このページでは近藤正道参議院議員の20期(2004/07/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は20期国会活動統計で確認できます。
○近藤正道君 社会民主党・護憲連合の近藤正道です。 私は、会派を代表し、日本国憲法の改正手続に関する法律案について発議者に質問をいたします。 初めに、衆議院憲法調査特別委員会での質疑打切りと強行採決に断固抗議をいたします。それに関連をいたしまして、先ほどの保岡発議者の、参議院は衆議院の足りないところを審議すればいい、正に参議院の存在を無視するかのような暴言に強く抗議をし、保岡発議者より答弁の撤回と謝罪をこの場で求めたいと思います。 言うまでもなく、この法案は憲法改正の手続を定めたものであります。拙速を避け、慎重の上にも慎重を期すのが当然であります。私は今、この国の将来に大いなる危惧と懸念……
○近藤正道君 無所属の近藤正道でございます。 初めての国会における質問でございますので、どうかよろしくお願いをいたします。 私もBSE問題をお尋ねしたいと思っておるんですが、やっぱり私の選挙区が新潟であります。でありますので、その前に中越地震災害のことについて質問をさせていただきたいというふうに思っています。 本当にあの二十三日以降、政府の皆さんから本当に救済復興のために大変な御支援をいただいておりますことを、私からも心から県民の一人として感謝をさせていただきたいというふうに思っておりますし、亡くなられた方あるいは被災をされた方に本当に心からお悔やみを申し上げさせていただきたいというふう……
○近藤正道君 無所属の近藤正道でございます。 若手のホープの棚橋大臣、本当に、今ほど黒岩さんとのやり取りを聞かさせていただきまして、正に期待するところ大でございます。是非頑張っていただきたいと思います。 私も、二日の日に引き続きましてBSE問題一本でやらさせていただきたいというふうに思っています。 食の安全ということで、これを中立、科学的な立場でリスク評価をする、こういう鳴り物入りで食品安全委員会、昨年の七月にスタートをいたしまして、今本当に一年足らずでありますけれども、BSE問題で国民の大きな注目を浴びているところだというふうに思っております。私は、今回の中間取りまとめにつきましてはい……
○近藤正道君 無所属の近藤正道でございます。 e―文書法案、民間保存の文書等につきまして、原則としてすべての電子保存を可能にすると、こういうこの法の趣旨、賛成でありまして、十分という限られた時間の中で、そういう前提に立って二、三質問をさせていただきたいというふうに思っています。 最初は本当に初歩的な、基礎的な質問でありまして恐縮でございますが、今回の法案によりまして原則としてすべて電子保存可能になるということでありますが、これに伴って電子保存された文書の改ざんというものが一層心配になると、こういう向きもございます。 そこでお尋ねをいたしますが、電子保存された文書が改ざんされていないという……
○近藤正道君 無所属の近藤正道でございます。 私も、冒頭、この後れている日本の犯罪被害救済に向けて、今回、議員立法という形で提案をされたわけでございますが、関係の皆さん、提出者の皆さんの御努力に心から敬意を表したい、こういうふうに思います。 その上で、時間がありませんので、四点ほど簡潔にお尋ねをしたいというふうに思います。 最初は確認でありますが、この法案の第二条に犯罪被害者等、この定義規定がございます。 この犯罪被害者等の範囲についてお尋ねをいたしますが、この犯罪被害者等というのは日本の国籍を有する者に限定されるのか、そうでないのか、お尋ねをしたいと思います。
○近藤正道君 無所属の近藤正道でございます。 私もこの改正案の目的、大いに賛同しておりますし、これを使って警察の方でも頑張っていただきたいと、こういう立場にあるということを前提に質問させていただきたいというふうに思います。 最初は、今ほどの黒岩議員の質問と同じような中身になるかもしれませんが、今現在、転売目的の口座設定とか預金通帳等の譲受けについては詐欺あるいは盗品の譲受け罪、これで処罰をされると、これでは検挙率を高めることができないということで、今回、本法の改正に至ったということでございます。 その意味は分かった上で、私もこれでどの程度おれおれ詐欺を防止できるのか、そういう問題意識がご……
○近藤正道君 社民党の近藤正道です。 昨年の八月、美浜原発事故直後に私も現地を視察させていただきました。最初に朝田参考人にお尋ねをしたいというふうに思いますが、最終報告では、事業者の不十分な保守管理、品質保証の体制が事故の根本原因であると、こういうふうにしておりまして、その背景には事業者の安全文化の劣化があったと、こういうふうに指摘をしております。問題は、その安全文化の劣化の原因でありますが、私は、事業者の経済性最優先、つまり運転最優先、この姿勢があったんではないかと、こういうふうに思えてなりません。 最終報告によりますと、平成七年前後から関電は配管の肉厚が基準を下回ることが判明しても、材……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。 私の地元は新潟でございます。新潟には柏崎刈羽そして巻と、二つの原子力発電所の計画がございました。柏崎刈羽は現在順調に運転を続けておりますが、巻につきましては、住民投票の結果、計画が白紙撤回をされました。そしてまた、柏崎刈羽原子力発電所につきましても、いわゆるプルサーマル計画については刈羽村で住民投票が行われ、その結果、プルサーマル計画は中止ということになりました。 つまり、二つの住民投票の結果が原子力発電あるいはプルサーマル計画にノーを突き付けたと、そういうところでありますので、私にとりましては、今日この委員会では原発の、原子力発電の着実な推……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。一昨日に引き続きまして質問をさせていただきたいというふうに思っています。 一昨日の積み残しからでありますが、最初はクリアランス制度についてお尋ねをいたしたいというふうに思っています。 今日もいろんな観点から、クリアランス制度が大丈夫なのかという観点からいろいろ御質問がありました。御論議がございました。 私は、このクリアランス制度、言わば関所みたいなものだと思っておりますが、これでしっかりと皆さんとしてはチェックをして、その手続を経たものだけが外部に出る、こういうことでございますが、万一クリアランスされるものとして扱われるべきでない廃棄……
○近藤正道君 社民党の近藤正道です。 私は、ODA、インドネシア・スマトラ島のコトパンジャン・ダムについてお尋ねをしたいというふうに思っています。 一九九六年、日本からのODA約三百十二億円の円借款でインドネシアのスマトラ島にコトパンジャン・ダム、これは水力発電所でありますが、これが建設されました。そのため、約五千世帯、二万三千人の人たちが強制移住ということになりまして、家や農地が水没をしたわけでございます。当時のスハルト政権は現地に軍隊を駐留させて住民の抵抗を抑えてかなり無理な同意を、住民同意を取り付けたと、こういうふうにも報じられております。しかも、代替地がかなり問題になるところであり……
○近藤正道君 社民党の近藤正道です。 私は、先ほどの浮島委員の質問の中にもありました無駄遣い批判の多い年金事務費のことについてお尋ねをしたいというふうに思っています。 現在は特別措置によりまして、年金事務費、保険料から賄われておると、こういうことでありまして、これは一九九八年度の財政構造改革法以降そういうことになっているわけであります。で、この財政構造改革法それ自身は翌年に停止をされたわけでありますが、社保庁の事務費を保険料から充当する、この部分だけは停止の対象外になりまして推移をし、そして〇四年度以降は毎年、財政運営のための公債の発行の特例等による法律に基づきまして特例措置として続いてお……
○近藤正道君 社民党の近藤正道です。 JR西日本の大事故、亡くなられた方々の御冥福をお祈りすると同時に、事故に巻き込まれた方へのお見舞いを心から申し上げさせていただきたいというふうに思います。その上で質問に入ります。 最初に、地震と原発のことについてお尋ねをしたいというふうに思っています。 十年前の阪神・淡路の大震災以降、地震の専門家の間では、それまで地震活動、比較的穏やかだった時期がありましたけれども、阪神・淡路以降活動期に入ったと。大体五十年周期ぐらいで穏やかな活動と活発な活動が繰り返されているようでありますが、阪神・淡路以降活動期に入ったと、こういうふうに言われております。そのとお……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。 私は、百七名の本当に尊い方々の命を奪ったJR西の尼崎列車脱線事故についてお尋ねをしたいというふうに思っています。 質問に入ります前に、本当に尊い命をなくされた百七名のみたま、そして御家族、今なお負傷の床にある被災の皆さんに心からお見舞いを申し上げたい、そして一日も早い御快癒をお祈りしたいと、こういうふうに思っております。 いろいろ事故原因の解明、再発防止策の確立のために国交省も御奮闘のところであろうかと思いますけれども、いろいろ事実関係が明らかになってまいりました。返す返すも、仮にスピードの出し過ぎ、このことがあったとしても、これを制御する……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今般の鋼鉄製橋梁工事をめぐる談合事件に関連して質問をさせていただきたいと思っております。 公共工事をめぐる談合事件が後を絶たない要因の一つに、指名競争入札の際の指名業者氏名、名前を公表する時期が入札の前になされる問題があるのではないかと思っております。独禁法、入札ガイドライン、入札適正化法、そして入札適正化指針、この四つの法令、ルールがあるわけでございますが、この四つを適切に合理的に解釈すれば、私としてはどう見ても指名業者名の公表は入札の前ではなくて入札の後にするのが適切であると。 今行われている入札前の公表、事前公表と申し上げます……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私は、前回の行政監視委員会で鋼鉄の橋梁談合事件について質問をいたしましたけれども、その際時間の関係で質問できなかったこと、そして今ほどの紙委員の質問に続いて、警察の不適正支出のこと、この二つについてお尋ねをしたいというふうに思っています。 まず、橋梁談合のことでございますが、談合を防止するためには指名競争入札の際の指名業者の名前の公表時期、これが非常に重要であると、私、前回指摘をさせていただきました。入札前ではなくて入札後に名前を公表する、こういうふうに改めることが談合をやっぱり少しでも減らす重要なポイントになると、こういうふうに指摘……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。 アスベスト問題について質問をさせていただきます。 七月の二十日、衆議院の厚生労働委員会でこの問題の集中論議がございました。この際に、我が党の阿部知子委員が、国、当時、旧労働省でありますが、一九七六年にアスベストに関する通達を出しておって、この段階でアスベストが周辺に健康被害を及ぼすことを既に把握していた事実を明らかにいたしました。 質問でございますが、この通達を出した後、厚生労働省、旧労働省でありますが、業界に対してどのような具体的な指導をしたのか、また、この通達に関連して関係省庁との間で連携はあったのかどうか、お尋ねをいたします。
○近藤正道君 何点かお尋ねしたいと思いますが、最初に原子力安全委員会についてお尋ねをしたいと思っています。 関西電力の美浜原発三号機、この蒸気噴出事故が、昨年の七月、私ども参議院選挙の直後にございまして、十一名の死傷者が出るという大事故でございました。これは二次系配管、これが薄くなると、減肉というふうに言っているようでありますが、この減肉を放置をしたと。そのことが原因となって、高温高圧の蒸気が噴出をして、原発史上大きな事故になってしまったと、こういうものでございます。 これにつきましては、保安院とそして原子力安全委員会と双方で事故調査委員会をつくって、今鋭意、調査検討をしているようでござい……
○近藤正道君 社民党の近藤です。 男女共同参画社会の形成についてと防災のことの二つについてお尋ねをしたいというふうに思っています。 最初に、男女共同参画社会の形成実現についてお尋ねをしたいというふうに思いますが、新年度、男女の共同参画関連政策の経済的効果に関する調査、大変これは新規事業で盛り込まれておりまして、期待するところ大でございます。是非、この定量的分析で共同参画社会の形成が促進されますよう強く要望申し上げておきたいというふうに思っています。 私がお聞きしたいのは、もう一つ、基本計画の見直しが新年度行われるということでございまして、この中にどういうものを盛り込むのか、これが大変関心……
○近藤正道君 社民党の近藤です。 地域再生法、その目指すところは地域経済の活性化と地域雇用の創出が中心であると、こういうふうに言われております。今ほど来、この法案に掛ける村上大臣の並々ならぬ思い、確かに伝わってくるものがあります。 ところで、この地域再生法に先立って、鴻池大臣の下で特区の制度が二年間先行しておりますし、また法的な裏付けはともかくとして、地域再生事業が行われております。 ところで、特区につきましては、確かに村上大臣おっしゃるように、すばらしいアイデア、自立、自主、自考といいましょうか、そういう観点でのすばらしいアイデアがたくさん出てきて、地域のやっぱり元気というものを実感さ……
○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。 私どもの会派は、これまで特区法につきましてはかなり否定的というか、懐疑的なスタンスをずっと取ってきたと、こういうふうに承知をしておりますが、私、今回の特区法の改正を見させていただきまして、それが本当に地域の活性化になるのかどうか、そして受刑者の人権に資するのか、あるいは教育という観点で問題はないのか。私は、そこをしっかり押さえた上で丸が付くということであるならば、私はやっぱり積極的にこれを容認すべき、そういうふうに基本的に思っておるわけでございます。 午前中もいろいろ質問がありまして、そもそも今回のこの特区法が、例えば刑務所の場合でありますけれ……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 この祝日法改正案、今ほどの御議論にもありましたけれども、過去二度廃案ということになっております。それは、昭和という時代に対する国民の思いや評価が様々に分かれていることが背景にあるんだろうというふうに思っております。 昭和には様々な側面があります。天皇制が軍国主義と結び付いて戦争へと突き進んでいった時代もありましたし、その一方で平和で民主的な国に生まれ変わった、そういう時代でもございました。戦前と戦後の違いはとても大きく、連続一体ではとらえられないんではないかという意見さえございます。 ところで、祝日法の第一条は、国民こぞって祝い、感……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。 私も食べることは大好きでありますし、また作ることも大好きでありまして、台所にはしょっちゅう立ちます。しかし、午前中にお話しになられました、質問された円議員とか、あるいは午後の神本議員のように実感あふれる話はできません。 食育の問題につきましては、この基本法が付託をされた以降、いろいろ勉強させていただきまして、私自身も食生活の乱れ、これは本当に深刻なものであるというふうに受け止めておりまして、何とかしなければならないというふうに思っておりますが、この基本法のようなやり方がいいのかどうかということについては、率直に言っていろいろ疑問等も覚えている……
○近藤正道君 社民党の近藤正道です。 三人の参考人の先生方、本当に有益な問題提起、御説明いただきまして、本当にありがとうございました。 多少私がお聞きしたかったことを先に聞かれたところもありますので、一部もしかすると部分的に重複するかもしれませんが、より先生方の方から明確にお話をいただいて私の頭の整理をもっと明確にしたいと、こういう立場でお尋ねをしたいと思います。 最初に香川参考人にお尋ねをしたいと思いますが、この食育基本法について積極的に賛成である、進めたいと、こういうお話でありまして、冒頭、非常にこういう食育についての国民運動をやっぱり本格的にやらなきゃならぬと、そういう論旨を非常に……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。 おとといの日に三人の参考人の先生方から大変有意義な話を伺いました。それぞれお三方とも、食育の大切さ、重要さ、これは十分踏まえておられますし、それぞれ食育の大変な実践家でもございました。しかし、この食育基本法の評価については私は分かれたというふうに思っております。その分かれた一番の要因は、やっぱり政府の果たすべき役割というか、政府がまず最優先でなすべきことは何なのかと。このことについてやっぱり評価が分かれ、そしてそれがこの法案の評価と結び付いていったんだと、こういうふうに私は思っております。 私はそう思っておるんですが、やっぱり政府の一番最優先……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。 今日は、警察不正経理を軸とした審査ということでありますので、私も警察のいわゆる不正経理問題一本でやらさせていただきたいというふうに思っています。 現在、十九の道府県でいわゆる不正経理の疑惑が具体的に私は指摘されていると、こういうふうに思っております。その十九の中で五つのところで、疑惑ではなくて現実に不適正支出、不正支出があったということで、実態の全部かどうか分かりませんが、かなりの部分が出て、そして一定の金額が県に返されたと、こういうことでございまして、これだけの数、そして警察の特殊性からいきますと、これは単なる各県警の問題ではなくて、警察庁……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。 時間がありませんので、端的に総理にお尋ねをしたいというふうに思います。 郵政公社は中央省庁等改革基本法の第三十三条第一項、これに基づいて設立をされております。この法律は、中期の経営計画とそして業績評価、この実施を求めており、そして同じ項目の中で、何度も議論されております六項のいわゆる民営化は行わないと、こういう規定を設けているわけでございます。だから、現に民営化を行わないと、こういうふうにはっきり定めたこの法律があるにもかかわらず、その一方で郵政民営化を行うと、こういう法律を国会に提出するということは、私は、内閣に誠実な法律の執行義務を求めた……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 竹中大臣にお尋ねをいたします。 郵政民営化につきまして、都道府県、市町村の議会からたくさん意見書が上がってきております。ほとんど反対、あるいは実質反対、この声が多いわけでございますが、担当大臣としてどうこれを受け止めておられるのか、お尋ねをしたいというふうに思っています。 まあ、小泉総理は一部の人の声だと、こういうふうに切り捨てられましたけれども、竹中大臣はどういうふうに思っておられるのか。同じなのか、同じようにお考えになってこの地方の切実な声に耳を傾けないのか、お尋ねをしたいと思います。
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 昨日から、岩手県内二つの特定郵便局、視察をさせていただきました。過疎地で本当に頑張っておられる皆さんの声を聞かさせていただきました。私、選挙区新潟でございまして、新潟も岩手県同様、過疎地域をたくさん抱える、簡易郵便局をたくさん抱える地域でございまして、私なりに一人で回っておりましたけれども、昨日皆さんと一緒に見させていただいて、改めて今回の郵政民営化法案が過疎地域の、正に簡易郵便局に問題点が集中するわけでございますが、その問題点、改めて痛感をしたところでございます。 一番最後でありますので、かなりダブるところもありますので、そこは省略……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。 午前中の片山委員の答弁で総理は、民営化委員会による見直し、これは経営形態の在り方も含めすべての事項を対象とすると、こういうふうに述べられました。また同時に、総理は、民営化委員会は郵政民営化法に定められた理念、そして方向に即して問題点を見直すと、こういうふうにも述べておられます。 郵政民営化の理念というのは郵政民営化法の第二条に定められておりまして、公社の機能を分割して、それぞれこれを株式会社に引き継ぐと、分割そして民営、こういうものを規定しているわけでございますけれども、民営化委員会が民営化に関するすべての事項を見直しの対象とするということに……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。 最初に、少し細かいことでありますが、地域にとっては大変大切なことについてお尋ねをしたいというふうに思っています。 先ほど、公社の正規職員の雇用、勤務条件の話がありましたけれども、私がお聞きしたいのは、正規職員ではなくて非正規職員、ゆうメイトと言われております日々雇用の非常勤職員のことでございます。 これ、この間も私、少し質問をさせていただきましたが、これは承継職員には該当しないと。民営化後の再雇用は承継会社の経営判断に法律的にはなると、こういう関係になっているわけであります。しかし、この数十二万人ぐらいというふうに言われておりますが、これは……
○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。
今月の三日、広島地方裁判所でいわゆる学生無年金障害者訴訟の判決がございました。国が敗訴いたしました。これで国は同種事件で三連敗でございます。
この判決と国三連敗というものをどういうふうに受け止めておられるのか、尾辻大臣にお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 国の敗訴の流れというのは、私は定着しているというふうに思っています。しかも、次第に国にとって厳しい中身になっております。是非私は、この広島地裁判決は控訴をしないで確定をさせていただけないだろうか、強く要望申し上げておきたいというふうに思っています。
次に、BSE問題についてお尋ねを……
○近藤正道君 社民党の近藤正道です。
昨年七月に十一名の死傷者を出しました美浜原発三号機の事故調査と関西電力の配管の管理の実態がほぼ明らかとなりました。ずさんの一語に尽きるというふうに私は思っております。中川大臣から、この結果、どういうふうに受け止めておられるのか、所見をお伺いいたします。
【次の発言】 関西電力の報告をうのみにしたと、そして一連のでたらめな配管管理、これを見抜けなかった。類似の事故があったときにも、うちは大丈夫だという関西電力の報告を真に受けた。文字どおり大甘の検査を行って、美浜三号機の大事故、これを結果として発生を許してしまったと。そういう意味では、保安院の責任は極めて大……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私は、電源開発促進対策特別会計、以下、電源特会というふうに略称いたしますが、この電源特会のことについてお尋ねをしたいというふうに思っています。 特別会計をめぐる問題が国会で最近たくさん議論されております。とりわけ、電源特会につきましては、税金の無駄遣いという観点から議論されておりますが、今年の六月の平成十五年度の決算審査措置要求決議では、電源立地勘定における予算と決算の乖離、この問題について厳しい指摘が全会一致でなされました。そしてまた、この九月の衆議院の予算委員会では、電源特会の見直しを求める質問に小泉総理が、こういう財政状況であり……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今ほどの質問の最後の続きみたいなところから始めたいと思いますが、九八年の建築基準法の改正当時、民間に建築確認と検査を開放するということについては様々異論が出されました。今ほど話がありましたけれども、日本弁護士連合会でも、当時、建設大臣に対して意見書を提出をいたしまして、営利を目的とする株式会社が公正中立な立場で検査ができるとは到底思えないと、また、手抜き工事等の欠陥住宅を生み出す建築業界の実態、体質、業者に依存せざるを得ない建築士の現状等を踏まえれば、民間の検査機関によってどれほどの効果が期待できるか甚だ疑問だと、こういう指摘、申入れを……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今年は戦後六十年ということでございまして、戦後、日本が置き去りにしてきた様々な問題について解決を図っていかなければならない、そのリーダーシップを是非内閣官房長官に果たしていただきたいという立場で、二つ最初にお聞きしたいというふうに思っています。 一つは、第二次世界大戦終了までに日本の企業に徴用された、そして終戦までに死亡した徴用朝鮮人の遺骨問題、先ほど喜納先生が御質問をされましたが、このことをお聞きしたいというふうに思っています。もう一つは、同じく日本の企業に徴用し、雇用され賃金の支払を受ける、そういう立場にありながら、終戦で急遽朝鮮……
○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。 最後あと十五分でございますので、お付き合いをいただきたいというふうに思っています。 皆さんからそれぞれ質問がございました。一昨年、昨年と、子ども、幼児を対象とする大変衝撃的な事件が連続をいたしまして、とりわけ先般の栃木今市の事件につきましてはいまだ検挙に至らずということでございまして、警察の格段の御奮闘をよろしくお願いをしたいというふうに思っております。いずれにいたしましても、こういう衝撃的な事件の中で、子どもの安全対策求める声は非常に強い。そういう声を受けまして、政府も連絡会議等、対応に立ち上がっているわけでございます。 そういう中で私は、……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今回の風営法の改正の趣旨は人身取引対策とそして風俗環境の整備と、この二つが目的だというふうに理解をしておりまして、方向としては賛成をしたい、こういうふうに思っております。とりわけ、私は人身取引対策という観点でこの改正がどの程度の射程といいましょうか、貢献をするのかと、そういう観点で関心を持っておるわけでありますが、そういう意味で考えますとまだまだカバーし切れていないところがたくさんあるなと、そういう思いがいたします。 そういう観点で以下何点か質問したいというふうに思いますが、最初に、昨年の四月に政府は人身取引に関する関係省庁連絡会議、……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私が最後のどうも質問者になるようでございます。 選挙前と選挙後と随分雰囲気が変わったというふうに私も思いますが、しかし郵政民営化、それがどういう結果をもたらすのか、その住民、有権者の不安というのはやっぱりそれなりに私は今度の選挙でも出たというふうに思っています。北海道や東北、そして北信越、私の選挙区の新潟もそうでありますけれども、今ほどの金融排除の問題だとか、あるいはサービス、ユニバーサルサービス、そして郵便局の存続の問題、そういう住民の不安は比例区の得票率の中にはっきり私は出ていたんではないかと、こういうふうに思っておりまして、住民……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。
最初に、原発のことについてお尋ねをしたいと思います。
本年八月の地震で女川原発は設計上想定した限界以上の揺れに襲われました。これは国内初の事態でございます。想定の甘さなど安全審査に問題があったのではないでしょうか。また、今後宮城沖地震など、より大きな地震が予想される中で、十分な原因の解明と納得できる対応がなされない限り安易な運転再開は認めるべきではないと思いますが、経産大臣のお考えをお尋ねします。
【次の発言】 次に、アスベスト対策についてお尋ねをいたします。
先ほども御議論がありましたけれども、政府はアスベストに関する過去の対応に……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 行革推進の理念の質問はちょっと後の方に回しまして、通告の二番目のところから入っていきたいというふうに思います。 政府は、この間の衆議院の議論、公務員削減の数値目標の合理的な根拠、これを説明することは私はできなかったんではないかと、こういうふうに実は思っております。今でも小さな政府でございますけれども、官と民、国と地方の役割分担、業務の仕分、これはこれからだと言いながら、削減の数値目標を腰だめの数字で法案に書き込んだと、これは私は明らかではないかというふうに思っております。正に削減数値目標が先にあったと、順序が全くあべこべではないかと、……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今日は四名の参考人の先生方、本当に貴重な、そして示唆に富む問題提起をいただきまして、本当にありがとうございました。勉強になりました。 最初に山家参考人にお尋ねをしたいというふうに思います。 政府は、簡素で効率的な政府目指して、今でも主要国中最も小さな政府に属するこの国をもっと小さな政府にする、改革の名の下でこれを行うということで、行革推進法案、市場化テスト法案、この成立を目指しているわけでございます。 今ほど山家参考人の方から小さな政府の量と質の点で問題提起がございました。その中でもかなり出ているわけでございますが、この小さな政府……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。
私は、行革推進法案と義務教育の関係につきまして質問をいたしたいと思います。
最初に、義務教育教職員の定数改善計画でございます。
一九五九年からスタートをいたしまして、この間、第一次から第七次まで、定数改善計画が積み上げられてまいりました。小坂大臣、七次にわたるこの定数改善計画が果たしてきた役割と効果についてお答えください。
【次の発言】 小泉総理は衆議院におきまして、この法案の第五十五条の第三項が定めます児童生徒数の減少を上回る教職員等の純減、これを実施したとしても、公立学校における教育の質の低下をもたらすものにはならないよう配慮し……
○近藤正道君 社民党の近藤正道と申します。 今日は、四名の公述人の皆さん、本当にいい問題提起をしていただきまして、ありがとうございました。今後の議論の中に是非生かしていきたいというふうに思っています。 私は、片山公述人に主に何点か質問をさしていただきたいというふうに思います。 今ほど来の話と少し関連もするんですが、片山公述人が冒頭に、今回の法案について総括的に、多様な自治体を画一的に扱う愚は避けるべきだと、全国で約千八百の多様な自治体、いろんな経過、内容があるにもかかわらず、画一的な縛りで方向付けるというのはやっぱり問題だと。全く私も同感でございます。 しかし、片山公述人、今ほど使いよ……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 行革推進法の四条の三号で、現行政策金融機関の負債総額が資産の総額を超える場合の超過額又は新政策金融機関に生じた損失で、経営責任に帰すべきものは財政上の措置は行わないと、こういうふうに規定されております。 そこで最初に、細かくて恐縮でございますが、四つまとめて行革大臣にお尋ねをいたします。 一番目でありますが、この場合、経営責任に帰すという判断基準は何でしょうか。経営責任に帰す場合、だれが責任を負うんでしょうか。経営責任に帰さないものはだれが負担するのでしょうか。そして最後、四番目、現行政策金融機関の債務超過のうち、経営責任に帰さない……
○近藤正道君 社民党の近藤正道です。 輸入農産物の安全性について質問をさせていただきたいというふうに思います。 農水省が昨年に食料品の消費モニターを行いまして、輸入農産物、輸入原材料の安全性について調査をいたしました。そうしたら、国民の七五%、回答者の七五%が不安であると、こういう回答を寄せているわけでございます。 問題は、輸入食品のチェック体制でございますが、全国三十一か所の検疫所で約三百人ぐらいの検査官によってチェック、検査が行われているということでございまして、モニタリングは、検査は、そのうちのわずか五%ぐらい、こういう実態を知りまして大変驚いているわけでございます。 このことに……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私は、独立行政法人日本スポーツ振興センターのサッカーくじ、totoについて質問をさせていただきたいと思います。 サッカーくじ、いろんな議論を経て導入されたわけでございますが、このくじの売上げ、販売が始まった二〇〇一年、この時点では六百四十二億円ございました。しかし、これがピークでございまして、それ以降は毎年減少の一途をたどっております。昨年の売上実績は百四十九億円、大変な落ち込みでございます。 ところが、日本スポーツ振興センター、ここは、今年度の売上げを昨年より百十五億円も多く、つまり七五%アップ、こういうふうに見込みまして二百六十……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今回は少したくさん質問時間いただきましたんで、サラ金の多重債務の問題について質問をさせていただきたいと思っています。 私も、サラ金の多重債務、自己破産、幾つか仕事の上でかかわっておりますが、大変深刻な事態になっているというふうに思っています。自己破産が、三年前のピークは過ぎましたけれども、依然として年間二十万件、つまり一日当たり五百五十件自己破産の申立てがあるという大変な事態でございまして、サラ金の業者がつくっております協会の多重債務の白書を見ましても、サラ金の利用者は二千万人を突破していると。大体サラ金の利用者の一割が多重債務に陥っ……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私は、自殺防止対策について関連してお尋ねをしたいというふうに思っています。 自殺者数が八年連続して三万人を超えたと。そういう中で、このたび自殺対策基本法が議員立法で出てくる、そういう方向で準備がされております。そういう中で、安倍官房長官が三月の十六日の参議院の内閣委員会におきまして、今後十年間で自殺者の数を平成十年の急増以前の水準に戻すことを目指して総合的な対策を推進していくと、こういう決意を述べられました。いいことだというふうに思っております。 そして、この自殺予防対策でございますが、これは各NPO団体もそうでありますし、参議院の……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私は、国際的な熱帯林など、違法伐採の問題について質問をさせていただきたいと思います。 国連が公表いたしました世界の森林白書、これによりますと、データは少し古いんですが、八〇年から九〇年、この十年間で日本の国土面積の約四倍に相当する熱帯林、一億五千四百万ヘクタール、これが消滅をしたと、こういうふうに言われております。日本は、OECDの中で、つまり先進国の中でも有数の森林国であるにもかかわらず、木材の輸入率が、八割は外国から輸入をしているということでございますが、国連のデータ等を見ましても、日本の輸入木材の二割強は違法伐採によるものではな……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 原田参考人、今日はどうも、大変、質疑も含めまして有益な貴重な御意見いただきまして、ありがとうございました。 私も、このODAの問題で二つの価値観の間で私自身も揺れているところがございます。何のためにODAを行うのかというところでございますが、報告書の中にも、NGOなど援助に携わる関係者の一部から狭い国益が途上国の開発に優先することがないようとの注意が出たとか、そういう指摘もありますし、また、やっぱり結局、ODAについては常に人道主義に基づく利他という理念があるのは事実である。しかし、税金を使ってやるわけでございますので、国益、この中身……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 予算の委嘱審査でございますので、最初に来年度予算の特徴についてお聞きしたいというふうに思います。 この特徴は、一般歳出、つまり無償援助部分、これを抑えながら、その代わり円借款とかあるいは棒引き、債務救済、こういうものを少し確保して、そして全体で帳じりを合わせていると、こういうところに特徴があるというふうに思っています。 無償資金援助、これは昨年度に比較してマイナス二・六%、こういう中身になっておりますが、しかし一方で、政府、小泉総理は昨年いろんな会議で無償援助について頑張るという、そういう表明をされております。今後三年間でアフリカ向……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 スケールの大きな話の後で恐縮でございますが、私はフィリピンにおける一つのODA事業のことについてお尋ねをしたいと思います。 資料として配付させていただきましたフィリピン、ルソン島のアグノ川かんがい事業の円借款のことでございます。これは上流にサンロケ・ダムというアジア最大のダムがあると。そのダムのかんがい部門という位置付けでございまして、事業費が約二百億、このうちの百五十億をJBICが円借款をするということで話が進んでいるようでございますが、今年の二月の二十一日付けの書簡で、現地の住民団体から政府とJBICに要請が来ております。これは事……
○近藤正道君 猪口大臣に最初にちょっとお尋ねをしたいと思いますので。 社民党の近藤正道でございます。 今日は、食の安全をテーマの委員会でございますので、それをやりたいと思いますが、その前に猪口大臣に一言、一つお聞かせをいただきたいというふうに思っています。 障害者対策のことでございまして、問題は今連日マスコミにも登場しておりますホテルチェーンの東横インの事件でございます。ハートビル法とか福祉のまちづくり条例などに基づいた障害者の設備だとかあるいは駐車場、点字ブロック、こういうものを違法に改造、撤去する、こういう事件でございまして、大変まあ驚いております。競争に勝ち抜くために、障害者の自立……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今日、初めて三十分を超えて三十五分の質問時間をいただきまして、本当にありがとうございます。 最初に、猪口大臣に一つだけお聞かせをいただきたいというふうに思っています。 男女共同参画社会推進のために本当に頑張っておられるというふうに思いますし、出産費用の無料化など少子化対策についても、まあ結論はともかくとして、今大変頑張っておられる。今日は私は四番目の質問でありますが、それぞれの質問に対する答弁、大変歯切れが良くて積極的に決意を述べられておりまして、本当に私は敬意を表しております。 また、第二次男女共同参画社会基本計画につきましても……
○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。 今回の国会で格差のことが種々議論になりました。 初めの段階で、この国の格差拡大についての総理に対する質問で、総理は、実感としての格差拡大はあるのかも分からぬけれども、統計の上ではそういう有意な差はないと。結局、高齢者世帯が増えていることとか、あるいは世帯単位が非常に小さなものになっていると、そのことが要因であって、その要因を除外をすると、格差の拡大、有意なものではないと、こういうふうな答弁をされたというふうに私は理解しておるんですが、その後、いろんな方々がこれについて言及をされております。 そういう意味で、多少確認的な質問になる嫌いがございま……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 質問時間がわずか十二分でありますんで、二つほど質問できればいいなと、こういうふうに思っております。 一つ目でございますが、エアソフトガン、これは従来は規制の対象外だったわけでございますが、このエアソフトガンのうち人を傷害し得る威力を持つものについて所持を禁止するということでございます。 六か月の経過措置の後に発効するわけでございますが、このエアソフトガンのうち人を傷害し得る威力を持つもの、これが外観で一目瞭然で分かる場合と分からない場合がございまして、分かる場合は検挙は容易だというふうに思いますが、分からない場合どういうふうに現場で……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 最初に、申し訳ありません、管轄裁判所のことを、到着で直ちにで大変恐縮でございますが、まずこのことから入っていきたいというふうに思っています。 衆議院で、管轄裁判所、事業者等の行為地、行為があった場所、これを盛り込んでいただきました。私、賛成でございます。そういう立場に立って、そういうことであればお聞きしたいことがありますんで今日お越しいただいたんですが、消費契約の類型の中には不当勧誘と不当条件と大きく二つありますが、不当勧誘の場合は、それは正にその言葉どおり、その不当勧誘のあった場所ということでいいんですが、不当条項の場合は事業者と消……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今ほど、魚住先生と山口参考人の最後のやり取りを興味深く聞かさせていただきました。私も、この改正案、これから採決ということになるわけでありますが、私としてもやっぱり合格点、是非成立をさせなければならない、そういう法案だというふうには思っております。画期的なものだというふうに思っておりますが、しかし、今ほど来四名の参考人の皆さんがそれぞれの立場で出されました課題、とりわけ後訴遮断効をめぐる問題を考えますと、もう少しここを何とかならないのかなと。後訴遮断効のそれの意味は分かった上で、その範囲をできるだけ小さくする、あるいは例外の事由をできるだ……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 前回も申し上げましたけれども、この団体訴訟制度、大変画期的なことであるというふうに評価をしておりますけれども、しかし最大の問題点はいわゆる後訴遮断効の問題であると、こういうふうに思っています。 私は前回の議論、そして参考人の質疑を聞かさせていただいて、やはり後訴遮断効の生ずる領域をできるだけ小さくする、そして例外をできるだけ広く解すると、こういう方向で是非運用をしていただきたいと、こういうふうに思っています。 いずれにいたしましても、これは実験的な、とにかくスタートする制度でございますんで、理論的に必ずしも明確に整理ができなくとも、……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。
十分でありますので、確認的な意味を含めまして三点質問をさしていただきたいと思います。今ほど来の御議論でほぼ理解をしているつもりでございますが、かねて思っていたことでありますので、文字どおり確認の意味で提案者に質問をさしていただきたいと思いますが。
部落差別の話がこの間出ておりますが、部落差別の意図を持った諸調査は許されないと、そして部落差別の意図を持った調査活動を行った場合には行政処分の対象になると、処分事由になると、こういうふうに明確に理解をしてよろしいでしょうか。
【次の発言】 これも先ほど来出てまいりましたけれども、第六条、探偵……
○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。 今ほどの、拾った人にとっても落とした人にとってもいい制度にしたいと、制度の周知徹底を図りたいと、こういう委員長のお話でございました。是非そうしていただきたいと思いますが、いずれにいたしましても、この法改正によりまして、所有権は三か月で失う、そして二週間で現物返還ができなくなる、これは所有権あるいは財産権の重大な変更だというふうに思っておりまして、このことをやっぱりしっかりとPRの中で大きな柱として徹底して国民の皆さんに知らせると、これはやっぱり大事なことだというふうに思っていますが、今ほどの話のその一つの側面でございますけれども、その所有権、現物……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 防衛予算の中でミサイル防衛関連の予算の伸びが極めて顕著でございます。基地再編に伴いまして、横田の米軍基地内に共同統合運用調整所、こういうものが設置されることになりました。 額賀長官は、ミサイル防衛レーダーシステムについて日米で情報を共有するため、情報共有協定、この締結を指示されております。締結されますと、日本側が配備するレーダーとアメリカが今度青森の車力に設置をいたしますXバンド・レーダーなどが連結をされることになります。これは初めてのことでございます。Xバンド・レーダー、この配置はアメリカ本土以外では日本が初めてでございます。 私……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。
私は、防衛庁、施設庁の官製談合の問題を中心に質問をいたします。
いわゆるその防衛庁の背任事件以降も合計十二件の水増し請求事件が発覚をしております。金額でいいますと約一千億円近い金額になるわけでございますが、こういう事態を見ますと、防衛施設庁のことを言う前に防衛庁自身の改革、この改革もまだ効果が上がっていないんではないかと思えてなりませんが、いかがでしょうか。いや、大臣。
【次の発言】 今回の防衛施設庁の官製談合事件をきっかけにいたしまして、私は東京防衛施設局の過去三年の入札状況を調査をしてみました。そうしましたら、一〇〇%の落札率のところが三……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。
余剰のプルトニウムは持たないというのが我が国の国際公約でございます。しかし、現に日本の国は約四十三トンの使い道の定まらないプルトニウムを持っております。そういう中で、六ケ所、ここの再処理工場でアクティブ試験、言わば試験運転が始まるわけでございまして、新たにプルトニウムが作り出されるわけでございます。これはプルトニウム余剰に拍車を掛けることになりませんか。
【次の発言】 使い道が具体的に定まらないのは、私は余剰ではないかというふうに思っております。いずれにいたしましても、四十三トンのプルトニウムの決着、これがまず先決なんではないでしょうか……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 最初に、タウンミーティングのやらせのことについてお尋ねをしたいと思います。 衆議院のさきの教育特で小坂前文科大臣、タウンミーティングを開催して国民の意見を聴いた、あるいはタウンミーティングで賜った意見を踏まえてこの法案の提出に至ったと、こういう答弁を実に九回もやっておられます。ところが、今回、このタウンミーティングにやらせ、この事実があったことが明らかになった。教育関係では実に八回のうち五回だと。今日も、このことについて本当にでたらめな実態が明らかになりました。 政府は、この間、このタウンミーティングをこの法案を成立させる大きな柱立……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私は、先日に引き続きまして、教育行政のことについて質問をさせていただきたいと思います。 先日は、時間も短かったこともありましたし、大臣との議論がうまくかみ合わなかったと、議事録を見まして改めてそう思いました。これはもう一度しっかり冷静にやっぱり議論をしなければならないなと、こういうふうに思っておりましたら、今日は、先ほど大臣と福山議員との間で激論がございまして、そこで、かなり私自身が改めて聞こうとしていたことがそれなりに整理されつつあるなと、そういう思いをいたしました。 先ほど大変激論をされましたんで、また大臣の手を煩わせてもう一度……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。お疲れのところ大変恐縮でございますが、もう少しお付き合いをいただきたいと思います。 教育改革のタウンミーティングで、いわゆる公務員の動員が行われてたんではないかと、こういう議論が何度かありました。青森八戸のケースだとか、あるいは先日は愛媛松山のケースなどがございましたけれども、内閣府において、内閣府が都道府県あるいは都道府県の教育委員会等を通じていわゆる動員を掛けた、こういう調査もいろいろ進められているというふうに思っておりますが、今現在どういう結論になっていたのか。八か所あったわけでございますが、どことどこの会場でどういうふうな形でこれ……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今日はいじめの問題を中心に質問をさせていただきたいと思います。 最初に、今ほども御議論がありました子どもの権利条約、この問題から入っていきたいというふうに思います。 十二年前にこの条約の批准が行われました。条約が批准されたわけでありますので、憲法に次いで条約、そしてその下に法律と、そういう構造になるわけでありまして、法律をも規定をすると、こういう大きな力を持つわけでございます。 そこで、今回、教育基本法の改正法案が審議されるに当たって最初にお尋ねをしたいのは、この子どもの権利条約、この諸理念、これはその改正法案のどこにどのように生……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 毎回質問をさせてもらっておりますが、質問をすればするほどこの政府法案、賛成するわけにはいかないなという思いが強まってくるわけでございます。 その中でも私は、私も質問をさしていただきましたし、先ほども議論がありましたけれども、不当な支配、これについては本当にまだまだ論議をしていかなければならない、本当に根本的なところが書かれていないなと、こういう思いがいたしますし、もう一つが、私これから質問をいたしますけれども、法律の中に教育目的、それも人の内面にかかわる事柄を書き込む。しかも、改正案についてはまあそれがたくさんあるわけですね、二十ぐら……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私もタウンミーティング、やらせのことについてお尋ねをしたいというふうに思っています。 二十億超の金を使って合計百七十四回のタウンミーティングが行われたということでございまして、今、その中でどういう問題があったのか、いろいろ調査をされているということでありますが、最初にお聞きしたいのは、この百七十四回、このトータルなタウンミーティングでやらせ質問が何回あったのか、そして公務員を中心とする動員が何回ぐらいあったのか、これはおおよその数字で結構でございますので、まずお答えをいただきたいと思います。
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 先週の末から参考人質疑あるいは地方公聴会ございまして、しばらく大臣とお顔合わせがなくて、久しぶりにお会いしたような、そんな感じがしてなりません。 通告はしておりませんけれども、今ほどの井上議員のやり取り、私としてもこれは少しおかしいなという思いがしております。文科大臣の答弁でありますので、小坂大臣と伊吹大臣の間で答弁が違うということはあり得ないと。あり得ないという前提でお聞きをいたしますけれども、今ほどのお話だと、小坂大臣は、現行の十条から改正案の十六条に変わることによって、教育行政あるいは文科省が不当の支配の主体たり得ることはもうこ……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今日は、三人の参考人の方、貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。お三方とも地方自治の、自治体の教育行政の先頭に立って、その体験に基づかれて貴重な御意見を話していただきました。是非この後の審議の参考にしていきたいと、こういうふうに思いますが、そういう皆さんに私の方から何点か質問をさしていただきたいと、こういうふうに思っています。 最初に、今回の政府案につきまして皆さんの御評価をいただきたいんですが、教育基本法は一般行政と教育行政を明確に峻別をしたということと、それと教育の地方自治を徹底した、これは大きな特徴ではないかという……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 昨日、タウンミーティングの調査報告をいただきました。国民の血税を二十億つぎ込み、やらせ、サクラ、そして過剰支払の正にオンパレードでございます。しかし、報告書を見まして私驚きましたけれども、やらせた側の実態は全く明らかになっていない。文科省あるいは内閣府のどのレベルまでこのことを知っていたのか、全く書かれていない。これでは報告にはなっていないと、私はそういうふうに思います。しかも、会計処理も本当にでたらめだと。五億を超える請求書が、日付もない、社判もない、代表印もない、こういう領収書が官邸の中に横行していたと、全くあきれるばかりでございま……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 資料の配付をお願いをいたしました。これを土台に質問をさしていただきたいと思います。外国人の研修・技能実習にかかわる問題でございます。 この研修・技能実習生、九一年には年間四万三千人ほどだったんですけれども、昨年、〇五年にはこれが八万人を超えたと、倍になったわけでございます。現在、六割以上が女性でありまして、この受入れのやり方なんですが、企業が直接受け入れる企業単独型ではなくて、団体、これがいったん受け入れて、その後に団体に加入している企業、これは第二次受入れ機関というふうに言っているそうでありますが、ここがその後受け入れる、この団体監……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私は、共謀罪のことについてお伺いしたいというふうに思っています。今衆議院の予算委員会で付託中でありますので余り中身に入って御迷惑を掛けるわけにはいきませんので、周辺のことを中心に、少し日ごろ思っていることについてお聞きをしたいというふうに思っています。 今回の長勢大臣のごあいさつの中に、犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案、これを今国会においてできるだけ速やかに成立させていただきたいと、こういうふうにごあいさつがございました。つまり、共謀罪を今国会においてできるだけ速やかに成立させて……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今日、二時過ぎまで欠席をしておりまして申し訳ございませんでした。ですから、少し前の方と重複するような質問になりはしないかと大変気にしているところでありますが、今日は最初の日でありますので、改正法案の立案の基礎的な考え方についてお聞きをしたいというふうに思っています。 これ、大臣でも民事局長でも結構なんですけれども、雑誌「世界」の今年の十一月号に、稲葉威雄さんという、元法務省におられて広島高等裁判所の長官をやられた方が論文を寄せておられまして、「会社法のどこが問題なのか」と、こういう論文でございます。これ、読まれておられますか。
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今日は、三人の先生方、大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。 お話を聞いて、この信託法改正の展望が相当開けてきたな、とりわけ福祉型の信託あるいは目的信託、前途に非常にもう明るいものを感じますし、弊害の防止措置というのが一つの課題なんですけれども、それについてもそれぞれ適切な御指摘をいただきまして、私、割と信託法の改正について懐疑的なところがあったわけでございますけれども、それが解消されていく、そういう思い、かなりひとしおでございます。 いろいろお聞きしたいことは結構あったんですけれども、一番最後でありますので、も……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。法案の最後の質問者になるんだろうというふうに思います。 午前中からいろいろ議論を聞かさしていただきまして、この改正法案の最大の問題点がやっぱり自己信託にあるんだなということを改めて感じましたし、また企業会計などの周辺のルールが必ずしも十分でない、未整備であると。こういう状況の下でどうしてそんなに急ぐのかなと、もう少しその辺の整備を待ってからでもいいんではないかなという思いが本当に強くなっております。 ダイナスティートラストなどというのは私は余りよく分かりませんでしたけれども、その問題点なども、まあ私は金がありませんのでこういうことは余り……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私は、沖縄の自立の問題を中心に何点かお尋ねをしたいというふうに思っています。 沖縄の本土復帰以降、本土との格差の是正などを目的に三次にわたりまして沖縄振興開発計画、そしてその上に今の沖縄振興計画が策定、実施をされました。沖縄には、その結果、公共土木事業を中心に巨額な投資が行われたわけでございます。その額は、十九年度予算案を含めますと約八兆五千四百億円と、こういう巨額に上るわけでありまして、そのうちの公共土木事業費は七兆一千三百六十六億円で、全体の約八四%に上ります。その結果、確かに沖縄の道路、港湾、空港等の社会資本の整備は進みました。……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。志賀原発事故についてお尋ねをいたします。 先日、事故現場に行って話を聞いてまいりました。所長も原子炉主任技術者も臨界事故のことを知りながら事故を隠ぺいいたしました。隠ぺいは立派なこれは犯罪行為でございます。しかも、これを会社ぐるみ、組織ぐるみでやったことも明らかになったというふうに思っています。 問題は、なぜ隠したのかということでありますが、一部マスコミにも出ておりますけれども、着工が目前の志賀の二号炉のこの建設をスムーズにしたいと、これが露見すれば二号炉の建設がなかなか困難になると、これが主な動機ではないかと、こういうふうに言われてお……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。質問時間十分でありますので、端的にお尋ねをしたいというふうに思っています。 最初に、永原参考人にお尋ねをいたします。 私は、志賀原発事故直後に発電所にお邪魔をいたしまして、いろいろ事故の報告聞かせていただきましてありがとうございました。このたび事故調査報告が出まして、要約版でありますが、それを拝見させていただきました。結論を言いまして、納得できないところがやっぱり多々あると、こういうふうに思っております。 とりわけ、事実関係のところでありますが、皆さんは保安規定違反だとか臨界事故のことは認められておりますけれども、それにかかわってどう……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 先ごろ、特別会計に関する法律が成立をいたしました。しかし、これで特別会計改革が終わったわけでは断じてないわけでありまして、私は、今日、特別改革を更に進めるという観点から、ちょっと地味で細かい質問でありますが、何点か質問をさせていただきたいと思います。 昨年の十月に会計検査院が「特別会計の状況に関する会計検査の結果について」というそういう報告書を出しました。その中で、特別会計でよく議論になっておりました積立金の問題についてこのように言及をしております。「積立金等の保有量については、設置目的、使途、特別会計の事業規模等に応じ、それぞれ適正……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今日は、今年の一月の初めから各地の電力会社でデータの改ざんだとかあるいはトラブルの隠ぺい、こういうものが続出をしまして、それをきっかけに経産大臣あるいは国交省、大臣が不正の総点検を指示をいたしました。三月の末に期限を切って、それまでにすべてのうみを出せということで指示をしたわけでございますが、そのことに対する保安院の言わば処分結果、処分についてお聞きをしたいということで院長に来ていただきました。 今ほど言いましたように、原発の安全は絶対の条件でありますけれども、今回、水力発電にトラブルが非常に、データ隠しが非常に多かったんですが、原発……
○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。今日は、貴重なお話を聞かせていただきまして、ありがとうございました。 ODA予算が削減される中で、ますます何のためにこれを行うのかと、こういう本当に根源にさかのぼった議論、繰り返しやっていかなければならないということを改めて感じたところであります。 それぞれ、私もお聞きしたいと思ったことがもう既に出てきておりますので、端的に二つ、両先生にお聞かせをいただきたいというふうに思います。 一点目は、先ほど岡本先生の話の中で、昨年の国連の常任理事国入り、ドイツと日本の比較がございまして、日本、それなりにアジアに対してODAをもう長い年月掛けてやっている……
○近藤正道君 近藤正道でございます。お二人の先生、貴重な御意見ありがとうございました。 質問が後になりますと、先の皆さんに問題一式、先に聞かれてしまいまして、私も今のFTA、ODAの関係を聞きたかったわけでございますが、ちょっとこれ以上の私もネタがございませんので、それは終わりにさせていただきまして、極めて初歩的な質問を下村先生の方にさせていただきたいというふうに思います。 先ほどのお話の中に、日本に援助理念などあるのかという、こういうお話がございました。私は、理念はちゃんとあるんだろうというふうに思っておりまして、先ほどのお話もありましたけれども、憲法の前文の中にきちっとそれが書かれてい……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今日は、お二人の先生方、大変有意義なお話をしていただきまして、ありがとうございました。 私も今ほどの小林委員と似たような質問を実は考えておりましたけれども、重複は避けたいというふうに思っております。しかし、多少似たようなものになるかもしれませんので、お許しをいただきたいんですが。 実は、私もこの紛争後の平和構築というのは大変重要なテーマだというふうに思っております。とりわけ、憲法九条を持つこの国としては、ここはもう避けて通るわけにはいかないと、積極的にかかわるべきだというふうに思っております。 しかし、先ほど来、治安の安定とか、あ……
○近藤正道君 社民党の近藤正道でございます。 今日は、お二人の参考人の先生、大変貴重な御意見いただきまして、ありがとうございました。私、たった五分でありますので、それぞれの先生に一問ずつ質問をさせていただきたいと思います。 最初に、高橋参考人でございますが、今日はアフリカの援助、遠いアフリカへの援助をなぜするのかと、ここのことについて、とにかく貧困にしてもあるいは復興にしても、それをやることが世界経済という媒体を経ていろんな意味で直接、間接日本にとってもかかわりがあるんだというところをいろんな意味でお話ししていただいたというふうに思っております。大変参考になりました。 ただ、その際に、や……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私は、平成十九年度の外務省のODA予算というか、アフリカに限定して質問をさせていただきたいと思っています。 無償資金協力が四十六億円のマイナス、JICAの交付金も十九億円のマイナスということで、大変厳しい状況の中での十九年度予算でございますが、小泉政権のときにアフリカ向けODA倍増の公約が行われました。それによりますと、〇七年は十六・八億ドル、こういうことが公約として出てきているわけでありますが、この厳しい財政状況の中で達成が果たしてできるのか、どのように達成をされるのか、そして真水部分、債務救済以外の真水部分はどの程度なのか、お答え……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。 五分でありますので、私は、谷山参考人に一、二点お聞かせをいただきたいというふうに思っています。 ODAの仕事は本当に大事なことだというふうに思っておりまして、憲法上の根拠はやはり前文なんだろうというふうに思っています。是非私としては、非軍事という方向で、紛争のもとを少しでも小さくする、あるいは根絶するという意味で、ODAで我が国はやっぱり頑張るべきだというふうに思っております。 そういうODAが本当に目的に従って効果的に行われるという意味で、NGOの皆さんの果たす役割は非常に大きい。国民の皆さんが、ODAをうまくやっていくためにNGOの皆さ……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私は、フィリピンにおける政治的暗殺や人権侵害の問題について伺いたいと思います。 この問題につきましては、昨年私と福島みずほ議員がこの委員会で質問をしております。日本政府がこの問題について関心を持ってフィリピンの政府に伝えてこられたことは承知しておりますが、しかし事態は好転しておりません。国連もアメリカもフィリピンの人権状況について憂慮をしておりますことは、今日皆さんに配付をいたしました参考資料の中で明らかだろうというふうに思っています。 そこで、総理にお尋ねをしたいというふうに思います。 昨年十二月九日のアロヨ大統領との首脳会談で……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 おとといの本会議でも質問させていただきましたけれども、今日はやはりこの間の衆議院の出口といいましょうか、終わり方と、そしておとといも話をさせていただきましたけれども、本会議のときの保岡発議人の発言についてやっぱり冒頭触れざるを得ないというふうに思っています。 この間も述べましたけれども、事は憲法の問題である、憲法に準じた手続法の問題である、拙速は避けなければならない、慎重の上にも慎重の手続をもって臨まなければならない、こういうふうに考えて国民投票法案の審議を見てきたわけでございますけれども、衆議院におけるそれはそういう慎重さという点か……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 最初に、ちょっと通告外の質問を一つさせていただきたいというふうに思います。 実は、私もこの委員会の審議に専念をしておりましたんでごく最近まで気が付かなかったんですが、実は今、私たちは今ほど来審議を始めておりますが、衆議院の本会議が十三時から同時刻に開かれております。一時間十分コースだそうであります。そういうことになりますと、発議者の皆さん方、それぞれ重要な方々でありますが、本会議という重大な場におられないと。私、最近気が付きまして、これは本当にいいのかなというふうな、そういう思いひとしおでございます。 今回初めて、今日が初めてなのか……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の私、近藤正道と申します。 今日は、四名の先生方、貴重な御意見、御提言をいただきまして、ありがとうございました。大変参考になりました。これからの審議の中に是非生かしていきたいと、こういうふうに思っております。 最初に、最低投票率の設定のことについてお尋ねをしたいというふうに思っています。憲法の九十六条に最低投票率の規定がありませんので、これを国民投票法案の中に盛り込むことをめぐって意見が分かれております。そして、世論調査の結果ですが、国民の八割近い人たちが最低投票率の設定を盛り込むべきではないかと、こういう意見を持っているということがこの間分かりました。 そ……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 憲法改正の手続法案の審議でございますけれども、改正には限界があると先ほど船田議員もおっしゃっておられました。国民主権、基本的な人権の尊重、そして平和主義、この三つは現憲法の正に根幹を成すものでありまして、改正といえどもこの限界を超えるわけにはいかないという立場を船田議員も明確に述べられておりました。 しかし、今日、お昼に憲法六十周年の記念式典ございまして総理が御発言をされましたけれども、この御発言の中で、憲法の根幹にかかわる部分のお話の中で、国民主権の話、そして人権の尊重の話はあったけれども、平和主義に言及した部分、平和主義という言葉……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今日は、四名の参考人の先生方から本当に掘り下げた貴重な意見をいただきまして、本当にありがとうございました。大変参考になっておりますし、更に私の質問でその度合いを深めていきたいというふうに思っています。 今ほど仁比議員の方から、公務員、教員の地位利用についての話がございました。公職選挙法の規定をほぼそのまま国民投票運動に横滑りをさせて一定の運動を規制しているという内容でございます。冒頭にも話がありましたように、国民投票運動という概念もこれも非常にあいまいである、そしてさらに地位利用という概念もあいまいであるということは、これはほぼはっき……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私も、公務員、教員の国民投票運動規制に絞って質問をさせていただきたいというふうに思います。 法案の百三条の問題でございますが、公務員、教員について地位利用という形で規制が行われるわけでございます。 この法案の立法趣旨のときに必ず出るのが非常に悪質な事案、例えば教員の場合であれば、勧誘をやって言うことを聞かなければ単位を与えないとか、あるいは公務員については、言うことを聞かなければ不利益を課すと。こういうふうな事例をとにかく規制しなければならないと、こういう話がよく出るわけでありますが、こういう悪質な、言わば権限を濫用するようなケース……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今日は、お二人の参考人の先生、大変貴重な御意見いただきまして、ありがとうございました。 時間がありませんので、早速質問に入らせていただきたいというふうに思っています。 今ほどの仁比議員の質問の続きのようなものでございますけれども、お二人の参考人とも、この国民投票運動の規制が大変やっぱり厳しいと、投網を掛けるような包括的、そして無限定な極めてあいまいな、どのような形にでも対応できるような、そういう形になって公務員、教員をやっぱり規制をしている、問題だという御指摘をされました。私も全く同感でございます。 私は、最低投票率の議論を、今い……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 仁比議員から思いを託されましたので、そうするとこのことについても少し話をしなきゃならぬのかなと、こういうふうに思います。 私、おとといの日でしょうか、この間の質問のときにも、公務員、教員の地位利用、とりわけ教員の地位利用のことについて話をさせていただきました。法案百三条でございますが、こういう条文を設けなくとも国公法、地公法の懲戒事由で十分対応できるんではないか、あるいは、それぞれの企業等あるいは団体等の中に必ずこの種のものについては、悪質なものについては懲戒規定があるんでこれで十分対応できるんではないかと。現にこういう公選法の地位利……
○委員以外の議員(近藤正道君) 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 ただいま私のために委員の先生方から委員外発言、特別に認めていただきまして、本当にありがとうございます。心から感謝を申し上げます。 教育三法でございますけれども、私は、教育免許法及び教育公務員特例法の一部を改正する法律案に絞りまして、三十分質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず、教育免許法の教員免許更新制度についてお尋ねをしたいというふうに思っています。 教員の資質向上のための施策であるということでございます。教員の資質向上のための施策、方策は幾つかあるんだろうというふうに思いますが、その中でこの免許……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 実は私も今日、鹿児島の公職選挙法違反無罪確定事件を質問させていただきたいと、こういうふうに思っておりました。今ほど仁比議員の方からの質問がありまして、かなり重複をしておりますけれども、一応この準備ということでこの一本でやってまいりましたんで、やらさせていただきたいというふうに思っています。 私もこの判決文をよく読まさせていただきました。とにかく買収の四つの会合のうちの二つについてアリバイを明確に認めたと。この二つについてアリバイが成立するということになりますと、事件全体がもう根底から成り立たなくなってしまうと。本来であればそれで決着と……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。
今回、七十五名の裁判官増員の要求でございます。もう既にこれの関連の質問も出ているようでありますが、最初に、今回の増員要求そのものについて、まとめの意味も込めまして質問したいと思います。
司法制度改革のための人員体制整備の状況が進んでおりますが、その中で、今回の裁判員増員の位置付け、そして増員効果をお伺いをしたいというふうに思います。
【次の発言】 先ほどと全く同じ答弁、ありがとうございました。
次に、私の地元で少し今議論になっていることについてお伺いをしたいというふうに思っています。
新潟でございますが、新潟は新潟地方裁判所の下で……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私も今日、部分判決制度にポイントを絞って質問をしようと思っております。 いずれにいたしましても、今ほど来の議論がございまして、この制度、区分審理判決、これが極めて例外的なものである、特に必要のある場合であり、かつ、こういうものを審理する際に、相当でないというふうな判断の場合にはこれを取らないということで、極めて限定的な扱いをするという話がこれまでも繰り返し審議をされておりましたので、私もここに今大きな関心を持っておりましたが、皆さんの方もこれだけおっしゃっておられますんで、これ以上の踏み込みは今日はもう多分できないだろうというふうに思……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 近時、埼玉、いろんなところで悪質、重大な、かつ悲惨な交通事犯が発生をしておりまして、本当に心を痛めているところでございます。そういう中での今回の刑法改正、そして、関連して道交法の改正という問題がありまして、酒、あるいは重大な悪質交通事犯の撲滅というところに大きく踏み出したということで、私自身は評価をしておりますし、今回の刑法の一部改正についても容認したいと、こういう立場でございますけれども、改めて、一番最後の質問でありますので、少し確認的な質問を冒頭さしていただきたいというふうに思っています。 悪質、重大な交通事犯をどうやって撲滅する……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 戸籍法の改正でございますが、冒頭、松岡委員の方から、この間の戸籍の不正取得あるいは不正利用の実例を指摘をしながら、そのことによってどういう事態が起こったのか、そういうことを根絶するためにも今回の戸籍法の改正がやっぱりしっかり行われていかなければならないという、そういう話がございました。 今までは、だれでも取れる、そして不正の目的があったときにこれをチェックできると、こういう仕組みだったわけでありますが、今度はかなり利用を厳格にすると。先ほど法務大臣は三重の縛りというようなことを言っておられました。一つは、正当な理由をしっかり明記させる……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございますが、今ほど、午前中来の話を聞いておりまして、ポイントのところで立法事実が極めて不明確であるということがこれほど明らかなケースはないんではないかというふうに思っています。 今ほど、触法少年に対する警察の調査ということでありますが、本来であれば、なぜその警察法の規定外で少年法の中に触法少年に対する警察の調査という権限を盛り込まなければならないのかと。盛り込まないとどういう不都合があってということを、やっぱりるる皆さんの方でそれをやっぱり証明をしてそれから論議が始まらなきゃならぬのに、それがなかなか分からない。ましてや、そういう調査という事実上の……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今日は四名の参考人の皆さん、本当に貴重なお話をいただきまして、ありがとうございました。とりわけ、武参考人のお話、胸に迫るものがございまして、深くこれからいろんなお話を更に反すうをしながらよく考えてみたいというふうに思っております。 最初に、今ほどの話の続きで徳地参考人にお尋ねをしたいというふうに思いますが、今回の法改正で、衆議院で修正が行われまして、最大の論点の一つが少年院への収容年齢の問題だというふうに思っているんですね。従来は、触法少年については、とにかく少年院ということではなくて児童自立支援施設ということだったんですけれども、少……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 前回に引き続いて警察の触法少年に対する調査権限のところから入っていきたいというふうに思っています。 十四歳未満触法少年につきましては、これは児童相談所、ここが優位の立場を占めると、これが言わば大原則なわけでございますが、今回の法改正によりまして警察が調査権を持つということによって、虚偽の自白が行われるという問題もありますが、もっと大きな問題としては、警察と児童相談所の関係、つまり児童相談所優位という、ここがとにかく主導権を取って触法少年のいろんな調査を行うという、この児童相談所優位の大原則が逆転をするんではないかということをまず私は懸……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今日は午前の十時から長時間にわたって質疑が続いておりまして皆さんお疲れだと思いますけれども、あと四十分、是非最後までお付き合いをいただきたいというふうに思っています。 最初は、やはり触法少年に対する警察の調査に伴う触法少年の保護の問題でございます。 私はこのことをずっと聞いているわけでありますが、とにかく、警察が触法少年に対して調査権限を持つ、根拠を明確にすると。そして、物的な強制権を持つということでありますので、これに対する触法少年の保護規定を明確にやっぱりすべきだと、それが憲法の理念にも合致することであると。これは今ほど来ずっと……
○近藤正道君 お疲れさまです。社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 何点か質問を用意しておりましたけれども、もう既に皆さんに聞かれてしまいまして、虫食い状態になっておりまして大変苦慮しておりますが、二十五分の短い時間を仮釈放と被害者の意識聴取、ここに絞って聞きたいというふうに思っています。いずれにいたしましても多少重複をいたしますが、ひとつ御勘弁をいただきたいというふうに思っています。 私も、可能な限り多くの人たちに仮釈放の機会を与えるべきであると、こういうふうに思っておりまして、その仮釈放の審理というのは公正、透明、検証可能なものでなければならないというふうに思っております。 しか……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。 今日は、四名の参考人の皆さん、大変貴重な御意見、問題提起をいただきまして、ありがとうございました。大変参考になりました。 それでは、皆さんに質問をさせていただきたいというふうに思いますが、最初に藤本参考人に二点ほどお尋ねをいたします。今までの議論の中でもう出てきておる問題でございますが、改めてお尋ねをしたいというふうに思っています。 受刑者の中の半分ぐらいが仮釈放で出ているという現状があるわけでございますが、仮釈放についてはより積極的に認めるべきという意見がございますが、この仮釈放の積極化ということについて藤本参考人は基本的にどのような御見……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 冒頭、私も、質問はいたしませんけれども、観察官の大幅増員につきまして今ほど大臣の方から決意の表明がございました。是非、御奮闘いただきたい、実現方に向けて御努力をいただきたいと要望を申し上げさせていただきたいと思います。 私は、今日は最初に、前回も質問をさせていただきましたけれども、仮釈放における本人関与の問題、若干整理の意味も込めまして、ここから質問をさせていただきたいというふうに思っています。 有識者会議の提言の中でも、このことについては、仮釈放の申請権まで付与する必要はないけれどもといいながら、本人関与の拡大ということを強く訴え……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私は、犯罪被害者の支援、大変重要なものであるというふうに考えておりますが、しかし、今の時点で直ちに被害者参加制度を導入するということにつきましては、刑事裁判の構造だとかあるいは本質とのかかわりでいろいろ問題があるんではないか、これは慎重に検討しなければならないんではないか、こういうふうに基本的に思っているものでございます。今日はそういう立場から、被害者の参加の問題に絞って、短い時間でありますが、質問をさせていただきたいというふうに思っています。 まず最初に、今ほどの議論の中で、訴訟当事者がいる、それ以外に今度は参加という形で被害者が入……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道ですが、今日はありがとうございました。私は、氏家参考人と番参考人にお尋ねをしたいというふうに思っています。
最初に、氏家参考人にお尋ねをしたいというふうに思いますが、お話を聞いておりますと、日弁連としては、この損害賠償命令制度について、時間や費用を軽減できる簡易迅速な被害回復制度であるということを基本的に認めた上で何点か問題点がありますよと、ここのところは更に慎重に論議を尽くしていただけないでしょうかと、こういう基本的なスタンスというふうに承ってよろしいんでしょうか。
【次の発言】 そうすると、今現在はいろいろ問題点があって、まだこの制度を全面的に支持……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私は、被告人質問の問題に少し絞って質問をさせていただきたいというふうに思います。 今日、午前十一時過ぎから東京地方裁判所に見学に行かせていただきまして、大変勉強になりました。 そこで、私は、これは現実の事件ではありませんけれども、委員の皆さんと一緒に被害者の意見陳述、現行法で認められております被害者の意見陳述というものをモデルを使って初めて聞かさせていただきました。文書を読み上げておられたわけでありますけれども、裁判員席に同僚の先生方と一緒に座って、そして、目の前で被害者の意見陳述というものを聞かさせていただきました。それだけでも大……
○近藤正道君 最後の質問になると思います。社民党・護憲連合の近藤正道でございます。多少今までの質問と重複するかもしれませんが、最後でございますのでお許しをいただきたいというふうに思っています。 被害者の刑事裁判への参加に伴う様々な問題が議論されているわけでありますが、改めてお尋ねをしたいというふうに思います。 被害者が刑事裁判法廷に出席をして自ら被告人質問をする、そして被害者が被告人と対峙する場合、これがこれから出てくるわけでございますが、その場合の、つまり被害者が参加し、そして直接被告人と被害者等が対峙する場合の互いの心理的な影響について、萎縮するとかしないとか、言うべきことが言えないよ……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。
今年の一月の末に、東京電力の原発で不正、データ偽装、こういうものが二百件ぐらいあったということが発覚をいたしました。国の法定検査をごまかす、妨害をする大変悪質なものでございまして、新潟県の知事などは、国の検査をごまかす、正に言語道断だと、こういうふうに公の場で発言をしているわけでございます。
甘利大臣、この不正をどのように受け止めておられますか。
【次の発言】 私の質問は、このまだ全貌明らかではありませんけれども、東京電力の原発のこの言わば不正についてどういうふうな受け止めをされておりますかと、こういうふうに聞いているんですが、これに……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 最初に、パート労働法の改正案のことについてお尋ねをしたいと思います。 今回の再チャレンジの言わば目玉の一つでありまして、割合はそんなに多くないけれども、パート労働者について差別禁止というこういう項目が設けられるということで、当初は期待していたわけでありますが、だんだん、その差別禁止の対象範囲がどんどん小さくなってきております。 私、最初に厚労の担当者から聞いたときには、十数%ぐらい対象あるんではないかと、こういう話を聞いたんですが、その後、衆議院での議論を聞きましたら四、五%だという話になりまして、今度は、最近は四、五%というのは過……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 京都議定書の約束の年が来年から始まります。京都議定書の達成は、我が国にとりましては正に至上命令でございます。その一方で、欧米では、京都議定書以降をどうするか、枠組み対策についても削減の数値を示した議論が活発に行われております。ポスト京都議定書の温暖化対策は、六月のドイツのサミット、そして来年の日本のサミットでも主要なテーマとして語られるわけでございます。 日本が環境問題で世界をリードするしっかりとした構想を持つことができればサミットでリーダーシップを発揮することができると、こういうふうに思っておりまして、質問の第一は、六月のサミット出……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私も、能登地震の被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げたいと思っています。 その能登の志賀原発で、そして福島第一で臨界事故が長期にわたって隠ぺいをされておりました。多くの事故が隠されておりました。正に開いた口がふさがらない、こういう思いでございます。原発の安全、信頼は正に地に落ちた、こういうふうに思っておりますし、原発と隣り合わせの暮らしを強いられております地元住民の怒り、そして裏切られた悔しさは、正に頂点に達しているんではないかというふうに思っています。まだ隠されたことがあるんではないか、今月の末まで本当にしっかり出てくるのか……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。 私は、昨日、日本国憲法に関する調査報告書事務局整理案に対する意見、そして今後の憲法調査会の在り方などにつきまして意見を文書で委員長の方に提出をさせていただきました。 本日、これと一体を成すものとして、憲法九条を中心に私の意見を述べさせていただきます。 まず、憲法全体について申し上げます。 憲法は、国民主権、基本的人権、そして平和主義の三大原則を基盤とし、今の状況にも十分に通用する普遍的価値を有し、よくできた憲法と評価しております。基本的に、現時点で改正の必要はないと考えております。 第二次世界大戦の多大な犠牲と反省の下に生まれた憲法は、……
○近藤正道君 社民党の近藤正道です。調査報告書の議決に当たり、最後の意見表明をさせていただきます。 第一に指摘しておきたいことは、この報告書は憲法調査会当初の確認を逸脱しているということであります。 憲法調査会設置の際、各会派は、調査会の目的は改憲を目指すものではないことを確認いたしました。しかしながら、報告書には、憲法調査会において憲法改正手続の議論を続けるべきとする意見がすう勢であったと明記されてしまいました。これは、「日本国憲法について広範かつ総合的に調査を行う」と調査目的を限定した調査会の趣旨に反しており、しかも改憲の方向付けをしないという確認に実質的にもとるものであります。 当……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道です。 最初に、本調査会で憲法改正手続について調査を行うこと自体について申し上げたいと思います。 本調査会は、憲法を総合的かつ広範に調査することを目的に設置されました。そして、五年間の調査を経て、その報告書を本年四月の末に議長に提出したわけであります。これによりまして本調査会はその本来の役割を終了いたしたと思っております。したがって、本調査会が今回、憲法改正手続について議論を継続し、衣替えすることによって、実質的に九条改憲に向け、その条件づくりの役割を果たすことは、調査会の設置目的の逸脱であり、許されないこと、あってはならないことだと思っております。……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 隅野参考人、只野参考人、今日は本当にありがとうございました。たくさんの有益な御示唆をいただきまして、感謝を申し上げます。 最初に、隅野参考人にお尋ねをしたいと思いますが、今ほどもお話がありましたけれども、憲法改正の条件、国民の下からの声がまだ上がってきていないではないか、条件が成就していないんではないかというお話もありましたし、また憲法改正の限界の問題に触れて、国民主権と基本的人権の尊重、これが言わば限界の一つのポイントであるということは定着をしておりますが、もう一つの平和主義、とりわけ九条の一項のみならず二項についても、これが限界に……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 貴重な御意見、ありがとうございました。戦争のない社会を目指してエネルギーの共同管理から今日にまで至ったEUの歴史、五十年ぐらい掛かっているわけですよね。日本あるいは北東アジアとの違いを改めて思い知らされた感じがいたします。 私は三つほどお聞きをしたいというふうに思うんですが、まず一点目は運動のやり方なんですが、お二人にお聞きしたいと思います。 フランスの国民投票のことなんですけれども、お二人の参考人とも、フランスでいわゆる選挙、人を選ぶ、地方議員でもあれ、あるいは大統領であれ、人を選ぶ選挙を見ておられたと思うんですが、それと言わば政……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 国民投票制度の議論が始まった中、国民投票制度を中心としたヨーロッパの実情調査に参加することができて、貴重な勉強の機会を与えていただきました。感謝を申し上げます。団長の報告に付加をいたしまして、私の感想を申し上げさせていただきたいと思います。 まず、全体の印象、感想でございますが、我が国では幾つかの自治体における住民投票の経験はあるものの、国民投票制度について経験を持っておりません。 そういう中で、スイスでは年四回、あらかじめ国民投票の日が制定されておりまして、一年に平均二、三十回の、つまり各レベルの国民投票を合計いたしますと年二、三……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 私は、あらかじめ「国民投票制度の論点」というメモを皆様のところに配付をさせていただきました。本日は、そのメモに基づきながら、国民投票制度の論点申し上げたいというふうに思います。 本題に入る前に、本調査会における論議の対象について一言申し上げたいと思います。私は、本調査会のこの間の経緯に照らし、論議の対象は国民投票制度に限定されるべきと考えております。したがって、私自身、今回、改憲発議以後の手続に限定して論点を提起させていただきました。 しかし、一部会派では、国民投票の前段である改憲発議など、国会法改正の領域についても論点を提起されて……
○近藤正道君 社民党・護憲連合の近藤正道でございます。 今日は五名の公述人の皆さん、大変御苦労さまでございました。貴重な御意見をいただきまして、これからの審議に是非反映をさせていきたいというふうに思っています。 とりわけ公募で手を挙げていただきました浅野公述人、二十二歳の若さで、私のその年のころを思い出しながら、浅野公述人の勇気ある応募に心から敬意を表したいというふうに思っています。 現行の教育基本法の十条の直接責任、これが好きだというお話がありましたが、私が参加をいたしました新潟の地方公聴会で、現場の教師がこの十条の直接責任が正に自分の教師としての誇りの根拠になっていると、こういう意見……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。