このページでは大門実紀史参議院議員の22期(2010/07/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は22期国会活動統計で確認できます。
○大門実紀史君 大門でございます。昨日までヨーロッパにおりましたので、この十分の質問のために戻ってまいりましたので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 現在、今日もありましたけれども、為替相場を決定する、まあいろいろあっても一番の条件は金利の金利差の問題だというふうに思います。要するに、金利の高い国の通貨は買われると、だから通貨高になるというようなことが、いろいろありますけれども、この間は特に円とドルでいえばその点が大きいのではないかなと思います。 更に重要なことは、実質金利の差だと。御存じのとおり、実質金利というのは物価上昇率を加味した金利でございます。幾ら金利が高くても物価上昇が高……
○大門実紀史君 大門でございます。今日は税制について何点か質問をさせていただきますが、その本題に入る前に一点だけ確認をさせていただきます。 今年三月のこの委員会の質問で、私は国税庁の非常勤職員の問題を質問いたしました。つまり、異常な雇用契約、形態になっていると。ほかの省庁は一年とか半年とかいう契約なんですが、それそのものも問題なんですけれども、特に国税庁の場合は半年どころか一年どころか三か月ごとの雇用契約を繰り返し何年にもわたって繰り返しているという点で、これはもうひどい事態じゃないかということで御指摘をさせていただきました。その後どうなっているか、御報告をお願いしたいと思います。
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は税務行政の現場の問題を取り上げたいと思います。この不況で中小業者の税の滞納が増加をしております。それに対する税務署の取立て、差押えの問題でございます。 最初申し上げておきますけれども、もちろん悪質な滞納、故意の滞納、こういうものに厳正に対処するのはもう当たり前のことでございます。それは前提の上で質問いたしますけれども、しかしこの不況の中で税を払いたくても払えなくて滞納者がもう相当増えているのは事実でございまして、そこに税務署が容赦なく差押えに入る、あるいは特に取引先からの入金予定の売掛金を差し押さえる、こういうことがいまだ続いております。 従業員……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の改正は当面の現実的な措置ということで全会一致で賛成ということになると思いますけれども、ただ、自主共済の適用除外について、この委員会で何度も取り上げてきた議員の一人として一言申し上げたいのは、これで何かすべてが解決するわけでもありませんし、もう一つ言えば、このレベルの改正ならばもっと早くできたんではないかと実は思っております。 なぜかと言いますと、私は、三年半かもう四年近くになるかと思いますが、当時、自民党の山本金融担当大臣のときにこの適用除外の問題を何度か取り上げた中でなんですけれども、自主的にきちっとやっていらっしゃる団体の場合は、任意団体の場合……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 本日は十分しかございませんが、経済問題の核心に触れたいというふうに思います。 現在の深刻な経済危機を打開するためには、企業サイド、特に大企業にため込まれている巨額の内部留保をどう経済全体に還流するかということが重要でございます。この点は幾つかのシンクタンクも指摘しておりますし、菅総理も国会でもう既に言及されている点でございます。問題はその具体的な方策でございますが、我が党は、派遣などの非正規雇用の正社員化を進める、もう一点は最低賃金の引上げを進める、この二つが重要だというふうに考えております。今日は、その点で、最低賃金の問題について、内……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、午前午後に分けて税の問題を質問させていただきます。 一言申し上げますと、この間、閣僚の失言が相次いでおります。まさに稚拙の極みだというふうに思いますけれども、人格の形成が間に合わなかった大臣が多い中で野田大臣はそれなりに品格を保っておられますけれども、委員会の質問お聞きしていますと、ちょっと発言が慎重過ぎて、政治家らしく前向きな答弁をしてもらいたいと、特に今日はそういうふうにお願いして質問に入りたいと思いますけれども。 政府・与党は先月二十八日に社会保障改革検討本部を設けられました。税と社会保障の一体改革を検討するということでございますが、これ……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、政党の公約とは何かという観点で総理に質問したいというふうに思います。 民主党は後期高齢者医療制度の廃止を掲げて政権に着かれました。現在、後期高齢者医療制度に代わる新しい制度は、厚労省の高齢者医療制度検討会議で検討されております。年内に最終まとめ、来年の通常国会に提出しようということになっておりますが、これはとんでもない中身でございまして、パネルに示しましたけれども、(資料提示)厚労省の試算では、七十五歳以上の保険料は十五年後、現在の一・五倍になると。これで済むのかというふうに思いますけれども、そういう試算でございます。 なぜこんなことになるのか……
○大門実紀史君 大門でございます。
資料をお配りいただきたいと思いますが、まず、国の社会資本整備総合交付金について、参考人で結構でございます、この制度について説明をしてください。
【次の発言】 ありがとうございます。
決算委員会ですので、野田大臣に一言御意見を伺いたいと思いますが。
この社会資本整備総合交付金は、今あったように大変使い勝手がいい、自由度の高い交付金、基金みたいなものでございますが、私は、決算委員会で次の予算にいろんなことを生かしていく上で、大きな筋の話として、できるだけこういう、国がいろんな予算を付けて一々一々物を言うんじゃなくて、基金なり交付金、総合交付金を積んで自治体……
○大門実紀史君 大門でございます。 昨日まで岩手県の大船渡、宮城の気仙沼、石巻というふうに回ってまいりまして、漁協の皆さん、中小企業の皆さん、経営者の皆さん等々の意見を聞いてまいりましたので、時間の関係がありますけれども、幾つかに絞って質問したいと思いますので、是非簡潔な答弁をお願いします。 中小企業の共通した要望は、まず自分たちが雇っている従業員の雇用を守りたいということが一番ですね。もう一つは、それぞれ抱えていらっしゃる借金をどうしたらいいのかと、金融の問題。この二つでございます。 まず、ちょっとお願いなんですけれども、雇用問題ですけれども、先日、予算委員会で取り上げた、震災とか津波……
○大門実紀史君 大門でございます。 まず、瓦れきの撤去についてお聞きをいたします。 環境大臣でもございますので松本さんに伺いたいと思いますけれども、前回もちょっと取り上げました、現地に行って、瓦れきがなかなか片付かないのは、要するに現地は、国の負担なのか、自治体が負担するのか、個人負担なのか、まだよく分からない部分があってなかなか手が着けられないと。 この問題、環境省は非常に頑張って、環境省の災害廃棄物処理事業、これは国の負担でやるということでございますから、この対象になるかならないかということがはっきりしないということでいろいろ手間取っていたんですけれども、環境省の事務方が、これ実施要……
○大門実紀史君 大門でございます。 もう時間が少ないので被災者の方々の具体的な問題についてだけお聞きしますが、簡潔にお答えをいただきたいと思います。 とにかく今回の大震災は未曽有の規模でございまして、死者、行方不明が二万人を超えるというところで、家屋の倒壊なども膨大な数に上るというふうに思われます。 被災者の方々の話も伺ってまいりました。その中の一つでございますが、地震・損害保険あるいは生命保険、この保険金が今後の命綱になっていくという点でいろんな不安が出されておりますので、その点、質問をいたします。 逆に言えば、こういうときだからこそ保険会社は社会的責任を自覚して、こういう被災者の方……
○大門実紀史君 昨日から日銀の国債引受けが議論になっております。先ほども西田さんからございました。私は大体西田さんとは意見がほとんど合うんですけれども、この問題だけはかなり見解が違うなと思います。 振り返れば、日銀に国債を引き受けさせろという話は、もうこの十年来絶えず出てきている話で、速水さんのときからあった話でございます。何かあるたびに日銀に国債を買えという圧力といいますか、これがずっとありまして、その都度私は日銀の味方をして、圧力に屈すべきではないということを一貫して申し上げてまいりましたけれども、日銀は迫られて迫られて、結局今六十兆ですか、何だかんだいって六十兆ですかね、引き受けている……
○大門実紀史君 大門でございます。 まず、法案に対する態度を先に表明しておきたいと思いますが、関税は、賛成できる部分もございますけれども、加工再輸入減税制度など、現場の中小零細業者から困るという声もありますし、幾つか問題点がありますので、反対ということでございます。 次に、出資と増資ですけれども、IDAなど世銀グループへの出資は賛成でございますが、IMFへの増資なんですけれども、元々この委員会でも議論ございましたが、IMFの果たしてきた役割というのは、決して国際的にも、問題があるという指摘がまだあるわけでございます。ましてや、日本がこの大震災で国際的に支援を要請しているときにこういうものを……
○大門実紀史君 大門でございます。 日銀質問に入る前に、ちょっと財務大臣に被災地の緊急の問題で確認しておきたいと思いますが、私、先週、先日、岩手県の大船渡、宮城県の気仙沼、石巻、塩竈と、こう回ってきたんですけど、もう四週間たっていまだ瓦れきが散乱した状態です。なぜ全然手が着かないのかと現地の人たち、自治体に聞いたんですけれども、要するに、国の仕事なのか、国がやってくれるのか自治体がやるのかがまだはっきりしない状態があったり、どこが費用分担するのかとか、あるいは個人の事務所とか庭とかに船が突っ込んだり車が突っ込んだり大変な状態ですけれども、個人の敷地に入ったのは自己負担なのかどうかとか、もう大……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日の出席要求一覧に、私のところだけ自見大臣が抜けておりますけれども、これは特に他意はございませんので、何かの手違いで、どうぞお帰りになりませんように座っていてください。 今回、金商法の改正案の審議ですけれども、まず申し上げたいのは、こんな法案やっているよりも、被災地の支援のための緊急の金融庁としての措置、あるいはそういう立法を早く出して、本来そういう審議を先にすべきですよ。こんなの急ぐことないですよ。 そうは言っても、法案審議ですから申し上げますが、既に議論も出尽くしておりますので一言だけ申し上げますけれども、今回の法案は、投資家保護の部分もあるわけ……
○大門実紀史君 大門でございます。 ちょっと通告はしておりませんけれども、先ほど佐藤ゆかりさんの質疑の中で野田大臣の答弁がおかしいなと思いましたので一言言いたくなりましたけれども、佐藤ゆかりさん、大変重要な指摘をされまして、中小業者の純損失の繰越しとか繰戻しというのがありますけれども、これ認めるべきだと大変重要な指摘をされました。そのときに大臣が、青色申告は記帳しているから認めるけれども、白色は記帳していないんで認められないというような趣旨を言われました。 あの大津波は、別に青色、白色区別して襲ったわけでも何でもありません。申告制度そのものから物を見るんじゃなくて、今の制度からじゃなくて、……
○大門実紀史君 大門でございます。 法案については後の討論で触れたいと思いますので、先ほど民主党の田中直紀先生からあった原発の仮払い補償金制度の問題ですが、種々田中さんが指摘された問題点がありますが、その中の一つなんですけれども、二十六日から原発事故による避難者に対して東電から仮払い補償金の支払が開始をされました。対象は、避難区域、屋内避難地域など、要するに原発から三十キロ圏内の方々でございます。 ところが、地図をお配りいたしましたけれども、田中さんの地図の方が詳しいですが、そちらの方を見てもらっても結構ですけど、要するに、同じ市、同じ町の中で三十キロ圏内と圏外を抱えるところがございます。……
○大門実紀史君 大門でございます。
本題に入る前に、ちょっとよく分からないんですけれども、先ほどから林さんとか荒木さんから三党合意について三党の間で質疑がされているんですけれども、そもそもこの三党合意というのは一体何なんですかね。野田大臣、どう理解されていますか。
【次の発言】 通常は、三党で合意をして、ちょっと合意の中身がいいかげんなのかなと、だからこれだけいろんな話が出るのかなと思いますけど、普通ならば、それはきちっとしたものであって、それは政府、当然与党ですから、民主党ですから、三党のうちですから、そこが形成している内閣ですから、それを当然体現するのが当たり前であって、国会の場で三党合……
○大門実紀史君 大門でございます。 法案に入る前に、一点だけ震災、被災地の問題について質問いたします。 津波、震災でたくさんの住宅が損傷を受けましたけれども、先日、福島県のいわき市に行ってまいりましたら、四月十一日、十二日の余震でかなりの住宅が被害が出ております。ほかの地域も相当住宅の被害ってあるわけですけれども、全壊、半壊となると例の生活再建支援制度の、まあ額は低いですけど一応三百万とか百万とか二百万と出るわけですが、その全壊とか半壊まで行かないレベルの住宅の損傷がかなりございます。これ、余り手が着いていないというか支援措置もない中で、自治体もどうしていいか分からないと、当事者の方々も直……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、既に舟山康江さん、野上浩太郎さんからございましたけれども、被災地の抱える最大の問題が二重債務、二重ローンの問題でございます。今のところ一定の返済猶予とか凍結されている場合もございますが、これはもう時間の問題でございまして、いずれ近々返済を迫られることになって、返済ができなければ倒産あるいは自己破産、そして廃業というふうになっていくわけでございまして、一刻も早くこの二重債務、ローンの問題を解決しなければならないということだと思います。 先日、資料をお配りいたしましたが、予算委員会では、こういう買取りのスキーム、いろんな形あると思うんですが、いずれに……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日もございましたとおり二重債務の解消が大問題になっておりますけれども、この法案でいえば、この強化法が単に被災地の金融機関を救済するだけではなくて、やはり本当に借り手の被災者を支援するものになるかどうか、もっと言えば既往債務ですね、震災前の既往債務の負担軽減になるかどうかということがポイントではないかと思っておりますが、ちょっと先ほどから聞いていてよく分からないところがありますので、ちょっと改めてですけど、確認したいんですけど。 私は、事務方にレクを受けたときは、今日、森本局長からも答弁ございましたけれども、国が資本参加する条件として経営強化計画を出して……
○大門実紀史君 大門でございます。 法案に入る前に、二重債務問題で政府の認識を確認しておきたいことがございますので質問いたします。 既にこの間議論があるように、二重債務の問題の政府の与党案では幅広く被災地の中小企業を救えないという点で、お手元に資料を用意いたしましたけれども、この政府・与党案の中にある中小企業再生ファンドをつくると。そのファンドが債権を買い取って企業を支援するというふうな話ですけれども、このスキームの対象になるのはほとんど何億円以上の売上げの中堅企業クラスが対象と。 なぜそうなるのかはこの一枚目の資料にございますけれども、この再生ファンドというのは実際に運用するのは投資会……
○大門実紀史君 大門でございます。 まず、法案について一言申し上げます。 我が党は二次補正予算案にきっぱりと反対いたしました。先ほどの議論を聞いていますと、なぜ自民党の皆さんが賛成されたのかと西田さんに答弁を求めたいところですけれども、そうもいきませんので、とにかく我が党は、全体極めて不十分だという点と、予備費八千億円、これが意味不明だということと、また我が党がスキームそのものに反対をしております原賠機構法への支出があるということで反対をいたしました。したがって、それらにこの剰余金を使うという本法案にも反対だということを一言申し上げておきます。 質問に入りますが、先ほどもございましたが、……
○大門実紀史君 大門でございます。 こういうときですから、円高、為替政策について議論したいところなんですけれども、被災地の二重債務の解消がちょっと一刻を争う局面に来ておりますので、この問題について、日銀含めて質問させていただきます。要するに、大震災以降多くの金融機関は被災事業者の震災前の借金については半年程度の返済猶予や条件変更を実施したりしてきてくれているわけですが、その半年の期限が間もなくやってくるということでございます。 この点では、参議院では二重債務解消のための買取り機構、野党案を賛成多数で可決をいたしました。我が党も独自案を提案してきましたけれども、小異を除けば野党案が一刻も早く……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 私は、今日は消費税についてじっくり質問をしたいと思いますが、消費税増税という話は絶えず出てくるわけですけれども、九七年に税率を引き上げたまさにその直後から、自民党政権のときから、もうすぐにでもまた税率を上げたいということがずっと言われてきて、民主党の中にもそういうことをおっしゃる方もおりましたけれども、実際にはもう十年以上なかなか引き上げることができなかったわけでございますね。我が党はもちろんずっと反対してまいりましたけれども。 マスコミも今、もう大新聞全て消費税増税しかないという大キャンペーンをずっとやってきておりますけれども、それでも依然……
○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、特例公債法案に反対の討論を行います。 我が党は、本法案と一体である今年度予算に反対をいたしました。その理由は、今年度予算が物価スライドに基づいて年金を減額する、あるいは高齢者医療の抜本改善にも背を向けるなど、社会保障予算を縮減し、国民生活、暮らし重視から程遠い内容だからです。 また、歳入面においても、主に大企業が恩恵を受ける研究開発減税は温存、所得再分配を破壊する証券優遇税制は継続させるなど、政権交代前の路線と何ら変わりません。こういう予算のために過去最大の赤字国債を発行することには断固反対であります。 また、この特例公債法案を通すために結ばれ……
○大門実紀史君 大門でございます。 蓮舫大臣、お疲れさまでございます。 風評被害に絞って質問いたしますけれども、もちろん食品安全の観点から、放射能汚染の農産物などを消費者に知らせるとか出荷停止は、これ当然のことでございます。問題は、安全な農産物まで、今大臣からお話あったとおり、小売業者が拒否するとかスーパーが拒否するという事態、もう風評被害は実際に起こっております。私も被災地の避難されている方々の話を聞きましたけれども、とにかく津波と地震と原発と、これに加えて風評被害で、これじゃもう立ち直れないという声がたくさん聞かれているところでございます。この風評被害を防ぐのは最大の政治の責任の一つだ……
○大門実紀史君 大門でございます。 被災地でこの前話を聞いたら、復興に向けての動きが始まっているところでございますけれども、家屋の修繕にしろ仮設住宅の建設にしろ、資材の、建設資材が不足しているということと値段が急激に上がっているということが大変問題になっております。あと、昨日NHKでもやっていましたが、被災地以外のところでも建設資材が入らないということで中小の建設業の方々が仕事が止まっちゃって、ここにも大変な影響を及ぼしております。 その建設資材の品不足といいますか、買占め、売惜しみの問題を取り上げますけれども、民間の調査によりますと、合板が、合板の品不足が続いて震災後僅か一か月ぐらいで一……
○大門実紀史君 大門でございます。 先日の理事会でも私申し上げましたが、私も冒頭、国セン問題での集中審議を八月中に必ず開催していただくようにお願いをしておきます。 既に各委員から国民生活センターの一元化をめぐっていろいろありましたが、とにかく大臣、知っていただきたいのは、今異常事態だということでございます。 資料をお配りいたしましたけれども、消費者団体の皆さんが七月二十七日に出された抗議声明でございます。これらの名前一つ一つ申し上げませんが、これらの団体の方々は消費者庁をつくるために一生懸命頑張って全国で運動をされてきた方々でございまして、そういう方々から、消費者庁をつくった方々から消費……
○大門実紀史君 大門でございます。 具体的な問題を質問いたします。 被災地では、地震などの被害を受けた住宅やマンションなどの補修、再建が三か月以上たっても大変遅れております。そこで、住宅の補修、特に補修に対する国の支援制度について質問いたします。 現行の被災者生活再建支援制度は、御案内のとおり全壊、半壊以上が対象で、半壊までいかない住宅の被害については対象外になっておりますし、店舗などの商業施設も対象外でございます。そこで、五月の十二日と二十七日に国交省に質問をいたしまして、被災地の自治体が、例えば住宅補修助成制度、各市町村が被災した住民の家屋の修理費について三十万円とか五十万円とか助成……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 今日は、参考人の皆さん、お忙しいところをありがとうございます。 まず、藻谷参考人に伺います。 「デフレの正体」というのを発売と同時に読ませていただきました。大変すばらしい本だというふうに思っております。半分ぐらい同じ意見でございますが、特に賃金の問題ですね、そういうところは鋭い指摘をされているというふうに思いますが、今日は震災問題でまず藻谷参考人に伺いたいと思いますが、先ほどございました運用緩和特区、あるいはばんそうこう型補助金と、私もいろいろかかわってきて、大変もう霞が関だけでなくて、あるいは県のレベルでの縦割りといいますか、役人仕……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 まず、今回の法案の策定に参加されました議員の皆さんに心から敬意を表しておきたいというふうに思います。なかなかよくできた法案だというふうに思っております。大変御苦労さまでございました。まだ賛成と決めたわけではございません。何かこれから修正が行われるというような話がありますので、ちょっと最終的にそれを見てから判断ということになると思いますが。 いずれにせよ、私も早くから予算委員会等で公的な買取りスキームの提案をしてまいりましたし、民主党のチームの責任者の方とも何度かお話をしましたし、中小企業庁とは随分早くからこの議論をしていたところでございます。……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 昨日、自公日改案について何点か確認をさせていただきましたので、今日は政府・与党案について質問をさせていただきます。 今日聞いていますと、何か高原長官ばっかり詰められてちょっと気の毒だなと。本来だったら、もっと政務三役が責任持って、気持ちを持ってこの問題に取り組むべきじゃないかと。先ほどの副大臣の話も何言っているか分からないですね、何か書いたものを読むだけで。そこに全てが現れているんじゃないかなということを思います。 そう思いながら高原さんに質問いたしますけれど、昨日も我が党は、具体的には現場で第三者的な機関が被災事業者の相談に乗って、同じ立……
○大門実紀史君 私も昨日まで福島県に入って、この原発災害と言ってもいいと思いますが、苦しむ方々のお話を伺ってまいりました。 まず、農水大臣に伺います。 農産物の出荷停止でとうとう自殺者が出ました。福島県の須賀川市でキャベツを作っていた、仮にTさんとしておきますが、六十四歳の方でございますけれども、先週の二十三日にキャベツなどの葉物類が出荷停止になったと。この知らせを受けて、それを知って、その翌二十四日の朝に自ら命を絶たれました。関係者の話では、Tさんというのは土地改良とか有機農法とか工夫を重ねて、地域の農業のリーダー格の方だったと。ところが、放射能汚染となるともうキャベツは作れなくなるとい……
○大門実紀史君 昨日のこの委員会で報告されました福島原発事故報告書の二枚目なんですけれども、そこに想定外の津波により今回の事故が起きたという記載がございます。
そこで伺いますけれども、一号機から四号機が想定していた津波というのは何メーターなんでしょうか。
【次の発言】 今回観測された津波は何メーターでしょうか。
【次の発言】 先ほど言われた三・一メートルの想定というのは、今から何年前に想定したものですか。
【次の発言】 何年前ですか。
【次の発言】 要するに、四十五年前の甘い想定のまま現在まで放置されてきたということでございます。
今まで我が党の、資料を配りましたけど、地元の共産党の県委員……
○大門実紀史君 東京電力の清水社長に伺います。 私はあなたの四月十三日の記者会見をインターネットで見て大変頭にきました。あなたは記者会見で、津波対策はしかるべき基準に従ってやってきたと、つまり土木学会の指標ですね、しかるべき基準でやってきたんだと、ただ、今回のような事故が起きたので津波対策の基準は今後見直されるべきだろうと、まるで人ごとのような、東電には責任がないかのようなことを言っておられます。謝罪についても、福島県民や国民に多大な迷惑を掛けたというおわびはあるんですけれども、事故を起こしたことに対する責任は一切明言されないで、その点での謝罪がございません。 我が党は、あるいは市民団体の……
○大門実紀史君 大門でございます。
三月の三十日に経済産業省は各電力会社に原発の安全点検の指示をされました。どういう中身でしょうか。
【次の発言】 資料もお配りいたしましたけれども、これは要するに原子炉の冷却装置が壊れた後の緊急対策が中心でございます。つまり、冷却装置、周辺設備そのものが津波で破壊されないようにするための抜本対策は中長期的課題になっておりまして、建屋、防潮堤などの完成は早くても二、三年先になるだろうというふうに思われます。もっと急ぐべきだと申し上げておきたいと思います。
更に重大なことは、地震対策が全く欠落していることでございます。なぜ地震対策がないんでしょうか。
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。 いわゆる二重債務、二重ローンの問題について取り上げます。 この間、被災地の商工会議所、漁協、あるいは中小企業の方々とお会いして、異口同音に強い要望として出されるのが、既にある借金を何とかしてもらいたいという問題でございます。地震や津波で店や工場、あるいは機械まで失った被災者の中小業者の方々が新たに借金をして再出発しようとしても、既にある借金がありますからもう借りるに借りられないと、再スタートが切れないという問題でございます。いわゆる二重債務の問題でございますけれども、この解決が緊急に求められております。 まず、菅総理の御認識伺いますが、これか……
○大門実紀史君 前回の総理質問に続いて、二重債務の問題を取り上げます。 被災地の中小企業は、地震や津波でお店や工場を失うなど大きな被害を受けているわけでございますが、しかし、事業を再開するにも過去の借金が足かせになって新たな借入れができない、したがって事業の再開ができない、事業の再開ができないと人を雇えない、雇用が回復しないということになっているわけですけれども、二重債務の解決は、個々の中小企業の問題だけにとどまらず、被災地全体の復興の鍵を握っているわけでございますし、緊急に解決しなければならない問題でございます。 五月十三日のこの予算委員会で、私は総理に、公的な機関が幅広く債権を買い取る……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 いわゆる復興増税について、総理と財務省に質問をいたします。 国民の皆さんの中には被災地を支援したいという強い思いはあるわけですが、この間の世論調査では、復興増税に反対という意見が半分を超えております。調査の中身を見ますと、もっと歳出の削減をしろという声もたくさんありますが、それだけではございません。そもそも、復興財源というのは国民みんなで負担し合う、分かち合うと言いながら、本当に公平な負担になっているのか、そういう疑問の声も上がっております。実際どうなっているのか、財務省に計算をしていただきました。(資料提示)パネルにいたしましたけれど……
○大門実紀史君 大門でございます。安住大臣、これからよろしくお願いいたします。 この間、財務大臣から総理になられるパターンが続いておりますけれども、是非くれぐれも財務省には気を付けてほしいなと、財務大臣をやりますとみんなつまらない政治家になられますので、御注意いただきたいなというふうに思います。 大臣の地元は石巻でございまして、私もこの間被災地にいろいろ入っていますが、石巻には特に何回も伺っております。今週も商工会議所の方とお話しすることになっておりますけれども、是非この機会に聞いておきたいのは、宮城県、例えば宮城県の三陸沿岸の復興でいえば、私は、ほかももちろんみんな大事なんですけれども、……
○大門実紀史君 大門でございます。午前中は国税通則法の関連に絞って質問をいたします。
今もお話あったところですが、納税者権利憲章の制定は民主党の政策の目玉でございましたし、野党のときは私たちも一緒に野党共闘で制定のための取決めもいたしました。今お話あったとおり、それが削除されたということでございます。
これは、今、中西さんがお聞きされましたけれども、具体的に言えば自民党から削除の要求があったということでございますが、どういう理由をもって削除をしろという要求があったのか、その理由はどういうものだったんですか。
【次の発言】 私の方で聞いている理由は、一度衆議院でそういうこれについての議論を展……
○大門実紀史君 大門でございます。 本法案については賛成でございますので、既に議論も尽くされているようでございますので、ほかのテーマをちょっと質問させていただきたいと思います。 来年度予算に向けて重要な被災地の中小企業支援の問題ですが、まず、中小企業等グループ補助金について質問いたしますけれども、これは被災地の中小企業の大変強い要望でございましたし、安住大臣の御指示もあって予備費で一千二百四十九億円が計上されたということでございます。 先日も宮城県でお話を聞きましたけど、大変喜ばれておりまして、最も被災地にストレートに役に立った補助制度じゃないかなと思っております。あの時点で安住さんが予……
○大門実紀史君 大門でございます。 マルチ商法については、私も国会で何度も取り上げてまいりました。そもそも、初代の消費者担当大臣の自民党の野田聖子さんそのものがマルチ企業の関連があったということで、何度も取り上げてまいりましたし、大事なことは、実際に現場のマルチ商法の被害をなくすということで国会で真摯な議論をすべきだと思っておりまして、福島大臣のときに消費者基本計画のテーマとしてそういうものを入れてもらうという方向にはなってきているところでございますので、そういう意味でちょっと心配なのは、さっきの消費者庁そのものがマルチの定義もできないというような情けない状況でありますから、山本香苗先生が言……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
私も一言だけ。
今日もマルチ商法の話ありましたけれども、消費者庁そのものがマルチ商法について全く分かっておりませんので、早く集中審議を、しかも時間の取った集中審議をお願いしておきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
【次の発言】 まず、先月二十八日の質問で、山岡大臣がパチンコ業界の政治アドバイザーになっておられるのでお辞めになるべきだと申し上げて、大臣は辞めますということで即決答弁をされまして、事実、三十一日付けのパチンコ・チェーンストア協会のホームページのリストから山岡大臣の名前は削除されましたので、すぐに手を打たれた……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 まず、今回の法案をまとめられた与野党の関係議員の方々に敬意を表しておきたいというふうに思います。御苦労さまでございました。特に、今もありましたが、与党の大変後ろ向きな意見をはね返しながら、骨抜きにさせないように努力された野党の先生方に、本当にその努力は十分理解しているところでございます。 ただ、今もあったとおり、三党だけに知恵があるわけではございません。むしろ三党以外の方があるという場合もあるわけですから、本来なら全党でこういう問題ですから協議をした方がもっといい中身になったのではないかという点は申し上げておきたいと思います。 そういう立場……
○大門実紀史君 大門でございます。 二重債務、二重ローン問題について取り上げます。 衆議院で我が党も賛成をいたしましたが、再生支援機構法案が与野党の賛成で可決をいたしました。参議院でも、あした復興特で審議がございます。 一言申し上げたいんですけれども、与党が今ごろ賛成するならば、もっと早く参議院の段階で賛成すべきだったんじゃないかと。もっと言えば、むしろ最初から野党案のようなスキームを政府が作ってやるべきではなかったのかと。もしそれをやっていれば今ごろ相当数の被災した中小企業が救われたんではないかと思いますが、被災地の出身の安住さん、いかが思われますか。
○大門実紀史君 先ほどもございましたけれども、我が党としても防衛大臣の更迭は当然だと、同時に、新基地建設の動きを直ちに中止して普天間基地の無条件撤去も求めておきたいというふうに思います。
質問に入ります。
本日は、十分プラスアルファということでいいということでございますが……
【次の発言】 簡潔な答弁をお願いいたします。
大王製紙の前会長逮捕でカジノ、賭博の恐ろしさが改めて世間に知れ渡りました。こんなときに、しかも被災地にカジノ、賭博場を造ろうという議員連盟の動きがございます。(資料提示)国際何とか議員連盟ですけれども、マスコミからはカジノ議員連盟というふうに呼ばれております。犯罪行為で……
○大門実紀史君 大門でございます。 午前中もありましたが、AIJの問題を取り上げたいと思います。 これは、言うまでもなく金融行政の決算総括上大変重要な問題でございます。この問題は、今資料をお配りしておりますけれども、大変複雑怪奇な問題でございまして、まだまだ解明されておりません。今日も衆議院で証人喚問がまだやられている最中でございます。 最大の疑問は、なぜAIJが長期にわたりうその報告を行って顧客をだまし続けることができたのかと、なぜこんなに長期にわたって発覚しなかったのかというのが最大の疑問でございます。この点では、実は今から三年前に、二〇〇九年の二月の二十三日でございますが、金融庁は……
○大門実紀史君 大門でございます。 被災地の二重ローン問題について質問をいたします。 今資料を配ってもらっているかと思いますが、今、被災地の岩手、宮城、福島三県でどういうふうな状況になっているかという資料でございまして、要するに、返済をストップしてもらっているのと何らかの返済条件の変更を契約したという方々を含めますと、一万二千四百二十二の事業者が六千七百三十八億円という債権を、何といいますか、非常に支援しなければならないんではないかというふうになっているわけでございます。ただし、この条件変更した方々の中には、もう春からとか夏から通常どおりの返済ができるという意味の条件変更の契約もありますの……
○大門実紀史君 大門でございます。お疲れさまです。 私の方も五十分ございますので今日はちょっと奥の深い問題を取り上げたいと、財務省とJBICの問題でございますけれども。 元々JBICは、国際協力銀行は、財務省の天下りポストとか天下り団体ということで批判を受けてまいりましたが、二〇〇八年に統合されて、今日の時点でJBICは日本政策金融公庫の一部でございますが、四月の一日から分離独立してJBICとして独立する、単独になるということでございます。これは財務省の強い思いといいますか、働きかけもあったんだろうと思いますが、今日はその政策金融公庫の副総裁の渡辺さんに来ていただきました。お久しぶりでござ……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日、午後も含めて、今ちょっと話題になりましたけれども、国税庁、税務署の問題を取り上げたいと思います。いい話と悪い話の二つがあるんですけれども、午前中、先にいい話の方をしたいと思いますが。 確定申告が終わりました。被災地では様々な問題がございました。その中で、被災地の魚を捕る漁場に瓦れきが散乱していたわけですが、この瓦れきの撤去事業の際、撤去事業に携わった方々の収入について、実際には労賃として払われた、日当として払われたんですけれども、被災地の税務署は、当初は、これには国の助成金が含まれているというようなこともございまして、事業所得、雑収入とみなすという……
○大門実紀史君 大門でございます。 円滑化法について質問をいたしますが、延長は賛成でございますが、中身を充実させてほしいという立場で質問をいたしますけれども、まず住宅ローン関係で質問をいたします。 資料を配付していただいておりますけれども、不況でリストラに遭ったとか、失業したとか、早期退職に応じたとか、ボーナスが出なくなったとか、様々な困難な方々を支援する立場で、この金融円滑化法の住宅ローンについての条件変更の措置をというふうな趣旨があるわけでございます。 この表なんですけれども、まず、ちょっと普通にないんで質問をしますけど、実行率@と実行率Aというのがございます。これはどういう違いがあ……
○大門実紀史君 衆参の今までの質疑を通じて、浅川さんは、だますつもりはなかったということを一貫して言われております。先ほど、結果として悪事という話もありましたけれど、つもりがあるかないかどうか、つまり意図的だったかどうかというのは何の分かれ目かといいますと、詐欺罪に問われるかどうかの分かれ目になる。だから、ずっと一貫して、つもりがなかった部分について否定されているんではないかと。 西村さんについて言えば、知らなかったと。事件が起きてからだと、知ったのはと。これ、知っていたら何になるかというと、詐欺罪に対する共犯になります。ずっとその一点を守ってこの参考人質疑でお答えをされてきたというふうに感……
○大門実紀史君 まず伺います。
AIJ、あなたが実質的に運営してこられたシグマキャピタル並びにディバーシファイドの二つの投資事業組合の最大の出資者は誰でしょうか。
【次の発言】 じゃ、もうちょっと正確に伺いますが、平成二十三年、去年の六月現在ですけれども、シグマキャピタルの出資は、成田さん、よく名前がもう出てきておりますが、熊本の成田公認会計士が百万円、神戸松蔭女子学院大学が十五億円、ディバーシファイドの方は、成田さんが二百万円、神戸松蔭女子学院大学が五億円。九九%両投資事業組合とも神戸松蔭女子学院大学ということですが、間違いありませんか。
○大門実紀史君 大門でございます。松下大臣、大変御苦労さまです。 私も基本姿勢は一点だけお聞きしたいと思いますが、金融の専門家じゃなくても大丈夫です。亀井大臣という方がおられましたけれども、金融の専門家じゃありませんでしたけれども、円滑化法の決断をされるとか、大変喜ばれております。郵政の民営化なんかも、郵政の正社員化ですね、正社員化していく問題も踏み出されたりするという大変決断をされたわけでございます。 私がちょっと心配なのは、国民新党そのものがそういう亀井さんのような信念がなくなっているんじゃないかと。郵政さえ通してくれれば消費税でも何でも賛成すると。信念がないというか、信念が小さいとい……
○大門実紀史君 大門でございます。 本法案の、店頭デリバティブの公正性、透明性の向上、あるいは不公正取引規制、これらは必要な施策だというふうに思っておりますが、問題は、今日も議論がありましたが、総合的な取引所の創設そのものというよりも、それが目指す方向が本当にいいことなのかどうかですね。このことについて絞って質問したいと思います。 まず、大臣に基本的な認識をお伺いいたしたいと思うんですけれども、総合的な取引所創設というのは、要するに、説明にもあったとおり、証券会社等が商品取引に参入しやすい環境整備をする、あるいは投資家の利便性を高める、出来高を増やして市場を活性化するということで、さらには……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 増税の前にやるべきことがあるという議論が続いておりますけれども、我が党は、やるべきことをやれば消費税の増税は必要ない、消費税とは別の道があるという立場でございます。既に総理にもそういう具体的な財源を含めた提案をお出ししているところでございます。 この間、その提言に基づいて全国で我が党として経済懇談会をやっております。どこも大変盛況でございまして、JAあるいは商工団体の方々もたくさん参加していただいております。安住さんがやられた対話集会の十倍ぐらいの参加者でやっているところでございます。 申し上げたいのは、そのもう消費税しかないと凝り固……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 先週の委員会で、社会保障と税の重要な役割は所得の再分配であるということを申し上げました。したがって、消費税の増税はこの所得の再分配に逆行しますよということを御指摘したわけでございます。 そもそも、日本の所得の再分配の現状がどうなっているかということで、資料を一枚お配りをいたしました。これは内閣府が出した年次経済報告書にある数字をそのままグラフにしたものでございます。各国の所得再分配効果の比較ということです。所得の格差が公的移転、すなわち主に社会保障の現金給付でございますが、これによってどれだけ所得の格差が改善されたのかというのが緑の部分でござ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
今日は十分しかございませんので、簡潔な答弁をお願いいたします。
最初に総理に伺いますけれども、中小企業団体の調査では、売上高によるんですけれども、大体全体の三割から五割の事業者が今の消費税五%でも価格に転嫁できないというふうに答えておられます。増税への不安も訴えておられるわけでございます。総理はこういう中小事業者の不安にどうこたえるおつもりでしょうか、お聞かせください。
【次の発言】 政府が掲げておられる対策のうち、転嫁に直接関係するものだけ項目をパネルにいたしました。(資料提示)
一番上の「広報、相談窓口の設置」、これは周知徹底する……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。今日は貴重な御意見、ありがとうございます。 様々なお考えをお聞きいたしましたが、共通しているのは、このデフレの不況の下で消費税増税がこの栃木の地域経済また中小企業にどういう影響を与えるかという御懸念だという点は共通しているのかなというふうに思います。 先日、日経新聞でも取り上げておりましたけれど、実はマクロの経済というよりも、中小企業の皆さんが本当に消費税増税されて転嫁できるかできないか、できなかった場合、それが利益率の減少になって日本経済の足を引っ張るというふうなことを非常に景気にもかかわる重要要素だということを言っておりました。 この点で……
○大門実紀史君 高橋委員長の不信任を求める動議を提出いたします。
【次の発言】 中村哲治君並びに私、大門実紀史は、社会保障と税の一体改革に関する特別委員長高橋千秋君の不信任を求める動議を提出いたします。
本委員会は、委員長高橋千秋君を不信任とする。
以下、動議提出の理由を申し上げます。
まず、八月七日、私たち参議院七会派が消費税増税反対の多数の民意にこたえるために問責決議案を提出したにもかかわらず、民主、自民、公明の三党が本日増税法案の採決を強行しようとしていることに厳重に抗議をいたします。
委員長不信任の第一の理由は、本日の締めくくり総括、採決日程を、国民の生活が第一、みんなの党、日……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。 マルチ商法について質問をいたします。 山岡大臣は辞められましたけれども、山岡さんが辞めたからといって何かマルチ商法対策が進んだわけではございません。これから何回かに分けて質問をしたいと思いますが、今日はその一回目ということでお聞きいただきたいと思います。 私は二〇〇八年からこの問題を国会で取り上げてまいりましたけれども、マルチ商法は、この間も言われておりますとおり、法律的に言えば連鎖販売取引でございます。現代用語といいますか、今の言い方で言えば、言われているネットワークビジネスということでございまして、会員をネズミ講式に拡大していって、物品販売です……
○大門実紀史君 大門でございます。 マルチ商法シリーズの第二回目をやりますが、先週、福嶋長官がマルチ商法、ネットワークビジネス業界の広告宣伝誌に登場されて、全国直販流通協会でございますけれども、その理事長と対談をして、これがネットワークビジネス、マルチ商法業界の広告塔にされているという問題を指摘いたしました。福嶋長官からは反省の弁が述べられたわけでございますが、お手元に資料をお配りいたしましたけれども、その一年後、去年の十一月号でございますが、今度は国民生活センターの野々山理事長が登場されて、同じようにこの直販協会の方と特別対談をされていると。去年の十一月といいますと、ちょうど山岡大臣のマル……
○大門実紀史君 大門でございます。 私ももう聞きたいことはほとんど聞かれましたので、ちょっと違う角度で一点だけ確認をしたいと思いますけれども、この訪問買取りというのは通常の取引とか勧誘の世界にとどまらない問題があると。つまり、今も大臣から一言出ましたけれども、犯罪的な要素、犯罪的な世界をかなり含んでいると思います。 ターゲットが、今日も出ていましたけど、高齢者で、独り暮らしで、女性でと。とにかく最初は優しい顔をして、買い取りますと。買い取ってあげるというのは、あなたに現金が行きますという話ですから、家に引き込みやすくなる、上がり込んだらこちらのものだということで、態度が豹変して大変怖い思い……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は十分しかございませんので、大臣、是非余り答弁書を読まないで御自分の言葉で簡潔に答えていただきたいと、余り細かいことをお聞きする気もありませんので、お願いします。 この事故調査機関の問題は、何年か前、消費者庁をつくる特別委員会でも相当議論になりまして、そのときはエレベーター事故に対する国交省の対応のひどさが問題になりました。 今日もいらしていますけれども、二〇〇六年の六月に港区のマンションの、ドアが開いたままエレベーターが上昇するということで、当時高校生であった市川大輔君が亡くなられたということで、今日、お母さん来られておりますけれども、その原因究……
○大門実紀史君 昨年の十一月からようやく原発事故の損害賠償金が支払われるようになりました。東京電力からの損害賠償金については、今資料をお配りしてもらっていますけれども、昨年の七月二十一日付けで福島県から税金を掛けないでほしいと、課税しないでほしいという要望が強く出されておりました。この損害賠償金の課税についてどういう扱いになったか、財務省説明してください。
【次の発言】 要するに、精神的損害、資産の損害などは非課税ということでございますが、これはもう過去の例から当たり前でございまして、問題はお配りした資料のAの(2)なんですけれども、今ありましたけれども、風評被害、出荷停止などの減収分に対する……
○大門実紀史君 今日は、私も税の問題について質問をいたします。 我が党はもとより消費税増税には反対でございますが、特に今のこのデフレ不況の下で消費税の増税など、景気も財政も悪化させるまさに自殺行為だというふうに言わなければなりません。同時に、被災地の復興にとっても大変な打撃になります。 パネルを御覧いただきたいと思いますけれども、(資料提示)消費税が一〇%になったら、被災三県、岩手、宮城、福島でどれくらい増税になるかというものを最新の二〇一〇年度決算に基づいて試算をいたしました。 消費税の増税額は三県合計で五千六百三十七億円。ちなみに、この三県の住民税の合計は三千七百四十一億円でございま……
○大門実紀史君 大門でございます。
消費税の滞納金額の残高は、現在四千二百億円を超えております。この膨大な滞納金額の背景には、消費税を価格に上乗せできないという中小事業者の実情があるわけでございます。
経済産業省に伺いますが、経済産業省として、この消費税を引き上げるときには、中小企業が消費税を転嫁できるようにということでどういう取組を求めてこられたのか、説明をお願いいたします。
【次の発言】 資料をお配りいたしましたが、その今のお話の中ですが、過去の取組例というのがございますが、これは具体的に何をやって、どういう効果があったんでしょうか。
○大門実紀史君 被災地の中小企業支援策について質問をいたします。 震災前の過去の借金をどうするか、また事業再開の新たな資金をどう借りるかといういわゆる二重ローン問題は、依然として被災地にとっては大きな問題になっております。現状がどうなっているのかということをパネルにいたしました。(資料提示) 返済を一時停止している、つまり借金の返済を一時ストップしてもらっている事業者が二千百三十一事業者、その債権額が七百五十一億円でございます。こういう方々は、主に店舗や工場が全壊、半壊又は原発事故の避難あるいは警戒区域に事業所があるというのが原因で営業不能になっている方々だというふうに思われます。 返済……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 あした解散で総選挙にという、そういう国会の最後にやられたことが、今もございましたけれども、やり方も中身も三党合意のごり押しというのは大変残念だなというふうに思っております。 この間、最後もこうですけれども、大事なことといいますか、肝心なことは全て三党合意でやられてきたと。ちょっと自民党の方にも私言いたいんだけれども、ふだんは何かいかにも対決して罵って、何かなると急に仲よくなってこうやると。だったらふだんから仲よくやって、何かふだん対決ポーズ示して、いざというときこうやってまとまるとややこしいですよね、国民の皆さんは。 やっぱりこれ、大連立、……
○大門実紀史君 大門でございます。麻生大臣、これからまたよろしくお願いをいたします。 先ほど、竹中さんと闘ったという話を聞いて大変親近感を抱きましたけれども、西田さんからもありましたが、当時私もデフレの議論をここで竹中さんとよくやったんですけれども、やっぱりあのサプライサイド論はデフレを深刻化させたなと。賃金を抑制して、価格破壊といってダンピング競争をあおるというようなこともありましたから、本当によくその辺から総括をしなければいけないと思っておりますが、今日は、実はそういう議論をしたいんですけれども、対応が急がれておりますちょっと被災地の金融の問題について質問をさせていただきますので、経済問……
○大門実紀史君 大門でございます。お疲れさまです。 午前中、エール大学の浜田先生と麻生大臣とは考え方が大分違うという指摘がありましたけれども、違って当然だと思いますし、私は、余り学者先生の話を聞くのも程々にしておいた方がいいと。本当にこの十年来、何かそういう、誰かが言ったことばかりのめり込んで、かなり政治を混乱させてきたんじゃないかと思います。やはり国会議員は、もちろん学者、研究者の意見を参考にしながらですけれども、生活感覚とか現場感覚で国会議員独自の、自分の頭でちゃんと判断すべきだというふうに思います。 その点で、まず物価の話をしたいと思うんですけれども、現場で主婦の方と話していると、デ……
○大門実紀史君 大門でございます。 総理、大変御苦労さまでございます。 まず、昨日も麻生元総理と議論をしたんですけれど、現状認識について若干伺いたいと思いますが。 今の円安株高をどう見るかですが、安倍総理は、テレビでは割と強気な、若干自画自賛的な発言もされておりますけれども、本当は謙虚な方ですので、この先どうなるかということは一人でもいろいろお考えじゃないかと思います。 実体経済が良くなって株が上がる、円高が是正される、これはいいことだと私も思うわけですけれども、この間は、そうではなくて、総理になられる前の安倍さんの大胆な金融緩和発言、宣言に、昨日も言ったんですけど、まず海外のヘッジフ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 黒田さん、良かったですね、今日は大体歓迎ムードで。私はちょっと違うんですけれども。 この十年、十年以上ですかね、速水さんのときから、もう御存じだと思いますけれど、リフレ派とは当時は言いませんでしたが、インフレターゲット派とかあったんですけど、個々のいろんな議員の方が入れ替わり立ち替わり日銀に対して国債買えとか株買えとかいろんな圧力を掛けて、私はそのときにいつも日銀を擁護して、圧力に屈しちゃいけないということを言ってきて、本当によく日銀擁護派といいますか、日銀派というふうに言われてきたんですけれど、黒田さんがなられてからは反日銀派で頑張ることに……
○大門実紀史君 大門でございます。 金融円滑化法後の中小企業支援について質問いたします。 金融庁の資料といいますか推計によりますと、円滑化法を利用した企業が三十万から四十万社と。そのうち、事業再生あるいは転廃業の必要性があるというのが五、六万社という推計が出ておりますが、まあ推計なんで実際のところというのはありますけれども。 この五、六万社と言われる企業をどう考えるかが大変重要だと思うんですが、まず、非常に基本的なことで麻生大臣に伺いたいのですけれども、この五、六万社も景気さえ良ければ自立再生できる企業が私はほとんどだと思うんですよね。長い不況でこういうことに追い込まれていますし、円滑化……
○大門実紀史君 大門でございます。 麻生大臣は本当に、予算委員会、大変お疲れさまでございました。予算委員会の答弁をお聞きしておりましても、アベノミクスというのはやっぱり新自由主義的な、あるいはマネタリズムのちょっと冷たい印象を大変受けましたけれども、麻生大臣の答弁といいますかアソウミクスといいますか、大変人間の体温を感じて、違いをちょっと感じてきたところでございます。 実は今日、先ほどまで自民党の西田先生と一緒にテレビ番組の収録に行っていまして、TOKYOMXテレビの「西部邁ゼミナール」というやつなんですけれども、麻生さんの話になりまして、今度はアソウミクスをテーマに番組をやったらどうかと……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、時間が短いんですけれども、被災地の金融問題について取り上げます。 被災者の住宅ローンなどの債務、過去の債務を減免するための私的整理ガイドラインがつくられて一年九か月ぐらいになるわけですけれども、余りに利用者が少ないということが指摘されてまいりました。その原因の一つが、被災者の債務減免の申請をしにくくする、あるいは拒否するというような、いわゆる水際作戦のようなことが行われてきたということが分かってまいりました。この制度の趣旨に反する運用が行われてきたわけでございます。 資料を配りましたけれども、先週の五月二十二日に、この運用を担当しているのはガイ……
○大門実紀史君 大門でございます。 ちょっと法案の中身に入る前に一言金融庁に苦言を呈しておきたいと思いますけれど、これだけ膨大な法案を一まとめで出してくると。私の経験でいきますと、この十二年間でいってもこんな膨大なのを一遍に出したのはめったにないことだというふうに思いますし、これで、この時間、こういう日程で国会審議が十分にできると思って出してきているのかということと、何でも事後対応だからこうやって一遍に出すことになってしまうんではないかというふうに思いますし、膨大な資料、資料もあれ一千ページ超えるんじゃないですか。あんな持ち運びもできないような、あんな資料をぼんと出してきて、これでこの日程で……
○大門実紀史君 今日は大変御苦労さまでございます。
時間の関係で、國部参考人と前参考人に絞って伺います。稲野参考人、済みません、どうぞ安心してお休みいただければと思います。
まず、國部さんですけれども、法案に入る前に一つ伺いたいんですけれども、長期金利が上昇して、メガバンクは住宅ローンの金利を六月も含めて二か月連続で引き上げるということでございますけれども、この貸出金利だけ上げて預金金利は上げないのかと。麻生大臣でさえ貸出し上げるんだったら預金金利も上げてもらわなきゃ困るとおっしゃっておりますが、どうされるんでしょうか。
【次の発言】 莫大なこの利ざやといいますか、利子所得がこの間奪われて……
○大門実紀史君 大門でございます。 法案に入る前に、前々回取り上げさせていただきました被災者の二重ローン、住宅ローンなどの債務の減免のための個人版私的整理ガイドライン問題を少し取り上げさせていただきたいと思います。 今お配りしている資料の一枚目に、債務整理の成立件数が相談の件数に比べてまだまだ少ない、そんな中で、前回取り上げましたけれども、このガイドライン運営委員会による被災者の方々の申請拒否、水際作戦というものが行われている問題でございます。 仙台弁護士会がこの運営委員会に対して抗議声明を出すという前代未聞の異常事態になっているわけです。金融庁に前回、調査を要求いたしまして、私も先週、……
○大門実紀史君 大門です。 森大臣、お疲れさまでございます。やっぱり大臣は大変でしょう。人を追及する方が楽かと思いますけれども。消費者関係の弁護士さんも消費者団体の方も大変期待をされておりますので、頑張ってほしいというふうに思います。 まず、私がずっと取り上げてきてまいりましたマルチ商法について伺いますけれども、このマルチ商法というのはほかの問題商法とは違いまして被害者が加害者になると。つまり、マルチで物を売ると、誰かに売った途端、自分も加害者になってしまうという、こういう複雑なものがありまして、なかなか問題として顕在化しないし、弁護士さんが取り上げるというところには至らないわけですが、か……
○大門実紀史君 大門実紀史でございます。 先ほど民主党の斎藤議員からありましたが、私も消費者集団訴訟制度について質問をさせていただきます。 四月の十九日に閣議決定されて、今国会成立ぎりぎりで、ぎりぎりの日程で上程されておりますけれども、中身は先ほど斎藤議員からありましたので、重複しますので触れませんが、とにかくこの集団訴訟制度は、自民党、公明党、民主党、そして我が党もそうですが、この前の衆議院選挙の公約に掲げた制度でございます。したがって、一刻も早く、必ず今国会中に成立させる必要があるというものだと思っておりますが、ところが、配付いたしましたけれども、三月に経済団体からこういう緊急提言が出……
○大門実紀史君 大門でございます。
この間、マスコミでも連日のように取り上げられるようになってまいりました偽装質屋の問題を取り上げさせていただきます。
実態は質屋さんを装ったやみ金融でございます。消費者庁も六月三日にこの問題での対応方針を、当面の対応方針を出されたところでございまして、各省庁でも取組が始まっているという段階だと思います。
まず、この偽装質屋というのはどういうものなのか、何が違法なのか、その手口も含めて警察庁の方からちょっと簡潔に分かりやすく説明してほしいというふうに思います。
【次の発言】 なぜ質屋さんの営業許可取るかというと、貸金業法で利息が二〇%となっておりますので、……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日、朝から菅久審議官の答弁をずっと聞いていて、もう本当にどっと疲れたと思います。 ちょっと基本的な話を聞いてみたいんですけれど、そもそもこの法案が出てくる背景ですけれど、この十年来の様々な食品表示をめぐる事件があって、そういうことがずっとあって、いろんなことがあって、消費者庁もできてこう出てきたということですよね。その今までの事件というのは、消費者側には何の責任もありません。全ての事業者じゃないですけれど、一部の事業者ですけれども、事業者側の責任の問題でございまして、したがって、消費者庁ができたということもありますから、今回の法案はきっぱりと、きっぱり……
○大門実紀史君 本日は御苦労さまです。 まず、井上参考人と関参考人に、せっかくの機会ですから、ちょっと基本的なことをお伺いしたいというふうに思います。 私は、おととし、スウェーデンとベルギーに消費者問題の調査団で、参議院の調査団で行ってまいりまして、消費者団体とも企業家の皆さんとも経営者団体ともお話をいたしましたけれども、向こうはもっと消費者運動といいますか、そういう歴史が長いところではありますけれども、消費者と企業の関係がもうこなれているといいますか、何といいますか、消費者の知る権利とか安全に対するニーズというのは、それにこたえることが企業にとってもメリットがあるんだと。安全なものは買わ……
○大門実紀史君 大門でございます。 私は、あの三・一一以降、中小事業者問題に取り組んでまいりました。この分野で最も喜ばれているのが、先ほど主濱先生からもありましたが、中小企業グループ補助制度でございます。大変大ヒットした、大変ニーズに合った制度でございます。 根本大臣御存じかどうか、この制度というのは、二年前、私最初からかかわってまいりましたけれど、中小企業庁の前長官の高原さん、今の鈴木さんもそうですけれど、被災地の現状を見て、従来の枠を越えて支援する方法はないかということで知恵を出して、いわゆる個別支援はなかなかやりにくいというのがあったんですけれど、グループをつくってもらって、復興の目……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今回の法案は賛成でございますし、ただ、今、主濱さんからあったような点とか、運用にはいろいろ慎重に考えていく点があると思いますし、こういう住民の帰還がしやすい環境整備をやったからといって無理に帰還を求めるというふうなこともまた慎重に考えなきゃいけないという、いろいろな難しい問題ありますが、一応賛成でございます。 今日は関連して、原発の損害賠償の請求権の時効の問題について質問をいたします。 民法の七百二十四条によりますと、通常、被災者の損害賠償について言えば、損害を知ったときから三年間、損害賠償の請求しないと時効によって請求権は消滅するというこ……
○大門実紀史君 大門でございます。 被災地の中小企業の事業再建の問題、特に今日は福島の問題を質問させていただきます。 資料をお配りいたしましたけれども、先月二十六日に中小企業白書が発表されまして、それによりますと、東日本大震災の被災地では、岩手県、宮城県、福島県の三県では事業所の数がかなり減少しております。二〇〇九年と二〇一二年時点での事業所の数を比較いたしますと、それぞれ数字があるとおりでございますけれども、全国平均に比較して大幅に各県とも減少しておりますし、三県合わせたものでも減少しております。当然のことながら、従業者数も大幅に減少しているわけでございます。 被災地では、もちろん頑張……
○大門実紀史君 今日は、物価と賃金の問題について質問をいたします。(資料提示) パネルの下の方を御覧いただきたいんですけれども、昨日、最新のエンゲル係数、二〇一二年の数字が発表されました。エンゲル係数というのは、もう御案内のとおり、家計支出に占める食料費、食費の割合でございます。所得の低い人ほど割合が高くなって、所得の高い人ほど割合が低くなると。つまり国民の生活のゆとりを示す数字でありますけれども、これは一ポイント上がるというのは大変なことでございます。そういうふうな数値として御覧いただければと思います。 日本ではこの数年、このエンゲル係数が上昇をしてまいりました。つまり、生活にゆとりがな……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 我が党は、今のデフレの主な原因は九〇年代後半から始まった非正規雇用拡大を含む賃金の引下げ政策にあると、それに加えて、企業の価格引下げ競争も加わって深刻なデフレになったということで、このデフレ克服の鍵は賃金の引上げによって実体経済を立て直すということが大事だということを再三指摘してまいりました。ところが、今進行しているのは実体経済と懸け離れたマネーゲームではないかというふうに思います。 パネルを御覧いただきたいと思いますけれども、(資料提示)昨年の十一月半ばに解散・総選挙が確定をいたしまして、安倍総理の大胆な金融緩和発言をきっかけに海外の……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 沖縄では自民党から共産党まで基地は問題だという話を聞きましたけど、国会では随分違いまして、自民党と我が党とはかなり考え方が違います。 伺っていて、あるいはふだんいろいろお話を聞いて思うのは、いわゆる条件付、つまり移設を条件とした条件付返還というのは、もう十七年たって何も進まないと、ここまで来るとそれこそ非現実的で、一見理想論かのように思われますけれど、もうここまで来ると無条件返還ということしか残っていないと思います。 今月十七日にアメリカがとんでもないあの報告書を発表しましたけど、上院の軍事委員会がですね、結局、普天間の強化計画と、もう永続……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 もう森さんが全て言い尽くしましたけれど、今回の事態について簡潔に抗議の意思を含めて意見表明をしたいというふうに思います。 まず、自公、与党の対応でございますが、石井委員長の、今あったとおり粘り強い、本当に粘り強い与党に対する配慮、対応があったにもかかわらず、主にほかの委員会での民主党の対応を持ち出してこの大事な予算委員会をボイコットするということを行っているわけでございます。参議院選挙前に国民の前に予算委員会の場を通じて争点を明らかにするというのは国会、政治家の大事な最後の仕事だったわけでありますが、それを拒否しているということにまず厳重に抗……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。お忙しい中、本当にありがとうございます。 今日は本当にすばらしい公述人がそろわれたというふうに思います。十年ぐらいここで、公聴会で質問していますけど、大抵は御用学者的な方が多いんですけれども、今日はどなたも政府の肩を持たないという、本当に心から敬意を表したいというふうに思います。 まず菊池公述人にお伺いいたしますが、ほとんど我が党と似たお考えだと、我が党の推薦かと思いましたけれども、違うらしいですが、東北関東大震災は、私も行ってまいりましたけれども、大変大規模な震災でございます。復興財源について少しお聞きしたいんですけれども、先ほどもちょ……
○大門実紀史君 大門でございます。
この法案の中心のテーマは、立場の弱い事業者が強い事業者に対して消費税の転嫁ができるかどうかというところにあると思いますけれども、そこで伺いますが、法案の中の、特定事業者が、つまり大きな立場の強い事業者が消費税の転嫁を拒否してはならないという中に、商品又は役務の対価を通常支払われる対価に比べて低く定めることにより消費税の転嫁を拒否してはならないというところがございます。
これは具体的にどういう例を指すのか、具体例でちょっと分かりやすく説明してください。
【次の発言】 それはその法文を解釈しただけで、もっと具体例で聞いているんですけれども。
じゃ、私の方で……
○大門実紀史君 大門です。お忙しい中、ありがとうございます。 今日は、新進気鋭の若手の学者やエコノミストがお集まりでございます。ただ、伺っていると、やっぱりエコノミスト、経済学者の方というのは極端な方が多いなと思いますね。必ずこうなる、自分は正しいというのがね。私は、そういうところが大変気になるわけですけれども。大抵余り当たらないんですよね、今まで。国会で十二、三年こうやって見ていますけど、竹中平蔵さんから始まっていろんな方がいましたけれど、まあなかなかそのとおりはいかないわけでございます。 ですから、政治は、学者の方々の御意見を、エコノミストの方々の御意見を参考にすべきはすべきなんだと思……
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