前田種男 衆議院議員
24期国会発言一覧

前田種男[衆]在籍期 : 23期-|24期|-25期
前田種男[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは前田種男衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

前田種男[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|-25期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第8号(1949/03/30、24期、日本社会党)

○前田種男君 日本社会党は足鹿覺君を指名いたします。

第5回国会 衆議院本会議 第15号(1949/04/09、24期、日本社会党)

○前田種男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、民間企業おける賃金の不拂い、遅拂いに対する政府当局の所信をただしたいと思います。  昨今全國的に賃金の遅拂い、不拂いが蔓延しつつあるのでございます。今日の状態のもとにおきますならば、日本の経済的再建は不可能だと断定せざるを得ない現状に置かれておるのでございます。この原因は、終戰直後におけるところの経済界の建直し、あるいは企業家その他各方面の認識の不足、あるいはその後に來るところのいろいろなよもやまの原因があろうとは考えますが、私は、今そうした原因を論及しようとは考えません。今日現実の問題として、業界におきましても経済界におきましても國民生活を極……

第5回国会 衆議院本会議 第24号(1949/04/30、24期、日本社会党)

○前田種男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました労働組合法案並びに労調法の一部改正案に対しまして、以下数点をあげて政府の所信をただしたいと思うものでございます。  戰爭に負けた日本の再建途上、戰爭終決まで日本の指導階級であつた軍閥、財閥、官僚、政界人等々がすべて戰爭の責任者として再建日本の指導的地位を失つたことは、あまりにも当然でございます。新しい日本の指導者は、長い間弾圧と迫害に苦しめられた労働者、農民、小市民層の中心となつたところの、大衆組織の上に立つたところの主体性が確立されることによつて初めて日本の再建が推進されるものと深く信ずるものでございます。そのためには、……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第4号(1949/10/31、24期、日本社会党)

○前田種男君 私は、お許しを得まして、緊急失業対策に関して二、三の点を指摘いたしまして、総理大臣、大蔵大臣、安本長官並びに労働大臣、農林大臣の御答弁を求めたいと考えます。  まず私の調査によります失業の現状を見ますと、本年一月から九月までに、閉鎖事業所が一千百七十二、総業を休止した事業所が二百一、事業を縮小した件数が四千六百三十二、さらに政府が言つておりますところの完全失業者が四十万ないし五十万というのでありますが、私らの調査によりますと、潜在失業、半失業、あるいは失業保険、失業救済の対象になりますところの失業者の総数は、今日国内に四百万を突破しておると見ておるのでございます。しかも、そのうち……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第7号(1949/12/21、24期、日本社会党)

○前田種男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程になりました公共企業体労働関係法第十六條第二項に基き、国会の議決を求める件に関し、裁定書の通り承認を與えるべしとの意見を強く堅持いたし、以下数箇條の理由により、委員長の報告に反対の意を表明するものでございます。  今回の裁定は、本年九月、国鉄労働組合が、国有鉄道公社を相手に、国鉄中央調停委員会に申請したのに始まり、同委員会が調停に努めたが、十月二十八日に調停は打切られることになり、組合側は、公労法に基き、仲裁委員会に仲裁を申請し来つたのである。委員会は十分審議の結果、十二月二日裁定をなし、労使双方を拘束する最終的決定をなすに至つたの……

第7回国会 衆議院本会議 第14号(1950/01/27、24期、日本社会党)

○前田種男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、以下数項目にわたつて、吉田総理大臣以下各大臣に御質問を申し上げる次第でございます。私は社会党全体を代表して質問いたします。  まず第一点は、昨日増田官房長官は、記者団会見の席上におきまして、單独講和やむを得ないという発言をされておられるのでございます。しかも、そのあとで、その発言を取消しておられるのでございます。数日来、本会議を通じまして論議の中心になつたものは、講和会議の問題並びに自衛権の問題であつたのでございます。この点に対しまして、現内閣は、ややともすると單独講和の線に押しつめられてしまうのではないかと言われておるのでございます。しかるに……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第9号(1950/07/27、24期、日本社会党)

○前田種男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されておりますところの失業保險法の一部改正案に対して、以下数点の意見を付しまして賛成の意思を表するものであります。  まず最初に改正案の内容でございますが、これは端的な待期期間の短縮、あるいは三十二日を二十八日に引下げたという程度でございます。私たちは、待期期間の問題につきましては、できますならば待期期間を廃止すべしという意見を持つております。しかし事務的にやむを得ない場合は、この六日を三日にし、あるいは四日を二日にするというように最小限度に切り詰め、そうして労働者諸君の立場を考慮してやることが絶対に必要であろうと私は考えます。  ……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第38号(1952/05/06、24期、日本社会党)

○前田種男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、講和後三日目、すなわち五月一日の意義あるメーデー当日が血をもつてぬられましたところのこの不祥事件に対しましては、まことに遺憾の意を表する次第であります。  私は、この事件の内容につきましては、お互い靜かに考えまして、この真相、計画、善後措置、今後の日本の再建等とにらみ合せまして、今回のような不祥事件が再び繰返されないような状態にわが日本をせなくてはならないと考えるものでございます。(拍手)私は、そうした観点から、靜かにこの事件を考えてみましたときに、今法務総裁の経過報告を聞いておりますと、政府は事前にこの計画を知りておつたと言つております。事前……

第13回国会 衆議院本会議 第41号(1952/05/13、24期、日本社会党)

○前田種男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま説明されましたところの労働関係三法に対して二、三の質問を試みたいと思います。  まず私がお聞きしたい点は、日本の独立後、特に吉田内閣はいち早く労働三法を改惡するであろうということが、国内的にもいろいろ輿論となつて来たのでございます。さらに国際的には、独立後の日本は、労働條件その他の点について、また特例を理由として労働基準法その他の関係法規を改惡するだろうということが、世界の常識になつているのでございます。そうしたやさきにおいて、独立後十数日を出たにすぎない今日、今説明されたような、あの程度の改正案をなぜ出さなければならないかということが……

第13回国会 衆議院本会議 第46号(1952/05/27、24期、日本社会党)

○前田種男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されております労働関係法規の改正案に対し、日本社会党の修正案の趣旨説明を申し上げます。  吉田内閣は、独立後の労働対策に対処するため、今回労働法規の整備をなすとの理由のもとに、労働三法の改正を提案し来つたが、その内容たるや、改善整備でなく、むしろ改悪、あるいは憲法の基本権に抵触するような法案を出して、かえつて労働大衆を刺激し、反撃を買い、組合運動をして反政府鬪争にかり立てる結果を招来しておる。以下、政府提出の重要なる部分に対して、わが党は修正をなし、さらに進んで多年問題になつた現行労働法規に対しても修正をなさんとするものである。修正……

第13回国会 衆議院本会議 第70号(1952/07/31、24期、日本社会党)

○前田種男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程になりました労働関係調整法の一部改正案並びに地方公企労法案に対する両院協議会の議長の報告に対して反対の討論をいたします。  さきに本院において審議されました労働関係の法案の内容につきましては、自由党は多数の勢力を擁しまして、この内容を十分審議することなく、無理やりに押し切つて、参議院にこの案件を送付したのでございます。参議院はこの内容を十分愼重に審議いたしまして、世論の動向と相一致するところの正当なる修正案を付して本院に回付されたのでございます。しかるにもかかわらず、両院協議会におきましては、さらに吉田内閣の反動性と、しかも自由党の……

前田種男[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|-25期

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委員会発言一覧(衆議院24期)

前田種男[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-25期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第8号(1949/07/20、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 いろいろ論議はございますが、衆議院の選挙区の場合は現状が一番いいのではないか、私は結論的にそう申し上げます。いろいろ申し述べられた意見に対して、さらに私は一々意見を申し上げる必要もないと考えますので、現行法の選挙区で可なりと私は認めます。ただ正確な人口調査によつて別表を選ぶということは当然やるべきであるという結論を私は持つております。それから現行法においても、ある選挙区のごときは非常なむりをして選挙区の変更をやつたために、府縣においていろいろな問題が起こつているという点は、昨年の選挙法改正の委員会においても相当そうした府縣代表の人々から意見が深列に出た点でございますから、そう……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第9号(1949/07/21、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 ちよつと三浦さんに聞きますが、來年から年の計算がかわることになつておりますが、従來の満二十歳とかあるいは、満二十五歳、満三十歳という計算の仕方と來年からの年齢の計算の仕方がかわつて來る法律案との関係で、実際問題として投票期日までに満二十歳となつたものは選挙権があるかどうか、あるいは立候補する場合に、立候補する当日満二十五歳あるいは満三十歳になつたとしたらその資格があるかどうかというその計算のかわりますものとの間に若干の違いがあるか、全然違いがないか、その点御説明願いたいと思います。
【次の発言】 私はこの選挙管理委員会を統一して、一本の法律のもとに権威あるものにすることに対し……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第10号(1949/07/22、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 選挙事務所の問題は選挙区がどうきまるかということによつてきまつて來ると思いますので、選挙区の問題があとに残されておりますから確定はできませんが、現行の中選挙区が一應決定するという仮定におきますと、大体全縣あるいは交通不便の廣範囲の地区等は二箇所ないし三箇所程度認めたらどうかと私は考えます。それから休憩所の問題は認めないことにして、選挙事務所を三箇所ぐらいまで認めるというように考慮したらどうかと考えます。
【次の発言】 私も大体五から八までの問題は今の千賀君の御意見通り賛成したいと思います。もしこまかく小委員会で議論になる場合にはあらためて私も意見を申し上げたいと思いますが、大……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第11号(1949/07/23、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は大体選挙公営の基本的なものとして、衆議院あるいは参議院、地方選挙とも一本にして、共通とすべきだと考えます。もちろん部分的には選挙の範囲、有権者の数等において、多少あるいは数的に増減があることは言うまでもありません。しかし基本的なものは一本の線でどの選挙も同一内容でやるというのがいいのじやないかと考えます。それから今御説明になつた中で、大体問題ないという箇所をあげますならば、あるいは選挙公営の中におけるところの新聞廣告とかあるいは選挙放送、経歴公報等の問題等はさほど異論がないと思います。放送等については録音等を使用してもらうという意見が昨日も出ましたから、もちろんそうできま……

第5回国会 逓信委員会 第12号(1949/05/11、24期、日本社会党)

○前田種男君 私は今請願しておりますところの大阪此花郵便局復興に関する件を簡単に御説明申し上げて、皆さん方の御審議を煩わしたいと思います。大阪此花区は御承知のように西大阪で、大阪における一番大きい工場地区でございます。まつたくこの地区は、戰災にやられましたが、大工場は扶桑金属の製鋼所の焼けた以外は、全部残つておるわけでございます。すべての工場は今日賠償工場から解除されまして、業務復旧を急いで相当成績を上げ、生産をあげておるわけであります。その地区で戰災以前にありました二等郵便局が焼けまして、そのままになつておりますので、非常に不便を感じておるわけでございます。もちろん戰災後今日までの間には、人……

第5回国会 労働委員会 第3号(1949/03/30、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の川崎委員の質問に関連いたします点から、労働大臣にお聞きしたいと思います。最初に賃金対策に関して今大臣の答弁があつたのでございますが、これは重要な問題でありますから、私もさらに労働委員会で掘り下げて政府と意見の交換をしたいと思います。  今答弁の中に、実質賃金を確保するということを強く言われましたが、私も過去二年間労働委員会において、名目賃金で生活保障は不可能だ、あくまで実質賃金を確保するという体制を確立しない限り、労働階級の生活、国民の生活というものは確保できない。その意味において、あくまでも生産に従事する者に対しましては、優先的な確保をするという労需物資の対策を、根本的……

第5回国会 労働委員会 第4号(1949/04/06、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は、前会に引続いて質問をしたいと思いましたが、政府委員の出席の都合もございますし、法務総裁がおみえになつておりますから、最初に法務総裁に緊急の問題としてお尋ねしたいと思います。それは去る二日並びに、三月二十七日の両日、大阪において行われた労働法規改惡反対の労働者大会、さらに引き続いて手続をふんで行われたデモ行進に対する警察当局の圧迫的、彈圧的な処置に対して、その後大阪からどういう報告が参つておるか。あるいは政府としてこの問題に対していかなる調査を進められておられますか。その内容を承りたいと考えます。
【次の発言】 今の法務総裁の答弁でございますが、私はあの事件の内容はあまり……

第5回国会 労働委員会 第6号(1949/04/20、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 吉田内閣の労働行政全般についてお伺いしたい。戰後資金資材の枯渇せる今日、労働力のみが豊富にある。この労働力をいかに有効に活用するか。それには労働省の労働行政のこともあるが、政府ことに安本の労働行政、その抱負等についてお尋ねする。
【次の発言】 労需物資については、いかにしても確保せねばならぬが、安本の方針はいかがですか。
【次の発言】 賃金対策については、物価との関係もあるが、いかなる方針で進まれるか。また飲食営業が再開されるが、それに関連して、労務者用の大衆食堂、及び酒場を認めてもらいたい。これは労需物資のことに関連性があると思うが、いかがですか。

第5回国会 労働委員会 第7号(1949/04/23、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 本多國務大臣がお見えになつておられますので、行政整理の問題について、できるだけ簡単に質問をして、その内容を明確にしていただきたいと考えます。  吉田内閣が行政整理を口にしてから、すでに半歳近くになるわけです、前大臣の岩本國務相が岩本試案を発表してからでも、相当日にちが経過しております。私はこの際、議会も相当過ぎた今日でございますから、行政整理の結論的な段階が、どういう時期に行われるかという点を明らかにしていただきたい。いつを期して行政整理を断行する意思があるか。その内容、人員、あるいは経済的に國費がどれだけ節約になるかということを承つておきたいと思います。実は行政整理の問題に……

第5回国会 労働委員会 第9号(1949/04/26、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 ちよつと関連して。今賃金のところで説明されましたが、特にこの條文で、同一職業に從事する労働者よりも低い率できめるという條文がありますが、これはえてして、その地方におけるところの賃金の引下げに利用されるおそれがあると思います。要するにそういうことのために、安定しております從業員の賃金が、引下げられる危險性が相当できて來ると思います。私はこの條項をすなおに考えてみて、必ずしもこの條項で、低くきめるという文字の使い方をせずに、同一職種に從事する労働者の通常の支拂い状態を勘案してきめる、というような文字に訂正した方が非常にいいと考えます。これは意見になりますが、労働省としてあくまで低……

第5回国会 労働委員会 第13号(1949/05/04、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されました失業保險法の一部を形成する法律案の修正部分を含めまして、原案に賛成するものでございます。ただこの際二、三の点に触れて、意見を申し述べて結論としたいと思います。  失業保險法が完全なものであるかどうかということにつきましては、多くの意見があるわけです。今日の日本の現状において、完全な社会保障制度のもとにおける失業保險制度をながめますならば、現行法におきましても、今日一部改正の提案の内容を見ましても、たくさんの不備があることを私は指摘するものでございます。まず第一に提案されました案の中で範囲を非常に拡大されたことはけつこうで……

第5回国会 労働委員会 第14号(1949/05/06、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 議事進行について。この重要な委員会の審議にあつて、今の答弁を聞いておりましても、確たる答弁ができない。労働大臣が参議院に出席しておられることはよくわかるのでありますが、労働関係の問題は労働省だけの問題でなくして、厚生、安本、大蔵、あるいは運輸、商工、それぞれ関連するものが多いのでありますから、大臣がいろいろ用事がありますならば、次官あるいは今申し上げましたような各省の局長の出席を求めて、今のような質問に対して、それぞれの衝に当る責任者から答弁のできるように、政府側の陣容を立ててもらうようにお願いいたします。

第5回国会 労働委員会 第17号(1949/05/11、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は労働大臣に相当いろいろな箇所から質問を申し上げたいと思います。まず第一に公聽会でも問題になりましたが、労働組合法が保護立法であるかどうかという点について、労働大臣の見解を明らかにしておいてもらいたいと思います。
【次の発言】 この前も私はちよつと触れましたが昨年來問題になりました紛争の処理機関の問題について、私がいくらか掘り下げてお尋ねしたいと思いますことは、九原則と本年度予算から参りますところの今後の経済界の動向というものは、今私が申し上げるまでもなく、労資の紛争が、終戰以來かつてない大幅に激化するのじやないかということが予想されるわけです。そうした問題に対するところの……

第5回国会 労働委員会 第22号(1949/07/19、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今懇談のときにいろいろ話を聞きましたが、どうも責任の所在が明確でないようであります。私は、あなたは國警本部の責任者であるから、むしろ一体國で、政府で、だれが一番責任者であるかということを指摘していただきたいと思いますし、できなければ、またほかの方から聞きます。それから、もし國警本部として答弁ができぬなら、できぬと明確に言つてもらいたいと思います。  第一聞きたいのは、議会は五月三十一日で終りましたが、六月一日以後における全國の労働争議、あるいは労資関係に関連いたしまして、警察当局あるいは司法当局が発動しなければならぬような事項が相当起きております。これを具体的にこういう件数が……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1949/11/21、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 社会党といたしましても、選挙区制に関しましては、衆議院、参議院とも現行法でよろしい、こういう結論に達しております。

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第6号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 社会党の方の現職の場合は、地方の議会の議員が現職のままで立候補をするのであつて、知事、市長を許すというのではないのです。地方議会の議員の現職立候補を許す、当選のあかつきにやめるをいうだけです。知事、市長というものは特殊な地位でありますから、これを府県会議員、市町村会議員と別個に扱うべきだという考えです。

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第7号(1949/11/29、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私はやはり法律で最高を押えることにいたしまして、現行法の有権者一人当り一円というのを、最近の経済状態を勘案いたしまして最高二円、参議院の全国区に限りそれの半額、一円ということに押える方が妥当かと思います。それは候補者自身の活動の中心になるところの自動車、あるいはその他特にまた昨日審議されましたポスターの紙の配給等も、できれば無料でというようなことになつて参りますと、あくまで公営を徹底いたしまして、選挙費用はできるだけ少額に押えるということにしていただきたいと思いますので、ぜひともこの法規の中に二円という最高を押える條項を記入していただきたいと考えます。

第6回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第8号(1949/12/01、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今説明されたプリントの三條というものは、これは附則の二と一緒ですか、違うのですか。

第6回国会 郵政委員会 第7号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○前田種男君 簡單に御説明申し上げます。大阪市此花区は御承知のように西大阪の工場地帶を包含している地域であります。戰災のために相当被害は受けましたが、終戰後いち早く復興した地区であるわけです。大阪における大工場がたくさんあります地区で、晝間でありますならば、いまなお数万の労務者が働いておるという現状であります。その後住宅等も復興いたしまして、昨年から本年にかけまして市営住宅、一般住宅合せまして、一千戸ぐらい新築されました地区で、人口もすでに四万という地区になつておるにもかかわらず、戰災で燒けましたところの郵便局がそのまま今日置去りになつているわけです。四万からの人口を持つている地区に二等郵便局……

第6回国会 労働委員会 第3号(1949/11/25、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 労働大臣が見えませんので、政府委員にそれぞれ簡単に質問いたしますから、答弁は要領よく要点だけお願いたしたいと思います。まず基準局長にお尋ねいたしますが、この春の国会から今日まで、日本の経済状態は非常に悪くなつた、そのために賃金の遅欠配は相当深刻なものがあるのであります。特に最近では、会社側が首を切ると相当の退職手当を出さなければならないので、賃金の支払いを引延ばす。そうして本人が自発的にたまりかねてやめて行くと、みずからの退社だというので、わずかの退職手当でやめさせられるというような、深刻なものが全国に蔓延いたしまして、非常に労働階級は板ばさみになつて、せめても解職してくれる……

第6回国会 労働委員会 第4号(1949/12/01、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 詳細は請願書の内容に盛られておりますから、私は時間の関係上その内容に譲りたいと思います。根本的な方針といたしましては、公共企業体労働関係法の撤廃に関する請願でございます。これは終戦以来の労働組合運動のあり方、官公労の動向、それから国家公務員法の制定、専売公社並びに国鉄の公企業体関係になつて参りました組織の変更等から来ておるわけであります。過去の過程は皆さん御承知の通りでございますが、今日の実情から申しまするならば、もうすでに公企業になつておりますところのこうしたものは、ことさらに特別の法規を設けて、それの拘束の上に運営をやるという必要はないではないかと私は考えます。官公労の場……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1949/12/04、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 委員長の選挙は、投票を用いず、生田和平君を推薦いたしたいと思います。
【次の発言】 理事は、その数を十名とし、投票を用いず、委員長において指名せられんことを望みます。

第7回国会 選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1950/03/02、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は日本社会党を代表して、簡單に意見を申し上げたいと思います。 昨年の第五国会以来、委員長初め委員各位が、公職選挙法の成案を得るために、御盡瘁願つたことを、私は感謝いたします。特に事務当局、選挙管理委員会等が、いろいろな点で御配慮願つた点も、あわせて感謝しておきたいと思います。最終的にでき上りましたこの法案に対して、わが党といたしましては、これを本会議に上程することには賛成をいたします。しかし最終的に得ましたところの本案の内容については、いろいろな意見がありますので、その意見の開陳は本会議の席上に開陳することにしたいと思います。  私、二、三の点を拾つて申し上げますならば、今……

第7回国会 労働委員会 第3号(1949/12/20、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 どうもおそくなつて皆さんに恐縮ですが、委員長や理事との間の約束では、午前中に連合審査を終つて、午後は十分時間を持つて労働委員会をやろうと言つたものが、労働委員会が開かれたのは五時です。しかも本日中に質疑を終了しようということでありますならば、恐縮ですが、もうしばらくごしんぼう願いたいと思います。しかし私はできるだけ簡單にしたいと思います。特に私は官房長官に質問を要求しておつたのですが、官房長官がおられませんので、両大臣に質問しますが、私は官房長官に質問する内容と、両大臣に質問する内容はかえて質問いたします。私が官房長官に質問しようとした要旨は、少くとも公労法の生みの親は当時の……

第7回国会 労働委員会 第6号(1950/02/17、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の総裁の答弁は、需要に応ずるために、生産能力百パーセントに努力して、設備その他の点がお留守になつたというような答弁であつたと思います。もちろんこれは、私もある程度そういう事情にあることを了解しているのです。しかし総裁の今の言葉を裏から見ますると、生産が上るためには、非常に従業員が酷使されるような状態に置かれながらも、設備その他の点については、いろいろな諸般の事情で、だんだん次から次へ延ばされるというような傾向は、これは改めなくてはならぬと私は考えます。専売公社と労働省の関係は、普通の民間企業と労働省の関係でありませんし、また公社になつてから日も浅いという関係のあることも知つ……

第7回国会 労働委員会 第7号(1950/02/18、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私はきのうも質問いたしましたが、大臣が一人も見えなかつたので、きようは政府を代表して労働大臣から答弁願えますならば、幸いだと考えます。労働大臣にはつきり答弁を願いたい。また必要な個所は大蔵次官、さらに仲裁委員の堀木さん両方から、今まで相当質疑はとりかわされましたが、法の解釈について、両者からもう一度はつきりと再確認を願いたいと考えます。過日大蔵大臣は、十六条の解釈の中で、公共企業体の予算上、予算の範囲内という意味は、流用の点でありましようとも、自分が判を押せば、国会の承認なくして流用できる。大蔵大臣が拒否した面は、予算上不可能だということになるから、国会の承認が必要だという解……

第7回国会 労働委員会 第9号(1950/03/23、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の問題に関連して質問いたします。  一応提案されました議案は、国会がしかるべく処理してもらいたいという官房長官の答弁でありますが、提案者自身が、もうすでに提案したときの内容とまつたくかわつた結論を今日意思表示しておられるのです。しからば国会に対して、提案者であるところの政府が、何とか議案に対しての意思表示を明確にされる必要があろうと思います。そうしなければ、出した議案がそのまま生きておるから、その議案をしかるべく国会で適当に処理してもらいたいということは、責任を国会に転嫁するということになりますので、むしろ提案者自身が、今言うように内容が提案したときの内容と今日かわつておる……

第7回国会 労働委員会 第10号(1950/03/24、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今提案されております改正案の内容は、簡單なものでございますから、ごく簡潔に二、三の点を御質問したいと思います。  われわれは基本的には、現在適用されておりますところの労働組合法に対しましては、根本的な改正の意見を持つておりますし、前議会において改正されましたときにも、徹頭徹尾反対したのでありますが、今日施行されております組合法の基本的な問題には、ただいま触れようとは思いません。ただ二、三点お尋ねしたいと思いますことは、すでに現行法が施行されて相当日数もたつておりますので、事務的に政府自身から見ても、現行法をもつと改正したらどうかという点も、相当お気づきになつているところがあろ……

第7回国会 労働委員会 第16号(1950/05/01、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は社会党を代表いたしまして、結論的には吉武委員の動議に賛成いたします。明日一日を残しております本会期中この結論を出すということは、事実上不可能でございますから、継続審議をもつて十分審議することに賛意を表します。  この際特に政府当局に希望を申し述べておきたい点は、われわれは当初からいろいろ財政上困難な点がありましようとも、公労法の成立の精神を考えまして、あるいは法の内容、特に日本の労働組合運動の健全なる発達を育成するという見地から行きましても、ああした平和機関をあくまで尊重する。そうして万難を排してその最終的の決定に対しては、労資双方はもちろんのこと、政府当局も服従するとい……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 災害地対策特別委員会 第4号(1950/07/31、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は簡単に安本長官にお伺いいたします。大阪を中心として、特に西大阪の地盤が年々沈下しております。その沈下に対しては、府、市当局が本省の援助を受けまして、暫定的な応急的措置を講じておりますが、今のような状態で年々沈下いたしますと、根本的な対策が必要であるわけです。御承知のように大阪は産業、経済あるいは港その他の関係から行つても重要な地域でございます。そうした特殊の事情にある都市をどういうようにされるかという点が第一点です。  それから第二点は、大阪は昨年から今年にかけて大きな災害はございませんが、一年中今申し上げたような地区が高潮につかつております。それから最近はむしろ東大阪、……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第5号(1950/08/31、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 この際厚生大臣に質問したいのですが、厚生省からきようの審議の資料として配付されました内容を見ますと、どうも最近の災害は、数年前から非常に全国的に多いので、それで政府当局も案外災害に対しては麻痺しておるのではないかというような懸念がするのであります。この日誌的に報告されております内容を見ましても、特に茨城県のようなところは東京から近いから、大臣みずから車を飛ばしてでも現地を見るというような熱意があつてしかるべきだと考えます。根本的な対策は、建設省あるいは安本その他の所管で対策を立てますが、厚生省としては水害をこうむつたあとの応急処置を講ずるのが、所管省として緊急な役目であります……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第7号(1950/09/22、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 時間がありませんので私は簡單にします。しかも政府の方も私が要求しておる関係者が参つておりませんので、簡潔にしたいと思います。  大阪を中心にするところのジェーン台風に対しては、報告書あるいは各位の発言で要をつくしております。それに対する政府の熱意のないということをはなはだ遺憾に思う。今晩林副総理が大阪に行くならば、少くともこの委員会に顔を出して、そうして委員長の報告も聞いて大阪に行くべきであつたと思うのです。私が河川局長に一言だけ質問したいと思いますことは、今度の被害の中で、直接管理をしておりますところの淀川の問題です。これは今年九月、十月が一番危險ですが、十月までの間にもう……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第10号(1950/11/18、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の小委員長の報告に対して私は別に質問もないわけです。ただ私の意見として、むしろ要綱を書き上げてもらつたことに対してその労を多としたいと思います。もちろん正式な法律案になるためには、條項、その他の内容等についてももつと十分に検討の要があろうと思いますが、この大綱はけつこうでありますから、この綱を本委員会が採択して、委員長報告として本会議に出されるように希望します。さらに政府が進んでこうした法律案を政府提案として出すという決意がありますならば、政府みずから出してもらうことに賛成しますが、政府が躊躇いたしますならば、本委員会の職責から申し上げましても、また各党派それぞれの議員の立……

第8回国会 労働委員会 第2号(1950/07/21、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 最初に失業対策の問題でございます。先日来本会議等において答弁されたと思いますが、今会期中本委員会が初めてでありますので、本席上において、最近の失業者の実情、それの対策を、できるだけ簡潔でいいですから、お知らせ願いたいと思います。それと関連いたしまして、失業保險関係の給付状態も聞きたいと思います。私は昨年、失業保險の金がある程度余裕があつた当時にも申し上げましたが、この春でございましたか、保險金を幾らか、値下げしたことがございますが、最近の失業者の実情から行くと、失業保險の財政面についても、相当苦しくなつて来ておるという見通しが立つのではないかと思います。そういう点等につきまし……

第8回国会 労働委員会 第4号(1950/07/26、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、左記数点の意見を申し述べまして、本案に賛成いたします。  まず、直接法案の改正の要点になつております内容につきましては、質疑のときにも申し上げましたように、われわれはできれば待期期間は廃止してもらいたいという希望を持つております。最小限度の事務上の問題がございますならば、改正されました六日、四日を三日、二日というところまで切り詰められないかというように、現実として考えられるのでございます。それから二十八日の日にちも、もう少し緩和できないかという点を考えております。それから基本的には、日雇い労務者が一日働いて、二百四十円ないし二百四十五円という……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 災害地対策特別委員会 第2号(1950/12/04、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の数字は簡單にプリントにしてお願いいたします。
【次の発言】 河川局長が見えているようですから、ちよつと河川局長に質問します。大阪を中心とする防潮堤の対策のうちで、下水、排水その他のことは現在河川局以外の局でやつていると思いますが、特に大阪地方の防潮堤と関連する特殊な排水工事その他のものは、河川局に一本にまとめてやつてもらいたいという地元の非常な希望もあります。こういう問題について河川局長に聞くのはどうかと思いますが、その後の事情はどうなつているか承りたいと思います。
【次の発言】 防潮堤その他の対策を立てられる河川局関係において、それは支障なくうまく行くという見通しですか……

第9回国会 労働委員会 第3号(1950/12/08、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の次官の答弁でございますが、さらに私はこれに関連して、労働省として根本的に技能者養成のことについて、積極的な案を立ててもらいたいことを希望いたします。戦前には大阪その他東京にも職工学校というものがあつて、ほんとうに熟練工を養成する学校があつたわけです。また会社、工場にも相当積極的な技能者養成の機関があつたのですが、戦後はまつたく顧みられないという今日の状態でございます。もちろん知識的な面は、工業学校、専門学校、あるいは大学という機関がありますが、真に熟練工を養成する機関が今日ないのです。ようやく戦後五年を経て、日本の経済界も安定しようとする今日、機械産業、あるいは電気産業、……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 労働委員会 第2号(1951/03/02、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は先に中西局長に、労災の最近の財政上のバランスが、こまかい数字はいいですが、大体のところどういうふうになつておるか、さらにまた未拂いの金額がどの程度残つておるかという点を、もしおわかりになれば簡單に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今の説明でわかるように、十四億前後の赤字を出しているということは、端的に申し上げますと、それだけのけがをした労務者に対しての支拂いが遅延しているということになるわけです。満足にきめられた期日に支拂いしてすら、その労務者は、治療あるいは生活に非常に困るという現状にあるにもかかわらず、それが数箇月ももらえない、手当の支給がないということになり……

第10回国会 労働委員会 第5号(1951/05/25、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 ただいまの福永委員の説明で盡きておりますが、私も紹介議員の一人として簡單に補足して申し上げておきたいと思います。  重ねて請願書を出しておりますが、最後に出しました本間千代請願書の要旨の九百四十二ページの中で、「第三十二条」とありますのは、施行規則第二十四条の誤まりでございますから、この際訂正しておきたいと思います。  実はこの請願に対しましては、委員長初め同僚委員等もいろいろ関係者の意見を聞きまして、この内容に対して十分聽取すべき機会も得ましたので、最初に出されましたいろいろな請願書の内容は、根本的には安定法の改正を要求しておる面もございましたので、そうした重要な問題はなか……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1952/06/04、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の田淵君の意見は、この点だけ言つておられますが、実際は選挙法の実際についての取締り、あるいはこれを守るという観念がもつと真剣に考えられなければならぬのです。だからこの問題だけではないのです。選挙費用の総額をきめながら、何百万円と金がいるというようなところにも、すでに違反行為があるのでありますから、そういうこともやつてはならぬように、お互いが努力せねばいかんということであつて、これは全体に関連する取締りの対象としての問題である。やはり一応選挙法は正しく守り、守られなければならぬという観点に立つて、この法律をつくるという意味でありますから、この條項はこれでいいと思います。

第13回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1952/06/05、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 刑事部長と法務府にちよつとお聞きしますが、さつきあるいは質問があつたかもしれませんが、選挙費用を厳重に守る、守らせる、問題はこれだと思いますが、イギリスのように、必ず選挙法定額を守るということであれば、あとは野放しでも不成功には終らない。日本の場合は、法定選挙費用がありながら、実際にこれは守れない。守つておるものはほんのわずかだという現状が一番問題であるが、これはただああいう会計の報告書を出しただけで、そのまま承認するということでなくして、全体はなかなか行かぬが、目に余るのは相当あると思いますから、これに対しては、こういう法律がきちつとあるのであるから、何とかいい取締りの方法……

第13回国会 労働委員会 第3号(1952/02/11、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 大臣が見えましたので、簡單に私お聞きしたいことは、今アメリカ代表と政府代表との間に行政協定の交渉がだんだんに進んでおりますが、その中の労働関係に関して一、二質問いたしたいと思います。大臣は参議院の本会議並びに衆議院の予算総会等で、独立後は国内に関しては、完全に国内法を適用するということを数回明言されておりますが、本委員会でもう一度この点に関して、そうであるかどうかという点をお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 今の大臣の答弁でいささか不安に思いますことは、過去七年間の占領政策の間において、労働行政、特に軍関係に使用される人々の待遇その他の点が、いろいろ批判されておりま……

第13回国会 労働委員会 第6号(1952/03/06、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 外務当局の出席を求めて質問することが本筋でございますが、日米の交渉の関係で出られないということでありますから、後日出席していただきたいと思います。行政協定の内容について労働省当局の見解をただしておきたいと思います。  協定の第十二条の四項、五項の問題でありますが、独立後の労使関係、いわゆる軍関係あるいは協定に基いておる内容における雇用関係、あるいはそれから発生するところの一切の問題に対して、この条約はいかなる内容を示すものであるかという点を、労働省当局から明確に御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 直接雇用か間接雇用かという問題につきましては、従業員あるいは労働組合の希望……

第13回国会 労働委員会 第7号(1952/03/14、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 ただいま提案されました案件に関連して、二、三の問題を質問申し上げたいと思います。  第一番には、相当内容がよくなつたから保険料金の二割引下げをしようという案でございますが、一昨年から今日までは、朝鮮動乱という特殊な事情のもとに、日本の経済状態がよくなつたことは万人の認めるところでございますが、二十七年あちいは二十八年、今後一、二年先を見通した場合に、経済状態はそう楽観を許さないというのが現状でないかと思います。特にアメリカからの見返り資金の援助その他も、従来いわれておりました内容とかわつた状況になるという関係もございますし、また全体の業界をながめて見ましても、明るい見通しでな……

第13回国会 労働委員会 第8号(1952/03/15、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 ちよつと関連して……、さつき局長が保険料金の徴収か多過ぎたから余つたという答弁をされましたが、これは速記録の上から行つても相当誤解を生むと思うのです。決して保険料金の徴収が多過ぎたから下げるというのではなくて、失業保険法ができた当時は相当失業者があつたのです。それが朝鮮動乱以来、日本の経済状態のもとにおいて失業者が割合に少くなつた。それで失業保険金を出す額が減つて来たので、百十二億という金が残つたというように私たちは認識しておるのであつて、もし失業者が相当出て参りますと、百十二億の金はすぐ出してしまわねばならぬというような状態にならぬとも限りませんので、これは料金が高過ぎたか……

第13回国会 労働委員会 第9号(1952/03/18、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は日本社会党を代表いたしましてただいま審議しております案件に対して二、三の希望を付して賛意を表したいと思います。もちろん今も御意見がありましたように、失業保險料金の二割値下げという点でございますから、この面につきましては労使双方とも負担の軽減でございますから、だれしも異存はないと考えます。ただ問題は、一昨年の朝鮮動乱以来今日まで、ああいう不測な事変のために思わない経済的な――ある面では恵まれた状態にあつたわけです。しかしもう朝鮮事変も終息に近に状態になりましたし、二十七年度、二十八年度の日本経済の将来を見通した場合に、必ずしも過去一年間の実績そのままを将来に当てはめるわけに……

第13回国会 労働委員会 第11号(1952/04/26、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の労働大臣の説明を聞いていると、どうも説明がちぐはぐになつているのです。熊本委員の質問も、国会側に事前に相談したらということであつたが、午前中も繰返しておられますように、百何十回も打合せをして愼重審議をし、そして万全を期したという結論を出して法文化したという答弁をしておられる。それにもかかわらず誤解が生じて、労働団体のスト問題になつているそれはまつたく誤解だと政府は努めて言つておる。それほど手を盡し、またそれだけ長い期間をもつて審議されたものであるならば、これが成案になるまでにもつと広く各界の意見を聞いて善処するという準備と用意がなくてはならなかつたと思います。これは独立後……

第13回国会 労働委員会 第13号(1952/05/15、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 関連して……。今の公労法の十六条の解釈を大臣がそう言われましたが、私が今の大臣の考え方をもう少しはつきりしておきたいと思いますことは、仲裁裁定が下つた場合に、国会なり、地方議会の場合には地方議会が最終的に決定するということは同意いたします。そしてその裁定に従つて地方の場合は理事者、国の場合は政府当事者がその裁定を尊重して、その裁定に基いてそれぞれの措置を国会なり、地方議会に提出して、地方議会なり国会がそれにイエスかノーかという結論を下すという解釈が正しいと私は思います。少くとも労使双方の当事者に対して拘束する当事者の一方であるところのものは、やはり地方の場合は地方の理事者とい……

第13回国会 労働委員会 第14号(1952/05/16、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は質問に入る前に、通産大臣、岡野国務大臣、大臣がどうしても都合が悪ければ、大臣にかわる人の出席を至急に求めます。
【次の発言】 最初に労働大臣にお伺いします。七年近く占領下にありました日本が、曲りないにも独立国家となつたわけであります。しかも本労働委員会は、独立後重要なる労働三法を議題として審議の過程中でございますから、七年間を顧みて将来の日本の労働組合運動は、一体どうあるべきかという基本的な点に対する大臣の所見を伺つておきたいと思います。  これは七年の短期間に予想もせなかつたほど組合が急に発展、籏大されたこと、あるいは資本家陣営が一体占領後の日本の産業はどうなるかという……

第13回国会 労働委員会 第16号(1952/05/21、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 調達庁長官に、関連して二、三お聞きしますが、講和とともに切りかえられました駐留軍関係の労務者の退職手当の問題は、予算の審議に関連して一応たな上げになつておるはずですが、組合側からは少くとも退職手当を支給してもらいたいという要望が強くなされたと思います。これに関連してどういう処置をとられたかということと、それからこの切りかえと同時にやめた人も相当あるのではないか、そういう人に利する退職手当の問題は、滞りなく支払い済みになつておるかという点を、まず一点お聞きしたいと思います。
【次の発言】 先ほど三浦委員の質問に対して長官は、駐留軍労務者に対しては完全に労働三法を適用するとおつし……

第13回国会 労働委員会 第18号(1952/05/23、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 大蔵省の政府委員が見えておりますから、大蔵省の当事者にお尋ねしますが、進駐軍関係の労務者が、講和発効とともに駐留軍関係の労務者に切りかえられまして、それに対して退職手当支払いの問題があります。実際に退職手当の支払いがどうなつておるのかという点について、大蔵省の方からお答え願いたいと思います。
【次の発言】 身分を打切るか打切らないかということについても問題が残つておるらしいのです。継続して使用されておるものはむしろ継続の形だというような問題も残つているやに聞きますが、その点ははつきりしているかどうかという点が一点。全部に退職手当を支払いするといたしますと、総額どの程度になりま……

第13回国会 労働委員会 第19号(1952/05/24、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されております労働関係法規に対して修正案を提案いたし、その大体の内容を説明申し上げたいと思います。もちろんわが党が掲げました修正案の全文につきましては、議案書として提案しておりますから、その内容に讓ることといたします。  私は今日までいろいろ審議をして参りましたその過程におきまして、労働大臣初め政府当局が説明を盡しましたところのその内容は、今回の改正は既存の法規をある程度整理統合するというのが主目的であるやに承つたのであります。しかしそうした観点からこの内容を審議して参りますと、決して整理統合したあとが見えないのでございます。私た……

第13回国会 労働委員会 第21号(1952/06/11、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 基準局長にちよつと質問しますが、今の日雇い人夫の問題と関連して、結局臨時雇いの問題ですが、前からたびたび問題になつておりますところの基準法違反の問題が相当顯著にあるということを私自身も言つておりますし、他の同僚委員も機会あるごとにこの点に対する労働省当局の反省を求めて来ておりましたが、現に基準局の内部において相当臨時工を採用しているのです。日雇い人夫の給料よりもつと低い給料で、六箇月あるいはそれ以上臨時雇いという名前で使つておるのです。こういう使い方をしなければ、今日の條例によるところの人員ではまかない切れない。しかしさような使い方をして事務を遂行しておるために、結果から見る……

第13回国会 労働委員会 第25号(1952/06/25、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 山村委員の質問に関連して、一、二の点を提案者並びに大蔵、労働両省に質問しておきたいと思います。合山村委員の言われたように、労働金庫の運営の問題が一番大事だと思います。零細な金を預かつてふしだらな金庫の運営をやると、とんでもないことになると考えられるわけです。それでこの金庫の運営は、労働組合あるいは生活協同組合等の団体とは、まつたく別個の独立した人格の上に立つた経営でなくてはならぬ。組合の幹部が労働金庫の理事になつておるからというようなことで、この金庫の運営が左右されるとたいへんなことになる。あくまでも嚴格な別個の団体として、金庫は金庫としてその運営が確立されなければ、おそらく……


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第14回国会(1952/08/26〜1952/08/28)

第14回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1952/08/27、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 晩の十二時過ぎてもやられるという場合が、町ではないが、やつているとこもある。そういうことがいいのかどうか。いなかに行くと十二時過ぎてもまだ演説会をやる。そういうところが地区によつてあるらしい。そういう場合の制限はしなくてもいいかどうか。
【次の発言】 六時から演説会をやりますと言つたその時間で押えるか、開会した時間で押えるか、その点はどうですか。一時間ぐらいずれる場合が往々にしてありますから……。
【次の発言】 これはこれでよろしいですが、政党の政治活動のときのポスターの千枚の口、これは千枚でよろしいが、かりに棄権防止自由党、棄権防止社会党というようなポスターを張ることはどう……


前田種男[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-25期

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各種会議発言一覧(衆議院24期)

前田種男[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-25期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 内閣委員会労働委員会連合審査会 第1号(1949/04/27、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 質問に入る前に、委員長が採決とつて結果をつけていただきたい。
【次の発言】 採決をとつた跡始末を一應つけていただかぬと……。
【次の発言】 それでなく、跡始末をつけていただきたい。
【次の発言】 再開といつても、休憩も宣せずに……。
【次の発言】 会議を進めて行くことにして、質問いたします。私は本多國務相に第一に質問いたしたいのでありますが、本多さんはお見えになりましたか。
【次の発言】 第一に、行政整理と労働省設置法との関係を明らかにしてもらいたいと思うのであります。それに関進いたしますところの定員法が提出されるというようなことになつておりますが、それとこの労働省設置法との……

第5回国会 労働委員会公聴会 第1号(1949/05/09、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 ちよつと吾妻さんにお尋ねしますが、今いろいろ承つておりますと、非常に参考になる御意見もございましたが、結論的に端的にお尋ねしたいと思いますが、そうした見解から申しますと、今政府が提案しておりますところの二つの改正案と現行法と比較檢討して、現行法に対してもいろいろ不備欠陷はあろうと思いますが、今日の情勢のもとにおいては改正案を出して改正するよりも、むしろ現行法の方がいいんじやないかという結論も、いろいろの方面から意見があるわけですが、吾妻さん自身は現行法がむしろ改正案よりましだ、結論から申し上げますならば、もつと十分の檢討をして、もつと十分内容を盛り上げて、りつぱな案にするとい……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第2号(1949/12/19、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の答弁に関連して……。今労働大臣は、言葉の上では非常に丁寧なことを言つておられますが――私は先ほど労働大臣の答弁のときに発言を求めようと思つておつたのです。それは平面的に十六條を解釈して、資金上、あるいは予算上不可能な云々のことを言つておられます。私はまつたく平面的にその十六條だけを考えまして、雑音をまぜずに、しかも労働大臣の責任において、もつと善処しなくてはならぬ立場が十分あると思います。それは昨年公労法を制定しようとしたときに思いを起さなくてはならぬと思います。又書簡の内容から公労法をこしらえて、しかも国鉄から罷業権を奪つて、そうして今後の労働行政をやつて行こうとしたと……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1949/12/20、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は大蔵大臣に対して質問をいたします。今大蔵大臣はいろいろ答弁をしておられますが、私は根本を忘れておると考えるのであります。それというのは、一体仲裁委員会がどうしてできたか、あるいは公労法がどうしてできたかという根本を、大蔵大臣は考えられておるかどうかという点に出発すると考えます。裁定案の取扱い等につきまして、先ほど国有鉄道法にあります三十八條以下の規定と関連なくして、公労法第十六條によつて処置していると政府は言つておりますが、一体昨年公労法が制定されますときにおいて、吉田内閣がいかなる説明をし、いかなる答弁をしておるかということは、速記録を調べてみますならば、明確でございま……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第5号(1950/04/28、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 運輸大臣が中座しましたので、加賀山総裁に、今の吉武委員の質問と関連して一、二承つておきたいと思います。  まず第一に、過日の労働委員会の席上で、加賀山総裁は、第一次裁定の残額だとわれわれが主張している十八億の中の三億を支給するという具体的な案を示して、今にでも渡せるような答弁を官房長官とどもにされておつたのでありますが、その点に対してなぜできなかつたかという点を、ここで明確にひとつ御答弁願つておきたいと思います。
【次の発言】 あのときの委員会における官房長官並びに加賀山総裁の答弁は、もうすでに確定的な答弁をされておつたのです。それでありますからわれわれは追究もゆるめまして、……

第7回国会 労働委員会人事委員会大蔵委員会連合審査会 第5号(1950/02/14、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 今の点でございますが、予算上、資金上不可能な点は、もちろん十六條で拘束されない。政府、国会は拘束されないので、はつきりしているのです。しかしこの十六條の冒頭に書いてありまするところの、予算上、資金上可能な点は、ここで拘束するという解釈をするのがぼくは正しいと思う。今の大蔵大臣の答弁で、可能であつても流用上承認できない点は、予算上不可能だから、国会の審議を待つというように言われました。これは大蔵大臣の解釈としては成立つかわりませんが、さように法律を解釈するということには、むりがあるのじやないかと私は考えます。この十六條を正しく解釈いたす場合におきましては、予算上または資金上不可……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 法務委員会公聴会 第2号(1952/05/02、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 議事進行について……。公述人の発言の前に、私は委員長に希望を申し上げます。それは明日から三日休みも続きますが、昨日のメーデーの騒擾事件は、まことにわが国として遺憾なできごとであるわけです。これの真相は、新聞を通じて国民は知つておりますが、正式に国会を通じて、このできた内容、あるいはそれに対する政府の対策、所信等を明らかにすべきものであると思います。これは時間を待つべきものではありませんから、委員長は至急に政府と連絡をされまして、できれば午前中会議の終るまでに、間に合わなければ午後の劈頭に法務総裁、労働大臣あるいは警視総監、それぞれの責任者を通じて本委員会に報告されんことを強く……

第13回国会 法務委員会労働委員会連合審査会 第2号(1952/05/07、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 私は、この法案の第一條は、暴力的破壊活動をやる団体という書きおろしの條文になつておりますが、これは悪質な行為をやる暴力行為をやる暴力行為だと言われておりますが、一体、今日、日本の国内にさような団体があるかどうかという点を法務総裁に承つておきたいと思います。
【次の発言】 おそらく今のお言葉の裏を返しますと、共産党がそれに該当すると法務総裁は言うだろうと思います。しかし共産党といえども、表面に、暴力行為をやりますとは一言半句言つていない。ここに問題があると思います。そこでこの法律のねらいは、いわゆる共産党の今日の実際的な行動を指さすというのが一つと、それから一つは、戦前にありま……

第13回国会 労働委員会公聴会 第1号(1952/05/19、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 細川さんに今の点で重ねてお聞きいたしますが、現在の状態のもとにおいては、この程度の緊急調整はやむを得ないという意味での賛成のような御意見でございます。但し今提案されておるこの法案は、相当濫用されるおそれもあるから、この内容をある程度修正してもらいたいという御意見でございましたが、もし修正ができなくて、原案が通るという場合でも、緊急調整の内容はやむを得ないということで賛成されるのか、あるいはその場合は濫用されるおそれが多分にあるから、反対というような態度になられますやら、その辺の御意見を承りたいと考えております。
【次の発言】 今まで現実に行われたいろいろな国内の情勢から見ます……

第13回国会 労働委員会公聴会 第2号(1952/05/20、24期、日本社会党)

○前田(種)委員 大谷さんにお聞きいたしますが、原則として、占領下の労働法規はアメリカの占領政策から生まれた。これを日本の産業の実態に合うように改正されなければならぬということですが。基準法の改正に対して。あるいは除外例を設けるという一貫した方針だと思います。アメリカの実例等を言われまして、できますならば労使双方が違反等を起さずに、自主的に問題が処理されるようにありたいものだという御意見でございましたが、私も労使双方が円満なあり方で、法規違反ということは、できるだけ少くしてもらいたいという意見は認めます。今日の実情から行くと、法規の違反をすることはあたりまえだという観念に、全国津々浦々の実情は……



前田種男[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-25期

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データ更新日:2023/02/05

前田種男[衆]在籍期 : 23期-|24期|-25期
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