このページでは鈴木茂三郎衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。
○鈴木茂三郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、総理大臣の施政方針に関する質疑をいたしたいと存じますが、総理大臣の施政方針の内容は、大体において、前段において講和会議を含む国際関係の問題、後段においては国内の主として財政経済に関する問題であつたと承知いたしておりまするから、私の質疑も、大体前段において講和問題を含む国際関係、後段において財政経済、主として現在のデフレ、不景気政策をいかに転換するかという観点に立つて、それぞれ数点に及ぶ質疑をいたしたいと存じます。 第一に、国際関係に関しましてまずお伺いしたいことは、対日講和の問題と関連をいたしまして、日本の国内の行政は、ポツダム宣言並びに降……
○鈴木茂三郎君 昭和二十年九月二日、東京湾上において連合国の降伏文書に署名いたしまして以来、われわれは近く第六年目の降伏記念の目を迎えようといたしております。今日われわれの置かれておる国際的並びに国内的な情勢は、きわめて重大なるものがございます。われわれが、もしも、かつて金融資本のもとに資本家と軍閥と官僚により支配された東條内閣とその議会の犯した過失と同じように、今日ここで一歩方針を誤まるようなことがあつた場合は、われわれや、われわれの子供、孫の安危にかかわるものがあると信じますので、私は日本社会党を代表して吉田総理大臣の施政方針に対し、主として日本の民族の自主と自立、国家の独立と平和、すなわ……
○鈴木茂三郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、吉田総理のダレス氏との会見の報告に対する質疑をいたしたいと存じます。 総理の報告あるいは答弁に対しまして失望いたしましたのは、私だけでなく、わが党だけでなく、国民はひとしく失望したところであろうと信じます。総理は何も報告することはないと言われておるが、ダレス特使と外務省との間に技術的な折衝の行われたことは国民が知つております。日米防衛協定は、日米の完全な一致点にすでに到達したとして、案文さえ報道されております。国会を侮辱し、国民を愚弄するように、ただお茶を濁しさえすればよいというような印象を與えることは、国民は断じて満足しないと私は信ずるの……
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