このページでは舛添要一参議院議員の19期(2001/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は19期国会活動統計で確認できます。
○舛添要一君 私は、自由民主党・保守新党を代表して、ただいま議題となりましたイラク復興支援特別措置法案につきまして、内閣総理大臣に質問をいたします。 私は、六月二十日から五日間にわたりまして、与党イラク調査団の一員として現地の状況をつぶさに視察してまいりましたが、それを踏まえて、我が国がイラク国民のために何ができるかという観点から所見を述べたいと思います。 振り返ってみますと、三月二十日に英米軍がイラクに軍事行動を起こすに至る過程で、先進国間で見解の相違が生まれたことは事実であります。しかしながら、五月二十二日には、国連安全保障理事会において、イラクの戦後復興に国際社会が一致協力することを……
○舛添要一君 私は、自由民主党を代表して、ただいま報告のありました訪朝報告について、総理に対して質問を行います。 膠着状態に陥っていました日朝関係を打開すべく、二十二日、総理は政治的リスクを顧みず北朝鮮に赴かれ、金正日国防委員長とのトップ会談に臨まれました。私は、このたびの総理の決断を高く評価するものであります。 外交慣例上、例のない総理の再訪朝の結果、国民皆が望んでいた拉致被害者御家族の帰国については、八名のうち、家族二組五名の帰国が実現いたしました。御家族の再会は実に一年七か月ぶりであり、国民とともに喜びたいと思います。 また、このたびの総理の決断を評価する声が高いことは、各種世論調……
○舛添要一君 私で最後の質問になりますし、それからこのPKO協力法の改正案については同僚の委員の先生方がさんざんいろんな観点から既に議論をいたしましたので、私は、もちろんこの改正案についての質疑もございますけれども、今の政府の外交姿勢、それからこの新しい時代の外交戦略についてちょっと大所高所からグランドデザイン的なことをお伺いしたいというふうに思っています。 それで、官房長官、御公務の時間がおありだと思いますので、順不同になるかもしれません、官房長官のお時間を優先して御質問させていただきたいと思います。 先ほど田中外務大臣が日本外交の指針、基本方針というようなことをおっしゃいましたけれども……
○舛添要一君 最初に、参議院議員になりまして三月半たちましたので、新人議員としての所感を二、三述べたいと思います。 私、国会の役職を十ばかりいただいて、党の方は九つ、十九今やらされています。毎朝五時半起きです。これは、与野党問わず大変朝早くから勉強して、外から見ているときは相当文句を言いましたけれども、中へ行きますと皆さん大変御精励で勤勉でございますが、それにもかかわらず政治家に対するイメージが非常に低くて、今でも、総理、私、人に会うと、何で国会議員なんかになったの、政治家になったのと。 政治家のイメージが低いのはなぜだと思いますか、そしてどうすればこれはよくなるか、総理の御所見、お願いい……
○舛添要一君 最初に、拉致問題についてお伺いしたいと思います。 昨日、拉致された御本人五人、十五日に一時帰国ということでございますけれども、少し距離を置いて見ますと、生存なさっているとされている方と死亡されたと言われている方、この家族の分断につながらないか。そして、十五日にこれ五人帰ってこられると大変なニュースになりますね。しかし、片一方で家族が人質に取られているわけですから、先般の寺越さんの例を見ても分かりますように、本人がマインドコントロールを受けているのか、それから人質取られて本当のことを言えるかどうか分からない。 これは、二週間帰国されるということですけれども、二週間でそういうこと……
○舛添要一君 皆さんおはようございます。 まず、外務大臣に御質問いたしますけれども、今、非常に外務省、正念場というふうに思います。徹底的に改革をしてうみを出さないと、これは外務省の再生がないと思っています。 今、外務大臣も大変御苦労なさっていますけれども、これはもう内務省、内務省というか内向きの仕事しかおできになっていない。外に行って外交をおやりになるなんというゆとりはとてもないような状況だと思います。もしちゃんとした改革できないなら、我々はこれはもうプロトコール機能を残して外務省を解体すると、それぐらいの決意で臨む必要があろうかというふうに思っています。 そういう改革との絡みで二、三御……
○舛添要一君 最初に、外務大臣にお伺い申し上げますけれども、四月の二日に、北方四島住民支援、コンゴ民主共和国関係者等をめぐる諸問題に関する人事上の措置というのが発表されました。この措置によりまして、東郷和彦駐オランダ大使以下、様々な処分が下されましたけれども、この人事、こういう処分について明確なルールがあるのか。 つまり、私が心配しますのは、ムードに流されて人事をやる、マスコミが批判するから人事をやる、そういうことであってはならないんで、やっぱり明確なルールの下に行わないとよろしくないというように思いますので、例えば公電を漏えいしたということが問題であるならば、それは免官ということまで当たる……
○舛添要一君 おはようございます。
まず、六月二十九日に起きました北朝鮮と韓国の間の韓国西方、黄海沖における銃撃事件ですけれども、この事件を外務省、外務大臣としては非常に偶発的なものと見ているのか、ないしは計画的、意図的なものと見ているのか。もし後者であるとすれば、どういう意図があったのか。その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、その場合、ピョンヤンの、中央の指示が、指令が末端の現場まで行っていないと。ちゃんと、偶発的であるとすれば、指示がちゃんと行っていない、ないしはコントロールが利いていないと。つまり、ある意味で北朝鮮軍部、それから体制の緩みというか揺らぎというか、そ……
○舛添要一君 おはようございます。 今日はエネルギー憲章条約について、少し日本のエネルギー戦略、それから環境戦略、さらには国際政治の中におけるエネルギー問題、こういう点について自由にちょっと議論をしてみたいというふうに思いますので、外務大臣は直前まで環境大臣としてこの問題にも深くおかかわりになっていますので、少し長期的な日本の外交戦略というようなことを、この二つの憲章及び議定書をよすがとして考えてみたいと思います。 まず最初に、このエネルギー憲章条約というのは、元々は米ソ冷戦が終結した、そして旧ソ連、東欧圏、これの解体ということを前提にしまして、こういう旧ソ連、東欧諸国を経済的に支援して、……
○舛添要一君 岡本さんにお伺いします。 先般、民間人の起用基準について川口大臣が発表されましたけれども、例えば大使の年齢六十三歳以下とかその他もろもろあるんですが、例えば民間人で、学者の中で審議会委員など公職で実績が認められる者、それからNGOなどについても政府との連携による国際活動で実績が認められる団体で、それで更に審議会委員など公職で実績が認められる者。つまり、要するに、政権交代がないことを前提にして考えているんじゃないですかと。つまり、大使というのはポリティカルアポインティーであることは当たり前であって、要するに今の政権が別の政権に替わったら全部入れ替えたっていいはずですね、外交政策変……
○舛添要一君 外務省の頭脳というのはどこにあるんですか。というのは、地域局ありますね、機能局ありますね。総合政策局があって、それで総合調整をやっているはずなんですけれども、つまり諸外国と比べたときに非常にルーチンワークが多くて、長期的な戦略、そういうことをしっかり考える、しかも今の広中議員の話じゃないですけれども、ファクトをちゃんと乗った上に。私は、だから総合政策局というのは、それの機能を果たしているかどうかよく分からない。 これも見直さないといけないし、それから北島官房長にお伺いしたいんですけれども、官房の中、大体官房というのはどういう役割をやっていて、官房というのは頭、頭脳があるのかと、……
○舛添要一君 最初に、北朝鮮問題についてお伺いいたしたいと思います。
まず拉致問題ですけれども、第一に、五人の被害者の家族の帰国問題、特に曽我ひとみさんの場合は御主人がアメリカ人ということでいろいろ難しい問題もございますけれども、これが今、外務省及び内閣、どの程度まで北朝鮮側と協議が進んでいるのか、その点を明らかにしてもらいたいと思います。
それから第二に、生存が確認されていない方々についての調査が非常に不備であると。この点についてもどういう進展具合か、まず御報告願いたいと思います。
【次の発言】 今、五人の方が帰国されていますけれども、御家族を呼び寄せるのに今の話だとちょっと長期化すると……
○舛添要一君 最初に、イラク情勢絡みのお話をしたいと思いますけれども、まず外務大臣、お伺いいたしますが、日本の外交努力の一環としてイラクの周辺諸国に特使を派遣なさって、事態を何とか鎮めるという方向で努力なさったと思いますけれども、どういう成果があったか、御報告願いたいと思います。
【次の発言】 昨日、政府がインド洋にイージス艦を派遣するということを決定いたしましたけれども、この件について少し、内閣、外務省、防衛庁長官、いろいろお尋ね申し上げたいと思います。
私自身、海上自衛隊の撮影したビデオも見ましたし、大変過酷な条件の中で勤務をしているということは重々分かっております。したがって、能力的に……
○舛添要一君 まず、イラク情勢についてお伺いいたしますけれども、この戦争の現状につきましてはあらゆるマスコミが時々刻々報道しているところでございますけれども、外務省にお伺いしたいんですけれども、サダム・フセイン大統領の処遇をどうするかということについて、今でもまだ亡命の可能性を探る動きが外交努力で、例えばロシア経由であるとかフランスの仲介とか、そういうことで行われているのかどうなのか。 現状はいろいろ報道されているんで既に分かっていますけれども、できれば、メディアに報道されていないようなところで外務大臣としてこういうところは注目して今後の展開を図るために見ていた方がいいというような点がありま……
○舛添要一君 おはようございます。今日は二つの条約につきまして御質問申し上げたいと思います。 まず、放射性廃棄物等安全条約に関連しまして、日本の原子力政策との関連で御質問を申し上げたいと思います。 最初に、原子力保安院にお伺いいたしますが、現在、この六ケ所村、青森県六ケ所村でいわゆる核燃料サイクルを確立させるための様々な施設の建設、さらにその運用ということが行われておりますけれども、現状はどういうふうになっているのか、それからまた安全対策について十分取られているのか、それから地元の理解というようなことは、青森県含めていかがでしょうか。
○舛添要一君 おはようございます。
イラクの状況について、まず内閣及び外務省にお伺いしたいと思います。
御承知のように、七月の十三日に統治評議会が発足いたしました。ただ、これで新しいイラクの政権がすぐできるかというと、いろんな問題があると思います。
まず、外務省として、統治評議会、この発足についてどういう評価をしているか、そして、いろんな問題点があると思いますけれども、そういうことについて、外務大臣の方からお述べいただきたいと思います。
【次の発言】 ただ、二十五人の構成メンバーの中身を見ますと、イスラム教のシーア派が十三人、スンニ派が五人、それからクルド人が五人、キリスト教徒一人、トル……
○舛添要一君 社会保障関連の質問をいたしたいと思いますけれども、まず総理、一昨年の夏の参議院、私も総理の下に参戦して戦いまして、総理の人気もあって大勝を博しました。
しかし、そのときに、介護の問題、特に高齢化社会対応、これを全国、我々、訴えてきた、総理も訴えてきた、そして多くの国民の支持を得た、このことはお忘れではございませんね。
【次の発言】 平成十三年度予算、これは森内閣の下で策定されましたけれども、それを現実に施行なさったのは小泉内閣でありますけれども、十三年度予算では重要四分野の中に高齢化対応が入っている。それから、平成十四年度の予算編成でも、これに科学技術の振興などの三分野を加えま……
○舛添要一君 まず私は、今回のこの法案、衆議院で九割の賛成を得て通過したというのは、大変喜ばしいことだというように思っています。こういう非常に国の根幹にかかわる重要な法律を与党だけでは通すべきではないと思っていましたので、特に野党第一党の民主党の皆さん方の御努力に大変敬意を表しますとともに、今後また、これは新しいシステム始まったばかりなので、もっともっと良くしていくための努力をやっていきたいと、そういうふうに思います。 私は、私の原点は、政治家として日本国民の生命と財産をどう守るのか、日本の独立と主権をどうして維持するのかと、このことに尽きるわけでありまして、非常に苦い思い出がございます。阪……
○舛添要一君 自民党の舛添要一です。 初めに申し上げたいことは、このテロ特措法延長の今審議をやっているんですけれども、我が立法府として、特にこの第二院、良識の府である参議院として、きちんとやっぱり政府のこの今までの活動実績というのを検証して、延長するに値するかどうかと、これを与野党の立場を超えて明確にした上でなければ、漫然と認めるわけにいかないと、そのことをまず申し上げて、質問に入りたいというふうに思います。 私、まず、現場に派遣されている自衛隊員の立場から申し上げます。 防衛庁長官、我が国は、補給艦、護衛艦、輸送機C130、それぞれ何隻、何艦、何機保有していますか。防衛庁、どなたでもい……
○舛添要一君 自民党を代表しまして質問いたします舛添要一です。 先週、大変残念なことに、衆議院での審議というのがちょっと問題があったと思います。これは与野党含めて反省すべき点が多々あると思いますけれども、政府におかれましても、私は猛省していただかないといけない点がたくさんあると思います。現場で自衛官が二十四時間頑張っておられる。国内にいる我々が、特に政府が緊張感の欠いたような対応をなさるということは、これは国民に対して申し訳の利かないことでございますので、総理以下、是非政府しっかりやっていただきたいと、まず申し上げたいと思います。 それで、その先週の件を見ますと、まず第一に文書の管理がどう……
○舛添要一君 おはようございます。自民党の舛添要一です。
今、外務省、防衛庁からいただきました御報告に対する質問の前に、前回、二月の五日、この委員会において私が質問した件につきまして、そのフォローアップをちょっといたしたいと思います。
最初に、二名の外交官及び一名のイラク人職員が殺害された事件についてですけれども、前回の我々の委員会での質疑の後、今月の終わりまでにはこの襲撃された車が日本に到着するということの御報告を外務省からいただいていますけれども、外務大臣、この被害に遭った車両はいつ到着する予定でしょうか。
【次の発言】 そうすると、外務大臣、その月末までに到着させるということを、これ……
○舛添要一君 御報告ありがとうございました。 外務省及び防衛庁の報告に対しての質問を行います前に、昨年十一月二十九日に起きました、日本の外交官二人、そしてイラク人の運転手殺害事件について、その後の捜査の状況について警察にお伺いしたいと思いますけれども。 特に、一月前、三月四日、被害車両、日本に来ました。三月十日の私の予算委員会の質問でも、小野国家公安委員長は一月をめどにちゃんと捜査をすると、それから総理も全力を挙げて政府としても真相解明するということでございます。 我々は与野党を超えて参議院として是非この真相を解明したいというふうに思っていますので、特にこの被害車両の検証の結果、それから……
○舛添要一君 自由民主党の舛添要一です。 細かい質疑に入る前に、一言この国の在り方ということで申し述べたいと思いますけれども、私はこの日本というのは非常に異常な国である意味では戦後あったと思います。それは、危機管理ということを忘れてきた。最近のいろんな事案でやっとまともな国になる、そして今から我々議論しますこの国民保護法制含めて、既に決まっています有事法制も含めてやっと普通の国に一歩近付いたかなという気がします。 私は、全く日本と逆で、危機管理を非常に異常なぐらいに重心を置いている国、スイスで生活しておりました。国民皆兵であります。そして、私の年ぐらいになると徴兵の義務ももうなくなるんです……
○舛添要一君 私は今日は、我が日本、海洋国家日本の海洋権益をいかに守るかという点について集中して質問いたしたいと思います。 こういう問題もちゃんとやらないで有事法制やってもどうしようもないんで、国益を守らない、自分の領土、領海をちゃんと守れないような国は諸外国から侮られるわけであります。これだけの海洋国家でありながら、最近、中国が調査を本当にやりまくっている。それから、尖閣諸島に対して不法に侵入する。しかも、それ十二時間後にしか対応できない。それから、油田の開発を我が経済水域のそばでやってしまっている。こういうことに対して全くどの省庁もばらばらで政府が統一していない。これは極めてゆゆしい事実……
○舛添要一君 おはようございます。自民党の舛添要一です。
両大臣の所信をお伺いしましたが、お触れになりました点、できるだけ多く今日は取り上げたいと思いますので、御答弁の方、時間限られておりますので簡潔にお願い申し上げたいと思います。
まず、テロ対策絡みの話ですけれども、皆さん御承知のように、スペインで大量の死傷者を出す鉄道テロがございました。まず、外務省、簡単で構いませんが、これ、テロリストがバスクの過激派なのかアルカイダなのか、いろんな諸説がありますけれども、最新の情報分析をお願いいたします。
【次の発言】 バスク祖国と自由、ETAの犯行であるという一つの根拠は、彼らがブルゴーニュから盗……
○舛添要一君 おはようございます。自民党の舛添要一です。
まず、外務大臣にお伺いしたいと思いますけれども、この日米租税条約、三十年ぶりの改定、私は、非常にこれはメリットがある改正でありますので大賛成でございますけれども、まずこういう改正をするに至った背景が何なのか、それから今回の改正の意義について御説明願います。
【次の発言】 今幾つか具体的な例もお挙げいただきましたけれども、一つの背景は、例えば特許使用料の推移なんというのを見てみると、大幅な日本にとって赤字であったのが、支払超過であったものが、相当日本の知的財産権についてもこれは稼げるようになったということだと思いますけれども、ここのとこ……
○舛添要一君 自民党の舛添要一です。
最初に、阿部外務副大臣にお伺いいたします。
副大臣はずっと厚生行政の立場におられたわけですけれども、今回、この日米、日韓で社会保障協定結ばれた、大変私は画期的なことだと思いますし、高く評価をしたいと思いますけれども、副大臣の立場から、特に厚生行政にお詳しい立場から見て、これ、どういう評価をなさっていますでしょうか。その意義についてお願いいたします。
【次の発言】 副大臣、アメリカの場合に、自分の国の保険料収入が余り確保できないときには渋っていた、今何とか確保できそうだということでなんですけれども、こういうアメリカの態度については、ある程度政府の方で早く……
○舛添要一君 舛添要一です。
総理、それから官房長官、今の尾辻先生と役所のやり取りを聞いてどう思われますか。あきれた顔して聞いている。
それで、私の感想をまず一つ言います。
やっぱり彼らの先輩がやったことであれ、国でやったことで誤った政策だったら、訴訟中であったって政治的リーダーシップを発揮してしかるべき対応をちゃんとやる、補償する、謝罪する、そういうことがなければ駄目です。坂口大臣、ハンセン病のときにやりましたね、同じことを。それで非常に評価が上がったわけですよ、政府の。どうですか。
【次の発言】 それがやっぱりリーダーシップを持った政治家の言葉だと思いますので、大変有り難い言葉だと思……
○舛添要一君 ただいま福島委員の方から日ロ関係、いみじくも出ましたけれども、外務大臣にお伺いします。
先般、ロシア、圧倒的な多数でプーチン大統領再選されました。この意味というのをどういうようにお考えでしょうか。
【次の発言】 私も、ロシアに参って、この日ロ関係の再構築というのを考えないといけないと思って、いろいろ接触もしました。
例の一連の鈴木宗男代議士をめぐる事柄などを理由にして、若干日ロ関係が停滞している。しかし、プーチンさんが再選されるということは大体もう相当前から分かっていたので、再選されるとやっぱりすぐアクションに出てやると。そして、北方四島の問題、北方領土の問題、この解決目指さ……
○舛添要一君 自由民主党の舛添要一です。 まず、最初に申し上げておきたいことは、この憲法問題というのは極めて今日的な課題であるということであります。 例えば、国民と国家の関係について申し上げますと、首相公選制、住民投票というような形で直接民主主義的な要素が国民により求められていると思いますので、この点もまず申し上げておきたいと思います。 それから、今、自民党の中におきまして、与党審査をどうするかというような政と官の関係についての議論がありますけれども、これも、実は憲法の第六十五条「行政権は、内閣に属する。」という規定の絡みにおいて内閣の権限をどうするのかと、これとも非常にかかわっておりま……
○舛添要一君 何点か申し上げたいと思います。 一つは文化のことですけれども、日本の教科書、歴史の教科書にどういう十字軍に対する記述になっているか、十字軍。 私はスイスで仕事をしていたときに、二十年ぐらい前になりますけれども、イスラム・アンド・ザ・ウエストという、イスラムと西欧という団体を作ってヨーロッパ諸国の教科書のチェックをやったんですね。十字軍に対する評価は、ちょうど今、南京大虐殺とかいうことで日本と中国、それから植民地時代、日本と朝鮮半島、この問題で教科書の問題が大きくなっているように、西欧とイスラムで教科書問題、非常に大きゅうございまして、要するに我々はヨーロッパの教科書をそのまま……
○舛添要一君 自民党の舛添要一です。 基本的人権の問題につきまして、まず第一は、障害者の人権について申し上げたいと思います。 先般、十一月二十八日に東京地裁の判断が出ましたけれども、ALS患者、つまり筋萎縮性側索硬化症、ALSと、これは全身の運動神経細胞だけが侵されます原因不明の神経難病でありまして、だんだん進行していきますと体を動かすことができなくなるということで、現在、四月現在で国内のALS患者が六千百八十人、そのうち三千人弱が人工呼吸器を着けて在宅介護を受けているという状況でありますけれども、こういう方々が投票に行けないということが憲法違反であるという訴えをなしました。東京地裁は、賠……
○舛添要一君 質問というよりちょっと意見になるかもしれませんが、最近FTA絡みで二人お会いして、一人はチリの外務大臣来られました。チリとの間は、お魚のサケですね、それの、日本が養殖技術を教えて今非常にサケの輸出国になっている。そうすると、日本の水産業者が非常に困りますという問題がございます。 それから、先ほどタイの話も出てきましたけれども、タイのタクシン首相とも私、お話ししまして、非常にタクシン首相自らの戦略としてFTAを推進しているわけですね。そうすると、これはシンガポールと違ってタイとの間はいろんな農産物の問題があります。だから、ほかの委員の先生方からもお話がありましたように、要するに農……
○舛添要一君 私は、憲法上の権利と義務とのバランス、それから公共の福祉との関連について話をしたいと思います。 日本国憲法をいろいろ考察してみますと、私が今言ったポイントにつきまして、二つの点で新たな検討が必要かと思います。 第一は、新しい義務規定が必要ではないかと思います。それは、権利と義務の関係からいいますと、戦前の反省から基本的人権はしっかりと守られているんですけれども、義務について言うと、納税の義務とか教育を受けさせる義務とかそういうのはありますけれども、少しバランスを失しているんじゃないかと、そういう問題意識を持っております。 それから第二点目は、これは後ほど荒井委員が御発言なさ……
○舛添要一君 皆さん、御苦労さまでございました。 最初に、渡辺参考人にお伺いします。 今お伺いしていまして、要するに、第二次大戦が終わった後、日本の再軍事大国化を避けるというその起草者の意思についてお述べになりましたけれども、日本国民の意思というものが全然見えてこないんですね、お話をお伺いしていて。だから、ある意味では国際政治の現実の中に翻弄されている感じである。先ほどもおっしゃいましたように、神棚に上げておくもんじゃない、変えるなら変えればいいというようなことをおっしゃったんですけれども、この日本国民の意思がどういう形で見えてきているのかという、その点はどういうふうにお考えでしょうか。
○舛添要一君 まず第一に、憲法九条の改正については、憲法九条の二項、これを改正すべきであると考えます。 具体的には、自衛のため及び国際協力のための実力部隊を保持することができると、それを積極的に明言すべきだというふうに思います。 それから次に、第二点として申し上げたいのは、憲法前文の国際協調主義、平和主義、これを具体的に書いた項目が憲法の中にない。これ自体、憲法前文を、前文を認めるとしても非常に欠陥な憲法であるというふうに思っています。 つまり、章立てとして国際協力とか国際協調という項目があるべきであって、その中に、具体的に今、各委員がおっしゃったようないろんな、国連におけるPKOを含め……
○舛添要一君 どうもお三方ありがとうございました。 これはお三方に共通した質問でございますけれども、私もずっと国際関係の歴史を勉強してきた者として、先ほど本間参考人おっしゃったように、この集団的自衛権という概念はたかだか五、六十年のもので、つまり国連憲章五十一条以外にはなかった。例えば一九二五年のロカルノ条約なんというのは、これを議論したときに、英語で言うとコレクティブセキュリティーということは言っていました、集団的な安全保障。しかし、コレクティブセルフディフェンスということですね。セルフディフェンスって、セルフというのはインディビジュアルであることが言葉の本来の意味なんで、コレクティブなセ……
○舛添要一君 皆さん、どうもありがとうございました。 私もかつてはそちらの側にいて、大学で教えていた同僚の皆さん方の話聞きまして、実は蒲島教授なんかとはよく議論するんですが、現実に私がこの参議院に入ってもう三年目になります。学者の立場で研究していたときに気が付かなかったことが幾つかありますので、最初にちょっとコメントを述べさせていただいて、後、質問いたしたいと思います。 まず、立法活動をするにしても、その前提として、党の部会なんかで事前に練ります。その中で、参議院議員と衆議院議員、知識の量とか本人の資質とかいうことを含めたときに、例えば、御承知のように、全国の比例区の我々の同僚というのは、……
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