このページでは扇千景参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○扇千景君 私は、自由党を代表し、小渕新総理の所信表明演説に対し、質問をいたします。 さきの参議院選挙において、国民は橋本内閣に明確に不信任の審判を下しました。この結果を受け、本院は、民主党の菅直人代表を圧倒的多数により首班に指名いたしました。直近の民意を反映した首班は小渕総理ではありません。小渕総理は、自民党の政権のたらい回しの結果、憲法第六十七条の規定により、辛うじて総理に選ばれただけであります。 しかも、忘れてはならないことは、衆議院においても自民党は国民の過半数の支持を得ていないという事実であります。さきの総選挙で自民党が獲得した議席は二百三十九でしかありません。社民、さきがけ両党……
○扇千景君 私は、自由党を代表して、小渕総理大臣の施政方針演説に関して、総理の御所見を伺いたいと思います。 私は、先日行われました総理の施政方針演説をまことに興味深く拝聴いたしました。それは、これまでの演説に比べ総理自身の言葉で語られたものであると同時に、今日の状況を第三の改革の時期と位置づけ、明治以来の我が国のシステムや意思決定の方法を新しいシステムに変えるというものでありました。我々と問題意識において全く同じであります。 今回の連立政権が、問題意識を共有する小渕総理・総裁と我が党の小沢党首との党首会談によるものであることを考えるときに、私はそこに歴史の強い意志を感じるのであります。二十……
○扇千景君 私は、自由党を代表し、総理の施政方針演説等政府四演説に対し、重点を絞って総理並びに関係大臣に質問をいたします。 二十世紀最後の通常国会であるこの国会から衆参両院に憲法調査会が設置されることになりました。 我が国においては、これまで現行憲法の是非について論じ、ましてその改正に言及することなど全くタブー視されてまいりました。憲法において言論の自由と民主主義を保障していながら、その憲法に触れることを許さないのは論理矛盾であります。 私たちは、子供を育てるとき、子供の成長に合わせて着るものを大きく変えていきます。憲法も国の成長、時代の変化、取り巻く状況の変化に応じ変えていかなければ、……
○扇千景君 私は、森内閣総理大臣が所信を言われましたので、それに対し、いささかの質問を自由民主党・保守党を代表して伺いたいと思います。 人柄の小渕と言われた小渕内閣前総理大臣が、自自公連立の三党首会談で四月の一日午後六時から、その会談を終えられて約六時間後に体調の変調で入院されたと伺っております。 ところが、その件に関しまして国会論議では、やれ、うその報告をした、いや、密室で総理を決めたなどなど、国会論議としてまことに非建設的な論議がまかり通っております。我々は、日本人として思いやる心を忘れてしまった人間なんでしょうか。私どもは、そういうことに関しては少なくとも最低限のルールというものを守……
○国務大臣(扇千景君) 角田議員から私に対して二つの御質問をいただきました。 まず第一は、中尾元建設大臣の件に関してでございます。 かつて建設大臣の要職にあった方が逮捕、起訴されるということは本当に残念でございますし、遺憾に存じております。 また、事件の究明に関しましては今後の捜査にゆだねざるを得ないと考えておりますけれども、建設省におきましても、若築建設の受注実績、また建設省OBの同社への再就職依頼等、それらについて調査を行い、その情報を私は公開してきたところでございます。これまでのところ、建設省の業務の執行に関して不適切なことが行われたという事実は現段階では認められておりません。 ……
○国務大臣(扇千景君) 白浜議員の御質問にお答えをさせていただきます。 まず、お答えいたします前に、三宅島の火山活動、また周辺における地震活動、さらには東海地方を中心とする集中豪雨により被害を受けられ、また今もお困りの皆さん方に対し心からお見舞いを申し上げたいと存じます。 三宅島及び神津島、新島の災害につきましては、九月十四日に森総理、また公明党の神崎代表と私も二度目の状況を視察してまいりまして、現地の御要望をお伺いいたしてまいりました。 被災者の方々が通常の生活へ一日も早く復帰できますように、現地で承りました要望や課題に対して政府一丸となって早急に対処している最中でございますけれども、……
○国務大臣(扇千景君) 保守党党首として壇上からお答えすることにいささかちゅうちょするものがございますけれども、平田議員のあえての御質問でございますので、お答え申し上げたいと存じます。 御承知のように、中小企業に対する特別信用保証制度、銀行の厳しい貸し渋り制度の影響で深刻な経営難に陥っておりました中小企業を救済するために、我々の前身であった自由党と自民党との間であえて保証要件を緩和して特別の融資枠を設けるなどの合意に達しまして、一昨年の十月に創設された制度でございます。 この制度が中小企業の倒産防止に寄与し、我が国経済の下支えになってきたこと、その事実が示すとおりでございますし、我々の主張……
○国務大臣(扇千景君) 小川議員から都市計画法と農地法との一元化についてのお尋ねがございました。 都市計画は、その基本理念として農林漁業との健全な調和を図ることを挙げておりますし、また運用面においても、この理念を受けて、農地の一方的な宅地への利用転換を誘導することではなく、優良な農地の保全には意を用いて今までやってまいっております。 現在の制度では、国土利用計画法のもと、都市計画法、農地法の個別法がその目的に従って必要な規制を行っておりますので、これらを一元化することに関しましては、今後、慎重に検討していきたいと思っております。(拍手)
○国務大臣(扇千景君) 石田議員からお考えがあればということでございましたので、考えがございますので少しそれを申し上げさせていただきたいと思います。 議員が御指摘のように、本院を舞台としたKSD疑惑が発生したということは、良識の府として、その参議院に対する国民の信頼を失うものであるということに対しては本当に残念なことだと思いますし、私は、疑惑の対象議員であるという皆さん方は、参議院議員としての誇りと尊厳を持って国民の前に明快な自分の説明をなさるべきであるというふうに信じていますし、またそうあるべきだと思っております。 また、御存じのとおり個人だけではなくて、私は民主党の菅幹事長がパーティー……
○国務大臣(扇千景君) 住宅金融公庫法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 住宅金融公庫は、従来より、国民の住宅建設に必要な資金を融通することにより、国民の住生活の安定に大きく寄与してきたところでございますが、官民の適切な役割分担のもと、国民の住宅取得を促進し、良質な住宅ストックの形成を図っていくためには、諸般の改善措置を講ずることが必要であります。 この法律案は、このような観点から、今国会に提出された平成十三年度予算案に盛り込まれている特別割増貸付制度の延長、住宅融資保険制度の改善等、所要の改正を行うものであります。 次に、その要旨を御説明申し上げます。……
○国務大臣(扇千景君) 勝木議員から、保守党党首として、憲法九条の改正、集団的自衛権、また有事法制についてという御質問をいただきました。 憲法につきましては、保守党は、現行憲法が制定以来五十五年、現在におきましても、御存じのとおり、自衛隊、私学助成あるいは環境問題等々、現実と乖離しているという点が多々ございます。 それを踏まえて現行憲法の、今、先ほど総理がお答えになりましたように、国民主権、恒久平和あるいは基本的人権などの普遍の原理を維持発展させる見地から、国民的な議論の中で、二十世紀の日本の歩みを振り返りつつ、新たな二十一世紀への日本の国づくりの根幹となる新しい憲法の制定を保守党としては……
○国務大臣(扇千景君) 保守党党首として、防衛庁の省昇格についてのお尋ねがございました。 御存じのように、保守党は、結党以来、防衛庁の省昇格の実現を求めており、これは国民に公約として宣言しております。 言うまでもなく、国の平和と独立を確保して国民の生命と財産を守ることは、国家として最も重要なことでございますし、また責任もございます。このために、世界の各国ではこれを担う組織を国の基本的事務を分担する省として位置づけて、その使命を迅速に果たせる体制を整えております。しかしながら、我が国においては、中央省庁の再編が本年、ことしの一月からスタートしたにもかかわらず、防衛庁は依然として庁のままでござ……
○国務大臣(扇千景君) 谷林議員から御質問が三つございました。 特に、私に対しまして、生活に密着した歩道の整備を進めるために、道路整備のための財源と権限を地方に移すべきではないかという貴重な御意見もいただきました。 御存じのとおり、地方分権推進あるいは地方が主体になって道路整備に取り組むということは大変重要なことではございます。ただ、地域の道路網は、市町村道そして都道府県道、国道、一般国道ですね、そういうふうにこれらが全部有機的に機能するということが私は一番重要なことであり、またそれらが協調して形成してきたものが今日の道路網であろうと思っております。けれども、相互の綿密な連携をいたしまして……
○国務大臣(扇千景君) 旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 JR各社につきましては、累次の閣議決定により、できる限り早期に純民間会社とすることが求められております。JR各社のうち東日本旅客鉄道株式会社、東海旅客鉄道株式会社及び西日本旅客鉄道株式会社のJR本州三社につきましては、昭和六十二年四月の国鉄分割・民営化による発足以降、安定的に経常黒字を計上し、順調な経営を続けております。また、平成五年十月には東日本旅客鉄道株式会社、平成八年十月には西日本旅客鉄道株式会社、平成九年十月には東海旅客鉄道株式会社が、それぞ……
○国務大臣(扇千景君) 土地収用法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 現行土地収用法は、昭和四十二年以来、抜本的な改正がなされておりません。その間に、住民の理解の促進、公共事業のより一層の円滑かつ効率的な実施が要請されてきております。さらには、循環型社会の形成の必要性等も生じてきており、現行の土地収用法が必ずしも想定していなかった状況に直面しております。 この法律案は、以上のような状況にかんがみ、社会経済情勢の変化を踏まえた事業認定の透明性等の向上及び収用手続の合理化等を実現すべく、現行土地収用法を見直すものであります。 次に、その要旨を御説明申し上げます……
○扇千景君 国会の閉会中、しかも二十七日から始まるという直前ですけれども、両大臣ともども、きょうは欠席者もそのために少し多いなと委員の欠席の数も気にはしますけれども、こういうときに委員会を開いて御協力いただいたことにまず御礼を申し上げながら、国会が閉会中でもるる問題が山積する、また事件が起こる等々、私たちは閉会中といえどもこういう委員会を開いて、いけないことはいけない、いいことはいいときちんと論議できる場をつくっていただいたことをまずよかったなと思っております。また、御出席いただいたり御協力いただいた皆さん方にもお礼を申し上げたいと思います。 今たまたまちょっと質問が出ておりましたので、通知……
○扇千景君 今国会は会期が七十日でございます。きょうは五十六日目、やっと両大臣のお顔を拝見しまして質問時間を持つことができましたけれども、その時間も二十八分しかございません。その中で全部伺いたいと思ってもかなり無理がございますので、同僚議員の質問に重ならないところだけ伺いたいと思います。 また、有馬大臣におかれましては、東大の学長であり、理化学研究所の理事長、そして科学技術会議の委員、行政改革会議の委員でありましたし、中央教育審議会の会長さんでもいらっしゃいました。日本の今までの教育、そして学術、科学の各方面において造詣がお深いのはもとより、日本のそういう面に大きな影響を与えてこられたという……
○扇千景君 引き続いて、きょう委員会で各党各会派二十分ずつの同僚議員の質疑を今まで聞いておりましても、科学技術庁、文部省ともにこれだけの時間ではまだまだ疑問点が増すばかりで、あすが国会閉会であることを勘案すれば、委員長におかれましては、休会中も引き続き審議をするということを後日理事会でお諮りいただきたいということを冒頭に申し上げておきたいと思います。
そして、今、科技庁に対してるるお話がございました。科技庁、この近年、両三年で結構ですけれども、こういう検討委員会等々幾つ設置しましたか。
【次の発言】 私は、科技庁は我が日本の発展のためにはなくてはならない夢と希望の省庁だと思っています。資源が……
○扇千景君 朝からいろんな御意見を伺っておりまして、遅きに失したなという感をひしひしと感じております。これだけ平和国家で、世界に冠たる発展を遂げ、先進国に仲間入りした国の国会の論議とは思えないくらい情けない部分もございました。 けれども、私は、今の政府の勇敢な決断によって私どもにこういう場を遅きに失したとはいえども与えられたということに関しては、今、国会に籍を置く者としては本当によかったなと。そして、官房長官が先ほどからもおっしゃいました、今世紀に起こったことは今世紀にと、そういう意味において、私どももその責任の一端をおのおのが一人ずつお互いの胸に刻み、そして肩に刻み、バッジをつけている人間……
○扇千景君 お忙しいところをおいでいただいたんですけれども、各党からるる質問がありまして、十五分ずつという均等割合ですから時間的な余裕がございません。大変恐縮ですけれども、一問一答形式で端的に御意見を拝聴したいと思います。 まず、石田先生が知識人と称される皆さん方と反対の共同声明をお出しになっている資料をお配りいただきました。外国人も含めたこの反対声明というのをお出しになりましたけれども、既に世界的には、憲法で定められたもの、それがフランスでありドイツでありイタリアであり、憲法で国旗を定めております。あるいは法律で定めているのがアメリカ、オーストラリアなど、またその他文書によって制定している……
○扇千景君 この第百四十五国会において初めて科学技術庁長官として先日所信を伺わせていただきました。午前中にもおっしゃいましたけれども、文部大臣と科学技術庁長官の兼任にとっては、これほどふさわしい人はいらっしゃらなかったのではないかと思って私も期待をいたしております。 ただ、所信を伺いまして、きょうは限られた時間でございますので一言だけ伺わせていただきたいと思いますのは、私たち長年、科学技術基本法が大切だということで、やっと科学技術基本法ができ上がりました。でも、私はこれで日本の将来の科学技術が万全だとは思いません。予算をとるだけが能ではありませんし、あるいは、まさに学校の時代からこれを教育し……
○扇千景君 なるべく今までの同僚議員の質問とダブらないようにしようと思います。 伺っておりまして、有馬文部大臣の御就任以前ではございますけれども、先ほども一つ出ていましたけれども、平成九年十二月二十六日、個別の特殊法人の整理合理化ということの閣議決定、その中に言われております四の日本学術振興会の一番最後、三行目の最後、御存じだと思います。「必要な体制の拡充を推進する。」というわずかこの一行だけのために今回のことが行われると思うんです。 大臣が御就任以前といえども閣議決定された重みは御存じだと思いますので、整理合理化と今回の整合性はどこにあると大臣お思いでしょうか。
○扇千景君 朝から本法案に対して同僚議員からるるの質問が続いております。おおむね細かい要点に関しては問題が出たのではないかなと私は感じております。 ただ、私が申し上げたいのは、今まで大学審議会の答申というものが、昭和六十三年から平成九年に至りますまで、大学に対する主な答申だけでも十九本出されました。なおかつ、今もって本日この審議に当たっておりますものは、今まで御質疑のありましたとおり、昨年十月、平成十年十月二十六日に出された答申に基づいての法案改正ということでございますけれども、私は、これほど多くの答申を大学審議会及び中教審等々からいただかなければ、今の文部省をもってしても改革案というものは……
○扇千景君 自由党の扇千景と申します。 学校教育法等の一部を改正する法律案で参考人としてお三方においでいただいたことをお礼申し上げ、私が最後の質問になりますので、あと二十分という枠で御勘弁いただいて、お答えをいただきたいし、また御教示もいただきたいと思います。 るる同僚議員から質問が出ました。先日もこの委員会でこの法案に対する質疑を行いましたけれども、現実的にこの法案の中でうたわれておりますことで、卒業要件としまして大学の定める単位を優秀な成績で修得した者、そして三年以上の在学で卒業を認めるものとするということで、三年で単位を取得し、なおかつその単位が優秀であり、なおかつ社会に出ていっても……
○扇千景君 四人の参考人におかれましては、本当に貴重なお時間を当院の審議のためにお運びいただいて、御礼申し上げたいと思います。私が最後の質問になります。 同僚議員からいろいろ御質問ございましたけれども、きょう私どもは改めてこの著作権法の一部改正ということに取り組んだわけですけれども、この法案が国会に出てまいりますまでにも、きょう、森理事長が払う側、片方のJASRACはもらう側という、利益関係が明快に払う方ともらう側というこの調整のために、私は本来もっと早く国会にこの法案が出てくるべきだったと思います。 しかも、これは参議院先議の法案でございますから、今国会の会期末を考えますればもっと早くと……
○扇千景君 昨日、FIFAから二〇〇二年ワールドカップの公式のエンブレムが発表されました。きのう夜テレビで先生方もごらんになっただろうと思います。
まず、このエンブレムが決定されたということに関して、大臣ごらんになったと思います。(資料を示す)もっと大きいポスターがあればよかったのでございますけれども、まだございません。御感想はいかがでございますか。
【次の発言】 大臣は大変いいエンブレムができたということですけれども、日本の中には、アジアで行われるサッカーになぜヨーロッパのデザイナーの作品が使用されたのかなんという声もございますし、色彩は大体韓国の色合いではないかなんという人もおりますし、……
○扇千景君 きょうは、一月二十日にこの国会が始まって初めての委員会でございます。やっと開かれたという感をぬぐえません。 私は、まず冒頭に質問に立ちましたときには、東海村の核燃料加工施設、いわゆるジェー・シー・オーのあの事故によって、昨年十二月二十一日に、事故から八十三日目に大内久さんという貴重な若者の命を奪うことになりました。三十五歳でございました。私は、初めての委員会ですから大臣が御出席になって、御本人の冥福を祈るとともに、残された御家族に心から哀悼の意を申し上げたい、まず冒頭に申し上げておきます。 大臣が委員会に御出席になる、きのうの理事懇ではそういう予定でございました。ですから、きょ……
○扇千景君 きょうは予算の委嘱審査でございますので、一般質疑と違って、伺いたいことはたくさんございますけれども、ある程度絞らせていただきたいと思います。 十二年度の予算ということに関しまして、御存じのとおり、中央省庁の改革ということが実施されるので、本年度の予算等々にその準備があろうと思いますけれども、きょうは独立行政法人、いわゆる日本版エージェンシーということに関しまして、国立病院だとか療養所など七十三の機関だとかあるいは業務、そして国立大学を含みます国立学校と、法務省、労働省関係等々、これも含みまして二十四機関、合計で九十七機関が検討対象になっているわけですけれども、文部省の関係では、特……
○扇千景君 かなり時間がたちまして、各委員から御質問がございました。ダブらないようにとは思っておりますけれども、前置きを省略させていただきまして、本来は大臣に、訪韓された報告も冒頭にありましたけれども、細部を伺いたかったんですけれども、時間の節約のために一般質疑があるときに回したいと思います。 今回の設置法の一部改正ということについて、評価制度というものが大変話題になり、今までも御論議が行われましたけれども、この評価制度というもののよしあし、果たして評価ができるのかできないのか、大学というものに対して評価をだれがするのかと。そして、今ここに書いてございますけれども、いろんなものを文部省からい……
○扇千景君 時間が大分オーバーしておりまして、御迷惑をかけております。三時十五分までということだったんですけれども、少しおくれていまして、申しわけありません。あと二人でございます。 わざわざお越しいただいて貴重な御意見をいただいたんですけれども、御意見を伺っておりまして、まず内田参考人にお伺いしたいんですけれども、私はこの趣旨に御賛同いただいているものだとは思いますけれども、今あそこにお座りいただいております有馬先生は東大の元学長でいらっしゃいまして、文部大臣でそこへ答弁にお立ちになったときに私が質問しましたら、東大でも自己評価を行っておりましてという御答弁がございました。今、大臣を終えられ……
○国務大臣(扇千景君) 今、会計検査院の指摘に対する建設省の対応いかんというお話でございましたけれども、会計検査院から、全国の四百八の河川について検査をした結果、七河川について地権者等の協力が得られないために事業の進展がしていないという、河川改修が進んでいないという御指摘をちょうだいしました。 これを受けまして、建設省としては、河川事業の改修の必要性について、関係者の理解と協力が得られるようにということを働きかけまして、関係の地方建設局及び県に要請をいたしました。その結果、指摘を受けました七河川につきましては、関係機関との協定の締結、それから地権者との協議の結果、すべて、計画の見直し等も行い……
○国務大臣(扇千景君) おはようございます。 第百四十九回国会における御審議に当たりまして、建設行政に取り組む私の所信を申し述べ、委員各位の御理解と御指導を賜りたいと存じます。 まず、二十一世紀を目前にした今日、また国土交通省への移行を半年後に控えた現時点で建設大臣を拝命したことを重く受けとめております。 国民の生活基盤をより豊かで快適なものとし、我が国の発展基盤を揺るぎないものにするために、住宅・社会資本の整備を着実に推進し、夢のある二十一世紀へとしっかりと橋渡しをすることが私の最大の務めだと考えているところでございます。そのためには広く知恵を集め、工夫し、努力をしてまいりたいと考えて……
○国務大臣(扇千景君) こうして閉会中にもかかわりませず参議院の災害特を委員長の御下命でお開きいただいて、皆さんでこういう御審議をしていただくこと自体が本当に異常だと思えるくらいの災害が連発しております。そして、こうして皆さん方が真摯なお姿で審議していただくことに対しても、まず担当として心から御礼を申し上げたいと思いますし、その重要性、また今、中川委員からお話しございましたように、本年は有珠山を初め三宅島、神津島、新島等々、あらゆる災害が発生いたしております。また、ついこの間の名古屋のあの集中豪雨、五万戸以上が浸水するという異常事態等々を考えますときに、私どもは一体平時に何をすべきであるか、ま……
○国務大臣(扇千景君) 国土庁長官を拝命いたしました扇千景でございます。 今、委員長からお話のございました神津島におきます地震でお亡くなりになられました方とその御遺族に対して、まず冒頭、哀悼の意を表させていただきたいと存じます。 また、有珠山の噴火、そして三宅島の火山活動、神津島、新島、式根島等での地震により被害に遭われた皆さん方に心からお見舞いを申し上げたいと存じます。 私といたしましては、防災行政の責任者といたしまして、関係省庁の協力をいただきながら、常に緊張感を持って災害対策に全力で取り組んでいきたいと存じております。また、阪神・淡路大震災の復興にも引き続き取り組んでまいりたいと存……
○国務大臣(扇千景君) 今、保坂委員のお話のとおり、私も七月の十九日に現地の調査に入ってまいりましたけれども、本当に私ども、三宅島の泥流あるいはそれらに関します多くの現状を見てまいりました。今、保坂委員のおっしゃいましたように、それぞれの三つの島を私、視察いたしましたけれども、それぞれ違った困難に遭遇していらっしゃいます。また、そういう意味では、お亡くなりになった人には心から私も弔意を表したいと思いますけれども、総理もそのことを特にお考えになりまして、予備費の、今おっしゃいましたように私どもは二百億円を重点的に配分していこうと、有珠山も含めてでございますけれども。 ただ、御承知のように、東京……
○国務大臣(扇千景君) 今お尋ねの件でございますけれども、政府としてはあらゆる省庁の情報を集めて、そして計算するというのが当然なことでございますし、今私ども昨年度あるいは昨々年度、決算委員会でも御報告いたしておりますけれども、その建設省の数値というものと各省庁の数値というものをまとめて、今、企画庁長官がおっしゃいましたような数字として政府が出しているということでございますので、私どもの建設省としてもそれぞれの数値は正確に御報告申し上げ、その基礎の一つになっていると存じております。
【次の発言】 党首としてはどうかという今、峰崎委員のお話でございますけれども、私どもは与党三党と一体になって、新し……
○国務大臣(扇千景君) 閉会中にもこうして決算委員会をお開きいただいて意見を交換できるということは、本当に国民の皆様に見えるということでは心から委員長初め委員の皆さん方にまず参議院で開かれたことに敬意を表したいと思います。 そして、今、佐藤委員からお話がございましたように、一月六日から新しい国土交通省になりまして、一体、国土交通省というのは今までの北海道開発庁、国土庁、建設省、運輸省、四省庁一緒になってどう変わるんだということが国民の皆さんにまだ見えていないと。看板をかえただけで巨大省庁ができただけではないかというマスコミの皆さんの御批判もあり、国民の皆さんにもまだ見えていないと。 そうい……
○国務大臣(扇千景君) おはようございます。国土庁長官及び首都機能移転担当大臣の扇千景でございます。よろしくお願いを申し上げます。 もともと参議院におかれましても、平成二年十一月の国会等の移転に関する決議を初め、平成四年十二月の国会等の移転に関する法律の制定、さらには平成八年六月の同法の一部改正等、本問題に積極的に取り組まれてこられました。政府といたしましては、このような取り組みに対して深く敬意を表する次第でございます。 政府に設置されました国会等移転審議会は約三年間にわたる調査、審議を経まして、昨年の十二月二十日に移転先候補地の選定に係る答申を内閣総理大臣に提出しました。同答申は翌日に国……
○国務大臣(扇千景君) 建設大臣の扇千景でございます。 第百五十回国会における国土・環境委員会の御審議に先立ちまして、所信の一端を申し上げ、委員各位の御理解と御指導を賜りたいと存じます。 まず、去る九月十日からの東海地方の秋雨前線に伴う都市型水害及び土砂災害、十月六日に発生しました鳥取県西部地震、さらには有珠山、三宅島火山活動や周辺における地震活動などの災害が頻発しておりますが、亡くなられた方々の御冥福を心からお祈りするとともに、被害をこうむり、不自由な生活を余儀なくされている方々に心からお見舞いを申し上げます。 建設行政の推進に当たりましては、国民の生活基盤をより豊かで快適なものとし、……
○国務大臣(扇千景君) 今、松谷先生がおっしゃいましたように、我が国の社会資本整備というものがまだまだ世界水準的には、私は胸を張って申し上げられるような状況でないことは皆さん御承知のとおりでございます。 一時は経済大国等々と言われましたけれども、現実の我々日本人の国民生活の生活状況というものは、まだまだ私は世界水準に達していると感じる人は少ないであろうと思います。また、政府といたしましても、何としてもこの世紀の変わり目、今世紀にできなかったもの、また今手をつけなければ来年の二十一世紀迎えて、国際的にも日本がすばらしい日本だなと言えるような日本にするためには今何をしなければならないかという、そ……
○国務大臣(扇千景君) 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律案について提案理由を御説明申し上げたいと存じます。 ただいま議題となりました公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律案につきまして、その提案理由及び趣旨を御説明申し上げます。 公共工事の入札及び契約については、近年、受注者の選定や工事の施工に関して不正行為が多数発生しており、その結果、我が国の公共工事に対する国民の信頼が大きく揺らぐとともに、不良業者の介在する余地がなくならず、公共工事を請け負う建設業の健全な発展にも悪影響を与えているところであります。公共工事は、国民の税金を原資として、経済活動や国民生活の基盤……
○国務大臣(扇千景君) 今、北澤先生から冒頭の第一問、本当にわかりやすくとおっしゃいましたけれども、私はぜひこの際皆さんにも御理解いただきたいと思いますのは、短くということでございますから難しいんですけれども、戦後今日まで、日本の今日あるのは大きな公共事業等々、日本が今日の立派な国土復興できたということは私は国民の皆さんがひとしく感じるところであろうと思いますけれども、昨今の公共事業に関しましては、北澤先生も御存じのように、マスコミ等々、民主党さんも随分おっしゃいましたけれども、丸投げだとか談合だとかむだ遣い、ばらまき等々で公共事業に対する一般国民も含めた冠、上につく名前がよくない印象を私は持……
○国務大臣(扇千景君) まず、私から鳥取県西部を震源といたします地震について政府として御報告申し上げます。 十月六日十三時三十分ごろ、鳥取県西部を震源とするマグニチュード七・三の地震が発生し、鳥取県境港市及び日野町で震度六強、西伯町及び溝口町で震度六弱が観測されました。 今回の地震により被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。 十月七日には、私自身、十六省庁三十一名の担当官の政府調査団長として、蓮実総括政務次官とともに、最も被害の大きい鳥取県に参り、被害状況を調査するとともに、直接被災者の方々の声も聞いてまいりました。 被害状況につきましては、消防庁等の調べによりますと、鳥取……
○国務大臣(扇千景君) まず、お答えいたします前に、十月十一日にもこの参議院の災害特で災害状況についての御審議を賜り、また私の視察状況等々を御答弁いたしましたけれども、その後、委員長を初め各委員が現地に御視察にいらしていただいて、るる状況の把握をしていただいて、こうしてまた再度委員会をお開きいただいて、今御報告いただきましたことに対して、担当として心から御礼を申し上げます。 さて、今、景山先生からお話しございましたけれども、鳥取県や島根県に大変大きな被害をもたらした今回の地震の災害につきましては、私も地震発生の翌日、過日も申し上げましたけれども、十月七日に政府調査団の団長として現地に入ってま……
○国務大臣(扇千景君) おはようございます。 私どももすぐ現地に参りまして、御存じのとおり視察をさせていただきまして、御存じのとおりの状況で、これは今、名古屋だけの激甚災害にという御質問かあるいは愛知県のという御質問かちょっと範囲がわからないんですけれども、冒頭から有珠山のともおっしゃいましたけれども、私どもはこの際、皆さん方、本年は今、委員がおっしゃいましたように有珠山、そして伊豆、そして伊豆でも特に伊豆諸島ということで、私どもは三島も二度視察いたしましたけれども、特に名古屋の場合はあっという間の出来事で、本当に皆さん方苦しんでいらっしゃいましたし、私も、この激甚災害というお話ございました……
○国務大臣(扇千景君) 今、沓掛委員からお話がございましたように、我々国民はすべからくあすに希望を持つというのが私は大きな課題であろうと思います。まして、来年二十一世紀を迎えますときに、我々は新しい希望を持って、そして家を持てるんだというような希望も私はぜひ持っていただきたい。 そして、今おっしゃいましたように、今までの例の中で喫緊のものを私はぜひ御紹介したいと思います。それは、平成十一年度、持ち家系の住宅の建設が七十八万四千戸でございました。その中で、住宅ローン控除の制度適用戸数は六十八万七千戸に及んでおります。これは約八八%に及びます。 そういう意味で、今、沓掛委員がおっしゃいましたよ……
○国務大臣(扇千景君) 今、八田先生からお話ございましたように、中部国際空港は御存じのとおり、現在の名古屋空港が離着陸の回数、平成十二年で十一万九千回、そしてこの空港の処理能力の限界が十二万回と決められております。それがもうほとんど十二万回に達成する寸前まで来ているんですね。そしてまた、航空機が二重駐機せざるを得ないという空港の狭さ、それから空港内の円滑な運用にも支障が生じているというのは、先生、名古屋でいらっしゃいますからよく御存じのはずでございます。 しかしながら、周辺の地域の状況から今の空港を拡張するということは余地がないわけですね。ですから、航空機騒音の問題からも運航時間にも制約があ……
○国務大臣(扇千景君) おはようございます。 第百五十一回国会における御審議に当たりまして、国土交通行政に取り組む基本的な考え方につきまして、私の所信を申し述べさせていただき、委員各位の御理解と御指導を賜りたいと存じます。 まず冒頭に、先般、JRの新大久保駅におきまして起こりましたホーム転落事故につきまして、一言哀悼の意を述べさせていただきたいと思います。 同駅におきまして、ホームから線路上に転落した酔客を救助しようと韓国人留学生の李秀賢さん、カメラマンの関根さんが線路内に立ち入ったところ、折しも進入してきた列車にはねられ、三名全員が死亡するという痛ましい事故が発生いたしました。救助に入……
○国務大臣(扇千景君) おはようございます。 国土交通省関係の平成十三年度予算について、その概要を御説明申し上げます。 平成十三年度一般会計予算に計上いたしました国土交通省関係予算額は七兆八千九百二十億円であります。このほか、自動車損害賠償責任再保険特別会計への一般会計からの繰り戻しとして所要額を計上するとともに、自動車損害賠償責任再保険特別会計、道路整備特別会計、治水特別会計、港湾整備特別会計、自動車検査登録特別会計、都市開発資金融通特別会計、空港整備特別会計及び特定国有財産整備特別会計について、それぞれの所要額を計上しております。 なお、北海道、離島及び奄美に係る公共事業予算について……
○国務大臣(扇千景君) 今の日本の物流を考えますと、まさにこのボトルネックというのが大きな物流の障害になっていることは先生御指摘のとおりでございまして、中島先生が今おっしゃいましたように、今回は第七次の改革でございますけれども、大きく申し上げまして、この踏切の事故防止総合対策の改定にあわせましては、現在検討中ではございますけれども、私たちの目標といたしましては、現段階では、御存じのとおり、連続の立体交差の完成の延長を約百キロメートルに、そして独立の立体交差の完成箇所を約百六十カ所にしようというふうに考えております。 そして、構造改良の完成箇所の約千二百カ所等々の計画をしておりますけれども、御……
○国務大臣(扇千景君) おはようございます。 今、脇先生からいろんな世情のお話も出ましたけれども、必ず私はあすは我が身だと思っております。年をとらない人間はおりませんし、私ももう老境に入りつつございますので。 ただ、私は年齢だけではなくて、この法案をつくりますときに、世界一の長寿国です、しかも脇先生には申しわけないけれども女の方が八十四というありがたい平均寿命でございまして、男は七十六でいらっしゃいますけれども。今ずっと見ておりましても、老人の中の八割は女でございます。 そして、百歳以上が一万人を超えたという日本の中で、我々はどういう政策をとっていけるかということが本当に大きな問題になっ……
○国務大臣(扇千景君) ただいま議題となりました航空事故調査委員会設置法等の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 昨年三月の帝都高速度交通営団日比谷線中目黒駅構内における列車脱線衝突事故等を背景に、今日、鉄道の安全確保に対する国民の期待が一層高まっているところであります。 鉄道の安全確保のためには、鉄道事故の原因を究明するための調査を着実に実施するとともに、鉄道事故が発生するおそれがある事態についても必要な調査を行うことが必要であるところでありますが、現在、我が国には、常設、専門の調査組織がなく、その体制整備が強く求められているところであります。 また、航空分野……
○国務大臣(扇千景君) 野沢先生はむしろ私より国鉄に関してはお詳しくていらっしゃいますから、野沢先生がお考えになっている以上に私がお答えできるかどうかわかりませんけれども、私たちは、今回この法案を出させていただきました基本には、御存じのとおり、これまでの鉄道におきます交通事故、いわゆる事故調査というものは、基本的には鉄道事業本体が独自に調査を行って、また調査結果及び再発防止対策というものは国土交通省に報告するという、私はそういうシステムになってきちんと今まで対処されていたと思っておりますけれども、特に、先生が今、今日までの事故のあらゆることを考えれば遅きに失したのではないかというような御指摘も……
○国務大臣(扇千景君) ただいま議題となりました農住組合法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 農住組合法は、市街化区域内農地の所有者が協同して、農住組合という組織を設立することができるようにし、その事業活動を通じて、必要に応じ当面の営農の継続を図りながら、市街化区域内農地を良好な住宅地に転換していくことを目的といたしております。 昭和五十六年の法施行以来、これまで六十以上の農住組合が設立され、良好な住宅地及び住宅の供給が図られてまいりましたが、この法律では農住組合の設立認可の申請期限が定められており、本年五月十九日にその期限が到来いたします。 ……
○国務大臣(扇千景君) 委員長初め、委員の諸先生におかれましては、日ごろから国土交通行政の推進に格段の御理解と御支援をいただき、厚く御礼を申し上げます。この機会に、国土交通行政の当面する諸問題について私の考え方を述べさせていただき、また御理解を賜りたいと存じます。 国土政策、社会資本整備、交通政策等の総合的な推進を任務として国土交通省が発足して四カ月がたちました。私は、新世紀維新を目指す新内閣において、国土交通大臣として二十一世紀にふさわしい経済・社会システムの確立に努める所存です。 これまで、旧来の縦割りを排し、統合の効果を発揮できるよう努力してきたところでございますけれども、引き続き施……
○国務大臣(扇千景君) 野沢先生から四カ月たちましたねとおっしゃられますと、改めて激動の四カ月であったなと、今実感しております。しかも、四省庁統合ということで、本来であれば四人分を一人でしょっているという気がございまして、私にとっては大変荷が重い役目ではございますけれども、多くの皆さん方、また委員長初め当委員会の委員の皆さん方のこの間の真摯な御論議によりまして、二十一世紀にスタートしましたこの日本の国のあり方について、るる御審議いただいていますことに心から感謝と御礼を申し上げたいと思いますし、なお限られた時間ではございますが、通常国会の最終日まで、我々二十一世紀、四省庁統合したメリットがどう出……
○国務大臣(扇千景君) トップバッターの佐藤先生から大変基本的に国土交通省になった意義を評価いただいて、また今回、遅きに失したとはいいながら、この測量法、水路業務法を一緒に審議できるということを大変評価いただいたことに対して、私も心から御礼を申し上げたいと思います。 私も不勉強でしたけれども、初めてこの明治につくられたもの、これが今考えてみますと、私もびっくりしたんですけれども、世界の測地系、これと大体約四百五十メートルずれていると。これも私はびっくりしたんです、正直申し上げて。ですから、私もそういう意味では、やはり変えるべきものを変えるべきときに変えておかなければ世界的に通用しなくなるなと……
○国務大臣(扇千景君) 大変倉庫業が広範囲に利用されるようになりまして、現代の社会をあらわしているような利用方法、そして一般の御家庭ではほとんど利用することがなかったものが、皆さん方が衣料あるいは家庭の不用品等々を倉庫に預けるというような全く今までと違った倉庫の扱い方をまた利用する方がするようになりましたけれども、もともと倉庫業というのは生産活動あるいは国民生活にとっては不可欠なものであるということから、私たちは確実に預かったものを保管する、保障する、そういうことが私は大変大事なことであろうと思いますし、しかも生産から消費までの時間的な調整、あるいは物品の輸送手段、例えばトラックから港湾へ持っ……
○国務大臣(扇千景君) 大丈夫です、立てますから。済みません。私の不注意で放送局で転倒しまして、お皿にひびが入りまして、車いすを利用させていただくことを御了承いただいてありがとうございます。 今、佐藤先生から大変重要な御質問をいただきましたけれども、我が国にとって水防というものがいかに大事かというのは、もう先生がおっしゃるまでもなく、本当に重要なことだと思っております。 どういうときにも、やっぱりまずどのようにふだんの訓練が役立つかということは、私昨年来、るる地震なりあるいは洪水なりを経験してまいりましたので認識しているところでございますけれども、大体昭和二十四年に水防体制を確立するために……
○国務大臣(扇千景君) 今、くしくも野沢先生から、足かけ十五年目になります今日に至って、あの国会で本当に壮絶な論議が闘わされましたこの国鉄の分割問題のときの議論を私も思い出しているわけでございますけれども、その当時、まさに国鉄マンと言ってもいいような野沢先生から大変な御論議があったのを思い出してもおります。 この少なくとも国鉄改革というもの、全国一社で、そして公社制のあの経営体系のもとで破綻に瀕しておりましたときに、あの国鉄を変動します交通市場の中で激しい今の競争に耐え得る事業体に変革するために、巨額の債務等について適正な処理を行って健全な事業体として、そして経営基盤の確立を図りつつ、分割ま……
○国務大臣(扇千景君) おはようございます。いろいろと見苦しくて申しわけありません。 今、野沢先生がおっしゃいましたけれども、本来JRというもの、このJR各社は国鉄改革以降、先日も皆さん方にいろいろサービスの向上とかあるいは体質改善とか、るる御指摘を賜り、またそのように努力していることは皆さん方とともに私は評価していただきたいし、また努力していることも認めてやっていただきたいと、そういうふうにも申し上げました。先日、参考人の岡田先生から、今、野沢先生がおっしゃいました国鉄の経営の今後の課題として四つの提言をいただいて、大変時宜を得た、また我々にとっては大変ありがたい提言をいただいたと思って私……
○国務大臣(扇千景君) 今、野沢先生がおっしゃいましたように、近年、自動車事故の増加ということが、今、数字を挙げられておっしゃいましたけれども、大変残念なことでございますし、我々としても少しでも自動車事故を防止しようということに極力英知を結集して努力しているところでございますが、それに反して少なくともふえ続けているということに関しては残念のきわみでございますし、国土交通省としては今後も事故防止に関しては万全の体制をとっていきたいと思っております。 他方、この自賠責保険につきましては、従来、先生がおっしゃいましたように、保険会社のリスクヘッジとして適正な保険金支払いの確保を目的として政府の再保……
○国務大臣(扇千景君) 先生も御存じだと思いますけれども、もともとこの運用益を活用する事業というふうに今も副大臣が申し上げましたけれども、自陪審の答申というのがされておりまして、その中で、「その使途をより明確にするとともに、決定プロセスの透明性を高める観点から、当審議会でも十分議論を行うようにすべき」と、こういう答申をされました。 もともと自動車の事故対策計画の策定につきましても、これは今後とも金融庁、先生は財務省とおっしゃいましたが、一般財源の意味だろうと思いますけれども、これは金融庁の方でございまして、今度は金融庁になっておりますので。これは金融庁と少なくとも相談をしていくということが、……
○国務大臣(扇千景君) 山内先生から待ちに待ったと言われたので、出したときのタイミングが待ちに待ったと言われる法案はなかなかありませんので、大変ありがたいことだと思っております。今、未登録の船に関しての罰則規定等々、登録システムについてのお尋ねがございました。まず罰則規定に関してでございますけれども、一つは、登録を行わず小型船舶を航行させた場合には、本法案第三十六条において六カ月以下の懲役または三十万円以下の罰金に処します。二つ目には、また不法投棄に対しましては、例えば海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律第五十五条におきまして一千万円以下の罰金に処せられます。最後に、さらに不法係留に関しまし……
○国務大臣(扇千景君) 松谷先生から今おっしゃっていただきましたように、まさにこの土地収用法、昭和四十二年以来抜本的な改正がなされておりません。 その間の社会経済情勢の変化によりまして、公共事業に対します住民の理解の促進、円滑的かつ効果的な実施の確保、または循環型社会の形成の推進と、随分現行土地収用法が必ずしも想定し得なかった社会状況の変化というものが今起こっておりますので、そういうものに直面し、なおこのような状況から各方面、意見を踏まえまして、現行の土地収用制度の問題点を調査研究しますために、当時の建設省、旧でございますけれども、建設省の建設経済局長の私的研究会といたしまして、各分野の有識……
○国務大臣(扇千景君) 今、寺崎先生から、ある意味の社会の中で人間対人間というもののあり方、また価値判断の仕方、そしてお互いに物を考えるときの例えば一対一であれば両者の考え方の相違等々、ある意味では人間としての基本的な物の考え方の一義的なことを御示唆いただいたと思っておりますけれども、私は、寺崎先生の長い間の組合で大きな役目を果たされた、人間関係を大事にしてお仕事をなさって、それを生かそうとして国会に出ていらして、この間、十分私は先生の経歴を生かした国会活動をそばで見させていただきました。 そういう意味において、人間関係のあり方の原点というもの、そういうものを今、寺崎先生がおっしゃいました、……
○国務大臣(扇千景君) 私、保守党でございますので、まだ結党して一年たっておりませんけれども、しっかりと保守党を御認識賜りたいと思います。 では、保守党の党首としてというお話もございましたけれども、私は、今まで申しておりますように、昨日、御案内のように衆議院で森内閣に対する不信任案が提出されましたけれども、皆さんの、私ども力強く圧倒的な大差をもって信任されました。少なくとも森内閣に対する私たちは連立の一員として、保守党は森内閣とあるいは自由民主党と連立をしております。ですから、保守党はきちんと連立をした保守党として役目を果たしておりますけれども、私個人としては、森総理から国土交通大臣として任……
○国務大臣(扇千景君) 今、先生がお話しになりました川辺川ダム建設による不知火海への影響ということは、大変私たちも注目しておりますし、何とかいい方法がないだろうかと。そして、漁民の皆さん、あるいは反対、賛成両方あるものですから、私たちも心を痛めて見守っておりますところでございます。 まず、私の担当しております国土交通省といたしましても、球磨川地域ではこれまでも過去三十年間に九回の大水害が起こりまして、多くの災害が出ております。そういう意味からおきましても、私たちは少なくとも川辺川ダムの建設事業、それを成功させることによって治水対策が完全に行われて、皆さんが安心していただけるであろうと、そうい……
○国務大臣(扇千景君) 今、松村先生お話しのように、ことしは特に豪雪ということで、本来は暖冬だと私どもも聞いておりましたけれども、現実に私たちが冬を迎えてみますと、あらゆるところで豪雪が続いております。また、今おっしゃいましたように、北陸地方では特に今回は豪雪が多くて、少なくとも北陸地方の九三%の貨物はいつもこの道路を使って我々の生活のところへ届いているわけでございますけれども、この豪雪によって、今、先生がおっしゃいますように、切断されている。道路が雪があってとても通れないという現状が続いております。 今回は、少なくとも私どもの把握しておりますところでは、福井県では一時的には昭和五十九年の豪……
○国務大臣(扇千景君) 昨日からも本当に東北地方の皆さん方、特に今、気象庁長官が冒頭に申しましたけれども、予測がかなり当たっていない、まあまあだということですけれども、私は外れた理由もいろいろあろう思います。 それは、宇宙では今まで考えられないような変動が起き、あるいは地上でも環境問題で空気が汚染され、地下では地殻変動と。本当に私は、地球規模での大きな、二十一世紀になってから警戒しなければならないことがるるあろうと思いますけれども、特に地域の皆さん方にとっては、今度のような豪雪、予測し得ない、また予測していても避けられないことではございますけれども、予測し得ない豪雪であるということは皆さん方……
○国務大臣(扇千景君) 今、竹村先生がおっしゃいましたように、JR各社、経営努力いたしておりますけれども、特に今おっしゃいました北海道、四国、九州、貨物に至っては大変苦しい状況が続いていることは御存じのとおりでございます。 ちなみに、北海道は十二年度で二百九十三億円の赤字、あるいは四国は十二年度で九十三億円、それから九州が百二十四億円という大変苦しい状況が続いておりますけれども、今回、私どもは、JRの北海道、四国、九州及びJRの貨物につきましては、輸送需要の減によりますそういう収入の減少、低金利の長期化によります経営安定基金の減少等、今、先生がおっしゃいましたようなその経営環境は、厳しい状況……
○国務大臣(扇千景君) 今、松あきら先生からお話ございましたように、私は、我が国の二十一世紀の姿を考えるときに、こういうこともなければ、またこういうことをしなければ新しい二十一世紀型の福祉とは言えないんだろうと、これは原点だと思っています。先ほど松先生はユニークだとおっしゃいましたけれども、私はこれが二十一世紀型だと、ユニークではなくてこれが普通になるというのが私は二十一世紀型の福祉のあり方だと思っております。 特に私は、ホームヘルパーとおっしゃいますけれども、運転手さんは百三十時間の講習を受けてホームヘルパー二級の資格を持った私は貴重な人材だと思っておりますので、当然これは道路運送法違反と……
○国務大臣(扇千景君) 今、野沢先生がおっしゃいますように、東京が果たして住みやすい町か。 東京から離れていく人も多くありましたけれども、また東京に帰ってくる人がこのごろふえてきたと。お勤めするところになるべく近くにいて、そして往復一時間半、一日に三時間のロスがあるのは、家庭の友好のためには、あるいは家庭、家族のきずなのためにはよくないということでこっちへ回帰してくる、都心回帰ということもまた今現象が起こっております。 少なくとも都心に居住する皆さん方に、総合的に私たちは皆さん方の住まいというものの考え方を変えていかなければならない、またそれをお手伝いすることがいかに大事かということで、本……
○国務大臣(扇千景君) 今、亀井先生がお話しになりましたように、高速道路を初めといたしますいわゆる幹線道路のネットワークというものが国土の構造あるいはその骨格を形成する上に、また地域ブロックの自立性というものを考えましても、私はその地域の発展等々を考えて、これがいかに重要であるかということは今、亀井先生おっしゃったとおりでございますけれども、国土交通省としましても最重点課題として私どもは取り組んでおります。 また、我が国におきましても、御存じのとおり鉄道がお客様の二九%、そして貨物の五%を分担しているのに対しまして、自動車がお客様の六六%を占めております。また、貨物は五二%を分担しております……
○国務大臣(扇千景君) おっしゃるとおりでございまして、今、危機管理担当の伊吹大臣から御報告がございましたように、私は気象庁から一番先に連絡をいただいておりまして、すぐに会議中でございましたけれども指示をいたしまして、今村政務官が現地に行き、そして車が込んでいるということでヘリコプターで全部上空からしましたので、今後、地元からの報告により、逐次それらのことに対処していきたいと思っております。
○国務大臣(扇千景君) 円先生が先ほどおっしゃいましたように、少なくとも子供を持っている割合がどれくらいかといったら、一人で子供を持っているという生活者が三二%であるというふうに円先生おっしゃいました。 私たちは、そういうことで小泉内閣で少なくとも都市再生本部というのを五月の六日に第一回をやりまして、そして総理みずからが本部長になって、二十一世紀型の都市再生をしようということで、私たちは、少なくとも担当の国土交通大臣でございますので、少なくとも国土交通省としましても、今、先生がおっしゃいました賃貸住宅、そういう中で子供たちが遊べるようなことをしなければならないということと、新たな公共工事の中……
○国務大臣(扇千景君) 私は、小泉内閣で聖域なきという、しかも先生が今おっしゃいました二十一世紀維新、今まで考えていたことでも、いけないと思ったところはすべて生まれ変わる、それが私は二十一世紀だと思うんですね、世紀が変わったんですから。 そういう意味では、私たちは道路特定財源、今までも拡大解釈して使っておりました。けれども、私は、国土交通省が縦割りだと言われておりますけれども、その縦割りをなくす証拠、それの第一歩がこの特定財源をどう使うかによって縦割りがなくなったという印象も私はあかしとして一つなるんではないかと。国土交通省の内部では、きちんと今月中に答えを出すようにということも各局に申し渡……
○国務大臣(扇千景君) 松村先生からことしのゴールデンウイークの状況等の御質問がございましたけれども、大変不況だ不況だと言われる中で、皆さんがこのゴールデンウイーク、少しでも気分的に次への活力のためとお思いになったのかどうかわかりませんけれども、少なくとも二千二百九十三万六千人という、かつて初めての数字という、前年度比で六・六%の伸びという、これらの人々が多く外国にも出、そして国内旅行も増になったということも大変私は大きな特徴であったと思います。 総消費額を見てみますと、一兆七千億円、前年度比の九・七%増という、これもゴールデンウイーク、七日とった会社もありますし、あるいは十日とった会社もあ……
○扇千景君 わずかな時間に公述人においでいただいて、まず御礼を申し上げておきます。 わずかな時間ですけれども、貴重な御意見であるだけに貴重な記録として残せられればという、先ほど石川公述人がむなしいというお話ございましたけれども、それはそれで私は皆さんの御意見が生きればいいと思っていますし、また今後の参考にするには貴重な時間であろうと思います。 まず伺いたいことは、升井公述人にお伺いしたいんですけれども、「アピール」というのをお配りになりました。その中で、「学校は、本来地域の状況や子どもの実態を踏まえて、自主的に教育活動を営むところです。」と書いてあります。しかも、これが先ほどおっしゃったよ……
○扇千景君 ありがとうございます。 私は、もっと早く我々国会議員がこういう憲法調査会を開き、そして国民に広く憲法のあり方、今まで各委員のお話しになりました現実と憲法のあり方等が国会で論議されなかったことがまことに残念だと思っておりましたので、きょうこうして初日を迎えたことに対して万感の思いでございますし、いよいよこれから私どもの日本の国のあり方を基本的に改めて考える時期到来ということで、感慨ひとしおのものがございます。 基本的なことはこれから入りますからあれですけれども、私がこの調査会で一つ提案申し上げたいと思いましたのは、今まで委員からも憲法制定時の検証をするべきだという議論もございまし……
○扇千景君 調査会長にこうして機会を与えていただいて、これはこの参議院に憲法調査会が設置された当初から私の希望を申し上げておりましたので、きょうは心から御礼を申し上げたいと思います。 るる御意見を伺っておりまして、私は一つずつ順番に行きたいと思いますので、まずゴードン女史にお伺いしたいと思います。 私は、女性の権利をこれだけ高めていただいたことには感謝申し上げますけれども、現実に日本の今の我々の生活、日本が今日あるということに関しては、この憲法の中から、これは日本国でなければならないという、女性というものが、女性の創造が見えてこないんですね。それは、日本の伝統文化というものが、今の日本の中……
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