このページでは大門実紀史参議院議員の20期(2004/07/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は20期国会活動統計で確認できます。
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 竹中大臣、またよろしくと申し上げたいところですけれども、ちょっと冒頭の民主党さんとのやり取りを聞いておりますと、私はあの選挙の発言について取り上げるつもりは元々なかったんですが、先ほどの中で、わざわざ、我が党の引退した、ここにいない池田議員の名前を出して言われましたので、ちょっと黙っているわけにはいかないなというふうに率直に思っておりますし、廃案にすべきという発言をしたのは、私自身も、あの中間報告の、やることそのものの反対討論を本会議で私自身も廃案にすべきという発言をしておりますので、ちょっとそう簡単に、先ほどのやり取り聞いていても思いますので……
○大門実紀史君 大門でございます。 本題に入る前に谷垣大臣にお伺いしたいんですけれども、今日の夕刊ごらんになりましたですか。見ていないですよね、当然ですね。私も今投げ込んでもらって見たんですけれども、午前中の愛知委員との質疑の中の答弁で、もう日経新聞一面で書いておりますけれども、谷垣財務相が消費税増税の時期を初めて明示したというような書き方されております。 私も午前中聞いていて、えっと思ったのは、あれはっきりと時期を言われたのかどうかというふうに聞いていたんですけれども、各紙一面で取り上げておりますので、少しその確認の意味で。こういうふうにおっしゃった、正確に、私も耳で聞いたときには二〇〇……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は量的緩和政策が何をもたらしたかという点について、舛添委員とは全く違う立場で御質問を、いなくなっちゃいましたけれども、したいというふうに思います。 資料をお配りいたしました。一番、一の表でございますけれども、国庫納付金が、見てもらったとおりずっと、この十三年度に比べて、十四年、十五年と極端にマイナスになっております。十三年度から十四年度で八千八百五十億、十四年度から十五年度に比べると四千五百八十億、二年間で合わせて一兆三千四百三十億ぐらいですかね、マイナスになっております。この原因を簡潔に説明をしてください。
○大門実紀史君 私も足銀問題について質問いたします。 一問目は全く西田委員と同じ内容でございますので、中小企業の再生を是非頑張っていただきたいという趣旨でございます。よろしくお願いいたします。 もう一つは、中小企業の再生と公的資金の注入の関係について質問をしたいと思います。 まず公的資金の問題ですけれども、足銀が十月八日に発表した報告の中で、いろいろ、報告の九ページですけれども、いろいろ書かれております。要するに、平成十年に三百億の公的資金の導入を受けたと。平成十一年八月には、先ほどもありましたが、第三者割当て増資四百二十八億、さらには一千五十億の優先株の公的資金を導入したと。これについ……
○大門実紀史君 大門でございます。 社会福祉事業と消費税課税の問題で、今日、障害者の方々が働いておられる授産施設について質問いたします。 授産施設といいますのは、障害者など雇用されることが大変社会的に困難な方々に対して、目的として社会復帰の促進、社会参加の訓練を図るために、授産施設に来ていただいて、指導員が根気よく物づくりを教えて、その作ったものを販売すると。で、障害者の方々にわずかながら手当を支給しているというふうなものでございます。 私、北海道旭川の授産施設に行ってまいりましたけれども、例えばそこではお弁当を作って販売しているんですけれども、一日四時間半、障害者の方が月曜から金曜まで……
○大門実紀史君 大門でございます。 我が党は今回のメキシコとのEPAに残念ながら反対でございます。したがって、本法案にも残念ながら反対でございます。ただ、EPAやFTAについて一般に反対という立場は取っておりません。二国間交渉によるEPA、FTAは、お互いの条件をよく考慮して進めるならば相互に経済関係深めることできますし、発展も促せるという点で一般に反対はしているわけではございません。 ただ、今回のメキシコとのEPAは、農協の宮田会長がおっしゃっていますけれども、その言葉をかりるならば、工業サイドの要求の実現のために農業にしわ寄せが来ると、そういう構図になっていると。今日も議論ありましたが……
○大門実紀史君 両参考人、今日は御苦労さまでございます。ありがとうございます。 もうお聞きすることもほとんどなくなってまいりましたけれども、ちょっと補足的な質問になると思いますが、幾つか、ちょっと時間の節約のためにもうまとめて両参考人に二点ずつ、今の議論を聞いていての補足的なところでお伺いしたいと思います。 まず、古沢参考人にお聞きしたいのは、今回の改正で受益者保護も含めて業界のルールを図ると、整備をするということがありますが、そのルールも、実効性を伴うためには、業界自身の、何といいますか、具体的な体制の確保とか現場でのいろんな整備が必要だと思うんですが、その辺、具体的にどうお考えになって……
○大門実紀史君 大門でございます。我が党もこの法案については賛成でございます。 投資家保護については、もう既に様々な角度から、各委員からかなり的確な御指摘がございましたんで、重複を避けてお聞きします。 一つは、今ございました登録要件の最低資本金についてですけれども、先ほど五千万に引下げも視野に入れてという答弁ありましたけれども、私、このケースの場合ですね、外国為替証拠金取引という店頭取引、相対取引を規制対象にするわけですから、かなりリスクの高い、専門性も要求される取引に対するものでございますんで、資本金の在り方そのものについても言えば、証券会社、通常最低資本金五千万ですけれども、有価証券店……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日はちょっと畑の違うところに出てきておりますので、是非分かりやすい簡潔な御答弁をお願いできればというふうに思います。 まずお聞きしたいのは、素人なりに考えても、司法というのは国の骨格を形作るものであって、その司法に携わろうとする司法修習生というのは国民的に言えば、何といいますか、国の宝みたいな、かなりそういう貴重な重要な存在だと私は思うわけです。 今日、議論をお聞きしておりますと、先ほども財政の効率性だとか費用の問題、とにかく財政上の問題がいろいろ言われておりますけれども、本当は法務省としては、そういう制約がなければ、本来この司法修習生に対してもっと……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。
今日は雇用問題、特に青年の雇用問題について尾辻大臣中心に伺いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
まず、事務方で結構ですけれども、今の青年の雇用状況、さらには社会問題化しておりますニートとは何かということとその対策について説明をしてください。
【次の発言】 この中の若者自立支援塾について説明してくれますか。
【次の発言】 ニート、大変な深刻な問題になっています。その目玉である、対策の目玉である若者自立支援塾、是非効果のあるものにしてほしいなというふうに思いますけれども、私、NPOの皆さんに聞き取りをしました。
今、NPOの皆さんが共同……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日は、雇用対策について、二十分ほどですが、伺います。 決算委員会ですので、まず、この数年相当の雇用対策予算を使ってきたということになると思いますけれども、まず、今までの雇用対策を全体どう見るかということで一言お聞きしたいと思いますけれども、私はまず、いろいろ雇用対策も必要ですが、国内、地域の経済、景気を良くすることがもう何よりも最大の雇用対策だというふうに思います。 例えば、四年前に小泉内閣は五百三十万人雇用創出プランというのを出しました。五年間でサービス産業で五百三十万人仕事を増やすということでしたけれども、当時私は、これはもう絵にかい……
○大門実紀史君 大門でございます。よろしくお願いします。 今日は、足利銀行が破綻をして一年何か月かたちましたけれども、この問題が起きたときから私取り上げてまいりましたけれども、二月に栃木県に行って今の段階での地域経済がどうなっているか調査をしてまいりましたんで、それに基づいて、現場のいろんな声出ておりますので質問さしていただきたいと思います。ちなみに、そのときは足銀本店、副知事、RCC、あと鬼怒川温泉街でホテルの社長さんと懇談をしてまいりました。いろいろ出てきている要望に基づいて幾つかお伺いしたいと思います。 二月の二十八日に足利銀行が資産買取り、第二回、決定したことについてというものを発……
○大門実紀史君 二月の二十八日に全国銀行協会が全国紙に全面使った意見広告を出しました。「郵政民営化にあたり、私たちは「公正な競争」が行われることを望みます。」という、この一面のやつですけれども。 私、これ見て、変なことを言うなあといいますか、よく言うなあと思っているんですけれども、いろんなこと書いてあるんですけれども、要するに郵政民営化についていろいろ言っているわけですけれども、官業ゆえの特典は見えない国民負担に支えられていますとか、郵政事業は何か経営上の問題が起きても政府が必ず救済してくれるという期待が生じて、それが公正な競争を阻害しているとか、万一郵政事業、郵貯とか簡保がですね、万一経営……
○大門実紀史君 おはようございます。よろしくお願いします。 前回、定率減税の縮小、廃止などをやらなくてももっと税金取るべきところはあるということで、外資の課税逃れの質問を若干させていただきました。これ、予算委員会の集中審議でもやらせていただきましたけれども、今日はこの問題の今回の法改正との関係で具体的にお聞きしたいというふうに思います。 今、もう株式取引の半分は外資がやっているという状況でございます。膨大な証券投資が行われておりまして、ただ、課税の実態は不透明というのが現実であります。さらに、外資は様々なファンドを作って投資とかあるいは株式取引をやっているわけですけれども、日経新聞の再生フ……
○大門実紀史君 まず、IDAに関して質問いたします。 この法案は我が党賛成でございます。 既にいろんな点で質問がありましたので、世銀そのものの評価に、あるいは日本政府の対応について、もう時間も限られておりますから少し大きな観点で大臣にお聞きをしたいというふうに思います。 若干経過、世銀の経過申し上げますと、これワシントン・コンセンサスという言い方が八九年辺りからありまして、つまりソ連が崩壊した後、世界経済そのもののイニシアチブをアメリカが取っていこうと、世界各国、特に途上国に対して構造調整、構造改革政策を進めていくと。アメリカ主導のグローバリズムというようなものがあって、そのワシントン・……
○大門実紀史君 大門でございます。今日は御苦労さまでございます。 今日、中国の人民元についてお聞きをしたいというふうに思います。 なぜ人民元かというと、ちょっと話すと長くなるんですけれども、お手元に資料をお配りいたしましたけど、各国の米国債保有高の推移です。この問題は何度もこの委員会でも予算委員会でも取り上げさせていただきまして、この前の予算委員会では民主党の峰崎議員も取り上げられました。つまり、要するに、日本が円高介入をする、それでドルを買う、で、外貨準備が増えてこういう米国債を購入すると、こういうことがずっと増え続けてきている問題ですね。これ、今日民主党の広野先生からありましたとおり、……
○大門実紀史君 今日は、北方領土関連の財政問題について質問いたします。 北方領土問題というのは国民全体の課題であるというのは間違いないところでございますけれども、なかなか進まないというのも今の現状でございます。こういう中で、根室市などの隣接一市四町、四つの町の北方領土返還運動における役割というのは大変な重要なものがございます。政府の外交方針の最先端を担っていただいているという点があるわけでございます。私も去年、根室市役所に行きましたら、市役所に北方領土返還という大きなスローガン、垂れ幕が掛かっておりました。 ところが、この隣接した地域というのは、この北方領土が未解決によって経済的な打撃も大……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回、我が党は、この法案については、まあないよりはましだろうということで、賛成でございます。 ただ、各団体が非営利で相互扶助でやっている共済事業をどう扱われるかということは、もう同僚議員がかなり的確な質問をしていただきましたけれども、我が党も心配しておりました。もう既に幾つか触れられましたので、ダブってお聞きすることはいたしません。要するに、そういう、何といいますか、自主的に長い間相互扶助で非営利で取り組んできた団体について、これから健全性の基準だとか、いろんな運用だとか、いろんなことで新たな法の枠の中で要望も出ると思いますし、実態に合わせてやってほしい……
○大門実紀史君 大門でございます。
先月の四月一日に開業いたしました東京都の新銀行東京について質問をいたします。
今、この新銀行東京の事業計画が二つあるとかあるいは裏と表があるとかいうことがマスコミも含めて、我が党も都議会で取り上げましたけれども、問題になっております。
まず、この新銀行東京の開業の経過と金融庁のそれに当たっての審査とかかかわり、この辺の流れを簡潔に説明をしていただけますか。
【次の発言】 ありがとうございます。
つまり、新規の免許取得と同様の審査をされて開業に至ったということだと思いますが、その際、新銀行東京から当然免許取得、新しく取得と同様ということですと収支見込み……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史と申します。 今日はお忙しい中、ありがとうございます。私、ノーネクタイどころか、かなり軽装でございますので、皆さんもよかったら脱がれたら、自由にしていただければと思います。 まず、産業再生機構の斉藤参考人にお伺いしたいんですが、カネボウの話、既にありましたんでカネボウを除いてお伺いします。 ダイエーの再生の問題でございまして、私、この間、ダイエーの店舗が撤退するんじゃないかと言われるところに調査、北海道を含めて回っているところなんですけれども、その町によっていろいろですが、ちょうど地元商店街の中心にあって、ダイエーさんがあるおかげで地元の商店街も成り……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の法案は賛成でございますので、証取法に関係して、ライブドアのときも問題になりましたけれども、株の大量保有報告書の問題について絞ってお聞きをしたいと思います。 これはもういろんな議論がありました。提出時期が余り遅いので、大株主の動向がつかめない、一般株主が様子が分からないというようなこととか、市場の透明性に欠けるという批判が続いてきたところですし、参議院の三月の予算委員会の参考人質疑でも、ほとんど参考人の方がこぞってこの大量報告書の今の制度の問題点を指摘されております。 要するに、今の開示の制度は、一般投資家にとってだれが大株主なのかというような情報……
○大門実紀史君 最初に税制の問題について一つ、二つだけお聞きしたいと思います。谷垣大臣、あと少しだけお付き合いをよろしくお願いいたします。 先日、政府税調の報告で所得税等々の増税案が出てきたわけですけれども、かなりすごい増税案ということでいろいろ取り上げられております。今日はその影響、こんなときにこんなことをやるのかといういろんな議論がありますけれども、今日はその影響というよりも、こういうもの、こういう増税案そのものの基本的な考え方についてだけお聞きしておきたいというふうに思います。 今回、お手元に資料をお配りいたしましたけれども、今回の政府税調報告による個人所得税にかかわる増税案について……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。
提案者の皆さん、法案作り、大変御苦労さまでございました。
伊藤大臣、済みません。今日、伊藤大臣を呼んだのは私だけということで、それなら結構ですと言ったんですけれども、何か聞いてくれというふうなことでございますので。
今回、議員立法でございますけれども、どうして金融庁はもっと早く金融庁としてこういう法案を出せなかったんでしょうか。
【次の発言】 分かりました。
今回の与党法案は、偽造カード等ATMの払戻しの場合の被害者救済と。私は過失の立証責任を金融機関にという点はもう画期的なことではないかと思っておりまして、一歩前進ということで我が党は賛……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。よろしくお願いいたします。
今回の改正は、当然の措置ということで賛成でございます。
用意した質問がほとんど朝日先生とダブっておりますので、どうしようかなというのはあるんですけれども、じっくり答弁していただいて結構でございますが。
ちょっと全体のことでお聞きしますと、先ほどありました市町村の平成の大合併で、同じ市町村に住んでいながら、先ほどもありましたが、選挙区が重なるケース、衆議院の小選挙区がまたがるケース、これが来年の三月末までにどれぐらいの数になるか、把握しておられたら教えてください。
【次の発言】 七十五という大変な数になってしまうわけですけれ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 既にもういろいろ質問ありましたので、ダブらない部分だけお聞きをしたいというふうに思います。 私はふだん財政金融委員会に所属しておりますので、この会社法そのものといいますよりも、これによって経済の現場がどうなっていくのかという点でお伺いしたいと思いますが、最も関心があるのが三角合併、対価の柔軟化の部分でございます。一年後からそうするということですけれども、これによって何が起きていくかという点中心にお伺いしたいと思いますけれども。 これが外資系の企業の強い要望であったというのは事実として関係者の話からも私も聞いているところでございます。た……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日はいい質問が続いておりますので、竹中大臣、大分お疲れじゃないかと思いますけれども、だれのせいでもございませんので、耐え抜いていただきたいというふうに思います。 民営化の本質というのは、郵貯、簡保の資金を官から民に切り離すということだというふうに思っておりますけれども、それが、今日もありましたけれども、民間経済、実体経済に流れるわけではないと。国と民間銀行とか生保とか、その辺をぐるぐる回るだけではないかというのもあると思いますけれども、この問題は別の機会に取り上げたいと思いますが、とにかく、三百四十兆の郵貯・簡保資金を官から民に切り離すため……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。
今日はアメリカの要求と民営化法案の関係を具体的に御質問したいと思います。
資料をお配りしておりますけれども、大臣のところに届いておりますか。
【次の発言】 先に質問させていただきます。
これはもう中身細かく触れませんが、アメリカのいろんな要求を資料に基づいてまとめたもの、そして法案でどういうふうに具体化されているかということを対照表にしたものでございます。一〇〇%とは言いませんけれども、随分アメリカの要求が法案に盛り込まれているというふうに思います。これは偶然の一致というふうに見られないというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。御出席ありがとうございます。 もう聞くことも大分ダブってまいりましたので、幾つかに絞って、ゆっくりとお答えいただいて結構でございます。 基本的なお考えをお聞きしたいと思いますけれども、市町村合併が進んで金融ビッグバンが進んできた、そして地域金融機関が連続破綻もありました。そういう変化の中で、役場と郵便局との補完関係はむしろ強まってきたと。私、いろんな事例で見ておりますけれども、今日もありました、郵便局で住民サービスなどをやる、あるいは郵便局の中に役場が窓口を置くケースも出てきておりますし、福井県でしたかね、役場の支所が廃止されて郵便局に窓口を委……
○大門実紀史君 連日、長時間にわたり、皆さん大変お疲れだと思いますが、御苦労さまでございます。 今日は竹中さんに、大臣というよりも経済学者としての見解をお伺いしたいと思います。たまには担当大臣ということをお忘れになって、自由に見解を述べていただきたいと思います。 イギリス、アメリカ、欧米などで社会問題になっている金融排除の問題です。 金融排除問題というのは、低所得者あるいは少額しか預金を持たない方々が金融機関に口座を持つことを拒否される、あるいは高い口座維持手数料があるために預けられないという問題です。そういう金融サービスから排除される人が大量に今欧米では生まれているということで、アメリ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 私も、今日が四回目の質問になります。ただ、五回目もやらなきゃいけないんで、あともう一回、竹中さんとありますが、いずれにせよ、この法案で竹中大臣と議論できるのはあと二回だけと。私は、もっといろいろお聞きしたいこと残っております。限られた時間であります。簡潔にいろいろお答えいただければというふうに思います。 今、峰崎さんから簡保の問題ありました。私も、簡保の問題というのは案外議論されてきませんでした。しかし、大変大事な問題だというふうに思っております。余り専門的にならずに、基本的なこと、国民の皆さんが疑問に思っていることを中心にお聞きしたいという……
○大門実紀史君 今回の税制改正で、無認可保育所に対する消費税の非課税が決定されました。厚生労働省、財務省の御努力に、評価し感謝申し上げたいというふうに思います。
両大臣のコメントと、尾辻大臣には、今後、内容と今後の手続も含めて若干コメントをお願いしたいと思います。
【次の発言】 今申された指導基準に満たない小規模の保育所でも、国の施策をしっかり担っているところがまだありますので、これでよしとしないで、福祉事業全体の消費税課税については御検討をお願いしたいと思います。
ともかく、今回の措置はたくさんの方、喜んでおられますので、お礼を申し上げたいというふうに思います。褒めることは、これだけでご……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。時間が少ないので、簡潔な答弁をお願いいたします。
この間、竹中大臣は、現状の判断として、要するに所得が下げ止まり横ばいになっていると、これから上向くと、だから定率減税の縮小、廃止をしても家計や景気は持ちこたえるというふうにおっしゃってまいりました。ただしかし、この所得は下げ止まってこれから上向くというような話はちょうど去年の今ごろもされていたんではございませんか。
【次の発言】 一々去年の議事録を読み上げませんけれども、確かにおっしゃっているわけですね。(資料提示)去年、竹中大臣と議論したパネル、これに最新の数字を加えました。
竹中大臣は……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 先日、竹中大臣と景気の話で、企業利益が賃金、家計に波及しない最大の理由の一つが、先ほどもございましたけども、非正規雇用の拡大の問題だという議論をいたしました。今も山本議員がしっかりした主張をされましたので繰り返しませんけども、ただ、一言申し上げておきますと、先ほど竹中大臣言われた、正社員がこの間増えていると言われますけども、その三倍の数で、三倍の数で非正社員が増えておりますので、非正規雇用の流れは全然止まっていないし、むしろ加速しているということを御認識いただきたいと思います。 今日はその議論ではなくて、その非正規雇用の中身そのものの実……
○大門実紀史君 今日は貴重な御意見、ありがとうございます。私も株の取引などしたことございませんので、分かりやすい説明をお願いしたいと思います。 この間、ライブドア、フジテレビの問題を見ていて素朴に思うんですけれども、こういう株式の市場において、巨額の資金を持っていて、なおかついろんなヘッジを取るという金融技術も最先端のことを持っていて、知識も持っていて、なおかつ特定の情報も持つようなこの人たちというか、そういう者が強引な手法で株の売買をやるということになりますと、多くの場合、株というのは恐らくゼロサムゲームだと思いますから、だれかが得したらだれかは損をするということになると思いますので、多く……
○大門実紀史君 討論の機会に感謝を申し上げたいと思います。 日本共産党を代表して、本予算案に反対の討論を行います。 反対する最大の理由は、景気と家計の現状を無視して、国民に大きな負担増を押し付ける内容になっているからです。 定率減税の縮小、廃止を始めとする負担増が景気や家計にどういう影響をもたらすのかが本委員会の議論の一つ、焦点の一つになりました。しかし、政府は、企業の利益が上がっているからいずれ所得も家計も良くなるだろうという安易な答弁を繰り返すだけで、その具体的根拠を示すことはついにありませんでした。幾ら企業利益が上がっても、一人当たりの現金給与は下がり続けています。それは、低賃金の……
○委員以外の議員(大門実紀史君) わざわざ御指名いただきましてありがとうございます。 すべては団長の報告の中に書いてあるんですけれども、NGOとの関係で端的に申し上げますと、いろんな意見聞きましたけれども、要するに今のODAは、無償といえど形に残るものに援助する、建物だとか施設だとか機材ですね。これだけでは、例えば特にNGOの活動というのはそれだけでは賄い切れない。特に人の育成が非常に重要になってくるわけですね。そういう点で、もう少し柔軟に支援をしてくれないかという要望がかなり出ました。かといって、NGOそのものの人件費にODAを出すということは難しいという点があると思います。 そういう点……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、一般質疑とこの後の日銀報告を一つのテーマで質問したいと思います。 東アジア共同体、経済統合という意味の共同体ですけれども、その問題でございまして、この場の一般質疑では、共同体に向けた政治的なスタンスについて谷垣大臣にお聞きをして、後の日銀報告では、その具体的な取組について日銀と財務省の、これは政府参考人で結構でございます、当局の取組を聞きたいというふうに、二つに分けてといいますか、質問したいと思います。 東アジア共同体というのは、お手元に資料を配付いたしましたけれども、いろんな経過があって進んでまいりました。特に、九七年のアジア通貨危機の後、結……
○大門実紀史君 大門でございます。 我が党は、この間、金融庁が出された法案には賛成をしてきておりましたけれども、この法案も何とか賛成したいと思って精査、検討をいたしましたけれども、賛成には至りませんで、反対というふうにさせていただきたいというふうに思います。 その理由は、今日もいろいろ質問がありましたけれども、この四年半、私はここでずっと座っていろんなことを見てまいりましたけれども、不良債権処理の最終処理が進むと同時に、収益向上というのも各金融機関の目標に掲げられたわけでございます。その中で何が起きたかといいますと、職員のリストラと金融機関の店舗の統廃合ということが一方で起きて、銀行がどん……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は税制、政府税調の議論も始まりましたんで、税制の問題で、本格的な議論は来年の通常国会になると思いますが、基本的なお考えをお聞きしたいというふうに思います。 今、とにかく所得格差が開いているという指摘がいろんなところからされております。特に、全体としては余り所得上がってないわけですけれども、一部の方々が、かなり高額の所得者はそれはそれで増えているという資料がいろいろ出ております。例えば国税庁の高額納税者、所得税額一千万円を超える方というのは今七万五千六百四十人というふうに増えていますし、富裕層、特に昔でいう大金持ちと言われる方も、これは民間の調査でござ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。御苦労さまでございます。
二十二条関係、上限五千万のところは、もう既にありましたとおり、期待されている政治資金の透明化にはほど遠いということで反対でございます。
十八条関係、支部解散のところが幾つか分からないところがございますので質問したいと思います。
まず、この法案の前提ですけれども、政党支部の解散というその事実が前提となった後の手続の話だというふうに思いますけれども、政党支部の解散を決めるのはあくまで各政党の党内問題、党内規則だと思いますが、その点、確認だけお願いします。
【次の発言】 そうしますと、各政党がそういう党内規則、手続を……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 先ほどもございましたけれども、何回も質問をして否決した法案をまた総理と議論しなければならないというのは、もう悪い夢でも見ているような気分でございますけれども、とにかく前回も申し上げましたとおり、お聞きしたことに真っすぐ簡潔にお答えをいただきたいということをあらかじめ申し上げておきたいと思います。 総理は、官から民になれば国民サービスが良くなるということを盛んに言ってこられました。そう思っておられる国民の皆さんも多いかもしれませんので、この点について端的にお聞きしたいというふうに思います。 郵貯が民営化されれば、民間の市場原理の民間銀行……
○大門実紀史君 大門でございます。よろしくお願いいたします。 私、この間、サラ金の高金利、グレーゾーンの問題を予算委員会や当該委員会で取り上げてまいりましたけれども、この問題は消費者金融だけではございませんで、信販会社、クレジット会社もかかわる問題でございます。クレジット、信販会社は経済産業省の所管ということで、今日はその問題を取り上げさせていただきたいと思います。 クレジットに関する苦情もかなり増えておりまして、全国消費者生活センターの寄せられた苦情でいきましても、九八年は十一万五千件あったのが今もう十七、八万件というふうにクレジットに関する被害も、苦情も増えているというところでございま……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、今回の行革推進法の眼目であります官から民について、そもそも何なのかということも含めて質問をしたいと思いますけれども、この間の耐震偽装事件あるいはライブドア問題を見ても、もうかれば何でもありと、いわゆる利益至上主義に陥って社会的役割とかコンプライアンスがおろそかになるという事件が相次いでいるわけですけれども、官から民を考える上でも、重要なことは、民営化された後、そういう利益至上主義に陥ることなく、公的な役割も含めて、コンプライアンスも含めてきちっとされるのかどうかということも問われているというふうに思います。そういう点で、小泉内閣の官から民が本当にそ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。今日はどうもありがとうございます。 どうも稲継参考人からお聞きすると山家参考人まで行かないみたいなので、私は山家さんの方から、逆の順番でお聞きしたいというふうに思います。 山家さんは、山家先生は小泉構造改革に大変厳しい批判をずっとされてこられまして、心から尊敬をしているところでございますが、今日は社民党の推薦ということでございますけれども、この行革推進もそうですし、社会保障問題もそうですし、増税問題もそうなんですけれども、私、五年間、小泉内閣の手法、竹中流手法といいますか、見てきまして、結構脅しの論理といいますかね、が使われてきているなと。特に……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 締めくくり総括ということで、今日も朝から、官から民、民間にできることは民間にという話が、答弁が続いておりますけれども、私はずっと議論を聞いておりまして、そんなにきれい事なのかなという疑問を持っております。 官から民というのは、まあ何のことはなくてですね、裏を返せばただの一部の企業のもうけ話だったりすると、そんな話がごろごろしているわけでございます。しかも、ただ仕事を待っているならまだかわいいところあるわけですけれども、政府の会議に、審議会や有識者会議に直接入って参加をして、そして仕事が出るような方向を、そういう政策決定にも関与していると……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 与謝野大臣とは既に昨日初質問という形になりましたけども、これから短い間かも分かりませんが、よろしくお願いしたいというふうに思います。 ライブドア問題で、もう午前中の田村耕太郎先生の質問に尽きる気分でございますけども、幾つか付け加える面で質問したいと思いますが、まず最初に、そもそも論といいますか、このライブドア問題にも絡むんですけど、規制緩和に関する大臣のお考えを聞ければと思います。 私、規制緩和すべて反対という立場ではございません。必要な規制と、もうなくした方がいい規制があると思いますね。なくした方がいいというのは、やっぱり利権とか権益とか……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 この問題は十三日のこの委員会から始まった問題でございまして、今日でまだ十一日ぐらいしかたっていないんでしょうか、いろいろお聞きしてきましたけれども、私もう余り本当は根掘り葉掘りほじくったようなこと聞きたくないんですね。要するに、私は福井さんがこんなに軽い人とは思いませんでした。中央銀行の総裁としてこんなに、もうたまらなく軽いんですよね。こんなことでいいのかというのが、思います。 今、「国家の品格」という本がベストセラーになっておりますけれども、あれは国の在り方だけではなくて日本人の在り方といいますか、特にトップリーダーの在り方についていろいろ……
○大門実紀史君 大門でございます。 お疲れさまでございます。もういろいろ議論がありましたので、多くをお聞きするつもりはございません、総裁の御答弁によっては早めに終わるということも思っておりますけれども。 行き過ぎの超、超が二つ付くぐらいの量的緩和でございましたから、解除すると、是正するという点では当然のことだというふうに思っておりまして、以前から指摘してきましたとおりやり過ぎだということを思っておりましたんで、むしろこのまま続けたら本当に大変なことになってくるんじゃないかというふうに思っておりましたので、そこはそれでいいんですけれども、ただ、今まで何事もなかったかのように、ただこれから解除……
○大門実紀史君 大門でございます。 昨日、予算委員会で午前午後とも貸金業、サラ金、クレジット問題取り上げましたけれども、今日もお二人からございましたけれども、ちょっとしつこいようですけど、もう一回この問題を私、取り上げさせていただきたいというふうに思います。 まず、昨日のテレビでの放映された部分で、与謝野大臣の答弁に心から敬意を表したいというふうに思いますし、いろいろございましたのをお伝えしたいこともありますので、最初にその問題、触れさせていただきます。 大臣が、サラ金のテレビCMや広告が、あるいは一流銀行が一緒にやっているということを不愉快に思うという発言が今日の全国紙に一斉に全部取り……
○大門実紀史君 大門でございます。
去年の十月にこの委員会で、三井住友銀行が取引先の中小企業に対して、融資と引換えというふうな、優越的地位を利用して金利スワップなどの金融商品を押し付けている問題を取り上げまして、公正取引委員会の厳格な検査と金融庁の対応を求めたところでございますけれども、その後の動きについてまず公正取引委員会から御報告をお願いしたいと思います。
【次の発言】 御苦労さまでした。大手の都市銀行がこういう不正取引で法的措置を受けるのは半世紀ぶりということで、もう異例な事態になっているわけですけれども、金融庁は監督官庁として三井住友にどういうふうな対応をされていますか。
○大門実紀史君 三法案について、反対の立場で討論を行います。 理由を簡潔に述べます。 最初に、公債特例法案についてです。 反対の理由は、歳出歳入構造に抜本的なメスを入れず巨額な国債発行を継続しようとしていることです。さらに、年金事務費の保険料流用の特例措置が継続されています。流用はきっぱりやめ、国が直接負担する本来の姿に戻すべきです。この点で民主党提出の修正案に賛成をいたします。 次に、所得税法等改正案についてです。 反対する最大の理由は、大企業と中小企業、お金持ちと庶民の格差の是正が問題になっているにもかかわらず、その格差を固定し、拡大する改正だからです。 空前の利益を上げ、余剰……
○大門実紀史君 大門です。今回、関税定率法の改正は我が党賛成でございます。ずっと反対をしてきましたけど、歴史的に賛成に今日は回ります。
今、農業のお話ありまして、私も思うこと一杯ありまして本当は議論に参加したいんですけれども、まあ別の機会にしたいと思いますが、今回のマレーシアとのEPAとの関係で農業問題、具体的なことだけ確認させていただきたいと思います。
今回のマレーシアとのEPAが日本の生産農家にどういう影響を与えるのか、農水省の方から教えてもらえますか。
【次の発言】 熱帯果実について若干心配な声が出ていますが、いかがですか。
○大門実紀史君 日本共産党、大門でございます。 今回の法案については尾立さんの方からもう論点出尽くしていると思いますけれども、一点だけ確認をしたいと、確認の意味で質問をしたいと思います。 大変重要な役割を果たしてきた研究所だと思います。私の本家、実家も大阪の北河内で造り酒屋でございまして、今でもやっておりまして、大門酒造と申しますんで、何かの折にはまたよろしくお願いしたいと思いますけれども、この研究所にもお世話になってきたんだというふうに思います。一点だけどうも引っ掛かるのは、こういう研究所が本当に非公務員化になじむのかどうかという点で、なぜかといいますと、この研究所のレベル、非常に高いレ……
○大門実紀史君 大門でございます。 国有地に関連して一点、具体的な問題で質問をさせていただきます。埼玉県の朝霞市のキャンプ跡地について質問いたします。 今地元では国の公務員住宅の移転が大変な問題になっているところでございますが、若干経過を少しだけ申し上げますと、二〇〇三年に国が朝霞市に通知を出しまして、この時点では、朝霞市としてどうその跡地を利用するかを、利用計画を市として、朝霞市として策定してほしいということでございました。二〇〇四年に朝霞市の利用計画の策定委員会が設置されて、二〇〇五年には市民懇談会が設置されて、市民参加でどう利用していくかを検討して、〇八年、二〇〇八年にまとめる作業に……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、三井住友とサラ金の問題を質問させていただきます。 まず、三井住友でございますけれども、私はこの問題、もう今日で取り上げると四回、去年の十月から取り上げておりますんで、金融庁にもう聞くことは余りなくなってきて、今日は西川さんに来ていただいてと思っておりましたけれども、今日のところは来れないということでございますので、やっぱり金融庁に聞くしかないということになってしまうわけでございますけれども。厳正な処分そのものは評価をしているところでございますが、そこに至る経過がありますから、指導とか監督責任は金融庁にもあったんではないかという立場でお聞きをしたい……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の法改正、全体でいえば我が党がずっと要求してきたことも入っておりますし、私自身が質問で要求したことも入っておりますので、前進点はいろいろあるというふうに思うわけですけれども、今頻発しているこの金融被害にリアルタイムにこたえるものになっているかどうかという点ではかなり対応が遅れているというふうに思うところでございます。 資料をお配りいたしておりますけれども、ちょっと細かい数字ですが、要するに、これは国民生活センターの今月の十一日までの直近の資料でございますけれども、一番上に金融・保険サービスの苦情相談件数というのが数字があります。減っているように見えま……
○大門実紀史君 大門でございます。 一言申し上げておきますけれども、この委員会が止まったのはもう一回ありました。私の初質問のときに止まりましたので、その後もう一回ありましたんですね。だから、お互い気を付けなきゃいけないということを申し上げたいと思います。 最初に一言お断り申し上げますけれども、先ほど民主党の前川委員に使っていただいた我が党の調査資料でございますけれども、あくまで前川委員が自主的に使っていただいた資料でございまして、決して私が横流しをしたわけではございません。 私は今、与謝野大臣以外の方を調べております。今日もありましたとおり、経済産業と農水が本丸でございます。天下りも含め……
○大門実紀史君 今日はお忙しいところありがとうございます。 まず、池尾先生、池尾参考人にお伺いいたします。 池尾先生はもう国会おなじみでございまして、何回も私もお話聞かせていただいておりますので、金融全般のことというよりも、ちょっと具体的な点でお伺いしたいと思います。 先ほどありました商品先物取引の不招請勧誘問題がこの委員会で与野党を問わずきちっとすべきだという議論が今続いているところでございます。先ほど池尾先生が言われたお考えはもう私たち意を強くしたところですけども、池尾先生は経済産業省の産業構造審議会の商品取引所分科会にもずっと御参加されていると思います。本来、この経産省の産業構造審……
○大門実紀史君 大門でございます。 西川さんには行政改革特別委員会でもう既に二回いろいろお伺いしていますし、日本郵政の社長を潔くお辞めになるべきだということもその場では申し上げておりますが、今日は三井住友問題の中身の解明ということですので、そういうことはあえて申し上げませんけれども。 私は、三井住友が公取に処分を受ける前から、三井住友のこの抱き合わせ販売の問題は取り上げてまいりまして、現場の調査もしてまいりました。コンプライアンス体制とかいろいろおっしゃいますけれども、私は、コンプライアンス体制というのはいろいろ苦情があってそれをどう処理するかになるんですけれども、一番の問題は、当時、金利……
○大門実紀史君 コンプライアンスとかモニタリングの話が続いているんですけれども、はっきり申し上げて、三井住友問題、私いろいろ取り上げてきたんですけれども、もうそういう話は聞き飽きたといいますか、二〇〇〇年の十二月にさくら銀行と住友銀行が合併する際に、公正取引委員会から、今回のような事態を起こす可能性があるよ、おたくはという指摘を受けていたにもかかわらず、そのときにもコンプライアンスをきちっとやりますという合併に伴う大誓約をされて、にもかかわらずその翌年から今回の金利スワップの押し付けをすぐ始めたというところがあるんでね、私はそういう、またコンプライアンスやります、モニタリングやりますということ……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、サラ金とやみ金との関係を一つ、もう一つは村上ファンドと福井さんとの関係をお聞きしたいというふうに思います。 最初に、今、高金利引下げの問題では、小泉総理の発言が大変マスコミでも業界でも話題になっておりまして、三月に私が予算委員会でお聞きしたときは、総理は、わずかなお金借りて多額の借金するような人をなくさなきゃいけないと、そういう高金利をむさぼっている業者にこれ以上被害を受けないように党派を超えて対策を取ってほしいという答弁をされて、これはこれで大変マスコミでもいい面としてとらえられたんですけれども、五月の十八日に行政改革特で、総理が、高金利を引き……
○大門実紀史君 大門でございます。 原田参考人、今日は大変御苦労さまでございます。また、日ごろの御努力にも感謝を申し上げたいというふうに思います。 いろいろお聞きしたいことございますけれども、時間短いので、また最初の議論ということがありますので、そもそも論を一つだけお聞きしたいというふうに思います。 原田さんのお話の中にも国益という言葉が度々出てまいりました。私も、ODAを考える上で国益というのは当然大事にしなければいけないと思いますが、ただ、中国とインドのODA調査に実際に行って、行ってますますその国益というのは本当は何だろうというのを考えてしまうところがございます。何といいますかね、……
○大門実紀史君 大門でございます。
インドのODA調査踏まえて、具体的な問題で質問したいと思います。
草の根無償資金協力のことでNGOの方々から要望を聞いてまいりました。この草の根無償資金協力について簡単にちょっと説明をしてくれますか、外務省の方で。
【次の発言】 ありがとうございます。
麻生大臣にお聞きしたいんですけれども、このODAの中でNGOが果たす役割というのは私大変大きなものがあるというふうに、中国でもインドでもアフリカでも見てまいりましたけど、大臣、どういうふうにお考えか、一言お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございます。
そういうNGOの方々からい……
○大門実紀史君 わざわざ御指名いただきまして。 私が熱心だったのは違う部分なんですけど、感じた一つのテーマで、どういうふうに現地の人たちに日本のODAが理解されているかというか、分かられているかという点では、JBICとかJICAという看板はあるんですけども、ジャパンというのが分かりにくいと。JICA、JBIC、何だろうなと、中を見たらジャパンと書いてあるんですけども。地下鉄なんかも、JBICがやってくれましたとすごい標識があるんですけども、よく見るとジャパンだなと分かるんですけどね。 だから、日の丸を付けろとは言いませんけど、何かこう、もう少しはっきりと日本というのが分かるものがあった方が……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は通告では海外青年協力隊について質問するという予定でございましたけれども、残念ながらやめさせていただきます。 外務省にお願いをした資料が届くべき時間に届かないと、質問を取りに来た人も話の分からない人が来るということがこの間二回続いておりますので、たまたまのことなのか、たまたまが二回続いたのか分かりませんが、いずれにせよちょっと、これは新しい特別委員会でもありますから、常任委員会抱えている外務省が対応が大変だと、何も悪気はないのは分かるんですけれども、ちょっとちぐはぐなことがありまして、資料がありませんので。 ついでに言わしてもらえれば、いずれにせよ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 ライブドア事件について、個人投資家保護の観点で質問をしたいと思います。 ライブドアの問題の特殊性というのは、個人株主が物すごく多いと、非常に多いということでございます。この三年で千五百人程度から二十二万人に物すごい急増したわけですね。これは大企業よりも多い個人株主数でございます。同時に、そのライブドアの株の急上昇というのはこういう個人株主が支えてきて、増えて支えてきたという面があるのも伝えられているところでございます。 その多くがデートレーダーと言われる、もう一日じゅうパソコンに座ってやっている人もいますが、その多くはほとんどアマチュアの投……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 私は、今日は税と格差の問題を質問しようと思っておりましたけれども、質問いたしますけれども、用意していた質問の半分ぐらい若林先生がもうおやりになりましたんで、だからというわけではありませんけど、先ほどから量的緩和のやり取りが続いておりますんで、一つだけどうしても言いたくなったといいますか、お聞きしたいと思いますので、御了解いただきたいと思います。 そもそも、今までの三十五兆という超量的緩和は、私は正常なことではなかったというふうに当該委員会でも質問してきたところですけれども、大体、必要な額というのは今でも十兆円ぐらいでございます。それが三十五ま……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日は、午前午後を通じて、サラ金、クレジットの高金利、高過ぎる金利について取り上げたいと思います。 この間、多重債務、自己破産あるいは自殺ということで、やみ金だけではなくてサラ金、クレジット被害の問題も社会問題化しているところでございますけれども、こういう中、最高裁がこの間相次いで、いわゆるグレーゾーンの撤廃に向けた、そういう方向の判決、あるいは高金利を引き下げる、を促すような方向の判決を出してきているところでございますけれども。 まず金融庁に伺います。いわゆる上限金利のグレーゾーンの存在がいろいろ引き起こしてきたわけですけれども、このグレ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 この予算委員会で何度も非正規雇用の問題が取り上げられてまいりましたけれども、その非正規雇用の中で違法派遣、偽装請負あるいは不当労働行為がまた急増をしているという問題を取り上げたいと思いますが、もう結論から申し上げますと、その元凶の一つになっているのが、昨年この予算委員会でも私取り上げましたが、日本最大の請負企業でありますクリスタルグループでございます。 この巨大企業は、資料をお配りいたしましたけれども、全国で二百四十を超える子会社を持っております。売上高が五千四百億円、従業員数が十三万五千人と、世界でもトップクラスの人材請負会社でございます。……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 小泉総理とは今日が最後の質問ということで、何はともあれ長い間御苦労さまでございました。余りまともな答弁をいただいたことはございませんけれども、それなりに感無量というところはございます。是非お元気でお過ごしいただきたいと思いますけれども、ただ今日は十分しかございませんので、総理にお聞きする時間があるかどうかということでございます。 村上ファンドと福井総裁の関係ですけれども、今日はもう細かい点、余りお聞きするつもりはございません。幾つか事実確認をしたいと思いますが、ただ一言申し上げておきたいんですけれども、日銀の総務人事局、厳重に抗議をしておきた……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。山本大臣、渡辺副大臣、よろしくお願いをいたします。 最初に副大臣に聞くのもなんなんですけれども、渡辺副大臣は足利銀行問題で大変御尽力されてこられました。私も破綻のときからこの委員会で何度も、最近も含めて取り上げてまいりまして、自民党の矢野先生とほぼ同じ立場で竹中さんとやり合ったりもしてきたところでございます。最近も地元の商工会議所の会頭ともお話を伺って、いろいろ要望も聞かしてもらったところでございますけれども、渡辺副大臣とはちょっと立場が違うかも分かりませんけれども、いずれにせよ、地元の中小企業あるいは地域経済のためにいい銀行になってもらいたいな……
○大門実紀史君 大門でございます。 私が最後でございますので、よろしくお願いします。 前国会、私も村上ファンド、福井さんの問題についてはかなり厳しく追及をさせてもらった一人でございます。言いたいことはもうすべて前国会言っておりますのでくどくど繰り返すつもりはございませんが、その後の展開を含めて一つだけ、どうしても疑問な点があるので今日はお聞きしておきたいというふうに思います。 私は、前国会最後のこの委員会の質問で申し上げました。村上ファンドから福井さんのところに振り込まれるであろう利益ですね、それはお受け取りになるべきではないと。インサイダー取引、不正取引によってつくられた利益の一部でご……
○大門実紀史君 大門でございます。 もういろいろ御議論ありましたので、通告した質問はもうやめて、素朴な疑問をお伺いしたいと。これはもうだれにでも、基本的な問題ですので、お答えできると思いますので。 今日もいろいろ出ていましたけれども、農業の構造改革論ということでございますけれども、私いまだよく分かりません。教えてもらいたいと思いますけれども。要するに、東アジアとのEPA、FTAを拡大していくと、どうしても日本の農業の問題が出てまいります。毎回議論になります。それについて、政府諮問会議でも今言われていますが、日本の農業の構造改革をやって競争力を強めて東アジアから農産物が入ってきてもまあ打ち勝……
○大門実紀史君 大門でございます。 私、今年サラ金問題で質問をするのは今日で九回目になります。間もなく十回を超えると思いますけれども、この分野は取り上げることがもう幾らでもある分野でございまして、今日はまず武富士が借り手の年収を偽造している問題について取り上げたいと思います。 これは、過剰貸付けの禁止ともかかわるわけですけれども、一言申し上げておきますが、先ほど三分の一の総量規制超える場合、売却可能な資産があれば云々とありましたけれども、そういうことそのものがあり得ないんですね。担保以外はあり得ないんです。よくよく検討されるべきだと。現実社会ではそういうものは担保というんです。つなぎで借り……
○大門実紀史君 大門でございます。
今日で十一回目の質問になります。今日は時間が短いんで、端的にお聞きしますんで端的にお答えください。特に、三國谷さん、よろしくお願いしたいと思います。
過剰貸付けの抑制、総量規制の導入という点で、年収の三分の一を超えてはいけないとありますが、内閣府令で売却可能な資産がある場合は除くというふうになっておりますけれども、この部分が大変心配でございます。これは担保を取るという意味ではないというふうに金融庁から聞いておりますが、そのとおりでよろしいでしょうか。
【次の発言】 私、まだおまとめローンまで聞いてないんですけれども、要するに担保ということは考えてないとい……
○大門実紀史君 今日、自民党さんと特に民主党さんの御配慮をいただいて、一時間の質問時間をいただきました。お礼を申し上げたいと思います。 今日で十二回目の質問ということになりまして、今年最後の質問でございますが、またこの私の質問の後、この歴史的な法案が可決されるであろうということで私自身も感無量でございます。与党、金融庁の皆さんの努力を多としたいと私は思っております。 ただ、残された課題はまだまだたくさんございまして、今日は、総量規制と保証人の問題、商工ローン、日掛け、そして多重債務者対策本部について順次伺っていきたいと思います。 最初に、過剰貸付け禁止、総量規制の問題でございますけれども……
○大門実紀史君 第二班の大門です。ほかに委員会のメンバーおりませんので、私の方から報告さしていただきます。参加メンバーはお手元の資料にあるとおりでございます。私は四回目のODA調査になりますけれども、今回の調査は大変ドラマチックといいますか、アクシデントの多い調査でございました。これはほかのメンバーも同じ意見ですので、その点に絞って報告をしたいと思います。 タイ、インドネシア、シンガポール全体の案件は時間の関係で報告書を見てもらいたいと思いますが、調査団全員が大変強烈な体験をしたインドネシアのコトパンジャン・ダムについて絞って、後々の教訓もありますので、報告をしたいと思います。 お手元に資……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 先ほど自民党の山下先生も触れていただきましたインドネシアのコトパンジャン・ダムについて質問いたします。 参議院の調査団がコトパンでいかにひどい目に遭ったかというのは、この前の委員会で報告をさせていただいたところでございます。まあすさまじい体験をしたわけですけれども、委員会で報告するだけでは腹の虫が収まらないという方もおられますので、大臣に苦言を一言申し上げることも含めて質問したいと思います。したがって、今日は我が党の質問というよりも、調査団全体の気持ちといいますか、超党派の立場での質問ということで、御答弁もそういうふうにお願いできればと思いま……
○大門実紀史君 大門でございます。 政策投資銀行に絞って質問いたします。 政策投資銀行については、ファンドの出資の問題含めて様々な問題点を当該委員会で何度も質問して、厳しく指摘をさしていただいてきたところでございます。小村さんとも何度も質問をさしていただいておりますけれども、これから完全民営化されるということでございまして、私はなくすことには大賛成でございますけれども、その完全民営化というのが何なのかというのが、場合によっては国民に損失を生む、国民負担を生むということもありますので非常に疑問を持っているところですが、その前にやっぱり今までやってきたことをきちっと総括をされるべきではないかと……
○大門実紀史君 大門でございます。 国有地の売却、払下げ問題で質問いたします。 国有地の有効活用とか不必要なところを売却するというのは、国庫に収入が入りますから国民のプラスになるということで、全般的には反対するものではございませんが、時々ちょっとうさん臭いプロジェクトが出てまいります。大体、明治以来、国有地払下げというのは利権話がいつも付き物だったわけですけれども、そういう点で、私は再三取り上げてきたのが大手町開発という問題で、国会で取り上げるのは今日で五回目になります。壮大な国家プロジェクトですから、まだまだ取り上げていく必要があると思っておりますけれども。 資料をお配りいたしました。……
○大門実紀史君 大門でございます。 経産省の決算概要を見ますと、消費者行政という項目も金額もございません。聞いてみたら、わずか五億四千万程度ということでございます。とにかく予算的にも、取組もあるいは法改正も消費者保護という立場を強めていただきたいというふうに思います。 そういう立場で、今日は昨年から議論になっておりますクレジット被害について質問をしたいと思います。 昨年もこの決算委員会で取り上げましたが、独り暮らしのお年寄りあるいは認知症の方、知的障害者の方をねらった、呉服を買わせるとか高価な商品を次々と買わせるという、あるいは住宅リフォーム事件もございました。そういう次々販売というのが……
○大門実紀史君 今日はアメリカのシティグループの一員であるサラ金のCFJについて取り上げたいと思います。 シティグループは、もう報道されておりますが、今年中に日本の株式市場、東証に上場しようという準備をしているようでございます。その上場する上でネックになっているといいますか、整理をしなきゃいけないのがサラ金のCFJということに今なっているようでございます。その中で、いろんな問題が今起きております。 サラ金のCFJは、日本のサラ金市場がもうかるということでシティグループが設立した会社でございますけれども、御存じのとおり、貸金業法の改正でこれからはもう大変だということで、今縮小整理に入っている……
○大門実紀史君 共産党の大門でございます。
前回に続きまして、シティグループについて質問させていただきます。
シティのCEO、チャールズ・プリンスさんが度々来日をされておりますし、在日支店の責任者の、これは新聞報道ですけれども、ダグラス・ピーターソンさんが金融庁の幹部とかなり親しくお酒も飲んだりしているという報道もございます。何かと今世間を騒がしているシティでございますけれども、金融庁と今どういう関係にあるのかということが気になるわけですが、山本大臣はこのシティグループの関係者とお会いになったことございますか。
【次の発言】 シティグループ全体、いろんな方が、大臣だけではなくて五味長官とも……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日は、夕張市の破綻と大銀行の貸手責任について取り上げたいと思います。 この問題は、単に夕張市にだけの問題にとどまらず、後々他の自治体にも波及すると思われる問題ですので取り上げたいと思いますが、夕張市には私自身三回現地調査に参りました。昨日、予算委員会で我が党の紙智子議員が、テレビ放映されましたけれども、夕張破綻の直接的な原因は、北海道も指摘するように観光投資への過大な投資と。その観光投資にいかに大銀行が手をかしてきたか、過剰融資をしてきたかという実態を昨日明らかにしたところでございます。報道関係者も含め、たくさんの今問い合わせが来ているとこ……
○大門実紀史君 大門でございます。 長い時間お疲れさまでございます。私が最後の質問ということになります。 もう既に様々な角度で議論がございました。私、三年前から格差と税、所得再分配については質問してまいりまして、今日は最後に格差と税、所得再分配と思っておりましたけれども、尾立さんがたっぷりもうやり尽くされましたので、聞いても同じ答弁が出てくるんではないかというふうに思います。 それでは一言申し上げていいでしょうか。尾身大臣はかなり答弁書をしっかりと長く読んでお答えになりますけれども、私、何か大臣と議論しているよりもその答弁書を書いた課長補佐と議論しているようなむなしい気がいたします。やっ……
○大門実紀史君 大門でございます。 先に我が党の本法案の評価について述べておきたいというふうに思います。 この法案は行革推進法の特別会計改革を実行に移すためのものということでございまして、今三十一ある特別会計ごとに制定されていた特別会計法を一括法として、さらに、一般会計とは異なる共通のルールの制定とか財務情報の開示、法整備、まあ特会に対するチェックと透明化を進めるルール作りという点で、それ自体は必要な措置だというふうに思います。 ただ、全体としてこれが特別会計改革という名に値するのかどうかということが問われなければならないと。一つは、浪費の構造にメスが入っているかどうかということでござい……
○大門実紀史君 大門でございます。 最初に、多重債務者対策について伺います。 昨日も有識者会議で自治体の相談窓口について議論があったようですけれども、しっかりした方向を出していただきたいと思いますが、以前から議論ありましたけれども、財政的、人員的になかなかそういう取組は難しいという意見もいまだあるようですけれども、先進的な自治体に行って、私も奄美市に行きましたけれども、奄美などの例も含めて先進的な自治体では、特に人が多いとか予算があるからやっているわけではなくって、やっぱり意識の高い職員がおられて進んでいるんだというふうに思います。 端的に私、そういうのを踏まえて二つ提案をしたいと思いま……
○大門実紀史君 大門でございます。
関税法の審議ですけれども、本題に入る前に、損害保険会社の問題について一、二点お聞きしたいと思います。
今日はわざわざ山本大臣にお越しをいただきまして恐縮でございます。せっかく来ていただいたので、是非いい御答弁をお願いしたいと思いますけれども、まず山本大臣は、損保会社の不払事件、相次ぎました、これについてどういうふうにお考えか、またその根底に何があるとお考えか、簡潔にお聞かせいただければと思います。
【次の発言】 私は、その構造の問題の根底には、もうけばかり追い掛ける、もうこの間いろいろ起きていますけれども、そういう利益至上主義があるんじゃないかと思います……
○大門実紀史君 大門でございます。 破綻報告については足利銀行問題をフォローしてきましたけども、既にもう何回も取り上げておりますので、今日ももう議論がありましたので、とにかく地元の中小企業、経済活性化のために、受皿問題も含めて、金融庁、御尽力をいただきたいということだけ申し上げておきたいと思います。 この間、大問題になっています生命保険の不払問題について質問をしたいと思います。 ちょうど二年前になりますか、四月だったと思いますが、この委員会で明治安田生命について、当時は伊藤大臣でございましたと思いますが、取り上げました。そして、そのときにほかの生保も不払の可能性があるということを御指摘し……
○大門実紀史君 大門でございます。
最後ですので、日銀さんを激励する質問をしたいと思っております。
東アジアにおける経済協力、通貨協力は積極的に進めるべきだという点で今までも質問してまいりました。この点でこの間進展がございましたので、お聞きしたいと思います。
まず、財務省の方に所管ですのでお聞きしますけれども、ASEANプラス3の財務大臣会議が今月の五日、京都で開催されましたけれども、ここで東アジアでの金融協力について新たな前進があったと思います。主な内容について簡潔に解説をしていただけますか。
【次の発言】 初めてお聞きになる方はちょっと分かりにくいと思いますけれども、要するにチェンマ……
○大門実紀史君 大門でございます。 新保険業法の施行に伴って、自主共済がどうなっていくのかということが今大変な事態になっております。衆議院では自民党も民主党も質問をされまして、民主党では今議員立法も準備されているというふうな党派を超えた問題になってきております。 この問題、金融庁と法案審議の段階から、最初から議論してきた人間として、幾つか本質的なところを質問したいというふうに思います。 まず最初に教えていただきたいんですけれども、現時点での全体状況ですけれども、この共済、今回の適用に伴っていろんな団体が、団体の数がどれぐらいあって、届出申請あるいは解散、廃業という状況の数字をまず教えてい……
○大門実紀史君 大門でございます。 もう朝から政投銀の話ばかり続いておりますんで、少しお疲れではないかと思いますので、ちょっとだけ気分を変えまして、その間一休みをしていただいて結構ですけれども、本題に入る前に一つだけこの間起きていることで総務省にお聞きをしておきたいと思います。 多重債務対策についてでございますけれども、昨年、高金利の引下げ法案が成立いたしまして、同時に、政府に多重債務対策本部ができて、政府を挙げて多重対策に取り組もうということになっていて、自治体レベルでも頑張ろうということで総務省も大変努力して、いい方向に今なっているところでございます。この多重債務者の最悪の結果が自殺と……
○大門実紀史君 大門でございます。 いよいよ最後の質問でございますけれども、いまだによく分からない法案でございまして、何のために民営化するのか、民営化した後どうするのか、両面ともよく分からない法案だと思います。 ちょっと角度を変えて、最後ですので、今後政投銀がやろうとしておられることに沿って質問したいと思います。お手元に資料をお配りいたしましたけれども、政投銀の医療分野への進出という点について質問いたします。 この間、民間企業も医療分野への進出が大変著しいわけですけれども、政投銀もこういうファンドをつくって、三菱商事と一緒にファンド、MCというのは三菱商事でございますが、三菱商事と一緒に……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日はサラ金の信用情報の扱いについて質問をいたします。 質問に入る前に、この間の金融庁の多重債務対策の取組については大変敬意を表したいと、大変頑張っておられます。今度の十六日のシンポジウムを含めて、現場の方は大変喜んでおられますので、山本大臣の指導のたまものだというふうに思っておるところでございます。別に上げたり下げたりするつもりはございませんが、上げたまま質問をしていきたいと思うわけでございますけれども。 現在、昨年の最高裁判決がありまして、また貸金業法の改正の流れがあって、利息制限法を超える利息の返還、過払い金の返還といいますけれども、その動きが強……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の法案はなかなかよくできた法案だというふうに思っているところでございます。 四年前に大改正がございまして、随分あのときに議論したことを思い出しますけれども、強いて言うなら、あのときにもっと早く今回のような内容を入れておけば、その後のいろんな事件が防げたのではないかということは申し上げたいと思いますし、個々いろいろ課題もあると思いますが、もう既に相当重複して指摘されておりますので、あえて重複して触れません。 そもそもこの公認会計士問題、私の記憶では、この委員会的に言えば、最初はやっぱり足利銀行の中央青山の問題で、あのときもさんざん議論しましたけれども……
○大門実紀史君 大門でございます。 鳴り物入りで登場した電子記録債権ですけれども、私はこの電子記録債権、余り使われないんじゃないかというふうに思います。せいぜいクレジット会社のローン債権等が先行するぐらいで、何年後かにまた改正をしないと使われないといいますか、その程度の法案じゃないかなと思っていますけれども、記録機関の専業の問題もそうですけれども、最も大きな目的であります中小企業の資金調達が本当に進むのかと、これ、よく考えなきゃいけないというふうに思います。 そもそも手形、売り掛け債権流動化してほしいというのは中小企業の資金調達促進の上で大変強い要望でございました。その中でも売り掛け債権の……
○大門実紀史君 今日はありがとうございます。 お二人はODAの予算減らすなということだと思いますが、私もODA調査で七か国ほど回りまして、単純に減らせばいいものではないということを思います。 ただ、無駄とか利権絡みとか、そういうものはなくさなきゃいけないし、今に合ったODAといいますか、NGOの意見も聞きながら時代に合ったものに変えていく必要があるというふうに思います。 ただ、ODAというのは、元々要請主義といいますか、建前は要請があって検討するという形から、湾岸戦争以降でしょうか、小沢一郎さんが当時自民党の幹事長だったと思いますが、国際貢献論あるいは外交的手段論ということを言われて、そ……
○大門実紀史君 今日は、お忙しいところありがとうございます。 私がお聞きしたいことは既にもう随分取り上げられましたんですが、今のFTAとODAの関係についてもう少しお聞きしたいといいますか、東アジアの経済連携というのは私も重要だと思うんですが、FTAとODAというのはおっしゃるほど結び付いて考えなきゃいけないのかなというふうに思ったりいたします。 FTAとODAの関係で、確かに、ODAで、円借款で相手国のインフラを整備すれば日本から輸出をしやすくなると、こういうことはあると思うんですが、一方で、今、高野先生から日本の農業ありましたけれども、相手国の農業を考えますと、この前のFTAもそうでし……
○大門実紀史君 大門でございます。十分ですので簡潔な答弁をお願いしたいと思います。 昨年十一月二十七日のこのODA特別委員会で、調査団を代表して質問をさせていただきました。参議院のODA調査団がインドネシアで調査の際に、JBICの現地コーディネーターが調査団がヒアリングをした村長さんに現金を渡した件について厳しく抗議をしたわけです。そのとき、麻生大臣も、買収したかのごとき疑惑を持たれるような行為は厳に慎むべきというふうに御答弁をいただいております。 にもかかわらず、今年の二月の十三日、同じインドネシア、同じインドネシアJBIC、同じ首席責任者の下で同じようなことが行われました。簡単に言いま……
○大門実紀史君 五分ですので、お二人に一遍に一つずつお聞きしたいと思います。 谷山参考人にまず伺いますが、レジュメの法令遵守のところで、途上国と政策対話を行うには、ドナーの側の徹底した不正の排除が必要というふうに書かれておりますが、ちょっと具体的にどういう点を御指摘されているのか、教えてもらえればというふうに思います。 山田参考人にも一つだけ伺いますが、谷山参考人からもありましたように、企業が進出をしてグローバル化が進むと、新たな貧富の差の拡大が今広がっているというのはもう指摘されているところですけれども、そういうときに進出した企業が何をすべきかということもまた今問われているんじゃないかと……
○大門実紀史君 大門でございます。 十分ですので、簡潔な御答弁をよろしくお願いしたいと思います。 ODAと軍事活動との関係について質問いたします。 先ほどもございましたアフガニスタンでは治安の悪化が続いておりまして、特に南東部ではもう内乱状態と言っていい状況でございますが、そのアフガニスタンでNATOのPRTと、地方復興チームが活動をしております。PRT、地方復興チームというのは、重武装した兵士と文民やNGOなどの民間の要員がチームを組んで治安活動と復興支援をやるものでございます。軍事行動と支援がセットになっているというものでございます。PRTというのは、実際には米軍によって、アメリカ軍……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
格差を是正する観点で質問したいと思います。
まず、尾身大臣にお伺いいたします。
今回延長されようとしております証券優遇税制、その減税の規模は幾らぐらいでしょうか。
【次の発言】 試算として初めて数字が出ましたけれども、国税で約六千億ということは、先ほどありました、総務省が言っております一千五百億、合わせて七千五百億が一つの推計ですが、今政府が言われた、まとめとしてそういう数字と理解してよろしいでしょうか。
【次の発言】 総務省の試算、そして今、それを基にすると国税で六千億と。これには、実は株式譲渡益の申告課税分が含まれておりません。し……
○大門実紀史君 両参考人、御苦労さまでございます。 私の方は二つの点に絞って伺いたいと思います。 一つは、中国社会の所得格差、貧富の差の拡大の問題です。 この夏、参議院でODA調査団、代表団行きまして、私も参加してまいりました。先ほどお話あった貴州省にも行ってまいりましたけれども、代表団は別に感謝しろとか感謝してほしいというつもりで行った者はございませんで、むしろ、各村で感謝の会といいますか、そういうものが余りにも開かれるので、もう辟易するといいますか、感謝されに来たんじゃないと、本当にODAが必要なのかどうかを、効果的なのかどうか、それを見に来たんだということで、むしろ余り感謝、感謝と……
○大門実紀史君 本日はありがとうございます。 私の方は、日中というよりも、日本のアジア外交、中国のアジア外交という、そういう角度でお伺いしたいと思います。 私の問題意識、先に申し上げますと、日本の政府、外務省にそもそも今までアジア外交と言えるような戦略だとかそういう先見性だとかポリシーというものがあったのかどうかということをまず思うわけですけれども、根底にいまだ欧米志向といいますか、脱亜入欧といいますか、とにかくアジアを脱してヨーロッパ列強の仲間入りをするというような、明治維新以来のそういうものが根底に続いていて、なおかつそれは裏返すとアジアべっ視になるわけですけれども、そういうものはずっ……
○大門実紀史君 今日はありがとうございます。日本共産党の大門でございます。 既にもういろいろありましたので、簡潔に二つばかりお聞きしたいと思いますが、東アジア共同体構想との関係でお二人に伺いたいと思います。 東アジア共同体構想は、日中が、日中の連携がかぎだというふうに言われておりますけれども、日本の対応については、私前回少し指摘をさしてもらったんですが、とにかくアメリカの顔色をうかがいながら、中国にイニシア取られないように後手後手に回ってきているんではないかという、ちょっと情けないなと思っているんですが、中国も、この東アジア共同体構想における日中の連携という点ではどうなのかなと思っている点……
○大門実紀史君 今日はお忙しいところありがとうございます。日本共産党の大門実紀史でございます。 小此木先生に二点お伺いいたします。 一つは、中国が北朝鮮にどういうふうにあってもらいたいかというのは、先ほどもお話ございましたけれども、基本的には中国的な開放路線といいますか、そういうものに転換してもらいたいと思っているでしょうし、対外的には協調路線で行ってほしいというふうに中国は北朝鮮のことを思っているんじゃないかと。特に、朝鮮半島で有事が起こった場合、中国も特に経済的にも大きな打撃を受けるというようなことも想定しているんではないかと思います。その点で、中国が北朝鮮にどのように働き掛けるかとい……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日はお忙しい中ありがとうございます。二点お伺いいたします。 一点目は、お二人に同じことをお伺いしたいと思いますけれども、先ほど東アジア共同体構想と日米同盟が共存し得るというお話ありましたけれども、経済のこの具体的な共同構想を、これからどうなるか分かりませんけれども、想定したときに、どういうふうになっていくのかなという点をお伺いしたいと思います。 例えば通貨で東アジア共同体として何か共同的にやっていくと、基金という話とかいろんな構想がありますけれども、そういうことをやっていったときに、かつて日本が提案したやつを中国と一緒にアメリカがつぶした……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。今日はお忙しいところ、ありがとうございます。 最初に羽場先生にお伺いいたします。 先生のレジュメの二ページの6)のところ辺りをもう少し詳しくお聞きしたいということでありますけれども、ドイツとフランスが歴史的敵対者であったのが協調と発展してきたというところに、特に日中も、東アジアの地域協力進めていく上で日中も学ぶべきではないかというようなことの部分であります。南京で抱き合えるかどうかは別として、このドイツとフランスの歴史というのをどう学ぶのかということですけれども。 以前読んだ本に、その下の方にも書いていますが、フランスのシューマン外相が提案し……
○大門実紀史君 お二人、お忙しい中、ありがとうございます。日本共産党の大門でございます。 山影先生にまずお伺いいたしますけれども、東アジア共同体、私は実現してほしいという立場で、実現させるならという前提で御意見を伺いたいと思いますが、東アジア共同体に向けて、今、今日もお話ありましたが、二国間FTAというのが注目されているところですけれども、ただ、これは一つの手段にすぎないといいますか、あちこちFTA結びさえすれば共同体に行き着くというものではないというふうに思います。例えば、今も原産地規則とか、あれにコストが掛かるとか、AとBという国が結んだらCの国がどうなるんだとか、いろんなことがもう出て……
○大門実紀史君 この調査会では、東アジアの共同ということがテーマで質疑をされてきました。 私は、東アジアの共同は、二十一世紀の日本の政治、経済、アジア全体の発展を考える上で不可欠の課題と考えております。この点では、当然、日本と中国の政治的、経済的連携抜きには考えられないと。むしろ、日本、中国が一緒にイニシアチブを取ってつくるべきであろうと思いますし、他の東アジア諸国もそれを望んでいると思います。 ところが、この日中の連携が今極めて憂慮すべき事態になっています。先ほどからございました中国の反日デモの問題です。 今日は、当初、日中の経済関係構築について意見表明をしようと思いましたけれども、時……
○大門実紀史君 アジア外交、対中外交も議論してきましたけども、私自身は本当はもっと経済問題を議論したかったというふうに思っております。 そういうことを中心に発言をしてきましたけど、ただ、今も出ていますけれども、どうしても歴史認識の問題は対中問題を考える上で避けられない問題だったというのも調査会での議論の示したところだというふうに思いますので、私はその問題余り触れてこなかったんで、一言といいますか、簡単にまとめて触れたいと思いますけれども、先日、テレビで自民党の加藤紘一元幹事長が出ておられまして、なるほどなと思うことをおっしゃっておりました。 一つは、この歴史認識問題というのは、もうほかの国……
○大門実紀史君 大門でございます。ふだんは財政金融委員会に所属しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 時間の関係で、私の方は、対価の柔軟化に伴う三角合併に絞ってお聞きしたいと思います。 三角合併といいますのは、外国の親企業が日本に子会社をつくって、その子会社が日本の企業を買収あるいは合併すると、これは三角でございますけれども。対価の柔軟化というのは、その際に、外国の親企業が持っている自分の株式を使って買収、合併ができるということでございます。ただ、今度は、これに対する企業防衛ということで実施は一年後にというふうになっておりますけれども、この三角合併そのものはもう御存じのとおり外……
○大門実紀史君 大門実紀史でございます。 御両人ありがとうございます、今日は忙しい中。 まず、田近参考人にお伺いいたします。 税の在り方、財政の在り方というのは国の在り方そのものにかかわる基本的な問題だというふうに思います。資本主義というのは、そもそも最初始まったときに貧富の格差を最大化してしまったと、それを人類の知恵といいますか、是正するために所得の再分配ということを行ってきたわけですね。その重要な中身が社会保障であり、累進課税ということだったわけですが、この十数年といいますか二十年ぐらいでいると、逆にそれを緩和していこうと、社会保障も自助努力だと、累進税も緩和していこうと、そういう流……
○大門実紀史君 今日はありがとうございます。 日本共産党の大門でございます。 同じ共産党でも中国とは随分違いますので、誤解のないようにお願いしたいと。 先ほど天児参考人言われた点で、私も去年中国へ行きまして、共産党幹部と話をしたら、我が党のことよりも自民党のことを詳しく聞かれました。要するに、一つの党が長い間政権を維持している仕組みは何なんだということを聞かれましたので、アンブレラという認識は私も一緒だということを先に申し上げておきたいと思います。 東アジア共同体について、時間が少なくなりましたけれども、簡潔にお聞きしたいというふうに思います。この中の、日本、中国、そしてアメリカという……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日は刺激的な御意見をたくさんお聞きいたしました。ありがとうございます。 坂元参考人にまずお聞きしたいんですけれども、限定的な集団的自衛権をまずやったらどうかという御提案ありましたけれども、この間のいろんなのを見ていますと、アメリカが望んでいる、日本に望む集団的自衛権というのは、その日本の周辺とかじゃなくて、もうちょっとグローバル展開なものではないかと思うんですが、その点どういうふうにお考えかを坂元参考人にはお聞きしたいと思います。 岡崎参考人には、一度お話を伺いたいと思っていたぐらいなんですけれども、今日は日米同盟強化とか集団的自衛権に集……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。貴重な御意見、ありがとうございます。 最初に、藤原参考人にお伺いしたいんですけれども、先ほどの巻き込まれの恐怖と置き去りの恐怖というのは大変面白く、すとんと胸に落ちて分かるものがありました。 韓国とアメリカとの関係がどうなっているのかなというのをずっといろいろ不思議に思ったものですから、さっきの話で少し分かってきたような気がするんですけれども、去年の八月十五日の韓国の光復節というんですか、独立記念日ですね、あのときに韓国でアンケートを取ったら、もしもアメリカと北朝鮮が戦争をしたらどちらに味方するかと。そうしたら、韓国の若者の六五%が北朝鮮の味方……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 貴重な御意見ありがとうございます。 まず、小川先生にお伺いいたしますけれども、何で東アジアなんだという話がよく出るわけですけど、今日の先生御指摘のとおり、私はやっぱり東アジア共同体というのは、あの九七年の通貨危機が、その前からも構想ありましたが、非常に強くあれがあってから志向されてきたと。ですから、ASEANの国にとっては、あのときのドルペッグのこと、あるいはアメリカの金融、投機マネーにやられたんじゃないかとか、あるいはその後のIMFプログラムに対する反発とかいろいろありますので、やっぱり東アジアと、APECではないというのが脈々とあって来て……
○大門実紀史君 本日はありがとうございます。大門でございます。 両参考人に一点ずつ、もう簡潔にお伺いしたいと思います。 稲田参考人には、世界銀行の動きですけれども、新総裁でウォルフォウィッツさんか、ウォルフォウィッツさんですね、なりましたですけれども、彼はネオコンと言われたり、中東に自由経済圏つくるというようなこともおっしゃっていた方ですけれども、そのウォルフォウィッツの新総裁の下で今後の展開として世銀がどういう方向に行くのか、御所見があれば伺いたいということでございます。 松下参考人には、先ほど東アジア環境共同体について少し触れられましたけれども、もう少し詳しく、今現在の動きがあれば、……
○大門実紀史君 今日はどうも御苦労さまでございます。 納家参考人には二つお聞きしたいと思います。 一つ、レジュメの中の@に九・一一事件の謀議というのがございましたけれども、これは飛ばされたのか聞き漏らしたのか分かりませんが、ちょっとどういう内容か教えてもらいたいというふうに思います。私、実はビンラディン・ブッシュ・コネクション、カーライルというのをずっと調べておりまして、そういうことに関連するのかどうかというのありますので、お聞きしたいと思います。 二つ目には、これはもう素朴な疑問なんですけれども、アルカイーダはそもそもアメリカが支援してきたというのは周知のところでございますが、元々イス……
○大門実紀史君 今までの参考人質疑踏まえて、私も東アジア共同体のこれからの方向について絞って意見を述べたいと思います。 東アジア共同体はこの調査会で二年にわたり議論がされてまいりましたけども、いろんな議論がありまして、APECだけでいいんじゃないかと、東アジア共同体そのものが必要なのかという議論から、いろいろ出ましたけども、私、必要だという立場ではおりますが、そうはいっても議論百出のテーマでございました。それが緩やかなものなのか、EU型を目指すのか、あるいは経済協力に絞るのか、安全保障も含めるのか、あるいはアメリカを入れるのか、アメリカ抜きなのか等々、いろいろ、さらに日中間の歴史認識問題も議……
○大門実紀史君 大門でございます。本日はありがとうございます。 最初に土居先生にお伺いしたいと思いますけれども、歳出削減が先か消費税増税が先かというのは不毛な議論だというふうに先生、無用な対立ですか、おっしゃっております。私もそれだけ言えばそのとおりだと思いますが、私はこの議論そのものは単純な議論ではないかと思っておりまして、今日も先ほどありましたが、格差が広がっている中で消費税しかないのかと、本当に消費税増税しかないのかというのをもう一度考えてみる必要があると思います。 以前は消費税しかないとおっしゃってた学者の方も、そういう所得税の在り方とかいろんなもう税制全体を見直すべきだという意見……
○大門実紀史君 今日はありがとうございます。 まだ私の後に質問したい方もおられるかも分かりませんので、是非簡潔にお答えいただければ有り難いと思います。 北朝鮮をどう見るかというときに、私は、国力全体を総合的に分析するということも重要かなと思っております。言葉とか言動とか外交姿勢だけですべて判断すると誤ってしまう場合もあるんではないかと思います。 そういう点で、経済の点で一つ、まず伊豆見参考人にお聞きしたいんですけれども、この間、北朝鮮の中で、中国、ロシアの協力もあって、経済の市場化といいますか自由化というようなものが一定進んでまいりました。国有企業の中に成果主義とかを取り入れて、ピョンヤ……
○大門実紀史君 本日はありがとうございます。 一点だけ、同じことを両参考人に御意見を聞きたいと思います。中国の北朝鮮政策が成功しているのか、あるいはこの後どうなるのかという点についてでございます。 これは六者協議の今後の方向にも影響するし、そのことを日本としてもきちんと分析をしていく必要があると思いますのでお聞きしたいわけですけれども、若干経過申し上げると、〇二年の十月の北朝鮮の核兵器開発のときですね、あれをきっかけにして中国の北朝鮮政策というのは変化があったんではないかと認識をしております。それまではアメリカと北朝鮮で核の問題はやってくれというようなところが、中国としても、あの後、〇三年……
○大門実紀史君 本日はありがとうございます。 もう日本の外交がいかに駄目かと、どこが駄目かというのはよく分かりましたけれども。直接外務省に聞かせたい話が多かったような気もしますが。ただ、どこが駄目か、何が足りないかというのはお話を伺ってよく分かりますし、今までも再三指摘されてきたことが多いわけですけれども、なぜそうなってしまうのかと、何か根本的に日本の外交あるいは外務省に問題があるんじゃないかと思っております。理想がない、戦略がないのも一つの現象であって、そうなってしまう何か根本的なものがあるんじゃないかなと私ずっと思っていまして。 ちなみに、私思うのは、日本は本当に今、自立した国なのかと……
○大門実紀史君 今日は、お忙しいところ、ありがとうございます。日本共産党の大門です。ちょっと経済のことに絞ってお聞きしたいと思います。 寺島参考人にお伺いしますけど、私もアジア、特に東アジアでの連携というのはもう必要、必然だと思っております。参考人のレジュメの一番最後のところをもう少し聞きたかったんですけれども、東アジア共同体との関係ですが、一つだけ、もう時間がないんでお聞きしますけど、この中に、金融での協力、東アジア共同体への段階的接近法というところがありまして、金融等々書いてございます。 先ほどもありましたけれども、マネー経済化している中で、この金融抜きにこういう連携とか協力はもうあり……
○大門実紀史君 大門でございます。 十五分でございますので、マクロ的なそもそも論に絞ってお聞きしたいと思います。 この法案の大本にあるのが政策金融をGDP比で半減するという目標、そこからいろんなことが始まってきたわけですけれども、一体そもそもそれはどこから出てきたのかというと、〇二年十二月の当時の竹中大臣が提案をされた経済財政諮問会議ですね。これはもう説明抜きに提案がされておりますけれども、将来的にGDP半減すると。その後、これは閣議決定までされた目標でございまして、行革推進法、そして今回の法案の出発点になっているということでございます。 そもそも、なぜ半減かという説明はずっとされてまい……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 本日はお忙しい中ありがとうございます。個々の問題に入る前に、まず財政・経済政策の基本的な考え、そもそもの考えをどう考えるかお聞きしたいと思います。 今、市場原理主義とか新自由主義という言い方で、何といいますか、規制緩和と市場原理がもう万能のようなそういう、経済政策にも表れておりますけれども、風潮といいますか、なってきている中で、規制緩和も市場経済も全部否定するわけではございませんが、余りにもやり過ぎといいますか、競争あるいは生き残りといえば何やってもいいというものではないような事態が今生まれているというふうに思います。 マルクス経済学……
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