このページでは平野貞夫参議院議員の19期(2001/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は19期国会活動統計で確認できます。
○平野貞夫君 国会改革連絡会(自由党・無所属の会)を代表しまして、政府の施政方針をただしたいと思います。 小泉総理は、就任以来、およそ七つのことを国民に公約しました。八月十五日の靖国神社参拝、国債発行三十兆円枠、二、三年での不良債権処理完結、一内閣一閣僚、特殊法人ゼロ、ペイオフ実施、二〇〇四年の景気回復の七つであります。 総理は、衆議院で公約が実行されていないことを追及され、この程度の約束、大したことないと反論しました。国民に謝罪し取り消すようとの要求に対して、一回言ってしまって撤回してもしようがないと開き直りました。 国会の発言は会議録が公式なものです。これを放置し、けじめを付けないこ……
○平野貞夫君 ただいま議題となりました個人情報の保護に関する法律案など五法案について、国会改革連絡会(自由党・無所属の会)を代表して、反対の立場から討論を行います。 多くの文化人や有識者が戦前の治安維持法の再来になる危険性があると強く反対を表明、多くの国民が官僚の情報支配に危惧を抱いた個人情報保護法案は、昨年、廃案となったはずであります。その後、与党三党の合意を受けて、今国会で新たに政府から提出された五法案も何ら本質は変わっておりません。 反対の最も基本となる理由を申し上げます。 第一は、自由主義社会の根底にある言論、表現の自由を危機に陥れる扉を開いたことにあります。絶対に手を付けてはな……
○平野貞夫君 野党四会派から提案され、ただいま議題となりました外務大臣川口順子君問責決議案に対して、国会改革連絡会(自由党・無所属の会)を代表しまして、賛成の討論を行います。 平成十二年、森内閣の目玉として環境庁長官に民間から起用されたとき、川口大臣は、出身のサントリーの企業イメージもあって、好感を持って見られたものです。京都議定書をめぐる国際問題に真剣に取り組み、野党の私も一定の評価をしていました。いろいろ癖の多い女性大臣四人の中では、ずば抜けて優秀な方だと思っておりました。 ところが、眞紀子騒動のあおりで外務大臣に就任してからは、かつての官僚の悪い癖を丸出しにし、外務省の役人が準備した……
○平野貞夫君 ただいま議題となりました四法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、平成十五年度の水田農業経営確立助成補助金等についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案は、衆議院財務金融委員長提出によるものでありまして、十五年度の水田農業経営確立助成補助金等に関して、個人に交付されるものについては、これを一時所得とみなすこととし、農業生産法人に交付されるものについては、圧縮記帳の特例を設けることにより、それぞれ税負担の軽減を図ろうとするものであります。 委員会におきましては、趣旨説明を聴取した後、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり……
○平野貞夫君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、平成十六年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案は、平成十六年度の適切な財政運営に資するため、同年度における公債の発行の特例に関する措置及び年金事業等の事務費に係る国の負担を軽減する特例に関する措置を定めようとするものであります。 次に、所得税法等の一部を改正する法律案は、最近の社会経済情勢及び財政状況を踏まえ、持続的な経済社会の活性化を実現するためのあるべき税制の構築に向け、住宅・土地税制、中小企業関連税制、金融・証券税制、年金税制、法人税制、国際……
○平野貞夫君 ただいま議題となりました法律案につきまして、委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本法律案は、最近における内外の経済情勢の変化に対応する等の見地から、平成十六年三月三十一日に適用期限が到来する暫定関税率等の適用期限の延長、知的財産権侵害物品の認定手続における輸入者名等の通報制度の導入、水際取締りの強化策として、外国貿易船が開港に入港する際の旅客氏名表等の提出の義務化等の措置を講じようとするものであります。 委員会におきましては、社会悪物品の水際取締り強化に向けた国際的な連携の必要性、税関業務における事後調査の重点化に伴う通関審査への影響、税関業務の増加に対応……
○平野貞夫君 村山総理の自衛隊海外派遣に関する憲法見解について、二十三日に引き続き法制局長官を中心にお尋ねしたいと思います。 法制局長官、政府はこのテロ対策法案について一貫して憲法解釈の変更はしていないんだと、こういう主張なんですが、きのう夕刻、村山元首相をやっと電話でつかまえることができまして、いろいろお話を伺ったんです。 村山元首相は、電話をかけてくれたのは平野君だけだと言われて大変喜んでくれまして、非常に怒っていまして、おれもテレビ中継ずっと見ていたと。そこで、何で護憲、護憲と言う新聞社なんかがおれのところへ電話かけてこないんだろうなと言っていたんですが、こんなような話だったんです。……
○平野貞夫君 フーリガン対策というのは大事だと思います。 秋が深まりますといつも思い出すんですが、子供のころ、地域対抗、学校対抗の運動会の後、負けた悔しさに、随分、石投げたりけんかしたりして駐在さんに非常に迷惑をかけた。そういう意味で、何万人、何十万人という人がやっぱり集まるサッカー大会でございますので、ぜひひとつきちっとした対応をしていただきたいと思います。 先生方のお話を聞いていますとやっぱり一つひっかかるのは、国際会議もその対象になっていると。ちょっと私、局長、事前に質問通告しなくて悪いんですが、国際会議というのは大体どんなものが入りますか。
○平野貞夫君 午前中から専門家の弁護士の先生方が問題点を追求されておりまして、きょう最後の質疑者として、しかも司法問題の全くの素人が質問するのは非常に質問しにくいのでございますが、唐突な質問があるかもわかりませんので、ひとつお許しいただきたいと思います。 先生方の御質問を聞いていますと、私の印象は、この司法制度改革審議会の意見書の内容を是と評価した上で、これをどう完璧に実行するか、そのためにこの推進法というのはちょっと行政官僚の支配のにおいといいますか、影があるんじゃないかというように、私はそういう意識でそれぞれの先生方が質問されていたと認識しますが、大臣に率直にお聞きしますが、この意見書に……
○平野貞夫君 自由党の平野でございます。 私は法律の素人でございまして、素朴で唐突な質問になることをお許しいただきたいと思います。 一般論として、制度を改革する場合に、金をかければできるものと金をかけてもできないものがあると思います。私は、司法は究極においては人だという考えを持っております。そういう意味で、非常に大事な難しい改革になると思うんです。 まず、田中参考人にお尋ねしますが、御説明の中に日本の伝統的法文化の存在ということをお触れになって、はっきり物はおっしゃらなかったけれども、かなり問題があるんじゃないかなという、ここが一つの難所だなというような印象を受けたんですが、ちょっとポイ……
○平野貞夫君 今回の商法の改正は、従来と違って、現実後追い型の面ももちろんありますんですけれども、結構、政策誘導型という面もあって、新しい社会経済情勢に対応するということで評価する部分もあるんですが、いろいろ朝からの委員の先生方の御指摘のように、心配する部分も正直言ってあります。 最初、法務大臣にお尋ねしますが、けさほども話題になっていたんですが、中身は大分新しくなるようですけれども、何せ言葉が古い。一体、この片仮名を恐らく日本人で読める人はもう二割いるかどうかわからぬと思うんですがね、この片仮名の文章というのは。これ、大まかで結構でございますが、何年ぐらい先には直すつもりですか。
○平野貞夫君 自由党の平野と申します。 最初に、井上参考人に反省を込めたおわびをしておきたいんですが、私は十年間、この参議院法務委員会の委員として務めておるわけですが、今回改正される危険運転致死罪のようなものをもうちょっと早く制定しておけば恐らく井上さんの御家族のような悲惨なものは防止できたんじゃないかということを非常に残念に、我々の政治の責任をまずおわびしておきます。 それからもう一つは、私、実は高知県の生まれでして、事故が起こったときにこれはと思って非常にショックでございました。それで、御承知のように、高知県というところはお酒というものに対してほかの県と違った一種のルーズな寛容性を持っ……
○平野貞夫君 自由党の平野でございます。
発議者の先生方にはお疲れだと思いますが、短時間で終わりますから。
通告した質問とちょっと趣旨が違いまして恐縮でございますが、この改正は三点あるということで、監査役の機能の強化、それから取締役等の責任の軽減に関する要件の緩和とか株主代表訴訟制度の合理化というふうに承っておりますが、この三点の改正でいわゆるコーポレートガバナンスの実効性を確保することができるんですか、保岡先生。
【次の発言】 自由党はたしか協議にも参加したと思いますし、この案に賛成という態度でございますが、けさからのお話を聞いてみますと、やはり拙速性というか、何か不自然さを若干私も感じ……
○平野貞夫君 安倍副長官に最初にお願いがあるんですが、私がこれから申し上げることを是非小泉総理に伝えていただきたいんですが、十月八日に小柴博士がノーベル賞を受賞して、総理のテレビコメントで、日本も捨てたもんじゃないという発言をされておりますが、これは総理として言う言葉じゃないんです。これは、外国人ならともかくですね、総理の言葉の重さというものを、昨日はちょっと変えられたようなんですけれども、ここは、一生懸命に今苦しい中で日本人頑張っていますからね、非常に青少年の教育にも悪いですよ。そういう話があったことを、ひとつ是非伝えておいてください。 ところで、日本を捨てようとしている、考えようによって……
○委員以外の議員(平野貞夫君) お答えいたします。 根本的には、広野委員がおっしゃるように、対処療法としての刑罰法規だけでは対応できないと思います。 そこで、自由党としましてはそれに対応するために、できれば各党の御賛同をいただきたいんですが、まず公務員の政治的中立の確保、これは現在の国家公務員法の人事院の罰則を法律に格上げするとか、あるいは族議員と言われる政治家の党派活動あるいは個人のあっせん活動を排除することを書いた法律、それから国民主導のやはり政治を実現するための政治家と公務員の接触制限、こういったことを厳格にして、政治家が本当に国民の期待にこたえられる、この二つの法律は最近衆議院の方……
○委員以外の議員(平野貞夫君) 広野委員おっしゃるとおりでございまして、本当は政治倫理基本法のようなもので総合的にくくるべきじゃないかと思います。 それと、やはり口利きあるいは丸投げをできるような公共事業を中心とした予算の組み方でございますね、言わばそういうものに使える原資を、単価の問題だとかあるいは重複補助金のような形で政府自身が作っている、こういったものも変えるべきじゃないかと思っております。
○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野でございます。 今日は渡辺秀央先生が質疑をする予定でございましたんですが、ピンチヒッターとして参りました。国会改革連絡会というのは、御承知のように、無所属の会と、それから自由党の人たちによって構成されておりまして、議題になっております二つの法案についてもしかしたら態度が異なるかも分からぬということで、これは新しいやっぱり参議院の在り方だと思いますが、時間の範囲でその立場から、私は反対の立場から質問させていただきたいと思います。 この部屋は参議院の憲法調査会を開く部屋でございまして、先般、大臣、ここで地方自治の在り方という公聴会をやったのでございます。大変、……
○平野貞夫君 昨日、鈴木宗男氏を衆参の有志議員が東京地検に告発しております。当委員会の小川先生もその一人でございますが、現時点でどのような取扱いになっているでしょうか。
【次の発言】 議院証言法では、訴訟条件といいますか、として当該委員会、たしか三分の二の議決での告発というのが必要だという規定があるんですが、この種の手続、私は個別の問題をやるつもりはございませんから、手続論をお聞きしたいんですが、この種の告発というのはだれでもできるんですか。
【次の発言】 報道も若干混乱があるようでございますので、そうすると、昨日の告発は訴訟条件を伴うその種の告発でなくて刑事訴訟法に基づく告発だということだと……
○平野貞夫君 先般、森山法務大臣は、大臣所信の中で、人権の世紀と言われる二十一世紀にふさわしい人権尊重社会を実現していきたいという趣旨の所信を述べられております。誠に結構なことでございますが、大臣の人権についての認識みたいなものをちょっとお聞かせいただきたい。基本的人権というものを大臣はどういうふうにとらえられているか。
【次の発言】 この二十一世紀が人権の世紀と言われるというのは、何か二十一世紀に人権について特別な問題というか、二十世紀とは違った二十一世紀の人権にかかわる特殊な問題があるという御認識でしょうか。
【次の発言】 いつも尊敬しております森山大臣にこんなことを申し上げるのは失礼かと……
○平野貞夫君 大臣、冒頭に、誠に事前に話をしていなくて突然ですけれども、大臣の御意見、御感想を聞きたいんですが、大臣は戦後の女性の職場進出といいますか、社会的活動をなさった代表的な模範の方なんですが、実は最近、政策秘書を始め公設秘書の問題が非常に、社会的責任あるいは法的責任を含めてマスコミでいろいろ論じられて批判されておるんですが、ちょっと私、マスコミの過熱といいますか、マスコミの報道の間違いの部分を、自分の感想を申し上げて、女性の社会的進出について貢献されている大臣に率直な意見を聞きたいんですが。 今朝の朝日新聞に、民主党の木俣議員の夫人が政策秘書で、この方は四人お子さんを持っていて、二歳……
○平野貞夫君 私は、刑事法規の全くの素人でございます。それから、受刑の体験もございません。したがいまして、今朝から法務委員の先生方の質問でほとんど聞こうと思っていたことを問われまして、これから私がお尋ねすることは場違いで失礼なお尋ねがあるかも分かりませんが、御容赦願います。
最初に確認をしておきたいんですが、送り出しにせよ受入れにせよ、手続のスタートは受刑者の申出から始まるということと理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 この受刑者の申出というのは、法的性格はどういうものですか。権利なんですか。
【次の発言】 関心の表明。
○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派の中で、自由党に所属しております平野貞夫でございます。
弁護士と司法書士が協力関係を深めることが国民のためになるということ、先ほど児玉参考人、大変貴重な御意見を聞かせていただいたんですが、そこで、現在どのような協力関係で行われているか、それを今後どのように深めるつもりなのか、またそのために国や政府や国会が何をすべきかということについて、児玉参考人と北野参考人、御両者にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 先ほど来、お話が出ていました司法書士さんの都市集中の問題なんですが、弁護士過疎という言葉があるわけなんですけれども、私、出身地、高知県でございまして、……
○平野貞夫君 法務大臣、三井容疑者の逮捕を知った時刻は何日の何時何分ですか。
【次の発言】 前の日の晩ということでございますね。
【次の発言】 そうすると、刑事局長、検事総長も事前にこれは知っていたわけですね。
【次の発言】 率直に言いまして、森山法務大臣もそれから原田検事総長も立派な方で、近来にない見識を持っている人だと私は個人的には思っておるんですよ。そういう人たちの就任しているときにこういう事件が起こったというのは、本当に私、不幸だと思っています。それから、この問題は展開の仕方によってはこの人たちの責任問題にもなる問題なんですよ。だから、私は本当に複雑な思いで今質問させてもらうわけなんで……
○平野貞夫君 今日は、この商法改正案の締めくくり総括質疑のようなものでございますので、振り返りながら総括的なお尋ねをしたいと思いますが、考えてみますと、この法案は大変な法案だ、法律です。日本のこれからの経済の構造を支えるといいますか、あるいは規制すると言ってはちょっと適切でないかも分からぬですけれども、基本的な仕組みを作る法律だと思います。 そういう意味で、若干反省しておるんですが、法務委員会だけの技術的な議論でなくて、本来ならば経済産業委員会だとか財政金融委員会なんかとの連合審査等による、そういう総合的な審議が必要ではなかったかと。今日もう採決の段取りも決まった後ですからこれ以上申しません……
○平野貞夫君 瀋陽の日本総領事館で起きました駆け込み事件、五人の方の生命の安全がどうにか確保されたということは良かったと思いますが、幾つかの重要な問題が残されておると思います。
そこで、内閣官房副長官にお尋ねいたしますが、昨日でしたか、二十二日の東京新聞の朝刊の報道で、この事件の二日前に首相周辺の人がNGOの代表の方に電話で、北朝鮮住民の各国大使館への駆け込みの状況について話を聞きたいという要請で一時間ぐらいいろいろ話を聞いたという結構具体的な報道があるんですが、これは事実でございましょうか。
【次の発言】 こういう国際情報というのは非常に大事でございまして、内閣報償費もこういうところへ大い……
○平野貞夫君 確認をしておきたいと思うんですが、何度も他の委員から指摘されています問題で、法務省関係で、情報公開請求者の個人的なデータを含むリスト作成や回覧、防衛庁のようなことは行われていないと、これは自信を持って、大臣、そういうふうに理解してよろしゅうございますね。
【次の発言】 はい、分かりました。
それでは、議題となっております公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律案という、ちょっとイメージが素人にはよく分からない法律の質問に入りますが、自由党は、私はこれ賛成でございます。ですから、余り細かい質問はいたしませんが、現在、衆議院で、特別委員会で有事立法というのが提……
○平野貞夫君 国会改革連絡会所属で自由党の平野でございます。
質問に入る直前に是非小泉総理に確認してほしいという話がありましたので、それから入ります。
朝から話題になっております鈴木宗男さんが、田中外務大臣の後任に緒方貞子さんを盛んに小泉総理に推薦といいますか働き掛けているというかなり確度の高い情報が入ったんですが、それは事実でございましょうか。鈴木宗男さんが総理に、田中外務大臣の後任に緒方貞子さんをするように働き掛けているという話が私のところに入ったんですが、それは事実でしょうか。
【次の発言】 分かりました。かなり私のところには確度の高い話ですが、まあ、これはちょっと様子を見ましょう。……
○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野でございます。第二次補正予算について反対の討論を行います。 まず、冒頭に申し上げたいことは、今回の田中外相罷免問題についてであります。田中外相更迭手続は天皇陛下に奏上した認証文書に問題があり、大正元年の上原陸軍大臣の偽上奏事件に類似したものであります。憲法上疑義のある行為であります。さらに、小泉首相は常日ごろ政治主導と言いながら、大臣と事務次官をけんか両成敗として処分するとは何事ですか。誠に遺憾なことであります。 小泉政治の特徴は、権力の中で熾烈な共食いをやっていることでございます。米国のシナリオによる不良債権処理、二次補正財源の国債整理基金からのつまみ食……
○平野貞夫君 最初に、外務省人事問題についてお伺いします。
外務大臣、野上前次官を官房付に残している理由は何でございますか。
【次の発言】 どなたが官房付に任命されましたか。
【次の発言】 総理、あなたは、田中外務大臣と野上次官を相打ちと、両方、そういうことで更迭された。田中外務大臣は辞めさせられた、野上次官は職種を変えた。これは免職させるべきではなかったんですか。
【次の発言】 この野上さんを結構重要な仕事にさせているというのは、何か政権の中で何か御事情ありますか。
【次の発言】 一連のこの外務省の問題の本質は、私はアフガン支援会議ではなくて、それはまあほころび口だったと思います。根本問題……
○平野貞夫君 先ほど鈴木宗男さんが自由民主党を離党されたという、されるという記者会見をやられたようでございますが、川口大臣と塩川大臣に、この鈴木宗男さんの離党をどう思われるか、感想を、ちょっと恐縮でございますが、お聞かせください。
【次の発言】 いずれ、また後ほどこの問題を議論してみたいと思いますが、外務省は鈴木宗男さんに関する内部秘密資料を積極的に公開されました。結構なことだと思います。
そこで、秘密指定を解除した文書の数、それから概要について説明してください。
【次の発言】 大臣でなくても結構ですから。
そうすると、今朝辺りの報道では、外務省の都合の良い情報だけ公開しているという報道が……
○平野貞夫君 今日は締めくくり総括ということでございますので、ちょっと外務大臣に確認をしてみたいと思いますが、問題の支援委員会、これ、存続するのか廃止するのかどう変えるのか、もうお決めになっていると思いますが、いかがですか。
【次の発言】 塩川財務大臣が時折国会の中で、この予算で十億ちょっと付いていますかね、支援委員会に、これを執行停止する、凍結するというような発言をしばしば耳にしたんですが、どういう御所見でございますか。
【次の発言】 私の思い込みでしょう、凍結というのは。
本当はODAも含めて、あれは鈴木宗男さんが特別委員長でまとめたものですから本当は凍結すべきですが、今日はもうその程度……
○平野貞夫君 時間が極めて少のうございますので、冒頭に、最近二つの外交問題について意見を述べておきます。答弁は要りません。 国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野でございます。 まず第一は、先般のサミットでロシアがG8の完全なメンバーになることが決まりました。これで北方領土問題の解決は見通しが付かなくなったと私は思います。国際法上、ロシアの占有は不当であります。この問題に何も留保条件を付けずにロシアをサミット正式メンバーにすることを認めた小泉首相は、国益を放棄したものに近いと私は思っております。 また、瀋陽の亡命者連行事件での関係者処分の政府の姿勢は、我が国の主権を放棄するに等しい行……
○平野貞夫君 最近、小泉首相の周辺に関する東京地検特捜部の調書の要旨と称する文書が中央官庁を中心に流布されております。この問題は官邸と検察の権威にかかわることだと思います。看過できません。怪文書なら怪文書でそれで結構ですが、怪文書といえども非常に嫌な政治的影響はございます。 そこで、事実の確認と、法務当局の見解、それから小泉総理への要請を法務大臣から伝えてもらいたいという思いで取り上げます。 八月二十六日と九月四日の二回にわたって、小泉首相の実弟に関連して、小泉正也の地検事情聴取に対する供述内容要旨という文書が最初、中央官庁の幹部職員に流されて、その後はマスコミ関係者、そしてそういったもの……
○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野でございます。 佐藤先生には数度にわたって御意見をお聞かせ、お教えいただいておりまして感謝しておりますが、最初にお尋ねしたいのは、審議会の委員長としても活躍されて、今回また顧問会議の座長としても就任されているわけでございますが、この審議会の意見書を推進本部でそれぞれに法律化、実現をしておるわけですが、現在のところの進捗状況といいますか、あるいはどういうところにもうちょっと力を入れるべきだとか、そういう評価をして、評価と言うとちょっとオーバーになりますけれども、感想でも結構でございますが、それをお聞かせいただきたいと思います。
○平野貞夫君 人権擁護法案は三月八日に提出されまして、当法務委員会の実質審議が始まるのは本日が初めてでございます。 これは誠に異例なことだと思います。私たちも意図的に延ばしていたわけじゃございません。国民世論の力でこういう状態になったということを御認識いただきたいと思うんですが、なぜかといいますと、やっぱり内容がひどいんです。政府案は、人権委員会をやはり法務省のコントロールの利く外局とすることと、それからメディア規制がやはり民主主義社会を壊すおそれがあると、そういうふうに私は考えておりまして、本来ならば撤回して出直すべきだという意見でございます。継続になりましたので今日の審議になったわけでご……
○平野貞夫君 最初に、塩野参考人に、誠に恐縮でございますが、ちょっと確認をしておきたいんですが。
先ほどの佐々木委員の御質疑の中で、官僚の在り方といいますか、官僚が政治家から影響を受ける、そしてそういったことを前提に考え、発言するということは国家に対する冒涜であるという趣旨のお話があったんですが、ちょっと、正確に私、つながりがあれなものですから。
【次の発言】 それじゃ基本的なことをお尋ねしたいと思いますが、人権擁護制度を作るという大前提として、現憲法にいわゆる規定といいますか生かされている基本的人権といいますか、この人権というものをどう認識するかと。この認識にずれがあると人権擁護制度がいい……
○平野貞夫君 裁判官の報酬と、それから検察官の俸給について、司法制度改革推進本部が今あるわけですが、司法制度改革としてどんな議論が行われていたか、事務局長、答弁お願いします。
【次の発言】 法務大臣、先ほど江田先生が憲法論を、裁判官の報酬の減額は憲法で禁止しているんじゃないかという鋭い質問をなさっていたんですが、さすがだと思うんですが、大臣の答弁も理解できるんですよ。理解できるんですが、私は数年前に、検察官の俸給はともかく、裁判官の報酬を、司法権の独立ということからいえば、人事院勧告に並べるという、人事院勧告に基づくというのはおかしい、別のシステムを作るべきだという意見を当法務委員会で言ったこ……
○平野貞夫君 今日は一回目でございまして、総括的な意味で基本問題についてお尋ねをしたいと思います。 朝から各先生方がるる御指摘されているように、この法科大学院設置関連法案の一番の問題は、司法制度改革審議会の意見書、それから政府で決定されました司法制度改革推進計画、この二つの基本的な姿勢からかなり逸脱しているといいますか、離れているといいますか、そういう趣旨でこの法案が作られているということを指摘せざるを得ません。 そのためにいろいろ逸脱している部分の問題を細かなところからちょっとお聞きしたいと思うんですが、まず法科大学院の方の法律の名称はこれはこれでいいと思うんですが、同時に出されておりま……
○平野貞夫君 私、国会改革連絡会という会派がございまして、その中に自由党と無所属の会という会派で構成していますが、私、その自由党の所属の平野と申します。よろしくお願いします。 この法科大学院を設置するに至る司法改革審議会ですか、この意見書、それから政府の計画書、それからいよいよ法案が出てきていますが、この意見書はかなり問題意識が高くて、我々も非常に評価していたんですが、これ法案化するにつれてだんだん問題意識が低くなって、極めて、角田先生がおっしゃっていたように、アメリカのビジネスローの一種の要請に基づくような、ちょっと私ども心配しているんですが、これがまた実行に移された場合に、また法務省なり……
○平野貞夫君 司法制度の中で、近代になって日本で、抜本的といいますか、画期的な改革がこれ法科大学院設置ということで審議してきたわけなんですが、今日採決、あした本会議上程ということは各党協議していますので、私どももそういう一つの改革に対する行為に対しては賛成するものでございますが、それにしても、いろいろ先生方の質疑や参考人の方たちの意見を聞いていますと、何となく腑に落ちてすんなり賛成するという気持ちになれないというのが正直なところでございます。 先ほど、休憩中に私、事務所に帰りますと、この間こちらに参考人としておいでいただいた、しかも司法制度改革審議会の会長をやられた佐藤幸治先生から手紙が来て……
○平野貞夫君 この会社更生法の全面改正の議論の前提としまして、会社法を始めとする企業立法の意味といった基本問題について政府当局に尋ねたいと思います。
最初に、法務大臣、今回の会社更生法の全面改正のねらいといいますか理念、理由じゃありませんよ、これはどういうところにあるんですか。
【次の発言】 同じ答弁を今朝から何回かなさっておるんですが、それは提案の理由でしょう。私は、全面改正する会社更生法の理念はどこに置くべきかということを聞いておるんですが、大臣にこれ以上言いませんですがね。
社会経済事情の変化に伴いということが大体の企業立法の最近のまくら言葉になるんですが、私は、やっぱり一番大事なこ……
○平野貞夫君 参議院に国会改革連絡会という、通称国連というんですが、非常にユニークな会派がありまして、自由党と無所属の会で構成しておりますが、私は自由党に所属しております。 率直に言いまして、私は、政党更生法なんという法律でしたら多少はしゃべれる知識があるんですが、この会社更生法となると、とても、どこからどういうふうにお尋ねしていいか非常にここのところ悩んでいたんですが、今日、三人の参考人の先生方の話を聞いて本質的なことが非常に勉強できまして、私は格別お礼を言いたいんですが。 最初に宗田参考人にお尋ねしたいんですが、この新しい会社更生法、必要性は私、もちろん理解しましたんですが、とんでもな……
○平野貞夫君 刑務所、刑務行政の在り方が問題になっておりますが、刑務所に勤務している職員の方々は普通にない御苦労をしていると思います。そういう意味では敬意を表するものですが、それにしても最近の刑事事件まで起こした出来事は余りにもひどいと思います。国際的批判も受けております。 その根本原因は何かということを私たちは究明しなきゃ駄目だと思いますが、各委員から提起されております全刑務所の調査、総合的見直し、法務大臣も調査をされていますし、またその結果を見て、見直すという答弁があったんですが、法務省の責任も重大だと思いますが、実は国会の責任も重大なんですよ。 昭和五十年前後だったと思うんですが、拘……
○平野貞夫君 小泉総理、私、今日、胃の内視鏡の検査をして、まだちょっと麻酔が覚めていないものですから、鋭い質問ができないのをおわびしておきますので。
この個人情報保護法案について、城山三郎さんは、治安維持法の再生として強く警鐘されて、小泉総理と面談されております。その際、小泉総理は慎重に取り扱うとおっしゃったと。その後、この法律の立法過程を見て、城山さんは裏切られた気持ちで一杯だと、そういうふうにある雑誌の緊急出版で述べておりますが、それについて小泉総理の御感想をいただきたいと思います。
【次の発言】 私は城山さんに会ったことないんですけれども、城山さんの書いたものを整理しますと、これは廃案……
○平野貞夫君 国連の平野貞夫でございます。 国連では二人平野がいまして、平野達男さんは当委員会の理事で非常に勉強なさっていますが、私は素人でございます。 それからもう一つ、この有事三法に衆議院での私が所属しています自由党は修正に賛成しておりまして、素人の上に賛成した修正を質問するのは非常に難しゅうございまして、かなり唐突な質問があると思いますのでお許しいただきたいと思います。 そこで、これ、防衛庁長官でございますか、最初にお聞きしますのは、この有事三法の目的といいますか性格についてですが、一言で言えば戦争開始手続とそれから戦争遂行手続を法制度として整備したものだと、こういうふうに理解して……
○平野貞夫君 法務大臣に最初、お尋ねしますが、吉田内閣が辞める、吉田さんが退陣するときに、総辞職か解散かというときにいろんな人が意見聞きに行くんですが、私、直接話を聞いたことがあるんですが、吉田さんのいとこの林譲治さんという人が、もう辞めなさいと言うんですが、そのときに、嫌なことを言うて席立つ寒さかなという俳句を作っておるんですよね。私は、森山法務大臣についてはいろいろ公務員の時代から敬意を表しておるんですが、今日は嫌なことを本当に言うのは心苦しいんですけれども、一連の名古屋問題について大臣はどう責任を感じているかということをまずお聞かせください。
○平野貞夫君 法務大臣にお尋ねしますが、二十四日に受刑者死亡問題で処分を記者会見で発表されたようですが、処分の理由は何ですか。
【次の発言】 公務員にとってこういった処分というのは大変なことですし、それから現在も問題が発展中といいますか、新しい問題がどんどんどんどんできている時期、しかも下手をすれば刑務所内での一連の事件が刑事事件、刑事事件といえば、極端に言えば殺傷事件であったかもしれないという可能性があるという時期に私は処分が行われたということは甚だ時期的に理解できない。
特に、処分を受ける理由は分かったんですが、責任局長なんかは事態の究明と今後の対応について僕はやっぱり頑張ってもらうべき……
○平野貞夫君 裁判所関係二法案について、それぞれの内容について特に異議があるわけではございませんし、更なる裁判所の充実について御努力をいただきたいという要望を申し上げるんですが、一つ、一点だけちょっと問題提起をしておきたいことがありますので、質問をさせていただきます。 これ、両法案ともやはり四月一日に施行するのが適切であるということで伝統的に日切れ法案というふうに扱っていたわけでございますが、衆議院の段階で刑務所問題で紛糾して、法務大臣の所信表明も聴かないままになっておりまして、それなりに特別に配慮してこの裁判所二法案の審議を先行させたわけですが、それにしても、私、与党じゃないんですけれども……
○平野貞夫君 裁判官、それから検察官、それから一般職の国家公務員の法科大学院への派遣のこの議題となっています法案の質疑の前に、ちょっとおさらいをしておきたいと思いますが。
この法科大学院制度を設けたというその理由、分かりやすく言えば、私は、現在の法曹人養成の制度といいますか、在り方といいますか、そういうものに問題がある、欠陥があると。そういうことを反省してこの法科大学院制度を設けたというふうに私は理解しておりますが、そんな感じの理解でよろしゅうございましょうか。法務大臣にこれはお答えいただければと。
【次の発言】 よく分かりました。
そこで、その一つの問題は、各法科大学院でそれぞれ設置の目……
○平野貞夫君 私は自由党という政党に所属しておりますが、衆議院で政府案を修正議決して参議院に送ってくる際に私の所属している自由党というのは賛成をしております。しかし、今朝から各委員の皆さんのお話を聞いていますと、これでよかったのかなという非常に深刻な思いをしております。 ただ、私は全く素人でございまして、こういった専門的なことについて先生方のように突っ込んだ質問をする能力を持っておりません。素朴で極めて素人の質問をいたしますので、軽蔑しないようにひとつ答弁をしていただきたいと思います。 まず、ということでございますので、法務省の方たちはもう去年から何回も答弁していると思いますが、この政府案……
○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派で、自由党と無所属の会で構成しておる会派に所属している平野でございますが。 最初に菊田参考人にお尋ねしますが、最近、私、日本のある心理学者で、アメリカの刑務所で三日間、看守人なんかを入れずに直接受刑者と様々な、受刑者がどういうふうに思っているかということを調査をしたことのある心理学者の本を読んで、その本の中に、一つの国で刑務所の受刑者がどういう扱いといいますか、様々な、病気も含めて、日常のことも含めてどういう扱いをしているかという、あるいはどういう問題があるかということが、その国の文化といいますか、あるいはデモクラシーといいますか、あるいは具体的には基本……
○平野貞夫君 三人の参考人の先生方から大変貴重なお話を、体験に基づく大事なお話をお伺いしまして大変勉強になりまして、質問というようなこと、形でお尋ねをするというより、本当に大事な問題を学んだなという気持ちでございますが、若干、自分の意見交えながら、お話の中でまだ言い足りなかったという面について説明していただければ有り難いんですが。 私はなるほどと思ったことが二つありまして、この政府案の背景にあるものは、精神障害者の人権について、これをやっぱり全く分かっていないといいますか、むしろかつてのハンセン病患者の扱いだとか、あるいは最近起こっています刑務所でのいろんな事件と同じような感覚で精神障害者の……
○平野貞夫君 本日は、心神喪失者医療観察法案が立案されて、衆議院で修正議決され、参議院に送られてきた、この立法過程の中での不透明な部分を取り上げたいと思います。 と申しますのは、日本精神病院協会と同政治連盟の動きでございます。どうもこの法案は、精神障害者の立場を余り考えず、むしろ精神病院、民間の精神病院側という特定の立場を有利にするようにということで立案されたのではないかという疑いがございます。この日精協政治連盟の政治資金の動きを立法過程とともにチェックすると、その疑惑を持たざるを得ません。 私たちが属している衆議院での自由党は衆議院では賛成しましたが、衆議院の審議を点検してただすのが参議……
○平野貞夫君 理事会で御了解をいただきました資料を事務局の方、配付してください。
【次の発言】 その間にちょっと委員長に注文を付けておきますが、今朝ほどの理事会で自民党から、三日火曜日にこの法案を採決したいという提案がなされました。私は大変遺憾で腹立たしい思いでございますが、そういう対応で無理してやるんだったらまず定足数を与党の責任でそろえてください。今日なんかもうほとんど定足数がらがらでやっているんじゃないですか。これ委員長責任で与党で定足数をそろえることと、我々はいつでも出て定足数のない会議にしますので。精神障害者にとっては人権問題にかかわる重要な問題をこんなざまで審議するということは僕は……
○平野貞夫君 厚労省の政府参考人の方は。──恐縮ですが、質問の通告をしていないんですが、お分かりならば説明していただいて、用意がなければ次回で結構でございますから、問題として提起しておきますので。
平成十五年度の心神喪失者等医療観察法関連の予算として約三十六億円が計上されていると思いますが、この中で約三十五億円ですか、三十四億九千万円が心神喪失者等医療法案に基づく指定入院医療機関の整備という項目で付けられていると思うんですが、これは新しい施設というか病院を造るんですか。それとも、どういう予算の使い方を考えているんでしょうか。
【次の発言】 そうすると、どこか国立病院の施設の中か何かにその病院……
○平野貞夫君 心神喪失者医療観察法案の採決、それをめぐる当法務委員会の運営について、事実関係、それから大変遺憾なことであったという思いについては、ただいまの千葉理事と井上理事の発言と同じでございます。 なるべく重複をしない形で私は意見を申し上げたいと思うんですが、率直に言いまして、この法案は、私の所属している自由党は衆議院で賛成した法案でございました。私も、いろいろ問題はあると思いましたんですが、どっちかといえばこれは賛成しなきゃ駄目だというスタンスで当初二回ぐらいは質問をしたわけでございます。 ところが、内容的に見ましても、精神障害者の人権問題、あるいは精神障害者医療の大きな問題点という……
○平野貞夫君 今日は七月三日でございます。一月前の六月三日には心神喪失者医療観察法案が当委員会で強行採決されて、一月目でございます。この心神喪失者医療観察法案の内容、それからこの法案の立法過程、極めて不明瞭な問題がある。金で買われた法案ではないかということが言われておりますが、いずれ、この法案の内容等については今後も厳しく監視し、そして必要な改正は行っていかなきゃならぬと思っていますが、取りあえず、その一月前の問題の整理といいますか、検証としてちょっと確認をしておきたいことがあるんですが。 私は、五月の終わりごろの委員会で、上野内閣官房副長官の公設秘書三人が政治資金規正法違反容疑で東京地検に……
○平野貞夫君 最初にお断りしておきますが、私、法曹界のことについては全くの素人で、ちょっと乱暴な質問をすると思いますので、お許しいただきたいと思います。 それから、私の所属しています政党は自由党でございまして、私、自由主義者でございますので、そういう前提でひとつお願いしたいと思いますが、私、はっきり言って、この裁判迅速法の立法動機というのがいま一つ理解できない。竹下参考人は、司法制度改革の趣旨に合うものだ、こういうお話でございましたが、素人が考えますと、裁判が充実かつ迅速に行われることは当たり前のことでありまして、こういうことを特に迅速面についてわざわざ法律を作らにゃいかぬということは、これ……
○平野貞夫君 私、この司法制度改革推進本部から出された法律案については必ずお尋ねすることがあるんですが、それは、関係する機関と十分な協議をしたかということなんですよ。やっぱり実質的に、法務省の頭のいい官僚の人たちがかなり強引に引っ張っていっている嫌いもなきにしもあらずなので、同じことを聞きますが。
この法案、いいところもありますよ。しかし、かなり問題なところもある。最高裁、日弁連を始め関係機関とどういう協議を、細かいことは言わなくてもいいですから、されて作り上げてきたか、答えてください。
【次の発言】 最大のやっぱり問題点というのは、国会議員五年以上やった人、職にある人、司法試験の資格があっ……
○平野貞夫君 この司法制度改革法の関連の法律については、できるだけ私たち国連としては賛成したいんですよ。そういう中で司法制度の改革をやってほしいんですが、この法案はやっぱり国会議員だけじゃないんですけれどもね、弁護士資格の特例の拡大についてはどうしてもやはり我々抵抗がある、私たちは抵抗がある。国会議員五年やったからといって修習しなくてもいいという、弁護士の資格を与えるというんだったら、司法書士の人たちの職域をもっと拡大して国民の皆さんの役に立つ方策を取ったり、様々な知恵があると思うんですよ。そういう意味で、残念ながら私たちは反対の立場なんですが。 そこで、質問の通告はしていませんですが、ここ……
○平野貞夫君 政治倫理綱領の資料を配っていただきたいと思います。
【次の発言】 小泉総理、私、のどを痛めていまして、総理に風邪をうつさないように冷静にやりますので、よろしくお願いいたします。
経済といい外交といい、日本は本当に危機的状況だと思います。根本は、やはり政治に信頼を、まあそれは国民からだけじゃなくて、世界から日本の政治が信頼されることが大事だと思います。その本はやはり政治倫理の確立だと思います。
今朝から法律的責任の問題もあるいは道義的政治家の責任の問題いろいろありましたんですが、総理、昭和六十年に衆参両院で制定されました政治倫理綱領というのがあるんですが、これ、御承知だと思うん……
○平野貞夫君 国会審議のテレビ中継の問題を取り上げたいと思います。片山大臣、御苦労さんでございます。 議会政治の情報公開というのは民主主義に、政治に欠かせないわけでございますが、ちょっと私も困っていることが一つあるんですが、昨日から今日にかけて、電話とかファクス、メールで私のところへ抗議が大分来ていまして、その抗議というのは、火曜日の政治と金のテレビ中継やりまして、ちょうど私の質問の途中で十一時五十四分になって、NHKは中断しますね。もちろん、親切にまた再録するということを出しますけれども、一般の国民は余りそれを見ていないものですから、それ以降国会が止まったものですから、おまえが国会を止めた……
○平野貞夫君 最初に、経済についてお尋ねいたします。
本当は、竹中大臣と二、三時間やりたいんですが、九分しか時間がございませんので、非常に気になっている一点だけお尋ねします。
小泉政権になって何回か、所信表明演説とか施政方針演説とか、あるいは塩川大臣の財政演説あるいは竹中大臣の経済演説というのは何回かあったんですが、よくチェックして、見て、読んでみますと、一回も不況という言葉を使っていないんですね。経済を仕切っているのは竹中大臣なんですが、不況という言葉をやっぱり小泉内閣というのは嫌いなんですか。
【次の発言】 例えば、構造不況だとか長期不況という言葉は定着した言葉なんですが、演説の中には……
○平野貞夫君 国会改革連絡会、通称国連を代表して、平成十五年度予算三案に対し反対の討論を行います。 反対理由の第一は、先送り、なし崩しの自民党的体質の予算であることであります。 これでは、日本の将来を安定させ、安心させることができないばかりか、実体経済に対しての寄与がほとんどなく、一層経済を後退させるものであります。歳入面でも、資産家に減税、働く者に増税という不平等なもので、長期不況の解決に役立つものではありません。歳出面でも形だけでゼロベースからの見直しとはほど遠く、自民党的構造腐敗歳出を温存したものであります。 第二は、公約破りの予算であることであります。 国債発行三十兆円枠、二、……
○平野貞夫君 はい。
国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野でございます。
本日は三つのテーマ、一つは歴史に学ばぬ者は歴史を繰り返す、日本は果たして民主主義国家か、真の構造改革とは何かという三日間ぐらい掛けてやる質問を三十分でやりますので、御協力をいただきたいと思います。
小泉内閣は二年と間もなく三か月になりますか、この間の特徴を一言で申し上げれば、昭和の初期の混迷によく似てきたと言われることがございます。私もそう思いますが、総理、どう思われますか。
【次の発言】 うんちくある歴史のお話は聞きましたが、質問には答えていません。似ているか似ていないかという質問にはお答えになっていません……
○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
議事に先立ちまして、一言ごあいさつ申し上げます。
去る十九日の本会議におきまして財政金融委員長に選任されました平野貞夫でございます。
本委員会は、財政、金融全般にわたる極めて広範な所管事項を取り扱う重要な委員会であります。その委員長を賜りまして、重責を実感しておる次第でございます。
本委員会の運営につきましては、委員の皆様方の格別の御指導、御協力をいただきまして、公正かつ円満に行ってまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、……
○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、若林正俊君及び峰崎直樹君が委員を辞任され、その補欠として矢野哲朗君及び谷博之君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
財政及び金融等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として金融庁検査局長佐藤隆文君外一名の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 異議なしと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 財政及び金融等に関する調査を議題といたします。
金融危機に対応……
○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、尾辻秀久君及び田村耕太郎君が委員を辞任され、その補欠として愛知治郎君及び若林正俊君が選任されました。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りします。
財政及び金融等に関する調査のうち、足利銀行に関する件の調査のため、本日の委員会に参考人として株式会社足利銀行元取締役頭取日向野善明君及び日本公認会計士協会会長奥山章雄君の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○平野貞夫君 民主党・新緑風会の平野貞夫でございます。午前中は岩手県の平野さんが質問しましたが、午後は高知県の平野が質問いたします。 先ほど、田村議員からもお話がありましたように、土佐清水市の生まれでございます。私は、今期で引退いたします。十二年前に出ましたときに公約したのが、私のふるさと土佐清水、四国西南地域に国連のPKO訓練センターを誘致するという公約でございました。できませんでした。しかし、ここは宿毛湾、そして国有地で三千五百メートルの滑走路を取れる空と海の起点でございます。私の子供のころは山本五十六元帥、それから永野修身元帥がしょっちゅう宿毛湾に入っておりました。日本は覇権を求めず、……
○平野貞夫君 私は、昨年十一月に当院の財政金融委員長になりまして、もう七月で国会議員辞めますので、もう質問する機会はないと思っていましたら、年金の未加入、三年七か月という自分が予想にしない問題が発生しまして、先般、辞表を出して辞めました。財政金融委員会という参議院での財政健全化に尽力しなきゃいかぬ立場として、当然の責任だと思って辞めました。 本来ならこの問題を財務大臣にびっちりとやりたいところなんですが、いずれ財政金融委員会でやるということを申し上げて、本日は谷垣大臣の責任追及はここではやりません。また改めてさせていただきます。 さて、私は、この年金の問題は今やもう年金疑惑という問題に変わ……
○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日までに、矢野哲朗君、若林正俊君及び谷博之君が委員を辞任され、その補欠として尾辻秀久君、田村耕太郎君及び峰崎直樹君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に入澤肇君を指名いたします。
○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る六日、愛知治郎君が委員を辞任され、その補欠として若林正俊君が選任されました。
【次の発言】 外国為替及び外国貿易法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案に対する質疑は既に終局しておりますので、これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
外国為替及び外国貿易法の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を願います。
【次の発言】 多数と認めます。よって、本案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
この際、大……
○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
財政及び金融等に関する調査を議題といたします。
財政政策等の基本施策について、谷垣財務大臣から所信を聴取いたします。谷垣財務大臣。
【次の発言】 次に、金融行政について、竹中内閣府特命担当大臣から所信を聴取いたします。竹中内閣府特命担当大臣。
【次の発言】 以上で所信の聴取は終わりました。
所信に対する質疑は後日に譲ることといたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後零時十四分散会
○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
財政及び金融等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として内閣府政策統括官小平信因君外七名の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 財政及び金融等に関する調査を議題とし、財政政策等の基本施策に関する件及び金融行政に関する件について質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後二時二十分まで休……
○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨二十三日、尾辻秀久君が委員を辞任され、その補欠として月原茂皓君が選任されました。
【次の発言】 去る二十二日、予算委員会から、本日一日間、平成十六年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、内閣府所管のうち金融庁、財務省所管、国民生活金融公庫、日本政策投資銀行及び国際協力銀行について審査の委嘱がありました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
委嘱審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として内閣府産業再生機構担当……
○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨二十四日、櫻井充君及び円より子君が委員を辞任され、その補欠として岩本司君及び樋口俊一君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
平成十六年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として財務省主計局次長杉本和行君外九名の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨二十五日、樋口俊一君及び池田幹幸君が委員を辞任され、その補欠として円より子君及び岩佐恵美君が選任されました。
【次の発言】 平成十六年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
両案に対する質疑は既に終局しております。
これより両案について討論に入ります。
御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
【次の発言】 他に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めます。
これよ……
○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、峰崎直樹君及び岩佐恵美君が委員を辞任され、その補欠として小林元君及び池田幹幸君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
関税定率法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として財務省関税局長木村幸俊君の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 関税定率法等の一部を改正する法律案を議題といたし……
○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、小林温君及び小林元君が委員を辞任され、その補欠として上杉光弘君及び峰崎直樹君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が三名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に尾辻秀久君、野上浩太郎君及び大塚耕平君を指名いたします。
○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 異議ないと認めます。
それでは、理事に野上浩太郎君を指名いたします。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
財政及び金融等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として警察庁生活安全局長伊藤哲朗君外二名の出席……
○委員長(平野貞夫君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。
理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に野上浩太郎君を指名いたします。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
財政及び金融等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として国家公務員倫理審査会事務局長平野由美子……
○平野貞夫君 発言の機会をいただきましたことを感謝いたします。 私は、昨年十一月から、短い期間でございましたが当財政金融委員会の委員長を務めさせていただきました。このたび、三年七か月という国民年金の未加入という自分も気が付かない問題が起こりまして、参議院において財政の健全化を目標とする当委員会の委員長の職責を全うするには不適当であると、こういうように感じまして、委員長を辞めさせていただいたわけでございます。 短い期間でございましたんですが、皆様の御協力に敬意を表し、お礼を申し上げまして、退任のごあいさつといたします。 ありがとうございました。
○平野貞夫君 自由党の平野貞夫でございます。 けさ九時から三百八十二分という長時間、与党の先生方の質問をお聞きしました。閣僚の方も大変御苦労だったと思います。議院内閣制度をとる国で与党がこれだけ政府に質問するという国はまずないと思います。よっぽど与党内、政府内の連絡が悪かったのか、そんなちょっと感じしますが。 ただ、私の持ち時間は三十二分という十分の一弱の時間ですが、武見、北澤両委員長の御配慮で二分、時間をオーバーしていただきました。せっかくの機会でございます、十分の一弱の時間でどれだけ反論、反撃できるかということなんですが、ちょっと考えまして、質疑に関連しまして、一連の問題の認識といいま……
○平野貞夫君 自由党の平野でございます。 派遣報告を拝聴いたしまして勉強させていただきましたのは、全部の国ではないと思いますが、現実に憲法が運用されていることに対するチェックといいますか、適切かどうかという関心が各国とも非常に強く働いた機能があるという報告が何人かの先生方から報告された、この点でございます。 そういう意味で、私は幹事会あるいは運営委員会にお願いをしたいのは、この憲法調査会というのは決して言葉や概念を調査することだけじゃないと思います。やはり、歴史的な社会、経済、政治の変化の中で現行憲法の文理と実態というのがどういう隔離があるか。これは、国家、人間というのは生き物でございます……
○平野貞夫君 自由党の平野でございます。
引き続き、統治行為論といいますか、あるいは具体的事件を離れて抽象的に法律、命令等が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有するものではないという問題についてちょっと意見を聞きたいんですが、警察予備隊違憲訴訟の判決の中で、その理由として、司法権の範囲内においてその違憲立法権は行使されるものであると、こういうことを判決に書いてありますが、しからばその司法権とは何ぞやということなんですが、ちょっとそちらの方に。
【次の発言】 この参考といいますか、今お話しの憲法上の根拠として八十一条を引かれておるわけですが、この八十一条を素直に読みますと、「一切の法律、……
○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派の平野でございます。 私は、政党は自由党に所属しておりますが、この憲法調査会では党派を超えたむしろ個人の立場での意見を申し上げておりますので、日ごろ大変御活躍されています佐藤先生に敬意を表しながらお教えを受けたいと思います。 いろいろ重複する問題があるんですが、私は、具体的な問題で司法権の役割といいますか、在り方についての御質問を、お尋ねをしてみたいと思います。 一つは、この調査会でも何回か取り上げてしつこいやろうだと言われるかもしれませんが、昨年、熊本地裁でハンセン病判決がございまして、小泉内閣がこれを控訴断念した、この問題について先生の個人的な意……
○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野でございます。 約一年間にわたる国民主権と国の機構というテーマの調査を総括して、二つの問題を申し上げたいと思います。 一つは、国民主権の根源は憲法制定権であり、これを機能させる制度を整備していないことは近代立憲国家とは言えないという問題でございます。 御承知のとおり、憲法前文は、「主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」と規定しております。また、九十六条では改正権、すなわち制定権と言ってよいと思いますが、それは国民の承認、制度として国民投票による過半数の賛成を必要とするということを規定しております。 具体的な国民主権の行使としての参政権、……
○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野と申します。 今日、先生に基本的人権についてお話を伺うというテーマをこちらから出していてこんな質問するのは甚だ申し訳ないんですが、よく考えてみますと、基本的人権という言葉の読み方でございますが、憲法十一条にはファンダメンタルヒューマンライツという英語が付いていますが、私、にわか勉強で、参議院の憲法調査会の事務局が作ってくれた「主要国の憲法における人権関係規定」というものをさらっと見ましたら、アメリカも英国もイタリアもそれからドイツも基本的人権という言葉がなくて、アメリカの場合には人権宣言がある、これは人権という言葉。それから、イギリスでは人権法、それからイタ……
○平野貞夫君 国会改革連絡会の平野と申します。 先生の御説明になったお話の各論といいますか、あるいは周辺の話になるかも分かりませんが、ちょっと都合が悪ければそのままで結構でございますので、教えていただきたいと思います。 先生のお書きになった本とか研究なされたテーマの中に、イェリネックの研究で非常に有名な方だと承知しておりますが、イェリネックには「少数者の権利」という有名な講演がございます。先生がおっしゃったこの基本権ですね、あるいは基本的人権、人権とこの少数者の権利というのは、私のような素人では何かつながりがあるんじゃないかなと、ひょっとしたら人権の中には少数者の権利のことかなというような……
○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派でございますが、この会派は自由党と無所属の会というところが構成しているところでございます。私は自由党の所属でございます。
基本的なことを再度、何度もお聞きして誠に恐縮でございますが、両先生に公共の福祉という憲法の、英文ですとパブリックウエルフェアですか、この定義を、ちょっとお二人とも早口なものですから、ちょっと私付いていけないものですから、これをまず教えていただきたいと思いますが、公共の福祉という言葉の定義をどのようにお考えか。
【次の発言】 大変失礼なことを申し上げますが、定義においては両先生ともそう違わない印象を受けます。
私は、率直に申しまして、……
○平野貞夫君 国連という会派が参議院にございまして、これは略称でございますが、国会改革連絡会というところの、無所属の会と自由党で作っている会派なんですが、私は自由党の所属でございます。
最初、戸塚参考人にお尋ねしますが、先生のお話の中で、実際は国際的に保障された人権が国内化してきたんだと、こういうお話があったんですが、このお話を中国の瀋陽事件に当てはめた場合に、難民条約という、これも人権の一つの国際的保障だと思いますが、これに対応する国内的制度が整備されていないと、こういう認識でよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 分かりました。
私も十年ぐらい法務委員やっておりますので、今のお話を……
○平野貞夫君 自由党と無所属の会というところが作っております国会改革連絡会という会派の平野と申します。 最初に、村越参考人にお尋ねしますが、現行憲法の人権規定、一般の問題でございますが、憲法を作ってから五十年以上たつわけですが、その評価、批判でも結構ですし、あるいはあと仮に二十年ぐらい憲法をそのままにしておくとすると、どういうところを補完しておいたらいいか。 私はなかなかいい憲法だとは思いますが、やっぱり現在の憲法の人権規定の基本的性格は十九世紀的な思想の背景で、国家権力が人権を侵すんだということを前提に立った規定が多いと思いまして、新しい情報化社会の中では様々な人権を侵される状況というの……
○平野貞夫君 徐公述人にお尋ねしたいと思います。
朝日新聞の二〇〇〇年の二月十一日の「憲法こう思う」というインタビューの先生の記事が事務局から用意されて読まさせていただいたんですが、この中で「日本はこれまで憲法を都合のいいようになし崩し的に解釈してきました。」という厳しい指摘がなされておるんですが、具体的にどの部分のことを御指摘でございましょうか。
【次の発言】 ありがとうございました。我々国会議員、憲法調査会のメンバーとしまして、心して今のお話を参考にしたいと思います。
それから、同じインタビューの中で、この調査会のねらいは憲法第九条の改正にあるんじゃないかという御指摘がありますが、そこ……
○平野貞夫君 私は、国会改革連絡会という会派の自由党に所属している平野でございます。
両公述人にお尋ねいたしますが、必ずしも自由党の政策を言うわけじゃございませんで、個人の政策を言いますので、ちょっと誤解のないようにひとつ。
私は、あらゆる経済政策の最終目標というのは、就業機会といいますか、仕事を作ることだと思います、突き詰めていけば。そういう意味で、小泉首相は失業が増えても不良債権処理はすべきだということを盛んにおっしゃっておるんですが、この点について大久保公述人、どのような御意見をお持ちでしょうか。
【次の発言】 私は、資本主義である限り不良債権って出てくるのは当たり前だと思っておりま……
○平野貞夫君 国会改革連絡会(自由党・無所属の会)の平野でございます。 私は、後半の四日間しか参加しておりません。党務のためとはいえ、谷川団長や派遣委員、それから事務局の随行の方たちに御迷惑をお掛けしました。短い期間でございましたが、大変私個人にとっては意義のある勉強をさせていただきました。この際お礼を申し上げておきます。 と申しますのは、私はフランスだけだったんですが、フランスを支えている統治システムの特徴というものが、今まで自分が理解していたものは間違っていたと、あるいは不十分であったという勉強をさせていただきました。それは、やはりフランスという国が、革命とかあるいは王制という近代の非……
○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派が十五名でありまして、私はその中の自由党に所属する者でございます。無所属の会と自由党で構成している会派なんですが。 私たち自由党というのは、実は平成十二年の十二月に「新しい憲法を創る基本方針」というのを発表しております。PRが下手なものですから先生方は御承知ないと思いますが、ここにも出そうと思っておるんですけれども、なかなか出す土俵ができないものでそのままになっておるんですが、自由党は新しい憲法を作ろうという、必ずしも憲法改正という概念ではございません。改憲論の中に入れられますけれども、私は別に考えております。 そこでは、戸波先生の考えている考え方とそ……
○平野貞夫君 国会改革連絡会でございますが、主として自由党の立場からの意見を申し上げたいと思います。 二十人にわたる学識経験者、弁護士、専門家、団体役員、主婦、それから大学院生含めて、大勢の方から意見を聴取して議論をしてまいりました。総括して感想を申し上げますと、個別の人権問題についてはかなり詳細に具体的に勉強させていただきましたが、基本的人権の本質論の部分が十分でなかったという印象を持っております。 私が申し上げる本質論と申しますのは、現在、日本国憲法の基本的人権の規定の原点になっております十九世紀に確立した人権論のままで二十一世紀これからやっていけるかどうかという問題でございます。市民……
○平野貞夫君 私は国会改革連絡会という参議院にある会派に所属しております。国会改革連絡会というのは、自由党と無所属の会、二つの政党といいますかで構成しているところでございまして、私の話が会派を代表しての話ではございません。むしろ個人的な意見というふうに御理解いただきたいと思います。 自由党では、平成十二年に実は「新しい憲法を創る基本方針」というものを作って発表しております。この基本的スタンスというのは、一九八〇年代ごろから資本主義は変質したという、変わったという問題意識で、したがって現憲法では限界があるので新しい二十一世紀の憲法を作るべきだと、こういうスタンスに立っております。 そこで、ど……
○平野貞夫君 お二人の参考人の先生方から貴重なお話を承りまして、ありがとうございます。 最初に、平松参考人にお尋ねいたしますが、お話の中で、憲法の基本価値を擁護することは政治家の義務であるというお話がございました。肝に銘じておくべきだと思います。 そこで、私たちが実際職業としております議会、国会、議会民主政治の基本価値といいますか、これは多数決が原理でございますので、議会民主政治の規範とか倫理観、これは非常に大事なものだと思いますし、これは必ずしも明文化されてないと思います。日本人というのは、こういう明文化されていない規範というものに対して、規範作りすることを不得意という御指摘、そのとおり……
○平野貞夫君 大変素人っぽい質問というより教えていただきたいと思いますが、両参考人にお願いしたいと思いますが、この憲法調査会が両院にできた直後、私は、積極的な憲法見直し論といいますか、新しい憲法を作る、作ろうという立場で参加しているんですが、大変護憲の理論で有名な野党の女性党首と憲法問題について意見交換をしたことがあるんですが、長時間にわたってしたことがあるんですが、そこで宿題のようなものを出されておりまして、その方の意見をいまだに私、自分で回答できずに困っておるんですが、こういう話でございました。 刑事裁判で一審で無罪になれば、もう上告ですか、これはさせないようにならないかと。ですから、有……
○平野貞夫君 私は国会改革連絡会という会派に所属しております。ここは自由党と無所属の会で構成されておりますが、今日は、基本的人権の総括自由討議としまして、平成十二年十二月に自由党が発表しました「日本一新 新しい憲法を創る基本方針」ということで十二項目を発表しておるんですが、この中の三項目の「国民の権利と義務について」というところを御紹介して、説明して発言に代えたいと思います。 国民の権利と義務について 国家権力と人権を対峙させる啓蒙時代の発想を克服し、ともすれば阻害されがちな個人の自由を国家社会の秩序の中で調和させる。基本的人権の保障は、国民が享有すべき条理であると同時に、国家社会を維持……
○平野貞夫君 私は、国会改革連絡会という会派が参議院にありまして、通称国連といいますが、自由党と無所属の会という会派で構成しております。私はその自由党の所属でございますので、ちょっと最初お断りしておきます。 最初、渡辺参考人にお尋ねしますが、九条の起草者の基本構想という話は大変興味深く、基本的な流れはそのとおりだったと思いますが、その流れに抵抗する、それではいけないんだ、困るんだ、普通の国家の原理をやっぱり入れたいという動きも国内であって憲法審議のときにいろんな議論が出されておるようですが、九条二項の芦田修正については先ほどお聞きしましたのでもうこれ以上触れませんが、九条の出だしでございます……
○平野貞夫君 私は、参議院の国会改革連絡会、通称国連と言っておるんですが、そこに属していまして、ここには自由党と無所属の会の二つのグループで結成しているところでございます。私は自由党に属しておりますので、主に自由党の考えを申し上げたいと思います。 三人の先生方のお話あるいは著書等を勉強させていただきまして、自由党の安全保障、憲法九条の議論に非常に共通点といいますか、むしろ私たちが学んだ部分がございます。私たちは、ほかの党に比べまして早くから、平成十二年の十二月に「新しい憲法を創る基本方針」というものを発表しておりまして、この憲法調査会の場にはまだそれを出しておりませんが、余り突出するといかぬ……
○平野貞夫君 国会改革連絡会という会派がございまして、自由党と無所属の会で構成していますが、私は自由党の所属でございます。 三人の参考人の方々に同じ質問を最初にしたいと思いますが、特殊な状況の下で特殊な憲法が作られて、特殊な解釈、運用、運営が行われているという状況は、各党各派は皆同じ共通の認識をされると思いますが、それでもやっぱり、憲法がある以上、憲法が改正されない以上、その憲法の原理、原則、精神は私は守られるべきだ、守るべきだという考え方でございます。 そういう精神を体して憲法を、新しい憲法を作ろうというのが私たち自由党の考え方なんでございますが、私は十年昔は自由民主党に所属した国会議員……
○平野貞夫君 参議院には国会改革連絡会という会派がございまして、毎回これ申し上げておるんですけれども、皆さんは初めてでございますので、自由党と無所属の会という政党といいますかグループで作っている会派でございます。私は自由党に所属している者で、平野と申します。
お三人の参考人の先生方にまずお聞きしますが、現在、国会に安全保障基本法、それから非常事態対処基本法という法案が提出されておるんですよ。これを、その事実をお三人の先生方、御承知でしょうか、御承知でないでしょうか。ちょっとお答えいただけないでしょうか。
【次の発言】 ありがとうございます。
ひょっと、御存じないかと思って、自由党が衆議院に……
○平野貞夫君 私は、国会改革連絡会という会派が参議院にありまして、自由党と無所属の会で作っておるんですが、その自由党所属の国会議員でございます。本当は共産党の先生の順番でございますが、ちょっと所用がございまして、御配慮いただきまして先に質問させていただきます。 最初に、大井公述人にお尋ねしますが、非常にいいお話を聞かせていただいたんですが、今度のイラク戦争で国連の限界と意義といいますか機能、ここで力と正当性は別の問題だということを世界に認識させたというお話がありました。これもう非常に、大変大事な判断だと思います。残念ながら、政治家にもそれから学者にもこういう発想をする人が少ない。大変高く評価……
○平野貞夫君 公述人のお二人の先生には日ごろ私ども大変お世話になっております。
私は、国会改革連絡会、略称して国連というんですが、自由党と無所属の会で構成しておりますが、その自由党の所属しております者でございます。
そこで、七分間の質問でございますが、ちょっと最初に志方公述人に確認をしておきたいと思いますが、議論する上の前提になりますので、昨日の朝のテレビで志方公述人は憲法は古証文になったということをおっしゃっていましたね。
【次の発言】 ちょっとその真意をちょっとお聞きして。
【次の発言】 むしろ、そういうお話は私じゃなくて政権党の方にしていただきたいんですがね。
さはさりながら、私も……
○平野貞夫君 田先生のお発言に関連して、一言意見申し述べたいと思います。 私と田先生とは憲法の九条においては全く対立の立場でございましたんですが、今日お話聞きまして、私、思い出したことを一言言いたいと思います。 実は、サンフランシスコ講和条約、最初の日米安保条約を、吉田茂総理が作ろうとしたときの日米安保条約の第一案は、あの条約を国連総会で承認してもらうという案があったようでありました。そのぐらい当時は日本国憲法とそれから日米関係、国連というものが一体化していた事実があります。ところが、冷戦の状況の中でそれができませんでした。当時の保守政治家というのはやっぱり立派だったと思いますよ。 した……
○平野貞夫君 元自由党で、現民主党所属の平野貞夫でございます。 なぜこんなことを言うかといいますと、私は、過去三年間、この参議院の憲法調査会で自由党として毎回、ほぼ毎回発言をしまして、誤解を受けたりひんしゅくを受けたりしてきたわけでございますが、自由党で実は平成十二年暮れに「新しい憲法を創る基本方針」というのを決めておりまして、それに基づく発言を繰り返してきたわけでございます。 この九条問題につきましては、先ほど江田議員が非常に見事に整理されて、ほぼパーフェクトに自由党のそのときの考え方を導入されて紹介していただいて、非常に私、光栄に思っております。ただ私は、今度の七月の任期でもう議員を辞……
○平野貞夫君 高見参考人には御苦労さんでございます。肩書が二つございまして、この国会図書館の調立の、調査室の主任という肩書と北海道大学名誉教授という肩書でございますが、私はその北海道大学名誉教授という肩書に質問します。ですから、図書館にとらわれますと御自分の意見がちょっとブレーキ掛かりますので、率直にひとつ、個人の御意見を教えていただきたいと思います。 まず第一は、一九七〇年代の前後、先生のお話のように、ヨーロッパで二院制を一院制に移行させる現象、あるいは二院制を残しても二院の権限を縮小して、二院制の一院的運用といいますか、そういう現象が起こりました。はやったという言い方をしてもいいと思いま……
○平野貞夫君 民主党・新緑風会所属の平野貞夫でございます。 決算委員会で今日質問したものですから、参考人の先生方の話を聞かずに発言するのは大変申し訳ありませんが、幾つかの点を意見申し上げたいと思います。 まず第一点は、日本のデモクラシーのシステムをどう適切に機能させるかという観点で参議院の在り方、課題、二院制の組合せ方という位置付けをすべきであって、私たち参議院議員だから参議院の、何といいますか、力を付けようとか、参議院を特にグレードアップしようという考え方ではおかしいという視点から申し上げたいと思いますが。 実は、参考になりますのが帝国議会のころの二院制の機能でございます。御承知のよう……
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