次の発言】 これはもう通告してありますから、断固そういう答弁には異議を……

第156回国会 予算委員会 第14号(2003/03/19、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 新しい国連決議を採択することなく、フセイン大統領が亡命をしない限りに四十八時間以内に武力行使をするというブッシュ大統領の演説を受けて、小泉総理は武力行使にアメリカが踏み切った場合も支持すると言われました。こうしたブッシュ大統領の行為に対して、例えば採択せずに武力行使に踏み切るという事前通告がアメリカから事前にあったのでしょうか。あるいはまた、その説明はどのようにされたのでしょうか。
【次の発言】 受けたか。
【次の発言】 それはいつごろあったのでしょうか。
【次の発言】 私は、三百十万人、第二次世界大戦の日本人同胞の死というものであがなわれた憲法九条というものとその歴史の教訓、広……

第156回国会 予算委員会 第18号(2003/05/29、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今回のりそな銀行への公的資金の注入は、国民の目から見ますと非常に唐突の感を免れません。  預金保険法の第百二条に基づく「信用秩序の維持に極めて重大な支障が生ずるおそれがあると認めるとき」という関連でいいますと、この重大な支障とは一体何か。預金の流出だとか、重大な貸し渋りだとか、連鎖倒産だとか、株の暴落等と言われていますが、ほっておけば危機、危機の未然防止だということになりますと、この預金保険法百二条のこの重大な支障とは一体何かということの説明責任が果たされていないと思います。いかがでしょうか。
【次の発言】 自己資本比率が一〇%になり、ぴかぴかの銀行に再生する、これはどこかへ嫁入……


■ページ上部へ

第157回国会(2003/09/26〜2003/10/10)

第157回国会 厚生労働委員会 第2号(2003/10/09、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 SARSの対策関連法改正についてお尋ねをいたします。  今回、媒介動物の輸入規制の対策につきまして、輸入規制の対象を取り得る改正案が提案されております。大量の動物の輸入がなされている日本の現状からいたしますと、専門的に輸入販売に従事する専門業者にとどまらず、インターネットなどで個人的輸入をする場合も当然規制の対象にしないとその効果が減殺されると考えられます。どのように対処されるのでしょうか。  とりわけ、今回は、動物等に関連をいたしまして、魚類、爬虫類、昆虫類等、我が国でたくさんインターネットその他個人的輸入を含めて行われているそうしたものが入っていませんが、輸入届出制との関連を……

第157回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第2号(2003/10/06、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今回のテロ対策特措法の延長に関連して、本法の制定趣旨に照らしますと、我が国は米英軍を中心とする艦船への給油、給水の燃料補給や兵員輸送が主な支援活動だと言われています。  しかし、現地は治安の悪化が言われておりまして、オマル師が聖戦を呼び掛け、アフガンの東南部ではタリバンが支配勢力を広げている、そしてアフガン国軍と米軍と対峙して交戦中だというふうに言われております。テロのタリバンの部隊は最新の武器や衛星電話を駆使して、大変実戦的にも深刻な状況にある。  我が国がこうした実戦の支援として燃料支給や兵員輸送を行うということは、軍事行動への兵たん活動の意味合いが濃厚だと考えられます。日本……


■ページ上部へ

第159回国会(2004/01/19〜2004/06/16)

第159回国会 厚生労働委員会 第2号(2004/03/18、19期、民主党・新緑風会)

○大脇雅子君 厚生労働大臣の所信表明に関しまして、まず第一に、持続可能な社会保障制度の構築に関連して質問させていただきます。  急速な少子高齢化社会における社会保障制度の在り方として、これまで強調してきた持続可能な社会保障制度を強固に構築するためには財源の確立問題が避けて通れず、政府の年金制度改革の方針が示されて、これから国民年金法等の改正法案が提出され、審議が始まろうとしております。  まず第一に、国民年金制度における空洞化が指摘されております。社会保険庁の強制徴収ということも取り組まれております。まず、空洞化の中身について具体的にどのように分析しているのか、とりわけ保険庁の未納、滞納者につ……

第159回国会 厚生労働委員会 第6号(2004/03/30、19期、民主党・新緑風会)

○大脇雅子君 民主党・新緑風会を代表いたしまして、ただいま議題となりました平成十六年度における国民年金法による年金の額等の改定の特例に関する法律案について、政府案に反対する立場で討論を行います。  政府・与党は、繰り返し年金の抜本改革を行うと明言してきました。その中で提出された物価スライドの特例措置に関する本法案の審議を通じて、小泉内閣の言う年金改革案が、老後の生活の不安に資するための改革というものではなく、財政的に帳じりを合わせることを主眼に置いた改定にすぎないことを象徴しているということを指摘した上で、政府提出の平成十六年度における国民年金法による年金の額等の改定の特例に関する法律案につい……

第159回国会 厚生労働委員会 第18号(2004/05/20、19期、民主党・新緑風会)

○大脇雅子君 山本議員の骨太な議論の後、私はまず、同じ立場でございますけれども、この法案というものを成立させるべきかさせるべきでないのかという新聞の世論調査の数字がございます。  朝日新聞によりますと、この法案は成立させるべきでないという数値が七〇%、そして成立させるべきだというのがわずか一六%であります。毎日新聞でもまた、成立させるべきでないというのが六二%ということでありまして、毎日新聞の社説、五月十八日の社説によりますと、「国民は政府案を見放した」という言葉が書かれております。そして、小泉首相は少なくとも法案を白紙に戻してけじめを付けるべきである、原点に立ち返って徹底論議が必要だ、まず政……

第159回国会 厚生労働委員会 第22号(2004/06/03、19期、民主党・新緑風会)

○大脇雅子君 先回、私は、政府案のモデル世帯というのは片働きの世帯になっているということを申し上げまして、実は、働く女性は、一九八六年以来、専業主婦を上回って、既に千五百万ほど上回っている。  しかし、にもかかわらず、百三十万円の壁をもって年金に加入しなくてもいいという、いわゆる専業主婦という名のパートタイム労働者というものをそこに加える形でいわゆるモデルが作られている。百年の設計というのならば、正に奇想天外な百年の設計だということを申し上げました。  確かに、近代家族というのは、働く夫と家を守る妻と子供二人と犬一匹という、そういうのが近代家族のモデルと言われたわけですけれども、既にどの先進国……

第159回国会 厚生労働委員会 第24号(2004/06/14、19期、民主党・新緑風会)

○大脇雅子君 民主党・新緑風会を代表いたしまして質問させていただきます。  さて、去る六月十一日、ですから、その素案をまとめたのは十日と報道されておりますが、公的年金保険料の無駄遣いなどが指摘されております社会保険庁が、同庁の改革素案を年金制度改革協議会に提示したと言われております。しかし、提示された与党側は、論外の内容、甘え、もたれ合い、内向きとさえ非難をされております。  今後の社会保険庁の事業運営上の問題点と改革の方向について説明してください。
【次の発言】 そこで、運営協議会というのは、いつ、どのような規模で、どういうテーマに関して、いつ発足するのでしょうか。

第159回国会 行政監視委員会 第4号(2004/04/26、19期、民主党・新緑風会)

○大脇雅子君 私は、イラクにおけるODAと、昨今問題になっております自己責任をめぐって御質問をさせていただきます。  さて、我が国のイラクの支援は、湾岸戦争前のODA、そして湾岸戦争後は言わば経済封鎖の中で国際機関を通していろいろな支援を行ってきたわけですけれども、こうした現在のイラクの戦争が起きる前の我が国の援助とその評価、そしてそれが今回のイラク戦争によってどのような被害、あるいは効果を失ったのかという点についてお尋ねします。
【次の発言】 副大臣はアンマンで大変努力をなさいまして、本当に御苦労さまでございました。  大臣がまだ現地にいらっしゃる間にこちらでは様々な自己責任論が噴出いたしま……

第159回国会 法務委員会 第14号(2004/04/27、19期、民主党・新緑風会)

○大脇雅子君 私は、まず総論的に、この労働審判法がどのように運用され、どのような形で労働者の権利や紛争の解決に寄与するかという観点からお尋ねをしたいと思います。  ただいま、労働訴訟は八百九十二件のうち現行では二千三百二件に上ってきたと、そして、労働局の個別相談も十万件に達し、あっせんが三千件に達しているというふうに言われたわけですけれども、大体、こうした個別紛争の増大の原因は一体どういうところにあるとお考えでしょうか。そして、その紛争の特色といいますか、傾向をお述べいただきたいと思います。
【次の発言】 紛争の原因については例えば変化があるのでしょうか。解雇の事件とかあるいは労働基準法違反等……


大脇雅子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
16期-17期-18期-|19期|

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(参議院19期)

大脇雅子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
16期-17期-18期-|19期|
第153回国会(2001/09/27〜2001/12/07)

第153回国会 憲法調査会 第2号(2001/11/07、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 派遣団の皆様、御苦労さまでございました。  ナチズムの犠牲を悼む国会、そしてナチズムと違った方向を目指すドイツの憲法、また、フランコ独裁政権の後、社会権を中心とし護民官を制定しているスペインの憲法、それからまた、書かれた法律の集積としてのイギリスの憲法等、憲法は民族や国家の歴史を色濃く反映しているということを御報告の中から学ばせていただきました。  私が今一番心に痛みを感じておりますのは、テロで亡くなった六千人の貿易センターの人たち、そして、アメリカの報復攻撃の中で、アフガニスタンで六百万とも言われる国内難民の、避難民の人たちの、来るべき冬に備えての、餓死の危険が迫りくる命でござ……

第153回国会 憲法調査会 第3号(2001/11/21、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。きょうは御苦労さまでございます。  裁判官の手持ち事件が非常に多過ぎるということで、非常に裁判が遅延をするとか、あるいは司法の強化のためにその障害になっているなどと言われるわけですけれども、大体、裁判官のケースの担当実数と、それから司法強化のためには一体何が必要で、障害になっている点はどのようなものがあるとお考えでしょうか。
【次の発言】 最高裁は上告裁判所として、上告理由に憲法判断を求めるケースというものが上がっていっていると思うわけですけれども、憲法判断を求めているケースというのは上告の受理件数の中で大体何%ぐらいのものであるんでしょうか。


■ページ上部へ

第154回国会(2002/01/21〜2002/07/31)

第154回国会 憲法調査会 第4号(2002/04/10、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 明治憲法から現行の憲法へ、天皇主権を明記する欽定憲法から、現行の憲法は主権在民、国民主権となりました。  マサチューセッツ工科大学教授のジョン・ダワー氏、「敗北を抱きしめて」の著者で、次のように述べております。日本という国家が相も変わらず連続している面を探すよりも、一九二〇年代後半に始まり一九八九年に実質的に終わった一つの周期に注目する方が有用である。そして、高度経済成長を支えたのは官僚制的資本主義であると言いまして、占領軍が最も重大な影響を残した行動は実は不作為という行動であった。つまり、経済の面に関して占領軍は官僚組織の力を抑制しなかった。官僚制度を温存したことにすべての罪が……

第154回国会 憲法調査会 第7号(2002/05/29、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 まず、中島先生にお尋ねをいたしたいと思います。  有事三関連法案を説明するときに、政府は、公共の福祉からこれは当然であって、規定してあることは国民の受忍限度の範囲だということを絶えず繰り返しているわけですが、その主張の当否をめぐって非常に私は疑問に思っているんですが、先ほど先生は、こうした政府見解というのは代表的な用い方だというふうに言われたんですが、これはいわゆる軍事的な言わば公共性という点から用いられているとお考えなんでしょうか。それとも、外在的な制約説の観点も踏まえて用いられていると解釈したらいいのでしょうか。例えば、室井先生の憲法原理に即したいわゆる公共性の分析なんかから……

第154回国会 憲法調査会 第8号(2002/06/12、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 両先生、貴重な御意見をありがとうございます。  私は、女子差別撤廃条約の委員会を、条約を批准した後傍聴したことがございまして、その委員会に私どもが様々な国内における性差別を持ち込むことによって画期的な変革がもたらされるのではないかと非常に期待して行ったのですが、しかし実際のところは、委員会のコンセンサスという形で、言わば勧告という形で日本政府にそれがもたらされる、日本政府がそれに対応しなければ何らの現状の変更もないということを目の当たりにして、がっくりきたことがございます。  先生は、国連の規定として人権の基準設定やモニタリングのシステムをおっしゃいましたし、戸塚先生は、国際法の……

第154回国会 憲法調査会 第9号(2002/07/17、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今日は、貴重な御意見をありがとうございました。  私は、国会の場に参りまして、判例というものが積み重なって、やっと十年ぐらいたって国会の立法課題になってくると、したがって、弁護士会の立法提言というのはその段階では極めてやっぱり先駆的で、時代を開くものではないかと常々考えまして注目をしているわけです。  今、お話を聞かせていただきますと、弁護士会の人権擁護活動というのは非常に包括的な、そして広がりを持った部分と、個別具体的な個人の人権救済ということとやはり両面があり、それが非常に多様化し、細分化してきたということをお話を聞いて痛感をしたわけでございます。その中で、今、二〇一〇年まで……

第154回国会 憲法調査会公聴会 第1号(2002/02/20、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 社会民主党の大脇雅子でございます。  今日は非常に鋭い多角的な視点からの御意見をいただきまして、ありがとうございました。  さて、様々な参議院の独自性の問題や機能の問題が議論される中で、私は基本的には参議院議員の個人の自主性とか自律性の確立ということが非常に大きな課題ではないかと思います。  先ほど党議拘束の問題が出ましたけれども、諸外国のいろいろな例を見ましても、時代の流れはそういう党議拘束を離れたクロスボーティングということが様々議論がされ、クロスボーティングのための議員連盟などできましたが、休会中みたいな状況で今あります。  衆議院のカーボンコピーと言われている参議院の状況……

第154回国会 憲法調査会公聴会 第2号(2002/05/15、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 公述人の方々には、貴重な御意見をありがとうございました。  まず、横田公述人にお尋ねしたいのですが、市場における自由競争と契約自由の原理の中で様々な生存権等、そうしたものが変容を来し始めていると、そしてまた規制緩和の中でそうした規制の縮小や解体が憲法秩序に様々な影響を与え始めているということを述べておられますが、もう少し具体的にそこを御説明いただけますか。
【次の発言】 ありがとうございました。  杉井先生は、日弁連において両性の平等の権利委員会とか女性と子供の様々な活動に携わっておられまして、憲法を更に具体化していく努力が必要だとおっしゃっているわけですが、ジェンダーの視点から……

第154回国会 予算委員会公聴会 第1号(2002/03/19、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 貴重な御意見をありがとうございました。  正村先生にお尋ねいたしたいと思います。  総需要を上げていくということは、日常の暮らし自身が活性化しないとそういうことは不可能だと思います。私は、構造改革には働き方の構造改革というのを伴わない限りは成功しないと思っております。  先ほど、失業自殺や女性の働き方について御意見を承りましたが、二十一世紀の働き方というもののイメージを先生はどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 時間が過ぎてしまいまして、浪川先生に本当はお尋ねしたいんですけれども、委員長、もう駄目でしょうか。──じゃ、本当ごめんなさい。


■ページ上部へ

第155回国会(2002/10/18〜2002/12/13)

第155回国会 憲法調査会 第2号(2002/10/30、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、EUとフランスの調査に参加させていただきました。  非常に興味深く刺激的で、各国の特色というものに憲法改正問題を重ね合わせるとき、その国の歴史的な経過とかあるいは現状というものに十分なまなざしを射なければならないというふうに思いました。  三点について、お話というか報告をさせていただきます。  まず、EUに憲法ができるか、EU憲法ができるかということについては、現在、御報告にもありましたように、欧州の将来に関するコンベンションの設置とかヴェニス委員会とか、様々な機関において議論されておりまして、結局は将来はできるであろうという見通しが大方としてあったのではないかというのが私……

第155回国会 憲法調査会 第3号(2002/11/13、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 両先生におかれましては、貴重な御意見をありがとうございます。  まず、西谷先生にお尋ねをしたいのですが、規制緩和の中で様々な労働法規定の弾力化が進んで、先生の御著書などを拝見いたしますと、いわゆる個人化と多様化というようなことを言っておられます。多様な就業形態が広がりまして、パートタイム労働者とか有期雇用労働者あるいは派遣労働者、契約社員など様々な多様化が進む中で、正規労働者との、あるいはまた相互間の様々な格差が拡大しつつあるということであります。先ほども、パートタイム労働者とフルタイム労働者との差別の問題に触れられておりましたが、日本型均衡処遇ルールの確立に向けて、パートタイム……

第155回国会 憲法調査会 第4号(2002/11/27、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 これまで様々な御意見、ありがとうございます。いろんな論点は出尽くしたような感がございまして、一番中心的に議論されましたのは自主規制、自律規制の問題であったかと思います。  濱田先生も田島先生も、現在、全体として規制の方向に向かいつつあるのではないかと、あるいは個別部分的な問題でも危惧があるということは言われました。それは、具体的には人権擁護法であり、個人情報保護法の諸規定であるということが言えるわけですが、それが非常に問題であるということは当然のことながら、日本の自主規制、自律規制は、言ってみれば、今までの歴史的な経験からしますと、自己抑制をしていくという、そういう危険性というか……

第155回国会 憲法調査会 第5号(2002/12/04、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私は、労働者の基本的人権の一つである労働基本権について付言したいと思います。  憲法の二十七条は勤労権を保障し、二十八条は団結権、団体交渉権、争議権を保障しております。労働基本権は生存権的社会権に属するもので、国家が積極的な規制と関与を及ぼすことを容認する人権概念であり、十九世紀が自由権を保障したということを考えれば、二十世紀は社会権を保障するという世紀であったと思います。  そうした社会権の中で、労働基本権というのは中核的な権利を持つということを強調したいと思います。  とりわけ、自由権的側面としては、国家による不当な制限の禁止、団体行動に対する刑事罰の禁止、集会、結社の自由の……


■ページ上部へ

第156回国会(2003/01/20〜2003/07/28)

第156回国会 憲法調査会 第1号(2003/02/12、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 大脇でございます。  今日は貴重な御意見ありがとうございました。  現在は、労働市場においては正社員がだんだんと非正規労働者に代替されていっております。このスピードはかなり速いものでございまして、労働者の中でも格差が拡大をしているということだろうと思います。両者間の賃金格差も増えておりますし、とりわけ社会保険の不加入者が増大することによって社会保障を担う働き手が非常に不安定になってきていることが非常に重要ではないかと思います。労働者の側は低い賃金で可分所得を削られたくないと、被用者も、使用者側負担の保険料がなければ使いやすいということですが、これが増大していくと日本の雇用形態の中……

第156回国会 憲法調査会 第3号(2003/02/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 お二人の参考人の方々におかれましては、貴重な御意見をどうもありがとうございます。  まず、常本先生にお尋ねをしたいのですが、いわゆる司法の判決が立法と言わば国民の人権意識の醸成にサポートされて初めて社会変革が行われるという御意見に対しては非常に啓発されるものがあります。我が国では、むしろ立法の契機となる司法の判決というのは長い間、例えば女性の差別の裁判においても、最高裁の判決があって初めて法律ができるというような、例えば日産自動車の定年差別裁判が最高裁で出て初めて男女雇用機会均等法の定年制において差別禁止が行われるというような形で、非常に立法が一歩後れながら、むしろ判例がそれを先……

第156回国会 憲法調査会 第4号(2003/03/12、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 本日は四名の参考人の方に貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。  それでは、まず東澤参考人にお尋ねをいたしたいと思います。  先ほど、御意見を言われましたときに、国際人権条約に関する委員会が日本の履行状況に対して懸念を表明しているというふうに言われましたが、実際はどのようなことを表明しているのか。そして、日本の状況というのがどこにそういう問題があるのか、お述べいただけたらと思います。
【次の発言】 一九九〇年の十二月の第四十五回国連総会で移民労働者及びその家族の権利の保護に関する国際条約、いわゆる移民労働者条約というものが採択をされました。しかし、これは長い間未発……

第156回国会 憲法調査会 第5号(2003/04/16、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 討論に際しまして、今般のアメリカによるイラクへの攻撃において、イラクの市民、報道関係者及び各国兵士など、亡くなった多くの方々に哀悼の意を表し、戦死者とその御家族、また傷付いて現在治療中の方々に心からお見舞いを申し上げます。  基本的人権の保障は人間の尊厳を基礎として人類普遍の原理であり、十九世紀の自由権、二十世紀の社会権、二十一世紀の平和的生存権の流れを考えるとき、今回のイラクに対する先制的武力攻撃は国際法に違反し、日本政府の米英の武力攻撃への支持は憲法の精神に反するものであり、ともに人類の英知が築いてきた国際的秩序と国際協調主義を破壊するものでした。恐怖と欠乏から免れて平和に生……

第156回国会 憲法調査会 第6号(2003/05/07、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 三人の参考人の方々には、貴重な御意見をありがとうございました。  まず、渡辺参考人にお尋ねをしたいのですが、憲法九条が現在なお非常に新しい意味での政治的な意義を持ち始めているという御見解に共鳴するものであります。  その中で先生は、九条を政策的に詰めていく必要があるんだという現実的な対応を求められました。その中で二つ新しい視点が出たと思います。国連改革にイニシアチブを持てということと、もう一つは、経済的な安定のために軍事的なプレゼンスを求めていこうとしている、言わば経済的な、国際的な経済力を持とうとする日本の動きに対して、グローバルな、経済的殴る側に立たないガイドラインをというふ……

第156回国会 憲法調査会 第7号(2003/05/14、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今日は御三人の参考人の方、大変貴重な意見をありがとうございました。  さて、私はまず坂本先生にお尋ねをいたしたいと思います。  先生は、第四期の特質の問題として、国際政府組織のほかに国際市民組織、NGOの正統性と実効性の強化が非常に重要だというふうに指摘されました。これをもう少し具体的に説明をしていただきたいというのと、先生は改憲は必要ないというお立場でございますと、いわゆる日本の憲法秩序の現代的な意義といいますか、言ってみれば国家のビジョンですね、どのような国家を今の時代にイメージされるのか、先生の構想を伺わせていただきたいと思います。

第156回国会 憲法調査会 第8号(2003/07/09、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 参考人の方々には貴重な御意見をありがとうございました。  さて、ジョン・ダワーの「敗北を抱きしめて」という名著がありまして、敗戦をどのように日本が受け止めてきたのかという点で非常に様々魅力的なものを学んだわけですけれども、私も外交防衛部会とかあるいは国際問題調査会に所属しておりましたときに、ガイドラインの作成のときには、アメリカの国防省にも行き、真珠湾の軍港も見、あるいは北方の、日本の北方の構えなど現地見させていただいて、本当にもうこれだけ深くアメリカに抱き締められてしまった自衛隊ということについて、ほとんどその対米依存性に絶望的な感覚をずっと持ち続けております。  何かあったと……

第156回国会 憲法調査会 第9号(2003/07/16、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 参考人の方々には貴重な御意見をどうもありがとうございます。議論も非常に刺激的で、いろいろな問題点を考えさせられております。  まず、水島先生にお尋ねしたいのですが、国家が暴力を独占し、あるいは国家が主人公の時代は去って、二十一世紀はNPOその他のアクターが非常に重視されて、軍事力よりも非軍事力というのがむしろ重視される時代になったと言われました。  私もそうした考え方に賛同したいと思うのですが、ただ、非軍事力といった場合に、非常にそのリアリティーがなかなか説得できないというところがありまして、非軍事力による世界秩序と申しますか、世界の構成といいますか、在り方、ビジョンというふうな……

第156回国会 憲法調査会公聴会 第1号(2003/06/04、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 今日は、四人の参考人の方々の貴重な御意見、ありがとうございました。  御意見を聞きながら私は痛感をしたのですけれども、市民の生活や、そうした生活の目線からこうしたテーマへの切り込みということは、私たちが議員として国家とかあるいは国益とかという目線で抽象的に今議論をしていたという、そういう言ってみれば穴を鋭くえぐられたなということを痛感いたしました。  私はまず、順次お尋ねをしたいのですが、大井さんの御意見の中で、多国間の平和機構のプロセスから、それを作っていく中から共通の価値が生まれるのではないかと、そしてアメリカのプレゼンスがそうした多国間協議の主体的な日本の努力を失わせている……

第156回国会 内閣委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号(2003/07/08、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 少子化社会対策基本法の発議者の方にお尋ねをいたします。  前文によりますと、家族や子育てに夢、第二条あるいは第六条も「家庭や子育てに夢」という文言があります。家庭の定義についてお尋ねします。
【次の発言】 今、家族の在り方という言葉を使われました。確かに国際的には、一九九四年の国際家族年というところで、国際家族年のモットーは家族から始まる小さなデモクラシー、正に民主主義の小さな核が家族だということが中心的なテーマでした。それならば家族という言葉を使われるべきで、家庭というもう死語になったような言葉を使うということについては私は問題がある。したがって、ここで言う家庭の定義というのは……

第156回国会 法務委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号(2003/05/26、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律案、これは他害行為者のみを特記いたしまして、司法の関与を行い、手厚い医療と社会復帰に向けて対象者を回復させていくというのが主たる筋道になっていると思います。  問題は、家裁における少年事件の付添人のように、いわゆる付添人の権利行使が非常に限定的であるということが言われてきたわけであります。身柄の拘束を行うという、国民の基本的な権利というものが十分に保護されるかどうか、そのために弁護権がどれだけ十分に保障されているかということが重要であろうかと思います。  粗雑な事実認定で、ただでさえ冤罪の可能性が高い精神障害者……


■ページ上部へ

第158回国会(2003/11/19〜2003/11/27)

第158回国会 憲法調査会 第閉会後1号(2003/12/03、19期、社会民主党・護憲連合)

○大脇雅子君 私も、四人の、ほかの三人の方々と本当に実のある視察ができたことをとても幸せだと思いました。  コスタリカというのは地球の裏側にあって、私たちのように戦争放棄条項は持たないけれども、常備軍を持たないという憲法を持っている国であります。そうした中で、先ほども他の議員の方がおっしゃったように、我々の憲法を世界に輸出したいんだと、知らしめたいんだというチンチージャ議員の言葉とか、あるいは警察学校長の常備軍のないことこそ最大の防衛なのであるという言葉をじかに聞きますと、正にそうした平和の、常備軍を持たないという憲法が実践され、生活と政治の原理として国のコンセプトにしっかりとなっているという……


■ページ上部へ

第159回国会(2004/01/19〜2004/06/16)

第159回国会 憲法調査会 第2号(2004/02/25、19期、民主党・新緑風会)

○大脇雅子君 私は、本間参考人の提起された問題点というのは、私どもがこの憲法調査会で受け止めるべき今日的な課題を言われたのではないかと思いました。  とりわけ、今の状況の中で、我が国における憲法に掲げる平和主義の国際的な意義と、そしてそれを国際的に今積極的にどう活用すべきであるかということがやはり大きな私どもが胸に刻むべきことではないか。とりわけ、第二次世界大戦を経過した歴史というものを持つ我が国にとって、やはり憲法に掲げる平和主義というのは国際的に見て軍縮政策のいわゆる呼び掛けを普遍化するべきであると。そして、自衛隊の増殖化に対する制約的な枠組みを考えるべきであるという提言に私は共鳴をいたし……



大脇雅子[参]委員会統計発言一覧(全期間)
16期-17期-18期-|19期|

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

大脇雅子[参]在籍期 : 16期-17期-18期-|19期|
大脇雅子[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 19期在籍の他の議員はこちら→19期参議院議員(五十音順) 19期参議院議員(選挙区順) 19期参議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。