このページでは前川清成参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。前川清成参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○前川清成君 七月の選挙で奈良県選挙区から当選させていただきました前川清成でございます。 本年の三月十六日に民主党の公認をいただくまで政治とは一切かかわっておらず、その意味では政治の素人でありますが、先輩諸賢の御指導を仰ぎながら政治家として大成してまいりたい、かように考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。 まず、冒頭、今年の度重なる台風、豪雨、そして今般の新潟県中越地震の被災者の皆様方に衷心よりお見舞いを申し上げます。 つきましては、大臣、法務省におかれましても、例えば地震に伴う地すべり等境界の紛争が発生する可能性があろうかと存じますが、被災者の方々の立場に立って、法務省にお……
○前川清成君 民主党・新緑風会の前川清成でございます。
まず冒頭に、大臣に対して政治と金の問題をお尋ねしなければなりません。
一部マスコミでも報道されましたが、自由民主党本部の政治資金収支報告書によりますと、平成十三年二月八日に大臣個人に対して二百九十八万二千二百四十円、平成十三年三月八日に大臣個人に対して九百七十九万九千百円が、いずれも研修会費という名目で支払われております。
まず、この支払の事実があるかどうか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 今、使い道等は順番にお聞きするつもりで、まずお受け取りになった事実についてお尋ねしたんですが、今の御答弁は、大臣個人がお受け取りに……
○前川清成君 民主党・新緑風会の前川清成でございます。
ADR法案について、大臣始め皆さん方にお尋ねをいたします。
まず冒頭、私も、荒井議員の質問を聞いておりまして、大臣の出番が少ないなと、こういうふうな感想を持っております。そこで、荒井議員が冒頭、法の支配が私たちのこの国の民主主義や多元主義にとって不可欠なものなんだというような御発言がありました。私も同様に感じております。
そこで、大臣にこの法の支配についてどのような御認識をお持ちなのかお尋ねしてみたいと思います。
【次の発言】 私は、法の支配というのは、ただ単に現在の法律を守るというだけじゃなくて、もっとその奥にある法の精神そのもの……
○前川清成君 民主党・新緑風会の前川清成でございます。 今朝、朝一番のニュースで、奈良市富雄北小学校の一年生、有山楓ちゃんの遺体が平群町で発見されたというニュースが飛び込んでまいりました。御冥福をお祈りするとともに、御遺族に心からお悔やみを申し上げたいと思います。幼い命が無残にも奪われましたことに憤りを禁じ得ないとともに、私も小学校六年生の女の子、小学校三年生の男の子の父親であります。安心して暮らすことができる安全な社会を築くことが政治の最大の使命ではないかと思います。 そこで、法と秩序の番人である南野法務大臣に、安心して暮らすことができる安全な社会への取組あるいは御決意についてお伺いいた……
○前川清成君 民主党の前川清成です。 この通常国会では、法務委員会、初めての質問をさせていただきます。国会議員一年生ですが、南野大臣の胸をおかりして二十一世紀のあるべき司法について議論をさせていただきたいと、こんなふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 まず、今日、裁判官の入口になる司法試験についてお伺いしたいんですが、昨年十月と今年の三月、司法試験の合格者数が発表されました。平成十八年度の司法試験の合格者数について発表されました。昨年十月の段階では現行試験八百人、新試験八百人、今年の三月の発表では新司法試験九百人ないし千人というふうな発表がありました。 私は、このニュース……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。
筆界特定という新しい制度ができましたので、時間が許す限りこの条文を丁寧に見ていきたいと、こんなふうに思っています。
その前提で、まず寺田民事局長にお尋ねしたいんですが、百二十三条の一号に筆界の定義があります。この筆界特定制度の前提となる筆界の定義について御説明をお願いできませんでしょうか。
【次の発言】 百二十三条の一号に「当該一筆の土地が登記された時にその境を構成する」と。その時期の限定も入れておられますので、ちょっとこの点、もう少しこの制度を利用する国民の皆さん方に分かりやすいように御説明お願いできませんでしょうか。
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 去年の七月に当選させていただきまして、千葉理事始め理事の皆様方の御配慮で対政府質疑は何度もさせていただいたんですが、参考人質疑は今回が初めてになります。 私たち民主党には次の内閣という一種のガバナンスがありまして、簗瀬さんがネクスト法務大臣なんですけれども、その簗瀬さんから、前川君の質問はいいね、いつも反対尋問みたいでと、こういうふうに言って、僕はそういうことを意図したつもりはないんですが、今日はちょっと主尋問のように意図してお尋ねいたしたいと思います。よろしく御指導いただきたいと思います。 それで、今日の参考人質疑に先立って、神田先生の「会……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。
寺田民事局長のお顔を久しぶりに拝見いたしましたのでこの機会にお伺いしたいんですが、三月八日の予算委員会で、大臣が私の質問に答えて、出資法及び利息制限法の定める制限金利の引下げについては法務省で調査研究していただくというふうにお答えいただいたんですが、寺田局長にその後の作業の進捗状況をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今私がお尋ねしたのは三月九日以降本日までの作業状況をお尋ねしたんですけれども、ちょっとそれをお尋ねすると時間もなくなると思いますので、次に進ませていただきたいと思います。
会社法の二条の第三号、子会社の定義がありますが、この定……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。
今日はクールビズということで、ジャスコで買ったシャツとユニクロのズボンでございます。
大臣、今急いでいらっしゃってお暑いかと思うんですけれども、大臣はクールビズはなさらないんですか。
【次の発言】 それで、会社法の質問に入りたいんですが、六月十日の日経新聞に日本の富豪初番付というような記事がありました。この記事を見ますと、日本のお金持ちの一位から五位までのうち実は三人がサラ金の社長なんですけれども、これについて、大臣、どのようにお感じになりますでしょうか。
【次の発言】 私は、今の質問は、大臣の日本の法制度全体に対する御認識の一端をお伺いしたい……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 千葉理事始め、理事の皆様方の御配慮によりまして、今日、四回目の質問に立たせていただきますことを感謝申し上げます。ありがとうございます。 冒頭、魚住先生からRCCに関する御質問がありました。実は、私は住管機構、そして整理回収機構で実際の業務を担当してまいりました。その点から申し上げますと、魚住先生にむしろお答えしたい部分もありました。 私が住管機構に参加しましたのは、ちょうど住管ができて一年がたった辺り、住管ができて最初のときは、駅前の土地だとかそういうところをどんどん売って回収の成績は上がったんですけれども、それが一巡しますと、もう取るところ……
○前川清成君 民主党・新緑風会の前川清成でございます。 まず大臣、冒頭、夫婦別姓制度についてお伺いいたしますので、お伺いいただきたいと思います。 私、南野と書いてノオノとお読みになる大臣のお名前は珍しいなと思っていまして、私が人生においてお会いした二人目の方でございます。最初、検察修習のときの指導教官が南野と書いてノオノとお読みになって、で、大臣がお二人目でございます。 大変珍しいお名前で、今法務大臣までお務めになられますと、大臣が次の選挙、南野という名字ではなくて違う名字で、私は大臣の家族関係存じ上げないんですが、例えばあした御結婚なさって氏を変更なさって、前川でもいいんです、前川知惠……
○前川清成君 昨年七月の選挙で奈良県選挙区から当選させていただきました前川清成です。 この日のために妻が用意してくれました新しいスーツを今日下ろしてまいりました。予算委員会でのデビューになります。委員長始め皆様方の御指導を仰ぎながら、三十一万一千九百九十票、奈良県の皆さん方から賜った大きな期待に必死でこたえてまいりたい、こんなふうに思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 最初の質問は、誠実な御答弁の姿勢に敬服し、そして目標とさせていただいております尾辻厚生労働大臣にお願いいたします。 今月二日、富士見産婦人科病院の元院長らの医師免許が取り消されましたが、事件発覚後二十五年もたっ……
○前川清成君 三月八日に続いて質問に立たせていただきます。民主党の前川清成です。どうぞよろしくお願いいたします。 昨年末、奈良市で女児の誘拐殺人事件が起こりました。私も、小学校六年生の女の子、この子は十五日に卒業したんですが、そして小学校三年生の男の子、二人の子供を育てている父親として他人事とはとても思えませんでした。安心して暮らせる安全な社会を実現したいな、そんなふうに願っておりましたところ、二月四日、三河安城市のスーパーで刑務所を出て間もない通り魔によって青山翔馬ちゃん、一歳の誕生日を迎える直前の男の子が殺されてしまいました。また一昨日、委員長の御地元では小学校二年生の女の子の腹部にナイ……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 私は、奈良県選挙区から国会に送っていただいておりますが、奈良市の富雄北小学校の女児誘拐殺人事件から十一月十七日で一年になります。つきましては、同じ悲劇を繰り返さない取組が進んでいるのかどうか、給与法の質疑に入る前に確認をさせていただきたいんですが。 今、法務省の矯正局と保護局とで性犯罪者処遇プログラム研究会というのをしておられます。今後の刑務所での処遇に当たっては、ただ刑期の間閉じ込めて刑務作業を科すというだけではなくて、このような専門的知見を活用した処遇プログラムを確立していくことが重要ではないかなと、こういうふうに思うんですが、大臣、いかが……
○前川清成君 二〇〇四年七月の選挙で奈良県選挙区から当選させていただきました前川でございます。今日は決算委員会で初めての質問に立たせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。 さて、一九七二年、昭和四十七年に高松塚古墳が発掘され、その石室から極彩色の壁画が発見されました。特に飛鳥美人と名付けられた婦人像は、その後、飛鳥ブームを巻き起こしました。しかしながら、壁画は公開されず、石室は直ちに閉鎖をされました。以来三十五年間、壁画は文化庁だけが観察し得る状態に置かれてきました。国民は、そして奈良県民は、また明日香村に住む人々は、壁画は国が守ってくれるだろうと、大丈夫だろうと、そう信頼して暮ら……
○前川清成君 二〇〇四年七月の選挙で奈良県選挙区からこの参議院に送っていただきました前川清成と申します。 九月に退任される、そういうふうに伺っております小泉総理と議論をさせていただく機会があろうかと思ってもおりませんでしたが、理事始め同僚議員の皆様方の御好意でこの席に立たせていただきますこと、まずもって感謝申し上げます。今日は、尾辻委員長の御指導の下、小泉総理と正々堂々と正面からこの国の形を議論させていただきたい、そんなふうに思っています。 なお、冒頭、与謝野大臣と小坂大臣におわびを申し上げたいと思います。通告書にも明らかかと思いますが、私は両大臣、御多忙な両大臣にお越しいただくつもりはな……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 今日は、財政金融委員会の皆さん方の御好意でこの委員会で質問をさしていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 さて、昭和五十六年から五十七年にかけてサラ金地獄という言葉が人口に膾炙をいたしました。夜逃げ、自殺、無理心中、日本じゅうが塗炭の苦しみを味わいました。そこで、高金利、違法な取立て、過剰貸付け、このサラ金三悪から国民を守るために貸金業規制法が制定され、当時の大蔵省にサラ金に対する監督権限が付与されました。大蔵省からの分離によって今現在は金融庁がサラ金に対する監督権限を有しておられますが、この貸金業規制法の制定の経緯あるいは制定の趣旨……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 今日は、同僚議員の御配慮により、この財政金融委員会で質問させていただきますことをまずもって感謝申し上げます。ありがとうございます。 さて、与謝野大臣にまずお伺いしたいんですが、五月十八日の行政改革特別委員会で、私はサラ金の金利が高いということに関して、アイフルの営業利益が五千四百九十五億円ある、こういうことを総理に申し上げている途中に、与謝野大臣からやじをちょうだいしました。一けた間違っていると、そういうやじをちょうだいしました。今、富岡議員にも確かめてもらいましたけれども、アイフルの営業利益、二〇〇六年、三月末の決算で五千四百九十五億円で正し……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。
参考人の三名の方々、どうも御苦労さまでございます。
冒頭、お願いがございます。限られた時間でございますので、どうか、私がお尋ねしたことにまずお答えいただきたいと思います。追加して理由の御説明等をいただきたい場合にはまた改めてお尋ねいたしますので、この点くれぐれも守っていただくようお願い申し上げます。
まず最初に、坂井参考人にお尋ねいたします。
坂井参考人の御経歴を、簡単で結構ですから、お聞かせいただけませんでしょうか。
【次の発言】 委員長にお願い、そして委員部の皆さんに抗議させていただきたいことがあります。
私、今日の参考人質疑に先立っ……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 杉浦大臣とは初めて議論させていただきますが、今日は、裁判員制度ですとか、法テラスですとか、あるいは犯罪者の更生プログラム、さらには出資法の上限金利の引下げ、いろんな点について大臣のお考えを承りたいと思っておりますので、どうぞ簡潔で、そして明確な御答弁をまずお願い申し上げたいと思います。 それで、昨日、ワールド・ベースボール・クラシックで王ジャパンが世界一になりました。大臣は日本・キューバ友好議員連盟の会員というふうに承っておるんですが、昨日はどちらを応援されたのか、お伺いしてもよろしいでしょうか。
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 先ほど来、日ごろ敬愛する谷川先生の御質問を、私と同じ問題意識を持ってお尋ねいただいているのではないか、そう思って拝聴させていただいておりました。国民の安全を守る、この点については与党も野党もない、国民の安全と安心を守ることこそ今政治に課せられた最も大きな課題だと私も信じています。 その点で、大臣、今、谷川委員の御質問に答えて、るる事情やあるいは経緯等を御答弁いただきましたけれども、大臣自身のお言葉で国民に向けた骨太のメッセージを、安全を守るんだという骨太のメッセージを是非冒頭お聞かせいただけませんでしょうか。
○前川清成君 おはようございます。 荒井先生に引き続いて質問をさせていただきます。 荒井先生は二〇〇一年、そして私は二〇〇四年、いずれも奈良県選挙区からこの国会に送っていただいておりますが、私が二〇〇四年の七月に国会に送っていただいて、その直後、二〇〇四年の十一月十七日に奈良市の富雄北小学校で小学校一年生の女の子が誘拐され殺されてしまうと、そんな痛ましい事件が起こりました。 その事件の翌日、ちょうどこの法務委員会で質問をさせていただく機会に恵まれましたので、当時の南野大臣にお取り組みをお願いいたしましたところ、早速に性犯罪者の処遇プログラムを確立していただき、今年度から実施に移していただ……
○前川清成君 おはようございます。民主党の前川清成でございます。 私たち参議院の財政金融委員会でこの貸金業法の審議が始まりましたこの日に、民主党の質疑者のトップバッターとして質疑に立たせていただきますことを、財政金融委員会の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございます。 私はサラ金の金利を引き下げたいと、そう思って国会議員に立候補をいたしました。選挙期間中の街頭演説でもそう訴えてまいりましたし、個人演説会でもそう訴えてまいりました。 なぜサラ金の金利を引き下げなければならないのか。世の中にはお気の毒な立場の方がたくさんいらっしゃいます。その中には病気や不慮の事故など人間の力ではどうしよ……
○前川清成君 おはようございます。民主党の前川清成でございます。 今日は、簗瀬理事始め先輩、同僚議員の皆様方の御好意によりまして二時間の質疑時間をちょうだいすることができました。この点も本当に感謝申し上げます。 まず、今日は初めて大臣の御指導を賜るわけでございますが、冒頭、ちょっと気になることがございましたので、お尋ねをしたいと思います。 新聞報道によりますと、今月二十一日の閣議後の会見で、イラン人一家の在留特別許可の問題に関して、人道、人権だといえば何でも法律を破っていいということにはならないと、こういうふうに御発言されたと報道されています。昨日の質問通告の際もはっきり申し上げました。……
○前川清成君 奈良県選挙区から国会に送っていただいております民主党の前川清成でございます。 私は、日ごろ政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会に所属しておりませんが、今日は差し替えで質問をさせていただけることになりました。発議者の先生方や民主党発議者の先生方にいろいろ教えを請いながら、政治と金の問題、一生懸命勉強をさせていただきたいと、こう思っております。どうかよろしくお願い申し上げます。 まず最初に、与党発議者の先生にお尋ねしたいと思いますが、この提案理由の中で、この用紙によりますと四行目ですが、昨今の資金管理団体による政治資金の使途をめぐる問題を踏まえて提案に至ったと、こう書かれ……
○前川清成君 二〇〇四年七月に奈良県選挙区から国会に送っていただきました前川清成でございます。 私も、まず冒頭、伊藤一長長崎市長の御逝去に衷心より哀悼の誠をささげたいと思います。選挙期間中の候補者に対する襲撃であって、正に民主主義そのものに対する挑戦ではないか、そう思っています。この国の民主主義を守る決意を新たにし、そして民主主義を大きく育てていくためにも、価値中立的な国民の意思を忠実に反映する国民投票法の制定に向けて努力してまいりたいと、このように考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 まず冒頭、私たち参議院の審議で何をすべきかということについて保岡議員にお尋ねしたいと思……
○前川清成君 二〇〇四年七月の選挙で奈良県選挙区から国会に送っていただきました前川清成でございます。安倍総理に初めて質問させていただきます。どうかよろしくお願いいたします。 まず、前提事実としてお尋ねをいたしたいことがあります。 新聞報道等によりますと、今年の三月以降、総理は内閣法制局長官と三度お会いになって、集団的自衛権に関する政府解釈を変更するようお求めになった。すなわち、これまで憲法上許されないとされてきた集団的自衛権の行使を憲法上許されると政府解釈を変更するように宮崎内閣法制局長官に求めたけれども、法制局はこれに応じなかった。そこで、その結果として柳井元駐米大使らによる有識者懇談会……
○前川清成君 おはようございます。民主党の前川清成でございます。 まず冒頭に、司法制度改革の理念について確認をさせていただきたいと思います。 大臣はたしか農水省にいらっしゃったと思いますが、行政改革ということが語られます。この行政改革というのは、肥大化した行政組織をどのように効率的な組織に改めていくか、不必要な行政作用があればそれを排除して自由な国民の活動を保障するか、これが行政改革の理念だと思いますが、司法制度改革というのは実はそうではなくて、司法が本来果たすべき役割を十分に果たしていなかった。二割司法という言葉があって、司法が本来果たすべき役割の二割しか果たしていなかった。だから、司法……
○前川清成君 おはようございます。民主党の前川清成でございます。 谷川先生の和やかな質問の後でちょっとやりにくいんですけれども、一つだけ和やかな話題を御報告させていただきますと、先生方、本当に統一地方選挙お疲れさまでございました。私たちの法務委員会にいらっしゃった荒井正吾さんですけれども、奈良県で三十七万二千七百四十七票取って知事に当選されましたこと、皆様方にも御報告をさせていただこうと思います。 それで、最初ですけれども、前回、木庭理事の質問に答えて法務大臣官房司法法制部長の菊池さんが、木庭理事の、司法試験の合格者を増やせば増やすほど落第者も増えるという現実だと聞いているけれども、この辺……
○前川清成君 おはようございます。民主党の前川清成でございます。 四人の参考人の皆さん方からは、それぞれのお立場から大変専門的な御意見を承ることができました。本当にありがとうございます。とりわけ、武参考人からは御自身の大変おつらい御経験もお話をいただきました。 私も小学校六年生の男の子と中学校三年生の女の子、二人の子育て真っ最中でして、三年前に、私が暮らしています奈良では、富雄北小学校に通う女の子が誘拐され殺害されてしまうという事件がありました。朝元気に出掛けていった子供が夕方また元気に帰ってくる、おなかをすかして、時には泥んこになって帰ってくる。その親としての当たり前の幸せを守ることがま……
○前川清成君 おはようございます。民主党の前川清成でございます。今日は、先輩、同僚議員の御配慮で二時間質問時間をいただきましたことを感謝申し上げます。ありがとうございます。 それで、先週の六日に、長勢大臣を被告とする国賠事件、大阪地裁で判決がございまして、六億七千万円の損害賠償が命じられました。大和都市管財であります。この大和都市管財の代表でありました豊永浩、懲役十二年の実刑判決を受けています。したがいまして、大和都市管財の原告もまたこれは犯罪被害者であります。 今般、犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための刑事訴訟法等の一部改正案を提案された長勢大臣におかれましては、この大和都市管財事件……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 高橋参考人におかれましては、大変悲しい、重い経験に基づいて御意見を賜りまして本当にありがとうございました。 林郁夫の裁判が何が何だか分からないうちに終わってしまいましたと、こういうふうにおっしゃいました。また、御主人の臓器が知らないうちに知らないところで保存されていました、それを法廷で初めて聞いて驚きましたというような御発言もありました。 そこでお伺いしたいんですが、この事件が発生してから、被害者や被害者の御遺族に対して、警察あるいは検察庁から、どのような形で、どのような対応で、事件の内容あるいは捜査の状況等々について説明があったんでしょうか……
○前川清成君 おはようございます。民主党の前川清成でございます。 今日は南野前大臣もお越しになってますし、奥野先生にも御指導いただきましたので、余り荒々しいことは申し上げたくないんですが、前回の質問の際に、私、大和都市管財のことをお尋ねいたしました。質問が終わったら判決を届けるというふうな法務省の説明に、そんなあほなことあるかいということを申し上げました。 実は、昨日の夜七時、私は既に会館を出てたんですが、その時間になって判決をお届けいただいたそうです。これって大臣、一体どういう御対応を法務省はされているんでしょうかね。もちろん、大臣が指図されているとは到底思わないんですが、ちょっとやり方……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。
松岡大臣、私はこれ、お尋ねする予定はなかったんですが、一点だけ。
私も弁護士をしておりましたので、お聞きしたいことがあります。今のお答えは、必要な範囲で答えるという松岡大臣のお答えは、政治資金規正法が要求しなければ説明する義務はないと、こういう御答弁なんですか。
【次の発言】 これ以上無駄ですから繰り返しませんが、法は必要最低限の倫理だと、こう教えられました。法律に書いてないからやってもやらなくてもいいと、あるいはやってもいい、そういうんじゃなくて、国家が強制して最低限守るべきルール、これが法律なんです。国民の皆さん方がこれほど疑念に思っておら……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。七日の日の総論に続きまして、今日は少し各論をお願いしたいと思うんですが。
学費が安いはずの公立高校なんですけれども、奈良県の場合、全日制の県立高校の授業料が一、二年生は十一万五千二百円、三年生は十一万一千六百円です。全日制の県立高校の生徒が平成十七年度、二万七千八十人いらっしゃいますが、このうち二千五百五十人が授業料の免除を受けていて、四百三十八人が半減免を受けています。率にして一一%になります。この点、全国的な統計はございますでしょうか。
【次の発言】 奈良県で一一%、全国で九・四%というこの割合ですけれども、高いというふうにお感じになりますでし……
○委員以外の議員(前川清成君) 感染者数が約三百五十万、それゆえにいわゆる第二の国民病、こう言われておりますほどに肝炎が蔓延した原因として、薬事行政の誤りなども含めて国の責任は極めて大きいと私たち民主党は考えております。
【次の発言】 B型肝炎に関しては、厚労省が注射器の交換などの指示を怠った点に国の責めに帰すべき事由があると考えています。
谷先生も御指摘されました平成十八年六月十六日の最高裁判決ですけれども、この最高裁判決は、我が国において遅くとも昭和二十六年には注射針のみならず注射筒を連続使用した場合にもウイルス感染が生ずる危険性があることについて医学的知見が形成されていたと、まず前提と……
○前川清成君 おはようございます。民主党の前川清成でございます。 今、民主党の副幹事長をさせていただいておりまして、鳩山由紀夫幹事長には大変お世話になっております。ありがとうございます。 さて、六月に慶応大学の植村教授による司法試験問題の漏えい疑惑が明るみになりまして、一日も早くこの国会で取り上げさせていただきたいと、こういうふうに思っておったんですが、ちょうど通常国会の末と重なりまして、延び延びになっております。 今日は、本来であれば民主党の特定肝炎緊急対策措置法について厚生労働委員会で答弁をさせていただく側のはずだったんですが、流れまして、松岡理事から特別の御配慮をいただいて、今日、……
○前川清成君 おはようございます。民主党の前川清成でございます。 先ほど大臣からお言葉をちょうだいいたしましたけれども、今日、私だけ政府参考人をどなたもお呼びしておりません。その趣旨について少し御説明申し上げたいと思います。 先ほど、今野委員からの質問に対して大野刑事局長が御答弁をされました。作成名義のない文書をなぜ作ったんですかと、急いでいたから名義はありません、これ自体理由にならないことです。急いでいたから作成名義を付けないという理由はありません。それと、その理由自体うそです。なぜならば、死刑の執行はその日の朝、突然行われたわけではありません。法務省の中で恐らく何か月も前から準備をし、……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 今日は、先輩、同僚議員の皆さん方の御配慮で差し替えで質問させていただきますことをまず感謝申し上げたいと思います。 今日は、まず最初に、登記特別会計の問題を議論させていただきたいと思いますが、委員の皆さん方も登記簿謄本というのを御存じかと思います。土地であれば、表題部というところに地名と地番と書いてあって、甲区欄というところに所有者が鳩山邦夫だとか、こういうふうに書いています。抵当権の設定がなければこれだけで終わりでございます。 このまさにコピー一枚で終わるんですが、これが一通千円掛かります。私はこのコピー一枚、一通千円は高いなと思うんですが、……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 今日は、まず大臣に最初、所見の中でお述べになった犯罪のない社会の実現についてお伺いをいたしたいと思っています。 だれもが安心して暮らすことができる安全な社会をつくることは、私も政治が果たすべき最も基本的な役割の一つだと思っています。くしくも、私が当選をさせていただいたのは二〇〇四年七月なんですが、その年の十一月十七日に奈良市で、富雄北小学校に通う小学一年生の女の子が性犯罪の前科者によって誘拐されて殺されてしまうという大変痛ましい事件が起こってしまいました。私も子育て真っ最中なんですけれども、朝出かけていった子供たちが夕方おなかをすかして帰ってく……
○前川清成君 おはようございます。民主党の前川清成でございます。
懸案の保険法に入る前に、月曜日の決算委員会の確認を少しだけさせていただきたいと思うんですが、お手元に、理事会の御許可を得て、「もっと便利な未来に向けて」というパンフレットを配らせていただきました。
倉吉局長、これは法務省作成のパンフレットであることについて争いはありませんね。
【次の発言】 委員の皆さん方もこのパンフレットを見ていただいたらと思うんですが、これは平成十年に登記簿謄本の手数料、一枚八百円から千円に値上げするに当たって、こうこうこういう理由で値上げをしますよというので配ったパンフレットでございます。
一枚開けて……
○前川清成君 おはようございます。
前回に引き続いてお時間ちょうだいいたします。ありがとうございます。
保険法に入る前に、少し最高裁にお尋ねをしたいことがあるんですが、今日お越しいただいている大谷さんは、以前は刑事局長をされていまして、刑事事件について大変お詳しいと思うんですが、裁判でうその証言をすると偽証罪ですが、国会でうその答弁をすると罪にはならないんですか。
【次の発言】 犯罪にならないからといって、私は、国会でうその答弁はしてもらったら困るというふうに思うんです。
この委員会でも大変議論になっています法曹人口をどう増やしていくのかと、それに伴って質をどう確保するのかの問題について……
○前川清成君 おはようございます。よろしくお願いいたします。 今野先生の御質問で、今裁判員に関してお尋ねをいただきました。 可視化については、もちろん冤罪をいかにして防止するかという視点もあるんですが、私たちは、来年五月二十一日から始まる裁判員における、裁判員の皆さん方の御負担をいかに軽減するか、こういう意味でも可視化は是非に必要だというふうに考えております。 およそ四千人に一人の割合で裁判員ないし補充裁判員に選任されるわけですけれども、最高裁が平成十八年に実施したアンケートでも、七六・六%の皆さん方が仕事や家事を理由に参加は困難ですというふうにお答えになっています。今野委員の質疑の中に……
○前川清成君 おはようございます。民主党の前川清成でございます。
今日は、千葉先生、松岡先生始め同僚の委員の御配慮で大臣の質問に立たせていただくことを感謝いたしております。
まず、大臣、本題に入る前なんですけれども、九月二十四日の就任会見、その中で大臣は、初当選以来ずっと麻生総理と政治行動を共にしてまいりました、その人柄あるいは識見についてはだれよりも分かっています、こういうふうにお述べになっておられるんですが、麻生さんというのはどんなお方でしょうか。
【次の発言】 その就任会見の際に記者から大臣に対して少し意地悪な質問がありまして、近く解散・総選挙も始まるので大臣の任期は短いと思いますと……
○委員以外の議員(前川清成君) 児童扶養手当法のまず沿革を申し上げたいんですが、昭和三十四年に国民年金法が制定されまして、その中で無拠出の福祉型年金として、死別母子家庭に対する母子福祉年金が創設をされました。しかし、一方において、死別でも離婚という生き別れであっても母子家庭の社会経済的な実態は変わらないではないかという議論と、他方において、離婚は社会保険としての年金の保険事故かというような議論があって、昭和三十六年に国民年金法から切り離しまして、新法である児童扶養手当法が制定されまして、離婚か生別、かかわらず新法が制定されました。 このような経緯がございますので、児童扶養手当法というのは元来……
○前川清成君 今日は差し替えで質問をさせていただきます。理事の皆さんや同僚議員の皆さん方の御配慮に感謝申し上げます。ありがとうございます。そして、冒頭、私からも、この消費者庁設置に向けて今日まで御尽力いただいた皆さん方に感謝を申し上げたいと思います。 繰り返されたことだと思いますが、近代日本の成立は、富国強兵とそれを経済的に支えるための殖産興業というところから行政システムもスタートしました。ですから、行政システムが産業を育成する、業界を守るというところに視点があったのは間違いがなくて、そのため、結果として一人一人の生活者や消費者が二の次になっていたのではないかなと私は思います。 私も、国会……
○前川清成君 前川清成でございます。おはようございます。よろしくお願いいたします。
まず、最高裁にお尋ねしますけれども、司法制度改革とはどういうものだったのか、お答えいただけますでしょうか。
【次の発言】 一言で理念みたいなものをおっしゃっていただくと、どうなるんですか。
【次の発言】 それなら、行財政改革とはどう異なるんでしょうか。
【次の発言】 聞いて答えてくださいね。行政についてとお尋ねしたんじゃなくて、司法改革と行財政改革は理念においてどう違うんですかとお聞きしたんです。もう一度。
【次の発言】 それでは、最高裁の御見解としては、行財政改革も司法改革も、いずれも国民にとって身近な司法……
○前川清成君 前川でございます。先週に引き続いて質問させていただきますこと、同僚議員の皆さん方に感謝申し上げたいと思います。 それで、本題に入る前に一つお聞きをしておかなければならないことがありまして、大野刑事局長の予算委員会締めくくり総括での御発言についてなんですが、その前に、ジェラルド・カーチスさんという「代議士の誕生」などで大変有名な政治学者の方が、検察は説明責任を尽くせというような文章を朝日新聞に載せておられますし、また毎日新聞などの社説にもそのような趣旨のことが書かれてあります。個別事件がどうこうとかあるいは小沢事件がどうこうではなくて、検察の説明責任について大臣はどのようにお考え……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。同僚議員の皆さん方の御配慮で、四週連続質問に立たせていただけますことを本当に感謝いたしております。ありがとうございます。 さて、今日は裁判員裁判の集中審議ということで、私も本当に山のようにお尋ねしたいことがあるんですが、その前にどうしても一点だけ、前々から通告させていただいて、それでいてお尋ねできていないカルデロン・ノリコさんのことについてお伺いをしたいと思っています。 日本で生まれ育った、昨日始業式で中学校二年生になった、その一人の女の子がただ一人で日本に残って、お父さん、お母さんはフィリピンに帰るという結論になったわけですけれども、その結論に……
○前川清成君 おはようございます。 可視化に関しては、私たちは二つの意味で必要だろうと思っています。一つは、今ありましたが、冤罪をなくすというために必要、もう一つは裁判員制度の基礎的な前提条件として必要だと考えています。 お尋ねの無罪推定の関係を申し上げれば、被疑者は、当然のことですけれども、真犯人と確定したわけではありませんので、世界人権宣言等において無罪と、こう推定されるわけです。しかしながら、捜査段階においては、捜査官の皆さん方が仕事に熱心な余り、あるいは被害者や世論の厳しい処罰感情であったり、あるいは捜査官本人が大変凄惨な犯罪現場に赴いたなどから、時として非常に厳しく被疑者と向かい……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 まず、行財政改革の前提として、財政に関して総理の御所見をお伺いしたいと思っています。 来年度の基礎的財政収支の赤字は十三兆円あります。国と地方合わせて八百兆円の借金があって、一億二千五百万人、昨日生まれたばっかりの赤ちゃんからお年寄りまで一人六百五十万円ずつ、四人家族であれば二千六百万円、住宅ローン一軒分の借金を私たちは今背負っています。私たちは、自分が貧乏しても子供たちには貧乏させたくない、そう思って暮らしているんですが、国の予算に関する限りは、子供や、さらには孫のクレジットカードを切って立てていると、そんな状……
○前川清成君 おはようございます。前川清成でございます。 私も政権交代後初めて質問に立たせていただきます。与党として初めて質問いたしますので慣れない点もあろうかと思いますけれども、その点御寛容をお願い申し上げたいと思います。 今日、千葉大臣や加藤副大臣、中村政務官を拝見していて、今までとこの委員会の風景が違ったなと思っておりました。秘書官の方ですかね、後ろに十人ほどいらっしゃいますけれども、自民党政権のときは後ろの席がなくなるほどお役人の皆さん方がぎっしりと詰めかけておられて、私が初めて当選したときはある女性の方が法務大臣をお務めになっています。簗瀬先生がペーパーの紙の紙頼みというふうにお……
○前川清成君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○前川清成君 おはようございます。 今年七月の選挙で三十万八千四百九十票、逆風の中、二期目の当選を奈良県選挙区で果たさせていただいた前川清成でございます。これから先の六年も一生懸命働いてまいりますので、大臣、委員長、そして委員の皆様方、引き続きよろしく御指導をお願い申し上げます。 さて、今日はまず、契約法の改正についてお尋ねをしたいと思います。 二〇〇六年の二月に、法務省としては民法、とりわけ債権法の見直しを決定されました。そして、昨年、千葉大臣の下で十月二十八日に法制審議会への債権法の改正を諮問しておられますけれども、この間、法務省として改正の中身や方向性について何か決定したことがある……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。(拍手)久しぶりに拍手もしていただきまして、ありがとうございます。 今日は、前半部分は法科大学院の問題を中心に議論をさせていただきたいと思っているんですが、二〇〇一年に司法制度改革審議会の最終意見書が提出されました。これに基づいて、例えば二〇〇九年の五月からは裁判員制度というのがスタートをいたしましたし、検察審査会法というのが改正されまして、強制起訴という制度も動き始めています。また、弁護士や裁判官、検察官、いわゆる法曹を養成する仕組みも大きく変わりました。私などはラジカルな変化だというふうにも思っています。 私事で恐縮ですが、私は今から二十四年……
○前川清成君 前川清成でございます。どうぞ今日はよろしくお願いいたします。 さて、大臣、あの政権交代からやがて二年になろうとしています。この統一地方選挙や、あるいは大臣も、あるいは広田政務官も、私も当事者だった去年の参議院選挙で、野党の皆さん方とかあるいはテレビから、何も変わっていない、政権交代で何も変わらなかったじゃないかと、そんな批判もいただきました。しかし、政権交代の最初の約束は税金の使い道を変えることでした。税金の使い道をコンクリートから人に変えると私たちは約束をいたしました。 それで、私たち民主党政権の最初の予算、平成二十二年度予算ですが、コンクリートから人への約束どおり、公共事……
○前川清成君 おはようございます。民主党の前川清成でございます。 今日は平成二十一年度の決算の准総括質疑ですが、平成二十一年度の決算におきましてもちょっと数字を確認したいんですが、支出済みの総額が百兆九千七百三十四億円に及びました。これに対して、平成二十一年度の税収は三十八兆七千三百三十億円。大幅に足りないので税外収入、いわゆる埋蔵金などを取り崩して十一兆九千百五十三億円の収入を確保するとともに、公債を五十一兆九千五百四十九億円発行しています。うち、特例公債が三十六兆九千四百三十九億円あります。 この状況を私たちの家計に例えたならば、御主人のお給料が月三十八万円あります、そこそこ稼いでおら……
○前川清成君 ありがとうございます。 ただいま議題となりました災害弔慰金の支給等に関する法律及び被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案並びに東日本大震災関連義援金に係る差押禁止等に関する法律案の両法律案の草案について、その趣旨及び主な内容を御説明申し上げます。 本年三月十一日の東日本大震災は東北三県を中心に甚大な被害をもたらしました。 現在、その復旧と復興に向けて、我々国会議員の一人一人も、それぞれの持ち場、立場で全力を尽くしているところですが、東日本大震災を起因とするいわゆる二重ローン被害も深刻です。 例えば、津波で住宅が流れてしまったとしても、その住宅ローンはなくなりません。今……
○前川清成君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。暑い一日になりました。大臣、御苦労さまでございます。 こう暑くなってまいりますと、どうしても私たち参議院議員は選挙のときのことを思い出しまして、私も松村さんも金子さんも難波さんも江崎さんも、去年選挙でした。私、一人区の奈良県選挙区というところで選挙に出ているんですが、去年、どういうわけか、党幹部の皆さん方の遊説が、奈良はもうええと思われたのか、奈良はもう要らぬと思われたのか、お越しいただけずに、岡田当時の外務大臣と細野当時は組織委員長でしたっけ、それと最後に選挙期間に入ってからお一人、前原国土交通大臣と、このお三人しか応援に来ていただけませんでした……
○前川清成君 昨日をもちまして東北地方太平洋沖地震からちょうど一か月が経過をいたしました。改めて被災されました皆様方にお見舞いを申し上げたいと思います。
先週末、大臣も被災地を訪問なさったとお聞きしております。その際の思いみたいなものがございましたらお聞かせいただけますでしょうか。
【次の発言】 先週末、奈良は桜が満開でした。東京へ来ますと、東京も桜が咲いておりました。どんな困難に直面しても私たちの国には必ず春がやってくるということを桜の花が教えてくれるように思います。
与党は、政府が震災対応に専念できるようにということで、震災後は質問を差し控えてまいりました。これまで与党としては当然の措……
○前川清成君 おはようございます。 今回の裁判所職員定員法の改正ですが、判事に関しては四十五名増員の御提案ですが、判事補については増員しないことになっています。昨年は二十名判事補の定員を減らしているんですが、それにもかかわらず、二十二年十二月時点、十二月一日時点ですが、判事補に関しては百三十八名の欠員があります。 それで、実はこの間、司法試験の合格者は一貫して増えています。最高裁が出している裁判所データブックによりますと、例えば私が修習をした四十二期では修習終了者が四百八十九名でした。うち判事補に任官したのは八十一名。翌四十三期は修習終了者が五百六名で、判事補に採用された者は九十六名。とこ……
○前川清成君 おはようございます。 非訟事件手続法の条文数が百二十二条、家事事件手続法が二百九十三条、しかも離婚でありますとか遺産分割ですとか、大切な手続に関する法律ですので、本来であればゆっくりと議論をさせていただきたいと思っています。しかし、今日は残念ながら質問時間は三十分です。それゆえに直ちに本題に入りたいんですが、その前に、前回、四月十四日、質問をさせていただいた際の大臣の答弁の結論がはっきりしませんでしたので、その結論のところだけまず確認をさせていただきたいと思っています。 法と正義が社会の隅々まで行き渡る、そのためには私も小さな司法から大きな司法への改革を進めていかなければなら……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 この法案は、民主党の復興ビジョンチーム、その二重ローンチームの中で階さんとも議論をしたものでありますし、あるいはこの委員会で木庭先生からも御指摘があったものでありますので、私も一日も早くこの法案が成立することを期待をいたしております。今日はそのような趣旨で、若干必要性を確認するような質問をさせていただきたいと思います。 今の提案の理由の中にもありましたけれども、震災による生活の混乱の中で相続放棄の熟慮期間が徒過してしまって、被災者に予期しない債務を負担させてしまうことなどを回避するべくこの法案が提案されておりますけれども、三か月の熟慮期間につい……
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
議事に先立ちまして、一言御挨拶申し上げます。
去る十三日の本会議におきまして経済産業委員長に選任されました前川清成でございます。(拍手)
ありがとうございます。
理事及び委員の皆様方の御支援、御協力を賜りまして、公正円満な委員会運営に努めてまいりたいと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。
この際、前経済産業委員長柳澤光美君から発言を求められておりますので、これを許します。柳澤光美君。
【次の発言】 委員の異動について御報告をいたします。
昨日までに、広野ただし君、平山誠君、加藤敏幸君及び磯崎仁彦君が委員……
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告をいたします。
去る二十一日までに、大江康弘君、松村祥史君及び若林健太君が委員を辞任され、その補欠として脇雅史君、二之湯智君及び岩城光英君が選任されました。
【次の発言】 国政調査に関する件についてお諮りをいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、経済、産業、貿易及び公正取引等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 この際、国務大臣、副大臣及び大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許……
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告をいたします。
昨日、柳澤光美君が委員を辞任され、その補欠として難波奨二君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りをいたします。
経済、産業、貿易及び公正取引等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、金融庁総務企画局参事官氷見野良三君外七名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 経済、産業、貿易及び公正取引等に関する調査を議題とし、質疑……
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
議事に先立ち、一言申し上げます。
本院議長西岡武夫君は、去る十一月五日、逝去されました。誠に哀悼痛惜に堪えません。
ここに、皆様とともに謹んで黙祷をささげ、哀悼の意を表しまして、御冥福をお祈りしたいと存じます。
どうぞ御起立をお願いいたします。黙祷を願います。
【次の発言】 黙祷を終わります。御着席願います。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第一五号原発からの撤退に関する請願外八十件を議題といたします。
これら請願につきましては、理事会において協議の結果、いずれも保留とすることに意見が一致いたしまし……
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る一月十八日、森田高君が委員を辞任され、その補欠として浜田和幸君が選任されました。
【次の発言】 国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、経済、産業、貿易及び公正取引等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 経済、産業、貿易及び公正取引等に関する調査を議題といたします。
経済産業行政等の基本施策に関し、枝野国務大臣から所信を聴取いたします。枝野国務……
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会します。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
経済、産業、貿易及び公正取引等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、内閣府政策統括官梅溪健児君外十九名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 経済、産業、貿易及び公正取引等に関する調査のうち、経済産業行政等の基本施策に関する件及び公正取引委員会の業務に関する件を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
自転車競技法及び小型自動車競走法の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。枝野経済産業大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前九時五十二分散会
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りをいたします。
委嘱審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、経済産業大臣官房地域経済産業審議官内山俊一君外三名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 去る二十一日、予算委員会から、本日の一日間、平成二十四年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、内閣府所管のうち公正取引委員会及び経済産業省所管について審査の委嘱がありました。
この際、本件を議題とい……
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りをいたします。
自転車競技法及び小型自動車競走法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、経済産業大臣官房審議官宮本聡君外三名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 自転車競技法及び小型自動車競走法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願……
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
中小企業の海外における商品の需要の開拓の促進等のための中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律等の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。枝野経済産業大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時三分散会
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
この際、申し上げます。
自由民主党・たちあがれ日本・無所属の会、新党改革所属委員に対し、出席を要請いたします。しばらくお待ちください。
速記を止めてください。
【次の発言】 速記を起こしてください。
自由民主党・たちあがれ日本・無所属の会、新党改革所属委員に対し出席を要請いたしましたが、出席を得ることができませんでした。やむを得ず議事を進めます。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りをいたします。
中小企業の海外における商品の需要の開拓の促進等のための中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律等の一部を改……
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
この際、経済産業委員長として一言申し上げます。
理事、委員各位の御協力を得ながら、引き続き、中立、公正、円満な委員会運営に努めてまいります。
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。
昨日、柳澤光美君が委員を辞任され、その補欠として難波奨二君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
経済、産業、貿易及び公正取引等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、復興庁審議官大森泰人君外三名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ござ……
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、難波奨二君及び牧野たかお君が委員を辞任され、その補欠として柳澤光美君及び青木一彦君が選任されました。
【次の発言】 特定多国籍企業による研究開発事業等の促進に関する特別措置法案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。枝野経済産業大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時二分散会
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、青木一彦君及び高橋千秋君が委員を辞任され、その補欠として牧野たかお君及び武内則男君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に安井美沙子君及び牧野たかお君を指名いたします。
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る七月二十六日、武内則男君が委員を辞任され、その補欠として高橋千秋君が選任されました。
また、昨日、高橋千秋君が委員を辞任され、その補欠として林久美子君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りをいたします。
災害時における石油の供給不足への対処等のための石油の備蓄の確保等に関する法律等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、内閣府大臣官房審議官佐々木克樹君外二名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取する……
○委員長(前川清成君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告をいたします。
去る八月二十八日、林久美子君が委員を辞任され、その補欠として高橋千秋君が選任されました。
【次の発言】 これより請願の審査を行います。
第一五号原発からの撤退を決断し、エネルギー政策の転換を求めることに関する請願外二百五十一件を議題といたします。
これら請願につきましては、理事会において協議の結果、いずれも保留とすることに意見が一致いたしました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。
○副大臣(前川清成君) この度、内閣府副大臣として自殺対策を担当することになりました。まずその点、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。 さて、今、足立理事から御指摘がございましたけれども、平成二十一年度の補正予算におきまして地域自殺対策緊急強化基金というものが創設されました。それは理事御指摘のとおりでございます。この基金に基づいて自殺対策が進められてまいりまして、平成二十一年度の自殺者数が三万二千八百四十五人でしたけれども、二十二年は三万一千六百九十人、二十三年は三万六百五十一人と徐々に効果が出てまいりまして、自殺者数があともう少しで三万人を切るというところまでやってくることができま……
○副大臣(前川清成君) 内閣府副大臣を拝命いたしました前川清成でございます。中塚大臣の下で金融を担当させていただきます。 川崎委員長を始め理事、委員の先生方の御指導の下、職務を全うしてまいりたいと存じております。どうぞよろしくお願いいたします。
○前川清成君 昨年九月十三日から本年十月二日までの間、理事、委員各位の御協力のおかげをもちまして委員長を務めさせていただくことができました。衷心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。 委員長退任後、金融、消費者、男女共同参画などなどを担当する内閣府副大臣に就任をさせていただき、また復興副大臣を兼ねさせていただいておりましたけれども、今般の衆議院選挙の結果を受けまして、野党の委員として経済産業委員会に戻ってまいりました。もっとも、日本と日本国民を豊かにするという政治、とりわけ経済産業委員会の役割に与党も野党もないのではないかと、そのように考えております。私自身は誠に浅学非才ではあります……
○前川清成君 前川清成でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 去年の秋に当時の中塚金融担当大臣から、金融円滑化法の卒業に備えてこの企業再生支援機構の延長について検討を協議するようにという御指示をいただきました。今横にいらっしゃる白さんが内閣府の担当副大臣で、経済産業省は近藤さん、そして金融庁の方は私が入らせていただいて、各省庁の事務方の方も含めて様々に議論をさせていただきました。 その際に、ある副大臣からは、私も経営者だった、銀行は要らないときには借りてくれ借りてくれ、しかし必要なときは貸してくれなかったというふうなお話がありました。ある副大臣からは、支援機構を銀行のための不良債権……
○前川清成君 参議院奈良県選挙区から国会に送っていただいております前川清成でございます。法務委員会に帰ってまいりまして、およそ二年ぶりの質問をさせていただくことになります。どうぞよろしくお願いいたします。 まずは、谷垣先生、法務大臣御就任おめでとうございます。九年前、私が初当選させていただいたときに財務大臣をしておられまして、予算委員会で何度か質疑をさせていただきました。本当に誠実なお人柄だということがよく分かりました。是非、法務大臣としても実力を発揮していただいて、所信の中にもございましたけれども、日本と日本人のために安心、安全な社会をおつくりいただきたいと思います。よろしくお願いいたしま……
○前川清成君 私は、発議者を代表しまして、ただいま議題となりました民法の一部を改正する法律案について、提案の趣旨及び内容を御説明申し上げます。 中小企業等が金融機関から融資を受けるに当たっては、そのほとんどの場合、当該企業と連帯して経営者自身が債務を保証しておりますが、加えて、経営者本人だけでなく、その家族、親族、場合によっては従業員やその親族が当該企業の借入れを連帯保証することも多く見られます。 しかし、本来、金融機関は、当該企業の収益性と事業の採算性を査定して融資すべきであり、とりわけ経営に関与していない第三者の資産を債権の引き当てとすべき正当な期待はないはずです。 他方、保証人は、……
○前川清成君 おはようございます。 今日から私たち参議院でいわゆるハーグ実施法の審議が始まります。大臣も御案内のとおり、私、おとなしい性格ですので、争点対立型の、例えばですが、自民党が野党のときにどうしてハーグ条約の審議を拒否し続けていたんだとか、そんなことは後日に譲って、今日は、新しい仕組みが家庭裁判所で始まろうとしていますので、制度の全体を概説するような、そういう質疑をさせていただきたいと思います。 昨日、質問通告をさせていただきました。その際、基本的には法務大臣にお答えいただくんでしょうが、条文の主語が外務大臣になっているところ、あるいは制度の主体が外務大臣になっているところは外務省……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 まず、関戸参考人、私たち国会議員、一番お世話になるのは印刷屋さんでございまして、日ごろのポスターでありますとかリーフレットでありますとかチラシでありますとか、本当にお世話になります。 その上でですが、私は選挙区は奈良なんですが、奈良新聞という新聞に前川参議院議員らがこういう法案を出したというふうな小さな記事が載りますと、奈良の商工会の会長さんが声を掛けていただきました、あるところで。ええことしてくれはりました、中小零細企業はみんな喜んでいますと、こういうことでした。 関戸参考人も、先ほどのお話は、中小零細企業者が、保証人になりたいとは思ってい……
○前川清成君 まず、結論から申し上げれば、私は将来的には本人保証も制限するべきだと思っておりますし、それは今の与党の基本的な政策の方向だろうとも思います。 ただ、今回は、現実の実務において経営者本人の保証が広く行われている、今直ちに経営者本人の保証も禁止してしまったならば信用の収縮が起こってしまうのではないかということで、あえて今回は見送ることとさせていただきました。ただ、昨日の参考人質疑の中にもありましたが、経営者御本人も家族もいらっしゃいます。あるいは、経営者御本人が連帯保証責任を負うことによって全てを失ってしまう、再チャレンジができないと、こういう事態は避けるべきではないかと思っていま……
○前川清成君 おはようございます。前川清成でございます。
大臣、いきなり、通告していないんですが、といいますのも、今朝の朝刊に、島根大学法科大学院が二〇一五年度から募集を停止すると、志願者が減少したためで、国立大学では初めてだというふうな記事が出ておりました。大臣は、この記事は既にお読みになりましたでしょうか。もしお読みになっておられたら、どのような感想をお持ちになられましたでしょうか。
【次の発言】 たしか二〇〇〇年からだったと思います、司法制度改革審議会というのがスタートいたしまして、当時私は弁護士をしておりましたけれども、あたかも法曹界が、そして政治の世界も熱病にかかったかのように、例……
○前川清成君 おはようございます。参議院奈良県選挙区の前川清成でございます。 随分遅くなりましたが、総理、二度目の総理御就任おめでとうございます。前回、体調を崩して退陣をなさいました。特効薬ができたというふうにもお聞きしておりますけれども、連休もロシアやトルコを歴訪されてお疲れが残っていないのかというのが気掛かりでございます。どうか、総理お一人のお体ではありませんので、体調に御留意いただいて、日本と日本国民のために御尽力をいただきたいと思います。 実は、総理とは、第一次安倍内閣のときに、国民投票法を審議した憲法調査特別委員会、その締めくくり質疑で一度憲法について議論をさせていただいています……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 今、長谷川理事の方から、いわゆる社会保障プログラム法案について、本会議の趣旨説明を省略して直ちに委員会に付託したい旨の提案がございました。いわゆる議運における強行採決でありますが、この国会は十月十五日に召集されまして十二月六日まで、会期は僅か五十三日間であります。この短い国会において、何とこの議運委員会での強行採決は三度目になります。法案の数にすると七本目になります。これは、まさに議を尽くさずに数の力を背景に、問答無用の議会運営を断行しようとする姿勢にほかなりません。是非、与党の皆さん方の猛省をお願いしたいと思います。 私たち参議院は、良識の府……
○前川清成君 前川清成でございます。 今国会は、十月十五日に召集されて、十二月六日までの五十三日間です。この短い国会において、先週金曜日、十一月二十二日に開催された前回の議院運営委員会に引き続き、またしても議事に関することが議院運営委員会委員長の職権をもって議院運営委員会に諮られ、問答無用の多数決で強行採決されようとしています。なぜ、かくも急ぐのでしょうか。 先週金曜日も、私は同じことを申し上げました。私たちは、社会保障プログラム法案と同様に特定秘密保護法案の審議を拒んではおりません。与党理事の皆さん方は覚えておられると思いますが、社会保障プログラム法案の本会議質疑を求めるに当たっても、今……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 この委員派遣に関して、私は反対でございます。なぜならば、今日、NSC特別委員会の中川委員長も、テレビ中継の中で国民注視の法案審査だというふうにおっしゃっておられました。まさにそのとおりだろうと思います。 その国民注視の、もっとはっきり申し上げれば、多くの国民の皆さん方がこの特定秘密保護法案が成立したことになってどうなるんだろうと心配しておられます。国民の皆さん方の中で不安が払拭されない中、昨日の夕方に地方公聴会が与党から提案をされました。そして、今日の午後予定されています。 先生方も御自身の身になってお考えいただいたらと思うんですが、昨日の夜……
○前川清成君 ごめんなさい。意見の前に確認をしたい、よろしいでしょうか。
【次の発言】 前川ですが、農水と国家安保との間でこれは休憩ということは確認させていただいてよろしいでしょうか。
○前川清成君 おはようございます。前川清成でございます。 大臣から見て左側の席から右側の席に移ってしまいました。右側の席から久しぶりの質問をさせていただきますけれども、先ほど石井さんの質問に対して、犯罪者の置かれた状況について、自分もその立場に立っていたならば考えてしまうことがあると、こういうふうに御発言されました。本当に立派な御見識だというふうに思います。 それで、今日は、配偶者同行法の質疑をさせていただくんですが、せっかく京都五区選出の谷垣大臣と奈良三区選出の奥野副大臣がおそろいになっておられますので、もしかすると京都と奈良との間に千年の遺恨を残すかもしれない中央リニア新幹線のルートに……
○前川清成君 おはようございます。 大事な民法の質疑に入る前なんですが、実は火曜日の委員会の最後で時間が切れてしまいました。 大臣に、東京でコンビニに行くと中国人と思われるような名札を付けている方がいらっしゃる、多い、恐らくは中国からの留学生ではないかと。それに比べて日本の留学生がどうなっているのかということで、これは前回もお話しいたしましたけれども、二〇一〇年時点で中国の海外留学生が六十三万六千三百五十四人、これに対して日本人が五万八千六十人、二〇〇一年時点では日本は七万八千百五十一人でしたので、減少しています。片や中国は、二〇〇一年時点で十三万一千百三十八人でしたから、失礼な言い方です……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 それで、今日、大臣のお手元に、Aさん、B子、D子、C、Eという、分かりやすいように紙を配らせていただきます。 前回の質疑の際にもちょっと私のいそ弁のときの経験をお話しさせていただいたんですが、今日初めての方もいらっしゃって繰り返しますと、Aさんは戦争から帰ってきて仕事がなかったと。奈良県が募集していた開拓で入られたと。その際に、B子さんという法律上の妻はいたけれども、農作業が嫌だというので付いてこられなかったと。嫡出子のCさんはB子さんの下に残った。開拓をして掘っ建て小屋で一人暮らしている間に、D子さんという女性……
○前川清成君 私は、今の長谷川理事からの動議に対して、反対の立場で皆さん方に訴えたいと思います。 今、この参議院という舞台に同じ瞬間に身を置く仲間の皆さん、私たちは、民主党であったり自民党であったり公明党であったりみんなの党であったり共産党であったり、会派は異なったとしても、あるいは国会議員を志した動機は異なったとしても、これまでの経歴が、あるいはそれぞれの立場が異なったとしても、この国のことを思い、この国に暮らす人たちの幸せを願い、そしてこの国の未来を考えて、参議院という国会、国権の最高機関の一翼において議論を尽くしたい、そう考えています。この点において、恐らくどなたも異論はないはずであり……
○前川清成君 前川清成でございます。久しぶりに私も決算委員会で質問に立たせていただきます。
個人的には身内の問題を取り上げたくはありませんが、現場で働いておられる職員の皆さん方の目線で、少し参議院の職員定数に関連して幾つか質問をさせていただきたいと思います。
まず、国会の中に裁判官弾劾裁判所という組織がありまして、ここには十一名の職員が配置されており、年間予算は約一億円、そしてその大半は人件費ということでよろしいでしょうか。
【次の発言】 時間の都合がありますので、数字に関してちょっと私の方から紹介させていただきますけれども、今の憲法に基づいて裁判官弾劾裁判所というのも産声を上げました。戦……
○前川清成君 おはようございます。前川清成でございます。 久しぶりにこの財政金融委員会で質問に立たせていただきます。御配慮いただいた皆様方には感謝申し上げたいと思います。 今日は、経営者保証に関するガイドライン、この点について議論をさせていただきたいと思いますが、この経営者保証に関するガイドラインは、差押禁止財産、一定の例外を除いて保証人の全財産を責任財産とするというこの民法の前近代的な原則を現代の価値観、倫理観に照らして制限を加えようというものでありまして、融資を受けたい、そのためには金融機関の言いなりにならざるを得ない、だから本人保証だけではなく第三者保証も提供してきた、そういう金融慣……
○前川清成君 おはようございます。前川清成でございます。 まず、荒井参考人にお尋ねを申し上げたいと思います。 荒井知事におかれましては、御多忙の中、日程も御調整いただき、あるいは短期間の間に資料も御用意いただきましたことを感謝申し上げたいと思います。 私と知事とは、知事が二〇〇一年、私が二〇〇四年、参議院奈良県選挙区でそれぞれ初当選をさせていただきまして、自民党と民主党、政党は異なるんですけれども、裏表としてお付き合いをいただきました。その後も親しく御指導を賜っておりますこと、感謝申し上げたいと思います。 今日、知事がこの総務委員会に参考人として出席されることは、日曜日の奈良新聞の一面……
○前川清成君 おはようございます。前川清成でございます。 今日は差し替えで質問をさせていただくことになりまして、ありがとうございます。 といいますのも、昨年に引き続きまして、従前の企業再生支援機構、現在の地域経済活性化支援機構法案の改正がなされます。この機構の拡充に関しては民主党政権下でも議論をさせていただいておりまして、私もその際の担当副大臣の一人でございました。この機能、機構の機能拡充というのは私は大事なことだと思っていますけれども、一方で、例えば、機構と何らかのコネがあるから支援を受けることができた、これではあってはならないと思いますし、機構の存在が太平洋に目薬を差していると、その程……
○前川清成君 前川清成といいます。 今日は、三人の参考人の皆さん方、ありがとうございます。 とりわけ大久保参考人におかれましては、御子息が御逝去されるという大変つらい御経験を乗り越えて、犯罪をなくすために、あるいはより良い刑事司法のために積極的に御発言いただいていることを敬意を表したいと思います。 私も子育てがほぼ後半に差しかかってまいりましたけれども、やっぱり、朝元気に出ていった子供たちが夕方また元気に帰ってきてくれると、おなかをすかせて、場合によっては泥んこになって帰ってきている、親としてのこの当たり前の幸せ、これがある日突然奪われてしまったわけですので、その心中は察するところに余り……
○前川清成君 おはようございます。前川清成でございます。どうぞよろしくお願いします。 まず最初に、大臣にお尋ねをしたいと思いますが、今度の少年法の一部改正案の趣旨説明、そこには、少年審判において適切な事実認定が行われる、そのことが重要でありますと、こういうふうに書かれています。私もそのとおりだろうと思いますし、これは重要という程度の日本語なのかと。少年に限らず、あるいは成人の刑事事件においても、適切な事実認定が行われるということは刑事手続の正義そのものに関わってくると。だから、重要というよりも、むしろ必須の前提条件ではないのかなと、こういうふうに考えております。 その点で、大変残念なことが……
○前川清成君 おはようございます。 山下委員が二回連続御質問ということですけれども、私も三回連続でございます。恐らく四回連続になる予定でございます。よろしくお願いいたします。 それで、今日は外弁法の議論をさせていただかなければならないんですが、前回、少年法の際に、少年審判を担当する裁判官の役割に関してちょっと余りにも議論が中途半端になってしまいましたので、冒頭、少しの時間だけこの問題を議論させていただきたいと思います。 前回も申し上げましたけれども、過去に起こした犯罪の罪の大きさ、過去の出来事を検証するというだけではなくて、将来の少年の更生可能性、そしてその更生のためにはどのような手段が……
○前川清成君 おはようございます。よろしくお願いいたします。 それで、先ほど山下委員の質問を聞いておりまして、谷垣大臣、山下さんに、当時記者だった山下さんに対して、公共工事が減少し、建設業の将来が心配だと、当時、野党自民党の総裁であった谷垣大臣が御発言されたと、こういうことでございました。確かに、その発言がうそだったという意味ではありませんが、敬愛する谷垣大臣が、ただただ、じゃ、公共事業さえ増やせばいいんだというコンテクストでおっしゃったのではないだろうと、こういうふうに思いますので、一点だけ確認をさせていただきたいことがあります。 それは、国土交通大臣も御経験されましたが、財務大臣も御経……
○前川清成君 前川清成です。どうぞよろしくお願いいたします。 今日は会社法の議論ですけれども、前回少しやり残した定期借家権、これを少しだけ議論させていただきたいと思います。 前回も申し上げましたけれども、今残念なことに各地の商店街がにぎわいを失って、大規模店舗がにぎわっております。御所の商店街よりも橿原のアルルの方が今大勢の人が集まっているというふうに申し上げました。 ところが、この大型ショッピングモールの多くは定期借家権が設定されておりまして、定期借家権という制度は、制度創設当初は、一定の何らかのやむを得ない事情がある場合に設定が可能だった、締結が可能だったわけですが、現在は何ら限定が……
○前川清成君 前川清成でございます。 今日も法制局長官にお越しをいただきました。新たに法制局長官に御就任になりました。小松長官が志半ばで病気という形で辞職されましたので、あえて、おめでとうございますというふうには申し上げません。どうぞ、大変なお仕事であろうと思いますけれども、全うしていただきたいと思います。 さて、前回の委員会で、この会社法の条文が難しいというふうに申し上げました。それに対して小松前長官は、私が就任する前、私というのは小松長官ですけれども、もう何代も前から、結果が国民にとって分かりやすくなっていないのではないか。これは恐らく結論という意味でおっしゃったのだろうと思います。御……
○前川清成君 おはようございます。よろしくお願いいたします。 さて、出入国管理法の質疑に入る前に、昨年の十二月三日のこの委員会におきまして、選択的夫婦別姓も含めて家族制度について、それぞれが参考人を招いた上で議論をしようということになりました。その際、私は、参考人として京都にお住まいの吉井さんという女性、この方は選択的夫婦別姓を求めてこられましたので、是非お越しいただきたいというふうに考えました。これに対して与党の理事から我が党の小川理事に対して、吉井さんは駄目ですと、なぜならば法務大臣を被告にして裁判を起こしているからですと、こういうふうな御回答があって、合議が調わずに結局出席していただく……
○前川清成君 ありがとうございます。 まずは、会社の機関設定という会社の最も重要な事項ですから、法律で定めることは当然だろうと思います。 それと、おとついの出入国管理法に関する質疑でも申し上げたんですけれども、日本の会社もアメリカやそれぞれの国に進出する、海外の国も日本に進出してくるわけです。そんな場合に、日本の会社に関するルールが会社に関するルールを定めてあるであろう会社法を見ても分からないと。場合によっては法務省の通達を見ないといけない、場合によっては判例を調べなければいけない、場合によっては上場規則を調べなければならないとなりますと、それはやっぱり日本の市場というのは閉ざされた市場だ……
○前川清成君 おはようございます。 ただいま議題となりました戸籍法の一部を改正する法律案について、発議者を代表いたしまして、提案の趣旨及び内容を御説明申し上げます。 平成二十五年九月四日、最高裁大法廷は、民法第九百条第四号ただし書のうち、嫡出でない子の相続分を嫡出子の相続分の二分の一とする部分は憲法違反であるとの決定を下しました。この決定を受けて、政府から、当該部分を削除する民法の一部を改正する法律案が提出され、成立したところであります。 ところで、戸籍法には、出生届書に嫡出子又は嫡出でない子の別を記載すべきものとする規定が存在しております。 そもそも、戸籍法は、実体法である民法によっ……
○前川清成君 お疲れさまでございます。前川清成でございます。 午前中ハプニングがありまして、本来十一時三十分からの質問が午後一時からとなってしまいました。ただ、総理は、参議院で議論が始まりまして、今日で四日連続御答弁いただいていることになります。さぞお疲れかと思います。安保法案ももちろん大切ですが、総理もかけがえのないお立場でいらっしゃいますので、是非御体調に御留意をいただけたらと思います。 私と総理とは、議論させていただくのは実はこれで三度目になります。最初は、第一次安倍政権、二〇〇七年に国民投票法ができました折の締めくくり質疑をさせていただきました。それと二年前、予算委員会、憲法に関す……
○前川清成君 前川清成でございます。 二度目の質問に立たせていただくんですが、中谷大臣、夜はぐっすり眠れておられるでしょうか。 参議院で昨日までに六十三時間議論をいたしました。昨日までで既に七十七回止まっています。今日もさっきからずっと止まっていまして、今日の私の質問も五十分遅れで始まりました。衆議院では百十六時間三十分の議論で百十一回止まっていると。 防衛大臣がお答えになれなくて委員会が止まってしまう、このまま法案が通ったら適法に適正に法律が執行されるのか、国民の皆さん方が疑問に思うのは私はもっともだと思うんですが、どうしてこんなに止まってしまうんですか、中谷大臣。
○前川清成君 私からは、議長、副議長御臨席でございますので、手短に二点だけお尋ね申し上げたいと思います。
まず、定数削減の問題であります。
先ほどの庶務小でも少し議論になりましたが、現在の職員定数は千三百六十一名から七十二名を減じた千二百八十九名、実際にいらっしゃる職員の数が千二百十三名という先ほどの御回答でした。そうであれば、職員定数を七十六名減らすことが可能ではないかと、こういうふうに思うんですが、この点いかがでしょうか。
【次の発言】 今のお答えは、突然辞める人があるのでということでしたが、年間百名近い方が突然お辞めになるようでは、この参議院事務局というのはどういう職場なのかというこ……
○前川清成君 私からは、この国会職員の適性評価の実施に関する件、いわゆる適性評価基準の今後の運用に関してお尋ねしたいと思います。
まず、二条の二項の一号によりますと、家族の名前、国籍あるいは生年月日なども調べることになりますが、これによって秘密を漏らすおそれに関して一体何が分かるんでしょうか。
【次の発言】 時間が限られておりますので、結論だけお願いしたいと思います。
それでは、今の点で、例えば連れ子の国籍、元の国籍さえ調べるわけですが、国籍を調べることによってこれで評価するわけですので、一体どこの国の国籍だったらプラスの評価、どこの国の国籍だったらマイナスの評価になるんでしょうか。
○前川清成君 おはようございます。民主党の前川清成でございます。 今日は、この後本会議もございますので、要領よく、時間は短く、内容の濃い質疑をさせていただきたいと思います。 私からは、お尋ねするのは二項目です。 まず一項目め、お尋ねしたいと思います。 情報監視審査会という新たな組織が立ち上がりました。そこに五人の職員が増員されることになりました。この五人の増員を理由に、参議院職員定数も五人また増員したいと、千二百七人から千二百十二人へ増員したいと、これが今回の提案です。 しかし、そもそも職員の実数、すなわち参議院に籍を置く者は、情報監視審査会に増員された五人を含めて千百六十二名、現在……
○前川清成君 私は、本院議員大野元裕君外七名発議の領域等の警備に関する法律案については、本会議での趣旨説明を聴取することなく我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会に付託することの動議を提出いたします。
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。
私が財政金融委員会で質問をさせていただく以上は、まずはサラ金の話をさせていただかないとと思いまして、そのことを申し上げたいんですが。
二〇〇六年に法改正がありまして、出資法上の上限金利が二九・二%から二〇%にまで引き下げられましたけれども、この前後を通して、自己破産件数、多重債務者数等、いわゆる多重債務被害にどのような変化があったか、お答えいただけますでしょうか。
【次の発言】 その闇の部分はそうなんですけれども、まず私の方から時間の都合もあるので指摘させていただきますが、多重債務者の数、これは金融庁の方でサラ金五件以上から借入残高のある者を多……
○前川清成君 おはようございます。 質問に入る前に、私もカジノは反対です。なぜ反対か。西田さんのような専門的なことはさておいて、カジノでもうけるのはカジノの開設者、胴元、損をするのは、つまりは虎の子の預金を召し上げられてしまうのは一般の国民の方々。つまり、カジノというのは言わば消費者被害製造マシンみたいなものですから大反対。さらには、仮にたまたまカジノに行ってもうけたら、もう働く気なんかしなくなりますよね。日本人の本質というのはやっぱり真面目にこつこつ働くこと、その勤労意欲というのを損ねてしまうので、これは私は、日本の文化のこれから先千年禍根を残すのではないかと、そういうふうに思っています。……
○前川清成君 おはようございます。 今日はいつもと違いまして報道用のマイクも出ております。岩田副総裁におかれましては、教壇にも立っておられましたので分かりやすく説明することはお得意だろうと思いますので、是非、報道を接して副総裁の発言を見聞きされる国民の皆様方にも分かりやすいように、端的に御答弁をいただければ幸いでございます。 今日は、まずはいわゆる量的緩和についてお尋ねしたいんですが、不景気になりますとお金がない、だから、企業は設備投資をしない、個人も住宅を建てない、その結果需要が生じないと。そこで、かつては公定歩合、日銀の各金融機関に対する貸出金利を下げた。公定歩合が下がったら、各銀行は……
○前川清成君 おはようございます。 今日は税に関する一般質疑なんですが、私が財政金融委員会で質問させていただく以上は、一問だけはサラ金の金利の話をさせていただこうと思います。 平成二十一年の警察白書には闇金事犯の検挙状況について書かれています。私が国会に送っていただいて、二〇〇四年、二〇〇五年、サラ金の金利を、高金利を下げなければならないという議論をしたときに反対派の皆さん方からよく出たのは、制限金利を下げるとその分闇に潜ってしまって闇金が増えますよと、こういう反論がよくありました。 その平成二十一年度の警察白書は、出資法違反高金利事件及び貸金業法違反事件並びに貸金業に関連した詐欺、恐喝……
○委員以外の議員(前川清成君) おはようございます。 まず、お答えをさせていただく前に、今日、本法案が委員長、そして与野党理事の賢明な御判断で審議入りできましたことを私からも感謝申し上げさせていただきたいと思います。猪口先生の先ほど問題意識の主流化というお言葉がございました。まさにそのためにも、今日活発な御議論ができればというふうに思っております。 それで、内閣府に関するお答えをさせていただく前に、先ほどの六条二項と十七条との関係に関して補足の説明をさせていただいてもよろしいでしょうか。 六条二項は、この文言を御覧いただきましたらお分かりのとおり、国、地方公共団体だけではなく、人種等の理……
○前川清成君 おはようございます。前川清成でございます。 大変な事件が起こってしまいました。これからいろいろ確認をさせていただきたいんですが、その前に、大臣、今ワーキングチーム云々とおっしゃいましたが、今日の質疑においては事実をありのままお述べいただきたいと思います。ワーキングチームをつくったからその調査結果を待つんだなどという言い逃れは決してなさらないように、まずもってお願い申し上げたいと思います。 それで、今御報告で、論文試験の公法系第一問の出題内容と、それと解答、論述すべき内容も教えたと、漏らしたと、青柳教授は。そういうふうにおっしゃったんですが、本件受験者、ややこしいいんでこれから……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 総理、お疲れさまでございます。今日は、総理と税制の議論をさせていただくことを大変光栄に思っております。 私も、お隣にいらっしゃる尾立さん同様に、税理士の資格は持っておるんですけれども、あるいは、民主党政権では政府税調の委員は副大臣が務めました。大久保座長の下で、金融を担当する政府税調の委員もさせていただきました。ただ、専門的に税法を学んだこともありませんし、もとより浅学非才でありますので、オールラウンドプレーヤーでいらっしゃる総理にいろいろと忌憚なくお教えいただけたらと思っております。 その前に、総理、今民主党の前川と、こう申し上げたんですが……
○前川清成君 おはようございます。参議院奈良県選挙区の前川清成でございます。 総理、連日お疲れさまでございます。去年の安保国会から数えまして、この半年間で総理と四回議論させていただくことになります。このような機会を頂戴した民進党の先輩、同僚の皆さん方に感謝を申し上げたいと思います。 総理、今日も是非、幼い我が子に育み教えるような気持ちで御答弁いただいたならば、テレビを通してアベノミクスも世間に伝わるのではないか、こんなふうに思っております。 それで、まず冒頭お聞きしたいのは、衆参の予算委員会を通じて再三議論されましたのは、格差が拡大している、これによって若者や子供たちが将来に希望を持てな……
○前川清成君 七月の選挙で奈良県選挙区から当選いたしました民主党の前川清成です。 私は、本年の三月十六日に民主党の公認を得るまで政治とは一切かかわっておらず、その意味では政治の素人でございますが、先輩諸兄の御指導を仰ぎながら政治家として大成してまいりたいと考えております。御指導、よろしくお願い申し上げます。 なお、私はこれまで弁護士をいたしておりましたが、普通の弁護士でしたので、法廷で憲法を引用したことはただの一度もありません。発言に先立って弁解のつもりで申し添えさせていただきます。 さて、専制国家であっても民主主義国家であっても、税金は嫌でも無理やりに国家権力によって取り立てられます。……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 何人かの議員の方から憲法裁判所の設置について積極的な御発言がありましたが、どなたもその判決の効力については明確に言及されなかったように思います。その個別的な事件を離れて、一般的に法令と憲法との適合性を判断するのであれば、その憲法判断の効力も一般的に当該法令の改変にまで及ぶ、改変にまで及ぶと、こういうことになりますが、それはもう正に立法権を裁判所が行使することになってしまいます。その場合には、じゃ、その当該憲法判断を行う裁判所の民主的基盤をどうするのかという点も議論しなければならないのではないか、こういうふうに思っています。 二番目に、憲法裁判に……
○前川清成君 民主党の前川清成です。 統治システムとその相互関係に関して意見陳述の機会を与えられましたが、基本的な視座として、私は、法と正義が社会の隅々にまで行き渡った自由で公正な社会を実現し、そこに暮らしたいと願っています。 もちろん、ここに言う法は、形式的に国会による立法であれば足りるという法治主義における法ではなく、法の支配における法、すなわち実質的に国民の基本的人権を擁護するルールとしての法を指します。 かかる視座から、違憲立法審査権と裁判官任用システムに関して申し上げます。 戦後六十年間に最高裁による法令違憲の判決がわずか六件という現状、憲法によって保障される基本的人権は国民……
○前川清成君 今日は松村委員から御提示があって、憲法裁判所の議論が盛んです。私も、舛添委員が指摘されるように、違憲立法審査権を活性化するというのは大賛成ですけれども、人事の問題に手を入れずにただ憲法裁判所を設置したならば、その意図と反してむしろ行政追認の、あるいはお墨付きを与えるだけの判決が繰り返されるのではないかと、こう思っています。 昨年一月に参議院の定数不均衡に関して最高裁の判決がありました。通説は二倍以内、格差が二倍を超えれば憲法違反だ、こんなふうに考えています。ところが、その昨年一月の最高裁判決は、およそ五倍の格差について九名の裁判官が合憲だと判断しています。その九名の裁判官はおお……
○前川清成君 この調査の締めくくりに発言の機会を与えられましたので、各委員におかれては自明のことと承知しておりますし、私も各論に関して申し述べたい事項がございますが、議論の出発点と到達点を確認するために憲法の存在理由、すなわち何ゆえに憲法が制定されたのか、そして何ゆえに最高法規であるのかについて申し述べたいと思います。 と申しますのも、過日の公聴会のように、憲法には権利ばかり列挙されていて義務が少な過ぎるとか、憲法は将来この国が進むべき方向を指し示すものとの発言に接するたびに、私は、私たちのこの国に法の支配を確立できるのは一体いつになるのだろうかと失望感さえ覚えるからです。 まず冒頭、この……
○前川清成君 民主党の前川清成です。 舛添委員の御提案に異論を申し上げたいと、こういうふうに思います。 といいますのも、舛添委員から、基本的人権の限界を画する公共の福祉という概念に関して、公益あるいは公共の秩序という言葉に書き換えるべきではないかという御発言があったからです。この点は極めて自民党的な憲法改正論だと私は感じました。 公共の福祉の解釈として、天皇機関説を唱えたことによって東大を追われた美濃部達吉博士も同様に公益だと主張しておられましたが、全く克服され、過去の学説になっています。 もちろん、基本的人権は決して無制限に保障されたものではありません。Aさんによる表現の自由の行使は……
○前川清成君 民主党の前川ですが、先ほどの蓮舫さんの質問に関連して、児童虐待における児童相談所の役割についてお伺いしたいと思っています。 今回の京都のケースでも、児童相談所はあらかじめ認識し得る状態にあったにもかかわらず死亡という最悪の結果を回避することができませんでした。これ、今回が初めてではなくて、例えば最近も岸和田で同種のケースがあって、それは死という結果は招かずに済みましたけれども、大きな後遺症が残ったというふうに聞いています。 そこでお伺いしたいんですが、児童相談所が認識しながら死亡という結果を惹起してしまったのは個々の公務員の資質に問題があるのか、そうじゃなくて児童相談所の仕組……
○前川清成君 前川清成ですが、今の岸副大臣の御答弁に少し不満がございます。出生率が一・二六で、子供を産むことに阻む幾つかの壁があると、こういうふうにおっしゃいました。もちろん、時間の制約の問題もあって、すべてを具体的に語っていただくことができないのかもしれませんが、もう少し科学的に、客観的に分析していただいたらどうなのかなと、こう思っています。 その点で私は、二十代後半から三十代前半にかけてのいわゆる子供を産み育てる、そういう世代の女性が結婚が遅くなっている、晩婚化している、これが少子化の原因の大きな一つではないかなと思っていますが、お手元の統計でそれを裏付けるような数字はございますでしょう……
○前川清成君 参議院の奈良県選挙区から国会に送っていただいております前川でございます。 三人の参考人の先生方、大変貴重な御意見を承りまして、本当にありがとうございました。 額賀参考人から観光振興に関して詳細なお話がありました。実は、私が卒業した橿原市立鴨公小学校というのは、七一〇年に平城京に遷都されておりますけれども、その遷都される前の藤原京の大極殿の跡にございました。私が今暮らしている二条町というのは、私の家から百メートルで平城京に達します。家三軒で平城京。それに限らず、例えば東大寺でありますとか法隆寺でありますとか世界遺産が県内に三か所ありまして、国宝は東京、京都、奈良というふうな順番……
○前川清成君 民主党の前川清成です。 私も、二〇〇四年の初当選以来、一貫して憲法調査会あるいは憲法調査特別委員会に所属をし、憲法の議論に加わってまいりました。憲法調査特別委員会においては、簗瀬筆頭理事の下、理事として附帯決議に関する協議も担当させていただき、自民党の岡田直樹理事には真摯に誠実に対応していただきました。 私は、二〇〇七年の五月十四日、参議院本会議において国民投票法が採決される際、反対討論も担当させていただきましたが、それでも、これまでの議論の経緯や法文を尊重して、更に議論を積み重ねてまいりたいと思っています。 同時に、私たちは憲法の歴史も尊重する必要があります。今日、発言の……
○前川清成君 奈良の前川清成でございます。 去年のちょうどこのころに直嶋会長の下で、民主党の二重ローンの取組をお手伝いさせていただいておりました。その際に、比較するのは余り良くないのかもしれませんが、阪神大震災のときは淀川を越えるとほぼ無傷でした。ですから、被災地から電車で三十分行くと仕事があったわけですが、東日本大震災の場合には非常に広い範囲にわたって被災しておりますので、電車で三十分で仕事に行くというわけにはまいりません。その意味で、就労の支援が極めて大事ではないかなと、こういうふうに思っております。 その上で、少し御紹介を申し上げたいのは、私の友人が奈良で運送屋をしています。私が弁護……
○前川清成君 民主党の前川清成と言います。 成人年齢と選挙年齢のことなんですが、法務省は、一致することが望ましいけれども、必ずしも一致する必要がないというふうにおっしゃいました。これに対して総務省は、一致するべきだと、こういうふうにおっしゃって、その理由を二つ挙げられました。一つ目がちょっとよく聞き取れなかったんですが、要するに、年を重ねるにつれて知的能力が成熟していくというのはそのとおりなんですが、ただ、そのどちらに優劣があるとか、どちらに上下があるとかというわけじゃないんですが、その判断の対象が異なります。民法の成人年齢というのは専らその取消しの規定と相まって財産行為のことですし、選挙年……
○前川清成君 ありがとうございます。 私は、憲法という法が決して不磨の大典ではないと思っています。憲法もやがて七十歳を迎えます。見直すべき点は直ちに見直すべきだと、そういうふうな立場に立っております。 しかしながら、先ほど来の先生方の御議論を聞いておりますと、東日本大震災に無理やりにこじつけて憲法の改正をもくろんでしまうのは、むしろ冷静な議論、憲法に対する冷静な議論を遠ざけてしまうのではないかなと、そういうふうに思っています。 と申しますのも、例えば先ほど物資の運搬がうまくできないと、それがあたかも憲法二十九条に理由があるんだと、だから財産権の制約をしなければならないと、こういうふうな御……
○前川清成君 早速の御指名ありがとうございます。民主党の前川清成と申します。 私は、加藤秀治郎先生にお尋ねをいたしたいと思います。 先生の御認識の立論のスタートとしては、衆参のねじれが国政の麻痺を招いていると、この点からスタートしておられると思います。麻痺というのは、衆議院で多数を占めている政権が思いのまま法案を通せていない、これを麻痺とおっしゃっているのだろうと思います。確かに、私たちも二〇一〇年の参議院選挙で過半数をなくしました。その後の大変苦労を、政権運営の際に大変な苦労がございました。しかしながら、衆議院で多数を占めている政権が思いのまま法案を通せないことを麻痺とおっしゃるのは、国……
○前川清成君 ありがとうございます。 大山さんにお尋ねをしたいんですが、後半部分の立論の前提として、まあ正確に聞き取れなかったのかもしれませんが、国会議員の仕事として内閣法案の審議が重要だと、こういうふうにおっしゃったと思います。ちょっと言葉が正確でもありませんが。 これがどういう意味でおっしゃっているのか、私はよく分かりませんでした。内閣法案、すなわち内閣提出の法案、役所が作った法案を審議するのが国会議員の仕事だと、こうおっしゃるのであれば、私は、憲法四十一条で定めているところの、国会は、国権の最高機関であって、唯一の立法機関という趣旨に大きく損なうのではないかと、こう思います。 言う……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 小林先生、小山先生、大変貴重なお話を承りまして勉強になりました。ありがとうございました。 その上で、まず小山先生にお尋ねしたいんです。 先ほどの小西さんの質問にも少しお答えいただいたのかもしれませんが、憲法の人権条項が包括条項だけでも構わないんだというお話をしていただきました。確かに論理的にはおっしゃるとおりなのかもしれませんが、私は、憲法の人権カタログというのはそれなりの歴史を持った概念ではないかと。そうであれば、やはり、その歴史的な意味というか、人権のための闘いの記念碑というふうな意味でも、個別の人権条項というのは大きな意味を持ってくるの……
○前川清成君 前川清成でございます。 各党代表の先生方が本当に丁寧に御準備をされてそれぞれの御見解を述べられたことに敬意を申し上げますとともに、私、いつものように思い付きで御発言申し上げることもお許しをいただきたいと思うんですが。 自民党の憲法改正草案の中で、現在の人権相互間の調整原理である公共の福祉を公益あるいは公の秩序に書き換えていることを私は前々から大変憂慮をしておりました。それを、過日、予算委員会で安倍総理に、安倍総裁にお尋ねした際は、分かりやすく書き換えただけだと、こういうふうにおっしゃっていたんですが、今日、中川幹事のお話を聞くと、人権相互間の調整に限らないんだと、それ以上のも……
○前川清成君 民主党の前川清成でございます。 まず第一に、これから憲法の役割を議論するに先立って確認しておきたいことがあります。それは、私たち、今この世に生きる一人一人の人間があまねく自由でかつ平等だということです。自由であり、かつ平等であるということは、基本的人権が保障されていると言い換えることも可能です。 私たちの誰もが、ただこの世に生まれてきたがゆえに尊い存在であり、だからこそ、一人一人の個人として尊重され、その個性も尊重され、したがって、どのような形の幸せを追求したとしても、他人に迷惑を掛けない限り、国家権力や他人から干渉や妨害を受けてはなりません。私たちの誰もが、ただこの世に生ま……
○前川清成君 ありがとうございます。 まず、私たち民主党は、二〇〇五年に憲法提言というのを取りまとめさせていただきました。また、私は二〇一三年の一月以降、大畠、枝野、現在の江田、民主党憲法総合調査会の会長の下で事務局長を続けさせていただいています。その中で、会長、事務局長、限られた議員だけではありますけれども、今の憲法に足らない点はないのか、見直すべき点はないのかという議論を進めさせていただいています。 したがいまして、その意味で、私たちも現行憲法が決して不磨の大典だというふうには考えておりませんが、憲法九十六条を改正することには私個人としては大反対でありますし、党としても慎重であるべきだ……
○前川清成君 ありがとうございます。民主党の前川清成です。 私は、二〇一三年の一月以降、大畠、枝野、そして現在の江田、三代の民主党憲法総合調査会の会長の下で事務局長をさせていただいています。 私は、七十年たった憲法を一字一句触ってはならないという意味でのいわゆる護憲派ではありません。しかしながら、憲法に基づく政治、あるいは法の支配、あるいは立憲主義、これは文字どおり命懸けで守っていかなければならない人類の宝ではないかと、そんなふうに思っています。 その点で、百地先生の資料を拝読させていただきますと、当然その国の来歴や国柄も憲法は表現しなければならないというふうにお書きになっていて、自民党……
○前川清成君 民主党憲法調査会で事務局長を務めております前川清成でございます。 民主党会派を代表して、憲法審査会が取り組むべき課題について意見を述べさせていただきます。 さて、かつて五五年体制下にあっては、自民党はいわゆる自主憲法の制定を党是とし、これに対して革新政党はいわゆる護憲を主張してきました。この自主憲法か護憲かの表現を借りるならば、私たち民主党は、自主憲法、護憲、いずれの立場にもくみいたしません。 まず、いわゆる護憲に関してですが、既に二〇〇五年十月に民主党が取りまとめた憲法提言には、今、求められていることは、二十一世紀の新しい時代を迎えて、未来志向の憲法構想を、勇気をもって打……
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