このページでは大門実紀史参議院議員の21期(2007/07/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は21期国会活動統計で確認できます。
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日は、当委員会で日米平和・文化交流協会秋山直紀氏の参考人招致が決められました。私自身はいろんな委員会で要求してまいりましたので、外交防衛委員会の決断に敬意を表したいというふうに思います。防衛利権全体を解明するためにはどうしてもこの交流協会のことを解明しなければいけないということと、東京地検も今ここに大変注目しておりますので、重要な参考人招致になると思います。 ただ、日程が、何か秋山さんがアメリカに行く等々のことがあるようでございますが、私が秋山さんに会いたいと言ったときも、彼はアメリカに行くから会えないということを言っておりまして、実はアメ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
秋山さんとは二度ほど電話でお話をしたことがございます。今日は御足労をいただきまして御苦労さまでございます。
早速中身に入りますけれども、先ほど委員長からも御質問がございましたけれども、山田洋行からの二十五万ドルは受け取っておられないということを明言されました。お金は受け取ってないけれども、山田洋行から協力の依頼とか相談を受けたことはございますか。
【次の発言】 先ほどの続きなんですけれども、日本ミライズと山田洋行が代理店契約を争っていたときに、山田洋行のために協力してほしいと、久間大臣を通じて協力してほしいというふうな依頼を受けたこと、……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 額賀大臣に質問をいたします。先ほど、うまく切り抜けたというお話がありましたけれども、まだまだ油断なさらない方がいいんではないかというふうに申し上げておきたいと思います。 今日は、額賀大臣に、山田洋行よりももっと大きな会社の話を質問したいと思っておりましたけれども、先ほどパーティー券の問題で幾つかやり取りありましたんで、一つ二つだけ聞いておきたいというふうに思います。 あれは、山田洋行は一人二万円の朝食会というふうにおっしゃったわけですけれども、相当高い朝食会だなと思いますが、平成十四年から十九年で二百二十万円のパーティー券を山田洋行に買って……
○大門実紀史君 大門でございます。 最初に、金融庁関係、一つだけ質問とお願いをしておきたいと思います。 新保険業法の施行で自主共済が大変になっているという問題は再三この委員会でも取り上げてきたところでございますが、法改正の趣旨は金融被害、共済を利用した金融被害をなくそうということだったわけですが、あるいは破綻からも守ろうということだったわけですけれども、ところが、この改正、特に政令の部分でまじめに助け合いをやっているところまで運営を困難にしているということで、今本末転倒の事態が起きているわけでございます。 この問題は、自民党の議員の皆さんも質問をして何とかしろというふうにおっしゃっていま……
○大門実紀史君 大門でございます。 日銀の金融政策についてはもう午前中から様々な議論がございました。特に、田村委員からさすが国際派と思える鋭い指摘もございました。まだ証券税制を言っていらっしゃいましたけれども、田村さんと私は育ちが違うといいますか、やはり裕福な御家庭でお育ちになりましたので、どうしてもそういう株とか何かだと思いますが、まあもう論争するつもりはございませんが、全体を見てもらいたいと思います。 金融政策の議論は本当に今日いろいろあってもう出尽くした感がありますので、余りやり過ぎると金融政策というのは空中戦になってしまいますので、端的に一つ、二つだけ日銀にお聞きしたいと思います。……
○大門実紀史君 大門でございます。 破綻報告については今日は特に質問ございません。ただ、足銀問題は私も破綻の前から取り上げてまいりましたので、今も御意見あったように、地元の経済がうまくいくように頑張っていただきたいというふうに申し上げておきたいと思います。 一般質疑ということも今日はありますので、税金の使い道にかかわるほかの問題を質問したいと思います。 お手元に資料を配付いたしました。 今、防衛関連企業と政官癒着の問題が焦点になっております。これに公益法人、社団法人が絡んでいるという問題について今日は質問したいと思います。 資料の一枚目に全体像を図解しましたので、先に全体の話をしたい……
○大門実紀史君 大門でございます。 大塚さんの後を継いで質問したいと思いますが、テレビカメラがいなくなってしまいましたが。 まあ、いろいろ議論ありましたが、記憶にない、記録にない、記録と記憶になければ事実がないとは限らないわけでございます。グレーゾーンがあるわけでございますし、今の話でいえば、適法なら何をやってもいいということでもないと思います、特に大臣の場合はですね。そういう点で今日の質問にもお答えいただきたいと思いますけれども。 私は、山田洋行というよりも、今日も資料をお配りいたしておりますけれども、日米平和・文化交流協会と秋山さん、いろんな防衛利権のキーマンというふうに報道されてお……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日は決算委員会ということですので、今までの道路投資と地球温暖化対策の効果についてお聞きしたいというふうに思っておりますけれども、本題に入る前に、与党からも先ほど、今の問題、これからの問題について質疑がありましたので、私も先に、大臣の当面の問題等について、今直面している問題について率直なお考えをお聞きしたいと思います。 道路については、従来、暫定税率の必要性を説明する観点から中期計画を作って、そして事業量の総額、これを閣議決定してきたというふうな、それが今回の私所属しています財政金融委員会にかかっている財源特例法の根拠でございますが、一般財源……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 甘利大臣、岸田大臣、お忙しいところ、ありがとうございます。 今までの消費者行政の若干の総括と今後の課題について、経産省と内閣府に質問したいと思います。 まず、悪徳商法、クレジット被害を防ぐための割賦販売法、特商法の改正でございますけれども、今、国会で審議されている最中で、今日はその内容には私の方は触れません。幾つかの課題も残されておりますけれども、全体として大変いい法改正ではないかと思っております。 昨年のちょうど今ごろですか、甘利大臣にこの問題で消費者救済、被害者救済に役立つ法改正をというお願いをいたしましたけれども、大臣も何とか……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 伊吹大臣、茂木大臣、初めて質問いたしますが、よろしくお願いいたします。今日が最後かも分からないということでありますが。 茂木大臣とは立ち話をした経験がございますが、伊吹さんと初めてお話をいたします。今日聞いていて大したものだなと私思いました。あの田村耕太郎さんが提案される大胆といいますか、荒唐無稽な提案に対して本当に忍耐強く諭すようにお答えになっていたというのを見て、御立派だなと、私も見習わなきゃというふうに思っているところでございます。せっかくですから、そういう伊吹大臣来られておりますので、基本的なお考えを幾つか聞いていきたいと思うわ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 本題に入る前に、先ほど田村委員から理事懇の中身を暴露するような話がありましたけれども、それなら私も一言言わせていただきたいなというふうに思います。 さっきの話聞いていると、どうも民主党さんだけが、野党だけが何か審議を止めているような、というふうに取られがちですけれども、果たしてそうなのかなと。 私も田村さんの言われるとおり、早く税法関係の審議に入るべきだと。まだ一日も入っていないというのは確かに異常事態ですよね。とても残念だというふうに思っておりますけれども、ただ一義的責任はやっぱり与党にあるんじゃないかと私は思って、ずっとこの間を見ており……
○大門実紀史君 大門でございます。 まず、今回の関税定率法改正案について、必要な措置も含まれておりますけれども、幾つかの点で賛成はできないということを最初に申し上げておきます。 詳細はもう衆議院の議論で明らかにいたしましたが、一つは、日本版AEO制度の優遇措置拡大が水際でのチェック機能、検査体制を弱体化する懸念があるということです。もう一つは、加工再輸入減税制度、この延長が繊維製品、革製品などの製造をなさっておられます零細業者、職人さんの仕事を圧迫すると、そういう点で賛成するわけにはいかないということを反対討論の代わりに申し上げておきます。 その上で、今日は、道路特定財源、ガソリン税と漁……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 この間、防衛族としての額賀大臣にばかり質問をしてまいりまして、失礼なこともあったかと思いますが、それはそれでまたやらせてもらいますけれども、今日は国際派としての額賀大臣と前向きな議論ができればというふうに思っております。IDAに関連してODA並びに国際連帯税に対する大臣のお考えを聞きたいと思います。 額賀大臣は、何年か前、アフリカのIPU会議、私も御一緒させてもらいまして、世界を回ってこられたというふうに思いますけれども、ODAにもいろいろ御見識があるというふうに思いますので、幾つかお尋ねしたいと思います。 まず、日本のODAの実績が世界で……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 初日から長時間にわたる議論で大変お疲れさまでございます。時間も随分遅くなってまいりましたけれども、最初ですので、そもそも論を幾つかお聞きしたいというふうに思います。 法案の中身に入る前に、今日から始まったこの法案審議そのものが何なのかという点でお聞きしておきたいと思いますけれども、内容もいろいろ問題点あるんですけれども、政府案というのは、私は、この提案のされ方というのは国会の常識をも逸脱しているというふうに思います。大変イレギュラーな形で参議院に送られてまいりました。 午前中、辻委員からもありましたけれども、そもそも、内容以前の問題として、……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は一日本当になかなか緊迫感のある議論で、まさに与野党激突という様相でございます。 ただ、一言申し上げたいのは、与党の皆さんから、地方が大変大変と、だから民主党に何ですか財源示せと、一円まで示せというふうなことがもう繰り返しぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうあったわけですけれども、気持ちは分からなくはないんですけれども、私は、それをおっしゃるなら、まず今の地方財政がそもそもなぜ大変になったのかと。これはやっぱり小泉・竹中改革で地方交付税がもう何兆円も減らされたと。それを、そのときに賛成をしておいて、今回これだけ取ってぎゅうぎゅう地方のためにと、地方が大変だと言わ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。
もう余りお聞きすることも少ないんですけれども、要するに、委員会でも毎回議論になっているのが、今日もありました埋蔵金論争でございまして、当面二・六兆の分の財源手当てをどうするかということに関連してなっているわけですけれども。
要するに、ちょっとよく分からないんですけれども、ずっと聞いていて。あるのかないのか、高橋参考人と土居参考人の御意見、もう一度整理してお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、やっぱり委員会でも平行した議論が続く気がするんで、どうもはっきり分からないところがあるんですけれどもね。
私は、いずれにしても、土居参考人の資料を……
○大門実紀史君 大門でございます。
もうずっと同じ話が続いておりますので、ちょっと気分を変えて環境問題を取り上げます。
一般財源化した後、環境対策という話もありますが、そもそも道路と環境、道路整備と環境というものが両立するのかどうかという問題意識を持っておりますのでお聞きいたしますけれども、国交省に聞きますけれども、道路の中期計画でも、道路整備によって自動車のCO2排出量を削減しますと書いてありますけれども、なぜ道路を造ればCO2が削減できるのか、説明してくれますか。
【次の発言】 そんなにうまいこといかないと私思うんですけれども。
資料をお配りいたしましたが、それではお書きになっていま……
○大門実紀史君 日本共産党を代表して、道路財源特例改正案について反対の討論を行います。 討論に先立って、本日の採決について一言申し上げます。 本法の審議時間は、衆議院では二十時間五十五分ですが、参議院では全体でわずか六時間にすぎません。衆議院の三分の一以下の審議時間で早くも採決を迎えることは、参議院の役割を果たしたとは到底言えません。しかも、来週には政府・与党は、本院で否決されるであろう本法案を衆議院で再可決する姿勢であります。本院の意思表示はどの世論調査を取っても国民多数の声であることを真摯に受け止め、再可決など絶対にすべきでないということを、この際強く主張しておきます。 本法案に反対……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の法案は半分賛成、半分反対と、差引き反対ということで質問させていただきますけれども、今回の法案のシステムの合理化は私は結構なことだというふうに思いますが、ただ、今日は余り議論ありませんでしたが、衆議院の議論を聞いていても、この民営化の方なんですけれども、幾ら答弁を聞いても、元々財務省もこのNACCSセンター、通関情報センターですか、これの民営化はそぐわないということで反対されていたわけでございます。それを今回わざわざなぜ民営化するのか、何度聞いても意味がよく分からないと思います。 私はすべて民営化に反対しているわけではございません。よく仕分をして、民……
○大門実紀史君 大門でございます。 総裁としての白川さんには初めて質問をさせていただきます。 以前から素朴で実直な方だなというふうに思っておりまして、確かに今日、大久保さんからございましたとおり、五千tの高級車には似合わないなというのも思いますし、お話がやっぱりちょっと眠くなるというところもあるかも分かりませんけど、私は、白川さんらしくやっていただければいいんではないかと、是非頑張っていただきたいなというふうに思います。 御本も買わせていただきました。六千円という少々高い本ですけれども、その価値はあるなと。もうこんなに附せんを付けて、私が一番熱心に読んだんじゃないかと。図書館から借りてい……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の金融商品取引法改正、金融市場の国際化とか活性化を図ろうということで、そういう趣旨そのものにどうのこうのはないんですが、私から言わせれば、どさくさ紛れにファイアウオール規制の緩和が盛り込まれていると。この法案の最大の欠陥が私、今もありましたが、ファイアウオール規制の緩和ではないかと思っております。この間、利用者保護とか顧客保護に尽力してきた金融庁が今なぜこれを緩めるのかというのが本当に理解し難いところでございます。銀行とか保険、証券、次々と不祥事を起こしている中で、なぜこんなものを、時期尚早だと私は思いますが、入れられたのかというのが最大の疑問でござい……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日はお二人とも大変御苦労さまでございます。特にフェルドマンさん、よく国会にいらっしゃいました。一度直接お話を伺いたいと思っておりましたけれども、竹中平蔵さんとはお友達ということで、私もある意味ではお友達でございまして、大臣辞められて議員辞められた後、じっくりお話をいたしましたけれども、立場はもう百八十度違いますが、なかなかおもしろい議論をした記憶がございます。 そういう点では、フェルドマンさんの御本も二冊ぐらい読ませていただいたことがございますが、恐らく私とは労働から農業から会社の在り方からすべて立場は違うと思いますけれども、大変刺激的な、……
○大門実紀史君 大門でございます。 もう田村耕太郎さんが何か言うと、どうしても一言言いたくなるんですけれども、今日の証券化の万能論も危ないなというふうに私は思っておりますが、結構むちゃな提案をされているなと思って聞いていましたけれども、言いたいことありますけれども、今日はやめておきます。とにかく、私、純粋な日本人ですけれども、田村さん、見るからに日本人離れしている国際派でございますね。その辺の違いかなというふうに思っているところでございます。 本法案の一つの柱がETFの多様化、金融商品の多様化といいますか、リスク商品、商品先物、現物も含めて、コモディティー商品ですね、こういうものを投資信託……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
原油高が国民の暮らしを直撃をいたしております。(資料提示)灯油代だけでも、東北の宮城県では昨年の三割増し、北海道では昨年の四割増しの負担増になっております。先ほど総務大臣から、いわゆる福祉灯油について御説明ございました。もう一度詳しく説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございます。
今回の国の助成、特別交付税措置は生活保護世帯の福祉灯油にも措置されるということになっております。ところが、北海道では約九割の自治体が生活保護世帯を福祉灯油の対象から除外をしています。理由はなぜかというふうに聞きますと、生活保護世帯には冬季……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 介護保険サービスを支えていただいている職員、ヘルパーさんの処遇問題を取り上げます。 お手元に資料を配付しておりますけれども、時間の関係で細かくは触れません。とにかく賃金が低過ぎると、その主な原因は介護報酬の引下げ、それが事業所経営を圧迫して、人件費にしわ寄せをされて人が集まらないと、この四月一日からもう人が集まらないという状況で、このままでは介護保険サービスを支える体制が崩壊の事態になるんじゃないかということが言われております。 緊急に改善措置をとる必要があるということで、我が党も緊急提言を出しました。そして、民主党さんも法案を提出を……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 中川大臣とは予算委員会で少し質問をさせていただきましたけれども、今日からが本格的な議論になりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 中川さんは私にとっては五人目の財務大臣でございますけど、今日お話聞いていたら、新自由主義とか市場原理主義の問題点も認識されておりますし、低所得者対策、弱者対策という言葉も何度も出てこられたんで、思ったより心の優しい方だなというふうに思っておりますんで、期待を裏切らないようにいい答弁をしてもらいたいというふうに思います。 通告した質問に入る前に、今日、定額給付金について様々な議論ありましたんで、私……
○大門実紀史君 大門でございます。 本当に大臣、お疲れさまでございます。これからワシントンに立たれるということでございますので、余り疲れさせないように簡単な質問をしていきたいと思いますので、御答弁もてきぱきとやっていただければというふうに思います。 サミットに御出席ということですので幾つかお伺いしたいと思いますけれども、今度のサミットは、IMFそのものの改革もテーマになりそうだということでございます。午前中も議論ありましたけど、日本が十兆円出すかどうかというような話があるわけですが、私はお金も出すなら口も出すべきだというふうに思います。 IMFの在り方については谷垣大臣のときに私、議論さ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。今日はお忙しい中、ありがとうございます。 今日は余り農林中金に伺う気はなかったんですけれども、村本先生とできればリレバンの話をしたかったんですが、ただ宮園さんの方から大変挑発的な意見陳述がありましたので、ちょっといろいろお聞きしたくなりましたけれども。 実は、ちょっと基本姿勢の問題なんですけど、農林中金、今回の法案で公的資金、国民のお金を受ける立場ですよね、そんなもの要らないというのなら別なんですけれども。実は今日の話なんですけれども、私が農林中金の方を呼んで、こういう資料が欲しいと言ったら、このディスクロージャー誌にある以外のものは出せないと……
○大門実紀史君 日本共産党、大門でございます。 今日は地域金融機関と不動産投資の関係について質問したいと思いますが、ちょっと本題に入る前に、今日、大臣は今回の法案が年越し対策という言い方をされて、急にリアリティーのある話になったなと私は思ったんですけれども。 つまり、年越しの中小企業の貸し渋りを防ぐとしたら、当然、年内にといいますか、早くその予防注入があり得るのかなと。当初はこれはすぐの話じゃないと、いざというときのためだという話だったんですけれども、今回九月決算が、中間決算が今出始めておりますが、それを見て、もう少し緊急性のある法案になってきたというふうな御判断の発言でしょうか。
○大門実紀史君 大門でございます。 今日が最後の審議ということで、ちょっと名残惜しいものがございますけれども、まだまだ深めなきゃいけない問題点があると私は思っておりますが、今日は中小企業融資、セーフティーネット保証における銀行の姿勢について何点か質問したいというふうに思います。 セーフティーネット保証の中で、ノンバンクとか商工ローンから借りているというだけで保証協会に門前払いをされるという例がこの間たくさん出ております。事業者にとってはノンバンク、商工ローンから借りるというのは、そもそも銀行が貸してくれないから借りざるを得ないとか、あるいはちょっとしたつなぎで借りるという場合が多いわけでご……
○大門実紀史君 大門でございます。 白川総裁、お忙しい中、お疲れのところ、御苦労さまでございます。答弁はもう短くで結構でございますので、簡潔に質問していきたいと思いますが。 今日、先月この委員会で取り上げました金融機関の不動産投資、J―REIT問題ですね。七割暴落して大変なことになっておりますが、これはリスクを証券化して分散するという点では、私は日本のサブプライムローンと言ってもいいんじゃないかというふうに思って取り上げてきているわけですが、今日はその問題を日銀との関係で質問したいというふうに思います。 まず、金融庁に伺いますが、私が質問した後、J―REITの一斉調査を行われたということ……
○大門実紀史君 大門でございます。いよいよ今年最後の質問ということでございます。一年間、大変御苦労さまでございました。 また、特に今年は民主党さんのおかげで質問の回数をたくさん増やしていただきました。お礼を申し上げておきたいというふうに思います。 本法案については基本的に賛成でございますので余り細かくお聞きすることはございませんが、私は、民主党さんが提出された法案のうち、当初、金融アセス法案ですね、円滑化法案の方を急がれるのかなというふうに思っておりました。我が党も活性化法案というのを出したこともございますので。暫定税率も大事なんですけれども、今日の議論もあったとおり、どうしても本予算とか……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 午前中の森まさこ議員の質問を聞いていて少々ちょっとむかむかしてまいりましたんで、本題に入る前に幾つか質問させていただきます。 マルチ商法での民主党攻撃ということでございまして、確かに前田議員の問題は業界から献金を受けて質問すると私は五月に指摘しましたが、受託収賄の可能性があると親切に警告したわけですから、もっと早く手を打っていただければこんなことにならなかったなということは思います。なおかつ、前田議員が辞めればいいという問題ではなくて、民主党自身として、マルチ商法、ネットワークビジネスについて毅然とした対処をしてもらいたいと、これは申し……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 私の方は郵政民営化と民間企業との関係について取り上げたいと思います。 鳩山大臣がかんぽの宿、オリックスへの売却について拒否権を発動されたといいますか、厳しく対応されたことについては私も心から敬意を表したいというふうに思います。 日本郵政というのはほかにも様々な問題を抱えておりますので、引き続き厳しく監視指導してほしいと思いますが、今日はまず、一枚目に資料をお配りいたしましたけれども、全体の話なんですけれども、日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命に民間企業出身者が役員でこれだけ入っていると、こういう資料をお配りいたしました。これは会長、名誉職だ……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、消費者行政について質問をいたします。 まず、具体的な問題から入りたいと思いますけれども、この間、子供のおもちゃですね、子供のおもちゃに含まれている鉛などの有害物質が危険性指摘されてきました。その中で、アクセサリー玩具、乳幼児がアクセサリーとして用いるのはおもちゃでございますけれども、この問題でちょっと一つだけ先に質問したいと思いますが。 アメリカでは三年前に、子供靴か何かのおまけに付いていたブレスレットを四歳の子供が飲み込んで鉛中毒で死亡するという事件があって、こういう鉛などの有害物質が含まれているおもちゃについて、それが溶け出すと大変なことに……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。私の方は時間どおりやりたいというふうに思います。 今日、銀行の株買取り法案について絞って質問をいたしますけれども、本法案の最初は、今から七、八年前になるでしょうか、当時の柳澤金融担当大臣と激論を交わした記憶がございます。また今日やれるかと思うと大変楽しみにしているので、どうぞ前の方にいらしてください。 まず、衆議院でも若干の議論があったようですので、確認のために具体的なところを少しお聞きしたいんですが、この法案の、株買取り機構の法案の対象になる金融機関はどこかということなんですけれども、これはもういろいろな資料が衆議院でも出ているようです……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今も議論がありましたが、消費税と景気の関係について質問をしたいと思います。本来であれば与謝野大臣にお聞きした方がよかったかも分かりませんが、諸般の事情で中川大臣にお聞きしたいというふうに思います。 消費税の増税時期については自民党内でも激論があったというふうにお聞きしておりますけれども、結局、政府が今国会に提出した来年度の税制関連法案の附則では、増税の時期とかタイミングについて、要するに、税制抜本改革を行うために一一年度までに必要な法制上の措置を講ずるということと、実施の時期については景気回復過程の状況を見て法制上定めるというふうなことになっ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 与謝野大臣、またよろしくお願いしたいというふうに思います。大変野党にも人気のある大臣だということで、私も与謝野さんとは今のところいい思い出ばかりでございますが、これからはそうはいかないのかなと思っております。 今日は一日で三回も質問ができるということでもううれしくて仕方ないんですけれども、午前中は、どうしようかと思ったんですけれども、今ありましたSFCG、日本振興銀行の問題で、森さんももっと本当はやりたかったと思うので、やはりやろうと思います。その後、その日本振興銀行と政治家との関与。午後は、定額給付金、株価対策等について質問していきたいと思……
○大門実紀史君 大門でございます。 資料を見ていただきたいんですけれども、今日は金融所得と税制の在り方について質問をいたします。 この資料は、折れ線グラフが国の税金、国税の所得別の負担率が折れ線グラフでございます。ピークになっているところを見ますと、これはちょっと帯で測っているんですが、言い方としては所得五千万から一億円のところが国税の負担率としては二六・五%、ピークになりまして、それを超える所得になりますと負担率が下がると、下がってきております。ちなみに、百億円の所得がある方は日本には十数人ぐらいかも分かりませんが、その方々の負担率というのは年収、所得一千三百万ぐらいの人と同じぐらいの負……
○大門実紀史君 大門でございます。 早く終わると大きな拍手がもらえるようですけれども、そうはいきませんので時間どおりやりたいと思いますが、まあちょっと税の話ばかりが続いているので少しお疲れかと思いますので、本題に入る前にどうしてもちょっと急いで確認したいこと、明らかにしておきたいことがありますので、先に質問させていただきたいと思います。 日本郵政の関連、この前、予算委員会で質問した関連でございますけれども、この間、郵政といいますか、国民の財産が一部の企業の食い物になっているということがいろいろ問題になっておりますけれども、私、十六日の予算委員会では、かんぽの宿の売却における日本郵政と三井住……
○大門実紀史君 大門でございます。 私は、北洋銀行の一千億円の公的資金注入について質問いたします。 これは昨年成立したばかりの金融機能強化法に基づくものでございますけれども、民主党の皆さんとか公明党の皆さんはもっとこれを使うべきだという質問をされましたが、私はこのスキーム、大変問題があるというのはもうこの北洋銀行問題で分かってきたんじゃないかなという点で質問したいと思いますけれども。本来であれば、経過からいって中川前大臣にお聞きすべきことがたくさんあるのですけれども、おられなくなりましたので、金融庁の担当局中心にお聞きしていきたいと思いますが、まずそうはいっても与謝野大臣に大きな点だけ先に……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 三人の先生、今日はお忙しい中、ありがとうございました。 学者の方にもいろんな方がおられるんだなというふうに思いまして、いろんな意見聞けていいなと思っておりますけれども。 まず土居先生に伺いますけど、土居先生は何度も国会の参考人で来られておりまして、予算委員会でも私も何回か聞いたことがありますけど、毎回余り意見が私と合いませんが、率直な意見をいつも聞かせてもらっていると思いますけど。ただ、ちょっと先ほど気になったので一つだけ言いますけど、今回の政府の税制改正案が、何ですか、経済学者の中で高い評価を受けていると。私、初めて聞く話だなと思うんです……
○大門実紀史君 大門でございます。 ちょっと先ほど平田さんの話聞いていて、ちょっと随分違うんじゃないかなと。何をぺらぺらおっしゃったのかなというふうに私は思うんですけれども、株を売る気がしなかったとか市場で取引すべきじゃないとか、そんなことをおっしゃる前に、ちゃんと反省なり、言われるべき言葉があるんではないかなと思って聞いていましたけれども、ちょっと唖然といたしました。こういう方が副大臣やったのかと。大体この委員会で今審議していること、何だと思っているんですか。財務省提出の税法について審議しているときに財務副大臣がこういう事態になっていて、普通だったら審議止まっていますよ、スムーズにやってい……
○大門実紀史君 所得税法等改正案及びいわゆる財源確保法案に対する反対討論を行います。 まず、所得税法等改正案についてです。 反対の理由の第一は、法案の附則に消費税増税法案を二〇一一年度までに成立させる方針を明記し、増税のレールを敷いていることであります。 消費税は、言うまでもなく所得の低い人ほど税負担の重くなる逆進性を持った税制であり、深刻化する貧困と格差を一層広げ、景気悪化をもたらすものです。国民の審判を経ることもなく消費税増税のレールを敷くことは到底許されるものではありません。 第二の理由は、大企業や大資産家優遇税制の継続、拡大を進めていることです。 海外子会社から日本国内の親会……
○大門実紀史君 大門でございます。 まず、関税について伺いますが、最初にちょっと物の考え方についてお聞きしたいと思いますが、何といいますか、安全確保と効率化というのが先ほども二律背反という話がありましたけれども、私はそうとは思わないんです。 この間、何でも効率化、規制緩和ばかり叫ばれてきて、それでいろんな安全チェックがおろそかになって食の安全の問題とか偽装の問題とか、耐震偽装もありましたし、いろんな問題がちょうど起こったんですよね、この間、規制緩和、効率化優先でですね。ですから、物の考え方としては、効率化と安全確保が二律背反とか両立しなきゃじゃなくて、まず安全、まず安全確保が第一で、その上……
○大門実紀史君 大門でございます。 大分おなかがすいてまいりましたけど、お互いに頑張りたいと思いますけど、今日は私も郵政の問題と金融との関係を取り上げたいと思いますが、資料をお配りいたしましたけれども、まず、ゆうちょ銀行と三井住友カードの関係でございまして、実は、これは昨日、決算委員会で取り上げた問題ですが、その続きを少しやらせてもらった後、新しい問題もやりたいと思います。 お配りした一枚のカラーのやつですけど、何を言っている資料かといいますと、ゆうちょ銀行が〇七年に独自でカード、ICカードを発行するということになりました。それが三井住友カードに委託をされたという流れを書いてございます。 ……
○大門実紀史君 大門でございます。 白川さん、一周年ということで、おめでとうございます。 大久保さんの資料、また今日の毎日新聞の社説もそうですけれども、白川総裁の評価というのはどんどん上がっているようでございますけれども、世間の評価が上がれば上がるほど私の評価は下がるという関係にございます。 一年前とは大違いだなというふうに思うんですけれども、まあ大変な一年だったというふうには、その点は同情はしているんですけれども、私は日銀に一貫して申し上げてきたのは、こういうときですから何もおやりになるべきではないとは決して申し上げているわけではございませんけれども、中央銀行ともあろうものが個別経営、……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は金融危機対応との関係でタックスヘイブンについて質問したいと思いますが、その前に一点だけ確認とお願いをしておきたいというふうに思います。 三月二十四日の質問で、私は所得税法第五十六条の問題を取り上げました。つまり、中小業者の家族従業員の給与がいまだ日本では経費に認められていないという問題でございます。これはもう各地の税理士会や各団体からも早く廃止してくれという声がたくさん上がっているところで、世界的にも日本だけまだこんなことやっていて恥ずかしいという問題を指摘したわけですけれども。 この問題、財務省はもう何十年も同じ答弁を繰り返してきました。経費に……
○大門実紀史君 大門でございます。 この法案はなかなかいい法案だなと、七割ぐらいはいい法案だなと思いますが、三割ぐらいのところがいかがなものかというふうに強く思うところでございます。 具体的に言いますと、金融商品保護ではかなり改善がされているというふうに思いますが、今も少しありましたけれども、今日余り取り上げられませんでしたけれども、この金融商品取引所と商品取引所の相互乗り入れ、これはよく考えてやらなきゃいけないことをよく出してきたなというふうに思うところでございます。 ここを中心に質問したいと思いますけれども、まず、法案の内容に入る前に、政府といいますか、与謝野大臣の認識を伺いたいんで……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は四十五分もいただきました。ただ、質問は時間より中身でございますので、前向きないい答弁をいただければ若干早く終わってもいいのかなと思っておりますんで、お含みおきのほどお願いしたいと思いますが。 今日は、金融商品取引法のお客さん保護といいますか、利用者保護の趣旨を全く分かっていない銀行について取り上げたいというふうに思いますが、大体全部の銀行がそうなんですけれども、話を具体的にするためにあおぞら銀行と住友信託銀行の具体例で質問していきたいというふうに思います。 中身、本題に入る前に、まず、あおぞら銀行というのはどういう銀行なのか、簡潔にまず説明をして……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。
本日は、お忙しいところありがとうございます。私のお聞きしたいことは既に各委員からもありまして、かなり重複しておりますので、日ごろお世話になっております全銀協と生命保険協会だけに絞って伺いたいというふうに思います。
まず、全銀協の永易さんにお聞きしたいと思いますけど、漏れ聞くところによると、永易さん、あれですか、私が何を質問するのか大変心配、緊張なさっていたということをお聞きしましたけど。
【次の発言】 大丈夫ですよ、リラックスしてくださいね。多分、貸し渋り、貸しはがし、この間いろいろあったのでだと思いますが、それは個別にそれぞれ私の部屋に来て……
○大門実紀史君 大門でございます。 今、峰崎先生が指摘されたのは大変重要な問題でございまして、私のところにも、メガバンクが本当にどうしてこんな人を、お年寄りの夫婦とか、競売にかけるのかと、いきなり競売にかけるのかという事例がいっぱい来ておりまして、個々には差押え解除、競売解除をしてもらったりはしていますけれども。 申し上げたいのは、ADRができても、利用者保護、借り手保護というのは一応言葉ではあるんですが、貸し手責任、これは銀行の場合はそれを含んだADRをつくっていかなきゃいけないというところを、もう質問はいたしませんけれども、峰崎先生と同じ意見ですので、踏まえてほしいなと私も申し上げてお……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は店頭デリバティブについて何点かの質問をしようと思いましたけれども、大久保さんと全くダブっておりますので、もうきっぱりやめにして別の質問をしたいと思いますが、ただ、さっき、FXのレバレッジが百倍ですか、あれはびっくりいたしましたけど、ああなるとギャンブルの世界で、もうパチンコ業界と変わらないですね。ギャンブル性高めて人をはめ込むみたいなところがありますから、金融庁、早くきちっと対処してほしいなということを申し上げておきたいと思います。 資料をお配りしておりますけれども、今回の法案審議では、金融における利用者保護、借り手保護がテーマということでございま……
○大門実紀史君 大門でございます。民主党さんの御配慮で、今日も三十分質問時間をいただきました。 大臣とはいろいろ意見が一致するというか、私、考え方賛同するところもあるんですけれども、どうしても税の問題だけは考えが一致しないんじゃないかと思いますけれども、少し根本的な話もお聞きしたいと思いますが。 先ほどからありましたけれども、贈与税減税、どう考えるかなんですけれども、大臣がおっしゃったような、高齢者の資産を、何といいますか、若い世代に移動させたいということなんですけれども、大体、今高齢者層の資産分布を見てもらえれば分かるんですが、ほとんどの高齢者、みんなお金持ちじゃないんですよね。ほとんど……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 本日は、日本郵政の西川社長に来ていただきました。 その理由の一つは、今回、与党提案の政策投資銀行の企業救済のスキームには郵貯マネーをそこに呼び込もうということも含まれておりますので、今回の法案にも日本郵政の今後の動向が絡んでくるという点が一つ。 もう一つは、ちょうど昨日ですね、日本郵政から総務大臣に業務改善に関する報告が前倒しで出たと。若干の経営責任も明らかになっているようですけれども、この間、西川社長を始め、いわゆるチーム西川、三井住友銀行グループ出身者の問題を国会で取り上げてきた私でございますので、若干その経営責任の問題の経過も聞……
○大門実紀史君 日本共産党、大門でございます。 本題に入る前にもう嫌な質問は先にしておきたいというふうに思いますけれども、与謝野さんとこの種の質問は余りしたくないというのが個人的な気持ちですが、私も職務上質問させていただきますけれども、まず申し上げたいのは、商品先物取引というのは、今までさんざん被害者を出してきた業界だということを前提でどうしても質問したいわけですけれども、今回報じられました先物業界ですね、政経政策研究会から与謝野さんへの献金ということですけれども、実は我が党、既にこのことは数年前から把握をしておりまして、二年前に、安倍内閣発足のときですかね、与謝野さんが官房長官のときにも赤……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 金融被害とか消費者問題をやってきた議員の一人として、消費者庁法案が、一時はどうなるかと思いましたけど、ちゃんと全党で修正が行われて無事参議院に来たということを大変うれしく思っているところでございます。 参議院の審議は、更に参考人の方々の意見あるいは公聴会を開いて、何がまだ足りないのかということを十分聴きながら、きちっとした的確な審議をやっていくべきだと思います。ただ長々やればいいというものでもないなと。どこかできちっと仕上げて、あとはスタートした中でつくり上げていくということも大事じゃないかなというふうに思っているところでございます。 今日……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は事故調査の問題について取り上げます。 この問題が鋭く問われたのがエレベーターの事故の問題でございました。エレベーターの事故の問題については衆議院でもさんざん議論がございましたし、昨日もこの委員会でございました。国交省の言い分を聞いておりますと、いろいろあったけれどもこれからは頑張りますというようなことでございますが、本当にそんなものなのかと思います。 答弁も、もう繰り返し国交省言っていますけれども、実地調査が遅れたと、事故から二年半もたっているわけですけれども、これは反省していると。そして、常設の昇降機等事故対策委員会を設置しました、警察との連携……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日の参考人の方々はまさに消費者庁をつくる運動の先頭に立ってこられた方でございまして、ここまでこぎ着けた皆様の粘り強い運動にまず心から敬意を表したいというふうに思います。 ただ、皆さんの率直なお気持ちは、今日も朝、宣伝やられていましたけど、衆議院で画期的な全会一致の修正が行われたと、参議院ではもうできるだけ早く確実に通してほしいというのが率直なお気持ちだというふうに思います。私も、もう長々議論する必要はないと。ただ、参議院はどちらかというと衆議院よりもレベルの高い議論をしてきたところでございますので、抜けているところをしっかりはめ込んで確実に……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 本当に、藤原参考人がおっしゃったクリティカルシンキングというのは大変重要なことだというように思います。私も何でも疑ってかかるようにしておりますので、参考人の皆さんの話も本当かなと思いながら聞くところもございましたけれども、まず消費者教育のそもそも論について、西村先生のお話、本当かなとちょっと思っちゃったものですから、お聞きしたいと思いますけれども。 私は、個人的にはこの消費者教育という言葉が余り好きではございませんで、何か上から教えてやろうというか、自立させてやろうみたいな、そういうものでないんじゃないかなと。もちろん、被害防止のために情報伝……
○大門実紀史君 大門でございます。 金子大臣、佐藤大臣、お忙しい中ありがとうございます。野田大臣も御苦労さまでございます。 以前にも申し上げましたけど、私は、消費者庁が発足して具体的に消費者庁の真価が問われるのは事故が起きたときにちゃんとした対応ができるかどうかだろうと、一番それが分かりやすく問われるのではないかということを申し上げて、ちょっとそのことにこだわって質問をしてきたわけですけれども、そこのところでまた事故の対応が遅れたりあるいは各省庁ももたもた対応すると、何のために消費者庁をつくったんだということになる問題でございます。 ですから、これは走りながら考えていくというわけにはいか……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 今日、傍聴席に事故で息子さんを亡くされたお二人のお母さんが来られております。お一人は、パロマのガス湯沸器事故で、浩幸君、当時十八歳ですけれども、亡くされました上嶋幸子さんでございます。もう一人は、シンドラー社のエレベーターの事故で、大輔君、当時十六歳でございますが、亡くされました市川正子さんでございます。お二人とも、企業のもうけ優先で安全管理を怠るという中で、何の罪もない、人生これからという大事な大事な息子さんを亡くされたわけでございます。 今日は、是非お二人から麻生総理にお訴えをしたい、お願いをしたいということで総理あてのお手紙をお預……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
先ほど定額給付金について大変効果のあるというふうな宣伝がありましたけれども、私はそれほどのことはないというふうに思いますので、質問をしたいというふうに思います。
総理に伺いますけれども、定額給付金というのは家計への緊急支援であり、消費を増やす経済効果もあるというふうに再三お答えになっておりましたけれども、そもそも、伺いますけれども、総理は、この数年家計消費が落ち込んできた、その最大の理由は何だというふうにお考えですか。
【次の発言】 私もその認識は一致をいたします。つまり、収入が増えない、所得が増えないのに負担だけが増えてきたと。ですか……
○大門実紀史君 郵政の問題を取り上げます。 かんぽの宿の問題は、何もオリックスに限ったことではございません。パネルを用意いたしましたけれども、(資料提示)このパネルは郵政から大江戸温泉物語株式会社、またその不動産関連会社であるキョウデンエリアネットに売却されたかんぽの宿などの一覧でございます。 大江戸温泉物語というのは、名前はほのぼのとしておりますけれども、なかなかやり手の企業でございまして、今全国の温泉旅館を次々と買収をしております。また、キョウデンエリアネットも含めて、実はこれは企業買収ビジネスで今急成長しておりますキョウデングループの一員の企業でございます。何千億という企業買収を手掛……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 藤井大臣、亀井大臣、これからよろしくお願いいたします。 今日はまず、新政権になって期待の高まっている問題についてまず取り上げたいと思いますが、この委員会で私何度も取り上げてまいりましたが、所得税法五十六条の問題でございます。 藤井大臣、初めてお聞きになる話かどうか、よく勉強されておられるので御承知かも分かりませんが、簡単に申し上げますと、要するに、個人の中小業者の家族の給与が所得税法五十六条によって経費として認められない状態がもう長年続いているということでございます。これはもう世界的にも恥ずかしい話でございまして、財務省は、外国では認……
○大門実紀史君 大門でございます。 皆さん本当にお疲れさまでございます。何か夕暮れどきにさみしい委員会で、もうこういうことのないように各位御努力をお願いしたいなと思うところでございますけれども。 本当は法案に入ってからその中でと思ったんですが、時間がちょっと予想よりもずれておりますので、法案の中身に入る前に先に、忙しい中わざわざ厚労省の山井政務官に、お待たせして申し訳ございませんでした。私がお呼びしたわけではないんですけれども、何かそちらの調整で政務官対応ということらしいですね、申し訳ございません、本当に忙しいのに。それで、先にちょっと資料をお配りいたしましたけれども、厚労省関係の話をさせ……
○大門実紀史君 日本共産党、大門でございます。 まず、亀井郵政担当大臣にお聞きいたします。 ちょうど一年前、この決算委員会で、四月の六日ですからちょうど一年ぐらい前ですけれども、三井住友グループとゆうちょ銀行のカード事業における癒着、不正入札疑惑について取り上げました。当時の鳩山邦夫大臣は、大変な問題だと、調べてみたいとおっしゃいましたけど、その後、何もされないで辞職をされました。 政権が替わって亀井大臣になりまして、私がもう再三にわたって追及してきた西川社長はとうとう首になるということで、西川時代に何が行われたのか調査が始まっているというふうに聞いております。きちんと検討してもらいたい……
○大門実紀史君 大門でございます。 先ほどの亀井大臣の御見解には心からエールを送っておきたいというふうに思います。 今日は、私の方は、普天間基地問題が焦点になっておりますけれども、米軍再編そもそもが問い直されているということもあるかと思いますが、決算委員会ですので、米軍再編交付金の問題を取り上げたいというふうに思います。榛葉さん、海外からお帰りのところ、お疲れのところ大変ありがとうございます。 この米軍再編交付金については、要するに自治体に、米軍再編に伴う基地の移転とか訓練を受け入れた自治体にお金をあげるという、そのことによって国策に従わせようという極めて品の悪い交付金でございます。この……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は金融行政の方に絞って質問をさせていただきますので、亀井大臣と大塚副大臣にお願いしたいというふうに思います。 先日、予算委員会で亀井大臣とは議論をさせていただきまして、あのときに大臣が、人間を大事にする経営、あるいはそういう社会が重要だと言われたのは大変感銘を受けたところでございますし、大臣はいろいろ言葉で言われるだけではなくて、実際にモラトリアム法案もそうだし、郵政の問題もそうですから、実際に施策として進めてこられた御努力に本当に敬意を表しているところでございます。 今日、実は、郵政のことで私のところにメールが来たのでちょっと御紹介いたしますけれ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。大変お疲れさまでございます。あともう少しでございますので、よろしくお願いします。 私の方は少し大きな議論をしたいというふうに思いますけれども、タックスヘイブン税制について質問をいたします。 お手元に資料を配っておりますけれども、タックスヘイブンというのは租税回避地のことでございます。所得隠し、税金逃れ、マネーロンダリング等々に使われる地域のことでございますけれども、このタックスヘイブンの地域には、民間調査機関によりますと、年間五兆ドルから七兆ドル、日本円にしますと四百五十兆から六百三十兆ぐらいですけれども、の資金が流入して、このうち三十兆円が税……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、貸金業法全面施行に向けた質問をと思っておりますけれども、ちょっと本題に入る前に、通告していなくて申し訳ないんですけど、ちょっと確認したいことがありますので、資料をお配りした二枚目の方なんですが、金融庁には様々な苦情相談とか情報とか通報が寄せられるわけですけれども、これはこの資料にも、これは公益通報の情報なんですが、これでいえば、公益通報ならば通報窓口、あるいは普通の相談ならば左下にありますけど金融サービス利用者相談室ですか、こういうところに寄せられるということになっております。公益通報の方は、企業の内部で働いている方々からの、労働者からの通報、内部……
○大門実紀史君 大門でございます。おはようございます。今日は、ほかの委員会とちょっと重なっている関係で、順番を自民党、公明党の皆さんに配慮してもらって先に質問させていただきます。感謝を申し上げます。 この間、問題になっている都市農業の再生の問題、税制の在り方について質問をいたします。郡司副大臣にもわざわざ来ていただきまして、ありがとうございます。 都市農業の重要性が、食料の問題だけじゃなくて環境問題も含めて叫ばれるようになって、予算委員会の公述人でもJAの代表の方がこの都市農業問題に集中して御意見、御要望を述べられたところでございます。 まず、ちょっと資料をお配りいたしましたが、一枚目に……
○大門実紀史君 大門でございます。総理、よろしくお願いいたします。
税法の最後の質疑でございますので、私は、この委員会で取り上げさせてもらったことについて、今日は総理のお考えをお聞きしたいというふうに思います。
最初に、ちょっとつかぬことをお伺いしますけれども、総理は、政界を引退されたら農業をやりたいというのは本当でしょうか。
【次の発言】 そうおっしゃっていただくことを予定して次の質問を用意したんですけれども、総理の老後のためにも日本の農業を再生していくということは大変重要なんですが、私この委員会で先日、昨日ですかね、都市農業の問題を取り上げさせていただきました。要するに、都市農業がもう……
○大門実紀史君 大門でございます。 もう法案については既に議論も出尽くしたようでございますので。我が党は、関税法案については暫定税率のそもそも論に疑義があるということで毎年反対の立場を取ってきておりますので、そういうことでございます。 今日は、四月を前に、徴税当局、国税庁のことでちょっと質問しておきたいというふうに思いますけれども、ちょっと緊急的な問題ですので。 非正規雇用問題がクローズアップされる中で、今も大問題になっていますけれども、官製ワーキングプアというのも問題になってまいりました。国家公務員の非常勤職員十四万人、自治体に働く非正規労働者は五十万人ということで、実際にはこの非常勤……
○大門実紀史君 大門でございます。 もうこの法案については、今も荒木さんからしっかりした質疑がございましたので、私の方はもう一言だけ申し上げておきたいと思いますが、今回、国際協力銀行、JBICの業務に環境分野における支援を新たに加えるということで、大変いい法案だと思っておりましたんですけれども、温暖化対策の中に原発の利用も含まれているということが分かってまいりました。これは現在、途上国に対する原発の売り込み合戦が展開されているところでございます。そういう中で、この国内企業の受注支援、原発促進ということになりますので、そういう可能性を広げるという危惧がございますので、残念ながらこの法案には賛成……
○大門実紀史君 大門でございます。 白川総裁、久しぶりの国会でお疲れだと思いますので、山口副総裁だけにお聞きしたいと思います。 あのリーマン・ショックから一年半ということでございますけれども、あのときは金融の大崩壊、世界同時不況ということでもう大変なことでございましたので、世界各国の首脳も政府機関も中央銀行もそれなりに反省をしたり、教訓を引き出したわけでございます。 ところが、日本の当時の自公政権は余りその反省がなく、日本は余り関係なかったみたいな、金融庁もそういうところがございましたけれども、それで、この間株価がちょっと戻ってきたと。もうのど元過ぎればといいますか、また行け行けどんどん……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、第一生命問題は一回お休みをさせていただいて、先週出た監督指針に関して質問をいたします。 ただ、せっかくですから、畑中局長来られておりますので、第一生命問題、引き続き、大臣の御指示もございましたので、きっちりと調査、お願いしたいと申し上げておきます。 今日はみずほ銀行の通貨オプション問題に関係して質問いたしますが、去年の六月、この委員会で、銀行、特にみずほ銀行が中小企業に対して通貨オプション契約の金融商品を販売して、多くの被害者が出ているという問題を取り上げました。要するに、例えば一ドル百円なら百円というオプション契約を銀行が中小企業との間に結ん……
○大門実紀史君 大門でございます。 今回の法案は、一定の利用者保護、規制強化ということで賛成でございます。 何点かに絞って質問をいたします。 デリバティブの先物オプション、スワップ等は私もこの委員会で取り上げてきましたけれども、特に店頭取引で大変リスクが高くなっているわけでございます。 参考までに資料を一枚お配りいたしましたけれども、金利スワップ取引について言えば、どれだけ被害があるかという点で、三井住友銀行ですね、これ、私、この委員会で何回も取り上げました。中小企業に対して優越的地位を濫用して販売をしたという事件でございます。 これは、二〇〇五年、二〇〇六年辺りだったと思いますが、……
○大門実紀史君 大門でございます。 ちょっと通告はしていないんですけれども、今日はエレベーター事故で息子さんを亡くされました赤とんぼの会の市川さんがちょうど傍聴に来られておりますので、ちょっと通告しておりませんけれどもお聞きしておきたいなと、私も取り組んできた問題ですので。 消費者庁をつくるときの議論で、消費者庁ができたら消費者庁の中に、権限のある、強い権限を持った事故対策委員会、何かあったときに対処できる、そういうのをつくってほしいという議論があのときございました。これは今大臣としてどういうふうにお考えか、まず聞いておきたいと思います。
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。
今日は時間短いんですけど、事故調査の問題を取り上げたいと思いますけれども、まず国交省に聞きますが、二〇〇八年の十二月八日午後九時ごろ、京都市左京区で起きた、マンションで起きたエレベーター事故がございました。五十歳の女性がエレベーターから降りようとしたら、突然エレベーターが降下して、床の間に挟まれて約一か月の重傷ということでございました。
この事故の原因究明は、エレベーターは東芝エレベーターですね、この事故の原因究明は今どうなっているのか、簡潔に教えてください。
【次の発言】 あなた、だれでしたっけ、局長さんですか。
そういうふうにおっしゃい……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。
労働者派遣法の改正に関連して質問をさせていただきます。
まず、登録型派遣とは何か、また専門業務とは何か、その定義と人数の推移について御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 パネルを用意いたしましたけれども、(資料提示)不安定雇用の極みであります登録型派遣が二〇〇〇年からもう二倍になっておりますし、大臣言い忘れられたかも分かりませんが、専門業務というのは派遣の期間制限がありません。永久に派遣で使われる。その専門業務も四十二万から百万人、倍の数字になっているところでございます。
今度の派遣法改正でこの登録型派遣を原則禁止という方向……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 経済問題の最大の焦点は雇用の回復でございます。また、正社員が当たり前の社会に戻して国民の所得を上げるというのが私は大変重要だと思っているところでございますが、この点でまず政府系の企業が率先して進めると。これは民間にも大きな影響を与えるわけでございます。この点で、亀井大臣が日本郵政で正社員化を進めるという大方針を出されたことは大評価をしているところでございます。 そこで、パネル用意いたしました。(資料提示)今どうなっているかというと、日本郵政グループの全社員の約四十五万人のうちの半分が非正規雇用でございます。このうち、契約社員、期間雇用と……
○大門実紀史君 日本共産党を代表し、二〇一〇年度総予算三案に反対の討論を行います。 国民はさきの総選挙で、自公政権の社会保障を削減し貧困と格差を拡大する構造改革路線に厳しい審判を下し、政策の抜本的な転換を求めました。しかるに、新政権による今回の予算はその期待にこたえるものとはなっておりません。 第一に、社会保障の問題です。 国民の強い批判のあった後期高齢者医療制度の廃止は先送り。その上、総選挙後、約束していた保険料の負担軽減策も実行しておりません。保険料値上げなどによる制度の被害は更に拡大をいたします。後期高齢者医療制度は即刻廃止すべきです。障害者自立支援法の応益負担も、中途半端に残すの……
○大門実紀史君 大門です。 今日は、調査会報告についての各省庁どう対応してきたかというフォローアップですけれども、個々の問題、少し切りがないので、ちょっと素朴な疑問をお聞きしたいんですけれども、そもそも調査会報告、提言が出たときに、その時点で各省庁が本当にそれを読んでいるのか、ちゃんと周知されているのかというところなんですけれども。 実は、二、三年前に私、ある委員会の質問である省庁を呼びましたら、たまたまそのテーマが参議院の某調査会の提言が出ていたテーマでしたので、その提言知っているかと言ったら、知りませんという答えがありましたので、今日はもちろんこういうあれですから、提言に対応して準備さ……
○大門実紀史君 時間の関係で、厚労省に絞って伺います。
報告いただいた資料の八ページのところでございますが、偽装請負というのがもう大問題になってまいりましたけど、提言ナンバーでいくと十四から十八辺りに入ってくると思いますが、これについての対応で、ガイドライン、チェックシートを作って、それでそれを活用してもらってということが書いてありますけれども、請負事業者というのは、当然、業ですから分かってやっていると思うんですが、こういうチェックシートとかガイドラインが何か役に立っているんでしょうか。
【次の発言】 もういいよ。
趣旨なんか聞いていないんですよ。時間ないんだから、聞いたことだけでいいから……
○大門実紀史君 大門です。 女性議員の比率を高めるように努力をしたいと思います。前は民主党よりも比率は高かったんでございますけれども。 私も理事懇参加していましたので、それを踏まえて若干御意見申し上げますと、テーマは国際的な視野で幸福度というのは斬新で大変面白いなと、今までの調査会ではなかったテーマだなと思っております。森まさこさん言われたように、個々の深刻な問題もあるんですけれども、思い切ってこういうテーマでやってみるのもいいのではないかと思います。 問題は具体的な進め方の中でどう工夫するかだと思いますけれども、調査会というのは単に議員の勉強会ではないわけでございまして、従来は、参考人……
○大門実紀史君 今日はどうもありがとうございます。大門でございます。 本当にもっと長い時間お聞きしたいような話でございました。 中村参考人に、命という視点から世の中を見るということで、非常に示唆の富んだ話を聞かせていただきましたけど、最近、命に関しては悲しいやりきれない事件がかなり起きております。人心の荒廃のところに該当するのか分かりませんが、命の大切さみたいなものがどうなっているのかと思います。子が親に手を掛けるとか、親が子に手を掛けるとか、夫婦同士とかですね。前は子供が事件を起こすと、子供に孝行の心を教えればいいんだと言うような人もいましたけど、もうそれをレベル超えてしまって違う異常な……
○大門実紀史君 今日はお忙しいところをありがとうございます。 もっとまとまって長くお話を聞きたいぐらいでしたけれども、最初に神野先生にお伺いいたします。 神野先生の御本はいつもたくさん読ませていただいておりますので大体言われていること分かるんですけど、せっかくの機会ですので具体的なことを一つお聞きしたいんですけど、神野先生は地方財政の専門家でもありますので、夕張市の破綻の問題で新聞に短く書かれたのを見たことがあるんですけれども、私も夕張の破綻問題は、もう五回ぐらい調査に行っているところなんですが、国の責任、道の責任、市当局の責任という破綻の要因はあるわけなんですが、私が注目しているのは銀行……
○大門実紀史君 本日はありがとうございます。 農山村、限界集落の問題は国会でも議論になっているところでございます。農山村がなぜこんなここまでの事態になったかという点でいくと、先ほどもありましたけれども、自然にそうなったわけではなくて、やっぱり国の政策とかいろんなものがあってこうなってしまったんだと思います。一言で言えば、効率化というような名前で農業もあるいは地方の財政も市町村合併も進めてしまうというようなところの結果、こういう事態を招いているんだと思います。 ですから、私も、交付税の問題だけではなくて、農業の問題、農業政策を根本的に変えないとなかなか事態は打開できないと思うんですけれども、……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。今日は本当にありがとうございます。 両参考人に一つのことをお聞きいたします。 この調査会、幸福度をテーマにしておりますので、若干抽象的かも分かりませんけど、社会保障に対する基本的な考え方で、ヨーロッパといっても西ヨーロッパ、北欧のことでございますが、そういうヨーロッパと日本と何が違うんだろうということですけれども、例えば生活保護の話が先ほどからありましたけど、日本の生活保護というと非常に暗いイメージがあって、もっと明るい生活保護にならないかなといつも思っているんですが。 例えばヨーロッパの場合ですと、人生にはまさかのときがある、病気になったり……
○大門実紀史君 じゃ、余り早く終わるといけませんので。 幸福度をテーマにしたときに、大変斬新なテーマで面白い調査会になるなと思っておりましたけれども、参考人のお話も今までのかつてのいろんな調査会と違って大変中身のある面白いお話が聞けたと思います。 ただ、テーマが幸福度で大変難しいわけですけれども、何が幸福かというふうなこと、そればっかり考えると、人それぞれとか人生いろいろとか国それぞれとか、分からなくなってしまうといいますか、そこに陥らないようにとらえていく必要があるなと思います。人の気の持ち方で幸福は変わるなんというところにずっといると国会なんて要らなくなっちゃうわけですから、国会が、政……
○大門実紀史君 大門でございます。 短い時間ですので、簡潔な御答弁、よろしくお願いいたします。 ただ、先日の決算委員会で冬柴大臣とはこの一般財源化と、今日もありましたけれども、今回提案されている十年法案との矛盾についてはもう既に議論をさせていただきまして、答弁も同じだと思うので、繰り返しはいたしません。 ただ、これも決算委員会で私、冬柴大臣というのは本当に正直な方だなというふうに大変好感を抱いたわけですけれども、大臣言われましたけれども、こんなことを言ったら怒られますけどということで、今でも十年間暫定税率が維持されて道路が整備されることが最も望ましいと思っておりますというふうに大変正直に……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 今日で審議が終わりということでございますけれども、私、この財源特例法、なぜこんな法案を審議しているのかと非常に不思議に思いながらずっと審議をしてまいりました。七年間国会におりますけれども、こんな変な法案、初めて審議しているんじゃないかと私は思います。 冬柴大臣が言われたとおり、確かに衆議院では可決をされました。しかし、その後総理の提案があり、また政府・与党の新しい提案があり、したがって一般財源化していくという方向が明確に出されたわけですね。ところが、この法案はもう何度も触れられているように、十年間特定財源を続けると。とにかく、今となっては、こ……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 政府系ファンド、SWFについて、田村委員とは違う立場で質問をさせていただきます。 国会の中でも政府系ファンドを立ち上げようという動きが強まっておりまして、そのための議員連盟をつくるということで私も声を掛けられましたけれども、お断りをいたしましたが。たしか日本の外貨準備が約百兆円ということで、運用益もこの五年間で見れば三%少し程度ということで、それならもう積極的に運用してもっと稼いだらどうかというふうな話とか、あるいはそれを財政再建とか、先ほどもありましたけれども、社会保障とかに役立てればいいじゃないかということ。あるいは、円キャリートレードで……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。私も、消費税と社会保障、年金財源について伺います。 先ほど峰崎さんから、この問題ではかなり精緻な議論がございました。私は、最後のところの話なんですけれども、つまり、社会保障のためと、消費税増税はですね、言ってきたけれども、今回のこの大型の経済対策で相当の国債を発行すると。結局やっぱり財政再建に使われるんじゃないかと、もう社会保障のためというのは事実上成り立たないんじゃないかと思っておりましたけれども、先ほどの峰崎議員とのやり取りで、後できちっとしたはっきりした言い方をされるということですけれども。 簡単に考えて、当たり前の話なんですよね。……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。本日は、お忙しいところありがとうございます。 先に誤解のないように申し上げておきますと、この調査会の設定したテーマ、仮説ですけれども、「人口減少によって一人当たり国民所得は高まり、国民幸福度も向上する」というやつですが、これは別に国会全体の今の認識がこうだということじゃなくて、国会全体としては、もうずっとお話あったとおり、少子高齢化どう対処するかということで基本的にはそういう議論をしているところですが、あえてこの調査会ではこういう仮説が成り立つのか一度検証してみようという逆説的なことでございますので、みんなそう思い込んでやっているということ……
○大門実紀史君 大門でございます。 テーマも進め方も奇抜な調査会だなと思っておりますが、三回、六人の参考人質疑を聞いて意見と感想を述べたいというふうに思いますけれども、参考人の御意見はそれぞれ大変貴重な御意見ではありましたけれども、ただ余り目新しい議論はなかったかなというふうに率直に思っていますし、また、今回の仮説に余りかみ合ったものでもなかったような気がしております。ちょっと辛口の意見かも分かりませんが、率直にそう感じております。 多くの御意見は、今回の仮説、人口減少によって一人当たり国民所得は高まり、幸福度も向上するには無理があるという話でございまして、それはもう百も承知でこういう設定……
○大門実紀史君 大門でございます。 今日は、本当に久々にすばらしい三人の参考人に来ていただきまして、ありがとうございます。 もう時間の関係で、申し訳ないですけど、阿部参考人だけにお聞きをしたいというふうに思いますけれども。 要するに、二回目のこのテーマでの調査会なんですけれども、休日は多いにこしたことはないというのは大体皆さんの意見なんですけれども、ただ、日本人は個々に休むというのが苦手だと、みんなで休めば怖くないというふうなことを言われた参考人もいらっしゃいます。 そこで、ずっと気になっている問題がありまして、週休三日制という話なんですけれども、現実的にいろいろ考えるとあれこれ難しい……
○大門実紀史君 大門です。 二回の参考人質疑を踏まえて意見を述べます。今回の参考人は大変すばらしい方ばかりでございました。 人間らしく生きるという点では、休日や自由時間が増えるということを否定する人はほとんどいないわけですけれども、経済的な視点での反対意見は議論の中でもあったわけでございます。要は、経済力が落ちるのではないかと、生産性を上げなければ不可能だという議論でありますけれども、この経済的な視点からの反対論について意見を述べたいというふうに思います。 第一に、この間の世界的な経済金融危機との関係ですけれども、今百年に一度の経済危機ということで、更なる失業率の高まりとか賃金が下がるの……
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 本来なら、私たちが各地方に伺ってお話を聞かなければいけないところをわざわざ国会に来ていただきまして、本当にお忙しい中ありがとうございます。 四人の公述人のおっしゃったことはもう全くそのとおりのことばかりだというふうに思いますので、国会で、参議院でできるだけ形にしていくということが求められているというふうに思います。 幾つかちょっと具体的なことだけお聞きしたいと思いますけれども、最初に長野公述人がおっしゃった、要望されていることなんですけど、適格消費者団体の財政、まあいろんな活動されておりますけれども、私は特に差止め訴訟は大変重要な問題、重要……
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。 湯浅公述人にお伺いいたします。 まず、湯浅さんとか宇都宮健児弁護士さん、そして労働組合の皆さんが年末頑張られた派遣村、あれが国会にといいますか政治に大きな示唆を与えた、大きな影響力を与えられたということをまず心から敬意を表しておきたいというふうに思います。 私自身は、宇都宮先生とは多重債務、クレサラ問題で、自民党の後藤田正純衆議院議員なんかも一緒でしたけれども、みんなでクレサラ問題やって、結局、多重債務の根底にあるのが貧困問題だと、貧困をなくさなきゃいけないということで、宇都宮先生始め弁護士の皆さん中心に反貧困問題やろうとなって、それ……
○大門実紀史君 私は、議長に峰崎直樹君を、副議長に石井一君を推薦することの動議を提出いたします。
○大門実紀史君 私は、議長に北澤俊美君を、副議長に石井一君を推薦することの動議を提出いたします。
○大門実紀史君 私は、議長に北澤俊美君を、副議長に石井一君を推薦することの動議を提出いたします。
○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。 まず、加藤さんにお聞きいたします。 実は、この間、私も都市農業問題、特に税制問題調べておりまして、来週の委員会で税法、財政金融委員会なものですからちょうど質問をしようと思ったときによくおいでいただいたなと思っているところでございます。幾つかもう質問されて、ダブらない程度にお聞きしたいことがございます。 もうとにかく、全体でいえば、この都市農業がなぜここまでひどいことになったのか、なぜここまで放置されてきたのかというのをつくづく思うわけでございます。私もこの問題では、この前もJAの埼玉の幹部の方とお話をいたしました。何というか、放置されてきた……
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