辻寛一 衆議院議員
23期国会発言一覧

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辻寛一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは辻寛一衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院23期)

辻寛一[衆]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 衆議院本会議 第7号(1947/06/28、23期、日本自由党)

○辻寛一君 ただいま議長から御報告に相なりました通り、本院議員服部崎市君は、去る六月二日、郷里において永眠いたされました。私どもの期待も遂に空しく、この悲報に接しますことは、まことに痛恨の極みであります。  御承知のごとく、服部君は名古屋市の御出身であります。若冠にして市会及び縣会に議席を有し、地方公共のために盡瘁されたこと多年、郷土を愛する君の至情には、直に敬服すべきものがございました。資性明朗にして濶達、わが國水泳界に重きをなし、スポーツ・マンにふさわしく、青年服部の面目躍如として、常に各方面から好意をもつて迎えられたのは、ゆえなきにあらずと存ずるのでございます。(拍手)  郷党の信望を負……

第1回国会 衆議院本会議 第15号(1947/07/10、23期、日本自由党)

○辻寛一君 最近、閣議決定で発表されました官界刷新の方策要綱を見ますると、行政運営の改善を期する一項目として、人員の配置轉換を促進して、行政の合理化と能率化をはかるということが出ておりまするが、一体役所の仕組というものは、單に人員の配置轉換をしただけで、その能率を高め、合理化を期待することができるのでありましようか。非能率――能率のあがらぬところの代名詞を、お役所式ということは、これはかねて御案内の通りでございまするが、これは必ずしも人員の適正配置そのよろしきを得ておらないばかりではない。それもありますが、しかし、それより以上に、大体に人員がだぶついておるのである。つまり船頭が多くして、船がと……

第1回国会 衆議院本会議 第36号(1947/09/25、23期、日本自由党)

○辻寛一君 先週の本会議にわが党から出しました中小商工業振興に関する自由討議の議題に対し、社会党の林君並びに民主党の長野君から、いずれも今後における中小企業がわが國経済再建の中核となるべき重要問題であるという御見地から、それぞれ熱心な御発言がございました。ときに小首をかしげるような点もありましたが、まず概してごもつともという次第でありまして、その大略は、近く政府が決定せんといたしております中小企業対策要綱の線に近く、その強力にしてかつ迅速なる実施方の御督励のように拜聽いたしたのでありますが、何にはともあれこの御両君の眞劍なる御討論に対しましては、議題提出の当番でありまするわが党といたしまして、……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 衆議院本会議 第7号(1948/01/26、23期、日本自由党)

○辻寛一君 数箇の問題にわたり、主として片山総理大臣の対して御質問申し上げます。  まず第一に、行政整理の問題についてお尋ねいたします。この問題に関しては、一昨日、本議場における齋藤國務大臣からの御答弁の中に、およそ行政整理は、これを二つにわけて人員整理と行政機構の整理改革となすが、人員整理は別段むずかしいものではなく、歴代内閣もときどきやつたように、二割とか三割とか整理率をきめるだけの話であるが、行政機構の整理の方は、そうはまいらぬ。なかなか複雜至難であるから、今度も行政機構改革審議会をつくつて、大いにその実をあげる予定であるというお話のように承つたのであります。  なるほど行政機構の文字に……

第2回国会 衆議院本会議 第69号(1948/06/24、23期、民主自由党)

○辻寛一君 私は、民主自由党を代表いたしまして、ただいま上程されております西尾國務大臣不信任に関する決議案に全幅の賛意を表せんとするものであります。(拍手)  およそ公人たろ政治家として最も心すべきは、絶えず公私の別を明らかにすることでなければならぬ。(拍手)その身は芦田内閣の副総理として、内閣の大黒柱と自他ともに許す慨ある西尾國務大臣が、公私を混淆して財布の締りがつかないとあつては、すでにして、公人として、政治家として、第一の欠格條項を暴露せるもので、世論の物議翕然としてこの一点に集中するは、けだし当然といわなければならぬ。  くどくは申しませんが、一体党にあらず、さりとて純然たる個人でもな……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 衆議院本会議 第5号(1948/12/07、23期、民主自由党)

○辻寛一君 民主自由党を代表いたしまして、吉田内閣の施政方針に関し、わが党の立場を明らかにしつつ若干の質疑を試みたいと存じます。  現内閣は、申すまでもなく民主自由党よりなる單独内閣であります。議院内閣制が確立されてより、内閣の入れかわること、ここに四たびである。しかも、單独内閣はこれをもつて嚆矢といたします。けだし、議院内において過半数の勢力を占むる政党の出現せざる限り、連立政権またやむを得ないが、しかし、それにはおよそ限度というものがあります。政党の性格において大同小異であり、その主義政策の傾向においてほぼ相似たるものが寄つて組織する連立政権ならば話はわかる。すなわち、第一次吉田内閣の当時……

辻寛一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院23期)

辻寛一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第2号(1947/07/28、23期、日本自由党)

○辻委員 私も大體小島君の意見に贊成でありますが、委員長から資料の提出を求められた、その資料というものは、全部揃つては早急には出ぬようでありまして、至急お出しいただくようにはなつておりましようけれども、何しろ終戰當時にさかのぼつて、軍の放出物資、その後の特殊物件あるいは一般の統制物資の動きとか足どりというものを系統的に調査いたしますには、どうしもある程度まとまつた資料が出ぬことには、てんでんばらばら出てまいりました資料にしがみついてやつておりましたところが、調査は行きつもどりつになりましてなかなか進まぬだろうと思います。もちろんわれわれ委員會も熱心にやりますが、當局も誠意をお示しいただきますれ……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第3号(1947/07/30、23期、日本自由党)

○辻委員 西尾官房長官にちよつとお尋ねを申し上げたいと思います。いわゆる世耕事件といつたこういう種類の問題は、えてしてうわさにうわさを生みまして、はてしなく疑惑が擴まつていくものでありまして、ひようたんから駒が出たり、うそからまことが出たり、まことに複雜怪奇な相を呈するのでありますから、當局者といたしましては時を移さず、その眞相を調査し發表して、世の疑惑を解くというのがほんとであろうと思います。しかるに西尾官房長官の語られたと新聞の報ずるところによりますと、この問題は自由黨に何か關係があるといううわさがあるから、政府が直接手を下すことはどうも政治的の意味にとられる懸念があるからして、差控えてお……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第4号(1947/08/02、23期、日本自由党)

○辻委員 私はほんの五分くらいですが……。
【次の発言】 隱退藏物資というものは正式のルートに乘らない物資であるという、隱退藏物資の定義ついて片山總理からお話がありましたが、そうしますと、正式のルートに乘つておらないものということになりますと、どれだけあるであろうかということは、これは推定よりしようがない。世耕さんは終戰當時の軍の抱えておつた物資、あるいは民間の情報等から察して、五百億は下らぬ、こう言つておられます。安本におきましてはこの正式のルートに乘らない、いわゆる隱退藏物資が現在大體どれくらいあるというお見込を立てられておるか。そしてそれは大體どういう資料に基いておられますか。委員長から……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第6号(1947/08/06、23期、日本自由党)

○辻委員 有田證人にお尋ね申し上げます。九月二十日に水あめ事件の調査に取掛つた、そうして世耕さんに會われたのは二十四、五日ころだと仰せになりますが、すべて法に基いて、最も愼重なる態度をもつて、權限等の問題もよく考えておやりになつておるようにお話を承つておるのでありますが、そうすると、水あめが某所にあるから、これを摘發せようということを聞かれても、水あめというものは法には載つておらぬ、法規にないものであつて自分の權限でないということをすぐにお感じになるはずであります。しかるにもかかわらず、なおこれの調査を進められたということは、先ほど來申されておりますように、いわゆる社會常識の意味における隱退藏……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第8号(1947/08/13、23期、日本自由党)

○辻委員 證言を求めるためにおいでいただきました問題の筋からはちよつとはずれるかと思いますが、世人に與える影響は非常に大きいと思いますので、この場合石橋さんの御所見を承つておきたいと思います。それは先日のある新聞にいろいろこの處理委員會のいきさつについて話をされて、そのあげく世耕事件なるものは、いわゆる泰山鳴動してねずみ一匹というのが落ちであるというふうに語つておられますが、これはどういうことを意味されておるのでありましようか。今までだんだんお話を承りますと、世耕氏の進言に共鳴させて、とにかく一千億からの物がある。少くとも自分の調査したところによると五百億くらいある。こういう世耕氏の進言を信じ……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第9号(1947/08/15、23期、日本自由党)

○辻委員 摘發に該當する物資なしという御報告でありましたが、先日の商工省からの中間報告によりますれば、その生絲は商工省に屆け濟のものであるか否かということは、まだ判明しないというようなお話であつたのですが、どういうふうになつておりますか。
【次の発言】 そうすると檢察廳の方からの報告は、摘發に該當する物資はないということを言明されておりますが、ただ檢察廳といたしましては、摘發に際してこれを妨害したか否かという點だけを確めるだけの權限でありまして、その物資が摘發に該當する、いわゆる隱匿物資であるかどうかということについて是非を判定する權限はないのでございましようか。

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第10号(1947/08/18、23期、日本自由党)

○辻委員 ただいま石田君から御報告いただきまして、一昨日おいでになりました安本の係の方が非常に機敏に摘發事務をおやりいただいたという話を承りまして、私どもも大變喜ぶものでありますが、聞くところによりますとこの寒川のもと海軍工廠には相當の隱匿物資があるという情報がありまして、實は十數日前にわが黨の菊池義郎代議士がこの情報をもたらして安本を訪ねまして、名前は忘れましたが安本の次長の方にお目にかかり、さらに係の方に紹介をいただいて摘發の申請をいたしましたところが、すでにそれは方々から情報がはいつて、調べてみたけれどもそういうものはない。こういう御返事があつたそうでそのままになつておつたわけであります……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第11号(1947/08/22、23期、日本自由党)

○辻委員 國鹽監査局長は先般の衆議院の治安委員會におきまして、世耕指令百五十通の中で摘發されたものはわずかに二件であつて、あとは特殊物件を間違えたものである。こういう答辯をして斷定されておりますが、最近發表されたところによりますと、世耕事件が大分やかましくなりました七月の集計でありまするが、非常に成績があがりまして、二月から六月までは三千萬圓程度であつたのが、七月だけで二千五百萬圓にのぼつたというように公表されております。しかも情報の四割五分程度の物資は現存しているものとみているというように、在庫品課では發表するに至つたのでありますが、最近まいる情報が必ずしも世耕情報よりも確かであるとは斷定で……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第13号(1947/08/27、23期、日本自由党)

○辻委員 私はただいま中野君の言われたお説に贊成するものであります。もとよりこうした事件に非常に御熱心に關心をもつていただきました新聞記者の方々と懇談會を開くことは非常に有意義でありますが、中間報告を引出す前提としては、これは贊成しがたいところであります。同時にもう十數囘開きまして、お互い委員それぞれ期するところがあると思いますから、この場におきまして一應皆の意見を總合いたしまして、早速一つ中間報告の結論を引出していただきまするように、なお私議會運營委員會のことは存じませんけれども、承るところによりますれば、來週ごろからしばらく休會にはいるというようなお話を聞いておりますので、少くともそれまで……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第14号(1947/08/29、23期、日本自由党)【議会役職】

○辻委員長代理 委員長の御中座中、不慣でりますが、私が勤めさせていただきます。
【次の発言】 佐竹君よろしうございますか。
【次の発言】 監査局長に對する御質問はございませんか。石田君。
【次の発言】 御質問ございませんか、徳田、中野兩委員から御請求になりました商工大臣と安本長官は、他の委員會へ今御出席中でありましてじき來られるようでありますが、それまで暫時休憩をいたします。そのままでお起ちにならぬようにお願いいたします。     午後二時十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引續いて會議を開きます。質問を許します。徳田君。
【次の発言】 中野君。

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第20号(1947/10/09、23期、日本自由党)

○辻委員 立川市外大和村にあります元日立航空機株式會社立川工場、現在では日興工業株式會社の工場になつておりますが、ここにダイヤモンドが三萬七千カラツー、鋼材が約五萬トン、ジユラルミンその他の金屬が二萬七千トンほど隱退藏されておるという情報がはいりましたので、安本に通告をいたしまして、安本竝びに商工省から各二人ずつ實地調査に去る六日赴くことになりましたので、常委員會よりは加藤委員長初め小島、石田、辻四名が同行いたしました。なお同工場は賠償工場に指定されておりますので、特にC・P・Cからライト氏も御同行いただきまして、當日雨中ではありましたが、詳細に調査をしてまいつたのであります。情報にありますダ……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第2号(1948/01/31、23期、日本自由党)

○辻委員 この特別委員会ができまして、官界、政界、経済界の全般にわたりまして、不当不正の事実があれがこれに調査のメスを振う、こういう活動を開始いたしました以上、特に一つお愼しみをいただきたいと存じますのは、政府におきましてかりそめにも國民の疑惑を招くような放送をしていただきたくないということ、なぜさようなことを私が申すかと申しますと、昨年の暮の社会党の閣僚懇談会の席上でありましたが、それを傳えましたところの新聞には、政府は隠退藏事件を重視して檢察当局を督励して徹底的に摘発のメスを揮う方針である。政府としては同事件の発展により保守党側は大きく動搖するとの見透しである。こういう記事が載つておつたの……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第3号(1948/02/04、23期、日本自由党)

○辻委員 兵器処理委員会を構成いたしておりますのは、承りました五社でありますが、その代行機関が、これまた同じく五社であります。この委員会と代行機関との関係がどうもはつきりいたさぬのであります。何だか一人二役をやつているような感じがするのでありますが、この処理機構に関する件という二十年十月三十一日に出ておるのによりますと、「委員会ハ主トシテ計画及統制ニ当リ実行ハ代行機関ヲシテ行ハシムル」とこうなつておりますが、この委員会の構成メンバーも、代行機関の構成メンバーも同じなのでありまして、何だかその間お手盛りをやつているような感じがするのでありますが、この間のぐあいは一体どうなつておりますか。この点を……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第4号(1948/02/05、23期、日本自由党)

○辻委員 簡單に一、二お尋ねをいたします。きのうも青木さんにお尋ねをいたしたのでありますが、どうも腑に落ちなかつたのは、この兵器処理委員会と、それから直接この解体兵器の拂下げを受ける代行機関の五社との関係はどうなつておりますか。私どもはどうもこの五社を中心にしてでき上つている兵器処理委員会と、それから拂下げを受ける代行機関としての五社、これが何だか一人二役をおやりになつているような感じがする。たとえばあなたは日本鋼管をおやめになりまして兵器処理委員会の委員長におなりになつて、名前は違つておりますけれども、その内容は五社の方々が、一方において委員会において計画、統制をするとともに、他方において五……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第13号(1948/04/07、23期、民主自由党)

○辻委員 ちよつと一言、鈴木君の弁明中にありました委員長の御発言と称する新聞記者の言葉ですが、前委員長以來現委員長もともに愼重に愼重を加えてこの問題を処理していただいておると思つておるので、まさかそういう軽率なことはなかろうと思いますが、とにかくこの問題をめぐつて、あるいはその生命を断たれるような迷惑を受けるような人があとからあとから出てくると思う。こういう問題に対して新聞記者の責任も相当重大だと思うのですが、今後こういう問題については、各関係者のみならず、新聞記者諸君にも愼重に善処していただかなければならないという意味で、今の鈴木君に召喚状を発したということを新聞記者に語られたことが委員長に……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第19号(1948/05/06、23期、民主自由党)

○辻委員 もう一点だけ伺いたいのでありますが、先ほどの御証言で西村榮一氏と松本淳造氏は個人的に非常に親しいから政治資金という面ではなく、何となしに面倒を見たのだということは、私としても納得いたしますが、政界の先輩として、しかも社会民衆党から大衆党に移られて御友人、知己は非常に多いだろうと私たちも推察いたします。そういう意味において終戰後、すなわち昭和二十年八月十四日以降において、政治を見たということは別として、政治に関係しておられる後輩とか、同僚とかに資金を支出されたとか、あるいは西村、松本両君にお出しになつたという意味でも結構ですし、これよりも軽い意味でもよいのでありますが、すなわち政界に活……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第20号(1948/05/07、23期、民主自由党)

○辻委員 いずれ戰爭中に発展になつた会社だと思いますが、この百九十八万円に増資されましたのはいつでございますか。
【次の発言】 亀井さんの方へお貸しになりましてから、しばしばその返済について御請求に相なりましたか。
【次の発言】 その二十一万円には金利とか、その條件はございませんでしたか。
【次の発言】 無利子で……。
【次の発言】 それじや最後に御決済なさつたのは、去年の五月西村さんとの間に約五十万円ばかりの僭越になつておつたというお話でしたが、そういつた金融についてはどんな利子の約定になつておりましたか。
【次の発言】 無利子で……。

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第21号(1948/05/08、23期、民主自由党)

○辻委員 あなたの管内は大分滯納税金が多かつたようでありますが、こういう五千万円という大口は少いだろうと思いますが、少くとも一千万円以上の滯納税金が各税務署に相当あつて、それぞれその税務署から滯納税金の処理報告については報告を受けておられたというお話です。大体この一片の誓約書で差押えを解除されたような例があなたの局内の税務署においてございましようか。
【次の発言】 たえず各税務署における滯納の状況を御心配になつておるわけですからして、相当それには心をお配りになつておられるはずである。もし他の税務署において、それぞれの税務署の権限においておやりになつておるとしますならば、他の税務署においてこうい……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第22号(1948/05/20、23期、民主自由党)

○辻委員 先ほどの御証言の中に、貸付のこげつきには、まことに困つた状態である。こういうようなお言葉がありましたが、その困つたということは、あなたの銀行家としての立場から言いますと、不当貸付とは申しませんが、不良貸付ということを意味するわけですか。
【次の発言】 最初千五百万円貸付けられたときには四回にわけてお貸付けになつておる。いずれも大体六十日の手形というようなお話でありましたが、最初が八月二十九日五百万円、それがようやくにして十二月八日、約四箇月かかつて回收されておるような状態であります。そこで一千万円はこげついたわけでありますが、もうすでにこういう状態で、これは銀行の規模にもよりましよう……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第23号(1948/05/21、23期、民主自由党)

○辻委員 竹中工務店が差押えされたという話を聽きましたときに、たとえ竹中であろうが、どこであろうが、税金が溜れば差押えられるのは当然だと次官はお考えになりましたか。それとも何とか方法もあつて、経理のしようもあるじやないかとお考えになりましたか。その事情をお聽きになりましたときの心境を……。
【次の発言】 普通銀行の貸出が、融資準則の範囲内においては自主的にやれることはわかりました。そこで銀行局の監督の中心が事務監査にあるというお話でありますが、一体その事後監査というのはどういうような方法でやるか、融資準則に貸出がぴたつとはまつておるか。もちろんそれもお調べにならなければならぬと同時に、回收の状……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第24号(1948/05/22、23期、民主自由党)

○辻委員 栗栖さんに政府支拂の陳情をなさつたときには、すでにもう差押えはされておつたのでありますか。あなたは御存じなかつたと今言われましたが、それならばその陳情においでになる直前におきましては、いよいよ差押えの時機が切迫した。雲行が危しくなつたということを直感して陳情なさつたものか。
【次の発言】 いよいよ差押えの時機が迫つたと直感して栗栖さんに会われた。そうすると栗栖さんに陳情せられたときは、政府支拂の促進によつてカバーすることがとうていできんという時機に切迫しておつたということは事実でありますか。
【次の発言】 そうすればともかく一應の差押えはやむを得ぬということは、栗栖さんにお会いになつ……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第26号(1948/06/01、23期、民主自由党)

○辻委員 端的にお尋ねをいたしますが、大林組とあなたの御関係は、三十年來の非常に深い関係で、選挙のたびごとに何がしかの援助金を受けておるというお話でありました。これはもちろん党の幹部とか、あるいは個人とかいうことでなくして、はつきひと個人だろうと思いますから、その点を突きこんでお尋ねするのはいかがかと思いますが、実は問題を判断する上におきまして重要な点であると思いますのでお尋ねしますが、四月の三日でありますか四日でありますか、大林組の妹尾さんなる人に会われましたときは、恒例によつてやはり大林組から何がしかの援助金をおもらいになつておりますか。

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第28号(1948/06/05、23期、民主自由党)

○辻委員 政務調査会の正当なる資金、費用というものは、当然党費であるということは先ほどの御証言でお認めになつたのでありますが、それでは一体政調会の正当な資金というものは、どういう経路からはいつてきたものを正当な資金とお認めになつておりますか。先日細野さんの御証言によりましても、やはり台所が苦しいから、ほんの人件費とか筆墨費程度しか出していない。あとは自給自足でやつていつてもろう。こういう建前でやつておるそうでありますが、そうしますれば、党を通じてはいる政調会の費用というものは少いだろうと思う。その他は自給自足でお賄いになつておると思いますが、そういうものはやはり党費の一つだというふうにお認めに……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第38号(1948/06/26、23期、民主自由党)

○辻委員 ただいま証人は、声明書にもありますように、全然実務は見ない、名誉社長としてという了解のもとに社長を承諾した、こういうお話がありますが、主として実務に携わらない、いわゆる名誉社長とか、あるいは取締役会長などというものは、大体その多くは代表取締役でない場合が多いのでありますが、証人の場合は、代表取締役でありましたか、それとも代表取締役にはおなりになつておらなかつたのでありますか。
【次の発言】 代表取締役ということになりますれば、実際において実務に携わつておらないにいたしましても、それは社内の事情でありまして、外部の第三者に対しましては、当然全責任を負わるべきものであると思いますが、いか……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第40号(1948/07/02、23期、民主自由党)

○辻委員 S・S・Kの社長の実務の限界というものを、一体どういうふうにお考えになつておりますか。たとえば北村さんは代表取締役でもあり、それから報酬も社長として受取つておられる。また重役会においても両三度議長をお勤めになつて、相當の御発言もなさつておる。これは会社の最高実務に管掌していると常識的にわれわれは考えられるのでありますが、実務ではなくして、名義上であると言われますが、それでは一体前社長と具体的にどういう点において違つておつたか。その辺を伺いたい。
【次の発言】 それはただ程度の問題のように考えられるのでありまして、独占禁止法ができましてからは、重役が三つしかできぬことになつておりますけ……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第41号(1948/07/03、23期、民主自由党)

○辻委員 S・S・Kで摘発された非鉄金属は大体百七十七トンくらいというふうに先ほど承りましたが、これを價格に直しますとどのくらいと御承知になつておりますか。
【次の発言】 五百万円くらい、あなたのおつしやるのはマル公じやありませんか。
【次の発言】 先ほど檢事さんの御証言によりますと、このほかにパイプ類などの届出の違反とか、その他の重要物資の届出の規則違反、いわゆる法的隠匿物資と言いますか、そういうものの総量が大体額にして一千九百万円ばかりあるように伺いましたが、そんなように御承知になつておりませんか。
【次の発言】 そのように聽きましたが……。

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第42号(1948/07/06、23期、民主自由党)

○辻委員 お集りになりましたのは、当時の幹事長である芦田さんの招集でございますか。
【次の発言】 そのときには選挙の費用などについて、話があるからというので集まつたのですか。
【次の発言】 民主党の幹事長に御就任になりましたときのいきさつと、いつおやめになりましたか、それをお聽きしたい。
【次の発言】 そういたしますと四月の十二、三日ごろに幹事長に御就任になりましたといたしますと、選挙の大半は幹事長としてお勤めになつたわけでありまして、ただいまも証人が仰せになつたように、幹事長は党の執行機関であるとこう仰せになつておるわけでありますから、この春の選挙の大半は幹事長として中心になつておやりになつ……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第43号(1948/07/28、23期、民主自由党)

○辻委員 先ほど高橋委員から梅林班という言葉が出ましたが、九州地区におきまする進駐軍工事に関しましてあなたの方、それから数社の間でいろいろ折衝やら連絡のため、そういう便宜上の連盟というか、組というか、班というか、そういう形のものが実際に存在いたしておつたのですか。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 そうしますとやはり梅林班という、名前は違いますが、そういうものができておつたのでございますか。
【次の発言】 どういう会社でできておりましたか。
【次の発言】 それはあなたの方の傘下の会社ではなくして独立しておる会社ですか。
【次の発言】 どんな会社ですか。名前を言つてください。

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第49号(1948/08/24、23期、民主自由党)

○辻委員 バラード大佐の方から民間業者に迅速にやらせよという根本的なサゼツシヨンがあつたことはあなたの方も非鉄金属の方も御一緒のように承りましたが、それからの業者の選択決定という点において大分違つているようであります。先ほど來あなたの御証言によりますと、日鉄と鋼管の代表者が來られて、二社に限つてやれというわけじやないけれども、とにかくバラードさんの方からのお声がかりがあつて、われわれにその処理方針はどんなかというように相談に來られたので、日本政府に直接話がなくて業者へじかに話があつたということは多少不愉快だ。と言つたつて、当時の状態だからやむを得ぬというあなたの述懐もありました。われわれもさよ……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第61号(1948/09/24、23期、民主自由党)

○辻委員 いわゆる西田私案として傳えられます、あなたのお考えになつた当面の増産策としては、四囲の情勢から考えてこれよりほかないという腹案を鉱業会の理事にお示しになつた。これは正式の理事会ではないけれども、その場に居合わした人が積極的に反対はしなかつた。暗に賛成の意を表して、大体納得しておつたと了解するのでありますが、それからそのいわゆる西田私案なるものが民主党内におきましても相当の共鳴を得、それから與党三派の会合によつて大体修正されて、最後案として通つたわけでありますが、最初にあなたが西田私案なるものをお示しになつた当時においては、それほど積極的の反対の意見はなかつたのが、だんだん高まつてまい……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 不当財産取引調査特別委員会 第5号(1948/10/18、23期、民主自由党)

○辻委員 終戰時におきまする陸軍の軍需物資の保有量につきましては委員会の方へ出ておるそうでありますが、私まだ怠慢で見ておりませんが、先ほどの徳田委員からの御質問のお答えによつても明らかなように、このお出しいただいておりまする経験時における軍需物資の保有量、進駐軍へ、引渡して、そのリストを総軍司令官の手もとで集計したものが現在復員局にあると言われまするその数量とは原則的には理屈上はとにかく一致しなければならぬ。これは私もそう思いまするが、おそらくこの数量の間には相当開きがあると思う。その開きはつまり終戰時がら緊急放出の命令なんかも出たような関係で、引渡し完了までの間におきまして、その軍需物資なる……


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データ更新日:2023/02/05

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